JP2008545339A - ピンポンアーキテクチャを備えたアナログデジタル変換器 - Google Patents

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Abstract

本発明は、受信信号の同相(I)成分と直角位相(Q)成分との間の不整合を実質上低減する無線通信システムで使用する受信機を提供する。この受信機は、IおよびQ成分間でアナログデジタル変換器(ADC)を共有または「ピンポン動作」することによってこのことを達成する。IおよびQ成分間で単一のパイプライン化ADCを共有することによって、IおよびQ両方の成分がパイプライン化ADC内の同じ回路によって処理されるので、I−Q不整合の多くの主要な原因が除去される。パイプライン化ADCは他の回路構成要素の約2倍の速度で動作する。その結果、性能に有害な影響を与えるI−Q不整合を実質上低減することができる。同時に、IおよびQ成分を並列信号経路で処理するために通常使用される追加のADCを除去することによって、システムの複雑さ、コスト、および電力消費量が低減される。

Description

本発明は、無線通信システムで使用するアナログデジタル変換器(ADC)に関する。
現代の無線周波数(RF)通信システムは、デジタルベースバンド信号によって搬送波周波数を変調する先進的な信号変調技術を利用している。こうした技術は、例えば、位相シフトキーイング(PSK)、2相位相シフトキーイング(BPSK)、4相位相シフトキーイング(QPSK)、周波数シフトキーイング(FSK)および最小シフトキーイング(MSK)を含む。アナログ変調技術ではなくデジタル変調技術を使用することは、システム性能の改善、低いコスト、高い信頼性、能力の増大およびセキュリティの向上につながる。しかし、こうした改善は、特に無線送受信機の設計におけるシステムの複雑さの増大という犠牲を伴っている。
デジタル変調技術を使用してデータを送信すると、その後受信データをデジタル領域で復調する必要が生じる。このため、マルチパス干渉、符号間干渉、フェージング、等といった実地での多くの不完全性が存在する場合に、高度なデジタル信号処理(DSP)技術を使用してデータ受信を改善することが可能になる。
データ受信の際、着信RF信号はアンテナで受信され、増幅され、低い周波数に変換され、フィルタリングされた後さらに処理し最終的に復調するためにアナログ領域からデジタル領域に変換される。受信経路は、ベースバンド周波数への周波数変換の際2つの並列経路に分割される。このステップは通常、直角位相ダウンコンバートとして実行され、その結果着信受信データの同相(一般にチャネルIと呼ぶ)および直角位相(一般にチャネルQと呼ぶ)両方の成分を生じる。チャネルIおよびQはその後、2つの並列の、良好に整合された信号経路で同時に処理される。2つの並列の、良好に整合された信号経路で信号を処理することによって、2つのチャネルをデジタル領域で再結合する時に周波数変換またはダウンミキシングの望ましくない副産物を実質上打ち消すことができる。しかし、この打ち消しスキームの効果は、I−Q不整合とも呼ばれる、2つの並列信号経路IおよびQでの利得および位相の不整合の量によって根本的に制限されている。
例えば、ヘテロダイン、ホモダイン、またはイメージ阻止といった受信機のアーキテクチャに応じて、I−Q不整合はシステムの性能に実質上影響することがある。許容可能なI−Q不整合の量はアーキテクチャによって変化する。通常、イメージ阻止およびホモダインシステムは、ヘテロダインシステムより影響を受けやすい。何れにしても、I−Q不整合は、チャネルをデジタル領域で再結合する時のイメージ周波数の不完全な打ち消しにつながる。イメージ周波数の打ち消しが不完全な場合、望ましい周波数帯での信号対雑音比(SNR)が劣化し、受信機の性能は最適に及ばないものとなる。
チャネルIおよびQ間の不整合の原因は多数である。例えば、局部発振器の利得および位相の不整合は不整合条件の一因となる。さらに、2つの並列信号経路の各段は総合的な不整合の一因となる。不整合の原因の中には静的なものもあるが、時間と共に変化し得るものもあり、不整合の追跡および補償はさらに困難になっている。一例として、基準電圧の不整合が動作温度の関数として変化するADCによって発生する不整合を補償するのは特に困難なことがある。
一般に、本発明は、無線通信システムで使用する受信機に向けられている。この受信機は、受信信号の同相(I)成分と直角位相(Q)成分との間の不整合を実質上低減または除去する。これは、アナログIおよびQ成分間でアナログデジタル変換器(ADC)を共有または「ピンポン動作(ping−ponging)」することによって達成される。IおよびQ成分間で単一のパイプライン化ADCを共有することによって、IおよびQ両方の成分はパイプライン化ADC内の同じ回路によって処理されるので、I−Q不整合の多くの主要な原因が除去される。その結果、性能に有害な影響を与え得る、IおよびQ成分間のI−Q不整合を実質上低減することができる。同時に、受信機は、別個のADCを使用してIおよびQ成分を処理するのではなく、単一のADCを使用してIおよびQ成分を処理するので、システムの複雑さおよびコストも低減される。
例えば、受信機は、デジタル信号処理および復調のため受信信号をアナログ領域からデジタル領域に変換するデータ変換器を含む。データ変換器は、それぞれチャネルIおよびQを同時にサンプリングする第1および第2のサンプルアンドホールド(S/H)回路、IおよびQ両方の成分を処理する共通のパイプライン化ADC、および所与の時間にS/H回路の出力の1つを共通のADCに印加するマルチプレクサを含む。IおよびQ成分間の共通のADCのピンポン動作は、マルチプレクサの動作によって達成する。受信機は単一のADCを使用してIおよびQ成分を処理するので、共通のADCは、S/H回路およびマルチプレクサの約2倍の動作速度で動作する。しかし、共通のパイプライン化ADC内の同じ回路を使用してIおよびQ成分を処理するので、I−Q不整合が実質上低減され、50パーセントの面積の低減が達成されることがある。不整合をさらに低減するため、S/H回路は回路ブロック上で互いに隣接して配置してもよい。クロック経路はローカルで整合するだけでよく2つの独立したADC間のクロックスキューを制御する必要がないため、クロックルーティングを簡素化することもできる。この方法で、本発明は、システムの性能を向上させ、その一方でシステムの複雑さ、コスト、電力消費量、およびダイ面積を低減する。
また、本発明は、4重ピンポンスキームおよび、8重ピンポンスキーム、12重ピンポンスキーム、等といった、さらに高次のピンポンスキームに拡張してもよい。実施形態によっては、ピンポンスキームの上流に、S/H回路における不整合の影響を除去するスイッチネットワークを含んでもよい。4重ピンポンスキームに関しては、スイッチネットワークは、S/H回路がサンプリングする入力信号を交替させてもよい。スイッチネットワークは、ランダム制御シーケンスに従って入力信号を交替させてもよい。この場合、個別の信号ストリームを分離する出力デマルチプレクサにも同じランダムシーケンスを適用する。
追加の実施形態では、並列信号経路を使用して受信信号の最上位ビット(MSB)を計算してもよく、単一のパイプラインに多重化することによって最下位ビット(LSB)を計算してもよい。この場合、MSBを計算するのと同時に、アナログIおよびQ成分をそれぞれ第1および第2のADCに印加してもよい。第1および第2のADCの出力を多重化し、LSBを計算する共通のADCに入力してもよい。その結果、受信機の要求に応じて、パイプライン化ADCに沿ったマルチプレクサを実現することができる。
本開示を通じて、無線受信機に関連して本発明を説明するが、本発明は一般に、並列データ経路をデジタル化する良好に整合されたサンプリングADCを必要とする任意の受信機用途に適用可能である。結合または多重化が可能なチャネルの数は、共有のパイプライン化ADCのクロック可能な速度によってのみ制限される。
1つの実施形態では、本発明は、信号を受信するステップと、信号をアナログ同相(I)成分およびアナログ直角位相(Q)成分に変換するステップと、アナログIおよびQ成分を共通のアナログデジタル変換器(ADC)に印加するステップとを備える方法に向けられる。
別の実施形態では、本発明は、信号を受信する受信機と、信号をアナログ同相(I)およびアナログ直角位相(Q)成分に変換するダウンコンバータと、アナログI成分をデジタルI成分に変換しアナログQ成分をデジタルQ成分に変換する共通のアナログデジタル変換器(ADC)とを備える通信装置に向けられる。
別の実施形態では、本発明は、第1の信号を受信するステップと、第2の信号を受信するステップと、第1の信号を第1のアナログ同相(I)成分およびアナログ直角位相(Q)成分に変換するステップと、第2の信号を第2のアナログ同相(I)成分およびアナログ直角位相(Q)成分に変換するステップと、第1のアナログIおよびQ成分ならびに第2のアナログIおよびQ成分を共通のアナログデジタル変換器(ADC)に印加するステップとを備える方法に向けられる。
別の実施形態では、本発明は、第1の信号および第2の信号を受信する受信機と、第1の信号を第1のアナログ同相(I)成分およびアナログ直角位相(Q)成分に変換し第2の信号を第2のアナログ同相(I)成分およびアナログ直角位相(Q)成分に変換するダウンコンバータと、第1および第2のアナログI成分を対応する第1および第2のデジタルI成分に変換し第1および第2のアナログQ成分を対応する第1および第2のデジタルQ成分に変換する共通のアナログデジタル変換器(ADC)とを備える装置に向けられる。
本発明は1つまたはそれより多い利点を提供することができる。例えば、並列の信号各々のための独立したADCを含む受信機と異なって、本発明は、並列の信号のための共通のADCを含む受信機を提供する。2重ピンポンスキームに関しては、アナログI成分およびアナログQ成分を多重化して共通のパイプライン化ADCに入力する。従って、パイプライン構成要素に何らかの不整合があってもそれはIおよびQ成分に共通なので、静的および経時変化的な不整合の影響を含む主要な不整合の影響の多くは実質上除去される。I−Q不整合をさらに最小化するため、2つのS/H回路を回路ブロック上で互いに隣接して配置してもよい。
さらに、追加のADCおよび関連する外部構成要素が除去されるため、受信機は面積を約50パーセント節約することができる。したがって、受信機は約30〜50パーセントの電力消費量の低減を達成することができる。さらに、クロック経路はローカルで整合するだけでよく独立したADC間のクロックスキューを制御する必要がないため、クロックルーティングを簡素化することができる。
また、受信機は、前段の利得およびフィルタ段におけるI−Q不整合を訂正する精度を向上し訂正範囲を縮小した閉ループ較正技術を含んでもよい。さらに詳しく言うと、共通のADCが生成するデジタルIおよびQ成分の整合が向上しているため、閉ループ較正技術は精度を改善し訂正範囲を縮小することができる。
本発明の1つまたはそれより多い実施形態の詳細を添付の図面および以下の説明に記載する。本発明の他の特徴、目的、および利点は説明、図面、および請求項から明らかになるだろう。
一般に、本発明は、無線通信システムで使用する受信機に向けられている。この受信機は、受信無線信号の同相(I)成分と直角位相(Q)成分との間の不整合を実質上低減または除去する。これは、アナログIおよびQ成分間でアナログデジタル変換器(ADC)を共有または「ピンポン動作」することによって達成される。IおよびQ成分間で単一のパイプライン化ADCを共有することによって、IおよびQ成分をパイプライン化ADC内の同じ回路によって処理し、それによってI−Q不整合の多くの主要な原因を除去する。その結果、性能に有害な影響を与え得る、IおよびQ成分間のI−Q不整合を実質上低減することができる。同時に、受信機は、別個のADCを使用してIおよびQ成分を処理するのではなく、単一のADCを使用してIおよびQ成分を処理するので、システムの複雑さおよびコストも低減される。
アナログIおよびQ成分を、2つの並列信号経路を使用するデジタルIおよびQ成分に変換するために別個のADCを使用する通常の受信機と対照的に、本開示は、アナログI成分をデジタルI成分に変換しアナログQ成分をデジタルQ成分に変換する共通のADCを含む受信機を記載する。IおよびQ両方の成分が共通のADC内の同じ回路によって処理されるので、IおよびQ成分が経験する不完全性および非理想性は同じになる。その結果、一般的なADCが生成するデジタルIおよびQ成分間の不整合を実質上低減または除去することができる。
動作の際、無線信号は、アンテナで受信され、増幅され、低い周波数に変換され、フィルタリングされ、デジタル領域に変換されてさらに処理および復調される。受信無線信号が低い周波数に変換またはダウンコンバートされる時、受信経路は2つの並列経路に分割される。特に、信号を受信信号のI成分およびQ成分に変換する直角位相ダウンコンバートを使用して信号をダウンコンバートしてもよい。
例えば、受信機は、信号処理および復調のため受信信号をアナログ領域からデジタル領域に変換するデータ変換器を含む。データ変換器は、第1および第2のサンプルアンドホールド(S/H)回路、マルチプレクサ、ならびに共通のADCを含む。第1および第2のS/H回路はそれぞれサンプル信号IおよびQを同時にサンプリングするものであって、S/H回路間の不整合を低減するため回路ブロック上で互いに隣接して配置してもよい。マルチプレクサは、所与の時間に、すなわち時間インタリーブベースで、S/H回路の出力の1つを共通のADCに印加する。この方法で、IおよびQ成分間の共通のADCのピンポン動作を、マルチプレクサの動作によって達成する。共通のADCは、各々同じ動作を実行する複数の同一の段を含むパイプライン化ADCを備えている。パイプライン化ADCはIおよびQ成分を処理するので、パイプライン化ADCは、S/H回路およびマルチプレクサの約2倍の動作速度で動作する。しかし、共通のADC内の同じ回路を使用してIおよびQ成分を処理するためI−Q不整合が実質上低減され、通常の受信機が使用する追加のADCおよびその追加のADCに関連する外部構成要素が除去されるため約50パーセントの面積の低減が達成されることがある。
I−Q不整合の実質上の低減に加えて、本発明はクロックルーティングを簡素化することもできる。すなわち、クロック経路はローカルで整合するだけでよく2つの独立したADC間のクロックスキューを制御する必要がないため、クロックルーティングを簡素化することができる。また、追加のADCおよび関連する外部構成要素が除去されるため、アナログ電力消費量の約30〜50パーセントの低減を達成することもできる。この方法で、本発明は、システムの性能を向上させ、その一方でシステムの複雑さ、コスト、電力消費量、およびダイ面積を低減する。
また、本発明は、4重ピンポンスキームおよびさらに高次のピンポンスキームに拡張してもよい。4重ピンポンスキームに関しては、本発明は、4つの独立した並列のADCを含む受信機と比較して、約75パーセントの面積の節約を提供し得る。また、本発明は、8重ピンポンスキーム、12重ピンポンスキーム、等といった、さらに高次のピンポンスキームに拡張してもよい。
実施形態によっては、ピンポンスキームの上流に、S/H回路における不整合による不整合の影響を除去するスイッチネットワークを含んでもよい。4重ピンポンスキームに関しては、スイッチネットワークは、S/H回路がサンプリングする入力信号を交替させてもよい。スイッチネットワークは、ランダム制御シーケンスに従って入力信号を交替させてもよい。この場合、個別の信号ストリームを分離する出力デマルチプレクサにも同じランダムシーケンスを適用する。
追加の実施形態では、並列信号経路を使用して受信信号の最上位ビット(MSB)を計算してもよく、単一のパイプラインに多重化することによって、最下位ビット(LSB)を計算してもよい。この場合、MSBを計算するのと同時に、アナログIおよびQ成分をそれぞれ第1および第2のADCに印加してもよい。第1および第2の出力を多重化し、LSBを計算する共通のADCに入力してもよい。その結果、受信機の要求に応じて、パイプライン化ADCに沿ったマルチプレクサを実現することができる。
本開示を通じて、無線受信機に関連して本発明を説明するが、本発明は一般に、並列データ経路をデジタル化する良好に整合されたサンプリングADCを必要とする任意の用途に適用可能である。結合または多重化が可能なチャネルの数は、共有のパイプライン化ADCのクロック可能な速度によってのみ制限される。
図1は、受信無線信号の同相(I)成分と直角位相(Q)成分との間の不整合を実質上低減または除去する無線通信システム10を例示するブロック図である。不整合の低減は、2つの並列信号経路間でアナログデジタル変換器(ADC)を共有または「ピンポン動作」することによって達成する。本発明は一般に、並列データ経路をデジタル化する良好に整合されたサンプリングADCを必要とする任意の用途に適用可能であるが、本開示を通じて、無線通信システムおよび、特に、無線通信システムで使用する受信機への本発明の適用を説明する。
システム10は、無線通信チャネル4を通じて受信機6と通信する送信機2を含む。送信機2は、デジタルベースバンド信号によって搬送波周波数を変調する先進的な信号変調技術を利用してもよい。送信機2は、例えば、位相シフトキーイング(PSK)、2相位相シフトキーイング(BPSK)、4相位相シフトキーイング(QPSK)、周波数シフトキーイング(FSK)、最小シフトキーイング(MSK)、および他の変調技術を利用してもよい。アナログ変調技術に対してデジタル変調技術を使用することは、システム性能の改善、低コスト、高い信頼性、能力の増大およびセキュリティの向上につながる。しかし、こうした改善は、特に、送受信機の設計におけるシステムの複雑さの増大という犠牲を伴っている。何れにしても、送信機2はチャネル4上で無線信号を送信するが、これは信号のマルチパス干渉、符号間干渉、フェージング、および他の不完全性および非理想性を誘発することがある。
受信機6は、デジタル変調した無線信号を受信し、チャネル4からの影響を抑制するデジタル信号処理を実行し受信信号をデジタル領域で復調するため受信アナログ信号をデジタル信号に変換し、受信信号をデジタル領域で復調する。受信機6は、アンテナ(図示せず)、増幅器12、局部発振器14、フィルタ16、データ変換器18、デジタル信号プロセッサ(DSP)20、および復調器22を含む。無線信号はアンテナ(図示せず)で受信され、増幅器12によって増幅され、局部発振器14によって受信信号より低い周波数に変換され、低い周波数への周波数変換によって発生するイメージ周波数および他の高調波を除去するためフィルタ16によってフィルタリングされ、データ変換器18によってアナログ領域からデジタル領域に変換されて、それぞれDSP20および復調器22によってデジタル信号処理および復調される。
さらに詳しく言うと、増幅器12は、受信信号を増幅してチャネル4での信号損失を補償する。局部発振器14は増幅器12の出力を受信信号の周波数より低い周波数に変換またはダウンコンバートする。例えば、局部発振器14は、一定の中間周波数またはベースバンド周波数に同調した直角位相同調可能発振器を備えてもよい。従って、周波数変換、すなわち直角位相ダウンコンバートの際、受信信号は、受信無線信号のI成分およびQ成分という、2つの並列経路に分割される。
IおよびQ成分間の利得および位相の不整合の量をI−Q不整合と呼ぶ。I−Q不整合はシステム10および、特に、受信機6の性能に有害な影響を与える。I−Q不整合の影響は一般に、例えば、ヘテロダイン、ホモダイン、またはイメージ阻止といった、受信機の構造に依存する。受信機6は、ヘテロダイン、ホモダイン、またはイメージ阻止受信機として実現してもよい。通常、イメージ阻止およびホモダインシステムはヘテロダインシステムより影響を受けやすい。何れにしても、I−Q不整合は、チャネルIおよびチャネルQをデジタル領域で再結合する時のイメージ周波数の不完全な打ち消しにつながる。イメージ周波数の打ち消しが不完全な場合、望ましい周波数帯での信号対雑音比(SNR)が劣化し、受信機の性能は最適状態に及ばないものとなる。
チャネルIおよびチャネルQ間の不整合の原因は多数である。例えば、局部発振器14の利得および位相の不整合は不整合条件の一因となる。フィルタ16ならびにチャネルIおよびQの2つの並列信号経路の各段もI−Q不整合の一因となる。I−Q不整合の原因の中には静的なものもあるが、時間と共に変化し得るものもあり、不整合の追跡および補償はさらに困難になっている。一例として、基準電圧の不整合が動作温度の関数として変化するADCによって発生する不整合を補償するのは特に困難なことがある。
2つの並列の、良好に整合された信号経路のチャネルIおよびQを同時に処理する通常の無線受信機と異なって、受信機6はIおよびQ成分間で単一のADCを共有する。IおよびQ成分間でADCを共有またはピンポン動作することによって、I−Q不整合は実質上低減または除去される。システム10および、特に、無線受信機6の利点を明瞭に実証するため、以下通常の無線受信機の動作を説明し、その後無線受信機6の動作を説明する。
通常の無線受信機は一般に、アナログデジタル変換を実行するパイプライン化ADCを含むデータ変換器を使用するが、これは、パイプライン化ADCは、高速度動作が可能であり、その一方で他の高速度アーキテクチャと比較して電力損失が小さく占有面積が小さいからである。すなわち、データ変換器は一般に、サンプルアンドホールド(S/H)回路、パイプライン化ADC、およびタイミングコントローラを含む。動作の際、アナログ入力がS/H回路に印加される。サンプリングクロックはタイミングコントローラを駆動し、タイミングコントローラはS/H回路のサンプリングレートとタイミングを制御する。S/H回路の出力がパイプライン化ADCに印加される。パイプライン化ADCは各々同じ動作を実行する複数の同一の段を含む。パイプライン化ADCの1つの段は、ADC、DAC、エラー加算回路、および増幅器を含む。一般に、パイプライン化ADCの初段はS/H回路からアナログサンプルを受信し、その入力をADCおよびエラー加算回路に印加する。ADCはk個のデジタルビットを出力し、DACは、デジタル出力ビットを再変換したアナログ信号に変換してエラー加算回路に印加する。エラー加算回路は元のサンプリングしたアナログ信号から再変換したアナログ信号を減算してエラー信号を生成し、それを増幅器に印加する。アナログADCの次段は増幅器の出力を入力として受信する。
低い周波数への周波数ダウンコンバートの際に受信信号をI成分およびQ成分に変換するため、各成分をデジタル化する独立したADCが必要である。さらに詳しく言うと、I成分およびQ成分を同時に処理するため、通常の受信機は2つの並列の、良好に整合された信号経路を利用する。各信号経路はフィルタ、パイプライン化ADCおよびDSPを含むデータ変換器、ならびに復調回路を含む。この方法で、通常の無線受信機は、2つの成分をデジタル領域で再結合する時に周波数ダウンコンバートの望ましくない副産物を打ち消す。しかし、この打ち消しスキームの有効性は、2つの並列信号経路におけるI−Q不整合の量によって根本的に制限されている。別言すれば、通常の無線受信機は、周波数ダウンコンバート、フィルタ、およびパイプライン化ADCの各段に起因するI−Q不整合を経験する。
例えば、2つの独立したデータ変換器および、特に、パイプライン化ADCを互いに整合させることは問題がある。これは、各データ変換器が、一般にモノリシックブロックとしてレイアウトされた完成したシステムを備えているからである。すなわち、データ変換器全体の中で、例えばS/H回路および増幅器といった、整合を必要とする敏感なアナログブロックをすぐ隣同士に配置することは普通できない。2つのデータ変換器を物理的にインタリーブして敏感なブロックを互いに隣接して配置することによって、データ変換器間の不整合は実質上除去される。しかし、2つのデータ変換器を物理的にインタリーブするとレイアウトとルーティングの複雑さは約2倍以上増大する。
2つの独立したデータ変換器のI−Q不整合を改善する他の技術では、素子の不整合を最小化するためより大きな素子面積が必要となる。しかし、高い動作速度が必要な場合、データ変換器の信号経路において大きな素子面積を使用することは実行できないことがある。
大きな素子面積がない場合、閉ループ較正技術を使用して2つの独立したデータ変換器間の利得および位相の不整合条件を測定および補償してもよい。しかし、こうした閉ループ較正技術は複雑さと制御の増大を必要とする。さらに、大部分の閉ループ構成技術は較正範囲が制限されており、普通アイドルモードでしか起動できない。その結果、アイドルモードと通常モードとの間のデータ変換器の動作点の変化があっても較正されない。
通常の無線受信機と対照的に、受信機6は、受信信号のIおよびQ成分間で、単一のデータ変換器および、特に、単一のADCを共有する。IおよびQ成分間で単一のADCを共有することによって、IおよびQ成分はどちらもデータ変換器内の同じ回路が処理することになるので、I−Q不整合の多くの主要な原因が除去される。その結果、無線受信機6は、システムの複雑さ、コスト、電力消費量、および受信機6の外部構成要素の数を減らしつつシステム性能を達成することができる。しかし、こうした改善のためには、アナログパイプラインおよびデジタルエラー訂正回路がデータ変換器内のS/H回路およびマルチプレクサの約2倍の速度で動作する必要がある。
例えば、本発明は、クロック経路をローカルで整合するだけでよく、2つの独立したデータ変換器間のクロックスキューを制御する必要がないため、クロックルーティングを簡素化することができる。さらに、本発明は、受信機6に含まれるのが2つの独立したADCではなく単一のADCであるため、面積を約50パーセント低減することができる。追加のADCに関連する外部構成要素も除去される。また、実施形態によっては、追加のADCおよび関連する外部構成要素が除去されるため、受信機6は、約30〜50パーセントのアナログ電力消費量の低減を達成することができる。
さらに、データ変換器が共通であることからI−Q整合が向上しているため、実施形態によっては、共通のデータ変換器が生成するデジタルIおよびQ成分を使用して、単一の経路の上流の不整合条件をより正確に測定することができる。その結果、前段のフィルタおよび利得段におけるI−Q不整合を訂正するために実現される閉ループ較正技術は精度が向上し訂正範囲が縮小されることがある。
システム10は、IEEE802.11(a)、(b)、(e)、(g)、(n)、または他の標準といった、多様な無線ネットワーキング標準の何れかに従って動作するように構成された無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)の一部を備えてもよい。その結果、送信機2は、無線通信チャネル4上で受信機6に送信される無線信号を出力するためのアンテナ、増幅器、発振器、ベースバンド−RFアップコンバータ、およびMAC層構成要素を含んでもよい。実施形態によっては、受信機6は、例えば、ダイバーシティ受信のため、1つより多い受信チェーンを含んでもよい。従って、こうした実施形態の場合、各受信チェーン毎にピンポンアーキテクチャを提供してもよい。
図2は、2×1ピンポンアーキテクチャを備えたデータ変換器30を例示するブロック図である。データ変換器30は、データ変換器18と同様の、受信信号のアナログ成分Iおよびアナログ成分Qをそれぞれデジタル出力Iおよびデジタル出力Qに変換するのに適したものでよい。さらに詳しく言うと、データ変換器30はアナログ成分Iおよびアナログ成分Qを処理するので、デジタル出力IおよびQのI−Q不整合は実質上低減または除去される。データ変換器30のタイミング波形を図3に例示する。
図2に示すように、データ変換器30は、基準電圧およびバイアス生成器32、S/H回路334Aおよび34B(集合的に「S/H回路34」と呼ぶ)、マルチプレクサ(MUX)36、パイプライン化ADC38、デジタルエラー訂正回路50、ラッチおよびデマルチプレクサ(DEMUX)回路42、ならびにタイミングコントローラ44を含む。基準電圧およびバイアス生成器32は基準電圧およびバイアスをS/H回路34およびパイプライン化ADC38に印加する。タイミングコントローラ44の制御下で、アナログ成分Iおよびアナログ成分QをそれぞれS/H回路34Aおよび34Bに印加する。S/H回路34Aおよび34Bはアナログ成分Iおよびアナログ成分Qを同時にサンプリングする。成分IおよびQを同時にサンプリングすることによって、サンプル間の不整合は最小化される。不整合を低減するため、S/H回路34A、34Bは回路ブロック上で互いに隣接して配置してもよい。
MUX36は、所与の時間に、すなわち時間インタリーブベースで、S/H回路の一方出力の1つをパイプライン化ADCに選択的に印加する。例えば、MUX36は、あるクロックサイクルでS/H34Aの出力をパイプライン化ADC38に印加し、次のクロックサイクルでS/H34Bの出力をパイプライン化ADC38に印加してもよい。一般に、MUX36は、クロックサイクル毎にS/H回路の出力を交互に印加してもよい。しかし、本発明は2×1ピンポンアーキテクチャに制限されない。むしろ、結合または多重化し得るチャネルの数は、クロック制御が可能なパイプライン化ADC38の速度によってのみ制限される。従って、実施形態によっては、4×1、8×1、および同様のピンポンアーキテクチャを提供してもよい。例えば、図5および図7は、受信機6が使用可能なデータ変換器のための2つの異なる4×1ピンポンアーキテクチャを例示する。
前に説明したように、パイプライン化ADC38はアナログ成分Iおよびアナログ成分Qの間で共有されているので、パイプライン化ADC38内の構成要素、すなわち各同一の段に起因する不完全性または非理想性があったとしてもそれはチャネルIおよびチャネルQに共通である。これは静的なものおよび時間と共に変化する非理想性を含む。すなわち、チャネルIおよびチャネルQの両者は、パイプライン化ADCの動作温度の変化に起因する同じ非理想性を経験する。パイプライン化ADCはチャネルIおよびQ両者間で共有されているので、パイプライン化ADC38は、S/H回路およびMUX36の約2倍の速度で動作する。従って、図2は、S/H回路34およびMUX36の2倍の速度でパイプライン化ADC38を駆動するタイミングコントローラ44を示す。
デジタルエラー訂正回路40は、パイプライン化ADC38の出力にエラー訂正技術を適用する。エラー訂正技術は、例えば、マルチパス干渉、符号間干渉、およびフェージングといった、無線通信チャネル4に起因する不完全性を解消するものでよい。デジタルエラー訂正回路も、S/H回路34およびMUX36の約2倍の速度で動作する。
DEMUXおよびラッチブロック42は、それぞれアナログ成分Iおよびアナログ成分Qに対応するデジタル信号Iおよびデジタル信号Qを出力する。さらに詳しく言うと、ブロック42のDEMUX部分はデジタルエラー訂正回路40の出力を多重分離する。すなわち、ブロック42のDEMUXはMUX36の逆の動作をする。ブロック42のラッチはデジタル信号Iおよびデジタル信号Qを同時に出力する。DEMUXおよびラッチブロック42は、S/H回路34およびMUX36と同じ速度で動作する。この方法で、デジタル信号IおよびQは実質上良好に整合されたものとなるので、デジタル領域で再結合することができる。再結合した信号はさらに処理し、最終的に復調することができる。デジタル出力信号IおよびQ間の不整合を実質上低減できるので、受信信号からイメージ周波数がより完全に除去されるため、受信機6の性能は実質上改善される。
図3は、データ変換器30のタイミング波形の例を示す。タイミング波形50は、タイミングコントローラ44がパイプライン化ADC38およびデジタルエラー訂正回路40に供給するサンプリングクロック波形を例示する。タイミング波形51は、タイミングコントローラ44がS/H回路34、MUX36、ならびにDEMUXおよびラッチブロック42に供給するサンプリングクロック波形を例示する。前に説明したように、タイミング波形50はタイミング波形51のクロックサイクルの約2倍のクロックサイクルを含む。タイミング波形52は、タイミングコントローラ44がMUX36ならびにDEMUXおよびラッチブロック42に供給する波形を例示する。
タイミング波形53および54は、それぞれS/H回路34Aおよび34Bの出力を例示する。タイミング波形53および54の出力は、タイミング波形51の各クロックサイクルの立ち下がりと共に変化する。タイミング波形55はパイプライン化ADC38の初段の出力を例示する。タイミング波形55の出力は、タイミング波形50の各クロックサイクルの立ち上がりと共に遷移する。
タイミング波形56および57はそれぞれ、DEMUXおよびラッチブロック42でのデジタル出力信号IおよびQを例示する。タイミング波形56および57は、タイミング波形52の各クロックサイクルの立ち下がりと同時に、すなわち、それに対応して遷移する。MUX36、パイプライン化ADC38、およびデジタルエラー訂正回路40は、S/H回路34の出力を処理するために3クロックサイクルを必要とするため、タイミング波形56および57は、タイミング波形52の3つ目のクロックサイクルまでのサンプルを含まない。
図4は、パイプライン化ADCの初段を例示するブロック図である。一般に、パイプライン化ADC38は、各々同じ動作を実行する複数の同一の段を含む。図示の例に示すように、パイプライン化ADC38の初段は、ADC60、DAC62、エラー加算回路64、および増幅器66を含む。DAC62、エラー訂正回路64、および増幅器66は単一の回路ブロックとして実現してもよい。このブロックを普通多重化DACまたはMDAC68と呼ぶ。
図4は、パイプライン化ADC38の初段を例示するものであるため、MUX36は入力信号、すなわち、アナログ成分Iおよびアナログ成分Qの1つをADC60およびエラー加算回路に印加する。ADC60はk個のデジタルビット(kは正の整数)をデジタルエラー訂正回路40に出力する。DAC62はk個のデジタルビットを再変換したアナログ信号に変換し、その再変換したアナログ信号をエラー加算回路64に印加する。エラー加算回路64は元のサンプリングしたアナログ信号、すなわち、MUX36の出力から再変換したアナログ信号を減算してエラー信号を生成する。エラー信号は増幅器66によって増幅され、パイプライン化ADC38の次段に出力される。別言すれば、例示された初段の下流に位置する段は前の段の増幅器の出力を入力として受信する。終段の増幅器の出力は廃棄してもよい。代替的には、パイプライン化ADC38の終段はADCだけを含むものでもよい。
図5は、4×1ピンポンアーキテクチャを備えたデータ変換器70を例示するブロック図であって、そこでは2対のIおよびQ成分を含む2つの異なる入力信号が共通のADCによって処理されている。データ変換器60は、2つの受信信号、例えば、2つの異なるアンテナから受信した信号を2つの対応するデジタル信号に変換する受信機6で使用するのに適したものでよい。図示の例では、各受信信号がアナログI成分およびアナログQ成分に変換される結果、4つのアナログ信号入力がデータ変換器70に入力される。2つの異なる受信信号は、信号が受信されたチャネル、すなわち、チャネルAおよびチャネルBによって識別される。すなわち、チャネルA上で受信したアナログI成分およびアナログQ成分はそれぞれアナログ成分IAおよびQAとして識別される。同様に、チャネルB上で受信したアナログI成分およびアナログQ成分はそれぞれアナログ成分IBおよびQBとして識別される。
図5に示すように、データ変換器70は、基準電圧およびバイアス生成器72、S/H回路74A〜D(ここでは集合的にS/H回路74と呼ぶ)、MUX76、パイプライン化ADC78、デジタルエラー訂正回路80、DEMUXおよびラッチブロック82、ならびにタイミングコントローラ84を含む。基準電圧およびバイアス生成器72は基準電圧およびバイアスをS/H回路74およびパイプライン化ADC78に印加する。
アナログIA成分、アナログQA成分、アナログIB成分、アナログQB成分を、それぞれS/H回路74A〜Dに印加する。S/H回路74はそれぞれの入力を同時にサンプリングする。S/H回路34と同様に、回路間の不整合を最小化するため、S/H回路74も回路ブロック上で互いに隣接して配置してもよい。
MUX76は、所与の時間に、すなわち時間インタリーブベースで、アナログ成分の1つをパイプライン化ADC78に選択的に印加する。例えば、MUX76は、制御シーケンスに従ってパイプライン化ADC78に印加するアナログ成分を選択してもよい。一般に、MUX76は、4クロックサイクル毎に各アナログ成分をパイプライン化ADC78に印加する順序であるならば、任意の順序でアナログ入力を印加してよい。重要なことは、DEMUXおよびラッチブロック82のDEMUXが、MUX76の逆の動作をすることである。
実施形態によっては、4×1ピンポンアーキテクチャを備えたデータ変換器は、4つのS/H回路とMUXではなく、スイッチネットワークと単一のS/H回路を含んでもよい。こうした実施形態では、スイッチネットワークは、S/H回路を交替させて4つの入力の各々を順番にサンプリングする。単一のS/H回路を使用することによって、I−Q不整合のもう1つの原因が除去される。図7は、単一のS/H回路とスイッチネットワークとを利用するデータ変換器を例示する。
図5を参照すると、パイプライン化ADC78はアナログ成分IA、IB、QA、およびQB間で共有されている。しかし、前に説明したように、パイプライン化ADC78は、パイプライン化ADC38と同様に構成してもよい。別言すれば、パイプライン化ADC78は、各々同じ動作を実行する複数の段を含む。しかし、パイプライン化ADC38と異なって、パイプライン化ADC78は、S/H回路74およびMUX76の約4倍の速度で動作する。
デジタルエラー訂正回路80は、データ変換器30のデジタルエラー訂正回路40と同様に動作するが、パイプライン化ADC78とほぼ同じ速度で動作する。別言すれば、デジタルエラー訂正回路80は、エラー訂正技術をパイプライン化ADC78の出力に適用して、受信信号中の不完全性を抑制する。
DEMUXおよびラッチブロック82のDEMUX部分はデジタルエラー訂正回路80の出力を多重分離する。DEMUXはMUX76の逆の動作をするように設計してよい。ブロック42のラッチは、それぞれアナログ成分IA、IB、QA、およびQBに対応するデジタル信号IA、IB、QA、およびQBを出力する。すなわち、ラッチは全てのデジタル信号を同時に出力できるので、デジタル信号IAおよびQAならびにデジタル信号QAおよびQBはデジタル領域で再結合できる。DEMUXおよびラッチブロック82は、MUX76とほぼ同じ速度、すなわちクロックの2倍で動作し、デジタル信号をデインタリーブする。デジタル信号をデインタリーブした後、DEMUXおよびラッチブロック82は、S/H回路74とほぼ同じ速度、すなわちクロックの1倍で動作し、デジタル信号を再編成する。
図5に示すように、タイミングコントローラ84は、S/H回路74、MUX76、パイプライン化ADC78、デジタルエラー訂正回路80、ならびにDEMUXおよびラッチブロック82に適当なタイミング波形を印加する。サンプリングクロック(図示せず)はタイミングコントローラ84を駆動してもよい。一般に、本発明は入力チャネルの数によって制限されない。むしろ、本発明は、パイプライン化ADCのクロック可能な速度によってのみ制限され得る。別言すれば、チップ面積が無制限だと仮定すれば、チャネルの数が増大すると、S/H回路の数も比例して増大し得る。しかし、チャネルの数が増大する際、パイプライン化ADCの動作可能な速度が制限されることがある。
図6は、データ変換器70のタイミング波形を例示する。タイミング波形90は、タイミングコントローラ84がパイプライン化ADC78およびデジタルエラー訂正回路80に供給するサンプリングクロック波形を例示する。タイミング波形91は、タイミングコントローラ84がS/H回路74、MUX76、ならびにDEMUXおよびラッチブロック82に供給するサンプリングクロック波形を例示する。タイミング波形90は、タイミング波形91のクロック速度の約4倍のクロック速度を有する。タイミング波形92は、MUX76が選択したS/H回路74の出力を例示する。図6に示すように、MUX76は、S/H74A、S/H74B、S/H74C、S/H74Dという順序に従ってS/H回路74を選択する。MUX76は、タイミング波形90の各クロックサイクルの立ち上がりに対応してS/H回路74の出力を選択する。
タイミング波形93〜96は、それぞれS/H回路74A〜Dの出力を例示する。タイミング波形93〜96は、S/H回路74A〜Dが、それぞれの入力を同時にサンプリングすることを示している。さらに詳しく言うと、タイミング波形93〜96は、タイミング波形91の各クロックサイクルの立ち下がりに対応して値を変化させる。
タイミング波形97は、パイプライン化ADC78の入力でのサンプルを例示する。図示の例では、MUX76はサンプルを受信した1クロックサイクル後にそのサンプルを出力するので、タイミング波形92とタイミング波形97との間には1クロックサイクルの遅延が存在する。
図7は、4×1ピンポンアーキテクチャを備えた別の変換器100を例示するブロック図である。データ変換器100は、スイッチネットワーク106、S/H回路104、基準電圧およびバイアス生成器102、パイプライン化ADC108、デジタルエラー訂正回路110、DEMUXおよびラッチブロック112、ならびにタイミングコントローラ114を含む。図7に示すように、データ変換器100は、2つの受信信号、例えば、2つの異なるアンテナで受信した信号を2つの対応するデジタル信号に変換する受信機6で使用するのに適したものでよい。図7では、アナログ信号成分は図5の場合と同じ表記法によって識別される。しかし、図5のデータ変換器70と異なって、アナログ成分IA、QA、IB、およびQBはスイッチネットワーク106に印加される。スイッチネットワーク106は、S/H回路がサンプリングするアナログ成分を交替させる。スイッチネットワーク106は、制御シーケンスに従ってアナログ成分を選択してもよい。実施形態によっては、制御シーケンスは、あるパターンで各アナログ成分を選択してもよい。各アナログ成分が均等に選択されるように、所与のクロックサイクル数だけそのパターンを繰り返してもよい。例えば、制御シーケンスは、4クロックサイクル毎に、IA、QA、IB、QBの順序でアナログ成分を選択してもよい。代替実施形態では、制御シーケンスはアナログ成分をランダムに選択してもよい。何れにしても、ブロック112のDEMUXは、スイッチネットワーク106の逆の動作をする。
この方法で、S/H回路104はあるクロックサイクルで印加された入力をサンプリングし、次のクロックサイクルでそのサンプルを出力する。多数のS/H回路を除去することによって、データ変換器100は、多数のS/H回路に起因するI−Q不整合を有効に除去する。その結果、データ変換器100の設計は、多数の受信経路またはチャネルを備えた受信機にとって特に有利なものとなり得る。
S/H回路104は、その出力をパイプライン化ADC108に印加する。パイプライン化ADC108、デジタルエラー訂正回路110、DEMUXおよびラッチブロック112、ならびに基準電圧およびバイアス生成器102は、図5のパイプライン化ADC78、デジタルエラー訂正回路80、DEMUXおよびラッチブロック82、ならびに基準電圧およびバイアス生成器72と同様に動作する。タイミングコントローラ114は、パイプライン化ADC108およびデジタルエラー訂正回路110に、タイミングコントローラ114がスイッチネットワーク106およびS/H回路104に供給するものの約4倍のクロック信号を供給する。ここでも、タイミングコントローラ114は、サンプリングクロック(図示せず)によって駆動してもよい。
パイプライン化ADC108はアナログ成分入力間で共有される単一のADCを含むため、データ変換器100は、4つの独立した、並列のADCを使用してアナログ入力成分IA、QA、IB、QBを同時に処理する通常の受信機と比較して約75%の面積の節約を提供し得る。しかし、本発明は4つの入力チャネルに制限されない。むしろ、本発明は、例えば、8、10、および12チャネルといったより多くのチャネル数に拡張してもよい。前に説明したように、動作の際、本発明は、パイプライン化ADC108のクロック可能な速度によってのみ制限され得る。
図8は、受信機6で使用するのに適しており、高いサンプリングレートが必要な場合特に有利なものになり得るデータ変換器120を例示する構成図である。一般に、データ変換器120は、並列データ経路を使用して最上位ビット(MSB)を計算し、並列信号経路の出力間でパイプライン化ADCをピンポン動作することによって最下位ビット(LSB)を計算する。別言すれば、データ変換器120は、ピンポン動作ステップをパイプライン化ADCのより深いところに移動したものとして見てもよい。サンプリングレートが高くなると、入力間でパイプライン化ADCをピンポン動作することによって、ピンポンアーキテクチャの出力の信頼性が低下することがある。並列信号経路を使用してMSBを計算することによって、MSBを確実に計算することができる。これと対照的に、入力間でパイプライン化ADCをピンポン動作してLSBを計算すると、エラーが増大することがある。しかし、用途によって、特にチップ面積の大幅な節約が達成可能な場合には、LSB中のエラーの数が多くても許容可能なことがある。すなわち、データ変換器120は、性能とシステムの複雑さ、コスト、および電力消費量との間のトレードオフを提供する。
図示の例では、データ変換器120は、基準電圧およびバイアス生成器122、S/H回路124Aおよび124B(集合的にS/H回路124と呼ぶ)、パイプライン化ADC126、パイプライン化ADC128、MUX130、パイプライン化ADC132、デジタルエラー訂正回路134、DEMUXおよびラッチブロック136、タイミングコントローラ138、ならびにコントローラ140を含む。S/H回路124Aおよび124Bはそれぞれ、受信信号のアナログI成分およびアナログQ成分をサンプリングする。タイミングコントローラ138は、S/H回路124のサンプリングレートおよびタイミングを制御する。S/H回路124Aの出力はパイプライン化ADC126に印加され、S/H回路124Bの出力はパイプライン化ADC128に印加される。通常のパイプライン化ADCに関連して前に図1で説明したように、パイプライン化ADC126および128は各々、各々同じ動作を実行する複数の同一の段を含む。この方法で、データ変換器120のフロントエンドは、2つの良好に整合された独立のADCを使用して並列信号経路を同時に処理する。すなわち、パイプライン化ADC126および128は、再結合、処理、および復調が可能なデジタル出力ビットIおよびQを生成して、受信信号のMSBを計算する。例示の目的で、パイプライン化ADC126および128の出力のみを図示する。しかし、パイプライン化ADC126および128の出力は、受信信号を再結合、処理、および復調する追加回路に印加してもよい。
2つの良好に整合された並列信号経路を使用して受信無線信号のMSBを計算することに加えて、データ変換器は、アナログIおよびQ成分間でパイプライン化ADC132をピンポン動作することによって、受信信号のLSBを計算する。まず、データ変換器120はS/H回路124の出力をいつMUX130に印加するかを決定する。図示の例では、コントローラ140は、パイプライン化ADC126および128の代わりに、S/H回路124の出力をいつMUX130に印加するかを決定する。例えば、コントローラ130は、所定の数のクロックサイクルの後コントローラ140をトリガするカウンタを含んでもよい。
何れにしても、MSBを計算した後、S/H回路124の出力はMUX130に印加される。MUX130は、所与の時間に、アナログ入力成分の1つをパイプライン化ADC132に選択的に印加する。パイプライン化ADC132はパイプライン化ADC38と同様に動作してもよい。図8を参照すると、パイプライン化ADC132は、S/H回路124、パイプライン化ADC126および128、MUX130、ならびにDEMUXおよびラッチブロック136の約2倍の速度で動作する。デジタルエラー訂正回路134は、図1のデジタルエラー訂正回路40と同様に動作してもよい。DEMUXおよびラッチブロック138はデジタルエラー訂正技術をパイプライン化ADC132の出力に適用するものであって、図1のデジタルエラー訂正回路40と同様に動作してもよい。DEMUXおよびラッチブロック42は、受信信号のLSBを計算するために使用可能なデジタル出力ビットIおよびQを生成する。
タイミングコントローラ138は、S/H回路124、パイプライン化ADC126、128、および132、MUX130、デジタルエラー訂正回路134、ならびにDEMUXおよびラッチブロック136に適当なタイミング波形を供給する。一般に、パイプライン化ADC132およびデジタルエラー訂正回路134は、S/H回路124、パイプライン化ADC126および128、MUX130、ならびにDEMUXおよびラッチブロック136の約2倍の速度で動作する。
図9は、受信無線信号のIおよびQ成分間の不整合を実質上低減または除去する受信機6の例示的な動作を示すフローチャートである。例示の目的で、図9に示すフローチャートは、図2で示した例示的構造、すなわち、データ変換器30を参照して記述する。まず、送信機は、PSK、BPSK、QPSK、FSK、およびMSKといったデジタル変調技術を使用して無線信号を送信する。受信機6は無線通信チャネル上で無線信号を受信して(150)、受信信号をアナログI成分およびアナログQ成分に変換する(152)。例えば、受信機6は局部発振器を使用して受信信号を低い周波数にダウンコンバートしてもよい。ダウンコンバートの際、無線信号をアナログIおよびQ成分に変換する。この時点でのアナログIおよびQ成分の利得および位相の不整合、すなわち、I−Q不整合を局部発振器によって決定する。受信機6に対するI−Q不整合の影響は、例えば、ヘテロダイン、ホモダイン、またはイメージ阻止といった受信機の構造に依存する。何れにしても、I−Q不整合は、IおよびQ成分をデジタル領域で再結合する際のイメージ周波数の不完全な打ち消しにつながり、望ましい周波数帯でのSNRが劣化し受信機の性能は最適状態に及ばないものとなる。
受信信号のIおよびQ成分間のI−Q不整合を実質上低減するため、受信機6は、アナログIおよびQ成分を対応するデジタルIおよびQ成分に変換するデータ変換器30を含む。データ変換器30によって出力されるデジタルIおよびQ成分からは、I−Q不整合は実質上低減または除去されている。データ変換器30は、受信信号のアナログIおよびQ成分を同時にサンプリングすることによってこの結果を達成する(152)。すなわち、受信機6がIおよびQ成分を同時にサンプリングできるようにするため、タイミングコントローラ44は同じクロック信号をS/H回路34Aおよび34Bに印加する。I−Q不整合をさらに低減するため、S/H回路34は、回路ブロック上で互いに隣接して配置してもよい。
また、受信機6は、サンプリングしたIおよびQ成分、すなわち、S/H回路34の出力を、多重化ベースでパイプライン化ADC38に印加する(156)MUX36を含む。別言すれば、MUX36は、所与の時間にS/H回路の一方の出力をパイプライン化ADC38に印加する。図2を参照すると、MUX36は、例えば、あるクロックサイクルでS/H回路34Aの出力をパイプライン化ADC38に印加し、次のクロックサイクルでS/H回路34Bの出力をパイプライン化ADC38に印加してもよい。
前に説明したように、パイプライン化ADC38はアナログIおよびQ成分を対応するデジタルIおよびQ成分に変換する(158)。同じ回路、すなわち、パイプライン化ADC38を使用してIおよびQ成分が処理され、それによってI−Q不整合の多くの主要な原因が除去されるため、デジタルIおよびQ成分間のI−Q不整合は実質上低減または除去される。さらに、パイプライン化ADC38に起因する非理想性または不完全性があったとしてもそれは、デジタルIおよびQ成分が結合される時打ち消される。
その結果、並列信号経路を使用するIおよびQ成分を同時に処理するのではなく、単一のパイプライン化ADCをIおよびQ成分間で共有するため、受信機6は、性能の改善を経験し、その一方でシステムの複雑さ、コスト、電力消費量を低減する。
本発明の様々な実施形態を説明した。本開示を通じて無線受信機に関連して本発明を説明したが、本発明は一般に、並列データ経路をデジタル化する良好に整合されたサンプリングADCを必要とする任意の用途に適用可能である。本発明はチャネルの数によって制限されない。
本出願に記載の様々なハードウェア構成要素は、例えば、1つまたはそれより多いマイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、または他のプログラマブル論理回路、または上記の構成要素の任意の組み合わせを含んでもよい。
さらに、場合によっては、こうした構成要素は、こうした構成要素にそれらの機能を実行させるコンピュータ可読媒体内に格納されたプログラム命令を実行してもよい。その結果、実施形態によっては、プログラマブルプロセッサに本出願に記載の様々な機能を実行させる命令を備えたコンピュータ可読媒体の形態を取るものもある。コンピュータ可読媒体は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、CD−ROM、ハードまたはフロッピー(登録商標)磁気ディスク、電子的消去可能プログラマブルROM(EEPROM)、フラッシュメモリ、等といった、任意の電子的、磁気的、または光学的媒体でよい。
本発明の様々な実施形態を説明した。しかし、本発明の請求の範囲から離れることなく、様々な修正または追加を上記の実施形態に対してなし得ることを当業者は認識するだろう。それらおよび他の実施形態は以下の請求項の範囲内である。
無線通信システムにおける典型的な送信機および受信機を例示するブロック図である。 受信機の2×1ピンポンアナログデジタル変換器(ADC)を例示するブロック図である。 パイプライン化2×1ピンポンADCのタイミング波形を例示する図である。 1段の2×1ピンポンADCを例示するブロック図である。 4×1ピンポンADCを例示するブロック図である。 4×1ピンポンADCのタイミング波形を例示する図である。 交換ネットワークを備えた4×1ピンポンADCを例示するブロック図である。 ADCにさらに深く埋め込んだ多重化回路を備えた2×1ピンポンADCを例示するブロック図である。 ピンポンADCを組み込んだ受信機の典型的な動作を示すフローチャートである。

Claims (38)

  1. 信号を受信するステップと、
    アナログ同相(I)成分およびアナログ直角位相(Q)成分に前記信号を変換するステップと、
    共通のアナログデジタル変換器(ADC)に前記アナログI成分および前記アナログQ成分を印加するステップとを備える方法。
  2. 前記信号が無線信号である請求項1に記載の方法。
  3. さらに、前記アナログI成分をデジタルI成分に変換し前記アナログQ成分をデジタルQ成分に変換するステップを備え、前記ADCが前記アナログIおよびQ成分を対応するデジタルIおよびQ成分に変換する請求項1に記載の方法。
  4. 前記ADCが、各段が同じ動作を実行する複数の段を備えるパイプライン化ADCである請求項1に記載の方法。
  5. さらに、前記各段で、アナログ入力を1つまたはそれより多いデジタルビットに変換するステップと、前記デジタルビットをアナログ信号に再変換するステップと、前記アナログ入力から前記アナログ信号を減算してエラー信号を生成するステップと、前記エラー信号を増幅するステップと、前記増幅したエラー信号を前記ADCの次段に出力するステップとを備える請求項4に記載の方法。
  6. 前記アナログ入力が、前記ADCの前段の、前記アナログI成分と、前記アナログQ成分と、前記増幅したエラー信号との1つを備える請求項5に記載の方法。
  7. 前記アナログI成分および前記アナログQ成分を印加する前記ステップが、所与の時間に前記アナログI成分および前記アナログQ成分を多重化して前記アナログI成分および前記アナログQ成分の1つを前記ADCに印加するステップを含む請求項1に記載の方法。
  8. 前記アナログI成分および前記アナログQ成分を印加する前記ステップが、前記アナログI成分を第1のADCに印加して前記アナログI成分を複数の最上位ビット(MSB)に変換するステップと、同時に前記アナログQ成分を第2のADCに印加して前記アナログQ成分を複数の最上位ビット(MSB)に変換するステップと、所与の時間に前記第1および第2のADCの出力を多重化して前記出力の1つを前記共通のADCに印加するステップとを含み、前記共通のADCが前記アナログI成分および前記Q成分の最下位ビットを生成する請求項1に記載の方法。
  9. 前記アナログI成分および前記アナログQ成分を印加する前記ステップが、同時に前記アナログI成分および前記アナログQ成分をサンプリングして時間インタリーブベースで前記アナログI成分および前記アナログQ成分を前記共通のADCに印加するステップを含む請求項1に記載の方法。
  10. 前記信号を変換する前記ステップが、直角位相ダウンコンバートを使用して、前記信号を、前記受信信号の周波数よりも周波数を有する前記アナログI成分および前記アナログQ成分に変換するステップを備える請求項1に記載の方法。
  11. 前記信号を受信する前記ステップが、前記信号を増幅およびフィルタリングして、前記デジタルI成分および前記デジタルQ成分を閉ループ較正技術に適用し前記信号を増幅およびフィルタリングした際のI−Q不整合を訂正するステップを含む請求項1に記載の方法。
  12. 信号を受信する受信機と、
    前記信号をアナログ同相(I)成分およびアナログ直角位相(Q)成分に変換するダウンコンバータと、
    前記アナログI成分をデジタルI成分に変換し前記アナログQ成分をデジタルQ成分に変換する共通のアナログデジタル変換器(ADC)とを備える通信装置。
  13. 前記受信機が無線受信機であり前記信号が無線信号である請求項12に記載の装置。
  14. 前記ADCが、各段が同じ動作を実行するパイプライン化ADCである請求項12に記載の装置。
  15. 各段が、アナログ入力を1つまたはそれより多いデジタルビットに変換するADCと、前記デジタルビットをアナログ信号に再変換するデジタルアナログ変換器(DAC)と、前記アナログ入力から前記アナログ信号を減算してエラー信号を生成する加算回路と、前記エラー信号を増幅し前記増幅したエラー信号を前記ADCの次段に出力する増幅器とを含む請求項12に記載の装置。
  16. 前記アナログ入力が、前記ADCの前段の前記アナログI成分と、前記アナログQ成分と、前記増幅したエラー信号とのうちの1つを備える請求項15に記載の装置。
  17. さらに、所与の時間に前記アナログI成分および前記アナログQ成分の1つを前記ADCに印加するマルチプレクサを備える請求項12に記載の装置。
  18. さらに、前記アナログI成分を複数の最上位ビット(MSB)に変換する第1のADCと前記アナログQ成分を複数の最上位ビットに変換する第2のADCとを備える請求項12に記載の装置。
  19. 前記アナログI成分の最上位ビット(MSB)を生成する第1のADCと、
    前記第1のADCが前記アナログI成分のMSBを生成するのと同時に前記アナログQ成分の最上位ビットを生成する第2のADCと、
    所与の時間に前記アナログI成分および前記アナログQ成分の1つを前記共通のADCに印加するマルチプレクサとをさらに備え、
    前記共通のADCが前記アナログI成分および前記アナログQ成分の最下位ビット(LSB)を生成する請求項12に記載の装置。
  20. 前記アナログI成分をサンプリングする第1のサンプルアンドホールド(S/H)回路と、前記第1のサンプルアンドホールド回路が前記アナログI成分をサンプリングするのと同時に前記アナログQ成分をサンプリングする第2のサンプルアンドホールド回路とをさらに備える請求項12に記載の装置。
  21. 前記第1のサンプルアンドホールド回路および前記第2のサンプルアンドホールド回路が回路ブロック上で互いに隣接して配置される請求項20に記載の装置。
  22. さらに、前記第1のサンプルアンドホールド回路および前記第2のサンプルアンドホールド回路と、前記マルチプレクサと、前記共通のADCとのタイミングを制御するタイミングコントローラとを備え、前記共通のADCのタイミングが前記マルチプレクサおよび前記第1のサンプルアンドホールド回路および前記第2のサンプルアンドホールド回路のタイミングの約2倍である請求項20に記載の装置。
  23. 前記ダウンコンバータが、直角位相ダウンコンバートを使用して、前記信号を、前記受信信号の周波数より低い周波数を有する前記アナログI成分および前記アナログQ成分に変換する請求項12に記載の装置。
  24. 前記受信信号を増幅する増幅器と、
    ダウンコンバートに起因するミラー周波数をフィルタリングして前記アナログI成分および前記アナログQ成分を出力するフィルタとをさらに備える請求項12に記載の装置。
  25. 前記増幅器および前記フィルタにおけるI−Q不整合を訂正する閉ループ回路をさらに備える請求項22に記載の装置。
  26. 第1の信号を受信するステップと、
    第2の信号を受信するステップと、
    前記第1の信号を第1のアナログ同相(I)成分および第1のアナログ直角位相(Q)成分に変換するステップと、
    前記第2の信号を第2のアナログ同相(I)成分および第2のアナログ直角位相(Q)成分に変換するステップと、
    共通のアナログデジタル変換器(ADC)に前記第1のアナログI成分および前記第1のアナログQ成分ならびに前記第2のアナログI成分および前記第2のアナログQ成分を印加するステップとを備える方法。
  27. 前記第1の信号および第2の信号が無線信号である請求項26に記載の方法。
  28. さらに、前記第1のアナログI成分および前記第2のアナログI成分を対応する第1のデジタルI成分および第2のデジタルI成分に変換し前記第1のアナログQ成分および前記第2のアナログQ成分を対応する第1のデジタルQ成分および第2のデジタルQ成分に変換するステップを備え、前記ADCが前記第1のアナログI成分および前記第2のアナログI成分ならびに前記第1のアナログQ成分および前記第2のアナログQ成分を対応する前記第1のデジタルI成分および前記第2のデジタルI成分ならびに前記第1のデジタルQ成分および前記第2のデジタルQ成分に変換する請求項26に記載の方法。
  29. 前記ADCが、各段が同じ動作を実行する複数の段を備えるパイプライン化ADCである請求項26に記載の方法。
  30. 各段が、アナログ入力を1つまたはそれより多いデジタルビットに変換するステップと、前記デジタルビットをアナログ信号に再変換するステップと、前記アナログ入力から前記アナログ信号を減算してエラー信号を生成するステップと、前記エラー信号を増幅するステップと、前記増幅したエラー信号を前記ADCの次段に出力するステップとを備える請求項29に記載の方法。
  31. 前記アナログ入力が、前記ADCの前段の、前記第1のアナログI成分と、前記第2のアナログI成分と、前記第1のアナログQ成分と、前記第2のアナログQ成分と、前記増幅したエラー信号とのうちの1つを備える請求項30に記載の方法。
  32. 前記第1のアナログI成分および前記第1のアナログQ成分ならびに前記第2のアナログI成分および前記第2のアナログQ成分を印加する前記ステップが、所与の時間に前記第1のアナログI成分および前記第1のアナログQ成分ならびに前記第2のアナログI成分および前記第2のアナログQ成分を多重化して前記第1のアナログI成分および前記第1のアナログQ成分ならびに前記第2のアナログI成分および前記第2のアナログQ成分のうちの1つを前記ADCに印加するステップを含む請求項26に記載の方法。
  33. 前記第1のアナログI成分および前記第1のアナログQ成分ならびに前記第2のアナログI成分および前記第2のアナログQ成分を印加する前記ステップが、同時に前記第1のアナログI成分および前記第1のアナログQ成分ならびに前記第2のアナログI成分および前記第2のアナログQ成分をサンプリングし、時間インタリーブベースで前記第1のアナログI成分および前記第1のアナログQ成分ならびに前記第2のアナログI成分および前記第2のアナログQ成分を前記共通のADCに印加するステップを含む請求項26に記載の方法。
  34. 前記第1のアナログI成分および前記第1のアナログQ成分ならびに前記第2のアナログI成分および前記第2のアナログQ成分を印加する前記ステップが、前記第1のアナログI成分および前記第2のアナログQ成分ならびに前記第2のアナログI成分および前記第2のアナログQ成分のうちの1つを選択して所与の時間にサンプリングするステップであって、サンプルを前記共通のADCに印加するステップを含む請求項26に記載の方法。
  35. 前記第1のアナログI成分および前記第1のアナログQ成分ならびに前記第2のアナログI成分および前記第2のアナログQ成分のうちの1つを選択する前記ステップが、所定の順序に従って前記第1のアナログI成分および前記第1のアナログQ成分ならびに前記第2のアナログI成分および前記第2のアナログQ成分のうちの1つを選択するステップを備える請求項34に記載の方法。
  36. 前記第1のアナログI成分および前記第1のアナログQ成分ならびに前記第2のアナログI成分および前記第2のアナログQ成分のうちの1つを選択する前記ステップが、前記第1のアナログI成分および前記第1のアナログQ成分ならびに前記第2のアナログI成分および前記第2のアナログQ成分のうちの1つをランダムに選択するステップを備える請求項34に記載の方法。
  37. 第1の信号と第2の信号とを受信する受信機と、
    前記第1の信号を第1のアナログ同相(I)成分および第1のアナログ直角位相(Q)成分に変換し前記第2の信号を第2のアナログI成分および第2のアナログQ成分に変換するダウンコンバータと、
    前記第1のアナログI成分および前記第2のアナログI成分を対応する第1のデジタルI成分および第2のデジタルI成分に変換し前記第1のアナログQ成分および前記第2のアナログQ成分を対応する第1のデジタルI成分および第2のデジタルQ成分に変換する共通のアナログデジタル変換器(ADC)とを備える装置。
  38. 前記受信機が無線受信機であり前記信号が無線信号である請求項37に記載の装置。
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