JP2009002542A - 加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンロ又はグリルのタイマーの残時間を表示するタイマー残時間表示手段を備えた加熱調理器において、タイマー残時間表示手段に表示されている時間が、コンロ又はグリルの何れのものかを表示する点灯部材の数を削減すること。
【解決手段】ガステーブルの操作パネル30では、残時間表示部31に残時間が表示されている場合に、右コンロランプ35、左コンロランプ36、奥コンロランプ37の何れかが点灯している場合には、残時間表示部31に表示されている残時間は、その点灯しているランプの示すコンロの残時間を示しており、右コンロランプ35、左コンロランプ36、奥コンロランプ37の何れも点灯していないときに、残時間表示部31に表示されている残時間は、グリル17のグリルタイマーの残時間を示す。
【選択図】図3

Description

本発明は、コンロ及びグリルを備えた加熱調理器に関し、詳しくは、コンロタイマー及びグリルタイマーの残時間表示が可能な加熱調理器に関する。
従来、複数のコンロと、1つのグリルとを備えた加熱調理器が知られている(例えば、特許文献1参照)。この従来の加熱調理器では、複数のコンロの内の右コンロを所定時間作動させるためのコンロ用タイマと、グリルを所定時間作動させるためのグリル用タイマと、タイマ残時間表示器と、タイマ残時間表示器の表示残時間が右コンロかグリルかを示すLEDとを備えている。また、コンロ用タイマとグリル用タイマとが共に作動中であるときに、コンロ用タイマとグリル用タイマに対応した第1タイマの残時間表示と第2タイマの残時間表示のいずれか一方を選択するタイマ表示選択手段と、タイマ表示選択手段により選択されたタイマの残時間をタイマ残時間表示手段に表示させ、且つ、タイマ残時間表示手段に表示されている残時間が、第1タイマと第2タイマのいずれの残時間であるかを、選択タイマ表示手段に表示させる表示制御手段とを備えている。
特開平10−103015号公報
しかしながら、特許文献1に記載の加熱調理器では、右コンロのタイマの残時間をタイマ残時間表示手段に表示している場合には、右コンロ用表示ランプ(LED)を点灯し、グリルのタイマの残時間をタイマ残時間表示手段に表示している場合には、グリル用の表示ランプ(LED)を点灯していたので、タイマが設定できるコンロ及びグリルの数に応じて、表示ランプを設けなければならないという問題点があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、コンロ又はグリルのタイマーの残時間を表示するタイマー残時間表示手段を備えた加熱調理器において、タイマー残時間表示手段に表示されている時間が、コンロ又はグリルの何れのものかを表示する点灯部材の数を削減することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明の加熱調理器は、複数のコンロのうちのいずれかを第一タイマー時間作動させるためのコンロタイマーと、グリルを第二タイマー時間作動させるためのグリルタイマーと、前記コンロタイマーの残時間又は前記グリルタイマーの残時間を表示するタイマー残時間表示手段と、前記複数の各コンロに各々対応する複数の点灯部材からなり、タイマーが作動中のコンロを表示するタイマー作動コンロ表示手段と、当該タイマー作動コンロ表示手段で表示される作動中のコンロの切り替えの指示を入力する切替指示手段と、前記タイマー残時間表示手段及び前記タイマー作動コンロ表示手段の表示制御を行う制御手段とを備えた加熱調理器であって、前記制御手段は、前記切替指示手段からの切り替えの指示の入力が検出された場合には、前記タイマー残時間表示手段にてコンロタイマーの残時間の表示を行うとともに、コンロタイマーの残時間の表示がされた作動コンロに対応する前記点灯部材の表示制御を行う一方、前記切替指示手段からの切り替えの指示の入力が検出されない場合には、前記グリルタイマーの残時間の表示制御を行うとともに、前記タイマー作動コンロ表示手段の表示を停止することを特徴とする。
また、請求項2に係る発明の加熱調理器は、複数のコンロのうちのいずれかを第一タイマー時間作動させるためのコンロタイマーと、グリルを第二タイマー時間作動させるためのグリルタイマーと、前記コンロタイマーの残時間又は前記グリルタイマーの残時間を表示するタイマー残時間表示手段と、前記複数の各コンロに各々対応する複数の点灯部材からなり、タイマーが作動中のコンロを表示するタイマー作動コンロ表示手段と、当該タイマー作動コンロ表示手段で表示される作動中のコンロの切り替えの指示を入力する切替指示手段と、前記タイマー残時間表示手段及び前記タイマー作動コンロ表示手段の表示制御を行う制御手段とを備えた加熱調理器であって、前記制御手段は、前記切替指示手段からの切り替えの指示の入力が検出されない場合には、前記タイマー残時間表示手段にてコンロタイマーの残時間の表示を行うとともに、コンロタイマーの残時間の表示がされた作動コンロに対応する前記点灯部材の表示制御を行う一方、前記切替指示手段からの切り替えの指示の入力が検出された場合には、前記グリルタイマーの残時間の表示制御を行うとともに、前記タイマー作動コンロ表示手段の表示を停止することを特徴とする。
また、請求項3に係る発明の加熱調理器は、請求項1又は2に記載の発明の構成に加え、前記制御手段は、前記タイマー残時間表示手段で表示されるタイマーの残り時間が所定秒以下になった場合には、残り時間を分の表示から秒の表示に切り替えることを特徴とする。
また、請求項4に係る発明の加熱調理器は、請求項1乃至3の何れかに記載の発明の構成に加え、前記制御手段は、さらに、前記タイマー残時間表示手段で表示されるタイマーの残り時間が所定秒以下になった場合には、ブザーにより報知することを特徴とする。
請求項1に係る発明の加熱調理器では、切替指示手段からの切り替えの指示の入力が無い場合には、タイマー残時間表示手段にグリルタイマーの残時間の表示を行い、切替指示手段からの切り替えの指示の入力が有る場合には、タイマー残時間表示手段にコンロタイマーの残時間の表示を行うとともに、コンロタイマーの残時間の表示がされた作動コンロに対応する点灯部材の表示制御を行うことができる。従って、点灯部材の数をグリルに対応する分だけ削減することができる。
また、請求項2に係る発明の加熱調理器では、切替指示手段からの切り替えの指示の入力が無い場合には、タイマー残時間表示手段にコンロタイマーの残時間の表示を行うとともに、コンロタイマーの残時間の表示がされた作動コンロに対応する点灯部材の表示制御を行い、切替指示手段からの切り替えの指示の入力が有る場合には、タイマー残時間表示手段にグリルタイマーの残時間の表示を行うことができる。従って、点灯部材の数をグリルに対応する分だけ削減することができる。
また、請求項3に係る発明の加熱調理器では、請求項1又は2に記載の発明の効果に加え、タイマー残時間表示手段で表示されるタイマーの残り時間が所定秒以下になった場合には、残り時間を分の表示から秒の表示に切り替えるので、残りの時間を秒数で正確に表示できる。
また、請求項4に係る発明の加熱調理器では、請求項1乃至3の何れかに記載の発明の効果に加え、制御手段は、さらに、タイマー残時間表示手段で表示されるタイマーの残り時間が所定秒以下になった場合には、ブザーにより報知するので、加熱調理が終了することを使用者に報知できる。
以下、本発明の加熱調理器の一実施形態であるガステーブル1について、図面を参照して説明する。図1は、ガステーブル1の平面図であり、図2は、ガステーブル1の正面図であり、図3は、操作パネル30の正面図であり、図4は、ガステーブル1の電気的構成を示すブロック図である。
はじめに、ガステーブル1の概略構成について説明する。図1、図2に示すように、ガステーブル1の天面にはトッププレート2が設けられ、該トッププレート2の右側には右コンロ3が設けられ、トッププレート2の左側には左コンロ4が設けられ、右コンロ3及び左コンロ4の中間部には、奥コンロ5が設けられている。また、右コンロ3は、トッププレート2に穿設された開口部6の内側に設けられた強火力バーナ9と、当該強火力バーナ9を取り囲む五徳12とから構成され、左コンロ4は、トッププレート2に穿設された開口部7の内側に設けられた標準バーナ10と、当該標準バーナ10を取り囲む五徳13とから構成され、奥コンロ5は、トッププレート2に穿設された開口部8の内側に設けられた低火力バーナ11と、当該低火力バーナ11を取り囲む五徳14とから構成されている。
また、図2に示すように、ガステーブル1の正面中央にはグリル17が設けられ、該グリル17のグリル庫(図示外)内には、被調理物を加熱するためのグリルバーナ(図示外)が設けられている。
さらに、図1に示すように、トッププレート2の後方には、グリル17のグリル排気口(図示外)が設けられ、該グリル排気口には、グリル排気口からの炎の立上がりを遮断するための排気口カバー15,16が着脱可能に設けられている。これら排気口カバー15,16には複数の排気孔が各々設けられている。
また、図1及び図2に示すように、ガステーブル1の使用者に対向する前面の右側には、右コンロ3の強火力バーナ9の点火を行う操作スイッチ21と、グリル17のグリルバーナ(図示外)の点火を行う操作スイッチ22とが並んで設けられ、さらに、ガステーブル1の前面の左側には、左コンロ4の標準バーナ10の点火を行う操作スイッチ24と、奥コンロ5の低火力バーナ11の点火を行う操作スイッチ23とが並んで設けられている。また、操作スイッチ21の上側には、右コンロ3の強火力バーナ9の火力を手動で調整できる火力調節レバー25が設けられ、操作スイッチ22の上側には、グリル17のグリルバーナ(図示外)の火力を手動で調整できる火力調節レバー26が設けられ、操作スイッチ24の上側には、標準バーナ10の火力を手動で調整できる火力調節レバー28が設けられ、操作スイッチ23の上側には、奥コンロ5の低火力バーナ11の火力を手動で調整できる火力調節レバー27が設けられている。さらに、操作スイッチ23,24の下部には、タイマー作動コンロ表示手段を備えた操作パネル30が開閉可能に設けられている。
次に、図3を参照して、操作パネル30の構造を説明する。図3に示すように、操作パネル30は、正面視、横長の長方形に形成され、右側にタイマーの残り時間を表示する2桁の7セグLEDからなる残時間表示部31が設けられている。また、残時間表示部31の右側に、タイマーの設定時に残り時間を増減する+キー32、−キー33が設けられている。また、残時間表示部31の左側の上部には、残時間表示部31に表示されている時間が、右コンロ3である場合に点灯する右コンロランプ35、左コンロ4である場合に点灯する左コンロランプ36、奥コンロ5である場合に点灯する奥コンロランプ37が設けられている。また、残時間表示部31の左側の下部には、残時間表示部31に表示されるタイマーの残時間を右コンロ3、左コンロ4、奥コンロ5(及びグリル17)の何れを表示するか選択するタイマー選択キー34が設けられている。尚、右コンロランプ35、左コンロランプ36及び奥コンロランプ37が、「タイマー作動コンロ表示手段」を構成し、タイマー選択キー34が、「切替指示手段」を構成する。
尚、この操作パネル30では、残時間表示部31に残時間が表示されている場合に、グリル17のグリルタイマーが作動していない場合に、右コンロランプ35、左コンロランプ36、奥コンロランプ37の何れかが点灯している場合には、残時間表示部31に表示されている残時間は、その点灯しているランプの示すコンロの残時間を示している。また、右コンロランプ35、左コンロランプ36、奥コンロランプ37の何れも点灯していないときに、残時間表示部31に表示されている残時間は、グリル17のグリルタイマーの残時間を示している。また、グリル17のグリルタイマーと、コンロタイマーが同時に作動している場合には、残時間表示部31に表示される残時間は、グリル17のグリルタイマーの残時間がコンロタイマーの残時間表示に優先して表示され、コンロタイマーの設定時のみ、残時間表示部31に、コンロタイマーの残時間がグリル17のグリルタイマーの残時間表示に優先して表示される。そして、残時間表示部31に表示されている残時間が「0」となると、該当のコンロ又はグリルが消火されるようになっている。
また、操作パネル30上でタイマー選択キー34の左側には、揚げもの温度設定及び湯沸/炊飯設定の取り消しキー38が設けられ、取り消しキー38の左側には、炊飯と湯沸の切り替えのための炊飯湯沸切替キー40が設けられ、その上部に、現在が炊飯設定か湯沸設定かを表示する湯沸表示ランプ41及び炊飯表示ランプ42が設けられている。また、炊飯湯沸切替キー40の左側には、揚げものの温度設定を切り替える揚げもの温度設定キー43と、設定温度が160度の場合に点灯する160度ランプ44、設定温度が180度の場合に点灯する180度ランプ45、設定温度が200度の場合に点灯する200度ランプ46が設けられている。
また、この操作パネル30内には、ブザー等を鳴らすためのスピーカ61(図4参照)が設けられている。このブザーの報知は、一例として、タイマーの残り時間が30秒になると、スピーカ61から警告音が発せられ、残時間表示部31の表示は、分単位の表示から秒単位の表示に切り替わるようになっている。さらに、操作スイッチ21,22の下部には、乾電池が設置される電池ボックス39が設けられている。尚、ガステーブル1内には、図示しない強火力バーナ9、標準バーナ10、低火力バーナ11及びグリル17のグリルバーナにガスを供給するガス供給管が配管されている。そして、各ガス供給管には、各バーナーへのガスの供給を調整し火力を調整する調整弁58(図4参照)と、各バーナーへのガスの供給を遮断する安全弁59(図4参照)とが設けられている。
次に、図4を参照して、ガステーブル1の電気的制御回路について説明する。ガステーブル1は、各種バーナの火力制御を行うマイコン制御回路50を備えている。このマイコン制御回路50には、図示しないCPU、ROM、RAM、I/Oインタフェイス等が設けられている。また、マイコン制御回路50には、電池ボックス39(図2参照)に搭載される2つの乾電池39a,39bによって各種回路に電源を供給する電源回路51と、操作スイッチ21,22,23,24の押下を各々検出するスイッチ入力回路52と、バーナーに設けられたサーミスタ53aから各々出力される検出信号が入力されるサーミスタ入力回路53と、操作パネル30から各種の指示が入力される操作パネル入力回路54と、各バーナを点火するためのイグナイタ57を駆動させるためのイグナイタ回路55と、調整弁58及び安全弁59の開閉用の電磁弁回路56とが設けられている。
また、マイコン制御回路50には、電源回路51から供給される電源の電圧を監視する電圧監視回路60と、スピーカ61からブザー音を出力するためのブザー出力回路62と、電源回路51からの電源が断たれても記憶内容を保持できる半導体メモリである不揮発性メモリ回路63と、操作パネル30に設けられた各種ランプ35,36,37,41,42,44,45,46を構成するLEDの点灯を制御するLED制御回路64が接続されている。そして、電源回路51は、マイコン制御回路50、スイッチ入力回路52、サーミスタ入力回路53、操作パネル入力回路54、イグナイタ回路55、電磁弁回路56、電圧監視回路60、ブザー出力回路62、不揮発性メモリ回路63、LED制御回路64に各々接続され、各回路に電源を供給している。また、マイコン制御回路50には、右コンロ3、左コンロ4、奥コンロ5のタイマーの残時間を各々カウントするコンロタイマー回路50a及びグリル17のグリルタイマーの残時間を各々カウントするグリルタイマー回路50b設けられている。尚、マイコン制御回路50及びLED制御回路64が、「制御手段」に相当する。
次に、図5乃至図8に示すフローチャートを参照して、ガステーブル1のタイマーの制御を説明する。図5は、ガステーブル1のタイマーの制御のメインのフローチャートであり、図6は、グリルタイマー単独作動処理のサブルーチンのフローチャートであり、図7は、コンロタイマー単独作動処理のサブルーチンのフローチャートであり、図8は、グリルタイマー作動中のコンロタイマー作動処理のサブルーチンのフローチャートである。
まず、ガステーブル1のタイマーの制御では、グリル17を使用中か否かを判断する(S1)。グリル17を使用中の場合に(S1:YES)、使用中のコンロが無い場合(S2:NO)又は、グリル17が使用中の場合に(S1:YES)、使用中のコンロが有るが(S2:YES)、コンロタイマーの設定がなされていない場合に(S3:NO)、グリルタイマー単独作動処理(S8)を行う。また、グリル17が使用中でなく(S1:NO)、使用中のコンロが有り(S5:YES)、コンロタイマーの設定がある場合に(S6:YES)、コンロタイマー単独作動処理(S7)を行う。また、グリル17が使用中の場合に(S1:YES)、使用中のコンロが有り(S2:YES)、コンロタイマーの設定が有る場合には(S3:YES)、グリルタイマー作動中のコンロタイマー作動処理(S4)を行う。また、グリル17が使用中でなく(S1:NO)、使用中のコンロが無い場合(S5:NO)、及び、グリル17が使用中でなく(S1:NO)、使用中のコンロが有るが(S5:YES)、コンロタイマーの設定が無い場合には(S6:NO)、タイマーの作動処理を行わない。
次に、グリルタイマー単独作動処理(S8)のサブルーチンを図6を参照して説明する。このグリルタイマー単独作動処理では、グリル17の点火後、操作パネル30の残時間表示部31に「9」を表示し、タイマーがスタートする(S11)。この「9」の表示は、9分後にグリル17のグリルバーナーが消火することを意味する。次いで、タイマー時間の変更が有る場合(S12:YES)、具体的には、+キー32又は−キー33が押下された場合には(S12:YES)、スピーカ61からブザー音「ピッ」を発し、操作パネル30の残時間表示部31の表示を「1」〜「15」分の間で加熱時間を変更することができる(S13)。
次いで、グリル17のグリルタイマー終了の30秒前になると(S14:YES)、スピーカ61からブザー音「ピピッ」の4回連続を3回繰り返して発し、操作パネル30の残時間表示部31の表示を分表示から秒表示に切り換えて「30」を表示し(S15)、残りの時間が30秒であることを示し、以下カウントダウンする。尚、グリル17のグリルタイマー終了時間が30秒より残っていると(S14:NO)、S12に戻る。また、S15の処理を過ぎて、タイマー時間に変更が有る場合には(S16:YES)、具体的には、+キー32又は−キー33が押下された場合には(S16:YES)、S13に戻り、タイマー時間に変更が無い場合に(S16:NO)、グリル17のグリルタイマーの残時間が0秒になり、タイマーが終了の場合(S17:YES)、グリル17のグリルバーナーを消火し(S18)、スピーカ61からブザー音「ピー」を5回繰り返して発し、操作パネル30の残時間表示部31の表示を「0」にする(S19)。その後、図5のフローチャートにリターンする。
次に、コンロタイマー単独作動処理(S7)のサブルーチンを図7を参照して説明する。このコンロタイマー単独作動処理では、何れかのコンロを点火後、操作パネル30のタイマー選択キー34を押して、タイマーを設定する該当のコンロを選択する。例えば、左コンロ4のコンロタイマーを設定する場合には、タイマー選択キー34を押すと、スピーカ61からブザー音「ピッ」を発し、左コンロランプ36が5秒間点滅し、操作パネル30の残時間表示部31に「3」が表示される(S32)。尚、タイマー選択キー34を押すごとに、左コンロランプ36点滅、右コンロランプ35点滅、奥コンロランプ37点滅、コンロランプの消灯(グリルを意味する)の順に選択が行われ、以後繰り返す。
次に、タイマー時間の変更が有る場合には(S33:YES)、即ち、コンロランプの5秒間の点滅中に、+キー32又は−キー33が押下されると(S33:YES)、スピーカ61からブザー音「ピッ」を発し、操作パネル30の残時間表示部31の表示を「1」〜「60」分の間で加熱時間を変更することができる(S34)。そして、最後の操作から5秒が経過すると、コンロのランプ(例えば、左コンロランプ36)が点灯し、そのコンロタイマーがスタートする(S35)。尚、タイマー時間の変更が無い場合には(S33:NO)、S35に移行する。
次いで、タイマー時間に変更が無い場合に(S36:YES)、タイマー終了の30秒前になると(S37:YES)、操作パネル30の残時間表示部31の表示を分表示から秒表示に切り換えて「30」を表示し、以下カウントダウンする(S38)。また、タイマー時間に変更が有る場合には(S36:NO)、タイマー選択キー34を押下されると(S44:YES)、スピーカ61からブザー音「ピッ」を発し、現在のコンロランプが5秒間点滅し(S43)、S34に戻る。
また、S39の判断処理で、タイマー時間に変更が無い場合に(S39:YES)、タイマーの残時間が0秒になると(S40:YES)、該当のコンロバーナーを消火し(S41)、スピーカ61からブザー音「ピー」を5回繰り返して発し、該当のコンロランプを消灯し、操作パネル30の残時間表示部31の表示を「0」にする(S42)。その後、図5のフローチャートにリターンする。尚S39の判断処理で、タイマー時間に変更が有る場合に(S39:NO)には、S44に移行する。
次に、グリルタイマー作動中のコンロタイマー作動処理(S4)のサブルーチンを図8に示すフローチャートを参照して説明する。このグリルタイマー作動中のコンロタイマー作動処理では、まず最初に、グリル17の点火後、操作パネル30の残時間表示部31に「9」が表示され、+キー32又は−キー33の操作により、1〜15分の何れかがセットされて、タイマーがスタートする(S51)。尚、この状態の時のタイマーの作動状態は、グリルタイマーの作動のみであり、残時間表示部31に表示されるのは、グリルタイマーの残時間である(S51)。また、各コンロランプ35,36,37は、何れも点灯しない。
次いで、コンロを点火し、タイマー選択キー34が押下されると(S52:YES)、その回数に応じてコンロタイマーが設定できる(S53)。具体的には、まず、タイマー選択キー34を押下し、タイマーを設定するコンロを選択する(S52)。この場合のコンロの選択は、コンロタイマー単独作動処理と同様であり、タイマー選択キー34の1回押下で(S52:YES)、左コンロランプ36が5秒間点滅し、残時間表示部31に「3」が表示される(S53)。この「3」の表示は、左コンロ4が3分後に消火されることを意味する。尚、左コンロランプ36の5秒間の点滅中に、+キー32又は−キー33を押下することにより、1〜60分の範囲で加熱時間をセットできる(S53)。その後、左コンロ4のタイマーがスタートし、左コンロランプ36が点滅から点灯に代わる(S54)。このときに、残時間表示部31には、グリルタイマーの残時間が優先して表示されることになるが、左コンロランプ36も点灯しているので、グリル17のグリルタイマーと左コンロ4のタイマーの両方が作動していることが使用者に分かる。
また、タイマー選択キー34を2回押下した場合には(S52:YES)、右コンロランプ35が5秒間点滅し、残時間表示部31に「3」が表示され(S53)、右コンロ3のタイマーを右コンロランプ35の5秒間の点滅中に、+キー32又は−キー33を押下することにより、1〜60分の範囲で加熱時間をセットできる(S53)。その後、右コンロ3のタイマーがスタートし、右コンロランプ35が点滅から点灯に代わる(S54)。このときに、残時間表示部31には、グリルタイマーの残時間が優先して表示されることになるが、右コンロランプ35も点灯しているので、グリル17のグリルタイマーと右コンロ3のタイマーの両方が作動していることが使用者に分かる。
また、タイマー選択キー34を3回押下した場合には(S52:YES)、奥コンロランプ37が5秒間点滅し、残時間表示部31に「3」が表示され(S53)、奥コンロ5のタイマーを奥コンロランプ37の5秒間の点滅中に、+キー32又は−キー33を押下することにより、1〜60分の範囲で加熱時間をセットできる(S53)。その後、奥コンロ5のタイマーがスタートし、奥コンロランプ37が点滅から点灯に代わる(S54)。このときに、残時間表示部31には、グリルタイマーの残時間が優先して表示されることになるが、奥コンロランプ37も点灯しているので、グリル17のグリルタイマーと奥コンロ5のタイマーの両方が作動していることが使用者に分かる。
次に、コンロタイマーのスタート後に、タイマー選択キー34が押下された場合には(S55:YES)、また、S53に戻り、タイマー選択キー34の押下回数に対応したコンロタイマーの残時間が残時間表示部31に表示され、該当のコンロランプが5秒間点滅して、前記同様に、+キー32又は−キー33を押下することにより、1〜60分の範囲で加熱時間を変更できる(S53)。その後、コンロタイマーがスタートし、前記同様に点滅しているコンロランプが点灯に代わる(S54)。尚、S55の判断処理で、タイマー選択キー34が押下されていない場合に(S55:NO)、グリル17のグリルタイマー終了30秒前になった場合には(S56:YES)、残時間表示部31の表示を分表示から秒表示に切り替える(S57)。次いで、グリル17のグリルタイマーの残時間が0秒となり、グリル17のグリルタイマーが終了した場合には(S58:YES)、残時間表示部31の表示をコンロタイマーの残時間表示に切り替え、残時間表示部31に残時間を表示しているコンロのコンロランプを点灯する(S61)。次いで、次いで、当該コンロタイマーの残時間が0秒となり、コンロタイマーが終了した場合には(S62:YES)、点灯しているコンロタイマーを消灯して(S63)、図5のフローチャートにリターンする。
また、S56の判断処理で、グリル17のグリルタイマーの残時間が30秒より残っている場合に(S56:NO)、S53で選択したコンロタイマーが30秒より残っている場合は、S56に戻る。そして、コンロタイマーが終了30秒以前になり(S63:YES)、コンロタイマーが終了した場合には(S64:YES)、残時間表示部31には、グリル17の残時間を表示したまま、コンロランプを消灯する(S65)。そして、グリル17のグリルタイマー終了30秒前になった場合には(S66:YES)、残時間表示部31の表示を分表示から秒表示に切り替える(S67)。次いで、グリル17のグリルタイマーの残時間が0秒となり、グリル17のグリルタイマーが終了した場合には(S68:YES)、図5のフローチャートにリターンする。
以上、説明したように本実施の形態のガステーブル1では、操作パネル30の残時間表示部31に残時間が表示されている場合に、グリル17のグリルタイマーが作動していない場合に、右コンロランプ35、左コンロランプ36、奥コンロランプ37の何れかが点灯している場合には、残時間表示部31に表示されている残時間は、その点灯しているランプの示すコンロの残時間となる。また、右コンロランプ35、左コンロランプ36、奥コンロランプ37の何れも点灯していないときに、残時間表示部31に表示されている残時間は、グリル17のグリルタイマーの残時間を示している。また、グリルタイマーと、コンロタイマーが同時に作動している場合には、残時間表示部31に表示される残時間は、グリル17のグリルタイマーの残時間がコンロタイマーの残時間表示に優先して表示され、コンロタイマーの設定時のみ5秒間、コンロタイマーの残時間がグリルタイマーの残時間表示に優先して表示される。従って、残時間表示部31に表示されているタイマー残時間がグリルタイマーの残時間であることを示すランプを設ける必要がなく、ランプの数を節減できる。
尚、本発明は上記実施の形態に限られず、各種の変形が可能である。例えば、本発明は、ガステーブルに限らず、複数のコンロとグリルを備えた加熱調理器であれば、何れにも適用できる。尚、点灯部材としての各ランプは、必ずしもLEDに限られず、豆電球等を用いても良い。また、コンロタイマーの設定時に、グリルタイマーに優先してコンロタイマーの残時間を表示するのは、5秒間に限られず、任意の時間を予め設定しておけばよい。
ガステーブル1の平面図である。 ガステーブル1の正面図である。 操作パネル30の正面図である。 ガステーブル1の電気的構成を示すブロック図である。 ガステーブル1のタイマーの制御のメインのフローチャートである。 グリルタイマー単独作動処理のサブルーチンのフローチャートである。 コンロタイマー単独作動処理のサブルーチンのフローチャートである。 グリルタイマー作動中のコンロタイマー作動処理のサブルーチンのフローチャートである。
符号の説明
1 ガステーブル
2 トッププレート
3 右コンロ
4 左コンロ
5 奥コンロ
9 強火力バーナ
10 標準バーナ
11 低火力バーナ
17 グリル
21 操作スイッチ
22 操作スイッチ
23 操作スイッチ
24 操作スイッチ
30 操作パネル
31 残時間表示部
32 +キー
33 −キー
34 タイマー選択キー
35 右コンロランプ
36 左コンロランプ
37 奥コンロランプ
38 取り消しキー
50 マイコン制御回路
50a コンロタイマー回路
50b グリルタイマー回路

Claims (4)

  1. 複数のコンロのうちのいずれかを第一タイマー時間作動させるためのコンロタイマーと、
    グリルを第二タイマー時間作動させるためのグリルタイマーと、
    前記コンロタイマーの残時間又は前記グリルタイマーの残時間を表示するタイマー残時間表示手段と、
    前記複数の各コンロに各々対応する複数の点灯部材からなり、タイマーが作動中のコンロを表示するタイマー作動コンロ表示手段と、
    当該タイマー作動コンロ表示手段で表示される作動中のコンロの切り替えの指示を入力する切替指示手段と、
    前記タイマー残時間表示手段及び前記タイマー作動コンロ表示手段の表示制御を行う制御手段とを備えた加熱調理器であって、
    前記制御手段は、前記切替指示手段からの切り替えの指示の入力が検出された場合には、前記タイマー残時間表示手段にてコンロタイマーの残時間の表示を行うとともに、コンロタイマーの残時間の表示がされた作動コンロに対応する前記点灯部材の表示制御を行う一方、
    前記切替指示手段からの切り替えの指示の入力が検出されない場合には、前記グリルタイマーの残時間の表示制御を行うとともに、前記タイマー作動コンロ表示手段の表示を停止することを特徴とする加熱調理器。
  2. 複数のコンロのうちのいずれかを第一タイマー時間作動させるためのコンロタイマーと、
    グリルを第二タイマー時間作動させるためのグリルタイマーと、
    前記コンロタイマーの残時間又は前記グリルタイマーの残時間を表示するタイマー残時間表示手段と、
    前記複数の各コンロに各々対応する複数の点灯部材からなり、タイマーが作動中のコンロを表示するタイマー作動コンロ表示手段と、
    当該タイマー作動コンロ表示手段で表示される作動中のコンロの切り替えの指示を入力する切替指示手段と、
    前記タイマー残時間表示手段及び前記タイマー作動コンロ表示手段の表示制御を行う制御手段とを備えた加熱調理器であって、
    前記制御手段は、前記切替指示手段からの切り替えの指示の入力が検出されない場合には、前記タイマー残時間表示手段にてコンロタイマーの残時間の表示を行うとともに、コンロタイマーの残時間の表示がされた作動コンロに対応する前記点灯部材の表示制御を行う一方、
    前記切替指示手段からの切り替えの指示の入力が検出された場合には、前記グリルタイマーの残時間の表示制御を行うとともに、前記タイマー作動コンロ表示手段の表示を停止することを特徴とする加熱調理器。
  3. 前記制御手段は、前記タイマー残時間表示手段で表示されるタイマーの残り時間が所定秒以下になった場合には、残り時間を分の表示から秒の表示に切り替えることを特徴とする請求項1又は2に記載の加熱調理器。
  4. 前記制御手段は、さらに、前記タイマー残時間表示手段で表示されるタイマーの残り時間が所定秒以下になった場合には、ブザーにより報知することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の加熱調理器。
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