JP2009012104A - 被研磨物支持工具及び研磨装置 - Google Patents

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正勝 藤森
So Horitani
壮 堀谷
Toshihiro Ogawa
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Abstract

【課題】複数の被研磨物を研磨工具に当接させて研磨する際に、被研磨物を支持する被研磨物支持工具を提供する。
【解決手段】被研磨物を直接支持する被研磨物受け具6と、被研磨物受け具6を複数個同時に支持して装置本体側の支持棒に回転可能に支持される被研磨物受け具支持具22とを備える。複数の被研磨物受け具6は、被研磨物受け具支持具22の回転中心を中心とした周囲にそれぞれ支持される。被研磨物受け具支持具22を支持する支持棒は研磨工具の回転軸芯から傾斜して配設される。
【選択図】図6

Description

本発明は、光学素子の材料として用いられるガラス等の被加工物を研削・研磨装置で球面形状、平面形状等に研削・研磨加工する際に用いられる被加工物支持工具に関する。
ガラス等の被加工物を球面形状等に研削・研磨加工する研削・研磨装置は一般に知られている。この例として特許文献1がある。この特許文献1の研削・研磨装置を図2に基づいて概説する。
図中の研磨工具1は、駆動モータ(図示せず)に連結された工具基体1bの半球状の工具面1aに研磨シート3を接着して構成されている。この研磨工具1は、被加工物であるガラスレンズ5と接する面であって、凹凸相反する形状で曲率半径の略一致する研磨表面4を有している。ガラスレンズ5は、レンズ受け具6に保持されて研磨工具1の研磨表面4に当接され、レンズ受け具6の支持部8に合致された支持棒7により適宜設定された圧力で押圧される。
また、研磨工具1の研磨表面4上には研磨液11を噴出するノズル10が設けられている。このノズル10には濾過器12が取り付けられている。
以上の研磨工具1では、レンズ受け具6に保持されたガラスレンズ5の被加工面を研磨工具1の研磨表面4に当接させるとともに支持棒7を介して適宜設定された圧力で押圧し、ノズル10の先端部に取り付けられた濾過器12のフィルター素材13を介して不純物が分離された状態の研磨液11を研磨工具1の研磨表面4上に噴出させる。そして、研磨工具1の取り付けられた下軸を回転させて研磨工具1を回転させ、かつ支持棒7を介してガラスレンズ5を矢印bの方向に適度な揺動運動を与えて、ガラスレンズ5の研磨加工を行う。
特開2003−334747号公報
ところで、前記研削・研磨装置では、1つのガラスレンズ5を加工する際には何ら問題なくガラスレンズ5を研磨することができる。
しかし、ガラスレンズ5を1枚ずつ研磨する前記研削・研磨装置では、多数のガラスレンズ5を研磨しなければならない場合には効率が悪い。大量のガラスレンズ5を短い納期で仕上げなければならないような場合には、前記研削・研磨装置では対応できず、作業効率の良い前記研削・研磨装置が望まれる。
その一方で、前記研削・研磨装置を新たな装置に入れ替えるのはコストがかかるため、既存の設備を利用して研磨作業の効率を向上させる研削・研磨装置が望まれる。
本発明は、上述の問題点を解決するためになされたものであり、既存の装置に組み込むだけで既存の設備をそのまま利用して研磨作業効率を向上させることができる被研磨物支持工具及び研磨装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために本発明に係る被研磨物支持工具は、被研磨物を研磨工具に当接させて研磨する際に、前記被研磨物を支持する被研磨物支持工具であって、前記被研磨物を直接支持する被研磨物受け具と、当該被研磨物受け具を複数個同時に支持して装置本体側の支持棒に回転可能に支持される被研磨物受け具支持具とを備え、前記複数の被研磨物受け具が、前記被研磨物受け具支持具の回転中心を中心とした周囲にそれぞれ支持されたことを特徴とする。
以上の構成により、前記被研磨物受け具支持具の回転中心を中心とした周囲にそれぞれ支持された前記複数の被研磨物受け具が、前記被研磨物を支持して前記研磨工具に当接させ、前記研磨工具が回転される。これにより、前記被研磨物受け具支持具が回転して、前記被研磨物受け具で支持された前記被研磨物が前記研磨工具の表面で研磨される。
前記被研磨物受け具支持具は、前記複数の被研磨物受け具を、前記被研磨物受け具支持具の回転中心を中心とした同心円の位置にそれぞれ支持し、前記被研磨物受け具支持具を支持する支持棒が前記研磨工具の回転軸芯から傾斜して配設されることが望ましい。前記被研磨物受け具支持具は、前記複数の被研磨物受け具を、前記被研磨物受け具支持具の回転中心を中心とした、点対称位置又は正多角形の頂点位置にそれぞれ支持されることが望ましい。前記被研磨物受け具支持具は3つの足部を備えた三又状に形成されてその回転中心を中心とした正三角形の頂点位置である各足部に前記被研磨物受け具が支持されると共に、各足部は、前記研磨工具の湾曲面又は平面に合わせて湾曲して又は平面状に形成されることが望ましい。前記被研磨物受け具支持具は3つの足部を備えた三又状に形成されてその回転中心を中心とした正三角形の頂点位置である各足部に前記被研磨物受け具が支持されると共に、各足部が、前記研磨工具の湾曲面に合わせて回動可能に支持されることが望ましい。前記被研磨物受け具は、前記被研磨物受け具支持具に弾性体を介在させて回転可能に支持されることが望ましい。前記被研磨物受け具支持具は、前記被研磨物受け具を支持すると共に当該被研磨物受け具の位置を調整する長孔を備えることが望ましい。前記被研磨物受け具支持具は、前記研磨工具に合わせて円盤状又はほぼ円盤状に形成され、前記被研磨物受け具支持具の回転中心を中心とした、点対称位置又は正多角形の頂点位置に、前記被研磨物受け具を支持する円孔又は長孔を備えることが望ましい。前記複数の被研磨物受け具は、前記被研磨物受け具支持具の回転中心を中心とした、寸法の異なる複数の正多角形の頂点位置にそれぞれ支持されることが望ましい。また、被研磨物を研磨工具に当接させて研磨する研磨装置の被研磨物支持工具として、前記被研磨物支持工具を用いることが望ましい。
前記被研磨物支持工具を前記被研磨物受け具と前記支持棒の間に装着するため、被研磨物支持工具を既存の研磨装置にそのまま組み込むことができる。
被研磨物支持工具は低コストで製造できるため、低コストで且つ極めて容易に、既存の研磨装置の研磨作業効率を向上させることができる。
特に動力を用いないで被研磨物を自転させながら公転させることができると共に、被研磨物受け具を研磨工具の研磨表面の全域に亘って移動させて研磨するため、複数の被研磨物全てに対して同じ条件で研磨することができ、精密で、個体差の少ない均一な研磨を行うことができるようになる。
以下、本発明の実施形態に係る被研磨物支持工具及び研磨装置について添付図面を参照しながら説明する。
本実施形態に係る被研磨物支持工具は、被研磨物であるガラスレンズ等の光学素子を研磨工具に当接させて研磨する際に、前記被研磨物を支持するための工具である。ここでは、被研磨物としてガラスレンズを例に説明する。
本実施形態の被研磨物支持工具21は、既存の研磨装置にそのまま組み込んで使用するための工具である。既存の研磨装置としては、例えば上述した従来の研削・研磨装置がある。以下では、この従来の研削・研磨装置を用いて説明する。被研磨物支持工具21は、この研削・研磨装置のレンズ受け具6と支持棒7との間に介在させて研磨作業の効率化を図る工具である。なお、被研磨物支持工具21を組み込む研削・研磨装置では、研磨工具1はレンズ受け具6を同時に複数枚当接できる寸法になっている。
被研磨物支持工具21は、図1、3〜7に示すように、ガラスレンズ5を直接支持する被研磨物受け具としてのレンズ受け具6と、このレンズ受け具6を複数個同時に支持して装置本体側の支持棒7に回転可能に支持される被研磨物受け具支持具22とを備えて構成されている。
レンズ受け具6は、既存の研削・研磨装置の部品である。本実施形態の被研磨物支持工具21は、この既存のレンズ受け具6をそのまま利用して研磨作業の効率化を図るものである。ここでは、レンズ受け具6を3個用いる。
被研磨物受け具支持具22は、複数のレンズ受け具6を、被研磨物受け具支持具22の回転中心(支持棒7を軸心とした回転中心)を中心とした周囲にそれぞれ支持する。支持棒7は、研磨工具1の回転軸芯から傾斜して配設されている。これにより、支持棒7に支持された被研磨物受け具支持具22も、研磨工具1の回転軸芯から傾斜して配設されている(図6参照)。
被研磨物受け具支持具22は具体的には足部23とハブ24とから構成されている。足部23は、3つ備えており、全体として三又状に形成されている。この3つの足部23は、120度間隔で配設されている。各足部23は、前記研磨工具1の湾曲面に合わせて湾曲して形成されている(図3、6参照)。
各足部23には長孔25がそれぞれ設けられている。この長孔25は、レンズ受け具6を支持してその位置を調整するための孔である。長孔25は、足部23の全長に亘って設けられている。
各長孔25には、レンズ受け具6を支持するレンズ受け具支持棒26がそれぞれ取り受けられる(図6、7参照)。レンズ受け具支持棒26は、レンズ受け具6の支持部8に嵌合して、レンズ受け具6を研磨工具1に当接した状態で支持するための部材である。レンズ受け具支持棒26は、支持筒部27と、支持棒部28と、スプリング29と、ナット30とから構成されている。
支持筒部27は、支持棒部28をスライド可能に支持するための部材である。支持筒部27の直径は足部23の長孔25の幅とほぼ同じ寸法に設定されている。支持筒部27の先端部(図7の下端部)近傍には位置決め用フランジ27Aが設けられている。支持筒部27が長孔25に挿入されてこの位置決め用フランジ27Aが足部23の下側面に当接した状態で支持筒部27が足部23に固定される。支持筒部27の基端部には、ナット30がねじ込まれるためのねじ山が設けられている。
支持棒部28は、支持筒部27内に装着されて、レンズ受け具6を支持するための部材である。支持棒部28の先端部は、前記支持部8に嵌合できるように、前記支持棒7と同じ形状になっている。
スプリング29は、支持棒部28を弾性的に支持するための弾性体である。スプリング29は支持筒部27内に挿入された状態で支持棒部28に基端部を付勢することで、支持棒部28を弾性的に支持している。このスプリング29によって支持棒部28が長いストロークで支持されている。これにより、レンズ受け具6は、被研磨物受け具支持具22にスプリング29を介在させて回転可能に支持されている。なお、支持棒部28のストロークをあまり長くする必要がない場合は、弾性体としてスプリング29の代わりにゴム等を用いてもよい。
ナット30は、支持筒部27を足部23に固定するための部材である。支持筒部27が長孔25に挿入されて位置決め用フランジ27Aが足部23の下側面に当接した状態で、ナット30が支持筒部27にねじ込まれてこの支持筒部27が足部23に固定される。
レンズ受け具支持棒26の支持筒部27の基端部には、ねじ山が設けられ、ナット30が取り付けられている。長孔25内で位置調整されたレンズ受け具支持棒26は、ナット30によって固定される。3つのレンズ受け具支持棒26は、被研磨物受け具支持具22の回転中心の周囲であって当該回転中心を中心とした正三角形の頂点位置に配設される。そして、レンズ受け具6が前記正三角形の頂点位置である各足部23に支持される。他の配列でも良いが、正三角形の頂点位置が望ましい。
ハブ24は、各足部23を支持するための部材である。このハブ24と各足部23とは一体的に形成されている。ハブ24には装着穴33が設けられている。この装着穴33の内側面にはねじ山が設けられている。装着穴33にはソケット34が取り付けられる(図4参照)。このソケット34は、底面壁を有する円筒状に形成されている。このソケット34の底面には円錐状の支持棒受け部35が設けられている。この支持棒受け部35は、円錐状の中心部が最も低くなっている。これにより、支持棒7が挿入されると、その先端部が円錐状の傾斜面に案内されて必然的に支持棒受け部35の中心部に移動して支持されるようになっている。これにより、ソケット34は、支持棒7で支持されることによって、横ずれが抑えられて、支持棒受け部35の中心部を中心とした回転と揺動が許容されるようになっている。
ソケット34にはストッパ36が取り付けられている(図5参照)。ストッパ36は、ソケット34の設定位置に取り付けられる。ストッパ36が取り付けられたソケット34は、被研磨物受け具支持具22の装着穴33に取り付けられて、ストッパ36で挿入位置が調整されている。ソケット34の外周面にはねじ山が設けられている。これにより、ソケット34が前記装着穴33にねじ込まれると共にストッパ36がソケット34にねじ込まれる。
以上のように構成された被研磨物支持工具21は次のようにして使用される。
既存の研削・研磨装置のレンズ受け具6を支持棒7から外して、研磨対象のレンズを装着したレンズ受け具6を3つ用意する。これらのレンズ受け具6の支持部8と、被研磨物支持工具21の各レンズ受け具支持棒26の先端とを合わせて、各レンズ受け具6を研磨工具1の研磨表面4に当接させる。次いで、被研磨物受け具支持具22のソケット34に支持棒7を挿入して、支持棒7の先端を支持棒受け部35に当接させる。これにより、支持棒7でソケット34が支持されて押圧されると、支持棒7は支持棒受け部35でほぼ点接触されているため、圧力が分散して3つのレンズ受け具6に均等に作用する。
この状態で、駆動モータによって研磨工具1を回転させる。これにより、3つのレンズ受け具6のうち、研磨工具1の研磨表面4の縁部(図6の半球状の研磨表面4の下端部)付近に位置するレンズ受け具6は、研磨工具1の回転軸芯(図6の半球状の研磨表面4の上端部)付近のレンズ受け具6よりも回転方向の力を強く受ける。これにより、研磨表面4の縁部付近のレンズ受け具6が受ける回転方向の力により被研磨物受け具支持具22が回転して、3つのレンズ受け具6は、研磨表面4の縁部付近から回転軸芯付近までを交互に移動する。さらに、各レンズ受け具6は、研磨工具1の回転軸芯付近では研磨工具1の回転によって、研磨表面4の縁部付近ではコリオリ力によって自転する。即ち、各レンズ受け具6は、レンズ受け具支持棒26に支持されて自転すると共に、支持棒7に支持された被研磨物受け具支持具22の回転によって公転する。さらに、支持棒7によるソケット34の支持棒受け部35での支持と、各レンズ受け具支持棒26のスプリング29とで、各レンズ受け具6は均一な圧力で押圧される。これにより、3つのガラスレンズ5は同時にかつ均等に研磨されていく。
このとき、各レンズ受け具支持棒26を、被研磨物受け具支持具22の回転中心を中心とした正三角形の頂点位置に配設すると、3つのレンズ受け具6が同一軌跡を辿りながら研磨工具1の研磨表面4を移動するため、3つのガラスレンズ5はさらに均等に研磨される。
以上のように、被研磨物支持工具21をレンズ受け具6と支持棒7の間に装着することにより、被研磨物支持工具21を既存の研削・研磨装置にそのまま組み込むことができ、既存の研削・研磨装置の研磨作業効率を大幅に向上させることができる。
しかも、被研磨物支持工具21は低コストで製造できるため、低コストで且つ極めて容易に、既存の研削・研磨装置の研磨作業効率を向上させることができる。
さらに、動力を用いないでガラスレンズ5を自転させながら公転させることができると共に、レンズ受け具6を研磨工具1の研磨表面4の縁部付近から回転軸芯付近まで全域に亘って移動させて研磨するため、既存の研削・研磨装置そのままで、複数のガラスレンズ5全てに対して同じ条件で精密に研磨することができるようになる。
特に、レンズ受け具支持棒26を被研磨物受け具支持具22の回転中心を中心とした正三角形の頂点位置に配設することで、3つのレンズ受け具6が全て同じ軌跡を辿って研磨工具1の研磨表面4を移動することができ、精密で、個体差の少ない均一な研磨を行うことができるようになる。
[変形例]
前記実施形態では、レンズ受け具6を支持するレンズ受け具支持棒26を被研磨物受け具支持具22に対して、その回転中心を中心とした正三角形の頂点位置にそれぞれ配設したが、正三角形の頂点位置からずれた位置に配設しても良い。研磨工具1の研磨表面4の前面を使用したい場合等の諸条件に応じて適宜設定できる。
また、前記被研磨物受け具支持具22は、各レンズ受け具支持棒26を前記正三角形の頂点位置にそれぞれ配設したが、足部23の数に応じて、点対称位置又は正四角形以上の正多角形の頂点位置にそれぞれ配設するようにしても良い。
前記実施形態では、被研磨物受け具支持具22の足部23を、前記研磨工具1の湾曲面に合わせて湾曲して形成したが、研磨工具1の研磨表面4が平坦な場合は、足部23も直線状になる。また、研磨工具1の研磨表面4が凹面状になる場合は、前記被加工物受け具支持具22の足部23は、前記実施形態の場合とは逆方向に湾曲して形成される。
前記実施形態では、被研磨物受け具支持具22の足部23とハブ24とを一体的に設けたが、図8に示すように、別部材にしても良い。この場合、足部23に嵌合凹部23Aを設け、ハブ24に嵌合凸部24Aを設け、これら嵌合凹部23Aと嵌合凸部24Aとを互いに嵌合してボルト38で固定する。これにより、各足部23を、前記研磨工具1の湾曲面に合わせて回動させて固定して、球面状の研磨工具1から平坦面状に研磨工具1まで対応させることができる。
前記実施形態では、被研磨物受け具支持具22の各足部23に1ずつのレンズ受け具支持棒26をそれぞれ取り付けるようにしたが、既存の具支持具22に、又は図9に示すように、足部23及び長孔25を長くして、レンズ受け具支持棒26を1つの長孔25に2つ以上設けるようにしても良い。これにより、レンズ受け具6の数を2倍にすることができ、研磨作業の効率をさらに向上させることができる。また、孔の位置及び大きさは図10及び図11のようにしてもよい。図10及び図11は、図9と同じように足部とハブとを備えた被加工物受け具支持具を概略的に描いたものである。図10では、図9の長孔25の代わりに、円孔25Aを設け、図9と同じ位置にレンズ受け具支持棒26を設けている。図11は、2つの同心円状にレンズ受け具支持棒26を設ける態様である。図11では、図9の3つの足部に加えて、それらの間に短い足部を3つ設けると共に、各足部に円孔又は長孔25Bを設けて、2つの同心円状にレンズ受け具支持棒26を設けた例である。
前記実施形態では、被研磨物受け具支持具22の各足部23の長孔25にレンズ受け具支持棒26を取り付けたが、レンズ受け具支持棒26の位置決めを正確にするために、図12に示すように、位置決め板39を設けてもよい。位置決め板39は、レンズ受け具支持棒26の設置位置に合わせてこのレンズ受け具支持棒26を通す孔を予め設けておき、この位置決め板39と足部23とにレンズ受け具支持棒26を通して取り付ける。
前記実施形態では、被研磨物受け具支持具22を複数の足部23を備えて構成したが、図13に示すように、前記研磨工具1の湾曲面に沿ってこの湾曲面を覆うように構成しても良い。図11の例では、被研磨物受け具支持具40が平坦な円盤状に形成されている。この円盤状の被研磨物受け具支持具40に多数の円孔41が設けられている。この円孔41は、前記被研磨物受け具支持具22の回転中心を中心とした、点対称位置又は正多角形の頂点位置に設けられている。円孔41が2つの場合は点対称位置に、3つ以上の場合は正多角形の頂点位置に設けられる。ここでは、8個の円孔41を設けているため、正八角形の頂点位置に設けられる。また、前記回転中心を中心とした円周上の位置に円孔41を設けてもよい。この場合、円周上の等間隔に位置や、点対称、線対称の位置等の任意の位置に円孔41を設けてもよい。
なお、被研磨物受け具支持具40は、円盤状に限らず、ほぼ円盤状、楕円状等の他の形状でも良い。また、円孔41の代わりに長孔を設けてもよい。
また、図14のように、被研磨物受け具支持具40の円孔41を2段にしても良い。即ち、各円孔41を、寸法の異なる2つの正八角形の頂点位置にそれぞれ設けてもよい。また、寸法の異なる3つ以上の正多角形の頂点位置にそれぞれ設けてもよい。また、2つ以上の同心円状の任意の位置に設けてもよい。
本発明に係る被研磨物支持工具の被研磨物受け具支持具を示す平面図である。 従来の研削・研磨装置を示す概略構成図である。 本発明に係る被研磨物支持工具の被研磨物受け具支持具を示す側面図である。 本発明に係る被研磨物支持工具のソケットを示す断面図である。 本発明に係る被研磨物支持工具のストッパを示す平面図である。 本発明に係る被研磨物支持工具を示す斜視図である。 本発明に係る被研磨物支持工具のレンズ受け具支持棒を示す断面図である。 本発明の第1変形例を示す平面図である。 本発明の第2変形例を示す平面図である。 本発明の第3変形例を示す側面図である。 本発明の第4変形例を示す平面図である。 本発明の第5変形例を示す平面図である。 本発明の第6変形例を示す平面図である。 本発明の第7変形例を示す平面図である。
符号の説明
5:ガラスレンズ、6:レンズ受け具、7:支持棒、21:被研磨物支持工具、22:被研磨物受け具支持具、23:足部、24:ハブ、25:長孔、26:レンズ受け具支持棒、27:支持筒部、27A:位置決め用フランジ、28:支持棒部、29:スプリング、30:ナット、33:装着穴、34:ソケット、35:支持棒受け部、36:ストッパ。

Claims (10)

  1. 被研磨物を研磨工具に当接させて研磨する際に、前記被研磨物を支持する被研磨物支持工具であって、
    前記被研磨物を直接支持する被研磨物受け具と、
    当該被研磨物受け具を複数個同時に支持して装置本体側の支持棒に回転可能に支持される被研磨物受け具支持具とを備え、
    前記複数の被研磨物受け具が、前記被研磨物受け具支持具の回転中心を中心とした周囲にそれぞれ支持されたことを特徴とする被研磨物支持工具。
  2. 請求項1に記載の被研磨物支持工具において、
    前記被研磨物受け具支持具が、前記複数の被研磨物受け具を、前記被研磨物受け具支持具の回転中心を中心とした同心円の位置にそれぞれ支持し、
    前記被研磨物受け具支持具を支持する支持棒が前記研磨工具の回転軸芯から傾斜して配設されたことを特徴とする被研磨物支持工具。
  3. 請求項1に記載の被研磨物支持工具において、
    前記被研磨物受け具支持具が、前記複数の被研磨物受け具を、前記被研磨物受け具支持具の回転中心を中心とした、点対称位置又は正多角形の頂点位置にそれぞれ支持されたことを特徴とする被研磨物支持工具。
  4. 請求項3に記載の被研磨物支持工具において、
    前記被研磨物受け具支持具が3つの足部を備えた三又状に形成されてその回転中心を中心とした正三角形の頂点位置である各足部に前記被研磨物受け具が支持されると共に、各足部が、前記研磨工具の湾曲面又は平面に合わせて湾曲して又は平面状に形成されたことを特徴とする被研磨物支持工具。
  5. 請求項3に記載の被研磨物支持工具において、
    前記被研磨物受け具支持具が3つの足部を備えた三又状に形成されてその回転中心を中心とした正三角形の頂点位置である各足部に前記被研磨物受け具が支持されると共に、各足部が、前記研磨工具の湾曲面に合わせて回動可能に支持されたことを特徴とする被研磨物支持工具。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の被研磨物支持工具において、
    前記被研磨物受け具が、前記被研磨物受け具支持具に弾性体を介在させて回転可能に支持されたことを特徴とする被研磨物支持工具。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の被研磨物支持工具において、
    前記被研磨物受け具支持具が、前記被研磨物受け具を支持すると共に当該被研磨物受け具の位置を調整する長孔を備えたことを特徴とする被研磨物支持工具。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の被研磨物支持工具において、
    前記被研磨物受け具支持具が、前記研磨工具に合わせて円盤状又はほぼ円盤状に形成され、
    前記被研磨物受け具支持具の回転中心を中心とした、点対称位置又は正多角形の頂点位置に、前記被研磨物受け具を支持する円孔又は長孔を備えたことを特徴とする被研磨物支持工具。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の被研磨物支持工具において、
    前記複数の被研磨物受け具が、前記被研磨物受け具支持具の回転中心を中心とした、寸法の異なる複数の正多角形の頂点位置にそれぞれ支持されたことを特徴とする被研磨物支持工具。
  10. 被研磨物を研磨工具に当接させて研磨する研磨装置であって、
    前記被研磨物を前記研磨工具に当接させて研磨する際に、前記被研磨物を支持する被研磨物支持工具として、請求項1乃至9のいずれか1項に記載の被研磨物支持工具を用いたことを特徴とする研磨装置。
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