JP2009015048A - カメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】電子ビューファインダがオフ時にブレ補正動作を行わない場合でも、適切な焦点調節状態を得る。
【解決手段】カメラは、被写体を観察する接眼光学系19と、被写体像を撮像して画像信号を取得する撮像素子6と、撮像素子6へ被写体光像を結像させる結像光学系2と、撮像素子6による撮影動作を指示する指示手段3と、被写体像の撮像素子6上での焦点調節状態を検出して調節する焦点調節手段7と、被写体像の像ブレを検出する像ブレ検出手段14X、14Yと、検出された像ブレに基づいて、光軸に直交する方向の結像光学系2と撮像素子6との相対位置を変更して像ブレを補正するブレ補正機構15と、画像信号に基づいて作成されたモニタ画像を表示する表示器17と、表示器17が消灯されているとき、撮影動作が指示されていない場合はブレ補正機構15を非動作とし、撮影動作が指示されている場合はブレ補正機構15をロックする制御手段7とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、ブレ補正機能を有するカメラに関する。
従来から、ブレ補正機能を有するカメラにおいて、電子ビューファインダがオフされている場合にはブレ補正動作を行わないものが知られている(たとえば特許文献1)。
特開2002−303909号公報
しかしながら、電子ビューファインダがオフの場合には、モータ等の駆動に伴うブレ補正レンズの振動により適切に焦点検出が行うことができないことがある。
請求項1の発明によるカメラは、被写体を観察する接眼光学系と、被写体像を撮像して画像信号を取得する撮像素子と、撮像素子へ被写体像を結像させる結像光学系と、撮像素子による撮影動作を指示する指示手段と、被写体像の撮像素子上での焦点調節状態を検出して調節する焦点調節手段と、カメラのブレを検出するブレ検出手段と、検出されたブレに基づいて、光軸に直交する方向の結像光学系と撮像素子との相対位置を変更して撮像素子上での像ブレを補正するブレ補正機構と、画像信号に基づいて作成されたモニタ画像を表示する表示器と、表示器が消灯されているとき、指示手段により撮影動作が指示されていない場合はブレ補正機構を非動作とし、撮影動作が指示されている場合はブレ補正機構による像ブレ補正動作をロックする制御手段とを備えることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1のカメラにおいて、ブレ補正機構は、結像光学系を構成するブレ補正光学系を光軸と直交する面内で駆動して相対位置を変更することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1のカメラにおいて、ブレ補正機構は、撮像素子を光軸と直交する面内で駆動して相対位置を変更することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項2のカメラにおいて、制御手段は、ブレ補正光学系を光軸と直交する面内に設定される駆動範囲の周辺方向に駆動し、駆動範囲の周辺に設けられた駆動制限部材に押圧することによりブレ補正機構による像ブレ補正動作をロックすることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項3のカメラにおいて、制御手段は、撮像素子を光軸と直交する面内に設定される駆動範囲の周辺方向に駆動し、駆動範囲の周辺に設けられた駆動制限部材に押圧することによりブレ補正機構による像ブレ補正動作をロックすることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項4のカメラにおいて、ブレ補正光学系の位置を検出する検出手段をさらに備え、制御手段は、検出手段で検出されたブレ補正光学系の位置に基づいて、ブレ補正光学系の駆動方向を判定して駆動制限部材へ押圧することを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項5のカメラにおいて、撮像素子の位置を検出する検出手段をさらに備え、制御手段は、検出手段で検出された撮像素子の位置に基づいて、撮像素子の駆動方向を判定して駆動制限部材へ押圧することを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項1乃至7のいずれか一つのカメラにおいて、焦点調節手段は、画面の中心近傍に設けられた焦点検出領域に対応する撮像素子の領域から出力される画像信号に基づいて焦点調節状態を検出することを特徴とする。
本発明によれば、表示器が動作していない場合に焦点調節状態を検出するときは、ブレ補正機構による像ブレ補正動作をロックするので、モータ等の駆動などによる悪影響を受けずに適切な焦点調節状態を検出できる。
図面を用いて、本発明の実施の形態によるカメラについて説明する。
図1(a)に示すように、カメラ本体1には撮影レンズ2および光学ファインダ19が設けられている。カメラ本体1の上面にはレリーズボタン3、電源ボタン4、撮影モードの設定操作を行なうモードダイヤル5が設けられている。撮影レンズ2には、焦点調節レンズ2a、その他の結像レンズ2b、および後述するブレ補正装置15(図2)が内蔵されている。また、図1(b)に示すように、カメラ本体1の背面には液晶モニタ17、およびモニタボタン18が設けられている。
図2は実施の形態のカメラの回路構成を示すブロック図である。カメラは、半押しスイッチ3a、全押しスイッチ3b、電源スイッチ4a、撮像素子6、制御回路7、SDRAM8、フラッシュメモリ9、メモリカードインタフェース11、液晶モニタ17、ブレ検出センサ14X、14Y、ブレ補正装置15、およびモニタスイッチ18aを備える。
撮像素子6は、複数の光電変換素子を備えたCCDやCMOSイメージセンサによって構成される。撮像素子6は、撮像面上に結像されている被写体像を撮像し、被写体像の明るさに応じた光電変換信号(画像信号)を制御回路7へ出力する。
制御回路7は、制御プログラムに基づいて、カメラを構成する各部から入力される信号を用いて所定の演算を行ない、カメラの各部に対する制御信号を送出して、撮影動作を制御する。なお、制御プログラムは、制御回路7内の不図示の不揮発性メモリに格納されている。制御回路7は、撮像素子6から入力した画像信号をデジタル画像信号に変換し、そのデジタル画像信号に対して種々の画像処理を施して画像データを生成する。そして、制御回路7は生成された画像データに対してJPEGなどの所定の方式により圧縮処理を行い、EXIFなどの形式でメモリカード12へ記録する。
制御回路7は、撮像素子6から出力される撮像信号に基づいて周知の焦点評価値演算を行う。この実施の形態のカメラでは、図3に示すように、撮影画面内のたとえば11箇所に焦点検出領域(D1〜D3、L1〜L2、M1、R1〜R2、U1〜U3)が設けられている。制御回路7は、すべての焦点検出領域について焦点評価値を演算して、焦点評価値のピークが最至近位置に表れる焦点検出領域を選択する。選択した焦点検出領域における焦点評価値の演算結果に基づいて、制御回路7は、図示しないレンズ駆動回路に対して焦点評価値が最大となる位置へ焦点調節レンズ2aを移動させる。
SDRAM8は、画像処理、画像圧縮処理および表示用画像データ作成処理の途中や処理後のデータを一時的に格納するために使用される。表示用画像データは、撮像素子6からの出力に基づいて、制御回路7が生成した画像データ、もしくはメモリカード12に記録されている画像データに基づいて、制御回路7により生成される。生成された表示用画像データは、制御回路7によりSDRAM8に格納される。フラッシュメモリ9は、たとえば制御回路7が演算を行なうための各種の処理プログラムが記憶された不揮発性メモリである。
モニタボタン18のオン操作に連動して、モニタスイッチ18aからオン信号を入力すると、制御回路7は、LCD駆動回路171を介して液晶モニタ17を駆動し、液晶モニタ17に画像を表示する。また、液晶モニタ17は、デジタルカメラの各種設定メニュー画面などが表示される。
メモリカードインタフェース11は、メモリカード12が着脱可能なインタフェースである。メモリカードインタフェース11は、制御回路7の制御に基づいて、画像データをメモリカード12に書き込んだり、メモリカード12に記録されている画像データを読み出すインタフェース回路である。メモリカード12はコンパクトフラッシュ(登録商標)やSDカードなどの半導体メモリカードである。
ブレ検出センサ14Xおよび14Yは、たとえば角速度センサ、ジャイロセンサなどで構成され、撮影時にカメラ本体1に発生するブレをピッチングとヨーイングに分解して検出する。ブレ検出センサ14X、14Yで検出されたピッチングとヨーイングを表すブレ量信号を制御回路7に出力する。制御回路7は、入力したブレ量信号に基づいて後述するブレ補正装置15を駆動してブレ補正を行なう。
ブレ補正装置15は、シフトレンズ151、アクチュエータ153Xおよび153Y、および位置検出センサ154Xおよび154Yを備える。なお、図2においては、シフトレンズ151、アクチュエータ153Xおよび153Y、および位置検出センサ154Xおよび154Yの位置関係を便宜的に示している。
シフトレンズ151は、図4に示すように、アクチュエータ153Xおよび153Yにより撮像素子6の撮像面と平行な面内、すなわち光軸に直交する平面内で、図4に符号Aで示す駆動範囲内で移動可能となるように設けられる。図4(a)においては、シフトレンズ151が駆動範囲の中央に位置している状態を示す。なお、上記駆動範囲Aは図示しない駆動制限部材の内壁面で規定することができる。
アクチュエータ153X、153Yは、たとえば、コイル、磁石、およびヨークを有するボイスコイルモータである。アクチュエータ153X、153Yは、制御回路7により印加される電力に応じて駆動力を発生して、シフトレンズ151を移動させる。位置検出センサ154X、154Yは、たとえば、磁石および磁気検出素子を有する磁気センサであり、シフトレンズ151の位置を検出して、位置検出信号として制御回路7へ出力する。
実施の形態におけるカメラの動作について、ユーザの操作により液晶モニタ17が点灯されている場合と、消灯されている場合とに分けて説明する。
−液晶モニタ点灯−
ユーザによりモニタボタン18がオン操作されると、制御回路7はブレ補正装置15を制御してブレ補正動作を開始する。制御回路7はブレ検出センサ14X、14Yから出力されたブレ量信号と、位置検出センサ154X、154Yから出力される位置信号とに基づいて、像ブレを補正するためのシフトレンズ151の駆動量を算出する。そして、制御回路7は、算出した駆動量に基づいてアクチュエータ153X、153Yに電力を印加する。
アクチュエータ153X、153Yは印加された電力により駆動力を発生させて、シフトレンズ151を、たとえば図4(b)に示す位置に駆動させる。その結果、シフトレンズ151および撮像素子6における被写体光の光軸と直交する方向の相対位置が変更して、撮影レンズ2を通過した被写体光がブレを打ち消す方向に屈折される。
モニタボタン18のオン操作により、制御回路7は、液晶モニタ17を点灯し、撮像素子6およびLCD駆動回路171を制御することにより、たとえば1/30秒の周期で液晶モニタ17に表示される画像を更新する。これにより、動画像がスルー画として液晶モニタ17に表示される。このとき、シフトレンズ151により像ブレが解消されるので、液晶モニタ17にはブレのないスルー画が表示される。
ユーザがレリーズボタン3を半押しして撮影準備を指示すると、制御回路7は、撮像素子6から、焦点検出領域(D1〜D3、L1〜L2、M1、R1〜R2、U1〜U3)に対応する領域の画像信号を読み出し、上述した焦点評価値を演算する。そして、制御回路7は、演算結果に基づいて焦点調節レンズ2aを駆動させて焦点調節状態を調節する。たとえば最至近の被写体が存在する領域を選択し、その領域に対応する画像信号に基づいて焦点検出を行い、焦点調節レンズ2aを駆動する。
レリーズボタン3が全押し操作されると、制御回路7は、シフトレンズ151がブレ補正動作(以下、この動作を撮影用ブレ補正動作と呼ぶ)するように、アクチュエータ153X、153Yに電力を印加する。この場合、制御回路7は、位置検出センサ154X、154Yからの位置信号に基づいて、シフトレンズ151を図4(a)に示す初期位置へ駆動するために必要な、すなわちセンタリングに必要な電力をアクチュエータ153X、153Yに印加する。初期位置とは、シフトレンズ151の光軸が撮影レンズ2の光軸と一致する位置である。このようにして、制御回路7は、位置検出センサ154X、154Yから入力した位置信号に基づいてシフトレンズ151が初期位置まで移動したと判定するまで、アクチュエータ153X、153Yに電力を印加する。その結果、撮像シフトレンズ151が初期位置にセンタリングされる。
レリーズ全押し後、位置検出センサ154X、154Yからの位置信号に基づいて、制御回路7によりシフトレンズ151がセンタリングされたことを確認すると、制御回路7は、撮像素子6を制御して撮像を開始させる。さらに、制御回路7は、上述のようにして、ブレ検出センサ14X、14Yから出力されたブレ量信号と、位置検出センサ154X、154Yから出力される位置信号とに基づいて、シフトレンズ151を駆動するブレ補正を指示する。
撮像素子6から出力される画像信号には、制御回路7により上述した処理が施され、画像データが生成される。次に、制御回路7は、生成された画像データの圧縮処理を実行する。そして、制御回路7は、圧縮処理が施された画像データに基づいて画像ファイルを生成して、画像ファイルを記録媒体12に書き込む。
以上の説明からも明らかなように、電源スイッチ4aがオフの場合およびブレ補正装置15が駆動されていない場合、シフトレンズ151は、図5のように重力方向に落下している。図5は、重力落下したシフトレンズ151が駆動範囲Aを規定する駆動制限部材の内壁に接触している様子を示す。
−液晶モニタ消灯−
制御回路7は、ユーザによりモニタボタン18が操作されずモニタスイッチ18aからオン信号を入力しない場合は、液晶モニタ17を点灯せず、スルー画表示を行なわない。そして、制御回路7は、ブレ補正装置15を駆動しないで非作動とする。すなわち、アクチュエータ153X、153Yに電力が印加されないので、シフトレンズ151は、図5に示すように、重力方向に落下した状態となる。
ユーザがレリーズボタン3を半押しして撮影準備が指示されると(撮影動作が指示されると)、制御回路7は、シフトレンズ151をロック動作させた状態、すなわち、シフトレンズによるブレ補正動作をロックした状態で焦点調節を行なう。
−−ブレ補正動作−−
制御回路7は、位置検出センサ154X、154Yから出力される位置信号を用いてシフトレンズ151の位置を検出し、検出結果に基づいてシフトレンズ151を駆動範囲Aの周辺に設けられた駆動制限部材に接触させるための移動方向を判定する。このとき、制御回路7は、検出されたシフトレンズ151の位置が駆動範囲Aの中心からずれている方向を移動方向として判定する。たとえばシフトレンズ151が図5に示す位置にあると検出された場合は、制御回路7は、図5に符号PFで示す方向、すなわち駆動範囲Aの周辺方向にシフトレンズ151が移動するように移動方向を判定する。
移動方向が判定されると、判定結果に基づいて制御回路7はアクチュエータ153X、153Yに所定の電力を印加して、シフトレンズ151を符号Aで示す駆動制限部材の内壁面と接触するように駆動させる。そして、シフトレンズ151が図5に示すように符号Aで示す駆動制限部材の内壁面に接触した後でも、制御回路7はアクチュエータ153X、153Yへの電力印加を継続する。その結果、シフトレンズ151は駆動制限部材へ接触され続け、駆動制限部材に押し付けられるようにして固定される。このようにして、シフトレンズ151によるブレ補正動作がロックされる。
−−焦点調節−−
制御回路7は、シフトレンズ151によるブレ補正動作がロックされると、焦点検出領域(D1〜D3、L1〜L2、M1、R1〜R2、U1〜U3)の中から、たとえば中央近傍の焦点検出領域(L1、M1、R1)を選択する。そして、制御回路7は、撮像素子6における焦点検出領域(L1、M1、R1)に対応する領域から得られた画像信号に基づいて上述した焦点評価値を演算し、演算結果に基づいて焦点状態を調節する。
上述したようにシフトレンズ151によるブレ補正動作がロックされた状態で制御回路7により焦点調節が行なわれているときに、レリーズボタン3が全押し操作されると、制御回路7は、シフトレンズ151によるブレ補正動作のロックを解除する。そして、制御回路7は、上述した撮影用ブレ補正動作を行なうために、アクチュエータ153X、153Yに電力を印加して、シフトレンズ151を図4(a)に示す初期位置へセンタリングする。
位置検出センサ154X、154Yからの位置信号に基づいて制御回路7がシフトレンズ151のセンタリングを確認すると、制御回路7は、液晶モニタ17が点灯中の場合と同様に、撮像素子6による撮像開始およびシフトレンズ151によるブレ補正開始を指示する。画像データが取得され撮像動作が終了すると、制御回路7は、再びアクチュエータ153X、153Yへの電力印加を停止する。その結果、シフトレンズ151は再度重力方向へ落下した状態(図5)になる。
図6〜図8に示すフローチャートを用いて、実施の形態によるカメラのブレ補正動作における各処理について説明する。図6〜図8の各処理は制御回路7でプログラムを実行して行われる。図6〜図8の各処理を行なうプログラムはメモリ(不図示)に格納されており、電源スイッチ4aから電源オン信号が入力されると起動される。
ステップS101においては、起動処理を行なってステップS102へ進む。なお、ステップS101の処理については、図7に示すフローチャートを用いて後述する。ステップS102においては、レリーズボタン3が半押し操作されたか否かを判定する。半押しスイッチ3aからオン信号を入力した場合は、ステップS102が肯定判定されてステップS103へ進む。オン信号を入力しない場合は、ステップS102が否定判定されて当該判定を繰り返す。
ステップS103においては、液晶モニタ17を点灯しているか否かを判定する。液晶モニタ17が点灯している場合は、ステップS103が肯定判定されてステップS104へ進む。ステップS104においては、ボイスコイルモータによりシフトレンズ151を駆動させてブレ補正、すなわち、シフトレンズ151によるブレ補正動作を行なう。さらに、すべての焦点検出領域に対して焦点評価値演算を行ない、所定のアルゴリズムにより焦点調節レンズ2aを駆動して焦点調節を行なってステップS105へ進む。
ステップS105においては、レリーズボタン3が全押し操作されたか否かを判定する。全押しスイッチ3bからオン信号を入力した場合は、ステップS105が肯定判定されてステップS106へ進む。ステップS106においては、シフトレンズ151により撮影用ブレ補正動作を行なってステップS107へ進む。ステップS107においては、撮影動作を行ない、取得した画像データをメモリカード12に記録してステップS108へ進む。ステップS108においては、終了処理を行なって一連の処理を終了する。なお、終了処理については、図8に示すフローチャートを用いて後述する。
全押しスイッチ3bからオン信号を入力しない場合、ステップS105が否定判定されてステップS109に進み、レリーズボタン3の半押し操作が解除されたか否かを判定する。半押し操作が解除された場合、すなわち半押しスイッチ3aからオン信号を入力した場合は、ステップS109が肯定判定されてステップS108へ進む。半押し操作が解除されずオン信号を入力した場合は、ステップS109が否定判定されてステップS104へ戻る。
液晶モニタ17が点灯されていない場合、ステップS103が否定判定されてステップS110へ進み、アクチュエータ153X、153Yに電力を印加し、シフトレンズ151をロック動作してステップS111へ進む。ステップS111においては、中央付近の焦点検出領域(L1、M1、R1)を選択し、選択した焦点検出領域から得られた画像信号に基づいて焦点状態を調節してステップS112へ進む。
ステップS112においては、ステップS105と同様に、レリーズボタン3が全押し操作されたか否かを判定する。全押しスイッチ3bからオン信号を入力した場合は、ステップS112が肯定判定されてステップS113へ進む。ステップS113(撮影用ブレ補正動作)およびステップS114(撮影)の各処理は、ステップS106(撮影用ブレ補正動作)およびステップS107(撮影)の各処理と同様の処理を行なう。ステップS115においては、アクチュエータ153X、153Yへの電力印加を停止してシフトレンズ151の駆動を終了させてステップS108へ進む。
全押しスイッチ3bからオン信号を入力しない場合、ステップS112が否定判定されてステップS116に進み、ステップS109と同様にレリーズボタン3の半押し操作が解除されたか否かを判定する。半押し操作が解除された場合、すなわち半押しスイッチ3aからオン信号を入力しない場合は、ステップS116が肯定判定されてステップS117へ進む。ステップS117においては、アクチュエータ153X、153Yへの電力印加を停止して、シフトレンズ151のロック動作を解除してステップS108へ進む。半押し操作が解除されずオン信号を入力した場合は、ステップS116が否定判定されてステップS110へ戻る。
図7に示すフローチャートを用いて、図6のステップS101における起動処理について説明する。
ステップS201においては、液晶モニタ17の点灯を指示する操作が行なわれたか否かを判定する。モニタスイッチ18aからオン信号を入力した場合は、ステップS201が肯定判定されてステップS202へ進む。ステップS202においては、アクチュエータ153X、153Yへの電力印加を開始してシフトレンズ151を駆動させてステップS203へ進む。ステップS203においては、LCD駆動回路171に対して液晶モニタ17を点灯させて、ステップS204へ進む。
ステップS204においては、撮像素子6から出力される画像信号に基づいて、液晶モニタ17にスルー画を表示して、起動処理における一連の処理を終了し、図6のステップS102へ進む。液晶モニタ17の点灯を指示する操作が行なわれない場合、ステップS201が否定判定されて、ステップS202〜204の処理をスキップして、起動処理における一連の処理を終了して、図6のステップS102へ進む。
図8に示すフローチャートを用いて、図6のステップS108における終了処理について説明する。
ステップS301においては、電源がオフされたか否かを判定する。電源スイッチ4aからオフ信号を入力した場合は、ステップS301が肯定判定されてステップS302へ進む。ステップS302においては、液晶モニタ17が点灯しているか否かを判定する。液晶モニタ17が点灯している場合は、ステップS302が肯定判定されてステップS303へ進む。ステップS303においては、LCD駆動回路171に対して液晶モニタ17を消灯させてステップS304へ進む。
ステップS304においては、アクチュエータ153X、153Yへの電力印加を停止し、シフトレンズ151の駆動を終了して一連の処理を終了する。液晶モニタ17が消灯している場合、ステップS302が否定判定されて、ステップS303〜304をスキップして一連の処理を終了する。電源スイッチ4aからオフ信号を入力しない場合は、ステップS301が否定判定されて、図7のステップS201へ戻る。
以上で説明した実施の形態のカメラによると、以下の作用効果が得られる。
(1)液晶モニタ17が点灯されていない状態でレリーズボタン3が全押しされた場合、制御回路7はシフトレンズ151によるブレ補正動作をロックするようにした。したがって、焦点調節などによるモータ等の駆動にともなってシフトレンズ151が振動し、焦点検出の精度に悪影響を及ぼすことが無くなるので、適切な焦点調節を行なうことができる。
(2)ボイスコイルモータの駆動力により、シフトレンズ151を、駆動範囲Aを規定する駆動制限部材の内壁に押圧してロックするようにした。したがって、シフトレンズ151をロックするための特別の機構が不要であり、低コストでシフトレンズ151をロックすることができる。
(3)制御回路7は、シフトレンズ151によるブレ補正動作を開始する時に、位置検出センサ154X、154Yで検出されたシフトレンズ151の位置に基づいて、シフトレンズ151の移動方向を判定するようにした。すなわち、制御回路7は、検出されたシフトレンズ151の位置が駆動範囲Aの中心からずれている方向を移動方向として判定する。したがって、シフトレンズ151は、駆動範囲Aまでの最短距離を移動するので、シフトレンズ151の動作をロックするために要する時間を短縮することができる。
(4)シフトレンズ151の動作がロックされている最中は、制御回路7は、画面中央近傍に設けられた焦点検出領域(L1、M1、R1)に対応する撮像素子6上の領域から得られた画像信号に基づいて、上述した焦点評価値を演算し、演算結果に基づいて焦点状態を調節するようにした。シフトレンズ151が撮影光軸から離れた位置でロックされているので、画面周辺部では解像度が低下している。しかし、この画面周辺部の焦点検出領域に対応する領域からの画像信号を焦点評価値の演算に用いないので、焦点調節精度の低下を防ぐことができる。
以上で説明した実施の形態のカメラを以下のように変形できる。
(1)ロック動作時に選択する焦点検出領域として、図3に示す焦点検出領域(L1、M1、R1)に加えて、焦点検出領域U1およびD1を含めてもよい。すなわち、画面の中央近傍に設けられた焦点検出領域を用いるものであればよい。
(2)シフトレンズ151のロック時に選択する焦点検出領域を、カメラの姿勢に応じて変更してもよい。この場合、図示しない姿勢検出センサによりカメラが横位置と検出されると、制御回路7は、焦点検出領域として、図3の焦点検出領域(L1、M1、R1)を選択する。カメラが縦位置と検出されると、制御回路7は図3に示す焦点検出領域(D1、M1、U1)を選択すればよい。
(3)シフトレンズ151が駆動制限部材に接触した状態であっても、画面周辺部の解像度が低下しない場合は、制御回路7は、図3に示しすべての焦点検出領域(D1〜D3、L1〜L2、M1、R1〜R2、U1〜U3)を用いて焦点評価値を演算してもよい。
(4)シフトレンズ151を駆動させるものに代えて、撮像素子6を駆動させて撮影レンズ2および撮像素子6における被写体光の光軸と直交する方向の相対位置を変更させて、ブレを補正するものでもよい。この場合、制御回路7は、撮像素子6を、駆動範囲を制限する駆動制限部材に押圧して、撮像素子6をロックすればよい。
また、本発明の特徴を損なわない限り、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の形態についても、本発明の範囲内に含まれる。
本発明の実施の形態によるカメラの外観図であり、(a)は正面斜視図を示し、(b)は背面斜視図を示す。 実施の形態のカメラの要部構成を説明するブロック図である。 焦点検出領域を説明する図である。 シフトレンズの駆動範囲を説明する図であり、(a)はシフトレンズがセンタリングされている状態を示し、(b)はシフトレンズが駆動されている状態を示す。 シフトレンズが重力方向へ落下している状態を説明する図である。 カメラの動作を説明するフローチャートである。 カメラの起動処理を説明するフローチャートである。 カメラの終了処理を説明するフローチャートである。
符号の説明
2 撮影レンズ 3 レリーズボタン 6 撮像素子
7 制御回路 14X、14Y ブレ検出センサ
15 ブレ補正装置 17 液晶モニタ 19 光学ファインダ
151 シフトレンズ 154X、154Y 位置検出センサ
A 駆動範囲

Claims (8)

  1. 被写体を観察する接眼光学系と、
    被写体像を撮像して画像信号を取得する撮像素子と、
    前記撮像素子へ被写体像を結像させる結像光学系と、
    前記撮像素子による撮影動作を指示する指示手段と、
    前記被写体像の前記撮像素子上での焦点調節状態を検出して調節する焦点調節手段と、
    カメラのブレを検出するブレ検出手段と、
    前記検出されたブレに基づいて、光軸に直交する方向の前記結像光学系と前記撮像素子との相対位置を変更して前記撮像素子上での像ブレを補正するブレ補正機構と、
    前記画像信号に基づいて作成されたモニタ画像を表示する表示器と、
    前記表示器が消灯されているとき、前記指示手段により撮影動作が指示されていない場合は前記ブレ補正機構を非動作とし、前記撮影動作が指示されている場合は前記ブレ補正機構による像ブレ補正動作をロックする制御手段とを備えることを特徴とするカメラ。
  2. 請求項1に記載のカメラにおいて、
    前記ブレ補正機構は、前記結像光学系を構成するブレ補正光学系を前記光軸と直交する面内で駆動して前記相対位置を変更することを特徴とするカメラ。
  3. 請求項1に記載のカメラにおいて、
    前記ブレ補正機構は、前記撮像素子を前記光軸と直交する面内で駆動して前記相対位置を変更することを特徴とするカメラ。
  4. 請求項2に記載のカメラにおいて、
    前記制御手段は、前記ブレ補正光学系を前記光軸と直交する面内に設定される駆動範囲の周辺方向に駆動し、前記駆動範囲の周辺に設けられた駆動制限部材に押圧することにより前記ブレ補正機構による像ブレ補正動作をロックすることを特徴とするカメラ。
  5. 請求項3に記載のカメラにおいて、
    前記制御手段は、前記撮像素子を前記光軸と直交する面内に設定される駆動範囲の周辺方向に駆動し、前記駆動範囲の周辺に設けられた駆動制限部材に押圧することにより前記ブレ補正機構による像ブレ補正動作をロックすることを特徴とするカメラ。
  6. 請求項4に記載のカメラにおいて、
    前記ブレ補正光学系の位置を検出する検出手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記検出手段で検出された前記ブレ補正光学系の位置に基づいて、前記ブレ補正光学系の駆動方向を判定して前記駆動制限部材へ押圧することを特徴とするカメラ。
  7. 請求項5に記載のカメラにおいて、
    前記撮像素子の位置を検出する検出手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記検出手段で検出された前記撮像素子の位置に基づいて、前記撮像素子の駆動方向を判定して前記駆動制限部材へ押圧することを特徴とするカメラ。
  8. 請求項1乃至7のいずれか一項に記載のカメラにおいて、
    前記焦点調節手段は、前記画面の中心近傍に設けられた焦点検出領域に対応する前記撮像素子の領域から出力される前記画像信号に基づいて焦点調節状態を検出することを特徴とするカメラ。
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