JP2002116476A - 手振れ補正機能付き撮像装置 - Google Patents

手振れ補正機能付き撮像装置

Info

Publication number
JP2002116476A
JP2002116476A JP2000306607A JP2000306607A JP2002116476A JP 2002116476 A JP2002116476 A JP 2002116476A JP 2000306607 A JP2000306607 A JP 2000306607A JP 2000306607 A JP2000306607 A JP 2000306607A JP 2002116476 A JP2002116476 A JP 2002116476A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
camera shake
distance
shake correction
image
blur
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000306607A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4169178B2 (ja
Inventor
Yasuhiro Sato
康弘 佐藤
Takashi Kitaguchi
貴史 北口
Hiromasa Shimizu
弘雅 清水
Masayoshi Kato
正良 加藤
Tomofumi Kitazawa
智文 北澤
Saburo Sasaki
三郎 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2000306607A priority Critical patent/JP4169178B2/ja
Publication of JP2002116476A publication Critical patent/JP2002116476A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4169178B2 publication Critical patent/JP4169178B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Studio Devices (AREA)
  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Adjustment Of Camera Lenses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 近接撮影時にはぶれ補正の駆動を停止するこ
とにより、電力消費を抑制すること。 【解決手段】 露光時における手振れ量を検出するぶれ
検出部31と、ぶれ検出部31で検出した手振れ量に応
じてアクチュエータを駆動し、ぶれ補正を行なう像ぶれ
補正部28と、自動または(および)手動で選択される
接写モードと、を備えた手振れ補正機能付き撮像装置に
おいて、接写モードが選択された際に、ぶれ補正動作を
行わないように像ぶれ補正部28を制御するMPU22
を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般の銀塩カメラ
やデジタルスチルカメラ、ビデオカメラなど利用され、
撮影時における手振れを検出し、手振れ量を補正する手
振れ補正機能付き撮像装置に関し、より詳細には、近接
撮影時にぶれ補正が不十分になる可能性を考慮し、近接
撮影時にぶれ補正を行わないように制御する手振れ補正
機能付き撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カメラの手振れを検出する手段と
して、圧電振動ジャイロなどの角速度センサや角速度セ
ンサ、発光・受光素子による光学的検知素子、画像処理
などが提案されている。このうち、手振れを検出する手
段として角速度センサを用いるものが多く、角速度セン
サにより手振れの回転運動を検出している。また、一つ
の検出手段だけでなくそれらを組み合わせた方式を採用
しているものも知られている。また、手振れの検出結果
を用いて補正処理を、補正レンズ系を移動させるもの、
可変頂角プリズムを駆動制御するもの、反射板を駆動制
御するもの、画像処理によりソフトウェアで補正するも
の、撮像素子を駆動制御するもの、などが知られてい
る。すなわち、実際には手振れを検出し、その手振れ量
を補正するシステムを構成させ、所要の動作を実現して
いる。以下、手振れ検出手段の方式および手振れ補正方
式に関連する参考技術文献を挙げて説明する。
【0003】手振れを検出するために2軸角速度センサ
を用い、その補正を行うものとして、たとえば、補正手
段として2軸方向に補正光学系を駆動するものが特開平
7−218956号公報に、可変頂角プリズムの頂角を
駆動するものが特開平6−153064号公報に、反射
ミラーを駆動するものが特開平4−211230号公報
に、画像処理により補正するものが特開平3−1458
80号公報に、撮像素子をモータなどで駆動するものが
特開平4−95933号公報に、それぞれ開示されてい
る。2軸角速度センサとしては小型の圧電振動ジャイロ
が用いられ、手振れ補正機能付きカメラとして実用化さ
れている。
【0004】手振れ検出手段として加速度センサを用
い、補正手段として補正光学系を駆動するものが特開平
7−20547号公報に、可変頂角プリズムの頂角を駆
動するものが特開平1−223413号公報に、画像処
理により補正するものが特開平5−158135号公報
に、撮像素子を駆動するものが特開平5−40291号
公報に、それぞれ開示されている。
【0005】光学素子による手振れ検出手段として、液
体上に浮体させた反射鏡表面の光の反射を検出(傾斜検
出)するものが特開平4−86730号公報に、視線検
出手段による視線から検出するものが特開平9−805
02号公報に、それぞれ開示され、上述の補正処理を組
み合わせている。
【0006】手振れ検出手段として3個の加速度センサ
と3個の角速度センサを用い、6自由度の信号から座標
変換し、ワールド座標系に対する完全なカメラの姿勢を
求め、補正処理を行うものが特開平7−225405号
公報に開示されている。この処理では、回転運動の補正
だけでなくカメラ自体が並進運動する際にも補正を行お
うとしている。理論的には完全な補正処理になるが、積
分誤差を生じるので、長時間の連続的な補正処理では誤
差が大きくなる。また、手振れ検出手段および補正手段
の両者を画像処理技術に行うものが特開平7−1774
19号公報に開示されており、手振れ検出のためのセン
サがなくても手振れ補正処理を実現している。
【0007】ところで、このような手振れ補正に関する
制御を行なう参考技術文献として、たとえば、特開平5
−173241号公報の「像振れ表示機能付きカメ
ラ」、特開平8−149360号公報の「手振れ補正装
置およびそれを用いたビデオカメラ」が開示されてい
る。特開平5−173241号公報は、測距手段により
被写体が静止状態か移動状態かを判別し、移動状態であ
ると判別した場合に像ぶれ表示手段への像ぶれ量の表示
を止めるように制御し、撮影者の無用な混乱を回避する
ものである。特開平8−149360号公報は、ビデオ
カメラの手振れ補正をフィールドメモリ方式で行ない、
複数の補正モードのうちズーム倍率および距離といった
撮影状態に応じてフィールドメモリからの読み出し方法
(補正モード)に遷移する制御を行なうものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来はぶ
れを検出する手段としては角速度センサを一般的に用
い、ぶれの回転運動成分を検出している。ぶれには回転
運動の成分以外に並進運動の成分も存在するが、焦点距
離に対する被写体までの距離が比較的長い場合には画像
ぶれへの影響が少ないので十分な補正効果が得られる。
しかしながら、接写時には焦点距離に対する被写体まで
の距離が短く、並進運動の画像ぶれへの影響が大きくな
るので、ぶれ補正が不十分になる場合が生じる。このた
め、無用な補正を行なうことによる不用意な電力を消費
するといった問題点があった。
【0009】本発明は、上記に鑑みてなされたものであ
って、近接撮影時にはぶれ補正の駆動を停止することに
より、電力消費を抑制することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1にかかる手振れ補正機能付き撮像装置に
あっては、露光時における手振れ量を検出する手振れ検
出手段と、前記手振れ検出手段で検出した手振れ量に応
じてアクチュエータを駆動し、ぶれ補正を行なうぶれ補
正手段と、自動または(および)手動で選択される接写
モードと、を備えた手振れ補正機能付き撮像装置におい
て、前記接写モードが選択された際に、ぶれ補正動作を
行わないように前記ぶれ補正手段を制御する制御手段を
具備したものである。
【0011】この発明によれば、並進運動によるぶれ補
正の不完全さが装置と被写体間の距離が短い場合に顕著
になる。このため、接写モードが選択されて被写体を撮
影する際に、露光時に像ぶれを検出しても、十分なぶれ
補正が得られないことを考慮し、無用な補正駆動を停止
する。
【0012】また、請求項2にかかる手振れ補正機能付
き撮像装置にあっては、露光時における手振れ量を検出
する手振れ検出手段と、前記手振れ検出手段で検出した
手振れ量に応じてアクチュエータを駆動し、ぶれ補正を
行なうぶれ補正手段と、を備えた手振れ補正機能付き撮
像装置において、被写体と装置筐体の任意部位との距離
を測定する測距手段と、前記測距手段で測定された距離
が、あらかじめ設定される閾値に対して小さいと判断し
た場合、ぶれ補正動作を行わないように前記ぶれ補正手
段を制御する制御手段と、を具備したものである。
【0013】この発明によれば、撮影を開始した後に測
距手段により被写体と装置筐体の任意部位との距離を測
定し、その測定した距離があらかじめ定めた閾値に対し
て短い場合は、並進運動によるぶれ補正の不完全さが装
置と被写体間の距離が短い場合に顕著になることから、
そのまま近接撮影を行い、露光時に像ぶれを検出して
も、十分なぶれ補正が得られないことを考慮し、無用な
補正駆動を停止する。
【0014】また、請求項3にかかる手振れ補正機能付
き撮像装置にあっては、前記閾値は、撮像装置の焦点距
離および(または)露光時間に応じて異なる値として設
定されるものである。
【0015】この発明によれば、測距手段による測定値
を閾値と比較する際に、その閾値を焦点距離、露光時間
に応じて設定することにより、撮影条件(焦点距離、露
光時間)に依存しない高精度な制御が実現する。
【0016】また、請求項4にかかる手振れ補正機能付
き撮像装置にあっては、前記制御手段は、前記測距手段
により検出された被写体との距離があらかじめ設定され
る閾値に対して小さいと判断した場合、閃光撮影に切り
換え、撮影条件を前記閃光撮影時の条件として再設定す
るものである。
【0017】この発明によれば、測距手段により検出さ
れた被写体との距離が所定の閾値より小さいと判断した
場合に閃光撮影に切り換えることにより、十分なぶれ補
正効果が得られない場合におけるぶれ補正手段の駆動を
制限する機会を少なくする。
【0018】また、請求項5にかかる手振れ補正機能付
き撮像装置にあっては、前記制御手段は、前記測距手段
により検出された被写体との距離があらかじめ設定され
る第1の閾値に対して小さく、かつぶれ検出手段による
ぶれ検出値があらかじめ設定される第2の閾値以上であ
る場合、撮影画像の保存を禁止するものである。
【0019】この発明によれば、測距手段によって測定
された被写体までの距離が所定の閾値以下で、かつぶれ
検出手段によるぶれ検出値が所定の閾値以上である場
合、露光中のぶれ量が大きく、被写体までの距離が近接
しており、並進運動の影響を大きく受ける場合において
は、ぶれ画像となる可能性が高いことを考慮し、その画
像が保存されないようにする。
【0020】また、請求項6にかかる手振れ補正機能付
き撮像装置にあっては、前記制御手段は、前記測距手段
により検出された被写体との距離があらかじめ設定され
る第1の閾値に対して小さく、かつぶれ検出手段による
ぶれ検出値があらかじめ設定される第2の閾値以上であ
る場合、撮影画像の保存要否を促す情報を報知するもの
である。
【0021】この発明によれば、測距手段によって測定
された被写体までの距離が所定の閾値以下で、かつぶれ
検出手段によるぶれ検出値が所定の閾値以上である場
合、露光中のぶれ量が大きく、被写体までの距離が近接
しており、並進運動の影響を大きく受けて、ぶれ画像と
なる可能性が高いことから、ユーザにその状況をメッセ
ージや警告表示といった報知を行うことにより、ユーザ
の取捨選択を可能にする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる手振れ補正
機能付き撮像装置の好適な実施の形態について添付図面
を参照し、詳細に説明する。なお、本発明はこの実施の
形態に限定されるものではない。また、この実施の形態
ではデジタルスチルカメラを例にとって説明するが、こ
の他、一眼レフカメラやコンパクトカメラなどの銀塩カ
メラ、VTR(アナログ/デジタル)などにも適用でき
るものである。
【0023】(実施の形態1)この実施の形態1は、十
分なぶれ補正を行なうことができないと予測される接写
モードが選択された時に、無用なぶれ補正を行わないこ
とにより、電力の無駄な消費を回避するものである。以
下、その構成および動作について説明する。
【0024】図1は、本発明の実施の形態1にかかる手
振れ補正機能付き撮像装置の構成を示すブロック図であ
る。この手振れ補正機能付き撮像装置は、大きくは、撮
影レンズ10と、カメラ本体20と、から構成されてい
る。撮影レンズ10は、固定レンズ11と、ズームレン
ズ12と、シャッタ13と、光軸上を移動可能なフォー
カスレンズ14と、を備えている。
【0025】カメラ本体20は、接写モードを選択する
ための接写モード切換スイッチ21と、装置全体を制御
するMPU(マイクロプロセッサ)22と、電源回路を
ON/OFFする電源スイッチ23と、装置各部への給
電を行なう電源回路24と、フォーカスレンズ14の位
置を検出するフォーカスレンズ位置検出部25と、フォ
ーカスレンズ14を駆動するためのフォーカスレンズ駆
動用アクチュエータ26と、CCD(Charge C
oupled Device)、あるいはCMOS(C
omplementery Metal−Oxide
Semiconductor)などの撮像素子27と、
後述する像ぶれ補正部28と、後述するぶれ検出部31
と、ぶれ検出部31の出力を増幅しバンドパスフィルタ
によりフィルタリング処理するアナログ回路34と、ア
ナログ回路34の出力信号をデジタル信号に変換するA
/D変換器35と、たとえばシャッターレリーズ釦など
を用いて押している状態に応じたシャッタ信号を生成す
るトリガー装置36と、外部とのデータ送受信を行なう
ためのI/F部37と、撮影した画像を圧縮した状態で
記録する画像記録部38と、撮像時などの状態に応じた
警告情報を表示する警告表示部39と、ズームレンズ1
2の位置を検出するズームレンズ位置検出部41と、ズ
ームレンズ12を駆動するズームレンズ駆動用アクチュ
エータ42と、を備えている。
【0026】MPU22は、各機能ブロックの制御の他
に信号処理や画像圧縮といった処理を実行する機能を有
する。像ぶれ補正部28は、X方向(水平方向)のぶれ
量を補正するアクチュエータ(X)29とY方向(垂直
方向)のぶれ量を補正するアクチュエータ(Y)30と
から構成されている。アクチュエータとしては、ボイス
コイルモータ、圧電アクチュエータ、超音波アクチュエ
ータなどの小型な素子を用いる。単純に、ぶれ検出部に
よる検出値を用いてアクチュエータを駆動するオープン
ループ制御あるいはアクチュエータの駆動位置を検出す
る手段として小型の光学式エンコーダなどを用い、より
高精度なクローズループの制御を行ってもよい。
【0027】ぶれ検出部31は、角速度検出部(A)3
2と角速度検出部(B)33とから構成されている。こ
のぶれ検出部31としては、ジャイロや加速度センサを
用いる。ジャイロでは角速度が検出されるので、その角
速度を積分すれば手振れによるある回転中心を中心とし
た回転角度を求めることができる。さらに、上記回転角
度と焦点距離から像面上のぶれ量に変換することができ
る。また、加速度センサを用いる場合は、1対の加速度
センサを用い、各加速度検出データより、ある回転中心
を中心とした角加速度を求めることができる。そして、
この回転角加速度を2回積分すれば、上記ジャイロによ
る結果と同様な回転角度が求まる。
【0028】また、手振れには回転角度のような回転運
動の成分以外に並進運動の成分も存在する。並進運動を
検出する手段として、ある平面との距離をラインセンサ
(光学センサ)や超音波を用いて求める第1の方法や6
軸慣性センサ(3軸加速度センサ、3軸角速度センサ)
を用いて並進運動を求める第2の方法などがある。平面
との距離を求める第1の方法では、基準となる平面が不
可欠であるため、カメラを保持する上で拘束条件が大き
くなる。また、2軸方向の並進運動を求めるためには2
つの基準となる平面が必要となり、さらなる拘束条件を
要する。6軸慣性センサを用いた第2の方法のでは、並
進加速度を求めることができるが、並進距離を求めるた
めには、2回積分が必要になり、積分誤差の影響によ
り、高精度で並進運動量を求めることができない。
【0029】なお、ぶれ検出部31としてジャイロ、加
速度センサを用いることに限定することなく、手振れに
よる物理量を求めることができればいかなる検出手段で
あってもよい。また、アナログ回路34は、増幅および
バンドパスフィルタ(BPF)処理を施すものである
が、ここでは、たとえば、91倍のゲインで増幅し、低
域カットオフ周波数0.3Hz、高域カットオフ周波数
1.75kHzのBPFを通過させる。これは、ジャイ
ロの低周波数領域でのオフセット変動の除去と高周波ノ
イズ除去のために設けたものである。
【0030】画像記録部38は、たとえばJPEG(Jo
int Photographic Experts Group)アルゴリズムによる
8×8画素毎のDCT(discrete cosine transform :
離散コサイン変換)、量子化、ハフマン符号化により圧
縮処理されたフォーマットで画像を記録する内部メモリ
である。なお、図示していないが、補助記憶装置とし
て、PCカード(フラッシュ・メモリまたはハード・デ
ィスク)のほか、各種の小型メモリ・カード(スマート
メディア、メモリスティックなど)を備えている。警告
表示部39は、液晶ディスプレイで構成され、後述する
ような像ぶれ発生に応じた警告情報を表示すると共に、
視野確認や撮影画像再生といった通常の機能を備えてい
る。
【0031】以上の構成において、角速度検出部(A)
32と角速度検出部(B)33の出力に対し、通常、ア
ナログ回路34により、増幅、フィルタリングなどの処
理を行ない、A/D変換器35によってデジタル変換
し、MPU22で検出値の演算および制御量の演算を行
ない、像ぶれ補正部28であるアクチュエータ(X)2
9とアクチュエータ(Y)30へ駆動信号を送る。
【0032】ここで、像ぶれ補正部28の具体的な構成
例を図2〜図4に示す。図2はぶれ量に応じて撮像素子
を移動する方式であり、図1の構成に対応する。また、
図3はぶれ検出部31によるぶれ量に応じて補正レンズ
を移動する方式、図4はぶれ量に応じて可変頂角プリズ
ムを移動する方式についてそれぞれ示している。
【0033】図2において、符号45は撮像素子27の
回路基板、符号46は回路基板45のX方向の位置を検
出する位置検出素子、符号48は回路基板45のY方向
の位置を検出する位置検出素子である。すなわち、回路
基板45をぶれ量に応じてX/Y方向に移動することに
より、撮像素子27の結像位置を微調整するものであ
る。
【0034】図3において、符号48はぶれ補正レン
ズ、符号49はぶれ補正レンズ48を保持するレンズ
枠、符号50はレンズ枠49のX方向の位置を検出する
位置検出素子、符号51はレンズ枠49のY方向の位置
を検出する位置検出素子、符号52はX方向にレンズ枠
49を移動するリニアアクチュエータ、符号53はY方
向にレンズ枠49を移動するリニアアクチュエータであ
る。
【0035】図4において、符号60は可変頂角プリズ
ム、符号61は横方向の頂角変角アクチュエータ、符号
62は横方向の頂角検出素子、符号63は縦方向の頂角
変角アクチュエータ、符号64は縦方向の頂角検出素子
である。可変頂角プリズム60は、2枚の円形状の板ガ
ラスを用意し、該板ガラス間に、たとえばポリエチレン
樹脂などの特殊フィルムで作られた円筒状の透明な蛇腹
形状のばね部で接続し、このばね部内に粘性を有する高
屈折率液体を充填したものである。頂角を変えることに
より入射光を任意の位置に変え、撮像素子での結像部位
を変えるものである。頂角変角アクチュエータ61,6
3の駆動機構としては、可変頂角プリズム60を直接、
コイルに機械的に接続して通電し、レンズ鏡筒に固定さ
れた永久磁石とコイルとの間に作用する電磁力を用い
る。上記コイルは傾動させる方向に設ければよい。
【0036】また、上述した図2〜図4の方式に限定さ
れず、たとえばフィールドメモリに蓄えられた画像の読
み出し位置をぶれ量に応じて変えるような構成であって
もよく、結果として像ぶれを補正できる機構であればい
ずれの方式でもよい。
【0037】さて、ここで、像面におけるぶれ量につい
て説明する。一般に、ぶれには回転運動によるものと並
進運動によるものとがある。前述した角速度検出部
(A)32と角速度検出部(B)33では、回転運動に
起因する角速度を検出することができるが、並進運動に
対しては検出能をもたない。並進運動による補正の不完
全さはカメラと被写体間との距離が比較的短い場合に顕
著になり、特に接写時のような近接撮影時には十分な補
正効果が得られなくなる。
【0038】本発明は、近接撮影モードが選択された場
合には、MPU22が、像ぶれ補正部28による十分な
補正効果が得られないことが予測されるので、像ぶれ補
正部28の駆動を制限するものである。すなわち、像ぶ
れ補正部28を駆動しても補正効果が得られないような
場合には、像ぶれ補正部28の駆動自体を停止するよう
に制御するものである。
【0039】図5は、撮像面70とレンズ71、被写体
面72とレンズ71の関係を示す断面模式図である。図
において、fは焦点距離、aはレンズ71主面と撮像面
70までの距離、bはレンズ71主面と被写体面72ま
での距離を示す。結像の公式より、(1/a+1/b)
=1/fとなり、像倍率mはm=a/b=f/(b−
f)により算出される。bすなわちレンズ71主面と被
写体面72までの距離が小さい場合、像倍率mが大きく
なるので、並進運動による像ぶれが多く存在する。
【0040】つぎに、以上のように構成された手振れ補
正機能付き撮像装置における本発明の特徴となる動作例
についてフローチャートを参照し、説明する。図6は、
本発明の実施の形態1にかかる手振れ補正機能付き撮像
装置の動作例を示すフローチャートである。まず、カメ
ラ本体20の電源スイッチ23がONされると(ステッ
プS11)、撮影時に必要な各装置(レンズの撮影位置
への移動、露出計への電源供給、撮影条件表示装置への
電源供給などの装置)の初期設定が行われる。また、ぶ
れ検出部31への電源供給も開始され(ステップS1
2)、素子およびアナログ回路34、MPU22などの
系への電源供給も行われ、撮影スタンバイ状態になる。
ぶれ検出部31で検出された信号はアナログ回路34に
より増幅およびフィリタリング処理された後にA/D変
換器35によってデジタル信号に変換され、ぶれ量Xが
演算される(ステップS13)。
【0041】続いて、上記ぶれ量Xから、像ぶれ補正部
28の駆動量Vの算出(V=A×X、A:比例定数、
X:ぶれ量)が行われる(ステップS14)。ここで、
像ぶれ補正部28の駆動量は撮像装置における光学系の
焦点距離などの各定数やぶれ検出部31の設置位置など
を考慮して演算する。したがって、この比例定数Aは、
これらパラメータをすべて含んだものである。さらに上
記駆動量VをD/A変換し、アナログ出力を発生させ、
像ぶれ補正部28に印加し駆動を行ない、撮影を開始す
る(ステップS15)。
【0042】続いて、接写モード切換スイッチ21のO
N/OFFにより、接写モードが選択されたか否かを判
断する(ステップS16)。この場合、接写モード切換
スイッチ21がONされたかにより判断する。接写モー
ド切換スイッチ21により接写モードが選択されるとフ
ォーカスレンズ14が繰り出され、ピント調節が行われ
る。ステップS16において接写モード切換スイッチ2
1がONされ、接写モードであると判断した場合、像ぶ
れ補正部28の駆動を禁止する(ステップS17)。一
方、ステップS16において接写モードではないと判断
した場合、像ぶれ補正部28の駆動を開始する(ステッ
プS18)。
【0043】上記ステップS17あるいはステップS1
8を実行した後、露光を開始し(ステップS19)、通
常の露光動作を行ない、その露光を終了する(ステップ
S20)。露光終了後に、像ぶれ補正部28を駆動して
いるか否かを判断する(ステップS21)。ここで、像
ぶれ補正部28を駆動していると判断した場合、像ぶれ
補正部28の駆動を終了し(ステップS22)、撮影を
終了する。一方、ステップS21において像ぶれ補正部
28を駆動していないと判断した場合、撮影を終了す
る。
【0044】このように、接写モードが選択された場
合、十分な像ぶれ補正を行なうことができないと予測さ
れるので、そのぶれ補正を禁止することにより、無用な
ぶれ補正が回避され、不用意な電力消費を抑制すること
ができる。
【0045】(実施の形態2)この実施の形態2は、被
写体とカメラ筐体に任意部位との距離を測定し、その距
離があらかじめ定めた距離より小さい、いわゆる近接撮
影時に、十分なぶれ補正を行なうことができないと予測
されることを考慮し、無用なぶれ補正を行わないことに
より、電力の無駄な消費を回避するものである。以下、
その構成および動作について説明する。
【0046】図7は、本発明の実施の形態2にかかる手
振れ補正機能付き撮像装置の構成を示すブロック図であ
る。この手振れ補正機能付き撮像装置は、前述した図1
の構成に対し、接写モード切換スイッチ21の代わり
に、被写体とカメラ筐体に任意部位との距離を測定する
測距部75を設け、さらに書き込み可能でかつ不揮発性
のメモリを用い、後述する測距部による測定値に対する
閾値が設定されるLUT(ルックアップテーブル)76
を設けたものである。他の構成要素は図1とその動作も
同様であるので、ここでの説明は省略する。測距部75
としては、光学的手段や超音波を用いた三角測量方式の
検出機構を採用する。
【0047】図8は、回転運動による像ぶれ補正(補正
可能)に対する並進運動による像ぶれ(補正不可能)の
比率の被写体までの距離の依存性を示すグラフである。
ここで、回転運動は、人間の手振れ計測の結果より妥当
な値として、露光時間1/4(sec)での回転角度量
5(mrad)を用い、焦点距離f=5.6(mm)の
レンズを想定し、回転したときの光軸上の被写体に対す
る像面でのぶれ量とした。また、並進運動についても回
転運動と同様に、人間の手振れ計測の結果より、1(m
m)程度と仮定し、焦点距離f=5.6(mm)のとき
のぶれ量とした。被写体までの距離200mm程度で、
およそ回転運動による像ぶれ量と並進運動による像ぶれ
量が等しくなる。この実施の形態では、被写体までの距
離に対して所定の閾値を設け、この閾値よりも小さい場
合には、並進運動の影響により十分な補正効果が得られ
ないと判断し、像ぶれ補正部28の駆動を行わないよう
に制御する。
【0048】図9は、本発明の実施の形態2にかかる手
振れ補正機能付き撮像装置の第1の動作例を示すフロー
チャートである。この動作は、前述した図6のステップ
S11〜ステップS15が図9のステップS31〜ステ
ップS35に同様に対応する。すなわち撮影開始状態ま
での動作と同一であり、ステップS16〜ステップS1
8の動作が異なる。したがって、同一部分の説明は省略
する。
【0049】撮影開始状態において、被写体と撮像装置
の任意部位との距離を測定する測距部75を動作させ、
被写体までの距離Lを検出する(ステップS36)。つ
いで上記距離Lを閾値Lsと比較し、L<Lsであるか
否かを判断する(ステップS37)。ここで、L<Ls
であると判断した場合、像ぶれ補正部28の駆動を禁止
する(ステップS38)。一方、L<Lsではないと判
断した場合、像ぶれ補正部28の駆動を開始する(ステ
ップS39)。その後は、通常の露光動作が行われ、露
光終了後に、像ぶれ補正部28が駆動されているときは
像ぶれ補正部28の駆動を停止し、撮影終了とする。
【0050】したがって、実施の形態1にように接写モ
ード切換スイッチ21による指示がなくても、十分な像
ぶれ補正を行なうことができないと予測されるような場
合、無用な補正が行われないようにすることが可能であ
る。これにより、不用意な電力消費を抑制することがで
きる。
【0051】さて、上述した閾値Lsを、撮像装置の露
光時間、焦点距離に応じて設定する。この設定例を表1
に示す。
【0052】
【表1】
【0053】具体的には、LUT76に、上記表1に示
すように、露光時間1/4,1/8,1/16,1/3
0,1/60,1/125(sec)、焦点距離25,
30,50,75,100,125(mm)に対してA
1〜F6までの値を割り当て、ルックアップテーブルの
形態で格納しておく。このように、測距部75による測
定値を閾値と比較する際に、その閾値を焦点距離、露光
時間に応じて設定することにより、撮影条件(焦点距
離、露光時間)に依存しない高精度な制御が実現する。
【0054】つぎに、測距部75により検出された被写
体との距離が所定の閾値より小さいと判断した場合に、
閃光撮影に切り換え、撮影条件(露光時間)を閃光撮影
時の条件として再設定する動作について説明する。図1
0は、本発明の実施の形態2にかかる手振れ補正機能付
き撮像装置の第2の動作例を示すフローチャートであ
る。この動作は、前述した図9のステップS31〜ステ
ップS36が図10のステップS51〜ステップS56
に同様に対応する。すなわち撮影を開始し、測距部75
による被写体までの距離Lを算出するまでの動作と同一
であり、ステップS56〜ステップS65の動作が異な
る。したがって、同一部分の説明は省略する。
【0055】ステップS56において測距部75による
被写体までの距離Lを算出した後、上記距離Lと閾値L
1(露光時間Xのときの閾値)と比較し、L<L1であ
るか否かを判断する(ステップS57)。ここで、L<
L1であると判断した場合、閃光撮影モードに変更し、
同時に露光時間をX’に変更する(ステップS58)。
続いて、上記距離Lを閾値L2(露光時間X’のときの
閾値)と比較し、L<L2であるか否かを判断する(ス
テップS59)。ここで、L<L2であると判断した場
合、像ぶれ補正部28の駆動を禁止し(ステップS6
0)、露光を開始し(ステップS61)、通常の露光動
作を行ない、その露光を終了する(ステップS62)。
【0056】一方、ステップS57においてL<L1で
はないと判断、あるいはステップS59においてL<L
2ではないと判断した場合、像ぶれ補正部28の駆動を
開始し(ステップS63)、閃光露光を開始し(ステッ
プS64)、その閃光露光を終了する(ステップS6
5)。
【0057】このように、測距部75により検出された
被写体との距離が所定の閾値より小さいと判断した場合
に閃光撮影に切り換えることにより、十分なぶれ補正効
果が得られない場合における像ぶれ補正部28の駆動を
制限する機会を少なくすることができる。すなわち、ぶ
れ補正範囲を拡張することができる。
【0058】つぎに、前述した動作において、測距部7
5によって測定された被写体までの距離が所定の閾値以
下で、かつぶれ検出部31によるぶれ検出値が所定の閾
値以上である場合、その撮影した画像を保存しても失敗
ショットであるので保存を禁止したり、画像保存の要否
をユーザに促すといった制御を行なう例について説明す
る。
【0059】図11は、本発明の実施の形態2にかかる
手振れ補正機能付き撮像装置の第3の動作例を示すフロ
ーチャートである。この動作は、前述した図9における
撮影終了までの動作の後に図11のステップS85以降
を付加したものである。したがって、同一部分の説明は
省略する。
【0060】撮影終了の後、ステップS85では、露光
中のぶれ検出部31による手振れ検出値の変動量Bを記
憶しておき、所定の閾値Bsとの比較を行ない、B>B
sで、かつ先に求めた被写体までの距離Lを閾値Lsと
比較し、L<Lsであるか否かの判断を行なう。ここ
で、B>Bsで、かつL<Lsであると判断した場合、
撮影画像の画像記録部38への保存を禁止する(ステッ
プS86)。一方、B>Bsで、かつL<Lsではない
場合、撮影画像を画像記録部38に保存する(ステップ
S87)。
【0061】ここで、上記手振れ検出値は回転運動によ
る回転角度を示しており、厳密には並進運動とは異なる
が、回転運動量と並進運動に相関関係があるもの(およ
そその傾向は一致)と仮定し、判断するものである。露
光中のぶれ量が大きく、被写体までの距離が近接してお
り、並進運動の影響を大きく受ける場合においては、ぶ
れ画像となる可能性が高いので、その画像が保存されな
いようにすることで、失敗ショットを低減することがで
きる。
【0062】図12は、本発明の実施の形態2にかかる
手振れ補正機能付き撮像装置の第4の動作例を示すフロ
ーチャートである。この動作は、前述した図11におけ
るステップS85までの動作の後に図12のステップS
106以降を付加したものである。したがって、同一部
分の説明は省略する。
【0063】ステップS105において、所定の閾値B
sとの比較を行ない、B>Bsで、かつ先に求めた被写
体までの距離Lを閾値Lsと比較し、L<Lsであるか
否かの判断を行ない、ここで、B>Bsで、かつL<L
sであると判断した場合、撮影画像の画像記録部38へ
の保存の要否の旨をメッセージあるいは警告として表示
し、保存の要否判断をユーザに行わせる(ステップS1
06)。ここで、撮影した画像を保存しない指示であれ
ば、画像記録部38への保存を禁止し(ステップS10
7)、保存する指示であれば、撮影画像を画像記録部3
8に保存する(ステップS108)。
【0064】したがって、失敗ショットであると予測さ
れる画像の保存要否をメッセージや警告としてユーザに
促し、ユーザが取捨選択することにより、ユーザの意図
した撮影画像のみを保存することができる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる手
振れ補正機能付き撮像装置(請求項1)によれば、並進
運動によるぶれ補正の不完全さが装置と被写体間の距離
が短い場合に顕著になる。このため、接写モードが選択
されて被写体を撮影する際に、露光時に像ぶれを検出し
ても、十分なぶれ補正が得られないことを考慮し、無用
な補正駆動を停止するので、不用意な電力消費を抑制す
ることができる。
【0066】また、本発明にかかる手振れ補正機能付き
撮像装置(請求項2)によれば、撮影を開始した後に測
距手段により被写体と装置筐体の任意部位との距離を測
定し、その測定した距離があらかじめ定めた閾値に対し
て短い場合は、並進運動によるぶれ補正の不完全さが装
置と被写体間の距離が短い場合に顕著になることから、
そのまま近接撮影を行い、露光時に像ぶれを検出して
も、十分なぶれ補正が得られないことを考慮し、無用な
補正駆動を停止するので、接写モードが無くても近接撮
影時における不用意な電力消費を抑制することができ
る。
【0067】また、本発明にかかる手振れ補正機能付き
撮像装置(請求項3)によれば、請求項2において、測
距手段による測定値を閾値と比較する際に、その閾値を
焦点距離、露光時間に応じてたとえばルックアップテー
ブルの形態であらかじめ割り当てておき、このルックア
ップテーブルの情報にしたがって閾値を変更するので、
撮影条件(焦点距離、露光時間)に依存しない高精度な
制御を行なうことができる。
【0068】また、本発明にかかる手振れ補正機能付き
撮像装置(請求項4)によれば、測距手段により検出さ
れた被写体との距離が所定の閾値より小さいと判断した
場合に閃光撮影に切り換えることにより、十分なぶれ補
正効果が得られない場合においてもぶれ補正手段の駆動
を最大限に拡張した状態にすることができる。
【0069】また、本発明にかかる手振れ補正機能付き
撮像装置(請求項5)によれば、測距手段によって測定
された被写体までの距離が所定の閾値以下で、かつぶれ
検出手段によるぶれ検出値が所定の閾値以上である場
合、露光中のぶれ量が大きく、被写体までの距離が近接
しており、並進運動の影響を大きく受ける場合において
は、ぶれ画像となる可能性が高いことを考慮し、その画
像が保存されないようにするため、失敗ショットの画
像、すなわち保存しても無駄な画像の保存を回避するこ
とができる。
【0070】また、本発明にかかる手振れ補正機能付き
撮像装置(請求項6)によれば、測距手段によって測定
された被写体までの距離が所定の閾値以下で、かつぶれ
検出手段によるぶれ検出値が所定の閾値以上である場
合、露光中のぶれ量が大きく、被写体までの距離が近接
しており、並進運動の影響を大きく受けて、ぶれ画像と
なる可能性が高いことから、ユーザにその状況をメッセ
ージや警告表示といった報知を行うことにより、ユーザ
の取捨選択を可能にするため、ユーザの判断によって不
要な撮影画像の保存が回避される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1にかかる手振れ補正機能
付き撮像装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1における像ぶれ補正部に、撮像素子を移動
する方式を用いた例を示す説明図である。
【図3】図1における像ぶれ補正部に、補正レンズを移
動する方式を用いた例を示す説明図である。
【図4】図1における像ぶれ補正部に、可変頂角プリズ
ムを移動する方式を用いた例を示す説明図である。
【図5】撮像面とレンズおよび被写体面とレンズの関係
を示す断面模式図である。
【図6】本発明の実施の形態1にかかる手振れ補正機能
付き撮像装置の動作例を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施の形態2にかかる手振れ補正機能
付き撮像装置の構成を示すブロック図である。
【図8】回転運動による像ぶれ補正(補正可能)に対す
る並進運動による像ぶれ(補正不可能)の比率の被写体
までの距離の依存性を示すグラフである。
【図9】本発明の実施の形態2にかかる手振れ補正機能
付き撮像装置の第1の動作例を示すフローチャートであ
る。
【図10】本発明の実施の形態2にかかる手振れ補正機
能付き撮像装置の第2の動作例を示すフローチャートで
ある。
【図11】本発明の実施の形態2にかかる手振れ補正機
能付き撮像装置の第3の動作例を示すフローチャートで
ある。
【図12】本発明の実施の形態2にかかる手振れ補正機
能付き撮像装置の第4の動作例を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
20 カメラ本体 21 接写モード切換スイッチ 22 MPU 27 撮像素子 28 像ぶれ補正部 33 ぶれ検出部 38 画像記録部 39 警告表示部 75 測距部 76 LUT
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // H04N 101:00 H04N 101:00 (72)発明者 加藤 正良 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 北澤 智文 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 佐々木 三郎 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 5C022 AA13 AB46 AB55 AB67 AC18 AC42 AC52 AC54

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露光時における手振れ量を検出する手振
    れ検出手段と、前記手振れ検出手段で検出した手振れ量
    に応じてアクチュエータを駆動し、ぶれ補正を行なうぶ
    れ補正手段と、自動または(および)手動で選択される
    接写モードと、を備えた手振れ補正機能付き撮像装置に
    おいて、 前記接写モードが選択された際に、ぶれ補正動作を行わ
    ないように前記ぶれ補正手段を制御する制御手段を具備
    したことを特徴とする手振れ補正機能付き撮像装置。
  2. 【請求項2】 露光時における手振れ量を検出する手振
    れ検出手段と、前記手振れ検出手段で検出した手振れ量
    に応じてアクチュエータを駆動し、ぶれ補正を行なうぶ
    れ補正手段と、を備えた手振れ補正機能付き撮像装置に
    おいて、 被写体と装置筐体の任意部位との距離を測定する測距手
    段と、 前記測距手段で測定された距離が、あらかじめ設定され
    る閾値に対して小さいと判断した場合、ぶれ補正動作を
    行わないように前記ぶれ補正手段を制御する制御手段
    と、 を具備したことを特徴とする手振れ補正機能付き撮像装
    置。
  3. 【請求項3】 前記閾値は、撮像装置の焦点距離および
    (または)露光時間に応じて異なる値として設定される
    ことを特徴とする請求項2に記載の手振れ補正機能付き
    撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記測距手段により検
    出された被写体との距離があらかじめ設定される閾値に
    対して小さいと判断した場合、閃光撮影に切り換え、撮
    影条件を前記閃光撮影時の条件として再設定することを
    特徴とする請求項3に記載の手振れ補正機能付き撮像装
    置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記測距手段により検
    出された被写体との距離があらかじめ設定される第1の
    閾値に対して小さく、かつぶれ検出手段によるぶれ検出
    値があらかじめ設定される第2の閾値以上である場合、
    撮影画像の保存を禁止することを特徴とする請求項1〜
    4のいずれか一つに記載の手振れ補正機能付き撮像装
    置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記測距手段により検
    出された被写体との距離があらかじめ設定される第1の
    閾値に対して小さく、かつぶれ検出手段によるぶれ検出
    値があらかじめ設定される第2の閾値以上である場合、
    撮影画像の保存要否を促す情報を報知することを特徴と
    する請求項1〜4のいずれか一つに記載の手振れ補正機
    能付き撮像装置。
JP2000306607A 2000-10-05 2000-10-05 手振れ補正機能付き撮像装置 Expired - Fee Related JP4169178B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000306607A JP4169178B2 (ja) 2000-10-05 2000-10-05 手振れ補正機能付き撮像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000306607A JP4169178B2 (ja) 2000-10-05 2000-10-05 手振れ補正機能付き撮像装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002116476A true JP2002116476A (ja) 2002-04-19
JP4169178B2 JP4169178B2 (ja) 2008-10-22

Family

ID=18787268

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000306607A Expired - Fee Related JP4169178B2 (ja) 2000-10-05 2000-10-05 手振れ補正機能付き撮像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4169178B2 (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006081348A (ja) * 2004-09-10 2006-03-23 Konica Minolta Photo Imaging Inc 駆動機構、振れ補正ユニット及びこれらを用いたカメラ
JP2006113545A (ja) * 2004-10-12 2006-04-27 Samsung Electronics Co Ltd カメラレンズアセンブリーの手振れ補正装置
KR20060088069A (ko) * 2005-01-31 2006-08-03 펜탁스 가부시키가이샤 상흔들림 보정 장치 및 상흔들림 보정 장치의 제어 방법
JP2006208691A (ja) * 2005-01-27 2006-08-10 Canon Inc 撮像装置並びにそのカメラ本体及び交換レンズ
JP2006208872A (ja) * 2005-01-31 2006-08-10 Pentax Corp 光学装置及び手振れ補正装置の制御方法
JP2007127959A (ja) * 2005-11-07 2007-05-24 Fujifilm Corp 撮影装置
JP2008199275A (ja) * 2007-02-13 2008-08-28 Casio Comput Co Ltd 手ぶれ補正装置及びプログラム
JP2009222995A (ja) * 2008-03-17 2009-10-01 Konica Minolta Opto Inc レンズ鏡胴及び撮像装置
US7643750B2 (en) 2005-10-20 2010-01-05 Ricoh Company, Ltd. Photographing apparatus with image-blur suppression mechanism
US8004570B2 (en) 2005-12-14 2011-08-23 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus, image-pickup apparatus, and image processing method
US8179447B2 (en) 2007-03-16 2012-05-15 Ricoh Company, Ltd. Imaging apparatus having blur correction mechanism
JP2016166956A (ja) * 2015-03-09 2016-09-15 キヤノン株式会社 撮像装置及びその制御方法
US11539887B2 (en) * 2018-03-23 2022-12-27 Huawei Technologies Co., Ltd. Video image anti-shake method and terminal

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006081348A (ja) * 2004-09-10 2006-03-23 Konica Minolta Photo Imaging Inc 駆動機構、振れ補正ユニット及びこれらを用いたカメラ
JP2006113545A (ja) * 2004-10-12 2006-04-27 Samsung Electronics Co Ltd カメラレンズアセンブリーの手振れ補正装置
JP4667052B2 (ja) * 2005-01-27 2011-04-06 キヤノン株式会社 撮像装置並びにそのカメラ本体及び交換レンズ
JP2006208691A (ja) * 2005-01-27 2006-08-10 Canon Inc 撮像装置並びにそのカメラ本体及び交換レンズ
TWI384321B (zh) * 2005-01-31 2013-02-01 Hoya Corp 光學影像穩定器及控制該光學影像穩定器之方法
JP2006208872A (ja) * 2005-01-31 2006-08-10 Pentax Corp 光学装置及び手振れ補正装置の制御方法
KR20060088069A (ko) * 2005-01-31 2006-08-03 펜탁스 가부시키가이샤 상흔들림 보정 장치 및 상흔들림 보정 장치의 제어 방법
US7643750B2 (en) 2005-10-20 2010-01-05 Ricoh Company, Ltd. Photographing apparatus with image-blur suppression mechanism
JP2007127959A (ja) * 2005-11-07 2007-05-24 Fujifilm Corp 撮影装置
US8004570B2 (en) 2005-12-14 2011-08-23 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus, image-pickup apparatus, and image processing method
US8593533B2 (en) 2005-12-14 2013-11-26 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus, image-pickup apparatus, and image processing method
JP2008199275A (ja) * 2007-02-13 2008-08-28 Casio Comput Co Ltd 手ぶれ補正装置及びプログラム
US8179447B2 (en) 2007-03-16 2012-05-15 Ricoh Company, Ltd. Imaging apparatus having blur correction mechanism
JP2009222995A (ja) * 2008-03-17 2009-10-01 Konica Minolta Opto Inc レンズ鏡胴及び撮像装置
JP2016166956A (ja) * 2015-03-09 2016-09-15 キヤノン株式会社 撮像装置及びその制御方法
US11539887B2 (en) * 2018-03-23 2022-12-27 Huawei Technologies Co., Ltd. Video image anti-shake method and terminal

Also Published As

Publication number Publication date
JP4169178B2 (ja) 2008-10-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8059156B2 (en) Imaging apparatus controlling blurring correction during switch between image capture mode and playback mode
US7212231B2 (en) Photographing apparatus having variable image blur correction control characteristics for still photography and motion picture photography
US7443422B2 (en) Blur correction apparatus and camera
US7483056B2 (en) Image capturing apparatus with blur compensation
JP2009098274A (ja) 像ぶれ補正装置を有する光学機器
CN101557470B (zh) 摄像装置
JP4169178B2 (ja) 手振れ補正機能付き撮像装置
JP2008145662A (ja) 撮影装置及びその調整方法
CN110088677B (zh) 摄像设备及其控制方法和存储介质
JP4356282B2 (ja) ブレ補正撮影装置
US20080165271A1 (en) Image pickup apparatus
JP2003098567A (ja) カメラ
JP4718498B2 (ja) 撮像装置および撮像方法
JP2007041206A (ja) 撮影装置
JP2007199182A (ja) 防振機能付きカメラ
JP2002303909A (ja) 像振れ補正機能付き撮影装置
JP2001157110A (ja) 電子カメラ装置
JP2008051888A (ja) 手ぶれ補正機能付き撮像装置及び撮像装置の手ぶれ補正方法
JP2004240371A (ja) ブレ補正装置を備えた撮影装置
JP5001014B2 (ja) 撮像装置および撮像方法
JP2002118780A (ja) 手振れ補正機能付き撮像装置
JP2009089371A (ja) 画像記録装置
JP5142558B2 (ja) 光学機器およびそれを備えた撮像装置、光学機器の制御方法
JP2009300784A (ja) 手ブレ補正装置および手ブレ補正方法ならびに撮影装置
JP2005099831A (ja) 電子スチルカメラ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050223

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20050418

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070222

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070420

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070808

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071009

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071105

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080523

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080530

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080730

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080731

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110815

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110815

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120815

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120815

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130815

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees