JP2010074480A - 撮像装置及びカメラ - Google Patents

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徹 菊池
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Abstract

【課題】撮影者が所望する範囲に、塵埃等が写りこんでしまうことを防止できる撮像装置及びカメラを提供する。
【解決手段】カメラ1は、被写体光を電気信号に変換する撮像部(22)と、複数のフォーカスエリア(Fa〜Fi)の測距が可能な測距部(16)と、前記撮像部(22)よりも被写体側に配置され、前記被写体光を透過し、前記測距部(16)の各フォーカスエリアに対応した位置が共振の腹である共振モードを複数有する透過部(23)と、前記透過部(23)を振動させる振動部(25,25X,25Y)と、少なくとも2回の連続撮影を実行し、各撮影の1回前の撮影実行終了から前記各撮影実行開始までの間に、前記振動部(25,25X,25Y)を制御して、第1回目の撮影のフォーカスエリアに対応した位置に共振の腹を有する共振モードで前記透過部(23)を振動させる制御部(34,34a)と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、撮影画像に写り込む塵埃を除去する撮像装置及びカメラに関するものである。
従来、振動素子もより被写体側に配置された防塵フィルタを共振させ、振動により防塵フィルタの塵埃を振るい落とす電子撮像装置があった(例えば特許文献1)。
しかし、連続撮影をする場合には、撮影間隔が短いために防塵フィルタを共振する時間が短時間しかなく、防塵フィルタの塵埃を振るい落とせない場合があった。このため、従来の電子撮像装置では、撮影画像のうち撮影者が所望する範囲にも、塵埃が写りこんでしまう場合があった。
特開2004−242158号公報
本発明の課題は、撮影者が所望する範囲に、塵埃等が写りこんでしまうことを防止できる撮像装置及びカメラを提供することである。
本発明は、以下のような解決部により、課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施例に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
請求項1の発明は、被写体光を電気信号に変換する撮像部(22)と、複数のフォーカスエリア(Fa〜Fi)の測距が可能な測距部(16)と、前記撮像部よりも被写体側に配置され、前記被写体光を透過し、前記測距部の前記各フォーカスエリアに対応した位置が共振の腹である複数の共振モードを有する透過部(23)と、前記透過部を振動させる振動部(25,25X,25Y)と、少なくとも2回の連続撮影を実行し、各撮影の1回前の撮影実行終了から前記各撮影実行開始までの間に、前記振動部を制御して、第1回目の撮影のフォーカスエリアに対応した位置が共振の腹である共振モードで前記透過部を振動させる制御部(34,34a)と、を備える撮像装置である。
請求項2の発明は、請求項1に記載の撮像装置において、前記制御部(34,34a)は、前記1回前の撮影実行終了から前記各撮影実行開始までの時間の長さに応じて、前記第1回目の撮影のフォーカスエリア(Fa〜Fi)及びその周囲に対応した位置が共振の腹である共振モードで前記透過部(23)を振動させること、を特徴とする撮像装置である。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の撮像装置において、撮影者が操作可能な操作部を有し、前記制御部(34,34a)は、前記第1回目の撮影実行前に、前記操作部の出力に応じて、前記測距部(16)のフォーカスエリアを選択すること、特徴とする撮像装置である。
請求項4の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の撮像装置において、撮影者が操作可能な操作部(34,35)を有し、前記制御部(34,34a)は、前記第1回目の撮影実行前に、前記操作部の出力に応じて、前記複数の共振モードを順番に用いて前記透過部(23)を振動させること、特徴とする撮像装置である。
請求項5の発明は、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の撮像装置を備えたカメラ(1,10)である。
本発明によれば、撮影者が所望する範囲に、塵埃が写りこんでしまうことを防止できる撮像装置及びカメラを提供することができる。
(実施形態)
以下、図面等を参照して、本発明の実施形態について説明する。
なお、以下に示す各図には、説明と理解を容易にするために、xyz直交座標系を設けた。この座標系では、撮影者が光軸Aを水平として横長の画像を撮影する場合のカメラの位置(以下、通常の撮影位置という)において撮影者から見て左側に向かう方向をxプラス方向とする。また、通常の撮影位置において上側に向かう方向をyプラス方向とする。さらに、通常の撮影位置において被写体に向かう方向をzプラス方向とする。
図1は、本実施形態のカメラ1を示す図である。
図1(a)は、光軸Oを通る横断面図であり、図1(b)は、光軸Oを通る縦断面図である。
カメラ1は、カメラボディ10とレンズ鏡筒50とを有し、カメラボディ10に対してレンズ鏡筒50が着脱可能なレンズ交換式のカメラである。
なお、カメラ1は、レンズ交換式のカメラに限らず、レンズ一体のコンパクトカメラ等であってもよい。また、図中レンズ鏡筒50のレンズLは、1枚に簡略して示すが、実際には複数のレンズから構成される。
カメラボディ10は、ミラーユニット11と、ファインダスクリーン12と、ペンタミラー12aと、接眼レンズ14と、測光素子15と、AF検出素子16と、シャッタ17と、シーケンスモータ18と、表示部19と、撮像ユニット20等とを備えている。
ミラーユニット11は、メインミラー11aと、サブミラー11bとを備えている。
メインミラー11aは、撮影光路内に配置され被写体光をペンタミラー12aの方向へ反射する観察位置(図中実線で示す位置)と、撮影光路内から退避した退避位置(図中2点鎖線で示す位置)との間で、回動可能に設けられている。メインミラー11aは、被写体観察時には観察位置に配置され、一方、撮影時には退避位置に配置される。メインミラー11aは、その中心付近がハーフミラーになっている。
サブミラー11bは、メインミラー11aが観察位置にあるときに、ハーフミラーを通過した被写体光をAF検出素子16の方向へ反射する部材である。サブミラー11bは、メインミラー11aの退避にともなって、メインミラー11aの裏面に重なるように配置され、撮影光路から退避する。
ファインダスクリーン12は、被写体観察時に、メインミラー11aから導かれた被写体光を結像する部材である。ファインダスクリーン12に結像した像は、ペンタミラー12aによって、接眼レンズ14の方向に導かれ、撮影者によって観察される。
測光素子15は、ファインダスクリーン12に結像した像の光量を検出するセンサである。測光素子15が検出した光量の情報は、ボディ制御部36(後述する)に出力され、撮影時の露出を決定する際に利用される。
AF検出素子16は、被写体観察時に、サブミラー11bから導かれた被写体光に基づいて、レンズLの焦点調節状態を検出するセンサである。AF検出素子16は、サブミラー11bから導かれた被写体光をマスク(図示せず)により2つに分けた後、2つのラインセンサ(図示せず)上に再結像させ、ラインセンサ上の像の相対的なずれ量(位相差)を算出することにより、レンズLの焦点調節状態を検出する。AF検出素子16は、後述するように、9つのフォーカスエリアの測距を行うことができる。
シャッタ17は、例えばフォーカルプレーンシャッタであり、レリーズボタン34(図4参照)の操作に応じて、シャッタ幕を開閉して、撮像面に入射される光の量の加減を行っている。
シーケンスモータ18は、ミラーユニット11を駆動したり、シャッタ17のチャージ等を行う。
表示部19は、カメラボディ10の背面(zマイナス方向の面)に配置された液晶表示装置等の表示装置である。表示部19は、振動素子25が取得し記憶部33に記憶された撮影画像や、カメラ1の設定をするためのメニュー画面等を表示する。
撮像ユニット20は、撮影時において、メインミラー11aが退避位置に配置されることによって、撮像素子22に結像した像を電気信号に変換して、ボディ制御部36(図4参照)に出力する装置である。
図2は、本実施形態の撮像ユニット20の分解斜視図である。
撮像ユニット20は、ブラケット21と、撮像素子22と、光学的ローパスフィルタ(Optical Low Pass Filter;以下「光学LPF」という)23と、振動素子25(25X,25Y)と、FPC(フレキシブルプリント基板)26と、固定板27と、押えモルト28とを備えている。光学LPF23、撮像素子22は、被写体側からこの順で配置されている。
ブラケット21は、撮像ユニット20のベースとなる部材である。ブラケット21は、板状に形成されている。
撮像素子22は、レンズLを透過して表面に結像した光を電気信号に変換する光電変換素子であり、例えばCCD(Charge−Coupled Device)等である。撮像素子22は、ブラケット21に保持されており、ブラケット21を介して電気基板22a(図1参照)に実装されている。撮像素子22の電気信号は、ボディ制御部36(後述する)に出力される。
光学LPF23は、レンズLを透過した被写体光から高周波成分等を取り除いて、被写体光を撮像素子22へと導くための光学フィルタである。光学LPF23は、板状に形成され、後述するように、4つの共振モードを有している。光学LPF23は、枠体状に形成されたマスクゴム24を介して、ブラケット21に保持される。
撮像ユニット20は、振動素子25として、2つの振動素子25Xと、2つ振動素子25Yとを有する。なお、振動素子25の数は、これらよりも多くても、少なくてもよい。
振動素子25Xは、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)により長板状に形成された振動子である。振動素子25Xは、光学LPF23の被写体側表面のy方向両縁部に、光学LPF23の被写体側表面に当接した状態で、長手方向がx方向になるように配置される。
振動素子25Xは、鋸歯状の波形の電圧を連続的に印加することで、繰り返し伸張して振動をする。振動素子25Xは、例えば60[kHz]〜100[kHz]程度で振動して、光学LPF23を振動させる。
振動素子25Yは、振動素子25Xと同様な振動子である。振動素子25Yは、光学LPF23の被写体側表面のx方向両縁部に、長手方向がy方向になるように配置される。振動素子25Yは、y方向に振動を発生し、光学LPF23を振動させる。
FPC26は、振動素子駆動回路31(図4参照)から振動素子25X,25Yへと駆動電圧を伝達する電気基板である。FPC26と振動素子25X,25Yとは、接着テープ26aにより接着される。
固定板27は、FPC26、振動素子25X,25Y等の部品を、ブラケット21に固定するための部材である。固定板27は、弾力を有する押さえモルト28でこれらの部品を押さえ込んだ状態でブラケット21にネジ止めされることによって、これらの部品をブラケット21に固定する。
なお、振動素子25による振動は、光学LPF23からマスクゴム24にも伝わるが、マスクゴム24の振動は、内部のゴム部材により吸収されて減衰する。このため、振動素子25の振動は、撮像素子22やブラケット21等の外部の支持部材と共振し合うことはない。
図3は、本実施形態の光学LPF23を示す図である。
図3(a)は、光学LPF23を被写体側から見た図である。
図3(b)は、光学LPF23をy方向から見た図である。
図3(c)は、光学LPF23をx方向(xマイナス方向)から見た図である。
図3(d)〜図3(f)は、光学LPF23をy方向から見たときのモード1〜モード3の共振波形を示す図である。
図3(g)は、光学LPF23をx方向(xマイナス方向)から見たときのモード4の共振波形を示す図である。
なお、図3(a)には、AF検出素子16が測距を行うフォーカスエリアFa〜Fiに対応する位置を、光学LPF23に重ねて示す。
図3(d)に示すように、モード2の共振周波数f1において、光学LPF23は、フォーカスエリアFa,Feに対応した位置が、共振の腹であり最大振幅となっている。
図3(e)に示すように、モード2の共振周波数f2において、光学LPF23は、フォーカスエリアFb,Fdに対応した位置が、共振の腹であり最大振幅となっている。
図3(f)に示すように、モード3の共振周波数f3において、光学LPF23は、フォーカスエリアFcに対応した位置が、共振の腹であり最大振幅となっている。
図3(g)に示すように、モード4の共振周波数f4において、光学LPF23は、フォーカスエリアFf,Fg,Fh,Fiに対応した位置が、共振の腹であり最大振幅となっている。
このように、光学LPF23は、被写体光を透過し、各フォーカスエリアに対応した位置に共振の腹を有する4つの共振モードを有している。
振動素子25X,25Yは、各モードの共振周波数で振動することによって、光学LPF23を各共振周波数で振動させる。これによって、振動素子25X,25Yは、光学LPF23のうち、各フォーカスエリアに対応した位置を最大振幅で振動させて、その位置に付着した塵埃を振るい落とすことができる。
図4は、本実施形態のカメラ1のブロック図である。
カメラ1は、カメラボディ10に、振動素子駆動回路31と、通信部32と、記憶部33と、レリーズボタン34と、フォーカスエリア選択部35と、ボディ制御部36等とを備えている。また、カメラ1は、レンズ鏡筒50に、操作検知部51と、操作量検知部52と、通信部53と、レンズ制御部54等とを備えている。
カメラボディ10の振動素子駆動回路31は、振動素子25X,25Yを駆動する電気回路である。
通信部32は、レンズ鏡筒50との間で、情報の送受信をするための電気的接点等である。
記憶部33は、カメラ1の動作に必要なプログラム、情報等を記憶する半導体メモリ素子等の記憶装置である。また、記憶部33は、撮影情報記憶部33aを備えている。
撮影情報記憶部33aは、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子等を備えた記憶装置であり、カメラボディ10に着脱可能に設けられる。撮影情報記憶部33aは、撮像素子22が取得した撮影情報等を記憶する。
レリーズボタン34は、シャッタ17を開閉等させるための操作ボタンである。レリーズボタン34は、例えば、カメラボディ10の天面に設けられている。
フォーカスエリア選択部35は、撮影者が被写体観察時に所望のフォーカスエリアFa〜Fi(図3参照)を選択するためのダイヤル式の操作部である。フォーカスエリア選択部35は、例えば、カメラボディ10の側面に設けられている。
ボディ制御部36は、カメラボディ10を統括的に制御するための制御部であり、CPU(中央演算装置)等から構成される。ボディ制御部36は、記憶部33に記憶された各種プログラムを適宜読み出して実行することにより、前述したハードウェアと協働し、本発明に係る各種機能を実現している。また、ボディ制御部36は、振動素子駆動回路31を制御する振動素子制御部36aを備えている。
ボディ制御部36は、操作部(図示せず)の操作に応じて、このカメラ1を少なくとも2回の連続撮影を実行するように制御する。
レンズ鏡筒50の操作検知部51は、レンズ鏡筒50の操作部(図示せず)の操作を検知するための検出部である。操作検知部51は、測光方式の選択等(例えば絞り優先測光等)等を検知することができる。
操作量検知部52は、レンズ鏡筒50の操作部(図示せず)に応じて、その操作量を件検出するための検出部である。操作量検知部52は、その操作量に応じて、絞り値等を検出することができる。
通信部53は、カメラボディ10との間で、情報の送受信をするための電気的接点等である。
レンズ制御部54は、レンズ鏡筒50を統括的に制御するための制御部であり、CPU等から構成される。レンズ制御部54は、レンズ制御部54からの情報を、通信部53を介してカメラボディ10に出力したりする。
次に、カメラ1の動作について説明する。
図5は、本実施形態のカメラ1の動作を示すフローチャートである。
最初に、ステップS(以下、単に「S」という)10において、撮影者による操作部の操作に応じて、ボディ制御部36が撮影モードを連続撮影モードに設定する。
S20において、ボディ制御部36は、測光素子15を制御して被写体光量の検出を開始し、また、撮影者による操作部の操作に応じて、シャッタースピード、絞り値を設定する。
S30において、ボディ制御部36は、マニュアルフォーカスかオートフォーカスかを選択するオートフォーカススイッチ(図示せず)の出力に基づいて、測距方式がオートフォーカスであるか否かを判定する。ボディ制御部36は、測距方式がオートフォーカスではないと判定した場合(S30:NO)、S20からの処理を繰り返す。一方、ボディ制御部36は、測距方式がオートフォーカスであると判定した場合(S30:YES)、撮影者がフォーカスエリア選択部35を操作して選択したフォーカスエリアを記憶部33に記憶して、S40に進む。
S40において、ボディ制御部36は、撮影者によってレリーズボタン34が操作され、レリーズがONであるか否かを判定する。ボディ制御部36は、レリーズがONであると判定した場合には(S40:YES)、S50に進み、一方、レリーズがONではないと判定した場合には(S40:NO)、S20からの処理を繰り返す。
S50において、ボディ制御部36は、この撮影が第1回目か否かを判定する。ボディ制御部36は、1回目であると判定した場合には(S50:YES)、S60に進み、一方、1回目ではないつまり2回目以降であると判定した場合には(S50:NO)、S70に進む。
S60において、ボディ制御部36は、光学LPF23全体の塵埃を除去するために、共振周波数f0にて十分な時間t0をかけて、光学LPF23を振動させ塵埃を振るい落とす。
ここで、共振周波数f0は、モード1〜4に相当する共振周波数を順番に用いてもよく、あるいは、モード1〜4の共振周波数を用いずに、別の共振周波数を用いてもよい。前者の場合、それぞれのモードに対する共振周波数にて、250[ms]ずつ順番に振動させるとすれば、ボディ制御部36は、モード1〜4の合計で時間t0[s]=1[s]の間、光学LPF23を振動させる。これにより、カメラ1は、第1回目の撮影実行前に、光学LPF23のうち全てのフォーカスエリアFa〜Fiに対応した位置の塵埃を振るい落とすことができる。
S70において、ボディ制御部36は、撮影者がS30にて選択したフォーカスエリアの位置を確認する。
S80において、ボディ制御部36は、S70で確認したフォーカスエリアは、光学LPF23のモード1の共振モードで最大振幅を有する位置に対応するか否か、つまりフォーカスエリアFa,Fe(図3(d)参照)であるか否かを判定する。ボディ制御部36は、フォーカスエリアFa,Feであると判定した場合(S80:YES)、S90に進み、フォーカスエリアFa,Feではないと判定した場合(S80:NO)、S100に進む。
S90において、ボディ制御部36は、振動素子25を駆動して、共振周波数f1にて、t0よりも短い時間t1で、光学LPF23を共振させる。これにより、ボディ制御部36は、フォーカスエリアFa,Feに対応した位置を振動させ塵埃を振るい落とす。
このように、カメラ1は、連写撮影モードにおいて、第1回目の撮影が終了した後は、その後の撮影では、撮影者が第1回目の撮影で選択したフォーカスエリアに対応した光学LPF23の位置を最大振幅で振動させて塵埃を除去する。
ここで、撮影画像に塵埃が最も写り込んで欲しくないエリアは、撮影者が選択したフォーカスエリアである。そこで、カメラ1は、連続撮影時の2回目以降では、撮影者が第1回目の撮影時に選択したフォーカスエリアに対応した光学LPF23の位置に、ピーク(最大振幅)を有する共振周波数にて、この位置を重点的に塵埃除去を行う。
これにより、例えば、撮影実行の際にシャッタ17等の動作によって、塵埃が発生してしまう場合であっても、撮影画像のうち撮影者が所望のエリアに、塵埃が写り込むこと確実に防止することができる。また、カメラ1は、t0よりも短い時間t1で、光学LPF23を振動させて塵埃除去動作すればよいので、連写撮影速度の低下を防止することができる。以下のS110,S130,S140の処理も同様である
ボディ制御部36は、S90の後、S150に進む。
S100において、ボディ制御部36は、S70で確認したフォーカスエリアは、光学LPF23のモード2の共振モードで最大振幅を有する位置に対応するか否か、つまりフォーカスエリアFb,Fd(図3(e)参照)であるか否かを判定する。ボディ制御部36は、フォーカスエリアFb,Fdであると判定した場合(S100:YES)、S110に進み、フォーカスエリアFb,Fdではないと判定した場合(S100:NO)、S120に進む。
S110において、ボディ制御部36は、共振周波数f2にて、t0よりも短い時間t1で光学LPF23を振動させ塵埃を振るい落とす。
S120において、ボディ制御部36は、S70で確認したフォーカスエリアは、光学LPF23のモード3の共振モードで最大振幅を有する位置に対応するか否か、つまりフォーカスエリアFc(図3(f)参照)であるか否かを判定する。ボディ制御部36は、フォーカスエリアFcであると判定した場合(S120:YES)、S130に進み、フォーカスエリアFcではないと判定した場合(S120:NO)、S140に進む。
S130において、ボディ制御部36は、共振周波数f3にて、t0よりも短い時間t1で光学LPF23を振動させ塵埃を振るい落とす。
S140に進む場合は、撮影者がフォーカスエリアFa〜Fe以外を選択した場合、つまりフォーカスエリアFf,Fg,Fh,Fiを選択した場合である。そこで、S140おいて、ボディ制御部36は、フォーカスエリアFf,Fg,Fh,Fiに対応した位置に最大振幅をもつ共振周波数f4にて、t0よりも短い時間t1で光学LPF23を振動させ塵埃を振るい落とす。
S150において、ボディ制御部36は、S20にて撮影者が設定したシャッタ速度,絞り値に基づき、レンズ鏡筒50の絞りとシャッタ17を制御し、撮影実行を行う。
S160において、ボディ制御部36は、レリーズボタン34からの出力に基づいて、レリーズがON状態、つまり連続撮影モードが維持されているか否かを判定する。ボディ制御部36は、ONが維持されていると判定した場合(S160:YES)、S20からの処理を繰り返し、一方、レリーズがOFFであると判定した場合には(S160:NO)、S170に進む。
S170において、ボディ制御部36は、撮影者がレリーズボタン34を操作することにより、連続撮影モードがOFFとされたか否かを判定する。ボディ制御部36は、連続撮影モードがOFFとされたと判定した場合には(S170:YES)、S180に進んで連続撮影を終了し、一方、連続撮影モードがOFFとされていないと判定した場合には(S170:NO)、S20からの処理を繰り返す。
以上説明したように、本実施形態のカメラ1は、連続撮影での2回目以降の撮影時に、第1回目の撮影で選択されたフォーカスエリアに対応した光学LPF23のエリアが最大振幅となる共振周波数で振動させることにより、撮影画像のうち撮影者が所望する範囲に、塵埃が写りこんでしまうことを防止することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、後述する変形形態のように種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。また、本発明による効果は、実施形態に記載したものに限定されない。なお、前述した実施形態及び後述する変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
(変形形態)
(1)本実施形態において、カメラは、1回前の撮影実行終了から各撮影実行開始前までの時間(以下「レリーズタイムラグ」という)の長さに、1つの共振モードで光学LPFを振動させた例を説明したが、これに限定されない。例えば、レリーズタイムラグの長さに応じて、複数の共振モードで光学LPFを振動させてもよい。
レリーズタイムラグは、同じシャッタースピードの連続撮影の場合、例えば、3コマ/秒と9コマ/秒とでは、長さが異なる。3コマ/秒の場合のように、レリーズタイムラグが長く、塵埃除去動作の駆動時間にゆとりがあるときは、撮影者が選択したフォーカスエリアの位置に振幅のピーク(最大振幅)をもつ共振周波数、及びそのフォーカスエリア周囲に振幅のピーク(最大振幅)をもつ共振周波数で、光学LPFの塵埃除去動作をさせる。これによって、第1回目の撮影のフォーカスエリアに加えてその周囲に付着した塵埃を振るい落とすことができる。
例えば、図3において、撮影者がフォーカスエリアFcを選択した場合、ボディ制御部36は、フォーカスエリアFcに対応した位置に振幅のピーク(最大振幅)をもつ振動モード3の共振周波数f3で、光学LPF23を振動させる。ボディ制御部36は、次にフォーカスエリアFcの付近に振幅のピーク(最大振幅)をもつモード1の共振周波数f1又はモード4の共振周波数f4で、光学LPF23を振動させる。
これにより、カメラは、撮影者がピントを合わせたフォーカスエリア及びフォーカスエリア周囲の塵埃除去が可能となり、撮影画像に塵埃が写り込まないエリアが拡大できる。
(2)本実施形態において、フォーカスエリアは、9つの例を示したが、これに限定されない。フォーカスエリアの数は、問わず、例えば、フォーカスエリアが9つよりも、多くても少なくても、そのフォーカスエリアに対応した共振周波数で、光学LPFを振動させればよい。
本実施形態のカメラを示す図である。 本実施形態の撮像ユニットの分解斜視図である。 本実施形態の光学LPFを示す図である。 本実施形態のカメラのブロック図である。 本実施形態のカメラの動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1…カメラ 10…カメラボディ 12…ファインダスクリーン 16…AF検出素子 20…撮像ユニット 22…撮像素子 23…光学LPF 25,25X,25Y…振動素子 34…レリーズボタン 35…フォーカスエリア選択部 36…ボディ制御部 Fa〜Fi…フォーカスエリア

Claims (5)

  1. 被写体光を電気信号に変換する撮像部と、
    複数のフォーカスエリアの測距が可能な測距部と、
    前記撮像部よりも被写体側に配置され、前記被写体光を透過し、前記測距部の前記各フォーカスエリアに対応した位置が共振の腹である複数の共振モードを有する透過部と、
    前記透過部を振動させる振動部と、
    少なくとも2回の連続撮影を実行し、各撮影の1回前の撮影実行終了から前記各撮影実行開始までの間に、前記振動部を制御して、第1回目の撮影のフォーカスエリアに対応した位置が共振の腹である共振モードで前記透過部を振動させる制御部と、
    を備える撮像装置。
  2. 請求項1に記載の撮像装置において、
    前記制御部は、前記1回前の撮影実行終了から前記各撮影実行開始までの時間の長さに応じて、前記第1回目の撮影のフォーカスエリア及びその周囲に対応した位置が共振の腹である共振モードで前記透過部を振動させること、
    を特徴とする撮像装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の撮像装置において、
    撮影者が操作可能な操作部を有し、
    前記制御部は、前記第1回目の撮影実行前に、前記操作部の出力に応じて、前記測距部のフォーカスエリアを選択すること、
    特徴とする撮像装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の撮像装置において、
    撮影者が操作可能な操作部を有し、
    前記制御部は、前記第1回目の撮影実行前に、前記操作部の出力に応じて、前記複数の共振モードを順番に用いて前記透過部を振動させること、
    特徴とする撮像装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の撮像装置を備えたカメラ。
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