JP2009013906A - エンジン - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の水冷式のエンジンにおいては、ウォータジャケット内の冷却水は自然循環する構成であったため、冷却水に不純物が混じると、冷却水よりも比重の重い不純物や結晶等はウォータジャケットの底部に溜まり、詰まりの原因となり、循環できずに焼けてしまう可能性があった。
【解決手段】シリンダブロック4またはシリンダヘッド3の上方に冷却水タンク6を配置し、該シリンダブロック4またはシリンダヘッド3内部に形成した水ジャケット12と前記冷却水タンク6を連通したエンジン1において、前記水ジャケット12下部に設けた冷却水出口孔21と冷却水ポンプ14の吸入側とを連通する配管と、前記水ジャケット12下部に設けた冷却水入口孔18と冷却水ポンプ14の吐出側を連通する配管とを備え、前記各配管の途中に継手28を介装し、該継手28を冷却水タンク6の上部に配置する。
【選択図】図1

Description

本発明は、水冷式のエンジンに関し、特にそのシリンダブロックまたはシリンダヘッド上方に配置する冷却水タンクの冷却水配管構造の技術に関する。
従来から、水冷式のエンジンにおいては、シリンダの周囲に水ジャケット(ウォータジャケット)を配設するとともに、シリンダの上方に冷却水タンクを配設したものが知られている。前記エンジンでは、冷却水タンクとウォータジャケットとは連通されて、エンジン作動時にウォータジャケット内の冷却水が温められると、該冷却水が上昇して冷却水タンク内に入り、該冷却水よりも冷たい冷却水タンク内の水が代わりにウォータジャケット内に入り、このようにして冷却水が循環することによってシリンダを冷却するようにしていた。
前記冷却水タンクの上部には冷却水の補給口が設けられ、該補給口を介して冷却水を充填するとともに、冷却水タンク内と外気とを連通させて、冷却水の温度上昇により体積が増加したり、水蒸気が発生しても許容できるようにしていた(例えば、特許文献1参照。)。
特開平9−250388号公報
しかし、従来の水冷式のエンジンにおいては、ウォータジャケット内の冷却水は自然循環する構成であったため、冷却水に不純物が混じると、冷却水よりも比重の重い不純物や結晶等はウォータジャケットの底部に溜まり、詰まりの原因となり、循環できずに焼けてしまう可能性があった。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、シリンダブロックまたはシリンダヘッドの上方に冷却水タンクを配置し、該シリンダブロックまたはシリンダヘッド内部に形成した水ジャケットと前記冷却水タンクを連通したエンジンにおいて、前記水ジャケット下部に設けた冷却水出口孔と冷却水ポンプの吸入側とを連通する配管と、前記水ジャケット下部に設けた冷却水入口孔と冷却水ポンプの吐出側を連通する配管とを備え、前記各配管の途中に継手を介装し、該継手を冷却水タンクの上部に配置するものである。
請求項2においては、前記冷却水出口孔または冷却水入口孔の少なくとも一方に分岐配管を接続し、該分岐配管の一の接続口にドレンコックを接続するものである。
請求項3においては、前記冷却水ポンプの吐出側と吸入側にそれぞれ接続する継手を一体的に構成するものである。
請求項4においては、前記継手を、前記冷却水タンクの上部に設けた補給水口の蓋体に一体的に取付けるものである。
請求項5においては、前記冷却水出口孔と冷却水入口孔にそれぞれ接続する配管のそれぞれの他端に接続する継手を分岐管により構成し、該分岐管の一端を冷却水タンク内に挿入するものである。
請求項6においては、前記配管の少なくとも一方、またはその一部を透明のパイプで構成するものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、シリンダブロック、または、シリンダヘッドに形成した水ジャケット(ウォータジャケット)と前記冷却水タンクとが配管を介して循環できるようになり、冷却効率を向上できる。また、冷却水ポンプと配管の接続が容易にできる。
請求項2においては、水ジャケット(ウォータジャケット)下部に溜まる砂等をドレンコックを開くだけで容易に排出することができ、詰まりを防止して冷却不良を低減することができる。また、冷却水タンクおよび水ジャケット内の冷却水を容易に排出できる。
請求項3においては、単一の継手に集約することで、配管の接続が容易になり、また、組立ても容易にできる。
請求項4においては、冷却水タンク自体を加工することなく配管することができ、後付けが容易にできる。また、交換等のメンテナンスが容易となり、蓋を外すことにより容易に冷却水の補給ができる。
請求項5においては、入口経路と出口経路それぞれ2系統の通路を確保することができ、一方が詰まった場合でも運転が可能となる。
請求項6においては、冷却水の量が外部から容易に認識することができる。
次に、発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の一実施例に係るエンジンの冷却水配管系統の全体的な構成を示した断面図である。
図2は同じく冷却水タンク上部の補給水口近傍に設けられる、継手を示す詳細断面図である。
図3は同じく継手を示す、図2上のX矢視における断面図である。
図4は同じく継手を示す、図2上のY矢視における断面図である。
図5は冷却水タンク上部の補給水口近傍に設けられる継手を固定する蓋体を示す断面図である。
図6は本発明の一実施例に係るエンジンの全体構成を示す前方斜視図である。
[エンジン1]
まず、本発明に係るディーゼルエンジン(以下、「エンジン」とする。)1の全体構成について図6を用いて説明する。なお、以下においては、図6に示す矢印Aの方向を前方として左右方向を定義し、かつ、図面上の上下方向をエンジン1の上下方向として説明する。
本発明に係るエンジン1はシリンダヘッド3や、シリンダブロック4や、クランクケース5等から構成されるエンジン本体2からなる。エンジン本体2のクランクケース5内にクランク軸が支承され、該エンジン本体2の水平方向に摺動するピストンや、該ピストンを収容するシリンダ等が収納されており、シリンダヘッド3側には、ロッカアームやプッシュロッド等の弁駆動機構が構成されている。
前記シリンダヘッド3、および、シリンダブロック4の上側には冷却水タンク(冷却水ホッパ)6が配置されるとともに、クランクケース5の上側には燃料タンク7が配置されており、冷却水タンク6と燃料タンク7とがエンジン本体2上にて左右並べて配置されている。
また、エンジン1の上部に配置する前記両タンク6・7の上面は略同一平面上に位置し、その略中央部には、エンジン1を吊り上げる際の掛止部を有する吊り上げボルト10が設けられている。
なお、エンジン本体2の側部には、燃料フィルタ8、エアクリーナ9、および、排気マフラー11等がそれぞれ配設されている。
本発明に係るエンジン1においては、前述したように、エンジン本体2上に冷却水タンク6と燃料タンク7とが左右並べて配置されており、本実施形態においては、図6に示すように、エンジン本体2上の右側に冷却水タンク6、左側に燃料タンク7が配設される。
冷却水タンク6は、いわゆるホッパ式となっており、前記シリンダの周囲に形成されるウォータジャケット12(図1参照。)に連通した状態でシリンダヘッド3、および、シリンダブロック4上にボルト等により固定される。
燃料タンク7は、別々に形成される上部シェル7aと下部シェル7bとが、それぞれの開口部の全周に外向きに形成されるフランジを、上下合わせ面にて接合されることにより構成され、この上下合わせ面には前記各フランジが接合された縁部7cが形成される。そして、燃料タンク7はその縁部7cを介してクランクケース5上にて固定される。
エンジン本体2上にて左右並べて隣接配置される冷却水タンク6と燃料タンク7との間に溝状の空間が形成され、この空間は上部形状に合わせてプレート状のカバー(化粧板)20により覆われている。
[冷却水配管]
次に、本発明に係るエンジン1の冷却水配管の全体について、図1を用いて説明する。
本発明に係るエンジン1の冷却構造は、該エンジン1の外部に循環用の配管を設けて冷却水ポンプ14と接続し、冷却水タンク6とウォータジャケット12との間で、強制的に冷却水を循環させるようにしている。
前記シリンダブロック4の左右方向の中心に筒状のシリンダライナ13を固設して、シリンダを形成し、該シリンダライナ13内にピストンが左右方向に摺動自在に収納されている。該シリンダライナ13の周囲には、ウォータジャケット12が形成され、冷却水が流通できるようにして、シリンダブロック4を冷却できるようにしている。また、シリンダブロック4の左側にはシリンダヘッド3を固設しており、該シリンダヘッド3内にもウォータジャケット12が形成されて冷却水がシリンダヘッド3内のウォータジャケット12とシリンダブロック4内のウォータジャケット12との冷却水が流通できるようにしている。該ウォータジャケット12の上部で前記冷却水タンク6の底部が連通されて、ウォータジャケット12と冷却水タンク6内が流通できるようにしている。
また、前記シリンダブロック4、または、シリンダヘッド3の側部に冷却水入口孔18を設けて前記ウォータジャケット12と連通し、該冷却水入口孔18に分岐配管25の一端を接続している。該分岐配管25は三方継手により構成して、第一接続口25aを前記冷却水入口孔18と接続し、第二接続口25bは前記第一接続口25aの軸心の延長線上に配置して、該第二接続口25bにドレンコック24が接続されている。つまり、第一接続口25aと第二接続口25bとドレンコック24は一直線上に配置している。このように構成することで、ドレンコック24を開くことで、排水抵抗が小さく途中で滞ることなく冷却水の排水が容易に行うことができる。
第三接続口25cは吐出配管16に接続されており、第一の接続口25aと第二の接続口25bに対して直交するように配置して上方に開口している。該吐出配管16の他側は、後述する継手28を介して冷却水ポンプ14の吸入側と接続されている。
また、前記シリンダブロック4、または、シリンダヘッド3の底部に冷却水出口孔21を設けて前記ウォータジャケット12と連通し、該冷却水出口孔21に分岐配管26の一端を接続している。該分岐配管26は三方継手により構成して、第一接続口26aを前記冷却水出口孔21と接続し、第二接続口26bは前記第一の接続口26aの軸心の延長線上に配置して、該第二接続口26bにドレンコック27が接続されている。つまり、第一接続口26aと第二接続口26bとドレンコック27は一直線上に配置している。このように構成することで、ドレンコック27を開くことで、排水抵抗が小さく途中で滞ることなく冷却水の排水が容易に行うことができる。特に、冷却水出口孔21がウォータジャケット12の最底部に開口することにより、すべての冷却水を排水できるとともに、ウォータジャケット12に溜まった砂や沈殿物等の不純物を冷却水とともに排出することができ、詰まりを防止することができる。
第三接続口26cは吸入配管17に接続されており、第一接続口26aと第二接続口26bに対して直交するように配置して側方に開口している。前記吸入配管17の他側は後述する継手28を介して冷却水ポンプ14の吐出側と接続されている。なお、本実施例では、冷却水入口孔18はシリンダブロック4の側面に設け、冷却水出口孔21はシリンダヘッド3の底面に設けている。
このように、前記冷却水出口孔21または冷却水入口孔18の少なくとも一方に分岐配管25または分岐配管26、または分岐配管25・26を接続し、該分岐配管25または26の一の接続口にドレンコック24・または27を接続するため、ウォータジャケット12下部に溜まる砂等を、ドレンコック24または27を開くだけで容易に排出することができ、日常点検等により、冷却水配管内の詰まりを防止して冷却不良を低減することができる。
また、メンテナンス等により冷却水タンク6、および、ウォータジャケット12内の冷却水を強制的に排出する必要がある場合には、該ドレンコック24または27を開くことにより容易に冷却水を排出することができる。
また、前記冷却水タンク6の上面中央部には冷却水を補給するための補給水口6aが設けられており、該補給水口6aは蓋体29により塞がれている。該蓋体29には後述する継手28が一体的に固設されている。
前記継手28を、冷却水タンク6の上部に設けた補給水口6aの蓋体29に一体的に取付けることで、冷却水タンク6自体を新たに加工したり、別途取付部品等を設けることもなく配管することができ、後付けが容易にできる。また、交換等のメンテナンスが容易となり、蓋体を外すことにより容易に冷却水の補給ができる。
すなわち、図2に示すように、前記継手28は吐出用分岐管30と吸入用分岐管31と固定用フランジ32とを備えて一体的に構成されている。
吐出用分岐管30は図2、図3に示すように、略「ト」字状に構成され、上下方向に延出した本管30aの上端に形成した第一接続口30bには配管が接続され、該配管は冷却水ポンプ14の吐出側に接続されている。本管30a上部の側面より側方に突出した第二接続口30cは前記吐出配管16と接続されている。言い換えれば、前記水ジャケット12下部に設けた冷却水入口孔18と冷却水ポンプ14の吐出側を連通する配管の途中に吐出用分岐管30(継手28)を介装している。該第二接続口30cは固定用フランジ32よりも上方に配置している。そして、吐出用分岐管30の一端は冷却水タンク6内に挿入している。詳しくは、下方に延出した本管30aの下端が吐出口30dとして冷却水タンク6の底部まで延出されている。
吸入用分岐管31は図2、図4に示すように、略「T」字状に構成され、上下方向に配置した本管31aの上端に横管が横設されて連通され、該横管の一端に第一接続口31bを構成して前記吸入配管17が接続されている。横管の他端には第二接続口31cが形成されて、配管等を介して冷却水ポンプ14の吸入側と接続されている。言い換えれば、前記水ジャケット12下部に設けた冷却水出口孔21と冷却水ポンプ14の吸入側とを連通する配管の途中に吸入用分岐管31(継手28)を介装している。本管31aの下端は下方に延出して吸入口31dとして冷却水タンク6の中途部まで延出されて、液面よりも下側となるように配設している。
固定用フランジ32は円板を断面視で逆凹状に構成して、前記本管30a・31aが平行の状態で中央部を貫通してその上部に一体的に固設している。該固定用フランジ32の周囲は図5に示すように、補給水口6aに嵌合して、蓋体29により固定できるようにしている。つまり、継手28は冷却水タンク6の上部に配置されることになる。
前記蓋体29はキャップ29aと取付ナット29bからなり、キャップ29aと取付ナット29bはそれぞれ中央部に開口部を設けて前記本管30a・31aを貫通し、キャップ29aの下内側に取付ナット29bを固定し、該キャップ29aが取付ナット29bを回すための握りと化粧カバーを兼ねた構造となっている。該取付ナット29bは外周側面に螺子部が形成され、該螺子部が補給水口6aの内周に形成した螺子部に螺装する構成としている。こうして、蓋体29は継手28を取り付けた状態で開けたり閉じたりできるようにして、点検や交換とうが容易にできるようにしている。
そして、前記冷却水ポンプ14の吐出側と吸入側にそれぞれ接続する継手28を一体的に構成しているので、単一の継手に集約することができ、配管の接続、および、組立てが容易にできる。
また、前記冷却水出口孔21と冷却水入口孔18にそれぞれ接続する配管16・17のそれぞれの他端に接続する継手28を分岐管30・31により構成し、該分岐管30・31の一端を冷却水タンク6内に挿入するため、入口経路と出口経路それぞれ2系統の通路を確保することができ、一方が詰まった場合でも運転が可能となる。
ここで、前記吐出配管16、および、吸入配管17は、本実施例では鋼管により構成しているが限定するものではなく、たとえば、耐熱性の透明のパイプにより構成することも可能である。このように透明のパイプで構成することにより、内部を循環する冷却水を外部から視認可能となり、冷却水タンク6内の冷却水の量も容易に判断することが可能となる。
すなわち、前記配管16・17の少なくとも一方、または両方、または、その一部を透明のパイプで構成することで、冷却水の量が外部から容易に認識することができ、かつ、砂や埃等が配管内部に堆積して詰まった場合等、外部から確認することができるため、日常点検も容易にできることとなる。
次に、冷却水の流れを説明する。冷却水ポンプ14はエンジン1またはモータ等によって駆動され、該冷却水ポンプ14の駆動により外部冷却水経路、即ち、ウォータジャケット12内の冷却水を冷却水出口孔21から分岐配管26、吸入配管17を介して吸入用分岐管31に入り、配管を介して冷却水ポンプ14の吸入側に吸入されるとともに、内部冷却水経路、即ち、本管31aの下端の吸入口31dから冷却水タンク6の冷却水を吸入し、配管を介して冷却水ポンプ14の吸入側に吸入される。
従って、外部冷却水経路または内部冷却水経路のいずれか一方の冷却水経路が詰まった場合であっても、他の経路から冷却水を吸入できるので、冷却水が過剰に高温となることがなく、冷却水を循環して、エンジンを冷やすことができる。
また、冷却水ポンプ14から吐出された冷却水は、配管を介して継手28(吐出用分岐管30)に入り、外部冷却水経路は、第二接続口30cから吸入配管16、分岐配管25、冷却水入口孔18を介してウォータジャケット12内に入る。また、内部冷却水経路では、本管30a下端の吐出口30dから冷却水タンク6の下部に入ることとなる。
従って、外部冷却水経路または内部冷却水経路のいずれか一方の冷却水経路が詰まった場合であっても、他の経路から冷却水を吐出することが可能となり、冷却水ポンプ14に過剰な負荷がかかることがなく、また、冷却水を循環させてエンジンを冷やすことができる。
このように、シリンダブロック4またはシリンダヘッド3の上方に冷却水タンク6を配置し、該シリンダブロック4またはシリンダヘッド3内部に形成した水ジャケット12と前記冷却水タンク6を連通したエンジン1において、前記水ジャケット12下部に設けた冷却水出口孔21と冷却水ポンプ14の吸入側とを連通する配管と、前記水ジャケット12下部に設けた冷却水入口孔18と冷却水ポンプ14の吐出側を連通する配管とを備え、前記各配管の途中に継手28を介装し、該継手28を冷却水タンク6の上部に配置するため、シリンダブロック4またはシリンダヘッド3に形成したウォータジャケット12と前記冷却水タンク6とが配管を介して循環できるようになり、冷却効率を向上できる。
また、冷却水ポンプ14との接続部は、冷却水タンク6の上面に設けられる吐出配管16、および、吸入配管17の上端部において行うため、該冷却水ポンプ14と配管の接続作業を容易に行うことができる。また、底部より冷却水を吸入するため、冷却水が滞ることなく循環させることができ、冷却効率を向上できる。
本発明の一実施例に係るエンジンの冷却水配管系統の全体的な構成を示した断面図。 同じく冷却水タンク上部の補給水口近傍に設けられる、継手を示す詳細断面図。 同じく継手を示す、図2上のX矢視における断面図。 同じく継手を示す、図2上のY矢視における断面図。 冷却水タンク上部の補給水口近傍に設けられる継手を固定する蓋体を示す断面図。 本発明の一実施例に係るエンジンの全体構成を示す前方斜視図。
符号の説明
1 エンジン
2 エンジン本体
3 シリンダヘッド
4 シリンダブロック
6 冷却水タンク
6a 補給水口
12 ウォータジャケット
13 シリンダライナ
14 冷却水ポンプ
15 取付ブラケット
16 吐出配管
17 吸入配管
18 冷却水入口孔
19 配管
21 冷却水出口孔
22 配管
23 連通孔
24 ドレンコック
25 分岐配管
26 分岐配管
27 ドレンコック
28 継手

Claims (6)

  1. シリンダブロックまたはシリンダヘッドの上方に冷却水タンクを配置し、該シリンダブロックまたはシリンダヘッド内部に形成した水ジャケットと前記冷却水タンクを連通したエンジンにおいて、前記水ジャケット下部に設けた冷却水出口孔と冷却水ポンプの吸入側とを連通する配管と、前記水ジャケット下部に設けた冷却水入口孔と冷却水ポンプの吐出側を連通する配管とを備え、前記各配管の途中に継手を介装し、該継手を冷却水タンクの上部に配置する、ことを特徴とするエンジン。
  2. 前記冷却水出口孔または冷却水入口孔の少なくとも一方に分岐配管を接続し、該分岐配管の一の接続口にドレンコックを接続する、ことを特徴とする請求項1に記載のエンジン。
  3. 前記冷却水ポンプの吐出側と吸入側にそれぞれ接続する継手を一体的に構成する、ことを特徴とする請求項1に記載のエンジン。
  4. 前記継手を、前記冷却水タンクの上部に設けた補給水口の蓋体に一体的に取付ける、ことを特徴とする請求項3に記載のエンジン。
  5. 前記冷却水出口孔と冷却水入口孔にそれぞれ接続する配管のそれぞれの他端に接続する継手を分岐管により構成し、該分岐管の一端を冷却水タンク内に挿入する、ことを特徴とする請求項1に記載のエンジン。
  6. 前記配管の少なくとも一方、またはその一部を透明のパイプで構成する、ことを特徴とする請求項1に記載のエンジン。
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