JP2009001421A - 用紙排出方法、用紙排出装置及びそれを備える画像形成装置 - Google Patents

用紙排出方法、用紙排出装置及びそれを備える画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 待機時のトレイ高さに依存せず簡易な構造で用紙保持を実現する用紙排出方法、用紙排出装置を提供すること。
【解決手段】 用紙Pを排出する排出口70と、排出口70の下方に設けられたシャッタ部10と、排出された用紙Pを受ける排紙トレイ166と、シャッタ部10に設けられ、排紙トレイ166に対して相対的に近づくことで、排紙トレイ166との間に用紙Pを挟み、用紙Pを保持しつつ直線移動する押さえ部材1と、を備える用紙排出装置。
【選択図】 図3

Description

本発明は、画像形成装置及び画像形成装置に適用される用紙排出方法及び用紙排出装置に関し、特に可動式排紙トレイを有するものに関する。
近年、画像形成部で画像が形成された用紙を積載する排紙トレイが、ジョブ毎に用紙を仕分けして排出することができるように、複数装着された画像形成装置が多数製造されている。このような複数の排紙トレイは、例えば特開2004−284773号公報(以下特許文献1)に開示された用紙排出装置のように、少なくとも1つの排紙トレイを可動式とされる場合がある。これにより、収納排紙用紙量を大容量とすることができる。
上記のような可動式排紙トレイを備えた用紙排出装置においては、排紙トレイに用紙が排出される際に、排出されてきた用紙の先端が、排紙トレイに排出済の用紙上面と摺接することになる。そのため、この摺接によって、排出済の用紙が移動してしまい、排紙トレイ上に整列して積層されなくなってしまうという問題がある。特に、ステイプル処理された用紙束では、ステイプル箇所が突出しているため、その箇所同士が干渉し合うことになる。よって、後続の用紙束が排出される毎に、排出済みの用紙束が排紙トレイから押し出され、整列して積層させることを妨げる。
これに対し、上記特許文献1では、排出済みの用紙を整列して積層させるために、可動式排紙トレイの基端部に排出済みの用紙の後端部を押さえる複数の押さえ部材を設けている。この押さえ部材は、用紙の排出方向に直交する方向を軸とする、回転駆動する回転軸に設けられている。この回転軸が駆動回転することにより、押さえ部材も回動して用紙の後端部を押さえる。
特開2004−284773号公報
しかしながら、上記構成は、押さえ部材が回転軸に設けられているため、押さえ動作が回転軸の位置付近に限定され、可動式排紙トレイの待機時のトレイ高さがジョブ毎に異なる場合は押さえ動作を行うことが困難である。さらに、回転軸を駆動するための駆動装置が必要であるため、この紙押さえ機構の構造が複雑になる点、且つ装置のコストが増加する点で改善の余地があった。
また、回動して用紙を押さえる押さえ部材は、積載される用紙の最上面の用紙の高さによって、回転する角度が変わる。用紙高さが高く、回転角度が小さい場合、押さえ部材の用紙押さえ面が用紙を押し出すように用紙に当たる恐れがあった。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、待機時のトレイ高さに依存せず簡易な構造で用紙保持を実現する用紙排出方法、用紙排出装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することにある。
こうした目的を達成するため、本発明の一態様における用紙排出装置は、用紙を排出する排出部と、前記排出部の下方に設けられた壁部材と、排出された前記用紙を受けるトレイと、前記壁部材に設けられ、前記トレイに対して相対的に近づくことで、前記トレイとの間に前記用紙を挟み、前記用紙を保持しつつ直線移動する押さえ部材と、を備えたことをその要旨とする。
本発明によれば、後続で排出される用紙の摺接による排出済み用紙のズレを抑制し、排出用紙の整合を維持しつつ積載させることができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について、図1〜図13を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態にかかる用紙排出装置を備えた画像形成装置の概略構成を示す断面図である。
画像形成装置本体110は、モノクロ画像及びカラー画像が形成可能であり、用紙後処理装置120に接続されている。画像形成装置本体110は、用紙を収納する用紙収納部112と用紙に画像を形成する画像形成部113とを備える。画像形成部113は、回転する転写ドラム部114と、その周囲に帯電部115と像露光部116と現像部117と転写部118Aと除電部118Bとクリーニング部119を有する。帯電部115によって転写ドラム部114の表面に帯電を行い、その後像露光部116のレーザによって露光走査を行い、現像部117によって反転現像して転写ドラム部114の表面にトナー像を形成する。
用紙収納部112から給紙された用紙は、画像形成部113の転写位置に配置され、転写部118Aにより前記トナー像が転写される。そして、除電部118Bによって除電された用紙は、搬送されて排紙部111から排出され、用紙後処理装置120へ搬入される。
以上の画像形成処理後、クリーニング部119は転写ドラム部114の表面に残留するトナーを除去する。これにより、次回の画像形成処理に対しての準備が整う。
図2は、用紙後処理装置120付近の拡大図である。用紙後処理装置120は、穿孔処理等の後処理を行うパンチャーユニット部130と、用紙を第2後処理部150又は第1後処理部160の何れかへ振り分ける用紙分岐部140と、中綴じ処理及び中折り処理等の後処理を行う第2後処理部150と、通常の印刷処理からの排紙、用紙のソート、用紙束端部の綴じ処理等の後処理を行う第1後処理部160と、で構成される。用紙後処理装置120は、ユーザによる画像形成装置本体110の操作パネルの入力指示や画像形成装置100にLANを介して接続されたPC等の印刷指示に従って、用紙を第2後処理部150又は第1後処理部160の何れかに搬送し、後処理を施す。
複数の搬送ローラで構成される排紙部111から排出された用紙は、用紙搬送方向下流側に設けられたパンチャーユニット部130に搬入される。パンチャーユニット部130は、パンチャー131を有し、用紙に穿孔する。パンチャーユニット部130は、本実施形態においては用紙後処理装置120の一部として機能する。
パンチャーユニット部130から排出された用紙は、用紙搬送方向下流側に設けられた用紙分岐部140へ搬入される。用紙分岐部140は、用紙の搬送方向を偏向する分岐部材141と、第2後処理部150への用紙搬送路である第2搬送路142と、第1後処理部160への用紙搬送路である第1搬送路143と、を備える。分岐部材141は、上述のユーザの印刷指示によって選択された用紙後処理に従って、用紙を第2搬送路142又は第1搬送路143の何れかの方向へ偏向して導く。
中折り処理及び中綴じ処理が行われる場合、分岐部材141で第2搬送路142に偏向される用紙は、ステイプル151及びアンビル152により、中央部に2箇所綴じ処理が施される。次に、中綴じ処理が施された用紙束は、折りブレード153及び折りローラ154によって中央部で2つ折り処理が施される。折り処理が施された用紙束は、排出ローラ155によってスタックトレイ156へ排出される。
一方、通常の印刷処理からの排紙、用紙のソート、用紙束端部の綴じ処理等の後処理が行われる場合、用紙は、分岐部材141で第1搬送路143に偏向され、第1後処理部160へ搬送される。第1後処理部160は、選択された後処理に応じて搬送路を切り替える分岐部材161と、通常の印刷用紙が順次積載されるルーフトレイ162と、綴じ処理を行う用紙束を載置する処理トレイ163と、用紙束を綴じ処理するステイプラ164と、綴じ処理や用紙搬出に必要な時間を確保するため搬送されてくる用紙を一時的に溜めておく待機トレイ165と、綴じ処理やソート処理された用紙束が積載される排紙トレイ166と、を備える。第1搬送路143から搬入される用紙は、分岐部材161によって上下2つの方向の何れかに偏向して導かれる。
第1後処理部160内部には、特に図示や符号を付しての説明を割愛するが、上記構成要素以外に、用紙と接する又は用紙を搬送する各種搬送ローラやその他の装置が設けられている。これらの装置は、各種モータやソレノイド等の電気機械装置により駆動される。またこれらの電気機械装置は、後述するマイクロプロセッサ等を含む制御システムにより制御される。第1後処理部160として例えば特開2007−76862号公報に記載された構成を用いてもよい。
パンチャーユニット部130での処理以外に特別な後処理を行わない通常印刷の場合、用紙は分岐部材141によって搬送路が偏向され、第1搬送路143へ導かれる。続いて、分岐部材161によって上方向に偏向され、搬送ローラによってルーフトレイ162に用紙を排出することもできる。また、分岐部材161によって下方向に偏向され、待機トレイ165に積載した用紙を排紙トレイ166に排出する場合もある。
中綴じ処理や中折り処理は行わず、用紙束端部の綴じ処理や部数を刷るときのソート処理を行う場合、用紙は分岐部材141によって第1搬送路143へ導かれる。続いて、分岐部材161によって下方向に偏向され、搬送ローラによって待機トレイ165へ排出される。
待機トレイ165は、左右に移動可能である一対の中間待機トレイ部品(図示せず)からなり、この待機トレイ部品が閉じた状態で用紙を受け取る。この待機トレイ165は、順次搬送される用紙を一時的に蓄積することで用紙搬送の流れを調節し、後述する用紙搬送路下流にて行われる用紙の搬出や用紙束の端部綴じに要する時間を確保することで、用紙の後処理をスムーズにしている。また、中間待機トレイローラ167は、待機トレイ165に蓄積された用紙の整合をはかる。
待機トレイ165に所定枚数の用紙が蓄積されると、中間待機トレイ部品が開き、用紙束は自重により、あるいは強制的に落下させる落下補助部材の作動により、処理トレイ163へ滑落する。用紙束は、処理トレイ163において整合部材(図示せず)により縦横端部を揃える整合処理が施される。
用紙束を綴じる場合、処理トレイ163に所定枚数の用紙が整合されて蓄積されると、ステイプラ164により綴じ処理が行われる。ステイプラ164により綴じ処理が行われた用紙束は、排紙トレイ166へ搬出・積載される。
ソート処理のみが行われる場合、処理トレイ163に搬送されて整合された用紙束は、ステイプラ164による綴じ処理を行わず、排紙トレイ166へ搬出・積載される。排紙トレイ166は、図示しない昇降モータ、ギア及びベルトなどによって図中の矢印の方向に昇降変位される。
以下、図3(a)及び(b)を参照して、第1後処理部160の排紙トレイ166付近について詳細に説明する。図3(a)は、第1後処理部160の排紙トレイ166付近を示す斜視図である。また、図3(b)は、第1後処理部160の排紙トレイ166付近の概略構成を示す断面図である。尚、各図において同一箇所については同一の符号を付して説明する。
ソート処理又はステイプル処理された、処理トレイ163上の用紙Pを排紙トレイ166まで搬送する搬送手段として搬送ベルト50及び複数の排出ローラ30が設けられている。排出ローラ30は、駆動部によって回転制御され、用紙Pを可動式排紙トレイ16に排出する際に回転する。ローラ60は整合した用紙をステイプラ14の方向に導くときと、ステイプル処理された用紙Pを排出する時とで逆方向に回転する。
搬送ベルト50によって搬送された用紙Pは、排出口70から排紙トレイ166に排出される。排出された用紙Pは、駆動部(図示せず)により白抜きの矢印方向に昇降する排紙トレイ166に受取られる。
排出口70付近には、排紙トレイ166の昇降(白抜き矢印方向)動作と独立又は連動して白抜き矢印と並行である方向に昇降するシャッタ部10が設けられている。シャッタ部10は、所定の間隔を持つ複数の板状部材によって構成され、この複数の板状部材が一体となり昇降する。シャッタ部10は、排紙された用紙Pが、排紙トレイ166が排出口70付近の高さに移動することによって排出口70へ逆流しないように昇降制御されている。
シャッタ部10には、排紙トレイ166に受け取られた用紙Pの最上面を検出する第1のセンサ80と用紙Pのシャッタ部10側の端部(以下用紙Pの後端部)を押さえる押さえ部材1が設けられている。シャッタ部10の中央部分を形成する2枚の板状部材に1対の第1のセンサ80が設けられている。第1後処理部160は、第1のセンサ80の検出結果に従って、排紙トレイ166の高さ位置を制御する。1対の第1のセンサ80を挟むように1対の押さえ部材1がシャッタ部10に設けられている。
排紙トレイ166は、排出口70から排出された用紙Pをトレイ上に確保し、且つシャッタ部10へ突き当てて整合するために所定の傾斜角度を有している。排紙トレイ166には、トレイ上の用紙の有無を検出する第2のセンサ90と、後述するハの字状のリブ20が設けられている。第2のセンサ90は重みセンサであり、排紙トレイ166上に用紙Pが排出された場合は、第2のセンサ90によって検出することができる。
以下、本発明の主要部分について、図4〜図8を参照して説明する。図4は、押さえ部材1付近を拡大した斜視図を示す。シャッタ部10には、凹部11が設けられている。この凹部11の底部には、開口部12が設けられている。開口部12から突出する押さえ部材1は、シャッタ部10の表面より突出する頭部1aと押さえ部1bを有する。
押さえ部材1は、頭部1aの最上部及び押さえ部1bの最底部がそれぞれ開口部12の上限及び下限に当たる範囲で、凹部11内を上下方向(白抜き矢印方向)に移動可能である。押さえ部材1は、後述するように、頭部1aに用紙が当たる圧力を受けると容易に回動してシャッタ部10の表面から突出する部分を凹部11内に収容することができる。これにより、排紙トレイ166に排出される用紙が押さえ部材1によって妨害され、排出落下軌道が変わることを抑制することができる。
押さえ部1bは、排紙トレイ166の表面に略平行となる角度を有する。上述の押さえ部材1が回動する動作時以外は、押さえ部材1は、押さえ部1bが上記角度を維持しつつ上下方向に移動する。尚、押さえ部材1は、後述するように、下方向へ付勢されている。これにより、排紙トレイ166が上昇する又はシャッタ部10が下降するだけで、トレイ上の用紙の後端部をトレイ表面に略垂直方向で押さえることができる。また、押さえ部1bの表面に高摩擦係数の部材(例えばゴム)を設けることによって上記押さえ効果を促進させても良い。
図5(a)及び(b)は、それぞれ、押さえ部材1付近の構成をしめす側面からの断面図及び背面からの断面図を示す。シャッタ部10は、シャッタ表面部10aと、シャッタ背面部10bと、シャッタ表面部10aとシャッタ背面部10bとの間に設けられた空隙であるガイド溝11によって構成されている。
押さえ部材1のガイド溝11内部にある部分には、第1のガイドピン2及び第2のガイドピン3が設けられている。ガイド溝11は、後述する押さえ部材回動部を除き、第1のガイドピン2及び第2のガイドピン3が摺動できる間隔を有する。押さえ部材1に設けられた第1のガイドピン及び第2のガイドピン3がガイド溝11内を摺動することにより、押さえ部1bが排紙トレイ166の表面に略平行である所定の角度を維持しつつ、押さえ部材1が上下方向に移動できる。
押さえ部材1のガイド溝11内部にある部分の最下部には、コイルバネ4の一端が接続されている。コイルバネ4の他端は、シャッタ表面部10aの背面下部に接続されている。これにより、押さえ部材1が上下方向に移動する際に、押さえ部材1を下方向へ付勢する。
図6(a)及び(b)は、押さえ部材1の待機時の押さえ部材1付近の構成を示す、それぞれ側面からの断面図及び背面からの断面図である。ガイド溝11には、第1のガイドピン2を受けて下方への移動を止める第1のストッパ12と第2のガイドピン3を受けて下方への移動を止める第2のストッパ13とが設けられ、押さえ部材1の下方移動の下限が定められている。
図7(a)及び(b)は、押さえ部材1の上方移動時の押さえ部材1付近の構成を示す、それぞれ側面からの断面図及び背面からの断面図である。ガイド溝11は、幅方向の空隙が先端に行くに従って狭まる形状を有する。このため、ガイド溝11の幅が第1のガイドピン2の長手方向の長さと同じになる時に第1のガイドピン2の上方移動が止められることにより、押さえ部材1の上方移動の上限が定められている。
また、図6に比べ、コイルバネ4の長手方向の長さが伸長している。コイルバネ4の特徴上、伸長長さに比例して復元力が増加する。つまり、図7の状態は、図6の状態よりも、押さえ部材1を下方へ付勢する力が強い。用紙の積載高さが増加するに従い、最上面の用紙の起伏が変化し、用紙束の整合性を維持することが困難になる。上記構成によれば、用紙の積載高さが増加するに従って、押さえ部材1による押さえる力が増加するため、上記問題を抑制することができる。
図8は、押さえ部材1付近の構成を、押さえ部材1の回動時の、側面からの断面図を示す。ガイド溝11の下側部分には、厚み方向に膨らみ、ガイドピンが摺動する以上のスペースが設けられている。これにより、押さえ部材1の頭部1aに圧力が加わると、第1のストッパ12に支持された第1のガイドピン2を軸として、第2のガイドピン3がシャッタ背面部10b側に移動して、押さえ部材1を回動させることができる。
押さえ部材1が回動することにより、押さえ部材1がシャッタ表面部10aから突出する部分(頭部1a及び押さえ部1b)をシャッタ表面部10a内に収容することができる。これにより、排出されてトレイへ落下する用紙の後端部が、押さえ部材1によって妨害され、排出落下軌道が変わることを抑制することができる。
押さえ部材1に接続されているコイルバネ4は、図のようにシャッタ背面部10b側に傾斜する。押さえ部材1の待機時(図6(a)参照)に比べ、コイルバネ4の長さは、僅かに伸びている。よってコイルバネ4は、図8の状態から図6の状態へ戻ろうとする力が働く。
つまり、排出された用紙が押さえ部材1の頭部1aに衝突した時、用紙(特に用紙束)の衝突等の僅かな力によっても、押さえ部材1が回動することによって突出部をシャッタ表面部10a内に収容することができる。また、頭部1aに加わった圧力が解消すると、コイルバネ4の復元力により再び押さえ部材1の頭部1a及び1bをシャッタ表面部10aから突出させる状態(図6参照)に戻ることができる。
次に、図9〜図11を参照して用紙を押さえる動作を説明する。図9は、画像形成装置100を制御する制御系を示すブロック図である。図9において、制御回路170は画像形成装置本体110の制御を行う制御回路であり、例えばCPUを含むマイクロプロセッサで構成されており、操作部171の操作に応答して画像形成のために各部の制御を行う。
操作部171は、各種のキー172及びタッチパネル式の表示部173を有している。例えばコピー部数等の指示は、キー172を用いて行い、用紙サイズ、用紙種類、ステイプルの指示などは表示部173のタッチパネルを操作して行う。
また、制御回路180は用紙後処理装置120の制御を行う制御回路であり、例えばCPUを含むマイクロプロセッサで構成されている。制御回路180は、画像形成装置本体110の制御回路170と互いに情報の伝達を行い、画像形成の動作と用紙後処理装置120の動作が連携するように、用紙後処理のために各部の制御を行う。
また、制御回路180は、排紙トレイ166を昇降するモータ181とシャッタ部10を駆動するモータ182と搬送ベルト50を駆動するモータ183の制御を行う。つまり制御回路180は、排紙トレイ166の昇降を制御する排紙トレイ制御部と、シャッタ部10の昇降を制御するシャッタ部制御部と、搬送ベルト50による用紙の排出を制御する排出制御部と、を構成する。
さらに制御回路180には、第1のセンサ80及び第2のセンサ90からの検出結果が入力される。制御回路180は、第1のセンサ80及び第2のセンサ90の検出結果に応答して排紙トレイ166を昇降する。また、制御回路180は、第2のセンサ90の検出結果に応答して動作するカウンタ184を有している。
図10(a)は、排紙トレイ166が上昇して用紙Pの後端部が押さえ部材1によって押さえられた時の、第1後処理部160の排紙トレイ166付近を示す斜視図である。また、図10(b)は、排紙トレイ166が上昇して用紙Pの後端部が押さえ部材1によって押さえられた時の、第1後処理部160の排紙トレイ166付近の概略構成を示す断面図である。
ソート処理された用紙P、或いはステイプル処理が行われた用紙束は、搬送ベルト50の回転によって、排紙トレイ166に排出される。この時、排紙トレイ166は、押さえ部材1に接触しない待機位置の高さ(図3参照)で、排出される用紙Pを受け止める。排紙トレイ166によって受け止められた用紙Pは、排紙トレイ166に設けられた傾斜によって、シャッタ部10側へ滑落し、用紙Pの後端部がシャッタ部10に当たることで用紙搬出方向の整合が行われる。このとき、用紙Pの後端部は、排紙トレイ166と押さえ部材1の間にある。
搬送ベルト50を駆動するモータ182は、パルス電力に同期して動作するステッピングモータである。図示しないカウンタによって、この駆動パルスをカウントし、所定のカウント数になると、排紙トレイ166又はシャッタ部10を昇降制御される。これにより、用紙Pの後端部を挟んで保持する動作(チャック動作)と後端部を離す動作(リリース動作)の動作タイミングを最適に実現することができる。
排紙トレイ166に設けたセンサ90は、用紙Pが排紙トレイ166に排出されたことを検出し、制御回路180のカウンタ184はカウント動作を開始する。また、図10に示すように、制御回路180は、排紙トレイ166を上昇させることによって、下方向に付勢されている上下移動可能な押さえ部材1と排紙トレイ166とで用紙Pの後端部を挟ませる。これにより、整合された用紙Pが整合性を維持したまま保持される。
図11(a)及び(b)は、排紙トレイ166の上昇時の押さえ部材1付近の断面図を示す。図11(a)は、押さえ部材1と排紙トレイ166とで用紙Pの後端部を挟んだ状態を示す。図11(b)は、用紙Pの後端部が第1のセンサ80に接触する高さ位置まで排紙トレイ166がさらに上昇した状態を示す。
下方向に付勢された押さえ部材1がシャッタ部10内を摺動できるため、用紙Pを押さえ部材1とトレイ表面で保持したまま、排紙トレイ166が上昇する。トレイが上昇し、用紙Pの後端部が第1のセンサ80に接触することにより、排紙トレイ166上に積載された用紙の最上面を検知することができる。この検知結果は、制御回路10へ入力される。
次の用紙が排出される場合は、次の用紙が既にトレイ166上にある用紙Pに突き当たり摺接する時まで用紙Pの後端部が押さえ部材1によってトレイへ押圧される。これにより、次に排出される用紙が既にトレイ上に保持された用紙を摺接して突き動かし、ズレ等の整合性が崩れることを抑制することができる。
次に排出された用紙が、排紙トレイ166へ受け取られシャッタ部10側へ滑落するときには、排紙トレイ166は下降して、次の用紙及び用紙Pが押さえ部材1と可動式排紙トレイとの間に来るように制御されている。この一連の動作を繰り返すことで、排紙トレイ166上に積載される用紙の整合性を確保しつつ新たな排出用紙を受取ることができる。
カウンタ184は、画像形成装置本体110から排出される用紙の枚数を順次カウントして、排紙トレイ166に積載された用紙の枚数が予め設定した枚数に達したとき、ユーザにアラーム等で報知する役割を担っている。つまり、トレイ166がフル状態にあることを知らせるために利用される。
また、用紙排出時に、排紙トレイ166は、図3(a)で示すように、第1のセンサ80付近の高さ位置(以下待機位置)で待機している。排紙トレイ166に積載される用紙が増えるに従って、用紙の最上面が第1のセンサ80の高さ位置(以下第1の高さ位置)を超えないように排紙トレイ166の待機位置が下降する制御がなされる。
即ち排紙トレイ166は、用紙が排出される毎に一旦下降し、再び上昇する。そして、押さえ部材1によって用紙後端部を押さえ、続いてセンサ80によって排紙トレイ166上の用紙の上面が検出されると、その位置で排紙トレイ166は停止して、用紙の上面が常に第1の高さ位置になるようにしている。よって、第1のセンサ80よりも下方に設けられている押さえ部材1は、第1のセンサ80で用紙上面を検知する前に、常に積載された用紙の後端部を押圧するため、第1のセンサ80の誤検知を防止することができる。
次に、排紙トレイ166上に設けられたハの字状のリブ20について説明する(図3参照)。図12(a)は、図3(b)の一部を示す断面図である。図12(b)は、図12(a)で示す部分を上から見た概略構成を示す図である。
用紙Pを排出口(排出口70)から排出方向(黒矢印)へ排出する排出部(搬出ローラ30及び搬出ベルト50)と、前記排出口(排出口70)の下方に設けられた壁部材(シャッタ部10)と、排出された用紙Pを受けて、前記壁面(シャッタ部10)側に滑落させる傾斜を有し、前記壁面(シャッタ部10)に沿って上昇移動するトレイ(排紙トレイ166)と、前記トレイ(排紙トレイ166)上に前記壁部材(シャッタ部10)側から前記排出方向へ延設され、前記トレイ(排紙トレイ166)上の用紙Pの前記壁部材(シャッタ部)側とは逆側の端部が上に凸の湾曲部を有するように用紙Pを支持する突起部(リブ20)と、を備える。
図12(a)が示すように、リブ20は、排紙トレイ166の先端付近に山部を有し、シャッタ部10側に近づくに従って漸次高さが減少する形状を有する。これにより、排紙トレイ166の勾配角を増加させることなく、積載される用紙の勾配角を増加させることができる。
トレイの勾配角が極端にあると、可動排紙トレイ166が上昇制御で最も高い位置に来るときに、トレイの先端が用紙後処理装置120の最上部よりも突出する部分が増大するため、装置用のスペースが増大する問題がある。リブ20を設けることにより、上記問題を回避するとともに積載される用紙の勾配角を増加させることができる。
また、図12(b)が示すように、一対のリブ20がハの字状(又はV字状)に設けられている。一対のリブ20は、排出時に用紙の中央部を搬送する2つの搬送ローラ30に対向する位置から、ハの字状に漸次間隔が広がるように延設されている。リブ20は、上記2つの搬送ローラ30の中間から用紙の排出方向へ伸びる直線190において、略線対象になるように設けられている。さらに、一対のリブ20は、2つの押さえ部材1から用紙が排出される方向に延びる2つの直線191の間に設けられている。少なくとも、一対のリブ20のシャッタ部10側の一端が、押さえ部材1の間にあること、つまり2つの直線191の間にあることが好ましい。
排紙トレイ166上の用紙Pは、その重心が2つのリブ20の間に来るように、用紙Pの中央部を一対のリブ20によって支持されている。これにより、用紙Pは、後述するように、直線190に沿って上に凸の半円形柱状(カマボコ型状)の形状を有し、トレイ上に積載される。実際には、一対のリブ20がシャッタ部10付近から離れるに従って間隔が広がるハの字形状に設けられているため、上記用紙Pが形成する半円形柱状もシャッタ部10付近から離れるに従って半円形が横方向に広がる形状を有する。
一対のリブ20のシャッタ部10側の一端は、2つの押さえ部材1の間に来るように設けられている。これにより、押さえ部材1による紙押さえ動作時に、リブ20によって形成される用紙Pのカマボコ型状の湾曲を促進させることができる。
図15(a)は、リブ20を持たない従来の排紙トレイ166が大量の用紙を積載した時の正面からの概略構成を示す正面図である。図15(b)は、図15(a)における直線AA´間の断面図である。排紙トレイ166は、その表面の水平方向に対する傾斜がシャッタ部側で38°あり、シャッタ部から離間した所定の位置で、24°に変化する形状を有する。
従来の排紙トレイ166は、用紙排出方向に対して所定の上り坂の勾配(傾斜)を有し、排紙された用紙を受け止めてトレイ上に確保するとともに順次排出される用紙を積載させる。排紙トレイ166に受け止められた用紙は、第1後処理部160のシャッタ部10等の壁面125に突き当たることで、整合されつつ積載される。
しかしながら、上記従来の構成のみであると、排紙トレイ166上に大量の用紙が積載された場合、上部に積載された用紙の先端部である点線の楕円で囲まれた部分で用紙排出方向に対して下り坂部分が形成されてしまう。これにより排出された用紙がこの下り坂部分を滑落して排紙トレイ166上に確保されずに漏出する問題があった。
つまり、画像形成装置本体110内等で画像が形成される際や用紙後処理装置120内で搬送される際、用紙は常に用紙搬送方向に垂直な方向に長手方向を有するローラによって処理・搬送が施される。これにより、特に剛性(腰)が十分にない用紙は、用紙搬送方向に垂直な方向を軸として丸まる(挫屈する)癖が付加されてしまう。このように用紙が丸まる(挫屈する)現象を以下ルーパー(尺取り虫)現象と呼ぶ。
図13(a)は、リブ20を備える本発明の第1実施形態に懸かる排紙トレイ166が大量の用紙を積載した時の正面からの概略構成を示す正面図である。図13(b)は、図13(a)における直線AA´間の断面図である。排紙トレイ166は、その表面の水平方向に対する傾斜がシャッタ部側で38°あり、シャッタ部から離間した所定の位置で、24°に変化する形状を有する。
排紙トレイ166の表面には、一対のリブ20が設けられている。図13(b)が示すように、リブ20は、水平方向に対して35°の傾斜を有する。図13(a)が示すように、一対のリブ20を介して用紙がトレイ上に積載されることにより、用紙は、用紙搬送方向に平行な方向を軸として、上に凸のアーチ状(かまぼこ状)を形成し、積載されている。つまり、用紙の壁面部125側とは逆側の端部の少なくとも一部が、上に凸の湾曲部を有する。
これにより、積載される用紙が用紙搬送方向に垂直な方向を軸として丸まる(挫屈する)ルーパー現象を防止することができる。図13(b)が示すように、用紙断面が上り坂の傾斜を維持し、上部に積載された用紙の先端部である図中の点線の楕円部分で、上述した下り坂部分が形成されることを抑制できる。よって、排出された用紙がトレイ上に確保されずに漏出することを防止することができる。
また、図13(c)は、図13(b)における壁面125近傍での直線CC´間の断面図である。図13(d)は、図13(b)における直線DD´間の断面図である。
図13(c)が示すように、延設されるリブ20の始点部分であるため、リブ高さはほとんどない。また、リブの幅は、図13(a)の幅よりも狭い。これにより、リブ20による効果がほとんどないため、用紙束の壁面125付近の断面形状は、ほぼ平坦である。
図13(d)が示すように、延設されるリブ20の中腹部分であるため、リブ高さは図13(c)よりも高く、図13(a)よりも低い。また、リブの幅は、図13(c)よりも広く、図13(a)よりも狭い。これにより、リブ20による効果が壁面125近傍よりもあるため、用紙束の断面形状は、上に凸のアーチ形状を有する。しかし、図13(a)と比べ、リブ20の高さがないため、アーチ形状が浅い。
図13(a)が示すように、延設されるリブ20の終点部分であるため、リブ高さが最大となる。これにより、リブ20によって、深いアーチ形状を有することができ、且つリブ20の幅が広いため曲率半径の大きいアーチ形状を得ることが出来る。
以上リブ20を介して排紙トレイ166上に積載された用紙束は、用紙の排出方向(黒塗りの矢印)を先端部とすると、先端部に行くに従って、漸次アーチ形状が深くなる形状を有する。これにより、用紙束の後端部付近には少なくとも平坦形状を有するため、積載された用紙束が横方向(用紙排出方向とは直交する方向)へ流れることを抑制することができる。
本実施形態では、その表面の傾斜が38°から24°に変化する形状のトレイを採用して説明したが、例えば傾斜が32°で変化しないフラットなトレイを用いても、リブ20があれば本実施形態で説明した効果を奏することができる。
また、本実施形態では、一対の棒状の突起部形状を採用してリブ20について説明したが、例えば、壁面125側から離間するに従って幅方向に広がり、排紙トレイ166の傾斜よりも大きい勾配である所定の傾斜を有する一体の部材を、トレイの中央部に設けることでも本実施形態で説明した効果を奏することができる。この部材は、中央部に凹部を有する形状にしても良い。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態にかかる用紙排出装置も、その基本的な構造は先の第1の実施形態に準じたものとなっている。ただし、本実施形態にかかる用紙排出装置では、用紙が排出される排出口が異なるため可動式排紙トレイの待機位置及びシャッタ部の高さ位置が異なる点を有する。
以下、本実施形態の通常後処理部について図14を参照して説明する。尚、先の第1の実施形態と同様あるいはそれに準じた構造については、同一符号を付すと共にその詳細な説明を割愛する。本実施形態で重要でない部分に関しては、符号も省略する。
図14(a)は、排紙トレイ166のトレイ待機位置が高い状態を示す斜視図である。図14(b)は、排紙トレイ166のトレイ待機位置が高い状態の、概略構成をしめす断面図である。
JOB内容が異なる場合、排紙トレイ166は、排出口70付近まで上昇制御され、排出される用紙Pを受取るトレイ待機位置で待機する。このとき、トレイに排紙される用紙Pが排出口70へ逆流することを防止するために、シャッタ部10が排紙トレイ166の上昇に伴って上昇制御される。シャッタ部10は、所定の間隔を持つ複数の板状部材によって構成され、この複数の板状部材が一体となり昇降する。
図14は、待機トレイ165上の用紙(図2参照)を中間待機トレイローラ167によって排紙トレイ166へ排紙する場合を示している。この場合、可動排紙トレイ166の上昇制御に伴い、トレイ待機位置のトレイ表面と押さえ部材1の間に用紙が挿入可能である位置まで、シャッタ部10は上昇制御される。排紙トレイ166に受取られた用紙Pは、トレイ勾配によってシャッタ部10側へ滑落し、シャッタ部10に当たって整合される。用紙Pの後端部は、押さえ部材1とトレイ表面の間にある。
同図が示すように、排紙トレイ166は昇降せず、シャッタ部10が下降制御されることによって、用紙Pの後端部は、押さえ部材1と排紙トレイ166のトレイ表面とで挟まれる。これにより、用紙Pはトレイ上に整合して保持され、次に排出される用紙と接触することによって不整合となることを防止することができる。
以上のように、押さえ部材1は、排紙トレイ166が上昇制御される、又は、シャッタ部10が下降制御されることによって、排紙トレイ166との間に用紙Pを挟んで保持する。つまり、押さえ部材1は、排紙トレイ166に対して相対的に近づくよう直線移動することで排紙トレイ166との間に用紙Pを挟んで保持する。
(その他の実施の形態)
本発明は、上記各実施形態として示した構造に限らず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で同実施形態を適宜変更した例えば次のような形態として実施することもできる。
(a)上記実施形態では、本発明の「押さえ部材」を下方向へ付勢する手段としてコイルバネを採用したが、本発明はこれに限定されず、押さえ部材の自重を用いても、用紙をトレイ上に押さえる下方向へ力が生じるため上記実施形態で説明した効果を奏することができる。また、コイルバネも弾性体であれば良く、例えばダンパー等を用いても良い。
(b)上記実施形態では、押さえ部材1は、排紙トレイ166が上昇制御される、又は、シャッタ部10が下降制御されることによって、排紙トレイ166との間に用紙Pを挟んで保持する、としたが、本発明はこれに限定されない。例えば、排紙トレイ166が上昇制御され、且つシャッタ部10が下降制御されることによって、用紙Pを挟んでもよい。また、排紙トレイ166が上昇制御され、且つシャッタ部10が排紙トレイ166の上昇速度よりも遅く上昇制御されることで、用紙Pを挟んでも良い。
本発明の第1の実施形態にかかる用紙排出装置を備えた画像形成装置の概略構成を示す断面図。 同実施形態に係る用紙後処理装置120付近の拡大図。 同実施形態に係る第1後処理部160の排紙トレイ166付近を示す斜視図及び概略構成を示す断面図。 同実施形態に係る押さえ部材1付近を拡大した斜視図。 同実施形態に係る押さえ部材1付近の構成をしめす側面からの断面図及び背面からの断面図。 同実施形態に係る押さえ部材1の待機時の押さえ部材1付近の構成を示す側面からの断面図及び背面からの断面図。 同実施形態に係る押さえ部材1の上方移動時の押さえ部材1付近の構成を示す、それぞれ側面からの断面図及び背面からの断面図。 同実施形態に係る押さえ部材1付近の構成を、押さえ部材1の回動時の、側面からの断面図。 同実施形態に係る画像形成装置100を制御する制御系を示すブロック図。 同実施形態に係る排紙トレイ166が上昇して用紙Pの後端部が押さえ部材1によって押さえられた時の、第1後処理部160の排紙トレイ166付近を示す斜視図及び概略構成を示す断面図。 同実施形態に係る排紙トレイ166の上昇時の押さえ部材1付近の断面図。 同実施形態に係る図3(b)の一部を示す断面図及び上から見た概略構成を示す図。 同実施形態に係るリブ20を備える排紙トレイ166が大量の用紙を積載した時の正面からの概略構成を示す正面図、その断面図、及び図13(b)の断面図。 本発明の第2の実施形態に係る排紙トレイ166のトレイ待機位置が高い状態を示す斜視図及び概略構成をしめす断面図。 従来例の排紙トレイ166が大量の用紙を積載した時の正面からの概略構成を示す正面図及びその断面図。
符号の説明
1 押さえ部材
1a 押さえ部
1b 頭部
2 第1のガイドピン
3 第2のガイドピン
4 コイルバネ
10 シャッタ部
11 凹部
12 開口部
20 リブ
30 排出ローラ
50 排出ベルト
166 可動式排紙トレイ

Claims (25)

  1. 用紙を排出する排出部と、
    前記排出部の下方に設けられた壁部材と、
    排出された前記用紙を受けるトレイと、
    前記壁部材に設けられ、前記トレイに対して相対的に近づくことで、前記トレイとの間に前記用紙を挟み、前記用紙を保持しつつ直線移動する押さえ部材と、
    を備えたことを特徴とする用紙排出装置。
  2. 前記トレイは前記排出部に対して上昇移動し、
    前記押さえ部材は、前記トレイが上昇移動することによって前記トレイに対して相対的に近づき、前記トレイとの間に前記用紙を挟んだ後に、更に前記トレイが上昇することによって、前記トレイの上昇移動方向へ直線移動することを特徴とする請求項1に記載の用紙排出装置。
  3. 前記壁部材は、前記排出部に接近・離反する方向に昇降移動し、
    前記押さえ部材は、前記昇降部材が下降移動することによって前記トレイに対して相対的に近づき、前記トレイとの間に前記用紙を挟んだ後に、更に前記昇降部材が下降することによって、前記昇降部材の下降移動方向とは逆の方向へ直線移動することを特徴とする請求項1に記載の用紙排出装置。
  4. 前記トレイは、前記用紙を滑落させる傾斜面を有し、
    前記昇降部材は、上昇することによって、前記トレイの前記傾斜面を滑落する用紙が前記排出部へ進入することを防止することを特徴とする請求項3に記載の用紙排出装置。
  5. 前記排出部は、前記用紙を該用紙の一端を先頭にして排出し、
    前記トレイの前記傾斜は、前記用紙を該用紙の他端側へ滑落させる傾斜であることを特徴とする請求項4に記載の用紙排出装置。
  6. 前記押さえ部材が前記トレイの表面に対面する押さえ部を有し、この押さえ部が前記トレイ表面と略平行であることを特徴とする請求項1に記載の用紙排出装置。
  7. 前記押さえ部材が、前記直線移動する方向と逆の方向に付勢されていることを特徴とする請求項1に記載の用紙排出装置。
  8. 前記押さえ部材の前記トレイとは逆側の部分である頭部を有し、前記壁部材が凹部を有し、前記頭部に圧力が加わると、前記押さえ部材の少なくとも一部が前記凹部に収容されることを特徴とする請求項1に記載の用紙排出装置。
  9. 前記壁部材内部に設けられた空隙と、
    前記壁部材の凹部の底部に設けられ前記空隙に繋がる開口部と、
    前記押さえ部材の前記開口部から前記空隙内にある部分に、前記押さえ部材の前記直線移動の方向に並べて設けられた、上部ガイドピンと下部ガイドピンとを有し、この上部ガイドピン及び下部ガイドピンが前記空隙を摺動することにより、前記押さえ部材が前記直線移動することを特徴とする請求項8に記載の用紙排出装置。
  10. 前記空隙が前記第2のガイドピンが摺動する以上の押さえ部材回動空間を有し、前記下部ガイドピンが前記押さえ部材回動空間で前記トレイから離間する向きに移動することによって前記押さえ部材が回動することを特徴とする請求項9に記載の用紙排出装置。
  11. 用紙を収納する用紙収納部と、
    前記用紙に画像を形成する画像形成部と、
    前記画像が形成された用紙を排出口から排出方向へ排出する排出部と、
    前記排出部の下方に設けられた壁部材と、
    排出された前記用紙を受けるトレイと、
    前記壁部材に設けられ、前記トレイに対して相対的に近づくことで、前記トレイとの間に前記用紙を挟み、前記用紙を保持しつつ直線移動する押さえ部材と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  12. 用紙を排出口から排出方向へ排出し、
    前記排出された用紙をトレイで受け、
    前記受取られた用紙を前記排出口の下方に設けられた壁部材へ滑落させ、
    前記壁部材に設けられた押さえ部材が前記トレイに対して相対的に近づき、前記押さえ部材と前記トレイの表面とで前記用紙を挟み、前記用紙を保持しつつ直線移動することを特徴とする用紙排出方法。
  13. 用紙を排出口から排出方向へ排出する排出部と、
    前記排出口の下方に設けられた壁部材と、
    排出された前記用紙を受けて、該用紙の一端を前記壁部材側に向けて滑落させる傾斜を有し、前記壁部材に沿って上昇移動するトレイと、
    前記壁部材に突出して設けられ、前記トレイが上昇移動することで前記トレイとの間に前記用紙の前記一端を挟んで保持するとともに前記壁部材に沿って上昇移動する押さえ部材と、を備えたことを特徴とする用紙排出装置。
  14. 用紙を排出口から排出方向へ排出する排出部と、
    前記排出口の下方に設けられ、前記排出口に接近・離反する方向に昇降移動する壁部材と、
    排出された前記用紙を受けて、前記壁部材側に滑落させる傾斜を有すトレイと、
    前記壁部材に設けられ、前記壁部材が下降移動することで前記トレイとで前記用紙を挟んで保持するとともに前記壁部材に沿って上昇移動する押さえ部材と、を備えたことを特徴とする用紙排出装置。
  15. 前記押さえ部材が前記トレイの表面に対面する押さえ部を有し、この押さえ部が前記トレイ表面と略平行であることを特徴とする請求項13又は14に記載の用紙排出装置。
  16. 前記押さえ部材が前記トレイの上昇移動方向又は前記壁部材の下降移動方向と逆の方向に付勢されていることを特徴とする請求項13〜15のいずれか1項に記載の用紙排出装置。
  17. 前記押さえ部材の前記トレイとは逆側の部分である頭部を有し、前記壁部材が凹部を有し、前記頭部に圧力が加わると、前記押さえ部材の少なくとも一部が前記凹部に収容されることを特徴とする請求項13〜16のいずれか1項に記載の用紙排出装置。
  18. 前記壁部材内部に設けられた空隙と、
    前記壁部材の凹部の底部に設けられ前記空隙に繋がる開口部と、
    前記押さえ部材の前記開口部から前記空隙内にある部分に、前記押さえ部材の前記上昇移動の方向に並べて設けられた、上部ガイドピンと下部ガイドピンとを有し、この上部ガイドピン及び下部ガイドピンが前記空隙を摺動することにより、前記押さえ部材が前記上昇移動することを特徴とする請求項13〜17のいずれか1項に記載の用紙排出装置。
  19. 前記空隙が前記第2のガイドピンが摺動する以上の押さえ部材回動空間を有し、前記下部ガイドピンが前記押さえ部材回動空間で前記トレイから離間する向きに移動することによって前記押さえ部材が回動することを特徴とする請求項18に記載の用紙排出装置。
  20. 用紙を収納する用紙収納部と、
    前記用紙に画像を形成する画像形成部と、
    前記画像が形成された用紙を排出口から排出方向へ排出する排出部と、
    前記排出口の下方に設けられた壁部材と、
    排出された前記用紙を受けて、前記壁部材側に滑落させる傾斜を有し、前記壁部材に沿って上昇移動するトレイと、
    前記壁部材に突出して設けられ、且つ前記トレイが上昇移動することで前記トレイとで前記用紙の後端部を挟んで保持するとともに前記壁部材に沿って上昇移動する押さえ部材と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  21. 用紙を排出口から排出方向へ排出し、
    前記排出された用紙をトレイで受け、
    前記受取られた用紙を前記排出口の下方に設けられた壁部材へ滑落させ、
    前記トレイを前記壁部材に沿って上昇移動させ、
    前記壁部材に設けられるとともに前記壁部材に沿って移動する押さえ部材と前記トレイの表面とで前記用紙を挟み保持することを特徴とする用紙排出方法。
  22. 用紙を排出口から排出方向へ排出し、
    前記排出された用紙をトレイで受け、
    前記受取られた用紙を前記排出口の下方に設けられた壁部材へ滑落させ、
    前記壁部材を前記排出口から離反する方向へ下降移動させ、
    前記壁部材に設けられるとともに前記壁部材に沿って移動する押さえ部材と前記トレイの表面とで前記用紙を挟み保持することを特徴とする用紙排出方法。
  23. 前記トレイ表面と略平行である、前記押さえ部材の前記トレイの表面に対面する押さえ部で前記用紙を前記トレイへ押圧することを特徴とする請求項21又は22に記載の用紙排出方法。
  24. 前記押さえ部材を前記トレイの上昇移動方向又は前記壁部材の下降移動方向と逆の方向に付勢することを特徴とする請求項21〜23のいずれか1項に記載の用紙排出方法。
  25. 前記押さえ部材の前記トレイとは逆側の部分である頭部を有し、前記壁部材が凹部を有し、前記頭部に圧力が加わると、前記押さえ部材の少なくとも一部を前記凹部に収容することを特徴とする請求項21〜24のいずれか1項に記載の用紙排出方法。
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