JP2009011553A - ミシン - Google Patents

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Hiroaki Kito
宏明 鬼頭
Keishi Ito
恵史 伊藤
Takashi Otaka
崇 大高
Rinko Uno
倫子 宇野
Tomoaki Nakagawa
智明 中川
Akitaka Morimoto
晃右 森本
Yoshiyuki Fukushima
嘉幸 福島
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Abstract

【課題】 数多くの押え足を交換可能にするだけでなく、縫針、カッター、描画ペン等、縫製作業に必要な複数種類の工具を交換可能にできるようにすることである。
【解決手段】 基台テーブル2上に、ベッド部3と脚柱部4とアーム部5とを有するミシン本体を設けるとともに、このミシン本体の右側に、針棒の下端部に設けた針棒チャック部に装着する複数種類の工具を収納した第1工具マガジン16と、針棒チャック部に装着された工具と第1工具マガジン16の工具を交換する第1工具交換装置20とを設け、ミシン本体の左側に、押え棒の下端部に設けた押え棒チャック部に装着する複数種類の工具を収納した第2工具マガジン18と、押え棒チャック部に装着された工具と第2工具マガジン18の工具を交換する第2工具交換装置22とを設けた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ミシンモータによりミシン主軸を介して上下駆動される針棒と、加工布を押える押え足を装着する為の押え棒とを備え、針棒と押え棒の少なくとも1つの下端部に設けたチャック部に、工具マガジンに収納した縫針やカッター等の各種の工具を、工具交換装置で交換しながら装着するようにしたミシンに関する。
従来、本縫いミシン等の電子ミシンは、下端に縫針を着脱可能に装着する針棒と、下端に押え足を着脱可能に装着する押え棒を備え、針棒はミシンモータにより主軸を介して上下駆動され、押え棒は作業者による操作レバーの操作により布押え位置とこれより上側の退避位置とに切換えるようになっている。ところで、押え棒に装着する押え足は、「直線縫目」や「ジグザグ縫目」、「裁ち目かがり」等、縫製する縫目模様の種類に応じて、適宜交換するようになっている。そこで、これら複数種類の押え足を自動的に交換できるようにしたミシンが種々提案されている。
例えば、特許文献1に記載のミシンの布送え装置は、ミシンの押え棒の下端部に、傘状の取付部材を取付け、この取付部材に、3つの布押えを装着した傘状の押え足支持体を回動自在に支持しておき、押え棒を上昇位置に切換えると、押え足支持体に歯車が噛合するので、エアシリンダの駆動によりロッド及びレバーの上下動を介してこの歯車が所定角度ずつ回動するのと同時に、押え足支持体が所定角度ずつ回動され、異なる押え足が押え棒の下端位置に位置決めされる。
特開平4−9184号公報(第5〜9頁、図2,図4)
特許文献1に記載のミシンの布押え装置においては、傘状の押え足支持体に3つの布押えが装着してあるだけなので、3種類の押え足しか交換することができないという問題がある。そこで、押え足支持体に装着する押え足の数を増やして、交換可能な押え足の個数を増やすには、多数の押え足を装着する押え足支持体の半径を大きく、つまり押え足支持体を大型化する必要がある。
そうすると、この大型化した押え足支持体を駆動させる駆動装置も大型化し、結果的に、ミシン本体が大型化するという問題がある。更に、エアシリンダの駆動によりロッドを介してレバーの上下動で歯車を所定角度ずつ駆動し、この歯車に噛合する押え足支持体を所定角度ずつ駆動させる駆動方式なので、押え足の数が多くなった場合、押え足交換が非常に遅くなるという問題がある。
本発明の目的は、数多くの押え足を交換可能にするだけでなく、縫針、カッター、描画ペン等、縫製作業に必要な複数種類の工具を交換可能にできるようにすることである。
請求項1のミシンは、ミシンモータによりミシン主軸を介して上下駆動される針棒と、加工布を押える押え足を装着する為の押え棒とを備えたミシンにおいて、針棒と押え棒の少なくとも1つの下端部に設けられたチャック部と、チャック部に着脱可能な複数種類の工具と、複数種類の工具を着脱可能に収納した工具マガジンと、チャック部に装着された工具と、工具マガジンに収納されている複数種類の工具のうちの1つの工具とを交換する工具交換装置とを備えたものである。
針棒と押え棒の少なくとも1つの下端部にチャック部が設けられ、しかも工具マガジンに複数種類の工具が収納されているので、工具交換装置により、工具マガジンに収納された複数の工具のうちの1つが取外されて、チャック部に装着される。また、工具交換装置により、チャック部に装着されている工具が取外されて、工具マガジンに収納される。即ち、チャック部に装着された工具と、工具マガジンに収納されている複数種類の工具のうちの1つの工具とが交換される。
請求項2のミシンは、請求項1において、前記工具交換装置は、チャック部に装着された工具と工具マガジンに収納されている1つの工具を夫々把持する1対の把持部を両端部に有する交換アームと、交換アームを上下動させる上下駆動機構と、交換アームを鉛直軸回りに回転させる回転駆動機構とを有するものである。
請求項3のミシンは、請求項1又は2において、前記針棒の下端部の針棒チャック部と押え棒の下端部の押え棒チャック部を設け、針棒チャック部に装着する工具を収納した第1工具マガジンと、押え棒チャック部に装着する工具を収納した第2工具マガジンを設け、針棒チャック部に装着された工具と第1工具マガジンの工具を交換する第1工具交換装置と、押え棒チャック部に装着された工具と第2工具マガジンの工具とを交換する第2工具交換装置を設けたものである。
請求項4のミシンは、請求項3において、前記第1工具交換装置により針棒チャック部の工具を交換する際に、針棒が最上位置に保持する為にミシン主軸の回転をロックさせるロック機構を設けたものである。
請求項5のミシンは、請求項1〜4の何れかにおいて、前記複数種類の工具は、縫針、布押え、加工布を切断する為のカッター、加工布に描画する描画ペン、加工布にハトメをプレスするハンマーを含むものである。
請求項1の発明によれば、ミシンモータによりミシン主軸を介して上下駆動される針棒と、加工布を押える押え足を装着する為の押え棒とを備えたミシンにおいて、チャック部と、複数種類の工具と、工具マガジンと、工具交換装置とを備えたので、複数種類の工具を工具マガジンに予め装着しておくことで、必要に応じて工具交換装置を適宜駆動させることにより、チャック部に装着された工具と、工具マガジンに収納されている複数種類の工具のうちの1つの工具と交換することができる。
ここで、工具として、押え足を有する工具だけでなく、縫針、カッター、描画ペン、加工布にハトメをプレスするハンマー等を有する複数種類の工具を予め準備することで、ミシンを大型化させることなく、数多くの押え足を適宜交換できるようになるだけでなく、縫針、カッター、描画ペン、ハンマー等、縫製作業に必要な複数種類の工具を適宜交換することができる。また、工具マガジンや工具交換装置を駆動させるのに、駆動モータを採用することで、工具交換作業の高速化を図ることができる。
請求項2の発明によれば、前記工具交換装置は、チャック部に装着された工具と工具マガジンに収納されている1つの工具を夫々把持する1対の把持部を両端部に有する交換アームと、交換アームを上下動させる上下駆動機構と、交換アームを鉛直軸回りに回転させる回転駆動機構とを有するので、先ず、交換アームを回転させて、チャック部の工具と工具マガジンに収納されている1つの工具を交換アーム1対の把持部に夫々把持させた状態で、交換アームを下降させて、これら1対の工具を1対の把持部に受け渡しておき、更に、交換アームを回転させてから上昇させることにより、チャック部に装着された工具と工具マガジンに収納されている1つの工具を迅速に且つ確実に交換することができる。その他請求項1と同様の効果を奏する。
請求項3の発明によれば、前記針棒の下端部の針棒チャック部と押え棒の下端部の押え棒チャック部を設け、針棒チャック部に装着する工具を収納した第1工具マガジンと、押え棒チャック部に装着する工具を収納した第2工具マガジンを設け、針棒チャック部に装着された工具と第1工具マガジンの工具を交換する第1工具交換装置と、押え棒チャック部に装着された工具と第2工具マガジンの工具とを交換する第2工具交換装置を設けたので、第1工具交換装置により針棒チャック部の工具と第1工具マガジンに収納された複数種類の工具のうちの1つの工具とを迅速に且つ一気に交換することができる。しかも、第2工具交換装置により押え棒チャック部の工具と第2工具マガジンに収納された複数種類の工具のうちの1つの工具とを迅速に且つ一気に交換することができる。その他請求項1又は2と同様の効果を奏する。
請求項4の発明によれば、前記第1工具交換装置により針棒チャック部の工具を交換する際に、針棒が最上位置に保持する為にミシン主軸の回転をロックさせるロック機構を設けたので、工具交換に際して、このロック機構によりミシン主軸が回転しないようにロックして針棒の高さ位置を位置決めすることができ、工具交換作業を迅速に且つ正確に行なうことができる。その他請求項3と同様の効果を奏する。
請求項5の発明によれば、前記複数種類の工具は、縫針、布押え、加工布を切断する為のカッター、加工布に描画する描画ペン、加工布にハトメをプレスするハンマーを含むので、これらの工具を組み合わせて用いることにより、加工布の縫製だけでなく、加工布の裁断、加工布に縫製線を描いたり印しを付ける、加工布にハトメをプレスする等、縫製に関連する種々の作業を行なうことができる。その他請求項1〜4の何れかと同様の効果を奏する。
本実施例の模様縫いミシンは、針棒の下端部と押え棒の下端部とに夫々チャック部を設け、針棒チャック部に装着された工具と第1工具マガジンに収納されている複数種類の工具のうちの1つとを第1工具交換装置で交換し、押え棒チャック部に装着された工具と第2工具マガジンに収納されている複数種類の工具のうちの1つとを第2工具交換装置で交換できるようにしてある。
図1〜図3に示すように、模様縫いミシン1は基台テーブル2上に載置され、ベッド部3と、このベッド部3の後端部から立設された脚柱部4と、この脚柱部4の上端部からベッド部3に対向するように前方へ延びるアーム部5と、布保持機構9と、布送り装置10とを有している。
この模様縫いミシン1には、更に、針棒7(図6、図7参照)の下端部に設けられた針棒チャック部12と、押え棒8(図6参照)の下端部に設けられた押え棒チャック部14(図6参照)と、針棒チャック部12に装着する複数種類の工具30,35,40,45(図4、図9〜図11参照)を収納した第1工具マガジン16と、押え棒チャック部14に装着する複数種類の工具50,55,60(図12〜図14参照)を収納した第2工具マガジン18と、針棒チャック部12に装着された工具30,35,40,45と第1工具マガジン16の工具30,35,40,45を交換する第1工具交換装置20と、押え棒チャック部14に装着された工具50,55,60と第2工具マガジン18の工具50,55,60とを交換する第2工具交換装置22等が設けられている。
即ち、図1に示すように、これら第1工具マガジン16と第2工具マガジン18とは模様縫いミシン1のアーム部5に対してほぼ左右対称の位置に夫々設けられるとともに、これら第1工具交換装置20と第2工具交換装置22とは模様縫いミシン1のアーム部5に対してほぼ左右対称の位置に夫々設けられている。
アーム部5の内部にミシン主軸24(図20参照)が配設され、アーム部5の後端部には、このミシン主軸24を回転駆動させるミシンモータ25が設けられるとともに、針棒7を最上位置に保持する為にミシン主軸24の回転をロックさせるロック機構26(図20参照)が設けられている。アーム部5の前方の内部には、針棒7と押え棒8とが夫々上下動自在に配設されるとともに、ミシン主軸24の回転により針棒7を上下駆動する針棒上下駆動機構27(図20参照)等が設けられている。これら針棒7、押え棒8、針棒上下駆動機構27は公知の技術であるため、ここではその詳細な説明を省略する。
ベッド部3には、後述する布保持機構9と、この布保持機構9をY方向(前後方向)及びX方向(左右方向)に移動させる布送り装置10に加え、図示を省略するが、針棒7の上下動と調時して模様縫目を形成する回転釜と、ミシンモータ25の回転駆動力をミシン主軸24に連結した連結ロッドを介して回転釜に伝達する下軸等が設けられている。
ベッド部3の上面に矩形状の板材からなる載置テーブル6が固定されている。この載置テーブル6の左右方向中央部の後半部分に形成された短冊状の切欠き部に臨むように、側面視にて湾曲状で片持ち状に支持された押え腕9aの基端部(後端部)が配置され、図示しないX方向移動体の上面に固定されている。その押え腕9aの先端部には、平面視にて矩形枠状の布保持枠9bが上下動可能に設けられている。この上側の布保持枠9bを下降させた押圧位置に切換えることで、縫製に供する加工布がこの上側の布保持枠9bと下側に配設された矩形状の板材からなる布受け板9cとで保持する布保持機構9(図示略)が設けられている。
また、ベッド部3の内部には、その布保持機構9をX方向駆動モータ10a(図23参照)でX方向に移動させるX方向駆動機構(図示略)と、布保持機構9をY方向駆動モータ10b(図23参照)でY方向に移動させるY方向駆動機構(図示略)とを有する布送り装置10(図示略)が設けられている。これら布保持機構9と布送り装置10とは、何れも周知の技術なので、ここではその詳細な説明を省略する。
次に、後述する針棒チャック部12と、押え棒チャック部14に着脱可能で、工具ホルダ31,36,41,46,51,56,61を有する複数種類の工具30,35,40,45,50,55、60について説明する。但し、これら複数種類の工具30,35,40,45,50,55、60の工具ホルダ31,36,41,46,51,56,61は同様に構成されているので、ここでは、縫針を工具本体32として下端部に装着した工具30について説明する。
図4、図5に示すように、工具30は、工具ホルダ31と、この工具ホルダ31に着脱可能に装着された縫針である工具本体32として有している。
この工具ホルダ31はぼぼ円筒状であり、上端部分の係合軸部31aと、この係合軸部31aの下端から下方へ連なる第1環状テーパ面31bと、この第1環状テーパ面31bの下端から下方へ連なる第2環状テーパ面31cと、この第2環状テーパ面31cから下方へ連なる工具取付け部31dと、この工具取付け部31dから下方へ連なる環状V溝31eと、縫針である工具本体32の上端部を取付ける取付け穴31fと、位置決めキー30a等を有している。
係合軸部31aの下部の外周部には、括れ状の環状凹溝31gが形成され、針棒チャック部12に設けられた後述するボールロック機構13の鋼球13a(ボール)に係合可能になっている。第1環状テーパ面31bは、環状凹溝31gの下端に連続し且つ水平面とのなす第1傾斜角度を約45°とするように形成されている。第1環状テーパ面31bの下側に連続する第2環状テーパ面31cは、水平面とのなす第2傾斜角度が第1環状テーパ面31bの第1傾斜角度よりも大きな約70°となるように形成されている。
工具取付け部31dは、円筒状であり、内部に下向きの取付け穴31fが形成されている。そこで、工具本体32は、この上端部を取付け穴31fに挿入した状態でセット螺子33により着脱可能に固定されている。この工具取付け部31dの一側部に縦長の糸ガイド部材34の上端部が固定螺子34aにより固定されている。環状V溝31eは、後述する第1工具交換装置20の第1交換アーム20Aを回転させて工具30を交換する際に、第1交換アーム20Aの先端部の第1把持部96a又は第2把持部97aで把持するために形成されている。
工具ホルダ31の第2環状テーパ面31cから工具取付け部31dの上半部分に亙る一側部において、正面視にてほぼ小判状(図8参照)の位置決めキー30aが接着材により固定されている。即ち、この位置決めキー30aは、工具取付け部31dの外周面から部分的に外方に突出状している。それ故、この工具本体32を有する工具30を後述する針棒チャック部12に装着したときに、位置決めキー30aの上端部が針棒チャック部12のキー溝12g(図7参照)に係合し、工具30の針棒チャック部12に対する取付け位相を合わせるようになっている。
次に、針棒7の下端部に設けられた針棒チャック部12について説明する。
図6、図7に示すように、針棒チャック部12は、針棒7の下端部に螺着されたブロック状のチャック本体12aと、このチャック本体12aに設けられた3組のボールロック機構13等を有する。針棒7の下端部には針棒メタル7bが装着されている。
チャック本体12aには、図6に示すように、水平面で120°おきに3つのロック機構形成部12bが放射状に形成されるとともに、チャック本体12aの中央部から上方に延びる固定軸部12cが一体的に形成されている。そこで、チャック本体12aは、この固定軸部12cに形成した雄螺子を針棒7の下端部に形成した固定穴7aの雌螺子に螺合させることで、針棒7の下端部に固定されている。3つのロック機構形成部12bの各々には、後述するボールロック機構13が夫々設けられている。
チャック本体12aの内部には、図7に示すように、例えば工具30の工具ホルダ31の上端部を装着するために、工具ホルダ31の係合軸部31aが内嵌する係合穴12dと、この係合穴12dの下端に連なり第1環状テーパ面31bと密着状に係合可能な第1環状係合面12eと、この第1環状係合面12eの下端に連なり第2環状テーパ面31cと密着状に係合可能な第2環状係合面12fとが形成されている。
係合穴12dは下向きに形成されたほぼ円筒状の穴であり、この係合穴12dの下側に連続する第1環状係合面12eの下端の外形寸法は係合穴12dの外形寸法よりも大きく、この第1環状係合面12eの下側に連続する第2環状係合面12fの下端の外形寸法は第1環状係合面12eの下端の外形寸法よりも大きくなっている。ここで、この第2環状係合面12fの一側部には、図7に示すように、位置決めキー30aの上端部が嵌め込まれる、ほぼ半円状のキー溝12gが凹設されている。
次に、3つのロック機構形成部12bの各々に設けられたボールロック機構13について説明する。但し、これら3組のボールロック機構13は同様の構造なので、そのうちの1つのロック機構形成部12bに設けられたボールロック機構13について説明する。
係合穴12dの高さ方向中段部には、ロック機構形成部12bに向かう横向きのテーパ状連通穴12hが形成されている。このロック機構形成部12bの内部には、このテーパ状連通穴12hに連続する円筒穴12iが横向きに形成されている。テーパ状連通穴12hに金属製の鋼球13aが嵌め込まれ、円筒穴12iには奥側から円座13bと、圧縮コイルバネ13cが内装され、外側からバネ押え螺子13dが螺着されている。
この場合、テーパ状連通穴12hの鋼球13aは圧縮コイルバネ13cのバネ力により円座13bを介して係合穴12dの方に付勢されるので、鋼球13aの一部が係合穴12dの内部に臨んでいる。それ故、図4に示す工具30の工具ホルダ31を図7に示す針棒チャック部12に下側から装着すると、鋼球13aは、工具ホルダ31の係合軸部31aが通過するときに、圧縮コイルバネ13cのバネ力に抗して一時的に外側に移動するが、環状凹溝31gに対応するとき、元の係合位置に復帰して環状凹溝31gの上側を押圧する。
このとき、図8に示すように、工具ホルダ31の係合軸部31aが係合穴12dに係合し、第1環状テーパ面31bが第1環状係合面12eに係合し、第2環状テーパ面31cが第2環状係合面12fに係合される。このようにして、縫針を工具本体32とする工具30は、工具ホルダ31を介して針棒チャック部12に容易に且つ確実に装着される。
押え足を工具本体52として下端部に装着した工具50について説明する。
図12に示すように、工具50は、工具ホルダ51と、この工具ホルダ51に着脱可能に装着された押え足を工具本体52として有している。この工具ホルダ51は、上端部分の係合軸部51aと、この係合軸部51aの下端から下方へ連なる第1環状テーパ面51bと、この第1環状テーパ面51bの下端から下方へ連なる第2環状テーパ面51cと、この第2環状テーパ面51cから下方へ連なる工具取付け部51dと、この工具取付け部51dから下方へ連なる環状V溝51eと、押え足である工具本体52の上端部を取付ける取付け穴(図示略)と、位置決めキー(図示略)等を有している。
押え棒8の下端部に設けられた押え棒チャック部14は、図6に示すように、前述した針棒チャック部12と同様に構成され、ブロック状のチャック本体14aと、このチャック本体14aに設けられた3組のボールロック機構(図示略)等を有する。そして、チャック本体14aの内部に、図示を省略するが、上側から係合穴と第1環状係合面と第2環状係合面が順次形成されている。
押え棒8の下端部には押え棒メタル8bが装着されている。それ故、図12に示す押え足を工具本体52とする工具50が押え棒チャック部14に装着されると、工具ホルダ51の係合軸部51aが係合穴に係合され、第1環状テーパ面51bが第1環状係合面に係合し、第2環状テーパ面51cが第2環状係合面に係合される。
このようにして、工具50は、工具ホルダ51を介して押え棒チャック部14に容易に且つ確実に装着される。ここで、押え棒8は押え棒モータ152(図23参照)により、針板3A(図20参照)上で加工布を押圧する押圧位置と、この押圧位置よりも上昇した上昇位置とに亙って移動可能になっている。そこで、工具交換に際しては、押え棒8は押え棒モータ152により上昇位置に上昇し、縫製作業を行なうに際して、押え棒8は押え棒モータ152により押圧位置に下降するように構成されている。
前述した工具30,50以外に、複数種類の工具35,40,45,55,60が準備されている。工具35は図9に示すように、描画ペンを工具本体37として工具ホルダ36に保持されている。工具40は図10に示すように、カッターを工具本体42として工具ホルダ41に保持されている。工具45は図11に示すように、ハトメプレスを工具本体47として工具ホルダ46に保持されている。工具55は図13に示すように、カッター用押えを工具本体57として工具ホルダ56に保持されている。
工具60は図14に示すように、ハトメホルダーを工具本体62として工具ホルダ61に保持されている。ここで、工具本体47であるハトメプレスは、紐を通す丸穴を補強するハトメをカシメにより生地に取付ける為に使用する。工具本体57であるカッター用押えは、カッター(工具本体42)による加工布の切断時に加工布を押える為に使用する。工具本体62であるハトメホルダーは、ハトメを保持し且つ加工布の浮き上がりを防止する為に使用する。
これら縫針、描画ペン、カッター、ハトメプレス、押え足、カッター用押え、ハトメホルダーを有する工具30,35,40,45,50,55、60の各々は、工具ホルダ31,36,41,46,51,56,61に夫々支持されている。
そこで、これら工具ホルダ31,36,41,46,51,56,61の各々には、係合軸部31a,36a,41a,46a,51a,56a,61aと、第1環状テーパ面31b,36b,41b,46b,51b,56b,61bと、第2環状テーパ面31c,36c,41c,46c,51c,56c,61cとが夫々形成されている。これら工具30,35,40,45は針棒チャック部12に装着され、これら工具50,55、60は押え棒チャック部14に装着されるようになっている。
特に、これら工具40,45,50,55,60における工具ホルダ41,46,51,56,61のホルダ中心線HCと、工具本体42,47,52,57,62の工具中心線KCとは夫々シフトしている。これら工具40,45を針棒チャック部12に装着して使用する場合、針棒チャック部12には大きな曲げモーメントが作用する。これら工具50,55,60を押え棒チャック部14に装着して使用する場合、押え棒チャック部14には大きな曲げモーメントが作用する。
次に、針棒チャック部12に装着する前述した複数種類の工具30,35,40,45を収納した第1工具マガジン16について説明する。
図1,図2,図15,図16に示すように、この第1工具マガジン16は、載置板65上に設けられており、複数種類の工具30,35,40,45を装着する第1マガジン部16Aと、この第1マガジン部16Aを回転させる第1回転駆動機構16Bとを有する。そこで、先ず、第1マガジン部16Aについて説明する。
第1マガジン部16Aは、装着円板67と、8つのマガジンチャック68と、回転軸69等を有する。装着円板67は、所定の厚さを有する金属製の円板からなっている。この装着円板67の外周近傍部において、8つの装着部が所定間隔おきに設けられ、装着部の各々には、マガジンチャック68が固定螺子により夫々固定されている。
これらマガジンチャック68は、前述した針棒チャック部12に有するチャック機構(係合穴12d、第1及び第2環状係合面12e,12f、ボールロック機構13)と同様に構成されている。それ故、前述した複数種類の工具30,35,40,45がマガジンチャック68に装着して収納可能になっている。
載置板65の上側に円筒状の外筒71が立設され、第1カラー72が外筒71の内部の中段部に形成された係止鍔部71aに上側から回転可能に支持されている。装着円板67の中央部の下側に縦向きの回転軸69の上端部が固着されている。装着円板67は、この中央部の下側に設けたリング部材73を介して第1カラー72に回転可能に支持されている。
回転軸69の下端部には、透明な薄板からなるディスク板75が回転軸69に固着した第2カラー76を介して固着されている。そこで、第1位置検出センサ77(図23参照)によりディスク板75の表面に放射状に形成された複数本の細線が検出されるので、制御装置145が第1位置検出センサ77から出力される位置検出信号に基づいて、装着円板67の45°ずつの回転位置を検出可能になっている。
次に、第1回転駆動機構16Bは、第1マガジンモータ80と、この第1マガジンモータ80に連結されたウォームギヤ81と、このウォームギヤ81に噛合するウォームホイール82等を有する。第1マガジンモータ80は、ステッピングモータからなり、L字状取付け板84を介して載置板65上に水平姿勢で前向きに固着されている。この第1マガジンモータ80の駆動軸に、カップリング85を介してウォームギヤ81が連結され、このウォームギヤ81は下駄状の支持部材86で回転可能に支持されている。一方、回転軸69の下半部分にウォームホイール82が固着され、ウォームギヤ81に噛合している。
それ故、第1マガジンモータ80が回転駆動されると、カップリング85を介してウォームギヤ81が回転し、これに噛合するウォームホイール82が回転するので、このウォームホイール82に固着された回転軸69が回転し、装着円板67が鉛直軸周りに回転する。このとき、装着円板67が45°回転する毎に、第1位置検出センサ77から出力される位置検出信号に基づいて装着円板67の回転位置が検出される。
次に、押え棒チャック部14に装着する前述した複数種類の工具50,55,50を収納した第2工具マガジン18について、図1,図2に基づいて説明する。この第2工具マガジン18は、複数種類の工具50,55、60を装着する第2マガジン部18Aと、この第2マガジン部18Aを第2マガジンモータ88で回転させる第2回転駆動部18Bとを有し、前述した第1工具マガジン16と同様に構成されているので、その詳細な説明を省略する。
次に、針棒チャック部12の工具30,35,40,45と第1工具マガジン16の工具30,35,40,45を交換する第1工具交換装置20について説明する。
図1,図3,図17,図18に示すように、アーム部5の右側面に接近させて側面視ほぼコ字状の右側支持フレーム93が配設され、アーム部5の上側に渡された左右方向に長い支持板11と、アーム部5の前面の面板5Aとにより支持されている。
第1工具交換装置20は、この右側支持フレーム93と、この右側支持フレーム93に回転可能に且つ上下動可能に支持された直線状の第1交換アーム20Aと、右側支持フレーム93内に設けられ第1交換アーム20Aを上下動させる第1上下駆動機構20Bと、右側支持フレーム93内に設けられ第1交換アーム20Aを鉛直軸周りに回転させる第1回転駆動機構20Cを有する。
図1,図2,図17〜図19に示すように、第1交換アーム20Aは平面視にて直線状であり、中央部のアーム本体部95と、このアーム本体部95に、この中心に対して点対称となるように長さ方向に向けて固着された第1把持部材96及び第2把持部材97等から構成され、アーム本体部95の中央部に、後述する上下方向に延びる回転軸107の下端部が固着されている。
第1把持部材96には、先端部に凸部を有する第1把持部96aが形成されるとともに、長さ方向途中部に支持部96bが形成されている。この第1把持部材96と平衡な把持軸98は、支持部96bを挿通し且つ後端部分をアーム本体部95に部分的に嵌入させることで支持されている。この把持軸98の先端部には、算盤珠のような把持ローラ99が鉛直周りに回転可能に支持されている。更に、支持部96bとアーム本体部95との間に圧縮コイルバネからなる把持バネ100が介装されている。それ故、把持軸98はその先端部側に常に弾性付勢されている。
ここで、後述するように、前述した工具30,35,40,45を第1把持部96aで把持するに際して、工具ホルダ31,35,41,46の環状V溝31e,35e,41e,46eに当接して、把持ローラ99と協働して工具30,35,40,45を水平状に且つ安定姿勢で保持できるように、第1把持部96aには、先端部が第1把持部96aの内部に突出する係合ピン(図示略)が設けられている。
第2把持部材97は第1把持部材96と同様に構成されている。把持ローラ99を先端部に有する把持軸98は、支持部97bを挿通し且つ後端部分をアーム本体部95に部分的に嵌入させることで支持され、支持部97bとアーム本体部95との間に介装された把持バネ100のバネ力により、先端部側に常に弾性付勢されている。第2把持部97bには係合ピン101が設けられている。
それ故、図19において、第1交換アーム20Aが後述する第1回転駆動機構20Cにより平面視にて反時計回りに回転するとき、何れか1つの工具30,35,40,45が第1把持部材96の第1把持部96aに把持され、何れか1つの工具30,35,40,45が第2把持部材97の第2把持部97aに把持される。
次に、第1交換アーム20Aを上下動させる第1上下駆動機構20Bについて説明する。この第1上下駆動機構20Bは、第1上下動エアシリンダ105と、ボールスプライン機構106と、回転軸107と、カバー体108等を有している。第1上下動エアシリンダ105は、復動型であり、右側支持フレーム93の上面に下向きに固定されている。
ボールスプライン機構106について説明する。第1上下動エアシリンダ105から下向きに延びるピストンロッド105aの直ぐ下側において、上下方向向きのスプライン軸111が配設され、このスプライン軸111の直ぐ外側に外筒113が配設されている。一方、スプライン軸111を内包するように円筒状のカバー体108が配設され、この上端部において、右側支持フレーム93に支持されている。このスプライン軸111の下側に回転軸107が配設され、スプライン軸111の下端部と回転軸107の上端部とがカップリング112により一体的に連結されている。
そこで、外筒113はこの外側に配設された深溝玉軸受け114を介してカバー体108に、上下動可能に且つ回転可能に支持されている。また、回転軸107は下側のスラスト軸受け115を介してカバー体108に、上下動可能に且つ回転可能に支持されている。即ち、外筒113とスプライン軸111との間に配設された多数の鋼球(図示略)が、スプライン軸111の外周面に縦向きに形成された複数本のスプライン溝(図示略)を上下方向に転走するように、つまり外筒113がスプライン軸111上を無限直線運動する直動案内機器として作用するように構成されている。
上下方向向きに配設された連結ロッド110の上端部と下端部とに夫々螺子が形成され、連結ロッド110の上端部が第1上下動エアシリンダ105のピストンロッド105aに螺着され、連結ロッド110の下端部がスプライン軸111の上端部に回転可能に連結されている。更に、回転軸107の下端部が第1交換アーム20Aの中央部に連結されている。従って、第1上下動エアシリンダ105が進出駆動と退入駆動されると、ピストンロッド105aが下方又は上方に移動するので、連結ロッド110と、ボールスプライン機構106(スプライン軸111と外筒113)と、回転軸107を介して、第1交換アーム20Aが所定ストロークに亙って上下動する。
次に、第1交換アーム20Aを鉛直軸周りに回転させる第1回転駆動機構20Cについて説明する。
この第1回転駆動機構20Cは、第1回転用モータ120と、駆動ギヤ121及び従動ギヤ122と、前述したボールスプライン機構106と、回転軸107と、カバー体108等を有している。
第1回転用モータ120は、ステッピングモータからなり、右側支持フレーム93に支持されている。第1回転用モータ120の駆動軸に小径の駆動ギヤ121が固着されている。従動ギヤ122はほぼドーナツ状であり、外筒113に固定ネジ123により連結され、駆動ギヤ121に噛合している。従って、第1回転用モータ120が任意の方向に回転駆動されると、駆動ギヤ121と従動ギヤ122とが一体回転し、従動ギヤ122に連結された外筒113が回転するので、ボールスプライン機構106(外筒113とスプライン軸111)と、回転軸107を介して、第1交換アーム20Aが所定角度に亙って回転する。
従動ギヤ122の上面の外周部の複数箇所に、小型で金属製の位置検出片124が所定角度おきに固着されている。そこで、第2位置検出センサ125(図23参照)はこれら位置検出片124を検出する毎に位置検出信号を出力するので、制御装置145がこの第2位置検出センサ125から出力される位置検出信号に基づいて、第1交換アーム20Aの回転位置を検出可能になっている。
次に、押え棒チャック部14の工具50,55、60と第2工具マガジン18の工具50,55、60を交換する第2工具交換装置22について説明する。但し、この第2工具交換装置22は、支持板11と面板5Aにより支持された左側支持フレーム128と、この左側支持フレーム128に回転可能に且つ上下動可能に支持された直線状の第2交換アーム22Aと、この左側支持フレーム128内に設けられ第2交換アーム22Aを上下動させる第2上下駆動機構(図示略)と、左側支持フレーム128内に設けられ第2交換アーム22Aを鉛直軸周りに回転させる第2回転駆動機構(図示略)を有し、前述した第1工具交換装置20と同様に構成されている。
即ち、第2上下駆動機構に第2上下動エアシリンダ130(図23参照)が設けられているので、第2交換アーム22Aはこの第2上下動エアシリンダ130で上下動される。また、第2回転駆動機構に第2回転用モータ132(図23参照)が設けられているので、第2交換アーム22Aはこの第2回転用モータ132で鉛直軸周りに回転される。
次に、針棒7を最上位置に保持する為にミシン主軸24の回転をロックさせるロック機構26について説明する。
図20に示すように、ロック機構26は、ミシン主軸24に設けられたロック用ディスク板135と、このロック用ディスク板135の係合穴135aにロックピン136を係合させる駆動レバー137と、案内軸138と、ロックソレノイド139等を有する。図20,図21に示すように、ロック用係合ディスク板は円形であり、ミシン主軸24の後端近傍部に固着されている。
ロック用ディスク板135の直ぐ前側に左右向きの駆動レバー137が配設され、左端近傍部において、前後方向向きの案内軸138に固着されている。この案内軸138は図示しない支持部材で前後方向に往復移動可能に支持されている。駆動レバー137の右端部にロックピン136が後方向きに固着され、ロック用ディスク板135には、図22に示すように、このロックピン136が嵌入可能なテーパ状の係合穴135aが形成されている。
駆動レバー137は案内軸138と共に、ロックピン136が係合穴135aから外れる前側の非係合位置(図21に実線で図示)と、非係合位置から所定距離だけ後方であって、ロックピン136が係合穴135aに係合する後側の係合位置(図20に実線で図示)とに亙ってスライド可能になっている。この駆動レバー137は、案内軸138に外装した圧縮コイルバネ140のバネ力により、常には前側の非係合位置に位置している。
駆動レバー137の左端部の前側に、縦向きの支持螺子により水平面で回動可能な回動板141が配設され、ロックソレノイド139がこのプランジャにより回動板141を回動可能、つまり平面視にて反時計回りに回動可能になっている。ロックソレノイド139に通電されない場合には、案内軸138と駆動レバー137は、圧縮コイルバネ140のバネ力により前側の非係合位置(図21参照)に待機している。
工具交換に際して、ロックソレノイド139に通電された場合には、回動板141が反時計回りに回動して駆動レバー137を後方に押すので、駆動レバー137は案内軸138で案内されながら、圧縮コイルバネ140のバネ力に抗して係合位置(図20参照)に移動する。このとき、係合穴135aはテーパ状なので、ロックピン136がテーパを介して係合穴135aに容易に且つ確実に係合し、ミシン主軸24の回転がその最上位置においてロックされる。
次に、模様縫いミシン1の制御系について説明する。
図23に示すように、制御装置145は、CPU146とROM147とRAM148等を含むコピュータから構成されている。この制御装置145には、起動停止スイッチ150と、ミシン主軸24の回転角度を検出する主軸位相角センサ151と、第1位置検出センサ77と、第2位置検出センサ125と、ミシンモータ25の為の駆動回路155と、押え棒モータ152の為の駆動回路156と、X方向及びY方向駆動モータの10a,10b為の駆動回路157,158と、第1及び第2マガジンモータ80,88の為の駆動回路159,160と、第1及び第2回転用モータ120,132の為の駆動回路161,162と、第1及び第2上下動エアシリンダ105,130の為の駆動回路163,164と、ロックソレノイド139の為の駆動回路165とが夫々接続されている。
ROM147には、種々の模様縫いのデータだけでなく、加工布を切断線に沿って切断する切断用のデータ、ハトメを取り付ける取付け位置データ等、種々の縫製用データが記憶されている。ROM147には、更に、模様縫いに際して工具30,35,40,45を針棒チャック部12に装着し且つ工具50,55、60を押え棒チャック部14に装着する縫製用工具交換プログラム、加工布の切断に際してカッター用の工具40を針棒チャック部12に装着し且つカッター押え用の工具55を押え棒チャック部14に装着する切断用工具交換プログラム等、複数種類の工具交換プログラムが予め記憶されている。
これら複数の工具交換プログラムの各々には、第1,第2マガジンモータ80,88を夫々駆動して第1及び第2工具マガジン16,18を個別に回転駆動させるマガジン駆動制御と、第1,第2回転用モータ120,132を夫々駆動して第1及び第2交換アーム20A,22Aを個別に回転駆動させるとともに、第1,第2上下動エアシリンダ105,130を夫々駆動して第1及び第2交換アーム20A,22Aを個別に上下駆動させる交換駆動制御がセットにして予め記憶されている。
次に、このように構成された模様縫いミシン1の縫製動作について説明する。
模様縫いミシン1により各種の縫製動作を行なう場合、第1工具マガジン16に設けられた8つのマガジンチャック68には、複数種類の工具30,35,40,45が予め装着されている。第2工具マガジン18に設けられた8つのマガジンチャック68には、複数種類の工具50,55、60が予め装着されている。このとき、針棒チャック部12には工具30が装着されており、押え棒チャック部14には工具50が装着されているものとする。
縫針を工具本体32とする工具30が針棒チャック部12に装着されているときには、前述したように、工具ホルダ31の係合軸部31aが係合穴12dに係合し、しかも第1環状テーパ面31bが第1環状係合面12eに係合し且つ第2環状テーパ面31cが第2環状係合面12fに係合した状態で、針棒7が上下駆動される。この場合、第1環状テーパ面31bと第1環状係合面12eの水平面とのなす第1傾斜角度は夫々約45°であり、第2環状テーパ面31cと第2環状係合面12fの水平面とのなす第2傾斜角度は夫々約70°である。
即ち、縫製時に縫針が下降するときに発生する上向きの大きな荷重が工具ホルダ31に作用した場合でも、この大きな荷重を、第1傾斜角度を約45°とする第1環状係合面12eで確実に受け止めることができる。しかも、この大きな荷重を、第1傾斜角度よりも大きい第2傾斜角度を有する第2環状係合面12fで受け止めることにより、工具ホルダ31には、クサビ作用により針棒チャック部12に食い込むような進入力が作用する。それ故、工具ホルダ31を針棒チャック部12に、ガタツキを確実に解消して、確実に且つ堅固に装着することができる。
特に、針棒チャック部12に、カッターを工具本体42とする工具40を装着して使用する場合には、工具ホルダ41のホルダ中心線HCと工具本体42の工具中心線KCとがシフトしているので、針棒チャック部12には大きな曲げモーメントが作用する。しかし、前述したように、この曲げモーメントは、第2環状テーパ面31cのクサビ作用による食い込むような進入力の発生により、針棒チャック部12で確実に受け止めて解消することができる。
このように、針棒チャック部12に工具30を装着した場合、第1,第2環状係合面12e,12fによる2つの係合面の組合せにより工具ホルダ31を確実に受け止めることができる。即ち、針棒7の軸方向への荷重を第1環状係合面12eにより確実に受け止め、曲げモーメントによる荷重を第2環状係合面12fにより確実に受け止めることができる。
更に、これら2つの第1,第2環状係合面12e,12fの大きさを適宜組合せることにより、針棒チャック部12の幅方向寸法及び上下方向寸法を理想的に短く、つまり針棒チャック部12のコンパクト化が可能になる。しかも、工具30を針棒チャック部12に装着している状態での、工具ホルダ31の針棒チャック部12に対する食い込み力が大きくないので、工具ホルダ31が針棒チャック部12に過度に係合するのを確実に防止することができ、第1交換アーム20Aによる工具ホルダ31の針棒チャック部12からの下方への引き抜きを容易にすることができる。
そこで、第1交換アーム20Aにより、針棒チャック部12に既に装着されている工具30と、第1工具マガジン16に収納されている工具35とを交換する交換作業について、図24〜図29に基づいて説明する。
先ず、図1,図24−1,図24−2に示すように、第1交換アーム20Aが第1工具マガジン16の工具30,35,40,45に干渉しないように待機位置に待機している。このとき、第1上下動エアシリンダ105の退入駆動により、第1交換アーム20Aは上側の位置に上昇している。また、ロックソレノイド139が駆動され、前述したように、案内軸138と駆動レバー137が係合位置(図20参照)に移動して、ロックピン136がロック用ディスク板135の係合穴135aに係合するので、ミシン主軸24の回転がその最上位置においてロックされる。
この状態から、第1マガジンモータ80が駆動され、工具35が所定の交換位置に位置するように装着円板67が回転される。次に、図25−1,図25−2に示すように、第1回転用モータ120の駆動により、第1交換アーム20Aが反時計回りに約135°だけ回動し、第1工具マガジン16の交換位置に位置している工具35が第1交換アーム20Aの第1把持部96aに把持され、同時に、針棒チャック部12の工具30が第2把持部97aに把持される。
このとき、把持軸98は把持バネ100のバネ力に抗して一時的に内部に退避するが、直ぐに元の位置に復帰し、工具35は把持ローラ99により第1把持部96aにおいて確実に把持され、工具30は把持ローラ99により第2把持部97aにおいて確実に把持される。
その後、図26−1,図26−2に示すように、第1上下動エアシリンダ105が進出駆動されるので、第1交換アーム20Aが下側の位置に下降する。このとき、第1工具マガジン16の工具35が第1把持部96aに把持された状態でマガジンチャック68から、ボールロック機構を介して引き抜かれ、しかも工具30が第2把持部97aに把持された状態で針棒チャック部12から、ボールロック機構13を介して引き抜かれる。
次に、図27−1,図27−2に示すように、第1回転用モータ120の駆動により、第1交換アーム20Aが反時計回りに約180°に亙って回動し、第1把持部96aの工具35が針棒チャック部12の下側に移動し、第2把持部97aの工具30が、第1工具マガジン16の工具35が装着されていた交換位置の下側に移動する。
次に、図28−1,図28−2に示すように、第1上下動エアシリンダ105が退入駆動されて、第1交換アーム20Aが上側の位置に上昇する。このとき、工具35は第1交換アーム20Aの第1把持部96aに把持された状態で、針棒チャック部12に下側から装着され、しかも工具30は第2把持部97aに把持された状態で、第1工具マガジン16の交換位置のマガジンチャック68に下側から装着される。
この装着時に、工具本体36に有する位置決めキー(図示略)の上端部分が針棒チャック部12のキー溝12gに係合し、工具35の針棒チャック部12に対する取付け位相が合う。しかも、この工具ホルダ36の使用中における針棒チャック部12に対する回転拘束が行なわれる。
このとき、工具35の工具ホルダ36の係合軸部36aが係合穴12dに係合され、第1環状テーパ面36bが第1環状係合面12eに係合され、第2環状テーパ面36cが第2環状係合面12fに係合される。しかも、ボールロック機構13の鋼球13aは、圧縮コイルバネ13cのバネ力により環状凹溝36gの上側部位を押圧する。それ故、工具35は圧縮コイルバネ13cのバネ力により常に針棒チャック部12に押圧状態で装着されている。
その後、ロックソレノイド139への通電が停止され、案内軸138と駆動レバー137が圧縮コイルバネ13cのバネ力により非係合位置(図21参照)に移動するので、ミシン主軸24の最上位置におけるロックが解除される。最終的に、図29−1,図29−2に示すように、第1回転用モータ120の駆動により、第1交換アーム20Aが縫製の邪魔にならない待機位置に回動される。
一方、押え棒チャック部14に装着されている工具50と、第2工具マガジン18に収納されている工具55,60の何れかと、第2工具交換装置22の第2交換アーム22Aにより交換する場合については、前述したように、針棒チャック部12に装着されている工具30と、第1工具マガジン16に収納されている工具35,40,45の何れかとを、第1工具交換装置20の第1交換アーム20Aにより交換する場合と同様に交換される。それ故、その交換動作の説明を省略する。
但し、押え棒チャック部14に装着されている工具50を第1工具交換装置20により交換する場合には、押え棒モータ152が駆動されて、押え棒8が上昇位置に上昇している状態で行なわれる。そして、縫製が開始されると、押え棒モータ152の駆動により押え棒8が押圧位置に下降し、加工布が針板3A上に押圧される。
このように、押え足を工具本体52に有する工具50、カッター押えを工具本体57に有する工具55が押え棒チャック部14に装着されたときにも、同様に、これら工具50,55,・・・を押え棒チャック部14に、ガタツキを確実に解消して、確実に且つ堅固に装着することができる。
押え棒チャック部14に大きな曲げモーメントが作用する場合でも、第2環状テーパ面51c,56cのクサビ作用による食い込むような進入力の発生により、押え棒チャック部14で確実に受け止めて解消することができる。
更に、押え棒チャック部14に有する2つの第1,第2環状係合面の大きさを適宜組合せることにより、押え棒チャック部14の幅方向寸法及び上下方向寸法を理想的に短く、つまり押え棒チャック部14のコンパクト化が可能になる。しかも、工具50を押え棒チャック部14に装着している状態での、工具ホルダ51の押え棒チャック部14に対する食い込み力が大きくないので、工具ホルダ51が押え棒チャック部14に過度に係合するのを確実に防止することができ、第2交換アーム22Aによる工具50の下方への引き抜きを容易にすることができる。
このように、針棒7の下端部の針棒チャック部12と、押え棒8の下端部の押え棒チャック部14とを設け、第1工具マガジン16と第2工具マガジン18とを設け、更に、第1工具交換装置20と第2工具交換装置22とを設けたので、第1工具交換装置20により針棒チャック部12の工具30,35,40,45と第1工具マガジン16に収納された複数種類の工具30,35,40,45のうちの1つの工具とを迅速に且つ一気に交換することができる。
第2工具交換装置22により押え棒チャック部14の工具50,55、60と第2工具マガジン18に収納された複数種類の工具50,55、60のうちの1つの工具とを迅速に且つ一気に交換することができる。
また、第1工具交換装置20により針棒チャック部12の工具30,35,40,45を交換する際に、針棒7が最上位置に保持する為にミシン主軸24の回転をロックさせるロック機構26を設けたので、工具交換に際して、このロック機構26によりミシン主軸24が回転しないようにロックして針棒7の高さ位置を最上位置に位置決めすることができ、工具交換作業を迅速に且つ正確に行なうことができる。
更に、複数種類の工具30,35,40,45、50は、縫針と、加工布に描画する描画ペンと、加工布を切断する為のカッターと、加工布にハトメをプレスするハンマーと、布押えを夫々工具本体とするので、これらの工具30,35,40,45、50を組み合わせて用いることにより、加工布の縫製だけでなく、加工布の裁断、加工布に縫製線を描いたり印しを付ける、加工布にハトメをプレスする等、縫製に関連する種々の作業を行なうことができる。
次に、前記実施例を部分的に変更した変更形態について説明する。
1)第1,第2工具マガジン16,18の外周部に、9つ以上の複数のマガジンチャック68を均等距離おきに配置するようにしてもよい。
2)複数種類の工具として、丸や四角等、種々の形状の穴を加工布に開ける穴あけ具を有する工具、電熱を内蔵したヒーター棒を有する工具等、縫製作業に関連する種々の工具を使用するようにしてもよい。
3)ミシン主軸24の右端部には図示していないハンドプーリが設けられているので、ロックソレノイド139に通電されたときに、このハンドプーリに設けた係合穴に、ロックソレノイド139のプランジャを差し込むようにして、ロック機構を構成するようにしてもよい。
4)ミシンモータを直流サーボモータで構成し、このミシンモータの回転を電気的にロックさせるようにしてもよい。
5)本実施例では、模様縫いミシンについて説明したが、本縫いミシン等の各種のミシン、更には、上下方向向きの主軸の下端部に設けられたチャック部に、工具を装着した工具ホルダを着脱可能に装着するように構成した各種の加工装置に、本発明を適用し得ることは勿論である。
本発明の実施例に係る模様縫いミシンの斜視図である。 本発明の実施例に係る模様縫いミシンの正面図である。 本発明の実施例に係る模様縫いミシンの側面図である。 縫針を有する工具の斜視図である。 縫針を有する工具の縦断断面図である。 下端部に夫々チャック部を有する針棒と押え棒の斜視図である。 針棒チャック部の要部縦断断面図である。 針棒チャック部と縫針を有する工具の要部縦断断面図である。 描画ペンを有する工具の斜視図である。 カッターを有する工具の斜視図である。 ハトメプレスを有する工具の斜視図である。 押え足を有する工具の斜視図である。 カッター押えを有する工具の斜視図である。 ハトメホルダーを有する工具の斜視図である。 第1工具マガジンの平面図である。 第1工具マガジンの要部縦断側面図である。 第1工具交換装置の斜視図である。 第1工具交換装置の要部縦断側面図である。 第1交換アームの斜視図である。 模様縫いミシンのアーム部の内部構造を示す斜視図である。 ロック機構の要部を説明する説明図である。 ミシン主軸とロック用ディスク板の要部縦断側面図である。 模様縫いミシンの制御系のブロック図である。 待機状態の第1交換アームと針棒チャック部と第1工具マガジンの平面図である。 待機状態の第1交換アームと針棒チャック部と第1工具マガジンの正面図である。 工具把持状態の第1交換アームを含む図24−1相当図である。 工具把持状態の第1交換アームを含む図24−2相当図である。 工具把持状態で下降した第1交換アームを含む図24−1相当図である。 工具把持状態で下降した第1交換アームを含む図24−2相当図である。 工具把持状態で回転した第1交換アームを含む図24−1相当図である。 工具把持状態で回転した第1交換アームを含む図24−2相当図である。 工具把持状態で上昇した第1交換アームを含む図24−1相当図である。 工具把持状態で上昇した第1交換アームを含む図24−2相当図である。 待機状態の第1交換アームを含む図24−1相当図である。 待機状態の第2交換アームを含む図24−2相当図である。
符号の説明
1 模様縫いミシン
7 針棒
8 押え棒
12 針棒チャック部
14 押え棒チャック部
16 第1工具マガジン
18 第2工具マガジン
20 第1工具交換装置
20A 第1交換アーム
22 第2工具交換装置
22A 第2交換アーム
24 ミシン主軸
25 ミシンモータ
26 ロック機構
30 工具(縫針)
35 工具(描画ペン)
40 工具(カッター)
45 工具(ハトメプレス)
50 工具(押え足)
55 工具(カッター押え)
60 工具(ハトメホルダー)
96a 第1把持部
97a 第2把持部

Claims (5)

  1. ミシンモータによりミシン主軸を介して上下駆動される針棒と、加工布を押える押え足を装着する為の押え棒とを備えたミシンにおいて、
    前記針棒と押え棒の少なくとも1つの下端部に設けられたチャック部と、
    前記チャック部に着脱可能な複数種類の工具と、
    前記複数種類の工具を着脱可能に収納した工具マガジンと、
    前記チャック部に装着された工具と、前記工具マガジンに収納されている複数種類の工具のうちの1つの工具とを交換する工具交換装置と、
    を備えたことを特徴とするミシン。
  2. 前記工具交換装置は、前記チャック部に装着された工具と前記工具マガジンに収納されている1つの工具を夫々把持する1対の把持部を両端部に有する交換アームと、前記交換アームを上下動させる上下駆動機構と、前記交換アームを鉛直軸回りに回転させる回転駆動機構とを有することを特徴とする請求項1に記載のミシン。
  3. 前記針棒の下端部の針棒チャック部と前記押え棒の下端部の押え棒チャック部を設け、 前記針棒チャック部に装着する工具を収納した第1工具マガジンと、前記押え棒チャック部に装着する工具を収納した第2工具マガジンを設け、
    前記針棒チャック部に装着された工具と第1工具マガジンの工具を交換する第1工具交換装置と、前記押え棒チャック部に装着された工具と第2工具マガジンの工具とを交換する第2工具交換装置を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載のミシン。
  4. 前記第1工具交換装置により前記針棒チャック部の工具を交換する際に、前記針棒が最上位置に保持する為に前記ミシン主軸の回転をロックさせるロック機構を設けたことを特徴とする請求項3に記載のミシン。
  5. 前記複数種類の工具は、縫針、布押え、加工布を切断する為のカッター、加工布に描画する描画ペン、加工布にハトメをプレスするハンマーを含むことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のミシン。
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