JP2009000280A - 脱毛装置 - Google Patents

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Koji Asakawa
広次 浅川
Tetsuro Hashiguchi
哲朗 橋口
Kenichi Muraki
健一 村木
Toshihiro Takeuchi
利浩 竹内
Shuichi Sueyoshi
秀一 末吉
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Abstract

【課題】自転を行う引き抜き手段を備えた複数の脱毛ユニットが回転軸を中心に公転するよう設けられた脱毛装置において、刺激感は少ない状態に維持するとともに、生える方向が異なる毛が存在する部位において従来に比較して脱毛効率を上げる。
【解決手段】脱毛装置1は、自転中に毛を掴んで毛を引き抜く回転シリンダー13を備えた複数の脱毛ユニット6が、回転軸7を中心として回転可能に設けられたユニット支持基台8上に、回転シリンダー13の軸14が放射状に延びるように設けられている。回転シリンダー13は、ユニット支持基台8の回転により公転し且つ公転運動中に回転シリンダー13の軸14を中心にして自転を行う。一部の脱毛ユニット6が備えた回転シリンダー13の自転方向が、他の脱毛ユニット6が備えた回転シリンダー13の自転方向と異なるように設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、脱毛装置に係り、詳しくは美容などの目的のために体毛を除去する際に使用される脱毛装置に関する。
美容などの目的のために体毛を除去する際に使用される脱毛装置として、毛を導入する隙間を有し、開閉駆動されて隙間に導入された毛を掴み、且つ回転駆動されて肌に対して移動することにより毛を引き抜く引き抜き手段を複数備えた脱毛ユニットを設けたものが提案されている。(例えば、特許文献1参照。)。そして、脱毛ユニットとして、脱毛爪を有するとともに自転可能な複数の引き抜き手段が、回転体の周囲に自転軸が回転体の回転軸と平行な状態で環状に配設され、回転体の回転に伴って回転体の周囲を公転しながら自転する構成のものが開示されている。また、脱毛ユニットとして、回転する回転板上に放射状に引き抜き手段が配置され、回転板の回転により各引き抜き手段が回転板の回転軸の周りを公転するとともに各引き抜き手段が自身の軸を中心にして自転する構成のものも開示されている。これらの従来技術では、公転によって肌を引き伸ばし、引き抜き手段の自転により毛を引き抜くため、刺激感が少ないものとなっている。
特開平10−151020号公報
ところが、特許文献1の脱毛装置では、肌を引き伸ばすため刺激感は少ないものの、引き抜き手段は一方向の自転及び公転のみを行う。一方、体毛は、全ての体毛が同じ方向に向かって生えるのではなく、部位によって毛の生える方向が異なる。そのため、引き抜き手段が一方向の自転のみの構成では、毛の生える方向が引き抜き手段の回転方向に適していない方向の体毛に対しては、毛が引き抜き手段の挟持部に導入され難くなる領域(部位)が発生する。その結果、脱毛効率が悪くなるという問題を有している。
本発明は、前記の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は自転を行う引き抜き手段を備えた複数の脱毛ユニットが回転軸を中心に公転するよう設けられた脱毛装置において、刺激感は少ない状態に維持するとともに、生える方向が異なる毛が存在する部位において従来に比較して脱毛効率を上げることができる脱毛装置を提供することにある。
前記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、毛を導入する隙間を有し、開閉駆動されて前記隙間に導入された毛を掴み、且つ回転駆動されて肌に対して移動することにより毛を引き抜く引き抜き手段を備えた複数の脱毛ユニットが、回転軸を中心として回転可能に設けられた支持ブロック上に設けられ、前記引き抜き手段が、前記支持ブロックの回転により公転し且つ公転運動中に前記引き抜き手段の自転軸を中心にして自転を行う脱毛装置において、前記複数の脱毛ユニットは、前記支持ブロック上に前記引き抜き手段の自転軸が引き抜き手段の公転方向と交差する方向に延びるように配置されるとともに、一部の脱毛ユニットが備えた前記引き抜き手段の自転方向が、他の脱毛ユニットが備えた前記引き抜き手段の自転方向と異なるように設けられている。ここで、「自転軸」とは自転の中心となる軸を意味し、軸自身が回転(自転)する場合と、軸は回転せず軸の周りを引き抜き手段が回転する場合の両方を含む。
この発明では、自転中に毛を引き抜く引き抜き手段を備えた複数の脱毛ユニットが、回転軸を中心にして1回公転する間に、自転方向の異なる引き抜き手段が脱毛を行うべき範囲を通過する。即ち、毛の生える方向が異なる部位(領域)が存在しても、毛を導入するのに適した方向に回転する引き抜き手段を備えた脱毛ユニットが必ず各毛の生えている部位(領域)で引き抜き動作を行う。したがって、刺激感は少ない状態に維持するとともに、生える方向が異なる毛が存在する部位において従来に比較して脱毛効率を上げることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記複数の脱毛ユニットは、前記引き抜き手段の自転軸が前記回転軸を中心に放射状に延びるように配置されている。この発明では、引き抜き手段が公転する際、その自転軸が公転方向と直交する状態で移動するため、毛の引き抜きをより円滑に行うことができる。また、各脱毛ユニットが肌面に均等に当接した状態で、引き抜き部が毛を引き抜くことができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記引き抜き手段は、複数の引き抜き部が引き抜き手段の自転軸と平行に、且つ前記自転軸の周囲に環状に配置されて全体が円筒状に形成されている。この発明では、引き抜き手段が1回自転する間に引き抜き部が複数回、肌と対向する状態となる。したがって、引き抜き部が自転軸の周りに1個のみ設けられた構成に比較して脱毛効率が向上する。また、肌面に対して均等に各引き抜き部が作用して毛を引き抜くことができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の発明において、前記複数の脱毛ユニットの外周を覆う筒状のフレームが設けられている。この発明では、筒状のフレームが存在するため、脱毛を行う際に、使用者が脱毛ユニットの肌面への押圧力を安定させた状態に保持することが容易になり、刺激感を少なくすることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の発明において、前記複数の脱毛ユニットは、独立してフロート可能に設けられている。ここで、「フロート可能」とは、力を受けた際に力の方向に対応して揺動あるいは平行移動可能な状態を意味する。したがって、この発明では、肌の凹凸に追従して脱毛ユニットが毛を引き抜くのに適した状態(姿勢)に移動(配置)され、脱毛ユニットの肌面への押圧力がさらに安定して、刺激感の少ない状態で効率良く脱毛を行うことができる。
請求項6に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記筒状のフレームはフロート可能、かつ前記脱毛ユニットとは独立してフロート可能に設けられている。この発明では、脱毛ユニットの肌の凹凸への追従性がさらに良くなり、脱毛ユニットの肌面への押圧力がさらに安定して、刺激感の少ない状態で効率良く脱毛を行うことができる。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の発明において、前記複数の脱毛ユニットは、それぞれギヤ列及び前記引き抜き手段を支持するケーシングによってユニット化されており、単一のユニット化された引き抜き手段及びギヤ列を有する各脱毛ユニットが前記支持ブロック上に配置されている。この発明では各脱毛ユニットを、単一のユニット化された引き抜き手段とギヤ列を使用して構成できるため、コストを低減することができる。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の発明において、前記ケーシングによってユニット化されたギヤ列の回転出力は前記引き抜き手段に回転伝達され、前記ギヤ列への回転入力部は、前記回転軸の延びる方向と平行に延びるガイド部を有するとともに軸方向に移動しつつ回転伝達可能な連結部材を介して回転伝達される。この発明では、脱毛ユニットのフロート量を大きくすることができ、脱毛ユニットが肌の凹凸に追従し易くなり、脱毛効率を良くすることができる。
請求項9に記載の発明は、請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載の発明において、前記脱毛ユニットは、使用時に肌に押圧される方向にバネで付勢されている。この発明では、簡単な構成で脱毛ユニットのフロート量を大きくすることができ、構造も簡単にすることができる。
本発明によれば、自転を行う引き抜き手段を備えた複数の脱毛ユニットが回転軸を中心に公転するよう設けられた脱毛装置において、刺激感は少ない状態に維持するとともに、生える方向が異なる毛が存在する部位において従来に比較して脱毛効率を上げることができる脱毛装置を提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図10にしたがって説明する。
図1及び図2に示すように、脱毛装置1は、手で把持することができるサイズに形成されるとともに、モータ2を内蔵したケース3を備えている。ケース3は、モータ2及び駆動源の電池4を収容するケース本体3aと、ケース本体3aの収容部を覆う蓋体3bとからなり、蓋体3bはケース本体3aにネジ3dにより固定されている。以下、この実施形態においては、図1における上側を脱毛装置1の上側とし、蓋体3bが固定された側を脱毛装置1の前側(正面側)として説明する。ケース3の上部には円筒部3cが設けられ、円筒部3cと対応する位置に脱毛ヘッド5が設けられている。
図1及び図4に示すように、脱毛ヘッド5は複数(この実施形態では3つ)の脱毛ユニット6を備えている。各脱毛ユニット6は、円筒部3cの中心に設けられた回転軸7と共に回転可能に設けられたユニット支持基台8上に設けられている。図1(b)に示すように、ケース本体3aには、円筒部3cと対応する位置に回転軸7を支持する支持部材9が固定されている。図1(b)及び図2に示すように、支持部材9は、略半球殻状に形成されるとともに底部内面中央にボス部9aが形成されており、ボス部9aの中心位置に形成された穴に回転軸7が回転可能に挿入されている。回転軸7は、円筒部3cの中心位置において前方に向かって延びるように配置されている。回転軸7には回転支持体10が一体回転可能に固定されている。回転支持体10は中心にボス部10aが形成されるとともに、ボス部10aが突設された面と反対側の面にボス部9aに遊嵌される凹部が形成され、凹部の中心に形成された嵌合穴10bに回転軸7が嵌挿されている。そして、回転支持体10の前面にユニット支持基台8がネジ11により固定されている。支持部材9の前端面には回転支持体10の前方への移動を規制するリング板12が固定されている。この実施形態においては、ユニット支持基台8及び回転支持体10が、回転軸7を中心として回転可能に設けられた支持ブロックを構成する。
図4〜図7に示すように、各脱毛ユニット6は、引き抜き手段としての回転シリンダー13を、自転軸としての軸14を介して回転可能に支持する基台15,16を備えており、基台16がネジ17により基台15に固定されている。基台15,16は、回転シリンダー13を回転させるためのギヤ列及び回転シリンダー13を支持するケーシングを構成する。そして、各脱毛ユニット6は、それぞれギヤ列及び回転シリンダー13がケーシングとしての基台15,16によってユニット化されている。基台15は平行に延びる壁15aを有し、各壁15aにはそれぞれ孔18が2個形成されるとともに、一方の対向する孔18に一対の支軸19が各壁15aから突出するよう嵌合されている。
図4に示すように、ユニット支持基台8には、脱毛ユニット6を揺動可能に支持する支持壁20が形成されている。各支持壁20は、3個の脱毛ユニット6が120度の角度を成すように、互いに平行に延びる部分が3組、120度の角度を成す状態で延びる形状に屈曲形成されている。各支持壁20には長孔20aが形成されている。そして、脱毛ユニット6は、基台15の孔18に嵌合された一対の支軸19が長孔20aに挿通された状態でユニット支持基台8に対して揺動可能、且つ回転軸7の延びる方向に移動可能に支承されている。支軸19は、脱毛ユニット6を支持壁20に揺動可能に支承する揺動支点となる。
回転シリンダー13は、図8(a)に示すように、軸方向において2分割された本体21a,21bが嵌合軸部21c,21dを介して連結されるとともに、本体21a,21bの中心、即ち嵌合軸部21c,21dの中心を軸14が貫通している。本体21a,21bには引き抜き部22を収容する凹部23が設けられている。凹部23は引き抜き部22の数に対応して複数(この実施形態では3個)設けられ、各凹部23には本体21a,21b間に両端が固定された規制ロッド24と、複数の孔が形成された支点用板25が設けられている。支点用板25には、図8(b)に示すように、可動爪26が嵌挿される3個の可動爪用孔25aと、固定爪27を固定する固定爪固定用部材28が嵌挿される2個の固定部材用孔25bとがそれぞれ形成されている。そして、図8(a)に示すように、可動爪26は可動爪用孔25aを貫通した状態で規制ロッド24によって抜け止めがなされ、固定爪27は固定部材用孔25bに嵌合されるとともに規制ロッド24によって抜け止めがなされた固定爪固定用部材28を介して支点用板25に固定されている。両本体21a,21bのうち基台15と対応する側の本体21aにはギヤ部29が形成されている。即ち、回転シリンダー13は、複数の引き抜き部22が回転シリンダー13の自転軸(軸14)と平行に、且つ自転軸の周囲に環状に配置されて全体が円筒状に形成されている。
また、回転シリンダー13には、それぞれ3本の開閉レバー30a,30bが、本体21a,21bに周方向に等間隔を置いて形成された3個の孔21eを貫通するとともに軸14と平行な状態で各凹部23内を摺動可能に設けられている。開閉レバー30a,30bには溝31a,31bが形成され、可動爪26はその第1端部が溝31a,31bに嵌合されている。開閉レバー30a,30bは、図示しないばねにより端部の突出量が増加する方向に付勢されている。開閉レバー30a,30bは、軸32により支持されたカムローラ33によって押されることにより、凹部23への進入量が増加する方向に移動され、カムローラ33による押圧力が解除されると、凹部23への進入量が少なくなる位置に移動される。可動爪26は、開閉レバー30a,30bの往復移動に伴って、第2端部が固定爪27と当接して毛を掴む閉位置と、固定爪27との間に毛を導入する隙間が形成される開位置とに傾動されるようになっている。
即ち、回転シリンダー13は、可動爪26、固定爪27及び可動爪26を開閉駆動する機構がユニット化されている。また、脱毛ユニット6は、毛を導入する隙間を有し、開閉駆動されて隙間に導入された毛を掴み、且つ回転駆動されて肌に対して移動することにより毛を引き抜く引き抜き手段として、単一のユニット化された回転シリンダー13を備えている。各脱毛ユニット6は、円筒部3cの中心に設けられた回転軸7と共に回転可能に設けられたユニット支持基台8上に、回転シリンダー13が回転軸7の周囲に位置し、回転シリンダー13自身の軸14が回転軸7を中心とした放射方向に延びるように設けられている。
図5に示すように、基台16には、回転シリンダー13の下方においてギヤ部29と噛合するギヤ34が軸14と平行に延びる軸35を介して支持されている。また、基台16の下面にはギヤ34と噛合するフェースギヤ36が、軸35と直交する方向に延びる軸37を介して支持されている。ギヤ部29、ギヤ34及びフェースギヤ36により、回転シリンダー13に回転を伝達するギヤ列が構成されている。即ち、ギヤ列はケーシング(基台15,16)によってユニット化されるとともに、ギヤ列の回転出力は回転シリンダー13に回転伝達される。フェースギヤ36には、ギヤ部と反対側にボス部が形成されるとともに、ボス部に穴36aが形成されている。穴36aにはフェースギヤ36の中心軸と平行に延びるガイド溝36bが形成されている。フェースギヤ36の穴36a及びガイド溝36bがギヤ列への回転入力部を構成する。
脱毛装置1には3個の脱毛ユニット6が設けられているが、各脱毛ユニット6の回転シリンダー13が全て同じ方向に自転するのではなく、一部の脱毛ユニット6は回転シリンダー13が他の脱毛ユニット6の回転シリンダー13と異なる方向に自転するように構成されている。具体的には、1個の脱毛ユニット6は図5及び図7(a),(b)に示すように、ギヤ34がユニット支持基台8の中心寄りに位置するように設けられ、2個の脱毛ユニット6は図6(a),(b)に示すように、ギヤ34の位置が軸37に対して図7(a),(b)の場合と反対になるように設けられている。そのため、図6(b)及び図7(b)に示すように、フェースギヤ36が同方向に回転しても、フェースギヤ36に噛合するギヤ34の回転方向が異なるため、ギヤ部29即ち回転シリンダー13の回転方向が逆になる。
図6(a)及び図7(a)に示すように、基台15,16の上部にはそれぞれ十字状をした孔38が形成されている。この孔38は、軸32が挿入される挿入孔部と、カムローラ33が挿入される挿入孔部とが十字状に交差された状態で形成されており、軸32が挿入される挿入孔部の内側部には抜け止め部が形成されている。そして、軸32は抜け止め部により内側に抜けないように抜け止めされた状態で孔38に挿入されて基台15,16に支持される。軸32は、軸方向が回転シリンダー13の回転の中心と交差する方向となるように(つまり軸32の軸心の延びる方向が回転シリンダー13の回転の中心から放射方向になるように)組み込まれる。
図5、図6(a)及び図7(a)に示すように、基台15には押さえ板39を介して保持バネ40がネジ41により固定されている。保持バネ40は略コ字状に形成されるとともに、両側上部に孔40aを有する。孔40aは、カムローラ33が挿入可能な形状に形成されている。そして、保持バネ40が所定位置に取り付けられた状態において、保持バネ40の孔40aの周囲の部分が軸32と係合して、カムローラ33を回転シリンダー13側に付勢する状態に保持される。
なお、基台15の上部には、回転シリンダー13の脱毛装置1の前側と対応する部分を覆うカバー42が固定されている。カバー42には、可動爪26及び固定爪27による毛の挟持領域と対応する位置にスリット42aが形成されている。また、基台15の上部には、脱毛ユニット6の脱毛装置1の前側と対応する部分のうち、カバー42と対応する部分を除いた部分を覆うキャップ43が固定されている。
次に前記のように回転シリンダー13が組み付けられるとともに、支軸19を介してユニット支持基台8に揺動可能に支持された脱毛ユニット6を揺動させる構成及びモータ2の回転を回転シリンダー13に伝達する構成を説明する。
図1(b)及び図9(a)に示すように、モータ2は駆動軸が上方に向かって延びる状態で、円筒部3cより下側においてケース3に収容されるとともに、駆動軸にギヤ44が一体回転可能に固定されている。図1(b)、図2及び図9(a)に示すように、支持部材9の底部には、回転支持体10のギヤ部10cの一部と対応する位置に切り欠き部9bが形成されている。ケース本体3aには切り欠き部9bと対応する位置に、フェースギヤ45が回転軸7と平行に延びる軸46を介して回転可能に支持されている。フェースギヤ45には、中心部にギヤ47が一体に突出形成されている。図9(a)に示すように、フェースギヤ45は、ギヤ44と噛合し、ギヤ47が回転支持体10のギヤ部10cと噛合するように配置されている。即ち、モータ2が駆動されると、駆動軸の回転がギヤ44、フェースギヤ45、ギヤ47、ギヤ部10cを介して回転支持体10に伝達され、回転支持体10と共にユニット支持基台8が回転されるようになっている。
図2及び図9(b)に示すように、支持部材9の前寄り内面には内歯ギヤ48が形成されている。図1(b)、図3及び図9(b)に示すように、回転支持体10には、複数(この実施形態では3個)のギヤ49が支軸50を介して回転可能に支持されている。各ギヤ49は、歯数が同じで回転支持体10の周方向に等間隔を置いて、且つ内歯ギヤ48と噛合する状態に設けられている。各ギヤ49は、ギヤ部より上側に突部49aが形成されている。突部49aは、上端側が基端より大径に形成されるとともに、上端部外周に複数(この実施形態では3個)の係合突起49bが形成されている。また、突部49aには上部に中心がギヤ49の中心と一致する収容凹部49cが形成されている。
ギヤ49は、連結部材としての筒部材51を介してフェースギヤ36と連結されている。図3及び図5に示すように、筒部材51は、その上部にフェースギヤ36に形成されたガイド溝36bと係合可能な3個の突起を備えた突部52が形成されている。また、筒部材51は、軸心と直交する断面形状が、外側が円形で、且つ内側が多角形となる形状に形成され、筒部材51の内側に回転軸7の延びる方向と平行に延びる複数の平面51bが存在する。平面51bは、ギヤ49の係合突起49bと係合する状態に保持され、筒部材51がギヤ49に対してその軸方向へ相対移動することを許容するとともに、ギヤ49に対して相対回転することを規制するように構成されている。即ち、平面51bは、回転軸7の延びる方向と平行に延びるガイド部を構成し、筒部材51は、回転軸7の延びる方向と平行に延びるガイド部を有するとともに軸方向に移動しつつギヤ49の回転をフェースギヤ36に回転伝達可能な連結部材を構成する。
筒部材51は、突部52がフェースギヤ36のガイド溝36bと係合し、筒部内にギヤ49の係合突起49bが配置された状態で、ユニット支持基台8に形成された孔8aを貫通するようにしてフェースギヤ36とギヤ49との間に介在する。即ち、各フェースギヤ36は筒部材51に対して突部52において揺動可能に支承されている。また、ギヤ49の収容凹部49cには、筒部材51をフェースギヤ36側へ付勢する付勢手段としてのコイルバネ53が収容されている。即ち、筒部材51は、支軸50の延びる方向に移動可能、且つ傾動可能にコイルバネ53を介してギヤ49に支承されるとともに、ギヤ49と一体回転可能に連結されている。即ち、複数の脱毛ユニット6が独立してフロート可能に設けられている。また、脱毛ユニット6は、使用時に肌に押圧される方向にバネで付勢されている。
図1(b)及び図5に示すように、脱毛ユニット6は、外力を受けない状態においては、回転シリンダー13の軸14が回転軸7と直交する方向に延びるのではなく、軸14が傾いた状態、即ち、各脱毛ユニット6の肌に押圧される部分が一平面上に位置するのではなく、平面と傾斜する位置に保持されるように配置されている。即ち、複数の脱毛ユニット6は、回転シリンダー13の軸14が傾斜した状態でフロート可能に設けられている。
図1(b)に示すように、円筒部3cの先端部には、筒状のフレーム54が複数の脱毛ユニット6の外周を覆うように設けられている。フレーム54は先端面が一平面ではなく波状に形成されるとともに、基端に外径が小さくなる段部が形成されている。そして、段部には軸方向に延びる溝55が、周方向に等間隔で複数(この実施形態では3個)形成されている。そして、フレーム54は段部が円筒部3cに遊嵌されるとともに、円筒部3cに形成された孔に貫通固定されるピン56を介して、円筒部3cに対して軸方向に移動可能に取り付けられている。また、円筒部3cの内側には環状の係止部57が形成されており、フレーム54の基端と係止部57との間にフレーム54を突出側に付勢するコイルバネ58が介装されている。フレーム54は、脱毛ユニット6と独立して前後方向へ移動可能に構成されている。即ち、筒状のフレーム54はフロート可能、かつ脱毛ユニット6とは独立してフロート可能に設けられている。
次に前記のように構成された装置の作用を説明する。
スイッチがオンに操作されてモータ2が駆動されると、ギヤ44、フェースギヤ45、ギヤ47、ギヤ部10cを介して回転支持体10が回転され、回転支持体10と共にユニット支持基台8が一体回転される。回転支持体10が回転すると、回転軸7を中心にして支軸50と共にギヤ49が公転し、固定状態の内歯ギヤ48と噛合しているギヤ49は公転しつつ自転する。
ギヤ49が自転すると、その回転が係合突起49bを介して筒部材51に伝達され、筒部材51の回転が突部52及びガイド溝36bを介してフェースギヤ36に伝達される。各ギヤ49は同一方向に回転するため、各脱毛ユニット6のギヤ列への回転入力部には同方向の回転力が入力されて各フェースギヤ36は同一方向に回転される。そして、フェースギヤ36の回転が、ギヤ34及びギヤ部29を介して回転シリンダー13に伝達されて、回転シリンダー13が所定の方向に回転される。
各フェースギヤ36が同一方向に回転しても、図6(b)及び図7(b)に示すように、ギヤ34及びギヤ部29の配置が異なる脱毛ユニット6においては、回転シリンダー13の回転方向が逆方向になる。
回転シリンダー13が回転すると、端部が回転シリンダー13の端部から周方向に所定間隔をおいて突出する状態で設けられている開閉レバー30a,30bは、その端部が、順次保持バネ40によって一定の荷重で付勢されているカムローラ33に押圧される。図8(a)に示すように、開閉レバー30a,30bがカムローラ33によって押圧されていない状態(図の下側の状態)では可動爪26及び固定爪27とからなる脱毛爪は開状態にあるが、開閉レバー30a,30bがカムローラ33によって押圧されると可動爪26が閉じた状態に移動される。そして、回転シリンダー13の回転に伴って可動爪26が開閉することにより、可動爪26と固定爪27で扶持された毛が回転シリンダー13の回転に伴って引き抜かれる。
脱毛を行う際には、脱毛装置1の使用者は、ケース3を持って脱毛ユニット6を肌に適度の圧力で押圧するように力を加える。脱毛ユニット6に外力が作用しない状態では、脱毛ユニット6は、回転シリンダー13の軸14が、図10(a)に示すように、脱毛ユニット6の外側に向かって下降傾斜する状態に保持されている。この状態で、脱毛ユニット6に対して矢印P方向に力が作用すると、脱毛ユニット6に筒部材51をコイルバネ53の付勢力に抗してギヤ49側に押圧する力が加わる。脱毛ユニット6を構成するフェースギヤ36は、筒部材51の突部52に対して揺動可能に支承されているため、脱毛ユニット6は軸14が逆方向に傾くように移動されるとともに、筒部材51を傾動させながら、且つコイルバネ53を圧縮しながら移動されて図10(b)の状態になる。即ち、脱毛ユニット6は肌の凹凸により肌からの反力の方向が異なってもその方向に対応して、回転シリンダー13の軸14が作用する力と直交する方向に延びる状態となるように姿勢が変更され、可動爪26及び固定爪27で毛を挟持する(掴む)状態になる。
また、フレーム54及び各脱毛ユニット6が肌に接触する状態に脱毛装置1が保持された状態において、ユニット支持基台8の回転に伴い各脱毛ユニット6が回転軸7を中心にして公転すると、複数の脱毛ユニットが1回公転する間に、自転方向の異なる回転シリンダー13が脱毛を行うべき範囲を通過する。そのため、毛の生える方向が異なる部位(領域)が存在しても、毛を導入するのに適した方向に回転する回転シリンダー13を備えた脱毛ユニット6が必ず各毛の生えている部位(領域)で引き抜き動作を行う。したがって、刺激感は少ない状態に維持するとともに、生える方向が異なる毛が存在する部位において従来に比較して脱毛効率を上げることができる。
この実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)脱毛装置1は、毛を導入する隙間を有し、開閉駆動されて前記隙間に導入された毛を掴み、且つ回転駆動されて肌に対して移動することにより毛を引き抜く回転シリンダー13を備えた複数の脱毛ユニット6が、回転軸7を中心として回転可能に設けられた支持ブロック(ユニット支持基台8及び回転支持体10)上に設けられている。そして、複数の脱毛ユニット6は、支持ブロック上に回転シリンダー13の自転軸(軸14)が回転シリンダー13の公転方向と交差する方向に延びるように配置されるとともに、一部の脱毛ユニット6が備えた回転シリンダー13の自転方向が、他の脱毛ユニット6が備えた回転シリンダー13の自転方向と異なるように設けられている。したがって、刺激感は少ない状態に維持するとともに、生える方向が異なる毛が存在する部位において従来に比較して脱毛効率を上げることができる。
(2)複数の脱毛ユニット6は、回転シリンダー13の軸14が回転軸7を中心に放射状に延びるように配置されている。したがって、回転シリンダー13が公転する際、その軸14が公転方向と直交する状態で移動するため、毛の引き抜きをより円滑に行うことができる。また、各脱毛ユニット6が肌面に均等に当接した状態で、引き抜き部22が毛を引き抜くことができる。
(3)回転シリンダー13は、複数の引き抜き部22が回転シリンダー13の軸14と平行に、且つ軸14の周囲に環状に配置されて全体が円筒状に形成されているため、回転シリンダー13が1回自転する間に引き抜き部22が複数回、肌と対向する状態となる。したがって、引き抜き部22が軸14の周りに1個のみ設けられた構成に比較して脱毛効率が向上する。また、肌面に対して均等に各引き抜き部22が作用して毛を引き抜くことができる。
(4)複数の脱毛ユニット6の外周を覆う筒状のフレーム54が設けられているため、脱毛を行う際に、使用者が脱毛ユニット6の肌面への押圧力を安定させた状態に保持することが容易になり、刺激感を少なくすることができる。
(5)複数の脱毛ユニット6は、独立してフロート可能に設けられている。したがって、肌の凹凸に追従して脱毛ユニット6が毛を引き抜くのに適した状態(姿勢)に移動(配置)され、脱毛ユニット6の肌面への押圧力がさらに安定して、刺激感の少ない状態で効率良く脱毛を行うことができる。
(6)筒状のフレーム54はフロート可能、かつ脱毛ユニット6とは独立してフロート可能に設けられているため、脱毛ユニット6の肌の凹凸への追従性がさらに良くなり、脱毛ユニット6の肌面への押圧力がさらに安定して、刺激感の少ない状態で効率良く脱毛を行うことができる。
(7)複数の脱毛ユニット6は、それぞれギヤ列及び回転シリンダー13を支持するケーシング(基台15,16)によってユニット化されており、単一のユニット化された回転シリンダー13及びギヤ列を有する各脱毛ユニット6が支持ブロック上に配置されている。したがって、各脱毛ユニット6を、単一のユニット化された回転シリンダー13とギヤ列を使用して構成できるため、コストを低減することができる。
(8)ケーシング(基台15,16)によってユニット化されたギヤ列の回転出力は回転シリンダー13に回転伝達され、ギヤ列への回転入力部は、回転軸7の延びる方向と平行に延びるガイド部(平面51b)を有するとともに軸方向に移動しつつ回転伝達可能な筒部材51を介して回転伝達される。したがって、脱毛ユニット6のフロート量を大きくすることができ、脱毛ユニット6が肌の凹凸に追従し易くなり、脱毛効率を良くすることができる。
(9)脱毛ユニット6は、使用時に肌に押圧される方向にバネ(コイルバネ53)で付勢されている。したがって、簡単な構成で脱毛ユニット6のフロート量を大きくすることができ、構造も簡単にすることができる。
(10)回転シリンダー13は、その一方の端部に設けられたギヤ部29に、ユニット化されたギヤ列を構成するフェースギヤ36の回転がギヤ34を介して伝達される。したがって、フェースギヤ36と噛合するギヤ34の位置及びギヤ34と噛合するギヤ部29の位置を変更することで、ユニットの構造を殆ど変更せずに回転シリンダー13の回転方向を容易に変更することができる。
(11)各脱毛ユニット6のギヤ列に筒部材51を介して回転を伝達するギヤ49は、回転軸7と共に回転する回転支持体10に対して支軸50を介して回転可能に支持されるとともに、固定の支持部材9に形成された内歯ギヤ48と噛合して、回転支持体10の回転に伴って回転する。したがって、脱毛ユニット6毎に対応するギヤ49として歯数の同じギヤ49を使用することにより、簡単に各脱毛ユニット6の回転シリンダー13の回転速度を同じにすることができる。また、脱毛ユニット6によってギヤ49の歯数を変更すれば、回転シリンダー13の回転速度を異なる速度にすることができる。
(12)脱毛装置1は、モータ2の駆動軸が延びる方向と、複数の脱毛ユニット6の公転の中心となる回転軸7の延びる方向が直交するように構成されている。したがって、回転軸7の周りを脱毛ユニット6が公転するように放射状に配置した構成において、複数の脱毛ユニット6を備えた脱毛ヘッド5の部分が、回転軸がモータ2の駆動軸と平行に延びる構成の場合に比較してコンパクト化が容易になる。
実施形態は前記に限定されるものではなく、例えば、次のように構成してもよい。
・ 筒状のフレーム54は円筒部3cに移動不能に固定された構成としてもよい。しかし、前後方向に移動可能、且つコイルバネ58により前方に付勢された構成の方が、肌への刺激が弱くなる。
・ 全ての脱毛ユニット6を1つで覆うフレーム54に代えて、脱毛ユニット6の外周を覆う筒状のフレームを、脱毛ユニット6毎に設けてもよい。例えば、ユニット支持基台8に、脱毛ユニット6毎に筒状のフレームを設けてもよい。
・ 筒状のフレーム54は円筒状に限らず、角筒状(例えば、六角筒状)であってもよい。
・ 筒状のフレーム54に代えて、脱毛ユニット6が肌に接触する(当たる)前に肌と接触する板状の当接部材を設けてもよい。例えば、筒状のフレーム54を複数に分割して一部を除去した状態に当接部材を設けてもよい。
・ 筒状のフレームあるいは板状の当接部材を設けずに、脱毛ユニット6を介してのみ肌の反力が脱毛装置1に伝達される構成としてもよい。
・ 脱毛ユニット6は、回転シリンダー13とギヤ列とがケーシング(基台15,16)によってユニット化された構成に限らず、ギヤ列が回転シリンダー13とケーシングによってユニット化されていなくてもよい。しかし、ユニット化された構成の方が、構造が簡単になる。
・ 脱毛ユニット6は、回転シリンダー13の軸14が傾斜した状態ではなく、回転軸7と直交する状態でフロート可能に設けられていてもよい。しかし、傾斜した状態の方が、脱毛ユニット6が肌の凹凸に追従し易くなる。
・ 脱毛ユニット6は、各脱毛ユニット6が独立してフロート可能に設けられている構成に限らず、全ての脱毛ユニット6が同時にフロート可能な構成としてもよい。例えば、ユニット支持基台8が回転支持体10に対して回転軸7の延びる方向に移動可能に設けられるとともに、バネにより回転支持体10から離れる方向に付勢された構成としてもよい。
・ 各脱毛ユニット6をフロート不能な構成としてもよい。
・ ギヤ49の歯数を脱毛ユニット6毎に異なる歯数とし、回転シリンダー13の回転速度が脱毛ユニット6毎に異なる構成としてもよい。
・ 脱毛装置1は、脱毛ヘッド5が上側となる状態で使用者がケース3を掴んだときに、複数の脱毛ユニット6の肌に接する側が横向き状態となる構成に限らず、複数の脱毛ユニット6の肌に接する側が上向きとなる構成としてもよい。
・ 脱毛ヘッド5が備える脱毛ユニット6は複数個であればよく、3個に限らず2個でも、4個以上でもよい。
・ 複数の脱毛ユニット6の配置は、回転シリンダー13の軸14が回転軸7を中心として放射方向に延びる配置に限らず、支持ブロック(ユニット支持基台8及び回転支持体10)上に回転シリンダー13の軸14が回転シリンダー13の公転方向と交差する方向に延びるように配置されていればよい。例えば、図11に示すように、脱毛装置1を正面から見た場合、各脱毛ユニット6の中心線がフレーム54の中心からずれるように配置してもよい。
・ 1つの引き抜き部22が備える可動爪26及び固定爪27の数は、3個に限らず4個以上でも2個以下でもよい。
・ 回転シリンダー13が備える引き抜き部22の構成は、毛を導入する隙間を有し、開閉駆動されて前記隙間に導入された毛を掴み、且つ回転駆動されて肌に対して移動することにより毛を引き抜く機能があればよく、可動爪26が揺動して、固定爪27と共同して毛を挟持する構成に限らない。例えば、特許文献1で開示された引き抜き手段のように、引き抜き手段としてコイルバネを使用し、コイルバネをカム手段で圧縮させる状態と圧縮が解除される状態とに作動するように構成してもよい。
・ 筒部材51は、軸心と直交する断面形状が、外側が円形で、且つ内側が多角形となる形状に形成され、筒部材51の内側に回転軸7の延びる方向と平行に延びる複数の平面51bが存在する形状に限らない。例えば、多角形状の筒部を備えた形状や、円筒部の内面に、回転軸7の延びる方向と平行に延びる複数の溝が形成された構成としてもよい。溝は、ギヤ49の係合突起49bが進入可能に形成される。
・ ユニット支持基台8及び回転支持体10を別体ではなく、一つのブロックとして一体成形してもよい。この場合、ユニット支持基台8を回転支持体10にネジ11で固定する作業が不要になり、組み付け工数が減少する。
・ モータ2の電源は電池4に限らず、ケース3に給電用のプラグを備えた構成として、外部電源でモータ2を駆動する構成としてもよい。
(a)は脱毛装置の正面図、(b)は(a)のA−A線拡大断面図。 脱毛装置のケース側の分解斜視図。 脱毛装置の脱毛ユニット側の分解斜視図。 脱毛ユニットとユニット支持基台の関係を示す斜視図。 脱毛ユニット及びユニット支持基台等の関係を示す断面図。 (a)は脱毛ユニットの分解斜視図、(b)は回転シリンダーとギヤ列の関係を示す斜視図。 (a)は脱毛ユニットの分解斜視図、(b)は回転シリンダーとギヤ列の関係を示す斜視図。 (a)は回転シリンダーの模式断面図、(b)は可動爪等と支点用板との関係を示す分解斜視図。 (a)は図1(b)のB−B線断面図、(b)は図1(b)のC−C線断面図。 (a),(b)はフロート作用を示す断面図。 別の実施形態における脱毛装置の正面図。
符号の説明
1…脱毛装置、6…脱毛ユニット、7…回転軸、8…支持ブロックを構成するユニット支持基台、10…同じく回転支持体、13…引き抜き手段としての回転シリンダー、14…自転軸としての軸、15,16…ケーシングとしての基台、22…引き抜き部、34…ギヤ列を構成するギヤ、36…同じくフェースギヤ、51…連結部材としての筒部材、53…コイルバネ、54…フレーム。

Claims (9)

  1. 毛を導入する隙間を有し、開閉駆動されて前記隙間に導入された毛を掴み、且つ回転駆動されて肌に対して移動することにより毛を引き抜く引き抜き手段を備えた複数の脱毛ユニットが、回転軸を中心として回転可能に設けられた支持ブロック上に設けられ、前記引き抜き手段が、前記支持ブロックの回転により公転し且つ公転運動中に前記引き抜き手段の自転軸を中心にして自転を行う脱毛装置において、
    前記複数の脱毛ユニットは、前記支持ブロック上に前記引き抜き手段の自転軸が引き抜き手段の公転方向と交差する方向に延びるように配置されるとともに、一部の脱毛ユニットが備えた前記引き抜き手段の自転方向が、他の脱毛ユニットが備えた前記引き抜き手段の自転方向と異なるように設けられていることを特徴とする脱毛装置。
  2. 前記複数の脱毛ユニットは、前記自転軸が前記回転軸を中心に放射状に延びるように配置されている請求項1に記載の脱毛装置。
  3. 前記引き抜き手段は、複数の引き抜き部が引き抜き手段の自転軸と平行に、且つ前記自転軸の周囲に環状に配置されて全体が円筒状に形成されている請求項1又は請求項2に記載の脱毛装置。
  4. 前記複数の脱毛ユニットの外周を覆う筒状のフレームが設けられている請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の脱毛装置。
  5. 前記複数の脱毛ユニットは、独立してフロート可能に設けられている請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の脱毛装置。
  6. 前記筒状のフレームはフロート可能、かつ前記脱毛ユニットとは独立してフロート可能に設けられている請求項4に記載の脱毛装置。
  7. 前記複数の脱毛ユニットは、それぞれギヤ列及び前記引き抜き手段を支持するケーシングによってユニット化されており、単一のユニット化された引き抜き手段及びギヤ列を有する各脱毛ユニットが前記支持ブロック上に配置されている請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の脱毛装置。
  8. 前記ケーシングによってユニット化されたギヤ列の回転出力は前記引き抜き手段に回転伝達され、前記ギヤ列への回転入力部は、前記回転軸の延びる方向と平行に延びるガイド部を有するとともに軸方向に移動しつつ回転伝達可能な連結部材を介して回転伝達される請求項7に記載の脱毛装置。
  9. 前記脱毛ユニットは、使用時に肌に押圧される方向にバネで付勢されている請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載の脱毛装置。
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