JP2009013534A - 糸ビームの整経方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数本の糸ビームを巻取り装置によって巻き取ってシート状とするまでの過程において、糸ビームの引出端部に紐材を容易に通せるようにすること。
【解決手段】複数の糸ビーム6から引き出される糸シートを一斉に糊付け乾燥する糊付乾燥装置に用いる糸ビームの整経方法で、複数の給糸体4からの糸群5を、筬13を含む巻取装置3に導き、糸シートとして巻取装置によって巻き取って糸ビームを形成する糸ビームの整経方法において、筬として、筬針18間の糸通過部19の下面が高い段部21と糸通過部の下面が低い非段部22を所定間隔毎に形成した段付き筬を用い、糸ビームの巻取り終了後に糸群と段付き筬を上下に相対的に移動して段部の上に糸群の一部を当て、糸群の残部を非段部の上側に通して糸群を二以上の単位糸シートに上下に分け、複数の単位糸シート間に分割用紐材を挿入し、段付き筬と紐材の間で各単位糸シートを切断する。
【選択図】 図1
【解決手段】複数の糸ビーム6から引き出される糸シートを一斉に糊付け乾燥する糊付乾燥装置に用いる糸ビームの整経方法で、複数の給糸体4からの糸群5を、筬13を含む巻取装置3に導き、糸シートとして巻取装置によって巻き取って糸ビームを形成する糸ビームの整経方法において、筬として、筬針18間の糸通過部19の下面が高い段部21と糸通過部の下面が低い非段部22を所定間隔毎に形成した段付き筬を用い、糸ビームの巻取り終了後に糸群と段付き筬を上下に相対的に移動して段部の上に糸群の一部を当て、糸群の残部を非段部の上側に通して糸群を二以上の単位糸シートに上下に分け、複数の単位糸シート間に分割用紐材を挿入し、段付き筬と紐材の間で各単位糸シートを切断する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、糊付乾燥装置に使用される糸ビームの整経方法に関する。詳しくは、複数の糸ビームから引き出された糸シートを一斉に糊付けして乾燥させる主にスパン糸用の糊付乾燥装置に対して仕掛けられる糸ビームの整経方法に関する。
上述の糊付乾燥装置は公知であり、図9に示すように、整経工程で整経された糸ビーム6を給糸装置91のビームスタンド92に複数本設置し、各糸ビームから引き出した糸シート93を合流させて糊付け装置94に通して一斉に糊付けし、その後、乾燥装置95内に配備された複数の乾燥用シリンダ96に各糸シートを巻き掛けて乾燥させて経糸シート97とし、その後、下流側の分割域に配備された図示しない分割ロッドによって経糸シートを一旦上下に分割し、分割した経糸シートを再度合流させてワープビーム(織機ビーム)98に巻き取るものである。なお、分割ロッドに関する技術も公知である(特許文献1)。
特開2000−239937号公報
上述の形式の糊付乾燥装置は、一般的にはスパン糸用に使用される。この形式の糊付乾燥装置では、一斉に糊付け乾燥する糸の本数が多いため、上述のように乾燥後に経糸シートの分割を行なっている。ちなみに、フィラメント糸用の糊付乾燥装置では、整経工程で得られた糸ビームを、糸ビーム毎に糊付け乾燥し、その後、糊付けされた糸シートが巻かれた経糸ビームを複数本集めて一本の織機ビームに巻き返すものである。
ところで、上述のスパン糸用の糊付乾燥装置では、分割域で経糸シートを分割ロッドによって糸ビーム毎に分割した上で、さらにこの分割された糸ビーム毎の糸シート(以下、「ビーム糸シート」という)を別の分割ロッドによってさらに二以上の糸シート(以下、「単位糸シート」という)に分割することがある。
糊付乾燥装置の運転開始前の準備工程においては、複数本の糸ビームから引き出されたビーム糸シートを合流させて一枚の経糸シートとし、糊付装置及び乾燥装置を経由して分割域に導いた後、経糸シートの引出端部を作業者が糸ビーム毎(ビーム糸シート)に分け、さらにビーム糸シートの引出端部を二以上に作業者が分けて分割ロッドに掛ける作業が行なわれる。
通常、この作業は、経糸シートの引出端部に対し、ビーム糸シート間及び単位糸シート間に通された分割用の紐材を利用して行われる。従って、経糸シートの引出端部には、各ビーム糸シートを分割するように、並びに単位糸シートを分割するように、各々の分割用の紐材を予め別々に通しておく必要がある。
ビーム糸シートの元である糸ビームは、元々独立したものであってビームスタンドの別々の箇所に設置される。従って、ビーム糸シート間に紐材を通すことは容易である。
一方、糸ビームは、複数本の給糸体から引き出した糸(本願の糸群)を筬を経て巻取装置に導いてシート状に巻き取るものである(特許文献2)。従って、ビーム糸シートは、多数本の糸がシート状に整列されたものである。このようなシート状に整列された多数本を2以上に分割するためには、糸一本又は数本おきに紐材を通さねばならない。従来は、それを作業者が手作業で行なっており、非常に煩雑で時間がかかる負担の大きな作業となっている。
特開2006−160499号公報(図1)
本発明は上記実情を考慮してなされたもので、その解決課題は、複数本の糸ビームを巻取り装置によって巻き取ってシート状とするまでの過程において、紐材を容易に通せるようにすることである。
本発明は、複数本の糸ビームから引き出される糸シートを一斉に糊付けして乾燥させる糊付乾燥装置に使用される糸ビームの整経方法であって、複数の筬針を並列した筬が含まれる巻取装置を使用すると共に、複数の給糸体から引き出した糸群の各糸を、前記筬針間の糸通過部を通過させて前記巻取装置に導き、前記糸群の各糸をシート状に整列させた状態で前記巻取装置によって巻き取って前記糸ビームを形成する糸ビームの整経方法を前提とする。
そして、前記筬として、前記筬針間に形成される複数の前記糸通過部が、下端の高さ位置が異なる二以上の前記糸通過部の組み合わせからなる段付き筬を使用し、前記糸ビームに対する前記糸群の巻取り終了後に、前記糸群と前記段付き筬とを上下方向に相対的に移動させ、下端が最も低い位置である前記糸通過部を通る糸以外の糸を前記各糸通過部の下端に干渉させて前記糸群を上下方向において二以上の単位糸シートに分割し、次に、分割された複数の前記単位糸シート間に前記段付き筬よりも前記巻取装置側において分割用の紐材を挿入し、前記段付き筬と前記紐材との間で前記各単位糸シートを切断することを特徴とする。
「糸群と段付き筬とを相対的に移動させ」とは、糸群と段付き筬の一方又は双方を、相手に向かって移動させることをいう。また、糸群又は段付き筬を直接動かして糸群の進行方向を変化させる場合だけでなく、糸群に対して押さえローラ等の別部材を下降させて糸群の進行方向を変化させる場合も含まれる。
糸通過部の下端の高さ位置が二種類であれば、糸群を二つの単位糸シートに分割できるし、その高さ位置が三種類であれば、糸群を三つの単位糸シートに分割できる。
また、巻取装置に使用される巻取ビームの幅は通常一定であるのに対し、巻取ビームに巻き取られる糸の本数は、ワープビームに巻き取られる糸の本数、即ち、そのワープビームが使用される製織に必要とされる経糸の本数によって変わる。そして、糸の本数によって糸群を構成する糸同士の間隔が異なるため、巻取ビームの幅に亘って所定間隔(等間隔)で糸を整列させるためには、段付き筬の筬針同士の間隔を糸本数に合わせて変更する必要がある。
従って、前記段付き筬として、筬ベースの長手方向に沿って多数本の筬針を間隔をあけて且つ複数本ごとに進行方向を屈曲させてジグザグに起立し、ジグザグの屈曲角度を変更可能に設けたジグザグ筬を使用することが望ましい。
従って、前記段付き筬として、筬ベースの長手方向に沿って多数本の筬針を間隔をあけて且つ複数本ごとに進行方向を屈曲させてジグザグに起立し、ジグザグの屈曲角度を変更可能に設けたジグザグ筬を使用することが望ましい。
本発明は、糸ビームに巻かれた糸シートの引出端部を単位糸シートに分割するために紐材を通す作業が、糸群と段付き筬とを上下方向に相対的に移動させ、その移動に伴って上下方向に分割された二以上の単位糸シートに紐材を通すだけで良いので、迅速(短時間)かつ容易に作業が終了する。
さらに、段付き筬としてジグザグ筬を使用した場合には、糸ビームの糸本数の変更に容易に対応できる。
糸ビームの整経方法に用いる整経装置は、図2、図3に示すように、クリール装置1及び巻取装置3を主要なものとして構成し、クリール装置1で支持する多数の給糸体4から糸群5を引き出し、その後、巻取装置3で糸群5をシート状に整えてから巻き取って糸ビーム6を形成するものである。
クリール装置1は、多数の給糸体4を支持するために、平面視してV字形の機枠7を有し、機枠7の内側に給糸体枠8を固定し、給糸体枠8に対して上下、左右に間隔をあけてM×N個の給糸体4をほぼ水平な軸9を中心として回転可能に支持してある。各給糸体4から引き出された糸は、給糸体4の近傍に設置した糸切センサ11を経由し、糸群5となって巻取装置3側へ導かれる。
巻取装置3は、その上流側から下流側に向かってガイド12、筬13及びガイドロール14を順番に間隔をあけて配置すると共に、ガイドロール14の下方に巻取ビーム15を配置してある。そして、クリール装置1から引き出された糸群5は、ガイドロール14によって案内されて巻取ビーム15へ導かれる。糸群5のうちのクリール装置1の下段に位置する給糸体4を供給源とする糸は、ガイド12によって巻取装置3に干渉しない状態で案内された後、筬13に向かって送り出される。通常の巻取り運転時においては、糸群5を構成する多数本の糸の間隔を筬13によって調整し、ガイドロール14に巻き掛けてシート状に整列した後、糸シートとなった状態で巻取ビーム15によって最終的に巻き取られる。
本発明で使用される筬13の第一例は、図4〜図6に示すように段付き筬で且つジグザグ筬であって、通常の巻取り運転時においては、巻き取られる多数本の糸の間隔を決定し、巻取り終了後においては、糸シートの引出端部を二以上の単位糸シート16,16に分割する際に用いるものである。
筬13は、筬ベース17の長手方向に沿って多数本の筬針18を間隔をあけて且つ複数本ごとに進行方向を屈曲させてジグザグに起立し、ジグザグの屈曲角度を変更可能としたものである。さらに、筬13は、隣り合う筬針18,18同士の間を糸通過部19とし、下端の高さ位置が異なる二種類の糸通過部19を交互に配置した組み合わせとしてある。なお、本例の筬13では、糸通過部19の下端の高さ位置を異ならせるために、筬ベース17の上面よりも高い位置において充填材20を隣り合う筬針18,18同士の下部の間に装着し、且つこの充填材20を糸通過部19の一つおきに設けるものとしてある。従って、筬13では、隣り合う筬針18、18で形成される複数の糸通過部19は、充填材20を設けて下端の高さ位置が筬ベース17の上面よりも高い位置に設定された糸通過部19と、充填材20が設けられておらず下端の高さ位置が充填材20よりも低い位置に設定された糸通過部19との組み合わせからなっており、充填材20によって形成された段部21と充填材20が設けられていない非段部(基準高さ部)22とが筬13の長手方向(ジグザグの進行方向)に沿って交互に存在するものとなっている。
充填材20は、例えば、半田等で形成することができる。なお、図示の例では、全ての段部21は同じ高さに設定してある。但し、段部21の高さ位置は全てが完全に一致したものでなくてもよく、若干の高さ位置の差があってもよい。一方、非段部22は、本例では、隣り合う筬針18,18間に特に何も施していない糸通過部19の最下端であって、筬ベース17の上面に一致する。
筬ベース17は、筬針18を起立する複数の針ベース23と、互いにピンで接合されてジグザグに連結した複数の針ベース23を載せる伸縮可能なパンタグラフ24と、パンタグラフ24を伸縮可能に操作する操作機構25と、操作機構25を支持する筬ホルダ26とから構成してある。
針ベース23は、間隔をあけて起立する複数本の筬針18の基部を固定する台である。針ベース23の上に複数本の筬針18を起立して単位櫛を構成する。複数の単位櫛を平面視してジグザグにピンで接合して長尺櫛を構成する。
パンタグラフ24は、長・短のリンクを別々にピンで接合した長・短リンクユニットを用意し、長・短リンクユニットを対称的にジグザグに交差させて配置すると共に、交差した箇所(各リンクの中間点で)をX字状にピンで接合したものである。一方のリンクユニット(図では短リンクユニット)を構成する各リンクの上に、針ベース23を平行に配置して、各リンク両端部に針ベース23の両端部をピンで接合し、パンタグラフ24の伸縮に伴って長尺櫛のジグザグの屈曲角度を変更させる。
操作機構25は、上向きに開口する断面コ字状の筬ホルダ26に支持される。筬ホルダ26の開口幅中間部に突き合わせて一本とした二本の操作軸27を筬ホルダ26の長手方向に沿って延長し、各操作軸27の外側端部を筬ホルダ26の両端部内の図示しないギヤボックスで回転可能に支え、各操作軸27の内側端部に基端スライダ28を回転可能に且つ軸線方向移動不能に連結し、各操作軸27の外側部の雄ネジ部31に伸縮スライダ29の雌ネジ部(図示省略)をねじ込み、筬ホルダ26の開口幅に合わせて基端スライダ28を形成して筬ホルダ26内では伸縮スライダ29を回転不能とし、各操作軸27の外側端部であって筬ホルダ26の外側に回転ハンドル32を備える。各操作軸27の基端スライダ28と伸縮スライダ29にパンタグラフ24の両端部をそれぞれネジ等で固定し、全体として二本の長尺櫛がジグザグになった状態とし、各回転ハンドル32の回転によって操作軸27の長手方向に沿って伸縮スライダ29が移動すると共にパンタグラフ24が伸縮し、平面視して糸の進行方向に対する隣り合う筬針18,18同士の間隔が変化する。
次に、筬13の変形例を図7及び図8に基づいて説明する。前述の実施例では、段部21を形成するために筬針18間に充填材20を装着したものとしたが、本発明による段付き筬はこれに限らず、筬針18自体に段部21を形成するものとしてもよい。
図7に示す筬13は、前述の例における筬針18を二本一組として一体成形したものであり、詳しくは、二本の筬針18の下部の間を連結部20で連結した縦長のH字材33を形成し、そのH字材33を筬ベース17の凹部に嵌めて横一列に固定すると共に、隣り合うH字材33の間隔を連結部20の横幅に一致させて筬13を構成するものである。この場合、連結部20の上面が段部21となり、この段部21よりも下方に位置する隣り合うH字材33の間の糸通過部19の下端、即ち、筬ベース17の上面が非段部22となって、段部21と非段部22が交互に配列されたものとなる。そして、筬13は、この段部21と非段部22とによって下端の高さ位置が異なる2種類の糸通過部19を有するものとなる。
また、図8に示す筬13は、二本の筬針18,18同士の下端部全体を連続したもので、その連続部分の上面が段部21となる二股フォーク34を用いたものである。そして、筬13は、二股フォーク34を横一列に筬ベース17に固定し、隣り合う二股フォーク34の間隔を段部21の横幅に一致させて二股フォーク34の間に非段部22を形成したものである。
上述した整経装置を用いた(スパン糸用の)糸ビーム6の整経方法は以下の通りである。
まず、図2に示すように、クリール装置1の複数の給糸体4から引き出された各糸が集合して糸群5となり、巻取装置3の筬(段付き筬)13に導かれる。
次に、筬13の糸通過部19に糸が一本ずつ通過して糸同士の間隔が決定された後、ガイドロール14に巻き掛けられてシート状に整列した糸が巻取ビーム15に巻き取られ、糸ビーム6が作られる。そして、糸ビーム6が所望の巻量になったときに巻取装置3が停止され、糸ビーム6に対する糸シートの巻取りを終了する。
続いて、糸群5と筬13とを上下方向に相対的に移動させ、その移動に伴って筬13の段部21に糸群5の一部の糸を干渉させる(当てる)と共に、糸群5の残りの糸を非段部22の上側に通した状態として糸シートを分割する作業が行われる。具体的には、次のような作業が行われる。
(1)図1(イ)に示すように筬13とガイドロール14との間であって糸群5の上方に押さえロッド35を配置する。なお、本例では、押さえロッド35の操作は作業者が行うものとする。また押さえロッド35の配置は、筬13とガイドロール14との間に限らず、筬13よりもクリール装置1側であってもよい。
(2)次いで、図1(ロ)に示すように作業者が押さえロッド35を下降させ、押さえロッド35を中心にして糸の進行方向を局部的に屈曲させる。これにより、糸群5の一部の糸、具体的には、段部21が形成された糸通過部19に通された糸が、筬13の段部21に接触した状態となり、糸群5の残りの糸が段部21の下方であって非段部22の上に接触または非接触で通された状態となる。
(3)そうすると、筬13と押さえロッド35との間では、糸群5が段部21に接触する単位糸シート16と段部21の下方を通る単位糸シート16に上下に分割され、双方の単位糸シート16,16の間には側面視三角形状の紐通し領域36が形成される。そこで、この紐通し領域36に分割用の紐材37を挿入して糸群5の横幅方向一端から他端に導く。
(4)その後に、筬13と紐材37の間で上下の単位糸シート16,16をカッターによって切断し、切断した引出端部に沿ってテープを貼り、全体として一つの糸シートとして整径作業を完了する。
本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、押さえロッド35を巻取装置3に組み込んで自動的に昇降可能に設けても良いし、筬(段付き筬)13を自動又は手動で昇降可能に設けたものであっても良い。
また、筬(段付き筬)13は、糸群を三以上の単位糸シート16に分けるものであっても良い。例えば、三つの単位糸シート16に分けるために、低い段部21、高い段部21、および非段部22を順番に設ける配列を筬13の長手方向に沿って繰り返す組み合わせであっても良いし、低い段部21、非段部22、高い段部21を順番に設ける配列を筬13の長手方向に沿って繰り返す組み合わせであっても良い。なお、筬針18も三本以上の複数本を一体としたもので構成しても良い。
1クリール装置、3巻取装置、4給糸体、5糸群、6糸ビーム、7機枠、
8給糸体枠、9軸、
11糸切センサ、12ガイド、13筬(段付き筬)、14ガイドロール、15巻取ビーム
16単位糸シート、17筬ベース、18筬針、19糸通過部、20充填材
21段部、22非段部、23針ベース、24パンタグラフ、25操作機構、
26筬ホルダ、27操作軸、28基端スライダ、29伸縮スライダ、
31雄ネジ部、32回転ハンドル、33H字材、34二股フォーク、35押さえロッド、
36紐通し領域、37紐材
8給糸体枠、9軸、
11糸切センサ、12ガイド、13筬(段付き筬)、14ガイドロール、15巻取ビーム
16単位糸シート、17筬ベース、18筬針、19糸通過部、20充填材
21段部、22非段部、23針ベース、24パンタグラフ、25操作機構、
26筬ホルダ、27操作軸、28基端スライダ、29伸縮スライダ、
31雄ネジ部、32回転ハンドル、33H字材、34二股フォーク、35押さえロッド、
36紐通し領域、37紐材
Claims (2)
- 複数本の糸ビーム(6)から引き出される糸シートを一斉に糊付けして乾燥させる糊付乾燥装置に使用される糸ビームの整経方法であって、
複数の筬針(18)を並列した筬(13)が含まれる巻取装置(3)を使用すると共に、複数の給糸体(4)から引き出した糸群(5)の各糸を、前記筬針(18)間の糸通過部(19)を通過させて前記巻取装置(3)に導き、前記糸群(5)の各糸をシート状に整列させた状態で前記巻取装置(3)によって巻き取って前記糸ビーム(6)を形成する糸ビームの整経方法において、
前記筬(13)として、前記筬針(18)間に形成される複数の前記糸通過部(19)が、下端の高さ位置が異なる二以上の前記糸通過部(19)の組み合わせからなる段付き筬を使用し、
前記糸ビーム(6)に対する前記糸群(5)の巻取り終了後に、前記糸群(5)と前記段付き筬とを上下方向に相対的に移動させ、下端が最も低い位置である前記糸通過部(19)を通る糸以外の糸を前記各糸通過部(19)の下端に干渉させて前記糸群(5)を上下方向において二以上の単位糸シート(16)に分割し、
次に、分割された複数の前記単位糸シート(16,16)間に前記段付き筬よりも前記巻取装置(3)側において分割用の紐材(37)を挿入し、
前記段付き筬と前記紐材(37)との間で前記各単位糸シート(16)を切断することを特徴とする糸ビームの整経方法。 - 前記段付き筬として、筬ベース(17)の長手方向に沿って多数本の筬針(18)を間隔をあけて且つ複数本ごとに進行方向を屈曲させてジグザグに起立し、ジグザグの屈曲角度を変更可能に設けたジグザグ筬を使用することを特徴とする請求項1記載の糸ビームの整経方法。
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