JP2005217743A - データ通信方法、並びに、データ通信システムのセンタ局装置及び端末装置 - Google Patents

データ通信方法、並びに、データ通信システムのセンタ局装置及び端末装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 センタ局から多数の端末装置に対し同一のデータを送信するデータ通信システムにおいて、端末装置からの送達確認応答がセンタ局のインバウンド回線を輻輳させることなく、データの再送を確実に効率よく行うことができるようにする。
【解決手段】 端末装置3に送達確認応答決定部23を設け、センタ局1に送達確認応答を送信する端末数を制限し、インバウンド回線の輻輳を回避するようにした。また、一部の端末装置3からから送信される送達確認応答によってどの程度の端末装置が未だ正しいデータを受信していないかを評価する送達確認応答評価部17を設け、その結果により、未だ正しいデータを受信していない端末装置3が多い場合には、同報通信でデータを再送し、少なくなった場合には、個別通信によってデータを再送するようにした。
【選択図】 図2

Description

本発明は、同報データを端末装置に送信するセンタ局装置と、同報データを受信する多数の端末装置からなるデータ通信ネットワークにおいて送達確認応答を行うデータ通信方法、並びに、データ通信システムのセンタ局装置及び端末装置に関する。
一般に、データ通信ネットワークにおいてデータを送信する場合、その送信データが相手側に正しく受信されたか否かを確認する送達確認が行われている。もし、相手側から正しいデータを受信できなかった旨の送達確認応答が返送された場合には、送信側は同じデータを再送する。このような送達確認応答による再送を繰り返すことによって、ネットワークの回線が必ずしも高品質の回線でなくても、受信側は正しいデータを受信することができる。
しかしながら、センタ局装置から多数の端末装置に対して同一のデータを同報的に送信する場合に、すべての端末装置と個別的な送達確認を行おうとすると、センタ局装置には多数の送達確認応答がほぼ同時に返送され、センタ局装置へのインバウンド(外から内側への)回線が輻輳することになる。そのため、センタ局装置は、送達確認処理に長時間を要することになったり、あるいは、タイムアウトによって実質的にはすべての端末装置からの送達確認応答を受け取ることができなかったりした。
そこで、特許文献1に開示されているデータ通信システムにおいては、あらかじめ多数の端末装置をグループ化し、そのグループごとに代表端末装置を定め、最初はその代表端末装置のみがセンタ局装置へ送達確認応答を返送するようにしている。そして、非代表端末装置は、代表端末装置がセンタ局装置へ送信する送達確認応答をモニタしておき、非代表端末装置の送達確認応答が代表端末装置の送達確認応答と異なり、かつ、否定の送達確認応答であるときのみ、センタ局装置へ送達確認応答を返送するようにしている。このように特許文献1のデータ通信システムでは、端末装置が返送する送達確認応答の数を低減することによって、インバウンド回線の輻輳を回避している。
特開平11−196041号公報(段落0018〜0042、図3〜図8)
近年、例えば、走行中の車両に搭載された端末装置に対し、同報的に交通情報等を提供するデータ通信システムが実用に供されてきている。このような情報提供のためのデータ通信システムでは、通信の信頼性を確保するために、センタ局装置と端末装置との間で送達の確認を行い、必要に応じて再送を行うことが、必須の要件となっている。しかしながら、このような場合においては、端末装置の数が数万から数10万あるいはそれ以上に及ぶこともあるため、センタ局装置のインバウンド回線が輻輳する問題が当然生じることになる。しかも、端末装置は各々が移動し、また、センタ局装置と端末装置との間の通信は無線で行われるので、特許文献1のデータ通信システムのように代表端末装置を定めることも、他の端末装置の送達確認応答をモニタすることもできない。すなわち、このようなデータ通信システムにおいては、特許文献1に開示されているようなインバウンド回線輻輳回避の方法は適用できない。
そこで、本発明においては、センタ局装置から多数の端末装置に対し同一のデータを送信するデータ通信システムにおいて、代表端末装置をあらかじめ決定しておかなくても、端末装置の送達確認応答によるセンタ局装置のインバウンド回線の輻輳を回避することができ、また、端末装置へのデータの再送を確実かつ効率よく行うことができる手段を提供することを、解決すべき課題とする。
前記の課題を解決するために、本発明では、主として同報データを端末装置に送信するセンタ局装置と、主として同報データを受信する多数の端末装置とからなるデータ通信システムにおけるデータ通信方法が、(1)センタ局装置が、多数の端末装置に対して同報データを送信する同報データ送信ステップと、(2)端末装置が、センタ局装置から送信された同報データを受信する同報データ受信ステップと、(3)端末装置が、前記受信した同報データに対する送達確認応答をするか否かを決定する送達確認応答決定ステップと、(4)送達確認応答決定ステップにおいて応答することを決定された端末装置が、センタ局装置に対し送達確認応答を送信する送達確認応答ステップと、(5)センタ局装置が、多数の端末装置のうちの一部の端末装置から送信された送達確認応答に基づき、多数の端末装置全体から送信される送達確認応答の状況を評価する送達確認応答評価ステップと、(6)センタ局装置が、送達確認応答評価ステップの評価結果が所定の条件を満足していないと判断したときには、多数の端末装置に対して同報データを再送するデータ再送ステップと、(7)センタ局装置が、送達確認応答評価ステップの評価結果が所定の条件を満足していると判断したときには、センタ局装置と多数の端末装置との間の通信モードを個別通信モードへ移行する通信モード移行ステップとを備えるものとした。
また、本発明では、センタ局装置に、多数の端末装置に対して同報データを送信するデータ送信手段と、多数の端末装置のうちの一部の端末装置から送信された送達確認応答に基づき、多数の端末装置全体から送信される送達確認応答の状況を評価する送達確認応答評価手段とを設け、また、端末装置に、センタ局装置から送信された同報データを受信する同報データ受信手段と、受信された同報データに対する送達確認応答をするか否かを決定する送達確認応答決定手段と、送達確認応答決定手段により応答することを決定されたときに、センタ局装置に対し送達確認応答を送信する送達確認応答手段とを設け、センタ局装置は、送達確認応答評価手段による評価結果が所定の条件を満足していないと判断したときには、前記多数の端末装置に対して前記同報データを再送し、所定の条件を満足していると判断したときには、多数の端末装置との間の通信モードを個別通信モードへ移行させるようにした。
以上のように、本発明においては、端末装置が送達確認応答決定手段を備えたことにより、端末装置自身が送達確認応答をするか否かを決定し、送達確認応答をすることができる。そのため、あらかじめ代表端末を決定しておく必要がない。また、一部の端末装置のみが送達確認応答をするので、センタ局装置に送信する送達確認応答の数を削減させることができ、センタ局装置のインバウンド回線の輻輳を回避させることが可能となる。一方、センタ局装置では、送達確認応答評価手段によって一部の端末装置の送達確認応答の状況に基づき、多数の端末装置のうちどの程度の端末装置が未だ正しいデータを受信していないかを評価することができる。そして、その結果に基づき、未だ正しいデータを受信していない端末装置が多い場合には、同報通信でデータを再送し、少なくなった場合には、個別通信によってデータを再送する。
本発明によれば、センタ局装置から多数の端末装置に対し同一のデータを送信するデータ通信システムにおいて、固定の代表端末を定めなくても、端末装置からの送達確認応答を削減することができ、センタ局装置のインバウンド回線の輻輳を回避することができる。また、端末装置へのデータの再送を効率よく確実に行うことができる。
以下、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明を適用した人工衛星を用いた通信システムの全体構成図の例である。
図1の通信システムは、センタ局1、人工衛星2、及び、多数の端末装置3からなる端末群3aを主たる構成要素とする。ここで、センタ局1と各々の端末装置3とは、センタ局1から人工衛星2を経由して端末群3aへ向かうアウトバウンド回線4と、端末群3aから人工衛星2を経由してセンタ局1へ向かうインバウンド回線5とによって接続されている。また、端末装置3の一部は、直接又は無線LAN(Local Area Network)7により地上のインタネット8を経由してセンタ局1と接続されていてもよい。さらに、端末装置3の他の一部は、携帯電話回線6、携帯電話基地局6a及びインタネット8又は専用回線9を経由してセンタ局1と接続されていてもよい。なお、この実施形態でいうセンタ局は、請求項でいうセンタ局装置を略称したものである。
図1の通信システムにおいて、センタ局1は、人工衛星2を中継局としたアウトバウンド回線4を介して、多数の端末装置3からなる端末群3aに対し各種の情報を同報データとして送信する。例えば、端末装置3の多くが走行中の車両に搭載され、センタ局1は、その車上の端末装置3に、例えば道路の混雑状況等の情報を同報データとして提供する。また、この通信システムにおいては、一方向の衛星放送と異なり、端末装置3が受信誤りを起こした場合には、端末装置3は、インバウンド回線5を介してセンタ局1に、受信失敗を意味する送達確認応答のメッセージを送信することにより、データの再送を要求する。データを再送することによって、データ送受信の信頼性を高めることができる。
図1の通信システムでは、アウトバウンド回線4の通信方式として、例えば、TDM(Time Division Multiplexing)を用いる。TDMにおいては、通信動作のスケジューリングは、センタ局1又は人工衛星2によって全て制御可能である。従って、センタ局1は、データの再送制御や冗長化等の方式を任意に設定し、変更することができる。また、アウトバウンド回線4がTDM回線であれば、すべての端末装置3は、その送信データをすべて受信することができる。従って、TDMによって、センタ局1は、容易に多数の端末装置3に宛てて同報データを送信することができる。
一方、インバウンド回線5、すなわち、端末装置3からセンタ局1へ向かう回線においては、個別に通信が行われるので、多数の端末装置3による競合アクセス方式とする必要がある。ここでは、インバウンド回線5の通信方式を、例えば、FDMA(Frequency Division Multiple Access)とする。FDMAでは、キャリアの帯域によって同時アクセスの回線数が限られることになるので、多数の端末装置3が同時にセンタ局1にアクセスする場合には、インバウンド回線5が輻輳することになる。
なお、図1の通信システムの構成において、端末装置3は、車両に搭載された移動端末だけでなく、パソコンなどによる固定端末であってもよく、また、PDA(Personal Digital Assistant)等の移動端末であってもよい。また、センタ局1は、必ずしも地上局である必要はなく、人工衛星2の上に搭載されたものでもよい。さらに、端末装置3からセンタ局1へ向かうインバウンド回線5は、FDMA回線としたが、その一部又は全部が、携帯電話回線6やPHS(Personal Handy phone System)回線など地上系無線通信回線を用いても、無線LAN(IEEE802.11b,a及びその後継規格、互換規格)、bluetooth(IEEE802.15及びその後継規格、互換規格)、UWB(Ultra Wide Band)などの地上系無線通信回線を介してもよい。また、固定の端末装置3の場合には、有線の通信回線を用いてもよい。これら地上の通信回線を介したインバウンド方向の送信データは、インタネット8を介してセンタ局1へ送信しても、専用回線9などを介して直接センタ局1へ送信してもよい。
次に、本実施形態におけるセンタ局1及び端末装置3それぞれにおける通信装置の構成並びにその間で行われる通信動作について図2及び図3を参照しつつ説明する。ここで、図2は、センタ局1及び端末装置3それぞれにおける通信装置のブロック構成の例を示した図であり、図3は、センタ局1と端末群3aとの間で行われる通信のシーケンスの例を示した図である。
図2において、センタ局通信装置10は、送信データ記憶部11、通信制御モード指定部12、送信制御部13、送信変換部14、受信変換部15、受信制御部16、送達確認応答評価部17等を備える。また、端末通信装置20は、受信変換部21、受信制御部22、送達確認応答決定部23、送信制御部24、送信変換部25、通信制御モード指定部26、端末位置検出部27等を備える。
また、図3に示すように、本発明の実施形態における通信シーケンスの特徴は、最初はセンタ局1が端末群3aとの間で同報通信モードによってデータ通信を行い、センタ局1が端末群3aから送信される否定の送達確認応答(NAK)の数がある基準値以下になったと判断したときは(S145:詳細後記)、データ通信モードを個別通信モードに切り換える点にある。また、同報通信モード時には、センタ局1から送信される同報データに対して、一部の端末装置3のみしか送達確認応答をセンタ局1へ送信しないようにし(S120a等:詳細後記)、個別通信モード時になって初めてすべての端末装置3が送達確認応答をセンタ局1へ送信するようにする。こうすることによって、センタ局1が送信する同報データに対して端末群3aが送信する送達確認応答の数を制限することができ、送達確認応答に伴うインバウンド回線5の輻輳を回避することができる。なお、図3において、送達確認応答は、ACK(Acknowledgement:肯定の送達確認応答)又はNAK(Negative Acknowledgement:否定の送達確認応答)と表記されており、本明細書においても必要に応じてACK又はNAKの表記を用いる。
次に、図2に戻って、各ブロックの機能と動作を説明する。まず、センタ局1は、端末群3aに向けて、目的データを同報データとして送信する。ここで、目的データとは、センタ局1が端末装置3へ転送しようとするデータの本体をいい、例えばファイルなど所定のデータ量を有するデータのかたまりをいう。目的データは、一般には複数個のパケットによって送受信されるが、以下の説明では、1つのパケットで送受信されるものとする。また、センタ局1と端末装置3との間で送受信されるデータには、目的データの他に、制御メッセージがある。制御メッセージは、センタ局1と端末装置3との通信の制御に用いられる送受信データをいい、前記の送達確認応答も制御メッセージに含まれる。
センタ局通信装置10に入力される目的データは、例えばコンピュータ等の上位層のシステムによって供給される。入力された目的データは、再送処理等に備えて、送信データ記憶部11に記憶されるとともに、送信制御部13においてデータフレームが再構成されたり、誤り検出・訂正のための符号化がされたりする。さらに、目的データは、送信制御部13において所定の形式にパケット化され、モデム等からなる送信変換部14においてアウトバウンド回線4の仕様に即した変調や周波数変換が加えられ、アンテナ等を介して端末群3aへ向けて送信される。なお、センタ局1と端末装置3とが有線で接続されている場合は、アンテナではなく、例えば、LANケーブルに接続するコネクタがそれに相当する。なお、送信制御部13は、端末装置3に対する種々の制御メッセージを生成し、それらのメッセージを目的データと同様に、送信変換部14を介して端末群3aへ向けて送信することができる。
端末通信装置20は、センタ局1が送信した信号を、アンテナ又はコネクタを介して受信し、その受信した信号は、モデム等からなる受信変換部21によって復調され、ディジタル信号に変換される。受信制御部22は、ディジタル化された受信データのパケットを解体するとともに、所定の誤り検出・訂正処理を行い、目的データを復元する。その誤り検出・訂正処理において受信誤りがない目的データは、例えば端末装置3に含まれる表示制御装置(図示せず)等の上位層のシステムへ出力される。
また、受信制御部22は、所定の誤り検出・訂正処理の結果を送達確認応答決定部23へ通知する。通知を受けた送達確認応答決定部23は、所定の決定方法(詳細後記)に基づき、自己が送達確認応答をすべきか否かを決定する。その結果、送達確認応答をすべきことが決定された場合には、送達確認応答決定部23は、送信制御部24に対してセンタ局1へ受信の成否を示す送達確認応答(ACK/NAK)を送信するよう指示する。送信制御部24は、その指示に従い、センタ局1へACK/NAKを送信し、NAK送信によって目的データの再送を要求する。ACK/NAKメッセージは、送信に際しパケット化され、送信変換部25においてインバウンド回線5の仕様に即して変調され、端末通信装置20のアンテナ又はコネクタから送信される。なお、端末通信装置20は、目的データを送信することができ、また、ACK/NAK以外の制御メッセージを送信することもできる。
次に、センタ局通信装置10は、アンテナ又はコネクタを介して端末通信装置20から送信された信号を受信し、その受信信号は、モデム等からなる受信変換部15において復調され、ディジタル信号に変換される。ディジタル化された受信信号は、受信制御部16において、パケットが解体されるとともに、所定の誤り検出・訂正が行われ、目的データ又はACK/NAK等の制御メッセージが復元される。
ここで、送達確認応答評価部17は、端末群3aから返送される送達確認応答(ACK/NAK)メッセージを監視し、端末群3aの端末装置3のうちどの程度の数の端末装置3がセンタ局1から送信された目的データ(同報データ)を正しく受信しているか否かを推定し、評価する。その結果、正しい目的データを受信できていない端末装置3の数がある所定の数より大きい場合には、送達確認応答評価部17は、送信制御部13に対して目的データの再送を指示し、また、正しい目的データを受信できていない端末装置3の数がある所定の数より小さくなった場合には、送達確認応答評価部17は、通信制御モード指定部12にその旨を通知する。
通信制御モード指定部12は、その通知を受けて、送信制御部13に対して個別通信モードへの移行指示メッセージの送信を指示する。送信制御部13は、個別通信モードへの移行指示メッセージの送信のために、パケット化等の処理を行い、さらに、送信変換部14は、それを変調等して、アンテナ又はコネクタから端末群3aへ向けて送信する。その送信が終了すると、通信制御モード指定部12は、送信制御部13の通信モードを個別通信モードへ切り換える。
また、端末通信装置20においては、受信変換部21を介して受信された個別通信モードへの移行指示メッセージが、受信制御部22において制御メッセージと解釈されて、その旨が通信制御モード指定部26に通知される。通信制御モード指定部26は、その通知を受けて、受信制御部22の通信モードを個別通信モードへ切り換える。
次に、図3に基づき、また、適宜図2を参照しながらセンタ局1と端末群3aとの間で行われる通信のシーケンスの例を説明する。なお、この通信のシーケンスの例は、説明のための動作の一例であるので、判断分岐ブロックにおけるシーケンスの流れは、その説明の状況に応じて1つの分岐方向に従って分岐している。また、図3では、端末群3aの端末装置3の動作は、端末A及び端末Bで代表させて説明している。
まず、センタ局1は、目的データを同報データとして端末群3aへ向けて送信する(S110)。端末A及び端末Bは、送信された目的データを受信し(S110a、S110b)、各々の受信制御部22において受信誤りがなかったか否かを検査する。その結果、誤りがなければ、センタ局1に対して肯定の送達確認応答(ACK)を送信し、誤りがあれば、否定の送達確認応答(NAK)を送信する。つまり、ACKは、目的データの受信成功を、また、NAKは、目的データの受信失敗を意味する。ここでは、端末A及び端末Bいずれにおいても受信誤りがあったものとして、NAKを送信している(120a、120b)。なお、本実施形態においては、ルールとしてあらかじめ定めておけば、同報通信モードの間は、ACK/NAKともに応答するようにしてもよく、ACKのみ又はNAKのみ応答するようにしてもよい。
次に、センタ局1は、端末群3aから送信される送達確認応答(ACK/NAK)を受信する(S120)。このとき、端末群3aのすべての端末装置3からACK/NAKの送信がなされるとすれば、インバウンド回線5は、すぐに輻輳してしまう。そこで、本実施形態においては、端末通信装置20に送達確認応答決定部23が設けられ(図2参照)、自身の送達確認応答決定部23により送達確認応答することを決定した端末装置3のみが、送達確認応答(ACK/NAK)をセンタ局1へ送信する。こうすることによって、ACK/NAKの送信数を削減し、インバウンド回線5の輻輳を回避することができる。
ここで、送達確認応答決定部23が送達確認応答すべきか否かは、例えば、自己の機器番号や勝手に発生させた乱数に従って独自に決定することができる。ただし、送達確認応答する端末装置3のおよその数を確定するために、センタ局1は、あらかじめ端末装置3に返信率を指定する。返信率は、端末装置3が送達確認応答する確率である。例えば、返信率として1%が指定されている場合には、端末装置3は、例えば乱数を発生させ、その乱数の下2桁の数字が、例えば「23」のとき送達確認応答するとすればよい。すると、端末装置3は、およそ100台に1台の割合で送達確認応答を送信する。なお、「23」のような基準となる数は、乱数で発生させてもよいし、機器番号の下2桁の数字としてもよい。また、返信率は、専用の制御メッセージのデータとして、又は、目的データのヘッダ部分の付加情報として、端末装置3へ送信することができる。
センタ局1は、ポーリングすることによって送達確認応答すべき端末装置3を直接指定することができる。また、アウトバウンド回線4がTDMの場合には、センタ局1は、複数の端末装置3を指定して又は同報送信データとして、ポーリングメッセージを送信することができる。この場合には、対象の端末装置3は、ポーリングメッセージに付属させたデータによって指定される。例えば、ポーリングメッセージに県名等の地理的位置情報を含ませておくと、そのポーリングメッセージを受信した端末装置3は、例えば、GPS(Global Positioning System)等の端末位置検出部27によって得られる位置情報をもとに送達確認応答すべきか否かを決定する。なお、端末装置3は、ポーリングメッセージを受信し、送達確認応答の対象とされたときに、送達確認応答を送信すればよい。
図3において、端末A及び端末Bは、その送達確認応答決定部23により送達確認応答すべきものと決定された端末装置3の例である。ここでは、いずれもNAKを送信(S120a、S120b)としているが、もし、端末A及び端末Bが送達確認応答すべきでないと決定された端末装置3である場合には、ステップS120a、S120bのNAKの送信は行われない。
次に、センタ局1は、端末群3aから送信される送達確認応答(ACK/NAK)を受信する(S120)と、送達確認応答評価部17においてNAKの受信数が基準値以下になったか否かを判定する(S125)。この判定は、センタ局1から送信された目的データの受信に成功していない端末装置3が、どの程度の数残存しているかを推定し、その残存している端末装置3が送達確認応答(ACK/NAK)を送信したときにインバウンド回線5を輻輳させるか否かを判定しようとするものである。
例えば、ここで、インバウンド回線5の輻輳が1000以下の端末装置3との通信では生じないとし、端末装置3の総数が10万台であるとすれば、最初の返信率は、1%とする必要がある。この場合、1000台の端末装置3からACK/NAKの応答を期待することができるので、NAKの受信数の基準値は10となる。そこで、端末装置3の5%が受信に失敗し、実際のNAKの受信数が50であったとすれば、ステップS125の判定条件を満たさない。なお、受信の失敗率5%から推定すれば、正しいデータを受信できなかった端末装置3が、全体でまだ5000台残存していることになる。
そこで、センタ局1は、端末群3aに対し目的データを再送する(S130)。端末A及び端末Bは、先の目的データの受信に失敗したので、その再送された目的データを受信する(S130a、S130b)。ここで、先の目的データの受信に成功した端末装置3は、再送される目的データを受信する必要がない。
次に、端末A及び端末Bは、受信誤りの有無を検査する(S135a、S135b)。そして、送達確認応答決定部23により送達確認応答することが決定された場合には、センタ局1へ送達確認応答を送信する。ここでは、端末Aは、受信誤りがあったので、センタ局1へNAKを送信し(S140a)、また、端末Bは、受信誤りがなかったので、センタ局1へACKを送信して(S140b)、受信動作を完了している。
なお、前記の例に即すれば、正しいデータを受信できなかった端末装置3が5000台残存し、インバウンド回線5の輻輳は1000以下の端末装置3との通信までは生じないので、送達確認応答決定のおける返信率は20%となる。この場合には、センタ局1は、前と同様に1000台の端末装置3からACK/NAKの応答を期待することができる。従って、通信の条件や環境に変化がないとすれば、NAKの受信数の基準値は200とすることができる。
次に、センタ局1は、端末群3aから送信される送達確認応答(ACK/NAK)を、再度、受信する(S140)。端末装置3の受信失敗率が5%のままであれば、NAKの受信数は50となる。従って、NAKの受信数が基準値以下となる(S145)。この時点で、目的データの受信に成功していない端末装置3の数は、250台と推定される。この数の端末装置3は、もはやインバウンド回線5を輻輳させることはない。
そこで、センタ局1は、センタ局1と端末装置3との間の通信モードを同報通信モードから個別通信モードへ移行すべく、端末群3aに対して個別通信モードへの移行指示メッセージを送信する(S150)。端末Aは、個別通信モードへの移行指示メッセージを受信して(S150a)、その通信モードを個別通信モードへ移行する(S155a)。ここで、端末群3aの端末装置3のうち、未だ目的データの受信に成功していない端末装置3も、同様に、個別通信モードへの移行指示メッセージを受信して、その通信モードを個別通信モードへ移行する。なお、TDM等の場合のように通信方式によっては、同報通信モードと個別通信モードとを区別する必要がない場合もある。その場合には、個別通信モードへの移行指示メッセージの送信(S150)は、不要である。
一方、ステップS145において、NAKの受信数が基準値以下になっていない場合には、センタ局1及び端末Aは、ステップS130〜ステップS145までの動作を、NAKの受信数が基準値以下になるまで繰り返し行う。すなわち、目的データの再送は、目的データの受信に成功していない端末装置3が個別通信をしてもインバウンド回線5を輻輳させることがない程度に少なくなるまで繰り返される。
次に、通信モードが個別通信モードへ移行すると、端末Aを含め、未だに目的データの受信に成功していない端末装置3は、目的データの再送要求メッセージをセンタ局1に送信し(S160a)、センタ局1は、その目的データの再送要求メッセージを受信する(S160)。この段階になれば、目的データを正しく受信できていない端末装置3の数は十分少なくなっているので、この送信によってインバウンド回線5が輻輳することはない。なお、この目的データの再送要求メッセージは、送達確認応答としてのNAKであってもよいが、NAKとは独立した制御メッセージとしてもよい。
目的データの再送要求メッセージを受信したセンタ局1は、それを送信した端末装置3に対して個別に目的データを再送する(S170)。その再送を受けた端末装置3は、目的データを受信し(S170a)、受信誤りの有無を検査し(S170b)、誤りがあった場合には、NAKをセンタ局1へ送信して、再度目的データの再送を求める(図示省略)。また、受信誤りの有無を検査し(S175a)、誤りがなかった場合には、ACKをセンタ局1へ送信して(S180a)、受信動作を完了する。一方、センタ局1は、端末装置3から送信されるACKを受信して(S180)、かつ、個別通信動作をした全端末装置からACKを受信したことを確認して(S185)、一連の送信動作を完了する。
以上のように、本実施形態においては、端末装置3の端末通信装置20に送達確認応答決定部23を設けたことにより、センタ局1から送信される目的データに対して送達確認応答決定部23が送達確認応答すると決定した端末装置3のみが、センタ局1へ送達確認応答(ACK/NAK)を送信することになる。従って、センタ局1と通信する端末装置3の数が、例えば数10万の超える大きな数であっても、例えば返信率を0.1%程度に設定すれば、送達確認応答(ACK/NAK)の数を、数100程度で済ませることができる。よって、端末装置3がセンタ局1へ送信する送達確認応答(ACK/NAK)のために、インバウンド回線5が輻輳することはない。
また、センタ局通信装置10に、送達確認応答評価部17を設けたので、センタ局1は、端末装置3から送信される送達確認応答(ACK/NAK)の数を評価することができる。これにより、センタ局1は、目的データの受信に成功していない端末装置3の数を推定することができる。そこで、その推定値が所定の数以下になった場合、言い換えれば、NAKの受信数が所定の数以下になった場合には、センタ局1は、端末装置3との間の通信モードを個別通信モードに切り換えて、通信を行うようにする。こうすることによって、目的データを要求している端末装置3は、インバウンド回線5を輻輳させることなく確実に誤りのない目的データを受信することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、図4〜図7を用いて、この実施形態をさらに補足して説明する。ここで、図4は、センタ局1が送達確認応答すべき端末装置3をポーリングする場合に、センタ局1と端末群3aとの間で行われる通信のシーケンスの例を示す図であり、図5は、センタ局1が端末群3aに対して通信制御モード変更メッセージを送信する場合に、センタ局1と端末群3aとの間で行われる通信のシーケンスの例を示すである。また、図6は、同報通信モード時のセンタ局通信装置10の通信動作を示すフローチャートの例であり、図7は、同報通信モード時の端末通信装置20の通信動作を示すフローチャートの例である。
図4は、センタ局1が送達確認応答すべき端末装置3をポーリングする場合に、センタ局1と端末群3aとの間で行われる通信のシーケンスの例を示す図であるが、これは、図3の一部を修正するための図である。そこで、図4においては、図3と対応する同一の動作を示すブロックには同一の符号を付している。また、図4においては、端末Bの図示を省略している。
図4において、センタ局1は、まず、目的データを同報データとして端末群3aへ向けて送信する(S110)。端末Aは、その送信された目的データを受信し(S110a)、受信制御部22において受信誤りがなかったか否かを検査する。次に、センタ局1は、端末装置3を例えば端末Aと指定してポーリングメッセージを送信する(S117)。端末Aは、ポーリングメッセージを受信して(S117a)、先に検査した受信誤りの結果に基づき、送達確認応答(ACK/NAK)をセンタ局1へ送信する。図4の例では、NAKを送信する(S120a)。なお、ポーリングメッセージを受信しなかった端末装置3、又は、ポーリングメッセージを受信しても対象とされていなかった端末装置3は、送達確認応答(ACK/NAK)をセンタ局1へ送信する必要はない。
センタ局1は、以上のようにして送信された送達確認応答(ACK/NAK)を受信して(S120)、NAKの受信数が基準値以下になったか否かを評価する(S125)。その結果により、目的データを再送する(S130)か、個別通信モードへ移行するかになるが、それ以降の動作は、図3に示した通信のシーケンスと同じになる。
センタ局1が送達確認応答する端末装置3をポーリングして選択する方法は、より確実に目的データを送信したい場合などに有効である。
例えば、災害時に被災地域に対して確実に情報を届けたい場合、被災地域にある端末装置3を集中的にポーリング指定する。この場合には、端末装置3は、端末位置検出部27により取得される位置情報を、センタ局1が指定したポーリング対象地域と比較することによって、自端末装置がポーリング対象であるか否かを判断する。
また、例えば、目的データが地図の部分アップデートデータであった場合、アップデートされる地図の近隣に存在する端末装置3に比重を高めてポーリングしてもよい。
また、衛星回線においては、降雨等により受信電波が減衰することがあるので、降雨地域の端末装置3を集中的にポーリングしてもよい。逆に、降雨地域の端末装置3を除外してポーリングすることによって、端末群3a全体の受信誤り率の推定精度を向上させることができる。さらには、降雨地域の端末装置3を除外してポーリングした場合には、降雨解消後に再送信することによって、受信誤り率の高い降雨時の再送を繰り返す場合より、効率的に目的データの送信ができる。
次に、図5は、センタ局1が端末群3aに対して通信制御モード変更メッセージを送信する場合に、センタ局1と端末群3aとの間で行われる通信のシーケンスの例を示すであるが、これは、図3の一部を修正するための図である。そこで、図5においては、図3と対応する同一の動作を示すブロックには同一の符号を付している。また、図5においては、端末Bの図示を省略している。
図5において、センタ局1が目的データを送信し(S110)、端末Aが、その目的データを受信し(S110a)、その受信誤りの有無を検査し(S115a)、受信誤りがあったので、送達確認応答としてNAKをセンタ局1に送信する(S120a)。センタ局1は、端末Aを含む端末群3aから送信される送達確認応答(ACK/NAK)を受信し(S120)、その受信状況を評価し、NAK受信数が所定の基準値以下か否かを判定する(S125)。ここまでは、図3に示した通信のシーケンスと同じである。
次に、センタ局1は、NAK受信数が所定の基準値以上にあり、目的データを再送しようとする場合、その再送に先立ち、端末群3aに対して通信制御モード変更メッセージを送信する(S127)。ここで、通信制御モードの変更とは、センタ局1と端末装置3との間の通信プロトコルを変更することであり、例えば、目的データの誤り訂正コードをより強力なものに変更するとか、同一パケットの連送数を増やすとか、インタリーブの拡散の深さを大きくするとかが行われる。ここで、連送とは、フレームの生存率を高めるために同一のセッションで同一のフレームを複数回送信することをいい、同一データ送信のセッションを複数回繰り返す再送とは区別するものとする。
このような通信制御モードの変更は、目的データの再送を効率よく行うために行うものである。例えば、降雨などのためにNAKの受信数が異常に大きかった場合、つまり、目的データの受信に失敗した端末装置3が多かった場合には、再送時には、通信において誤りの生じにくい、又は、誤りが生じても訂正しやすい通信方式に変更する。そうすれば、目的データの受信に失敗する端末装置3の数は、通常に再送を繰り返すよりも早く減少する。
また、逆に、NAKの受信数が少なく、目的データの受信に失敗した端末装置3が期待以上に少なかった場合には、端末装置3が送達確認応答をする確率、つまり、返信率を大きくする制御メッセージを送信してもよい。この処置は、端末装置3が送達確認応答としてNAKのみを送信する場合にしか適用できないが、より多くの端末装置3からの送達確認応答を収集することができるので、目的データの受信に成功していない端末数の推定をより正確に行うことができる。
図5において、センタ局1は、通信制御モード変更メッセージを送信すると(S127)、通信制御モード指定部12における通信制御モードを変更する(S128)。また、端末装置3は、その通信制御モード変更メッセージを受信し(S127a)、通信制御モード指定部26における通信制御モードを変更する(S128a)。こうして、変更された通信制御モードに従って、センタ局1は、目的データを送信し(S130)、端末装置3は、その目的データを受信する(S130a)。
図6は、同報通信モード時のセンタ局通信装置10の通信動作を示すフローチャートの例であり、図3〜図5におけるセンタ局1の通信動作を統合したものとなっている。従って、図6の説明は、図3〜図5の説明と多少重複するが、補足を含めて改めて説明する。なお、説明の便宜上、図6と図3〜図5とでは、動作を示すブロックの符号は、同じ動作のブロックであっても異なる符号を付している。
図6において、センタ局通信装置10は、コンピュータ等の上位システムから供給される目的データを入力し(S210)、それを送信データ記憶部11へ格納する(S220)とともに、端末群3aへ向けて送信する(S230)。送達確認応答する端末装置3を指定するためにポーリングを使用する場合(S240でYes)には、センタ局1は、端末群3aへ向けて端末装置3を指定してポーリングメッセージを送信する(S250)。次に、センタ局1は、端末群3aのうち所定の返信率で自発的に送達確認応答を決定した端末装置3又はポーリングにより指定された端末装置3から送信される送達確認応答(ACK/NAK)を受信し(S270)、そのACK/NAKの受信状況を評価する(S280)。
ここで、ACK/NAK受信状況の評価とは、一部の端末装置3から送信されるACK/NAKの実際の受信数から、端末群3a全体の端末装置3のうち未だ正しい目的データを受信していない端末装置3の数やその割合を推定することをいう。その推定モデルの最も簡単なものは、図3の説明において例示したとおりである。そのモデルにおいては、端末装置3の総数、インバウンド回線5の輻輳を生じさせない端末装置3の最大数、返信率、NAK受信数を利用したが、ACK受信数や、NAK受信数とACK受信数との比等の情報も利用すると、モデルの精度が向上する。端末装置3の中には、非稼動のものや、通信不能領域(例えば、トンネルの中)等に存在するものがあるが、ACK受信数及びNAK受信数により、端末装置3の総数を実際に稼動中の端末装置3の数として求めることができる。また、人工衛星2を介した回線においては、特に、天候によって回線の状態が大きく左右される。このような天候の情報等を返信率に反映するようにすることもできる。
ここでは、図3の説明と同じモデルを想定する。そこで、センタ局1は、インバウンド回線5の輻輳を生じさせない端末装置3の最大数を求めておき、その最大数と端末装置3の総数と返信率とにより定められるNAKの受信数の最大数を基準値とする。そして、実際に受信したNAKの数をその基準値と比較する(S290)。その結果、NAKの受信数が基準値より大きかった場合には(S290でNo)、センタ局1は、目的データを端末群3aへ再送する(S340)。このようにして、端末群3aへの目的データの再送を何度か繰り返せば、NAKの受信数は基準値以下になる。NAKの受信数が基準値以下になると(S290でYes)、センタ局1は、個別通信モードへの移行指示メッセージを端末群3aへ送信して(S300)、未だに正しい目的のデータの受信に成功していない端末装置3とは個別に通信を行うようにする。
なお、図6において、ステップS310及びS320は、目的データを再送するに当たり通信制御モードを変更する場合に行うオプションの動作である。例えば、衛星回線の場合には、降雨等により回線の状態が劣化するので、強力な誤り訂正方式を用いるようにして、再送時には、通信において誤りの生じにくい、又は、誤りが生じても訂正しやすい通信方式に変更する。そこで、センタ局1は、通信制御モードを変更する場合には(S310でYes)、通信制御モード変更メッセージを端末群3aへ送信し(S320)、通信制御モード指定部12の通信制御モードを変更する(S330)。なお、これらの動作については、図5において詳しく説明している。
図7は、同報通信モード時の端末通信装置20の通信動作を示すフローチャートの例であり、図3〜図5における端末装置3の通信動作を統合したものとなっている。従って、図7の説明は、図3〜図5の説明と多少重複するが、補足を含めて改めて説明する。なお、説明の便宜上、図7と図3〜図5とでは、動作を示すブロックの符号は、同じ動作のブロックであっても異なる符号を付している。
図7において、端末装置3は、センタ局1から送信されるデータを受信(S410)、その受信したデータに誤りがないか検査する(S420)。その結果、訂正不可能な受信誤りがあり(S420でYes)、送達確認応答の要があったときには(S430でYes)、送達確認応答としてNAKを送信する(S440)。また、訂正不可能な受信誤りもなく(S420でNo)、送達確認応答の要があったときには(S430aでYes)、送達確認応答としてACKを送信する(S440a)。
次に、受信したデータに受信誤りがなかった場合には(S420でNo)、そのデータを分別する。受信データが目的データであった場合には(S450でYes)、受信動作を完了する。受信データが個別通信モードへの移行指示メッセージであった場合には(S460でYes)、端末通信装置20の通信制御モード指定部26を個別通信モードに変更して、個別通信モードに移行する。受信データがポーリングメッセージであった場合には(S470でYes)、ポーリング応答のメッセージを送信する(S480)。ポーリング応答のメッセージは、ACK/NAKで済ませてもよいし、特別なメッセージとしてもよい。また、受信データが通信制御モード変更メッセージであった場合には(S490でYes)、通信制御モード指定部26の通信制御モードを変更して(S500)、その通信制御モードに従ってセンタ局1からの送信データを受信できるようにする。
端末装置3は、データを受信すると、基本的には、ACK/NAKのいずれかを応答として、センタ局1に送信する(S440、S440a)。ただし、前記したように同報通信モードにおいては、ACK/NAKともに応答するようにしてもよく、ACKのみ又はNAKのみ応答するようにしてもよい。応答する方法は、受信誤りの起こりやすさの程度を勘案してどれにするかをあらかじめ決定しておいてもよい。また、実際に受信されるACK/NAKの数によって再送信動作を繰り返す途中であっても、その応答の方法を切り換えてもよい。さらに、端末装置3にとって目的データが不要の場合は、受信誤りの有無に関わらずACKを送信してもよい。この場合、センタ局1は、送信した目的データの需要の程度を把握できる利点がある。また、これにより、受信に成功していない端末装置3の数が早く基準値以下になるため、早期に個別通信モードへの移行が可能となる。さらに、ACK(受信成功)、NAK(受信失敗)に加え、明示的な受け取り不要を示す応答メッセージを用いてもよい。
図7においては、制御メッセージについても目的データと同様に送達確認応答(ACK/NAK)を送信するとしているが、図3〜図6においては、制御メッセージについてのACK/NAKの送信動作及び制御メッセージについては記載を省略している。これは説明が煩雑になることを避けたためである。
また、制御メッセージには、端末装置3の通信制御モード等の状態をセンタ局1が指示する状態に設定する役割がある。従って、制御メッセージの送信は、より確実に行う必要がある。そこで、制御メッセージの送信は、ACK/NAKの送達確認応答に関わりなく、再送を複数回繰り返し行うようにしてもよい。制御メッセージは、目的データに比べデータ量が小さいので、通信効率への影響は小さい。
以上の本発明の実施形態においては、端末装置3は、すべてが送達確認応答機能を有するとしているが、必ずしもすべての端末装置3が送達確認応答機能を有している必要はない。そこで、一部の端末装置3のみが送達確認応答機能を有し、他の端末装置3は送達確認応答機能を有さないとする構成にしてもよい。端末群3aとしての端末装置3の数が多数である場合には、送達確認応答機能を有する一部の端末装置3からの送達確認応答から残りの端末装置3の受信誤りの状況を推定することができる。さらに、この場合には、送達確認応答機能を有する端末装置3のすべてが送達確認応答を送信するとしても、その一部が送達確認応答を送信するとしてもよい。このように、端末装置3の送達確認応答機能を削除、さらには送信機能そのものを削除することによって、端末装置3の製造コストや電力消費のコストを低減することができる。
本発明を適用した人工衛星を用いた通信システムの全体構成図の例である。 本発明の実施形態におけるセンタ局及び端末装置それぞれにおける通信装置のブロック構成の例を示した図である。 本発明の実施形態におけるセンタ局と端末群との間で行われる通信のシーケンスの例を示した図である。 本発明の実施形態において、センタ局が送達確認応答すべき端末装置をポーリングする場合に、センタ局と端末群との間で行われる通信のシーケンスの例を示した図である。 本発明の実施形態において、センタ局が端末群に対して通信制御モード変更メッセージを送信する場合に、センタ局と端末群との間で行われる通信のシーケンスの例を示した図である。 本発明の実施形態において、同報通信モード時のセンタ局通信装置の通信動作を示すフローチャートの例である。 本発明の実施形態において、同報通信モード時の端末通信装置の通信動作を示すフローチャートの例である。
符号の説明
1 センタ局
3 端末装置
3a 端末群
4 アウトバウンド回線
5 インバウンド回線
10 センタ局通信装置
12 通信制御モード指定部
13 送信制御部
14 送信変換部
15 受信変換部
16 受信制御部
17 送達確認応答評価部
20 端末通信装置
21 受信変換部
22 受信制御部
23 送達確認応答決定部
24 送信制御部
25 送信変換部
26 通信制御モード指定部

Claims (10)

  1. 主として同報データを端末装置に送信するセンタ局装置と、主として同報データを受信する多数の端末装置とからなるデータ通信システムにおけるデータ通信方法であって、
    前記センタ局装置が、
    前記多数の端末装置に対して前記同報データを送信する同報データ送信ステップと、
    前記同報データに対する送達確認応答を受信する送達確認応答受信ステップと、
    前記送達確認応答受信ステップにおいて受信される前記多数の端末装置のうちの一部の端末装置から送信される送達確認応答に基づき、前記多数の端末装置全体の送達確認応答の状況を評価する送達確認応答評価ステップと、
    前記送達確認応答評価ステップによる評価結果が所定の条件を満足していないときには、前記多数の端末装置に対して前記同報データを再送するデータ再送ステップと、
    前記送達確認応答評価ステップによる評価結果が所定の条件を満足しているときには、前記センタ局装置と前記多数の端末装置との間の通信モードを個別通信モードへ移行させる通信モード移行ステップと
    を備えることを特徴とするデータ通信方法。
  2. 前記センタ局装置は、前記送達確認応答評価ステップによる評価結果が所定の条件を満足していないときには、前記多数の端末装置に対して前記同報データを再送する前に、前記端末装置との間で行う通信の通信制御モードを変更する旨のメッセージを前記端末装置に送信し、自装置の通信制御モードを当該通信制御モードに変更するセンタ局装置通信制御モード変更ステップ
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のデータ通信方法。
  3. 主として同報データを端末装置に送信するセンタ局装置と、主として同報データを受信する多数の端末装置からなるデータ通信システムにおけるデータ通信方法であって、
    前記端末装置が、
    前記センタ局装置から送信される前記同報データを受信する同報データ受信ステップと、
    前記同報データ受信ステップにおいて受信された前記同報データに対して送達確認応答をするか否かを決定する送達確認応答決定ステップと、
    前記送達確認応答決定ステップにおいて送達確認応答することが決定されたときに、前記センタ局装置に対し送達確認応答を送信する送達確認応答ステップと
    を備えることを特徴とするデータ通信方法。
  4. 前記端末装置は、前記送達確認応答決定ステップにおいて、前記センタ局装置から送信されるポーリングメッセージを受信したときには、前記ポーリングメッセージに含まれる情報に基づき送達確認応答するか否かを決定すること
    を特徴とする請求項3に記載のデータ通信方法。
  5. 前記端末装置は、前記センタ局装置から通信制御モードを変更する旨のメッセージを受信したときには、自装置の通信制御モードを前記メッセージにより指定される通信制御モードに変更する端末装置通信制御モード変更ステップ
    をさらに備えることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のデータ通信方法。
  6. 主として同報データを端末装置に送信するセンタ局装置と、主として同報データを受信する多数の端末装置からなるデータ通信システムのセンタ局装置であって、
    前記センタ局装置が、
    前記多数の端末装置に対して前記同報データを送信するデータ送信手段と、
    前記同報データに対する送達確認応答を受信する送達確認応答受信手段と、
    前記送達確認応答受信手段によって受信される前記多数の端末装置のうちの一部の端末装置から送信される送達確認応答に基づき、前記多数の端末装置全体の送達確認応答の状況を評価する送達確認応答評価手段とを備え、
    前記送達確認応答評価手段による評価結果が所定の条件を満足していないときには、前記多数の端末装置に対して前記同報データを再送し、
    前記送達確認応答評価手段による評価結果が所定の条件を満足しているときには、前記センタ局装置と前記多数の端末装置との間の通信モードを個別通信モードへ移行させる
    ことを特徴とするデータ通信システムのセンタ局装置。
  7. 前記送達確認応答評価手段による評価結果が所定の条件を満足していないときには、前記多数の端末装置に対して前記同報データを再送する前に、前記端末装置との間で行う通信の通信制御モードを変更する旨のメッセージを前記端末装置に送信し、自装置の通信制御モードを当該通信制御モードに変更するセンタ局装置通信制御モード変更手段
    をさらに備えることを特徴とする請求項6に記載のデータ通信システムのセンタ局装置。
  8. 主として同報データを端末装置に送信するセンタ局装置と、主として同報データを受信する多数の端末装置からなるデータ通信システムの端末装置であって、
    前記センタ局装置から送信される前記同報データを受信する同報データ受信手段と、
    前記同報データ受信手段により受信された同報データに対して送達確認応答をするか否かを決定する送達確認応答決定手段と、
    前記送達確認応答決定手段により送達確認応答することが決定されたときに、センタ局装置に対し送達確認応答を送信する送達確認応答手段と
    を備えることを特徴とするデータ通信システムの端末装置。
  9. 前記送達確認応答決定手段は、前記センタ局装置から送信されるポーリングメッセージを受信したときに、前記ポーリングメッセージに含まれる情報に基づき送達確認応答するか否かを決定する送達確認応答決定手段であること
    を特徴とする請求項14に記載のデータ通信システムの端末装置。
  10. 前記端末装置は、前記センタ局装置から通信制御モードを変更する旨のメッセージを受信したときには、自装置の通信制御モードを前記メッセージにより指定される通信制御モードに変更する端末装置通信制御モード変更手段
    をさらに備えることを特徴とする請求項8又は請求9に記載のデータ通信システムの端末装置。
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