JP2012002170A - 内燃機関の冷却水出口構造 - Google Patents

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幸助 曽川
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Abstract

【課題】カバー部材の取付け作業性が良好で、カバー部材内のオイルに冷却水が混入してしまうことを確実に防止できる内燃機関の冷却水出口構造を提供する。
【解決手段】ウォータージャケットの出口穴12hから出る冷却水を通す冷却水出口通路41が、チェーンケース31を内外に貫通する内燃機関の冷却水出口構造において、チェーンケース31が、冷却水出口通路41の上流側部分41uを形成するとともに出口穴12hを取り囲む通水管部31aを有し、この通水管部31aと出口穴12hが形成されたシリンダヘッド12の前端側壁部12fとの間に第1シール部材46が挟持され、通水管部31aの外端側には、第2シール部材47と冷却水出口通路41の下流側部分41dを形成するアウトレットパイプ50とが設けられ、アウトレットパイプ50とチェーンケース31の通水管部31aとの間に第2シール部材47が挟持されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関の冷却水出口構造、特に内燃機関を縦置きする場合に好適な内燃機関の冷却水出口構造に関する。
内燃機関においては、ラジエータを用いる水冷式の冷却システムが多用されているが、クランク軸方向の一端側には動弁機構や補機類等を駆動するためのタイミングベルトやチェーン等が装着されるため、後端側に冷却水取出口が設けられることが多い。しかし、その場合、FF車に横置きで搭載される場合には比較的短い冷却水配管でラジエータとの接続が可能であるが、FR車に縦置きで搭載する場合には、冷却水出口側の配管であるアウトレットパイプが長くならざるを得ず、その搭載のためにエア抜きバルブが必要になって冷却水配管がコスト高になるばかりか、排気マニホールドとエンジンの間あるいは排気マニホールドの上側に配置されるそのアウトレットパイプの搭載が困難になってしまう。そこで、シリンダヘッドの前端側に冷却水出口通路を配置し、エンジンを縦置きする場合でもアウトレットパイプが長くならないようにする冷却水出口構造が提案されている。
この種の内燃機関の冷却水出口構造としては、例えばシリンダヘッドの前端側に冷却水出口穴を形成するとともに、エンジンの前端側のチェーンカバーに冷却水出口穴に対応する冷却水流通用の貫通穴を形成し、その冷却水流通用の貫通穴の前方に位置するラジエータへの連絡配管をそのフランジ部およびチェーンカバーの貫通穴周辺の壁部を貫通する複数のボルトによってシリンダヘッドに締結するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、冷却水出口をチェーン(もしくはベルト)で囲まれる領域内に開口させるとともに、冷却水出口に接続される流通路を形成するアウトレットパイプをチェーンカバーの少なくとも一部を兼ねるように形成したものも知られている(例えば、特許文献2参照)。
さらに、アウトレットパイプをシリンダヘッドの冷却水出口部に取り付け、そのアウトレット部材がチェーンカバーおよびその内方のシールプレートを貫通する部分にそれぞれシール部材を介装したもの(例えば、特許文献3参照)、あるいは、シリンダヘッドの冷却水出口部に対応する貫通穴をチェーンカバーに形成し、その貫通穴を通してシール付きのアウトレットパイプの先端部をシリンダヘッドの冷却水出口部に嵌入したもの(例えば、特許文献4参照)が知られている。
特開平05−86975号公報 特開2000−145452号公報 特開平10−317968号公報 特開昭64−22823号公報
しかしながら、従来の内燃機関の冷却水出口構造にあっては、冷却水取出管部材であるアウトレットパイプをシリンダヘッドにボルト締結したり、チェーン等を覆うカバー部材を貫通するアウトレットパイプをシリンダヘッドに固定しつつそのアウトレットパイプとカバー部材との間にシール部材を介装したりしていたため、特にそのカバー部材がクランク軸を貫通させる軸穴を有するケース部材(以下、チェーンケースという)である場合に、そのチェーンケースにクランク軸の通る軸穴をオイルシールによって封止することに加えて、チェーンケースとアウトレットパイプの間を防水および防塵用のシール部材でシールする必要が生じてしまい、2つの穴部での2軸の同軸度を確保する必要から、チェーンケースの取付けの作業性が低下してしまうという問題があった。
また、メンテナンス時にアウトレットパイプを取り外すと、チェーンケースが取り外される前でもシリンダヘッドの冷却水出口部とチェーンケースの間のシールが緩んでしまい、チェーンケース内の潤滑用のオイルに冷却水が混入してしまうという問題もあった。
そこで、本発明は、カバー部材の取付けの作業性が良好で、カバー部材内のオイルに冷却水が混入してしまうことを確実に防止できる内燃機関の冷却水出口構造を提供するものである。
本発明に係る内燃機関の冷却水出口構造は、上記課題を解決するために、(1)水冷式の内燃機関の機関本体の一端側に、該機関本体内のクランク軸から動弁機構に動力を伝達する無端伝動要素および該無端伝動要素を覆うカバー部材が取り付けられるとともに、前記機関本体のウォータージャケットを通過した冷却水の出口となる出口穴が形成され、前記出口穴から出る冷却水を通す冷却水出口通路が、前記カバー部材を内外に貫通するように形成された内燃機関の冷却水出口構造において、前記カバー部材が、前記冷却水出口通路の上流側部分を形成するとともに内端側で前記出口穴を取り囲む通水管部を有し、前記通水管部と前記出口穴が形成された前記機関本体の一端側壁部との間に、前記出口穴と前記冷却水出口通路とを液密に接続する第1シール部材が挟持され、前記カバー部材の前記通水管部の外端側には、前記冷却水出口通路の下流側部分を形成する冷却水取出管部材と、前記冷却水出口通路の上流側部分と下流側部分とを液密に接続する第2シール部材と、が設けられ、前記冷却水取出管部材が前記カバー部材に取り付けられた状態で、前記冷却水取出管部材と前記カバー部材の前記通水管部との間に前記第2シール部材が挟持されていることを特徴とする。
この構成により、カバー部材が機関本体に取り付けられた状態で冷却水取出管部材を取り外すと、冷却水の水抜きがされるものの、第1シール部材は通水管部と機関本体の一端側壁部との間に通常と同様に挟持された状態のままであるから、その段階で冷却水がカバー部材の内部に入ることがなく、カバー部材の内部のオイルに出口穴から出た冷却水が混入することが確実に防止されることになる。また、カバー部材の取外し前に冷却水の水抜きが確実に実行されることになるから、水抜きを忘れてカバー部材を取り外してしまうことがなく、この点からも、カバー部材の内部のオイルに出口穴から出た冷却水が混入することが確実に防止される。
上記(1)に記載の内燃機関の冷却水出口構造においては、(2)前記カバー部材が、前記クランク軸の一部を収納する軸穴を有していることが好ましい。
この構成により、出口穴が形成された機関本体の一端側壁部とのカバー部材の通水管部とは、同軸精度がラフであっても、第1シール部材を挟持する状態で出口穴と冷却水出口通路とを液密に接続できればよいので、カバー部材の機関本体への取付け時にはクランク軸と軸穴の同軸度を確保すればよく、2軸の同軸度を確保するためにカバー部材の取付けの作業性が低下することがない。
上記(1)または(2)に記載の内燃機関の冷却水出口構造においては、(3)前記カバー部材が、少なくとも1つの締結部材によって前記機関本体の一端側壁部に対して固定されているのがよい。
この構成により、カバー部材が締結部材によって機関本体の一端側壁部に確実に締結固定されるので、第1シール部材による確実な防水シールが可能になるとともに、カバー部材の振動が抑制される。しかも、冷却水取出管部材が取り外されて冷却水の水抜きがなされる段階で、第1シール部材をカバー部材と機関本体の間に確実に挟持でき、冷却水がカバー部材の内部に入ることが確実に防止される。
上記(3)に記載の内燃機関の冷却水出口構造においては、(4)前記冷却水取出管部材が、前記カバー部材に着脱可能に固定される固定端部と、該固定端部が前記カバー部材に固定されたとき前記締結部材の外端部を覆うように前記カバー部材に対向する対向部と、を有することが望ましい。
この構成により、冷却水取出管部材の固定端部がカバー部材に固定されていれば、冷却水取出管部材の対向部が締結部材の外端部を覆っており、冷却水取出管部材をカバー部材から取り外さなければカバー部材を機関本体から取り外すことができないこととなる。したがって、冷却水の抜き忘れが確実に防止される。
上記(4)に記載の内燃機関の冷却水出口構造においては、(5)前記冷却水取出管部材の前記対向部が、前記固定端部の軸線方向に対し略直交する方向に屈曲していることが好ましい。
この構成により、冷却水取出管部材が対向部側では固定端部の軸線方向に対し略直交する方向に屈曲しているので、冷却水出口通路をラジエータに容易に接続可能になるとともに、エンジンが縦置きされる場合の全長を抑えることができる。
上記(4)または(5)に記載の内燃機関の冷却水出口構造においては、(6)前記締結部材が複数設けられており、前記冷却水取出管部材に、前記固定端部が前記カバー部材に固定されたとき前記締結部材のうちいずれか1つの外端部を覆うよう、前記冷却水出口通路内の冷却水の温度を検知する水温センサが装着されていてもよい。
この構成により、前記冷却水取出管部材が水温センサの取付け部材を兼ね、しかも、その水温センサによって締結部材の1つの外端部が覆われることから、冷却水の抜き忘れが確実に防止されるとともに、部品点数または部品取付け作業の工数を削減できる。
上記(3)〜(6)のいずれに記載の内燃機関の冷却水出口構造においても、(7)前記第1シール部材は、前記出口穴と前記冷却水出口通路とを液密に接続する環状の防水シール部と、該防水シール部および前記締結部材を取り囲む環状のオイルシール部と、を有することが好ましい。
この構成により、防水シール部へのオイルの付着やオイルシール部への冷却水の付着を確実に防止し、防水シール部およびオイルシールのシール性能をそれぞれ良好に維持することができ、カバー部材の内部のオイルに冷却水が混入することが確実に防止される。
上記(1)〜(7)のいずれに記載の内燃機関の冷却水出口構造においても、(8)前記機関本体の一端側壁部に、前記出口穴の近傍で前記カバー部材を貫通して外方に突出するようスタッド状の複数の締結部材が固定され、前記カバー部材が、前記締結部材に結合する複数の結合部材によって前記機関本体側に固定されていることが望ましい。
この構成により、カバー部材の機関本体への取付け時に、複数の締結部材に第1シール部材を支持させたり、複数の締結部材をカバー部材の取付け位置へのガイドとして機能させたりすることができ、カバー部材および第1シール部材の取付けの作業性を向上させることができる。
上記(1)〜(8)のいずれに記載の内燃機関の冷却水出口構造においても、(9)前記出口穴が前記機関本体の一部を構成するシリンダヘッドの一端側壁部に形成されていることが好ましい。
この構成により、カバー部材を貫通する冷却水出口通路を無端伝動要素の配置領域を避けて配置できるとともに、機関本体の一端側壁部にウォータージャケットの出口穴を容易に形成できる。
本発明によれば、冷却水取出管部材を取り外したとき冷却水の水抜きがされるものの、第1シール部材が通水管部と機関本体の一端側壁部との間に挟持される状態が保たれるようにしているので、カバー部材の内部のオイルに出口穴から出た冷却水が混入することを確実に防止することができるとともに、カバー部材の取外し前の冷却水の抜き忘れを確実に防止できる。その結果、カバー部材の取付けの作業性が良好で、カバー部材内のオイルに冷却水が混入してしまうことを確実に防止できる内燃機関の冷却水出口構造を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る内燃機関の冷却水出口構造の概略構成を示すその内燃機関の要部分解斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る内燃機関の冷却水出口構造を示すその内燃機関の要部拡大正面図である。 本発明の第1実施形態に係る内燃機関の冷却水出口構造を示すその内燃機関の要部拡大側面断面図である。 本発明の第1実施形態に係る内燃機関を水冷する冷却システムの概略構成図である。 本発明の第2実施形態に係る内燃機関の冷却水出口構造を示すその内燃機関の要部拡大側面断面図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
(第1実施形態)
まず、その構成について説明する。
図1に示す第1実施形態のエンジン10は、直列4気筒の水冷式の4サイクルエンジン(内燃機関)であり、このエンジン10には、図4に概略構成を示すようなエンジン冷却システム20が装備されている。
図1および図4に示すように、エンジン10は、内方に図示しない複数の気筒を有するシリンダブロック11と、それら複数の気筒の上端を閉塞するようにシリンダブロック11の上部に締結固定されたシリンダヘッド12と、シリンダブロック11の下部に締結固定されたクランクケース13と、図示しないヘッドカバーおよび給排気マニホールドとによって構成される機関本体14を備えている。
エンジン冷却システム20は、図4に示すように、内燃機関であるエンジン10の内部に冷却水を圧送し冷却水を予め設定された循環経路(後述する)で循環させるウォーターポンプ21と、エンジン10からの冷却水を通すことができるラジエータ22と、ラジエータ22を通る第1の循環経路WP1とラジエータ22をバイパスする第2の循環経路WP2とのうち、第2の循環経路WP2を通る冷却水の温度に感応して第1の循環経路WP1を通る冷却水の流量を制限することができるサーモスタット25と、を備えている。また、このエンジン冷却システム20には、エンジン10からの冷却水を通すとき前記車両の車室内に取り込まれる空気を加熱することができる車室側ヒーター26(ヒーター用熱交換器)も配管接続されている。
エンジン10に装着されたウォーターポンプ21は、エンジン10からの動力により駆動されるとき、ラジエータ22での熱交換により冷却された冷却水または/およびラジエータ22をバイパスした冷却水を吸入するとともに、その冷却水をエンジン10の内部の冷却通路であるウォータージャケット16(詳細は図示しない)に圧送するようになっている。
ラジエータ22は、ウォータージャケット16を通過した冷却水を、冷却風として供給される空気との熱交換により冷却する熱交換器である。また、詳細を図示しないが、第1の循環経路WP1は、エンジン10内のウォータージャケット16とラジエータ22内の熱交換通路(詳細は図示していない)を配管通路により連通させたものであり、第2の循環経路WP2は、このラジエータ22をバイパスしてウォータージャケット16の冷却出口をウォーターポンプ21の吸入ポート側に接続する配管通路となっている。
サーモスタット25は、第2の循環経路WP2を通る冷却水の温度に感応して開弁および閉弁するようウォーターポンプ21の吸入側に配置され、冷却水温度に応じてラジエータ22を通る冷却水の流量を調節することができるバルブとなっている。
図1および図3に示すように、エンジン10の機関本体14の前端側(一端側)には、その機関本体14内のクランク軸17から動弁機構18に図示しない吸気弁および排気弁を駆動するための動力を伝達するチェーンスプロケット15およびチェーン19(無端伝動要素;タイミングベルト等であってもよい)と、チェーン19および機関本体14の前面を覆うよう機関本体14に支持されたチェーンケース31(カバー部材)と、が設けられている。
機関本体14の前端側となる一端側壁部14fには、ウォータージャケット16を通過した冷却水の出口となる下流側端部の出口穴12hが形成されており、このウォータージャケット16の出口穴12hは、機関本体14の一部を構成するシリンダヘッド12の前端側壁部12fに形成されている。また、シリンダヘッド12の前端側壁部12fには、出口穴12hの近傍でチェーンケース31を貫通して外方に突出するよう複数、例えば一対(複数)のスタッドボルト33(スタッド状の締結部材)が互いに平行に植込み状態(端部を埋め込んだ状態)で固定されている。
また、チェーンケース31には、シリンダヘッド12の出口穴12hから流出する冷却水を通す冷却水出口通路41が、無端のチェーン19の環状の走行領域の内方側でチェーンケース31の壁面を内外に貫通するように形成されている。
具体的には、チェーンケース31は、機関本体14の一端側に対向するその内端側で出口穴12hを取り囲む通水管部31aを有しており、その通水管部31aによって冷却水出口通路41の上流側部分41uが形成されている。また、チェーンケース31の通水管部31aと出口穴12hが形成されたシリンダヘッド12の前端側壁部12f(一端側機関本体14の一端側壁部14fの一部)との間には、出口穴12hと冷却水出口通路41とを液密に接続するためのシールリングである第1シール部材46が挟持されている。
チェーンケース31は、また、通水管部31aに対し略平行に設けられた少なくとも1つ、例えば一対(複数)の筒状部31dを有している。そして、それら複数の筒状部31dを通る内側の一対のスタッドボルト33と、チェーンケース31の外周部に装着された複数の締結ボルト37とによって、チェーンケース31は、機関本体14の一端側壁部14fに対して取外し可能に締結・固定されている。また、一対のスタッドボルト33は、先端側に雄ねじ33aを有するとともに、基端側は円柱状に形成されており、チェーンケース31の通水管部31aは、機関本体14の一端側壁部14fに固定された一対のスタッドボルト33とそれらの先端側の雄ねじ33aにねじ結合する複数のナット34(結合部材)とによって、機関本体14側に締結・固定されている。
第1シール部材46は、出口穴12hと冷却水出口通路41とを液密に接続する環状の防水シール部46aと、その防水シール部46aおよび一対のスタッドボルト33を取り囲む環状のオイルシール部46bとを有しており、一対の筒状部31dを通るスタッドボルト33によってチェーンケース31が機関本体14の一端側壁部14fに締結・固定されるとき、第1シール部材46の防水シール部46aおよびオイルシール部46bがそれぞれチェーンケース31の通水管部31aと機関本体14の一端側壁部14fとの間に予め設定された挟圧保持力をもって挟持されるようになっている。
機関本体14の前面側を覆うチェーンケース31は、また、クランク軸17の前端側の一部を収納する軸穴31cを有しており、その軸穴31cの内部には図示しないオイルシールが、軸穴31cとクランク軸17の間の隙間を封止するように装着されている。
一方、チェーンケース31の通水管部31aの外端側には、冷却水出口通路41の下流側部分41dを形成するアウトレットパイプ50(冷却水取出管部材)と、冷却水出口通路41の上流側部分41uと下流側部分41dとを液密に接続する第2シール部材47と、が設けられている。また、チェーンケース31の通水管部31aの近傍には、外側の複数のスタッドボルト56が、互いに平行に、かつ内側の一対のスタッドボルト33および通水管部31aに対しても平行になるように植込み状態で固定されている。これら複数のスタッドボルト56は、先端側に雄ねじ56aを有するとともに、基端側は円柱状に形成されており、アウトレットパイプ50は、チェーンケース31の通水管部31aの近傍に固定された複数のスタッドボルト56とそれらの先端側の雄ねじ56aにねじ結合する複数のナット57とによって、チェーンケース31の通水管部31aの外端部の近傍に締結・固定されている。
アウトレットパイプ50は、複数のスタッドボルト56およびナット57によってチェーンケース31に着脱可能に固定されるフランジ51f付の固定端部51と、その固定端部51がチェーンケース31に固定されたとき、一対のうち片方のスタッドボルト33の外端部を前方側から覆うようにその外周面の一部でチェーンケース31の筒状部31dに対向する略円筒状の対向部52と、を有している。なお、ここにいうスタッドボルト33の外端部を前方側から覆うとは、スタッドボルト33の先端側の雄ねじ33aにねじ結合する複数のナット34を取り外す作業空間を占有するように塞ぐことを意味している。したがって、スタッドボルト33の先端側の雄ねじ33aから複数のナット34を取り外すためには、その前にアウトレットパイプ50をチェーンケース31から取り外す必要がある。
第2シール部材47は、例えばOリングによって構成されており、アウトレットパイプ50がチェーンケース31に取り付けられた状態で、アウトレットパイプ50とチェーンケース31の通水管部31aとの間に挟持されている。また、複数のスタッドボルト56によってアウトレットパイプ50がチェーンケース31の通水管部31aの近傍に締結・固定されるとき、第2シール部材47がチェーンケース31の通水管部31aとアウトレットパイプ50の固定端部51との間に予め設定された挟圧保持力をもって挟持されるようになっている。
アウトレットパイプ50の対向部52は、前記一対のうち片方のスタッドボルト33の外端部に近接するよう、固定端部51の軸線方向に対し略直交する方向に屈曲しており、固定端部51および対向部52の内部に冷却水出口通路41の下流側部分41dが略L字形状に屈曲または湾曲するように形成されている。
また、アウトレットパイプ50には、固定端部51および対向部52に対してそれぞれ直交する向きにバイパス分岐管部53が設けられており、このバイパス分岐管部53によって冷却水出口通路41の下流側部分41dから第2の循環経路WP2の上流端部への分岐部41r(図4参照)が形成されるようになっている。
アウトレットパイプ50には、さらに、固定端部51がチェーンケース31に固定されたとき、一対のうち他の片方(いずれか1つ)のスタッドボルト33の外端部を覆うよう、冷却水出口通路41内の冷却水の温度を検知する水温センサ55が装着されている。この水温センサ55は、図示しない電子制御ユニット(以下、ECUという)に配線接続されており、冷却水出口通路41内の冷却水の温度に応じたその出力電圧が水温信号としてECUに取り込まれるようになっている。
次に、その作用について説明する。
上述のように構成された本実施形態の内燃機関の冷却水出口構造においては、シリンダヘッド12の前端側に出口穴12hおよび冷却水出口通路41が配置されていることから、エンジン10を縦置きする場合であっても冷却水出口側の配管の長さが長くならないで済む。しかも、チェーンケース31が機関本体14に通常通りに取り付けられた状態でアウトレットパイプ50を取り外すことができることから、アウトレットパイプ50を取り外すと冷却水の水抜きがされるものの、そのとき、第1シール部材46は通水管部31aと機関本体14の一端側壁部14fとの間に通常と同様に挟持された状態のままである。したがって、この水抜き段階で冷却水がチェーンケース31の内部に入ることはなく、チェーンケース31の内部の潤滑用のオイルに出口穴12hから出た冷却水が混入するようなことが確実に防止されることになる。
また、チェーンケース31の取外し前に冷却水の水抜きが確実に実行されることになるから、水抜きを忘れてチェーンケース31を取り外してしまうことがなく、この点からも、チェーンケース31の内部の潤滑用のオイルに出口穴12hから出た冷却水が混入することが確実に防止される。
また、本実施形態では、チェーンケース31が、クランク軸17の一部を収納する軸穴31cを有しているが、出口穴12hが形成された機関本体14の一端側壁部14fとのチェーンケース31の通水管部31aとは、同軸精度がラフであっても、第1シール部材46を挟持する状態で出口穴12hと冷却水出口通路41とを液密に接続できればよい。したがって、チェーンケース31の機関本体14への取付け時にはクランク軸17と軸穴31cの同軸度を確保すればよく、2軸の同軸度を厳密に確保するためにチェーンケース31の取付けの作業性が低下するといった問題が解消されることになる。そればかりでなく、パイプシール用のOリングが不要であることから、そのめくれや脱落がなく、シールの信頼性が高まるとともに、チェーンケース31の通水管部31aの内周面にシール面とするための穴加工を施す必要がないという利点もある。
さらに、チェーンケース31が、通水管部31aに対し略平行に設けられた少なくとも1つの筒状部31dを有し、チェーンケース31が、その筒状部31dを通る少なくとも1つのスタッドボルト33によって機関本体14の一端側壁部14fに対し固定されているので、チェーンケース31がスタッドボルト33によって機関本体14の一端側壁部14fに確実に締結固定されることになり、第1シール部材46による確実な防水シールが可能になるとともに、チェーンケース31の中央部の振動が有効に抑制される。しかも、アウトレットパイプ50が取り外されて冷却水の水抜きがなされる段階では、第1シール部材46をチェーンケース31と機関本体14の間に確実に所要の挟圧保持力で挟持されるので、冷却水がチェーンケース31の内部に入ることがより確実に防止される。
加えて、アウトレットパイプ50が、チェーンケース31に着脱可能に固定される固定端部51と、その固定端部51がチェーンケース31に固定されたときにスタッドボルト33の外端部を覆うようにチェーンケース31の筒状部31dに対向する対向部52とを有しているので、アウトレットパイプ50の固定端部51がチェーンケース31に固定されていれば、アウトレットパイプ50の対向部52がスタッドボルト33の外端部を覆っていることになり、アウトレットパイプ50をチェーンケース31から取り外さなければチェーンケース31を機関本体14から取り外すことができないこととなる。したがって、冷却水の抜き忘れが確実に防止される。
また、アウトレットパイプ50の対向部52が、固定端部51の軸線方向に対し略直交する方向に屈曲していることから、冷却水出口通路41をラジエータ22に容易に接続可能になるとともに、エンジン10が縦置きされる場合にその全長を抑えることができる。
さらに、チェーンケース31の筒状部31dおよびスタッドボルト33がそれぞれ複数設けられており、アウトレットパイプ50に、固定端部51がチェーンケース31に固定されたときスタッドボルト33のうちいずれか1つの外端部を覆うよう、冷却水出口通路41内の冷却水の温度を検知する水温センサ55が装着されるので、アウトレットパイプ50が水温センサ55の取付け部材を兼ねることになることに加え、その水温センサ55によってスタッドボルト33の1つの外端部が覆われることから、冷却水の抜き忘れが確実に防止されるとともに、センサ取付けのための部品点数や部品取付け作業の工数も削減できることになる。
また、本実施形態では、第1シール部材46が、出口穴12hと冷却水出口通路41とを液密に接続する環状の防水シール部46aと、その防水シール部46aおよび一対のスタッドボルト33を取り囲む環状のオイルシール部46bとを有しているので、防水シール部46aへのオイルの付着やオイルシール部46bへの冷却水の付着を確実に防止し、防水シール部46aおよびオイルシール部46bのシール性能をそれぞれ良好に維持することができる。
また、機関本体14の一端側壁部14fに出口穴12hの近傍でチェーンケース31を貫通して外方に突出するよう複数のスタッドボルト33が固定され、チェーンケース31がこれらスタッドボルト33とそれらに結合する複数のナット34とによって機関本体14側に固定されているので、チェーンケース31の機関本体14への取付け時に、複数のスタッドボルト33に第1シール部材46を支持させたり、複数のスタッドボルト33をチェーンケース31の取付け位置へのガイドとして機能させたりすることができ、チェーンケース31および第1シール部材46の取付けの作業性を向上させることができる。
さらに、出口穴12hが機関本体14の一部を構成するシリンダヘッド12の前端側壁部12fに形成されているので、チェーンケース31を貫通する冷却水出口通路41をチェーン19の環状の配置領域を避けて配置できるとともに、機関本体14の一端側壁部14fにウォータージャケット16の出口穴12hを容易に形成できることになる。
このように、本実施形態の内燃機関の冷却水出口構造においては、アウトレットパイプ50を取り外したとき冷却水の水抜きがされるものの、第1シール部材46が通水管部31aと機関本体14の一端側壁部14fとの間に挟持される状態が保たれるので、チェーンケース31の内部の潤滑用のオイルに出口穴12hから出た冷却水が混入することを確実に防止することができるとともに、チェーンケース31の取外し前の冷却水の抜き忘れを確実に防止できる。その結果、チェーンケース31等の取付けの作業性が良好で、チェーンケース31内のオイルに冷却水が混入してしまうことを確実に防止できる内燃機関の冷却水出口構造を提供することができる。
(第2実施形態)
図5は、本発明の第2実施形態に係る内燃機関の冷却水出口構造を示すその要部拡大断面図である。なお、本実施形態は、第1実施形態に係る内燃機関の冷却水出口構造と略同様な全体構成を有し、冷却水出口通路41を形成する部材相互の連結構造を第1実施形態とは相違させるものであるが、他の構成は第1実施形態と同様である。したがって、第1実施形態と同一または類似の構成要素については、図1から図4に示した第1実施形態の対応する構成要素と同一の符号を用いることとしてその図示を省略し、特に第1実施形態との相違点について、図5に基づいて説明する。
図5にその要部を示すように、第2実施形態に係る内燃機関の冷却水出口構造においては、チェーンケース31をシリンダヘッド12に締結する複数の締結ボルト63がその頭部63aに六角穴を有しており、チェーンケース31の通水管部31aの近傍には複数の締結ボルト63の頭部63aを収納する複数の座ぐり穴状の円形凹部31gが形成され、複数の締結ボルト63の頭部63aの前面を覆うように、チェーンケース31の通水管部31aの近傍の全域が、アウトレットパイプ50の固定端部51に設けられた円形フランジ部51kによって覆われている。なお、このアウトレットパイプ50の円形フランジ部51kは、第1実施形態のフランジ部51fに代えて、固定端部51に一体に設けられたものであり、アウトレットパイプ50は、この円形フランジ部51kを貫通する複数の締結ボルト66によってチェーンケース31に取外し可能に締結・固定されている。
この場合、チェーンケース31には、複数の締結ボルト66がねじ結合する雌ねじ穴31sが形成されている。また、チェーンケース31は、円形凹部31gの内定部側に位置するように通水管部31aに対し略平行に設けられた一対の筒状部31dを有しており、複数の締結ボルト63がそれら複数の筒状部31dを通してシリンダヘッド12の前端側壁部12fにねじ結合することで、チェーンケース31が機関本体14の一端側壁部14fの一部であるシリンダヘッド12の前端側壁部12fに対して取外し可能に締結・固定されている。
第1実施形態と同様に、第1シール部材46は、一対の筒状部31dを通る締結ボルト63によってチェーンケース31が機関本体14の一端側壁部14fに締結・固定されるとき、第1シール部材46の防水シール部46aおよびオイルシール部46bがそれぞれチェーンケース31の通水管部31aと機関本体14の一端側壁部14fとの間に予め設定された挟圧保持力をもって挟持されるようになっている。また、第2シール部材47は、アウトレットパイプ50がチェーンケース31に取り付けられた状態で、アウトレットパイプ50とチェーンケース31の通水管部31aとの間に挟持されている。また、複数の締結ボルト66によってアウトレットパイプ50がチェーンケース31の通水管部31aの近傍に締結・固定されるとき、第2シール部材47がチェーンケース31の通水管部31aとアウトレットパイプ50の固定端部51との間に予め設定された挟圧保持力をもって挟持されるようになっている。
本実施形態の内燃機関の冷却水出口構造においても、シリンダヘッド12の前面側から冷却水を取り出すことでアウトレットパイプ50やそれに接続する冷却水出口側の配管を小型化できる。しかも、アウトレットパイプ50を取り外したとき、冷却水の水抜きがされることになるものの、第1シール部材46が通水管部31aと機関本体14の一端側壁部14fとの間に挟持される状態が保たれるので、チェーンケース31の内部の潤滑用のオイルに出口穴12hから出た冷却水が混入することを確実に防止することができるとともに、チェーンケース31の取外し前の冷却水の抜き忘れを確実に防止できる。その結果、チェーンケース31等の取付けの作業性が良好で、チェーンケース31内のオイルに冷却水が混入してしまうことを確実に防止できる内燃機関の冷却水出口構造を提供することができ、第1実施形態と同様な効果を得ることができる。
なお、図5においては、チェーン19を図示しないが、チェーンケース31の通水管部31aの周囲にチェーン19を収納する空間が形成されることはいうまでもない。
第1実施形態においては、アウトレットパイプ50の対向部52を冷却水出口通路41の下流側部分41dを形成する管部自体で構成していたが、第2実施形態のように、固定端部51の円形フランジ部51kによって複数の締結ボルト63の頭部63aの前面を覆うように構成することで、円形フランジ部51kを複数の締結ボルト63の外端部に対向する対向部とすることができる。第1シール部材46の形態が上述の各実施形態に示すように防水シールとオイルシールを一体化したものに限定されないことは勿論であり、第2シール部材47がOリング以外のシールリングであってもよい。さらに、第1シール部材46の防水シール部46aおよびオイルシール部46bとそれらの連結部分(符号無し)とをそれぞれ異なるハッチングで示したが、素材が異なってもよいし同一素材によってそれぞれの機能を発揮する形状に形成されてもよい。エンジン10を車両に横置き搭載してもよいことや、冷却水が水以外の液体を含み得ることは、いうまでもない。
以上説明したように、本発明に係る内燃機関の冷却水出口構造は、冷却水取出管部材を取り外したとき冷却水の水抜きがされるものの、第1シール部材が通水管部と機関本体の一端側壁部との間に挟持される状態が保たれるようにしているので、カバー部材の内部のオイルに出口穴から出た冷却水が混入することを確実に防止することができるとともに、カバー部材の取外し前の冷却水の抜き忘れを確実に防止できる。その結果、カバー部材の取付けの作業性が良好で、カバー部材内のオイルに冷却水が混入してしまうことを確実に防止できる内燃機関の冷却水出口構造を提供することができるという効果を得ることができ、内燃機関を縦置きする場合に好適な内燃機関の冷却水出口構造全般に有用である。
10 エンジン(内燃機関)
12 シリンダヘッド(機関本体の一部)
12f 前端側壁部(機関本体の一端側壁部の一部)
12h 出口穴
14 機関本体
14f 一端側壁部
16 ウォータージャケット
17 クランク軸
18 動弁機構
19 チェーン(無端伝動要素)
31 チェーンケース(カバー部材)
31a 通水管部
31c 軸穴(クランク軸穴)
31d 筒状部
33 スタッドボルト(複数の締結部材)
34 ナット(結合部材)
41 冷却水出口通路
41d 下流側部分
41u 上流側部分
46 第1シール部材
46a 防水シール部
46b オイルシール部
47 第2シール部材
50 アウトレットパイプ(冷却水取出管部材)
51 固定端部
51f フランジ部
51k 円形フランジ部(対向部)
52 対向部
53 バイパス分岐管部
55 水温センサ
56 スタッドボルト(冷却水取出管部材取付け用の締結部材)
57 ナット(冷却水取出管部材取付け用の結合部材)
63 締結ボルト(複数の締結部材)
66 締結ボルト(冷却水取出管部材取付け用の締結部材)
WP1 第1の循環経路
WP2 第2の循環経路

Claims (9)

  1. 水冷式の内燃機関の機関本体の一端側に、該機関本体内のクランク軸から動弁機構に動力を伝達する無端伝動要素および該無端伝動要素を覆うカバー部材が取り付けられるとともに、前記機関本体のウォータージャケットを通過した冷却水の出口となる出口穴が形成され、前記出口穴から出る冷却水を通す冷却水出口通路が、前記カバー部材を内外に貫通するように形成された内燃機関の冷却水出口構造において、
    前記カバー部材が、前記冷却水出口通路の上流側部分を形成するとともに内端側で前記出口穴を取り囲む通水管部を有し、
    前記通水管部と前記出口穴が形成された前記機関本体の一端側壁部との間に、前記出口穴と前記冷却水出口通路とを液密に接続する第1シール部材が挟持され、
    前記カバー部材の前記通水管部の外端側には、前記冷却水出口通路の下流側部分を形成する冷却水取出管部材と、前記冷却水出口通路の上流側部分と下流側部分とを液密に接続する第2シール部材と、が設けられ、
    前記冷却水取出管部材が前記カバー部材に取り付けられた状態で、前記冷却水取出管部材と前記カバー部材の前記通水管部との間に前記第2シール部材が挟持されていることを特徴とする内燃機関の冷却水出口構造。
  2. 前記カバー部材が、前記クランク軸の一部を収納する軸穴を有していることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の冷却水出口構造。
  3. 前記カバー部材が、少なくとも1つの締結部材によって前記機関本体の一端側壁部に対して固定されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の内燃機関の冷却水出口構造。
  4. 前記冷却水取出管部材が、前記カバー部材に着脱可能に固定される固定端部と、該固定端部が前記カバー部材に固定されたとき前記締結部材の外端部を覆うように前記カバー部材に対向する対向部と、を有することを特徴とする請求項3に記載の内燃機関の冷却水出口構造。
  5. 前記冷却水取出管部材の前記対向部が、前記固定端部の軸線方向に対し略直交する方向に屈曲していることを特徴とする請求項4に記載の内燃機関の冷却水出口構造。
  6. 前記締結部材が複数設けられており、
    前記冷却水取出管部材に、前記固定端部が前記カバー部材に固定されたとき前記締結部材のうちいずれか1つの外端部を覆うよう、前記冷却水出口通路内の冷却水の温度を検知する水温センサが装着されていることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の内燃機関の冷却水出口構造。
  7. 前記第1シール部材は、前記出口穴と前記冷却水出口通路とを液密に接続する環状の防水シール部と、該防水シール部および前記締結部材を取り囲む環状のオイルシール部と、を有することを特徴とする請求項3ないし請求項6のうちいずれか1の請求項に記載の内燃機関の冷却水出口構造。
  8. 前記機関本体の一端側壁部に、前記出口穴の近傍で前記カバー部材を貫通して外方に突出するようスタッド状の複数の締結部材が固定され、
    前記カバー部材が、前記締結部材に結合する複数の結合部材によって前記機関本体側に固定されていることを特徴とする請求項1ないし請求項7のうちいずれか1の請求項に記載の内燃機関の冷却水出口構造。
  9. 前記出口穴が前記機関本体の一部を構成するシリンダヘッドの一端側壁部に形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項8のうちいずれか1の請求項に記載の内燃機関の冷却水出口構造。
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