JP6191230B2 - 内燃機関の制御装置および制御方法 - Google Patents

内燃機関の制御装置および制御方法 Download PDF

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Description

この発明は、吸気ポートに燃料を噴射するポート噴射用燃料噴射弁と、燃焼室に燃料を噴射する筒内噴射用燃料噴射弁と、を併用する内燃機関の制御装置および制御方法に関する。
吸気ポートに燃料を噴射するポート噴射用燃料噴射弁と、燃焼室内に直接に燃料を噴射する筒内噴射用燃料噴射弁と、を併用し、機関運転条件に応じて両者を適宜に切り換えて使用する燃料噴射装置を備えた内燃機関が、特許文献1に記載されている。この特許文献1では、出力トルクの変動量に基づいて主に筒内噴射用燃料噴射弁の異常を判定し、異常である場合には、出力トルクの変動を抑制するように、気流調整弁により筒内の気流(流動)を強化している。
特開2008−14198号公報
しかしながら、噴射弁の異常の際に、単に筒内の気流を強化するだけでは、ノッキングの発生等の機関運転性の悪化を十分に抑制することができず、更なる改善が望まれていた。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、ポート噴射と筒内噴射の一方が異常の場合の不具合を抑制することを目的としている。
本発明は、吸気ポートに燃料を噴射するポート噴射用燃料噴射弁と、燃焼室に燃料を噴射する筒内噴射用燃料噴射弁と、ピストンとシリンダとの相対位置関係を変化させることにより機械的な圧縮比を可変とする可変圧縮比機構と、を備え、ポート噴射と筒内噴射との各々の分担率が機関運転条件に応じて設定されてなる内燃機関の制御に関する。
そして、上記ポート噴射用燃料噴射弁と筒内噴射用燃料噴射弁の一方の異常を検知し、上記異常を検知した場合に、正常な噴射弁の分担率が基本の分担率よりも高くなるように分担率を補正し、補正後の分担率に応じて、圧縮比を増減する。上記異常が上記筒内噴射用燃料噴射弁の異常である場合には、上記ポート噴射用燃料噴射弁の分担率を高くするとともに、圧縮比を低下させる。

本発明によれば、噴射弁の異常を検知した場合に、正常な噴射弁の分担率が基本の分担率よりも高くなるように分担率を補正し、補正後の分担率に応じて、圧縮比を増減している。これによって、ポート噴射,筒内噴射のいずれの噴射弁が異常を生じた場合であっても、分担率の調整と圧縮比の増減とをあわせて行うことで、ノッキングの発生等の機関運転性の悪化を抑制することができる。
この発明の一実施例に係る制御装置のシステム構成を示す構成説明図。 本実施例の制御の流れを示すフローチャート。 本実施例の制御を適用した場合のタイミングチャート。
以下、この発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、この発明の一実施例が適用された自動車用内燃機関1のシステム構成を示している。この内燃機関1は、例えば複リンク式ピストンクランク機構を利用した可変圧縮比機構2を備えた4ストロークサイクルのターボ過給器付き火花点火内燃機関であって、燃焼室3の天井壁面に、一対の吸気弁4および一対の排気弁5が配置されているとともに、これらの吸気弁4および排気弁5に囲まれた中央部に点火プラグ6が配置されている。
上記吸気弁4によって開閉される吸気ポート7の下方には、燃焼室3内に燃料を直接に噴射する筒内噴射用燃料噴射弁8が配置されている。また吸気ポート7には、該吸気ポート7内へ向けて燃料を噴射するポート噴射用燃料噴射弁41が配置されている。これらの筒内噴射用燃料噴射弁8およびポート噴射用燃料噴射弁41は、いずれも駆動パルス信号が印加されることによって開弁する電磁式ないし圧電式の噴射弁であって、駆動パルス信号のパルス幅に実質的に比例した量の燃料を噴射する。
上記吸気ポート7に接続された吸気通路18のコレクタ部18aの上流側には、エンジンコントローラ9からの制御信号によって開度が制御される電子制御型のスロットルバルブ19が介装されており、さらにその上流側に、ターボ過給器のコンプレッサ20が配設されている。このコンプレッサ20の上流側に、吸入空気量を検出するエアフロメータ10が配設されている。
また、排気ポート11に接続された排気通路12には、三元触媒からなる触媒装置13が介装されており、その上流側に、空燃比を検出する空燃比センサ14が配置されている。
上記エンジンコントローラ9には、上記のエアフロメータ10、空燃比センサ14のほか、機関回転速度を検出するためのクランク角センサ15、冷却水温を検出する水温センサ16、運転者により操作されるアクセルペダルの踏込量を検出するアクセル開度センサ17、等のセンサ類の検出信号が入力されている。エンジンコントローラ9は、これらの検出信号に基づき、燃料噴射弁8,41による燃料噴射量および噴射時期、点火プラグ6による点火時期、スロットルバルブ19の開度、等を最適に制御している。
一方、可変圧縮比機構2は、公知の複リンク式ピストンクランク機構を利用したものであって、クランクシャフト21のクランクピン21aに回転自在に支持されたロアリンク22と、このロアリンク22の一端部のアッパピン23とピストン24のピストンピン24aとを互いに連結するアッパリンク25と、ロアリンク22の他端部のコントロールピン26に一端が連結されたコントロールリンク27と、このコントロールリンク27の他端を揺動可能に支持するコントロールシャフト28と、を主体として構成されている。上記クランクシャフト21および上記コントロールシャフト28は、シリンダブロック29下部のクランクケース内で図示せぬ軸受構造を介して回転自在に支持されている。上記コントロールシャフト28は、該コントロールシャフト28の回動に伴って位置が変化する偏心軸部28aを有し、上記コントロールリンク27の端部は、詳しくは、この偏心軸部28aに回転可能に嵌合している。上記の可変圧縮比機構2においては、コントロールシャフト28の回動に伴ってピストン24の上死点位置が上下に変位し、従って、機械的な圧縮比が変化する。
また、上記可変圧縮比機構2の圧縮比を可変制御する駆動機構として、クランクシャフト21と平行な回転中心軸を有する電動モータ31がシリンダブロック29下部に配置されており、この電動モータ31と軸方向に直列に並ぶように減速機32が接続されている。この減速機32としては、減速比の大きな例えば波動歯車機構が用いられており、その減速機出力軸32aは、電動モータ31の出力軸(図示せず)と同軸上に位置している。従って、減速機出力軸32aとコントロールシャフト28とは互いに平行に位置しており、両者が連動して回動するように、減速機出力軸32aに固定された第1アーム33とコントロールシャフト28に固定された第2アーム34とが中間リンク35によって互いに連結されている。
すなわち、電動モータ31が回転すると、減速機32により大きく減速された形で減速機出力軸32aの角度が変化する。この減速機出力軸32aの回動は第1アーム33から中間リンク35を介して第2アーム34へ伝達され、コントロールシャフト28が回動する。これにより、上述したように、内燃機関1の機械的な圧縮比が変化する。なお図示例では、第1アーム33および第2アーム34が互いに同方向に延びており、従って、例えば減速機出力軸32aが時計回り方向に回動するとコントロールシャフト28も時計回り方向に回動する関係となっているが、逆方向に回動するようにリンク機構を構成することも可能である。
上記可変圧縮比機構2の目標圧縮比は、エンジンコントローラ9において、機関運転条件(例えば要求負荷と機関回転速度)に基づいて設定され、この目標圧縮比を実現するように上記電動モータ31が駆動制御される。
図2は、本実施例の制御の流れを示すフローチャートであり、本ルーチンはエンジンコントローラ9により記憶及び実行される。なお、以下の説明では、筒内噴射用燃料噴射弁8による筒内噴射を「GDI」とも呼び、ポート噴射用燃料噴射弁41によるポート噴射を「MPI」とも呼ぶ。
ステップS11では、ポート噴射と筒内噴射の各々の基本の分担率を設定する。この分担率は、要求負荷や機関水温等の機関運転条件に応じて予め適合されたマップを用いて設定され、両者の分担率の総和が100%となるように各々の分担率が0%から100%の間で設定される。例えば、筒内噴射の分担率が100%の場合、ポート噴射の分担率は0%となる。
ステップS12では、噴射弁の異常の有無を判定する。この判定は、例えば、出力トルクや空燃比の変動量が所定のしきい値を超えた場合に、ポート噴射用燃料噴射弁41と筒内噴射用燃料噴射弁8のいずれかが異常であると判定される。空燃比の変動量は、例えば空燃比フィードバック制御で使用される空燃比補正係数αから求められる。
ステップS13〜S16では、異常である噴射弁を特定する処理が行われる。つまり、ステップS13では、筒内噴射(GDI)の分担率を一時的に高くする。続くステップS14では、噴射弁の異常が検知されるかを判定する。この異常検知は、例えば上記のステップS12の判定処理と同様にして行われる。このステップS14でも、ステップS12と同様に異常と判定された場合には、ステップS15へ進む。一方、このステップS14の段階で異常と判定された場合、筒内噴射の分担率を高めたことにより異常が解消したことから、ポート噴射用燃料噴射弁41の異常であると特定して、ステップS18〜S20へ進む。
ステップS18では、正常である筒内噴射の分担率を、ステップS11で設定された基本の分担率よりも高くする。これに伴い、異常であるポート噴射の分担率を基本の分担率よりも低くする。この際、異常の度合いに応じて、分担率が設定される。つまり、異常の度合いが大きいほど、正常である筒内噴射の分担率を高くする。
ステップS19では、筒内噴射の分担率を高めたことによる運転性の悪化を抑制するように、圧縮比を増加側、つまり高圧縮比側に補正する。つまり、筒内噴射の分担率を高めることで筒内温度が低下して、ノッキングが発生し難くなることから、その分、圧縮比を増加して機関効率の向上を図る。なお、このときの圧縮比の増加分は、筒内噴射の分担率の上昇度合いに応じて設定され、筒内噴射の分担率の上昇度合いが大きいほど、圧縮比の増加分も大きく設定される。
ステップS20では、同じく運転性の悪化を最小限に抑制するように、点火時期を遅角する。つまり、筒内噴射の分担率の増加に伴いノッキングが発生し難くなることから、その分、点火時期を進角する。この際の進角度合いは、上記筒内噴射の分担率の上昇度合いや圧縮比の低下分に応じて設定される。
上記のステップS14において、筒内噴射の分担率を意図的に高めた場合であっても引き続き異常が検出された場合には、ステップS15へ進み、上記ステップS13,S14の場合とは逆に、ポート噴射の分担率を一時的に基本の分担率よりも高める。そして、ステップS16において、噴射弁の異常が検知されるかを判定する。この異常検知は、例えば上記のステップS12,S14の判定処理と同様にして行われる。
ステップS16において異常が検知された場合、いずれの噴射弁の分担率を増加しても異常が解消されないことから、ステップS17へ進み、噴射弁以外の異常であると判定して、図示せぬ他のフェールセーフ制御を実施する。
ステップS16において異常が検知された場合、ポート噴射の分担率を高めたことで異常が解消したことから、筒内噴射用燃料噴射弁8の異常であると特定して、ステップS21〜S23の処理を実施する。このステップS21では、正常であるポート噴射の分担率を、ステップS11で設定された基本の分担率よりも高くする。これに伴い、異常である筒内噴射の分担率を基本の分担率よりも低くする。この際、異常の度合いに応じて分担率が設定される。つまり、異常の度合いが大きいほど、正常であるポート噴射の分担率を高くする。
ステップS22では、ポート噴射の分担率を高めたことによる運転性の悪化を抑制するように、圧縮比を低下側、つまり低圧縮比側に補正する。つまり、ポート噴射を高めることで、筒内噴射による筒内温度の低下が抑制されて、ノッキングが発生し易くなることから、ノッキングの発生を抑制するために圧縮比を低下させる。なお、このときの圧縮比の低下分は、筒内噴射の分担率の上昇度合いに応じて設定され、筒内噴射の分担率の上昇度合いが大きいほど、圧縮比の低下分も大きく設定される。同様の理由により、ステップS23では、ノッキングの発生を回避するように点火時期を遅角する。
図3は、このような本実施例の制御を適用した場合のタイミングチャートである。この例は、時刻t1の時点で筒内噴射用燃料噴射弁8の異常が発生した場合を示している。
異常発生(t1)後の時点t2で、出力トルクもしくは空燃比の変動量が所定値を超えたことにより噴射弁の異常を検知すると(図2のステップS12)、先ず、筒内噴射の分担率を高める(ステップS13)。この例では、筒内噴射用燃料噴射弁8が異常であるために、出力トルクや空燃比の変動量が増加する。続く時刻t3の時点で、ポート噴射の分担率を高める(ステップS15)。この例では、筒内噴射用燃料噴射弁8が異常であるために、筒内噴射の分担率の低下に伴って出力トルクや空燃比の変動量が低下し、異常が解消する。この結果、時刻t4の時点で、筒内噴射用燃料噴射弁8の異常であると特定し、正常であるポート噴射の分担率を増加し、逆に異常である筒内噴射の分担率を低下する。これに併せて、ノッキングの発生を回避するように圧縮比を低下させるとともに点火時期を遅角する。
このような本実施例の特徴的な構成及び作用効果について、以下に列記する。
[1]本実施例では、ポート噴射用燃料噴射弁41と筒内噴射用燃料噴射弁8の一方の異常を検知した場合に、正常な噴射弁の分担率が基本の分担率よりも高くなるように分担率を補正し、補正後の分担率に応じて、圧縮比を増減している。これによって、ポート噴射,筒内噴射のいずれかが異常を生じた場合であっても、分担率の調整と圧縮比の増減とをあわせて行うことで、ノッキングの発生等の運転性の悪化を抑制することができる。つまり、ノッキングを生じることのない範囲で可能な限り圧縮比を高圧縮比側に設定することで、機関効率を高めて燃費性能や出力トルクの向上を図ることができる。
[2]より具体的には、筒内噴射用燃料噴射弁が異常である場合には、正常であるポート噴射用燃料噴射弁の分担率を高くするとともに、圧縮比を低下する。筒内噴射の分担率の低下により、筒内温度の低下が抑制されてノッキングが発生し易くなるものの、圧縮比の低下によりノッキングの発生を確実に抑制することができる。これとは逆に、ポート射用燃料噴射弁が異常である場合には、正常である筒内噴射用燃料噴射弁の分担率を高くするとともに、圧縮比を増加する。筒内噴射の分担率の増加により、筒内温度の低下が促進されてノッキングが発生し難くなるので、その分、圧縮比を高圧縮比化することで、機関効率を向上することができる。
[3]異常検知の手法としては、例えば、内燃機関の出力トルクあるいは空燃比の変動量から異常を推定することで、直接的に異常を検出するセンサを設けることなく簡易的に異常を検知することができる。
[4]更に、噴射弁の異常検知後に異常である噴射弁を特定する手法として、上記実施例では、ポート噴射用燃料噴射弁と筒内噴射用燃料噴射弁の分担率を交互に上昇させ、その際の出力トルクあるいは空燃比の変動量から異常である噴射弁を特定している。つまり、一方の噴射弁の分担率を上昇させた場合に異常が解消されれば、その分担率を上昇させた噴射弁が正常であり、分担率を上昇させていない他方の噴射弁が異常であると特定することができる。このように、個々の噴射弁の異常を個別に検出することのない簡素な構成で、異常である噴射弁を特定することが可能となる。
[5]異常検出後の圧縮比の設定に関しては、例えば、補正後の分担率に応じて予め適合されたマップ等を参照してフィードフォワード的に設定される。
[6]あるいは、機関運転状態を表す各種の検出信号、例えば、EGR率,油水温,吸排気温,ノック信号等の検出信号に基づいて、この検出信号を所定の目標値の近傍に維持するように圧縮比をフィードバック制御するようにしても良い。
更には、上記[5]のフィードフォワード的な圧縮比の設定と[6]のフィードバック的な圧縮比の制御とを併用しるようにしても良い。
[7]更に上記実施例では、補正後の分担率に応じて、点火時期を制御している。つまり、筒内噴射の分担率を高める場合には遅角側、ポート噴射の分担率を高める場合には進角側に点火時期を補正することで、更に運転性の悪化を抑制することができる。
1…内燃機関
2…可変圧縮比機構
6…点火プラグ
8…筒内噴射用燃料噴射弁
9…エンジンコントローラ
14…空燃比センサ
20…コンプレッサ
41…ポート噴射用燃料噴射弁

Claims (7)

  1. 吸気ポートに燃料を噴射するポート噴射用燃料噴射弁と、燃焼室に燃料を噴射する筒内噴射用燃料噴射弁と、ピストンとシリンダとの相対位置関係を変化させることにより機械的な圧縮比を可変とする可変圧縮比機構と、を備え、ポート噴射と筒内噴射との各々の分担率が機関運転条件に応じて設定されてなる内燃機関の制御装置において、
    上記ポート噴射用燃料噴射弁と筒内噴射用燃料噴射弁の一方の異常を検知する異常検知手段と、
    上記異常を検知した場合に、正常な噴射弁の分担率が基本の分担率よりも高くなるように分担率を補正し、補正後の分担率に応じて、圧縮比を増減する異常制御手段と、を有し、
    上記異常制御手段は、上記筒内噴射用燃料噴射弁が異常である場合に、上記ポート噴射用燃料噴射弁の分担率を高くするとともに、圧縮比を低下させることを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 上記異常検知手段は、出力トルクあるいは空燃比の変動量から異常を推定することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
  3. 上記異常検知手段は、上記ポート噴射用燃料噴射弁と筒内噴射用燃料噴射弁の分担率を交互に上昇させ、その際の出力トルクあるいは空燃比の変動量から異常である噴射弁を特定することを特徴とする請求項1または2に記載の内燃機関の制御装置。
  4. 上記異常制御手段は、補正後の分担率に応じて圧縮比の目標値を設定することを特徴とすることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の内燃機関の制御装置。
  5. 上記異常制御手段は、機関運転状態を表す検出信号に基づいて圧縮比をフィードバック制御することを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の内燃機関の制御装置。
  6. 上記異常制御手段は、補正後の分担率に応じて、点火時期を制御することを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の内燃機関の制御装置。
  7. 吸気ポートに燃料を噴射するポート噴射用燃料噴射弁と、燃焼室に燃料を噴射する筒内噴射用燃料噴射弁と、ピストンとシリンダとの相対位置関係を変化させることにより機械的な圧縮比を可変とする可変圧縮比機構と、を備え、ポート噴射と筒内噴射との各々の分担率が機関運転条件に応じて設定されてなる内燃機関の制御方法において、
    上記ポート噴射用燃料噴射弁と筒内噴射用燃料噴射弁の一方の異常を検知し、
    上記異常を検知した場合に、正常な噴射弁の分担率が基本の分担率よりも高くなるように分担率を補正し、補正後の分担率に応じて圧縮比を増減するものであって、
    上記異常が上記筒内噴射用燃料噴射弁の異常である場合に、上記ポート噴射用燃料噴射弁の分担率を高くするとともに、圧縮比を低下させることを特徴とする内燃機関の制御方法。
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