JPH08285858A - グルコースモニタ装置システムにおいて多数のセンサを取り扱う装置 - Google Patents

グルコースモニタ装置システムにおいて多数のセンサを取り扱う装置

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JPH08285858A
JPH08285858A JP8048689A JP4868996A JPH08285858A JP H08285858 A JPH08285858 A JP H08285858A JP 8048689 A JP8048689 A JP 8048689A JP 4868996 A JP4868996 A JP 4868996A JP H08285858 A JPH08285858 A JP H08285858A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 血中グルコースを分析するのに使用されるセ
ンサを、多数取り扱うのに適したセンサ分与装置を提供
すること。 【解決手段】 流体センサ（３８）を一つ宛収容する複
数のセンサスロット（３０Ａ〜Ｊ）を有するセンサマガ
ジン（２６）と、該センサマガジン（２６）をマガジン
開口（２４）中に維持し、該複数のセンサスロットの一
つが送り手段（５４）と整合状態になるように該センサ
マガジン（２６）を配置することを可能にするためのピ
ボット手段（２８）と、送り手段（５４）を前進させて
該送り手段（５４）と整合状態になった該センサスロッ
トに通して、該センサスロット中の一つのセンサ（３
８）が試験位置に配されるようにし、該送り手段（５
４）をさらに前進させ該センサ（３８）が分与装置（２
０）から排出されるようにするための送りアクチュエー
タ手段（５８）とを備えるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は一般に、グルコース
モニタシステムに関し、詳細には、血中グルコースを分
析するのに使用される多数のセンサを取り扱うための新
規で改良された装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】種々の症状の糖尿病を病む人達は、日常
的に自らの血液を試験して血中グルコースの濃度を測定
しなければならない。そのような試験の結果を使用し
て、どのようなインスリンまたは他の薬剤を投与する必
要があるのかを決めることができる。あるタイプの血中
グルコース試験システムでは、センサを使用して血液試
料を試験する。
【０００３】そのようなセンサは、前端、すなわち試験
端および後端、すなわち接触端をもつほぼ平坦な長方形
であることができる。センサは、血中グルコースと反応
する生感知性物質または試薬物質を含有する。試験端
は、試験される流体の中に配置されるものであり、セン
サ中を試験端から試薬物質まで延びる毛管路を有してい
る。センサの試験端は、人の指を何かで穿刺したのちそ
の指の上に溜っている血液の中に配置することができ
る。流体は、毛管作用により、センサの毛管路の中に吸
収されて、センサが試験される流体の「溜めしん（ウィ
ック）」として作用するようになる。そして、流体はセ
ンサ中の試薬物質と化学反応を起こし、その結果、試験
される血液中の血中グルコース濃度を示す電気信号が、
センサの後端、すなわち接触端から突出する接点に供給
される。あるいはまた、化学反応の結果を光学的に検出
することもできる。
【０００４】センサの接点で発生した電気信号をモニタ
機器に結合するためには、センサの端部を試験される流
体の中に配置する前に、センサをセンサホルダに挿入し
なければならない。ホルダは、センサをホルダに挿入し
たときにセンサ上の接点に結合される対応する嵌合い式
の接点を有している。その結果、ホルダは、センサと、
試験結果を蓄積および／または解析するモニタ機器との
間のインタフェースとして働く。
【０００５】センサは、使用される前には、センサ中の
試薬物質の保全性を保証するために、適当な湿度レベル
に維持されなければならない。センサは、適切な湿度レ
ベルに維持することができるよう、引きはがし式のパッ
ケージに１個ずつ包装することができる。例えば、ブリ
スタタイプの包装方法を使用してもよい。パッケージ
は、パッケージ中に適当な湿度または乾燥レベルを維持
するために乾燥剤を含むことができる。血中グルコース
を試験するために個々のセンサを使用するためには、シ
ールを引きはがすことによってパッケージを開封しなけ
ればならない。あるいはまた、パッケージによっては、
使用者がパッケージの一面に対して力を加え、反対側で
センサが箔を破裂させたり破れさせたりするように働か
せる必要がある。察知しうるように、これらのパッケー
ジの開封が難しいこともある。そのうえ、一度パッケー
ジを開封したならば、使用者は、センサホルダの中に置
かれていた状態でセンサが破損していたり汚染されたり
していないことを確かめそして血液試料を試験するため
に使用しなければならない。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、血中グルコースを試験するのに使用される多数
のセンサを取り扱うための新規で改良された装置を提供
することにある。本発明の他の目的は、使用者が、血中
グルコース試験を容易に実施することを可能にする新規
で改良された血中グルコースセンサ取扱い装置を提供
し、複数の血中グルコースセンサの一つを、血液試料の
試験に使用するための位置に選択的に配するため新規で
改良された装置を提供し、複数の血中グルコースセンサ
を含み、センサを使用しているとき、センサと試験機器
との間のインタフェースとして働く新規で改良された血
中グルコースセンサ取扱い装置を提供し、血中グルコー
スの試験に使用するための複数のセンサを、使用すべき
ときまで、乾燥状態の環境から保護する新規で改良され
た血中グルコースセンサ取扱い装置を提供し、複数のグ
ルコースセンサを含むセンサマガジンを受け入れて、取
扱い装置のセンサアクチュエータを感知位置に動かした
とき、個々のセンサを感知位置に選択的に配することが
できるようにした新規で改良された血中グルコースセン
サ取扱い装置を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の前記の目的およ
び他多くの目的にしたがって、本発明は、複数の血中グ
ルコースセンサを含むセンサマガジンを受け入れるセン
サ分与装置に具現化される。各センサは、面取りされた
感知端および反対側の接触端をもつほぼ平坦な長方形で
ある。マガジンは、後壁から前壁に延びる複数のセンサ
スロットを含む成形プラスチック製の正円柱形状であっ
てもよい。一連の戻り止め溝が正円柱の外周壁に配設さ
れ、それぞれが、センサスロット１個に対応している。
各センサスロットは、乾燥剤キャビティと流体連通して
おり、血中グルコースセンサ１個をその中に受け入れ
る。乾燥剤キャビティは、乾燥剤を保持するための比較
的浅い空洞である。乾燥剤は、センサ中の試薬物質が使
用される前に悪影響を受けることのないよう、対応する
センサスロットが適当な湿度または乾燥レベルに維持さ
れることを保証するためにキャビティ中に配置される。
【０００８】センサをセンサスロットに装填する前に、
シリンダの前壁を前側破裂箔で覆って、各センサスロッ
トの前端を封止する。その後、センサをセンサスロット
に装填し、乾燥剤を乾燥剤キャビティに配置する。そし
て、後側破裂箔を後壁にかぶせて、センサスロットおよ
び乾燥剤キャビティが前後の破裂箔によって封止される
ようにする。
【０００９】センサ装置は、ハウジング中を横方向に延
びるマガジン開口をハウジングの前端の近くに有する外
側ハウジングを有している。ピボットロッドを装置の前
端から引き離すと、センサマガジンをマガジン開口に入
れることができる。ピボットロッドを、センサマガジン
中央のピボット開口の中で前に動かし、作動位置に固定
して、センサマガジンがマガジン開口中に正しく配置さ
れるようにする。そして、マガジン開口中に延びる装置
ハウジング上の戻り止めアームがセンサマガジン上の戻
り止め溝の一つと係合して、センサスロットの一つが、
センサプッシュロッドと整合状態になる（一直線に並
ぶ）センサ送り位置に配されたことが確かになるまで、
センサマガジンを手で回転させなけれならない。
【００１０】センサマガジンがそのように配置されたな
らば、装置ハウジングの頂部の近くにある送りアクチュ
エータを前方に押すと、その結果、プッシュロッドが後
側破裂箔を穿刺し、センサスロットに進入する。プッシ
ュロッドは、第一の戻り止めまたは感知位置に達するま
で前方に動き続ける。プッシュロッドがセンサスロット
中を前方に動くとき、プッシュロッドはセンサの接触端
と係合し、センサを前側破裂箔から押し出して試験位置
に配する。試験位置に配されると、センサ上の接点が装
置ハウジング中の接点と嵌合し、装置ハウジングを介し
てセンサをセンサモニタ機器と結合させることができ
る。この位置にあるとき、センサのセンサ端を、分析し
なければならない血液試料の中に配置することができ
る。
【００１１】試験が完了したならば、プッシュロッドア
チュエータをさらに前進させて、プッシュロッドが使用
済みセンサをセンサ取扱い装置からはじき出すようにす
る。その後、プッシュロッドアクチュエータ、ひいては
プッシュロッドを待機位置に引き込む。プッシュロッド
をその待機位置に配したのち、戻り止めアームが別の戻
り止め溝と係合するまでセンサマガジンを手で回転させ
て、別のセンサスロットがプッシュロッドと整合状態に
なるようにする。その時、センサ取扱い装置は、血中グ
ルコース試験に使用するためのもう一つのセンサを供給
する状態になる。
【００１２】
【発明の実施の形態】本発明は、上記および他の目的お
よび利点とともに、図面に表す本発明の実施態様の以下
の詳細な説明から明確に理解することができる。
【００１３】まず、図１および２を詳細に参照すると、
符号２０によって示され、本発明を具現化する血中グル
コースセンサ取扱いまたは分与装置が示されている。セ
ンサ分与装置２０はハウジング２２を有し、このハウジ
ングをマガジン開口２４が横方向に貫通している。マガ
ジン開口２４は、センサマガジン２６を受け入れて、そ
れを、センサマガジン２６中を延びるピボットロッド２
８を中心に回転させることができるようにする。一連の
１０個のスロット３０Ａ〜Ｊ（図３および４）がセンサ
マガジン２６中を後壁３２から前壁３４まで貫通してい
る。乾燥剤キャビティ３６Ａ〜Ｊ（図３）がそれぞれセ
ンサスロット３０Ａ〜Ｊと対応し、流体連通している。
センサ、例えば図６に示すセンサ３８がセンサスロット
３０Ａ〜Ｊのそれぞれに配置される。センサ３８を中に
装填されたセンサスロット３０Ａ〜Ｊは、センサマガジ
ン２６の前壁３４を覆う前側破裂箔４０およびセンサマ
ガジン２６の後壁３２を覆う後側破裂箔４２によって封
止されている。
【００１４】センサマガジン２６をセンサ装置ハウジン
グ２２に装填するためには、ピボットロッド２８をハウ
ジング２２の後壁４４から引き離し、センサマガジン２
６をマガジン開口２４に配置する。そして、ピボットロ
ッド２８を前方に動かしてセンサマガジン２６中央の開
口４６に通し、マガジン開口２４の中に延びる戻り止め
アーム４８がマガジン２６の外周５２に設けられた戻り
止め溝５０Ａ〜Ｊの一つ（例えば、図４に示す戻り止め
溝５０Ｆ）と係合するまで回転させる。
【００１５】このようにセンサマガジン２６がマガジン
開口２４中に配置されると、装置ハウジング２２中の、
その上壁５６の近くに配置されたセンサ押出しまたは送
りロッド５４がセンサスロット３０Ａ〜Ｊの一つ（例え
ばセンサスロット３０Ａ）と整合状態になる（一直線に
並ぶ）。装置ハウジング２２の上壁５６のスロット６０
の中に突出するプッシュロッドアクチュエータ５８を装
置ハウジング２２の前壁６２の方向に押すと、センサプ
ッシュロッド５４が後側破裂箔４２を穿刺し、センサス
ロット３０Ａに進入する。センサプッシュロッド５４が
ハウジング２２の前壁６２の方向に動き続けると、セン
サプッシュロッド５４がセンサスロット３０Ａ中に配置
されたセンサ３８と係合して、センサ３８を前側破裂箔
４０に押し通して試験位置に配する。この試験位置にあ
るとき、センサを３８を血液試料の分析に関連して使用
することができる。そして、センサ３８が装置２０から
はじき出されるまで、プッシュロッド５４をハウジング
２２の前壁６２の方向にさらに動かすことができる。そ
の後、プッシュロッド５４をハウジング２２の後壁４４
の方向に引き込んで、センサマガジン２６を回転させて
センサスロット３０Ａ〜Ｊの別の一つをプッシュロッド
５４と整合状態にすることができるようにする。
【００１６】図３〜５に示すように、センサマガジン２
６は、ほぼ正円柱形であり、汎用ポリプロピレン材料か
ら製することができる。そのようなタイプの適当な材料
は、Exxon ＰＤ３３４５である。センサマガジン２６の
外周５２は、１０個の戻り止め溝５０Ａ〜Ｊを含む。溝
５０Ａ〜Ｊのそれぞれは、センサマガジン２６の前壁３
４から後壁３２の方向にわずかな距離だけ延びている。
図４に詳細に示すように、戻り止め溝５０Ａ〜Ｊのそれ
ぞれは、センサマガジン２６の外周５２の、センサスロ
ット３０Ａ〜Ｊの対応する一つに対して直径方向反対側
に設けられている。例えば、戻り止めアーム４８が戻り
止め溝５０Ｆに収まると、戻り止め溝５０Ｆに対して直
径方向反対側にあるセンサスロット３０Ａがプッシュロ
ッド５４と整合状態になる（一直線に並ぶ）。
【００１７】センサスロット３０Ａ〜Ｊのそれぞれはセ
ンサマガジン２６を後壁３２から前壁３４まで完全に貫
通し、ほぼ長方形であり、それぞれがセンサ３８を中に
配置するようになっている。乾燥剤キャビティ３６Ａ〜
Ｊがそれぞれセンサスロット３０Ａ〜Ｊと流体連通して
いる。乾燥剤キャビティ３６Ａ〜Ｊは、センサマガジン
２６中に後壁３２から前壁３４の方向に短い距離しか延
びていないという意味において比較的奥行きが浅い。乾
燥剤キャビティ３６Ａ〜Ｊの実際の奥行きは、乾燥剤キ
ャビティ３６Ａ〜Ｊのそれぞれの中に配置される必要量
の乾燥剤を収容するのに要する空間によって決まる。乾
燥剤キャビティ３６Ａ〜Ｊ中に配置される乾燥剤が、セ
ンサスロット３０Ａ〜Ｊが適当な湿度レベルに維持され
ることを保証して、個々のセンサスロット３０Ａ〜Ｊの
中に配置されたセンサ３８中の試薬が使用の前に悪影響
を受けないようにする。乾燥剤は、乾燥剤の小さな袋も
しくは丸いビーズの形状または乾燥剤キャビティ３６Ａ
〜Ｊの中に容易に配置することができる他の形状であっ
てもよい。乾燥剤キャビティ３６Ａ〜Ｊ中のそのような
乾燥剤の量は、センサスロット３０Ａ〜Ｊを乾燥状態に
維持するのに必要な量に依存する。使用することができ
るあるタイプの乾燥剤は、NATRASORB という商標で販売
され、粉末、ペレットおよびビーズの形態で利用でき
る。
【００１８】センサマガジン２６中に格納されたセンサ
３８のそれぞれは、前端、すなわち試験端６４から後
端、すなわち接触端６６まで延びるほぼ平らな長方形で
ある（図６を参照）。前端６４は、対向側に延びる面取
りした縁６８および７０を有して、前端６４が、プッシ
ュロッド５４によってセンサスロット３０Ａ〜Ｊから押
し出されるとき、前側破裂箔を穿刺し、分析される血液
の中に配されるようになっている。接触端６６は、セン
サ３８を押してその試験位置に配したとき、装置ハウジ
ング２２中の接点（図示せず）と嵌合する接点（図示せ
ず）を有している。このようにして、センサ３８を、装
置２０に含めるか、離れたところに配することができる
モニタ機器（図示せず）に結合することができる。その
結果、装置２０は、そのようなモニタ機器とセンサ３８
との間でインタフェースとして働く。
【００１９】センサ３８それぞれには、センサ３８の前
部試験端６４からセンサ３８に設けられた生体感知物質
または試薬物質まで延びる毛管路が設けられている。セ
ンサ３８の試験端６４を流体、例えば人の指を何かで穿
刺したのちその指の上に溜る血液の中に配置すると、そ
の流体が毛管作用によって毛管路の中に吸収されて、セ
ンサ３８が試験される流体の「溜めしん」として作用す
るようになる。そして、この流体はセンサ３８中の試薬
物質と化学反応を起こして、試験される血液中の血中グ
ルコース濃度を示す電気信号がセンサ３８の接触端６６
の接点に供給され、ひいては、装置２０を介してモニタ
機器に供給される。あるいはまた、化学反応の結果を光
学的に検出することもできる。
【００２０】センサ３８をセンサスロット３０Ａ〜Ｊに
装填する前、センサマガジン２６の前壁３４は、前側破
裂箔４０で覆われている。前側破裂箔４０は、センサス
ロット３０Ａ〜Ｊを十分に封止し、同時に、センサ３８
がプッシュロッド５４によってセンサマガジン２６の前
壁３４から前に押し出されるときに破れたり穿刺された
りする材料を提供するいかなる材料からなるものでもよ
い。前側破裂箔４０および後側破裂箔４２のいずれにも
使用することができるあるタイプの破裂箔は、Alusuiss
e Flexible Packaging社によって販売されているＡＬ−
１９１−０１箔である。
【００２１】破裂箔４０がセンサマガジン２６の前壁３
４を封止する関係にある状態で、センサ３８をセンサマ
ガジン２６の後壁３２からセンサスロット３０Ａ〜Ｊに
装填する。さらに、乾燥剤を乾燥剤キャビティ３６Ａ〜
Ｊに配置する。後側破裂箔４２をセンサマガジン２６の
後壁３２にかぶせて固着して、センサスロット３０Ａ〜
Ｊが前側破裂箔４０と後側破裂箔４２との間に封止され
るようにする。
【００２２】センサマガジン２６の前壁３４および後壁
３２が封止されたならば、センサマガジン２６をハウジ
ング２２に装填することができる。センサマガジン２６
をハウジング２２に装填する手順およびセンサ分与装置
２０を使用する方法を図７〜１３に示す。特に、これら
の図面は、センサマガジン２６をセンサ分与ハウジング
２２に装填する方法、センサマガジン２６に含まれるセ
ンサ３８を試験位置に配し、その後、装置２０からはじ
き出す方法、そして最後に、センサマガジン２６をセン
サ分与ハウジング２２から取り出して、別のセンサマガ
ジン２６をマガジン開口２４に装填することができるよ
うにする方法を示す。図７〜１３では、センサ分与装置
２０を使用する際の操作順序を示すため、外側ハウジン
グ２２の一部を切り欠いている。
【００２３】センサマガジン２６をマガジン開口２４に
装填するためには、ピボットロッド２８を引き込んで、
それがマガジン開口２４を横切ったり、そこに入ったり
しないようにしなければならない。図７に示すように、
円形のノブ７２がピボットロッド２８の後端に取り付け
られている。ピボットロッド２８から延びる固定スタブ
７３がハウジング２２の後壁４４のスロットと整合状態
になるまでノブ７２を回転させる。そして、ノブ７２を
つかみ、ピボットロッド２８に付いたストッパ７４がハ
ウジング２２の後壁４４に係合するまでノブを後壁４４
から引き離すことにより、ピボットロッド２８をマガジ
ン開口２４から引き離す。ばね機構（図示せず）をピボ
ットロッド２８に接続して、固定スタブ７３が後壁４４
をすり抜けたのち、ピボットロッド２８を推進させてハ
ウジング２２の後壁４４に通し、マガジン開口２４から
離すこともできる。ピボットロッド２８をそのように引
き込んだ状態で、図７の矢印７６によって示すように、
センサマガジン２６をマガジン開口２４に挿入すること
ができる。マガジン開口２４の遠位部７８の大きさは、
マガジン開口２４の、センサマガジン２６を挿入すると
きに通す部分よりもわずかに小さく、センサマガジン２
６をハウジングに装填するとき、センサマガジン２６が
偶発的にマガジン開口２４の遠位部７８から抜け出るこ
とのないようにしている。
【００２４】センサマガジン２６をマガジン開口２４に
配置したならば、ピボットロッド２８上のノブ７２をハ
ウジング２２の前壁６２の方向に押すことができる。ピ
ボットロッド２８を前壁６２の方向に動かすとき、ピボ
ットロッド２８はセンサマガジン２６中央の開口４６の
中を動き、マガジン開口２４の前縁８２にある凹み８０
に入る。ピボットロッド２８から突出する固定スタブ７
３が後壁４４の開口の中を滑り、ピボットロッド２８が
前に押されたのち、図８に示すようにピボットロッド２
８をハウジング２２中に固定する。
【００２５】ピボットロッド２８は、センサマガジン２
６中央の開口４６の中に配置されて、センサマガジン２
６をピボットロッド２８を中心に回転または枢転させる
ことができるように構成されている（図６）。ピボット
ロッド２８がセンサマガジン２６中央の開口４６に収ま
った状態で、マガジン開口２４中に突出する戻り止めア
ーム４８が戻り止め溝５０Ａ〜Ｊの一つの中に収まるま
で、センサマガジン２６を手で回転させる。例えば、図
８に示すように戻り止めアーム４８を戻り止め溝５０Ｆ
に収めて、センサマガジン２６がいわゆるセンサ送り位
置にとどまるようにすることができる。
【００２６】戻り止めアーム４８の戻り止め溝５０Ｆへ
の係合が、対応するセンサスロット３０Ａがプッシュロ
ッド５４と一直線に並ぶことを保証する。センサ取扱い
装置２０の使用者が血液試料を分析するためにセンサ３
８の一つを使用しなければならないときには、図９の矢
印８４によって示すように、ハウジング２２の上壁５６
のスロット６０の中を延びるプッシュロッドアクチュエ
ータ５８をハウジング２２の前壁６２の方向に押す。プ
ッシュロッドアクチュエータ５８はプッシュロッド５４
に接続されて、プッシュロッド５４もまたハウジング２
２の前壁６２の方向に動くようになっている。プッシュ
ロッド５４の前端８６はいくぶん尖っており、前に動く
につれ、後側破裂箔４２を穿刺し、センサスロット３０
Ａに進入し、センサスロット３０Ａ中に配置されたセン
サ３８の接触端６６と係合する。プッシュロッドアクチ
ュエータ５８、ひいてはプッシュロッド５４が矢印８４
の方向に移動を続ける結果、センサスロット３０Ａ中の
センサ３８がセンサスロット３０Ａ中で前方に押され
て、センサ３８の前部の面取りした端部６４が前側破裂
箔４０を穿刺することになる。
【００２７】プッシュロッドアクチュエータ５８を、図
９に示す試験位置に達するまで矢印８４の方向に動か
す。プッシュロッド５４がこの試験位置に進むと、セン
サ３８は、前壁６２からマガジン開口２４の前縁８２ま
で延びる溝８８の中に配置される。図９に示すように、
センサ３８がこの試験位置にあるとき、センサはハウジ
ング２２の前壁６２から外に延びて、センサ３８の試験
端６４を試験される流体の中に配置することができるよ
うになる。そのうえ、センサ３８の接触端６６の近くの
接点が、溝８８中の接点と係合または嵌合して、試験さ
れる流体の吸収によってセンサ３８中に発生する電気信
号をモニタ機器に送信することができるようになる。
【００２８】血液または他の流体の試験が完了したなら
ば、センサスロット３０Ａの中にあった使用済みセンサ
３８を装置２０からはじき出さなければならない。これ
は、プッシュロッドアクチュエータ５８を図１０の矢印
９０の方向に前壁６２に向けてさらに前へ動かすことに
よって容易に成すことができる。プッシュロッドアクチ
ュエータ５８を矢印９０の方向に動かすと、図１０に示
すように、プッシュロッド５４が使用済みセンサ３８を
溝８８の外に押し出す。プッシュロッドアクチュエータ
５８を、図１０に示すはじき出し位置に来るまで前進さ
せると、その時点で、使用済みセンサ３８が装置２０か
ら押し出される。
【００２９】装置２０を再び待機状態または準備完了状
態にして別のセンサ３８を試験位置に配することができ
るようにするためには、プッシュロッドアクチュエータ
５８を図１１の矢印９２の方向に動かすことにより、そ
れを待機状態に戻す。プッシュロッドアクチュエータ５
８をその待機位置に戻すとき、それに応じてプッシュロ
ッド５４がセンサスロット３０Ａから引き出されて、セ
ンサマガジン２６を図１２の矢印９４によって示す方向
に手で回転させることができるようになる。センサマガ
ジン２６は、戻り止めアーム４８がセンサマガジン２６
の外周５２の次の戻り止め溝５０Ｅの中に収まって、次
のセンサスロット３０Ｊがプッシュロッド５４と整合状
態になるまで、この方向に全部で３６°回転する。セン
サスロット３０Ｊ中に配置されたセンサ３８は、センサ
スロット３０Ａ中のセンサ３８をその試験位置に配した
ときと同様にして、センサスロット３０Ｊから押し出
し、血液などの試験に使用することができる。
【００３０】センサスロット３０Ａ中に配置されたセン
サ３８を試験位置に配し、その後、それを装置２０から
はじき出す上記の一連の動作は、センサマガジン２６中
のセンサ３８のすべてを使用するまで、残りのセンサス
ロット３０Ｂ〜Ｉの中に配置されたセンサそれぞれにつ
いて繰り返すことができる。その後、ノブ７２を図１３
の矢印９６の方向に引き込むと、図１３の矢印９８によ
って示すようにセンサマガジン２６をマガジン開口２４
から取り出し、図７に示すように新たなセンサマガジン
２６をマガジン開口２４に挿入することができる。
【００３１】センサ装置２０の各部品の大きさは、その
装置が設計された特定の用途に応じて異なる。装置２０
のある構成例では、センサマガジン２６の外径が３０．
７５mm（１．２１０インチ）であり、後壁３２から前壁
３４までのセンサマガジンの奥行きが１７．０２mm
（０．６７０インチ）である。このような寸法のセンサ
マガジン２６を使用すると、センサ３８は、前端６４か
ら接点６６までの長さ寸法が１６．５１mm（０．６５０
インチ）であり、幅が５．０８mm（０．２００インチ）
であり、面取りした縁６８と７０との間の前部寸法が１
０．１６mm（０．４０インチ）であることができる。ピ
ボットロッド２８は、外側厚さ寸法が３．１７mm（０．
１２５インチ）であることができ、プッシュロッド５４
は、外側厚さ寸法が１．５７mm（０．６２インチ）であ
ることができる。このような具体的な構造の装置２０に
おいては、装置２０が待機位置にあるとき、プッシュロ
ッド５４をセンサマガジン２６の後壁３２から約１．４
６mm（０．０５７インチ）離して配置することができ
る。プッシュロッド５４がセンサ３８をセンサスロット
３０Ａ〜Ｊの一つの中からその試験位置に送る行程は、
約１９．１０mm（０．７５２インチ）になる。センサ３
８をハウジング２２からはじき出すための、プッシュロ
ッド５４のさらなる行程は約７．１７mm（０．２８２イ
ンチ）になる。センサマガジン２６をマガジン開口２６
に装填するか、そこから取り出すとき、ピボットロッド
２８は、約２０．２５mm（０．７９７インチ）の行程を
動かされる。
【００３２】例示した実施態様の詳細を参照しながら本
発明を説明したが、これらの詳細は、請求の範囲に定め
る本発明の範囲を限定するためのものではない。例え
ば、装置２０は、血中グルコース以外の流体を試験する
のに使用することもできる。実際に、装置２０は、試薬
物質によって分析することができるいかなるタイプの化
学流体の分析に関しても使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明を実施している血中グルコースセンサ取
扱い装置を、その装置に装填する準備ができた状態のセ
ンサマガジンと共に示す斜視図である。
【図２】図１の血中グルコースセンサ取扱い装置を、そ
の装置に装填した状態のセンサマガジンと共に示す斜視
図である。
【図３】図１のセンサマガジンを、後側破裂箔を除いた
状態で示す後面図である。
【図４】図１のセンサマガジンを、前側破裂箔を除いた
状態で示す正面面図である。
【図５】前後の破裂箔をそれぞれセンサマガジンの前後
の壁から離した状態で示すセンサマガジンの分解斜視図
である。
【図６】ピボットロッド、プッシュロッドおよびセンサ
が互いおよびセンサマガジンに対してどのような配置関
係にあるかを示すセンサマガジンの側面図である。
【図７】図１のセンサ取扱い装置を、センサ取扱い装置
の使用の操作順序を説明しやすくするよう、装置ハウジ
ングの側面の部分を切り欠いた状態で示す図である。
【図８】図１のセンサ取扱い装置を、センサ取扱い装置
の使用の操作順序を説明しやすくするよう、装置ハウジ
ングの側面の部分を切り欠いた状態で示す図である。
【図９】図１のセンサ取扱い装置を、センサ取扱い装置
の使用の操作順序を説明しやすくするよう、装置ハウジ
ングの側面の部分を切り欠いた状態で示す図である。
【図１０】図１のセンサ取扱い装置を、センサ取扱い装
置の使用の操作順序を説明しやすくするよう、装置ハウ
ジングの側面の部分を切り欠いた状態で示す図である。
【図１１】図１のセンサ取扱い装置を、センサ取扱い装
置の使用の操作順序を説明しやすくするよう、装置ハウ
ジングの側面の部分を切り欠いた状態で示す図である。
【図１２】図１のセンサ取扱い装置を、センサ取扱い装
置の使用の操作順序を説明しやすくするよう、装置ハウ
ジングの側面の部分を切り欠いた状態で示す図である。
【図１３】図１のセンサ取扱い装置を、センサ取扱い装
置の使用の操作順序を説明しやすくするよう、装置ハウ
ジングの側面の部分を切り欠いた状態で示す図である。
【符号の説明】
２０ センサ分与装置 ２２ ハウジング ２４ マガジン開口 ２６ センサマガジン ２８ ピボットロッド ３０Ａ〜Ｊ センサスロット ３６Ａ〜Ｊ 乾燥剤キャビティ ３８ センサ ４０ 前側破裂箔 ４２ 後側破裂箔 ４８ 戻り止めアーム ５０Ａ〜Ｊ 戻り止め溝 ５４ プッシュロッド ５８ プッシュロッドアクチュエータ

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 複数の流体センサ（３８）を取り扱うた
    めのセンサ分与装置（２０）において、 マガジン開口（２４）を有するハウジング（２２）と、 該マガジン開口（２４）中に配置されるセンサマガジン
    （２６）であって、それぞれが該複数の流体センサ（３
    ８）の一つを収容する複数のセンサスロット（３０Ａ〜
    Ｊ）を有するセンサマガジンと、 送り手段（５４）と、 該センサマガジン（２６）を該マガジン開口（２４）中
    に維持し、該センサマガジン（２６）を、該複数のセン
    サスロット（３０Ａ〜Ｊ）の一つが該送り手段（５４）
    と整合状態になるように配置することを可能にするため
    のピボット手段（２８）と、 該送り手段（５４）を前進させて該送り手段（５４）と
    整合状態になった該センサスロット（３０Ａ〜Ｊ）に通
    して、該センサスロット（３０Ａ〜Ｊ）中の該センサ
    （３８）が試験位置に配されるようにし、該送り手段
    （５４）をさらに前進させて、該センサ（３８）が該装
    置（２０）から排出されるようにするための、該送り手
    段（５４）に接続された送りアクチュエータ手段（５
    ８）とを含むことを特徴とするセンサ分与装置。
  2. 【請求項２】 該センサマガジン（２６）が、複数の戻
    り止め手段（５０Ａ〜Ｊ）をその外周（５２）に有する
    正円柱であり、該戻り止め手段（５０Ａ〜Ｊ）のそれぞ
    れが該複数のセンサスロット（３０Ａ〜Ｊ）の一つに対
    応している請求項１記載のセンサ分与装置（２０）。
  3. 【請求項３】 該戻り止め手段（５０Ａ〜Ｊ）および該
    センサスロット（３０Ａ〜Ｊ）が該センサマガジン（２
    ６）上で等間隔に離間している請求項２記載のセンサ分
    与装置（２０）。
  4. 【請求項４】 該マガジン開口（２４）中に突出する戻
    り止めアーム手段（４８）を含み、該戻り止めアーム手
    段（４８）が該複数の戻り止め手段（５０Ａ〜Ｊ）の一
    つに配置されると、該複数のセンサスロット（３０Ａ〜
    Ｊ）の一つが該送り手段（５４）と整合状態になる請求
    項２記載のセンサ分与装置（２０）。
  5. 【請求項５】 該センサマガジン（２６）が複数の乾燥
    剤キャビティ（３６Ａ〜Ｊ）を含み、乾燥剤キャビティ
    （３６Ａ〜Ｊ）のそれぞれが、該複数のセンサスロット
    （３０Ａ〜Ｊ）の一つと流体連通している請求項１記載
    のセンサ分与装置（２０）。
  6. 【請求項６】 該複数のセンサスロット（３０Ａ〜Ｊ）
    のそれぞれが乾燥状態に維持されるよう、該複数の乾燥
    剤キャビティ（３６Ａ〜Ｊ）のそれぞれの中に乾燥剤を
    含む請求項５記載のセンサ分与装置（２０）。
  7. 【請求項７】 該センサマガジン（２６）が第一および
    第二の壁（３２、３４）を含み、該複数の乾燥剤キャビ
    ティ（３６Ａ〜Ｊ）のそれぞれが、該第一の壁（３２）
    から該第二の壁（３４）の方向に延び、該第一の壁（３
    ２）を覆う第一の箔手段（４２）を含み、該複数の乾燥
    剤キャビティ（３６Ａ〜Ｊ）が該第一の箔手段（４２）
    によって封止されるようになっている請求項５記載のセ
    ンサ分与装置（２０）。
  8. 【請求項８】 該センサマガジン（２６）が第一および
    第二の壁（３２、３４）を含み、該複数のセンサスロッ
    ト（３０Ａ〜Ｊ）のそれぞれが、該第一の壁（３２）か
    ら該第二の壁（３４）に延び、該第一の壁（３２）を覆
    う第一の箔手段（４２）と、該第二の壁（３４）を覆う
    第二の箔手段（４０）とを含み、該複数のセンサスロッ
    ト（３０Ａ〜Ｊ）が該第一および第二の箔手段（４２、
    ４０）の間で封止されるようになっている請求項１記載
    のセンサ分与装置（２０）。
  9. 【請求項９】 該送り手段（５４）が該送りアクチュエ
    ータ手段（５８）によって前進されるとき、該送り手段
    （５４）が該第一の箔手段（４２）を穿刺し、該送り手
    段（５４）と一直線に並んだ該センサスロット（３０Ａ
    〜Ｊ）に進入し、該センサスロット（３０Ａ〜Ｊ）中の
    該センサ（３８）と係合して、該センサ（３８）を該第
    二の箔手段（４０）の中に押し込んで該試験位置に配す
    る請求項８記載のセンサ分与装置（２０）。
  10. 【請求項１０】 該複数のセンサ（３８）それぞれが、
    該第二の箔手段（４０）を穿刺し、試験される流体の中
    に配置される面取りされた試験端（６４）を含む請求項
    ９記載のセンサ分与装置（２０）。
  11. 【請求項１１】 該複数のセンサの一つ（３８）が該装
    置２０からはじき出されたのち、該送りアクチュエータ
    手段（５８）が該送り手段（５４）を待機位置に戻す請
    求項１記載のセンサ分与装置（２０）。
  12. 【請求項１２】 該ピボット手段（２８）が、該センサ
    マガジン（２６）が該ピボット手段（２８）を中心に回
    転することができる第一の位置と、該センサマガジン
    （２６）を該マガジン開口（２４）に挿入したり、そこ
    から取り出したりすることができるよう、該マガジン開
    口（２４）から引き込まれた第二の位置とを有する請求
    項１記載のセンサ分与装置（２０）。
  13. 【請求項１３】 該ピボット手段（２８）を該第一およ
    び第二の位置に移動させるための、該ピボット手段（２
    ８）に接続したノブ手段（７２）を含む請求項１２記載
    のセンサ分与装置（２０）。
  14. 【請求項１４】 複数の流体センサ（３８）を取り扱う
    ためのセンサ分与装置（２０）において、 マガジン受入れ手段（２４）を有するハウジング（２
    ２）と、 該マガジン受入れ手段（２４）中に配置され、第一およ
    び第二の壁（３２、３４）を有するセンサマガジン（２
    ６）であって、該第一および第二の壁（３２、３４）の
    間を延びる複数のセンサスロット（３０Ａ〜Ｊ）を有
    し、該複数の流体センサ（３８）の一つが、該センサス
    ロット（３０Ａ〜Ｊ）のそれぞれの中に配置されてお
    り、該第一の壁（３２）から該第二の壁（３４）の方向
    に延びる複数の乾燥剤キャビティ（３６Ａ〜Ｊ）を有
    し、乾燥剤キャビティ（３６Ａ〜Ｊ）のそれぞれが、そ
    の中に配置された乾燥剤を有し、該センサスロット（３
    ０Ａ〜Ｊ）の一つと流体連通しているところのセンサマ
    ガジンと、 プッシュロッド（５４）と、 該センサマガジン（２６）を配置し、該複数のセンサス
    ロット（３０Ａ〜Ｊ）が該プッシュロッド（５４）と整
    合状態になるよう、該センサマガジン（２６）の回転を
    可能にするための、該センサマガジン（２６）が該マガ
    ジン受入れ手段（２４）中に配置されたとき、該センサ
    マガジン（２６）と係合することができるピボット手段
    （２８）と、 該複数のセンサスロット（３０Ａ〜Ｊ）および該複数の
    乾燥剤キャビティ（３６Ａ〜Ｊ）が封止されるよう、該
    第一の壁（３２）および該第二の壁（３４）をそれぞれ
    を覆う第一の箔手段（４２）および第二の箔手段（４
    ０）と、 該プッシュロッド（５４）を前進させて該第一の箔手段
    （４２）に通し、該プッシュロッド（５４）と一直線に
    並んだ該センサスロット（３０Ａ〜Ｊ）中に配して、該
    センサスロット（３０Ａ〜Ｊ）中の該センサ（３８）が
    該第二の箔手段（４０）に押し込まれ、試験位置に配さ
    れるようにし、該プッシュロッド（５４）をさらに前進
    させて、該センサ（３８）が該装置（２０）からはじき
    出されるようにするための、該プッシュロッド（５４）
    に接続したアクチュエータ手段（５８）とを含むことを
    特徴とするセンサ分与装置。
  15. 【請求項１５】 該マガジン受入れ手段（２４）中に突
    出する戻り止めアーム手段（４８）を含み、該センサマ
    ガジン（２６）が複数の戻り止め手段（５０Ａ〜Ｊ）を
    その外周（５２）に有し、該戻り止め手段（５０Ａ〜
    Ｊ）のそれぞれが該複数のセンサスロット（３０Ａ〜
    Ｊ）の一つに対応して、該戻り止めアーム手段（４８）
    が該複数の戻り止め手段（５０Ａ〜Ｊ）の一つに配置さ
    れると、該複数のセンサスロット（３０Ａ〜Ｊ）の一つ
    が該プッシュロッド（５４）と整合状態になるようにし
    た請求項１４記載のセンサ分与装置（２０）。
  16. 【請求項１６】 流体センサ（３８）の分与装置（２
    ０）において使用するためのセンサマガジン（２６）に
    おいて、 第一および第二の壁（３２、３４）を有し、複数のセン
    サスロット（３０Ａ〜Ｊ）が該第一および第二の壁（３
    ２、３４）の間を延び、該複数のセンサスロット（３０
    Ａ〜Ｊ）のそれぞれが流体センサ（３８）を受け入れる
    ところのセンサハウジング部（２２）と、 該複数のセンサスロット（３０Ａ〜Ｊ）が封止されるよ
    う、該第一の壁（３２）および該第二の壁（３４）をそ
    れぞれを覆う第一の箔手段（４２）および第二の箔手段
    （４０）とを含むことを特徴とするセンサマガジン。
  17. 【請求項１７】 該第一の壁（３２）から該第二の壁
    （３４）の方向に延びる複数の乾燥剤キャビティ（３６
    Ａ〜Ｊ）を含み、乾燥剤キャビティ（３６Ａ〜Ｊ）のそ
    れぞれが、その中に配置された乾燥剤を有し、該センサ
    スロット（３０Ａ〜Ｊ）の一つと流体連通している請求
    項１６記載のセンサマガジン（２６）。
  18. 【請求項１８】 該第一の箔手段（４２）が該複数の乾
    燥剤キャビティ（３６Ａ〜Ｊ）をも封止する請求項１７
    記載のセンサマガジン（２６）。
  19. 【請求項１９】 該分与装置（２０）が、該第一の箔手
    段（４２）を穿刺し、該センサスロット（３０Ａ〜Ｊ）
    の一つに進入し、該センサスロット（３０Ａ〜Ｊ）中の
    該センサ（３８）と係合して、該センサ（３８）を該第
    二の箔手段（４０）中に通して試験位置に配する送り手
    段（５４）を含む請求項１６記載のセンサマガジン（２
    ６）。
  20. 【請求項２０】 該第一および第二の箔手段（４２、４
    ０）が、該センサ（３８）が該第二の箔手段（４０）を
    穿刺するときに該センサ（３８）が押し込まれる方向に
    対してほぼ横向きの面にある請求項１９記載のセンサマ
    ガジン（２６）。
  21. 【請求項２１】 複数の流体センサ（３８）を取り扱う
    方法において、 それぞれが該複数の流体センサ（３８）の一つを収容す
    る複数のセンサスロット（３０Ａ〜Ｊ）を有するセンサ
    マガジン（２６）を、センサ分与装置（２０）のハウジ
    ング（２２）中のマガジン開口（２４）に装填し、 該複数のセンサスロット（３０Ａ〜Ｊ）の一つが該送り
    手段（５４）と整合状態になるように該センサマガジン
    （２６）を枢転させ、 送りアクチュエータ（５８）を動かして該送り手段（５
    ４）を前進させ、該送り手段（５４）と整合状態になっ
    た該センサスロット（３０Ａ〜Ｊ）に通して、該センサ
    スロット（３０Ａ〜Ｊ）中の該センサ（３８）が試験位
    置に配されるようにし、 該送りアクチュエータ手段（５８）をさらに動かして、
    該送り手段（５４）がさらに前進して、該センサを該装
    置（２０）からはじき出すようにすることを特徴とする
    方法。
  22. 【請求項２２】 該センサマガジン（２６）が第一およ
    び第二の壁（３２、３４）を含み、該複数のセンサスロ
    ット（３０Ａ〜Ｊ）のそれぞれが、該第一の壁（３２）
    から該第二の壁（３４）に延び、該第一の壁（３２）を
    覆う第一の箔手段（４２）と、該第二の壁（３４）を覆
    う第二の箔手段とを含んで、該複数のセンサスロット
    （３０Ａ〜Ｊ）が該第一および第二の箔手段（４２、４
    ０）の間で封止されるようにし、該送り手段（５４）が
    該センサスロット（３０Ａ〜Ｊ）中を前進するとき、該
    送り手段（５４）が該第一の箔手段（４２）を穿刺し、
    該送り手段（５４）が該センサ（３８）を前進させて該
    試験位置に配するとき、該センサ（３８）が該第二の箔
    手段（４０）を穿刺する請求項２１記載の方法。
  23. 【請求項２３】 該マガジン開口（２４）中に延びる戻
    り止めアーム（４８）が、該センサマガジン（２６）の
    外周（５２）に設けられた複数のラッチ溝（５０Ａ〜
    Ｊ）の一つの中に収まるまで該センサマガジン（２６）
    を枢転させる請求項２１記載の方法。
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