JP2009008643A - 光走査式平面検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 透明フィルム上の突起、窪み、折れなどの平面異常による不良を高速に検査するにあたり、反射率や透過率から検査する方式の表面検査装置では平面異常だけを選択的に検出することは非常に困難であった。またレーザ光を使った凹凸測定による検出方法では表裏の反射光を分別できず正確な測定ができなかった。
【解決手段】光源より出射された光を、前記平面に対してライン状に走査する光走査手段と、該走査光による該平面および平面異常部からの透過光を受光する反射光位置検知手段と、該検知手段からの検知信号により該平面異常部の角度を算出して平面異常の検査を行う角度検査測定部と、を有する光走査式平面検査装置とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、透明シートなどの透明な平面物体上に形成されたくぼみ、突起、折れなどの平面異常を検査する平面検査装置に関する。
透明フィルムやガラス板など透明性の平面でできている製品が最近多くなっており、その品質保持の要求も高くなっている。これらはその製造工程において、支持体をローラーなどで搬送し連続走行させることが多い。
この際走行時に製品を支持するローラーなどに異物が付着するなどすると製品を変形させ製品の平面異常を発生する。これらの平面異常は人間の目には製品を傾けるなどして容易に発見され、外観不良とされる。また平面異常が工程内で発生すると工程中に支持体が破断したり、後工程での処理が不均一になる等の不具合が発生する。したがって、上述のような製品においては、支持体の表面に存在する平面異常を確実に検出し、外観不良を防止し、工程不良を防止することが極めて重要である。
このように連続走行するシート状物の表面に存在する一般的な欠陥を検出するためには、例えば特開2003−149163号公報で公知の表面検査装置が用いられている。この表面検査装置は、正常部分と欠陥部分とで光の反射率や透過率あるいは拡散光量が異なることを利用しており、被検査体の表面にレーザによる走査光を照射してその反射光もしくは透過光を受光器により光電検出し、この検出出力に基づいて各種欠陥の有無を評価するものである。そして、この表面検査装置は、検出した反射光や透過光強度の変化のパターンから、異物の付着や凹凸の存在等の表面形状欠陥の他、表面色の濃度や光沢の異常など様々な欠陥の有無を検査することができる。
また、表面凹凸を検査する方法としてはレーザ光を使用して検査を行う方法も行われている。例えば特開2006−078457号公報で公知の基板検査装置が用いられている。この検査装置は対象物に斜め方向よりレーザ光を照射し、その反射光を結像レンズを介してPSD(Position Sensitive Detector)センサにより検出して、三角測量の原理で高さの計測を行うものである。例えば、レーザ光の入射角度、反射角度を共に45°とし、結像レンズの倍率をaとすると、対象物上の実際の高さhに対して、PSDセンサ上の見掛け高さhは、h
Figure 2009008643
また、微小な表面凹凸を検査する方法としてはさらに上記を改良した、特願2006−227165号の平面外観検査装置が用いられている。この検査装置は図7に示すように対象物6に斜め方向よりポリゴンスキャナ2によって走査されたレーザ光を照射し、その反射光を結像レンズ8を介してPSD(Position Sensitive Detector)センサ9により検出して、反射角度の計測を行うものである。例えば、図8においてPSD上の光点位置変動量xと光学系の第1レンズ焦点距離f1と第2レンズ焦点距離f2と反射光傾き角θ2と再結像面からの距離dから平面上の反射角変動θ1を
θ1=(f2・x)/(2・f1・d)
として傾斜角が検出されるものである。
最近は平面異常の有無だけでなく、その深さを測定した上で製品の合否を判定する要求が多くなってきている。しかしながら表面上記の反射率や透過率から検査する方式の表面検査装置では、平面異常の有無や大きさは判定できても深さを検出することは非常に困難であった。
また上記のレーザ光を使った三角測量法による検出方法については薄い透明シートなどの場合、表側の反射光と裏側の反射光がずれて混入するために表面と裏面の反射光量の差があるとPSDの出力位置が変わってしまう。そのためPSDの出力位置が変わったときに高さが変化したのか反射光量が変化したのかわからないため高さ変化を算出できないという問題点があった。
また上記のレーザ光を使った反射角度を検出する方法については薄い透明シートなどの場合、上記高さ検出でも問題となった、表側と裏側の反射光量差の影響を受ける他、同じ傾斜角度でも表側の反射光と裏側の反射光では受光する光線の角度が変わってしまうという現象があり、そのために表面で反射したか裏面で反射したかを判別しないと実際の傾き量の算出ができないという問題点があった。
たとえば屈折率1.5の透明フィルムに45度の角度で光を入射させた場合において透明フィルム表面上の角度5度の傾きが表面にあった場合と裏面にあった場合の光線経路を図9に示す。傾きが表面にあった場合には反射光は10度の傾きを持つが、裏面反射光は逆側4.3度の傾きをもち、しかも裏面反射光の方が光量が多くなる。一方傾きが裏面にあった場合には表面反射光は変化しないが裏面反射光が17.2度となり表面に傾きがあった場合より大きな影響を持つ。
なお干渉計による平面異常測定は可能であるが検査速度、検査環境の面で製造工程内で使用できるものではない。
そこで、本発明は透明な薄いシート状の対象物であっても平面異常を高速に検査することができる平面検査装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、対象平面に光源より光を照射し、その透過光を受光して該平面を検査する平面検査装置であって、前記光源より出射された光を、前記平面に対してライン状に走査する光走査手段と、該走査光による該平面および平面異常部からの透過光を受光する1次元PSDまたは位置検出型光電子増倍管と、そこからの検知信号により該平面異常部の角度を算出して平面異常の検査を行う角度検査測定部と、を有する光走査式平面検査装置とした。
また対象物平面と1次元PSDまたは位置検出型光電子増倍管の間に結像レンズを設け、1次元PSDまたは位置検出型光電子増倍管は結像レンズによる結像位置から所定の距離だけ光軸方向に離れて設けた。
また対象物平面と1次元PSDまたは位置検出型光電子増倍管の間にバンドルされた光ファイバを設け、光ファイバの入射口と光走査手段によって集光された走査線とを共役とするシリンドリカルレンズを設けた。
またさらに対象物および表面異常部からの反射光を受光する1次元PSDまたは位置検出型光電子増倍管と、そこからの検知信号により表面異常部の反射光角度を算出し、表面異常の検査を行う角度検査測定部とを設けた。
上記のように構成したことにより、平面検査にあたっては、光走査手段によりスポット光で平面全面を光走査を行い、平面異常部があるとそこで屈折が生じるので正常な平面の場合の透過光と比べ透過光の角度の差異が発生する。この差異を透過光位置検出手段で検知し、角度データを算出することにより角度変化部分を抽出し平面検査を行うことができる。さらにPSDにより各位置の角度が定量的に検出できるのでこのデータを積分することにより平面異常部の形状を再現することができ、凹部深さを算出することが可能となる。
さらに透過光と別に反射光を同時に検出することにより、両者の比較から表面異常部が表面にあるか裏面にあるかを識別することができ、一層正確な表面状態の把握が可能となる。
以下に、本発明の光走査式平面検査装置の実施の形態を図面とともに詳細に説明する。
図1に、本発明の第1の実施例の構成図を示す。対象平面6の上方には、光源として半導体レーザコリメーション光源1が配設され、半導体レーザコリメーション光源1から出射されたレーザ光がポリゴンスキャナ2に入射する。ポリゴンスキャナ2が回転することにより走査レンズ3には走査されたレーザ光が入射し、対象平面6上に、レーザ走査光が照射される。これらポリゴンスキャナ2、走査レンズ3により光走査手段を構成する。
一方、対象平面6上に照射されたレーザ走査光の透過位置に対向して光検出器としてPSD(Position Sensitive Detector)9が配置される。このときPSD9の電極長さは、光走査幅の長さ以上となるように設定される。PSD9からの検知信号はI/V変換回路10、A/D回路11を介して角度検査測定部7に送出される。
角度検査測定部7は、PSD9の検知信号より後述する方法により反射光の傾き角を算出し平面異常を検知する。また、光走査と直交した方向に対象平面6が搬送手段4によって搬送されることにより平面異常を連続して検査することができる。
ここで図2(a)により傾き検出原理を説明する。平面6に凹凸がない場合、投射した光は投射角度のまま透過する。ここで平面6に凹凸をもつ平面異常5があると斜面が存在するので斜面の片面では透過光は屈折され傾いて透過する。斜面のもう片面では傾きの方向が逆なので屈折光は逆方向に傾いて透過する。図は表面に凹部がある状態を示しているが裏面に凹部があっても同方向にほぼ同じ角度傾く。
次にPSD検知信号から傾きを算出する方法を説明する。平面6からPSDまでの距離をdとし、PSD上の光点の移動量をx、光線傾き角をθ2とするとx=d・tanθ2となるのでこれから光線傾き角θ2を求めることができる。dの値を大きくすれば検出感度があがるが検出範囲が狭くなる。要求される検出範囲と角度から適正なdを設定する事ができる。
上記で平面異常5の斜面角度をθ1とするとθ1の傾斜により屈折光はスネルの法則nsinθ=n′sinθ′にしたがって傾く。例えば屈折率1.5で斜面角度θ1が1度の場合、透過光角度θ2は約0.5°傾く。これを逆算することによりθ1を求めることができる。このようにして各位置における斜面角度θ1が図(b)のように求まる。これを積分すると凹部の形状として(c)のように求まる。これから凹部深さを算出することができる。
平面異常部が上面にあるときと下面にあるときの差はθ1が10度のとき屈折角約5度に対し0.07度程度であり1%程度の誤差となる。この誤差はθ1が大きくなると大きくなる。よってθ1の角度が大きい場合には後述する表裏識別を行ったほうが精度があがる。
次に本発明の第2の実施例を以下に示す。
図3は本発明の第2の実施例を説明したもので、対象平面6の上方には、光源として半導体レーザコリメーション光源1が配設され、半導体レーザコリメーション光源1から出射されたレーザ光がポリゴンスキャナ2に入射する。ポリゴンスキャナ2が回転することにより走査レンズ3には走査されたレーザ光が入射し、対象平面6上に、レーザ走査光が照射される。これらポリゴンスキャナ2、走査レンズ3により光走査手段を構成する。
一方、対象平面6上に照射されたレーザ走査光の透過位置に対向してシリンドリカルレンズである結像レンズ21が設けられ、その再結像位置からd離れたところに光検出器としてPSD(Position Sensitive Detector)9が配置される。このときPSD9の電極長さは、光走査幅に走査ビームのPSD上の径を加えた長さ以上となるように設定される。PSD9の電極A,Bからの検知信号はI/V変換回路10、A/D回路11を介して角度検査測定部7に送出される。
角度検査測定部7は、PSD9の検知信号より後述する方法により反射光の傾き角θ2Tを算出し平面異常を検知する。また、光走査と直交した方向に対象平面6が搬送手段4によって搬送されることにより平面異常を連続して検査することができる。
一方対象平面6により反射した光はハーフミラー22で反射し、ここでもシリンドリカルレンズである結像レンズ21を介して、その再結像位置からd離れたところにPSD9が配置される。このPSD上の電極C、Dからの出力を角度検査測定部7に入力し、反射光の傾きθ2Rが算出される。
ここで次に図4によりPSD検知信号から傾きを算出する方法を説明する。走査レンズ3により対称平面6上に集光された光は結像レンズ21により再結像される。ここで走査レンズ3の集光点からレンズ21までの距離をs1、レンズ21から再結像点までの距離をs2とする。
上記で平面異常5の斜面角度θ1の傾斜により反射光は角度θ2≒θ1/2だけ傾く。この傾いた光も結像レンズ21により同じ点に再結像する。このときPSD9面を再結像面と一致させるとPSD9には斜面角度があってもなくても同じ点に入射する。ところがここでPSD9面を再結像面から一定距離dだけ光軸方向に離れた位置に配置するとPSD9への入射位置は平面上での反射角θ2に比例して変動することになる。
このときの変動量xは光学系の前側距離s1と後側距離s2と反射光傾き角θ2と再結像面からの距離dにより以下のように求まる。
x=(s1・d・θ2)/s2
逆算すると以下の式により平面上の反射角変動θ1を計算することができる。
θ2≒(2・s2・x)/(s1・d)
このようにして平面異常5上の光線傾斜角が検出される。上記はシリンドリカル結像レンズ21の曲率をもつ側で説明したが通常の球面により構成されたレンズでも同じである。
このとき透過光線の角度は前述したように平面異常があるのが上面でも下面でもほぼ同じ値を示す。一方反射光線の角度は上面にある場合は直接反射光と裏面反射光が打ち消し合い、小さな値を示すが、下面にある場合は上面での屈折の影響を受けて大きな値を示す。よって透過光角度と反射光角度を比較する事で平面異常が上面にあるか下面にあるかを判定することができる。
次に本発明の第3の実施例を以下に示す。
図5は本発明の第3の実施例を説明したもので、対象平面6の上方には、光源として半導体レーザコリメーション光源1が配設され、半導体レーザコリメーション光源1から出射されたレーザ光がポリゴンスキャナ2に入射する。ポリゴンスキャナ2が回転することにより走査レンズ3には走査されたレーザ光が入射し、対象平面6上に、レーザ走査光が照射される。これらポリゴンスキャナ2、走査レンズ3により光走査手段を構成する。
一方、対象平面6上に照射されたレーザ走査光の透過位置に対向してシリンドリカルレンズである結像レンズ21が設けられ、その再結像位置からd離れたところに光検出器としてPSD(Position Sensitive Detector)9が配置される。このときPSD9の電極長さは、光走査幅に結像レンズ8の結像倍率を乗じた長さ以上となるように設定される。PSD9からの検知信号はI/V変換回路10、A/D回路11を介して角度検査測定部7に送出される。
角度検査測定部7は、PSD9の検知信号より後述する方法により反射光の傾き角θ2Tを算出し平面異常を検知する。また、光走査と直交した方向に対象平面6が搬送手段4によって搬送されることにより平面異常を連続して検査することができる。この結果から表面角度θ1を算出し、積分計算などにより表面形状を算出することができる。
一方対象平面6により反射した光は走査レンズ3に戻りポリゴンスキャナ2を介して1/4波長板14に入射する。ここで反射光は波長板により偏光方向が90°変化し、偏光ビームスプリッタにより反射され、第2の結像レンズ17に入射する。さらに第2の結像レンズ17の焦点からd2だけはなれたところに第2のPSD18が設けられ、そこからの電極C、Dからの出力を角度検査測定部7に入力し、反射光の傾きθ2Rが算出される。
このときの変動量xは光学系の走査レンズ焦点距離f3と第2結像レンズの焦点距離f4と反射光傾き角θ2と再結像面からの距離dにより以下のように求まる。
x=(f3・d・θ2)/f4
逆算すると以下の式により平面上の反射角変動θ2を計算することができる。
θ2=(f4・x)/(f3・d)
このとき透過光線の角度は前述したように平面異常があるのが上面でも下面でもほぼ同じ値を示す。一方反射光線の角度は上面にある場合は直接反射光と裏面反射光が打ち消し合い、小さな値を示すが、下面にある場合は上面での屈折の影響を受けて大きな値を示す。よって反射光から検出されたθ2と透過光から検出されたθ2を比較し、反射光のθ2が透過光のθ2に比べて数倍大きい場合には平面異常部が下面にあると推定できる。このようにして平面異常が上面にあるか下面にあるかを判定することができる。
なお本実施例は反射光をポリゴンミラーに戻す方式のため対応する角度範囲が狭い一方、広域化が容易であるので、検出すべき平面異常角度が微小であってかつ速度が求められる場合に適用できる。
次に、図6に、第4の実施例の構成図を示す。図6は、第1実施例における平面検査装置においてレンズに換えて特殊バンドルファイバを介した構造としたものである。
対象平面上方には、光源として半導体レーザコリメーション光源1が配設され、半導体レーザコリメーション光源1から出射されたレーザ光がポリゴンスキャナ2に入射する。ポリゴンスキャナ2が回転することによりテレセントリックに設計された走査レンズ3には振られたレーザ光が入射し、対象平面上に垂直にレーザ走査光が照射される。
一方透過側には1次元にバンドルされたファイバ20にシリンドリカルレンズ19がセットされたものが複数個放射状に配置されている。各シリンドリカルレンズ19は上記レーザ走査線とファイバ端を共役としている。ファイバの逆側においては各1次元バンドルファイバがさらにバンドルされて2次元の出口となっている。ここにPSDを設けファイバからの光をPSDに入射させる。
対象平面6上に照射されたレーザ走査光は平面異常部で屈折されて曲がった方向のファイバに入射する。ファイバにはいった光は2次元にバンドルされた出口からPSD9上に入射する。PSD9からの検知信号は角度検査測定部7に送出される。
角度検査測定部は、上述したものと同様な方法でPSD9の検知信号から反射光の傾き角を算出する。PSDの検出位置をx、透過光角度をθ、ファイバ入り口の角度ピッチをα、ファイバ出口のファイバピッチをhとし、光がn番目のファイバを透過したとすると
θ=(α・x)/h
としてθが求められ、これを積分することで表面の形状が求められる。
この方法は非常に大きな角度まで対応できることが利点である。一方ファイバ入射口の数が限られるため角度検出精度、ひいては形状計測精度は他の方法に比べ悪くなる。
なおいずれの実施例においてもPSDを位置検出型光電子増倍管に置き換えることができ、この置き換えにより、光源光量を少なくできる。またより高速化が可能となる。
またいずれの実施例においてもポリゴンスキャナを共振型ミラースキャナに置き変えることができ、この置き換えにより、コンパクト化、高速化、面倒れ低減が可能となる。
本発明の実施例1における光走査式平面検査装置の構成図である。 (a)実施例1における光走査式平面検査装置の平面異常による反射光角度変化を説明するための図である。(b)実施例1における光走査式平面検査装置によって検出された平面異常部の角度変化例である。(c)実施例1において検出された平面異常部の形状算出例である。 実施例1における光走査式平面検査装置の受光光学系の構成および、PSDによる反射光角度検出原理を説明するための図である。 実施例2における光走査式平面検査装置の構成図である。 実施例3における光走査式平面検査装置の構成図である。 実施例4における光走査式平面検査装置の構成図である。 従来例の構成図である。 従来例における受光光学系の構成および、PSDによる反射光角度検出原理を説明するための図である。 従来例における透明フィルムの場合の光線説明図である。
符号の説明
1 光源
2 ポリゴンスキャナ
3 走査レンズ
4 搬送手段
5 平面異常部
6 対象平面
7 角度検査測定部
8 結像レンズ
9 1次元PSD
10 I/V変換回路
11 A/D変換回路
12 ビームスプリッタ
14 1/4波長板
17 結像レンズ2
18 小型PSD
19 ファイバ用シリンドリカルレンズ
20 ファイババンドル
21 シリンドリカル結像レンズ
22 ハーフミラー
A,B,C,D PSD出力
d 再結像点からの光軸方向距離
x PSD上の変動量
y PSD上の変動量
s1 結像レンズ前側距離
s2 結像レンズ後側距離
f3 走査レンズ焦点距離
f4 第2結像レンズ焦点距離
θ1 平面異常部傾き角度
θ2 平面異常部出射光角度

Claims (4)

  1. 対象物(6)に光源(1)より光を照射し、その透過光を受光して該透明対象物(6)の表面を検査する平面検査装置であって、前記光源(1)より出射された光を、前記対象物(6)に対してライン状に走査する光走査手段(2,3)と、該走査光による該対象物(6)および表面異常部(5)からの透過光を受光する1次元PSDまたは位置検出型光電子増倍管(9)と、該1次元PSDまたは位置検出型光電子増倍管(9)からの検知信号により該表面異常部(5)の透過光角度を算出して表面異常の検査を行う角度検査測定部(7)と、を有することを特徴とする光走査式表面検査装置。
  2. 前記対象物平面(6)と前記1次元PSDまたは位置検出型光電子増倍管(9)の間に結像レンズ(8、21)を設け、前記反射光位置検知手段(9)は結像レンズ(8)による結像位置から所定の距離だけ光軸方向に離れて設けられることを特徴とする請求項1の光走査式表面検査装置。
  3. 前記対象物平面(6)と前記1次元PSDまたは位置検出型光電子増倍管(9)の間にバンドルされた光ファイバ(20)を設け、光ファイバ(20)の入射口と前記光走査手段によって集光された走査線とを共役とするシリンドリカルレンズ(19)を設けることを特徴とする請求項1の光走査式表面検査装置。
  4. 前記走査光による対象物(6)および表面異常部(5)からの反射光を受光する1次元PSDまたは位置検出型光電子増倍管(9)と、該1次元PSDまたは位置検出型光電子増倍管(9)からの検知信号により該表面異常部(5)の反射光角度を算出し、表面異常の検査を行う角度検査測定部(7)と、を有することを特徴とする請求項1乃至3の光走査式表面検査装置。
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