JP2016182264A - 内視鏡リプロセッサ - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の内視鏡に対してリプロセスを施す内視鏡リプロセッサにおいて、内視鏡の数に応じて接続部に接続する内視鏡接続具の数を変更する作業を不要とするリプロセッサを提供する。
【解決手段】内視鏡を配置する処理槽と、流体を送出する流体送出部と、内視鏡の口金に接続するための内視鏡接続具の第1端部70aと接続可能に処理槽内に露出しており、流体送出部から送出された流体を吐出する第1接続部16aと、内視鏡接続具の第1端部と接続可能に処理槽内に露出しており、流体送出部から送出された流体を吐出する第2接続部16bと、流体送出部と、第1接続部および第2接続部とを接続する分岐管路と、処理槽内に露出しており、内視鏡接続具の第2端部70bと接続可能であり、第2端部を狭窄または閉塞するダミー接続部18と、を含む。
【選択図】図3

Description

本発明は、複数の内視鏡に流体を用いた処理を施す内視鏡リプロセッサに関する。
医療分野において使用される内視鏡は、使用後に例えば洗浄液や消毒液等の流体を用いたリプロセスが施され必要がある。そして、内視鏡に自動的にリプロセス処理を施す内視鏡リプロセッサが知られている。例えば特開2009−131296号公報には、複数の内視鏡を処理槽内に配置し、複数の内視鏡に対してリプロセスを施す内視鏡リプロセッサが開示されている。
内視鏡にリプロセスを施す場合には、内視鏡が有する管路内等の内部にも流体を送り込む必要がある。そこで内視鏡リプロセッサには、流体を送出する流体送出部と、内視鏡の内部に連通する口金に接続するための内視鏡接続具の第1端部が接続可能であって流体送出部から送出された流体を吐出する接続部と、が配設される。内視鏡にリプロセスを施す場合には、流体送出部から送出された流体が接続部および内視鏡接続具を経由して口金に送り込まれる。
複数の内視鏡に対してリプロセスを施す内視鏡リプロセッサでは、処理槽内に配置可能な内視鏡の数に応じて複数の接続部が配設される。個々の接続部は、内視鏡接続具の第1端部が接続されていない状態では閉塞される構成を有している。複数の内視鏡に対してリプロセスを施す内視鏡リプロセッサにおいて、処理槽内に配置可能な内視鏡の最大数よりも少ない数の内視鏡にリプロセスを施す場合には、内視鏡の口金に接続されない内視鏡接続具を接続部から取り外すことにより、リプロセスで使用しない接続部を閉塞する。
特開2009−131296号公報
前述のように、複数の内視鏡に対してリプロセスを施す内視鏡リプロセッサでは、処理槽内に配置する内視鏡の増減に応じて、接続部に内視鏡接続具を脱着する作業が必要であり作業が煩雑となる。例えば、作業者が誤って、内視鏡の口金に接続されない内視鏡接続具を接続部に接続したままでリプロセスを開始してしまうと、内視鏡の口金に接続されていない接続部から流体が流れ出す抵抗の方が、内視鏡の口金に接続されている接続部から流体が流れ出す抵抗よりも低いため、内視鏡の口金内に流体が所定の流量で流れ込まない可能性がある。
本発明は、上述した問題点を解決するものであって、複数の内視鏡に対してリプロセスを施す内視鏡リプロセッサにおいて、内視鏡の数に応じて接続部に接続する内視鏡接続具の数を変更する作業を不要とすることを目的とする。
本発明の一態様による内視鏡リプロセッサは、内視鏡を配置する処理槽と、流体を送出する流体送出部と、前記内視鏡の口金に接続するための内視鏡接続具の第1端部と接続可能に前記処理槽内に露出しており、前記流体送出部から送出された流体を吐出する第1接続部と、前記内視鏡接続具の第1端部と接続可能に前記処理槽内に露出しており、前記流体送出部から送出された流体を吐出する第2接続部と、前記流体送出部と、前記第1接続部および前記第2接続部とを接続する分岐管路と、前記処理槽内に露出しており、前記内視鏡接続具の第2端部と接続可能であり、前記第2端部を狭窄または閉塞するダミー接続部と、を含む。
本発明によれば、複数の内視鏡に対してリプロセスを施す内視鏡リプロセッサにおいて、内視鏡の数に応じて接続部に接続する内視鏡接続具の数を変更する作業を不要とすることができる。
内視鏡リプロセッサの概略的な構成を示す図である。 処理槽を上方から見た図である。 処理槽内に2つの内視鏡を収容し、リプロセスを実行する様子を示す図である。 処理槽内に1つの内視鏡を収容し、リプロセスを実行する様子を示す図である。 ダミー接続部の断面図である。 ダミー接続部の変形例を示す図である。
以下に、本発明の好ましい形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明に用いる各図においては、各構成要素を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、構成要素毎に縮尺を異ならせてあるものであり、本発明は、これらの図に記載された構成要素の数量、構成要素の形状、構成要素の大きさの比率、および各構成要素の相対的な位置関係のみに限定されるものではない。
以下に、本発明の実施形態の一例を説明する。内視鏡リプロセッサ1は、水、洗浄液および消毒液等の液体や気体である流体を用いたリプロセスを施す装置である。図1は、内視鏡リプロセッサ1の、流体が流れる構成を示したブロック図である。
内視鏡リプロセッサ1は、複数の内視鏡100を配置する処理槽2および流体供給部20を備える。処理槽2は、上方に向かって開口する開口部を有する凹形状であり、内部に液体を貯留することが可能である。図2に示すように、本実施形態では一例として、処理槽2内には、2つの内視鏡100を配置することができる。
処理槽2の上部には、処理槽2の開口部を開閉する蓋3が設けられている。処理槽2内において内視鏡100にリプロセスを施す場合には、処理槽2の開口部は蓋3によって閉じられる。
処理槽2には、排液口17、消毒液吐出口14、洗浄液吐出口13、循環口11、循環ノズル12、内視鏡接続部15、リークテスト用内視鏡接続部16、およびダミー接続部18、19が設けられている。
排液口17は、処理槽2内の最も低い箇所に設けられた開口部である。排液口17は、排出管路60に接続されている。排出管路60は、排液口17と切り替えバルブ61とを連通している。切り替えバルブ61には、廃棄管路63および回収管路64が接続されている。切り替えバルブ61は、排出管路60を閉塞した状態、排出管路60と廃棄管路63とを連通した状態、または排出管路60と回収管路64とを連通した状態に切り替え可能である。
廃棄管路63には排出ポンプ62が設けられている。廃棄管路63は、内視鏡リプロセッサ1から排出される液体を受け入れるための排液設備に接続される。また、回収管路64は、切り替えバルブ61と消毒液を貯留する消毒液貯留部65とを連通している。
切り替えバルブ61を閉状態とすれば、処理槽2内に液体を貯留することができる。また、切り替えバルブ61を排出管路60と廃棄管路63とが連通した状態にし、排出ポンプ62の運転を開始すれば、処理槽2内の液体が廃棄管路63を経由して排液設備に送出される。また、処理槽2内に消毒液が貯留されている時に、切り替えバルブ61を排出管路60と回収管路64とが連通した状態とすれば、消毒液が処理槽2から消毒液貯留部65に移送される。
消毒液吐出口14は、消毒液管路66を介して消毒液貯留部65に連通する開口部である。消毒液管路66には、消毒液ポンプ67が設けられている。消毒液ポンプ67を運転することにより、消毒液貯留部65内の消毒液が、処理槽2内に移送される。
洗浄液吐出口13は、洗浄液管路56を介して、洗浄液を貯留する洗浄液貯留部58に連通する開口部である。洗浄液管路56には、洗浄液ポンプ57が設けられている。洗浄液ポンプ57を運転することにより、洗浄液貯留部58内の洗浄液が、処理槽2内に移送される。
循環口11は、処理槽2の底面付近に設けられた開口部である。循環口11は、循環管路11aに連通している。循環管路11aは、内視鏡循環管路21および処理槽循環管路50の二つの管路に分岐している。内視鏡循環管路21は、循環管路11aと後述する流体送出部20とを連通している。
処理槽循環管路50は、循環管路11aと循環ノズル12とを連通している。循環ノズル12は、処理槽2内に設けられた開口部である。処理槽循環管路50には、循環ポンプ51が設けられている。
また、処理槽循環管路50の循環ポンプ51と循環ノズル12との間には、三方弁52が設けられている。三方弁52には、水導入管路55が接続されている。三方弁52は、循環ノズル12と処理槽循環管路50とを連通した状態、および循環ノズル12と水導入管路55とを連通した状態、に切り替え可能である。
水導入管路55は、三方弁52と水道接続部54とを連通している。水導入管路55には、水導入管路55を開閉する水導入バルブ53が設けられている。水道接続部54は、水を送出する水道設備59に接続される。
処理槽2内に液体が貯留されている場合に、三方弁52を、循環ノズル12と処理槽循環管路50とを連通した状態とし、循環ポンプ51の運転を開始すれば、処理槽2内の液体が、循環口11、循環管路11aおよび処理槽循環管路50を経由して、循環ノズル12から吐出される。また、三方弁52を、循環ノズル12と水導入管路55とを連通した状態とし、水導入バルブ53を開状態とすれば、水道設備59から供給された水が循環ノズル2から吐出される。
内視鏡接続部15は、図2に示すように、処理槽2内に露出しており、図3に示すように、内視鏡接続具70の第1端部70aが接続される部位である。ここで、内視鏡接続具70とは、内視鏡接続部15と、内視鏡100に設けられた口金101とを連通する管路を有する部材である。
内視鏡接続具70の第2端部70bは、内視鏡に設けられた口金101に接続される。内視鏡100に設けられた口金101は、本実施形態では一例として、内視鏡100が備える管路に連通する開口部を有している。
なお、本実施形態では、一例として内視鏡100が2つの口金101を有することから、内視鏡接続具70の第2端部70bは2つに分岐している。内視鏡接続具70の第2端部70bの数は、1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。
内視鏡接続部15は、後述する流体送出部20から送出された流体を吐出する。流体送出部20から送出された流体は、内視鏡接続部15および内視鏡接続具70を経由して、内視鏡100の管路内に送り込まれる。
内視鏡接続部15は、処理槽2内に配置可能な内視鏡100の最大数と同一の数の接続部を有する。そして、個々の接続部には、それぞれ内視鏡接続具70の第1端部70aが接続される。
具体的に、本実施形態では処理槽2内に2つの内視鏡100を配置可能であることから、2つの内視鏡100に対応した2つの内視鏡接続具70が用いられる。そして、本実施形態の内視鏡接続部15は、2つの内視鏡接続具70のそれぞれの第1端部70aが接続される、第1接続部15aおよび第2接続部15bを含む。
第1接続部15aおよび第2接続部15bは、分岐管路40を介して、同一の流体送出部20の流体送出口22aに連通している。また、第1接続部15aおよび第2接続部15bは、同一の形状を有する。本実施形態において、第1接続部15aおよび第2接続部15bは、発明を説明するために異なる名称が付されているのであって、流体送出部20から送出された流体を吐出する構成についての差異は無い。
本実施形態では、図4に示すように、処理槽2内に配置可能な最大数よりも少ない内視鏡100を配置した場合において、内視鏡100の口金101に内視鏡接続具70を介して連通する接続部のことを、第1接続部15aと称する。また、処理槽2内に配置可能な最大数よりも少ない内視鏡100を配置した場合において、内視鏡接続具70の第1端部70aが接続されているが、内視鏡100の口金101に内視鏡接続具70を介して連通していない接続部のことを、第2接続部15bと称する。
例えば、処理槽2内に3つの内視鏡100を配置可能である場合には、内視鏡接続部15は、3つの内視鏡接続部を有する。ここで、2つの内視鏡100が処理槽2内に配置される場合には、内視鏡100の口金101に内視鏡接続具70を介して連通する2つの接続部が第1接続部15aとなり、残りの1つの接続部が第2接続部15bとなる。またここで、1つの内視鏡100が処理槽2内に配置される場合には、内視鏡100の口金101に内視鏡接続具70を介して連通する1つの接続部が第1接続部15aとなり、残りの2つの接続部が第2接続部15bとなる。このように、内視鏡リプロセッサ1が処理槽2内に3つ以上の内視鏡100を配置可能である場合には、使用形態によって第1接続部15aおよび第2接続部15bの数の比率が変化し得る。
なお、第1接続部15aおよび第2接続部15bは、内視鏡接続具70の第1端部70aが接続されていない状態では閉塞する構成を有している。
リークテスト用内視鏡接続部16は、図2に示すように、処理槽2内に露出しており、図3に示すように、内視鏡接続具71の第1端部71aが接続される部位である。ここで、内視鏡接続具71とは、リークテスト用内視鏡接続部16と、内視鏡100に設けられた口金102とを連通する管路を有する部材である。
内視鏡接続具71の第2端部71bは、内視鏡に設けられた口金102に接続される。内視鏡100に設けられた口金102は、本実施形態では一例として、内視鏡100の内部の水密区画内に連通する開口部を有している。
リークテスト用内視鏡接続部16は、後述する流体送出部30から送出された流体である空気を吐出する。流体送出部30から送出された空気は、リークテスト用内視鏡接続部16および内視鏡接続具71を経由して、内視鏡100の水密区画内に送り込まれる。内視鏡リプロセッサ1は、水密区画内に空気を送り込むことにより、水密区画の水密性の低下の有無を検出するリークテストを実行可能である。
リークテスト用内視鏡接続部16は、処理槽2内に配置可能な内視鏡100の最大数と同一の数の接続部を有する。そして、個々の接続部には、それぞれ内視鏡接続具71の第1端部71aが接続される。
具体的に、本実施形態では処理槽2内に2つの内視鏡100を配置可能であることから、2つの内視鏡100に対応した2つの内視鏡接続具71が用いられる。そして、本実施形態のリークテスト用内視鏡接続部16は、2つの内視鏡接続具71のそれぞれの第1端部71aが接続される、第1接続部16aおよび第2接続部16bを含む。
第1接続部16aおよび第2接続部16bは、分岐管路41を介して、同一の流体送出部30の流体送出口33aに連通している。また、第1接続部16aおよび第2接続部16bは、同一の形状を有する。リークテスト用内視鏡接続部16の第1接続部16aおよび第2接続部16bは、前述の内視鏡接続部15と同様に、発明を説明するために異なる名称が付されているのであって、流体送出部30から送出された流体を吐出する構成についての差異は無い。したがって、前述の内視鏡接続部15と同様に、第1接続部16aおよび第2接続部16bの数は、処理槽2内に配置可能な内視鏡100の最大数と、実際に処理槽2内に配置される内視鏡100の数に応じて変化する。
なお、第1接続部16aおよび第2接続部16bは、内視鏡接続具71の第1端部71aが接続されていない状態では閉塞する構成を有している。
ダミー接続部18は、処理槽2内に露出しており、内視鏡接続具70の第2端部70bが接続可能な部位である。ダミー接続部18は、内視鏡接続具70の第2端部70bが接続された状態において、第2端部70bを狭窄又は閉塞する。ダミー接続部18には、図4に示すように、第1端部70aが第2接続部15bに接続されている内視鏡接続具70の第2端部70bが接続される。
ダミー接続部18は、例えば図5に示すように、内視鏡100の口金101と同様の外形を有しており、内視鏡接続具70の第2端部70bを接続可能であるが、口金101とは異なり、開口部が口金101よりも狭小であるか、又は開口部を有していない。このため、ダミー接続部18は、内視鏡接続具70の第2端部70bを狭窄又は閉塞する。
第1端部70aが第2接続部15bに接続されている内視鏡接続具70の第2端部70bがダミー接続部18に接続されることによって、第2接続部15bから内視鏡接続具70内に吐出される流体は、ダミー接続部18によって、第2端部70bからの流出を抑制される、又は堰き止められる。
ダミー接続部18が、第2端部70bを狭窄する場合には、ダミー接続部18によって狭窄された第2端部70bから流体が流出する際の抵抗が、口金101から管路を経由して内視鏡100の外部に流れ出る際の抵抗と同等以上となるように、ダミー接続部18の形状が定められている。
本実施形態では一例として、ダミー接続部18は、内視鏡接続具70の第2端部70bの内側に挿入される柱状の形状であり、第2端部70bの内周部とダミー接続部18の外周部との間の隙間を埋めるOリング等のシール部材18aを、外周部に有している。ダミー接続部18は、処理槽2の内壁面に固定されている。また、本実施形態では、内視鏡接続具70が第2端部70bを2つ有するため、ダミー接続部18も2つ設けられている。
前述のように、処理槽2内に3つ以上の内視鏡100が配設可能であって、第2接続部15bの数が2つ以上となり得る場合には、ダミー接続部18は、第2接続部15bの最大数に応じた数だけ配設される。
なお、ダミー接続部18の形状は、図5に示すような、内視鏡接続具70の第2端部70b内に挿入される形状に限られるものではなく、ダミー接続部18は、第2端部70bの開口部に当接することによって当該開口部を狭窄又は閉塞する形態であってもよいし、第2端部70bを覆うことによって第2端部70bを狭窄又は閉塞する形態であってもよい。
ダミー接続部19は、処理槽2内に露出しており、内視鏡接続具71の第2端部71bが接続可能な部位である。ダミー接続部19は、内視鏡接続具71の第2端部71bが接続された状態において、第2端部71bを閉塞する。ダミー接続部19には、図4に示すように、第1端部71aが第2接続部16bに接続されている内視鏡接続具70の第2端部71bが接続される。
ダミー接続部19は、例えば内視鏡100の口金102と同様の外形を有しており、内視鏡接続具71の第2端部71bを接続可能であるが、口金102とは異なり開口部を有していない。このため、ダミー接続部19は、内視鏡接続具71の第2端部70bを閉塞する。
前述のように、処理槽2内に3つ以上の内視鏡100が配設可能であって、第2接続部16bの数が2つ以上となり得る場合には、ダミー接続部19は、第2接続部16bの最大数に応じた数だけ配設される。
流体送出部20は、液体および気体の少なくとも一方である流体を送出する。流体送出部20が送出する流体は特に限定されるものではない。例えば、流体送出部20が送出する流体は、単一の種類であってもよいし、複数の種類であってもよい。また、流体送出部20が送出する流体は、液体と気体が混合された気液二相流体であってもよい。
本実施形態の流体送出部20は、流体送出口22aから流体を送出する。流体送出口22aは、前述のように、分岐管路40を介して、第1接続部15aおよび第2接続部15bに連通している。
流体送出部20は、内視鏡循環管路21、循環ポンプ23、吸気管路24、エアポンプ25、アルコール管路28、アルコールポンプ29およびチャンネルバルブ22を含む。
内視鏡循環管路21は、前述の循環管路11aとチャンネルバルブ22とを連通している。循環ポンプ23は、内視鏡循環管路21に設けられており、稼働することにより内視鏡循環管路21内の流体をチャンネルバルブ22に向かって移送する。
吸気管路24は、一方の端部が大気に開放されており、他方の端部がチャンネルバルブ22に接続されている。なお、図示しないが、吸気管路24の一方の端部には、通過する気体を濾過するフィルタが設けられている。エアポンプ25は、吸気管路24に設けられており、稼働することにより吸気管路24内の気体をチャンネルバルブ22に向かって移送する。
アルコール管路28は、アルコール水溶液を貯留するアルコール貯留部27とチャンネルバルブ22とを連通している。アルコールポンプ29は、アルコール管路28に設けられており、稼働することによりアルコール貯留部27内のアルコールをチャンネルバルブ22に向かって移送する。
チャンネルバルブ22は、流体送出口22aに、内視鏡循環管路21、吸気管路24およびアルコール管路28のうちのいずれか1つの管路を選択的に連通させる構成を有する。
処理槽2内に液体が貯留されている場合に、チャンネルバルブ22を流体送出口22aと内視鏡循環管路21とが連通した状態とし、循環ポンプ23の運転を開始すれば、処理槽2内の液体が、循環口11、循環管路11aおよび内視鏡循環管路21を経由して、流体送出口22aから送出される。
また、チャンネルバルブ22を流体送出口22aと吸気管路24とが連通した状態とし、エアポンプ25の運転を開始すれば、空気が流体送出口22aから送出される。また、チャンネルバルブ22を流体送出口22aとアルコール管路28とが連通した状態とし、アルコールポンプ29の運転を開始すれば、アルコール貯留部27内のアルコール水溶液が流体送出口22aから送出される。
流体送出部30は、本実施形態では一例として、流体送出口33aから気体である空気を送出する。流体送出部30は、吸気管路32、エアポンプ31および開閉バルブ33を含む。
吸気管路32は、一方の端部が大気に開放され、他方の端部が開閉バルブ33に接続されている。エアポンプ31は、吸気管路32に設けられており、稼働することにより空気を開閉バルブ33に向かって移送する。
開閉バルブ33は、吸気管路32を開閉するバルブである。開閉バルブ33には流体送出口33aが設けられており、流体送出口33aには分岐管路41が接続されている。開閉バルブ33を開状態とし、エアポンプ31の運転を開始すれば、空気が流体送出口33aから送出される。
次に、本実施形態の内視鏡リプロセッサ1の作用および効果について説明する。
本実施形態の内視鏡リプロセッサ1において、2つの内視鏡100に対してリプロセスを施す場合には、図3に示すように、内視鏡接続部15の第1接続部15aおよび第2接続部15bの双方が、それぞれ異なる内視鏡100の口金101に、内視鏡接続具70を介して接続される。また、この場合、リークテスト用内視鏡接続部16の第1接続部16aおよび第2接続部16bの双方が、それぞれ異なる内視鏡100の口金102に、内視鏡接続具71を介して接続される。
このように、処理槽2内に2つの内視鏡100を配置する場合には、内視鏡接続部15およびリークテスト用内視鏡接続部16に含まれる全ての接続部が、内視鏡100の口金101又は102に接続される。したがって、内視鏡接続部15およびリークテスト用内視鏡接続部16から送出される流体は、全て内視鏡100の口金101又は102内に送り込まれる。
一方、本実施形態の内視鏡リプロセッサ1において、1つの内視鏡100に対してリプロセスを施す場合には、図4に示すように、内視鏡接続部15の第1接続部15aに第1端部70aが接続されている内視鏡接続具70の第2端部70bが、内視鏡100の口金101に接続される。これにより、第1接続部15aは、内視鏡接続具70を介して内視鏡100の口金101に連通する。
一方、内視鏡接続部15の第2接続部15bに第1端部70aが接続されている内視鏡接続具70の第2端部70bは、ダミー接続部18に接続される。これにより、第2接続部15bに接続されている内視鏡接続具70が狭窄又は閉塞される。
例えば、ダミー接続部18によって、第2接続部15bに接続されている内視鏡接続具70が閉塞される場合には、流体送出部2から送出された流体は、全て第1接続部15aを経由して内視鏡100の口金101内に送り込まれる。
また例えば、ダミー接続部18によって、第2接続部15bに接続されている内視鏡接続具70が狭窄される場合には、流体送出部20から送出された流体のうちの一部が、第1接続部15aを経由して内視鏡100の口金101内に送り込まれ、残りの一部の流体が第2接続部15bを経由して処理槽2内に流れ出す。ここで、ダミー接続部18によって狭窄された内視鏡接続具70を流れる流体の抵抗は、内視鏡100の管路を流体が流れる場合の抵抗と同等以上であるから、第1接続部15aから吐出される流体の流量は、第1接続部15aから吐出される流体の流量と同等以上となる。
このように、本実施形態の内視鏡リプロセッサ1では、処理槽2内に配置可能な内視鏡100の最大数よりも少ない内視鏡100に対してリプロセスを施す場合において、内視鏡100の口金101に接続されない内視鏡接続具70の第1端部70aを、第2接続部15bに接続したままであっても、流体送出部20から送出される流体を、所定の流量で内視鏡100の口金101内に送り込むことができる。したがって、本実施形態の内視鏡リプロセッサ1では、処理槽2内に配置する内視鏡100の増減に応じて、内視鏡接続部15に内視鏡接続具70を脱着する作業が不要であり、作業が簡易となる。
また、以下に述べるように、本実施形態の内視鏡リプロセッサ1のリークテスト用内視鏡接続部16においても、内視鏡接続部15と同様に、処理槽2内に配置する内視鏡100の増減に応じて、リークテスト用内視鏡接続部16に内視鏡接続具71を脱着する作業が不要となる。
具体的には、本実施形態の内視鏡リプロセッサ1において、1つの内視鏡100に対してリプロセスを施す場合には、図4に示すように、リークテスト用内視鏡接続部16の第1接続部16aに第1端部71aが接続されている内視鏡接続具71の第2端部71bが、内視鏡100の口金102に接続される。これにより、第1接続部16aは、内視鏡接続具71を介して内視鏡100の口金102に連通する。
一方、リークテスト用内視鏡接続部16の第2接続部16bに第1端部71aが接続されている内視鏡接続具71の第2端部71bは、ダミー接続部19に接続される。これにより、第2接続部16bに接続されている内視鏡接続具71が閉塞される。
したがって、流体送出部30から送出された空気は、所定の流量で第1接続部16aを経由して内視鏡100の口金102内に送り込まれ、第2接続部16bからの空気の流出は防止される。これにより、内視鏡100の水密区画のリークテストを行うことが可能となる。
このように、本実施形態の内視鏡リプロセッサ1では、処理槽2内に配置可能な内視鏡100の最大数よりも少ない内視鏡100に対してリプロセスを施す場合において、内視鏡100の口金102に接続されない内視鏡接続具71の第1端部71aを、第2接続部16bに接続したままであっても、流体送出部30から送出される流体を、所定の流量で内視鏡100の口金102内に送り込むことができる。
以上に述べたように、本実施形態の内視鏡リプロセッサ1は、複数の内視鏡100に対してリプロセスを施すことが可能であり、リプロセスを施す内視鏡100の数に応じて内視鏡接続部15および16に接続する内視鏡接続具70および71の数を変更する作業が不要である。
前述の実施形態では、ダミー接続部18および19は、処理槽2の内壁面2aに固着しているが、ダミー接続部18および19は、処理槽2の内壁面2aに着脱可能であってもよい。
ダミー接続部18および19を、処理槽2の内壁面2aに着脱可能とする構成としては、例えば、図6に変形例として示すように、処理槽2の内壁面2aに雄ネジ部2bを突出した状態で固着し、ダミー接続部18および19に、前記雄ネジ部2bに螺合する雌ネジ部2cを設ける構成が挙げられる。
図6に示す変形例であれば、内視鏡100の口金101および102の形状や数の変化に応じて、ダミー接続部18および19を異なる形状に変更したり、ダミー接続部18および19の配設数を変更することができる。
なお、ダミー接続部18および19を、処理槽2の内壁面2aに着脱可能とする構成は、図示するネジ機構に限られるものではなく、例えば磁石の吸着力を用いた機構や、バヨネット等を用いたクイックリリース機構等であってもよい。
なお、本発明は、上述した実施形態に限られるものではなく、請求の範囲および明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う内視鏡リプロセッサもまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
前述のように、本発明は、複数の内視鏡に対してリプロセスを施す内視鏡リプロセッサに適用可能である。
1 内視鏡リプロセッサ、
2 処理槽、
2a 内壁面、
2b 雄ネジ部、
2c 雌ネジ部、
3 蓋、
11 循環口、
11a 循環管路、
12 循環ノズル、
13 洗浄液吐出口、
14 消毒液吐出口、
15 内視鏡接続部、
15a 第1接続部、
15b 第2接続部、
16 リークテスト用内視鏡接続部、
16a 第1接続部、
16b 第2接続部、
17 排液口、
18 ダミー接続部、
18a シール部材、
19 ダミー接続部、
20 流体送出部、
21 内視鏡循環管路、
22 チャンネルバルブ、
22a 流体送出口、
23 循環ポンプ、
24 吸気管路、
25 エアポンプ、
27 アルコール貯留部、
28 アルコール管路、
29 アルコールポンプ、
30 流体送出部、
31 エアポンプ、
32 吸気管路、
33 開閉バルブ、
33a 流体送出口、
40 分岐管路、
41 分岐管路、
50 処理槽循環管路、
51 循環ポンプ、
52 三方弁、
53 水導入バルブ、
54 水道接続部、
55 水導入管路、
56 洗浄液管路、
57 洗浄液ポンプ、
58 洗浄液貯留部、
59 水道設備、
60 排出管路、
61 切り替えバルブ、
62 排出ポンプ、
63 廃棄管路、
64 回収管路、
65 消毒液貯留部、
66 消毒液管路、
67 消毒液ポンプ、
70 内視鏡接続具、
70a 第1端部、
70b 第2端部、
71 内視鏡接続具、
71a 第1端部、
71b 第2端部、
100 内視鏡、
101 口金、
102 口金。

Claims (2)

  1. 内視鏡を配置する処理槽と、
    流体を送出する流体送出部と、
    前記内視鏡の口金に接続するための内視鏡接続具の第1端部と接続可能に前記処理槽内に露出しており、前記流体送出部から送出された流体を吐出する第1接続部と、
    前記内視鏡接続具の第1端部と接続可能に前記処理槽内に露出しており、前記流体送出部から送出された流体を吐出する第2接続部と、
    前記流体送出部と、前記第1接続部および前記第2接続部とを接続する分岐管路と、
    前記処理槽内に露出しており、前記内視鏡接続具の第2端部と接続可能であり、前記第2端部を狭窄または閉塞するダミー接続部と、
    を含むことを特徴とする内視鏡リプロセッサ。
  2. 前記ダミー接続部は、前記処理槽に着脱可能であることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡リプロセッサ。
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