JP2009013864A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】この発明は、内燃機関の制御装置に関し、アイドリング回転数を目標アイドリング回転数に高応答に追従させるとともに、吸気バルブとスロットルバルブの制御の整合を適切にとることができるようにすることを目的とする。
【解決手段】スロットル開度を制御する電子制御式スロットルバルブ22と、吸気バルブ32のリフト量を変更可能とする可変動弁機構36を備える。アイドリング運転時において、目標アイドリング回転数と実際のエンジン回転数との偏差に基づいて、吸気バルブ32のリフト量を変更するとともに、吸気バルブ32のリフト量に基づいて、スロットル開度を制御する。
【選択図】図2

Description

この発明は、内燃機関の制御装置に関する。
従来、例えば特許文献1には、吸気バルブの開閉タイミングを制御する可変バルブタイミング機構を備える船外機用4サイクルエンジンが開示されている。この従来のエンジンでは、アイドリング回転数が設定値を超えた場合に、吸気バルブの開閉タイミングを遅角させることにより、機関出力が低下するように制御している。このような制御によって、上記従来のエンジンでは、点火時期を遅角させる手法を採用せずに、燃費悪化を防止しつつアイドリング回転数を目標値に維持するようにしている。
特開2001−355465号公報 特開平8−177548号公報 WO2005−008052号公報
しかしながら、上記従来の技術は、アイドリング回転数を目標値に維持するために、吸気バルブの開閉タイミングのみを制御するというものである。従って、上記従来の技術は、高応答かつ低燃費を実現しつつ、アイドリング回転数を目標アイドリング回転数に制御する技術として、一層の改良が望まれるものであった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、アイドリング回転数を目標アイドリング回転数に高応答に追従させるとともに、吸気バルブとスロットルバルブの制御の整合を適切にとることのできる内燃機関の制御装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、スロットルバルブのスロットル開度を制御するスロットル制御手段と、前記スロットルバルブよりも機関吸気系の下流側に設けられた吸気バルブのリフト量を変更可能とするリフト量変更手段とを備え、アイドリング運転時に、予め定められた目標アイドリング回転数となるように前記スロットルバルブおよび前記吸気バルブの少なくとも一方を制御する内燃機関の制御装置であって、
前記リフト量変更手段は、前記目標アイドリング回転数と実際のエンジン回転数との差に基づいて、吸気バルブのリフト量を変更し、
前記スロットル制御手段は、吸気バルブのリフト量に基づいて、スロットル開度を制御することを特徴とする。
また、第2の発明は、第1の発明において、前記リフト量変更手段は、前記の差が所定値以上である場合は、当該差を打ち消す方向に吸気バルブのリフト量をオーバーシュートさせることを特徴とする。
また、第3の発明は、第1または第2の発明において、前記スロットル制御手段は、前記の差が所定値以上である場合は、当該差を打ち消す方向にスロットル開度をオーバーシュートさせることを特徴とする。
また、第4の発明は、第2または第3の発明において、前記内燃機関の制御装置は、機関点火時期を制御する点火時期制御手段を更に備え、
前記点火時期制御手段は、前記の差が前記所定値よりも大きい第2の所定値以上である場合は、点火時期を変更することを特徴とする。
また、第5の発明は、第1乃至第4の発明の何れかにおいて、前記リフト量変更手段は、複数気筒に設けられたそれぞれの吸気バルブのリフト量を気筒毎に変更可能であって、
前記内燃機関の制御装置は、所定の期間内におけるエンジン回転数の変動を検出する回転変動検出手段を更に備え、
前記リフト量変更手段は、エンジン回転数の前記変動に基づいて、気筒毎に吸気バルブのリフト量を変更することを特徴とする。
また、第6の発明は、第2の発明において、前記リフト量変更手段は、前記の差の値に応じて、吸気バルブのリフト量のオーバーシュート量を決定することを特徴とする。
また、第7の発明は、第3の発明において、前記スロットル制御手段は、前記の差の値に応じて、スロットル開度のオーバーシュート量を決定することを特徴とする。
第1の発明によれば、吸気バルブのリフト量の調整によって、スロットルバルブの開度調整に比して高応答に吸入空気量の制御を行うことができ、これにより、アイドリング運転時のエンジン回転数を目標アイドリング回転数に速やかに追従させることができる。また、吸気バルブのリフト量に基づいて、スロットル開度が制御されることにより、吸気バルブのリフト量の増減に伴うサージタンク内の空気量の過不足に起因して筒内への流入空気量にずれが生ずるのを回避することができる。このように、本発明によれば、アイドリング運転時のエンジン回転数を目標アイドリング回転数に速やかに追従できるようになるとともに、吸気バルブとスロットルバルブの協調動作の整合を適切にとることができるようになる。
第2および第3の発明によれば、アイドリング運転時におけるエンジン回転数の制御のために要求される吸入空気量の調整の応答性を良好に向上させることが可能となる。
第4の発明によれば、通常時には燃費向上を図りつつ、アイドリング運転時にエンジン回転数を極めて高い要求を伴って調整する必要が生じた際に、点火時期の制御を伴わせることによって確実に目標アイドリング回転数に追従させることが可能となる。
第5の発明によれば、気筒間ばらつきに起因するエンジン回転数の変動をも抑制することができる。
第6および第7の発明によれば、目標アイドリング回転数と実際のエンジン回転数との差に応じて、上記のオーバーシュートによる内燃機関の耐ストール性の向上効果やエンジン回転数の吹け上がり防止効果を最大限に引き出すことができるようになる。また、上記の差が比較的小さいときに、吸気バルブやスロットルバルブが高いゲインで不安定に動作させられるのを良好に防止することができる。
実施の形態1.
[システム構成の説明]
図1は、本発明の実施の形態1の構成を説明するための図である。本実施形態のシステムは、内燃機関10を備えている。内燃機関10の筒内には、ピストン12が設けられている。ピストン12は、筒内を往復移動することができる。内燃機関10の筒内には、ピストン12の頂部側に燃焼室14が形成されている。また、燃焼室14には、吸気通路16および排気通路18が連通している。
吸気通路16の入口近傍には、吸気通路16に吸入される空気の流量に応じた信号を出力するエアフローメータ20が設けられている。エアフローメータ20の下流には、スロットルバルブ22が設けられている。スロットルバルブ22は、アクセル開度と独立してスロットル開度を制御することのできる電子制御式スロットルバルブである。スロットルバルブ22の近傍には、スロットル開度TAを検出するスロットルポジションセンサ24が配置されている。
スロットルバルブ22の下流には、サージタンク26が設けられている。また、サージタンク26の更に下流には、各気筒の吸気ポートに燃料を噴射するための燃料噴射弁28が配置されている。また、内燃機関10が備えるシリンダヘッドには、気筒毎に、燃焼室14の頂部から燃焼室14内に突出するように点火プラグ30がそれぞれ取り付けられている。吸気ポートおよび排気ポートには、それぞれ、燃焼室14と吸気通路16、或いは燃焼室14と排気通路18を連通状態または遮断状態とするための吸気バルブ32および排気バルブ34が設けられている。
吸気バルブ32は、可変動弁機構36により駆動される。可変動弁機構36は、吸気バルブ32の開弁特性(リフト量、作用角、開き時期、閉じ時期など)を気筒毎に独立して可変に制御することのできる機構であるものとする。このような可変動弁機構としては、例えば、気筒毎に独立している吸気カム軸を個別に複数の電動モータで駆動する方式の機構を用いることができる。
内燃機関10は、クランク軸の近傍にクランク角センサ38を備えている。クランク角センサ38の出力によれば、クランク軸の回転位置やその回転速度(エンジン回転数)を検知することができる。また、内燃機関10は、吸気カム軸の近傍にカム角センサ40を備えている。カム角センサ40は、クランク角センサ38と同様の構成を有するセンサである。カム角センサ40の出力によれば、吸気カム軸の回転位置などを検知することができる。また、排気通路18には、その位置で排気空燃比を検出するためのA/Fセンサ42が配置されている。
図1に示すシステムは、ECU(Electronic Control Unit)50を備えている。ECU50には、上述した各種センサ等が接続されている。また、ECU50には、上述したスロットルバルブ22や可変動弁機構36等の各種アクチュエータが接続されている。ECU50は、各センサの出力に基づき、所定のプログラムに従って各アクチュエータを駆動させることにより、内燃機関10の運転状態を制御している。
[実施の形態1の特徴的なアイドリング回転数制御]
本実施形態では、高応答かつ低燃費を実現しつつアイドリング回転数を目標アイドリング回転数に制御すべく、基本的には点火時期の制御を伴わずに、上述した可変動弁機構36を用いた吸気バルブ32のリフト量による吸入空気量の制御と、スロットルバルブ22を用いた吸入空気量の制御とを併用したアイドリング回転数制御を行うようにしている。以下、図2乃至図5を参照して、具体的に説明を行う。
図2は、本発明の実施の形態1におけるアイドリング回転数制御を表したメインルーチンのフローチャートである。尚、本ルーチンは、内燃機関10がアイドリング状態にあるときに起動されるルーチンであるものとする。
図2に示すルーチンでは、先ず、現在のエンジン回転数の実測値と、予め定められた目標エンジン回転数(目標アイドリング回転数)が読み込まれる(ステップ100)。
次に、図2に示すルーチンでは、ステップ102〜108の一連の処理とステップ110〜112の一連の処理とが並列的に実行されることになる。先ず、ステップ102では、以下の制御での基準となるエンジン回転数(なましエンジン回転数)が、過去の所定サイクル分(例えば、4サイクル分(合計16点))についてのエンジン回転数の実測値の移動平均値として算出される。
次に、目標アイドリング回転数と上記移動平均により算出されたエンジン回転数との偏差ΔNeが所定の範囲内にあるか否か(つまり、当該偏差ΔNeの絶対値が第1の所定値より小さいか否か)が判別される(ステップ104)。その結果、当該偏差ΔNeが所定の範囲内にあると判定された場合、つまり、アイドリング回転数が比較的目標アイドリング回転数の近傍で推移していると判断できる場合には、エンジン回転数の当該偏差ΔNeに応じて、燃焼1サイクル(クランク角度で720°CA)毎に、各気筒の吸気バルブ32のリフト量の補正が実行される(ステップ106)。
ECU50は、リフト量の補正量ΔLiとエンジン回転数の偏差ΔNeとの関係を定めたマップを記憶している。図3は、そのようなマップの特性を表した図である。図3に示す関係は、偏差ΔNeが正の値である場合、すなわち、目標アイドリング回転数よりも実際のエンジン回転数が低い場合には、当該偏差ΔNeが大きくなるほど、吸気バルブ32のリフト量をより高めるべく補正量ΔLiが正側により大きくなるように設定されている。また、図3に示す関係は、偏差ΔNeが負の値である場合、すなわち、目標アイドリング回転数よりも実際のエンジン回転数が高い場合には、当該偏差ΔNeが負側に大きくなるほど、吸気バルブ32のリフト量をより低くすべく補正量ΔLiが負側により大きくなるように設定されている。
一方、上記ステップ104において、上記偏差ΔNeが所定の範囲内にないと判定された場合には、吸気バルブ32のリフト量の補正量ΔLiおよびスロットル開度TAの補正量ΔNeを、現在の偏差ΔNeを打ち消すために必要とされる値よりも大きな値にオーバーシュート(O/S)させる処理が実行される(ステップ108)。本ステップ108に該当するケースとしては、内燃機関10のストールに繋がるようなエンジン回転数の急低下が生じたと判断されるケースや、逆にエンジン回転数の急上昇(吹け上がり)が生じたと判断されるケースが該当する。
本ステップ108では、エンジン回転数の急低下時には、吸気バルブ32のリフト量が高くなる側にオーバーシュートされるとともに、スロットルバルブ22の開度が開き側にオーバーシュートされる。また、この場合の点火時期は、最も効率的にトルクを出せる状態にするために、最適点火時期MBTに設定される。
また、本ステップ108では、エンジン回転数の急上昇時には、吸気バルブ32のリフト量が低くなる側にオーバーシュートされるとともに、スロットルバルブ22の開度が閉じ側にオーバーシュートされる。また、エンジン回転数の急上昇時においては、偏差ΔNeが上記所定の範囲外となるとともに、当該偏差ΔNeが当該所定の範囲の境界値(上記第1の所定値)よりも更に大きな値とされた第2の所定値よりも大きい場合には、点火時期の遅角制御が併せて実行されることになる。尚、ここでは、上記偏差ΔNeが所定の範囲内にない場合(つまり、当該偏差ΔNeの絶対値が第1の所定値より小さい場合)に、リフト量とスロットル開度をオーバーシュートさせることとしているが、このような手法に限らず、アイドリング時のエンジン回転数が所定の上限値を上回った場合や或いは所定の下限値を下回った場合に、上記オーバーシュートを行うようにしてもよい。
図4は、エンジン回転数の急低下時および急上昇時の吸気バルブ32のリフト量、スロットルバルブ22、および点火時期のそれぞれの制御の一例を示したタイムチャートである。図4中に示す時点Aは、単位時間当たりのエンジン回転数の変化量(上記偏差)ΔNeがプラス側に上記第1の所定値を超えた時点を示している。
時点Aに達した場合には、図4(B)に示すように、吸気バルブ32のリフト量の目標値(指示値)が、現在の偏差ΔNeを打ち消すために必要とされる値よりも大きな値に設定されるとともに、図4(C)に示すように、スロットルバルブ22の目標値(指示値)も、現在の偏差ΔNeを打ち消すために必要とされる値よりも大きな値に設定される。これにより、吸気バルブ32のリフト量を高リフト側にオーバーシュートさせることができ、スロットルバルブ22を開き側にオーバーシュートさせることができる。
その後、偏差ΔNeがマイナス側からプラス側の値に転じたこと、および、アイドリング回転数が基準アイドル回転数−αとなるまで復帰したことが確認された時点Bにおいて、アイドリング回転数の過上昇を防止すべく、図4(B)および(C)に示すように、リフト量とスロットル開度のオーバーシュートの実行が停止され、リフト量およびスロットル開度の指示値がともに基準量に戻される。
また、図4中に示す時点Cは、単位時間当たりのエンジン回転数の変化量(上記偏差)ΔNeがマイナス側に上記第1の所定値を超えた時点を示している。時点Cに達した場合には、図4(B)に示すように、吸気バルブ32のリフト量の目標値(指示値)が、現在の偏差ΔNeを打ち消すために必要とされる値よりも小さな値に設定されるとともに、図4(C)に示すように、スロットルバルブ22の目標値(指示値)も、現在の偏差ΔNeを打ち消すために必要とされる値よりも小さな値に設定される。これにより、吸気バルブ32のリフト量を低リフト側にオーバーシュートさせることができ、スロットルバルブ22を閉じ側にオーバーシュートさせることができる。
また、図4に示す一例は、エンジン回転数の過上昇時において、上記偏差ΔNeがマイナス側に上記第1の所定値を超えた場合であって、かつ、当該第1の所定値よりも大きな上記第2の所定値を超えた場合の制御をも示している。このような場合、すなわち、エンジン回転数が極めて急激な上昇を示す場合には、図4(D)に示すように、リフト量およびスロットル開度の制御に加え、フェールセーフの観点から点火時期の遅角が実行される。
その後、偏差ΔNeがプラス側からマイナス側の値に転じたこと、および、アイドリング回転数が基準アイドル回転数+αとなるまで低下したことが確認された時点Dにおいて、アイドリング回転数の過低下を防止すべく、図4(B)および(C)に示すように、リフト量とスロットル開度のオーバーシュートの実行が停止され、リフト量およびスロットル開度の指示値がともに基準量に戻される。点火時期の遅角については、フェールセーフの観点から、アイドリング回転数が基準アイドル回転数に達する時点Eまで継続して実行される。
図2に示すルーチンにおける本ステップ108では、以上のような制御が実行される。また、本ステップ108の処理において、吸気バルブ32のオーバーシュート量およびスロットルバルブ22のオーバーシュート量は、それぞれ、その時々の上記偏差ΔNeの値に応じて決定される。ECU50には、それらのオーバーシュート量と当該偏差ΔNeとの関係がマップ(図示省略)として記憶されている。より具体的には、それらのオーバーシュート量は、上記偏差ΔNeが大きくなるほど、より大きくなるように設定される。このようなマップの設定によれば、その時々の偏差ΔNeに応じて、上記のオーバーシュートによる内燃機関10の耐ストール性の向上効果やエンジン回転数の吹け上がり防止効果を最大限に引き出すことができるとともに、ΔNeが比較的小さいときに、吸気バルブ32やスロットルバルブ22が高いゲインで不安定に動作させられるのを良好に防止することができる。
図2に示すルーチンでは、上述したように、上記ステップ102〜108の一連の処理とともに、ステップ110〜112の一連の処理とが並列的に実行されることになる。ステップ110では、気筒間ばらつきに起因する1サイクル内でのエンジン回転数ばらつきを解消させるべく、気筒毎に吸気バルブ32のリフト量を増減する補正が実行される(ステップ110)。より具体的には、本ステップ110では、目標アイドリング回転数とそれぞれの気筒における燃焼期間内の瞬間的なエンジン回転数の実測値との偏差ΔNe2に応じて、気筒毎に吸気バルブ32のリフト量を増減する補正が実行される。また、この場合において、気筒毎のリフト量の増減補正の制御中心には、移動平均によるエンジン回転数を用いて上記ステップ106において算出されたサイクル毎のリフト量補正から求められたリフト量が用いられる。このような処理によれば、上記制御中心を基準として、各気筒のエンジン回転数のばらつきを無くすことができる。
次に、吸気バルブ32のリフト量の増減に伴うサージタンク26内の空気量の過不足を補正するために、スロットル開度の増減補正が実行される(ステップ112)。ECU50は、スロットル開度の補正量ΔTAとリフト量の補正量ΔLiとの関係を定めたマップを記憶している。図5は、そのようなマップの特性を表した図である。図5に示す関係は、補正量ΔLiが正の値である場合、すなわち、吸気バルブ32のリフト量を高める側に補正を行う場合には、当該補正量ΔLiが大きくなるほど、スロットル開度をより開き側の開度とすべく補正量ΔTAが正側により大きくなるように設定されている。また、図3に示す関係は、補正量ΔLiが負の値である場合、すなわち、吸気バルブ32のリフト量を低くする側に補正を行う場合には、当該補正量ΔLiが負側に大きくなるほど、スロットル開度をより閉じ側の開度とすべく補正量ΔTAが負側により大きくなるように設定されている。
以上説明した図2に示すルーチンによれば、目標アイドリング回転数と実際のエンジン回転数(移動平均により算出されたエンジン回転数、或いは各気筒の瞬間的なエンジン回転数)との偏差ΔNe或いはΔNe2に応じて、サイクル毎に或いは気筒毎に吸気バルブ32の補正が実行される。吸気バルブ32のリフト量によって吸入空気量を調整することとすれば、スロットルバルブ22の開度調整によって吸入空気量を調整する場合に比して、高応答に吸入空気量を制御することができる。これにより、アイドリング運転時のエンジン回転数を目標アイドリング回転数に速やかに追従させることができる。
更に、吸気バルブ32のリフト量の補正とともに、リフト量の補正量ΔLiに基づいて、スロットル開度の補正が実行される。このような制御によれば、吸気バルブ32のリフト量の増減に伴うサージタンク26内の空気量の過不足に起因して筒内への流入空気量にずれが生ずるのを回避することができる。このように、本実施形態の制御によれば、アイドリング時のエンジン回転数を目標アイドリング回転数に速やかに追従できるようになるとともに、吸気バルブ32とスロットルバルブ22の協調動作の整合を適切にとることができるようになる。また、基本的に点火時期の遅角を伴わないので、高応答かつ低燃費を実現しつつ、アイドリング回転数を目標アイドリング回転数に制御することができる。
また、上記ルーチンによれば、吸気バルブ32のリフト量が気筒毎に補正されるようになるので、気筒間ばらつきに起因するエンジン回転数の変動をも抑制することができ、燃費を向上することができる。
また、上記ルーチンによれば、目標アイドリング回転数と実際のエンジン回転数との偏差ΔNeが所定の範囲内にない場合には、吸気バルブ32のリフト量の補正量ΔLiおよびスロットル開度TAの補正量ΔNeが、現在の偏差ΔNeを打ち消すために必要とされる値よりも大きな値にオーバーシュートさせる処理が実行される。このような処理によれば、エンジン回転数が急降下する場合に、吸入空気量を高い応答性で増量することが可能となる。これにより、アイドリング時に内燃機関10の耐ストール性を向上させることができる。ところで、点火時期の制御によって耐ストール性を高める従来の手法では、常に点火時期を最適点から遅角側に制御しておき、必要に応じて点火時期を進角することによって耐ストール性を高めることになる。これに対し、本実施形態の手法によれば、点火時期は最適点火時期MBTに制御した状態で耐ストール性を高めることができるので、無駄な点火時期の遅角を回避することができ、燃費向上を図ることができる。
また、上記のオーバーシュート制御によれば、エンジン回転数が急上昇する場合に、吸入空気量を高い応答性で減少させることが可能となる。これにより、アイドリング時に急なエンジン回転数の吹け上がりが生ずるのを良好に抑制することができる。また、本実施形態では、エンジン回転数の偏差ΔNeが上記第2の所定値を超える場合、すなわち、極めて急激なエンジン回転数の吹け上がりを示す場合にのみ、リフト量およびスロットル開度のオーバーシュートの実行とともに点火時期の遅角を行うようにしている。これにより、通常時には燃費向上を図りつつ、エンジン回転数を極めて高い要求を伴って低下させる必要が生じた際に、点火時期の遅角を伴わせることによって確実に目標アイドリング回転数に追従させることが可能となる。
[気筒別の燃料噴射量の制御]
次に、図6乃至図8を参照して、吸気バルブ32のリフト量を気筒毎に増減補正した際の燃料噴射量の決定手法について説明を行う。
図6は、吸気バルブ32のリフト量を気筒毎に増減補正した際の燃料噴射量の決定手法を実現するために、ECU50が実行するルーチンのフローチャートである。図6に示すルーチンでは、先ず、燃料噴射量を気筒毎に個別に補正するために用いる気筒毎の基準空気量(空気量補正値)が決定される(ステップ200)。
より具体的には、基準空気量は、吸入空気量を検知したい時点でのスロットル開度に基づいて取得される。ここでいうスロットル開度とは、上記図2に示すルーチンの処理に従って吸気バルブ32のリフト量に応じて補正された後のスロットル開度である。ECU50は、このような算出を行うために、図7および図8に示す関係をそれぞれマップとして記憶している。
図7は、スロットル開度の変化量ΔAと吸気バルブ32のリフト量の変化量ΔBとの関係(等価スロットル開度算出マップの関係)を示している。図7に示す関係は、上記図3に示す関係と同様である。このような関係によれば、吸気バルブ32のリフト量の増減補正に伴う吸入空気量の変化と同等の吸入空気量の変化を生じさせるために必要となるスロットル開度の変化量ΔAを取得することができる。
図8は、吸入空気量Qとスロットル開度TAとの関係を示している。図8に示すように、吸入空気量Qは、スロットル開度TAが大きくなるにつれ、多くなる傾向を有している。本ステップ200では、このような図8に示す関係に基づいて、上記のリフト量の変化量ΔBと等価のスロットル開度の変化量ΔAに応じた空気量補正量として、上記基準空気量が算出される。以上のような本ステップ200の処理によれば、アイドリング回転数の気筒間の変動を解消すべく気筒毎にリフト量およびスロットル開度TAを協調して制御する際の吸入空気量Qを、スロットル開度TAに一元化して算出することが可能となる。これにより、検出遅れなく吸入空気量Qを制御することができる。尚、エアフローメータ20により検出された吸入空気量Qを流用できる場合には、その検出値を用いるようにしてもよい。
図6に示すルーチンでは、次に、筒内吸入空気量に対するベース燃料噴射量が算出される(ステップ202)。次いで、上記ステップ200において算出される基準空気量に対応する燃料噴射量の補正量ΔFiが算出される(ステップ204)。これにより、ベース燃料噴射量を、気筒毎に算出される補正量ΔFiによって補正した値を用いて、気筒別に燃料噴射量が制御されるようになる。
次に、燃料噴射量のフィードバック補正量が算出される(ステップ206)。より具体的には、当該フィードバック補正量は、1サイクル中の平均的な空燃比と理論空燃比との偏差に基づいて決定される。このような処理によれば、気筒別の上記燃料噴射量制御に伴って空燃比がリッチ側或いはリーン側にずれるのを好適に抑制することができる。
尚、上述した実施の形態1においては、ECU50が、上記図2に示すルーチンに従ってスロットルバルブ22を制御することにより前記第1の発明における「スロットル制御手段」が、上記図2に示すルーチンに従って可変動弁機構36を制御することにより前記第1の発明における「リフト量変更手段」が、それぞれ実現されている。
また、ECU50が上記ステップ108の処理を実行することにより前記第4の発明における「点火時期制御手段」が実現されている。
また、ECU50が上記ステップ110の処理においてクランク角センサ38を用いて各気筒における燃焼期間内の瞬間的なエンジン回転数を取得することにより前記第5の発明における「回転変動検出手段」が実現されている。
本発明の実施の形態1の構成を説明するための図である。 本発明の実施の形態1におけるアイドリング回転数制御を表したメインルーチンのフローチャートである。 リフト量の補正量ΔLiとエンジン回転数の偏差ΔNeとの関係を定めたマップの特性を表した図である。 エンジン回転数の急低下時および急上昇時の吸気バルブのリフト量、スロットルバルブ、および点火時期のそれぞれの制御の一例を示したタイムチャートである。 スロットル開度の補正量ΔTAとリフト量の補正量ΔLiとの関係を定めたマップの特性を表した図である。 吸気バルブのリフト量を気筒毎に増減補正した際の燃料噴射量の決定手法を実現するために、ECUが実行するルーチンのフローチャートである。 スロットル開度の変化量ΔAと吸気バルブのリフト量の変化量ΔBとの関係(等価スロットル開度算出マップの関係)を示す図である。 吸入空気量Qとスロットル開度TAとの関係を示す図である。
符号の説明
10 内燃機関
14 燃焼室
16 吸気通路
18 排気通路
20 エアフローメータ
22 スロットルバルブ
24 スロットルポジションセンサ
26 サージタンク
28 燃料噴射弁
30 点火プラグ
32 吸気バルブ
34 排気バルブ
36 可変動弁機構
38 クランク角センサ
40 カム角センサ
42 A/Fセンサ
50 ECU(Electronic Control Unit)

Claims (7)

  1. スロットルバルブのスロットル開度を制御するスロットル制御手段と、前記スロットルバルブよりも機関吸気系の下流側に設けられた吸気バルブのリフト量を変更可能とするリフト量変更手段とを備え、アイドリング運転時に、予め定められた目標アイドリング回転数となるように前記スロットルバルブおよび前記吸気バルブの少なくとも一方を制御する内燃機関の制御装置であって、
    前記リフト量変更手段は、前記目標アイドリング回転数と実際のエンジン回転数との差に基づいて、吸気バルブのリフト量を変更し、
    前記スロットル制御手段は、吸気バルブのリフト量に基づいて、スロットル開度を制御することを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 前記リフト量変更手段は、前記の差が所定値以上である場合は、当該差を打ち消す方向に吸気バルブのリフト量をオーバーシュートさせることを特徴とする請求項1記載の内燃機関の制御装置。
  3. 前記スロットル制御手段は、前記の差が所定値以上である場合は、当該差を打ち消す方向にスロットル開度をオーバーシュートさせることを特徴とする請求項1または2記載の内燃機関の制御装置。
  4. 前記内燃機関の制御装置は、機関点火時期を制御する点火時期制御手段を更に備え、
    前記点火時期制御手段は、前記の差が前記所定値よりも大きい第2の所定値以上である場合は、点火時期を変更することを特徴とする請求項2または3記載の内燃機関の制御装置。
  5. 前記リフト量変更手段は、複数気筒に設けられたそれぞれの吸気バルブのリフト量を気筒毎に変更可能であって、
    前記内燃機関の制御装置は、所定の期間内におけるエンジン回転数の変動を検出する回転変動検出手段を更に備え、
    前記リフト量変更手段は、エンジン回転数の前記変動に基づいて、気筒毎に吸気バルブのリフト量を変更することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項記載の内燃機関の制御装置。
  6. 前記リフト量変更手段は、前記の差の値に応じて、吸気バルブのリフト量のオーバーシュート量を決定することを特徴とする請求項2記載の内燃機関の制御装置。
  7. 前記スロットル制御手段は、前記の差の値に応じて、スロットル開度のオーバーシュート量を決定することを特徴とする請求項3記載の内燃機関の制御装置。
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