JP2009002697A - 前方車両検出装置及び制駆動力制御装置 - Google Patents

前方車両検出装置及び制駆動力制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】前方車両との位置関係を検出する場合に、前方車両が、自車両の走行する車線上を走行しているか否かをより確実に判定できる前方車両検出装置を提供する。
【解決手段】レーダ装置を備え、前記レーダ装置の検出結果に基づいて、自車両が走行する車線と同一車線における前記自車両の前方を走行する前方車両を検出する前方車両検出装置であって、前記レーダ装置における予め定められた所定幅を有する検索領域で検出された車両が、前記自車両が走行する車線以外の領域に存在するか否かを判定する走行車線判定手段(S8)を備え、前記走行車線判定手段の判定結果に基づいて、前記検索領域で検出された前記車両が、前記自車両が走行する車線と同一車線を走行しているか否かが判定される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、前方車両検出装置及び制駆動力制御装置に関し、特に、レーダ装置により前方車両を検出する前方車両検出装置、及び前方車両検出装置の検出結果に基づいて車両の制駆動力を制御する制駆動力制御装置に関する。
前方車両との位置関係を検出する技術が知られている。例えば、レーダ装置により前方車両との車間距離等が検出される。また、検出された前方車両との位置関係に基づいて、自車両の制駆動力を制御する技術が知られている。例えば、前方車両との車間距離に基づいて、前方車両に接近したと判定されたときに、アクセルOFFの操作をトリガー条件として自動変速機のダウンシフト制御(減速制御)が行われる。
特開平10−68777号公報(特許文献1)には、自車線内に存在する先行車を確実に検出する車両用先行車検出装置が開示されている。上記特許文献1に記載の車両用先行車検出装置は、車両前方の所定範囲を探知するレーダ装置と、車両前方を撮影する撮影手段と、前記レーダ装置による先行車検出結果と前記撮影手段から取得した道路形状に基づいて前記先行車の自車線内存在有無を判定する判定手段と、を有する。
上記特許文献1に記載の車両用先行車検出装置のように、車両前方を撮影するカメラ(撮影手段)を使用する方法は、雨天、霧などの天候が悪いときや、夜間には使用できない。また、道路が登坂路から平坦路、あるいは平坦路から降坂路へと変化するところでは前方の車線がカメラでは見えないため、コーナーRの推定ができない。さらに、車線が消えかかっているような場所でもコーナーRが推定できないという問題がある。
特開昭61−30428号公報(特許文献2)には、自車両を先行車に対して安全な車間距離をもって追従走行させる装置において、先行車ではない車両に対する前記追従走行の発生を防止した車両走行制御装置が開示されている。
上記特許文献2に記載の車両走行制御装置は、自車速を検出する車速検出手段と、自車両に設けられ、自車両進行方向に電磁波を放射し反射体による反射波を受信して当該反射体までの距離を検出すると共に当該反射体の自車両に対する移動によるドップラ信号を出力する一対のレーダ装置と、当該一対のレーダ装置から出力されるドップラ信号の位相差を少なくとも一方のレーダ装置によって検出された距離で微分する位相差微分手段と、自車両が走行している車線の曲率を検出する曲率検出手段と、検出した曲率に応じて設定される距離に対応する基準値に対する位相差微分手段で求めた位相差微分値の大小に基づいて前記反射体が自車両と同一車線を走行している先行車であることを判定して先行車信号を出力する先行車判定手段と、先行車信号を入力しているときには、自車速および少なくとも一方のレーダ装置によって検出された距離に基づいて自車両を先行車に対し安全な車間距離をもって追従走行すべく自車速を制御する車速制御手段とを有する。
上記特許文献2に記載の車両走行制御装置では、操舵角から求めた曲率などから先行車が自車線上か否かを判断するが、自車両の走行車線が直線でその先がコーナーである場合には操舵角が0であるため、先行車が自車線上か否か推定することができない。
特開平10−68777号公報 特開昭61−30428号公報
前方車両との位置関係を検出する場合に、前方車両が、自車両の走行する車線上を走行しているか否かがより確実に判定できることが望まれている。
本発明の目的は、前方車両との位置関係を検出する場合に、前方車両が、自車両の走行する車線上を走行しているか否かをより確実に判定できる前方車両検出装置を提供することである。
本発明の前方車両検出装置は、レーダ装置を備え、前記レーダ装置の検出結果に基づいて、自車両が走行する車線と同一車線における前記自車両の前方を走行する前方車両を検出する前方車両検出装置であって、前記レーダ装置における予め定められた所定幅を有する検索領域で検出された車両が、前記自車両が走行する車線以外の領域に存在するか否かを判定する走行車線判定手段を備え、前記走行車線判定手段の判定結果に基づいて、前記検索領域で検出された前記車両が、前記自車両が走行する車線と同一車線を走行しているか否かが判定されることを特徴としている。
本発明の前方車両検出装置において、前記走行車線判定手段は、前記自車両から前記自車両の前方のコーナーの入口までの距離と、前記コーナーの入口から前記自車両が走行する車線と他の車線との境界線が前記検索領域と交わる点までの距離と、前記レーダ装置により検出された前記検索領域で検出された前記車両までの車間距離との間の関係に基づいて、前記検索領域で検出された前記車両が、前記自車両が走行する車線以外の領域に存在するか否かを判定することを特徴としている。
本発明の前方車両検出装置において、前記コーナーの入口から前記自車両が走行する車線と他の車線との境界線が前記検索領域と交わる点までの距離は、前記所定幅と、前記自車両が走行する車線の道路幅と、前記コーナーのコーナーRとに基づいて算出されることを特徴としている。
本発明の制駆動力制御装置は、上記本発明の前方車両検出装置を備えた前記自車両を制御する制駆動力制御装置であって、前記前方車両検出装置により検出された前記前方車両と前記自車両との位置関係に基づいて、前記自車両の制駆動力を制御することを特徴としている。
本発明の前方車両検出装置によれば、前方車両との位置関係を検出する場合に、検出された前方車両が、自車両の走行する車線上を走行しているか否かがより確実に判定できる。
以下、本発明の前方車両検出装置及び制駆動力制御装置の一実施形態につき図面を参照しつつ詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1から図5を参照して、第1実施形態について説明する。本実施形態は、レーダ装置により前方車両を検出する前方車両検出装置、及び前方車両検出装置の検出結果に基づいて車両の制駆動力を制御する制駆動力制御装置に関する。
まず、図4及び図5を参照して、本実施形態の課題について説明する。
図4は、レーダ装置により前方車両との位置関係を算出する様子を示す図である。図4において、符号Xは、自車両を示す。符号Fは、自車両Xと同じ車線において自車両Xの前方を走行する車両(以下、前方車両とする)を示す。自車両Xに搭載された図示しないレーダ装置は、自車両Xの前方に向けて放射角θでビームを放射している。符号Aは、レーダ装置による検出エリアを示す。検出エリアA内に前方車両Fが存在する場合には、反射波に基づいて前方車両Fが検出される。
自車両Xと同じ車線内を走行している車両だけを車間距離制御の対象の前方車両Fとして認識するために、以下に図5を参照して説明するように、レーダ検索領域Bが設けられる。
図5は、レーダ装置により前方車両Fとの位置関係を算出する様子を示す他の図である。図5に示す例では、2車線が設けられている。符号S1は、自車両Xが走行する車線(以下、自車線とする)を示す。符号S2は、自車線S1と隣接する車線(以下、隣車線とする)を示す。自車線S1と隣車線S2との境界には、分離線Dが描かれている。符号FNは、隣車線S2を走行する車両を示す。
図5において、符号L3は、レーダー装置により検索可能な予め定められた検索幅を示す。自車両Xの進行方向の中心軸を中心とする検索幅L3の領域(レーダ検索領域)B内に車両が検出された場合に、その車両が、自車線S1を走行している前方車両Fであると認識される。有効な検索幅L3内に存在する目標物までの距離が車間距離として検出される。ここで、レーダ検索領域Bを検索幅L3の範囲に限定したとしても、道路の形状及び自車両Xと隣車線S2を走行する車両FNとの位置関係によっては、隣車線S2を走行している車両FNが自車線S1を走行している前方車両Fと誤って認識されてしまうことがある。
例えば、図5に示すように、自車両Xが直線路を走行中で、前方にコーナーCがあるケースについて説明する。この場合、図5に示すように、隣車線S2を走行する車両FNが、幾何学的に自車両Xの前方に位置する状態が生じることがある。隣車線S2を走行する車両FNがレーダ検索領域B内で検出されるため、自車両Xの前方に車間距離制御の対象の前方車両Fが存在すると認識(誤検出)されてしまう。
その結果、実際には自車線S1上における前方に車両が存在しないにもかかわらず、車間距離に基づく車両制御が行われてしまうことがある。運転者は、隣車線S2を走行する車両FNとの距離はあまり気にしていない。よって、隣車線S2を走行する車両FNを車間虚勢制御の対象の前方車両Fと誤検出した状態で、たまたまアクセルを戻したときに、減速制御が行われると、運転者に違和感を与えてしまう。
本実施形態では、車両前方の所定範囲を検索するレーダ装置が用いられて算出される前方車両との車間距離に基づいて、車両制御が行われる。この場合に、ナビゲーションシステムから入力される自車両の現在位置情報及び前方道路形状情報に基づいて、レーダ装置により検出されている前方車両が自車線上に存在するか否かが判定される。その判定の結果、前方車両が自車線上にいないと判定されるときは、車間距離情報に基づく車両制御を実施しない。これにより、隣車線の走行車両に対して、車両制御を行うことがなくなり、スムーズな走行が可能となる。本実施形態によれば、コーナーでの隣車線を走行する車両の誤判定が抑制される。
本実施形態の構成としては、以下の(1)及び(2)の構成を備えていることが前提となる。
(1)自車両前方の所定範囲を検知するレーダ装置により車間距離を検出する手段。
(2)自車両の現在位置と予め記憶された地図情報に基づき、自車両前方のコーナーR、コーナーまでの距離、及び走行している道路の道路幅を検出できる手段(ナビゲーションシステム等)。
図3を参照して、レーダ装置により検出されている車両が自車線上に存在する車両であるか否かを判定する方法について説明する。図3において、図5と同様の部分については、同じ符号を付して、その詳細な説明を省略する。本実施形態では、レーダ装置により検出された車両が、レーダ検索領域Bのうちで自車線S1に属する領域B1にいるか否かが判定される。
より具体的には、レーダ装置により検出された車両が、レーダ検索領域Bと分離線Dとの交点Pよりも遠方にある場合には、その車両が自車線S1上を走行する車両ではないと判定される。レーダ装置により検出された車間距離Lが、自車両Xからレーダ検索領域Bと分離線Dとの交点Pまでの距離(図3のL1+L2)よりも大きな値である場合には、検出された車両が隣車線S2を走行する車両FNである可能性が高い。よって、レーダ装置により検出された車間距離Lと、自車両Xからレーダ検索領域Bと分離線Dとの交点Pまでの距離(L1+L2)との比較結果に基づいて、検出された車両が自車線S1上を走行している車両であるか否かが精度よく判定されることができる。
次に、実際の判定手順について詳細に説明する。図3において、符号Eは、レーダ検索領域Bにおける隣車線S2側の境界線を示す。符号Hは、自車両Xの前方にあるコーナーCの中心を示す。符号Rは、コーナーCのコーナーRを示す。符号L1は、自車両XからコーナーCの入口までの距離(以下、コーナーCまでの距離とする)を示す。符号L2は、コーナーCの入口からレーダ検索領域Bと分離線Dとの交点Pまでの距離(以下、単にコーナー入口から交点Pまでの距離とする)を示す。符号L4は、自車線S1の道路幅を示す。符号Qは、コーナーCの中心Hからレーダ検索領域Bにおける隣車線S2側の境界線Eに下ろした垂線の足を示す。
コーナー入口から交点Pまでの距離L2は、直角三角形HPQの各辺の長さの間の関係に基づいて求められる。三角形HPQの斜辺HPの長さは、コーナーCの中心Hからレーダ検索領域Bと分離線Dとの交点Pまでの距離であり、下記数式1で表される。
Figure 2009002697
三角形HPQの底辺HQの長さは、コーナーCの中心Hから垂線の足Qまでの距離であり、下記数式2で表される。
Figure 2009002697
数式1及び数式2より、コーナー入口から交点Pまでの距離L2は、下記数式3に基づいて算出される。
Figure 2009002697
コーナーCまでの距離L1は、車両に搭載されたナビゲーションシステムから入力される情報に基づいて算出される。
本実施形態では、前方車両が検出された場合(後述する図1のステップS1−Y)に、前方にコーナーがある場合(図1のステップS3−Y)には、検出された前方車両が自車線S1上に存在するか否かの判定に進む。この場合、レーダ装置により検出された車間距離L(図1のステップS2)、コーナーCまでの距離L1(図1のステップS5)、及びコーナー入口から交点Pまでの距離L2(図1のステップS7)がそれぞれ算出される。車間距離Lと、コーナーCまでの距離L1及びコーナー入口から交点Pまでの距離L2の和が比較される(図1のステップS8)。
その比較の結果、レーダ装置により検出された車間距離Lが、コーナーCまでの距離L1及びコーナー入口から交点Pまでの距離L2の和に比べて大きな値であると判定された場合(図1のステップS8−Y)には、レーダ装置が隣車線S2を走行する車両FNを捕らえたものであると判定され、車間距離Lに基づく車両制御が禁止される(ステップS9)。
図2を参照して、本実施形態の構成について説明する。
図2において、符号10は有段の自動変速機、40はエンジンである。自動変速機10は、電磁弁121a、121b、121cへの通電/非通電により油圧が制御されて5段変速が可能である。図2では、3つの電磁弁121a、121b、121cが図示されるが、電磁弁の数は3に限定されない。電磁弁121a、121b、121cは、制御回路130からの信号によって駆動される。
スロットル開度センサ114は、エンジン40の吸気通路41内に配置されたスロットルバルブ43の開度を検出する。エンジン回転数センサ116は、エンジン40の回転数を検出する。車速センサ122は、車速に比例する自動変速機10の出力軸120cの回転数を検出する。シフトポジションセンサ123は、シフトポジションを検出する。パターンセレクトスイッチ117は、変速パターンを指示する際に使用される。加速度センサ90は、車両の減速度(減速加速度)を検出する。車間距離計測部100は、車両前部に搭載されたレーザーレーダーセンサ又はミリ波レーダーセンサなどのセンサを有し、先行車両との車間距離を計測する。
ナビゲーションシステム装置95は、自車両Xを所定の目的地に誘導することを基本的な機能としており、演算処理装置と、車両の走行に必要な情報(地図、直線路、カーブ、登降坂、高速道路など)が記憶された情報記憶媒体と、自立航法により自車両Xの現在位置や道路状況を検出し、地磁気センサやジャイロコンパス、ステアリングセンサを含む第1情報検出装置と、電波航法により自車両Xの現在位置、道路状況などを検出するためのもので、GPSアンテナやGPS受信機などを含む第2情報検出装置等を備えている。
制御回路130は、スロットル開度センサ114、エンジン回転数センサ116、車速センサ122、シフトポジションセンサ123、及び加速度センサ90の各検出結果を示す信号を入力し、また、パターンセレクトスイッチ117のスイッチング状態を示す信号を入力し、また、ナビゲーションシステム装置95からの信号を入力する。
制御回路130は、周知のマイクロコンピュータによって構成され、CPU131、RAM132、ROM133、入力ポート134、出力ポート135、及びコモンバス136を備えている。入力ポート134には、上述の各センサ114、116、122、123、90からの信号、上述のスイッチ117からの信号、ナビゲーションシステム装置95からの信号が入力される。出力ポート135には、電磁弁駆動部138a、138b、138cが接続されている。
制御回路130は、道路勾配を計測又は推定する道路勾配計測・推定部118を有している。道路勾配計測・推定部118は、CPU131の一部として設けられることができる。道路勾配計測・推定部118は、加速度センサ90により検出された加速度に基づいて、道路勾配を計測又は推定するものであることができる。また、道路勾配計測・推定部118は、平坦路での加速度を予めROM133に記憶させておき、実際に加速度センサ90により検出した加速度と比較して道路勾配を求めるものであることができる。
ROM133には、予め図1のフローチャートに示す動作(制御ステップ)が記述されたプログラムが格納されているとともに、変速制御の動作(図示せず)が格納されている。制御回路130は、入力した各種制御条件に基づいて、自動変速機10の変速を行う。
図1から図3を参照して、本実施形態の動作を説明する。
図1のステップS1では、自車両Xの前方に先行車両が有るか否かが判定される。制御回路130は、車間距離計測部100の有するレーダ装置の検出結果に基づいてステップS1の判定を行う。その判定の結果、自車両Xの前方に先行車両が有ると判定された場合(ステップS1−Y)には、ステップS2に進み、そうでない場合(ステップS1−N)には、本制御フローはリターンされる。
ステップS2では、自車両XとステップS1で検出された先行車両との車間距離Lが算出される。制御回路130は、車間距離計測部100から入力される情報に基づいて、車間距離Lを算出する。車間距離Lが算出されると、ステップS3に進む。
ステップS3では、前方にコーナーCがあるか否かが判定される。制御回路130は、ナビゲーションシステム装置95から入力される現在位置情報と予め記憶された地図情報とに基づいて、ステップS3の判定を行う。その判定の結果、前方にコーナーCがあると判定された場合(ステップS3−Y)には、ステップS4に進み、そうでない場合(ステップS3−N)には、本制御フローはリターンされる。
ステップS4では、ステップS3で検出されたコーナーCのコーナーRが算出される。制御回路130は、ナビゲーションシステム装置95から入力される情報に基づいて、ステップS4の計算を行う。ナビゲーションシステム装置95に予め記憶されているコーナーRが用いられることができる。または、ノード点の変化率に基づいてコーナーRが算出されてもよい。コーナーRが算出されると、ステップS5に進む。
ステップS5では、自車両Xの現在位置からステップS3で検出されたコーナーCの入口までの距離(コーナーCまでの距離)L1が算出される。制御回路130は、ナビゲーションシステム装置95から入力される情報に基づいて、コーナーCまでの距離L1を算出する。ステップS5が実行されると、ステップS6に進む。
ステップS6では、道路幅L4が算出される。制御回路130は、ナビゲーションシステム装置95から入力される情報に基づいて自車両Xが走行する車線(自車線)S1の道路幅L4を算出する。道路幅L4は、予めナビゲーションシステム装置95に地図情報として記憶されていることができる。または、ナビゲーションシステム装置95に記憶されている道路種別(高速、国道、県道等)に基づいて、それぞれの道路規格から道路幅L4が推定されてもよい。ステップS6で道路幅L4が算出されると、ステップS7に進む。
ステップS7では、ステップS3で検出されたコーナーCの入口からレーダ検索領域Bと分離線Dとの交点Pまでの距離(コーナー入口から交点Pまでの距離)L2が算出される。ステップS4で算出されたコーナーCのコーナーR、ステップS6で算出された道路幅L4、及び既知の検索幅L3に基づいて、上記数式3によりコーナー入口から交点Pまでの距離L2が算出される。ステップS7が実行されると、ステップS8に進む。
ステップS8では、制御回路130により、ステップS2で算出された車間距離Lと、ステップS5で算出されたコーナーCまでの距離L1及びステップS7で算出されたコーナー入口から交点Pまでの距離L2の和とが比較される。ステップS8では、ステップS2で算出された車間距離Lが、隣車線S2を走行する車両FNとの車間距離Lであるか否かが判定される。
ステップS8の判定の結果、ステップS2で算出された車間距離Lが、ステップS5で算出されたコーナーCまでの距離L1及びステップS7で算出されたコーナー入口から交点Pまでの距離L2の和よりも大きいと判定された(肯定判定がなされた)場合には、その車間距離Lは、隣車線S2を走行する車両FNを捕らえたものであると判断される。ステップS8で肯定判定がなされた場合(ステップS8−Y)には、ステップS9に進み、そうでない場合(ステップS8−N)には、本制御フローはリターンされる。
ステップS9では、制御回路130により、車両制御が禁止される。ステップS2で算出された車間距離Lは、隣車線S2を走行する車両FNを捕らえたものであると判定されている。よって、車両FNとの車間距離Lに基づく制駆動力制御等が禁止される。例えば、先行車に接近したときにアクセルOFFでダウンシフトする制御や、クルーズコントロールにおける車間距離制御、車間距離が詰まった場合に自動でブレーキをかけるDAB(ドライバーアシストブレーキ)などが禁止される。ステップS9が実行されると、本制御フローはリターンされる。
本実施形態によれば、前方にコーナーCがある場合(ステップS3−Y)に、レーダ装置により検出された車間距離Lと、コーナーCまでの距離L1及びコーナー入口から交点Pまでの距離L2の和とが比較される(ステップS8)。その判定の結果、レーダ装置により検出された車間距離Lが、コーナーCまでの距離L1及びコーナー入口から交点Pまでの距離L2の和よりも大きな値である場合(ステップS8−Y)には、車間距離Lが隣車線S2を走行する車両FNを捕らえたものであると判定され、車間距離Lに基づく車両制御が禁止される(ステップS9)。これにより、隣車線S2を走行する車両FNに対して、車両制御を行うことがなくなり、スムーズな走行が可能となる。
本発明の前方車両検出装置及び制駆動力制御装置の第1実施形態の動作を示すフローチャートである。 本発明の前方車両検出装置及び制駆動力制御装置の第1実施形態の概略構成図である。 本発明の前方車両検出装置及び制駆動力制御装置の第1実施形態において、検出された車両が自車線を走行する車両であるか否かを判定する方法について説明するための図である。 従来一般のレーダによる前方車両検出の様子を示す図である。 従来一般のレーダによる前方車両検出の様子を示す他の図である。
符号の説明
10 自動変速機
40 エンジン
41 吸気通路
43 スロットルバルブ
90 加速度センサ
95 ナビゲーションシステム装置
100 車間距離計測部
114 スロットル開度センサ
116 エンジン回転数センサ
117 パターンセレクトスイッチ
118 道路勾配計測・推定部
120c 出力軸
121a 電磁弁
121b 電磁弁
121c 電磁弁
122 車速センサ
123 シフトポジションセンサ
130 制御回路
131 CPU
132 RAM
133 ROM
134 入力ポート
135 出力ポート
136 コモンバス
138a 電磁弁駆動部
138b 電磁弁駆動部
138c 電磁弁駆動部
A 検出エリア
B レーダ検索領域
C コーナー
D 分離線
E レーダ検索領域の隣車線側境界線
F 前方車両
FN 隣車線を走行する車両
L レーダ装置により検出された車間距離
L1 コーナーまでの距離
L2 コーナー入口から交点までの距離
L3 検索幅
L4 道路幅
P 検索領域と分離線との交点
Q 垂線の足
S1 自車線
S2 隣車線
X 自車両
θ 放射角

Claims (4)

  1. レーダ装置を備え、前記レーダ装置の検出結果に基づいて、自車両が走行する車線と同一車線における前記自車両の前方を走行する前方車両を検出する前方車両検出装置であって、
    前記レーダ装置における予め定められた所定幅を有する検索領域で検出された車両が、前記自車両が走行する車線以外の領域に存在するか否かを判定する走行車線判定手段を備え、
    前記走行車線判定手段の判定結果に基づいて、前記検索領域で検出された前記車両が、前記自車両が走行する車線と同一車線を走行しているか否かが判定される
    ことを特徴とする前方車両検出装置。
  2. 請求項1記載の前方車両検出装置において、
    前記走行車線判定手段は、前記自車両から前記自車両の前方のコーナーの入口までの距離と、前記コーナーの入口から前記自車両が走行する車線と他の車線との境界線が前記検索領域と交わる点までの距離と、前記レーダ装置により検出された前記検索領域で検出された前記車両までの車間距離との間の関係に基づいて、前記検索領域で検出された前記車両が、前記自車両が走行する車線以外の領域に存在するか否かを判定する
    ことを特徴とする前方車両検出装置。
  3. 請求項2記載の前方車両検出装置において、
    前記コーナーの入口から前記自車両が走行する車線と他の車線との境界線が前記検索領域と交わる点までの距離は、前記所定幅と、前記自車両が走行する車線の道路幅と、前記コーナーのコーナーRとに基づいて算出される
    ことを特徴とする前方車両検出装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の前方車両検出装置を備えた前記自車両を制御する制駆動力制御装置であって、
    前記前方車両検出装置により検出された前記前方車両と前記自車両との位置関係に基づいて、前記自車両の制駆動力を制御する
    ことを特徴とする制駆動力制御装置。
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