JP2009011114A - モータ - Google Patents

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Abstract

【課題】薄型化や低価格化が可能で動特性が損なわれず短寿命にならずハブに載置されたディスクの位置が高精度に得られるモータ(50)を提供する。
【解決手段】シャフト(2)を有するステータ(S)と、シャフトが挿通されたスリーブ(5)及びその外周面(5b)に固定されたハブ(6)を有するロータ(R)とを備え、スリーブの外周面は、第1径(φA)なる第1外周面(5b1)と、第1径より大きい第2径(φB)なる第2外周面(5b2)と、第1外周面と第2外周面とを連結し軸に直交する当て面(5c1)と、を有し、ハブは、軸に直交する基部(6k)と、基部に形成された貫通孔(6ka)と、貫通孔を内周面(6b)として軸に沿い環状に突出する突出部(6c)と、を有し、突出部の先端部の内周側にその外周側より基部に近い位置で軸に直交する突き当て面(6d1)を有し、スリーブの当て面とハブの突き当て面とが当接している。
【選択図】図2

Description

本発明は、モータに係り、特に、ロータハブが金属板のプレス加工により形成されたモータに関する。
モータは、ハードディスクや光ディスクなどのディスクを駆動させるディスク駆動装置に搭載され、そのディスク駆動用として多用されている。
このディスク駆動装置に対しては、近年、可搬型のディスク駆動装置(ポータブルハードディスクドライブや携帯音楽再生装置)の普及により、薄型化及び低価格化という市場要求が強く寄せられている。
そしてこの要求は、当然に、ディスク駆動装置に搭載するモータに対しても同様にされている。
従来、モータは、そのロータハブをアルミニウムの棒材などから切削加工により形成する構成とされるのが一般的であり、薄型化及び低価格化には限界があった。
そこで、上述した市場要求に応えるため、ロータハブを、金属の薄板からプレス加工で形成する技術が種々提案されてきており、その例が特許文献1と本願の出願人の出願による特許文献2とに記載されている。
この特許文献1及び特許文献2に記載されたモータは、シャフトを軸支するスリーブなどのラジアル軸受部がステータ側に固定され、このラジアル軸受部に回転自在に支持されたシャフト及びこのシャフトの外周面に固定されたロータハブがロータとして回転する、いわゆる軸回転型のモータである。
特開2003−338102号公報 特開2001−245461号公報
ところで、プレス加工で形成されたロータハブをシャフトの外周面に固定する場合、所定の固定強度あるいは回転軸に対する所定の直交度を得るために、回転軸に沿う嵌合長さがある程度必要である。
そのため、ロータハブの中心に、シャフトの外周面と嵌合するための円筒状の突き出し部を有する貫通孔を形成し、この貫通孔にベアリングやスリーブの外周部を嵌合させるようにしている。
具体的に例示するならば、特許文献1においては、その図3及び段落番号(0019)で示される円筒状の保持部1cが突き出し部に相当し、特許文献2においては、その図1を引用した本願添付の図面における図7で示したように、ロータハブ105に形成されシャフト102に嵌合している部分の円筒状の保持部106が突き出し部に相当する。
このような、シャフトの外周面にロータハブの突き出し部を嵌合させる構造において、嵌合強度の向上やロータハブの軸に対する直交度を高精度に得るには、両者の嵌合長を増やすという方法がある。
しかしながら、その場合にはモータの厚さが増加する、という問題が生じる。
そこで、モータの厚さを増加させずに嵌合長を増やそうとすると、ラジアル軸受とシャフトとの嵌合長さを短くしなければならず、軸受の性能が発揮できなくなったり、軸受の寿命が短くなるという問題が生じる。
これはすなわち、モータの動特性が損なわれ、モータの寿命が短くなるということにつながる。
また、ロータハブには、ディスクが直接又はシートなどを介して載置される面があり、この載置面の軸方向位置は、ディスク表面の位置に直接影響するので高精度に位置出しされる必要がある。
この載置面は特許文献1ではディスク受け部1bとして示され、特許文献2では本願添付の図面における図7の載置面107として示される。
しかしながら、突き出し部は、プレス加工におけるバーリング加工で形成されるため、平板部分の表面と突き出し部先端との距離を高精度に得ることが難しい。
従って、シャフトに対するロータハブの軸方向の位置を高精度に決めることが難しい。
一般に、ディスク駆動装置においては、装着したディスクに対して光ピックアップ(ヘッド)をできるだけ傾くことなく配置する必要がある。そのため、ディスク駆動装置のシャーシに対して、ディスクが載置されるディスク載置面を有するハブの高さ、すなわちハブの軸方向位置は、高い精度で決められていることが望まれる。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、薄型化や低価格化が可能であり、動特性が損なわれず、寿命が短くなることがなく、ハブに載置されたディスクの軸方向の位置を高精度に決めることができるモータを提供することにある。
上記の課題を解決するために、本願発明は手段として次の1)及び2)の構成を有する。
1) シャフト(2)を有するステータ(S)と、前記シャフト(2)が挿通されたスリーブ(5)及び該スリーブ(5)の外周面(5b)に固定されたハブ(6)を有するロータ(R)と、を備え、
前記ステータ(S)に対して前記ロータ(R)が前記シャフト(2)の軸(CL)を中心として回転するモータにおいて、
前記スリーブ(5)の外周面(5b)は、
第1の径(φA)を有する第1の外周面(5b1)と、前記第1の径(φA)よりも大きい第2の径(φB)を有する第2の外周面(5b2)と、前記第1の外周面(5b1)と前記第2の外周面(5b2)とを連結し前記軸(CL)に直交する当て面(5c1)と、を有し、
前記ハブ(6)は、
前記軸(CL)に直交する方向に延在する基部(6k)と、該基部(6k)に形成された貫通孔(6ka)と、該貫通孔(6ka)を内周面(6b)として前記軸(CL)に沿って環状に突出する突き出し部(6c)と、を有すると共に、
該突き出し部(6c)の先端部における内周側に、該先端部における外周側よりも前記基部(6k)に近接した位置で前記軸(CL)に直交する突き当て面(6d1)を有し、
前記スリーブ(5)の当て面(5c1)と前記ハブ(6)の突き当て面(6d1)とが当接していることを特徴とするモータ(50)である。
2) 前記ハブ(6)は、金属材のプレス加工により形成されていることを特徴とする1)に記載のモータ(50)である。
本発明によれば、モータの薄型化や低価格化が可能であり、モータの動特性が損なわれず、寿命が短くなることがなく、載置されたディスクの軸方向の位置を高精度に決めることができる、という効果を奏する。
本発明の実施の形態を、好ましい実施例により図1〜図6を用いて説明する。
このモータ50は、ディスク駆動装置に搭載されてハードディスクDを回転駆動するためのディスク駆動用モータであり、図1にそのモータ50の断面図を示し、図2の要部拡大断面図,図5,及び図6は、モータ50あるいはモータ50AにハードディスクDを装着した状態を示している。なお、図1,2,4,5,及び6の各図については、断面が軸に対して対称となることから便宜的に片側断面として示しており、以下、単に断面図と称する。
このモータ50は、ステータSとロータRとで構成されている。
図1において、ステータSは、モータベース1と、そのモータベース1に設けられた貫通孔1aに圧入固定されたシャフト2と、シャフト2のモータベース1とは反対側の端部に固定されたスラストリング9と、モータベース1に設けられた環状壁部1bの外周面に固定されコイル3が捲回されたコア4と、を有している。
モータベース1はアルミニウムのダイキャスト成形により形成され、シャフト2はステンレス材を切削加工して形成され、スラストリング9は、ステンレス材の切削加工により形成されている。
一方、ロータRは、貫通孔5aを有するスリーブ5と、スリーブ5の外周面5bに接着又は圧入を併用した接着により固定されたハブ6と、ハブ6の基部6kの外縁から延出する周壁6aの内面に固着されたリング状のマグネット7と、スリーブ5の貫通孔5aの一端側に設けられ複数の段を有する段部5a2にその貫通孔5aの開口を塞ぐように取り付けられたカウンタープレート8と、を有している。
スリーブ5は、銅系材,ステンレス材,またはアルミニウム系材を切削加工して形成され、ハブ6は、厚さ1mmの磁性体(鉄系材または有磁性ステンレス材)の板材をプレス加工して形成され、カウンタープレート8は、ステンレス材の切削加工により形成されている。
ハブ6の基部6kの上面6k1には、樹脂製のシート11が貼付されている。
このシート11は、ディスクDがハブ6に直接当接して傷などが付くのを防止するためのもので、例えばポリエステル樹脂の厚さ0.1mmのシートを用いることができる。
また、シャフト2の外周面2aには、回転軸CLの軸方向に離隔して一対のラジアル動圧溝RD1,RD2が形成されている。
さらに、スラストリング9の軸CL方向の各端面には、スラスト動圧溝SD1,SD2が形成されている。
以上のような各部材は、スリーブ5の貫通孔5aにシャフト2が挿通され、スラストリング9が、カウンタープレート8の下面8aとスリーブ5の段部5a2の底面5a3との間に、それぞれわずかな隙間を有して挟まれるよう構成されている。
ここで、シャフト2の上端面2bとカウンタープレート8の下面8aとの隙間を最奥とし、スラストリング9の上面とカウンタープレート8の下面8aとの隙間,スラストリング9の下面と段部5a2の底面5a3との隙間,及びラジアル動圧溝RD1,RD2とスリーブ5の内周面5a1との隙間を経てテーパーシール部TSに至る隙間経路に、潤滑油10が充填されている。
テーパーシール部TSは、毛細管現象などを利用して潤滑油10が外部に漏出するのを防止する封止部であり、潤滑油10の液面10aはこのテーパーシール部TSに位置する。
ラジアル動圧溝RD1,RD2とこれらにそれぞれ対向する対向面(スリーブ5の内周面5a1)と両者の隙間に充填された潤滑油10とを含んでラジアル動圧軸受部RBが構成されている。
また、スラスト動圧溝SD1,SD2とこれらにそれぞれ対向する対向面と両者間に充填された潤滑油10とを含んでスラスト動圧軸受部SBが構成されている。
このようなステータSとロータRとは、コイル3に外部から所定の通電がなされて回転を開始し、この回転に伴い各動圧軸受部RB,SBにて発生した動圧により、ロータRはステータSに対して浮上しつつ回転駆動される。
次に、スリーブ5に対してハブ6を固定する構造について図2を用いて詳述する。
図2は、図1におけるスリーブ5とハブ6とモータベース1の一部のみとを示した断面拡大図である。
まず、スリーブ5は、内周面5a1の内径がφC,軸CL方向の全長がLt1であり、外周面5bが、外径φAで形成された小径外周面5b1と、外径φAよりも大きい外径φBで形成された大径外周面5b2とを有するよう形成されている(具体的数値例は後述する)。
また、この両面の境界部位は、モータベース1側の端面5tから距離Lt2の位置にあって、軸CLに対して直交する当て面5c1を有する段部5cとされている。
また、外周面5bにおけるモータベース1から遠い側には、周溝であって、その最深位置での軸CL方向の長さ(幅)がL1,外周面5b1からの凹み量(凹み深さ)がd1なる周溝5dが形成されている。
この周溝5dにおけるモータベース1から遠い側の壁面5d1は、開口側に向かうに従って週溝5dの軸CL方向幅が拡大するように傾斜した傾斜面とされている。傾斜角度は例えば軸CLに対して45°である。
上述した各寸法の具体例は、
φA=10.0mm,φB=11.0mm,φC=3mm,L1=0.7mm,d1=0.4mm,Lt1=9.8mm,Lt2=3mmである。
一方、ハブ6は、基部6kの中心に、基部6kと直交する方向に延出した円筒状の突き出し部6cを有している。
そして、その突き出し部6cの内周面6bは、内径がφAであってスリーブ5の小径外周面5b1にガタなく嵌合する貫通孔6kaとされている。
また、この突き出し部6cは、プレス加工におけるバーリング加工で形成されており、その加工工程の詳細については後述する。
突き出し部6cの先端側には、スリーブ5の段部5cに対応した形状の段差部6dが形成されている。
具体的には、突き出し部6cの先端部が、内径がφB6で軸CL方向の長さがd2なる細肉部6hnとされ、その根本となる段差部6dには、軸CLと直交する方向に延在する突き当て面6d1が形成されている。
ここでφB6はφB以上として設定されている。
また、内周面6bにおいて内径φAとされている範囲の軸CL方向の長さLkは、ハブ6がスリーブ5の小径外周面5b1に嵌合する部位の軸CL方向の長さである。
各寸法の具体例は、
φB6=11.1mm,d2=0.2mm,Lk=3.4mmである。
また、d3は(φA−φB)/2=0.5mmである。
次に、このハブ6の突き出し部6cの形成方法の例を、図3を用いて詳述する。
図3は、ハブ6の原材料である板金6Mから突き出し部6cを形成するプレス工程を説明する断面図である。
まず、板金6Mに対してピアス加工により中心をCL1とする下孔6M1を形成し、プレス雌型61,62により挟み込む〔図3(a)〕。
次に、雄型(バーリングパンチ)63によりいわゆるバーリング加工を施し、突き出し部6M2を形成する〔図3(b)〕。
ここまでは通常のバーリング加工と同様である。
次に、突き出し部6M2の形状に沿ってそれを両面側から挟持する雌雄の金型64,65を用いて板金6Mを挟み込む。
そして、段差部6dの当て面6d1に相当する先端形状を有する環状のパンチ部66Pを備えた雄型66により、突き出し部6M2の先端面の内周側を矢印D66の方向に叩いて(潰して)段差部6dを形成する〔図3(c)〕。
この叩き工程により、突き出し部6M2の先端部分は塑性変形して細肉部6hnが形成される。
この工法によれば、図4に示すように、突き出し部6cの内周面6bと基部6kの上面6k1を雄型65で押さえつつ、雄型66で突き出し部6cの先端を叩いて当て面6d1を形成しているので、内周面6bの内径φAと、基部6kの上面6k1から当て面6d1までの距離Cと、を極めて高精度に形成することができる、という格別の効果を得ることができる。
もちろん、上述したように、塑性変形の逃げとして形成される細肉部6hnの先端6hn1から基部6kの上面6k1までの距離Dは、低い寸法精度となるが、この細肉部6hnは、このモータの機能に特に寄与しないので支障はない。
すなわち、従来例である特許文献1及び特許文献2に記載されたような突き出し部は、図3(b)で示すバーリング加工を施すのみで形成するものであるから、その先端部の位置が規制されて形成されるものではなく、平板部分(基部)から突き出し部の先端までの距離を高い精度で形成することは困難だったのに対して、実施例は上述した格別の効果を得ることができる。
以上詳述したスリーブ5にハブ6を固定する構造例において、一部繰り返しの説明となるが、ラジアル方向には、スリーブ5の小径外周面5b1とハブ6の内周面6bとが軸CL方向の長さLkとなる範囲で密着して嵌合し、スラスト方向には、ハブ6突き当て面6d1が、スリーブ5の当て面5c1に面当たりで当接するようになっている。
従って、スリーブ5に対してハブ6を、軸CL方向に極めて高精度で位置決めすることができる。
次に、上述した実施例のモータ50に対してディスクDを装着した状態について、図5を用いて説明する。
ディスクDは、中心にセンター孔Daを有する円盤であり、モータ50を、モータベース1を下側にした使用姿勢としてシート11上に載置される。
そして、このディスクDはクランパ12により固定される。
具体的には、クランパ12はアルミニウムの切削加工によりリング状に形成されており、ある程度の弾性を有するように形状が設定されている。
また、その外側面の一方の稜線となる部分には、角面取り部12aが形成されており、この角面取り部12aは、ディスクDのセンター孔Daの角稜線に当接する。
また、クランパ12の内径φKは、スリーブ5の小径外周面5b1の外径φAよりも僅かに小さく形成されている。
そして、このクランパ12は、スリーブ5の周溝5dに対して、図5の上方から圧入又は焼きばめにより嵌め込まれると共に、シート11上に載置されたディスクDをそのシート11との間に挟持する。
このとき、クランパ12の内周部の外側の角稜線部12bが、周溝5dの傾斜した壁面5d1に当接して、クランパ12は自動的に芯出しされる。また、これに伴いディスクDも自動的に芯出しされる。
このクランパ12をスリーブ5に装着する際には、ハブ6に対して、ディスクD及びシート11を介して図5の下方に向かう力F1が付与されるが、上述したように、ハブ6の突き当て面6d1がスリーブ5の当て面5c1に当接しているので、ハブ6がモータベース1側へ移動してしまうことがない。
すなわち、ハブ6の軸CL方向の位置は、高精度に位置出しされたまま維持される。
上述した実施例のモータ50は、ディスクDが上述したクランパ12を用いて固定されるものに限らず、変形することができる。その変形例として、以下に示すものがあり、図6を用いて詳述する。
図6は、変形例のモータ50AにディスクDを装着した状態を示す断面図であり、このモータ50Aについては、実施例のモータ50と共通の部材などには同一の符号を付して説明する。
具体的には、実施例のモータ50に対してスリーブとハブの形状が異なり、また、ディスクDを押さえるクランパの形状や材質も異なっている。
すなわち、この変形例のモータ50Aのスリーブ5Aにはスリーブ5の周溝5dが設けられてなく、また、ハブ6Aには、ディスクDのセンター孔Daにガタなく嵌合する突出部6Atが形成されている。
この突出部6Atの外側面6At1にセンター孔Daが嵌合することでディスクDの芯出しが行われる。
一方、クランパ12Aは、ばね性を有する金属薄板を用いて形成され、スリーブ5Aに嵌合する中心孔12Abと、周状に凹んだ凹部12Aaを有している。
このクランパ12Aを形成する材料の例として、板厚0.6mmのステンレス材がある。
スリーブ5Aに嵌合したクランパ12Aは、ストップリング13によりスリーブ5Aから抜けないように押さえつけられる。
このストップリング13は、スリーブ5Aの外周面5Abに強嵌合で圧入され、クランパ12Aの凹部12AaがディスクDに当接すると共に図6の下方に付勢するようスリーブ5Aに固定される。
この凹部12Aaの当接位置は、ディスクDが反らないように、ハブ6Aに貼付されたリング状のシート11と対向する位置に設定されている。
この構成によれば、周溝が不要になるのでスリーブ5Aは安価となる。
また、ハブ6Aの突き出し部6Acの内の、スリーブ5Aに嵌合する範囲の軸CL方向の長さLAkを、突出部6Atの突出量分だけ長くすることができるので、ハブ6Aのスリーブ5Aへの固定強度をより大きくすることができる。
本発明の実施例やその変形例は、上述した構成及び手順に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において他の変形例としてもよいのは言うまでもない。
ハブ6の突き出し部6cにおける突き当て面6d1は、上述したプレス加工により形成されるものに限らない。
突き出し部6cをバーリング加工により形成した後に、ハブ6の基部6kの上面6k1または下面を基準として切削加工により形成してもよい。この切削加工によれば、突き当て面6d1の軸CL方向の位置が高精度に得られる。
また、ハブ6全体を金属の切削加工で形成してもよく、その場合も形成した突き当て面6d1のスリーブ5側への当接により軸CL方向の位置が高精度に得られる。
しかしながら、このような切削加工を用いるいずれの場合も、コストアップが懸念されることからそれを抑制する観点から、突き当て面6d1は上述したプレス加工で形成するのが望ましい。
本発明のモータの実施例を説明するための断面図(片側)である。 本発明のモータの実施例を説明するための要部断面図(片側)である。 本発明のモータの実施例を製造する際の主要工程を説明する断面図である。 本発明のモータの実施例を製造する際の主要工程を説明する他の断面図(片側)である。 本発明のモータの実施例にディスクを装着した状態を示す断面図(片側)である。 本発明のモータの実施例の変形例にディスクを装着した状態を示す断面図(片側)である。 従来のモータを説明する断面図(片側)である。
符号の説明
1 モータベース
1a 貫通孔
1b 環状壁部
2 シャフト
2a 外周面
2b 上端面
3 コイル
4 コア
5 スリーブ
5a 貫通孔
5a1 内周面
5a2 段部
5b 外周面
5b1 小径外周面
5b2 大径外周面
5c 段部
5c1 当て面
5d 周溝
5d1 壁面
5t 端面
6 ハブ
6a 周壁
6b 内周面
6c 突き出し部
6d 段差部
6d1 突き当て面
6hn 細肉部
6k 基部
6k1 上面
6ka 貫通孔
7 マグネット
8 カウンタープレート
9 スラストリング
10 潤滑油
10a 液面
11 シート
12 クランパ
D ディスク
Da センター孔
R ロータ
RB ラジアル動圧軸受部
S シャフト
SB スラスト動圧軸受部
TS テーパーシール部

Claims (2)

  1. シャフトを有するステータと、前記シャフトが挿通されたスリーブ及び該スリーブの外周面に固定されたハブを有するロータと、を備え、
    前記ステータに対して前記ロータが前記シャフトの軸を中心として回転するモータにおいて、
    前記スリーブの外周面は、
    第1の径を有する第1の外周面と、前記第1の径よりも大きい第2の径を有する第2の外周面と、前記第1の外周面と前記第2の外周面とを連結し前記軸に直交する当て面と、を有し、
    前記ハブは、
    前記軸に直交する方向に延在する基部と、該基部に形成された貫通孔と、該貫通孔を内周面として前記軸に沿って環状に突出する突き出し部と、を有すると共に、該突き出し部の先端部における内周側に、該先端部における外周側よりも前記基部に近接した位置で前記軸に直交する突き当て面を有し、
    前記スリーブの当て面と前記ハブの突き当て面とが当接していることを特徴とするモータ。
  2. 前記ハブは、金属材のプレス加工により形成されていることを特徴とする請求項1記載のモータ。
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