JP2009010770A - 画像処理装置、画像処理プログラム、および画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置、画像処理プログラム、および画像処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数ページからなる画像データの圧縮処理にかかる時間を短縮化することにより印刷処理性能を向上させることができる画像処理装置、画像処理プログラム、および画像処理方法を提供する。
【解決手段】プリンタコントローラは、複数ページからなる画像データの所定ページに対して、ページ内の複数の領域毎に独立して圧縮処理を施し、圧縮されて得られた圧縮済み画像803を格納部に格納する。続いて、プリンタコントローラは、その所定ページと異なるページのうち、当該所定ページと対応する領域同士の内容が異なる固有領域804を判別する。そして、プリンタコントローラは、格納部に格納されている圧縮済み画像803のうちの固有領域804に対応する固有圧縮画像806を、当該所定ページと異なるページ内の固有領域804に対して圧縮処理が施された修正固有圧縮画像805に修正し、修正された圧縮済み画像をプリンタに出力する。
【選択図】図16

Description

本発明は、画像処理装置、画像処理プログラム、および画像処理方法に関する。本発明は、特に、画像データを印刷部に出力する際の処理を効率化するための画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラムに関する。
例えばダイレクトメール、ラベル、帳票などの大量印刷において、絵や写真などが豊富に使われている場合には、印刷に使用されるビットマップ形式の画像データ(以下、ラスタ画像ともいう)を形成するのに非常に時間がかかる。
この問題の解決策の一つとして、例えばバリアブルデータプリント方式が存在する。ここで、バリアブルデータプリント方式とは、1枚1枚の出力内容を必要に応じて部分的に差し替えることが可能なプリント方式をいう。このバリアブルデータプリント方式では、プリントデータは、複数回にわたって使用される再利用可能オブジェクトと一回しか利用されない非再利用オブジェクトとを最小構成単位として含む。また、各オブジェクトが再利用可能オブジェクトなのか非再利用オブジェクトなのかは、プリントデータにおけるレイアウト情報において明確に区別されている。さらに、レイアウト情報には、オブジェクト群をページ内でどのようにレイアウトするかが記述されている。そして、バリアブルデータプリント言語をサポートした印刷装置は、プリントデータにおける再利用可能オブジェクトにRIP(Raster Image Processing)を施して作成したラスタ画像を、メモリやハードディスク上にキャッシュし、このキャッシュしたラスタ画像を再利用することで、RIPに要する時間を削減し、性能を向上させている。
さらに、ファイル内の複数のページで共通して使用されるオブジェクト単位の再利用データを抽出し、抽出された再利用データを合成してフォームデータを作成するプリンタコントローラが提案されている(特許文献1参照)。この場合、プリンタコントローラは、作成されたフォームデータと、当該フォームデータに含まれないオブジェクト単位のデータとを合成して1ページのラスタ画像を作成することができる。
特開2006−237825号公報
しかしながら、上記従来の技術は、各ページのラスタ画像を作成するのに要する時間の短縮化を図る技術であって、作成されたラスタ画像を印刷するためにプリンタエンジンへ転送する際の処理の効率化については開示していない。
すなわち、RIP後の高解像度カラー画像は、膨大なデータサイズ(例えば、CMYK 8bit/600dpi/A4フルサイズでは1ページ当たり約130MByte)を有する場合がある。この場合、画像データ転送にかかる時間が印刷処理時間のボトルネックとなる事態を回避するため、一般に、RIP後のラスタ画像は、圧縮処理が施された後にプリンタエンジンへ転送される。しかし、上記の圧縮処理はラスタ画像のページ全体に対して施されるため、1ページごとの圧縮処理に時間がかかり、更なる高速印刷を実現する観点から圧縮処理時間の短縮化が求められている。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、複数ページからなる画像データの圧縮処理にかかる時間を短縮化することにより印刷処理性能を向上させることができる画像処理装置、画像処理プログラム、および画像処理方法を提供することにある。
本発明の上記目的は、下記の手段によって達成される。
(1)画像処理装置であって、複数ページからなる画像データの所定ページに対して、ページ内の複数の領域毎に独立して圧縮処理を施す圧縮部と、前記圧縮部により圧縮されて得られた前記所定ページの圧縮済み画像データを格納する格納部と、前記所定ページ内の複数の領域、および前記所定ページと異なるページ内の複数の領域の間で対応する領域同士の内容が異なる固有領域を判別する判別部と、前記格納部に格納されている前記所定ページの圧縮済み画像データのうちの前記固有領域に対応する固有圧縮画像データを、前記所定ページと異なるページ内の前記固有領域に対して圧縮処理が施された修正固有圧縮画像データに修正する修正部と、前記修正部により修正された後の圧縮済み画像データを出力する出力部と、を有することを特徴とする画像処理装置。
(2)前記画像データの各ページは、前記画像処理装置に入力されたプリントデータの各ページを、印刷に使用されるビットマップ形式のデータに変換して取得され、前記判別部は、前記プリントデータに含まれページ内にどのオブジェクトをどこに配置するかを示すレイアウト情報に基づいて、前記固有領域を判別する、ことを特徴とする上記(1)に記載の画像処理装置。
(3)前記画像データの所定ページは、前記画像処理装置に入力されたプリントデータの前記所定ページを、印刷に使用されるビットマップ形式のデータに変換して取得され、前記判別部は、前記プリントデータに含まれページ内にどのオブジェクトをどこに配置するかを示すレイアウト情報に基づいて、前記固有領域を判別し、前記修正固有圧縮画像データは、前記固有圧縮画像データを復元した復元画像データに、前記プリントデータの前記固有領域に対応するオブジェクトを印刷に使用されるビットマップ形式のデータに変換して得られたオブジェクト画像データを上書きした画像データに対して、圧縮処理を施した画像データである、ことを特徴とする上記(1)に記載の画像処理装置。
(4)前記判別部は、前記画像データをページ内で複数の領域に等分割し、等分割された前記所定ページ内の複数の領域、および前記所定ページと異なるページ内の複数の領域の間で対応する領域同士を比較して両ページで内容が異なる領域を固有領域と判別する、ことを特徴とする上記(1)に記載の画像処理装置。
(5)前記対応する領域同士は、各領域を数値化したデータに基づいて比較されることを特徴とする上記(4)に記載の画像処理装置。
(6)前記圧縮処理は、固定長データ圧縮であることを特徴とする上記(1)〜(5)のいずれか1つに記載の画像処理装置。
(7)画像処理装置プログラムであって、複数ページからなる画像データの所定ページに対して、ページ内の複数の領域毎に独立して圧縮処理を施す手順1)と、前記手順1において圧縮されて得られた前記所定ページの圧縮済み画像データを格納する手順2)と、前記所定ページ内の複数の領域、および前記所定ページと異なるページ内の複数の領域の間で対応する領域同士の内容が異なる固有領域を判別する手順3)と、前記格納部に格納されている前記所定ページの圧縮済み画像データのうちの前記固有領域に対応する固有圧縮画像データを、前記所定ページと異なるページ内の前記固有領域に対して圧縮処理が施された修正固有圧縮画像データに修正する手順4)と、前記手順4)において修正された後の圧縮済み画像データを出力する手順5)と、を備えた処理をコンピュータに実行させるための画像処理プログラム。
(8)前記画像データの各ページは、前記画像処理装置に入力されたプリントデータの各ページを、印刷に使用されるビットマップ形式のデータに変換して取得され、前記手順3)は、前記プリントデータに含まれページ内にどのオブジェクトをどこに配置するかを示すレイアウト情報に基づいて、前記固有領域を判別するものである、ことを特徴とする上記(7)に記載の画像処理プログラム。
(9)前記画像データの所定ページは、前記画像処理装置に入力されたプリントデータの前記所定ページを、印刷に使用されるビットマップ形式のデータに変換して取得され、前記手順3)は、前記プリントデータに含まれページ内にどのオブジェクトをどこに配置するかを示すレイアウト情報に基づいて、前記固有領域を判別するものであり、前記修正固有圧縮画像データは、前記固有圧縮画像データを復元した復元画像データに、前記プリントデータの前記固有領域に対応するオブジェクトを印刷に使用されるビットマップ形式のデータに変換して得られたオブジェクト画像を上書きした画像データに対して、圧縮処理を施した画像データである、ことを特徴とする上記(7)に記載の画像処理プログラム。
(10)前記手順3)は、前記画像データをページ内で複数の領域に等分割し、等分割された前記所定ページ内の複数の領域、および前記所定ページと異なるページ内の複数の領域の間で対応する領域同士を比較して両ページで内容が異なる領域を固有領域と判別するものである、ことを特徴とする上記(7)に記載の画像処理プログラム。
(11)前記対応する領域同士は、各領域を数値化したデータに基づいて比較されることを特徴とする上記(10)に記載の画像処理プログラム。
(12)前記圧縮処理は、固定長データ圧縮であることを特徴とする上記(7)〜(11)のいずれか1つに記載の画像処理プログラム。
(13)上記(7)〜(12)のいずれか1つに記載の画像処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(14)画像処理装置方法であって、複数ページからなる画像データの所定ページに対して、ページ内の複数の領域毎に独立して圧縮処理を施すステップ1)と、前記ステップ1において圧縮されて得られた前記所定ページの圧縮済み画像データを格納部に格納するステップ2)と、前記所定ページ内の複数の領域、および前記所定ページと異なるページ内の複数の領域の間で対応する領域同士の内容が異なる固有領域を判別するステップ3)と、前記格納部に格納されている前記所定ページの圧縮済み画像データのうちの前記固有領域に対応する固有圧縮画像データを、前記所定ページと異なるページ内の前記固有領域に対して圧縮処理が施された修正固有圧縮画像データに修正するステップ4)と、前記ステップ4)において修正された後の圧縮済み画像データを出力するステップ5)と、を備えたことを特徴とする画像処理方法。
本発明によれば、格納部に格納されている所定ページの圧縮済み画像データのうちの固有領域に対応する固有圧縮画像データが、所定ページと異なるページ内の固有領域に対して圧縮処理が施された修正固有圧縮画像データに修正され、修正された後の圧縮済み画像データが出力される。
このようにして、圧縮済み画像データのうち、複数ページで内容が共通する領域は再利用され、更新する必要のある領域だけが更新される。したがって、複数ページからなる画像データの圧縮処理にかかる時間を短縮化することができ、これにより、印刷処理性能を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る印刷システムの全体構成図である。
印刷システムは、クライアント端末1A,1B,1Cと、プリンタコントローラ2A,2Bと、プリンタ3A,3Bとを備えている。
クライアント端末1A,1B,1Cとプリンタコントローラ2A,2Bとは、ネットワーク5を介して相互に通信可能に接続されている。ネットワーク5は、イーサネット(登録商標)、トークンリング、FDDI等の規格によりコンピュータやネットワーク機器同士を接続したLAN、あるいはLAN同士を専用線で接続したWAN等からなる。プリンタコントローラ2A,2Bとプリンタ3A,3Bとはそれぞれ、例えばIEEE1394シリアルバス等の専用インタフェース用バスを介して接続されている。ただし、プリンタコントローラとプリンタとはネットワーク5を介して接続されていてもよい。なお、ネットワーク5に接続される機器の種類および台数は、図1に示す例に限定されない。
次に、上記各機器の構成について説明するが、各機器で同様の機能を有する部分については、説明の重複を避けるため初回のみその説明を行い、2回目以降はその説明を省略する。
図2は、クライアント端末1A,1B,1Cの概略構成を示すブロック図である。クライアント端末1A,1B,1Cは、例えば一般的なPC(パーソナルコンピュータ)である。クライアント端末1A,1B,1Cは相互に同様の構成であるため、以下、クライアント端末1Aを代表として用いて説明する。
クライアント端末1Aは、CPU11、ROM12、RAM13、ハードディスク14、ディスプレイ15、入力装置16、およびネットワークインタフェース17を含み、これらは信号をやり取りするためのバス18を介して相互に接続されている。
CPU11は、プログラムにしたがって、上記各部の制御や各種の演算処理を行う。ROM12は、各種プログラムや各種データを格納する。RAM13は、作業領域として一時的にプログラムやデータを記憶する。ハードディスク14は、オペレーティングシステムを含む各種プログラムや、各種データを格納する。
ハードディスク14には、文書ファイルを作成するためのアプリケーションと、文書ファイルをプリンタコントローラが解釈可能なプリントデータに変換するためのプリンタドライバとがインストールされている。
ディスプレイ15は、例えばLCD、CRT等であり、各種の情報を表示する。入力装置16は、例えばマウス等のポインティングデバイスやキーボードを含み、各種情報の入力を行うために使用される。ネットワークインタフェース17は、例えばLANカードであり、ネットワーク5を介して外部機器と通信するために使用される。
クライアント端末1Aは、プリントデータを作成してプリンタコントローラに送信する。また、クライアント端末1Aは、プリンタコントローラ2A,2Bにおける処理状況の監視、およびプリンタコントローラ2A,2Bで作成されたページデータの表示を行うことが可能である。
本実施形態では、プリントデータは、好ましくはPPML(Personalized Print Markup Language)にしたがう形式のファイルである。ここで、プリントデータは、各ページにおけるオブジェクトのレイアウト情報を有するレイアウトファイルと、オブジェクト単位のデータ群を有するデータファイルとが一つにまとめられたファイルである。データファイルには、再利用オブジェクトと、非再利用オブジェクトとが含まれる。再利用オブジェクトとは、1ページまたは複数ページにおいて複数回使用されるオブジェクトであり、非再利用オブジェクトとは、一回限り使用されるオブジェクトである。レイアウトファイルのレイアウト情報には、各オブジェクトが再利用オブジェクトであるか非再利用オブジェクトであるかを示すオブジェクト種別の情報、およびページ内にどのオブジェクトをどこに配置するかを示す情報が含まれる。
図3は、プリンタコントローラ2A,2Bの概略構成を示すブロック図である。プリンタコントローラ2A,2Bは相互に同様の構成であるため、以下、プリンタコントローラ2Aを代表として用いて説明する。
プリンタコントローラ2Aは、CPU21、ROM22、RAM23、ハードディスク24、ラスタ画像圧縮部25、ネットワークインタフェース26、およびプリンタインタフェース27を含み、これらは信号をやり取りするためのバス28を介して相互に接続されている。
ラスタ画像圧縮部25は、ラスタ画像のページ内の複数の領域毎に独立して圧縮処理を施す。本実施形態では、ラスタ画像圧縮部25は、ハードウェアとして構成されているが、例えばROM22等の記憶部に対応するプログラムが格納され、当該プログラムをCPU21が実行することによりその機能が発揮されるように構成されてもよい。
プリンタインタフェース27は、プリンタ3Aと通信を行うためのインタフェースである。プリンタインタフェース27は、1ページ分の圧縮済み画像の転送に用いられる。
図4に示すように、ROM22は、ラスタ画像生成部211、およびプリントデータ解析部212に対応するプログラムを格納するためのそれぞれの領域を有する。ラスタ画像生成部211は、受信したプリントデータに基づいて、ビットマップ形式の画像データに変換するためのラスタライズ処理(RIP:Raster Image Processing)を実行する。すなわち、ラスタ画像生成部211は、プリントデータに含まれるデータファイルのオブジェクトを、プリンタ3Aが印刷に用いるビットマップ形式の画像データであるラスタ画像に変換する。プリントデータ解析部212は、受信したプリントデータを解析し、基準ページと内容が異なる固有領域を判別して、更新ブロック情報として出力する。例えばダイレクトメールであれば、顧客名、顧客住所などが挙げられる。なお、ラスタ画像生成部211、およびプリントデータ解析部212の機能は、それぞれに対応するプログラムをCPU21が実行することにより発揮される。
図5に示すように、RAM23は、ラスタ画像記憶部231、更新ブロック情報記憶部232、および圧縮済み画像記憶部233のためのそれぞれの領域を有する。ラスタ画像記憶部231は、生成されたラスタ画像を記憶する。更新ブロック情報記憶部232は、作成された更新ブロック情報を記憶する。更新ブロック情報は、ラスタ画像圧縮部25で使用された後は速やかにRAM23から消去される。圧縮済み画像記憶部233は、生成または修正された圧縮済み画像を記憶する。ここで、圧縮済み画像は、1ページ分のラスタ画像を圧縮した画像データである。
図6に示すように、ハードディスク24は、プリントデータ記憶部241のための領域を有する。プリントデータ記憶部241は、受信したプリントデータを記憶する。
図7は、プリンタ3Aの概略構成を示すブロック図である。プリンタ3A,3Bは相互に同様の構成であるため、以下、プリンタ3Aを代表として用いて説明する。
プリンタ3Aは、CPU31、ROM32、RAM33、操作パネル部34、印刷部35、およびプリンタコントローラインタフェース36を含み、これらは信号をやり取りするためのバス37を介して相互に接続されている。
操作パネル部34は、各種情報の表示および各種指示の入力に使用される。印刷部35は、帯電、露光、現像、転写および定着の各工程を含む電子写真式プロセスなどの作像プロセスを用いて、画像を用紙などの記録媒体上に印刷する。プリンタコントローラインタフェース36は、プリンタコントローラ2Aと通信を行うためのインタフェースである。
クライアント端末1A,1B,1C、プリンタコントローラ2A,2B、およびプリンタ3A,3Bは、上述した構成要素以外の構成要素を含んでいてもよく、あるいは、上述した構成要素のうちの一部が含まれていなくてもよい。
ここで、本実施形態で使用されるデータの圧縮処理について説明する。
データの圧縮処理としては固定長データ圧縮と可変長データ圧縮がある。固定長データ圧縮とは、圧縮後の圧縮率が固定的であるデータの圧縮処理をいう。固定長データ圧縮の特徴としては、ブロック単位で(特定のデータ量をターゲットとして)データの圧縮を行うことが挙げられる。
図8に示すように、1ピクセル1Byteのデータ量で、20×20ピクセルの画像データがあるとする。そして、例えば図8に示す画像データに対して固定長データ圧縮を施す場合について説明する。
図9は、固定長データ圧縮の例として代表的な固定長画像データ圧縮技術として知られるGBTC(Generalized Block Truncation Coding)圧縮がブロック単位での圧縮であることについて模式的に示すものである。
GBTC圧縮では、4×4ピクセル(16バイト)のブロックが、隣接するブロックに関係なくそれぞれ独立して圧縮される。図8の画像データを4×4ピクセルのブロックに分けた場合、図9に示すA〜Yの25のブロックに分けられる。GBTC圧縮では、このA〜Yの各ブロックが、6バイトの長さに圧縮される。図10は、図9の画像データが圧縮された後のデータを模式的に示す。
ここで、図9におけるA〜Y、図10におけるA−〜Y−の各ブロックの配置に注目すると、図9と図10とで各ブロックの配置構成は同じであることがわかる。そして、図10におけるA−〜Y−の各ブロックは、ブロック単位で独立した圧縮が行われているため、ブロック単位で生成された圧縮済み画像を再利用することが可能となる。したがって、本実施形態では、固定長データ圧縮が使用されることが、処理効率の観点から望ましい。ただし、ブロック単位で生成された圧縮済み画像を再利用できるものであれば、使用可能な圧縮処理の種類は任意である。
次に、図11および図12を参照して、プリンタコントローラ2Aにおける処理について説明する。なお、図11および図12のフローチャートにより示されるアルゴリズムは、プリンタコントローラ2AのROM22などの記憶部にプログラムとして記憶されており、CPU21により実行される。
予め、ユーザは、クライアント端末1Aにインストールされているアプリケーションソフトウェアを用いて、バリアブルプリントを実行するためのプリントデータを作成する。
そして、プリンタコントローラ2Aは、クライアント端末1Aからプリントデータを受信するまで待機する(S101でNO)。
プリントデータが受信されると(S101でYES)、プリンタコントローラ2Aは、受信したプリントデータをハードディスク24のプリントデータ記憶部241に保存する(S102)。ただし、受信したプリントデータは、リモートのデータベースサーバ、あるいは共有ファイルシステムに保存されてもよい。
前述したように、プリントデータは、レイアウトファイルとデータファイルとを含んでいる。データファイルとしては、PS(PostScript(登録商標))、PDF(Portable Document Format)、EPS(Encapsulated PostScript)などのPDL(Page Description Language:ページ記述言語)で記述されたファイルが使用される。ただし、RIP済みのデータ、ベクトルデータなどの他の形式のデータが、データファイルとして使用され得る。
続いて、圧縮済み画像の作成および出力が実行される(S103)。ここで、1ページごとに圧縮済み画像が作成され、プリンタ3Aに出力される。
次に、図12を参照して、圧縮済み画像の作成および出力について説明する。
まず、ハードディスク24に保管されているプリントデータがラスタ画像生成部211に受け渡されて、1ページ分のラスタ画像が生成される(S201)。
続いて、生成されたラスタ画像が基準ページであるか否かが判断される(S202)。ここで、基準ページは、ページ間の類似度に基づいて類別されたグループ中の最小ページである。例えば顧客名、顧客住所の部分のみが異なるダイレクトメール等の場合、グループは1つであるため、基準ページはTOPページ(最初のページ)である。一方、例えばオモテページとウラページとを有するプリントデータが両面印刷されるチケット等の場合、グループは2つであるため、基準ページは、TOPページ(最初のページ)、および第2ページである。基準ページは、プリントデータのレイアウト情報を解析することによって把握され得る。
生成されたラスタ画像が基準ページである場合(S202:YES)、プリントデータ解析部212は、当該ページ全体を更新ブロックとする更新ブロック情報を生成する(S203)。
続いて、基準ページのラスタ画像に対して圧縮処理が施されて、圧縮済み画像が生成され(S204)、ステップS207に進む。生成された圧縮済み画像は、圧縮済み画像記憶部233に記憶される。なお、圧縮済み画像は、基準ページの数だけ別個に保持される。
一方、生成されたラスタ画像が基準ページでない場合(S202:NO)、プリントデータ解析部212は、プリントデータのレイアウト情報に基づいて、対応する基準ページのラスタ画像との差分を固有領域として把握し、当該差分を更新ブロックとする更新ブロック情報を生成する(S205)。
続いて、対応する基準ページのラスタ画像と、更新ブロック情報とに基づいて、圧縮済み画像記憶部233に記憶されている圧縮済み画像が修正される(S206)。具体的には、更新ブロック情報に基づき、ステップS201で生成されたラスタ画像内から、圧縮済み画像における更新すべき部分に対応する固有領域が切り出され、圧縮処理が施されて修正固有圧縮画像が作成される。そして、圧縮済み画像のうちの固有領域に対応する固有圧縮画像が、修正固有圧縮画像に修正される。なお、固有圧縮画像の修正固有圧縮画像への修正(更新)は、上書き、差し替え等の処理で行われ得る。このようにして、圧縮済み画像のうち、複数ページで内容が共通する領域は再利用され、更新する必要のある領域だけが更新される。
ステップS207では、ステップS204で生成された圧縮済み画像、またはステップS206で修正された圧縮済み画像が、プリンタ3Aに出力される。ここで、プリンタ3Aは、プリンタコントローラ2Aから受信した圧縮済み画像を復元(伸長)して、用紙などの記録媒体上に印刷する。
ステップS208では、現在処理中のページが最終ページであるか否かが判断される。最終ページでないと判断された場合(S208:NO)、ステップS201に戻る。最終ページであると判断された場合(S208:YES)、図11のフローチャートに戻る。
次に、更新ブロック情報の生成(S203,S205)についてより詳しく説明する。
更新ブロック情報とは、圧縮済み画像記憶部233に記憶されている圧縮済み画像において更新するべきブロックを特定するための情報である。本実施形態では、プリントデータがバリアブル言語にて作成されており、プリントデータには、レイアウト情報が含まれる。レイアウト情報とは、再利用可能オブジェクトと非再利用可能オブジェクトを、ページ上にどのように配置するかを示す情報である。レイアウト情報には、配置するオブジェクト(を特定可能である名称)、配置するオブジェクトのサイズ(幅、高さ)、およびオブジェクトを配置する座標(X座標、Y座標)が含まれる。
更新ブロック情報の生成は、このレイアウト情報に基づいて行われる。
図13は、ページのレイアウトの一例を示す。
図中の更新フィールド501〜504は、ページ毎に更新されるフィールドである(図中において実線の矩形または楕円で示す)。また、再利用フィールド601〜603は、全ページで共通のフィールドである(図中において破線の矩形で示す)。各フィールドは、少なくとも1つのオブジェクトから構成される。ここで、プリントデータ内のレイアウト情報がページ単位で比較され、基準ページと異なるフィールドが更新フィールド、基準ページと同じフィールドが再利用フィールドと判断される。
図14は、ページのレイアウトをブロックで区切った図である。
図14に示すように、更新フィールドはブロックの境界と関係なく存在している。更新ブロック情報は、更新フィールドを含むブロックを矩形領域で示すものとして生成される。このため、例えば図14に示す更新フィールド504のような楕円形の更新フィールドが存在した場合、更新フィールド504を含むブロック全体を、ブロック境界線で囲う矩形領域が、更新ブロックとされる。結果として、更新フィールド504に対応する更新ブロックは、図15の符号514で示される部分となる。
圧縮対象となるブロック1個のX軸方向バイト数およびY軸バイト数をそれぞれnx、nyとし、更新フィールドのX軸方向の開始座標およびY軸方向の開始座標(ピクセル単位)をそれぞれmx、myとし、更新フィールドのX軸方向の終了座標およびY軸方向の終了座標(ピクセル単位)をそれぞれpx、pyとした場合、更新ブロックのX軸方向の開始座標およびY軸方向の開始座標Mx、My、更新ブロックのX軸方向の終了座標およびY軸方向の終了座標Px、Pyは、以下の式で算出される。なお、図14において、左上隅が原点である。
Mx=RD(mx/nx)×nx
My=RD(my/ny)×ny
Px=RU(px/nx)×nx
Py=RU(py/ny)×ny
ここで、「RD」は切り捨てを示す関数、「RU」は切り上げを示す関数とする。
このように、更新ブロック情報は、上記式に基いて計算された、ラスタ画像上のピクセル単位で表される座標によって示される。
次に、更新ブロック情報に基づく圧縮済み画像の修正(S206)についてより詳しく説明する。
バリアブル言語で記述されたプリントデータがその効果を発揮するためには、全ページが同一サイズであり、同一レイアウトである事が望ましく、また一般的であるため、ここでは、全ページが同一サイズである事を前提としている。
図16は、更新ブロック情報に基づく圧縮済み画像の修正方法を示す図である。
ラスタ画像生成部211によって生成されたラスタ画像801は、1ページ分の画像データである。また、圧縮済み画像803は、1ページ分の画像データを圧縮したものである。圧縮済み画像803の修正を行う際には、まず更新ブロック情報802によって示されるラスタ画像801上のブロックが参照される。かかるブロックは、更新すべき部分に対応する固有領域804である。続いて、参照されたブロックが圧縮されて修正固有圧縮画像805が作成される。そして、修正固有圧縮画像805が、圧縮済み画像803の対応する部分に上書きされる。つまり、圧縮済み画像803のうちの固有領域804に対応する固有圧縮画像806が、修正固有圧縮画像805に修正される。
圧縮済み画像803上における更新すべきブロックは、ラスタ画像801上のピクセル座標によって示される更新ブロック情報802に基いて、以下のように求められる。
圧縮済み画像803上における更新すべきブロックのX軸方向の開始座標およびY軸方向の開始座標Bsx、Bsy、圧縮済み画像803上における更新すべきブロックのX軸方向の終了座標およびY軸方向の終了座標Bex、Beyは、ブロック単位の座標にて、以下の式で算出される。
Bsx=Mx/nx
Bsy=My/ny
Bex=Px/nx
Bey=Py/ny
ここで、圧縮対象となるブロック1個のX軸方向バイト数およびY軸バイト数をそれぞれnx、nyとし、更新ブロックのX軸方向の開始座標(ピクセル単位)およびY軸方向の開始座標(ピクセル単位)をそれぞれMx、Myとし、更新ブロックのX軸方向の終了座標(ピクセル単位)およびY軸方向の終了座標(ピクセル単位)をそれぞれPx、Pyとする。
このように、圧縮済み画像803上における更新すべきブロックの位置は、上記式に基いて計算された、圧縮済み画像803上のブロック単位で表される座標によって示される。
上述したように、本実施形態のプリンタコントローラ2Aは、複数ページからなる画像データの所定ページに対して、ページ内の複数の領域毎に独立して圧縮処理を施し、圧縮されて得られた圧縮済み画像803を格納部に格納する。続いて、プリンタコントローラ2Aは、前記所定ページと異なるページのうち、前記所定ページと対応する領域同士の内容が異なる固有領域804を判別する。そして、プリンタコントローラ2Aは、格納部に格納されている圧縮済み画像803のうちの前記固有領域804に対応する固有圧縮画像806を、前記所定ページと異なるページ内の固有領域804に対して圧縮処理が施された修正固有圧縮画像805に修正し、修正された圧縮済み画像をプリンタ3Aに出力する。
このようにして、圧縮済み画像のうち、複数ページで内容が共通する領域は再利用され、更新する必要のある領域だけが更新される。したがって、複数ページからなる画像データの圧縮処理にかかる時間を短縮化することができ、これにより、印刷処理性能を向上させることができる。
次に、本発明の第2の実施形態に係る印刷システムについて説明する。なお、ハードウェア構成は、第1の実施形態にかかる印刷システムと同様であるため説明を省略する。以下、第1の実施形態と異なる点を中心に、第2の実施形態にかかる印刷システムの動作について説明する。
第1の実施形態では、ラスタ画像生成部211により、1ページ全体のラスタ画像が全ページ分生成される。これにより、圧縮済み画像を更新する際に、生成されたラスタ画像内から固有領域を切り出して圧縮したものを、圧縮済み画像に対して例えば上書きすることを可能としている。しかし、バリアブル言語をサポートするプリンタ等の画像形成装置は、再利用可能オブジェクトをRIPして作成したオブジェクトのラスタ画像を、メモリやハードディスク上にキャッシュし、このキャッシュしたラスタ画像を再利用することで、RIP時間を削減し、性能を向上させることができる。そこで、第2の実施形態は、プリントデータに含まれるレイアウト情報に基き、指定された再利用可能オブジェクトのラスタ画像を用いて、圧縮済み画像を修正する方法を提供するものである。
図17は、第2の実施形態における圧縮済み画像の作成および出力についての処理の手順を示すフローチャートである。
まず、処理対象のページが基準ページであるか否かが判断される(S301)。ここで、基準ページは、ページ間の類似度に基づいて類別されたグループ中の最小ページである。かかる基準ページは、プリントデータのレイアウト情報を解析することによって把握され得る。
処理対象のページが基準ページである場合(S301:YES)、当該1ページ分のラスタ画像が生成される(S302)。
続いて、基準ページのラスタ画像に対して圧縮処理が施されて、圧縮済み画像が生成され(S303)、ステップS309に進む。生成された圧縮済み画像は、圧縮済み画像記憶部233に記憶される。なお、圧縮済み画像は、基準ページの数だけ別個に保持される。
一方、生成されたラスタ画像が基準ページでない場合(S301:NO)、プリントデータ解析部212は、プリントデータのレイアウト情報に基づいて、対応する基準ページとの差分の一つを固有領域として把握し、当該差分のラスタ画像を生成する(S304)。
続いて、圧縮済み画像記憶部233に記憶されている圧縮済み画像のうち、差分に対応する固有圧縮画像が復元される(S305)。
続いて、復元画像に対して差分のラスタ画像を上書きして得た画像を圧縮することにより、修正固有圧縮画像が作成される(S306)。
そして、修正固有圧縮画像を用いて、圧縮済み画像が修正される(S307)。すなわち、圧縮済み画像のうちの固有領域に対応する固有圧縮画像が、修正固有圧縮画像に修正される。
ステップS308では、圧縮済み画像のページが完成したか否かが判断される。すなわち、処理対象のページと、対応する基準ページとの差分の全てが修正されたか否かが判断される。
ステップS309では、ステップS303で生成された圧縮済み画像、またはステップS307で修正されて完成した圧縮済み画像が、プリンタ3Aに出力される。ここで、プリンタ3Aは、プリンタコントローラ2Aから受信した圧縮済み画像を復元(伸長)して、用紙などの記録媒体上に印刷する。
ステップS310では、現在処理中のページが最終ページであるか否かが判断される。最終ページでないと判断された場合(S310:NO)、ステップS301に戻る。最終ページであると判断された場合(S310:YES)、図11のフローチャートに戻る。
次に、第2の実施形態における圧縮済み画像の修正についてより詳しく説明する。図18は、第2の実施形態における圧縮済み画像の修正方法を示す図である。
まず、レイアウト情報901に基づいて、圧縮済み画像903上に配置すべきラスタ画像(オブジェクト画像)902の指定が行われ、かかるラスタ画像902の圧縮済み画像903上における配置先座標が指定される。この配置先座標はページ全体のラスタ画像上におけるピクセル単位の座標であるため、まず、この配置先座標が圧縮済み画像上におけるブロック単位の座標に変換される。
ラスタ画像902の配置先を示す圧縮済み画像903上におけるブロック単位の、X軸方向における開始位置及び終了位置Bsx、Bex、Y軸方向における開始位置及び終了位置Bsy、Beyは、以下の式で算出される。
Bsx=RD(sx/nx)
Bex=RU((sx+w)/nx)
Bsy=RD(sy/ny)
Bey=RU((sy+h)/ny)
ここで、圧縮対象となるブロック1個のX軸方向バイト数およびY軸バイト数をそれぞれnx、nyとし、ページ全体のラスタ画像上におけるラスタ画像902のX軸方向における開始座標(ピクセル単位)およびY軸方向における開始座標(ピクセル単位)をそれぞれsx、syとし、ラスタ画像902の幅および高さ(ピクセル単位)をそれぞれw、hとする。また、「RD」は切り捨てを示す関数、「RU」は切り上げを示す関数とする。
そして、圧縮済み画像上におけるブロック単位の配置先座標によって示されるブロックが復元され、復元済み画像904が作成される。
更に、復元済み画像904に対してラスタ画像902が上書きされる。
復元済み画像904上においてラスタ画像902を上書きすべき位置の、X軸方向における開始座標(ピクセル単位)およびY軸方向における開始座標(ピクセル単位)Rsx、Rsyは、以下の式で算出される。
Rsx=sx%nx
Rsy=sy%ny
ここで、例えば「A%B」は、AをBで割った余りを示す。
復元済み画像904にラスタ画像902が上書きされた後、上書きされて得られた画像が再度圧縮されることにより、修正固有圧縮画像905が作成される。
最後に、修正固有圧縮画像905が、圧縮済み画像上におけるブロック単位のX軸方向における開始位置及び終了位置Bsx、Bex、Y軸方向における開始位置及び終了位置Bsy、Beyで示される配置先に、上書きされる。
このように第2の実施形態では、修正固有圧縮画像は、圧縮済み画像のうちの固有圧縮画像を復元した復元画像に、固有領域に対応するオブジェクトにラスタライズ処理を施して得られたオブジェクト画像を上書きした画像に対して、圧縮処理を施すことにより、作成される。すなわち、プリントデータに含まれるレイアウト情報に基き、指定された再利用可能オブジェクトのラスタ画像を用いて、圧縮済み画像が修正される。これにより、全ページ分のラスタ画像を生成する必要がなくなる。しかも、固有領域に対応するオブジェクトの周辺画像が欠落してしまう事態を防止でき、精密な修正が可能となる。
したがって、第2の実施形態によれば、第1の実施形態による効果と同様の効果を得ることができることに加えて、再利用可能なオブジェクトをRIPして作成したラスタ画像を再利用することでRIP時間を削減することが可能となり、さらなる印刷処理性能の向上を図ることができる。
次に、本発明の第3の実施形態に係る印刷システムについて説明する。なお、ハードウェア構成は、第1の実施形態にかかる印刷システムと同様であるため説明を省略する。以下、第1の実施形態と異なる点を中心に、第3の実施形態にかかる印刷システムの動作について説明する。
第1の実施形態では、プリントデータがバリアブル言語で作成されており、そのレイアウト情報に基づいて、更新ブロック情報が生成される。第3の実施形態は、プリントデータがバリアブル言語で作成されていない場合でも、更新ブロック情報を生成する方法を提供するものである。
図19は、第3の実施形態における圧縮済み画像の作成および出力についての処理の手順を示すフローチャートである。
まず、ラスタ画像解析処理が行われる(S401)。ラスタ画像解析処理では、プリントデータに含まれる画像データがページ内で等分割され、等分割された領域同士が各ページ間で比較されて、複数ページで共通して使用される共通領域と当該共通領域に該当しない固有領域とが判別される。ここでの画像データは、印刷に使用されるビットマップ形式の画像データよりも低い解像度のビットマップ形式の画像データに変換されたものが使用される。
図20は、生成された低解像度のRGBラスタ画像の一例を示す図である。ここで、生成時間および解析時間を極力短くするために、低解像度でかつRGBのラスタ画像が生成される。生成されたRGBラスタ画像は、図21に示すように、M(行)×N(列)領域に等分割される。図21では、RGBラスタ画像は、6行4列に分割されている。なお、RGBラスタ画像は、ページ内で格子状に等分割されることが効率的な処理の観点から好ましい。特に、複数ページに亘り大部分の画像が共通し、一部の画像のみが異なるようなデータの場合に効率的な処理が期待できる。尚、分割数M×Nは任意であり予め設定される。ここで、画像データがページ内で等分割される領域は、圧縮処理が施されるブロックに相当することが望ましい。その後、等分割された各領域が数値化される。すなわち、各領域におけるRGB色成分のピクセル値を入力として、例えばハッシュ関数を用いることにより、各領域のハッシュ値が算出される。図22は、1ページ分のRGBラスタ画像における各領域のハッシュ値の一例を示す。ハッシュ関数として、例えばMD5(Message Digest 5)やSHA(Secure Hash Algorithm)等が用いられる。なお、ピクセル値は、一般に、R(赤)=0〜255、G(緑)=0〜255、B(青)=0〜255の範囲をとる。以上の処理が、全ページの処理が終了するまで繰り返される。
そして、全ページの処理が終了すると、ページ毎の類似度を判定して、各ページがグループ化される。続いて、グループ毎に共通領域と固有領域とが抽出される。具体的には、まず、領域(行1列1、行2列1……行6列4)毎に一致率が算出される。なお、領域毎の一致率は、ある領域において基準ページの領域と値が一致する領域を含むページの全ページに対する割合を示す。そして、領域毎の一致率が100%の領域が共通領域、それ以外の領域が固有領域と判別される(図23参照)。このように等分割された領域同士は、各領域を数値化したデータに基づいて、各ページ間で比較される。これにより、高速かつ正確な領域同士の比較が可能となる。図24は、オモテページとウラページとを有するプリントデータが両面印刷される場合の、生成された低解像度のRGBラスタ画像の一例を示す図である。この場合、グループは2つできるため、基準ページは、TOPページ(最初のページ)、および第2ページである。
続いて、ハードディスク24に保管されているプリントデータがラスタ画像生成部211に受け渡されて、1ページ分のラスタ画像が生成される(S402)。ここで生成されるラスタ画像は、印刷に使用される解像度のビットマップ形式の画像データである。
続いて、生成されたラスタ画像が基準ページであるか否かが判断される(S403)。ここで、基準ページは、ページ間の類似度に基づいて類別されたグループ中の最小ページである。
生成されたラスタ画像が基準ページである場合(S403:YES)、プリントデータ解析部212は、当該ページ全体を更新ブロックとする更新ブロック情報を生成する(S404)。
続いて、基準ページのラスタ画像に対して圧縮処理が施されて、圧縮済み画像が生成され(S405)、ステップS408に進む。生成された圧縮済み画像は、圧縮済み画像記憶部233に記憶される。なお、圧縮済み画像は、基準ページの数だけ別個に保持される。
一方、生成されたラスタ画像が基準ページでない場合(S403:NO)、ステップS401におけるラスタ画像解析処理の結果に基づいて、対応する基準ページのラスタ画像との差分が固有領域として把握され、当該差分を更新ブロックとする更新ブロック情報が生成される(S406)。
続いて、対応する基準ページのラスタ画像と、更新ブロック情報とに基づいて、圧縮済み画像記憶部233に記憶されている圧縮済み画像が修正される(S407)。
ステップS408では、ステップS405で生成された圧縮済み画像、またはステップS407で修正された圧縮済み画像が、プリンタ3Aに出力される。ここで、プリンタ3Aは、プリンタコントローラ2Aから受信した圧縮済み画像を復元(伸長)して、用紙などの記録媒体上に印刷する。
ステップS409では、現在処理中のページが最終ページであるか否かが判断される。最終ページでないと判断された場合(S409:NO)、ステップS402に戻る。最終ページであると判断された場合(S409:YES)、図11のフローチャートに戻る。
このように第3の実施形態のプリンタコントローラは、画像データをページ内で複数の領域に等分割し、等分割された所定ページ内の複数の領域、および所定ページと異なるページ内の複数の領域の間で対応する領域同士を比較して両ページで内容が異なる領域を固有領域と判別する。
したがって、第3の実施形態によれば、プリントデータがバリアブル言語で作成されていない場合でも、更新ブロック情報を生成することができ、第1の実施形態による効果と同様の効果を得ることができる。すなわち、圧縮済み画像のうち、複数ページで内容が共通する領域は再利用され、更新する必要のある領域だけが更新される。したがって、複数ページからなる画像データの圧縮処理にかかる時間を短縮化することができ、これにより、印刷処理性能を向上させることができる。
なお、第3の実施形態では、受信されるプリントデータが汎用のPDLで記述されたプリントデータである場合が想定される。しかし、本実施形態は、プリントデータがRIP済のページ画像データの場合にも適用され得る。RIP済みのページ画像データとしては、マルチページTIFF画像、GDIドライバで生成した画像、ビットマップ画像、JPEG画像等が挙げられる。
本発明は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲内において、種々改変することができる。
上記実施形態では、画像処理装置としてのプリンタコントローラと、画像形成装置としてのプリンタとが別個の装置として分離して設置され、互いにローカル接続された構成の場合について述べたが、プリンタコントローラはプリンタの中に内包されていてもよい。
また、上記実施形態では、画像形成装置としてプリンタが採用されているが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明は、例えばMFP(Multi−Function Peripheral)、複写機等の画像形成装置にも適用可能である。
本実施形態の印刷システムにおける各種処理を行う手段および方法は、専用のハードウェア回路、またはプログラムされたコンピュータのいずれによっても実現することが可能である。上記プログラムは、たとえばフレキシブルディスクやCD−ROMなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体によって提供されてもよいし、インターネット等のネットワークを介してオンラインで提供されてもよい。この場合、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムは、通常、ハードディスク等の記憶部に転送されて記憶される。また、上記プログラムは、単独のアプリケーションソフトとして提供されてもよいし、装置の一機能としてその装置のソフトウェアに組み込まれてもよい。
本発明の第1の実施形態に係る印刷システムの全体構成図である。 クライアント端末の概略構成を示すブロック図である。 プリンタコントローラの概略構成を示すブロック図である。 ラスタ画像生成部、およびプリントデータ解析部を説明するための図である。 ラスタ画像記憶部、更新ブロック情報記憶部、および圧縮済み画像記憶部を説明するための図である。 プリントデータ記憶部を説明するための図である。 プリンタの概略構成を示すブロック図である。 20×20ピクセルの画像データを説明するための模式図である。 ブロック単位での圧縮を説明するための模式図である。 図9の画像データが圧縮された後のデータを模式的に示す図である。 プリンタコントローラにおける処理の手順を示すフローチャートである。 圧縮済み画像の作成および出力につての処理の手順を示すフローチャートである。 ページのレイアウトの一例を示す図である。 ページのレイアウトをブロックで区切った図である。 更新フィールドに対応する更新ブロックを説明するための図である。 更新ブロック情報に基づく圧縮済み画像の修正方法を示す図である。 第2の実施形態における圧縮済み画像の作成および出力についての処理の手順を示すフローチャートである。 第2の実施形態における圧縮済み画像の修正方法を示す図である。 第3の実施形態における圧縮済み画像の作成および出力についての処理の手順を示すフローチャートである。 生成された低解像度のRGBラスタ画像の一例を示す図である。 M×N領域に分割されたラスタ画像の一例を示す図である。 1ページ分のRGBラスタ画像における各領域のハッシュ値の一例を示す図である。 共通領域と固有領域との判別結果を示す図である。 オモテページとウラページとを有するプリントデータが両面印刷される場合の、生成された低解像度のRGBラスタ画像の一例を示す図である。
符号の説明
1A,1B,1C クライアント端末、
11,21,31 CPU、
12,22,32 ROM、
13,23,33 RAM、
14,24 ハードディスク、
15 ディスプレイ、
16 入力装置、
17,26 ネットワークインタフェース、
18,28,37 バス、
2A,2B プリンタコントローラ(画像処理装置)、
211 ラスタ画像生成部、
212 プリントデータ解析部、
231 ラスタ画像記憶部、
232 更新ブロック情報記憶部、
233 圧縮済み画像記憶部、
241 プリントデータ記憶部、
25 ラスタ画像圧縮部、
27 プリンタインタフェース、
3A,3B プリンタ、
34 操作パネル部、
35 印刷部、
36 プリンタコントローラインタフェース、
5 ネットワーク、
501〜504 更新フィールド、
514 更新ブロック、
601〜603 再利用フィールド、
801 ラスタ画像、
802 更新ブロック情報、
803,903 圧縮済み画像、
804 固有領域、
805,905 修正固有圧縮画像、
806 固有圧縮画像、
901 レイアウト情報、
902 ラスタ画像、
904 復元済み画像。

Claims (14)

  1. 画像処理装置であって、
    複数ページからなる画像データの所定ページに対して、ページ内の複数の領域毎に独立して圧縮処理を施す圧縮部と、
    前記圧縮部により圧縮されて得られた前記所定ページの圧縮済み画像データを格納する格納部と、
    前記所定ページ内の複数の領域、および前記所定ページと異なるページ内の複数の領域の間で対応する領域同士の内容が異なる固有領域を判別する判別部と、
    前記格納部に格納されている前記所定ページの圧縮済み画像データのうちの前記固有領域に対応する固有圧縮画像データを、前記所定ページと異なるページ内の前記固有領域に対して圧縮処理が施された修正固有圧縮画像データに修正する修正部と、
    前記修正部により修正された後の圧縮済み画像データを出力する出力部と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記画像データの各ページは、前記画像処理装置に入力されたプリントデータの各ページを、印刷に使用されるビットマップ形式のデータに変換して取得され、
    前記判別部は、前記プリントデータに含まれページ内にどのオブジェクトをどこに配置するかを示すレイアウト情報に基づいて、前記固有領域を判別する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記画像データの所定ページは、前記画像処理装置に入力されたプリントデータの前記所定ページを、印刷に使用されるビットマップ形式のデータに変換して取得され、
    前記判別部は、前記プリントデータに含まれページ内にどのオブジェクトをどこに配置するかを示すレイアウト情報に基づいて、前記固有領域を判別し、
    前記修正固有圧縮画像データは、前記固有圧縮画像データを復元した復元画像データに、前記プリントデータの前記固有領域に対応するオブジェクトを印刷に使用されるビットマップ形式のデータに変換して得られたオブジェクト画像データを上書きした画像データに対して、圧縮処理を施した画像データである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記判別部は、前記画像データをページ内で複数の領域に等分割し、等分割された前記所定ページ内の複数の領域、および前記所定ページと異なるページ内の複数の領域の間で対応する領域同士を比較して両ページで内容が異なる領域を固有領域と判別する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 前記対応する領域同士は、各領域を数値化したデータに基づいて比較されることを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記圧縮処理は、固定長データ圧縮であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  7. 画像処理装置プログラムであって、
    複数ページからなる画像データの所定ページに対して、ページ内の複数の領域毎に独立して圧縮処理を施す手順1)と、
    前記手順1において圧縮されて得られた前記所定ページの圧縮済み画像データを格納する手順2)と、
    前記所定ページ内の複数の領域、および前記所定ページと異なるページ内の複数の領域の間で対応する領域同士の内容が異なる固有領域を判別する手順3)と、
    前記格納部に格納されている前記所定ページの圧縮済み画像データのうちの前記固有領域に対応する固有圧縮画像データを、前記所定ページと異なるページ内の前記固有領域に対して圧縮処理が施された修正固有圧縮画像データに修正する手順4)と、
    前記手順4)において修正された後の圧縮済み画像データを出力する手順5)と、
    を備えた処理をコンピュータに実行させるための画像処理プログラム。
  8. 前記画像データの各ページは、前記画像処理装置に入力されたプリントデータの各ページを、印刷に使用されるビットマップ形式のデータに変換して取得され、
    前記手順3)は、前記プリントデータに含まれページ内にどのオブジェクトをどこに配置するかを示すレイアウト情報に基づいて、前記固有領域を判別するものである、
    ことを特徴とする請求項7に記載の画像処理プログラム。
  9. 前記画像データの所定ページは、前記画像処理装置に入力されたプリントデータの前記所定ページを、印刷に使用されるビットマップ形式のデータに変換して取得され、
    前記手順3)は、前記プリントデータに含まれページ内にどのオブジェクトをどこに配置するかを示すレイアウト情報に基づいて、前記固有領域を判別するものであり、
    前記修正固有圧縮画像データは、前記固有圧縮画像データを復元した復元画像データに、前記プリントデータの前記固有領域に対応するオブジェクトを印刷に使用されるビットマップ形式のデータに変換して得られたオブジェクト画像を上書きした画像データに対して、圧縮処理を施した画像データである、
    ことを特徴とする請求項7に記載の画像処理プログラム。
  10. 前記手順3)は、前記画像データをページ内で複数の領域に等分割し、等分割された前記所定ページ内の複数の領域、および前記所定ページと異なるページ内の複数の領域の間で対応する領域同士を比較して両ページで内容が異なる領域を固有領域と判別するものである、ことを特徴とする請求項7に記載の画像処理プログラム。
  11. 前記対応する領域同士は、各領域を数値化したデータに基づいて比較されることを特徴とする請求項10に記載の画像処理プログラム。
  12. 前記圧縮処理は、固定長データ圧縮であることを特徴とする請求項7〜11のいずれか1つに記載の画像処理プログラム。
  13. 請求項7〜12のいずれか1つに記載の画像処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  14. 画像処理装置方法であって、
    複数ページからなる画像データの所定ページに対して、ページ内の複数の領域毎に独立して圧縮処理を施すステップ1)と、
    前記ステップ1において圧縮されて得られた前記所定ページの圧縮済み画像データを格納部に格納するステップ2)と、
    前記所定ページ内の複数の領域、および前記所定ページと異なるページ内の複数の領域の間で対応する領域同士の内容が異なる固有領域を判別するステップ3)と、
    前記格納部に格納されている前記所定ページの圧縮済み画像データのうちの前記固有領域に対応する固有圧縮画像データを、前記所定ページと異なるページ内の前記固有領域に対して圧縮処理が施された修正固有圧縮画像データに修正するステップ4)と、
    前記ステップ4)において修正された後の圧縮済み画像データを出力するステップ5)と、
    を備えたことを特徴とする画像処理方法。
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