JP2009000145A - 隠しスライドファスナ - Google Patents

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Abstract

【課題】ミシン糸目35を噛合素子23に限りなく接近させてベーステープ本体28と生地27を縫合する場合でも、その縫合箇所72が走行溝74に喰い込むことがなく、スライダ73がストレンガ26に沿って楽に走行し、離合開閉操作が容易な隠しスライドファスナを得る。
【解決手段】スライダの下翼板75に向き合うストリンガの下端83からベーステープ本体28に向き合うストリンガの上端84に到るストリンガ26の厚みmを、ストリンガの下端83から上翼板の内面88に向き合う噛合素子の上端85に到る噛合素子23の厚みnよりも厚くし(m>n)、ストリンガ26がスライダ73の走行溝74に嵌合した嵌合状態において、ベーステープ本体28に向き合うストリンガの上端84を、ベーステープ本体28に向けて上翼板80よりも高く突出させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、織物や編物、不織布、天然皮革、人工皮革、合成皮革、プラスチックシート等(以下、これらを「生地」と総称する。)の端縁に縫合され、その縫合された生地と生地を離合開閉するために使用されるストリンガ付きスライドファスナーテープ(以下、「スライドファスナ」と言う。)に関するものである。
スライドファスナとしては、「ムシ」とも称されるストリンガ26を係止するベーステープ28の側縁が折り返されて二重になっており、その折り返されたベーステープの折返代にストリンガ26が固着され、その折り目33の上側のベーステープ本体の下にストリンガ26が隠れる隠しスライドファスナ25が知られている(例えば、特許文献1,2,3参照)。
隠しスライドファスナ25(図6−1)では、ストリンガ26が固着されている折返代と、その折返代から続くベーステープ本体28との境目である折り目33において、折返代と共に90度折り返してストリンガをベーステープの側縁に垂直に立ち上げることが出来(図6−2)、その立ち上げた折り目33に沿ってミシン針30を当てることによって、ベーステープ28と縫製生地の縫い代34を縫合するミシン糸目35をストリンガの噛合素子23に接近させることが出来(図6−4)、そうすることによって、スライドファスナの閉合箇所36で向き合う縫製生地27と縫製生地27を密着させ(図6−5)、ベーステープ本体28によってではなく、その密着する縫製生地27と縫製生地27によってストリンガ26を覆い隠すことが出来る、との知見を得た。
図6は、隠しスライドファスナ25を縫製生地27に縫合する手順を示す。
特開2003−180411号公報 特開2003−210212号公報 特開2004−195046号公報
しかし、市販の隠れスライドファスナは、ミシン糸目35を噛合素子23に限りなく接近させて生地27にベーステープ本体28を縫合する仕様になっているとは言い難い。
そのため、生地27を噛合素子23に限りなく接近させて縫合すると、その離合開閉の際にミシン糸目35によってベーステープ本体の折り目33と生地の折り目71が重なる生地の縫合箇所72が走行溝74へと引っ張り込まれ、楔が挟み込まれたかのように走行溝74に生地の縫合箇所72が喰い込んで、離合開閉が困難になる。
特に、図7に示すように、パイル布帛等の厚手の布帛98の裏面に発泡シート等の厚手の裏材99を貼り合せた椅子張地用生地27を縫合する場合や、図8に示すように、2つ以上の変曲点Pをもつ曲線に沿って裁断された生地27・27を閉合する場合は、縫合箇所72が走行溝74に喰い込んでスライダ73が走行し難くなり、生地27と生地27との離合開閉操作が困難になる。
そこで、生地と生地の閉合箇所36での離合開閉状態を具に見るに、スライダ73には、図9に示すように、下翼板75の向かい合う左右側縁から起立した左右のフランジ76・76から互いに向かい合う方向に突出した左右の案内板77・77それぞれの互いに向かい合う内縁78と内縁78の間の太溝74bから、下翼板75の左右のフランジ76とフランジ76の中間部分から起立した連結板79から左右のフランジ76・76に向けて突出した上翼板80の左右側縁81・81と上記左右の案内板それぞれの内縁78・78の間の2条の細溝74a・74aへと分岐して続く走行溝74が形成されている。
上翼板80と案内板77は、面一、即ち同一平面に設定されており、走行溝74の溝幅(q)は、ストリンガ26から続くベーステープ本体の折り目33が辛うじて通過し得る程度、即ち、ベーステープ本体28の厚み(t)よりも若干広い程度になっている。
このため、ミシン糸目35を介してストリンガ26によって生地の縫合箇所72(折り目71)がベーステープ本体の折り目33と共に走行溝74に引っ張り込まれるときは、生地の縫合箇所72(折り目71)が走行溝74に楔のように喰い込んで生地27と生地27との離合開閉操作を困難にしていることが判明した。
その場合、細溝74aの溝幅qを広くすることが考えられるが、それではストリンガ26が走行溝74から外れ易くなるし、却って、生地の縫合箇所72(折り目71)が細溝74aに喰い込み易くなる。
細溝74aの溝幅qを広くすると共にストリンガの寸法(横幅)を大きくすることも考えられるが、それでは閉合箇所36が粗硬感を与えるので好ましくない。
そこで本発明は、スライダやストレンガの横幅を広くすることなく、ミシン糸目35を噛合素子23に限りなく接近させてベーステープ本体28と生地27を縫合する場合でも、その縫合箇所72が走行溝74に喰い込むことがなく、スライダ73がストレンガ26に沿って楽に走行し、離合開閉操作が容易な隠しスライドファスナを得ることを目的とする。
本発明に係る隠しスライドファスナは、(イ) ベーステープ本体28から折り返されて続く折返代93に、その折返代93とベーステープ本体28の間の折り目33から突出する方向に噛合素子23を向けて、ストリンガ26を装着したファスナーテープ95と、(ロ) 下翼板75の向かい合う左右側縁から起立した左右のフランジ76・76から互いに向かい合う方向に突出した左右の案内板77・77それぞれの互いに向かい合う内縁78と内縁78の間の太溝74bから、下翼板75の左右のフランジ76とフランジ76の中間部分から起立した連結板79から左右のフランジ76・76に向けて突出した上翼板80の左右側縁81・81と上記左右の案内板それぞれの内縁78・78の間の2条の細溝74a・74aへと分岐して続く走行溝74を有するスライダ73とから成り、(ハ) スライダ73には、左右のフランジ76・76の間と、下翼板75と左右の案内板77・77の間と、上翼板80と下翼板75の間に囲まれており、ストリンガ26・26に嵌合して走行するスペース82が構成しており、上翼板80と下翼板75の間にストリンガの噛合素子23が嵌合して移動し得る素子案内溝90が構成されている隠しスライドファスナ25において、
(ニ) スライダの下翼板75に向き合うストリンガの下端83からベーステープ本体28に向き合うストリンガの上端84に到るストリンガ26の厚みmが、ストリンガの下端83から上翼板の内面88に向き合う噛合素子の上端85に到る噛合素子23の厚みnよりも厚く(m>n)、(ホ) ストリンガ26がスライダ73の走行溝74に嵌合した嵌合状態において、ベーステープ本体28に向き合うストリンガの上端84が、ベーステープ本体28に向けて上翼板80よりも高く突出した部位に位置すること(図3−1,図4−1)を第1の特徴とする。
本発明に係る隠しスライドファスナの第2の特徴は、上記第1の特徴に加えて、(ヘ) スライダの走行溝の溝底86を構成する下翼板75の内面(86)から案内板の内面87に到る走行溝74の深さ(r)が、走行溝の溝底86から上翼板の内面88に到る上翼板80の高さ(s)よりも深くなっている(r>s)点にある(図3−2)。
本発明に係る隠しスライドファスナの第3の特徴は、上記第1の特徴に加えて、(ト) スライダの走行溝の溝底86を構成する下翼板75の内面(86)から案内板の内面87に到る走行溝74の深さ(j)が、走行溝の溝底86から上翼板の内面88に到る上翼板80の高さ(i)に等しい(j=i)点にある(図4−3)。
本発明に係る隠しスライドファスナの第4の特徴は、上記第3の特徴に加えて、(チ) 案内板の内縁78に向き合うストリンガ26の部位に、案内板77に嵌合する嵌合溝89が設けられている点にある(図4−1)。
本発明に係る隠しスライドファスナの第5の特徴は、上記第1、第2、第3および第4の何れかの特徴に加えて、(リ) ストリンガ26が、スライダの素子案内溝90に嵌合する噛合素子23を有するストリンガ本体91と、スライダの上翼板80よりもベーステープ本体28に向けて高く突出するスペーサ92と、ベーステープ本体から折れ曲がって続く折返代93を係止するテープ係止材94(図5−2)が、順次重なり合った積層構造(図5−4)を成している点にある。
本発明に係る隠しスライドファスナの第6の特徴は、上記第1、第2、第3および第4の何れかの特徴に加えて、(ヌ) ストリンガ26が、スライダの素子案内溝90に嵌合する噛合素子23を有するストリンガ本体91に、スライダの上翼板80よりもベーステープ本体28に向けて高く突出するスペーサ92を重ね合わせた積層構造を成しており(図5−3)、(ル) ベーステープの折返代93がストリンガ本体91に係止されており、噛合素子23の突出方向とは逆方向にベーステープ本体28が折り返されてスペーサ92を被覆しており、(オ) その折り返されたベーステープ本体の折り目33とストリンガ本体91の間の起立部96とスペーサ92の間と、重なり合うストリンガ本体91とスペーサ92の間との少なくとも何れか一方の間が接合状態になっている点にある(図5−4)。
生地27がストリンガの上端84を覆うベーステープ本体28に縫合されるので、ストリンガの上端84を上翼板80よりも高く突出すときは、ベーステープ本体との縫合箇所72(ミシン糸目35)が、素子案内溝90から遠く引き離され、素子案内溝90に引っ張り込まれ難くなり、その縫合箇所72が素子案内溝90に喰い込んでスライダ73の走行が妨げられるような不具合は起き難くなる。
スライダの走行溝の溝底86を構成する下翼板75の内面(86)から案内板の内面87に到る走行溝74の深さ(r)を、走行溝の溝底86から上翼板の内面88に到る上翼板80の高さ(s)よりも深くする場合(r>s)、その案内板の内面87と上翼板の内面88の溝底86からの距離の差(r−s)、即ち、それらの内面の高さの差(r−s)に応じて上翼板の側縁81と案内板の内縁78の間の溝幅(q)が拡張されることになり((q2 +(r−s)21/2 −q)、その結果、スライダが走行し易くなる。
そして、本発明のスライダを在来のスライダと同様に、スライダの走行溝の溝底86を構成する下翼板75の内面(86)から案内板の内面87に到る走行溝74の深さ(r)を、走行溝の溝底86から上翼板の内面88に到る上翼板80の高さ(s)に等しくする場合でも(r=s)、生地27のベーステープ本体28との縫合箇所72が走行溝74から高く突き出されることになるので、その縫合箇所72の走行溝74への喰い込みが回避される。
その場合、案内板の内縁78に向き合うストリンガ26の部位に、案内板77に嵌合する嵌合溝89を設ければ、在来のスライダ(図5−1,図9)をそのまま本発明に適用することが出来(図4)、本発明の実施が容易になる。
そしてストリンガ26を、スライダの素子案内溝90に嵌合する噛合素子23を有するストリンガ本体91と、スライダの上翼板80よりもベーステープ本体28に向けて高く突出するスペーサ92と、ベーステープ本体から折れ曲がって続く折返代93を係止するテープ係止材94とが順次重なる積層構造にする場合(図5−2)には、本発明の実施のためにストリンガの構造を大きく変える必要がなく、本発明の実施が一層容易になる。
特にストリンガ26を、スライダの素子案内溝90に嵌合する噛合素子23を有するストリンガ本体91に、スライダの上翼板80よりもベーステープ本体28に向けて高く突出するスペーサ92を重ね合わせた積層構造にするときは、在来の隠しスライドファスナのストリンガ26の上端とベーステープ本体28の間にスペーサ92を挟み込むだけで済むので(図5−3)、本発明の実施が更に一層容易になる。
そのようにスペーサ92を挟み込んだ分だけストリンガ26の厚みが従来品に比べて厚くなるが、椅子張地用生地27は、図7に示すように分厚いクッション材100の上に重ねて使用され、スペーサ92の厚み分はクッション材100の厚みに吸収されるので、その厚み分だけスライドファスナ25が厚くなったような違和感を与えることはない。
図3において、ストリンガの下端83から上端84までのストリンガ26の厚み(m)を、ストリンガの下端83から噛合素子の上端85に到る噛合素子23の厚み(n)の3倍に図示し(m=3n)、又、下翼板の内面(86)から案内板の内面87に到る走行溝74の深さ(r)を、走行溝の溝底86から上翼板の内面88に到る上翼板80の高さ(s)の3倍に図示している(3s=r)。
しかし、図3などは、本発明の説明図であり、従来技術と本発明との相違点を明確にする都合上、スペーサ92やストリンガ26を分厚く図示するものであり、実際にはスペーサ92やストリンガ26を図3などに図示するように分厚くする必要はない。
即ち、本発明において、ストリンガの厚み(m)は、噛合素子の厚み(n)の2倍以下に(m<2n)、好ましくは1.2〜1.7倍程度に(m=1.2〜1.7n)、概して1.5倍前後にすればよい(m≒1.5n)。
同様に、走行溝の深さ(r)は、走行溝の溝底86から上翼板の内面88に到る上翼板80の高さ(s)の2倍以下に(r<2s)、好ましくは1.2〜1.7倍程度に(r=1.2〜1.7s)、概して1.5倍前後にすればよい(r≒1.5s)。
そして、市販の隠しスライドファスナのストリンガの厚み(m)は2mm以下であり、概して1.5mm前後になっている。
それが本発明においては、噛合素子の厚み(n)の1.5倍前後、つまりストリンガの厚み(m)を2.2mm前後にすること、即ち、ストリンガを0.5mm前後厚くすることになるが、そのように0.5mm程度の厚み(n)の増加分は、隠しスライドファスナ25が格別厚くなったと言う違和感を与えることはなく、特に、図7に示すように分厚いクッション材100の上に重ねて使用される椅子張地用生地27の閉合箇所では、その分厚いクッション材100に吸収されることになるので、粗硬感を与えることはない。
図1は、本発明に係るスライダ73の斜視図であり、図2は、その側面図である。
走行溝74は、Y字状を成し、左右の案内板の向かい合う内縁78と内縁78の間の太溝74bから、上翼板の左右側縁81・81と左右の案内板の内縁78・78の間の2条の細溝74a・74aへと分岐して続いている。
一対のファスナーテープ95・95は、その分岐している2条の細溝74a・74aに分かれて導入され、それらの噛合素子23・23は、太溝74bにおいて左右のフランジ76・76の間で寄せ集められて噛み合い、太溝74bから一体になって引き出される。
図3は、その細溝74aに導入されて太溝74bから引き出される過程を示す。
図3(1)は、図2に示すファスナーテープの導入部Aでの断面を示し、図3(2)は、ストリンガが細溝74aに嵌まり込む嵌込部Bでの断面を示し、図3(3)は、ストリンガが太溝74bに嵌まり込んで噛合素子が噛み合い始める噛始部Cでの断面を示し、図3(4)は、噛合素子が完全に噛み合う噛合部Dでの断面を示す。
即ち、細溝74aの太溝側の部分は溝カムを構成しており、左右のストリンガ26・26は、細溝74aから太溝74bへと移動する過程で左右のフランジ76・76によって寄せ集められ、又、太溝74bから細溝74aへと移動する過程で上翼板の左右の側縁81・81によって引き離される。
上翼板80の導入部Aには、引手を取り付ける引手取付部97が突設されている。
フランジ76は、嵌込部Bから導入部Aに到る間で途切れており、ストリンガ26は、導入部Aにおいてフランジ76から離れてフリーになる。
図4は、案内板77に嵌合する嵌合溝89がストリンガ26に設けられている隠しスライドファスナの細溝74aに導入されて太溝74bから引き出される過程を示す。
図4(1)は、図2に示すファスナーテープの導入部Aでの断面を示し、図4(2)は、ストリンガが細溝74aに嵌まり込む嵌込部Bでの断面を示し、図4(3)は、ストリンガが太溝74bに嵌まり込んで噛合素子が噛み合い始める噛始部Cでの断面を示し、図4(4)は、噛合素子が完全に噛み合う噛合部Dでの断面を示す。
図3に示すスライダ73と同様に、細溝74aの太溝側の部分は溝カムを構成しており、左右のストリンガ26・26は、細溝74aから太溝74bへと移動する過程で左右のフランジ76・76によって寄せ集められ、又、太溝74bから細溝74aへと移動する過程で上翼板の左右の側縁81・81によって引き離される。
ストリンガは、エレメントとも称され、プラスチックモノフィラメントをコイル状に捲回しつつ編成されたコイルストリンガ、プラスチックモノフィラメントをジグザグに成形したジグザグストリンガ、多数の金属製エレメント単体をベーステープの側縁に沿って植え付けた金属製ストリンガ、多数のプラスチック製ストリンガをベーステープの側縁に沿って射出成形したプラスチックストリンガ等が公知であり、本発明には、その公知の何れのストリンガも適用することが出来る。
プラスチックモノフィラメントに成るストリンガでは、噛合素子23は、そのストリンガ(エレメント)の一部を塑性変形して成形される。
本発明に係るスライダの斜視図である。 本発明に係るスライダの側面図である。 本発明に係る隠しスライドファスナの断面図である。 本発明に係る隠しスライドファスナの断面図である。 本発明に係る隠しスライドファスナと従来技術に係る隠しスライドファスナの関係を示す断面図である。 生地への縫合過程における隠しスライドファスナの断面図である。 椅子張地用生地を縫合された隠しスライドファスナの断面図である。 隠しスライドファスナによって閉合された生地の平面図である。 従来技術に係る隠しスライドファスナのスライダの斜視図である。
符号の説明
23:噛合素子
25:スライドファスナ
26:ストリンガ
27:生地
28:ベーステープ
30:ミシン針
33:ファスナーの折り目
34:縫い代
35:ミシン糸目
36:閉合箇所
37:端縁
71:生地の折り目
72:縫合箇所
73:スライダ
74:走行溝
75:下翼板
76:フランジ
77:案内板
78:内縁
79:連結板
80:上翼板
81:側縁
82:スペース
83:ストレンガ下端
84:ストレンガ上端
85:素子上端
86:溝底
87:案内板内面
88:上翼板内面
89:嵌合溝
90:素子案内溝
91:ストリンガ本体
92:スペーサ
93:折返代
94:テープ係止材
95:ファスナーテープ
96:起立部
97:引手取付部
98:布帛
99:裏材
100:クッション材

Claims (6)

  1. (イ) ベーステープ本体(28)から折り返されて続く折返代(93)に、その折返代(93)とベーステープ本体(28)の間の折り目(33)から突出する方向に噛合素子(23)を向けて、ストリンガ(26)を装着したファスナーテープ(95)と、
    (ロ) 下翼板(75)の向かい合う左右側縁から起立した左右のフランジ(76・76)から互いに向かい合う方向に突出した左右の案内板(77・77)それぞれの互いに向かい合う内縁(78)と内縁(78)の間の太溝(74b)から、下翼板(75)の左右のフランジ(76)とフランジ(76)の中間部分から起立した連結板(79)から左右のフランジ(76・76)に向けて突出した上翼板(80)の左右側縁(81・81)と上記左右の案内板それぞれの内縁(78・78)の間の2条の細溝(74a・74a)へと分岐して続く走行溝(74)を有するスライダ(73)とから成り、
    (ハ) スライダ(73)には、左右のフランジ(76・76)の間と、下翼板(75)と左右の案内板(77・77)の間と、上翼板(80)と下翼板(75)の間に囲まれており、ストリンガ(26・26)に嵌合して走行するスペース(82)が構成しており、上翼板(80)と下翼板(75)の間にストリンガの噛合素子(23)が嵌合して移動し得る素子案内溝(90)が構成されている隠しスライドファスナ(25)において、
    (ニ) スライダの下翼板(75)に向き合うストリンガの下端(83)からベーステープ本体(28)に向き合うストリンガの上端(84)に到るストリンガ(26)の厚み(m)が、ストリンガの下端(83)から上翼板の内面(88)に向き合う噛合素子の上端(85)に到る噛合素子(23)の厚み(n)よりも厚く、
    (ホ) ストリンガ(26)がスライダ(73)の走行溝(74)に嵌合した嵌合状態において、ベーステープ本体(28)に向き合うストリンガの上端(84)が、ベーステープ本体(28)に向けて上翼板(80)よりも高く突出した部位に位置する隠しスライドファスナ。
  2. (ヘ) スライダの走行溝の溝底(86)を構成する下翼板(75)の内面(86)から案内板の内面(87)に到る走行溝(74)の深さ(r)が、走行溝の溝底(86)から上翼板の内面(88)に到る上翼板(80)の高さ(s)よりも深くなっている上記請求項1に記載の隠しスライドファスナ。
  3. (ト) スライダの走行溝の溝底(86)を構成する下翼板(75)の内面(86)から案内板の内面(87)に到る走行溝(74)の深さ(j)が、走行溝の溝底(86)から上翼板の内面(88)に到る上翼板(80)の高さ(i)に等しい上記請求項1に記載の隠しスライドファスナ。
  4. (チ) 案内板の内縁(78)に向き合うストリンガ(26)の部位に、案内板(77)に嵌合する嵌合溝(89)が設けられている前掲請求項3に記載の隠しスライドファスナ。
  5. (リ) ストリンガ(26)が、スライダの素子案内溝(90)に嵌合する噛合素子(23)を有するストリンガ本体(91)と、スライダの上翼板(80)よりもベーステープ本体(28)に向けて高く突出するスペーサ(92)と、ベーステープ本体から折れ曲がって続く折返代(93)を係止するテープ係止材(94)とが順次重なり合った積層構造を成している前掲請求項1と2と3と4の何れかに記載の隠しスライドファスナ。
  6. (ヌ) ストリンガ(26)が、スライダの素子案内溝(90)に嵌合する噛合素子(23)を有するストリンガ本体(91)に、スライダの上翼板(80)よりもベーステープ本体(28)に向けて高く突出するスペーサ(92)を重ね合わせた積層構造を成しており、
    (ル) ベーステープの折返代(93)がストリンガ本体(91)に係止されており、噛合素子(23)の突出方向とは逆方向にベーステープ本体(28)が折り返されてスペーサ(92)を被覆しており、
    (オ) その折り返されたベーステープ本体の折り目(33)とストリンガ本体(91)の間の起立部(96)とスペーサ(92)の間と、重なり合うストリンガ本体(91)とスペーサ(92)の間との少なくとも何れか一方の間が接合状態になっている前掲請求項1と2と3と4の何れかに記載の隠しスライドファスナ。
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