JP2009004519A - 半導体装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】基板上にCMISFETを備えた半導体装置において、Global Strainによる応力印加を有効に活用しつつ、回路のスイッチ動作速度の低下を生じさせない半導体装置を提供する。
【解決手段】基板の一方の面に形成される第1の素子領域と、基板の他方の面に形成される第2の素子領域と、第1の素子領域と第2の素子領域との間の、比誘電率が3.9よりも低い絶縁層とを備え、第1の素子領域にn型MISFETが形成され、第2の素子領域にp型MISFETが形成され、絶縁層中を貫通する配線によって、第1の素子領域と第2の素子領域とが電気的に接続され、第1の素子領域が形成される面が凸形状、第2の素子領域が形成される面が凹形状となるように基板が湾曲していることを特徴とする半導体装置。
【選択図】図1
Description
本発明は、半導体装置に関し、特に基板上にCMISFETを備えた半導体装置に関する。
年々性能が向上する半導体集積回路は、高度情報社会において、必要不可欠な存在となってきている。この半導体集積回路は、Si(シリコン)を用いたCMISFET(Complementary Metal Insulator Semiconductor Field Effect Transistor)により構成されるものが主流となっている。
CMISFETの性能向上は、半導体集積回路の性能向上に大きな影響を与える。これまで、CMISFETの性能向上は、主としてCMISFETのチャネル長を短くすることによって、もたらされてきた。しかし、近年、CMISFETのチャネル長は、100nm以下になってきており、チャネルを流れる電流のオン・オフの制御が困難になってきている。
CMISFETは、ソース電極とドレイン電極の間を流れる電流の担い手(キャリア)である電子や正孔の数を、ゲート電極で制御することにより、スイッチ素子として動作するものである。近年、電流のオン・オフの制御が困難になってきている主たる要因は、上述のようにCMISFETのチャネル長が短くなっていることにある。具体的には、ゲート電極の制御性が弱くなっていること、CMISFETのオフ状態でのリーク電流が増大していることが挙げられる。
これら電流のオン・オフの制御を困難にしている要因に対する解決策として、例えば、ゲート電極の複数化や、チャネルへの応力印加による電子・正孔の移動度向上という試みがなされている。
ゲート電極の複数化とは、1つのMISFETについて従来は1つであったゲート電極を、2つ以上に増やすことである。これにより、1つのゲート電極の制御性が弱まっても、ゲート電極が複数あるので、総合的に見るとゲート電極の制御性が改善される。
そして、その代表例として平面型ダブルゲートMISFETがある。平面型ダブルゲートMISFETは、チャネルを上下から2つのゲート電極がはさみこむ構造になっている点で、従来のMISFETと異なっている。この構造のMISFETは、その平面的配置ゆえに、チャネル幅を新たな技術的制限に規制されることなく、従来のMISFETと同様に設計することが可能であるという大きな利点がある。
そして、その代表例として平面型ダブルゲートMISFETがある。平面型ダブルゲートMISFETは、チャネルを上下から2つのゲート電極がはさみこむ構造になっている点で、従来のMISFETと異なっている。この構造のMISFETは、その平面的配置ゆえに、チャネル幅を新たな技術的制限に規制されることなく、従来のMISFETと同様に設計することが可能であるという大きな利点がある。
次に、チャネルへの応力印加による電子・正孔の移動度向上について説明する。チャネルに応力を印加すると、内部に歪みが導入される。この歪みにより、チャネル半導体の電子状態が変化し、キャリアの移動度も変化する。結晶に対する応力の印加方向を適切に選択すれば、キャリアの移動度が向上する。
キャリアの移動度の向上により、オン状態での電流量が向上すれば、製品仕様として要求されるオン状態での電流の条件を満たしながら、MISFETの閾値を高く設計することが可能となる。その結果として、オフ状態でのリーク電流を低減することが可能となる。このような、チャネルへ応力を印加する方法は、現在最適な応力の印加方向が解明されてきている。
例えば、現在通常使用されているSi(001)面上に形成された<110>方向にチャネル方向を有するMISFETでは、そのMISFETのキャリアが電子である場合、すなわちn型MISFETの場合、チャネル方向に平行な1軸性の引っ張り応力を印加すると移動度は向上し、圧縮応力を印加すると移動度は減少する。逆に、同様に形成されたMISFETであって、キャリアが正孔の場合、すなわち、p型MISFETの場合、チャネル方向に平行な1軸性の圧縮応力を印加すると移動度は向上し、引っ張り応力を印加すると移動度は減少する。このように、移動度を向上させるために必要な応力の印加方向が、n型MISFETとp型MISFETで異なることが大きな特徴である。
CMIFETを有する集積回路への応力の印加方法については、大きく分けると、集積回路全体に印加する方法(Global Strain)と、n型MISFETとp型MISFETに、個別に印加する方法(Local Strain)の2種類がある。
Global Strainには、例えば、集積回路を実装する段階で応力を挿入する手法がある(特許文献1)。また、Local Strainには、例えば、ソース電極やドレイン電極にチャネル部とは異なる材料を用いることで、格子定数の違いにより応力を印加する方法や、ゲート電極上に応力印加膜を形成する方法がある。
Global Strainを用いる場合、一般にn型MISFETとp型MISFETが同一平面に形成されることから、n型MISFETとp型MISFETに対して、同じ方向の応力が導入されることになる。そのため、例えば、Global Strainとして全体に引っ張り応力を印加し、別途、p型MISFETにのみ、Local Strainの手法により圧縮応力を印加し、p型MISFETの移動度減少を補償するという手法も提案されている(特許文献1)。
しかし、この方法では、Local StrainをGlobal Strainの補償の手段として用いており、適用可能な応力技術を有効利用していないという問題がある。そこで、基板の上面にn型MISFET、下面にp型MISFETを配置し、基板を曲げることで、基板上面全体に引っ張り応力を印加し、基板下面全体に引っ張り応力を印加する方法も提案されている(特許文献1)。
もっとも、特許文献1に開示された基板の両面にn型MISFETとp型MISFETを作り分ける方法では、実用上有益な移動度の向上に必要な歪み量を得るためには、基板厚さ方向の基板の中心線から、n型MISFETとp型MISFETとへのそれぞれの距離を大きくする必要がある。基板の湾曲量、すなわち、曲率半径を上げて歪み量を大きくする方法も考えられるが、この方法では、基板の破壊耐性や実装困難性からの制約があるからである。
CMIS論理回路では、一般にn型MISFETとp型MISFETは相補的に動作し、対をなしている。そのため、対となるn型MISFETとp型MISFETとの間の距離を大きくすると、論理回路を構成するために必要な、対となるn型MISFETとp型MISFETをつなぐ配線の長さが長くならざるを得ない。このことは、インバータやNAND、NORという最小単位の基本論理回路において、スイッチ動作速度の低下を意味する。
上記のように、ゲート電極の複数化による電流のオン・オフ制御の向上が図られてきた。そして、このゲート電極の複数化による集積回路の性能向上を踏まえて、更なる集積回路の性能向上を図るためにも、Global Strainによる応力印加を最大限に活用しつつ、回路のスイッチ動作速度の低下を生じさせない技術が切望されている。
本発明は、上記事情を考慮してなされたものであり、その目的とするところは、基板上にCMISFETを備えた半導体装置において、Global Strainによる応力印加を有効に活用しつつ、回路のスイッチ動作速度の低下を生じさせない半導体装置を提供することにある。
本発明の一態様の半導体装置は、基板の一方の面に形成される第1の素子領域と、前記基板の他方の面に形成される第2の素子領域と、前記第1の素子領域と前記第2の素子領域との間の、比誘電率が3.9よりも低い絶縁層とを備え、前記第1の素子領域にn型MISFETが形成され、前記第2の素子領域にp型MISFETが形成され、前記絶縁層中を貫通する配線によって、前記第1の素子領域と前記第2の素子領域とが電気的に接続され、前記第1の素子領域が形成される面が凸形状、前記第2の素子領域が形成される面が凹形状となるように前記基板が湾曲していることを特徴とする。
ここで、前記第1の素子領域に形成されるn型MISFETの数が、前記第2の素子領域に形成されるn型MISFETの数よりも多く、前記第2の素子領域に形成されるp型MISFETの数が、前記第1の素子領域に形成されるp型MISFETの数よりも多いことが望ましい。
ここで、前記第1の素子領域に形成されるMISFETがすべてn型MISFETであり、前記第2の素子領域に形成されるMISFETがすべてp型MISFETであることが望ましい。
ここで、前記第1の素子領域に形成されるn型MISFETのチャネル領域が{100}面に形成され、かつ、チャネル方向が<110>方向であり、前記第2の素子領域に形成されるp型MISFETのチャネル領域が{100}面または{110}面に形成され、かつ、チャネル方向が<110>方向であり、前記基板が、前記n型MISFETのチャネル方向、および、前記p型MISFETのチャネル方向に沿って湾曲していることが望ましい。
ここで、前記絶縁層の厚さが、100μm以上3mm以下であることが望ましい。
ここで、前記絶縁層が有機膜で形成されていることが望ましい。
ここで、前記第1の素子領域および前記第2の素子領域に多層配線が形成されていることが望ましい。
ここで、前記第1の素子領域に形成されるn型MISFETおよび前記第2の素子領域に形成されるp型MISFETが、前記絶縁層側の第1のゲート電極と、前記第1のゲート電極とチャネル領域を挟んで対向する第2のゲート電極とを有することが望ましい。
そして、前記第1の素子領域に形成されるn型MISFETおよび前記第2の素子領域に形成されるp型MISFETのチャネル領域の厚さが6nm以上12nm以下であることが望ましい。
そして、前記第1の素子領域に形成されるn型MISFETおよび前記第2の素子領域に形成されるp型MISFETが、前記絶縁層側の第1のゲート電極と、前記第1のゲート電極とチャネル領域を挟んで対向する第2のゲート電極とを有する場合において、前記第1の素子領域に形成されるn型MISFETの前記第1のゲート電極と、前記第2の素子領域に形成されるp型MISFETの前記第1のゲート電極が、前記配線によって直接電気的に導通していることが望ましい。
本発明によれば、基板上にCMISFETを備えた半導体装置において、Global Strainによる応力印加を有効に活用しつつ、回路のスイッチ動作速度の低下を生じさせない半導体装置を提供することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
なお、本明細書中、半導体結晶の面方位の表記において、例えば、(100)面と結晶構造上等価な面である(001)面、(010)面、(−100)面等を代表させる表記として、{100}面という表記を用いる。また、半導体結晶の結晶方向の表記において、例えば、〔100〕方向と結晶構造上等価な方向である〔001〕方向、〔010〕方向、〔−100〕方向等を代表させる表記として、<100>方向という表記を用いる。
また、本明細書中、チャネル方向とは、MISFETのチャネル領域をキャリアが流れる方向を意味するものとする。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態の半導体装置は、基板の一方の面に形成される第1の素子領域と、この基板の他方の面に形成される第2の素子領域と、第1の素子領域と前記第2の素子領域との間の、比誘電率が3.9よりも低い絶縁層とを備えている。そして、第1の素子領域にn型MISFETが形成され、第2の素子領域にp型MISFETが形成されている。そして、絶縁層中を貫通する配線によって、第1の素子領域と第2の素子領域とが電気的に接続されている。そして、第1の素子領域が形成される面が凸形状、第2の素子領域が形成される面が凹形状となるように基板が湾曲している。
本発明の第1の実施の形態の半導体装置は、基板の一方の面に形成される第1の素子領域と、この基板の他方の面に形成される第2の素子領域と、第1の素子領域と前記第2の素子領域との間の、比誘電率が3.9よりも低い絶縁層とを備えている。そして、第1の素子領域にn型MISFETが形成され、第2の素子領域にp型MISFETが形成されている。そして、絶縁層中を貫通する配線によって、第1の素子領域と第2の素子領域とが電気的に接続されている。そして、第1の素子領域が形成される面が凸形状、第2の素子領域が形成される面が凹形状となるように基板が湾曲している。
図1は、本実施の形態の半導体装置の全体構成を示す断面図である。半導体チップである基板10の両面に、それぞれ、半導集積回路が形成される素子領域を有している。
基板10の一方の面には、第1の素子領域11があり、他方の面には、第2の素子領域12がある。そして、第1の素子領域11と第2の素子領域12との間には、例えば、有機膜からなる、比誘電率が、シリコン酸化膜の典型的な比誘電率である3.9よりも低い絶縁層13が存在している。
そして、第1の素子領域11には、電子をキャリアとするn型MISFETが形成されている。また、第2の素子領域12には、ホールをキャリアとするp型MISFETが形成されている。本実施の形態においては、第1の素子領域11に形成されるMISFETがすべてn型MISFETであり、第2の素子領域12に形成されるMISFETがすべてp型MISFETとなっている。
さらに、絶縁層13を貫通する、金属配線(図示せず)により、第1の素子領域11と、第2の素子領域12が電気的に接続されている。これによって、第1の素子領域11に形成される集積回路と、第2の素子領域に形成される集積回路が電気的に一体となり、ひとつのLSIとして動作する。
また、外部から機械的な力が加えられることにより、第1の素子領域11が形成される面が凸形状、第2の素子領域12が形成される面が凹形状となるように基板10が湾曲している。このように、外部からの力で湾曲することによって、第1の素子領域11には引っ張り応力が、第2の素子領域12には圧縮応力が印加されている。したがって、第1の素子領域11に形成されるn型MISFETには引っ張り応力が、第2の素子領域12に形成されるp型MISFETには圧縮応力が印加されることになる。
図2は、本実施の形態の半導体チップの一部を第1の素子領域11側から見た上面図である。また、図3は図2のA−A’断面図、図4は図2のB−B’断面図、図5は図2のC−C’断面図、図6は図2のD−D’断面図である。
そして、図7は、図2で示す領域の回路図を示している。図7においては、図3ないし図6の断面図との対比を容易にするために、図の上側に第1の素子領域のn型MISFETを、下側に第2の素子領域のp型MISFETを配置するよう描いている。なお、図2で示す領域は、インバータ回路を構成している。
図3ないし図6に示すように、半導体チップの上側はn型MISFETが形成される第1の半導体領域11、下側はp型MISFETが形成される第2の半導体領域12となっている。そして、それぞれの半導体領域の間には、比誘電率が3.9よりも低い有機膜からなる絶縁層13が存在している。
絶縁層13を構成する有機膜としては、例えば、ポリイミド、ポリパラキシレン、ポリアリルエーテル、ポリエチレンテレフタレート等が半導体プロセスとの整合性が高く好適である。
また、本実施の形態において、n型MISFETおよびp型MISFETは、ともに平面型ダブルゲートMISFETである。
第1の半導体領域11のn型MISFETは、チャネル領域25、チャネル領域25の表面にゲート絶縁膜23aを介して形成されたゲート電極24aと、チャネル領域25のゲート絶縁膜23aと反対側の表面にゲート絶縁膜23bを介して形成されたゲート電極24bを有している。すなわち、ゲート電極24bは絶縁層13側に形成されている。そして、ゲート電極24aは、ゲート電極24bとチャネル領域25を挟んで対向するよう絶縁層13と反対側に形成されている。さらに、チャネル領域25をはさむように、ソース領域21とドレイン領域22が形成されている。
また、ソース領域21およびドレイン領域22に電気的導通を得るための、ソースコンタクト26およびドレインコンタクト27が形成されている。
そして、図5に示すように、ゲート電極24aとゲート電極24bは、ゲートコンタクト28によって、電気的に導通している。
ここで、チャネル領域25がSi{100}面に形成され、かつ、チャネル方向が<110>方向である。そして、半導体チップは、このチャネル方向に沿って湾曲することによって、チャネル領域の<110>方向に引っ張り応力が印加されている。
第2の半導体領域12のp型MISFETは、チャネル領域35、チャネル領域35の表面にゲート絶縁膜33aを介して形成されたゲート電極34aと、チャネル領域35のゲート絶縁膜33aと反対側の表面にゲート絶縁膜33bを介して形成されたゲート電極34bを有している。すなわち、ゲート電極34bは絶縁層13側に形成されている。そして、ゲート電極34aは、ゲート電極34bとチャネル領域35を挟んで対向するよう絶縁層13と反対側に形成されている。さらに、チャネル領域35をはさむように、ソース領域31とドレイン領域32が形成されている。
また、ソース領域31およびドレイン領域32に電気的導通を得るための、ソースコンタクト36およびドレインコンタクト37が形成されている。
ここで、チャネル領域35がSi{110}面に形成され、かつ、チャネル方向が<110>方向である。そして、半導体チップは、このチャネル方向に沿って湾曲することによって、チャネル領域35の<110>方向に圧縮応力が印加されている。
そして、図5に示すように、ゲート電極34aとゲート電極34bは、ゲートコンタクト38によって、電気的に導通している。
なお、通常、正孔の移動度は電子の移動度に比べて低いため、p型MISFETはn型MISFETと比較して、電流駆動力が劣る。この差を補償するため、図5に示すようにp型MISFETのチャネル領域35のチャネル幅を、n型MISFETのチャネル領域25のチャネル幅よりも広くして、電流駆動力が整合するように設計されている。
さらに、ゲート電極24bと、ゲート電極34bは、絶縁層13中を貫通する配線70によって、配線70以外の導電体を介さず直接電気的に接続されている。また、n型MISFETのドレイン領域22と、p型MISFETのドレイン領域32は、ドレインコンタクト27、配線72およびドレインコンタクト37を介して電気的に接続されている。
図2ないし図6で示す半導体チップの一領域は、デジタル論理回路のインバータとして動作する。すなわち、n型MISFETのソース領域21は、ソースコンタクト26を介してグランドに接地されている。また、p型MISFETのソース電極31は、ソースコンタクト36を介して電源電圧(Vdd)に接地されている。そして、デジタル回路の入力信号(Vin)は、ゲート電極24a、24bおよびゲート電極34a、34bに入力される。そして、出力信号(Vout)が配線71から取り出される。
本実施の形態の半導体装置によれば、第1の半導体領域に形成されるn型MISFETのチャネル領域に引っ張り応力が印加されることによって、電子の移動度が向上し、n型MISFETの電流駆動力が向上する。また、第2の半導体領域に形成されるp型MISFETのチャネル領域に圧縮応力が印加されることによって、正孔の移動度が向上し、p型MISFETの電流駆動力が向上する。
さらに、n型MISFETとp型MISFET間の電気的接続は、絶縁層間に絶縁層を貫通する配線を設けることによって、素子間を最短距離で接続可能となっている。したがって、基板の両面に素子を設ける場合の素子間配線の抵抗低減が可能である。
加えて、絶縁層が、一般に層間絶縁膜に用いられるシリコン酸化膜の比誘電率3.9よりも低誘電率の有機膜によって形成されている。したがって、基板の両面に配置される素子間をつなぐ配線の配線容量を低減することが可能となる。
一般に、電気配線の信号伝搬遅延は、配線抵抗Rと配線容量Cの積RCに比例する。
インバータ等の基本論理回路のスイッチ速度を決定する主な要因は、トランジスタ素子の駆動電流と、回路内の電気配線の信号伝搬遅延である。このため、トランジスタの駆動電流があがれば、スイッチ速度は向上するが、電気配線の信号伝搬遅延が大きくなると、当然スイッチ速度は低下する。
基板の湾曲によってMISFETにより大きな歪みを印加するには、基板の厚さを厚くすることが有効である。同一の曲率半径であれば、基板の厚さが厚いほうが、基板両面の歪み量が大きくなるからである。
もっとも、一般には基板を厚くすることによって、基板両面の素子間配線の抵抗および容量があがりRC遅延が生ずる。このため、応力印加による電流駆動力の向上によるスイッチ速度向上の恩恵を十分に享受することができない恐れが生ずる。
本実施の形態においては、素子間に介在する絶縁層に配線を貫通させることによって、最短距離で素子間を接続できる。したがって、配線抵抗Rの増大を抑制できる。さらに、低誘電率の有機膜を用いることにより、配線容量Cを低減することができる。
したがって、基板の厚さを厚くして、MISFETに与える歪み量を大きくし電流駆動力向上を図る場合であっても、RCの増大による信号伝播遅延を最小限にすることが可能となる。よって、応力印加による電流駆動力の向上によるスイッチ速度向上の恩恵を十分に享受することが可能となる。
よって、本実施の形態によれば、基板上にCMISFETを備えた半導体装置において、Global Strainによる応力印加を最大限に活用しつつ、回路のスイッチ動作速度の低下を生じさせない半導体装置を提供することが可能となる。
図8は、基板を機械的に湾曲させることにより素子領域に印加される歪みの説明図である。図8(a)は、湾曲前、図8(b)は湾曲後である。図8(a)の湾曲前の基板10に図8(b)に示すように基板が湾曲するように外部から機械的な力を印加すると、基板の中立面では、伸び縮みがなく歪みは生じない。これに対し、中立面より上側、すなわち、基板表面が凸形状になっている側には引っ張り応力が印加され、引っ張り歪みが生ずる。逆に、中立面より下側、すなわち、基板表面が凹形状になっている側には圧縮応力が印加され、圧縮歪みが生ずる
そして、例えば、基板10の長さ(Lsub)が現実的な半導体チップのサイズである2cmで、絶縁層13の厚さ(Tins)が100μmの場合、絶縁層13上の第1の半導体領域11および第2の半導体領域12に、0.1%の歪みを導入するためには、基板10中心部と比べた基板10のふちの反り量(d)は、約600μmとなる。この600μmの反り量は、半導体チップの実装を考慮すると限界に近い値である。そして、この場合には、MISFETの移動度は約8%程度向上する。実用上は少なくとも、この程度の歪みによる移動度の向上を確保することが望ましい。したがって、絶縁層の厚さは100μm以上であることが望ましい。
また、絶縁層の厚さが3mmを超えると、キャリアが光速で伝搬すると仮定しても、配線遅延が10ps程度になる。この値は、100GHzの周波数に相当する。LSI回路として要求される10GHz程度のクロック周波数を実現するためには、配線遅延は周波数100GHz相当程度に抑制することが必要と考えられる。したがって、絶縁層の厚さは3mm以下であることが望ましい。
また、本実施の形態において、絶縁層の材質は有機膜とした。これは、一般に有機膜は無機膜と比較して、低誘電率であるためである。
また、有機膜は、無機膜に比較して、曲がりやすいため、基板を機械的に湾曲させるうえで好適だからである。なお、ここで曲がりやすいとは材料の降伏点、すなわち弾性変形を越えて塑性変形が始まる応力限界が高いことをいう。
また、有機膜は無機膜に比べて光に対する透明性をあげることが容易である。透明性が高いと、製造工程において、絶縁層下地のパターン認識が容易になるため、第1、第2の半導体領域または絶縁層の合わせが容易になる。
また、有機膜を適用すると、無機膜にくらべ、絶縁層中の配線や、素子領域への膜ストレスを低減することが期待できる。したがって、半導体装置のストレスマイグレーション耐性等の信頼性が向上することが期待できる。
そして、有機膜の中でも、ポリイミド、ポリパラキシレン、ポリアリルエーテル、ポリエチレンテレフタレート等が好適であることは、上述したとおりである。これらの有機膜は実際に半導体装置の絶縁膜として適用検討がされており、ポリイミドは、高い耐熱性や低い誘電率という観点から、ポリパラキシレンとポリアリルエーテルは低い誘電率という観点から、ポリエチレンテレフタレートは生産量が多いという観点から、他の材料と比較して有利である。
もっとも、本発明において、必ずしも絶縁層が有機膜に限定されるわけではない。すなわち、比誘電率が3.9より小さく絶縁層を貫通する配線の遅延を抑制可能な材料であれば、無機膜を排除するものではない。例えば、半導体プロセスと適合性の高い無機膜としては、ポーラスSiO2が挙げられる。
本実施の形態において、n型MISFETの、チャネル領域が、Si{100}面に形成され、かつ、チャネル方向が<110>方向で、このチャネル方向に沿って湾曲することによって、チャネル領域の<110>方向に引っ張り応力が印加されているとした。また、p型MISFETの、チャネル領域がSi{110}面に形成され、かつ、チャネル方向が<110>方向であり、このチャネル方向に沿って湾曲することによって、チャネル領域の<110>方向に圧縮応力が印加されているとした。これは、チャネル領域をSiとする場合、上記のチャネル領域構成および応力印加方向が、もっとも、電流駆動力を向上させるからである。
しかしながら、応力印加により電流駆動力が向上するのであれば、必ずしも上記チャネル領域構成および応力印加方向に、本発明が限定されるわけではない。例えば、p型MISFETでは、チャネル領域がSi{100}面に形成され、かつ、チャネル方向が<110>方向であり、このチャネル方向に圧縮応力が印加されている場合でも電流駆動力が向上することが知られおり、このチャネル領域構成および応力印加方向であってもかまわない。
また、本実施の形態においては、MISFETのチャネル領域をSiとしたが、例えば、SiにGeが添加されたSi1−xGex(0<x<1)やGeであっても、歪み印加によるキャリア移動度の向上が期待できるため適用することが可能である。
また、本実施の形態においては、第1の素子領域に形成されるMISFETがすべてn型MISFETであり、第2の素子領域に形成されるMISFETがすべてp型MISFETとなっている。これは、半導体チップ上に存在するすべてのMISFETに歪み印加による電流駆動力向上効果をもたらすためである。また、半導体装置を製造する上では、基板の片面あるいは両面をCMIS構造にすることによりプロセスが複雑になることを回避するためである。
さらに、n型MISFETとp型MISFETそれぞれに最適なプロセスを選択することができることも、大きな利点となる。すなわち、微細で高性能なMISFETを形成するための最適な材料選択や熱処理等のプロセスは、n型MISFETとp型MISFETで異なっている。
例えば、ゲート電極材料にポリシリコンを採用する場合、MISFETを微細化する上では、n型MISFETにn型ポリシリコン、p型MISFETにp型ポリシリコンを適用することが望ましい。ゲート電極材料に金属を採用する場合も、同様に仕事関数の関係から最適な材料が異なってくる。また、例えば、ソース・ドレイン電極に金属シリサイドを適用する場合であっても、界面抵抗低減のために最適な金属シリサイド材料は、やはり仕事関数の関係からn型MISFETとp型MISFETでは異なってくる。
n型MISFETとp型MISFETを同じ素子領域上(ウェハ上)に形成しようとする場合、両方のMISFETに対して、最適なプロセスを適用することは極めて困難である。本実施の形態によれば、それぞれのMISFETを別個のウェハ上に独立に形成することが可能になるため、それぞれのMISFETに最適なプロセスを選択することが可能となる。よって、n型MISFET、p型MISFETそれぞれが高性能化し、CMIS構造のLSIとしての特性も向上する。
しかしながら、必ずしも、基板の片面あるいは両面がCMIS構造、すなわち、n型MISFETとp型MISFETが混在することを排除するものではない。ただし、歪み印加による電流駆動力向上効果を効率的にLSI特性向上に利用するためには、より多くのMISFETに有効な歪みを与えることが望ましい。
よって、第1の素子領域に形成されるn型MISFETの数が、第2の素子領域に形成されるn型MISFETの数よりも多く、第2の素子領域に形成されるp型MISFETの数が、第1の素子領域に形成されるp型MISFETの数よりも多いことが望ましい。
また、図8における基板10の長さ(Lsub)、すなわち、半導体ウェハからダイシングによって切り出される半導体チップの大きさについては、2cm以下であることが望ましい。これ以上大きくなると、MISFETに有効な歪みを与える際の、反り量(d)が大きくなりすぎて、半導体チップの実装が困難となるからである。例えば、基板の長さが2cmで絶縁層の厚さ(Tins)が300μmの場合、MISFETのチャネル領域に0.1%の歪みを導入するには、反り量(d)は200μm程度となる。
図9は本実施の形態の半導体装置の第1の変形例の断面図である。本実施の形態においては、図3に示すように、n型MISFETのチャネル領域25とゲート電極24bのあわせ余裕が0となるように設計されている。p型MISFETについても同様である。回路の微細化の観点からは、このようにあわせ余裕をもたせないことが望ましいが、製造上の容易性を優先して、図9に示すように示すように、チャネル領域25、35とゲート電極24b、34bのあわせ余裕を設計上とりいれても構わない。
また、本実施の形態においては、MISFETを平面型ダブルゲートMISFETとしている。先に記載したように、ゲート電極複数化の一形態である平面型ダブルゲートMISFETによってMISFETの性能が大きく向上する。本実施の形態においても、Global Stressによる、チャネル領域への応力印加によるMISFETの特性向上に、平面型ダブルゲートMISFETによる特性向上が加わることにより、回路特性がより一層向上する。
また、平面型ダブルゲート構造とすることによって、図3からも明らかように、絶縁層13をはさんで、ゲート電極24bとゲート電極34bが対向する構造となる。したがって、1対のn型MISFETとp型MISFETのゲート電極同士を接続する配線形成が極めて容易となる。また、ゲート電極同士を最短距離で接続することが可能となるため、配線遅延を抑制することが可能となり、この観点からのスイッチ速度向上が期待できる。
そして、本実施の形態の半導体装置において、n型MISFETのチャネル領域の膜厚およびp型MISFETのチャネル領域の膜厚は、6nm以上12nm以下であることが望ましい。この範囲を下回ると、ゲート絶縁膜とチャネル領域との界面の影響によるキャリア移動度の低下が大きくなるからである。また、この範囲を上回ると、2つのゲート電極の支配力の相互作用が弱まり、ダブルゲートによる特性向上効果が小さくなるおそれがあるからである。
また、n型MISFETのチャネル領域の厚さを、p型MISFETのチャネル領域の厚さよりも薄くすることが望ましい。これは、ゲート絶縁膜とチャネル領域との界面の影響による閾値のばらつきが、p型MISFETの方がn型MISFETよりチャネル領域が厚い段階から顕在化するからである。
そして、本発明においては、MISFETは必ずしも、平面型ダブルゲートMISFETに限られるものではない。図10に本実施の形態の第2の変形例の断面図を示す。この変形例のように、平面型ダブルゲートMISFETにかえて、例えば、シリコン酸化膜からなる埋め込み絶縁層90上にチャネル領域が形成されるSOI型MISFETとしても構わない。この場合には、平面型ダブルゲートMISFETの場合と比較して、製造工程が容易になるという利点がある。
また、SOI型MISFETでなくとも、バルクSi上に形成されるMISFETを適用しても構わない。
そして、図11は、本実施の形態の第3の変形例の断面図である。図3ないし図6には、特に、多層配線については図示していない。しかし、例えば、図11に示すように、第1の素子領域および前記第2の素子領域の双方に多層配線が形成されていることが好ましい。
このように、第1の素子領域11および第2の素子領域12のどちらか片側ではなく、双方に多層配線を形成することにより、LSI回路設計の自由度が増大する。また、多層配線層を基板の両側に振り分けることにより、同時に形成すべき多層配線の段数自体を減少することが可能となり製造プロセスの難易度も減少する。したがって、より高性能なLSIをより容易なプロセスで実現することが可能となる。
次に、本実施の形態の半導体装置の製造方法の一例について、図12ないし図19を参照して説明する。
まず、図12に示すように、シリコンウェハ15上に、公知のプロセス技術を用いて、ゲート絶縁膜23a、ゲート電極24a、ソース領域21、ドレイン領域22を備えたn型MISFETを形成する。また、ソースコンタクト26を形成する。
次に、図13に示すように、n型MISFETが形成されたシリコン基板15上に、例えば、シリコン窒化膜からなる支持基板81を堆積する。そして、シリコン基板15の裏面を機械的、化学的に研磨して、裏面にソース領域21、ドレイン領域22が露出するまで薄膜化する。なお、この支持基板81は、あくまで第1の半導体領域を形成するためのハンドリングを容易にするために形成されるものである。
次に、図14に示すように、例えば、支持基板81側を下にして、公知のプロセス技術を用いて、ゲート絶縁膜23b、ゲート電極24bを形成することにより、平面型ダブルゲート構造のn型MISFETを形成する。さらに、ドレインコンタクト27を形成する。このようにして第1の半導体領域11を形成する。
次に、図15に示すように、例えば、シリコン酸化膜で形成される100μmmから3mm程度のダミー絶縁膜85を支持基板81の反対側に堆積する。そして、このダミー絶縁膜85を貫通するように、例えば、リソグラフィーとRIEによるコンタクト穴開口と、Cuなどの金属堆積により、コンタクトプラグ状の配線70、71を形成する。
次に、図16に示すように、例えば、薬液により配線70、71をピラー状に残したまま、選択的にダミー絶縁膜85を除去した後、例えば、ポリイミドからなる絶縁膜13をコーターにより塗布する。その後、例えば、アッシャーによりポリイミド上面(図では下側)を、配線70、71が表面に露出するまでエッチバックする。
次に、図17に示すように、第1の半導体領域11を形成したのと同様の方法で、平面型ダブルゲート構造のp型MISFETを有する第2の半導体領域12を形成する。そして、支持基板82上の第2の半導体領域12を、絶縁層13と貼り合わせる。
この時、第2の半導体領域12と、支持基板82を合わせた膜厚を50μm程度以下に制御すると、光の透過性があがるため、第2の半導体領域と、配線70、71を有する絶縁層13との合わせや、合わせズレの確認が容易になるため望ましい。
このようにして、図18に示すように第1の半導体領域11、絶縁層13、第2の半導体領域12の積層構造が形成される。この後、支持基板81、82を薬液等により剥離して、ウェハプロセスが終了する。
その後、図19(a)に示すようにウェハをダイシングして切り出した半導体チップ10を、例えば、Alからなる膜厚の等しい湾曲用基板18、19で挟み込む。そして、第1の半導体領域11側の表面が凸形状、第2の半導体領域12側の表面が凹形状となるように、外部から湾曲用基板18、19に対して機械的な力を加える。これによって、半導体チップ10が図19(b)に湾曲する。
以上のようにして、本実施の形態の半導体装置が形成される。
半導体チップを実装する際には、湾曲用基板に挟み込まれた状態で実装する。
なお、このように、湾曲用基板にはさまれた半導体チップ、あるいは、湾曲用基板に挟み込まれた状態で実装された半導体チップ、あるいは湾曲用基板を用いる以外の方法で、湾曲させて実装された半導体チップも、本発明の範囲に含まれる。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態の半導体装置は、基本論理回路としてNANDデジタル回路を有する以外は、第1の実施の形態と同様であるので記述を省略する。
本発明の第2の実施の形態の半導体装置は、基本論理回路としてNANDデジタル回路を有する以外は、第1の実施の形態と同様であるので記述を省略する。
本実施の形態によれば、NANDデジタル回路のスイッチ速度を向上させることが可能となる。
図20は、本実施の形態の半導体チップの1部を第1の素子領域11側から見た上面図である。また、図21は図20のA−A’断面図、図22は図20のB−B’断面図、図23は図20のC−C’断面図、図24は図20のD−D’断面図である。
そして、図25は、図20で示す領域の回路図を示している。図25においては、図21ないし図24の断面図との対比を容易にするために、図の上側に第1の素子領域上のn型MISFETを、下側に第2の素子領域上のp型MISFETを配置するよう描いている。なお、図20で示す領域は、NANDデジタル回路を構成している。
図21ないし図24に示すように、半導体チップの上側はn型MISFETが形成される第1の半導体領域11、下側はp型MISFETが形成される第2の半導体領域12となっている。そして、図21には現れないが、第1の半導体領域には、第1のn型MISFETおよび第2のn型MISFETの2つのMISFETが形成される。また、第2の半導体領域には、第1のp型MISFETおよび第2のp型MISFETの2つのMISFETが形成される。そして、それぞれの半導体領域の間には、比誘電率が3.9よりも低い有機膜からなる絶縁層13が存在している。
また、本実施の形態においても第1の実施の形態同様、n型MISFETおよびp型MISFETは、ともに平面型ダブルゲートMISFETである。
第1の半導体領域11の第1および第2のn型MISFETは、チャネル領域25、45、チャネル領域25、45の表面にゲート絶縁膜23a、43aを介して形成されたゲート電極24a、44aと、チャネル領域25、45のゲート絶縁膜23a、43aと反対側の表面にゲート絶縁膜23b、43bを介して形成されたゲート電極24b、44bを有している。さらに、チャネル領域25、45をはさむように、ソース領域21、41とドレイン領域22、42が形成されている。
また、ソース領域21、41およびドレイン領域22、42に電気的導通を得るための、ソースコンタクト26、46、およびドレインコンタクト27a、27b、47が形成されている。
そして、図23に示すように、ゲート電極24a、44aとゲート電極24b、44bは、ゲートコンタクト28、48によって、電気的に導通している。
ここで、チャネル領域25、45はSi{100}面に形成され、かつ、チャネル方向が<110>方向である。そして、半導体チップは、このチャネル方向に沿って湾曲することによって、チャネル領域25、45の<110>方向に引っ張り応力が印加されている。
第2の半導体領域12のp型MISFETは、チャネル領域35、55、チャネル領域35、55の表面にゲート絶縁膜33a、53aを介して形成されたゲート電極34a、54aと、チャネル領域35、55のゲート絶縁膜33a、53aと反対側の表面にゲート絶縁膜33b、53bを介して形成されたゲート電極34b、54bを有している。さらに、チャネル領域35、55をはさむように、ソース領域31、51とドレイン領域32、52が形成されている。
また、ソース領域31、51およびドレイン領域32、52に電気的導通を得るための、ソースコンタクト36、56およびドレインコンタクト37a、37b、57が形成されている。
ここで、チャネル領域35、55はSi{110}面に形成され、かつ、チャネル方向が<110>方向である。そして、半導体チップは、このチャネル方向に沿って湾曲することによって、チャネル領域35、55の<110>方向に圧縮応力が印加されている。
そして、図23に示すように、ゲート電極34a、54aとゲート電極34b、54bは、ゲートコンタクト38、58によって、電気的に導通している。
なお、通常、正孔の移動度は電子の移動度に比べて低いため、p型MISFETはn型MISFETと比較して、電流駆動力が劣る。この差を補償するため、図23に示すようにp型MISFETのチャネル領域35、55のチャネル幅を、n型MISFETのチャネル領域25、45のチャネル幅よりも広くして、電流駆動力が整合するように設計されている。 さらに、ゲート電極24b、44bと、ゲート電極34b、54bは、絶縁層13中を貫通する配線70、72によって、それぞれ電気的に接続されている。
また、図22に示すように、n型MISFETのドレイン領域22と、p型MISFETのドレイン領域32は、ドレインコンタクト27b、配線71およびドレインコンタクト37bを介して電気的に接続されている。また、p型MISFETのドレイン領域32と52は、ドレインコンタクト37a、配線61、ドレインコンタクト57を介して電気的に接続されている。
また、図24に示すように、n型MISFETのソース領域21と、ドレイン領域42は、ソースコンタクト26、配線62、ドレインコンタクト47を介して電気的に接続されている。そして、p型MISFETのソース領域31と51は、ソースコンタクト36、配線63、ソースコンタクト56を介して電気的に接続されている。
以上のように、図20ないし図24で示す半導体チップの一領域は、デジタル論理回路の2入力NANDデジタル回路として動作する。すなわち、n型MISFETのソース領域41は、ソースコンタクト46を介してグランドに接地されている。また、p型MISFETのソース電極31、51は、ソースコンタクト36、56および配線63を介して電源電圧(Vdd)に接地されている。そして、デジタル回路の第1の入力信号(VinA)は、ゲート電極24a、24bおよびゲート電極34a、34bに入力される。そして、デジタル回路の第2の入力信号(VinB)は、ゲート電極44a、44bおよびゲート電極54a、54bに入力される。そして、出力信号(Vout)が配線71から取り出される。
ここで、3入力以上のNANDデジタル回路も同様の手法で、上下に対をなす平面型ダブルゲートMISFETの数を増やすことで構成することが可能である。
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態の半導体装置は、基本論理回路としてNORデジタル回路を有する以外は、第1の実施の形態と同様であるので記述を省略する。
本発明の第3の実施の形態の半導体装置は、基本論理回路としてNORデジタル回路を有する以外は、第1の実施の形態と同様であるので記述を省略する。
本実施の形態によれば、NORデジタル回路のスイッチ速度を向上させることが可能となる。
図26は、本実施の形態の半導体チップの1部を第1の素子領域11側から見た上面図である。また、図27は図26のA−A’断面図、図28は図26のB−B’断面図、図29は図26のC−C’断面図、図30は図26のD−D’断面図である。
そして、図31は、図26で示す領域の回路図を示している。図31においては、図27ないし図230の断面図との対比を容易にするために、図の上側に第1の素子領域上のn型MISFETを、下側に第2の素子領域上のp型MISFETを配置するよう描いている。なお、図26で示す領域は、NORデジタル回路を構成している。
図27ないし図30に示すように、半導体チップの上側はn型MISFETが形成される第1の半導体領域11、下側はp型MISFETが形成される第2の半導体領域12となっている。そして、図27には現れないが、第1の半導体領域には、第1のn型MISFETおよび第2のn型MISFETの2つのMISFETが形成される。また、第2の半導体領域には、第1のp型MISFETおよび第2のp型MISFETの2つのMISFETが形成される。そして、それぞれの半導体領域の間には、比誘電率が3.9よりも低い有機膜からなる絶縁層13が存在している。
また、本実施の形態においても第1の実施の形態同様、n型MISFETおよびp型MISFETは、ともに平面型ダブルゲートMISFETである。
第1の半導体領域11の第1および第2のn型MISFETは、チャネル領域25、45、チャネル領域25、45の表面にゲート絶縁膜23a、43aを介して形成されたゲート電極24a、44aと、チャネル領域25、45のゲート絶縁膜23a、43aと反対側の表面にゲート絶縁膜23b、43bを介して形成されたゲート電極24b、44bを有している。さらに、チャネル領域25、45をはさむように、ソース領域21、41とドレイン領域22、42が形成されている。
また、ソース領域21、41およびドレイン領域22、42に電気的導通を得るための、ソースコンタクト26、46、およびドレインコンタクト27a、27b、47が形成されている。
そして、図29に示すように、ゲート電極24a、44aとゲート電極24b、44bは、ゲートコンタクト28、48によって、電気的に導通している。
ここで、チャネル領域25、45はSi{100}面に形成され、かつ、チャネル方向が<110>方向である。そして、半導体チップは、このチャネル方向に沿って湾曲することによって、チャネル領域25、45の<110>方向に引っ張り応力が印加されている。
第2の半導体領域12のp型MISFETは、チャネル領域35、55、チャネル領域35、55の表面にゲート絶縁膜33a、53aを介して形成されたゲート電極34a、54aと、チャネル領域35、55のゲート絶縁膜33a、53aと反対側の表面にゲート絶縁膜33b、53bを介して形成されたゲート電極34b、54bを有している。さらに、チャネル領域35、55をはさむように、ソース領域31、51とドレイン領域32、52が形成されている。
また、ソース領域31、51およびドレイン領域32、52に電気的導通を得るための、ソースコンタクト36、56およびドレインコンタクト37、57が形成されている。
ここで、チャネル領域35、55はSi{110}面に形成され、かつ、チャネル方向が<110>方向である。そして、半導体チップは、このチャネル方向に沿って湾曲することによって、チャネル領域35、55の<110>方向に圧縮応力が印加されている。
そして、図29に示すように、ゲート電極34a、54aとゲート電極34b、54bは、ゲートコンタクト38、58によって、電気的に導通している。
なお、通常、正孔の移動度は電子の移動度に比べて低いため、p型MISFETはn型MISFETと比較して、電流駆動力が劣る。この差を補償するため、図29に示すようにp型MISFETのチャネル領域35、55のチャネル幅を、n型MISFETのチャネル領域25、45のチャネル幅よりも広くして、駆動電流量が整合するように設計されている。さらに、ゲート電極24b、44bと、ゲート電極34b、54bは、絶縁層13中を貫通する配線70、72によって、それぞれ電気的に接続されている。
また、図28に示すように、n型MISFETのドレイン領域22と42は、ソースコンタクト27a、配線64、ドレインコンタクト47を介して電気的に接続されている。また、n型MISFETのドレイン領域22と、p型MISFETのドレイン領域32は、ドレインコンタクト27b、配線71およびドレインコンタクト37を介して電気的に接続されている。
また、図30に示すように、p型MISFETのソース領域31とドレイン領域52は、ソースコンタクト31、配線63、ドレインコンタクト57を介して電気的に接続されている。また、n型MISFETのソース領域21と41は、ソースコンタクト26、配線62、ソースコンタクト46を介して電気的に接続されている。
以上のように、図26ないし図30で示す半導体チップの一領域は、デジタル論理回路の2入力NORデジタル回路として動作する。すなわち、n型MISFETのソース領域21、41は、ソースコンタクト26、46および配線62を介してグランドに接地されている。また、p型MISFETのソース電極51は、ソースコンタクト56を介して電源電圧(Vdd)に接地されている。そして、デジタル回路の第1の入力信号(VinA)は、ゲート電極24a、24bおよびゲート電極34a、34bに入力される。そして、デジタル回路の第2の入力信号(VinB)は、ゲート電極44a、44bおよびゲート電極54a、54bに入力される。そして、出力信号(Vout)が配線71から取り出される。
ここで、3入力以上のNORデジタル回路も同様の手法で、上下に対をなす平面型ダブルゲートMISFETの数を増やすことで構成することが可能である。
以上、具体例を参照しつつ本発明の実施の形態について説明した。上記、実施の形態はあくまで、例として挙げられているだけであり、本発明を限定するものではない。また、実施の形態の説明においては、半導体装置、半導体装置の製造方法等で、本発明の説明に直接必要としない部分等については記載を省略したが、必要とされる半導体装置、半導体装置の製造方法等に関わる要素を適宜選択して用いることができる。
その他、本発明の要素を具備し、当業者が適宜設計変更しうる全ての半導体装置は、本発明の範囲に包含される。本発明の範囲は、特許請求の範囲およびその均等物の範囲によって定義されるものである。
10 基板、半導体チップ
11 第1の半導体領域
12 第2の半導体領域
13 絶縁層
70 配線
71 配線
72 配線
11 第1の半導体領域
12 第2の半導体領域
13 絶縁層
70 配線
71 配線
72 配線
Claims (10)
- 基板の一方の面に形成される第1の素子領域と、
前記基板の他方の面に形成される第2の素子領域と、
前記第1の素子領域と前記第2の素子領域との間の、比誘電率が3.9よりも低い絶縁層とを備え、
前記第1の素子領域にn型MISFETが形成され、
前記第2の素子領域にp型MISFETが形成され、
前記絶縁層中を貫通する配線によって、前記第1の素子領域と前記第2の素子領域とが電気的に接続され、
前記第1の素子領域が形成される面が凸形状、前記第2の素子領域が形成される面が凹形状となるように前記基板が湾曲していることを特徴とする半導体装置。 - 前記第1の素子領域に形成されるn型MISFETの数が、前記第2の素子領域に形成されるn型MISFETの数よりも多く、
前記第2の素子領域に形成されるp型MISFETの数が、前記第1の素子領域に形成されるp型MISFETの数よりも多いことを特徴とする請求項1記載の半導体装置。 - 前記第1の素子領域に形成されるMISFETがすべてn型MISFETであり、
前記第2の素子領域に形成されるMISFETがすべてp型MISFETであることを特徴とする請求項1または請求項2記載の半導体装置。 - 前記第1の素子領域に形成されるn型MISFETのチャネル領域が{100}面に形成され、かつ、チャネル方向が<110>方向であり、
前記第2の素子領域に形成されるp型MISFETのチャネル領域が{100}面または{110}面に形成され、かつ、チャネル方向が<110>方向であり、
前記基板が、前記n型MISFETのチャネル方向、および、前記p型MISFETのチャネル方向に沿って湾曲していることを特徴とする請求項1ないし請求項3記載の半導体装置。 - 前記絶縁層の厚さが、100μm以上3mm以下であることを特徴とする請求項1ないし請求項4記載の半導体装置。
- 前記絶縁層が有機膜で形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項5記載の半導体装置。
- 前記第1の素子領域および前記第2の素子領域に多層配線が形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項6記載の半導体装置。
- 前記第1の素子領域に形成されるn型MISFETおよび前記第2の素子領域に形成されるp型MISFETが、前記絶縁層側の第1のゲート電極と、前記第1のゲート電極とチャネル領域を挟んで対向する第2のゲート電極とを有することを特徴とする請求項1ないし請求項7記載の半導体装置。
- 前記第1の素子領域に形成されるn型MISFETおよび前記第2の素子領域に形成されるp型MISFETのチャネル領域の厚さが6nm以上12nm以下であることを特徴とする請求項8記載の半導体装置。
- 前記第1の素子領域に形成されるn型MISFETの前記第1のゲート電極と、
前記第2の素子領域に形成されるp型MISFETの前記第1のゲート電極が、前記配線によって直接電気的に導通していることを特徴とする請求項8または請求項9記載の半導体装置。
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