JP2009005574A - モータ駆動制御装置及び画像形成装置 - Google Patents

モータ駆動制御装置及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】最終的な駆動対象の回転性能、応答特性が向上するモータ駆動制御を実現する。
【解決手段】モータの回転速度を制御するモータ駆動制御装置10であって、モータ12を回転駆動するモータドライバ11と、モータ12による出力の回転速度を検出するFGセンサ13及び補正係数算出ユニット71と、モータ12による回転駆動力で回転する感光体ドラム43の回転速度を検出するエンコーダ15及び補正係数算出ユニット71と、FGセンサ13及びエンコーダ15の出力に基づいたモータ12の回転速度と感光体ドラム43の回転速度の両速度情報を用いて算出した値に対応する速度制御信号を生成し、当該生成した速度制御信号をモータドライバ11に出力する制御部100とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、モータ駆動制御装置及び画像形成装置に関し、特に、被駆動体を予め定められた回転速度で回転駆動させる制御に関する。
従来、例えばコピー機やプリンタ等の画像形成装置では、感光体ドラムの回転駆動に用いられるトラクションモータの速度には精度が要求されるため、感光体ドラムの駆動軸に取り付けられたエンコーダと、感光体ドラムの駆動源となるモータの出力軸に取り付けられたエンコーダのそれぞれの出力をフィードバックさせて、トラクションモータの速度制御を行っている。このような回転駆動装置としては、例えば、下記特許文献1に示されるものが提案されている。
特開2003−18880号公報
上記回転駆動装置では、上記感光体ドラムの駆動軸に取り付けられたエンコーダと、上記モータの出力軸に取り付けられたエンコーダのそれぞれの出力を、それぞれ別個にフィードバック制御に用いている。しかし、感光体ドラムの駆動軸に取り付けられたエンコーダからの出力には、トラクションモータ単体で生じるトルクリップル等の影響と、トラクション減速器で生じるすべり等の非線形要素とが合わさって含まれるため、当該出力からそれらの要素をフィルタリング等でキャンセルして制御に用いることは困難である。そのため、感光体ドラムの回転速度制御が不安定になるおそれがある。
また、上記モータの出力軸に取り付けられたエンコーダからの出力は、トラクションモータ単体で生じるトルクリップル等の影響しか含まないため、当該出力のみを制御に用いたとしても、トラクション減速器で生じるすべり等を無視することになってしまい、的確にモータの回転速度を目標速度に制御することが困難になる。
本発明は、上記の問題を解決して、最終的な駆動対象の回転性能、応答特性が向上するモータ駆動制御を行うことを目的とする。
本発明の請求項1に記載の発明は、モータの回転速度を制御するモータ駆動制御装置であって、
前記モータを回転駆動するモータ駆動手段と、
前記モータによる出力の回転速度を検出するモータ回転速度検出手段と、
前記モータによる回転駆動力で回転する前記被駆動体の回転速度を検出する被駆動体回転速度検出手段と、
前記モータ回転速度検出手段によって検出された前記モータの回転速度と、前記被駆動体回転速度検出手段によって検出された前記被駆動体の回転速度の両速度情報を用いて算出した値に対応する速度制御信号を生成し、当該生成した速度制御信号を前記モータ駆動手段に出力する制御手段と
を備えたものである。
この構成によれば、制御手段が、モータ回転速度検出手段によって検出されたモータの回転速度と、被駆動体回転速度検出手段によって検出された被駆動体の回転速度の両速度情報を用いて算出した値に対応する速度制御信号を生成し、当該生成した速度制御信号を
前記モータ駆動手段に出力するので、モータ単体で生じるトルクリップル等と、モータから被駆動体への回転駆動力伝達時(例えば、モータ側の出力回転軸とトラクション減速器との回転駆動力伝達時)に生じるすべり等の非線形要素とが合わさって、被駆動体の回転軸に現れても、被駆動体回転速度検出手段によって検出された被駆動体の回転速度に基づいて、それらの要素をキャンセルすることが可能である。これにより、被駆動体の回転性能、応答特性を向上させることができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のモータ駆動制御装置であって、前記制御手段は、前記モータ回転速度検出手段によって検出された前記モータの回転速度と、前記被駆動体回転速度検出手段によって検出された前記被駆動体の回転速度との速度差から算出した速度伝達比に基づく補正係数を用いて、前記速度制御信号を生成するものである。
この構成によれば、制御手段は、モータ回転速度検出手段によって検出されたモータの回転速度と、被駆動体回転速度検出手段によって検出された被駆動体の回転速度との速度差から算出した速度伝達比に基づく補正係数を用いて、前記速度制御信号を生成するので、モータ単体で生じるトルクリップル等と、モータから被駆動体への回転駆動力伝達時に生じるすべり等の両方をキャンセルしてモータによる出力の回転速度を制御できるため、被駆動体の回転性能、応答特性を更に向上させることができる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載のモータ駆動制御装置であって、前記被駆動体回転速度検出手段はMRセンサ又はエンコーダであり、前記モータ回転速度検出手段は周波数発電機であるものである。
この構成によれば、被駆動体回転速度検出手段をMRセンサ又はエンコーダとし、モータ回転速度検出手段を周波数発電機としたので、被駆動体の回転速度及びモータの回転速度を的確に検出することができる。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のモータ駆動制御装置を備え、
前記被駆動体が転写体又は感光体ドラムである画像形成装置である。
この構成によれば、互いの速度差が直接画像に影響を与える転写ローラ又は中間転写ベルトの駆動ローラ等の転写体、或いは感光体ドラムについて、それぞれの回転速度毎にフィードバック制御を適切に行って、互いの速度差を軽減できるので、画像品質を向上させることができる。
請求項1に記載の発明によれば、モータ単体で生じるトルクリップル等と、モータから被駆動体への回転駆動力伝達時(例えば、モータ側の出力回転軸とトラクション減速器との回転駆動力伝達時)に生じるすべり等の非線形要素とが合わさって、被駆動体の回転軸に現れても、被駆動体回転速度検出手段によって検出された被駆動体の回転速度に基づいて、それらの要素をキャンセルすることが可能である。これにより、被駆動体の回転性能、応答特性を向上させることができる。
請求項2に記載の発明によれば、モータ単体で生じるトルクリップル等と、モータから被駆動体への回転駆動力伝達時に生じるすべり等の両方をキャンセルしてモータによる出力の回転速度を制御できるため、被駆動体の回転性能、応答特性を更に向上させることができる。
請求項3に記載の発明によれば、被駆動体回転速度検出手段をMRセンサ又はエンコーダとし、モータ回転速度検出手段を周波数発電機としたので、被駆動体の回転速度及びモータの回転速度を的確に検出することができる。
請求項4に記載の発明によれば、互いの速度差が直接画像に影響を与える転写ローラ又は中間転写ベルトの駆動ローラ等の転写体、或いは感光体ドラムについて、それぞれの回転速度毎にフィードバック制御を適切に行って、互いの速度差を軽減できるので、画像品質を向上させることができる。
以下、本発明の一実施形態に係るモータ駆動制御装置及び画像形成装置について図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の一例である複合機の内部構成を概略的に示す側面図である。複合機1は、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能及びファクシミリ機能等の機能を兼ね備えたものである。この複合機1は、本体部2と、本体部2の左方に配設されたスタックトレイ3と、本体部2の上部に配設された原稿読取部5と、原稿読取部5の上方に配設された原稿給送部6とを有している。
また、複合機1のフロント部には、操作部47が設けられている。この操作部47には、ユーザが印刷実行指示を入力するためのスタートキー471と、印刷部数等を入力するためのテンキー472と、各種複写動作の操作ガイド情報等を表示し、これら各種設定入力用にタッチパネル機能を有する液晶ディスプレイ等からなる表示部473と、表示部473で設定された設定内容等をリセットするリセットキー474と、実行中の印刷(画像形成)動作を停止させるためのストップキー475と、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能及びファクシミリ機能を切り換えるための機能切換キー477が備えられている。
原稿読取部5は、CCD(Charge Coupled Device)センサ及び露光ランプ等からなるスキャナ部51と、ガラス等の透明部材により構成された原稿台52及び原稿読取スリット53とを備える。スキャナ部51は、図略の駆動部によって移動可能に構成され、原稿台52に載置された原稿を読み取るときは、原稿台52に対向する位置で原稿面に沿って移動され、原稿画像を走査しつつ取得した画像データを制御部100(図2)へ出力する。また、原稿給送部6により給送された原稿を読み取るときは、原稿読取スリット53と対向する位置に移動され、原稿読取スリット53を介して原稿給送部6による原稿の搬送動作と同期して原稿の画像を取得し、その画像データを制御部100へ出力する。
原稿給送部6は、原稿を載置するための原稿載置部61と、画像読み取り済みの原稿を排出するための原稿排出部62と、原稿載置部61に載置された原稿を1枚ずつ繰り出して原稿読取スリット53に対向する位置へ搬送し、原稿排出部62へ排出するための給紙ローラ(図略)、搬送ローラ(図略)等からなる原稿搬送機構63を備える。原稿搬送機構63は、さらに原稿を表裏反転させて原稿読取スリット53と対向する位置へ再搬送する用紙反転機構(図略)を備え、原稿の両面の画像を原稿読取スリット53を介してスキャナ部51から読取可能にしている。
また、原稿給送部6は、その前面側が上方に移動可能となるように本体部2に対して回動自在に設けられている。原稿給送部6の前面側を上方に移動させて原稿台52上面を開放することにより、原稿台52の上面に読み取り原稿、例えば見開き状態にされた書籍等を操作者が載置できるようになっている。
本体部2は、複数の給紙カセット461と、給紙カセット461から記録紙を1枚ずつ繰り出して記録部40へ搬送する給紙ローラ462と、給紙カセット461から搬送され
てきた記録紙に画像を形成する記録部40とを備える。
記録部40は、スキャナ部51で取得された画像データに基づきレーザ光等を出力して感光体ドラム43を露光する光学ユニット42と、感光体ドラム43上にトナー像を形成する現像部44と、感光体ドラム43上のトナー像を記録紙に転写する転写ローラ41と、トナー像が転写された記録紙を加熱してトナー像を記録紙に定着させる定着部45と、記録部40内の用紙搬送路中に設けられ、記録紙をスタックトレイ3又は排出トレイ48まで搬送する搬送ローラ463,464等とを備える。
本発明の一実施形態に係るモータ駆動制御装置10(図2)は、感光体ドラム43及び転写ローラ41を回転させる駆動源となるモータの駆動を制御するために、複合機1に備えられている。
記録紙の両面に画像を形成する場合は、記録部40で記録紙の一方の面に画像を形成した後、この記録紙を排出トレイ48側の搬送ローラ463にニップされた状態とする。この状態で搬送ローラ463を反転させて記録紙をスイッチバックさせ、記録紙を用紙搬送路Lに送って記録部40の上流域に再度搬送し、記録部40により他方の面に画像を形成した後、記録紙をスタックトレイ3又は排出トレイ48に排出する。
図2は、複合機1に備えられるモータ駆動制御装置の概略構成を示すブロック図である。図3は、エンコーダ15の一例であるロータリエンコーダのセンサホイール15a及びセンサ15bと、モータ12と、感光体ドラム43との構成を示す側面図である。図4は、ロータリエンコーダのセンサホイール15aの形態を示した正面図である。
モータ駆動制御装置10は、上述したように感光体ドラム43及び転写ローラ41の回転駆動源となるモータの駆動制御のために設けられる。モータ駆動制御装置10が感光体ドラム43及び転写ローラ41の駆動モータに適用される仕様は、転写ローラ41の駆動には、トラクション減速器ではなく、通常のギアが用いられること以外は両方とも同様であるため、図2には、感光体ドラム43の駆動モータへの適用例を示す。以下には、モータ駆動制御装置10が感光体ドラム43に適用される場合を例にして説明する。
複合機1は、モータドライバ11と、モータ12と、FGセンサ13と、トラクション減速器14と、エンコーダ15と、制御部100とを備えている。モータ駆動制御装置10は、上述したように感光体ドラム43及び転写ローラ41を回転させる駆動源となるモータ12の駆動制御のために設けられている。
モータドライバ(モータ駆動手段)11は、モータ12を回転駆動する駆動機構である。モータ12は、例えば、ステッピングモータ、ブラシレスDCモータ等からなり、感光体ドラム43に回転駆動力を出力する。
FG(フラックスゲートセンサ)センサ13は、周波数発電機であり、モータ12の回転速度を検出するためにモータ12に取り付けられている。FGセンサ13は、FGマグネット(周波数発電用マグネット)としてのロータと、ロータ回転の磁気変化を検出するために基板パターン上に作成されたFGパターン(導電パターン)とを備え、これらによって交流信号を発生させ、補正係数算出ユニット71に出力する。
トラクション減速器14は、複数の金属ローラを圧接伝動させることでモータ12の出力を減速させ、当該減速させたモータ12の出力を感光体ドラム43に伝達する。トラクション減速器14は、モータ12の出力軸12aからモータ12の回転駆動力が入力される高速軸14aと、この高速軸14aに共回り可能に装着された図略の太陽ローラと、外周面が太陽ローラの外周面に当接して自転しながら公転する複数個の遊星ローラ(図略)と、これら遊星ローラを支持する図略のキャリヤとを有する。さらに、トラクション減速器14は、太陽ローラと同軸に設けられ、遊星ローラにて減速されたモータ12の回転駆動力を感光体ドラム43の駆動軸43aに出力する低速軸14bを有する。
エンコーダ15は、例えば、MR(磁気)センサ又はロータリエンコーダからなる。エンコーダ15は、後述するように、センサ15bが、センサホイール15aの周縁に設けられたスリットSを検出する度に、検出パルスをCPU100の補正係数算出ユニット71に出力する。
モータ12は、感光体ドラム43に回転駆動力を供給する駆動源である。モータ12の回転駆動力は、上述したようにトラクション減速器14で減速され、モータ12は、感光体ドラム43を当該減速されたモータ速度で回転させる。
エンコーダ15の一例であるロータリエンコーダのセンサホイール15aは、トラクション減速器14の低速軸14bに取り付けられ、低速軸14b及び駆動軸43aと同心で回転するようになっている。このセンサホイール15a周縁の一部には、光検出器からなるセンサ15bが設けられている。図4に示すように、センサホイール15aの周縁であって、上記センサ15bによるセンシング対象領域には、センサホイール15aの周方向に沿って多数のスリットSが一定間隔で形成されている。センサ15bは、当該スリットSの列を挟む位置に設けられた光源及び受光部を有し、スリットSの列で断続された光を受光部が受光すると、検出パルスを補正係数算出ユニット71に出力するようになっている。
なお、図3には、トラクション減速器14の低速軸14bが、感光体ドラム43の駆動軸43aに連結されて、トラクション減速器14の出力を感光体ドラム43に伝達する構成を示しているが、感光体ドラム43が駆動軸43aを有さず、トラクション減速器14の低速軸14bが直接感光体ドラム43に連結される構成であってもよい。なお、この場合、トラクション減速器14の低速軸14bの回転速度を、感光体ドラム43の駆動軸43aの回転速度として用いる。
当該駆動力伝達機構では、トラクション減速器14の高速軸14a、太陽ローラ、遊星ローラ、及び低速軸14bの精度や、モータ12(出力軸12a)と高速軸14aとの連結精度、感光体ドラム43(駆動軸43a)と低速軸14bとの連結精度等により、モータ12の回転駆動力は感光体ドラム43に伝達される時に伝達ロスが生じるため、感光体ドラム43の駆動軸43aの回転速度(すなわち、感光体ドラム43の回転速度)は、モータ12の出力軸12aの周速変化に精度よく対応した増減とならないおそれがある。
制御部(制御手段)100は、CPU又はDSP(Digital Signal Processor)等からなり、複合機1の全体的な動作制御を司るものである。制御部100は、補正係数算出ユニット71と、速度制御部72とを備えている。
補正係数算出ユニット71は、(1)FGセンサ13からの出力と、エンコーダ15からの出力とに基づいて、モータ12の回転速度と感光体ドラム43の駆動軸43aの回転速度(本実施形態では、トラクション減速器14の低速軸14bの回転速度を感光体ドラム43の駆動軸43aの回転速度として用いている。但し、エンコーダ15を感光体ドラム43の駆動軸43aに取り付け、感光体ドラム43の駆動軸43aの回転速度自体を用いてもよい。)との差を算出し、又は(2) FGセンサ13からの出力と、エンコーダ15からの出力とに基づいて、モータ12の出力軸12aから感光体ドラム43の駆動軸43aへの速度伝達比を算出し、当該差分又は速度伝達比に基づいて、補正係数を算出する。当該補正係数は、速度制御部72がPWM制御信号の生成に用いる。
補正係数算出ユニット71は、カウンタ711a,711bと、レジスタ712と、補正係数算出部713とを備えている。カウンタ711aは、エンコーダ15から出力されてくるパルスのパルス幅(感光体ドラム43(駆動軸43a)の回転速度情報を示す)を検出する。カウンタ711bは、FGセンサ13から出力されてくる交流信号の周期をカウントして周波数(モータ12の回転速度情報を示す)を検出する。レジスタ712は、予め設定されている感光体ドラム43の目標速度に対応するパルス幅の値を記憶している。補正係数算出部713は、カウンタ711aによってカウントされた上記パルス幅を示すカウント値と、カウンタ711bによってカウントされた上記周波数を示すカウント値とに基づいて、(1)モータ12の出力軸12aの回転速度と、感光体ドラム43の駆動軸43aの回転速度との差分、又は(2)モータ12の出力軸12aから感光体ドラム43の駆動軸43aへの速度伝達比を算出し、更に、これら差分又は速度伝達比に基づいて、レジスタ712に記憶されている目標速度に対応するパルス幅の値とに基づいて補正係数を算出する。補正係数算出部713は、算出した補正係数を速度制御部72に出力する。これにより、レジスタ712に設定されている上記目標速度を変更することで、この目標速度変更に伴って感光体ドラム43(駆動軸43a)の回転速度が追従するため、当該レジスタ712の目標速度を変更することによって感光体ドラム43(駆動軸43a)の回転速度を変化させることができる。
なお、FGセンサ13及び補正係数算出ユニット71が特許請求の範囲のモータ回転速度検出手段の一例であり、エンコーダ15及び補正係数算出ユニット71が特許請求の範囲の被駆動体回転位置検出手段の一例である。
速度制御部72は、補正係数算出部713によって算出される各補正係数に対応するデューティ比が記憶されたテーブルを記憶している。或いは、速度制御部72は、上記各補正係数に対応するデューティ比を予め定められた算出式に基づいて算出する。速度制御部72は、上記補正係数に対応するデューティ比を上記テーブル又は算出式に基づいて算出し、当該算出したデューティ比からなるPWM制御信号を、基準クロック信号に基づいて生成する。速度制御部72は、当該生成したPWM制御信号を速度制御信号としてモータドライバ11に出力する。これにより、モータドライバ11が、感光体ドラム43の駆動源であるモータ12の出力の回転速度が、上記目標速度となるようにモータ12を駆動制御することになる。
なお、上記予めレジスタ712に設定されている感光体ドラム43及び転写ローラ41の目標速度(例えば、感光体ドラム43及び転写ローラ41のそれぞれの周面速度)は、画像転写の必要上、同じ速度とされる。そのため、補正係数算出ユニット71及び速度制御部72が、上述したように、感光体ドラム43及び転写ローラ41の各モータドライバ用にそれぞれのPWM制御信号を生成すれば、生成された各PWM制御信号で各モータドライバが感光体ドラム43及び転写ローラ41のモータを駆動することにより、両モータの出力の回転速度が同速度となる。
なお、本発明の一実施形態に係るモータ駆動制御装置10は、感光体ドラム43のモータドライバ11、FGセンサ13、エンコーダ15と、及び制御部100とを備えている。また或いは、本発明の一実施形態に係るモータ駆動制御装置10は、転写ローラ41のモータドライバ、転写ローラ41のモータに取り付けられたFGセンサと、転写ローラ41に取り付けられたエンコーダと、制御部100とを備えている。
このように、本発明の一実施形態に係るモータ駆動制御装置10では、補正係数算出ユニット71が、FGセンサ13及びエンコーダ15の出力に基づいて、モータ12の回転速度と感光体ドラム43の駆動軸43aの回転速度との差分又は速度伝達比を算出し、当該差分又は速度伝達比に基づいて、速度制御部72によってPWM制御信号の生成に用いる補正係数を算出し、さらに、速度制御部72が、当該算出された補正係数に基づいて感光体ドラム43及び転写ローラ41の駆動源である各モータ制御用のPWM信号を生成するので、モータ単体で生じるトルクリップル等と、モータから被駆動体への回転駆動力伝達時に生じるすべり等の非線形要素とが合わさって、トラクション減速器14の低速軸14b、感光体ドラム43又は転写ローラ41の駆動軸に現れても、それらの影響をキャンセルすることが可能である。これにより、感光体ドラム43及び転写ローラ41の回転性能、応答特性を向上させることができ、感光体ドラム43及び転写ローラ41の回転速度制御の安定性を向上させることができる。また、上記補正係数を用いていることにより、モータ単体で生じるトルクリップル等の影響は勿論、トラクション減速器で生じるすべり等の影響も無視することなく上記PWM信号を生成するので、的確に感光体ドラム43及び転写ローラ41の各モータの回転速度を目標速度に制御することが可能になる。
また、このような同一のCPU等からなる制御部100での制御によれば、感光体ドラム43と転写ローラ41のニップ部における転写動作において記録紙の接触時及び解除時に発生する負荷の変動に基づく感光体ドラム43及び転写ローラ41の回転速度変化を抑制する形での制御が可能になる。
なお、本発明は上記実施の形態の構成に限られず種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、カウンタは、エンコーダ15から出力されてくるパルスのパルス幅(感光体ドラム43(駆動軸43a)の回転速度情報を示す)を検出するパルス幅検出部がカウンタ711aとされ、FGセンサ13から出力されてくる交流信号の周期を計測して周波数(モータ12の回転速度情報を示す)を検出する周波数検出部がカウンタ711bとされているが、当該パルス幅検出部又は周波数検出部は、カウンタに限られず、パルス幅又は交流信号の周期を時間で計測するタイマ等の他の機構であってもよい。パルス幅検出部又は周波数検出部としてタイマが適用される場合、レジスタ712は、予め設定されている感光体ドラム43の目標速度に対応するパルス幅の値を時間で記憶する。
また、上記実施形態では、モータ駆動制御装置10による被駆動体を感光体ドラム43又は転写ローラ41としているが、当該被駆動体は他のものであってもよい。例えば、感光体ドラム上に生成されたトナー像を、中間転写ベルトを介して記録紙に転写する場合には、当該中間転写ベルトの駆動ローラを上記被駆動体とすることも可能である。
また、本発明ではFGセンサ13からの出力を速度情報検出用として、駆動軸回転速度検出部15からの出力を位置情報検出用として使用することで回転性能を得ることも可能である。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の一例である複合機の内部構成を概略的に示す側面図である。 複合機に備えられるモータ駆動制御装置の概略構成を示すブロック図である。 エンコーダの一例であるロータリエンコーダのセンサホイール及びセンサと、モータと、感光体ドラムとの構成を示す側面図である。 ロータリエンコーダのセンサホイールの形態を示した正面図である。
符号の説明
1 複合機
10 モータ駆動制御装置
11 モータドライバ
12 モータ
13 FGセンサ
14 トラクション減速器
15 エンコーダ
15a センサホイール
15b センサ
43 感光体ドラム
43a 駆動軸
71 補正係数算出ユニット
711a,711b カウンタ
712 レジスタ
713 補正係数算出部
72 速度制御部
100 制御部

Claims (4)

  1. モータの回転速度を制御するモータ駆動制御装置であって、
    前記モータを回転駆動するモータ駆動手段と、
    前記モータによる出力の回転速度を検出するモータ回転速度検出手段と、
    前記モータによる回転駆動力で回転する前記被駆動体の回転速度を検出する被駆動体回転速度検出手段と、
    前記モータ回転速度検出手段によって検出された前記モータの回転速度と、前記被駆動体回転速度検出手段によって検出された前記被駆動体の回転速度の両速度情報を用いて算出した値に対応する速度制御信号を生成し、当該生成した速度制御信号を前記モータ駆動手段に出力する制御手段と
    を備えたモータ駆動制御装置。
  2. 前記制御手段は、前記モータ回転速度検出手段によって検出された前記モータの回転速度と、前記被駆動体回転速度検出手段によって検出された前記被駆動体の回転速度との速度差から算出した速度伝達比に基づく補正係数を用いて、前記速度制御信号を生成する請求項1に記載のモータ駆動制御装置。
  3. 前記被駆動体回転速度検出手段はMRセンサ又はエンコーダであり、前記モータ回転速度検出手段は周波数発電機である請求項1又は請求項2に記載のモータ駆動制御装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のモータ駆動制御装置を備え、
    前記被駆動体が転写体又は感光体ドラムである画像形成装置。
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