JP2008544266A - 被分析物濃度の決定のための試験装置 - Google Patents

被分析物濃度の決定のための試験装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008544266A
JP2008544266A JP2008517469A JP2008517469A JP2008544266A JP 2008544266 A JP2008544266 A JP 2008544266A JP 2008517469 A JP2008517469 A JP 2008517469A JP 2008517469 A JP2008517469 A JP 2008517469A JP 2008544266 A JP2008544266 A JP 2008544266A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
test
case
test element
magazine
measurement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008517469A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4709279B2 (ja
Inventor
バインチューク、グレゴール
ヴィーダー、ヘルベルト
アイゼレ、トーマス
Original Assignee
エフ ホフマン−ラ ロッシュ アクチェン ゲゼルシャフト
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エフ ホフマン−ラ ロッシュ アクチェン ゲゼルシャフト filed Critical エフ ホフマン−ラ ロッシュ アクチェン ゲゼルシャフト
Publication of JP2008544266A publication Critical patent/JP2008544266A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4709279B2 publication Critical patent/JP4709279B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/48Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
    • G01N33/483Physical analysis of biological material
    • G01N33/487Physical analysis of biological material of liquid biological material
    • G01N33/4875Details of handling test elements, e.g. dispensing or storage, not specific to a particular test method
    • G01N33/48757Test elements dispensed from a stack
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T436/00Chemistry: analytical and immunological testing
    • Y10T436/11Automated chemical analysis
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T436/00Chemistry: analytical and immunological testing
    • Y10T436/11Automated chemical analysis
    • Y10T436/111666Utilizing a centrifuge or compartmented rotor
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T436/00Chemistry: analytical and immunological testing
    • Y10T436/11Automated chemical analysis
    • Y10T436/112499Automated chemical analysis with sample on test slide
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T436/00Chemistry: analytical and immunological testing
    • Y10T436/14Heterocyclic carbon compound [i.e., O, S, N, Se, Te, as only ring hetero atom]
    • Y10T436/142222Hetero-O [e.g., ascorbic acid, etc.]
    • Y10T436/143333Saccharide [e.g., DNA, etc.]
    • Y10T436/144444Glucose

Abstract

少なくとも1つの試験エレメント(136)を利用して試料中の少なくとも1種の被分析物濃度を決定するための試験装置(110)が提案される。特にこの試験装置(110)はグルコース測定、特に血糖測定、コレステリン測定および/または凝固測定に使用することができる。本発明による試験装置は、閉鎖状態および開放状態を有するケース(112)と、ならびに少なくとも1つの試験エレメント(136)を収容するための保管装置(134)を有する。少なくとも1つの試験エレメント(136)がストリップ状の試験エレメント(136)として形成されており、保管装置(134)はマガジン(134)、好ましくは交換可能のマガジン(134)を有する。このマガジン(134)は多数のキャビティ(135)を有し、キャビティ(135)の中にストリップ状の試験エレメント(136)が実質的に互いに平行に収容されている。さらに少なくとも1つの測定箇所と送出装置(140、160)を備えた測定装置を設けている。送出装置(140、160)はケース(112)の開放時に少なくとも1つの保管装置(134)の保管位置から少なくとも1つの試験エレメント(136)を移動するための手段(140、166)を有する。

Description

本発明は、試験エレメントを用いた試料中の少なくとも1種の被分析物濃度の決定のための試験装置、特に携帯式試験装置に関する。さらに、本発明は、本発明に係る試験装置の使用中に試料中の少なくとも1種の被分析物濃度を決定するための試験エレメントに関する。この種の試験装置および試験エレメントは特に血糖濃度の測定に使用される。
血糖濃度の監視は糖尿病患者の1日の必須構成要素である。その際に血糖濃度は必要に応じて適切な医学的措置を講ずることができるようにするため、すばやくかつ確実に1日に何度も決定される必要がある。糖尿病患者の1日のルーティンを必要以上に制限しないために、その際にしばしば簡単に搬送されかつ取り扱われるべきである適切な移動式装置が使用され、その結果、血糖濃度の測定は、たとえば職場または自由時間においても実施することができる。
現在、様々な測定方法にしたがって機能する種々の移動装置が市場にある。その際に種々の診断方法、たとえば光学的または電気化学的測定方法も使用されている。しばしば使用される測定方法の一例は光学的または電気化学的試験ストリップを利用する。この試験ストリップは、たとえば所定の血液量が毛細管システムを介して試験ストリップ上で電極システムへ案内されるように構成されている。最新の試験ストリップの場合は、ここで血液量約1.5μl、あるいは血液量1μl以下でも充分である。この電極システムは、たとえば被覆を施した金電極としてよい。被覆は大抵種々の酵素と、いわゆるメディエータとを含み、試料内部で電極に電荷担体(たとえばレドックス分子の形態)を形成し、該電荷担体の濃度は血糖濃度に依存する。この電荷担体の濃度は金電極と好適な測定システムとを利用して、たとえば電流電圧測定を利用して決定することができ、その結果、そこから最終的に血糖濃度を逆算できる。この種の電気化学試験ストリップの一例は米国特許第5,286,362号に示されている。
上記電気化学測定方法に対する別法として別の測定原理を使用することもできる。たとえば国際出願第01/48461号は試料、特に体液の検査のための光導体試験ストリップを記載し、この試験ストリップにおいては反応系が試料との反応時に検出ゾーン内の特性的な光学的に測定可能の変化を生ぜしめる。試験ストリップの中に埋め込まれた光導体を介してこの変化が評価ユニットによって評価することができる。
試験ストリップは、それによって携帯式診断システムの必須の要素を形成する。典型的に糖尿病患者はこの種の試験ストリップを1日あたり約5〜7必要とする。この場合、試験ストリップが清潔かつ乾燥して保管されており、対応する汚れまたは湿度の作用によって血糖濃度の測定を歪曲しないことが必須である。
この目的のために、試験ストリップは通常適切な容器の中に保管され、ついで利用者が測定するために試験ストリップ容器から取り出し、適切な測定装置の中に挿入される。この種の測定装置、たとえば血糖濃度を電気化学的に決定するための測定装置は当業者に知られており、たとえば米国特許第2002/0170823号A1明細書または国際特許第96/30752号に記載されている。
しかしながら、従来の技術から公知の測定システムにおいて、血糖濃度が個々の試験ストリップを利用して決定され(個別ストリップシステム)、測定のためにそれぞれ1つの個別試験ストリップを装置の中に入れなければならない測定システムは、実際上多数の欠点を有する。つまり、この種のシステムは利用者または患者による多数の取扱い工程が必要である。試験ストリップは適切な保管装置(たとえば試験ストリップ缶)から取り出されなければならず、手で測定装置の中に入れなければならない。つまりこの種の個別ストリップシステムのための試験ストリップは患者、特に高齢の患者または子供による安全な取扱いのために、試験ストリップが患者の指から滑り落ち、測定する場合に使えなくなることを防ぐために比較的大きく形成されなければならない。しかしながら、試験ストリップの大きさの増大は測定システムの所要スペースが上昇し、かつ対応する容器の中に収容できる試験ストリップが少なくなることにつながる。さらに、この増加した所要スペースによって測定システムの材料コストが上昇する。
さらに、試験ストリップの手による取扱いは試験ストリップの汚れの危険が増大する欠点に結び付く。つまり試験ストリップ容器から手による試験ストリップの取り出しは適切な測定を妨げ得る指の汗またはその他の汚れが試験ストリップに付着する可能性が生ずる。もう1つの重大な欠点は、試験ストリップ容器の各開放時に試験ストリップ容器内に残る試験ストリップに空気中の水分が付着し、その結果、後に使用する試験ストリップ容器からの試験ストリップが場合によって最初に取り出した試験ストリップと異なる性質を有することである。
この種の個別ストリップシステムの欠点を回避するために、内蔵型システム、特に測定装置のほかに試験ストリップ用のマガジンも内蔵されたシステムが開発された。このシステムは測定用のそれぞれ1つの試験ストリップがマガジンから測定箇所へ送り出されるように構成することができる。対応する試料、たとえば血液滴を付着させた後、直接測定が実施される。
この種の内蔵型システムの一例は国際特許出願公開第02/18940号A2パンフレットに記載されている。国際特許出願公開第02/18940号A2パンフレットは開口部を有するケースの中に収容される多数の積層されたセンサを有する流体中の被分析物濃度を測定するための試験装置を開示する。測定箇所でセンサは電気的に接触させかつ評価することができる。ケースの開口部の中に搬送要素が回転可能に収容されており、試験装置はそれぞれ1つの個別のセンサを搬送要素の凹所の中に移送するバネ要素を有する。搬送要素が回転されると、それぞれ1つのセンサが測定箇所へ移送される。
内蔵型システムのもう1つの例は欧州特許出願公開第1488736号A1明細書に示されている。このシステムの場合、診断用の検出手段がコンテナの中に保管された試験テープの形態で使用される。このコンテナは試験テープの読み出し用の読出装置を有する。コンテナのカバーの開放時にテープの利用されない部分が測定箇所へ移送される。
また欧州特許出願公開第1507143号A1明細書も、多数の個別的に包装された分析試験エレメントを1つの積層マガジンの中に入れる内蔵型分析システムを記載する。測定のために包装された上記試験エレメントのそれぞれ1つが塗布箇所へ移動され、包装が切断器具を用いて開けられ、かつ試験エレメントが包装から送り出される。
内蔵型システムは従来の個別ストリップシステムに対して重要な長所を有する。つまり測定のために必要な取扱い工程数が低減され、コスト的に好適な小さい試験エレメントを使用することができる。また湿度および汚れによる試験エレメント、特に試験ストリップの付着が著しく低減される。
しかしながら、従来の技術から公知の内蔵型システムは欠点もあり、特に持ち運びできる装置としての使用を妨げ、患者による受け入れを縮小する欠点を有する。重大な欠点の一つは、システムの内蔵により、装置の構造・寸法が比較的大きくなってしまうことにある。多くの内蔵型システムに対して、たとえば試験ストリップシステムの適切な輸送を可能にする比較的容積の嵩張るバネシステムが必要である。特に内蔵型システムはしばしば電気モータで駆動され、これが余分な所要スペースを生ぜしめる。それに対して電気モータで駆動されない内蔵型システムは余分な緊定装置を必要とし、これがさらに多くの場合に、特に高齢の患者または子供による取扱いを妨げる。特に電気モータ駆動装置または複雑なマニュアル駆動装置によってシステムの製造コストが大幅に増加する。電気駆動システムはさらに電気モータをもつため高価であり、かつ頻繁に交換する必要のある高性能のバッテリが必要となる欠点を有する。このバッテリは、さらに構造容積の付加的な増大を生ぜしめる。従来の技術から公知であるこの複雑に構成された内蔵型システムのもう1つの欠点は、この種のシステムが頻繁にその表面上に鋭敏な部品を有し、この部品はたとえば搬送時に装置内への水分の浸入を可能にするポケットの中で容易に機械的に損傷し、および/または該部品は汚れによってその機能性を損うことである。
本発明の課題は、従来の技術から公知の試験装置の欠点を回避する少なくとも1つの試験エレメントを利用して試料、特に液体試料中の少なくとも1種の被分析物濃度を決定する試験装置を提供することである。さらに、本発明による試験装置と共に使用できる適切な試験エレメントが提供されるべきである。
この課題は独立請求項の特徴を有する本発明によって解決される。本発明の有利な発展的形成は従属請求項に表示されている。全請求項の文言はここに引用することによって本明細書の内容となる。
試験エレメントを利用する試料中の少なくとも1種の被分析物濃度の決定のための試験装置が提案される。特に、これはグルコース測定、特に血糖測定および/またはコレステリン測定および/または凝固測定としてよい。しかしながら、択一的または付加的に別の被分析物濃度も検出することができ、または適切なその他の分析たとえばpH測定または類似の化学分析または測定も実施することができる。また、たとえば免疫学的測定または類似の測定をこの試験装置を用いて実施することができる。試料は、特に液体試料たとえば血液、尿、唾液、便とする。しかしながら、その他の試料の種類、たとえばガス状の試料も考えられる。さらに被分析物濃度に代わり単に被分析物の存在または非存在を推定することもでき、これは本発明により併含されているものとする。
試験装置は閉鎖状態および開放状態を有するケースを有するべきである。このケースは特にケースが手で利用者によって開けられるように構成することができる。特にケースは押開可能または折上可能に形成することができる。たとえばケースは折畳軸を有する実質的に直方体の形状を有することができ、ケースはこの折畳軸に沿って折り上げることができ、その結果、ケース下部およびケース上部は折り上げた状態で互いに角度を成して、たとえば直角に立ち上がる。閉鎖状態でケース下部およびケース上部は重なり合い、それぞれ平面に沿ってケース下部およびケース上部が互いに当接する該平面が外部からもはやアクセスできなくなる。これはたとえば平面に沿ってケース下部およびケース上部が互いに当接する該平面がケースの閉鎖状態で、上記表面および上記表面の上および/または中に配設された要素(たとえばディスプレイ、操作要素、試験ストリップなど)を環境の影響たとえば空気中の湿度、汚れまたは機械的作用から保護するためにケースによって密閉されるように行うことができる。この種のシステムは従来の技術から、たとえば移動電話で知られている。しかしながら、その他の本発明に係る開放装置、たとえば移送装置も考えられる。
ケースを開放できるという本発明に係る特徴は、公知の発明に係るシステムに対する重要な長所である。特にケースを折り上げることができる発展的形成は、利用者にアクセス可能にするべきである鋭敏なコンポーネントを、ケースの折上状態または開放状態でのみアクセス可能であるケースの領域内に収容することを可能にする。
さらに試験装置は少なくとも1つの試験エレメントの収容のための保管装置を有し、この保管装置は試験エレメントに対して少なくとも1つの保管位置を有する。少なくとも1つの試験エレメントはストリップ状の試験エレメントとして形成されている。保管装置はマガジン好ましくは交換可能のマガジンを有し、このマガジンは該マガジン側で多数のキャビティを有する。キャビティの中にストリップ状の試験エレメントが実質的に互いに平行に収容されている。特に試験エレメントはそれぞれ個別的に保管装置のそれぞれ1つのキャビティの中に保管することができる。従来の技術から公知の多くの装置、たとえば国際特許出願公開第02/18940号A2パンフレットから公知の装置と異なり、この保管装置の態様の場合試験エレメントの取り出し時に通常保管装置の中に残る試験エレメントが影響を及ぼさない状態にとどまることが保証される。さらにこの保管装置は、試験エレメントの乾燥したかつ清潔な保管を保証するための乾燥手段を有することができる。たとえば乾燥手段は保管装置の1つまたは複数のキャビティの中に取り込むことができる。択一的または付加的に乾燥手段は保管装置、特にマガジンのその他の中空または壁の中に取り込むこともできる。さらに択一的または付加的に試験エレメント自体が乾燥手段つまりたとえば湿度を吸収できる部分を有することもできる。
さらに本発明に係る試験装置は測定装置を有する。測定装置は、少なくとも1つの試験エレメントを利用して少なくとも1種の被分析物濃度を決定できるように形成されている。この種の測定装置は当業者に知られており、そのためこの箇所でそれ以上説明する必要はない。特に測定装置の形式は使用する試験エレメントの形式に依存し、該試験エレメントの可能な構成は以下より詳しく説明する。たとえば少なくとも1つの測定箇所が少なくとも1つの試験エレメントを接触させるための接点を有することができる。
さらに試験装置は送出装置を有する。送出装置はケースの開放時に少なくとも1つの保管位置から少なくとも1つの測定箇所へ少なくとも1つの試験エレメントの移送を可能にする手段を装備している。ここでケースの「開放」とは、特に閉鎖状態で隠れていたコンポーネント、たとえば平面に沿ってケース下部およびケース上部が互いに当接する平面ならびに上記平面上に配設された操作要素(ディスプレイ、操作ボタン、試験ストリップマガジン)へのアクセスをし得ることである。たとえば、それはケースの押開けまたは折上げとすることができる。好ましくはここで、たとえばケースの開放時に送出スロットまたは類似体が解除されることによって試験ストリップもアクセス可能になる。「コンポーネントのアクセス性」の別の形式も用語「開放」のもとに包含することができる。
特にケースの開放による少なくとも1つの保管位置から少なくとも1つの測定箇所への少なくとも1つの試験ストリップの移送を解除しおよび/または生ぜしめることができる。たとえばケースの開放に利用者が必要とする労力は試験エレメントの移送を遂行するために利用することができる。たとえばケースの開放時にケースにかかる力は適切な機械装置たとえばレバー装置を利用して少なくとも1つの試験エレメントに伝達することができる。
ここで送出装置による少なくとも1つの試験エレメントの移送が回転軸周りの試験エレメントの回転運動を含む場合、特に有利である。特に少なくとも1つの試験エレメントは長手方向延伸部、たとえば試験ストリップの縦軸を有することができ、好ましくは少なくとも1つの保管位置から少なくとも1つの測定箇所への移送時に試験エレメントの縦軸に対して垂直に回転軸周りに試験エレメントの回転が生じる。つまり送出装置はこの種の回転軸を有することができる。たとえば、この回転軸は少なくとも1つの試験エレメントを貫通することができる。
択一的または付加的に少なくとも1つの保管位置から少なくとも1つの測定箇所への試験エレメントの移送は別様に形成された運動たとえば並進運動によっても行うことができる。たとえばケースの開放時に試験ストリップを測定箇所へ移送することができる。運動の種類、たとえば並進回転運動の組み合わせも可能である。
本発明に係る試験装置は従来の技術から知られている他の内蔵型試験装置に対して多数の長所を有する。特にケースの開放機能、たとえばケースの折上げは優れた耐牢性を特徴とする携帯式試験装置を形成することを可能にする。つまりケースは、ケースの閉鎖状態で外部から単に試験装置の非鋭敏なコンポーネントがアクセス可能であるように形成することができる。たとえばケースはその外側に平滑な汚れを退ける表面を形成することができ、該表面は試験装置への汚れおよび水分の侵入を阻止する。しかしながら、択一的に個別的操作要素、たとえば個々の操作ボタンまたは表示要素をケースの外部表面上に配設することもできる。しかしながら、重要かつ特に鋭敏な試験装置の機能要素がまずケースの開放状態で近接できる場合に有利である。特に試験装置は、試験装置の操作ボタン、操作キー、表示要素およびその他の機能要素が折上状態でアクセスできるように形成することができる。
試験装置は、さらに試験装置を平坦に形成することができ、それによって目立たないように運ぶことができるので、高い度合の秘密保持を提供する。試験装置の利用時に電気モータを省くことができるので、不快なモータまたは歯車装置の騒音は発生しない。試験装置のシステムコストは、コストのかかる部材たとえばモータ、大型バッテリ等を省くことができるので比較的少ない。また材料コストは、特に消費材に対してより小さい試験エレメントを使用できるので比較的少ない。
さらに本発明に係る試験装置の構成によってハンドリング安全性が従来の技術から公知の内蔵型システムに比べ明らかに向上している。被分析物濃度たとえば血糖濃度測定の決定の準備のために、今後は単に1つの開放たとえば折上げが試験装置に必要である。搬送装置の緊定または適切なボタンによる電気モータの操作は不要になる。それによって特に、制限された運動能力を有する患者、特に高齢の患者または子供も試験装置を安全に取り扱うことができることが保証されている。
試験装置の本発明に係る実施態様のもう1つの重要な長所はこの種の試験装置の構造容積が公知の試験装置に比べ著しく低減できることにある。本発明に係る試験装置に対して嵩張る高価なバッテリを有する費用のかかる高価な電気モータも、複雑かつ嵩張る緊定装置または搬送装置も試験エレメントに対して不要である。特に保管位置から測定箇所へ試験エレメントを移動するために1つの試験エレメントが軸周りに回転される態様は、試験装置の省スペースの実現を可能にする。つまり全体的に本発明に係る試験装置が卓越した方法で使用するために堅牢な簡単に取扱いできる、コスト的に好適な移動式装置であり、これは制限された運動能力を有する患者に対しても容易に取扱いできることが確認される。これは、いわゆる「ホームケア思想」を促進し、健康システムのコストを低減する。
本発明に係る試験装置は種々の発展的形成によってさらに改善することができる。つまり特に保管装置は1つまたは複数のマガジンを有することができる。これは、たとえば交換可能のマガジンとすることができる。この種のマガジンは、たとえば患者が薬局または医療派遣業を介して購入でき、それぞれ試験装置に使用することができる。これは使い捨てマガジンまたは繰り返し使用可能のマガジンとすることができる。交換可能マガジンの中に、たとえば電子メモリまたは別の形式の情報媒体も内蔵することができ、それによって試験装置への新規マガジンの挿入時にマガジンの中に含まれる試験エレメントに関するロット仕様の情報を試験装置へ伝達できる。この種のいわゆる「ノン・エビデント・コーディング」−システム("Non-evident-coding"-System)は従来の技術から公知である。
保管装置、たとえばマガジンが空気中の湿度および汚れ(封印)に対する少なくとも1つの試験エレメントを保護する穿孔可能の膜たとえばフィルムを有する場合、特に有利である。本発明のこの発展的形成は、保管装置が各試験エレメントに対して1つの独立のキャビティを有する本発明に係る発明の態様との組み合わせで特に有利である。つまり各キャビティはこの種の穿孔可能の膜によって密閉することができる。たとえば送出装置および/または少なくとも1つの試験エレメントは、少なくとも1つの保管位置から少なくとも1つの測定箇所へ少なくとも1つの試験エレメントの移送時にケースの開放時に膜が穿孔されるように形成することができる。たとえばこのために少なくとも1つの試験エレメントは鋭い角部または縁部を有し得る。特に穿孔は少なくとも1つの試験エレメントの回転運動によって行うことができ、この運動において、たとえば膜が穿孔され、かつ試験エレメントが膜を通して測定箇所へ移送できるまでのあいだ、少なくとも1つの試験エレメントの鋭い縁部が膜に対して押圧される。
さらに試験装置は本発明によりケースの閉鎖時に少なくとも1つの試験エレメントが再び少なくとも1つの測定箇所から少なくとも1つの保管位置へ戻って移送されるようにも引き続き形成することができる。特にこの移送は同様に、この移送のための適切な手段を有することができる送出装置によって行うことができる。たとえばこの移送は再び少なくとも1つの試験エレメントの回転とすることができる。この本発明の発展的形成は利用した試験エレメントを抽出する必要がなく、たとえば保管装置へ戻して移送され、そこで該試験エレメントが特に衛生的に保管されることを保証する。各個別の試験エレメントの別々の処分は不要である。それによって利用の秘密保持も高められる。
本発明は、送出装置を利用者の要望に応じて試験装置の開放から外す脱連結機構が設けられるように形成することができる。これは、たとえば歯車装置(たとえば送出と連結された歯車からのケースと連結された歯車)の簡単な脱連結によって当業者に知られている方法で行うことができる。たとえばケースは、利用者がそれを望みかつ(たとえば脱連結ボタンを押して)設定するとき、試験エレメントが送り出されることなく開けることができる。それによって利用者は、たとえば電子測定結果を試験装置のメモリから読み出すために、試験エレメントが浪費されることなく、たとえばケースを開けることができる。択一的にケースは、該ケースが試験エレメントの送出下にのみ開放できるように形成することもできる。
基本的に試験装置は、試験装置の開放時に個別の試験エレメントが測定箇所へ移送されるように形成することもできる。しかしながら、択一的に複数の試験エレメントも同時にこの種の測定箇所へ移送することもできる。しかしながら、好ましくは個々の試験エレメントの使用である。
ケースの各開放時にそれぞれ1つの新しい、すなわちそれまで利用されていない試験エレメントが使用されることを保証するために、試験装置は付加的に選別装置を有することもできる。この選別装置はケースの各開放時にそれまで利用されていない試験エレメントが選択されるように形成することができる。たとえば試験エレメントは互いに平行に一列に、たとえば個々のキャビティの中に配設することができ、選別装置はケースの各開放時に次のそれまで利用されていない試験エレメントの方向へそれぞれ1工程実行する。たとえば選別装置はここでそれぞれキャビティの位置だけ先へ移動させることができる。
基本的に本発明に係る試験装置は多数の試験エレメントおよび試験原理で使用することができる。この種の試験原理は当業者に従来の技術から知られている。たとえば血液または尿中のコレステリン濃度の光学的決定のために、たとえば光学的測定方法を使用することができ、これはたとえばドイツ連邦共和国特許第69815207号T2明細書から公知である。しかしながら、択一的または付加的に電気化学試験ストリップも使用することができ、これは上述の血糖濃度測定との関連性ですでに説明されており、たとえば米国特許第5,286,362号から公知である。特にこの種の試験エレメントは、好ましくは試験ストリップとすることができる。
本発明に係る試験装置との関連性において、本発明により試験装置の送出装置と共働できる試験エレメントが提案される。このために本発明に係る試験エレメントは送出装置と試験エレメントを接続するための少なくとも1つの連結装置を有する。たとえばこの連結装置は送出装置の対応する凹所の中に噛み合う鉤状体とすることができる。しかしながら、本発明に係る試験エレメントが送出装置の軸を貫通する開口部を有する場合、特に有利である。この開口部は、たとえば試験エレメントの内部領域の円形または角形の開口部であってよく、またはこの開口部は試験エレメントの周縁部に配設された開口部、たとえば試験エレメント(好ましくは試験ストリップ)の周縁部の凹所とすることができる。この方法により軸を利用して試験エレメントを該軸周りに少なくとも1つの保管位置から少なくとも1つの測定箇所へ移送するために該試験エレメントを回転することができる。
さらに本発明に係る試験エレメントは、該試験エレメントが塗布箇所から測定箇所へ液体試料を移送するための毛細管システムを有するように形成することができる。たとえば試験エレメントは該試験エレメントがたとえば試験エレメントの中央または試験エレメントの周縁部に配設された軸を貫通する開口部を有するように形成することができる。さらに試験エレメントは対向する端部に塗布箇所および電極接点を有することができる。特に試験装置はその場合に試験エレメントが保管位置から測定箇所へケースの開放時に送出によって回転され、それによって塗布箇所が利用者に対して近接可能になり、それと同時に試験エレメントの測定電極が試験装置の接点に噛み合うように形成することができる。それによって測定箇所への試験エレメントの移送時に試験エレメントが自動的に電気的に接触される。
本発明に係る試験装置および本発明に係る試験エレメントは患者がたとえば次のような方法で利用することができるが、以下に説明する方法工程は必ずしも示した順序に制限されるものではない。つまり患者は試験装置を閉鎖状態で適切な輸送容器またはカバンの中に担持する。測定の実施のために、たとえば血糖濃度測定のために、患者がカバンから試験装置を取り出し、試験装置のケースを開ける。たとえばこの開放は簡単な折り上げによって行うことができ、または開放するために付加的な操作要素の操作を必要とすることもできる。たとえば試験装置は試験装置の開放のために操作する必要がある開放ボタンを有することができる。この方法により試験装置の意図しない開放を防ぐことができる。
試験装置の開放によって自動的に1つの試験エレメント、たとえば試験ストリップが測定箇所へ移送される。特に、たとえば試験エレメントをその際に電気的に接触させることができる。さらに、試験装置はケースの開放時に自動的に測定装置がスタートされるようにも形成することができる。この測定装置のスタートは、たとえばコンピュータ、たとえば測定装置の中に内蔵されたマイクロコンピュータの起動を含むことができる。さらに利用者に表示要素、たとえばディスプレイ上に自動的に対応するメニューを提供できる。ケースは、試験装置の閉鎖時にコンピュータが自動的に再びオフになるように形成することができる。
使用中に患者は適切な試料を準備している。たとえばこの試料の準備は、たとえば当業者に公知のランセットシステムを用いた血液滴の採取を含むことができる。患者はこの試料を試験エレメント上に塗布する。それに続き自動的にまたは患者によって開始され(たとえば対応する測定ボタンを押して)、試料中の被分析物濃度が決定される。被分析物濃度は、たとえば表示要素(たとえばディスプレイ)に表示されおよび/またはマイクロコンピュータのデータメモリに記憶させることができる。択一的または付加的に被分析物濃度は、たとえばデータバンクに登録することができ、対応してさらにデータ処理にかけることができる。
それに続き患者が試験装置のケースを再び閉じ、たとえば利用した試験エレメントを再び保管装置の中へ戻して移送する。試験装置は次に再び対応する搬送装置の中に、たとえばカバンの中にしまい込むことができる。択一的または付加的に、得たデータたとえば被分析物濃度を含むデータは別の評価装置たとえばその他のコンピュータシステムへ伝送することができ、または医師に引き続き評価してもらうために提供することができる。
以下、本発明は実施例を利用してより詳しく説明する。しかしながら、本発明は図示した実施例に制限されていない。これらの実施例は図面に模式的に示されている。個々の図中の同じ参照番号はその際に同一または機能同一またはその機能に関して互いに対応する要素を表す。
図1A〜1Cに、血糖濃度の決定のための本発明に係る試験装置110の第1の好ましい実施例が示されている。ここで図1Aは閉鎖状態における試験装置110を示し、図1Bは開放中の試験装置110を示し、かつ図1Cは開放状態における試験装置110を示す。
試験装置110はケース下部114とカバー116(ケース上部)とを有するケース112を含む。ケース下部114およびカバー116はヒンジ118に沿って互いに連結されており、このヒンジ118は同時に力伝達に利用される。この力伝達はカバー116の開放に使用された力が同時に試験ストリップの回転のためのケース下部114で利用できことを保証する(以下参照)。
図1Aに示した閉鎖状態においてケース112は閉鎖された平滑な表面を有する。カバー116およびケース下部114はここで単に狭い分離継目120が生じ、この分離継目を通して実質的に汚れおよび水の形態の不純物が試験装置110の内部へ侵入できないようにその形状で互いに適合されている。ここでケース下部114に上方へ向く操作段122が形成され、この操作段はケース112の開放中にたとえば手の親指で囲むことができる。この操作段122上に脱連結ボタン124が配置されている。この脱連結ボタン124は、脱連結ボタン124を押してケース112の折り上げが解除されることによって純粋に機械機能のみを有することができる。択一的または付加的に脱連結ボタン124は、たとえば脱連結ボタン124の操作時に測定電子回路および/またはマイクロコンピュータが試験装置110内でスタートすなわち開始されることによって、電気機能も有することができる。
ケース112の内部にカバー116の内側に操作表面126と、ケース下部114の内側に測定表面128とがある。操作表面126はディスプレイ130の形態の表示要素ならびに複数の操作ボタン132を有する。この操作ボタン132を介して、たとえば測定をスタートし、および/または試験装置110のメニュー機能を呼び出すことができる。ディスプレイ130上に、たとえば被分析物濃度を数値表示することができる。全体的に試験装置110の機能性は、たとえば市場で入手できる公知の試験装置に匹敵する。
ケース下部114内の測定表面128へストライカー状のマガジン134が挿入される。マガジン134は交換可能に形成されており、かつ多数のキャビティ135を有し、該キャビティの中に試験ストリップ136が互いに平行に収容されている。マガジン134、特にキャビティ135は付加的に1つの乾燥手段(図3に図示せず)を含むことができ、該乾燥手段はキャビティ135の中に収容された試験ストリップ136を空気中の湿度の影響から保護する。この種のマガジン134の一例は図3に示されている。各キャビティ135を介して膜が封止フィルム138の形態で取り付けられている。さらにマガジン134は回転軸140周りに個々の試験ストリップ136を周動回転可能に軸支された回転軸を有する。
試験装置110(図1B参照)のケース112の開放時に送出装置(図示せず)を利用してそれぞれ1つの試験ストリップ136が回転軸140周りに回転される。ここで付属のキャビティ135の封止フィルム138は試験ストリップ136の試験ストリップ縁部142によってこじ開けまたは穿刺される。ケース112(図1C参照)の完全な折上状態において試験ストリップ136は垂直の塗布および測定箇所にある。択一的に試料塗布および/または測定のために試験ストリップ136の別の整列、たとえば分離された塗布箇所および測定箇所も可能である。またケース112の折り上げ後次に塗布箇所への移送と、それに続き実施された試料塗布後に測定箇所へ移送され、後者はたとえばケース112の新たな閉鎖によって解除されることも考えられる。塗布箇所において試験ストリップ(図4Aおよび4B参照)の塗布箇所150が患者に対して試料塗布のためにアクセスできることが必須である。
図1Cに示した塗布−および測定箇所は、試験装置110の接点(図示せず、たとえば図5Aの参照符号176参照)の立てた試験ストリップ136が電気的に接触され、その結果、電気化学測定を実行することができる。
図3に示したマガジン134は、たとえば10、25、50またはそれ以上の試験ストリップ136用のストライカーとして構成することができる。試験ストリップ136の数の制限は試験装置110のサイズである。50の試験ストリップ134に対して約40mmのマガジン長が必要になる。図3の態様によるマガジン134の中に挿入可能である本発明に係る試験ストリップは、図4Aおよび4Bに例として示している。図4Aに示した好ましい実施例において試験ストリップ136はその中心に回転軸140(図3参照)の貫通用の孔144を有する。図4Bに示した試験ストリップ136の実施例において切欠146が試験ストリップ136の周縁部にある。孔144も切欠146も試験ストリップ136がマガジン134の回転軸140周りに(水平の)保管位置から(垂直の、図1C参照)測定箇所へ回転されることを可能にする。
図4Aおよび図4B記載の実施例における試験ストリップ136は、上記説明による血糖濃度測定用の電気化学測定ストリップである。試験ストリップ136は長く引いた四角形として形成されており、一端部に電気接点148と、対向端部に血液滴の塗布用の塗布箇所150を有する。毛細管システム152を介して血液が塗布箇所150から試験ストリップ136の内部へ移送される。そこで血液が測定電極154と接触し、該測定電極は再び電気接点148に接続される(図1Cに示した)測定箇所で電気接点148は対応する試験装置110の接点と接続され、その結果、血糖濃度の電気化学的決定を実施することができる。
測定箇所(図1Bおよび1C参照)への試験ストリップ136を移送する送出装置のほかに試験装置110のケース112はさらに1つの電子評価装置を含む。この電子評価装置は電気化学測定による試験ストリップ136の評価に用いられる。この種の評価電子回路は当業者に公知である。この評価電子回路はさらにたとえば操作ボタン132を介して操作できるマイクロコンピュータを含むこともできる。マイクロコンピュータは対応する評価ルーチンを制御し、たとえばデータメモリを含むことができる。
図1A〜1Cに示した試験装置110の実施例において、ディスプレイ130および操作ボタン132はカバー116の内部操作表面126の中に組み込まれる。上述のように、たとえばケース112の開放は自動的に試験装置110のスイッチオンを生ぜしめることができる。択一的または付加的にこの種のスイッチオンは脱連結ボタン124(これは「オン/オフ−ボタン」としても実現できる)によっても実行できる。試験装置110の使用後、つまり特に血糖濃度測定の実施後、患者がケース112を再びカバー116の折畳みによって閉鎖する。この場合、試験ストリップ136は自動的に再びそのキャビティ135の中へ復帰旋回される。択一的に試験ストリップ136は手動でも取り出しまたは処分することができる。ケース112の閉鎖時に選択的に試験装置110も自動的にオフにすることができ、その結果、試験装置110が意図せずにオンの状態にとどまることが阻止される。これは特に電力を節約する。
図2Aおよび2Bに、図1A〜1Cに対して別法の実施例110が示されており、これは類似の機能を有する。さらにケース112の中にマガジン134たとえば図3の実施態様によるマガジンが挿入されている。マガジン134は再びキャビティ135を有し、その中に電気化学試験ストリップ136が挿入されている。試験ストリップ136は再び図4Aまたは4Bにおける実施例と類似に形成することができる。
図1A〜1C記載の実施態様と異なり、図2Aおよび2B記載の実施例はケース112の内部にある測定表面128を有するが、内部操作表面がない。それに代わり、この実施例ではディスプレイ130および操作ボタン132を有する操作表面126がカバー116の上側に取り付けられている。選択的にカバー内側156上にも表示要素および/または操作要素の形態で機能を収容することもできる(図示せず)。
図2Aおよび2Bの実施例による試験装置110の機能は、たとえば患者がケース112を開け、血液滴158を試験ストリップ136上へ塗布するように形成することができる。それに続きケース112が再び閉鎖され、それによってたとえば自動的に測定がスタートまたは継続され、または電子測定結果が評価され、この結果が再び閉鎖されたケース112でディスプレイ130によって読み取ることができる。
図5A〜5Eにおいて、模式的に試験ストリップ136の課題は本発明に係る送出装置160を利用して試験装置110のケース112の開放時に図示により、または図1A〜1Cに示されている。図5A〜5Eの図示は、ヒンジ118と平行(つまりケース112の長手方向軸に対して垂直)の試験装置110のケース下部114の断面図で示している。この場合ケース112は簡素にするために図5A〜5Eに示していない。
送出装置160は、たとえば図3の図示にしたがってマガジン134と共働する。マガジン134の中に複数の試験ストリップ136があり、本実施例において図4Aの実施例による試験ストリップ136が収容されている。試験ストリップ136は一端部に電気接点148、かつ対向端部に血液滴158の塗布用の塗布箇所150を有する。さらに試験ストリップ136はそれぞれ1つの孔144を有し、この孔を通して回転軸140が案内されている。試験装置110のケース下部114は、該試験装置が回転軸140の端部の支承用の収容部を有するように形成されている。この収容部は図5A〜5Eに示していない。従って、回転軸140は、たとえばマガジン134の内蔵構成要素であり、試験装置110のケース112の中への新規マガジン134の挿入時に回転軸140の端部がそれぞれケース112内の対応する収容部の中に突出または挿入される。従って各試験ストリップ136は上記回転軸140周りに回転可能に軸支されている。
送出装置160を利用して試験ストリップ136が保管位置(図5A)から測定箇所(図5E)へ移送される。ここで試験ストリップ136は閉鎖されたケース112(図1Aの図示と比較)で図5Aに示した保管位置にあり、それに対して試験ストリップ136の開放されたケース112(図1Cと比較)では図5Eに示した測定箇所にある。図5Aに示した保管位置に試験ストリップ136がキャビティ135の中に収容されている。それに対して図5Eに示した測定箇所において試験ストリップ136は図5A記載の保管位置と比較して90°だけ回転されており、電気接点148が下方へ向き、かつ塗布箇所150が上方へ向いている。
このために送出装置160がマガジン134の下方に配設された送出ケース162を有する。送出ケース162の中に歯車164が回転軸と共に図平面に対して垂直に回転可能に軸支されている。この歯車164は(図示しない)歯車装置を利用して試験装置110のヒンジ118によって駆動され、反時計回り方向へケース112の開放時に回転される。
さらに送出装置160は直角に曲げられた輸送アーム166を有する。駆動領域168で輸送アーム166がケース112の開放時に図5Aの歯車164を介して右方へ移動されるように、輸送アーム166が歯車164と共働する。
閉鎖された試験装置110のケース112を表す図5Aに示した静止位置において上方に向く輸送アーム166の押圧領域170はマガジン134の下部底部に当接する。上方に向く押圧領域170で輸送アーム166がピン172および曲げられた長穴174を介して送出装置160の送出ケース162で案内されている。
試験装置110のケース112が多少開放されると直ちに輸送アーム166の押圧領域170がマガジン134の中へ侵入し始める(図5B〜5E参照)。ここで押圧領域170はそれぞれマガジン134の正確に1つのキャビティ135に侵入し、正確に1つの試験ストリップ136がマガジン134から押し出される。このために、たとえばマガジン134は各キャビティ135の上方および下方で穿孔可能の膜138(図3参照、図5A〜5Eに図示せず)を有することができる。この膜は試験ストリップ136の角部によっておよび/または輸送アーム166の押圧領域170によって穿刺することができる。ケース112が開放されると、輸送アーム166が歯車164によって駆動領域168を介して図5A〜5Eで右方へ移動され、それによって押圧領域170が上方へマガジン134の中へ移動する。ここでマガジン134は、送出装置160を介して、押圧領域170が回転軸140の右側へ試験ストリップ136に作用するように送出装置160を介して保管されている。それによって試験ストリップ136が図5A〜5E記載の図示において反時計回り方向へ回転される。
さらに送出装置160は図5A〜5E記載の本実施例において試験ストリップ136の接触用の接点176を有する。この接点136は試験装置110の測定電子回路と接続されている。図示しないこの測定電子回路は、当業者に従来の技術から公知の電気化学測定方法の利用下に試験ストリップ136の評価を可能にする。たとえばこの測定電子回路は電流電圧測定またはキャパシタンス測定を実施する電子回路を含むことができる。接点176は、この接点176が図5Eに示した測定箇所で試験ストリップ136の電気接点148と接触するように送出装置160の送出ケース162に固定されている。たとえば接点176は対応する締付装置を有し、その中に試験ストリップ136が送出装置160によって、特に輸送アーム166によって圧入される。この方法により、確実かつ信頼性のある電気的接触が電気接点148と接点176とのあいだに構築される。
曲げられた長穴174によって輸送アーム166の押圧領域170は開放(図順5A〜5E)時に湾曲された軌道たとえば円弧を記載する。ケース112の閉鎖時にこの円弧は押圧領域170から逆方向へ通過される(図順5E〜5A)。その際に押圧領域170は平坦部178と共に試験ストリップ136に当接し、その結果、試験ストリップ136がケース112の閉鎖時に時計回り方向への回転に強制される。それによって試験ストリップ136の利用後に利用された試験ストリップ136が再び逆に測定箇所(図5E)から保管位置(図5A)へ移送される。
図5A〜5Eに示した送出装置160はマガジン134から正確に1つの試験ストリップ136を送出する機構を提供する。マガジン134の一定のキャビティ135の下方の送出装置160のそれぞれの位置決めに応じてまさに対応するキャビティ135にある試験ストリップ136が測定箇所(図5E参照)へ移送される。
ここで試験装置110はマガジン134の一定のキャビティ135の選択を含む機構を含むことができる。この種の選別装置180の一例は図6A〜6Dに様々な態様で模式的に示されている。ここで図6Aは閉鎖されたカバー116を有する部分透視図を示し、図6Bは開放されたカバー116を有する部分透視図を示し、図6Cは閉鎖されたカバー116を有する側面図を示し、図6Cは開放されたカバーを有する側面図を示す。図6A〜6Cは要約して説明する。
図5A〜5Eの上に記載した実施例による送出装置160は2本の軸182、184上に軸支されており、すなわち駆動軸182および摺動軸184であり、これらは選別装置180の構成要素である。駆動軸182は送出装置160の歯車164と連結されており、該歯車を駆動する。摺動軸184は送出ケース162内で対応する摺動軸孔186を貫通し、その結果、送出装置160は摺動軸184上で摺動することができる。カバー側(つまり図6A〜6D右側)の送出装置160の係止位置はケース下部114と固着された係止体188が設けられており、該係止体は同時に摺動軸184のカバー側端に保持する。摺動軸184の反対端は保持部190の中に保持される。
さらに選別装置180は駆動ユニット192を有する。駆動ユニット192は該駆動ユニット側に2つの側面保持具196に軸支され、かつ軸182、184に対して垂直に延伸する横軸194を有する。横軸194上に2つのドラム198および平衡輪200が固定されている。横軸194は(図示しない)バネによって予緊張されている。さらに駆動ユニット192は解除レバー204を備えたロッカー202を使用する。この解除レバー204は脱連結ボタン124(たとえば図1A比較)に連結されている。解除レバー204が操作されると、ロッカー202が平衡輪200を短時間解除し、その結果、該平衡輪がバネによって駆動されて、まさに固定装置周り(平衡輪200上の歯に相当)にさらに移動することができる。
ドラム198上に(図示していない)バネ帯が巻き付けられ、このバネ帯が再び送出装置160と連結されている。平衡輪200が回転するとドラム198も回転し、それによってバネ帯がドラム上に巻き付けられる。それによって送出装置160が運動方向212へ、つまり図6A〜6Dで左方へ移動する。
平衡輪200の固定装置あたり、つまり解除レバー204の操作あたり1工程だけ一定の送出装置160の運動が生じる。送出装置160を介して、上述のように、マガジン134が配置されている。平衡輪200およびドラム198による変速はこの場合まさに位置決め運動工程がキャビティ135だけ前方へ生じるように指定されている。それによって各固定装置で送出装置160がキャビティ135周りにさらに移送される。
駆動軸182はベベルギヤ206を介してカバー116の歯車伝動装置208と連結されている(図6Cおよび6D参照)。歯車伝動装置208は再びケース下部114に固着されたカバー保持具210に軸支されており、その結果、カバー116の折り上げ運動がケース下部114と相対的に可能になる。同時にカバー116はケース下部114と相対的に(図示しない)バネによって折り上げ運動の方向へ予緊張される。ケース112(図6Aおよび6C)の閉鎖状態においてカバー116はロック(図示せず)によって固着され、これがカバー116の折り上げをそれによって阻止する。脱連結ボタン124の操作によって初めてカバー116が解除され、バネ力によって駆動されて折り上げることができる。しかしながら、ベベルギヤ206を介してカバー116の折り上げ時に駆動軸182が回転され、これが再び送出装置160の歯車164を駆動し、それによって輸送アーム166を介して試験ストリップ136がマガジン134から送り出される。
つまり全体的にマガジン134からの試験ストリップ136の送出過程は後続の工程によって形成されている。利用者はケース112の脱連結ボタン124を操作する。その際に解除レバー204および平衡輪200を介して送出装置160が正確に1つのキャビティ135周りにさらに位置決めされる。同時に脱連結ボタン124の操作によってカバー116が解除され、バネ力によって駆動されて折り上げられる。駆動軸182を介してその際に送出装置160の歯車164が作動され、それによって再び送出装置160が輸送アーム166を利用して正確に1つの試験ストリップ136を図5Eに示した塗布−および測定箇所へ移送し、その結果、測定を実施することができる。
閉鎖状態における本発明に係る試験装置の第1の好ましい実施例である。 開放中の図1A記載の試験装置である。 開放状態における図1A記載の試験装置である。 閉鎖状態における試験装置の第2の実施例である。 開放状態における図2A記載の試験装置である。 本発明に係る試験装置に使用する試験ストリップマガジンの一実施例である。 本発明に係る試験ストリップの第1の実施例である。 本発明に係る試験ストリップの第2の実施例である。 試験装置の開放時の1つの保管位置から1つの測定箇所への試験ストリップの移送の模式的方法経過の実施例である。 試験装置の開放時の1つの保管位置から1つの測定箇所への試験ストリップの移送の模式的方法経過の実施例である。 試験装置の開放時の1つの保管位置から1つの測定箇所への試験ストリップの移送の模式的方法経過の実施例である。 試験装置の開放時の1つの保管位置から1つの測定箇所への試験ストリップの移送の模式的方法経過の実施例である。 試験装置の開放時の1つの保管位置から1つの測定箇所への試験ストリップの移送の模式的方法経過の実施例である。 マガジンから試験ストリップを選別する選別装置の実施例である。 マガジンから試験ストリップを選別する選別装置の実施例である。 マガジンから試験ストリップを選別する選別装置の実施例である。 マガジンから試験ストリップを選別する選別装置の実施例である。
符号の説明
110 試験装置
112 ケース
114 ケース下部
116 カバー
118 ヒンジ
120 分離継目
122 操作段
124 脱連結ボタン
126 操作表面
128 測定表面
130 ディスプレイ
132 操作ボタン
134 マガジン
135 キャビティ
136 試験ストリップ
138 封止フィルム
140 回転軸
142 試験ストリップ縁部
144 孔
146 切欠
148 電気接点
150 塗布箇所
152 毛細管システム
154 測定電極
156 カバー内側
158 血液滴
160 送出装置
162 送出ケース
164 歯車
166 輸送アーム
168 駆動領域
170 押圧領域
172 ガイドピン
174 曲げられた長穴
176 接点
178 平坦部
180 選別装置
182 駆動軸
184 摺動軸
186 摺動軸孔
188 係止体
190 保持部
192 駆動ユニット
194 横軸
196 側面保持具
198 ドラム
200 平衡輪
202 ロッカー
204 解除レバー
206 ベベルギヤ
208 歯車伝動装置
210 カバー保持具
212 運動方向

Claims (14)

  1. ケース(112)が閉鎖状態および開放状態を有する前記ケース(112)と、
    保管装置(134)が試験エレメント(136)用の少なくとも1つの保管位置を有する試験エレメント(136)を収容する前記保管装置(134)と、
    測定装置が試験エレメント(136)を利用して少なくとも1種の被分析物濃度を決定するために形成されている前記測定装置と、
    送出装置(140、160)がケース(112)の開放時に少なくとも1つの保管位置から少なくとも1つの測定箇所へ試験エレメント(136)を移送する手段(140、166)を有する前記送出装置(140、160)と
    を備えた、試験エレメント(136)を利用して試料中の少なくとも1種の被分析物濃度を決定するための試験装置(110)であって、
    試験エレメント(136)がストリップ状の試験エレメント(136)として形成されており、保管装置(134)がマガジン(134)、好ましくは交換可能のマガジン(134)を有し、このマガジン(134)が多数のキャビティ(135)を有し、前記キャビティ(135)の中にストリップ状の試験エレメント(136)が互いに実質的に平行に収容されていることを特徴とする試験装置。
  2. ケース(112)が折上可能であることを特徴とする請求項1記載の試験装置(110)。
  3. 送出装置(140、160)が少なくとも1つの保管位置から少なくとも1つの測定箇所へ試験エレメント(136)を回転するための回転軸(140)を有することを特徴とする請求項1または2記載の試験装置(110)。
  4. 保管装置(134)が空気中の湿度および汚れに対して試験エレメント(136)を保護するために試験エレメント(136)によって穿孔可能の少なくとも1つの膜(138)を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の試験装置(110)。
  5. 保管装置(134)が付加的に空気中の湿度を低減するために少なくとも1つの乾燥手段を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の試験装置(110)。
  6. 乾燥手段が次の要素の少なくとも1つ:保管装置(134)内の少なくとも1つのキャビティ(135);少なくとも1つの試験エレメント(136);少なくとも1つのマガジン(134)に取り込まれる請求項5記載の試験装置(110)。
  7. 少なくとも1つの測定箇所が試験エレメント(136)の接触のための接点(176)を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の試験装置(110)。
  8. 送出装置(140、160)がケース(112)の閉鎖時に少なくとも1つの測定箇所から保管位置へ試験エレメント(136)を移送するための手段(140、166)を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の試験装置(110)。
  9. 付加的に選別装置(180)を有し、この選別装置(180)がケース(112)の各開放時に利用されていない試験エレメント(136)を選別するために形成されている請求項1〜8のいずれか1項に記載の試験装置(110)。
  10. 付加的に脱連結機構を有し、この脱連結機構が利用者による脱連結機構の操作時に、ケース(112)の開放時に少なくとも1つの保管位置から少なくとも1つの測定箇所への送出装置(140、160)による試験エレメント(136)の移送を阻止するために形成されている請求項1〜9のいずれか1項に記載の試験装置(110)。
  11. 測定装置が次の測定の少なくとも1つ:グルコース測定、特に血糖測定;コレステリン測定;凝固測定;免疫学的測定を実施するための手段を有することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の試験装置(110)。
  12. 試料中の少なくとも1種の被分析物濃度を決定するための試験エレメント(136)を有するマガジン(134)において、マガジン(134)が請求項1〜11のいずれか1項に記載の試験装置(110)に使用されるために形成されており、試験エレメント(136)がストリップ状の試験エレメント(136)として形成されており、送出装置(140、160)と試験エレメント(136)を連結する少なくとも1つの連結装置(144、146)を有し、マガジン(134)が多数の積層されたキャビティ(135)を有し、キャビティ(135)の中にストリップ状の試験エレメント(136)が互いに平行に収容されているマガジンであって
    マガジン(134)が回転軸(140)を有し、連結装置(144;146)が少なくとも1つの開口部(144、146)を有し、この開口部により回転軸(140)が案内されることを特徴とするマガジン。
  13. 試験エレメント(136)が少なくとも1種の被分析物濃度の電気化学的決定のための試験エレメント(136)であることを特徴とする請求項12記載のマガジン(134)。
  14. 試験エレメント(136)が塗布箇所(150)から測定箇所(154)へ液体試料を移送するための毛細管システム(152)を有することを特徴とする請求項12または13記載のマガジン(134)。
JP2008517469A 2005-06-22 2006-06-14 被分析物濃度の決定のための試験装置 Expired - Fee Related JP4709279B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP05013396.6A EP1736772B1 (de) 2005-06-22 2005-06-22 Testvorrichtung mit Testelement-Lagervorrichtung
EP05013396.6 2005-06-22
PCT/EP2006/063208 WO2006136527A2 (de) 2005-06-22 2006-06-14 Testvorrichtung mit testelement-lagervorrichtung

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008544266A true JP2008544266A (ja) 2008-12-04
JP4709279B2 JP4709279B2 (ja) 2011-06-22

Family

ID=35355713

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008517469A Expired - Fee Related JP4709279B2 (ja) 2005-06-22 2006-06-14 被分析物濃度の決定のための試験装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US8283175B2 (ja)
EP (1) EP1736772B1 (ja)
JP (1) JP4709279B2 (ja)
CN (1) CN101203754A (ja)
CA (1) CA2606715C (ja)
WO (1) WO2006136527A2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014517910A (ja) * 2011-04-08 2014-07-24 シーエスピー テクノロジーズ,インコーポレイティド ストリップディスペンサー及びこれと共に用いられるストリップ
JP2015518165A (ja) * 2012-05-31 2015-06-25 バイエル・ヘルスケア・リミテッド・ライアビリティー・カンパニー マルチ試験紙カートリッジ
JP2015232554A (ja) * 2014-05-13 2015-12-24 アークレイ株式会社 測定装置
US10073051B2 (en) 2012-05-31 2018-09-11 Ascensia Diabetes Care Holdings Ag Replaceable multistrip cartridge and biosensor meter
US10080882B2 (en) 2012-06-15 2018-09-25 Consort Medical Plc Valved container assembly
US10533949B2 (en) 2013-03-12 2020-01-14 Ascensia Diabetes Care Holdings Ag Test strip meter with a mechanism for pushing the test strip against an optical reader
US11226327B2 (en) 2011-12-20 2022-01-18 Ascensia Diabetes Care Holdings Ag Linear, cartridge-based glucose measurement system

Families Citing this family (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7737581B2 (en) * 2005-08-16 2010-06-15 Medtronic Minimed, Inc. Method and apparatus for predicting end of battery life
US20090227855A1 (en) * 2005-08-16 2009-09-10 Medtronic Minimed, Inc. Controller device for an infusion pump
US20070060869A1 (en) * 2005-08-16 2007-03-15 Tolle Mike C V Controller device for an infusion pump
US20070060870A1 (en) * 2005-08-16 2007-03-15 Tolle Mike Charles V Controller device for an infusion pump
US7858046B2 (en) * 2006-09-14 2010-12-28 Bayer Healthcare Llc Detachable test sensor container having a system for reducing coding errors
GB2443893B (en) * 2007-03-19 2009-06-24 Donald Dallas A dispensing mechanism
DE502007002104D1 (de) * 2007-03-28 2010-01-07 Roche Diagnostics Gmbh Schlossmechanismus zum Verriegeln eines Analysegerätes in der Produktion
DE102008017196B4 (de) * 2008-04-04 2010-10-07 Dräger Safety AG & Co. KGaA Verfahren zur Inbetriebnahme und zum Betrieb einer Messvorrichtung
EP2187210A1 (en) * 2008-11-14 2010-05-19 Koninklijke Philips Electronics N.V. Measurement device for body fluid analysis
US9168526B2 (en) * 2009-06-19 2015-10-27 Zbx Corporation Hinged cap for diagnostic device
EP2287605A1 (de) 2009-08-20 2011-02-23 Roche Diagnostics GmbH Vereinfachte Magazinierung integrierter Systeme
EP2322924A1 (de) 2009-10-15 2011-05-18 F. Hoffmann-La Roche AG Schutz vor hydrophobierenden Agenzien
GB0918462D0 (en) * 2009-10-21 2009-12-09 Spd Swiss Prec Diagnostics Gmb Connection assembly and method
CN102762148B (zh) * 2010-02-16 2015-06-10 崔仁相 血糖测量装置、试纸收纳装置、试纸保存装置及自动采血装置
CN102253170B (zh) * 2011-06-08 2016-09-07 艾康生物技术(杭州)有限公司 检测仪及其使用方法
US9933409B2 (en) * 2011-11-15 2018-04-03 Roche Diabetes Care, Inc. Strip connector with reliable insertion and ejection
TWI491540B (zh) * 2012-05-09 2015-07-11 K Jump Health Co Ltd 具有檢測試片的包裝盒及其與夾取器的組合裝置
US9038827B2 (en) 2012-11-01 2015-05-26 K-Jump Health Co., Ltd. Packaging box with test strips and gripper assembly thereof
CN104995508B (zh) * 2013-02-04 2018-04-06 克拉瑞特医疗包装(法国)有限公司 用来保持和分配带状物体的分配装置
EP2770064A1 (de) 2013-02-22 2014-08-27 F. Hoffmann-La Roche AG Hocheffiziente Herstellung von Blutglucose-Teststreifen
US20150168339A1 (en) * 2013-12-18 2015-06-18 Lifescan Scotland Limited Hand-held test meter multi-event control solution measurement reminder
CN104133064A (zh) * 2014-07-28 2014-11-05 苏州锟恩电子科技有限公司 一种旋转式便携血糖检测仪
CN109513153A (zh) * 2017-09-18 2019-03-26 中联正安消防工程有限公司 灭火器存放箱

Citations (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63249964A (ja) * 1987-04-06 1988-10-17 Matsushita Graphic Commun Syst Inc デイスク取り出し装置
JPH045081A (ja) * 1990-04-23 1992-01-09 Pioneer Electron Corp 色素lb膜の積層方法
JPH06308115A (ja) * 1993-04-23 1994-11-04 Boehringer Mannheim Gmbh テストエレメントのための貯蔵システム
JPH08285858A (ja) * 1995-04-17 1996-11-01 Bayer Corp グルコースモニタ装置システムにおいて多数のセンサを取り扱う装置
JPH11242024A (ja) * 1997-12-13 1999-09-07 Roche Diagnostics Gmbh 液体試料の分析系
JPH11337556A (ja) * 1998-04-24 1999-12-10 Roche Diagnostics Gmbh 分析デバイスのための保存容器
JP2000171427A (ja) * 1998-09-29 2000-06-23 Omron Corp 試料成分分析システム並びにこのシステムに使用されるセンサチップ及びセンサパック
JP2001346781A (ja) * 1996-12-06 2001-12-18 Abbott Lab 診断テスト用血液の採取方法及び装置
JP2003510606A (ja) * 1999-09-27 2003-03-18 ハイポガード リミテッド テスト装置
WO2003100408A1 (fr) * 2002-05-23 2003-12-04 Arkray, Inc. Analyseur, pack analyseur, cartouche munie de packs, procede de production d'un pack, dispositif d'analyse, et mecanisme de prelevement d'objets
JP2004004046A (ja) * 2002-04-19 2004-01-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd バイオセンサカートリッジ及びバイオセンサ分与装置
JP2004507763A (ja) * 2000-08-30 2004-03-11 ハイポガード リミテッド 検査器具
JP2004113771A (ja) * 2002-05-09 2004-04-15 Lifescan Inc 検体検出システムおよび検体の濃度を検査する方法
JP2004130063A (ja) * 2002-05-09 2004-04-30 Lifescan Inc テスターを収容するパッケージ、テスターを包装する方法、テスターの細片、テスターを収容し分配するカセット、検体の濃度を測定するシステム、テスターを分配する方法、試料を採取および分析するキット
JP2005043346A (ja) * 2003-06-18 2005-02-17 Bayer Healthcare Llc 診断試薬を読み、取り扱うための容器及び同容器の使用方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5286362A (en) 1990-02-03 1994-02-15 Boehringer Mannheim Gmbh Method and sensor electrode system for the electrochemical determination of an analyte or an oxidoreductase as well as the use of suitable compounds therefor
AU2122895A (en) * 1995-03-16 1996-10-16 Health Craft International, Inc. Apparatus for monitoring glucose level
US5814472A (en) 1997-05-13 1998-09-29 Wako Pure Chemical Industries, Ltd. Measurement of LDL-cholesterol
CN1249430C (zh) * 1998-09-29 2006-04-05 欧姆龙健康医疗事业株式会社 样品成分分析系统及用于其中的传感器芯片
US7262061B2 (en) 1999-12-24 2007-08-28 Roche Diagnostics Gmbh Test element analysis system
ATE337726T1 (de) 2001-05-18 2006-09-15 Polymer Technology Systems Inc Gerät zur untersuchung von körperflüssigkeiten mit lösbar befestigtem, tragbarem testgerät
GB2388898B (en) * 2002-04-02 2005-10-05 Inverness Medical Ltd Integrated sample testing meter
DE102004057503B4 (de) 2004-11-29 2013-11-21 Roche Diagnostics Gmbh Diagnosesystem zum Ermitteln von Stoffkonzentrationen in flüssigen Proben

Patent Citations (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63249964A (ja) * 1987-04-06 1988-10-17 Matsushita Graphic Commun Syst Inc デイスク取り出し装置
JPH045081A (ja) * 1990-04-23 1992-01-09 Pioneer Electron Corp 色素lb膜の積層方法
JPH06308115A (ja) * 1993-04-23 1994-11-04 Boehringer Mannheim Gmbh テストエレメントのための貯蔵システム
JPH08285858A (ja) * 1995-04-17 1996-11-01 Bayer Corp グルコースモニタ装置システムにおいて多数のセンサを取り扱う装置
JP2001346781A (ja) * 1996-12-06 2001-12-18 Abbott Lab 診断テスト用血液の採取方法及び装置
JPH11242024A (ja) * 1997-12-13 1999-09-07 Roche Diagnostics Gmbh 液体試料の分析系
JPH11337556A (ja) * 1998-04-24 1999-12-10 Roche Diagnostics Gmbh 分析デバイスのための保存容器
JP2000171427A (ja) * 1998-09-29 2000-06-23 Omron Corp 試料成分分析システム並びにこのシステムに使用されるセンサチップ及びセンサパック
JP2003510606A (ja) * 1999-09-27 2003-03-18 ハイポガード リミテッド テスト装置
JP2004507763A (ja) * 2000-08-30 2004-03-11 ハイポガード リミテッド 検査器具
JP2004004046A (ja) * 2002-04-19 2004-01-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd バイオセンサカートリッジ及びバイオセンサ分与装置
JP2004113771A (ja) * 2002-05-09 2004-04-15 Lifescan Inc 検体検出システムおよび検体の濃度を検査する方法
JP2004130063A (ja) * 2002-05-09 2004-04-30 Lifescan Inc テスターを収容するパッケージ、テスターを包装する方法、テスターの細片、テスターを収容し分配するカセット、検体の濃度を測定するシステム、テスターを分配する方法、試料を採取および分析するキット
WO2003100408A1 (fr) * 2002-05-23 2003-12-04 Arkray, Inc. Analyseur, pack analyseur, cartouche munie de packs, procede de production d'un pack, dispositif d'analyse, et mecanisme de prelevement d'objets
JP2005043346A (ja) * 2003-06-18 2005-02-17 Bayer Healthcare Llc 診断試薬を読み、取り扱うための容器及び同容器の使用方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014517910A (ja) * 2011-04-08 2014-07-24 シーエスピー テクノロジーズ,インコーポレイティド ストリップディスペンサー及びこれと共に用いられるストリップ
US11226327B2 (en) 2011-12-20 2022-01-18 Ascensia Diabetes Care Holdings Ag Linear, cartridge-based glucose measurement system
JP2015518165A (ja) * 2012-05-31 2015-06-25 バイエル・ヘルスケア・リミテッド・ライアビリティー・カンパニー マルチ試験紙カートリッジ
US10073051B2 (en) 2012-05-31 2018-09-11 Ascensia Diabetes Care Holdings Ag Replaceable multistrip cartridge and biosensor meter
US10324081B2 (en) 2012-05-31 2019-06-18 Ascensia Diabetes Care Holdings Ag Multistrip cartridge
US10656112B2 (en) 2012-05-31 2020-05-19 Ascensia Diabetes Care Holdings Ag Replaceable multistrip cartridge and biosenser meter
US10753923B2 (en) 2012-05-31 2020-08-25 Ascensia Diabetes Care Holdings Ag Multistrip cartridge
US10080882B2 (en) 2012-06-15 2018-09-25 Consort Medical Plc Valved container assembly
US10533949B2 (en) 2013-03-12 2020-01-14 Ascensia Diabetes Care Holdings Ag Test strip meter with a mechanism for pushing the test strip against an optical reader
JP2015232554A (ja) * 2014-05-13 2015-12-24 アークレイ株式会社 測定装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2006136527A2 (de) 2006-12-28
US20090098018A1 (en) 2009-04-16
EP1736772B1 (de) 2016-05-18
CN101203754A (zh) 2008-06-18
CA2606715C (en) 2012-10-09
WO2006136527B1 (de) 2007-07-12
EP1736772A1 (de) 2006-12-27
CA2606715A1 (en) 2006-12-28
WO2006136527A3 (de) 2007-04-26
US8283175B2 (en) 2012-10-09
JP4709279B2 (ja) 2011-06-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4709279B2 (ja) 被分析物濃度の決定のための試験装置
US4787398A (en) Glucose medical monitoring system
JP5126994B2 (ja) 生物学的サンプルを分析するための一体型センサ
US8777872B2 (en) Diagnostic system for determining substance concentrations in liquid samples
JP3718550B2 (ja) 流体モニタセンサの分与装置
EP1500925B1 (en) Biosensor cartridge
US20090326355A1 (en) Integrated Test System for Monitoring Bodily Fluids
JP2009525794A (ja) 交換可能な試験片カートリッジを備える個人用の携帯式血中グルコース測定器
JPWO2007063948A1 (ja) センサ−ランセット一体型デバイス、およびこれを用いた体液採取方法
JP2003156465A (ja) プル/プッシュ起動機構を有する血中グルコースセンサ分与装置
JP2003130836A (ja) 血中グルコースセンサ分与装置用の機構
JP2004033759A (ja) 試験片容器システム
JP2010279701A (ja) 診断検査装置
JP2003139782A (ja) 血中グルコースセンサ分与装置用のセンサリリース
US8409505B2 (en) Sensor release mechanism for a meter
JP2002310972A (ja) バイオセンサシート、バイオセンサカートリッジ、およびバイオセンサ分与装置
JP4618953B2 (ja) バイオセンサシート、バイオセンサカートリッジ、及び、バイオセンサ分与装置
US8545755B2 (en) Sensor release mechanism for a test meter
JP2010521666A (ja) センサ操作のいらないシングルセンサメータシステム及びそれを用いた方法
JP2010509589A (ja) 試験センサカートリッジ
JP2001337066A (ja) バイオセンサ測定装置
JP5675655B2 (ja) 携帯式分析デバイス
TW201340943A (zh) 測試構件匣

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20100525

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100827

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100907

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20101206

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20101213

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110104

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110112

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110202

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110301

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110317

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees