JP2009009017A - 板状ヒータ、加熱装置、画像形成装置 - Google Patents

板状ヒータ、加熱装置、画像形成装置 Download PDF

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【課題】抵抗値のばらつきが大きくなる発熱抵抗体を形成するパターン中の絞り部をなくし、ばらつきの小さい発熱を得るようにする。
【解決手段】長尺平板状の絶縁基板11上の長手方向に平行してAgとPd合金を主成分とする発熱抵抗体12,13を形成する。発熱抵抗体12,13の一端には電極14,15を接続し、ここから電力を供給する。電極14,15を残した絶縁基板11上にはオーバーコート層24を形成する。発熱抵抗体12,13の他端に、絶縁基板11を挟んで発熱抵抗体12,13と対向する絶縁基板11上には配線パターン18,19を形成する。発熱抵抗体12,13の長手方向の中間に位置する配線パターン18,19には補助発熱抵抗体22を接続して形成し、補助発熱抵抗体22上にオーバーコート層25を介してサーミスタ23を取り付ける。
【選択図】図1

Description

この発明は、情報機器、家電製品や製造設備などの小型機器類に装着されて用いられる板状ヒータおよびこの板状ヒータを実装したプリンタ、複写機、ファクシミリやリライタブルカードリーダライタなどの加熱装置ならびにこの加熱装置を用いた画像形成装置に関する。
従来の板状ヒータは、温度検出センサーが取り付けられる位置に対応する部分の発熱抵抗体を形成するパターンに絞りを加えることで抵抗値を上げ、温度検出センサーに奪われてしまう熱量を稼いでいる。発熱抵抗体の絞りは、温度検出センサーに奪われる熱量を考慮して絞り量を設定することで発熱抵抗体発熱の均一化を図ることができるものである。(例えば、特許文献1)
特開2007−47558公報
上記した特許文献1の技術は、発熱抵抗体形成されたパターン絞り部の抵抗値分布はばらつき易いため発熱量がばらついたり、絶縁基板を介する温度検出では定着ヒータ面と温度検出面で温度差が生じたりしてしまい、安全素子の接着により熱が奪われてしまうため、定着用のヒータとして必要な発熱均一性が失われたり、精度の良い温度検出を行うことが困難になったりするという問題がある。
この発明では、抵抗値のばらつきが大きくなる発熱抵抗体を形成するパターン中の絞り部を取り除くことで、板状ヒータの温度分布のばらつきを小さくして均一な発熱を得ることができる板状ヒータ、この板状ヒータを用いた加熱装置、この加熱装置を用いた画像形成装置を提供することにある。
上記した課題を解決するために、この発明の板状ヒータでは、高熱伝導特性を有する長尺平板状の絶縁基板と、前記絶縁基板の一面の長手方向に形成された第1および第2の発熱抵抗体と、前記第1および第2の発熱抵抗体の一端に接続され、電力を供給するために形成された電極と、前記発熱抵抗体を覆うように配置されたオーバーコート層と、前記第1および第2の発熱抵抗体の他端もしくは両端に接続され、前記絶縁基板を挟んで前記第1および第2の発熱抵抗体に対向する位置に形成された第1および第2の配線パターンと、前記第1および第2の発熱抵抗体の中間位置に対向する前記第1パターンに一端を、前記第2の配線パターンに他端を接続された補助発熱抵抗体と、前記補助発熱抵抗体上に電気的に絶縁された状態で取りけられた温度センサーとを具備したことを特徴とする。
この発明によれば、抵抗値のばらつきが大きくなる発熱抵抗体を形成するパターン中の絞り部を取り除くことで、板状ヒータの温度分布のばらつきを小さくして均一な発熱を得ることができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1〜図3はこの発明の板状ヒータに関する第1の実施形態について説明するための図1(a)は正面図、図1(b)は(a)の背面図、図2は図1のa−a’断面図、図3は図1のb−b’断面図である。
図1(a)において、11は、耐熱、電気絶縁性材料例えば酸化アルミニウム、窒化アルミニウム、窒化珪素などの電気絶縁性を有する高剛性のセラミック等の基材で高い熱伝導性の短冊状絶縁基板である。12,13は、絶縁基板11の表面側の長手方向に沿って平行に形成された銀(Ag)・パラジウム(Pd)をはじめとする銀系材料や、ルテニウム系、炭素系等などの抵抗体ペーストを高温で焼成し所定の抵抗値を有する厚膜からなる帯状の発熱抵抗体である。発熱抵抗体12,13は厚みが8〜13μm程度で、シート抵抗値が10〜40mΩ/□程度とする。
14は発熱抵抗体12の一端を重層形成したAg/Pd合金などを主体とする良導電体膜からなる給電用の電極、15は発熱抵抗体13の一端を重層形成したAg/Pd合金などを主体とする良導電体膜からなる給電用の電極である。16は発熱抵抗体12の一端の一部を重層した銀系の導体ペーストを焼成して形成した接続パターンである。17は発熱抵抗体13の一端の一部を重層した銀系の導体ペーストを焼成して形成した接続パターンである。
図1(b)に示すように、絶縁基板11の裏面側上には、発熱抵抗体12に対向する状態で配線パターン18を、発熱抵抗体13に対向する状態で配線パターン19をそれぞれ形成する。配線パターン18,19は、例えばAg/Pd合金などを主体とする厚みが5μm〜10μm程度で、シート抵抗値が例えば3mΩ/□程度の良導電体膜で形成する。接続パターン16と配線パターン18は、スルーホール20を介して電気的に接続する。接続パターン17と配線パターン19は、スルーホール21を介して電気的に接続する。
発熱抵抗体12,13の長手方向のほぼ中間部の位置に相当する絶縁基板11裏面で対向する位置には、配線パターン18に一端の一部を、配線パターン19に他端の一部をそれぞれ重層させた状態でAg/Pdあるいは酸化ルテニウム発熱体やチタン酸バリウム等の正の抵抗温度係数を有する導体ペーストを焼成して補助発熱抵抗体22を形成する。
補助発熱抵抗体22は、銀(Ag)・パラジウム(Pd)あるいは酸化ルテニウム発熱体やチタン酸バリウム等の正の抵抗温度係数を持つ抵抗体ペーストを高温で焼成し所定の抵抗値を有するものである。補助発熱抵抗体22の厚みは発熱抵抗体12,13と同程度とし、シート抵抗値は発熱抵抗体12,13よりもやや大きい値の15〜60mΩ/□とする。
24は、電極14,15を残した発熱抵抗体12,13および接続パターン16,17上に例えば厚膜印刷でガラス層あるいはポリイミド層で形成され、電気的、機械的、化学的な保護を行うオーバーコート層である。25は、配線パターン18,19、サーミスタ23上に例えば厚膜印刷でガラス層あるいはポリイミド層で形成され、電気的、機械的、化学的な保護を行うオーバーコート層である。
オーバーコート層25上の補助発熱抵抗体22と対向する位置には、温度センサーの1種であるチップ形状のサーミスタ23が取り付けられる。サーミスタ23は、例えばオーバーコート層25に形成される配線パターンを介して図示しない温度制御部に接続される。
ここで、動作について絶縁基板の長手方向における発熱抵抗体の温度分布を示す図4とともに説明する。
すなわち、発熱抵抗体12,13は、電極14,15に電力を印加させることにより発熱する。このとき、サーミスタ23が取り付けられた絶縁基板11面の反対面には、サーミスタ23により奪われる熱を補償するための絞りが発熱抵抗体12,13に形成されていない。このため、図4の破線に示すような発熱抵抗体12,13の中間部分の温度低下を来たす。
しかし、サーミスタ23は、配線パターン16,17間に接続された図4の矢印で示す一点鎖線の補助発熱抵抗体22上にオーバーコート層25を介して取り付けられている。補助発熱抵抗体22は、電極14から発熱抵抗体12、接続パターン16、スルーホール20、配線パターン18を介して補助発熱抵抗体22の一端に、電極15から発熱抵抗体13、接続パターン17、スルーホール21、配線パターン19を介して補助発熱抵抗体22の他端に通電されることで発熱される。この発熱によって、図4の破線部分の温度が上昇し、補助発熱抵抗体22のシート抵抗値が発熱抵抗体12,13よりもやや高いことから、この部分の発熱量がやや上昇させることができる。これにより、発熱抵抗体12,13の長手方向に渡って均一な温度分布を得ることができる。
この実施形態では、発熱抵抗体が形成された絶縁基板の反対面上で発熱抵抗体に沿って配線パターンを形成し、この配線パターン間に跨って補助発熱抵抗体を形成し、その補助発熱抵抗体上にオーバーコート層を介してサーミスタを取り付けたことにより、発熱抵抗体に温度検出用の絞りを設けることなく温度分布の均一性を得ることができる。発熱抵抗体に温度検出用の絞りを設けた場合に見られた発熱抵抗体の温度ムラを防止することができる。安全素子であるサーミスタが取り付けられた補助発熱抵抗体の温度は、発熱抵抗体とほぼ同じであることから、精度良く温度を感知し、その情報を安全対策として用いることができる。
また、発熱抵抗体の材料を正の抵抗温度係数の特性を持つものを使用した場合、暴走時に発熱抵抗体の抵抗値が高抵抗となり、通電をストップさせて、ヒータの破損を防ぐことも可能となる。
さらに、補助発熱抵抗体は、発熱抵抗体は反対面上に形成して、ここで温度検出させることで、定着用ヒータの発熱均一性に影響を与えず、効率良くかつ精度良く安全素子を動作させることが可能となる。
図5、図6は、この発明の板状ヒータに関する第2の実施形態について説明するための、図5(a)は正面図、図5(b)は図5(a)の背面図、図6は図5のc−c’断面図である。上記した板状ヒータの第1の実施形態と同一の構成部分には同一の符号を付して説明する。
この実施形態は、電極14と発熱抵抗体12間に電極14と一体形成された導電パターン51よりの発熱抵抗体12と対向する配線パターン18の位置および電極15と発熱抵抗体13間に電極15と一体形成された導電パターン52よりの発熱抵抗体13と対向する配線パターン19の位置との間に跨って補助発熱抵抗体53を形成する。また、接続パターン16よりの発熱抵抗体12と対向する配線パターン18の位置および接続パターン17よりの発熱抵抗体13と対向する配線パターン19の位置との間に跨って補助発熱抵抗体54を形成する。
また、導電パターン51と配線パターン18間にはスルーホール55を形成し、電極14と配線パターン18との導通を図り、導電パターン52と配線パターン19間にはスルーホール56をそれぞれ形成し、電極15と配線パターン19との導通を図る。
補助発熱抵抗体53,54の厚みは、例えば発熱抵抗体12,13と同程度とし、シート抵抗値は発熱抵抗体12,13よりもやや大きい値の例えば15〜60mΩ/□とする。
この実施形態の動作について、図7とともに説明するが、補助発熱抵抗体22の動作については、図4に示したとおりである。
補助発熱抵抗体53,54は、発熱抵抗体12,13を発熱させたときに、発熱抵抗体12の両端に接続される導電パターン51、接続パターン16、それに発熱抵抗体13の両端に接続される導電パターン52、接続パターン17により、図7の破線に示すように熱が奪われてしまう。発熱抵抗体12,13の両側で奪われる熱は、補助発熱抵抗体53,54で熱を発生させ補助的に上昇させる働きをする。
これにより、発熱抵抗体12,13の両端付近に当たる図7の一点鎖線7a,7b付近では、破線で示すように電極12,13や接続パターン16,17で奪われていた熱を、発熱抵抗体12,13よりやや大きいシート抵抗値を有する補助発熱抵抗体53,54により実線で示すような上昇を行わせることで、発熱抵抗体12,13の全域に渡りより均一な温度分布の特性を得ることができる。
図8、図9は、この発明の板状ヒータに関する第3の実施形態について説明するための、図8(a)は正面図、図8(b)は図8(a)の背面図、図9は図8のd−d’断面図である。上記した板状ヒータの第1の実施形態と同一の構成部分には同一の符号を付して説明する。
この実施形態は、配線パターン18を181〜183に3分割し、導電パターン51よりの発熱抵抗体12と対向する配線パターン181,182の間に補助発熱抵抗体81を、接続パターン16よりの発熱抵抗体12と対向する配線パターン182,183の間に補助発熱抵抗体82をそれぞれ形成する。
また、配線パターン19を、191〜193に3分割し、導電パターン52よりの発熱抵抗体13と対向する配線パターン191,192の間に補助発熱抵抗体83を、接続パターン17よりの発熱抵抗体13と対向する配線パターン192,193の間に補助発熱抵抗体84をそれぞれ形成する。
補助発熱抵抗体81〜84は、銀(Ag)・パラジウム(Pd)あるいは酸化ルテニウム発熱体やチタン酸バリウム等の正の抵抗温度係数を持つ抵抗体ペーストを高温で焼成して形成される。補助発熱抵抗体81〜84の厚みは例えば発熱抵抗体12,13と同程度とし、シート抵抗値は発熱抵抗体12,13よりもやや大きい値の例えば15〜60mΩ/□とする。
この実施形態においても、電極12,13や接続パターン16,17で奪われていた熱を実線で示すように上昇させることができ、図7に示す発熱抵抗体12,13の全域に渡り、より均一な温度分布の特性を得ることができる。
図10は、この発明の板状ヒータに関する第4の実施形態について説明するための、図10(a)は正面図、図10(b)は図10(a)の背面図であり、上記した第2の実施形態と同一の構成部分には同一の符号を付して説明する。
この実施形態は、スルーホール55,56を削除した構成が図5の構成と異なる部分である。
この実施形態では、スルーホール55,56を削除したことにより、配線パターン18,19に対して補助発熱抵抗体53,54は並列的に接続されることになる。しかし、この場合でも、サーミスタ23によって奪われる発熱抵抗体12,13の中間部の温度低下や発熱抵抗体12,13の電極14,15や接続パターン16,17による温度低下を、図7に示すように上昇させることができる。
次に、図11を参照し、上記した板状ヒータを加熱装置200に実装した場合の、この発明の加熱装置の一実施形態について説明する。図中100については、図1〜図3で説明した板状ヒータであり、同一部分には同一の符号を付してその説明は省略する。
図11は、この発明の板状ヒータをトナー定着の加熱装置200とした場合の実施形態について説明するための断面図である。
図11において、201は、支持体202の底部に板状ヒータ100を固着させ、板状ヒータ100に交流電圧を供給させ、加熱した板状ヒータ100のオーバーコート層24に圧接加熱されながら移動するポリイミド樹脂等の耐熱性のシートをロール状にして循環自在に巻装された円筒の定着フィルムである。203はその表面に耐熱性弾性材料であるたとえばシリコーンゴム層204が嵌合してある加圧ローラであり、加圧ローラ203の回転軸205と対向して板状ヒータ100が、定着フィルム201と並置して図示しない基台内に取り付けられている。加圧ローラ203は、図示しない手段に基づいて定着フィルム201と相互に圧接させてニップ部を形成するとともに、作動時には矢印方向に回転させる。
このとき、オーバーコート層24上に配置された定着フィルム201面とシリコーンゴム層204との間で、トナー像To1がまず定着フィルム201を介して板状ヒータ100により加熱溶融され、少なくともその表面部は融点を大きく上回り完全に軟化して溶融する。この後、加圧ローラ203の用紙排出側では複写用紙Pが板状ヒータ100から離れ、トナー像To2は自然放熱して再び冷却固化し、定着フィルム201も複写用紙Pから離反される。
この実施形態では、絶縁性基板上の長手方向に形成された発熱抵抗体の長手方向における温度分布がより均一化された板状ヒータを用いたことで定着性の向上を図ることができる。
次に、図12を参照して、この発明の加熱装置200を搭載した複写機を例とした、この発明の画像形成装置について説明する。図中、加熱装置200の部分は、上記した説明と同じであり、同一部分には同一の符号を付し、その説明は省略する。
図12において、301は複写機300の筐体、302は筐体301の上面に設けられたガラス等の透明部材からなる原稿載置台で、矢印Y方向に往復動作させて原稿P1を走査する。
筐体301内の上方向には光照射用のランプと反射鏡とからなる照明装置302が設けられており、この照明装置302により照射された原稿P1からの反射光源が短焦点小径結像素子アレイ303によって感光ドラム304上スリット露光される。なお、この感光ドラム304は矢印方向に回転する。
また、305は帯電器で、例えば酸化亜鉛感光層あるいは有機半導体感光層が被覆された感光ドラム304上に一様に帯電を行う。この帯電器305により帯電された感光ドラム304には、結像素子アレイ303によって画像露光が行われた静電画像が形成される。この静電画像は、現像器306による加熱で軟化溶融する樹脂等からなるトナーを用いて顕像化される。
カセット307内に収納されている複写用紙Pは、給送ローラ308と感光ドラム304上の画像と同期するタイミングをとって上下方向で圧接して回転される対の搬送ローラ309によって、感光ドラム304上に送り込まれる。そして、転写放電器310によって感光ドラム304上に形成されているトナー像は複写用紙P上に転写される。
その後、感光ドラム304上から離れた用紙Pは、搬送ガイド311によって加熱装置200に導かれて加熱定着処理された後に、トレイ312内に排出される。なお、トナー像が転写された後、感光ドラム304上の残留トナーはクリーナ313を用いて除去される。
加熱装置200は、複写用紙Pの移動方向と直交する方向に、この複写機300が複写できる最大判用紙の幅(長さ)に合わせた有効長、すなわち最大判用紙の幅(長さ)より長い発熱抵抗体を備えた板状ヒータ100が、加圧ローラ203の外周に取り付けられたシリコーンゴム層204に加圧された状態で設けられている。
そして、板状ヒータ100と加圧ローラ203との間を送られる用紙P上の未定着トナー像T1は、発熱抵抗体12,13の熱を受け溶融して複写用紙P面上に文字、英数字、記号、図面等の複写像を現出させる。
この実施形態では、絶縁基板の長手方向に形成された発熱抵抗体が温度センサーや発熱抵抗体を電気的に接続させるためのパターン等で奪われることによる温度分布の不均一化を解消した板状ヒータ100による加熱装置200を用いたことにより、定着性に優れた画像形成装置を実現することができる。
板状ヒータの用途としては、複写機等の画像形成装置の定着用に用いたが、これに限らず、家庭用の電気製品、業務用や実験用の精密機器や化学反応用の機器等に装着して加熱や保温の熱源としても使用できる。
この発明の板状ヒータに関する第1の実施形態について説明するため(a)は正面図、(b)は(a)の背面図。 図1のa−a’断面図。 図1のb−b’断面図。 図1の効果について説明するための説明図。 この発明の板状ヒータに関する第2の実施形態について説明するため(a)は正面図、(b)は(a)の背面図。 図5のc−c’断面図。 図5の効果について説明するための説明図。 この発明の板状ヒータに関する第3の実施形態について説明するため(a)は正面図、(b)は(a)の背面図。 図8のd−d’断面図。 この発明の板状ヒータに関する第4の実施形態について説明するため(a)は正面図、(b)は(a)の背面図。 この発明の加熱装置に関する一実施形態について説明するための説明図。 この発明の画像形成装置に関する一実施形態について説明するための説明図。
符号の説明
11 絶縁基板
12,13 発熱抵抗体
14,15 電極
16,17 接続パターン
18,19,181〜183,191〜193 配線パターン
20,21,55,56 スルーホール
22,53〜56,81〜84 補助発熱抵抗体
23 サーミスタ
24,25 オーバーコート層
51,52 導電パターン
100 板状ヒータ
200 加熱装置
300 複写機

Claims (7)

  1. 高熱伝導特性を有する長尺平板状の絶縁基板と、
    前記絶縁基板の一面の長手方向に形成された第1および第2の発熱抵抗体と、
    前記第1および第2の発熱抵抗体の一端に接続され、電力を供給するために形成された電極と、
    前記発熱抵抗体を覆うように配置されたオーバーコート層と、
    前記第1および第2の発熱抵抗体の他端もしくは両端に接続され、前記絶縁基板を挟んで前記第1および第2の発熱抵抗体に対向する位置に形成された第1および第2の配線パターンと、
    前記第1および第2の発熱抵抗体の中間位置に対向する前記第1パターンに一端を、前記第2の配線パターンに他端を接続された補助発熱抵抗体と、
    前記補助発熱抵抗体上に電気的に絶縁された状態で取りけられた温度センサーとを具備したことを特徴とする板状ヒータ。
  2. 前記補助発熱抵抗体のシート抵抗値は、前記第1および第2の発熱抵抗体よりも高い値であることを特徴とする請求項1記載の板状ヒータ。
  3. 前記第1および第2の発熱抵抗体の両端付近の位置に対向する前記第1および第2の配線パターンに接続した第1および第2の補助発熱抵抗体を具備してなることを特徴とする請求項1記載の板状ヒータ。
  4. 前記第1および第2の発熱抵抗体の両端付近に対向するそれぞれの位置の前記第1および第2の配線パターンに形成した補助発熱抵抗体を形成したことを特徴とする請求項1記載の板状ヒータ。
  5. 前記補助発熱抵抗体のシート抵抗値は、前記第1および第2の発熱抵抗体よりも高い値であることを特徴とする請求項3または4記載の板状ヒータ。
  6. 加熱ローラと、
    前記加熱ローラに対向配置された発熱抵抗体が圧接された請求項1〜5の何れかに記載の板状ヒータと、
    前記ヒータと前記加圧ローラとの間を移動可能に設けられた定着フィルムとを具備したことを特徴とする加熱装置。
  7. 媒体に形成された静電潜像にトナーを付着させてこのトナーを用紙に転写して所定の画像を形成する形成手段と、
    画像が形成された用紙を加圧ローラにより定着フィルムを介して前記ヒータに圧接しながら通過させることによって、トナーを定着するようにした請求項6記載の加熱装置とを具備したことを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103327659A (zh) * 2012-03-23 2013-09-25 东芝照明技术株式会社 陶瓷加热器和固定装置

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