JP2008014198A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】2つの噴射系をもつ内燃機関において、ポート噴射、直噴系の故障を検出してポート噴射系及び直噴系の一方のみで燃料を噴射する際の問題の発生を抑制できる内燃機関の制御装置を提供する。
【解決手段】エンジンECU10は、出力トルク変動量に基づいて、ポート用インジェクタ200噴射又は直噴用インジェクタ210に故障がないかを検出し、故障の場合には、エンジン100の出力トルクの変動を抑制するために燃焼室内の気流を強化するように気流調整弁220を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関、特に、過給機付き内燃機関の制御装置に関する。
エンジンの出力トルクの変動は、ドライバー等に不快感を与えて、車両としての商品性を著しく低下させる。
過給機付きエンジンは、低回転、高負荷状態において、排気圧よりも過給圧が高くなる領域があり、この領域では、エンジンの出力トルクの変動が大きくなることが知られている。この理由としては、1)空気の吹き抜けによるシリンダに実際に入る充填空気量のばらつき、2)噴射した燃料の吹き抜けによるシリンダ内に実際に残る燃料量のばらつきが考えられる。
エンジンの出力トルクの変動を抑制する方法として、例えば、特許文献1は、ポート噴射系と燃焼室内に燃料を直接噴射する直噴系の2つの噴射系をもつものにおいて、その噴射量の比率を変えることにより、トルク変動を抑制する技術を開示している。
また、特許文献2は、気流調整弁等により燃焼室内の気流を速めることにより、出力トルクの変動を抑制する技術を開示している。
特開2005−133632号公報 特開平6−229285号公報
ところで、特許文献1に開示された技術では、ポート噴射系と直噴系の一方が故障した場合に、他方の噴射系で燃料を供給する必要がある。この場合には、噴射量の比率を変更できないので、上記した1)、2)の理由から、エンジンの出力トルクの変動が大きくなるという問題がある。
また、特許文献2に開示された技術では、吸気系に気流調整用の絞り弁を取り付ける必要があり、吸気系に絞り弁を取り付けると高負荷時に出力が低下すると共に、定常時に燃費が低下するという問題がある。
本発明は、上記の事情に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、2つの噴射系をもつ内燃機関において、ポート噴射、直噴系の故障を検出してポート噴射系及び直噴系の一方のみで燃料を噴射する際の問題の発生を抑制できる内燃機関の制御装置を提供することにある。
本発明の第1の観点に係る内燃機関の制御装置は、吸気ポートへ燃料を噴射するポート噴射系と、燃焼室へ燃料を直接噴射する直噴系と、燃焼室内の気流を制御する気流調整手段とを備える内燃機関において、出力トルクの変動を抑制するためにポート噴射系と直噴系とをその燃料噴射量の比率を調整しつつ制御する制御装置であって、ポート噴射系又は直噴系の故障を検出する故障検出手段と、故障検出手段が故障を検出した場合に、内燃機関の出力トルクの変動を抑制するために燃焼室内の気流を強化するように気流調整手段を制御する制御手段と、を有することを特徴としている。
この構成によれば、ポート噴射系又は直噴系に故障がない場合には、ポート噴射系と直噴系とをその燃料噴射量の比率を調整しつつ制御されるので、内燃機関の出力トルクの変動は抑制されると共にポート噴射系及び直噴系のいずれも正常な場合には、気流調整手段による気流調整はされないので、高負荷時に出力が低下することもない。そして、ポート噴射系及び直噴系の一方が故障した場合には、燃焼室内の気流が強化されるので、この場合にも、内燃機関の出力トルクの変動が抑制される。
本発明の第2の観点に係る内燃機関の制御装置は、吸気ポートへ燃料を噴射するポート噴射系と、燃焼室へ燃料を直接噴射する直噴系と、燃焼室内の気流を制御する気流調整手段とを備える内燃機関において、出力トルクの変動を抑制するためにポート噴射系と直噴系とをその燃料噴射量の比率を調整しつつ制御する制御装置であって、内燃機関の出力トルクの変動量が異常の場合に、先に直噴系のみから燃料を噴射させた状態で内燃機関の出力トルクの変動量が正常かを判断し、異常の場合には、直噴系に代えてポート噴射系のみから燃料を噴射させた状態で内燃機関の出力トルクの変動量に基づいて故障を検出する検出手段を有することを特徴としている。
この構成によれば、故障を検出する際に最初に直噴系の燃料噴射量の比率を高めて異常がないかを判断するので、故障がなかった場合に直噴系を停止しないので、直噴系のインジェクタがカーボン等で詰まる等の不具合が発生しない。
本発明によれば、ポート噴射系又は直噴系の一方が故障した場合に、他方の噴射系のみで燃料を噴射しても内燃機関の出力トルクの変動を抑制できる。
以下、本発明の最良の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る制御装置が適用された内燃機関の概略構成図である。
図1に示すように、エンジン100は、過給機300を備えた過給機付きエンジンであり、エンジン100に形成されたシリンダ110内には、ピストン120が上下方向に摺動自在に内蔵されており、ピストン120はコンロッド121を介して図示しないクランク軸に連結されている。
エンジン100の上部(シリンダヘッド)には、吸気通路140及び排気通路141が形成されていると共に、点火プラグ150が取り付けられている。
吸気通路140及び排気通路141のシリンダ110に開口する吸気ポート140aと排気ポート141aとは、図示しないカムにより駆動される吸気弁130、排気弁131により、それぞれ適当なタイミングにより開閉される。
吸気通路140には、ポート用インジェクタ200、気流調整手段としての気流調整弁220等が設けられている。
ポート用インジェクタ200は、吸気ポート140aにガソリン等の燃料を噴射するポート噴射系を構成しており、エンジンECU10からの制御指令に応じた量の燃料を吸気ポート140aに向けて噴射するように形成されている。
気流調整弁220は、吸気通路140を開閉可能に設けられている。この気流調整弁としては、例えば、特開2003−322024号公報に開示された構造のものを用いることができる。この気流調整弁220は、エンジンECU10からの制御指令により制御され、吸気通路140を図示しない切欠き状の切欠部によりシリンダ110(燃焼室)内に流入する吸気流をスワール流にして燃焼室内の気流を必要に応じて強化することができるように形成されている。
シリンダ110には、直噴用インジェクタ210が設けられており、この直噴用インジェクタ210は燃焼室内に燃料を直接噴射する直噴系を構成しており、エンジン制御ECU10からの制御指令に応じた量の燃料を噴射するように形成されている。
過給機300は、そのコンプレッサ310側が吸気通路140に接続された吸気管142と吸気冷却器340を介して接続されていると共に、コンプレッサ310と回転軸330により連結されたタービン320側が排気通路141に接続されている。
エンジンECU10は、図示しないプロセッサ、メモリ等のハードウエアと所要のソフトウエアとから構成されており、吸気通路140に設けられた吸気圧センサ160、排気通路141に設けられた排気圧センサ161、アクセル開度センサ20、クランク角センサ170等の各種検出信号が入力され、これらの検出信号等に基づいて、ポート用インジェクタ200及び直噴用インジェクタ210の制御等を実行する。尚、エンジンECU10による具体的な処理については後述する。
ここで、エンジン100の動作について概略的に説明すると、吸入工程において吸気管142に吸入された外気は、過給機300のコンプレッサ310により昇圧された後、吸気冷却器340により冷却される。そして、エンジン100の吸気通路140を流れる空気に対してポート用インジェクタ200及び/又は直噴用インジェクタ210から適量の燃料が噴射されて混合気が形成され、この混合気はシリンダ110内に過給されて燃焼に供される。
シリンダ110内の混合気の燃焼により生じた排気ガスは、排気弁131が開くと排気通路141及び排気管143を通じて大気中に排出されるが、排気管17を流れる過程で過給器300のタービン320を回転駆動する。
上記したエンジン100の動作中に、吸気圧センサ160、排気圧センサ161、アクセル開度センサ20、クランク角センサ170等の各種検出信号がエンジンECU10に入力され、エンジンECU10はこれらの情報等に基づいてエンジン100の動作状態を把握し、燃料噴射量や噴射時期の制御をする。尚、エンジン100の動作状態を検出するためのセンサはこれらに限定されるものではなく、これら以外にも必要なものを使用できるが、周知技術であるので詳細説明は省略する。
ここで、過給機付きエンジンは、低回転、高負荷状態において出力トルクの変動特性が悪く、例えば、WOT(Wide Open Throttle=スロットル全開)付近等において、排気圧よりも過給圧が高くなる領域があり、この領域では、エンジンの出力トルクの変動が大きくなる。
このため、エンジンECU10は、吸気圧が排気圧よりも大きくなる領域では、ポート用インジェクタ200からの噴射は吸気同期噴射とする。吸気同期噴射は、クランク角センサ170等の検出信号に基づいて気筒を判別して各気筒の吸気行程(吸気弁が開いている期間)に同期して燃料噴射を実行するものである。
吸気圧が排気圧よりも大きくなる領域で、例えば、吸気行程とは関係なく吸気弁が閉じている時期に燃料噴射を実行する吸気非同期噴射を実行すると、吸気通路140に燃料が停滞し、吸排気オーバラップ時に排気系へ燃料が吹き抜けてしまい、燃焼に寄与しない燃料が発生し、エミッションの増加や燃費の低下を招くおそれがあるが、吸気同期噴射を採用することにより、この問題を回避できる。
本実施形態に係るエンジン100において、WOT付近で吸気同期噴射を採用した場合に、噴射開始時期と出力トルク及び出力トルク変動との関係は、例えば、図2に示すような関係となる。
さらに、上記した吸気同期噴射を実行中に、ポート用インジェクタ200と直噴用インジェクタ210とで分担して燃料を噴射すると共にその分担量を調整することにより、トルク変動をさらに抑制することが知られている。
例えば、図3に示すように、WOT付近で吸気同期噴射を採用した状態において、出力トルク変動は、ポート用インジェクタ200と直噴用インジェクタ210との吹き分け率(分担比率)により変化する。具体的には、吹き分け率を60%(直噴用インジェクタ210の分担比率が60%)付近にすると、出力トルク変動が最も抑制されるのが分かる。
このように、エンジンECU10は、所定の動作条件下(低回転、高負荷状態)において、出力トルクの変動を抑制するために、ポート用インジェクタ200からの燃料噴射を吸気同期噴射とすると共に、直噴用インジェクタ210との分担比率を制御する吹き分け制御を実行する。
次に、エンジンECU10による出力トルクの変動抑制のための処理の一例について図4に示すフローチャートを参照して説明する。尚、図4に示す処理は、エンジン100の動作中に定期的に繰り返し実行される。
先ず、エンジン回転数が所定の回転数N0よりも低いかを判断すると共に(ステップST1)、エンジン負荷が所定負荷L0よりいも大きいかを判断する(ステップST2)。すなわち、エンジンECU10は、ステップST1,ST2においてエンジン100が低回転、高負荷状態にあるかを判断する。
エンジン100が低回転、高負荷状態の下で、上記した吹き分け制御(ポート用インジェクタ200と直噴用インジェクタ210との分担比率の制御)を実行中である場合には(ステップST3)、エンジン100の出力トルクの変動量が所定値ΔT1よりも大きいかを判断する(ステップST4)。所定値ΔT1は、吹き分け制御において、出力トルクの変動を抑制する制御が正常に実行されているかを判断するための値であり、検出される出力トルクの変動量が所定値ΔT1を越えている場合には、異常(故障)であると判断する。尚、エンジン100の出力トルクは、エンジン回転数、スロットルバルブ開度等の各種状態量から算出できるし、クランクシャフトにトルクセンサを設けてトルク変動を直接的に検出することも可能である。
エンジン100の出力トルクの変動量が所定値ΔT1を越える場合には、ポート用インジェクタ200及び直噴用インジェクタ210を含む噴射系が異常であると判断し、ポート用インジェクタ200と直噴用インジェクタ210との分担比率が先に直噴用インジェクタ210が100%となるように切り換え(ステップST5)、その後のエンジン100の出力トルクの変動量が所定値ΔT2を越えていないかを判断する(ステップST6)。所定値ΔT2は、直噴用インジェクタ210が正常か否かを判断するためのしきい値であり、直噴用インジェクタ210のみで燃料噴射をした場合に許容される出力トルクの変動量を規定する。
ここで、直噴用インジェクタ210の分担比率を最初に100%に切り換える(先にポート用インジェクタ200を停止させる)理由について説明すると、直噴用インジェクタ210は停止させてしまうと燃焼室内で発生するカーボン等が付着して目詰まりを起こしやすいため、ポート用インジェクタ200ではなく、直噴用インジェクタ210の分担比率を先に100%にする。
直噴用インジェクタ210のみで燃料噴射をした場合に、出力トルクの変動量が所定値ΔT2を越えない場合には、直噴用インジェクタ210は正常(故障していない)と判断し、直噴用インジェクタ210のみによる燃料噴射を継続する。この際に、上述したように、エンジン100が低回転、高負荷状態では、出力トルクの変動が大きいので、気流調整弁220を制御して吸気流をスワール流にし、エンジン100の燃焼室内の気流を強化する(ステップST9)。これにより、直噴用インジェクタ210のみで燃料を噴射した状態においても、出力トルクの変動を抑制できる。
直噴用インジェクタ210が故障(異常)と判断した場合には、ポート用インジェクタ200の分担比率を100%に切り換え(ステップST7)、その後のエンジン100の出力トルクの変動量が所定値ΔT3を越えていないかを判断する(ステップST8)。所定値ΔT3は、ポート用インジェクタ200が正常か否かを判断するためのしきい値であり、ポート用インジェクタ200のみで燃料噴射をした場合に許容される出力トルクの変動量を規定する。
ポート用インジェクタ200のみで燃料噴射をした場合に、出力トルクの変動量が所定値ΔT3を越えない場合には、ポート用インジェクタ200は正常(故障していない)と判断し、ポート用インジェクタ200のみによる燃料噴射を継続すると共に気流調整弁220を制御して吸気流をスワール流にし、エンジン100の燃焼室内の気流を強化する(ステップST9)。これにより、ポート用インジェクタ200のみで燃料を噴射した状態においても、出力トルクの変動を抑制できる。
一方、ポート用インジェクタ200のみで燃料噴射をした場合に、出力トルクの変動量が所定値ΔT3を越える場合には、ポート用インジェクタ200及び直噴用インジェクタ210の双方が故障していると判断する(ステップST10)。
以上のように、本実施形態によれば、低回転、高負荷状態の下で、エンジン100の出力トルクの変動量に基づき燃料噴射系の故障を判断し、ポート用インジェクタ200及び直噴用インジェクタ210の一方が故障している場合に他方で燃料を噴射すると共に燃焼室内の気流を強化することにより、噴射系の故障の際に出力トルクの変動が増大するのを抑制できる。
上記実施形態では、2つの噴射系の一方の故障を検出した場合に気流調整弁220により吸気流をスワール流にして気流を強化した場合について説明したが、これに限定されるわけではなく、タンブル流にすることもできる。
本発明の一実施形態に係るエンジンECUが適用されたエンジンの概略構成を示す図である。 噴射開始時期と出力トルク及び出力トルク変動との関係を示すグラフである。 吹き分け率と出力トルク及び出力トルク変動との関係を示すグラフである。 エンジンECUによる処理の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
10…エンジンECU(制御装置)
100…エンジン(内燃機関)
110…シリンダ(燃焼室)
120…ピストン
121…コンロッド
130…吸気弁
131…排気弁
140…吸気通路
140a…吸気ポート
141…排気通路
141a…排気ポート
150…点火プラグ
200…ポート用インジェクタ(ポート噴射系)
210…直噴用インジェクタ(直噴系)
220…気流調整弁
300…過給機
310…コンプレッサ
320…タービン
330…回転軸
340…吸気冷却器

Claims (2)

  1. 吸気ポートへ燃料を噴射するポート噴射系と、燃焼室へ燃料を直接噴射する直噴系と、燃焼室内の気流を制御する気流調整手段とを備える内燃機関において、出力トルクの変動を抑制するために前記ポート噴射系と前記直噴系とをその燃料噴射量の比率を調整しつつ制御する制御装置であって、
    前記ポート噴射系又は前記直噴系の故障を検出する故障検出手段と、
    前記故障検出手段が故障を検出した場合に、前記内燃機関の出力トルクの変動を抑制するために前記燃焼室内の気流を強化するように前記気流調整手段を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 吸気ポートへ燃料を噴射するポート噴射系と、燃焼室へ燃料を直接噴射する直噴系と、燃焼室内の気流を制御する気流調整手段とを備える内燃機関において、出力トルクの変動を抑制するために前記ポート噴射系と前記直噴系とをその燃料噴射量の比率を調整しつつ制御する制御装置であって、
    前記内燃機関の出力トルクの変動量が異常の場合に、前記直噴系の燃料噴射量の比率を先に高めた状態で前記内燃機関の出力トルクの変動量が正常かを判断し、異常の場合には、前記直噴系に代えてポート噴射系の燃料噴射量の比率を高めた状態で前記内燃機関の出力トルクの変動量に基づいて故障を判断する故障検出手段を有することを特徴とする内燃機関の制御装置。
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