JP2011135281A - 無線端末のソフトウェア更新方法および無線ネットワーク - Google Patents

無線端末のソフトウェア更新方法および無線ネットワーク Download PDF

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Abstract

【課題】無線端末のソフトウェアを効率よく更新する。
【解決手段】基地局と、基地局とデータ通信する1以上の無線端末との間で、基地局から送信されたソフトウェア情報を無線端末が受信して更新する無線端末のソフトウェア更新方法において、基地局はソフトウェア情報を無線端末へ同報配信する第1のステップと、無線端末は同報配信されたソフトウェア情報の更新の成否を基地局へ個別応答する第2のステップと、基地局は、無線端末からの個別応答によりソフトウェア情報の更新に失敗した無線端末の数(失敗端末数)を計数し、当該失敗端末数が所定値以上であれば第1のステップに戻り、当該失敗端末数が所定値未満であれば次の第4のステップに進む第3のステップと、基地局はソフトウェア情報の更新に失敗した無線端末へ個別配信する第4のステップと、無線端末は個別配信されたソフトウェア情報の更新の成否を基地局へ個別応答する第5のステップとを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、センサ群のような多数の無線端末を配置する無線ネットワークにおいて、無線端末のソフトウェアを効率よく更新するための更新方法に関する。
現在、多数の無線端末を配置する無線ネットワークにおいて、無線端末のソフトウェアの更新を行う際には、無線ネットワークを介して遠隔的にソフトウェアの更新処理を行っているものが多い。これを実現する方法あるいは装置構成として、例えば、図8に示すように基地局11から各無線端末12に対して更新するソフトウェアの情報(以下、「ソフトウェア情報」という)を個別配信するもの(特許文献1)や、図9に示すように基地局11から無線端末12に対してソフトウェア情報を同報配信するもの(特許文献2)が提案されている。
なお、個別配信では各無線端末からの個別応答により更新失敗となった無線端末に対して再送が行われるが、従来の同報配信では個別応答がないので再送は行われない。ここで、無線端末12aはソフトウェア情報の個別配信または同報配信に対して更新に成功した無線端末とし、無線端末12bは更新に失敗した無線端末とし、無線端末12cは応答なしの無線端末とする。
特開平9−331579号公報 特開2003−198450号公報
図8に示すように、各無線端末に対して更新するソフトウェア情報を個別配信するものでは、無線ネットワークに収容される無線端末数に応じて基地局の通信回数が多くなる。したがって、多数の無線端末が存在する場合、各無線端末との通信速度が遅い場合、ソフトウェア情報のデータ量が大きい場合などに、無線ネットワークへの圧迫が大きな問題となる。
また、図9に示すように、各無線端末に対してソフトウェア情報を同報配信するものでは、各無線端末からの個別応答がないので、例えば同報配信時期を逃した無線端末や更新に失敗した無線端末はそのまま放置されることがあった。特に、ソフトウェアがファームウェアなどの重要な更新物であった場合に、全ての無線端末のソフトウェアを確実に更新する必要があるが、更新できなかった無線端末が放置されることにより、無線端末や無線ネットワークに多大な影響を及ぼす可能性があった。
本発明は、無線端末のソフトウェアを効率よく確実に更新することができる無線端末のソフトウェア更新方法および無線ネットワークを提供することを目的とする。
第1の発明は、基地局と、基地局とデータ通信する1以上の無線端末との間で、基地局から送信されたソフトウェア情報を無線端末が受信して更新する無線端末のソフトウェア更新方法において、基地局は、ソフトウェア情報を無線端末へ同報配信する第1のステップと、無線端末は、同報配信されたソフトウェア情報の更新の成否を基地局へ個別応答する第2のステップと、基地局は、無線端末からの個別応答によりソフトウェア情報の更新に失敗した無線端末の数(以下、「失敗端末数」という)を計数し、当該失敗端末数が所定値以上であれば第1のステップに戻り、当該失敗端末数が所定値未満であれば次の第4のステップに進む第3のステップと、基地局は、ソフトウェア情報の更新に失敗した無線端末へ個別配信する第4のステップと、無線端末は、個別配信されたソフトウェア情報の更新の成否を基地局へ個別応答する第5のステップとを有する。
第1の発明における第2のステップは、同報配信されたソフトウェア情報の更新に失敗した無線端末のみが基地局へ個別応答するようにしてもよい。
第2の発明は、基地局と、基地局とデータ通信する1以上の無線端末との間で、基地局から送信されたソフトウェア情報を無線端末が受信して更新する無線端末のソフトウェア更新方法において、基地局は、ソフトウェア情報を無線端末へ同報配信する第1のステップと、無線端末は、同報配信されたソフトウェア情報の更新の成否を基地局へ個別応答する第2のステップと、基地局は、無線端末からの個別応答によりソフトウェア情報の更新に成功した無線端末の数(以下、「成功端末数」という)を計数し、当該成功端末数が所定値未満であれば第1のステップに戻り、当該成功端末数が所定値以上であれば次の第4のステップに進む第3のステップと、基地局は、ソフトウェア情報の更新に失敗した無線端末へ個別配信する第4のステップと、無線端末は、個別配信されたソフトウェア情報の更新の成否を基地局へ個別応答する第5のステップとを有する。
第2の発明における第2のステップは、同報配信されたソフトウェア情報の更新に成功した無線端末のみが基地局へ個別応答し、第4のステップは、基地局配下の全無線端末のうちソフトウェア情報の更新に成功した無線端末以外の無線端末をソフトウェア情報の更新に失敗した無線端末とみなすようにしてもよい。
第1の発明または第2の発明の無線端末のソフトウェア更新方法において、基地局および無線端末は、予め設定したソフトウェア更新日時に第1のステップの同報配信の処理を開始するようにしてもよい。
第1の発明または第2の発明の無線端末のソフトウェア更新方法において、第1のステップは、ソフトウェア情報の同報配信の際に、ソフトウェアのバージョン情報を無線端末へ送信し、第2のステップは、バージョン情報に基づいてソフトウェア更新が必要な無線端末がソフトウェア情報を受信するようにしてもよい。
第1の発明または第2の発明の無線端末のソフトウェア更新方法において、第4のステップと第5のステップを繰り返し、ソフトウェア情報の更新に失敗した回数が所定値以上になった無線端末に対して基地局は個別配信を停止し、当該無線端末を不具合端末として記憶するようにしてもよい。
第3の発明は、基地局と、基地局とデータ通信する1以上の無線端末との間で、基地局から送信されたソフトウェア情報を無線端末が受信して更新する無線ネットワークにおいて、基地局は、第1の発明における第1のステップ、第3のステップおよび第4のステップを実行する手段を備え、無線端末は、第1の発明における第2のステップ、第5のステップを実行する手段を備える。
第4の発明は、基地局と、基地局とデータ通信する1以上の無線端末との間で、基地局から送信されたソフトウェア情報を無線端末が受信して更新する無線ネットワークにおいて、基地局は、第2の発明におけに第1のステップ、第3のステップおよび第4のステップを実行する手段を備え、無線端末は、第2の発明における第2のステップ、第5のステップを実行する手段を備える。
本発明によれば、基地局から複数の無線端末へソフトウェア情報を同報配信し、各無線端末が基地局へソフトウェア更新の成否を個別応答し、さらにソフトウェア更新の同報配信に対して更新に失敗した無線端末が多い場合(更新に成功した無線端末が少ない場合)に同報配信を繰り返し、逆の場合に更新に失敗した無線端末に対してソフトウェア情報を個別配信することにより、ソフトウェア更新に伴う無線回線への圧迫を抑えつつ確実かつ短期間にソフトウェア更新作業を行うことができる。
本発明の実施例1の無線ネットワークの構成例を示す図である。 実施例1の基地局の処理手順例を示すフローチャートである。 実施例2の基地局の処理手順例を示すフローチャートである。 本発明の実施例4の無線ネットワークの構成例を示す図である。 本発明の実施例5の無線ネットワークの構成例を示す図である。 本発明の無線ネットワークの基地局11の構成例を示す図である。 本発明の無線ネットワークの無線端末12の構成例を示す図である。 従来の無線ネットワークの第1の構成例を示す図である。 従来の無線ネットワークの第2の構成例を示す図である。
図1は、本発明の実施例1の無線ネットワークの構成例を示す。図2は、実施例1の基地局の処理手順例を示す。
図1において、本実施例の無線ネットワークは、基地局11と通信可能な無線セル内に複数の無線端末12a,12b,12cが配置される。基地局11は、無線端末のソフトウェア情報を同報配信または個別配信により送信し、各無線端末は同報配信または個別配信されたソフトウェア情報の更新処理を行い、その更新の成否を基地局11へ個別応答する構成である。ここで、無線端末12aはソフトウェア情報の同報配信に対して更新に成功し、「成功」の個別応答をした無線端末とし、無線端末12bはソフトウェア情報の同報配信に対して更新に失敗し、「失敗」の個別応答をした無線端末とし、無線端末12cはソフトウェア情報の同報配信に対して応答なしの無線端末とする。なお、応答なしの無線端末12cとしては、故障等によって受信ができない場合、更新に成功または失敗しても個別応答に失敗した場合などがあるが、基地局11が同報配信した全無線端末を認識している場合には、このような無線端末を更新に失敗した無線端末として扱う。
本実施例は、ソフトウェア情報の同報配信に対して更新に失敗した無線端末12b(12c)の数が閾値Aより多い場合に同報配信を繰り返し、更新に失敗した無線端末12b(12c)の数が閾値Aより少ない場合に、その無線端末に対してソフトウェア情報の個別配信を行うことを特徴とする。そのために、基地局11は、同報配信に対する各無線端末からの個別応答を記録し、更新に失敗した無線端末の数を集計し、更新に失敗した無線端末のリストを作成する機能を備える。
以下、実施例1の基地局の処理手順について図2を参照して具体的に説明する。
基地局は、配下の無線端末に対して、そのソフトウェアを更新するためのソフトウェア情報を同報配信する(S1)。なお、同報配信には所定の送信周期が規定されており、基地局は外部からのトリガ信号または基地局がもつ時計機能により同報配信のタイミングを制御する。基地局は、その同報配信のタイミングで、まず同報配信によりソフトウェアのバージョンアップを行う宣言と新しいソフトウェアのバージョンを各無線端末に同報配信し、さらに更新するソフトウェア情報を同報配信する手順となる。基地局配下の各無線端末は、同報配信されたソフトウェア情報を受信し、CRCチェック等により誤りなく受信できたソフトウェア情報に基づいて更新処理を行い、ソフトウェア情報の更新の成否を示す個別応答を返信する。
基地局は、同報配信に対する各無線端末からの個別応答を受信し、所定時間内に個別応答がなかった無線端末も含めて更新に失敗した無線端末の数(失敗端末数)を集計する(S2)。なお、本集計では、更新失敗を応答した無線端末の数および個別応答がなくタイムアウトした無線端末の数を失敗端末数としてカウントしてもよいし、更新成功を応答した無線端末の数をカウントして配下の無線端末の合計数から引いた数としてもよい。次に、失敗端末数が閾値A未満か否かを判定し(S3)、失敗端末数が閾値A以上であれば(S3:No)、ステップS1の同報配信の処理に戻る。この場合には、すでに更新に成功した無線端末に対してもソフトウェア情報の同報配信が繰り返されることになるので、このような無線端末はあらかじめ通知されるバージョンに対して更新成功の個別応答のみを行い、ソフトウェア情報の受信処理自体は行わずに無線端末の消費電力を低減するようにしてもよい。
一方、失敗端末数が閾値A未満であれば(S3:Yes )、更新に失敗した無線端末のリストを作成する(S4)。なお、本リストには、更新失敗を応答した無線端末および個別応答が到着せずにタイムアウトした無線端末を掲載してもよいし、配下の全無線端末から更新成功を応答した無線端末を除いた無線端末を掲載してもよい。
次に、基地局は、このリストに掲載された無線端末に対してソフトウェア情報の個別配信を行う(S5)。なお、基地局は、個別配信によりソフトウェアのバージョンアップを行う宣言と新しいソフトウェアのバージョンをリスト掲載の無線端末に個別配信し、さらに更新するソフトウェア情報を個別配信する手順となる。個別配信された各無線端末は、誤りなく受信できたソフトウェア情報に基づいて更新処理を行い、ソフトウェア情報の更新の成否を示す個別応答を行う。
基地局は、個別配信に対する無線端末からの個別応答を受信し(S6)、所定時間内に個別応答がなかった無線端末も含めて更新に失敗した無線端末を認識する(S7)。ここで、更新に成功した無線端末に対してはリストから削除し(S8)、リスト掲載の他の無線端末があればその無線端末に対する個別配信に戻る(S9、S5)。一方、更新に失敗した無線端末については失敗回数を積算し(S10)、失敗回数が閾値B以上か否かを判定し(S11)、失敗回数が閾値B未満であれば個別配信に戻る(S5)。一方、失敗回数が閾値B以上になった無線端末に対してはリストから削除し(S8)、リスト掲載の他の無線端末があればその無線端末に対する個別配信に戻る(S9、S5)。なお、個別配信による更新の失敗回数が閾値B以上になって個別配信のリストから削除された無線端末については、不具合端末として記録するようにしてもよい。以上のように、個別配信のリストに掲載された全無線端末に対して、更新が成功するかまたは失敗回数が閾値B以上になるまで個別配信を繰り返し、それが終了した時点で基地局の処理を終了する。
例えば、センサネットワークのように1つの基地局に無線端末が1万個程度収容される無線ネットワークでは、同報配信で総数の5%がソフトウェア更新に失敗する場合を想定する。同報配信のみを行う場合では 500個の無線端末が更新できずに不具合を発生する可能性があり、個別配信のみを行う場合ではソフトウェアの送信回数は最低でも1万回必要になる。また、1回の同報配信後に更新失敗の 500個の無線端末に対して個別配信を行う場合には、最低でも 501回の通信が必要になる。
一方、本実施例において、同報配信を繰り返すか否かの閾値Aを「50」とすると、最初の同報配信では失敗数が 500個となって同報配信を繰り返すが、次に更新失敗となるのは25個であるので、この25個の無線端末に対して個別配信を行えばよい。すなわち、2回の同報配信と25回の個別配信を行い、後は個別配信で更新失敗した無線端末に対して個別配信を繰り返せばよいので、回線にかかる負荷を低減しつつ、同報配信で問題となるソフトウェア更新の失敗による不具合の発生を防ぐことが可能となる。また、不具合端末情報をデータベース化しておくことにより、個々の無線端末のメンテナンスの必要性を把握し、円滑な作業が可能となる。
実施例2は、図1に示す無線ネットワークの構成において、ソフトウェア情報の同報配信に対して更新に成功した無線端末12aの数が閾値Cより少ない場合に同報配信を繰り返し、更新に成功した無線端末12aの数が閾値Cより多い場合に、更新に失敗した無線端末に対してソフトウェア情報の個別配信を行うことを特徴とする。そのために、基地局11は、同報配信に対する各無線端末からの個別応答を記録し、更新に成功した無線端末を集計する機能と、更新に失敗した無線端末を判別してリストを作成する機能を備える。
図3は、実施例2の基地局の処理手順例を示す。
基地局は、配下の無線端末に対して、そのソフトウェアを更新するためのソフトウェア情報を同報配信する(S1)。基地局配下の各無線端末は、同報配信されたソフトウェア情報を受信し、CRCチェック等により誤りなく受信できたソフトウェア情報に基づいて更新処理を行い、ソフトウェア情報の更新の成否を示す個別応答を返信する。
基地局は、同報配信に対する各無線端末からの個別応答を受信し、更新に成功した無線端末の数(成功端末数)を集計する(S2’)。次に、成功端末数が閾値C以上か否かを判定し(S3’)、成功端末数が閾値C未満であれば(S3’:No)、ステップS1の同報配信の処理に戻る。
一方、成功端末数が閾値C以上であれば(S3’:Yes )、更新に失敗した無線端末を判別してそのリストを作成する(S4’)。ここでは、更新失敗を応答した無線端末および所定時間内に個別応答がなかった無線端末を含めて更新に失敗した無線端末として判別してリストに掲載してもよいし、また更新に成功した無線端末以外の無線端末を更新に失敗した無線端末として判別してリストに掲載してもよい。
基地局は、このリストに掲載された無線端末に対してソフトウェア情報の個別配信を行うが(S5)、上記ステップS2’,S3’,S4’以外の処理は図2に示す実施例1と同じである。
実施例1または実施例2において、同報配信を行う際に、基地局と無線端末が備えている時計機能を用いてスケジューリングを行い、予め更新日時を設定しておいてソフトウェア更新を行うようにしてもよい。これにより、無線端末の使用者に対して事前に通信トラフィック状態を伝えることや、データ通信の頻度の少ない時間に同報配信による更新作業が可能になる。また、特に無線端末から基地局への呼び出しを行って通信を開始するような端末契機型ネットワークでは、同報配信時の同期が行いやすくなり、同報配信時の更新漏れを回避することができる。
図4は、本発明の実施例4の無線ネットワークの構成例を示す。
本実施例は、ソフトウェア情報の同報配信に対して更新に失敗した無線端末12bのみが基地局11に対して個別応答を行い、更新に成功した無線端末12aは個別応答しない構成である。そして、更新に失敗した無線端末12bの数が閾値Aより多い場合に同報配信を繰り返し、更新に失敗した無線端末12bの数が閾値Aより少ない場合に、その無線端末に対してソフトウェア情報の個別配信を行うことを特徴とする。そのために、基地局11は、同報配信に対する各無線端末からの個別応答を記録し、更新に失敗した無線端末の数を集計し、更新に失敗した無線端末のリストを作成する機能を備える。
本実施例は、図2に示す実施例1の基地局の処理手順を利用できるが、無線回線の品質が良好である場合など、ソフトウェア情報の同報配信に対して更新に失敗した無線端末12bが相対的に少ない場合に、無線端末から基地局への応答回数を減らすことに有効である。なお、本実施例では、応答なしの無線端末12cは更新に成功したものと見なされることになる。もし、この無線端末12cが更新に失敗していれば、後の個別配信でも更新処理が行われないことになるが、既存のライブチェック処理等によりソフトウェアの更新処理は可能である。
図5は、本発明の実施例5の無線ネットワークの構成例を示す。
本実施例は、ソフトウェア情報の同報配信に対して更新に成功した無線端末12aのみが基地局11に対して個別応答を行い、更新に失敗した無線端末12bは個別応答しない構成である。そして、更新に成功した無線端末12aの数が閾値Cより少ない場合に同報配信を繰り返し、更新に成功した無線端末12aの数が閾値Cより多い場合に、更新に失敗した無線端末に対してソフトウェア情報の個別配信を行うことを特徴とする。そのために、基地局11は、同報配信に対する各無線端末からの個別応答を記録し、更新に成功した無線端末の数を集計し、更新に失敗した無線端末を判別してリストを作成する機能を備える。
本実施例は、図3に示す実施例2の基地局の処理手順を利用できるが、同報配信中の基地局の不具合や広域に渡る通信障害がある場合など、ソフトウェア情報の同報配信に対して更新に成功した無線端末12aが相対的に少ない場合に、無線端末から基地局への応答回数を減らすことに有効である。
(基地局および無線端末の構成例)
図6は、本発明の無線ネットワークの基地局11の構成例を示す。
図6において、基地局11は、無線送受信器21、ソフトウェア情報蓄積メモリ22および制御部23により構成される。
無線送受信器21は、無線端末12との無線通信を行うモジュールである。ソフトウェア情報蓄積メモリ22は、無線端末12のソフトウェア更新に際し、ソフトウェア情報をあらかじめ蓄積しておくメモリである。制御部23は、無線端末12のソフトウェア更新に際し、基地局11の無線送受信器21やソフトウェア情報蓄積メモリ22を直接制御する。基地局11は、この他に通常のデータ通信を行う機能を有する。通常のデータ通信を行う機能とは、データ信号が外部から基地局11に入力された場合、これを符号化・変調して無線信号として無線端末12に送信し、無線端末12から基地局11に送信された無線信号を受信し、これを復調・復号化して基地局11から外部に出力する機能である。この通常のデータ通信を行う機能は、本発明の特徴と関連しないことから説明を省略する。
上記の実施例1〜実施例5に示した本発明の特徴とする機能は、無線送受信器21、ソフトウェア情報蓄積メモリ22および制御部23において実行される。
図7は、本発明の無線ネットワークの無線端末12の構成例を示す。
図7において、無線端末12は、無線送受信器31、情報処理部32、センサ部33、ソフトウェア情報蓄積メモリ34および制御部35により構成される。
無線送受信器31は、基地局11との無線通信を行うモジュールである。ソフトウェア情報蓄積メモリ34は、無線端末12のソフトウェア更新に際し、同報配信または個別配信されたソフトウェア情報を一旦蓄積しておくメモリである。制御部35は、無線端末12のソフトウェア更新に際し、無線送受信器31、ソフトウェア情報蓄積メモリ34、情報処理部32を直接制御する。無線端末12は、この他に情報処理部32が通常のデータ通信・処理を行う機能を有する。通常のデータ通信・処理を行う機能とは、センサ部33が検知した情報を情報処理部32が処理した上でデータ信号として無線送受信器31に送信し、無線送受信器31はこれを符号化・変調して無線信号として基地局11に送信し、基地局11から無線信号として送信されたデータ信号を無線送受信器31が復調・復号化して情報処理部32に送信し、情報処理部32はこれを処理した上で制御部35を操作する機能で。
ここで、センサ部33が検知するのは温度・湿度・電圧などの情報であり、情報処理装部32はそれを平均化・平滑化したり送信タイミングを調整したりするものである。また、制御部35はセンサ部33のスイッチや電流源などを含み、情報処理部32はその操作タイミングや順序を制御するものである。また、情報処理部32における処理手順はそこに書き込まれたソフトウェアに依存する。したがって、無線端末12の内、情報処理部32のソフトウェアを更新すれば、センサ部33や制御部35の処理手順を更新することが可能となる。この通常のデータ通信・処理を行う機能の内、変調・符号化、復調・復号化は従来技術の構成であり、またセンサ部33、制御部35、情報処理部32の処理内容(ソフトウェア)は、そのつど変更される設計事項であり、本発明の特徴と関連しないことから説明を省略する。
上記の実施例1〜実施例5に示した本発明の特徴とする機能は、無線送受信器31、ソフトウェア情報蓄積メモリ34および制御部35において実行される。
11 基地局
12 無線端末
21,31 無線送受信器
22,34 ソフトウェア情報蓄積メモリ
23,35 制御部
32 情報処理部
33 センサ部

Claims (9)

  1. 基地局と、基地局とデータ通信する1以上の無線端末との間で、基地局から送信されたソフトウェア情報を無線端末が受信して更新する無線端末のソフトウェア更新方法において、
    前記基地局は、前記ソフトウェア情報を前記無線端末へ同報配信する第1のステップと、
    前記無線端末は、同報配信された前記ソフトウェア情報の更新の成否を前記基地局へ個別応答する第2のステップと、
    前記基地局は、前記無線端末からの個別応答により前記ソフトウェア情報の更新に失敗した無線端末の数(以下、「失敗端末数」という)を計数し、当該失敗端末数が所定値以上であれば前記第1のステップに戻り、当該失敗端末数が所定値未満であれば次の第4のステップに進む第3のステップと、
    前記基地局は、前記ソフトウェア情報の更新に失敗した無線端末へ個別配信する第4のステップと、
    前記無線端末は、個別配信された前記ソフトウェア情報の更新の成否を前記基地局へ個別応答する第5のステップと
    を有することを特徴とする無線端末のソフトウェア更新方法。
  2. 請求項1に記載の無線端末のソフトウェア更新方法において、
    前記第2のステップは、同報配信された前記ソフトウェア情報の更新に失敗した無線端末のみが前記基地局へ個別応答する
    ことを特徴とする無線端末のソフトウェア更新方法。
  3. 基地局と、基地局とデータ通信する1以上の無線端末との間で、基地局から送信されたソフトウェア情報を無線端末が受信して更新する無線端末のソフトウェア更新方法において、
    前記基地局は、前記ソフトウェア情報を前記無線端末へ同報配信する第1のステップと、
    前記無線端末は、同報配信された前記ソフトウェア情報の更新の成否を前記基地局へ個別応答する第2のステップと、
    前記基地局は、前記無線端末からの個別応答により前記ソフトウェア情報の更新に成功した無線端末の数(以下、「成功端末数」という)を計数し、当該成功端末数が所定値未満であれば前記第1のステップに戻り、当該成功端末数が所定値以上であれば次の第4のステップに進む第3のステップと、
    前記基地局は、前記ソフトウェア情報の更新に失敗した無線端末へ個別配信する第4のステップと、
    前記無線端末は、個別配信された前記ソフトウェア情報の更新の成否を前記基地局へ個別応答する第5のステップと
    を有することを特徴とする無線端末のソフトウェア更新方法。
  4. 請求項3に記載の無線端末のソフトウェア更新方法において、
    前記第2のステップは、同報配信された前記ソフトウェア情報の更新に成功した無線端末のみが前記基地局へ個別応答し、
    前記第4のステップは、基地局配下の全無線端末のうち前記ソフトウェア情報の更新に成功した無線端末以外の無線端末を前記ソフトウェア情報の更新に失敗した無線端末とみなす
    ことを特徴とする無線端末のソフトウェア更新方法。
  5. 請求項1または請求項3に記載の無線端末のソフトウェア更新方法において、
    前記基地局および前記無線端末は、予め設定したソフトウェア更新日時に前記第1のステップの同報配信の処理を開始する
    ことを特徴とする無線端末のソフトウェア更新方法。
  6. 請求項1または請求項3に記載の無線端末のソフトウェア更新方法において、
    前記第1のステップは、前記ソフトウェア情報の同報配信の際に、ソフトウェアのバージョン情報を前記無線端末へ送信し、
    前記第2のステップは、前記バージョン情報に基づいてソフトウェア更新が必要な無線端末が前記ソフトウェア情報を受信する
    ことを特徴とする無線端末のソフトウェア更新方法。
  7. 請求項1または請求項3に記載の無線端末のソフトウェア更新方法において、
    前記第4のステップと前記第5のステップを繰り返し、前記ソフトウェア情報の更新に失敗した回数が所定値以上になった前記無線端末に対して前記基地局は個別配信を停止し、当該無線端末を不具合端末として記憶する
    ことを特徴とする無線端末のソフトウェア更新方法。
  8. 基地局と、基地局とデータ通信する1以上の無線端末との間で、基地局から送信されたソフトウェア情報を無線端末が受信して更新する無線ネットワークにおいて、
    前記基地局は、請求項1に記載の第1のステップ、第3のステップおよび第4のステップを実行する手段を備え、
    前記無線端末は、請求項1に記載の第2のステップ、第5のステップを実行する手段を備えた
    ことを特徴とする無線ネットワーク。
  9. 基地局と、基地局とデータ通信する1以上の無線端末との間で、基地局から送信されたソフトウェア情報を無線端末が受信して更新する無線ネットワークにおいて、
    前記基地局は、請求項3に記載の第1のステップ、第3のステップおよび第4のステップを実行する手段を備え、
    前記無線端末は、請求項3に記載の第2のステップ、第5のステップを実行する手段を備えた
    ことを特徴とする無線ネットワーク。
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