JP3785175B2 - 多入力a/d変換装置及びこれを用いた無線受信機 - Google Patents

多入力a/d変換装置及びこれを用いた無線受信機 Download PDF

Info

Publication number
JP3785175B2
JP3785175B2 JP2004101113A JP2004101113A JP3785175B2 JP 3785175 B2 JP3785175 B2 JP 3785175B2 JP 2004101113 A JP2004101113 A JP 2004101113A JP 2004101113 A JP2004101113 A JP 2004101113A JP 3785175 B2 JP3785175 B2 JP 3785175B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
digital
converter
signal
input
analog input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004101113A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005286910A (ja
Inventor
大介 黒瀬
隆文 山路
哲朗 板倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2004101113A priority Critical patent/JP3785175B2/ja
Priority to US11/088,077 priority patent/US7088278B2/en
Publication of JP2005286910A publication Critical patent/JP2005286910A/ja
Priority to US11/409,569 priority patent/US7236118B2/en
Priority to US11/409,603 priority patent/US7250895B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3785175B2 publication Critical patent/JP3785175B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M1/00Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
    • H03M1/12Analogue/digital converters
    • H03M1/1205Multiplexed conversion systems
    • H03M1/123Simultaneous, i.e. using one converter per channel but with common control or reference circuits for multiple converters
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M1/00Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
    • H03M1/12Analogue/digital converters
    • H03M1/1205Multiplexed conversion systems
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M1/00Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
    • H03M1/06Continuously compensating for, or preventing, undesired influence of physical parameters
    • H03M1/0617Continuously compensating for, or preventing, undesired influence of physical parameters characterised by the use of methods or means not specific to a particular type of detrimental influence
    • H03M1/0675Continuously compensating for, or preventing, undesired influence of physical parameters characterised by the use of methods or means not specific to a particular type of detrimental influence using redundancy
    • H03M1/069Continuously compensating for, or preventing, undesired influence of physical parameters characterised by the use of methods or means not specific to a particular type of detrimental influence using redundancy by range overlap between successive stages or steps
    • H03M1/0695Continuously compensating for, or preventing, undesired influence of physical parameters characterised by the use of methods or means not specific to a particular type of detrimental influence using redundancy by range overlap between successive stages or steps using less than the maximum number of output states per stage or step, e.g. 1.5 per stage or less than 1.5 bit per stage type
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M1/00Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
    • H03M1/12Analogue/digital converters
    • H03M1/34Analogue value compared with reference values
    • H03M1/38Analogue value compared with reference values sequentially only, e.g. successive approximation type
    • H03M1/44Sequential comparisons in series-connected stages with change in value of analogue signal

Description

本発明は、2以上の多入力のアナログ信号をディジタル信号に変換する多入力A/D変換装置及びこれを用いた無線受信機に関する。
例えば、数100Mサンプル/秒というような高速で、かつ10ビット以上というような高精度を実現可能とするA/D変換器として、パイプライン型A/D変換器が知られている。パイプラインA/D変換器は、縦続に配置された複数の変換ステージにサブADC(sub A/D Converter)とMDAC(Multiplying D/A Converter)を持ち、1段目の変換ステージからディジタル出力信号のMSB(Most Significant Bit)を出力し、2段目以降からディジタル出力信号のより下位ビットを順次出力する。サブADCの誤差はディジタル補正回路で補正されるため、演算増幅器、キャパシタ及びMOSトランジスタスイッチを有するMDACの精度がパイプラインA/D変換器の精度を決定する。
パイプライン型A/D変換器を高速に動作させるためには、A/D変換器に用いる演算増幅器は高速かつ高精度が要求される。従って、パイプライン型A/D変換器においては演算増幅器の消費電力が大きく、A/D変換器全体の消費電力に対してかなりの割合を占める。
パイプラインA/D変換器は、前の変換ステージでより上位のビットを出力するので、各変換ステージに要求される精度は後段に行くにしたがって緩和される。各変換ステージの要求精度が緩和されることにより、使用する演算増幅器の面積及び消費電力を後のステージに行くにしたがって小さくする方法が非特許文献1で提案されている。これは低消費電力化パイプライン型A/D変換器の典型的な設計手法の一つとなっている。
パイプライン型A/D変換器のさらなる低消費電力化を実現するために、非特許文献2には、隣り合う変換ステージ間で演算増幅器を半クロック周期毎に時分割で共用することにより、必要な演算増幅器の数を半分に減らすことが示されている。このような演算増幅器の時分割共用の手法は、パイプラインA/D変換器の隣り合う各変換ステージが半クロック毎に能動状態になることを利用している。
D. W. Cline et al, IEEE J. Solid State Circuits, vol. 31, no. 3, pp. 294-303, Mar. 1996 B. M. Min et al, IEEE International Solid-State Circuit Conference Digest of Technical Papers pp. 324-325, 2003
非特許文献2のように、隣り合う変換ステージで共通の演算増幅器を用い時分割で使用する手法は、各変換ステージで最適な演算増幅器を使うことができない。例えば、N段目とN+1段目の変換ステージで一つの演算増幅器を時分割共用とした場合に、その演算増幅器をN段目の変換ステージに最適化すると、N+1段目の変換ステージでは面積及び消費電力が必要以上に大きくなる。従って、非特許文献1の手法によると演算増幅器の個数は半分になるが、消費電力ついては2〜3割減程度の削減効果しかない。
無線受信機のような通信用途では、直交変復調や複数の受信アンテナからの受信信号をA/D変換するために、複数のA/D変換器を用いる場合が多い。従って、A/D変換器に対する低消費電力化の要求は強く、解決策が望まれている。
本発明の目的は、複数系統のアナログ信号入力に対して従来のパイプライン型A/D変換器よりも低消費電力化を実現できる多入力A/D変換装置を提供することにある。
また、このような多入力A/D変換装置を用いて全体として消費電力の低い無線受信機を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の一つの観点によると、第1のアナログ入力信号及び第2のアナログ入力信号をそれぞれ第1のディジタル出力信号及び第2のディジタル出力信号に変換する多入力A/D変換装置であって、縦続接続された複数の第1変換ステージを含み、前記第1のアナログ入力信号に対して1クロック周期のうちの一の半クロック周期期間にサンプル動作を行って前記第1のアナログ入力信号を前記第1のディジタル出力信号に変換する第1の単位A/D変換器と、縦続接続された複数の第2変換ステージを含み、前記第2のアナログ入力信号に対して前記1クロック周期のうちの他の半クロック周期期間にサンプル動作を行って前記第2のアナログ入力信号を前記第2のディジタル出力信号に変換する第2の単位A/D変換器と、前記第1及び第2の単位A/D変換器の出力側にそれぞれ配置された、前記第1のディジタル出力信号と第2のディジタル出力信号との出力タイミングの半クロック周期のずれを補正する第1及び第2のタイミング補正回路とを備え、前記第1及び第2の変換ステージは、半クロック周期の時分割で共用される第1演算増幅器を含む多入力A/D変換装置を提供する。
本発明の他の観点では、第1及び第2の単位A/D変換器は、さらに第1変換ステージ及び第2変換ステージの前段に配置される第1第2のサンプルホールド回路をそれぞれ含み、第1及び第2のサンプルホールド回路は時分割で共用される第2演算増幅器を含む多入力A/D変換装置を提供する。
本発明に係る多入力A/D変換装置では、複数系統のアナログ信号入力を前提として、パイプライン型の単位A/D変換器を複数個並べ、各々の単位A/D変換器内の変換ステージで用いる演算増幅器、さらには各々の単位A/D変換器内のサンプルホールド回路に用いる演算増幅器を時分割で共用することにより、演算増幅器の面積及び消費電力を半分にすることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1に、本発明の第1の実施形態に係る多入力A/D変換装置を示す。ここでは、単位A/D変換器として一つの変換ステージ当たり1.5ビット出力で、全体として10ビット出力の二つのパイプライン型A/D変換器を用いた図を用いて説明する。本発明は各変換ステージの出力ビット数が1.5ビットを越える場合、及び多入力A/D変換装置が3つ以上の入力を有する場合にも適用が可能である。第1の実施形態では、各ステージに用いる演算増幅器は半クロック期間しか動作しないことに着目して、半クロック周期毎に二つの単位A/D変換器の間で時分割で共用される。
図1のA/D変換装置について詳細に説明すると、第1入力端子11aへのアナログ入力信号Analog In aは第1の単位A/D変換器12aに入力され、第2入力端子11bへのアナログ入力信号Analog In bは第2の単位A/D変換器12bに入力される。第1の単位A/D変換器12a及び第2の単位A/D変換器12bは、パイプライン型A/D変換器である。
第1の単位A/D変換器12aは、入力段に配置されたサンプルホールド回路S/Haと、サンプルホールド回路S/Haの後段に縦続接続された複数の変換ステージS1a〜S8aと、最終段の変換ステージS8aの後段に接続されたフラッシュ型A/D変換器(以下、サブADCという)Fa及びディジタル補正回路13aを有する。
第2の単位A/D変換器12bは、同様に入力段に配置されたサンプルホールド回路S/Hbと、サンプルホールド回路S/Hbの後段に縦続接続された複数の変換ステージS1b〜S8bと、最終段の変換ステージS8bの後段に接続されたフラッシュ型A/D変換器(以下、サブADCという)Fb及びディジタル補正回路13bを有する。
演算増幅器A1〜A8は、図1では変換ステージS1a〜S8a及びS1b〜S8bの外に記載されているが、実際には変換ステージS1a〜S8a及びS1b〜S8bの構成要素の一部である。演算増幅器A1〜A8は、変換ステージS1a〜S8aと変換ステージS1b〜S8bとの間で、半クロック毎に時分割で共用される、ここでいうクロックとは、サンプルホールド回路S/Ha及びS/Hbに与えられるサンプリングクロックである。図示していないが、各変換ステージS1a〜S8a及びS1b〜S8b内には、演算増幅器A1〜A8を変換ステージS1a〜S8aで使用するか、変換ステージS1b〜S8bで接続するかを切り替えるためのスイッチ、例えばMOSトランジスタスイッチを含んでいるものとする。
先に挙げた非特許文献1では、パイプラインA/D変換器では各変換ステージに要求される精度は後段に行くに従って緩和されることに着目して、演算増幅器の面積及び消費電力を後のステージに行くに従って小さくしているが、本実施形態においても同様の考えを適用している。すなわち、変換ステージS1a〜S8a及びS1b〜S8bの後段ほど、演算増幅器A1〜A8の面積及び消費電力を小さくしている。図1中の演算増幅器A1〜A8を表すシンボルの大きさは、面積(トランジスタサイズ)及び消費電力の割合を模式的に表している。
次に、図1のA/D変換装置の基本動作を説明する。二つの単位A/D変換器12a及び12bの動作は全く同様であるため、一つの単位A/D変換器12aの動作を説明すると、入力端子11aに入力されるアナログ入力信号Analog In aは、サンプルホールド回路S/Haによりサンプルホールド、すなわちサンプリングクロックに従ってサンプルされ、かつ一定時間ホールドされる。サンプルホールド回路S/Haから出力されるアナログ信号は、複数の変換ステージS1a〜S8aに入力される。
変換ステージS1a〜S8aは、それぞれに入力されるアナログ信号を比較的少ないビット数、ここでは1.5ビットのディジタル信号に変換すると共に、変換したディジタル信号の変換誤差を示すアナログの残差信号を出力する。変換ステージS1a〜S7aから出力される残差信号は、それぞれ次段の変換ステージS2a〜S8aへ入力される。終段の変換ステージS8aから出力される残差信号は、例えば2ビットのサブADCFaによってディジタル信号に変換される。
変換ステージS1a〜S8aとサブADCFaから出力されるディジタル信号は、ディジタル補正回路13aによって合成されると共に後述のような補正が施されることによって、高分解能、例えば10ビットのディジタル出力信号Digital Out aが生成される。ここで、初段の変換ステージS1aから出力されるディジタル信号がディジタル出力信号Digital Out aのMSB(最上位ビット)、終段の変換ステージ8aから出力される残信号をA/D変換するサブADCFaから出力されるディジタル信号がディジタル出力信号Digital Out aのLSB(最下位ビット)である。
サンプルホールド回路S/Haから出力されるアナログ信号(サンプルホールド値)に対して、変換ステージS1a〜S8aとサブADCFaからそれぞれ出力されるディジタル信号は、各ディジタル信号を出力する変換ステージまでの各ステージの持つ遅延時間の合計分に相当する相対的な遅延時間を持つ。従って、ディジタル補正回路13aでは、このような相対遅延時間を補償してから各ディジタル信号を合成する必要があることは言うまでもない。
図2には、変換ステージS1a〜S8aの一つの構成を示す。変換ステージには、サンプルホールド回路S/Haまたは前段の変換ステージから出力されるアナログ信号21が入力される。入力されるアナログ信号21は、まずサブADC22によって比較的ビット数の少ないディジタル信号23に変換される。サブADC22から出力されるディジタル信号23は、図1中のディジタル補正回路13aに入力されると共に、MDAC(Multiplying D/A Converter)24に入力される。サブADC22から出力されるディジタル信号23のパスとしては、2本(2ビット分)あるが、実際用いられる値は4値(=22)でなく3値である。このため、図2のような変換ステージは一般的に、1.5ビット/ステージと呼ばれる。
MDAC24は、サブDAC25と減算器26及び演算増幅器27を有する一種のD/A変換器である。サブADC22からのディジタル信号23がサブDAC25によりアナログ信号に変換され、このアナログ信号と変換ステージに入力されるアナログ信号21との差信号が減算器26によって求められる。減算器26から出力される差信号(これを残差信号という)は、演算増幅器27によって増幅される。演算増幅器27から出力される残差信号28は、次段の変換ステージへ出力される。演算増幅器27は、図1中の演算増幅器A1〜A8に相当する。
このような1.5ビット/ステージを変換ステージS1a〜S8aに用いたパイプライン型A/D変換器の場合、ディジタル補正回路13aは0.5ビット分を冗長ビットとして各ステージにあるサブADC内のコンパレータのオフセットを補正する処理を行う。このようなディジタル補正回路は、例えばStephen H. Lewis, H. Scott Fetterman, George F. Gross, Jr., R. Ramanchandran, and T. R. Viswanathan “ A 10-b 20-M sample/s Analog-to-Digital Converter ”, IEEE JOURNAL OF SOLID-STATE CIRCUITS, VOL. 27, NO. 3, MARCH 1992に記載されている。
このように第1の実施形態によると、第1の単位A/D変換器12aにおける変換ステージS1a〜S8aの各々と第2の単位A/D変換器12bにおける変換ステージS1b〜S8bの各々との間で、演算増幅器A1〜A8を時分割で共用している。従って、このような時分割共用を行わない場合に比較して、必要な演算増幅器の数及び面積が半分になるため、A/D変換装置全体の面積及び消費電力が大きく低減される。第1の実施形態は2入力のA/D変換装置であるが、入力数が増えるほど演算増幅器の数の減少とそれによる面積及び消費電力の低減効果はさらに高くなることは明らかである。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係るA/D変換装置では、図3に示されるように第1の実施形態と同様に変換ステージS1a〜S8aの各々と変換ステージS1b〜S8bの各々との間で演算増幅器A1〜A8を時分割で共用することに加えて、第1の単位A/D変換器12aにおけるサンプルホールド回路S/Haと、第2の単位A/D変換器12bにおけるサンプルホールド回路S/Hbとで一つの演算増幅器A0を時分割で共用している。
すなわち、サンプルホールド回路は演算増幅器を含んでおり、半クロック分の期間だけ演算増幅器として動作するので、サンプルホールド回路S/Haとサンプルホールド回路S/Hbとで一つの演算増幅器A0を時分割で共用することができる。演算増幅器A0は、図ではサンプルホールド回路S/Ha及びS/Hbとは別に書かれているが、実際にはサンプルホールド回路S/Ha及びS/Hbの構成要素の一部である。
サンプルホールド回路S/Ha及びS/Hbは、10ビット精度のノイズレベルにする必要があるため、負荷容量(最初の変換ステージ1a及び1bのサンプリング容量)は大きくなる。従って、サンプルホールド回路S/Ha及びS/Hbは、大きな負荷容量を駆動できるだけの消費電力の大きい演算増幅器が必要となるために、サンプルホールド回路S/HaとS/Hbとで一つの演算増幅器A0を共用することは、消費電力低減の上で非常に有効である。
次に、図3の多入力A/D変換装置の詳細な動作を図4のタイムチャートを用いて説明する。
サンプルホールド回路S/Ha及びS/Hbは、サンプリングクロックの周期Tで交互にサンプルとホールドを行うが、一方がサンプル状態のとき他方はホールド状態となるように、図示しない制御回路により制御される。演算増幅器A0は常に能動状態(Active)にあり、半クロック毎にサンプルホールド回路S/HaとS/Hbで交互に用いられるように、制御回路により制御される。サンプルホールド回路S/Haは、演算増幅器A0がサンプルホールド回路S/Haで使用されない期間に入力アナログ信号Analog In aをサンプリングいる。一方、サンプルホールド回路S/Hbは、演算増幅器A0がサンプルホールド回路S/Hbで使用されない期間に入力アナログ信号Analog In bをサンプリングする。
演算増幅器A1〜A8は、第1の実施形態で説明したように変換ステージS1a〜S8aの各々と変換ステージS1b〜S8bの各々とで時分割で共用される。言い替えれば、変換ステージS1a〜S8aの各々と変換ステージS1b〜S8bの各々は、交互に能動状態とされる。最終段の変換ステージS8a及びS8bのうちS8aが能動状態のとき第1の単位A/D変換器12aからディジタル出力信号Digital Out aが出力され、S8bが能動状態のとき第2の単位A/D変換器12bからディジタル出力信号Digital Out bが出力される。
(第3の実施形態)
第2の実施形態では、第1の単位A/D変換器12aと第2の単位A/D変換器12bとの間で、演算増幅器A0,A1〜A8を半クロック周期T/2の時間ずらして時分割で共用する。従って図4に示したように、アナログ入力信号Analog In a及びAnalog In bをそれぞれサンプルするタイミングが半クロック周期T/2の時間ずれるため、ディジタル出力信号Digital Out a及びDigital Out bの出力タイミングも半クロック周期T/2の時間ずれる。
このように第1及び第2の単位A/D変換器12a及び12bからのディジタル出力信号の出力タイミングのずれが問題となる場合、第3の実施形態に係る多入力A/D変換装置では、図5に示すように上述した出力タイミングのずれを補正するためのタイミング補正回路14a及び14bがディジタル補正回路13a及び13bの後段にそれぞれ配置される。タイミング補正回路14a及び14bは、ディジタル補正回路13a及び13bからそれぞれ出力されるディジタル出力信号に対して、半クロック周期T/2分の時間差を付加することにより、上述した半クロック周期T/2のタイミングずれを補正したディジタル出力信号Digital Out a及びDigital Out bを得ることができる。
(第4の実施形態)
第3の実施形態で説明したタイミング補正回路14a及び14bによって、例えばディジタル補正回路13a及び13bから出力されるディジタル出力信号のいずれか一方を半クロック周期T/2だけ遅延すると、最終的に得られるディジタル出力信号Digital Out a及びDigital Out bの出力タイミングのずれは補正されるが、ディジタル出力信号Digital Out a及びDigital Out bのそれぞれの遅延時間(入力端子11a及び11bの各々からタイミング補正回路14a及び14bの出力端子までの遅延時間)が半クロック周期T/2の時間だけずれる。
本発明の第4の実施形態では、ディジタル出力信号Digital Out a及びDigital Out bの出力タイミングのずれ(i)と、遅延時間の相対的なずれ(ii)を以下のようにして補正することができる。図6に示されるように、第4の実施形態に係る多入力A/D変換装置では、ディジタル補正回路13aの出力側に遅延回路15及びディジタルフィルタ16aが縦続に接続され、同様にディジタル補正回路13bの出力側にディジタルフィルタ16bが接続される。遅延回路15及びディジタルフィルタ16aは、図5中のタイミング補正回路14aに相当する。ディジタルフィルタ16bは、図5中のタイミング補正回路14bに相当する。
遅延回路15は、z-1/2 と記載されていることから明らかなように、半クロック周期T/2の遅延時間を持つ。従って、遅延回路15により上記(i)で示したディジタル出力信号Digital Out a及びDigital Out bの出力タイミングの半クロック周期T/2分のずれが補正される。
ディジタルフィルタ16a及び16bは、例えばFIR(Finite Input Response)フィルタが用いられる。ディジタルフィルタ16aのタップ数はn、ディジタルフィルタ16bのタップ数はn−1であり、タップ係数はディジタルフィルタ16a及び16bが同じインパルス応答を持つように設定される。このようにディジタルフィルタ16a及び16bのタップ数を1個だけ異ならせ、かつ各々のインパルス応答を等しくすることによって、上記(ii)で示したディジタル出力信号Digital Out a及びDigital Out bの遅延時間の相対的なずれを補正できる。
図7及び図8に、FIRフィルタであるディジタルフィルタ16a及び16bの具体例を示す。縦続に接続されたz-1 で表される複数個の単位遅延素子により、ディジタルフィルタ16aは偶数個のタップ(図7の例では10タップ)、ディジタルフィルタ16bは奇数個のタップ(図8の例では9タップ)を有する。すなわち、この例ではn=10としている。初段の単位遅延素子に信号が入力され、各タップの出力がタップ係数hx が付与されて加算されることにより、フィルタ出力が得られる。ディジタルフィルタ16aにはディジタル補正回路13aの出力信号が遅延回路15を介して入力され、ディジタルフィルタ16bにはディジタル補正回路13bの出力信号が直接入力される。ディジタルフィルタ16aの伝達関数をHa(z)とし、ディジタルフィルタ16bの伝達関数を伝達関数をHb(z)とする。
図9に、ディジタルフィルタ16a及び16bのインパルス応答を示す。縦軸の振幅がタップ係数の値であり、横軸が時間である。偶数タップと奇数タップとの時間差は、図7及び図8からも明らかなようにz-1/2 、すなわち半クロック周期T/2である。このようなディジタルフィルタ16a及び16bを用いることにより、出力されるディジタル信号は同じタイミングでピークを持つために、上記(ii)で示したディジタル出力信号Digital Out a及びDigital Out bの遅延時間の相対的なずれが補正される。
図6の場合、第2の単位A/D変換器12aにおいて遅延回路15によりディジタル補正回路13aから出力されるディジタル信号を半クロック周期T/2の時間遅らせることにより、前記(i)で示したディジタル出力信号Digital Out a及びDigital Out bの出力タイミングのずれを補正している。このように半クロック周期T/2の時間遅らせる方のディジタル出力信号に対して、タップ数が多い方のディジタルフィルタ、この例では偶数タップのディジタルフィルタ16aを適用すればよい。奇数タップのディジタルフィルタの方がタップ数の多い場合は逆に、半クロック周期T/2の時間遅らせる方のディジタル出力信号に対して奇数タップのディジタルフィルタを適用すればよいことは明らかである。
通信用途では、受信信号の不要成分をアナログ回路の低域通過フィルタで除去した後、さらにディジタル処理部でも除去するために、ディジタルフィルタがよく用いられる。従って、ディジタル処理部の不要成分除去用のディジタルフィルタを利用して、多入力A/D変換装置からのディジタル出力信号のタイミングずれの補正を行うこともできる。これによって、回路規模の増大を避けることができる。
(第5の実施形態)
次に、本発明の第5の実施形態として、演算増幅器に2段増幅器を用いた場合の例について述べる。例えば、第1〜第4の実施形態において変換ステージS1a〜S8a及びS1b〜S8bの演算増幅器A1〜A8は、2段増幅器であっても構わない。その場合、2段構造の演算増幅器全体を第1の単位A/D変換器12aの変換ステージS1a〜S8aと第2の単位A/D変換器12bの変換ステージS1b〜S8bとで時分割で共用してもよいが、第2段増幅器のみを時分割で共用してもよい。
図10は、変換ステージS1a〜S8a及びS1b〜S8bの演算増幅器に2段増幅器を用いた例であり、変換ステージST1a及びST1bについてのみ示している。第1段増幅器A1a及びA1bは、それぞれ変換ステージST1a及びST1bで個別に用いられ、第2段増幅器A1cは変換ステージST1a及びST1bで時分割で共用される。他の変換ステージS2a〜S8a及びステージS2b〜S8bにおいても、同様に演算増幅器のうち第2段増幅器のみが時分割で共用される。演算増幅器の第1段増幅器A1a及びA1bと第2段増幅器A1cは、図10では変換ステージS1a及びS1bの外に記載されているが、実際には変換ステージS1a及びS1bの構成要素の一部である。
また、例えば第2の実施形態で説明した第1の単位A/D変換器12aにおけるサンプルホールド回路S/Haと第2の単位A/D変換器12bにおけるサンプルホールド回路S/Hbに用いられる演算増幅器A0を2段構成とした場合に、第2段増幅器のみを時分割で共用することもできる。
図11は、サンプルホールド回路S/Ha及びサンプルホールド回路S/Hbの演算増幅器に2段増幅器を用いた例であり、第1段増幅器A0a及びA0bはサンプルホールド回路S/Ha及びS/Hbで個別に用いられ、第2段増幅器A0cはサンプルホールド回路S/Ha及びS/Hbで時分割で共用される。演算増幅器の第1段増幅器A0a及びA0bと第2段増幅器A0cは、図11ではサンプルホールド回路S/Ha及びS/Hbとは別に書かれているが、実際にはサンプルホールド回路S/Ha及びS/Hbの構成要素の一部である。
このように演算増幅器を2段増幅器とした場合に、一般的に消費電力の大きい方の第2段増幅器のみを第1の単位A/D変換器と第2の単位A/D変換器とで時分割で共用することによって、効果的に消費電力を低減することができる。
(第6の実施形態)
本発明の第6の実施形態として、これまで説明した多入力A/D変換装置を一般的な無線受信機に応用した例を説明する。図12は直交変復調を行う無線受信機であり、電波を受信するアンテナ101から出力されるRF受信信号はRFフロントエンド102に入力される。RFフロントエンド102では、アンテナ101からのRF受信信号がデュプレクサ(この例では帯域通過フィルタ)111により送信系と分離して取り出され、低雑音増幅器(LNA)112を介して直交復調器に入力される。
直交復調器は二つのキサ113a及び113b、ローカル信号源114及びπ/2移相器115を有し、入力されるRF受信信号をローカル信号源114とπ/2移相器115により生成される互いに直交する第1及び第2のローカル信号により復調して、互いに直交する第1及び第2のベースバンド信号(Iチャネル信号及びQチャネル信号)を生成する。生成されたIチャネル信号及びQチャネル信号は、それぞれ低域通過フィルタ116a及び116bにより不要成分が除去され、さらにAGC回路117a及び117bによってレベル調整された後、ADCブロック103に入力される。
ADCブロック103は、これまで述べた多入力A/D変換装置であり、単位A/D変換器12a及び13b、ディジタル補正回路13a及び13b、図6中に示した遅延回路15を有し、入力されたIチャネル信号及びQチャネル信号をそれぞれディジタル出力信号Digital Out I-ch及びDigital Out Q-chに変換する。
ADCブロック103からのディジタル出力信号Digital Out I-ch及びDigital Out Q-chは、それぞれディジタルフィルタ104a及び104bに入力される。ディジタルフィルタ104a及び104bには、例えばそれぞれ図7及び図8で示したFIRフィルタが用いられる。従ってディジタルフィルタ104a及び104bでは、不要成分の除去に加えて、遅延回路15によるタイミングずれの補正に伴う、前記(ii)で示したようなディジタル出力信号Digital Out I-ch及びDigital Out Q-chの遅延時間の相対的なずれを補正する処理が行われる。
このように本発明に基づく多入力A/D変換装置は、直交復調により生成されるIチャネル信号及びQチャネル信号をディジタル信号に変換する場合、パイプライン型A/D変換器の二つの単位A/D変換器で演算増幅器を共用することにより、受信機の面積と消費電力の低減に効果的である。
(第7の実施形態)
近年、伝送レートの向上のためにMIMO(Multiple Input Multiple Output)と呼ばれる送受信機の方式が注目されている。これは複数の送信アンテナを有する無線送信機と複数の受信アンテナを有する無線受信機の組み合わせにより送受信を行う方式であり、例えば情報信号を複数の経路で並列に送受信を行うことによって、伝送レートを上げることができる。
本発明の第7の実施形態によると、これまで説明した多入力A/D変換装置をMIMO用の無線受信機に応用することにより、消費電力の問題を解決できる。図13は2チャネルMIMO用の無線受信機であり、受信用として2個のアンテナ201a及び201bを有する。アンテナ201a及び201bから出力されるRF受信信号はRFフロントエンド202に入力される。RFフロントエンド202では、アンテナ201a及び201bからのRF受信信号がデュプレクサ(この例では帯域通過フィルタ)211a及び211bにより送信系と分離して取り出され、低雑音増幅器(LNA)212a及び212bにより増幅される。
LNA212a及び212bからの出力信号は、ミキサ213a及び213bに入力され、ローカル信号源214a及び214bからのローカル信号と乗算されることによって、周波数変換(ダウンコンバート)され、2チャネルのIF(中間周波数)信号が生成される。各チャネルのIF信号は低域通過フィルタ216a及び216bにより不要成分が除去され、さらにAGC回路217a及び217bによってレベル調整された後、ADCブロック203に入力される。
ADCブロック203は、これまで述べた多入力A/D変換装置であり、単位A/D変換器12a及び13b、ディジタル補正回路13a及び13b、図6中に示した遅延回路15を有し、入力された2チャネルのIF信号をそれぞれディジタル出力信号Digital Out a及びDigital Out bに変換する。ここでは、IF信号をADCブロック203に入力したが、ベースバンド信号をADCブロックに入力してもよい。
ADCブロック203からのディジタル出力信号Digital Out a及びDigital Out bは、それぞれディジタルフィルタ204a及び204bに入力され、図12で説明したと同様に不要成分が除去されると共に、遅延回路15によるタイミングずれの補正に伴う、前記(ii)で示したようなディジタル出力信号Digital Out a及びDigital Out bの遅延時間の相対的なずれを補正する処理が行われる。
本発明のさらに別の実施形態として、MIMOと直交変復調を組み合わせた無線通信システムにおける無線受信機にも適用ができる。MIMOと直交変復調を組み合わせると、無線受信機では一つのアンテナに対して2個のA/D変換器を必要とし、無線受信機全体ではMIMOチャネル数×2個のA/D変換器を必要とするため、消費電力が増大してしまう。これに対して、各々のMIMOチャネルに図13に示した無線受信機を適用すれば、MIMOチャネル数分の多入力A/D変換装置を設けることにより、演算増幅器の数を最小限にすることができ、消費電力の低減に極めて有効である。
その他、本発明は種々変更して実施することができる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の第1の実施形態に係る多入力A/D変換装置のブロック図 一つの変換ステージの具体例のブロック図 本発明の第2の実施形態に係る多入力A/D変換装置のブロック図 図2の多入力A/D変換装置のタイミング図 本発明の第3の実施形態に係る多入力A/D変換装置のブロック図 本発明の第4の実施形態に係る多入力A/D変換装置のブロック図 図6中の第1のディジタルフィルタのブロック図 図6中の第2のディジタルフィルタのブロック図 第1及び第2のディジタルフィルタのインパルス応答を示す図 本発明の第5の実施形態に係る多入力A/D変換装置における変換ステージで用いられる2段演算増幅器のブロック図 本発明の第5の実施形態に係る多入力A/D変換装置におけるサンプルホールド回路で用いられる2段演算増幅器のブロック図 本発明の第6の実施形態に係る無線受信機のブロック図 本発明の第7の実施形態に係るMIMO用無線受信機のブロック図
符号の説明
12a,12b…単位A/D変換器
13a,13b…ディジタル補正回路
14a,14b…タイミング補正回路
15…遅延回路
16a,16b…ディジタルフィルタ

Claims (10)

  1. 第1のアナログ入力信号及び第2のアナログ入力信号をそれぞれ第1のディジタル出力信号及び第2のディジタル出力信号に変換する多入力A/D変換装置であって:
    縦続接続された複数の第1変換ステージを含み、前記第1のアナログ入力信号に対して1クロック周期のうちの一の半クロック周期期間にサンプル動作を行って前記第1のアナログ入力信号を前記第1のディジタル出力信号に変換する第1の単位A/D変換器と;
    縦続接続された複数の第2変換ステージを含み、前記第2のアナログ入力信号に対して前記1クロック周期のうちの他の半クロック周期期間にサンプル動作を行って前記第2のアナログ入力信号を前記第2のディジタル出力信号に変換する第2の単位A/D変換器と;
    前記第1及び第2の単位A/D変換器の出力側にそれぞれ配置された、前記第1のディジタル出力信号と第2のディジタル出力信号との出力タイミングの半クロック周期のずれを補正する第1及び第2のタイミング補正回路とを備え;
    前記第1及び第2の変換ステージは、半クロック周期の時分割で共用される第1演算増幅器を含む多入力A/D変換装置。
  2. 第1のアナログ入力信号及び第2のアナログ入力信号をそれぞれ第1のディジタル出力信号及び第2のディジタル出力信号に変換する多入力A/D変換装置であって:
    前記第1のアナログ入力信号に対して1クロック周期のうちの一の半クロック周期にサンプル動作を行い前記1クロック周期のうちの他の半クロック周期に第2の期間にホールド動作を行う第1のサンプルホールド回路及び該第1のサンプルホールド回路の後段に縦続接続された複数の第1変換ステージを含み、前記第1のアナログ入力信号を前記第1のディジタル出力信号に変換する第1の単位A/D変換器と;
    前記第2のアナログ入力信号に対して前記他の半クロック周期にサンプル動作を行い前記一の半クロック周期にホールド動作を行う第2のサンプルホールド回路及び該第2のサンプルホールド回路の後段に縦続接続された複数の第2変換ステージを含み、前記第2のアナログ入力信号を前記第2のディジタル出力信号に変換する第2の単位A/D変換器と;
    前記第1及び第2の単位A/D変換器の出力側にそれぞれ配置された、前記第1のディジタル出力信号と第2のディジタル出力信号との出力タイミングの半クロック周期のずれを補正する第1及び第2のタイミング補正回路とを備え;
    前記第1及び第2の変換ステージは、半クロック周期の時分割で共用される第1演算増幅器を含み、さらに前記第1のサンプルホールド回路及び第2のサンプルホールド回路は、半クロック周期の時分割で共用される第2演算増幅器を含む多入力A/D変換装置。
  3. 前記第1演算増幅器は、第1段増幅器と第2段増幅器を含み、第2段増幅器が時分割で共用される請求項1または2に記載の多入力A/D変換装置。
  4. 前記第2演算増幅器は、第1段増幅器と第2段増幅器を含み、第2段増幅器が時分割で共用される請求項2に記載の多入力A/D変換装置。
  5. 前記第1のサンプルホールド回路は、第1の期間にサンプル動作、第2の期間にホールド動作をそれぞれ行い、前記第2のサンプルホールド回路は、前記第2の期間にサンプル動作、前記第1の期間にホールド動作をそれぞれ行う請求項2に記載の多入力A/D変換装置。
  6. 前記第1のタイミング補正回路は前記出力タイミングの半クロック周期のずれを補正するための遅延回路及びn個のタップ(nは任意の整数)を持つ第1のディジタルフィルタを有し、前記第2のタイミング補正回路はn−1個のタップを持つ第2のディジタルフィルタを有し、前記第1及び第2のディジタルフィルタはほぼ同一のインパルス応答を有する請求項1または2に記載の多入力A/D変換装置。
  7. 前記第1のタイミング補正回路は前記出力タイミングの半クロック周期のずれを補正するための遅延回路及びn個のタップ(nは任意の整数)を持つ第1のディジタルフィルタを有し、前記第2のタイミング補正回路はn−1個のタップを持つ第2のディジタルフィルタを有し、前記第1及び第2のディジタルフィルタはほぼ同一のインパルス応答を有する請求項6に記載の多入力A/D変換装置。
  8. 電波を受信してRF受信信号を出力するアンテナと;
    前記RF受信信号を互いに直交する第1及び第2のローカル信号により復調して互いに直交する第1及び第2のベースバンド信号を生成する直交復調器と;
    前記第1及び第2のベースバンド信号を前記第1及び第2のアナログ入力信号として受け、前記第1及び第2のディジタル出力信号に変換する請求項1または2に記載の多入力A/D変換装置と具備する無線受信機。
  9. 電波を受信して第1及び第2のRF受信信号をそれぞれ出力する第1及び第2のアンテナと;
    前記第1及び第2のRF受信信号をより低い周波数に変換して第1及び第2の周波数変換信号を出力する第1及び第2の周波数変換器と;
    前記第1及び第2の周波数変換信号を前記第1及び第2のアナログ入力信号として受け、前記第1及び第2のディジタル出力信号に変換する請求項1または2に記載の多入力A/D変換装置と具備する無線受信機。
  10. 前記多入力A/D変換装置の後段に配置された、前記第1及び第2のディジタル出力信号を受ける第1及び第2のディジタルフィルタをさらに具備する請求項8または9に記載の無線受信機。
JP2004101113A 2004-03-30 2004-03-30 多入力a/d変換装置及びこれを用いた無線受信機 Expired - Fee Related JP3785175B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004101113A JP3785175B2 (ja) 2004-03-30 2004-03-30 多入力a/d変換装置及びこれを用いた無線受信機
US11/088,077 US7088278B2 (en) 2004-03-30 2005-03-23 Multiple input analog-to-digital conversion apparatus and radio receiver using the same
US11/409,569 US7236118B2 (en) 2004-03-30 2006-04-24 Multiple input analog-to-digital conversion apparatus and radio receiver using the same
US11/409,603 US7250895B2 (en) 2004-03-30 2006-04-24 Multiple input analog-to-digital conversion apparatus and radio receiver using the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004101113A JP3785175B2 (ja) 2004-03-30 2004-03-30 多入力a/d変換装置及びこれを用いた無線受信機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005286910A JP2005286910A (ja) 2005-10-13
JP3785175B2 true JP3785175B2 (ja) 2006-06-14

Family

ID=35053679

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004101113A Expired - Fee Related JP3785175B2 (ja) 2004-03-30 2004-03-30 多入力a/d変換装置及びこれを用いた無線受信機

Country Status (2)

Country Link
US (3) US7088278B2 (ja)
JP (1) JP3785175B2 (ja)

Families Citing this family (35)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3785175B2 (ja) * 2004-03-30 2006-06-14 株式会社東芝 多入力a/d変換装置及びこれを用いた無線受信機
JP4529007B2 (ja) * 2004-09-02 2010-08-25 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体集積回路装置
US7593704B2 (en) * 2005-03-31 2009-09-22 Georgia Tech Research Corporation Receiver assembly and method for multi-gigabit wireless systems
US7277040B2 (en) * 2005-07-01 2007-10-02 Dsp Group Inc. Analog to digital converter with ping-pong architecture
US7295937B2 (en) * 2005-07-20 2007-11-13 Texas Instruments Incorporated Method and system for determining noise components of an analog-to-digital converter
US7187318B1 (en) * 2005-08-08 2007-03-06 National Semiconductor Corporation Pipeline ADC using multiplying DAC and analog delay circuits
JPWO2007080715A1 (ja) 2006-01-16 2009-06-11 パイオニア株式会社 ディジタル受信装置
US7397412B1 (en) 2006-02-03 2008-07-08 Marvell International Ltd. Low power analog to digital converter
US7379009B2 (en) * 2006-02-23 2008-05-27 Kabushiki Kaisha Toshiba AD converter and radio receiver
JP4836670B2 (ja) * 2006-05-31 2011-12-14 ルネサスエレクトロニクス株式会社 パイプライン型a/dコンバータ
JP4974214B2 (ja) * 2006-07-27 2012-07-11 アズビル株式会社 A/d変換器
US7471227B2 (en) * 2006-08-18 2008-12-30 Micron Technology, Inc. Method and apparatus for decreasing layout area in a pipelined analog-to-digital converter
US7304598B1 (en) * 2006-08-30 2007-12-04 Infineon Technologies Ag Shared amplifier circuit
KR100843554B1 (ko) * 2006-08-31 2008-07-04 삼성전자주식회사 멀티-채널 파이프라인드 신호 변환기
US7705756B2 (en) * 2006-11-03 2010-04-27 Slicex, Inc. Multi-channel analog-to-digital converter
JP4879773B2 (ja) * 2007-02-19 2012-02-22 ルネサスエレクトロニクス株式会社 アナログデジタル変換回路
JP4879774B2 (ja) * 2007-02-20 2012-02-22 ルネサスエレクトロニクス株式会社 アナログ・デジタル変換器
JPWO2008105183A1 (ja) * 2007-02-28 2010-06-03 パナソニック株式会社 A/d変換器、及びa/d変換方法
JP2009010483A (ja) * 2007-06-26 2009-01-15 Toshiba Tec Corp 無線タグリーダライタ装置及びその信号送受信方法
JP2009124514A (ja) * 2007-11-15 2009-06-04 Sony Corp 固体撮像素子、およびカメラシステム
JP4492713B2 (ja) * 2008-02-21 2010-06-30 セイコーエプソン株式会社 集積回路装置及び電子機器
EP2255442B1 (en) * 2008-02-27 2021-02-17 NXP USA, Inc. Analog to digital converter with amplifier
JP2009272683A (ja) 2008-04-30 2009-11-19 Toshiba Corp 無線通信装置
JP2009284338A (ja) * 2008-05-23 2009-12-03 Toshiba Corp サンプルホールド回路及びアナログ−デジタル変換器
JP5150471B2 (ja) * 2008-12-15 2013-02-20 株式会社東芝 Ad変換装置の補正方法、ad変換装置、無線機
JP5287291B2 (ja) * 2009-01-26 2013-09-11 富士通セミコンダクター株式会社 逐次比較型a/d変換器
CN102025378B (zh) * 2009-09-14 2014-06-18 晨星软件研发(深圳)有限公司 共用运算放大器的多通道∑-△转换电路及其辅助方法
US8217822B2 (en) 2010-11-09 2012-07-10 Microsoft Corporation Resolution enhancing analog-to-digital conversion
KR101685011B1 (ko) * 2010-12-09 2016-12-14 한국전자통신연구원 파이프라인 아날로그 디지털 변환기
US8390495B2 (en) * 2011-07-15 2013-03-05 Mediatek Singapore Pte. Ltd. MIMO delta-sigma delta analog-to-digital converter using noise canceling
US8922411B2 (en) * 2012-03-26 2014-12-30 Infineon Technologies Ag Configurable hardware-sharing multi-channel ADC
KR102196713B1 (ko) 2014-04-21 2020-12-30 삼성전자주식회사 연산 메모리 장치, 이를 포함하는 이미지 센서 및 그 연산 메모리 장치의 동작 방법
US9595974B1 (en) 2014-09-08 2017-03-14 Lockheed Martin Corporation Reconfigurable wideband sub-ranging analog-to-digital converter
US9143146B1 (en) * 2014-09-08 2015-09-22 Lockheed Martin Corporation Reconfigurable wideband sub-ranging analog-to-digital converter
US10972113B1 (en) * 2019-12-31 2021-04-06 Semiconductor Components Industries, Llc Systems with ADC circuitry and associated methods

Family Cites Families (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5416485A (en) * 1993-12-20 1995-05-16 Lee; Hae-Seung Analog-to-digital conversion circuit with improved differential linearity
US6288663B1 (en) * 1998-08-12 2001-09-11 Texas Instruments Incorporated Pipelined analog-to-digital converter with relaxed inter-stage amplifier requirements
JP3458812B2 (ja) * 1999-06-01 2003-10-20 株式会社デンソー 巡回型a/d変換器
US6195032B1 (en) * 1999-08-12 2001-02-27 Centillium Communications, Inc. Two-stage pipelined recycling analog-to-digital converter (ADC)
US6631170B1 (en) * 1999-12-03 2003-10-07 Nokia Corporation Radio frequency receiver
US6359579B1 (en) * 2000-02-17 2002-03-19 Advanced Micro Devices, Inc. Digital logic correction circuit for a pipeline analog to digital (A/D) converter
US6337651B1 (en) * 2000-02-17 2002-01-08 Advanced Micro Devices, Inc. Pipeline analog to digital (A/D) converter with relaxed accuracy requirement for sample and hold stage
US6295016B1 (en) * 2000-02-17 2001-09-25 Advanced Micro Devices, Inc. Pipeline analog to digital (A/D) converter with relaxed accuracy requirement for sample and hold stage
US6366230B1 (en) * 2000-06-07 2002-04-02 Texas Instruments Incorporated Pipelined analog-to-digital converter
US6369744B1 (en) * 2000-06-08 2002-04-09 Texas Instruments Incorporated Digitally self-calibrating circuit and method for pipeline ADC
GB2364390B (en) * 2000-07-03 2004-11-17 Yousri Mohammad Tah Haj-Yousef A method and device for detecting and monitoring concealed bodies and objects
EP1442525A2 (en) * 2001-06-08 2004-08-04 Koninklijke Philips Electronics N.V. Pipeline ad converter
US6600440B1 (en) * 2001-08-15 2003-07-29 National Semiconductor Corporation Capacitor mismatch independent gain stage for pipeline analog to digital converters
US6617992B2 (en) * 2001-08-15 2003-09-09 National Semiconductor Corporation Capacitor mismatch independent gain stage for differential pipeline analog to digital converters
JP2004096636A (ja) * 2002-09-03 2004-03-25 Sanyo Electric Co Ltd アナログ−デジタル変換回路
DE10255354B3 (de) * 2002-11-27 2004-03-04 Infineon Technologies Ag A/D-Wandler mit minimiertem Umschaltfehler
US6744395B1 (en) * 2002-11-27 2004-06-01 International Business Machines Corporation Power-scalable asynchronous architecture for a wave-pipelined analog to digital converter
US7398068B2 (en) * 2003-05-05 2008-07-08 Marvell International Ltd. Dual antenna system having one phase lock loop
DE10344354B4 (de) * 2003-09-24 2006-11-02 Infineon Technologies Ag Analog-Digital-Wandler und Verfahren zum Betreiben eines Analog-Digital-Wandlers
US6870495B1 (en) * 2004-02-18 2005-03-22 Micron Technology, Inc. Double throughput analog to digital converter
JP3785175B2 (ja) * 2004-03-30 2006-06-14 株式会社東芝 多入力a/d変換装置及びこれを用いた無線受信機
US6894631B1 (en) * 2004-03-31 2005-05-17 Analog Devices, Inc. Pipeline ADC digital dithering for increased digital calibration resolution
US7012559B1 (en) * 2004-09-24 2006-03-14 Broadcom Corporation Hierarchical parallel pipelined operation of analog and digital circuits
KR100673483B1 (ko) * 2004-11-25 2007-01-24 한국전자통신연구원 멀티플라잉 디지털-아날로그 변환기 및 이를 이용하는다중 경로 파이프 라인 아날로그-디지털 변환기
US7148833B1 (en) * 2005-08-26 2006-12-12 Micron Technology, Inc. Sharing operational amplifier between two stages of pipelined ADC and/or two channels of signal processing circuitry

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005286910A (ja) 2005-10-13
US20060187100A1 (en) 2006-08-24
US7088278B2 (en) 2006-08-08
US7236118B2 (en) 2007-06-26
US20050219101A1 (en) 2005-10-06
US20060187107A1 (en) 2006-08-24
US7250895B2 (en) 2007-07-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3785175B2 (ja) 多入力a/d変換装置及びこれを用いた無線受信機
US7352316B2 (en) Time-interleaved AD converter
EP1434354B1 (en) Variable resolution A/D converter
US7496341B2 (en) Device and method for providing DC-offset estimation
US6700514B2 (en) Feed-forward DC-offset canceller for direct conversion receiver
CN1178401C (zh) 带有西格马-德尔塔模拟-数字变换器的接收机
US7561629B2 (en) Multicarrier receiver and transmitter with delay correcting function
US7551114B2 (en) Reducing power consumption in the early stages of a pipeline sub-ADC used in a time-interleaved ADC
US20070060077A1 (en) Receiver architecture for wireless communication
US8564469B2 (en) Pipelined analog digital convertor
US8050639B2 (en) Multi-antenna communication apparatus
US6075820A (en) Sampling receiver with multi-branch sigma-delta modulators and digital channel mismatch correction
US8050365B2 (en) Radio communication device
US20090245437A1 (en) Sample rate converter and rceiver using the same
US7471227B2 (en) Method and apparatus for decreasing layout area in a pipelined analog-to-digital converter
US7248649B2 (en) Digital baseband receiver including a time domain compensation module for suppressing group delay variation distortion incurred due to analog low pass filter deficiencies
US20100135446A1 (en) Digital-intensive rf receiver
KR20010089746A (ko) 자원을 공유한 디지털 필터의 멀티모드 동작을 위한시스템 및 그 방법
JP4190501B2 (ja) 完全並列マルチチャネル復調器
US20230144573A1 (en) Receive chain linearization via time-interleaved and polyphase mixing of interleaved paths
US20100150270A1 (en) Signal processing circuit and receiver using the same
TWI278203B (en) Equalizing device and method capable of WLAN applications
Wada et al. Advances in Digital Front-End and Software RF Processing: PartⅡ
Soudan et al. On time-interleaved analog-to-digital converters for digital transceivers
KR19990019529A (ko) 다중모드 기저 대역 아날로그 신호 처리 시스템의 아날로그/디지탈 변환장치 및 그의 변환방법

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050927

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051128

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060314

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060316

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100324

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100324

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110324

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120324

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130324

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130324

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140324

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees