JP2004164115A - プログラム更新システムならびにこのプログラム更新システムに使用する更新管理装置および端末機 - Google Patents

プログラム更新システムならびにこのプログラム更新システムに使用する更新管理装置および端末機 Download PDF

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Abstract

【課題】いずれの端末プログラムが更新対象であるかを一斉に通知することができ、かつ、端末プログラムの更新を確実に行わせることができるプログラム更新システムを提供する。
【解決手段】キャリア側通信装置Dから携帯電話機Aに対してプログラム更新情報30がブロードキャスト方式によって送信される。プログラム更新情報30を受信した各携帯電話機Aは、更新条件に基づいて自機の制御プログラムが更新対象となるか否かを判断し、自機の制御プログラムが更新対象である場合には、キャリア側通信装置Dに更新プログラムの送信を要求するために、更新要求情報を送信する。キャリア側通信装置Dは、更新要求情報を受信すると、当該更新要求情報を送信した携帯電話機Aに対してのみ、更新プログラムを送信する。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、キャリア側通信装置のような更新管理装置と携帯電話機のような端末機とで構成され、更新管理装置が更新プログラムを送信し、この更新プログラムを受信した端末機が記憶している端末プログラムの更新を行うプログラム更新システム、ならびにこのプログラム更新システムに使用する更新管理装置および端末機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、携帯電話機のような端末機の記憶部に記憶されている端末プログラムの更新を行う場合、たとえば、端末機の各機能を制御する制御プログラムの不具合を修正するために制御プログラムを更新させたり、新たな機能を追加するためにアプリケーションプログラムを更新させたりする場合には、以下に示す技術が採用されている。
【0003】
第1の技術は、端末機ごとに、制御プログラムの記憶されたROM(ReadOnly Memory)などのメモリ自体を交換するものである。メモリの交換作業は、ある程度高度な技術を要するため、端末機のメンテナンスなどを行ういわゆるサービスセンタにおいて、専門の技術者によって行われる。
【0004】
第2の技術は、端末機の制御プログラムがフラッシュメモリなどの書換え可能メモリに記憶されている場合に用いることができる技術である。この第2の技術では、まず、端末機を有線ケーブル、あるいは光通信に用いられる赤外線などによって専用の書換え装置に接続する。そして、専用の書換え装置から端末機に更新用の更新プログラムを送信し、送信された更新プログラムを端末機のフラッシュメモリなどに書き込むことによって、制御プログラムを更新する。この技術で用いられる専用の書換え装置は、サービスセンタに備えられているものであり、制御プログラムの更新作業はサービスセンタにおいて専門の技術者によって行われるものである。
【0005】
このように第1および第2の技術では、端末機の制御プログラムの更新を行うのは、更新作業はサービスセンタにおける専門の技術者であることから、まずユーザが端末機をサービスセンタに持ち込まなければならない。さらに、サービスセンタにおいては、専門の技術者によるROMなどのメモリの交換作業や、専用の書換え装置への接続・更新プログラムの送信など複数の作業が必要となる。そのため、第1および第2の技術では、制御プログラムの更新が完了するまでには相当の手間と時間がかかるという問題がある。
【0006】
この問題を解決する技術として、以下の第3および第4の技術が提案されている。
【0007】
第3の技術は、相互に通信可能な端末機間において、一方の端末機が他方の端末機の制御プログラムを更新させるというものである。具体的には、端末機が相互に通信して制御プログラムのバージョンを比較し、いずれの端末機が新しいバージョンの制御プログラムを有するかを判断する。そして、自機の方が新しいバージョンの制御プログラムを有すると判断した端末機が、他方の端末機へ新バージョンの制御プログラムを送信する。以上のように、端末機間の制御プログラムのバージョン比較、制御プログラムの送信といった一連の処理を行っていくことで、通信可能な範囲内に存在するすべての端末機について、自動で制御プログラムを更新していく。
【0008】
また、第4の技術、すなわち、特許文献1に記載の技術は、無線通信などで接続されている車載端末(端末機)とセンタ(情報センタ)とで構成されるプログラム更新システムにおけるプログラムの更新に関するものである。プログラムの更新はユーザの指示によって開始される。ユーザによって車載端末に更新要求の指示がなされると、その指示が無線を介してセンタに送信される。指示を受信したセンタは車載端末にプログラムを送信する。さらに、プログラムを送信したセンタは、車載端末へのプログラムの送信が正しく行われたか否かについてや、車載端末におけるプログラムの動作状況についても確認する。
【0009】
このように、第3および第4の技術によると、更新に必要なプログラムは他の端末機から、あるいはセンタから直接端末機に送信されるので、ユーザが端末機をサービスセンタに持ち込む必要はなくなる。これによって、サービスセンタにおけるメモリの交換作業や、専用の書換え装置への接続も不要となる。したがって、第3および第4の技術では、メモリの交換作業や、専用の書換え装置への接続といった手間がなくなることから、第1および第2の技術によってプログラムを更新する場合と比べると、更新に要する時間はある程度は短縮される。さらに、第4の技術によると、センタはプログラムを送信した後、プログラムの動作状況などを確認することができる。
【0010】
しかしながら、第3および第4の技術では、プログラムの更新は個々の端末機について行われるため、複数の端末機のプログラムをすべて更新させるには時間がかかるという問題がある。また、第3の技術では、予め1台の端末機の制御プログラムを最新のバージョンに更新させておく必要がある。これは、更新処理の開始時において、いずれの端末機も最新バージョンの制御プログラムを有していないからである。したがって、第3の技術を用いる前に、前記いずれかの技術によって、まずは1台の端末機の制御プログラムを最新のバージョンに更新させておかなければならない。
【0011】
さらに、第4の技術では、プログラムの更新は、ユーザの指示によって開始されるため、プログラムの更新の管理はユーザが行わなければならないという問題がある。
【0012】
これらの問題を解決する技術として、以下の第5の技術が提案されている。
第5の技術、すなわち、特許文献2に記載の技術は、デジタルテレビ放送の番組予約に関し、番組の放送時間の変更などがあった場合、番組を受信する受信端末(端末機)は、当該変更のあった番組の予約プログラムを自動で更新するというものである。具体的には、番組の放送時間の変更があると、変更があった旨の情報が情報送信側の送出装置からすべての受信端末に送信される。そして、受信端末では、当該情報を受信すると、変更がなされた番組が予約されているか否かを判断し、予約がされている場合には予約プログラムを更新する。
【0013】
このように、第5の技術によると、受信端末は、放送時間などの変更があった番組が予約されているか否かを判断し、予約がされている場合には自動で予約プログラムを更新するので、ユーザが受信端末に記憶されている予約プログラムを管理する必要がなくなる。さらに、送出装置は放送時間などの変更があった旨の情報を受信端末に一斉に通知するので、当該情報を受信した受信端末のうち、変更がなされた番組が予約されている受信端末は、予約プログラムを一斉に更新することができる。したがって、複数の受信端末のプログラムをすべて更新させるのに要する時間は大幅に短縮される。
【0014】
【特許文献1】
特開2000−207219号公報(第4−7頁、第1図、第2図)
【特許文献2】
特開平11−196342号公報(第5−9頁、第1〜3図、第4〜6図)
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
前記のように、第5の技術によると、変更があった旨の情報は一斉に送信され、予約プログラムの更新の管理は自動で行われる。しかしながら、受信端末は情報を受信した後、送出装置に対して何らかの応答を行わないので、送出装置はすべての受信端末にもれなく情報が到達したか否かを確認することができない。したがって、送出装置は、受信端末が情報を受信できなかった場合に対応することができず、プログラムの更新を確実に行わせることができない。
【0016】
本発明の目的は、いずれの端末プログラムが更新対象であるかを一斉に通知することができ、かつ、端末プログラムの更新を確実に行わせることができるプログラム更新システムならびにこのプログラム更新システムに使用する端末機および更新管理装置を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明は、更新管理装置と、前記更新管理装置に対する通信機能を備えた複数の端末機とで構成され、前記更新管理装置は前記端末機に記憶されている端末プログラムを更新するための更新プログラムを送信し、前記端末機は前記更新プログラムを受信すると、前記端末プログラムを前記更新プログラムで書き換えて更新を行うプログラム更新システムにおいて、
前記更新管理装置は、前記更新プログラムを前記端末機に送信するのに先だって、更新対象を通知する情報であるプログラム更新情報を前記端末機に一斉送信し、
前記端末機は、前記プログラム更新情報を受信すると、前記プログラム更新情報に基づいて自機の前記端末プログラムが更新対象となるか否かを判断し、更新対象となると判断した場合、前記更新管理装置に前記更新プログラムを要求する更新要求情報を送信することを特徴とするプログラム更新システムである。このプログラム更新システムは、たとえば、更新管理装置がキャリア側通信装置であって、端末機が携帯電話機である携帯電話プログラム更新システムである。更新される端末プログラムとしては、たとえば、携帯電話機の制御プログラム、アプリケーションプログラムが挙げられる。この携帯電話プログラム更新システムでは、通常、キャリア側通信装置と携帯電話機とが電話通信を行っている。
【0018】
本発明に従えば、更新管理装置からの更新プログラムの送信に先だち、通信可能な端末機に対し更新管理装置によって、更新対象を通知するプログラム更新情報が一斉送信される。プログラム更新情報を受信した各端末機において、プログラム更新情報に基づき自機の端末プログラムが更新対象となるか否かが判断される。自機の端末プログラムが更新対象となると判断された場合、端末機によって更新管理装置に更新プログラムを要求するための更新要求情報が送信される。
【0019】
このように、更新管理装置から端末機に対してプログラム更新情報が一斉送信されることによって、更新管理装置は、いずれの端末機の端末プログラムが更新対象となるかを端末機に一斉に通知することができる。また、プログラム更新情報を受信した各端末機において自機の端末プログラムが更新対象となるか否かが判断されるので、更新管理装置側で、いずれの端末機が更新プログラムの送信対象となるかを事前に判断しておく必要がなくなる。さらに、プログラム更新情報を受信した端末機は、自機の端末プログラムが更新対象となる場合には、更新管理装置に更新要求情報を送信するので、更新管理装置は、更新プログラムを必要とし、かつ、正常に通信することが可能な端末機を確認することができる。
【0020】
また本発明は、更新管理装置と、前記更新管理装置に対する通信機能を備えた複数の端末機とで構成され、前記更新管理装置は前記端末機に記憶されている端末プログラムを更新するための更新プログラムを送信し、前記端末機は前記更新プログラムを受信すると、前記端末プログラムを前記更新プログラムで書き換えて更新を行うプログラム更新システムにおいて、
前記更新管理装置は、前記更新プログラムを前記端末機に送信するのに先だって、更新対象となる前記端末プログラムの条件を定めた更新条件から成るプログラム更新情報を前記端末機に一斉送信し、
前記端末機は、前記プログラム更新情報を受信すると、前記更新条件に基づいて自機の前記端末プログラムが更新対象となるか否かを判断し、更新対象となると判断した場合、前記更新管理装置に前記更新プログラムを要求する更新要求情報を送信することを特徴とするプログラム更新システムである。このプログラム更新システムは、たとえば、更新管理装置がキャリア側通信装置であって、端末機が携帯電話機である携帯電話プログラム更新システムである。更新される端末プログラムとしては、たとえば、携帯電話機の制御プログラム、アプリケーションプログラムが挙げられる。この携帯電話プログラム更新システムでは、通常、キャリア側通信装置と携帯電話機とが電話通信を行っている。
【0021】
本発明に従えば、更新管理装置からの更新プログラムの送信に先だち、通信可能な端末機に対し更新管理装置によって、更新条件から成るプログラム更新情報が一斉送信される。この更新条件には、更新対象となる端末機の機種を示す情報や、更新対象となる端末プログラムのバージョンを示す情報が含まれている。プログラム更新情報を受信した各端末機において、更新条件に基づき自機の端末プログラムが更新対象となるか否かが判断される。具体的には、更新条件に含まれる機種情報、端末プログラムのバージョン情報と、端末機に記憶されている機種情報、端末プログラムのバージョン情報との比較がなされて、当該端末機が更新対象に該当するか否かが判断される。自機の端末プログラムが更新対象となると判断された場合、端末機によって更新管理装置に更新プログラムを要求するための更新要求情報が送信される。
【0022】
このように、更新管理装置から端末機に対してプログラム更新情報が一斉送信されることによって、更新管理装置は、いずれの端末機の端末プログラムが更新対象となるかを端末機に一斉に通知することができる。また、プログラム更新情報を受信した各端末機において自機の端末プログラムが更新対象となるか否かが判断されるので、更新管理装置側で、いずれの端末機が更新プログラムの送信対象となるかを事前に判断しておく必要がなくなる。さらに、プログラム更新情報を受信した端末機は、自機の端末プログラムが更新対象である場合には、更新管理装置に更新要求情報を送信するので、更新管理装置は、更新プログラムを必要とし、かつ、正常に通信することが可能な端末機を確認することができる。
【0023】
また本発明は、前記更新管理装置は、前記端末機から前記更新要求情報を受信すると、前記更新要求情報を送信した前記端末機に対して前記更新プログラムを送信することを特徴とする。
【0024】
本発明に従えば、更新要求情報を送信した端末機に対してのみ、更新管理装置から更新プログラムが送信される。
【0025】
このように、更新管理装置は更新プログラムを要求した端末機に対してのみ更新プログラムを送信するので、更新対象でない端末機も含めた全端末機に対して一律に更新プログラムを送信する場合と比べると、更新プログラムの送信に要する時間を短縮することができる。
【0026】
また本発明は、前記端末機は、自機の前記端末プログラムが更新対象となると判断した場合、ユーザが自機を使用しているか否かを調査し、ユーザが自機を使用していないとき、前記更新管理装置に前記更新要求情報を送信することを特徴とする。
【0027】
また本発明は、自機の前記端末プログラムが更新対象となると判断した場合、ユーザが自機を使用しているか否かを調査し、ユーザが自機を使用していないとき、前記更新管理装置に前記更新要求情報を送信することを特徴とする。
【0028】
本発明に従えば、自機の端末プログラムが更新対象となると判断した端末機によって、ユーザにより自機が使用されているか否かが調査され、使用されているとき、端末機から更新管理装置に更新要求情報が送信される。
【0029】
これによって、端末機は、ユーザが端末機を使用していないと確認できたときに、更新プログラムの送信を要求することができる。すなわち、端末機は、更新処理以外の他の処理を行っていないときに、端末プログラムの更新処理を開始することができる。したがって、他の処理を行っている場合に端末プログラムの更新を行う場合と比べて、更新処理の中断や、更新処理に何らかの誤りが生じることを防止でき、安定した更新処理を行うことができる。また、この場合、他の処理とともに端末プログラムの更新を行う場合と比べて、更新処理の開始から完了までの時間を短縮することができる。
【0030】
また本発明は、前記端末機は、前記更新プログラムを受信し前記端末プログラムを前記更新プログラムで書き換えて更新している間において、自機が前記端末プログラムの更新処理中である旨をユーザに通知することを特徴とする。
【0031】
また本発明は、前記更新プログラムを受信し前記端末プログラムを前記更新プログラムで書き換えて更新している間において、自機が前記端末プログラムの更新処理中である旨をユーザに通知することを特徴とする。
【0032】
本発明に従えば、端末機によって更新プログラムが受信され、更新プログラムで端末プログラムが書き換えられている間、端末機によって自機が端末プログラムの更新処理中である旨がユーザに通知される。
【0033】
このように、端末プログラムの更新処理中である旨をユーザに通知することによって、更新中にユーザが端末機を使用するのを防止することができる。したがって、ユーザの操作により、更新処理の中断や、更新処理に何らかの誤りが生じるのを防止することができる。
【0034】
また本発明は、前記端末機は、自機が前記端末プログラムの更新処理中である旨を前記端末機の表示部に表示することによってユーザに通知することを特徴とする。
【0035】
本発明に従えば、端末機に設けられた表示部に自機が端末プログラムの更新処理中である旨が表示される。これによって、ユーザは目視にて端末機が端末プログラムの更新処理中である旨を認識することができる。
【0036】
また本発明は、前記端末機は、自機が前記端末プログラムの更新処理中である旨を前記端末機の音源部から出力する音によってユーザに通知することを特徴とする。
【0037】
本発明に従えば、端末機に設けられた音源部から音を出力することによって自機が端末プログラムの更新処理中である旨が通知される。これによって、ユーザは聴覚を介して端末機が端末プログラムの更新処理中である旨を認識することができる。
【0038】
また本発明は、前記端末機は、前記端末プログラムの更新が完了すると、更新が完了した旨の更新完了情報を前記更新管理装置に送信し、前記更新管理装置は、前記更新完了情報を受信して所定の記憶部に記憶することを特徴とする。
【0039】
また本発明は、前記端末機から、前記端末プログラムの更新が完了した旨の更新完了情報が送信されると、前記更新完了情報を受信して所定の記憶部に記憶することを特徴とする。
【0040】
本発明に従えば、端末プログラムの更新が完了すると、端末機によって、更新完了情報が更新管理装置に送信される。そして、更新管理装置によって、更新完了情報が受信され、更新管理装置の所定の記憶部に記憶される。
【0041】
このように、更新管理装置は端末機から送信される更新完了情報によって、いずれの端末機が端末プログラムの更新を完了したかを確認できる。また、更新管理装置は、更新プログラムを要求したにもかかわらず更新完了情報を送信していない端末機については、端末プログラムの更新が未完了であると認識することができるので、更新プログラムを要求した端末機については、端末プログラムの更新の完了、未完了の別を管理することができる。
【0042】
また本発明は、更新管理装置と前記更新管理装置に対する通信機能を備えた複数の端末機とで構成され、前記更新管理装置は前記端末機に記憶されている端末プログラムを更新するための更新プログラムを送信し、前記端末機は前記更新プログラムを受信すると、前記端末プログラムを前記更新プログラムで書き換えて更新を行うプログラム更新システムに使用する端末機であって、
前記更新管理装置が、前記更新プログラムを前記端末機に送信するのに先だって、更新対象となる前記端末プログラムの条件を定めた更新条件から成るプログラム更新情報を前記端末機に一斉送信すると、
前記端末機は、前記プログラム更新情報を受信するとともに、前記更新条件に基づいて自機の前記端末プログラムが更新対象となるか否かを判断し、更新対象となると判断した場合、前記更新管理装置に前記更新プログラムの送信を要求する更新要求情報を送信することを特徴とする端末機である。
【0043】
本発明に従えば、プログラム更新システムに使用する端末機によって、更新管理装置から一斉送信されるプログラム更新情報が受信されると、更新条件に基づいて端末機によって自機の端末プログラムが更新対象となるか否かが判断される。自機がプログラムの更新対象となると判断された場合、端末機によって更新管理装置に更新プログラムを要求するための更新要求情報が送信される。
【0044】
このように、プログラム更新情報を受信した各端末機は、自機の端末プログラムが更新対象となるか否かを判断するので、更新管理装置に、いずれの端末機が更新プログラムの送信対象となるかを事前に判断させる必要がなくなる。また、プログラム更新情報を受信した端末機は、自機が更新対象である場合には、更新管理装置に更新要求情報を送信するので、自機が更新プログラムを必要とし、かつ、正常に通信することが可能であることを更新管理装置に確認させることができる。
【0045】
また本発明は、前記端末プログラムの更新が完了すると、更新が完了した旨の更新完了情報を前記更新管理装置に送信することを特徴とする。
【0046】
本発明に従えば、端末プログラムの更新が完了すると、端末機によって、更新完了情報が更新管理装置に送信される。このように、端末機が更新完了情報を更新管理装置に送信するので、端末機は、端末プログラムの更新が完了したことを更新管理装置に確認させることができる。また、更新プログラムを要求したにもかかわらず更新完了情報を送信していない端末機は、端末プログラムの更新が未完了である旨を更新管理装置に認識させることができる。これによって、更新プログラムを要求した端末機は、端末プログラムの更新の完了、未完了の別を更新管理装置に管理させることができる。
【0047】
また本発明は、更新管理装置と、前記更新管理装置に対する通信機能を備えた複数の端末機とで構成され、前記更新管理装置は前記端末機に記憶されている端末プログラムを更新するための更新プログラムを送信し、前記端末機は前記更新プログラムを受信すると、前記端末プログラムを前記更新プログラムで書き換えて更新を行うプログラム更新システムに使用する更新管理装置であって、
前記更新プログラムを前記端末機に送信するのに先だって、更新対象となる前記端末プログラムの条件を定めた更新条件から成るプログラム更新情報を前記端末機に一斉送信し、前記端末機から前記更新プログラムの送信を要求する更新要求情報を受信すると、前記更新要求情報を送信した前記端末機に対して前記更新プログラムを送信することを特徴とする更新管理装置である。
【0048】
本発明に従えば、更新管理装置からの更新プログラムの送信に先だって、更新管理装置によって、プログラム更新情報が端末機に一斉送信される。そして、更新管理装置によって、更新要求情報を送信した端末機に対してのみ更新プログラムが送信される。
【0049】
このように、更新管理装置は、端末機に対してプログラム更新情報を一斉送信することによって、いずれの端末機の端末プログラムが更新対象となるかを端末機に一斉に通知することができる。
【0050】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の一形態である携帯電話プログラム更新システムSを含む概略図である。携帯電話プログラム更新システムSは、端末機である携帯電話機A1〜A5(総称するときは参照符Aを用いる。)と、更新管理装置であるキャリア側通信装置Dを備え、携帯電話機Aとキャリア側通信装置Dとの通信には、基地局B1〜B3(総称するときは参照符Bを用いる。)と、交換機Cとを介する。
【0051】
基地局Bは、携帯電話機Aが電波の届くところにあるか、電源が入っているかを判断し、携帯電話Aの位置や、通話中であるかなどを確認する。交換機Cは、基地局Bが確認した携帯電話機Aに関する情報を管理したり、基地局間の通信を中継ぎしたりする。交換機Cは、電話網を介して、他の交換機Cと通信を行うこともできる。なお、キャリア側通信装置Dは、交換機Cに備えられてもよいし、基地局Bに備えられてもよい。この場合、携帯電話プログラム更新システムSは、携帯電話機Aおよび基地局Bで構成される。
【0052】
この携帯電話プログラム更新システムSにおいて更新される端末プログラムには、たとえば、携帯電話機Aの通信条件の確立、音声データの送受信などの各機能を制御する制御プログラム、アプリケーションプログラムなどがあるが、以下、制御プログラムを更新させる場合について説明する。
【0053】
図2は、携帯電話機Aの構成例を示したブロック図である。携帯電話機Aは、メイン制御部1、表示部2、操作部3、通信部4、音源部5、振動部6、メモリ7、ビデオメモリ8およびフラッシュメモリ9から構成される。
【0054】
メイン制御部1は、CPU(Central Processor Unit)などで構成され、メイン制御を行う。ここでのメイン制御とは、携帯電話機Aの各機能を制御することである。表示部2は液晶パネル、有機EL(Electronic Luminescent)パネルなどで構成され、表示部2の表示によって携帯電話機Aの動作状態をリアルタイムでユーザに示す。たとえば、携帯電話機Aが制御プログラムの更新処理を行っている間、表示部2は制御プログラムの更新処理中である旨を表示する。操作部3は入力キーなどで構成され、ユーザからの指示が入力される。
【0055】
通信部4は、キャリア側通信装置Dあるいは他の携帯電話機Aと通信を行い、音声データなどを送受信する。音源部5は、音声によって携帯電話機Aの動作状態をユーザに通知する。振動部6は、振動によって携帯電話機Aの動作状態をユーザに通知する。たとえば、音源部5あるいは振動部6は、制御プログラムの更新が開始される旨、着信、他の携帯電話機Aなどからの呼出しがあったこと、および各処理が終了した旨をユーザに通知することができる。
【0056】
メモリ7は、キャリア側通信装置Dから送信される更新プログラム、その他のデータを一時的に保持する。この更新プログラムは、携帯電話機Aの制御プログラムを更新させるプログラムである。ビデオメモリ8は、画像として表示部2に表示される画像データなどを記憶する。
【0057】
フラッシュメモリ9は、制御プログラム、自機の機種コードを示す情報、および自機が現在記憶している制御プログラムのプログラムバージョン情報などを記憶する。携帯電話機Aのメイン制御部1は、記憶されている制御プログラムに基づいて携帯電話機Aの各機能を制御する。制御プログラムの更新処理は、更新プログラムとともに送信される処理プログラムに基づいて行われる。すなわち、処理プログラムがメイン制御部1に読み込まれると、メイン制御部1によって更新プログラムがメモリ7から読み出され、フラッシュメモリ9に記憶されている制御プログラムが書き換えられる。自機の機種コードを示す情報およびプログラムバージョン情報については、後述するが、これらは制御プログラムの更新の際、自機が更新対象となるか否かの判断に参照される情報である。
【0058】
また、フラッシュメモリ9は、自機の制御プログラムが更新対象であって更新が必要である旨を示す情報を「更新フラグ」として記憶している。
【0059】
図3は、キャリア側通信装置Dの構成例を示したブロック図である。キャリア側通信装置Dは、メイン制御部10、表示部11、操作部12、通信部13、音源部14、メモリ15、ビデオメモリ16および固定ディスク装置17から構成される。
【0060】
メイン制御部10はCPUなどで構成され、メイン制御を行う。ここでのメイン制御とは、キャリア側通信装置Dの各機能の制御である。表示部11は、液晶パネルなどで構成され、表示部11の表示によってキャリア側通信装置Dの動作状態をリアルタイムでオペレータに示す。操作部12は入力キーなどで構成され、オペレータからの指示が入力される。通信部13は、携帯電話機Aと通信を行い、音声データなどを送受信する。音源部14は、キャリア側通信装置Dの動作状態をオペレータに音声によって通知する。たとえば、音源部14は、電話呼出しがあったことや各処理が終了したことを、オペレータに通知することができる。
【0061】
メモリ15は、携帯電話機Aに送信される更新プログラム、その他のデータを一時的に保持する。ビデオメモリ16は、画像として表示部11に表示される画像データなどを記憶する。固定ディスク装置17は、キャリア側通信装置Dを制御するキャリア側制御プログラム、携帯電話機Aの制御プログラムおよび通信ログなどを記録する。また、固定ディスク装置17は、携帯電話機Aから送信される更新完了情報を記憶する所定の記憶部でもある。キャリア側通信装置Dのメイン制御部10は、キャリア側制御プログラムに基づいてキャリア側通信装置Dの各機能を制御する。
【0062】
次に、携帯電話プログラム更新システムSにおいて携帯電話機Aおよびキャリア側通信装置D間で行われるプログラム更新処理の手順を説明する。図4は、携帯電話機Aおよびキャリア側通信装置Dとの間で行われるプログラム更新処理の手順を示す図である。図中のT1〜T4は、プログラム更新処理の各処理がなされる時刻を表す。
【0063】
まず、時刻T1では、キャリア側通信装置Dが通信可能な全携帯電話機Aに対し「プログラム更新情報」をブロードキャスト方式によって送信する。ブロードキャスト方式とは、キャリア側通信装置Dが、通信可能な全携帯電話機Aに対して同一のデータを一斉に送信する方式のことである。これによって、携帯電話機Aに対し、制御プログラムを更新すべき旨を一斉に通知することができる。
【0064】
本実施形態のように無線経路でブロードキャスト方式による送信がなされる場合には、一般に、データは報知チャネル(Broadcast Control Channel;BCCH)と呼ばれるブロードキャスト専用の制御チャネルによって送信されたり、通話用チャネルであるトラヒックチャネル(Traffic Channel;TCH)によって送信されたりする。トラヒックチャネルによって送信される場合には、送信されるデータに、当該データがブロードキャスト方式による送信の対象である旨を示す情報が組み込まれる。これは、送信されたデータがブロードキャスト方式によって送信されたものである旨を受信側に識別させるためである。
【0065】
本実施形態では、キャリア側通信装置Dは、ブロードキャスト専用の制御チャネルによってデータを一斉に送信する。
【0066】
さらに、キャリア側通信装置Dがブロードキャスト方式によって送信する「プログラム更新情報」について説明する。図5は、プログラム更新情報30のデータ構成を示す図である。プログラム更新情報30は、当該情報が「プログラム更新情報」である旨を示す情報31、更新対象となる「機種コード」を示す情報32および「プログラムバージョン情報」33から成る。
【0067】
プログラム更新情報である旨を示す情報31は、当該情報がプログラム更新情報である旨を携帯電話機Aに識別させる。更新対象となる制御プログラムの機種コードを示す情報32は機種コードから成り、いずれの機種コードを有する携帯電話機Aの制御プログラムが更新対象となるかを通知する。プログラムバージョン情報33は制御プログラムのバージョンを示す数字などから成り、更新対象となる制御プログラムのバージョンはいずれであるのかを携帯電話機Aに通知する。
【0068】
携帯電話機Aは、「プログラム更新情報」30を受信すると、自機が制御プログラムの更新対象であるか否かを判断する。この判断は、「プログラム更新情報」30を構成する機種コードを示す情報32およびプログラムバージョン情報33と、自機の機種コード情報およびプログラムバージョン情報とを比較することによって行う。比較の結果、自機の機種コードが機種コードを示す情報32と一致し、プログラムバージョン情報33が自機のプログラムバージョン情報よりも新しいバージョンである場合、たとえば、プログラムバージョン情報33のバージョンを示す数字が自機のプログラムバージョン情報の数字よりも大きい場合、携帯電話機Aは自機の制御プログラムは更新対象であると判断する。したがって、「機種コード」を示す情報32および「プログラムバージョン情報」33が、更新対象の制御プログラムを特定するための更新条件となるのである。
【0069】
制御プログラムが更新対象であれば、携帯電話機Aは時刻T2において、「プログラム更新要求」をキャリア側通信装置Dに送信する。これによって、キャリア側通信装置Dに対し更新プログラムを要求することができる。
【0070】
携帯電話機Aがキャリア側通信装置Dに送信する「プログラム更新要求」について説明する。図6は、プログラム更新要求40のデータ構成を示す図である。プログラム更新要求40は、このデータが「プログラム更新要求」である旨を示す情報41、自機の「機種コード」を示す情報42、自機の「電話番号」を示す情報43および自機の「プログラムバージョン情報」44から成る。プログラム更新要求である旨を示す情報41は、当該情報がプログラム更新要求である旨をキャリア側通信装置Dに識別させる。自機の機種コードを示す情報42は携帯電話機Aの機種コードから成り、キャリア側通信装置Dに当該携帯電話機Aの機種コードはいずれであるのかを認識させる。自機の電話番号を示す情報43は携帯電話機Aの固有の番号から成る。自機のプログラムバージョン情報44は、キャリア側通信装置Dに、当該携帯電話機Aの現在の制御プログラムのバージョンはいずれであるのかを認識させる。
【0071】
プログラム更新要求40を受信したキャリア側通信装置Dは、時刻T3において、更新プログラムを携帯電話機Aに送信する。これによって、携帯電話機Aはフラッシュメモリ9に記憶されている制御プログラムを更新させることができる。
【0072】
携帯電話機Aは、キャリア側通信装置Dから送信された更新プログラムを受信すると、制御プログラムの書換えを開始する。書換えが終了すると、携帯電話機Aは、時刻T4において、制御プログラムの更新が完了した旨の更新完了情報をキャリア側通信装置Dに送信する。
【0073】
以上のように、キャリア側通信装置Dから携帯電話機Aに対してプログラム更新情報30がブロードキャスト方式で送信されることによって、いずれの携帯電話機Aの制御プログラムが更新対象となるかを携帯電話機Aに一斉に通知することができる。また、プログラム更新情報30を受信した各携帯電話機Aでは、自機の制御プログラムが更新対象となるか否かが判断されるので、キャリア側通信装置D側では、いずれの携帯電話機Aが更新プログラムの送信対象となるかを事前に判断しておく必要がなくなる。さらに、プログラム更新情報30を受信した携帯電話機Aは、自機の制御プログラムが更新対象である場合、キャリア側通信装置Dに更新プログラムの送信を要求する更新要求情報を送信するので、キャリア側通信装置Dは、いずれの携帯電話機Aが更新プログラムを必要とし、かつ、正常に通信することができるかを確認することができる。
【0074】
また、キャリア側通信装置Dは更新要求情報を送信した携帯電話機Aに対してのみ、更新プログラムを送信するので、更新対象でない携帯電話機Aも含め全携帯電話機Aに対して、一律に更新プログラムを送信する場合と比べると、更新プログラムの送信に要する時間を短縮することができる。
【0075】
次に、携帯電話機Aおよびキャリア側通信装置Dの詳細な動作について説明する。図7は、キャリア側通信装置Dの動作を示すフローチャートである。
【0076】
まず、ステップa1では、プログラム更新処理が開始される。ステップa2では、キャリア側通信装置Dは、通信部13を介して通信可能な全携帯電話機Aに対し、更新対象を通知する「プログラム更新情報」30をブロードキャスト方式によって送信する。
【0077】
ステップa3では、キャリア側通信装置Dは、携帯電話機Aから「プログラム更新要求」40を受信する。なお、携帯電話機Aによる「プログラム更新要求」40の送信は、後述の図7で示すステップb8において行われる。
【0078】
ステップa4では、キャリア側通信装置Dは、「プログラム更新要求」40に含まれる「機種コード」を示す情報42および「プログラムバージョン情報」44に基づき、当該携帯電話機Aの制御プログラムが更新対象であって、更新すべきであるか否かを判断する。この判断を行うのは、携帯電話機Aからの「プログラム更新要求」40が誤りであって、制御プログラムが更新対象でないにもかかわらず送信されたという場合を排除するためである。判断の結果、制御プログラムを更新すべきであればステップa5へ進み、制御プログラムを更新すべきでなければステップa6へ進む。ステップa6では、キャリア側通信装置Dは、「プログラム更新要求」40に対する却下の旨を携帯電話機Aに通知する。そして、ステップa7では、当該携帯電話機Aに対するプログラム更新処理が終了する。
【0079】
ステップa5では、キャリア側通信装置Dは、新バージョンの制御プログラムと旧バージョンの制御プログラムとの間で、両プログラムの差分から成る差分プログラムを生成できるか否かを判断する。これは、送信しようとする更新プログラムが差分プログラムのみで足りるならば、新バージョンの制御プログラム全体を送信する必要がなくなるため、送信時間を短縮できるからである。
【0080】
差分プログラムを生成できるか否かの判断は以下のように行う。まず、キャリア側通信装置Dのメイン制御部10によって、旧バージョンの制御プログラムを固定ディスク装置17から読み出し、メモリ15に取り出す。この旧バージョンの制御プログラムとは、キャリア側通信装置Dの受信したプログラム更新要求40中の「プログラムバージョン情報」44と同一のバージョンの制御プログラムである。また、新バージョンの制御プログラムもメモリ15に取り出す。そして、取り出した両プログラムを比較し、その相違部分を差分プログラムとしてメモリ15上に展開する。両プログラムの相違部分をメモリ15上に展開することが可能であれば差分プログラムを生成することができると判断し、展開が不可能であれば差分プログラムを生成することができないと判断する。
【0081】
キャリア側通信装置Dは、差分プログラムの生成ができないと判断した場合には、新バージョンの制御プログラムの全部を携帯電話機Aに送信する。なお、差分プログラムおよび新バージョンの制御プログラムのいずれも更新プログラムである。差分プログラムを生成できる場合はステップa8へ進み、差分プログラムを生成できない場合はステップa9へ進む。
【0082】
ステップa8では、キャリア側通信装置Dは差分プログラムの送信準備をする。ステップa9では、キャリア側通信装置Dは新バージョンの制御プログラムの全部の送信準備をする。ステップa8およびa9での更新プログラムの送信準備には、携帯電話機Aとの通信チャネルの確立や、制御プログラムを更新させる処理を行う処理プログラムの送信準備などが含まれる。
【0083】
ステップa10では、キャリア側通信装置Dは「プログラム更新要求」40を受け入れて、更新プログラムの送信を開始する旨を携帯電話機Aに通知する。ステップa11では、キャリア側通信装置Dは更新プログラムを所定のサイズに分割する。ただし、更新プログラムの容量が所定のサイズより小さく、一度に送信できる場合には、キャリア側通信装置Dは更新プログラムの分割は行わない。すなわち、ステップa11は省略されることがある。
【0084】
ステップa12では、キャリア側通信装置Dは所定のサイズに分割された更新プログラムを順次送信する。このとき、処理プログラムも送信する。なお、更新プログラムの容量が所定のサイズより小さい場合には、更新プログラムは一度に送信される。ステップa13では、キャリア側通信装置Dは更新プログラムの送信が終了したか否かを判断する。更新プログラムの送信が終了していればステップa14へ進み、更新プログラムの送信が終了していなければステップa12へ戻る。
【0085】
ステップa14では、キャリア側通信装置Dは制御プログラムの更新が完了したことを確認する。この確認は、後述の図8で示すステップb18で示す携帯電話機Aから送信される情報、すなわち、更新完了情報に基づいて行うことができる。更新完了情報には、当該携帯電話機Aを呼び出す電話番号、および更新後の制御プログラムのバージョン情報であるプログラムバージョン情報が含まれる。キャリア側通信装置Dは、電話番号よって制御プログラムの更新を完了した携帯電話機Aを特定することができ、プログラムバージョン情報によって更新完了後の制御プログラムのバージョンを確認することもできる。
【0086】
また、キャリア側通信装置Dは、更新完了情報の送信の有無によって、更新プログラムを要求したにもかかわらず更新完了情報を送信しなかった携帯電話機Aを認識することもできる。したがって、キャリア側通信装置Dは、更新プログラムを要求した携帯電話機Aについて、制御プログラムの更新を完了させているか否かを認識することができるので、制御プログラムの更新の完了、未完了の別を管理することができる。このように、更新プログラムを要求したにもかかわらず、制御プログラムの更新を完了していない携帯電話機Aに対して、キャリア側通信装置Dは、更新プログラムを再度送信することにより、制御プログラムの更新を確実に完了させることもできる。
【0087】
ステップa15では、キャリア側通信装置Dは、制御プログラムの更新が完了した携帯電話機Aを呼び出す電話番号を固定ディスク装置17に記憶する。なお、当該電話番号は、更新完了情報に含まれる情報である。このように、キャリア側通信装置Dが携帯電話機Aの電話番号を記憶することで、携帯電話機Aの制御プログラムの管理を行うことができる。たとえば、全携帯電話機Aのうち、制御プログラムの更新がなされた携帯電話機Aの台数を把握することができる。そして、ステップa16では、プログラム更新処理が終了する。
【0088】
次に、携帯電話機Aの動作について説明する。図8は、携帯電話機Aの動作を示すフローチャートである。
【0089】
まず、ステップb1では、プログラム更新処理が開始される。ステップb2では、携帯電話機Aは、通信部4を介してキャリア側通信装置Dから送信された「プログラム更新情報」30を受信する。なお、「プログラム更新情報」30は、図7に示すステップa2においてキャリア側通信装置Dによって一斉送信される。
【0090】
ステップb3では、携帯電話機Aは自機の制御プログラムが更新対象であるか否かを判断する。
【0091】
更新対象であるか否かの判断は更新条件に基づいて以下のように行う。なお、更新条件とは、機種コードを示す情報32およびプログラムバージョン情報33である。まず、携帯電話機Aはフラッシュメモリ9に記憶されている機種コードと、プログラム更新情報30に含まれる機種コードを示す情報32とを比較する。両機種コードが一致している場合、携帯電話機Aはフラッシュメモリ9に記憶されている制御プログラムのプログラムバージョンとプログラム更新情報30に含まれるプログラムバージョン情報33とを比較する。比較の結果、プログラムバージョン情報33がフラッシュメモリ9に記憶されている自機のプログラムバージョンより新しいバージョンである場合、たとえば、プログラムバージョン情報33のバージョンを示す数字が自機のプログラムバージョン情報の数字よりも大きい場合、携帯電話機Aは、自機が制御プログラムの更新対象であると判断する。それ以外の場合には、自機の制御プログラムは更新対象でないと判断する。更新対象であればステップb4へ進み、更新対象でなければステップb5へ進む。
【0092】
ステップb4では、携帯電話機Aは、制御プログラムが更新対象であり、更新が必要である旨をフラッシュメモリ9の「更新フラグ」に記憶する。他方、ステップb5では、携帯電話機Aは、制御プログラムの更新が不要である旨をフラッシュメモリ9の「更新フラグ」に記憶する。
【0093】
ステップb6では、携帯電話機Aは、ユーザが自機を使用しているか否かを判断する。ユーザが自機を使用しているか否かの判断は、ユーザによる自機の使用頻度と、予め定められた基準値との比較によって行う。使用頻度は、たとえば、所定時間内において、ユーザにより操作部3の入力キーが押し下げられた回数や、通話処理など他の処理が実行された時間などに基づいて、携帯電話機Aにより算出される。そして、算出した使用頻度と基準値とを比較し、比較の結果、使用頻度が基準値以下であれば、携帯電話機Aはユーザが自機を使用していないと判断し、使用頻度が基準値より高ければ、携帯電話機Aはユーザが自機を使用していると判断する。この判断を行うのは、制御プログラムの更新処理開始のタイミングを決定するためである。すなわち、携帯電話機Aは、ユーザが自機を使用していなければ、制御プログラムの更新処理を開始する。これによって、制御プログラムの更新処理が他の処理と並行して行われるのを避けることができる。したがって、更新処理の中断や、更新処理に何らかの誤りが生じることを防止でき、安定した更新処理を行うことができる。また、この場合、更新処理開始から完了までの時間を短縮することができる。
【0094】
携帯電話機Aが使用されていると判断すればステップb6へ戻り、携帯電話機Aが使用されていないと判断できるまで使用頻度を算出し続ける。携帯電話機Aは、自機がユーザに使用されていないと判断すればステップb7へ進む。
【0095】
ステップb7では、携帯電話機Aは、更新フラグを調査し、更新フラグは更新の旨であるか否か、すなわち、制御プログラムの更新が必要であるか否かを確認する。更新フラグに更新が必要である旨が記憶されていればステップb8へ進み、更新が不要である旨が記憶されていればステップb9へ進む。ステップb9では、プログラム更新処理が終了する。
【0096】
ステップb8では、携帯電話機Aは「プログラム更新要求」40をキャリア側通信装置Dへ送信する。ステップb10では、携帯電話機Aはキャリア側通信装置Dから「更新却下」の旨が通知されたか否かを判断する。更新却下の旨の通知は、図7に示すステップa6においてキャリア側通信装置Dから送信されるものである。更新却下の旨が通知されていればステップb12へ進み、更新却下の旨が通知されていなければステップb11へ進む。ステップb12では、携帯電話機Aは制御プログラムの更新が不要である旨を更新フラグに記憶する。そして、ステップb13では、プログラム更新処理が終了する。
【0097】
ステップb11では、携帯電話機Aはキャリア側通信装置Dより更新プログラムの送信開始の旨の通知を受信する。更新プログラムの送信開始の旨の通知は、図7に示すステップa10におけるキャリア側通信装置Dから送信されるものである。ステップb14では、携帯電話機Aは更新プログラムの受信準備をするとともに、表示部2には「プログラム更新処理中」と表示する。ここでの更新プログラムの受信準備とは、メモリ7に空き領域を作成したり、動作中の処理を一時停止させたりすることを含むものとする。表示部2に「プログラム更新処理中」が表示される期間は、たとえば、携帯電話機Aがキャリア側通信装置Dから更新プログラムの受信準備を開始してから、制御プログラムを受信し終わり、フラッシュメモリ9に記憶されている制御プログラムを書き換えるまでとする(ステップb14〜b17)。これによって、プログラム更新処理中に、ユーザによる携帯電話機Aの使用を中止させることができる。なお、ユーザにプログラムの更新処理中である旨を通知するためには、携帯電話機Aは音源部14から音声を出力させることもできる。これによって、プログラムの更新処理中である旨を、ユーザに聴覚を介して認識させることができる。
【0098】
ステップb15では、携帯電話機Aは所定のサイズに分割された更新プログラムを順次受信する。このとき、携帯電話機Aは、処理プログラムも受信する。なお、分割された更新プログラムは、図7に示すステップa12においてキャリア側通信装置Dによって順次送信される。携帯電話機Aは、更新プログラムをすべて受信し終えると、処理プログラムに基づいて分割された更新プログラムをメモリ7上で復元する作業をする。更新プログラムが一度に送信される場合には、更新プログラムの復元作業は行われない。ステップb16では、携帯電話機Aは更新プログラムの受信が終了したか否かを判断する。更新プログラムの受信が終了していればステップb17へ進み、更新プログラムの受信が終了していなければステップb15へ戻る。
【0099】
ステップb17では、携帯電話機Aは受信した処理プログラムに基づいて、フラッシュメモリ9に記憶されている制御プログラムを受信した更新プログラムで書き換え、制御プログラムを更新させる。キャリア側通信装置Dから送信された更新プログラムが差分プログラムである場合、携帯電話機Aは旧バージョンの制御プログラムの一部を書き換えることによって制御プログラムを更新する。他方、キャリア側通信装置Dから送信された更新プログラムが新バージョンの制御プログラムの全部である場合、携帯電話機Aは旧バージョンの制御プログラムを全部書き換えることによって制御プログラムを更新する。また、フラッシュメモリ9に記憶されているプログラムバージョン情報を、更新した制御プログラムのバージョンに書き換える。
【0100】
ステップb18では、携帯電話機Aは制御プログラムの更新が完了した旨を示す更新完了情報をキャリア側通信装置Dに送信し、更新が不要である旨をフラッシュメモリ9の更新フラグに記憶する。更新完了情報には、当該携帯電話機Aを呼び出す電話番号および更新後の制御プログラムのバージョン情報であるプログラムバージョン情報が含まれる。
【0101】
これによって、携帯電話機Aは、更新完了情報により、自機が制御プログラムの更新を完了させたことをキャリア側通信装置Dに確認させることができる。また、携帯電話機Aは、電話番号よって自機をキャリア側通信装置Dに特定させることができ、バージョン情報によって更新完了後の制御プログラムのバージョンを確認させることもできる。
【0102】
ステップb19では、携帯電話機Aは自機を再起動させる。具体的には、メモリ7に記憶されている情報を基本的にはすべて消去し、更新された制御プログラムの読出しを行うなど、携帯電話機Aに電源を入れた状態と同様の状態にする。これによって、新バージョンの制御プログラムを有効に作動させることができる。そして、ステップb20ではプログラム更新処理が終了する。
【0103】
なお、前記の実施形態では、携帯電話プログラム更新システムSによる携帯電話機Aのフラッシュメモリ9に記憶されている制御プログラムの更新処理について説明したが、携帯電話プログラム更新システムSの更新対象は制御プログラムに限られるものではなく、アプリケーションプログラムなど携帯電話機が使用するプログラムであればよい。
【0104】
また、端末機は携帯電話機Aに限られるものではなく、PDA(PersonalDigital Assistance)やPC(パーソナルコンピュータ)などでもよい。更新管理装置はキャリア側通信装置Dに限られるものではなく、FTP(FileTransfer Protocol)サーバなどでもよい。さらに、一斉送信されるデータの送信経路は、無線経路に限られず、有線経路であっても構わない。この場合、送信されるプログラム更新情報などのデータには、識別のため、当該データがブロードキャスト方式によって一斉送信された旨を示す情報を組み込む必要がある。
【0105】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、更新管理装置から端末機に対してプログラム更新情報が一斉送信されることによって、更新管理装置は、いずれの端末機の端末プログラムが更新対象となるかを端末機に一斉に通知することができる。また、プログラム更新情報を受信した各端末機において自機の端末プログラムが更新対象となるか否かが判断されるので、更新管理装置側で、いずれの端末機が更新プログラムの送信対象となるかを事前に判断しておく必要がなくなる。さらに、プログラム更新情報を受信した端末機は、自機の端末プログラムが更新対象である場合には、更新管理装置に更新プログラムの送信を要求するので、更新管理装置は、更新プログラムを必要とし、かつ、正常に通信することが可能な端末機を確認することができる。
【0106】
また本発明によれば、更新管理装置は更新プログラムを要求した端末機に対してのみ更新プログラムを送信するので、更新対象でない端末機も含めた全端末機に対して一律に更新プログラムを送信する場合と比べると、更新プログラムの送信に要する時間を短縮することができる。
【0107】
また本発明によれば、端末機は、ユーザが端末機を使用していないと確認できたときに、更新プログラムの送信を要求することができる。すなわち、端末機は、端末プログラムの更新処理以外の他の処理を行っていないときに、更新処理を開始することができる。したがって、他の処理を行っている場合に端末プログラムの更新を行う場合と比べて、更新処理の中断や、更新処理に何らかの誤りが生じることを防止でき、安定した更新処理を行うことができる。また、この場合、他の処理とともに端末プログラムの更新を行う場合と比べて、更新処理開始から完了までの時間を短縮することができる。
【0108】
また本発明によれば、端末プログラムの更新処理中である旨をユーザに通知することによって、更新中にユーザが端末機を使用するのを防止することができる。したがって、ユーザの操作により、更新処理の中断や、更新処理に何らかの誤りが生じるのを防止することができる。
【0109】
また本発明によれば、ユーザは目視にて端末機が端末プログラムの更新処理中である旨を認識することができる。
【0110】
また本発明によれば、ユーザは聴覚を介して端末機が端末プログラムの更新処理中である旨を認識することができる。
【0111】
また本発明によれば、更新管理装置は端末機から送信される更新完了情報によって、端末機が端末プログラムの更新を完了したことを確認できる。また、更新管理装置は、更新プログラムを要求したにもかかわらず更新完了情報を送信しなかった端末機については、端末プログラムの更新が未完了であると認識することができるので、更新プログラムを要求した端末機については、端末プログラムの更新の完了、未完了の別を管理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である携帯電話プログラム更新システムSを含む概略図である。
【図2】携帯電話機Aの構成例を示したブロック図である。
【図3】キャリア側通信装置Dの構成例を示したブロック図である。
【図4】携帯電話機Aおよびキャリア側通信装置Dとの間で行われるプログラム更新処理の手順を示す図である。
【図5】プログラム更新情報30のデータ構成を示す図である。
【図6】プログラム更新要求40のデータ構成を示す図である。
【図7】キャリア側通信装置Dの動作を示すフローチャートである。
【図8】携帯電話機Aの動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1,10 メイン制御部
2 表示部
3 操作部
4 通信部
5 音源部
6 振動部
7 メモリ
8 ビデオメモリ
9 フラッシュメモリ
11 表示部
12 操作部
13 通信部
14 音源部
15 メモリ
16 ビデオメモリ
17 固定ディスク装置
30 プログラム更新情報
31 「プログラム更新情報」である旨を示す情報
32 更新対象となる「機種コード」を示す情報
33 「プログラムバージョン情報」
40 プログラム更新要求
41 「プログラム更新要求」である旨を示す情報
42 自機の「機種コード」を示す情報
43 自機の「電話番号」を示す情報
44 自機の「プログラムバージョン情報」
A1〜A5 携帯電話機
B1〜B3 基地局
C 交換機
D キャリア側通信装置
S 携帯電話プログラム更新システム

Claims (14)

  1. 更新管理装置と、前記更新管理装置に対する通信機能を備えた複数の端末機とで構成され、前記更新管理装置は前記端末機に記憶されている端末プログラムを更新するための更新プログラムを送信し、前記端末機は前記更新プログラムを受信すると、前記端末プログラムを前記更新プログラムで書き換えて更新を行うプログラム更新システムにおいて、
    前記更新管理装置は、前記更新プログラムを前記端末機に送信するのに先だって、更新対象を通知する情報であるプログラム更新情報を前記端末機に一斉送信し、
    前記端末機は、前記プログラム更新情報を受信すると、前記プログラム更新情報に基づいて自機の前記端末プログラムが更新対象となるか否かを判断し、更新対象となると判断した場合、前記更新管理装置に前記更新プログラムを要求する更新要求情報を送信することを特徴とするプログラム更新システム。
  2. 更新管理装置と、前記更新管理装置に対する通信機能を備えた複数の端末機とで構成され、前記更新管理装置は前記端末機に記憶されている端末プログラムを更新するための更新プログラムを送信し、前記端末機は前記更新プログラムを受信すると、前記端末プログラムを前記更新プログラムで書き換えて更新を行うプログラム更新システムにおいて、
    前記更新管理装置は、前記更新プログラムを前記端末機に送信するのに先だって、更新対象となる前記端末プログラムの条件を定めた更新条件から成るプログラム更新情報を前記端末機に一斉送信し、
    前記端末機は、前記プログラム更新情報を受信すると、前記更新条件に基づいて自機の前記端末プログラムが更新対象となるか否かを判断し、更新対象となると判断した場合、前記更新管理装置に前記更新プログラムを要求する更新要求情報を送信することを特徴とするプログラム更新システム。
  3. 前記更新管理装置は、前記端末機から前記更新要求情報を受信すると、前記更新要求情報を送信した前記端末機に対して前記更新プログラムを送信することを特徴とする請求項1または2に記載のプログラム更新システム。
  4. 前記端末機は、自機の前記端末プログラムが更新対象となると判断した場合、ユーザが自機を使用しているか否かを調査し、ユーザが自機を使用していないとき、前記更新管理装置に前記更新要求情報を送信することを特徴とする請求項1または2に記載のプログラム更新システム。
  5. 前記端末機は、前記更新プログラムを受信し前記端末プログラムを前記更新プログラムで書き換えて更新している間において、自機が前記端末プログラムの更新処理中である旨をユーザに通知することを特徴とする請求項1または2に記載のプログラム更新システム。
  6. 前記端末機は、自機が前記端末プログラムの更新処理中である旨を前記端末機の表示部に表示することによってユーザに通知することを特徴とする請求項5記載のプログラム更新システム。
  7. 前記端末機は、自機が前記端末プログラムの更新処理中である旨を前記端末機の音源部から出力する音によってユーザに通知することを特徴とする請求項5記載のプログラム更新システム。
  8. 前記端末機は、前記端末プログラムの更新が完了すると、更新が完了した旨の更新完了情報を前記更新管理装置に送信し、前記更新管理装置は、前記更新完了情報を受信して所定の記憶部に記憶することを特徴とする請求項1または2に記載のプログラム更新システム。
  9. 更新管理装置と前記更新管理装置に対する通信機能を備えた複数の端末機とで構成され、前記更新管理装置は前記端末機に記憶されている端末プログラムを更新するための更新プログラムを送信し、前記端末機は前記更新プログラムを受信すると、前記端末プログラムを前記更新プログラムで書き換えて更新を行うプログラム更新システムに使用する端末機であって、
    前記更新管理装置が、前記更新プログラムを前記端末機に送信するのに先だって、更新対象となる前記端末プログラムの条件を定めた更新条件から成るプログラム更新情報を前記端末機に一斉送信すると、
    前記端末機は、前記プログラム更新情報を受信するとともに、前記更新条件に基づいて自機の前記端末プログラムが更新対象となるか否かを判断し、更新対象となると判断した場合、前記更新管理装置に前記更新プログラムの送信を要求する更新要求情報を送信することを特徴とする端末機。
  10. 自機の前記端末プログラムが更新対象となると判断した場合、ユーザが自機を使用しているか否かを調査し、ユーザが自機を使用していないとき、前記更新管理装置に前記更新要求情報を送信することを特徴とする請求項9記載の端末機。
  11. 前記更新プログラムを受信し前記端末プログラムを前記更新プログラムで書き換えて更新している間において、自機が前記端末プログラムの更新処理中である旨をユーザに通知することを特徴とする請求項9記載の端末機。
  12. 前記端末プログラムの更新が完了すると、更新が完了した旨の更新完了情報を前記更新管理装置に送信することを特徴とする請求項9記載の端末機。
  13. 更新管理装置と、前記更新管理装置に対する通信機能を備えた複数の端末機とで構成され、前記更新管理装置は前記端末機に記憶されている端末プログラムを更新するための更新プログラムを送信し、前記端末機は前記更新プログラムを受信すると、前記端末プログラムを前記更新プログラムで書き換えて更新を行うプログラム更新システムに使用する更新管理装置であって、
    前記更新プログラムを前記端末機に送信するのに先だって、更新対象となる前記端末プログラムの条件を定めた更新条件から成るプログラム更新情報を前記端末機に一斉送信し、前記端末機から前記更新プログラムの送信を要求する更新要求情報を受信すると、前記更新要求情報を送信した前記端末機に対して前記更新プログラムを送信することを特徴とする更新管理装置。
  14. 前記端末機から、前記端末プログラムの更新が完了した旨の更新完了情報が送信されると、前記更新完了情報を受信して所定の記憶部に記憶することを特徴とする請求項13記載の更新管理装置。
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