JP2009011456A - 流路切換装置および内視鏡用給気・給液装置 - Google Patents

流路切換装置および内視鏡用給気・給液装置 Download PDF

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Abstract

【課題】簡単な操作で流路の切り換えを確実に行うことができるとともに、不本意な流体の混入を確実に防止することができる流路切換装置およびかかる流路切換装置を備える内視鏡用給気・給液装置を提供すること。
【解決手段】切換コック3は、口部312および口部313を有する筒状部311と、互いに連通する流路321および流路322を備え、口部312および口部313が流路321と連通する第1の位置と、口部312が流路322と連通する第2の位置とに変位可能な回転プラグ32と、回転プラグ32が第1の位置にあるとき流路322を遮断し、第2の位置にあるとき流路322の前記遮断を解除して、流路322を介して口部312を筒状部311の外側に開放する弁機構と、回転プラグ32を、その軸を中心に回転させるとともに、その軸方向に沿って移動させることにより、回転プラグ32が第1の位置と第2の位置とに変位する連動機構とを有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、流路切換装置および内視鏡用給気・給液装置に関するものである。
内視鏡では、一般に、外部の給水タンクに貯留された洗浄水を、給水タンク内に送り込まれる加圧空気の圧力を利用して、内視鏡の送水チャネルに供給し、この洗浄水により観察窓を洗浄することが行われる。
そして、検査終了後に、給水タンクの切換コック(流路切換装置)の流路を切換、加圧空気を内視鏡に供給して、送水チャネル内の水きりを行う(例えば、特許文献1参照)。
図10に示すように、特許文献1に記載の切換コック100は、その回転プラグ210に軸線と垂直方向に貫通形成された通水連通孔220を介して、上流側給水管300aと下流側給水管300bとが連通している。また、回転プラグ210には、通水連通孔220に対してT字状をなすように、通気連通孔230が形成されている。
一方、切換コック100のプラグ受け筒240の周壁部には、給水タンク内の空間(加圧空気の空間)と通水連通孔220とを連通し得る加圧空気導入孔250が形成されている。
そして、図10に示す状態では、加圧空気導入孔250と通水連通孔220との間は、回転プラグ210の外周面とプラグ受け筒240の内周面との嵌合面によってシールされた状態になっている。
しかしながら、部品製造時に、回転プラグ210とプラグ受け筒240との嵌合面を高精度に形成しないと、図10に示すような給水状態の時に加圧空気が嵌合面から下流側給水管300b内に空気が流入してしまうという問題があった。また、嵌合面を高精度に形成するのには、時間およびコストを要するという問題もある。
かかる問題を解決するものとして、例えば、特許文献2には、図11に示すような切換コック100が開示されている。
この切り換えコック100では、加圧空気導入孔250がプラグ受け筒240の周壁部ではなく、プラグ受け筒240の底壁部に開口して形成され、回転プラグ210に、通水連通孔220に連通するように形成された後端開口通気孔280とを一致させることにより、加圧空気が下流側給水管300b内に導入されるように構成されている。
これにより、回転プラグ210とプラグ受け筒240との接触面を大きくして、給水状態の時における加圧空気導入孔250と通水連通孔220との間からの空気の流入を低減している。
また、回転プラグ210の底面とプラグ受け筒240の底面との密着性を向上すべく、回転プラグ210の底面には、後端開口通気孔280の縁部に、Oリング290が設けられている。
ところが、このような切り換えコック100では、回転プラグ210の回転操作を行う毎に、Oリング290が加圧空気導入孔250を乗り越えて移動する。このため、Oリング290が磨耗して劣化し、空気が流入してしまうという問題がある。
実開平5−68501号公報 特開2002−177206号公報
本発明の目的は、簡単な操作で流路の切り換えを確実に行うことができるとともに、不本意な流体の混入を、長期に亘って確実に防止することができる流路切換装置、および、かかる流路切換装置を備える内視鏡用給気・給液装置を提供することにある。
このような目的は、下記(1)〜(17)の本発明により達成される。
(1) 筒状体で構成され、第1の口部および第2の口部を有する外部材と、
前記外部材の内部に挿入される内部材であって、互いに連通する第1の流路および第2の流路を備え、前記第1の口部および第2の口部が前記第1の流路と連通する第1の位置と、前記第1の口部が前記第2の流路と連通する第2の位置とに変位可能な内部材と、
前記内部材が前記第1の位置にあるとき、前記第2の流路を遮断し、前記第2の位置にあるとき、前記第2の流路の前記遮断を解除して、前記第2の流路を介して前記第1の口部を前記外部材の外側に開放する弁機構と、
前記内部材を、その軸を中心に回転させるとともに、その軸方向に沿って移動させることにより、前記内部材が前記第1の位置と前記第2の位置とに変位する連動機構とを有することを特徴とする流路切換装置。
これにより、簡単な操作で流路の切り換えを確実に行うことができるとともに、不本意な流体の混入を長期に亘って確実に防止することができる。
(2) 前記第1の口部と前記第2の口部とは、前記外部材に、互いに対向するように配置され、かつ貫通して形成されている上記(1)に記載の流路切換装置。
(3) 前記第1の流路は、その径方向に貫通して設けられている上記(1)または(2)に記載の流路切換装置。
(4) 前記連動機構は、前記内部材に設けられたカム溝と、前記外部材に設けられ、前記カム溝に係合するカムフォロアとで構成されている上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の流路切換装置。
(5) 前記外部材は、その一端側の開口を塞ぐように壁部が設けられ、該壁部と前記外部材との間に第3の口部が設けられており、
前記内部材が前記第2の位置にあるときに、前記第3の口部を介して、前記第2の流路が前記外部材の外側に開放する上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の流路切換装置。
(6) 前記第2の流路は、その一端が前記壁部側の端部に開口し、他端が前記第1の流路の径方向に延びて開口している上記(5)に記載の流路切換装置。
(7) 前記弁機構は、前記内部材の一端側でその外周部に設けられ、前記壁部に密着する弾性部材を備え、
前記内部材が前記第1の位置にあるとき、前記弾性部材が前記壁部の内面に密着して、前記第2の流路が前記外部材の外側に開放するのを遮断し、
前記内部材が前記第2の位置にあるとき、前記弾性部材が前記壁部の内面から離間して、前記第3の口部を介して、前記第2の流路が前記外部材の外側に開放するように構成されている上記(6)に記載の流路切換装置。
(8) 前記外部材は、その一端側で開口する第3の口部を備え、
前記内部材が前記第2の位置にあるとき、前記第3の口部を介して、前記第2の流路が前記外部材の外側に開放する上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の流路切換装置。
(9) 前記第2の流路は、その一端が前記内部材の外周部に開口し、他端が前記第1の流路の径方向に延びて開口している上記(8)に記載の流路切換装置。
(10) 前記内部材は、その一端側に前記第3の口部に対応する蓋部を備え、
前記弁機構は、前記蓋部の外周部に設けられ、前記外部材に密着する弾性部材を備え、
前記内部材が前記第1の位置にあるとき、前記弾性部材が前記外部材の前記一端側に密着して、前記第2の流路が前記外部材の外側に開放するのを遮断し、
前記内部材が前記第2の位置にあるとき、前記弾性部材が前記外部材の前記一端側から離間して、前記第2の流路が前記外部材の外側に開放するように構成されている上記(9)に記載の流路切換装置。
これにより、第3の口部を大きくすることができる。このため、目的とする流体をより確実に、さらにより効率よく第1の口部側から噴出させることができる。
(11) 筒状体で構成され、第1の口部および第2の口部と、前記第1の口部が連通する第2の流路とを有する外部材と、
前記外部材の内部に挿入され、第1の流路を備える内部材であって、前記第1の口部および第2の口部が前記第1の流路と連通する第1の位置と、前記第1の流路の前記第1の口部および第2の口部との連通を遮断する第2の位置とに変位可能な内部材と、
前記内部材が前記第1の位置にあるとき、前記第2の流路を遮断し、前記第2の位置にあるとき、前記第2の流路の前記遮断を解除して、前記一方の口部と前記外部材の外側とを前記第2の流路を介して連通する弁機構と、
前記内部材を、その軸を中心に回転させ、かつ、その軸方向に沿って移動させることにより、前記内部材の前記第1の位置と前記第2の位置とに変位する連動機構とを有することを特徴とする流路切換装置。
(12) 前記外部材は、その一端側で開口する第3の口部を備え、
前記内部材が前記第2の位置にあるとき、前記第3の口部を介して、前記第2の流路が前記外部材の外側に開放する上記(11)に記載の流路切換装置。
(13) 前記内部材は、その一端側に前記第3の口部に対応する蓋部を備え、
前記弁機構は、前記蓋部の外周部に設けられ、前記外部材に密着する弾性部材を備え、
前記内部材が前記第1の位置にあるとき、前記弾性部材が前記外部材の前記一端側に密着して、前記第2の流路が前記外部材の外側に開放するのを遮断し、
前記内部材が前記第2の位置にあるとき、前記弾性部材が前記外部材の前記一端側から離間して、前記第2の流路が前記外部材の外側に開放するように構成されている上記(12)に記載の流路切換装置。
(14) 前記第2の流路は、その一端が、前記弾性部材が前記外部材に密着する密着部より内側に開口し、他端が前記第1の口部で開口している上記(13)に記載の流路切換装置。
これにより、内部材の構成の簡略化を図ることができるため、流路切換装置の製造コストの削減を図ることができる。
(15) 一端側が前記第1の口部に接続された第1のチューブと、一端側が前記第2の口部に接続された第2のチューブとを備える上記(1)ないし(14)のいずれかに記載の流路切換装置。
(16) 前記第1のチューブは、前記第1の口部に連通する内側チューブと、該内側チューブの外側に設けられた外側チューブとを備える2重チューブで構成されている上記(15)に記載の流路切換装置。
(17) 液体を貯留可能な貯留空間を備える容器と、該容器に設けられた請求項16に記載の流路切換装置と、前記貯留空間内に気体を供給する送気手段が接続される接続部とを有し、前記第1のチューブを内視鏡に接続し、前記第2のチューブを前記貯留空間内に貯留された液体に挿入して使用されることを特徴とする内視鏡用給気・給液装置。
これにより、簡単な操作で流路の切り換えを確実に行うことができるとともに、液体を供給する際に、不本意に空気(気体)が混入してしまうのを確実に防止して、内視鏡に液体を供給することができない等の不都合を好適に防止することができる。
本発明によれば、簡単な操作で流路の切り換えを確実に行うことができるとともに、不本意な流体(例えば、空気等)の混入を、長期に亘って確実に防止し得る流路切換装置が得られる。かかる流路切換装置は、内視鏡用給気・給液装置への適用に限られず、各種のものに適用可能である。
以下、本発明の流路切換装置および内視鏡用給気・給液装置に示す好適実施形態に基づいて詳細に説明する。
なお、以下では、本発明の流路切換装置を、内視鏡用の給液ボトル(内視鏡用給気・給液装置)の切換コックに適用した場合を代表に説明する。
<第1実施形態>
まず、第1実施形態の給液ボトルについて説明する。
図1は、第1実施形態の給液ボトルを内視鏡に接続した状態を示す模式図、図2は、図1に示す給液ボトルの側面図、図3は、図1に示す給液ボトルの上部断面図、図4および図5は、それぞれ、図1〜図3に示す給液ボトルが備える切換コックの拡大断面図である。
図1に示すように、内視鏡90は、体腔内に挿入される挿入部91と、挿入部91の湾曲操作を含む内視鏡90全体の操作を行う操作部92とを備える。
この内視鏡90に、給液ボトル(本発明の内視鏡用給気・給液装置)1が接続され、また、この給液ボトル1には、図示されない光源装置に設けられた送気ポンプ(送気手段)80が接続されている。これにより、給液ボトル1内に、送気ポンプ80によって、空気等の気体が供給され、その内部が加圧される。
また、内視鏡90の挿入部91は、その先端に先端部94を有しており、この先端部94には、送気ノズル95と送液ノズル96とが突設されている。そして、送気ポンプ80と送気ノズル95とは、給液ボトル1の頭部を介して送気チャネル97によって接続され、給液ボトル1内に貯留された液体と送液ノズル96とは、送液チャネル98によって接続されている。
操作部92には、送気・送液の切換え操作を行うための送気・送液ボタン(流路切換ボタン)99が設けられ、この送気・送液ボタン99に、送気チャネル97および送液チャネル98の双方の途中が接続されている。
図2および図3に示す給液ボトル1は、容器2と、容器2に設けられた切換コック3と、切換コック3に接続された第1のチューブ4および第2のチューブ5とを有している。本実施形態では、切換コック3および各チューブ4、5により、本発明の流路切換装置が構成されている。
容器2は、その内部に液体貯留空間21を有している。この液体貯留空間21には、内視鏡90に供給される液体が貯留される。この液体としては、例えば、水、特に、滅菌水のような洗浄液等が挙げられる。
図2および図3に示すように、容器2は、有底筒状の容器本体22と、この容器本体22に装着される蓋23とを有している。蓋23は、パッキン24を介して容器本体22に対して螺合により装着される。この状態で、容器2の内部には、液体貯留空間21が画成される。
また、蓋23の側面には、接続管221が側方に向かって突出して設けられている。この接続管221を介して、前述した送気ポンプ80が給液ボトル1に接続される。
蓋23のほぼ中央部には、開口部231が形成されており、この開口部231に、後述する第1のチューブ4の内側チューブ41が挿通される。
また、蓋23の上面には、開口部231を囲むようにして、円筒状の接続部232が上方に向かって突出して設けられている。この接続部232には、後述する第1のチューブ4の外側チューブ42が接続(固定)されている。これにより、給液ボトル1の液体貯留空間21と外側チューブ42とが連通している。
また、蓋23は、鉛直方向の途中に、その外径が縮径した縮径部233を有している。この縮径部233には、保護キャップ9が嵌合により固定されている。保護キャップ9は、例えば、第1のチューブ4と給液ボトル1との接合部(保護キャップ9が設けられる付近)における、第1のチューブ4の折れ等を防止する機能を有する。
容器2(容器本体22および蓋23)の構成材料としては、特に限定されないが、例えば、ポリサルフォン、ポリフェニールサルフォン、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリメチルペンテン(TPX)等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせたものが好適に用いられる。これらのものは、耐薬品性に優れるとともに、オートクレーブ滅菌による耐熱性、耐圧性および耐スチーム性等に優れるものである。
このような容器2(本実施形態では、蓋23)の内側には、その側部の鉛直方向の途中に、切換コック3が設けられている。
図4および図5に示す、本実施形態の切換コック3は、有底筒状のプラグ受け31と、プラグ受け31内部に挿入された回転プラグ(内部材)32とを有している。なお、図4(b)は、図4(a)中のA−A線断面図、図5(b)は、図5(a)中のB−B線断面図である。
これらの図に示すように、プラグ受け31は、筒状体で構成される筒状部(外部材)311と、この筒状部311の左側(一端側)の開口を塞ぐように設けられた壁部(底部)319とを備えるプラグ受け本体31aと、プラグ受け本体31aを蓋23に対して固定するリング状固定部材31bとで構成されている。
筒状部311の周壁部には、その長手方向の途中に、第1の口部312と第2の口部313とが互いに対向するように配置され、かつ貫通して形成されている。
第1の口部312には、第1のチューブ4の内側チューブ41の一端が接続(固定)され、一方、第2の口部313には、第2のチューブ5の一端が接続(固定)されている。
また、図4および図5に示すように、筒状部311(プラグ受け本体31a)の右側端部には、外周が縮径した縮径部314が形成されている。縮径部314の外周面には、ネジ311aが形成され、リング状固定部材31bの内周面には、ネジ311aに螺合するネジ311bが形成されている。
一方、容器2が有する蓋23には、その側部の途中に、鉛直方向に直交する貫通孔234が形成されている。この貫通孔234に、筒状部311の右側端部を挿通し、当該部分にリング状固定部材31bを螺合することにより、プラグ受け本体31a(切換コック3)が蓋23に対して固定されている。
また、筒状部311には、縮径部314との境界部に段差部が形成され、段差部の端面には、リング状の凹部315が形成されている。この凹部315には、Oリング(弾性部材)34が蓋23の内面に密着するように設けられている。これにより、プラグ受け本体31aと蓋23との間の気密性が保持されている。
このOリング34、後述するOリング35〜37の構成材料(弾性材料)としては、それぞれ、例えば、フッ素系ゴム、シリコーンゴム等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
図4および図5に示すように、筒状部311と壁部319との間、すなわち筒状部311の左側端部の周壁部には、複数の第3の口部316が貫通して形成されている。
また、筒状部311の途中には、ネジ溝が形成されたネジ孔317が貫通して形成されている。このネジ孔317には、先端部が筒状部311の内側に突出するようにしてネジ38が螺合により固定(挿入)されている。
筒状部311の左側には、その開口を塞ぐように、壁部319が設けられている。壁部319のほぼ中央部には、回転プラグ32の左側端部を収納可能な凹部318が形成されている。
このようなプラグ受け31内には、円柱状の回転プラグ(内部材)32が挿入されている。
この回転プラグ32は、その内部に、その径方向に貫通する直線状の第1の流路321と、この第1の流路321の途中で互いに連通し、縦断面がほぼL字状をなす第2の流路322とを備えている。
第2の流路322は、その一端が回転プラグ32の左端(壁部319側の端部)に開口し、他端が第1の流路321径方向に延びて、回転プラグ32の長手方向の途中に開口している。
また、第2の流路322は、互いに連通する位置において、第1の流路321に対して半ピッチ分(第1の流路321の幅の半分)だけ、ズレて設けられている。
第1の口部312および第2の口部313は、第1の流路321と連通することができ、一方、第1の口部312は、第2の流路322と連通することができる。
また、回転プラグ32の外周面には、2つのリング状の凹部323、324が形成されている。これら各凹部323、324は、第1の流路321を介して、互いに反対側に位置している。
さらに、これらの凹部323、324には、それぞれ、プラグ受け31(筒状部311)の内周面に密着するOリング(弾性部材)35、36が設けられている。これにより、プラグ受け31と回転プラグ32との間の気密性が保持されている。
また、図4および図5に示すように、回転プラグ32の左側(一端側)端部には、その外周部を取り囲むように、リング状の凹部(Oリング装着部)325が形成されている。
この凹部325には、プラグ受け31の壁部319の内面に密着するOリング(弾性部材)37が設けられている。
Oリング37が壁部319の内面に密着すること(図4参照)により、第2の流路322が第3の口部316を介してプラグ受け31の外側に開放するのが遮断される。
一方、Oリング37が壁部319の内面から離脱(離間)すること(図5参照)により、第2の流路322の前記遮断が解除して、第3の口部316を介して、第2の流路322がプラグ受け31の外側に開放する。これにより、この第2の流路322を介して第1の口部312をプラグ受け31の外側に開放することができる。
すなわち、本実施形態では、このようなOリング37および壁部319の内面(右側面)により、第2の流路322を遮断およびその遮断を解除する弁機構の主要部が構成されている。
以下、図4に示す状態、すなわち、第1の口部312および第2の口部313が第1の流路321と連通する位置に、回転プラグ32が配置している場合に、回転プラグ32が「第1の位置」にあると言う。
一方、図5に示す状態、すなわち、第1の口部312が第2の流路322と連通する位置に、回転プラグ32が配置している場合に、回転プラグ32が「第2の位置」にあると言う。
また、回転プラグ32の外周面には、螺旋に沿った形状の(回転プラグ32の軸に対して傾斜した)溝(カム溝)326が形成されている。この溝326には、筒状部311に螺合により固定されたネジ(カムフォロア)38の先端部が係合するように挿入されている。
このため、回転プラグ32をプラグ受け31に対して相対的に回転させると、溝326がネジ38に案内される。これにより、回転プラグ32は、プラグ受け31の筒状部311の軸を中心に回転するとともに、その軸方向に沿ってスライド(移動)する。その結果、回転プラグ32が第1の位置と第2の位置とに変位する。
このように、本実施形態では、回転プラグ32に設けられた溝326と、筒状部311に設けられ、溝326に係合するネジ38により、回転プラグ32を第1の位置と第2の位置とに変位する連動機構が構成される。
図3および図4に示すように、回転プラグ32の右端には、操作バー(操作部)33が設けられている。この操作バー33を捻る操作(回転操作)を行うと、回転プラグ32をプラグ受け31の筒状部311に対して回転とともにスライドさせることができる。
このような切換コック3(プラグ受け31、回転プラグ32および操作バー33)の構成材料としては、各種の硬質材料が使用可能である。かかる硬質材料としては、特に限定されないが、例えば、SUS303、SUS304のようなステンレス鋼等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
切換コック3には、第1のチューブ4および第2のチューブ5が、それぞれ接続されている。
第1のチューブ4は、内側チューブ41と、この内側チューブ41の外側に設けられた外側チューブ42とを備える2重チューブで構成されている。
内側チューブ41は、その一端が第1の口部312に連通するように、切換コック3に接続され、外側チューブ42は、その一端が蓋23の接続部232に接続されている。
また、内側チューブ41および外側チューブ42は、その他端で一体となって、内視鏡90に接続する接続部43が設けられ、この接続部43を内視鏡90に接続することにより、内側チューブ41が送液チャネル98に連通し、外側チューブ42が送気チャネル97に連通している。
一方、第2のチューブ5は、その一端が第2の口部313に連通するように、切換コック3に接続され、他端が容器2(液体貯留空間21)内に貯留された液体中に浸漬(挿入)されている。
次に、給液ボトル1の作用(使用方法)について説明する。
[1] まず、容器本体22(液体貯留空間21)内に水(洗浄水)を貯留する。
[2] 次に、容器本体22に蓋23を装着して、第2のチューブ5の他端(下端)を前記水内に挿入(浸漬)する。これにより、給液ボトル1の準備が完了する。
[3] 次に、給液ボトル1の接続部43を内視鏡90に接続する。これにより、内側チューブ41が送液チャネル98に連通し、外側チューブ42が送気チャネル97に連通する。
[4] 次に、給液ボトル1の接続管221を、内視鏡光源装置(図示せず)が備える送気ポンプ80に接続する。そして、送気ポンプ80を作動させることにより、給液ボトル1の液体供給空間21内に、例えば圧縮空気を送る。
[5] この状態で、内視鏡90により体腔内の検査を行う。このとき、給液ボトル1の操作バー33を立てた状態(図2(b)および図4)としておく。すなわち、回転プラグ32を第1の位置としておく。
これにより、Oリング37が壁部319の内面に密着して、弁機構は閉じられた状態となり、第2の流路322が第3の口部316を介して、プラグ受け31の外側に開放するのが遮断される。このように、Oリング37が壁部319の内面に密着して弁機構が閉塞するので、密閉性(閉塞性)が極めて高い。一方、第1の口部312および第2の口部313が第1の流路321と連通する。
[6] この回転プラグ32が第1の位置にある状態では、送気・送液ボタン99の先端口部を指で塞ぐことにより、外側チューブ42および送気チャネル97を介して圧縮空気を送気ノズル95から噴出させることができる。
また、送気・送液ボタン99を操作部92に対して押し込んで、チャネルが切り換ることにより、外側チューブ42と送気チャネル97の連通が解除されることにより、内側チューブ41および送液チャネル98を介して、圧縮空気により加圧された液体供給空間21内の液体を送液ノズル96から噴出させることができる。
本発明によれば、送液ノズル96から液体を噴出させる際に、圧縮空気が不本意に混入するのを防止することができる。その結果、送液ノズル96から液体を噴出することができないこと等の不都合が防止される。
これにより、内視鏡90の先端レンズに付着した異物等を除去、乾燥等して、鮮明な画像を観察することができる。
[7] 一方、送気・送液ボタン99を操作部92に対して押し込んだ状態で、給液ボトル1の操作バー33を倒した状態(図2(c)、図5)とする。すなわち、切換コック3を切り換える。
操作レバーを立てた状態から倒した状態とすると、連動機構の作用により、回転プラグ32が回転するとともに、図4および図5中、右方向にスライド(移動)する。これにより、回転プラグ32が第2の位置に位置することとなる。
このとき、Oリング37が壁部319の内面から離脱して、第2の流路322の弁機構による遮断が解除される。これにより、第2の流路322を介して、第1の口部312をプラグ受け31の外側に開放する。一方、これと同時に、第1の口部312および第2の口部313と第1の流路321との連通が阻止されるようになる。
また、このとき、圧縮空気は、第3の口部316、第2の流路322、内側チューブ41および送液チャネル98を介して、圧縮空気を送液ノズル96から噴出させる。これにより、送液チャネル98内に残存する水(液体)を内視鏡90内から排出することができる。
このような切り換え操作は、簡単な操作で、極めて容易に行うことができる。また、切り換え操作の際に、Oリング35、36、37が口部312、313、316等を乗り越えて移動することがないため、Oリング35、36、37の磨耗による劣化を確実に防止することができる。その結果、内側チューブ41への不本意な空気の混入を、長期に亘って確実に防止することができる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態の給液ボトルについて説明する。
図6および図7は、それぞれ、第2実施形態の給液ボトルが備える切換コックの拡大断面図である。なお、図6(b)は、図6(a)中のC−C線断面図、図7(b)は、図7(a)中のD−D線断面図である。
以下、第2実施形態の給液ボトルについて説明するが、前記第1実施形態の給液ボトルとの相違点を中心に説明し、同様の事項は、その説明を省略する。
第2実施形態の給液ボトル1は、切換コック3(特に、弁機構)の構成が異なり、それ以外は、前記第1実施形態の給液ボトル1と同様である。
プラグ受け31(プラグ受け本体31a)は、筒状部311で構成され、その左側(一端側)の端部は開口しており、当該部分が第3の口部316を構成している。
回転プラグ32は、プラグ受け本体31aの第3の口部316から左側(一端側)に突出しており、この突出部およびその近傍は、外径が拡径することにより、第3の口部316の形状に対応した拡径部(蓋部)310を構成している。
この拡径部310の外周面には、リング状の凹部(Oリング装着部)325が形成され、この凹部325内にOリング37が装着され、このOリング37が第3の口部316近傍(一端側)において筒状部311に対して、密着および離間可能なように構成されている。
すなわち、本実施形態では、このような筒状部311の第3の口部316近傍および拡径部310に設けられたOリング37により、第2の流路322と第3の口部316とを連通および遮断する弁機構の主要部が構成されている。
また、回転プラグ32の拡径部310の境界付近において、第2の流路322に一端が回転プラグ32の外周部に開口している。
このような切換コック3において、図6に示すように、回転プラグ32が第1の位置にあるとき、第1の口部312および第2の口部313が第1の流路321と連通する。そして、弁機構の作用により、Oリング37が第3の口部316近傍に密着して、第2の流路322が第3の口部316を介して、プラグ受け31の外側に開放するのを遮断する。
一方、操作バー33を操作すると、連動機構の作用により、プラグ受け31に対して回転プラグ32が回転するとともにスライドし、図7に示すように、回転プラグ32が第2の位置に位置する。
このように回転プラグ32が第2の位置にあるとき、第1の口部312が第2の流路322と連通するとともに、第1の流路321の第1の口部312および第2の口部313との連通を阻止する。そして、弁機構の作用により、Oリング37が筒状部311の第3の口部316近傍から離間して、第3の口部316を介して、第2の流路322がプラグ受け31の外側に開放する。
このような構成により、圧縮空気を取り入れる第3の口部を大きくすることができる。このため、圧縮空気を、第3の口部316、第2の流路322、第1の口部312、内側チューブ41および送液チャネル98を介して、圧縮空気をより確実に、さらにより効率よく送液ノズル96から噴出させることができる。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態の給液ボトルについて説明する。
図8および図9は、それぞれ、第3実施形態の給液ボトルが備える切換コックの拡大断面図である。なお、図8(b)は、図8(a)中のE−E線断面図、図9(b)は、図9(a)中のF−F線断面図である。
以下、第3実施形態の給液ボトルについて説明するが、前記第2実施形態の給液ボトルとの相違点を中心に説明し、同様の事項は、その説明を省略する。
第3実施形態の給液ボトル1は、切換コック3(第2の流路322)の構成が異なり、それ以外は、前記第2実施形態の給液ボトル1と同様である。
すなわち、第2の流路322は、プラグ受け本体31aにおいて筒状部311の軸方向に沿って形成されている。そして、その一端が第3の口部316近傍で、かつOリング37が筒状部311に密着する密着部より内側に開口し、他端が第1の口部312(内側チューブ41)に連通するように、その側面で開口している。
このような切換コック3において、図8に示すように、回転プラグ32が第1の位置にあるとき、第1の口部312および第2の口部313が第1の流路321と連通する。そして、弁機構の作用により、Oリング37が第3の口部316近傍に密着して、第2の流路322が第3の口部316を介して、プラグ受け31の外側に開放するのを遮断する。
一方、操作バー33を操作すると、連動機構の作用により、プラグ受け31に対して回転プラグ32が回転するとともにスライドし、図9に示すように、回転プラグ32が第2の位置に位置する。
このように回転プラグ32が第2の位置にあるとき、第1の流路321の第1の口部312および第2の口部313との連通を阻止する。そして、弁機構の作用により、Oリング37が筒状部311の第3の口部316近傍から離間して、第3の口部316を介して、第2の流路322がプラグ受け31の外側に開放する。
このような構成により、回転プラグ32の構成の簡略化を図ることができ、切換コック3の製造コストの削減、ひいては給液ボトル1の製造コストの削減を図ることができる。
以上、本発明の流路切換装置および内視鏡用給気・給液装置を図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、各構成は、同様の機能を発揮し得る任意のものと置換することができ、あるいは、任意の構成のものを付加することができる。
また、前記実施形態では、本発明を液体と気体との切換に適用するものとして説明したが、本発明は、気体と気体との切換、液体と液体との切換等に適用することができる。
第1実施形態の給液ボトルを内視鏡に接続した状態を示す模式図である。 図1に示す給液ボトルの側面図である。 図1に示す給液ボトルの上部断面である。 図2に示す給液ボトルが示す切換コックの拡大断面図である。 図2に示す給液ボトルが示す切換コックの拡大断面図である。 第2実施形態の給液ボトルが示す切換コックの拡大断面図である。 第2実施形態の給液ボトルが示す切換コックの拡大断面図である。 第3実施形態の給液ボトルが示す切換コックの拡大断面図である。 第3実施形態の給液ボトルが示す切換コックの拡大断面図である。 従来例を示す図である。 従来例を示す図である。
符号の説明
1 給液ボトル
2 容器
21 液体貯留空間
221 接続管
22 容器本体
23 蓋
231 開口部
232 接続部
233 縮径部
234 貫通孔
24 パッキン
3 切換コック
31 プラグ受け
311 筒状部
312 第1の口部
313 第2の口部
314 縮径部
311a ネジ
315 凹部
316 第3の口部
317 ネジ孔
318 凹部
319 壁部
310 拡径部
31a プラグ受け本体
31b リング状固定部材
311b ネジ
32 回転プラグ
321 第1の流路
322 第2の流路
323 凹部
324 凹部
325 凹部
326 溝
33 操作バー
34 Oリング
35 Oリング
36 Oリング
37 Oリング
38 ネジ
4 第1のチューブ
41 内側チューブ
42 外側チューブ
43 接続部
9 保護キャップ
80 送気ポンプ
90 内視鏡
91 挿入部
92 操作部
94 先端部
95 送気ノズル
96 送液ノズル
97 送気チャネル
98 送液チャネル
99 送気・送液ボタン
100 切換コック
210 回転プラグ
220 通水連通孔
230 通気連通孔
240 プラグ受け筒
250 加圧空気導入孔
280 後端開口通気孔
290 Oリング
300a 上流側給水管
300b 下流側給水管

Claims (17)

  1. 筒状体で構成され、第1の口部および第2の口部を有する外部材と、
    前記外部材の内部に挿入される内部材であって、互いに連通する第1の流路および第2の流路を備え、前記第1の口部および第2の口部が前記第1の流路と連通する第1の位置と、前記第1の口部が前記第2の流路と連通する第2の位置とに変位可能な内部材と、
    前記内部材が前記第1の位置にあるとき、前記第2の流路を遮断し、前記第2の位置にあるとき、前記第2の流路の前記遮断を解除して、前記第2の流路を介して前記第1の口部を前記外部材の外側に開放する弁機構と、
    前記内部材を、その軸を中心に回転させるとともに、その軸方向に沿って移動させることにより、前記内部材が前記第1の位置と前記第2の位置とに変位する連動機構とを有することを特徴とする流路切換装置。
  2. 前記第1の口部と前記第2の口部とは、前記外部材に、互いに対向するように配置され、かつ貫通して形成されている請求項1に記載の流路切換装置。
  3. 前記第1の流路は、その径方向に貫通して設けられている請求項1または2に記載の流路切換装置。
  4. 前記連動機構は、前記内部材に設けられたカム溝と、前記外部材に設けられ、前記カム溝に係合するカムフォロアとで構成されている請求項1ないし3のいずれかに記載の流路切換装置。
  5. 前記外部材は、その一端側の開口を塞ぐように壁部が設けられ、該壁部と前記外部材との間に第3の口部が設けられており、
    前記内部材が前記第2の位置にあるときに、前記第3の口部を介して、前記第2の流路が前記外部材の外側に開放する請求項1ないし4のいずれかに記載の流路切換装置。
  6. 前記第2の流路は、その一端が前記壁部側の端部に開口し、他端が前記第1の流路の径方向に延びて開口している請求項5に記載の流路切換装置。
  7. 前記弁機構は、前記内部材の一端側でその外周部に設けられ、前記壁部に密着する弾性部材を備え、
    前記内部材が前記第1の位置にあるとき、前記弾性部材が前記壁部の内面に密着して、前記第2の流路が前記外部材の外側に開放するのを遮断し、
    前記内部材が前記第2の位置にあるとき、前記弾性部材が前記壁部の内面から離間して、前記第3の口部を介して、前記第2の流路が前記外部材の外側に開放するように構成されている請求項6に記載の流路切換装置。
  8. 前記外部材は、その一端側で開口する第3の口部を備え、
    前記内部材が前記第2の位置にあるとき、前記第3の口部を介して、前記第2の流路が前記外部材の外側に開放する請求項1ないし4のいずれかに記載の流路切換装置。
  9. 前記第2の流路は、その一端が前記内部材の外周部に開口し、他端が前記第1の流路の径方向に延びて開口している請求項8に記載の流路切換装置。
  10. 前記内部材は、その一端側に前記第3の口部に対応する蓋部を備え、
    前記弁機構は、前記蓋部の外周部に設けられ、前記外部材に密着する弾性部材を備え、
    前記内部材が前記第1の位置にあるとき、前記弾性部材が前記外部材の前記一端側に密着して、前記第2の流路が前記外部材の外側に開放するのを遮断し、
    前記内部材が前記第2の位置にあるとき、前記弾性部材が前記外部材の前記一端側から離間して、前記第2の流路が前記外部材の外側に開放するように構成されている請求項9に記載の流路切換装置。
  11. 筒状体で構成され、第1の口部および第2の口部と、前記第1の口部が連通する第2の流路とを有する外部材と、
    前記外部材の内部に挿入され、第1の流路を備える内部材であって、前記第1の口部および第2の口部が前記第1の流路と連通する第1の位置と、前記第1の流路の前記第1の口部および第2の口部との連通を遮断する第2の位置とに変位可能な内部材と、
    前記内部材が前記第1の位置にあるとき、前記第2の流路を遮断し、前記第2の位置にあるとき、前記第2の流路の前記遮断を解除して、前記一方の口部と前記外部材の外側とを前記第2の流路を介して連通する弁機構と、
    前記内部材を、その軸を中心に回転させ、かつ、その軸方向に沿って移動させることにより、前記内部材の前記第1の位置と前記第2の位置とに変位する連動機構とを有することを特徴とする流路切換装置。
  12. 前記外部材は、その一端側で開口する第3の口部を備え、
    前記内部材が前記第2の位置にあるとき、前記第3の口部を介して、前記第2の流路が前記外部材の外側に開放する請求項11に記載の流路切換装置。
  13. 前記内部材は、その一端側に前記第3の口部に対応する蓋部を備え、
    前記弁機構は、前記蓋部の外周部に設けられ、前記外部材に密着する弾性部材を備え、
    前記内部材が前記第1の位置にあるとき、前記弾性部材が前記外部材の前記一端側に密着して、前記第2の流路が前記外部材の外側に開放するのを遮断し、
    前記内部材が前記第2の位置にあるとき、前記弾性部材が前記外部材の前記一端側から離間して、前記第2の流路が前記外部材の外側に開放するように構成されている請求項12に記載の流路切換装置。
  14. 前記第2の流路は、その一端が、前記弾性部材が前記外部材に密着する密着部より内側に開口し、他端が前記第1の口部で開口している請求項13に記載の流路切換装置。
  15. 一端側が前記第1の口部に接続された第1のチューブと、一端側が前記第2の口部に接続された第2のチューブとを備える請求項1ないし14のいずれかに記載の流路切換装置。
  16. 前記第1のチューブは、前記第1の口部に連通する内側チューブと、該内側チューブの外側に設けられた外側チューブとを備える2重チューブで構成されている請求項15に記載の流路切換装置。
  17. 液体を貯留可能な貯留空間を備える容器と、該容器に設けられた請求項16に記載の流路切換装置と、前記貯留空間内に気体を供給する送気手段が接続される接続部とを有し、前記第1のチューブを内視鏡に接続し、前記第2のチューブを前記貯留空間内に貯留された液体に挿入して使用されることを特徴とする内視鏡用給気・給液装置。
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