JP2009016244A - 燃料電池および電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】安定した電力供給を維持しつつ、薄型化を実現することが可能な燃料電池を提供する。
【解決手段】燃料電池1は、発電部10と、燃料タンク11と、燃料供給部(ポンプ)12と、燃料気化部13とを備えている。発電部10は、接合体19をセルプレート15とセルプレート21とにより挟み込んだ構成となっている。接合体19は、電解質膜17を間にしてアノード電極16とカソード電極18とが対向配置されたものである。特に、燃料供給部12と燃料気化部13とは、一体的に設けられ、これらに埋設されたノズル部14によって接続されている。燃料タンク11に収容された燃料は、燃料供給部12によって発電部10の状態に応じて汲み上げられたのち、燃料気化部13により気化され、発電部10側へ供給される。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料と酸化剤との化学反応を利用して発電を行う燃料電池、およびそのような燃料電池を内蔵する電子機器に関する。
近年、一次電池や二次電池とは異なる新たなスタイルを提案できる電気化学デバイスとして、燃料と酸化剤との化学反応により発電を行う燃料電池が注目されている。この燃料電池は、アノード電極(燃料電極)とカソード電極(酸素電極)との間に電解質が配置されてなり、アノード電極側には燃料、カソード電極側には酸化剤が供給される。これにより、燃料のもつ化学エネルギーが電気エネルギーに効率良く変換される。燃料電池では、燃料と酸化剤との化学反応を利用して発電が行われるため、酸化剤として空気中の酸素を供給すると共に、燃料を外部から補給し続けることで、継続的に電力を取り出すことが可能である。
燃料電池としては、既に、さまざまな種類のものが提案または試作されており、一部は実用化されている。中でも、プロトン伝導性高分子膜を電解質とする高分子電解質型燃料電池(PEFC;Polymer Electrolyte Fuel Cell)は、電解液を用いず、30℃〜130℃程度の比較的低い温度で動作するため、薄型化が可能で、携帯型電子機器用電源として最適である。
また、その燃料としては、水素やメタノールなど、種々の材料を用いることができる。その中で、メタノールなどの液体燃料は、気体に比べて密度が高く貯蔵しやすいため、小型の電子機器に内蔵される燃料電池の燃料として有望視されている。特に、PEFCのアノード電極にメタノールを直接供給して反応させるダイレクトメタノール型燃料電池(DMFC;Direct Methanol Fuel Cell)は、燃料から水素を取り出すための改質器を必要としないため、小型化、薄型化に有利となる。
このようなDMFCでは、アノード電極へメタノールを供給する方法として、液体供給型と気化供給型が提案されている。このうち、液体供給型は液体燃料(メタノール水溶液)を、そのままアノード電極へ供給するものであるが、直接液体燃料がアノード電極に触れているために、メタノールがアノード電極側からカソード電極側へ電解質膜中を通り抜けてしまうメタノールクロスオーバーが起こり易くなる。特に高濃度メタノールを使用すると電圧低下を引き起こし、著しくメタノールの利用効率が低下してしまう。このような場合、燃料濃度を下げないと効率良く反応を進めることができないが、燃料濃度を下げてしまうと、エネルギー密度が低下するばかりでなく、過剰な水がカソード電極に到達し、フラッディング現象がより起こり易くなる。また、メタノール溶液に接するアノード電極上では酸化反応により二酸化炭素(CO2)が発生するため、この二酸化炭素の気泡が電極上に付着し、メタノール溶液の供給が阻害される。よって、出力が低下したり不安定になってしまう。
これに対し、気化供給型では、両極の水分濃度の平衡により、カソード電極で生成する水をアノード電極側へ逆拡散させ、アノード電極で消費される水を補給することが可能である。このため、高濃度のメタノール水溶液が使用可能となり、また自己加湿によって電解質膜中の水分を保持することができるため、電解質膜において発電に必要なプロトン伝導性が維持される。よって、メタノールの利用効率が向上し、高いエネルギー密度を維持することができる。これまでにも、気化型の燃料供給方法として、燃料タンク内の燃料を自然気化させる方法や、毛管力を利用する方法(例えば、特許文献1,2)などが提案されている。あるいは、液体燃料を貯蔵タンクから汲み上げて発電側へ供給するためのポンプ(燃料供給部)と、この燃料供給部によって供給された液体燃料を気化させる燃料気化部とを設ける技術も提案されている。
特許第3413111号公報 特開平6−188008号公報
しかしながら、タンクからの自然気化や毛管力により燃料を供給した場合は、発電の状態や機器の必要電力に応じて燃料供給量を変化させることができず、また、起動や停止に時間を要するため、安定した電力供給ができないという問題があった。そこで、タンクからの自然気化や毛管力を用いずに、ポンプなどの燃料供給部を用いて燃料を供給するようにすれば、発電部の状態に応じて燃料を供給することができるようになる。ところが、燃料供給部と燃料気化部とを備えた構成では、これらの間にシリコンチューブなどの配管(ジョイント部)が設けられる。そのため、このジョイント部によって電池全体の厚みが大きくなってしまうという問題があった。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、安定した電力供給を維持しつつ、薄型化を実現することが可能な燃料電池およびこれを内蔵した電子機器を提供することにある。
本発明による燃料電池は、電解質膜を間にして一対の電極が対向配置された発電部と、液体燃料を収容する燃料タンクと、燃料タンクから発電部側へ液体燃料を供給すると共に、その供給量が調節可能となっている燃料供給部と、燃料供給部によって供給された液体燃料を気化させる燃料気化部とを備え、燃料供給部と燃料気化部とは一体的に設けられているものである。
本発明による電子機器は、上記のような構成を有する燃料電池を備えたものである。
本発明による燃料電池および電子機器では、燃料供給部により、燃料タンクから発電部側へ供給される燃料量が調節可能となっているため、自然気化や毛管力によって燃料を供給する場合と異なり、例えば、発電の状態や機器の必要電力に応じて燃料供給量を変化させ、所望のタイミングで起動、停止させることができる。また、燃料供給部と燃料気化部とが一体的に設けられていることにより、従来のような燃料供給部と燃料気化部との間に設けられていた配管などのジョイント部が不要となる。
本発明の燃料電池および電子機器によれば、燃料供給部によって発電部側へ供給する燃料量が調節可能となっていると共に、この燃料供給部と燃料気化部とを一体的に設けるようにしたので、安定した電力供給が可能になると共に、燃料供給部と燃料気化部との間に配管などのジョイント部が設けられた従来のものに比べ、全体の厚みが薄くなる。よって、安定した電力供給を維持しつつ、薄型化を実現することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は本発明の一実施の形態に係る燃料電池1の断面構成を表すものである。図2は、燃料電池1の平面構成を表すものである。ただし、図1は、図2のA−A線における断面構成に対応している。この燃料電池1は、液体燃料、例えばメタノールを直接供給して反応させるダイレクトメタノール型燃料電池(DMFC;Direct Methanol Fuel Cell)であり、携帯電話やPDA(Personal Digital Assistant;個人用携帯情報機器)などのモバイル機器や、ノート型PC(Personal Computer )などの電子機器に用いられるものである。
燃料電池1は、発電部10と、燃料タンク11と、燃料供給部12と、燃料気化部13とを備えている。発電部10は、接合体19を一対のセルプレート15,21により挟み込んで構成されたものである。発電部10のセルプレート15の側には、燃料タンク11と、燃料供給部12と、燃料気化部13とが設けられている。特に、燃料供給部12と燃料気化部13とは一体的に設けられている。すなわち、燃料供給部12と燃料気化部13とは、その厚み方向に隙間なく積層されている。このような構成により、燃料タンク11に収容された燃料が、燃料供給部12および燃料気化部13により発電部10側へ供給され、発電に利用されるようになっている。
まず、発電部10の接合体19の構成について説明する。接合体19は、図2に示したように、例えば面内方向に3×2の配列で計6つ配置されている。また、これら6つの接合体19は、図示しない集電体構造により、例えば符号P1で示したように、互いに電気的に直列接続されている。各接合体19は、電解質膜17を間にして、アノード電極(燃料電極)16とカソード電極(酸素電極)18とが対向配置された構成となっている。この接合体19は、セルプレート15,21の間に挟み込まれ、例えばガスケット(図示せず)によりシールされている。なお、図1では、電解質膜17は複数の接合体19の間で共通の層となっているが、接合体19ごとに設けられていてもよい。
電解質膜17は、例えば、スルホン酸基(−SO3 H)を有するプロトン伝導材料により構成されている。プロトン伝導材料としては、ポリパーフルオロアルキルスルホン酸系プロトン伝導材料(例えば、デュポン社製「Nafion(登録商標)」)、ポリイミドスルホン酸などの炭化水素系プロトン伝導材料、またはフラーレン系プロトン伝導材料などが挙げられる。
アノード電極16およびカソード電極18は、例えば、カーボンペーパーなどよりなるガス拡散基材に、白金(Pt)あるいはルテニウム(Ru)などの触媒を含む触媒層が形成された構成を有している。触媒層は、例えば、触媒を担持させたカーボンブラックなどの担持体をポリパーフルオロアルキルスルホン酸系プロトン伝導材料などに分散させたものにより構成されている。アノード電極16には、セルプレート15に設けられた開口150を介してメタノールなどを含む液体燃料が気体として供給されるようになっている。また、カソード電極18は、セルプレート21に設けられた開口210を介して外部と連通しており、自然換気あるいは空気供給ポンプ(図示せず)により空気すなわち酸素が供給されるようになっている。
燃料タンク11は、発電に必要な液体燃料、例えばメタノール水溶液を収容するためのものであり、燃料タンク11内には、燃料供給部12を構成する流路12c(後述)の吸引口が設けられている。
燃料供給部12は、燃料タンク11に収容された液体燃料を汲み上げて、発電部10側へ供給(輸送)するポンプとして機能するものであり、燃料の供給量を調節することができるようになっている。この燃料供給部12は、例えば圧電体12aと、この圧電体12aを支持するための圧電体支持樹脂部12bと、燃料タンク11からノズル部14までを接続する配管としての流路12cとを有している。圧電体12aは、例えば圧電素子と、この圧電素子上に形成されたポンプ室としての隔膜(いずれも図示せず)とを有してなり、ダイヤフラム式で燃料を汲み上げる構造となっている。具体的には、圧電素子は、電圧が印加されることにより伸縮するが、圧電体支持樹脂部12bにより剛性の高い燃料気化部13のプレート(後述)によって固定されているため、上下方向に振動することとなる。これにより、圧電素子の上部に形成された隔膜が振動し、この隔膜によって囲まれる空間(ポンプ室)の内部では体積変化が生じる。また、圧電体支持樹脂部12b内に形成されている流路12cには逆止弁が設けられている(後述)ため、燃料タンク11から燃料気化部13への一方向に燃料が輸送されるようになっている。
圧電体支持樹脂部12bとしては、例えばシクロオレフィンコポリマー(COC)やポリエチレン、ポリプロピレンなど、メタノールに対する耐性の高い樹脂材料を用いることができる。なお、圧電体12a付近の圧電体支持樹脂部12b内に形成されている流路12cには、図示しない逆止弁が設けられている。また、圧電体12aは、圧電素子に限らず、例えば電磁ポンプ、電気浸透流ポンプなどの他の素子を用いて、燃料を汲み上げるようにすることも可能である。この燃料供給部12は、例えば0.5mm〜1.5mmの厚みで構成されている。
燃料気化部13は、燃料供給部12によって供給された燃料を気化させると共に、燃料供給部12(圧電素子)を支持するためのプレートとしても機能するようになっている。この燃料気化部13は、例えばステンレス鋼、アルミニウムなどを含む金属や合金、シクロオレフィンコポリマー(COC)などの剛性の高い樹脂材料よりなるプレート上に、燃料の拡散を促進するための拡散部(図示せず)が設けられたものである。拡散部としては、アルミナ、シリカ、酸化チタンなどの無機多孔質材料や樹脂多孔質材料を用いることができる。この燃料気化部13は、例えば0.1mm〜1.0mmの厚みで構成されている。但し、燃料気化部13はSUSプレートによって構成されていることが好ましい。これにより、燃料供給部12の厚みを増大させることなく効率的な燃料供給が可能となるため、薄型化に有利となる。
ノズル部14は、燃料供給部12の流路12cによって輸送される燃料の噴出口であり、燃料気化部13の表面に設けられた拡散部に向けて、燃料を噴出するようになっている。これにより、燃料気化部13へ輸送された燃料が拡散気化され、発電部10に向けて供給される。このノズル部14は、例えば直径0.1mm〜0.5mmの口径を有している。
また、発電部10と燃料気化部13との間には、発電部10の外周部に封止層22が設けられている。この封止層22は、例えばシリコンゴム、エチレン−プロピレン−ジエンゴム、テフロン(登録商標)などの樹脂材料により構成されている。これにより、発電部10と燃料気化部13との間には一定の空間が設けられ、この空間によって燃料気化部13側から噴出する燃料が拡散され、発電部10に対して均一に燃料が供給されるようになっている。
この燃料電池1は、例えば、次のようにして製造することができる。
まず、上述した材料よりなる電解質膜17を、上述した材料よりなるアノード電極16およびカソード電極18の間に挟んで、例えば130℃、0.5kNの圧力で15分間熱圧着することにより、電解質膜17にアノード電極16およびカソード電極18を接合し、接合体19を形成する。
次いで、形成した接合体19を、一対のセルプレート15,21間に、図示しないガスケットを介して挟み込み、例えばネジなどで締結したのち、図示しない集電体構造を設けることにより、複数の接合体19が直列に接続された発電部10を形成する。
一方、燃料供給部12および燃料気化部13を次のようにして一体的に形成する。まず、燃料気化部13として、上述の材料等からなるプレートに、切削またはエッチングにより所望の口径の丸穴を空けることにより、ノズル部14を形成する。続いて、このノズル部14を形成したプレートの裏面側に、流路12cを形成した圧電体支持樹脂部12bによって圧電体12aを固定することにより燃料供給部12を形成する。次いで、上記プレートの表面側に、上述の材料よりなる拡散部を接着する。なお、燃料気化部13上に燃料を直接拡散させるため、プレートおよび拡散部のサイズは、燃料供給が必要とされる発電部10のサイズに合わせて形成するとよい。また、プレートにノズル部14を形成したのち、まずプレートの表面側に拡散部を形成してから、その裏面側に燃料供給部12を形成するようにしてもよい。以上のようにして、燃料供給部12および燃料気化部13を一体的に形成する。
次に、一体的に形成された燃料供給部12および燃料気化部13の燃料気化部13の側に、発電部10を、封止層22でシールすることにより接続する。なお、この封止層22には、二酸化炭素が抜けるように一部に小さな穴を開けるなどの加工処理を施すようにするとよい。以上により、図1に示した燃料電池1を完成する。
この燃料電池装置1では、燃料タンク11に収容される液体燃料が、燃料供給部12によって汲み上げられ、流路12cを通って燃料気化部13に到達する。燃料気化部13では、ノズル部14によって液体燃料が噴出すると、その表面に設けられた拡散部によって広範囲に拡散される。これにより、液体燃料が自然気化される。このとき、気化速度は、拡散部の表面積によって決定される。従って、必要とされる発電量に応じて拡散部の表面積を設定することにより、発電部10側への燃料供給量を調節することが可能である。このようにして気化された燃料が、ノズル部14の噴出口より噴出することで、発電部10のアノード電極16に燃料が供給される。一方、発電部10のカソード電極18へは、自然換気あるいは図示しない空気供給ポンプによって空気(酸素)が供給される。すると、アノード電極16では、式(1)に示した反応が起こり、水素イオンと電子とが生成される。この水素イオンは電解質膜17を通ってカソード電極18へ到達し、カソード電極18では、式(2)に示した反応が起こり、水と二酸化炭素が生成される。よって、燃料電池1全体としては、式(3)に示した反応が生じ、発電が行われる。
CH3OH+H2O → CO2+6H+6e …………(1)
6H+(3/2)O2+6e-→ 3H2 …………(2)
CH3OH+(3/2)O2→ CO2+2H2O …………(3)
この際、燃料供給部12では、供給される燃料量が調節可能となっていることで、供給量が調整されていない自然気化や毛管力を利用した発電と異なり、例えば発電の状態や機器の必要電力に応じて燃料供給量を変化させることができ、所望のタイミングで起動、停止させることが可能となる。
ここで、従来のように、燃料供給部12および燃料気化部13との間にジョイント部を設置する場合、このジョイント部によって全体の厚みが増加するという問題があった。これに対し、本実施の形態では、燃料供給部12と燃料気化部13とが一体的に設けられていることにより、従来のようなジョイント部が不要となりデッドスペースがなくなるため、全体の厚みを薄くすることができる。よって、本実施の形態では、安定した電力供給を維持しつつ、薄型化を実現することが可能となる。
さらに、ジョイント部を用いた従来の構成では、燃料供給部12および燃料気化部13との接続部分から燃料漏れが生じ易く、燃料の利用効率が低下して、電力供給が不安定となるという問題もある。これに対しても、燃料供給部12と燃料気化部13とが一体的に設けられていることで、燃料漏れが防止され、出力の安定化に有利となる。
また、図3には、この燃料電池1を適用したシステムの一例について示す。このシステムでは、燃料電池1の発電体10の状態あるいは駆動機器103で必要とされる電力に応じて、制御部101によって燃料供給部12が制御されることにより燃料が供給される。供給された燃料は、燃料気化部13によって気化されたのち、発電部10側へ輸送され、発電部10において発電がなされる。このようにして発電部10で発生した電力は、制御部101の制御によって、補助電源102に保持されるか、あるいは駆動機器103側へ出力されるようになっている。このようなシステムにより、最適な燃料量のフィードバックが可能となるため、電力供給の安定性や燃料の利用効率を向上させることができる。
次に、本発明の変形例について説明する。
(変形例1)
図4は、本発明の変形例1に係る燃料電池2の概略構成を表すものである。この燃料電池2は、燃料供給部23と、燃料気化部13に埋設されたノズル部24との構成以外は、上記実施の形態で説明した燃料電池1と同一の構成を有している。よって、対応する構成要素には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
燃料供給部23は、燃料タンク11に収容された液体燃料を汲み上げて、発電部10側へ供給(輸送)するポンプとして機能するものであり、燃料の供給量を調節することができるようになっている。この燃料供給部23は、例えば圧電体12aと、圧電体支持樹脂部12bと、圧電体支持プレート12dと、流路12eとを有している。圧電体支持プレート12dは、圧電体12aを支持するために設けられるプレートであり、上述の燃料気化部12を構成するプレートと同様の材料により構成されている。流路12eは、燃料タンク11から、圧電体12aおよび圧電体支持プレート12dを経て、接合体19に対応する領域ごとに分岐され、後述のノズル部24に接続されるようになっている。
ノズル部24は、燃料供給部23の流路12eによって輸送される燃料の噴出口であり、燃料気化部13の表面に設けられた拡散部に向けて、燃料を噴出するようになっている。これにより、燃料供給部12によって汲み上げられた燃料が燃料気化部13へ輸送されると共に、燃料気化部13によって気化された燃料が発電部10に向けて噴出するようになっている。このノズル部24は、接合体19に対応する領域ごとに分岐した流路12eに対応して複数設けられている。
また、次のようにして、上記のような構成を有する燃料供給部23と燃料気化部13とを一体的に形成する。まず、燃料供給部13としてのプレートに対し、エッチングなどにより接合体19ごとに分岐した流路パターン(ノズル部24)を形成する。次いで、このプレートの裏面側に流路12eを形成した圧電体支持プレート12dを接着シートなどにより接着させ、この圧電体支持プレート12dに対して、圧電体12aを圧電体支持樹脂部12bによって固定する。一方、燃料気化部13のプレートの表面側に拡散部を設けることにより、燃料供給部23および燃料気化部13を一体的に形成する。あるいは、燃料気化部13、ノズル部24、圧電体支持プレート12dおよび流路12eをエッチング加工と拡散接合技術などを用いて、一体部品として形成するようにしてもよい。
このように、本変形例では、流路12eが接合体19に対応する領域ごとに分岐していることにより、燃料気化部13によって気化された燃料は、分岐した流路12eを通ってノズル部24により、接合体19ごとに分散して噴出されることとなる。よって、各接合体19に対してより均一に燃料を供給することができるため、より安定した発電が可能となる。
(変形例2)
図5は、本発明の変形例2に係る燃料電池3の概略構成を表すものである。この燃料電池2は、燃料供給部23と、ノズル部24の構成と、封止部22の代わりに熱伝導部32が設けられていること以外は、上記実施の形態で説明した燃料電池1と同一の構成を有している。なお、燃料供給部23およびノズル部24の構成については上記変形例1で説明した燃料電池2と同様のものとなっている。よって、燃料電池1および燃料電池2と同一の構成要素には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
熱伝導部32は、図1の燃料電池1で説明した封止層22と同様の機能を有すると共に、熱伝導性の高い材料によって構成されている。例えば、銅(Cu)、アルミニウム(Al)などの金属材料や伝熱シート、伝熱グリースなどが挙げられる。
ここで、一般に、発電部10では発電により湿潤され温度が上昇する一方、燃料気化部13では液体燃料の気化のために熱が奪われて温度が降下する。このため、長時間の発電動作により燃料気化部13では結露が生じ、この影響で発電部10に対して十分なメタノールを供給できず、また、水が系外に溢れ出てしまうという問題がある。そこで、これらを防ぐために、ヒータなどを搭載することで温度制御を行っている。ところが、このような構成では、電力を消費し、また薄型化や小型化に不利となる。
これに対し、本変形例では、発電部10と燃料気化部13とが、熱伝導性を有する熱伝導部32によって接続されているので、発電部10で発生した熱は、燃料気化部13へ伝わりやすくなる。これにより、発電部10の放熱が可能となると共に、燃料気化部13に対して燃料の気化に必要な熱エネルギーを供給することが可能となる。よって、発電部10と燃料気化部13との間で温度差が生じにくくなり、燃料気化部13での結露の発生を効果的に抑制することができる。
なお、本変形例では、上記変形例1で説明したような流路が接合体19ごとに分岐したノズル部24を用いた燃料電池2の構成に、さらに熱伝導部32を設けたものを例に挙げて説明したが、勿論、図1に示したように流路の分岐していないノズル部14を用いた燃料電池1の構成についても適用することが可能である。
次に、本発明の実施例について説明する。
(実施例1)
実施例1として、図1および図2に示した燃料電池1を作製した。但し、アノード電極16およびカソード電極18としては、寸法が15mm×15mmのものを用いた。また、燃料供給部12として、厚み0.7mmのSUS圧電体支持樹脂部12b(圧電体12aを含む)、燃料気化部13として、厚み0.3mmのSUSプレートを用い、ノズル部14としては口径0.3mmの噴出口を有するものを用いた。また、液体燃料としては試薬特級メタノール(和光純薬製)、燃料気化部13上には、多孔質PPシート20μmを形成した。なお、発電部10としては、図2に示したように、6つの接合体19が縦に2列、横に3列で平面配置され、これらの接合体19が電気的に直列接続(コの字型に接続)されたものを用いた。
このようにして作製した実施例1の燃料電池1の全体の厚み(mm)を測定した。また、燃料供給部12の燃料供給レートを約15μ/分、駆動電圧を1.8Vの定電圧として、発電試験を行った。図8に、経過時間に対する発生電力の関係を示し、表1に、全体の厚み(mm)、1時間後の出力(mW)、30時間後の出力(mW)、および30時間後の出力維持率(%)について示す。
Figure 2009016244
(実施例2)
実施例2として、図4に示した燃料電池2を作製した。但し、実施例2では、接合体19ごとに設けられたノズル部24の噴出口の口径を0.3mmとし、燃料気化部13および圧電体支持プレート12dをエッチング加工と拡散接合技術とを組み合わせて一体化した厚み0.5mmのSUSプレートを用いたこと以外は、上記実施例1と同様の構成条件とした。
(実施例3)
実施例3として、図5に示した燃料電池3を作製した。但し、実施例3では、発電部10と燃料気化部13とを、厚み0.2mmのアルミニウムからなる熱伝導部32によって接合させたこと以外は、上記実施例1と同様の構成条件とした。このようにして作製した実施例2の燃料電池2および実施例3の燃料電池3について、上記実施例1と同様の条件で、厚みの測定および発電試験を行った。これら実施例2および実施例3の結果を、実施例1の結果と共に図8および表1に示す。
(比較例1)
実施例1〜3の比較例1として、図6に示した燃料電池100を作製した。燃料電池100は、燃料タンク110、多孔質体111、燃料気化部112、封止部113、および発電部119を備えており、発電部119は、ガスケット114、アノード電極115、電解質膜116、カソード電極117およびセルプレート118から構成されている。この燃料電池100では、燃料タンク110に収容された液体燃料が多孔質体111の毛管力によって吸い上げられ、燃料気化部112によって気化されたのち、発電部119に供給されるようになっている。但し、燃料供給部12の代わりに、ポリエステル系繊維を束ねた芯材よりなる多孔質体111を用いたこと以外は、上記実施例1と同様の構成(材料、厚み)とした。
このようにして作製した比較例1の燃料電池100について、全体の厚みを測定し、発電試験を行った。これらの結果を、実施例1〜3の結果と共に図8および表1に示す。但し、燃料供給レートを調整しない(調整できない)こと以外は、上記実施例1と同様の条件で発電試験を行った。
(比較例2)
また、比較例2として、図7に示した燃料電池200を作製した。燃料電池200は、燃料タンク210、燃料供給部211、ジョイント部212、燃料気化部213、封止部214、および発電部220を備えており、発電部220は、ガスケット215、アノード電極216、電解質膜217、カソード電極218およびセルプレート219から構成されている。また、燃料供給部211と燃料気化部213とはジョイント部212を介して接続された構成、すなわち、燃料供給部211と燃料気化部213とが一体化されておらず、ジョイント部212の内部に設けられたノズル部212aによって燃料の輸送が行われる。この燃料電池200では、燃料タンク210に収容された液体燃料が燃料供給部211によって汲み上げられ、燃料気化部213によって気化されたのち、発電部220に供給されるようになっている。但し、厚み2mmのジョイント部212によって燃料供給部211と燃料気化部213とが接続されていること以外は、上記実施例1と同様の構成(材料、厚み)とした。
このようにして作製した比較例2の燃料電池200について、全体の厚みを測定し、上記実施例1と同様の条件で発電試験を行った。これらの結果を、実施例1〜3の結果と共に図8および表1に示す。
表1および図8に示したように、燃料の供給量を調節可能な燃料供給部を備えた実施例1では、多孔質体などの毛管力を利用した比較例1に比べて、出力される電力が高くなっていることがわかる。また、時間の経過に伴って、比較例1では出力が低下し、維持率も79%と低くなっているのに対し、実施例1では、安定した電力供給が実現されており、維持率も91%と高くなっている。
さらに、接合体ごとに燃料の流路を分岐させた実施例2や、発電部と燃料気化部との間に熱伝導部を設けた実施例3では、より高く安定した出力が得られていることがわかる。特に、実施例3では、出力維持率が99%と非常に高くなっている。これは、通常、長時間の発電動作によって発電部の温度が上昇し結露が発生し易くなるが、実施例3では熱伝導部によって接続された発電部と燃料気化部との間で温度差が生じにくく、結露の発生が抑制されたためと考えられる。
一方、表1に示したように、全体の厚みは、燃料供給部と燃料気化部との間にジョイント部を有する比較例2の燃料電池200に比べて、燃料供給部と燃料気化部とが一体的に設けられた実施例1〜3では、厚みが2mm程度薄くなっていることがわかる。以上により、燃料供給部と燃料気化部とが一体的に設けられることにより、薄型で、安定した電力供給が可能な燃料電池が実現されることがわかる。
以上、実施の形態および実施例を挙げて本発明を説明したが、本発明は、上記実施の形態等に限定されるものではなく、種々変形することができる。例えば、上記実施の形態では、電解質膜17,アノード電極16およびカソード電極18の構成について具体的に説明したが、他の構造または他の材料により構成するようにしてもよい。
また、上記実施の形態等では、接合体19を面内に3×2の配列で6つ設けた構成について説明したが、接合体19の数や配置は、これに限定される訳ではない。また、これら6つの接合体19を電気的に直列接続(コの字型に接続)した例を挙げて説明したが、これに限定されず、他の接続方法であっても本発明の効果は達成される。
また、上記実施の形態等では、燃料供給部12としてプレート上に圧電体が設けられた構成を例に挙げて説明したが、このような構成に限定されず、発電部10の状態に応じて燃料の供給量を調節可能なポンプとして機能する構成であれば、本発明の効果は達成される。
また、上記実施の形態等では、発電部10と燃料気化部13との間に、封止層22あるいは熱伝導部32を設けた構成としているが、この封止層22、熱伝導部32は設けられていなくてもよい。すなわち、発電部10に対して燃料気化部13および燃料供給部12が一体的に設けられた構成であっても、本発明の効果は達成される。
また、上記実施の形態等では、DMFCを例に挙げて説明したが、これに限定されず、水素を燃料とした固体高分子型燃料電池,ダイレクトエタノール型燃料電池あるいはジメチルエーテル型燃料電池など、他の形態の燃料電池にも適用可能である。
本発明の実施の形態に係る燃料電池の概略構成を表す断面図である。 図1に示した燃料電池をセルプレート21の側から見た構成を表す平面図である。 図1に示した燃料電池を適用したシステムの一例の全体構成を表す図である。 本発明の第1の変形例に係る燃料電池を表す断面図である。 本発明の第2の変形例に係る燃料電池を表す断面図である。 比較例1に係る燃料電池の概略構成を表す断面図である。 比較例2に係る燃料電池の概略構成を表す断面図である。 実施例および比較例について、経過時間に対する出力(電力)を表す特性図である。
符号の説明
1,2,3…燃料電池、10…発電部、11…燃料タンク、12,23…燃料供給部、13…燃料気化部、14,24…ノズル部、16…アノード電極、17…電解質膜、18…カソード電極、19…接合体、15,21…セルプレート、22…封止層。

Claims (7)

  1. 電解質膜を間にして一対の電極が対向配置された発電部と、
    液体燃料を収容する燃料タンクと、
    前記燃料タンクから前記発電部側へ前記液体燃料を供給すると共に、その供給量が調節可能となっている燃料供給部と、
    前記燃料供給部によって供給された液体燃料を気化させる燃料気化部とを備え、
    前記燃料供給部と前記燃料気化部とは一体的に設けられている
    ことを特徴とする燃料電池。
  2. 前記燃料供給部は、圧電体を含むものである
    ことを特徴とする請求項1記載の燃料電池。
  3. 前記発電部が複数配置してなり、これら発電部が電気的に直列接続されている
    ことを特徴とする請求項1記載の燃料電池。
  4. 前記燃料供給部および前記燃料気化部から前記発電部側へ燃料を輸送するための流路を備え、
    前記流路は、前記複数の発電部ごとに設けられている
    ことを特徴とする請求項3記載の燃料電池。
  5. 前記燃料気化部と前記発電部側とを接続するための熱伝導部材を備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の燃料電池。
  6. 前記燃料供給部の厚みと前記燃料気化部の厚みとの合計が2mm以内である
    ことを特徴とする請求項1記載の燃料電池。
  7. 燃料電池を内蔵する電子機器であって、
    前記燃料電池は、
    電解質膜を間にして一対の電極が対向配置された発電部と、
    液体燃料を収容する燃料タンクと、
    前記燃料タンクから前記発電部側へ前記液体燃料を供給すると共に、その供給量が調節可能となっている燃料供給部と、
    前記燃料供給部によって供給された液体燃料を気化させる燃料気化部とを備え、
    前記燃料供給部と前記燃料気化部とが一体的に設けられている
    ことを特徴とする電子機器。
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