JPH10143336A - 出力イメージ事前検証システム - Google Patents

出力イメージ事前検証システム

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JPH10143336A
JPH10143336A JP8298792A JP29879296A JPH10143336A JP H10143336 A JPH10143336 A JP H10143336A JP 8298792 A JP8298792 A JP 8298792A JP 29879296 A JP29879296 A JP 29879296A JP H10143336 A JPH10143336 A JP H10143336A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】プリント依頼者に負担をかけず、最終出力者が
最終出力のプリントイメージの検証をプリント出力前に
効率的かつ確実に行う。 【解決手段】展開処理部14は、PDL解釈部で解釈さ
れたプリント情報を展開し、イメージ処理部15は、こ
の展開されたドラフトプリンタ用展開イメージを所定の
低解像度に変換する。この変換されたドラフト出力イメ
ージは、この変換時の変換制御情報が付加されて最終出
力プリンタ側システム20に転送され、PDLファイル
F11も転送される。最終出力プリンタ側システム20
では、転送されたPDLファイルF21をもとに、PD
L解釈部23が解釈し、展開処理部24が展開し、最終
出力イメージを生成する。イメージ処理部25は、最終
出力イメージに対して、転送された変換制御情報をもと
にドラフト出力イメージと同じ解像度に変換する。比較
部29は、この変換されたイメージとドラフト出力イメ
ージとの排他的論理和演算を行い、この演算結果を表示
部22に表示し、最終出力イメージの検証がプリント出
力前に行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PDL(Page Des
cription Language:ページ記述言語)で記述されたプ
リント情報をもとに第1のシステムでプリント出力され
た第1の出力イメージと、該プリント情報をもとに第2
のシステムでプリント出力された第2の出力イメージと
に差異が生じたか否かを第2のシステムにおけるプリン
ト出力前に検証する出力イメージ事前検証システムに関
し、特にユーザがネットワークを介して高品質のプリン
ト出力をプリントショップ等に依頼した際に、該プリン
トショップ等の側で依頼されたプリント出力の出力イメ
ージをプリント出力前に簡易に検証することができる出
力イメージ事前検証システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、作成した文書等のプリントイ
メージをCRT等の表示装置の表示画面上に表示し、こ
の表示されたプリントイメージをプリント処理前に確認
できるものがある。
【0003】例えば、特開平5−67106号公報に
は、文書処理装置本体が有するフォントがプリンタのフ
ォントと異なる場合、プリンタのもつフォントによる印
刷結果を文書処理装置側のCRT上に表示するものが記
載されている。
【0004】また、特開平7−40608号公報には、
プリンタ言語で記述されたデータをホストコンピュータ
が印刷装置に送って印刷するシステムに関するもので、
展開されたビットマップイメージをホストコンピュータ
に送信してページ毎に印刷処理継続の可否の指示を受け
るようにするものが記載され、これによりユーザの期待
に反した印刷結果となることを防ぎ、無駄な印刷を抑制
するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プリン
ト依頼者がPDLで記載されたプリント情報をもとに予
めドラフトプリンタを用いて出力を望むプリントイメー
ジを得ておき、このプリントイメージの出力を依頼され
た最終出力者がこのプリント情報をもとに高品質・高速
・製本可能な最終出力プリンタから依頼されたプリント
イメージを出力する場合、最終出力側のシステムは、プ
リント情報からイメージを作成する処理環境が依頼者側
のシステムと異なるため、最終出力者は最終出力側のシ
ステムにおいて、例えば一部試しを行って該依頼された
プリントイメージを検証したり、最終出力のプリントイ
メージを表示装置に表示して検証したりしていたが、次
のような問題点があった。
【0006】すなわち、一部試しを行う場合、検証を行
うのは本来プリント依頼者であるため、一部試しの結果
を検証するためにプリント依頼者が最終出力側のシステ
ムに居る必要があり、あるいは、一部試しの結果の最終
出力のプリントイメージをプリント依頼者側にネットワ
ーク等を介して転送する必要があり、プリント依頼者に
負担がかかったり、効率的な検証が困難であるという問
題点があった。
【0007】また、表示装置に最終出力のプリントイメ
ージを表示する場合、表示装置の解像度はプリントイメ
ージの解像度に比べて低いため、検証が困難であるとと
もに、プリントイメージの一部を拡大して全てのプリン
トイメージを検証する作業は非常に効率が悪いという問
題点があった。
【0008】そこで、本発明は、かかる問題点を除去
し、プリント依頼者に負担をかけず、最終出力者が最終
出力のプリントイメージの検証をプリント出力前に効率
的かつ確実に行うことができる出力イメージ事前検証シ
ステムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、ページ記
述言語で記述されたプリント情報をもとに第1のシステ
ムでプリント出力された第1の出力イメージと、該プリ
ント情報をもとに第2のシステムでプリント出力された
第2の出力イメージとに差異が生じたか否かを第2のシ
ステムにおけるプリント出力前に検証する出力イメージ
事前検証システムにおいて、前記第1のシステムは、前
記プリント情報をもとに前記第1の出力イメージを生成
する第1のイメージ生成手段と、前記第1の出力イメー
ジに対して所定のイメージ処理を行う第1のイメージ処
理手段と、前記プリント情報、前記所定のイメージ処理
結果である第1のイメージ及び前記所定のイメージ処理
に関する制御情報であるイメージ処理制御情報を前記第
2のシステムに転送する転送手段とを具備し、前記第2
のシステムは、前記プリント情報をもとに前記第2の出
力イメージを生成する第2のイメージ生成手段と、前記
第2の出力イメージに対し、前記イメージ処理制御情報
をもとに前記所定のイメージ処理を行う第2のイメージ
処理手段と、前記第2の出力イメージに対する前記所定
のイメージ処理結果である第2のイメージと前記第1の
イメージとを比較する処理を行う比較処理手段と、前記
比較処理手段による比較結果を表示出力する表示手段と
を具備したことを特徴とする。
【0010】第2の発明は、第1の発明において、前記
所定のイメージ処理は、前記第1の出力イメージの解像
度を低くする処理であり、前記比較処理手段は、前記第
1のイメージと前記第2のイメージとの排他的論理和演
算を行うことを特徴とする。
【0011】第3の発明は、第1の発明において、前記
所定のイメージ処理は、第1の出力イメージあるいは第
2の出力イメージのページ数を獲得する処理であり、前
記比較処理手段は、前記第1の出力イメージのページ数
と第2の出力イメージのページ数とを比較することを特
徴とする。
【0012】第4の発明は、第1の発明において、前記
所定のイメージ処理は、第1の出力イメージあるいは第
2の出力イメージの文字数及びイメージ数を獲得する処
理であり、前記比較処理手段は、前記第1の出力イメー
ジの文字数及びイメージ数と、前記第2の出力イメージ
の文字数及びイメージ数とのそれぞれを比較することを
特徴とする。
【0013】第5の発明は、第1の発明において、前記
所定のイメージ処理は、第1の出力イメージあるいは第
2の出力イメージのページ数、文字数、イメージ数を獲
得する処理であり、前記比較処理手段は、前記第1の出
力イメージのページ数、文字数、イメージ数と、前記第
2の出力イメージのページ数、文字数、イメージ数との
それぞれを比較することを特徴とする。
【0014】第6の発明は、第1の発明において、前記
所定のイメージ処理は、第1の出力イメージあるいは第
2の出力イメージの各ページを所定のブロックに分割
し、この分割されたブロック内における画素の黒部分の
比率を獲得する処理であり、前記比較処理手段は、前記
第1の出力イメージの各ブロックの黒部分の比率と、前
記第2の出力イメージの各ブロックの黒部分の比率とを
それぞれ比較することを特徴とする。
【0015】第7の発明は、第1の発明において、前記
所定のイメージ処理は、前記第1の出力イメージあるい
は第2の出力イメージの各ページを所定の圧縮処理で圧
縮し、各ページ毎の圧縮処理前に対する圧縮後の圧縮率
を獲得する処理であり、前記比較処理手段は、前記第1
の出力イメージの各ページ毎の圧縮率と前記第2の出力
イメージの各ページ毎の圧縮率とをそれぞれ比較するこ
とを特徴とする。
【0016】第8の発明は、ページ記述言語で記述され
たプリント情報をもとに第1のシステムでプリント出力
された第1の出力イメージと、該プリント情報をもとに
第2のシステムでプリント出力された第2の出力イメー
ジとに差異が生じたか否かを第2のシステムにおけるプ
リント出力前に検証する出力イメージ事前検証システム
において、前記第1のシステムは、前記プリント情報を
もとに前記第1の出力イメージを生成する第1のイメー
ジ生成手段と、前記プリント情報、前記第1の出力イメ
ージ、及び前記第1のイメージ生成手段によるイメージ
生成処理に関する制御情報であるイメージ生成制御情報
を前記第2のシステムに転送する転送手段とを具備し、
前記第2のシステムは、前記プリント情報をもとに前記
第2の出力イメージを生成する第2のイメージ生成手段
と、前記第2の出力イメージに対し、前記イメージ生成
制御情報をもとに前記イメージ生成処理を行うイメージ
処理手段と、前記第2の出力イメージに対する前記イメ
ージ生成処理結果である第2のイメージと前記第1の出
力イメージとを比較する処理を行う比較処理手段と、前
記比較処理手段による比較結果を表示出力する表示手段
とを具備したことを特徴とする。
【0017】第9の発明は、第8の発明において、前記
比較処理手段は、前記第1のイメージと前記第2のイメ
ージとの排他的論理和演算を行うことを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。
【0019】図1は、本発明の実施の形態である出力イ
メージ事前検証システムの構成を示す図である。図1に
おいて、この出力イメージ事前検証システムは、複数の
ドラフトプリンタ側システム10〜nと最終出力プリン
タ側システム20とがネットワークNに接続された構成
をとる。
【0020】各ドラフトプリンタ側システム10〜n
は、プリント出力を依頼する側のシステムである。この
各ドラフトプリンタ側システム10〜nは、マウス等の
ポインティングデバイスやキーボード等によって実現さ
れ、各種の指示入力を行う入力部11、CRTディスプ
レイ等によって実現される表示部12、PDLで記述さ
れたプリント情報を解釈するPDL解釈部13、この解
釈された情報をもとに展開処理したドラフトプリンタ用
展開イメージ(ドラフトプリントイメージ)を生成する
展開処理部14、展開処理されたドラフトプリントイメ
ージに対して解像度の低減等の所定のイメージ処理を行
うイメージ処理部15、PDL解釈部13の処理対象で
あり、PDLで記述されたファイルであるPDLファイ
ルF11,展開処理部14が生成したドラフトプリント
イメージのファイルであるドラフトプリンタ用展開イメ
ージファイルF12,イメージ処理部15によって処理
された情報のファイルであるドラフト出力イメージ情報
ファイルF13を少なくとも記憶する記憶部16、ドラ
フトプリンタ18のプリント制御を行うプリンタ制御部
17、各種の文書等を編集して少なくともPDLファイ
ルF11を生成する編集部19、ネットワークNとの間
の通信接続処理を行うネットワーク接続部nc1、及び
上述した各部の全体制御を行う制御部C1を有する。
【0021】ドラフトプリンタ側システム10〜nで
は、編集部19によって編集された文書に対するPDL
ファイルF11が記憶部16に記憶され、PDL解釈部
13は、記憶されたPDLファイルF11を取り出し
て、PDLで記述されたプリント情報を解釈する。展開
処理部14は、この解釈された情報を展開処理してドラ
フトプリントイメージを生成し、記憶部16にドラフト
プリンタ用展開イメージファイルF12として記憶す
る。イメージ処理部15は、所定のイメージ処理、ここ
では所定の低解像度に変換する処理を行い、この処理さ
れたイメージ情報とこのイメージ処理に関する情報であ
るイメージ処理制御情報とからなるドラフト出力イメー
ジ情報をドラフト出力イメージ情報ファイルF13とし
て記憶部16に記憶する。この際、ドラフトプリンタ側
システム10〜nのユーザは、プリント指示を入力部1
1から行うことにより、プリンタ制御部17を介してド
ラフトプリンタ18からドラフトプリンタ用展開イメー
ジファイルF12が示すドラフトプリントイメージを出
力して、このドラフトプリントイメージを確認すること
ができ、この確認後に、イメージ処理部15によってド
ラフト出力イメージ情報ファイルF13を生成するよう
にしてもよい。その後、入力部11からの転送指示によ
って、PDLファイルF11及びドラフト出力イメージ
情報ファイルF13は、ネットワーク接続部nc1、ネ
ットワークNを介して最終出力プリンタ側システム20
に転送される。
【0022】このドラフト出力イメージ情報ファイルF
13は、図2に示すように、イメージ処理制御情報及び
低解像度に変換されたイメージ情報からなる。イメージ
処理制御情報は、例えばイメージ情報の大きさを示すイ
メージ情報サイズ、原点の位置、紙送り方向、縦・横ビ
ット数、イメージ情報の解像度等の制御情報が格納され
る。ここで、圧縮方式とは、イメージ処理の1つとして
所定の圧縮処理を施した場合、この所定の圧縮処理の方
式を制御情報として格納する。なお。通信制御情報は、
ドラフト出力イメージ情報ファイルF13としては記憶
されないが、ネットワークNを介して最終出力プリンタ
側システム20に転送する際に付加される通信用のヘッ
ダであり、送信元、送信先、通信プロトコル等の通信に
必要な制御情報である。
【0023】一方、最終出力プリンタ側システム20
は、ドラフトプリンタ側システム10〜nから依頼され
たプリントイメージの最終出力を行うとともに、該最終
出力前に、この最終出力されるプリントイメージの事前
検証を行うシステムである。この最終出力プリンタ側シ
ステム20は、マウス等のポインティングデバイスやキ
ーボード等によって実現され、各種の指示入力を行う入
力部21、CRTディスプレイ等によって実現される表
示部22、PDLで記述されたプリント情報を解釈する
PDL解釈部23、この解釈された情報をもとに展開処
理した最終出力プリントイメージを生成する展開処理部
24、ドラフトプリンタ側システム10〜nから転送さ
れたドラフト出力イメージ情報ファイルF13であるド
ラフト出力イメージ情報ファイルF22内のイメージ処
理制御情報をもとに、展開処理部24が展開処理した最
終出力プリントイメージに対してイメージ処理を行うイ
メージ処理部25、ドラフトプリンタ側システム10〜
nから転送されたPDLファイルF21,ドラフト出力
イメージ情報ファイルF22,展開処理部24が生成し
た最終出力イメージファイルF23を少なくとも記憶す
る記憶部26、最終出力プリンタ28のプリント制御を
行うプリンタ制御部27、イメージ処理部25によって
イメージ処理されたプリントイメージとドラフト出力イ
メージ情報ファイルF22内のイメージ情報が示すプリ
ントイメージとを排他的論理和等の比較演算を行って、
この比較結果を表示部22に表示させる比較部29、ネ
ットワークNとの間の通信接続処理を行うネットワーク
接続部nc2、及び上述した各部の全体制御を行う制御
部C2を有する。
【0024】ここで、図3のフローチャートを参照して
最終出力プリンタ側システム20の検証処理手順につい
て説明する。図3において、最終出力プリンタ側システ
ム20は、ネットワーク接続部nc2を介してドラフト
プリンタ側システム10〜nから、PDLファイルF1
1とドラフト出力イメージ情報ファイルF13を受信
し、それぞれPDLファイルF21とドラフト出力イメ
ージ情報ファイルF22として記憶部26に記憶する
(ステップ101)。その後、PDL解釈部23は、P
DLファイルF21が示すPDLで記述されたプリント
情報を解釈し、この解釈された情報をもとに、展開処理
部24が最終出力プリントイメージを作成し、最終出力
イメージファイルF23として記憶部26に記憶する
(ステップ102)。その後、イメージ処理部25は、
ドラフト出力イメージ情報ファイルF22からイメージ
処理制御情報を取得するとともに、最終出力イメージフ
ァイルF23から最終出力プリントイメージを取得し、
このイメージ処理制御情報をもとに最終出力プリントイ
メージに対するイメージ処理、すなわちここでは、所定
の低解像度に変換する処理を行う(ステップ103)。
さらに、比較部29は、ステップ103でイメージ処理
されたプリントイメージと転送された出力イメージ情報
ファイルF22内のイメージ情報が示すプリントイメー
ジとを比較演算、すなわち排他的論理和演算を行い(ス
テップ104)、その比較演算結果を表示部22に表示
出力する(ステップ105)。
【0025】その後、制御部C2は、入力部21から最
終出力プリンタ28へのプリント出力指示が入力された
か否かを判断し(ステップ106)、プリント出力指示
が入力された場合には、最終出力プリントイメージをプ
リンタ制御部27を介して最終出力プリンタ28から出
力し(ステップ107)、プリント出力指示がない場合
には、最終出力プリンタ28からの出力処理を中止する
処理を行って(ステップ108)、本処理を終了する。
【0026】ここで、図4を参照して、ドラフトプリン
タ側システム10〜n及び最終出力プリンタ側システム
20での一連の処理概念について説明する。
【0027】図4において、ドラフトプリンタ側システ
ム10〜n側でプリント依頼者が作成したPDL(F
1)は、PDL解釈部13によって解釈され、展開処理
部14によって展開処理されたドラフトプリントイメー
ジI1を生成する。その後、ドラフトプリントイメージ
I1は、イメージ処理部15によって低解像化されたプ
リントイメージI2を生成する。そして、PDL(F
1)とプリントイメージI2とを最終出力プリンタ側シ
ステム20側に転送され、それぞれPDL(F10)と
プリントイメージI3として受信される。この際、プリ
ントイメージI2は、該プリントイメージI2を示すイ
メージ情報に、イメージ処理部15によるイメージ処理
時の制御情報すなわちイメージ処理制御情報が付加され
て転送される。ここでのイメージ処理制御情報は、少な
くともプリントイメージI2の解像度の情報が付加され
る。
【0028】最終出力プリンタ側システム20側では、
受信したPDL(F10)をPDL解釈部23が解釈
し、展開処理部24がプリントイメージに展開処理し、
最終出力プリントイメージI10を生成する。さらに、
イメージ処理部25は、受信されたイメージ処理制御情
報内の解像度をもとに、生成された最終出力プリントイ
メージI10を当該解像度をもつイメージに変換したプ
リントイメージI11を生成する。そして、比較部29
は、このイメージ処理したプリントイメージI11と受
信したプリントイメージI3との排他的論理和演算を行
い、この演算結果を表示部22に表示出力する。最終出
力プリンタ側システム20の操作者は、この表示部22
に表示された演算結果をもとに最終出力プリントイメー
ジI10を検証し、プリント出力してよいとの検証結果
を得た場合に、最終出力プリンタ28から最終出力プリ
ントイメージI10を出力する。
【0029】もちろん、最終出力プリンタ側システム2
0の操作者は、この検証結果をドラフトプリンタ側シス
テム10〜nのプリント依頼者に通知したり、あるい
は、ある程度プリント依頼者から修正が認可されている
場合、最も適切な修正を行うようにしてもよい。
【0030】ここで、図5から図9を参照して、比較対
象の具体的なプリントイメージの差異から生ずる表示イ
メージについて説明する。なお、図5から図9に示す比
較処理では、排他的論理和演算の処理を行い、この処理
結果を表示イメージとして表示している。
【0031】図5では、ドラフトプリンタ側システム1
0〜nのイメージ処理で生成されたドラフト側プリント
イメージI3と最終出力プリンタ側システム20でイメ
ージ処理で生成された最終出力側プリントイメージI1
1とが全く同じである場合を示しており、この場合、図
5(a)に示す英大文字「A」のドラフト側プリントイ
メージI3と図5(b)に示す英大文字「A」の最終出
力側プリントイメージI11との排他的論理和演算を行
うと、図5(c)に示すように何も表示されない。従っ
て、排他的論理和演算の結果である排他的論理和イメー
ジに何も表示されないときは、ドラフト側プリントイメ
ージI3と最終出力側プリントイメージI11とが全く
同一のイメージであることを意味する。また、ドラフト
側プリントイメージI3と最終出力側プリントイメージ
I11とに差異部分がある場合には、この差異部分が黒
部分(黒ドット)として表示され、認識されることにな
り、この結果を用いて検証が行われる。
【0032】図6は、最終出力プリンタ側システム20
で英大文字「A」のイメージが欠落した場合を示してお
り、この場合、図5(c)に示すように、ドラフト側プ
リントイメージI3が差異部分としてそのまま表示され
る。
【0033】図7は、英大文字「A」に対するフォント
が、ドラフトプリンタ側システム10〜nと最終出力プ
リンタ側システム20とで異なる場合を示しており、図
5(c)に示す排他的論理和イメージは、その差異部分
のみが表示されることになる。
【0034】図8は、英大文字「A」に対する文字ピッ
チが、ドラフトプリンタ側システム10〜nと最終出力
プリンタ側システム20とで異なる場合を示しており、
図5(c)に示す排他的論理和イメージは、英大文字
「A」の文字ピッチのシフト量に応じた差異部分が表示
される。
【0035】図9は、英大文字「A」が数字「1」に文
字化けした場合を示しており、図5(c)に示す排他的
論理和イメージは、英大文字「A」に数字「1」が重複
表示され、双方の重複部分が削除された表示となる。
【0036】ここで、同じPDLをもとにドラフトプリ
ンタ側システム10〜nでイメージ処理したプリントイ
メージと最終出力プリンタ側システム20でイメージ処
理したプリントイメージとに差異が生ずる原因とこの原
因による差異の現象について説明する。このイメージの
差異が生ずる原因とこの原因による差異の現象との関係
をまとめると次のようになる。すなわち、 1)プリンタの解像度が異なる場合 →低解像度の場合、極細線、小さい文字が太めに出力さ
れ、高解像度で出力してみて細いことが確認できる。 2)ラスタイメージプロセッサの仕様またはレベルが異
なる場合 →一部の貼り込みデータが出力できない。
【0037】3)プリンタのサポートフォントの有無 →フォントが出力できない。違うフォントに置き換えら
れる。置き換えにより文字ピッチが異なり文字落ちが発
生する。 4)プリンタのサポートフォントのバージョンが異なる
場合 →文字ピッチが異なり、文字落ちが発生する。 5)外字など特別に変更したフォントを搭載している場
合 →文字化けが発生する。 6)出力時の指示が異なる →出力用紙サイズ、拡大/縮小倍率が異なる。 7)ファイル受け取り時の不具合が生じた場合 →ファイルが異なる。複数ファイルの順序が異なる。複
数ファイルの一部が欠落する。
【0038】また、ドラフトプリンタ側システム10〜
nでイメージ処理したプリントイメージと最終出力プリ
ンタ側システム20でイメージ処理したプリントイメー
ジとの差異の現象と、この差異が生じたときの排他的論
理和イメージとの関係をまとめると次のようになる。す
なわち、 11)文字・線の太さが異なる場合 →文字の輪郭や線の一部がみえる。 12)字体が異なる場合 →文字のある領域全体に細かい点・線がみえる。 13)文字化けの場合 →文字のある領域の特定場所に細かい点・線がみえる。 14)文字が空白となる場合 →文字のある領域の特定場所に文字がみえる。 15)文字ピッチが異なる場合 →文字のある領域全体に細かい点・線がみえるが、領域
の後ろに行くに従ってその頻度が高くなり、文字がみえ
ることもある。 16)貼り込みデータが出力されない場合 →貼り込みデータがみえる。 17)出力用紙サイズ、拡大/縮小倍率が異なる場合 →文字、イメージに関係なく、ページ中に一部内容がみ
える。 18)ファイルが異なる場合 →文字、イメージに関係なく、ページ中の一部内容また
はページ全体がみえる。
【0039】従って、排他的論理和イメージを確認する
ことによって、プリントイメージの差異が生じた部分を
特定できるとともに、この差異が生じた原因をも容易に
特定できることになる。
【0040】このように、ドラフトプリンタ側システム
10〜nにおいて展開したドラフトプリントイメージす
なわちプリント依頼者が期待するドラフトプリントイメ
ージを低解像化したプリントイメージと、最終出力プリ
ンタ側システム20において展開した最終出力プリント
イメージを同低解像化したプリントイメージとの排他的
論理和演算を行い、この演算結果を表示するという容易
な処理のみにより、ドラフトプリンタ側システム10〜
nにおいて展開したドラフトプリントイメージと最終出
力プリントイメージとの差異を最終出力プリンタ側シス
テム20のみで、プリント出力することなく、確実かつ
容易に検証することができる。
【0041】しかも、比較対象のプリントイメージは低
解像化されているため、ドラフトプリンタ側システム1
0〜nから最終出力プリンタ側システム20への転送容
量が少なくて済むと同時に、排他的論理和演算の負荷が
少なくて済む。
【0042】次に、本発明の実施の形態の変形例につい
て説明する。
【0043】まず、第1の変形例について説明すると、
図1に示す出力イメージ事前検証システムでは、ドラフ
トプリンタ側システム10〜nのイメージ処理部15が
そのイメージ処理の1つとして、展開処理部14で展開
処理したドラフトプリントイメージを低解像度に変換す
る処理を行い、この処理結果であるプリントイメージを
最終出力プリンタ側システム20に転送するようにして
いたが、第1の変形例では、イメージ処理部15を設け
ず、展開処理したドラフトプリントイメージをそのまま
最終出力プリンタ側システム20に転送するようにして
いる。但し、この場合、ドラフトプリンタ側システム1
0〜nは、イメージ処理制御情報と同様に、ドラフト出
力イメージに該ドラフト出力イメージの解像度を付加し
て転送する。そして、最終出力プリンタ側システム20
のイメージ処理部25は、展開処理部24が展開処理し
た最終出力プリントイメージを、転送された解像度に一
致したプリントイメージに変換する。
【0044】ここで、図10を参照して、第1の変形例
によるドラフトプリンタ側システム10〜n及び最終出
力プリンタ側システム20での一連の処理概念について
説明する。
【0045】図10において、ドラフトプリンタ側シス
テム10〜n側でプリント依頼者が作成したPDL(F
20)は、PDL解釈部13によって解釈され、展開処
理部14によって展開処理されたドラフトプリントイメ
ージI20を生成する。その後、PDL(F20)とド
ラフトプリントイメージI20とを最終出力プリンタ側
システム20側に転送し、それぞれPDL(F30)と
ドラフトプリントイメージI21として受信される。こ
の際、上述したように転送されるドラフトプリントイメ
ージI21には、展開処理部14が展開処理した解像
度、すなわちドラフトプリントイメージI21の解像度
が付加される。
【0046】最終出力プリンタ側システム20側では、
受信したPDL(F30)をPDL解釈部23が解釈
し、展開処理部24がイメージに展開処理し、最終出力
プリントイメージI30を生成する。さらに、イメージ
処理部25は、受信されたドラフトプリントイメージI
21の解像度をもとに、生成された最終出力プリントイ
メージI30を当該解像度のイメージに変換したプリン
トイメージI31を生成する。そして、比較部29は、
このプリントイメージI31と受信したドラフトプリン
トイメージI21との排他的論理和演算を行い、この演
算結果を表示部22に表示出力する。その後、最終出力
プリンタ側システム20の操作者は、表示部22に表示
された演算結果をもとに最終出力プリントイメージI3
0を検証する。
【0047】次に、第2の変形例について説明する。第
2の変形例では、図1に示す出力イメージ事前検証シス
テムにおけるイメージ処理部15,25及び比較部29
の構成が異なる。すなわち、イメージ処理部15は、展
開処理部14が展開処理したドラフトプリントイメージ
のページ数を取得する処理を行い、ドラフトプリンタ側
システム10〜nは、このページ数をドラフト出力イメ
ージ情報の代わりに最終出力プリンタ側システム20に
転送する。イメージ処理部25は、展開処理部24が展
開処理した最終出力プリントイメージのページ数を取得
する処理を行う。そして、比較部29は、転送されたペ
ージ数とイメージ処理部25が取得したページ数とを比
較し、この比較結果を表示部22に表示する。この比較
結果は、単にページ数が一致したか否かを表示するよう
にしてもよいし、一致しないページ数の過不足を表示す
るようにしてもよい。
【0048】これにより、最終出力プリントイメージの
ページ抜け、このページ数の差異から、PDLファイル
自体の一部欠落、面付け指示の誤り等を、最終出力プリ
ンタ28からの出力以前に検出し、検証することができ
る。
【0049】次に、第3の変形例について説明する。第
3の変形例では、第2の変形例に加えて、イメージ処理
部15がさらにドラフトプリントイメージの文字数、イ
メージ数を取得し、イメージ処理部25も最終出力プリ
ントイメージの文字数、イメージ数を取得するようにし
ている。従って、イメージ処理部15は、ドラフトプリ
ントイメージのページ数、文字数、及びイメージ数を取
得し、イメージ処理部25は、最終出力プリントイメー
ジのページ数、文字数、及びイメージ数を取得すること
になる。さらに、比較部29は、転送されたドラフトプ
リントイメージ及び最終出力プリントイメージに対する
それぞれのページ数、文字数、及びイメージ数を比較
し、この比較結果を表示部22に表示する。もちろん、
イメージ処理部15,25は、文字数及びイメージ数の
みを取得し、これに対応して比較部29は、文字数及び
イメージ数のみを比較するようにしてもよい。なお、イ
メージ処理部15,25が文字認識処理機能をもつこと
により、イメージから文字数及びイメージ数を取得する
ことができる。すなわち、文字認識できるイメージ領域
では文字数を出力し、文字認識できないイメージ領域で
ある場合はこの領域をイメージ数として出力する。
【0050】これにより、ページ抜けに加えて、文字抜
け、文字落ち、イメージ抜けを最終出力プリンタ28か
らのプリント出力以前に検出し、検証することができ
る。
【0051】次に、第4の変形例について説明する。第
4の変形例では、各イメージ処理部15,25がドラフ
トプリントイメージあるいは最終出力プリントイメージ
のページを所定のブロックに分割し、この分割されたブ
ロック内のイメージの黒部分の比率を取得し、比較部2
9が、このブロック後との黒部分の比率を比較し、この
比較結果を表示部22に表示する。この場合、ドラフト
プリンタ側システム10〜nから最終出力プリンタ側シ
ステム20に、所定のブロックの領域を指示する制御情
報が転送されることになる。
【0052】これにより、イメージ抜けやページ抜け、
フォントの代替、PDLファイル自体の一部欠落、面付
け指示の誤り等があったことを検出し、検証することが
できる。
【0053】次に、第5の変形例について説明する。第
5の変形例では、各イメージ処理部15,25がドラフ
トプリントイメージあるいは最終出力プリントイメージ
をページ単位に所定の圧縮方式で圧縮処理を行い、比較
部29が、この圧縮処理に伴うページ単位の圧縮比率
を、ページ単位で比較し、この比較結果を表示部22に
表示する。
【0054】この結果、圧縮比率には、ページのイメー
ジの特徴があらわれるので、ページ抜け、イメージ抜け
等、あるいはPDLファイル自体の一部欠落、面付け指
示の誤り等が検出され、最終出力プリンタ28からのプ
リント出力以前に最終出力プリントイメージの検証を行
うことができる。
【0055】第2の変形例から第5の変形例に示した出
力イメージ事前検証システムでは、比較結果が数値で出
力されるため、さらに比較結果が所定の基準値を越えた
か否か等の検証判断を自動的に行うことができる。従っ
て、この検証判断を自動的に行う判断手段を最終出力プ
リンタ側システムに組み込むことにより、客観的な検証
判断を行うことができる。
【0056】また、図1に示す本発明の実施の形態ある
いは第1の変形例に対して、第2から第5の変形例を適
宜組み合わせた構成としてもよい。
【0057】さらに、上述した実施の形態、第1から第
5の変形例において、ドラフトプリンタ側システム10
〜nから最終出力プリンタ側システム20に転送される
PDLファイルやドラフト出力イメージ情報ファイル、
あるいは各種の制御情報は、通常の圧縮方式を用いて圧
縮処理されて転送されるようにしてもよい。
【0058】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明で
は、ページ記述言語で記述されたプリント情報をもとに
第1のシステムでプリント出力された第1の出力イメー
ジと、該プリント情報をもとに第2のシステムでプリン
ト出力された第2の出力イメージとに差異が生じたか否
かを第2のシステムにおけるプリント出力前に検証する
際、第1のシステムにおいて、第1のイメージ生成手段
が、前記プリント情報をもとに前記第1の出力イメージ
を生成し、第1のイメージ処理手段が、前記第1の出力
イメージに対して所定のイメージ処理、例えば所定の低
解像度への変換処理を行い、転送手段が、前記プリント
情報、前記所定のイメージ処理結果である第1のイメー
ジ及び前記所定のイメージ処理に関する制御情報である
イメージ処理制御情報を前記第2のシステムに転送す
る。一方、第2のシステムにおいて、第2のイメージ生
成手段が転送された前記プリント情報をもとに前記第2
の出力イメージを生成し、第2のイメージ処理手段が、
前記第2の出力イメージに対し、前記イメージ処理制御
情報をもとに前記所定のイメージ処理、例えば前記所定
の低解像度への変換処理を行い、比較処理手段が、前記
第2の出力イメージに対する前記所定のイメージ処理結
果である第2のイメージと前記第1のイメージとを比較
する処理、例えば排他的論理和演算を行い、表示手段
が、前記比較処理手段による比較結果を表示出力するよ
うにしているので、第1の出力イメージと第2の出力イ
メージとの差異を第2のシステムにおいてプリント出力
前に効率的かつ容易に検証することができる利点を有す
る。
【0059】また、前記所定のイメージ処理を、第1の
出力イメージあるいは第2の出力イメージのページ数を
獲得する処理とし、前記比較処理手段が、前記第1の出
力イメージのページ数と第2の出力イメージのページ数
とを比較するようにしているので、第2の出力イメージ
のページ抜け等を容易に検証することができるという利
点を有する。
【0060】さらに、前記所定のイメージ処理を、第1
の出力イメージあるいは第2の出力イメージの文字数及
びイメージ数を獲得する処理とし、前記比較処理手段
が、前記第1の出力イメージの文字数及びイメージ数
と、前記第2の出力イメージの文字数及びイメージ数と
のそれぞれを比較するようにしているので、第2の出力
イメージの文字抜け、イメージ抜け等を容易に検証する
ことができるという利点を有する。
【0061】また、前記所定のイメージ処理を、第1の
出力イメージあるいは第2の出力イメージのページ数、
文字数、イメージ数を獲得する処理とし、前記比較処理
手段を、前記第1の出力イメージのページ数、文字数、
イメージ数と、前記第2の出力イメージのページ数、文
字数、イメージ数とのそれぞれを比較するようにしてい
るので、ページ抜け、文字抜け、イメージ抜け等を容易
に検証することができるという利点を有する。
【0062】さらに、前記所定のイメージ処理を、第1
の出力イメージあるいは第2の出力イメージの各ページ
を所定のブロックに分割し、この分割されたブロック内
における画素の黒部分の比率を獲得する処理とし、前記
比較処理手段を、前記第1の出力イメージの各ブロック
の黒部分の比率と、前記第2の出力イメージの各ブロッ
クの黒部分の比率とをそれぞれ貼り込みデータ、フォン
トの代替等を容易に検証することができるという利点を
有する。
【0063】また、前記所定のイメージ処理を、前記第
1の出力イメージあるいは第2の出力イメージの各ペー
ジを所定の圧縮処理で圧縮し、各ページ毎の圧縮処理前
に対する圧縮後の圧縮率を獲得する処理とし、前記比較
処理手段を、前記第1の出力イメージの各ページ毎の圧
縮率と前記第2の出力イメージの各ページ毎の圧縮率と
をそれぞれ比較するようにしているので、貼り込みデー
タの欠落、PDLファイル自体の一部欠落等を容易に検
証することができる。
【0064】さらに、別の発明では、第1の出力イメー
ジをイメージ処理せずにそのまま第2のシステムに転送
するようにしているので、第2の出力イメージの検証を
さらに容易に行うことができるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態である出力イメージ事前検
証システムの構成を示す図。
【図2】ドラフト出力イメージ情報を転送する際の通信
フォーマットを示す図。
【図3】最終出力プリンタ側システム20におけるイメ
ージ検証処理手順を示すフローチャート。
【図4】ドラフトプリンタ側システム10〜n及び最終
出力プリンタ側システム20での一連の処理概念を示す
図。
【図5】比較するプリントイメージが全く同一である場
合の排他的論理和イメージの生成を示す図。
【図6】最終出力プリンタ側システムのイメージが欠落
している場合における排他的論理和イメージの生成を示
す図。
【図7】最終出力プリンタ側システムとドラフトプリン
タ側システムとのフォントが異なる場合における排他的
論理和イメージの生成を示す図。
【図8】最終出力プリンタ側システムとドラフトプリン
タ側システムとの文字ピッチが異なる場合における排他
的論理和イメージの生成を示す図。
【図9】最終出力プリンタ側システムのイメージが文字
化けした場合における排他的論理和イメージの生成を示
す図。
【図10】第1の変形例によるドラフトプリンタ側シス
テム10〜n及び最終出力プリンタ側システム20での
一連の処理概念を示す図。
【符号の説明】
10〜n…ドラフトプリンタ側システム 20…最終出力プリンタ側システム N…ネットワーク C1,C2…制御部 11,21…入力部 12,22
…表示部 13,23…PDL解釈部 14,24…展開処理部 15,25…イメージ処理部 16,26…記憶部 17,27…プリンタ制御部 18…ドラフトプリンタ
19…編集部 28…最終出力プリンタ 29…比較部 nc1,nc2…ネットワーク接続部 F11,F21
…PDLファイル F12…ドラフトプリンタ用展開イメージファイル F13,F22…ドラフト出力イメージ情報ファイル F23…最終出力イメージファイル

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ページ記述言語で記述されたプリント情
    報をもとに第1のシステムでプリント出力された第1の
    出力イメージと、該プリント情報をもとに第2のシステ
    ムでプリント出力された第2の出力イメージとに差異が
    生じたか否かを第2のシステムにおけるプリント出力前
    に検証する出力イメージ事前検証システムにおいて、 前記第1のシステムは、 前記プリント情報をもとに前記第1の出力イメージを生
    成する第1のイメージ生成手段と、 前記第1の出力イメージに対して所定のイメージ処理を
    行う第1のイメージ処理手段と、 前記プリント情報、前記所定のイメージ処理結果である
    第1のイメージ及び前記所定のイメージ処理に関する制
    御情報であるイメージ処理制御情報を前記第2のシステ
    ムに転送する転送手段とを具備し、 前記第2のシステムは、 前記プリント情報をもとに前記第2の出力イメージを生
    成する第2のイメージ生成手段と、 前記第2の出力イメージに対し、前記イメージ処理制御
    情報をもとに前記所定のイメージ処理を行う第2のイメ
    ージ処理手段と、 前記第2の出力イメージに対する前記所定のイメージ処
    理結果である第2のイメージと前記第1のイメージとを
    比較する処理を行う比較処理手段と、 前記比較処理手段による比較結果を表示出力する表示手
    段と を具備したことを特徴とする出力イメージ事前検証シス
    テム。
  2. 【請求項2】 前記所定のイメージ処理は、前記第1の
    出力イメージの解像度を低くする処理であり、 前記比較処理手段は、前記第1のイメージと前記第2の
    イメージとの排他的論理和演算を行うことを特徴とする
    請求項1記載の出力イメージ事前検証システム。
  3. 【請求項3】 前記所定のイメージ処理は、第1の出力
    イメージあるいは第2の出力イメージのページ数を獲得
    する処理であり、 前記比較処理手段は、前記第1の出力イメージのページ
    数と第2の出力イメージのページ数とを比較することを
    特徴とする請求項1記載の出力イメージ事前検証システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記所定のイメージ処理は、第1の出力
    イメージあるいは第2の出力イメージの文字数及びイメ
    ージ数を獲得する処理であり、 前記比較処理手段は、前記第1の出力イメージの文字数
    及びイメージ数と、前記第2の出力イメージの文字数及
    びイメージ数とのそれぞれを比較することを特徴とする
    請求項1記載の出力イメージ事前検証システム。
  5. 【請求項5】 前記所定のイメージ処理は、第1の出力
    イメージあるいは第2の出力イメージのページ数、文字
    数、イメージ数を獲得する処理であり、 前記比較処理手段は、前記第1の出力イメージのページ
    数、文字数、イメージ数と、前記第2の出力イメージの
    ページ数、文字数、イメージ数とのそれぞれを比較する
    ことを特徴とする請求項1記載の出力イメージ事前検証
    システム。
  6. 【請求項6】 前記所定のイメージ処理は、第1の出力
    イメージあるいは第2の出力イメージの各ページを所定
    のブロックに分割し、この分割されたブロック内におけ
    る画素の黒部分の比率を獲得する処理であり、 前記比較処理手段は、前記第1の出力イメージの各ブロ
    ックの黒部分の比率と、前記第2の出力イメージの各ブ
    ロックの黒部分の比率とをそれぞれ比較することを特徴
    とする請求項1記載の出力イメージ事前検証システム。
  7. 【請求項7】 前記所定のイメージ処理は、前記第1の
    出力イメージあるいは第2の出力イメージの各ページを
    所定の圧縮処理で圧縮し、各ページ毎の圧縮処理前に対
    する圧縮後の圧縮率を獲得する処理であり、 前記比較処理手段は、前記第1の出力イメージの各ペー
    ジ毎の圧縮率と前記第2の出力イメージの各ページ毎の
    圧縮率とをそれぞれ比較することを特徴とする請求項1
    記載の出力イメージ事前検証システム。
  8. 【請求項8】 ページ記述言語で記述されたプリント情
    報をもとに第1のシステムでプリント出力された第1の
    出力イメージと、該プリント情報をもとに第2のシステ
    ムでプリント出力された第2の出力イメージとに差異が
    生じたか否かを第2のシステムにおけるプリント出力前
    に検証する出力イメージ事前検証システムにおいて、 前記第1のシステムは、 前記プリント情報をもとに前記第1の出力イメージを生
    成する第1のイメージ生成手段と、 前記プリント情報、前記第1の出力イメージ、及び前記
    第1のイメージ生成手段によるイメージ生成処理に関す
    る制御情報であるイメージ生成制御情報を前記第2のシ
    ステムに転送する転送手段とを具備し、 前記第2のシステムは、 前記プリント情報をもとに前記第2の出力イメージを生
    成する第2のイメージ生成手段と、 前記第2の出力イメージに対し、前記イメージ生成制御
    情報をもとに前記イメージ生成処理を行うイメージ処理
    手段と、 前記第2の出力イメージに対する前記イメージ生成処理
    結果である第2のイメージと前記第1の出力イメージと
    を比較する処理を行う比較処理手段と、 前記比較処理手段による比較結果を表示出力する表示手
    段と を具備したことを特徴とする出力イメージ事前検証シス
    テム。
  9. 【請求項9】 前記比較処理手段は、前記第1のイメー
    ジと前記第2のイメージとの排他的論理和演算を行うこ
    とを特徴とする請求項8記載の出力イメージ事前検証シ
    ステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014011553A (ja) * 2012-06-28 2014-01-20 Konica Minolta Inc 複写機、プログラム、および記録媒体
JP2014136353A (ja) * 2013-01-16 2014-07-28 Nec Fielding Ltd プリンタ、プリンタの異常検出装置、及びその異常検出方法

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