JP2008543994A - アルカリ耐性ゾル−ゲルコーティング - Google Patents

アルカリ耐性ゾル−ゲルコーティング Download PDF

Info

Publication number
JP2008543994A
JP2008543994A JP2008516118A JP2008516118A JP2008543994A JP 2008543994 A JP2008543994 A JP 2008543994A JP 2008516118 A JP2008516118 A JP 2008516118A JP 2008516118 A JP2008516118 A JP 2008516118A JP 2008543994 A JP2008543994 A JP 2008543994A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coating
alkoxide
alkali
coating according
silane
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008516118A
Other languages
English (en)
Inventor
フランク グロス
ゲルド シュリック
ステファン セペール
Original Assignee
ナノ−エックス ゲーエムベーハー
アメリカン スタンダード インターナショナル インコーポレイテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ナノ−エックス ゲーエムベーハー, アメリカン スタンダード インターナショナル インコーポレイテッド filed Critical ナノ−エックス ゲーエムベーハー
Publication of JP2008543994A publication Critical patent/JP2008543994A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D183/00Coating compositions based on macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing silicon, with or without sulfur, nitrogen, oxygen, or carbon only; Coating compositions based on derivatives of such polymers
    • C09D183/04Polysiloxanes
    • C09D183/06Polysiloxanes containing silicon bound to oxygen-containing groups
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D183/00Coating compositions based on macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing silicon, with or without sulfur, nitrogen, oxygen, or carbon only; Coating compositions based on derivatives of such polymers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D183/00Coating compositions based on macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing silicon, with or without sulfur, nitrogen, oxygen, or carbon only; Coating compositions based on derivatives of such polymers
    • C09D183/04Polysiloxanes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D183/00Coating compositions based on macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing silicon, with or without sulfur, nitrogen, oxygen, or carbon only; Coating compositions based on derivatives of such polymers
    • C09D183/04Polysiloxanes
    • C09D183/08Polysiloxanes containing silicon bound to organic groups containing atoms other than carbon, hydrogen, and oxygen

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

【課題】新規なアルカリ耐性ゾル−ゲルコーティングを提供すること。
【解決手段】TEOS、MTEOS若しくは高分子鎖を有するアルキルシラン(ジ−、トリ−及びテトラ官能性シラン)、好ましくはTEOS、MTEOS又はそれらの混合物である加水分解性シランと、a)第二級若しくは第三級塩基(例えばアミノ、メルカプトシラン)及び/又はb)金属アルコキシド(例えばアルミニウムアルコキシド、ジルコニウムアルコキシド及びチタンアルコキシド)としてのルイス酸、とをベースとして形成される縮合触媒からなり、加水分解性シラン対縮合触媒の比率が99:1〜70:30(重量%)であるアルカリ耐性コーティング。
【選択図】なし

Description

本発明はアルカリ耐性ゾル−ゲルコーティング、アルカリ耐性ゾル−ゲルコーティングの調製方法及びその使用に関する。
高いアルカリ抵抗性は、衛生製品及びキッチン製品において特に要求される。コーティングの耐用年数は通常、アルカリ性洗浄剤を添加して食器洗浄機において試験する。大まかに言えば、ケイ酸塩構造を有するシステムは、酸に対する耐性が高いことが公知である。一方それらのアルカリ耐性試験では、現在市販されているゾル−ゲルシステムでは最高20〜30サイクルの後に耐性が失われることが示されている。
特許文献1では有機ポリエステルを主成分とするコーティングの調製方法を記載しており、それはガラス面をアルカリの腐食から保護する技術に関する。
特許文献2は、アルカリ耐性、摩滅耐性を有するコーティングの調製方法に関するものである。そこでは、有機エポキシドと共に、加水分解不可能な第1級、第2級及び/又は第3級アミノ基を含有するシランと反応させることによるコーティング材料の調製方法を記載している。この反応においては、当該コーティング溶液は、非加水分解性基上にアミノ基を有する1つ以上の成分、及び少なくとも2つのエポキシ基を有する1つの成分を含有する必要がある。食器洗浄機を用いたアルカリ(3%のSomat溶液で2時間浸漬)耐性試験の結果、コーティング層における変化が観察されなかった。
純粋な有機シランの加水分解物及び縮合物を主成分としたコーティングは極端に良好なアルカリ抵抗を有さない。なぜなら、シロキサン結合(≡Si−O−Si≡)がその化学的性質上、以下の反応式に示すように水酸化物イオンによる攻撃を比較的受け易いからである。
Figure 2008543994
アルカリ性溶媒においては、水酸化物イオンの触媒作用によりシロキサン結合が加水分解され、シラノールが形成される。その結果、無機ポリマーのネットワーク、すなわち形成されたコーティングが破壊されてしまう。
旧東独国経済特許第280956A1号明細書 西独国特許第4025215C2号明細書
以上より本発明の課題は、アルカリ耐性ゾル−ゲルコーティングを提供することである。
本発明の課題は、化合物TEOS、MTEOS若しくは高分子鎖を有するアルキルシラン(ジ−、トリ−及びテトラ官能性シラン)、但し好ましくはTEOS、MTEOS又はそれらの混合物である加水分解性シランと、
a)第二級若しくは第三級塩基(例えばアミノ、メルカプトシラン)、及び/又は
b)金属アルコキシド(例えばアルミニウムアルコキシド、ジルコニウムアルコキシド及びチタンアルコキシド)としてのルイス酸、
をベースとして形成される縮合触媒からなるアルカリ耐性コーティングであって、加水分解性シラン対縮合触媒の比率(重量%)が99:1〜70:30であるコーティングにより解決される。
驚くべきことに、有機官能性側鎖を有さないシラン(MTEOS及びC30までの高分子鎖アルキルシラン、TEOS)をベースとするゾル−ゲルシステムのアルカリ耐性が、
1.第二級又は第三級塩基(例えばアミノ、メルカプトシラン)、及び/又は
2.ルイス酸(例えばアルミニウムアルコキシド、ジルコニウムアルコキシド及びチタンアルコキシド)をベースとする縮合触媒によって大幅に向上する(すなわちこれらのシステムは食器洗浄機における200〜300サイクルの後も損なわれない)ことが明らかとなった。
上に列挙したルイス酸又は第二級若しくは第三級アミノ化合物(例えばN−ブチルアミノプロピルトリメトキシシラン又はN−メチルアミノプロピルトリメトキシシラン)(以下「硬化触媒」と称する)の使用により、コーティングの乾燥に必要な温度を顕著に減少させることが可能となる。例えば、60〜80℃の温度で乾燥させることにより透明なコーティングを調製でき、その時に既にPVC、ポリカーボネート又は他の一般的に用いられるプラスチックに対する良好〜大変良好な粘着力及び耐摩耗性を示す。必要となる用途に応じて、塗布されるコーティング層の厚さは0.01μm〜20μmの間で変化しうる。硬化触媒をゾル−ゲル合成の開始時に直接添加してもよく、又はそれらを後で最終的なコーティング溶液に添加してもよい。
これは、安定なポット寿命(例えば結合剤及び触媒を含んでなる2部構成システム)を有する多成分による表面コーティングの調合も可能でもあることを意味する。
色素又は充填材を上記のコーティングシステム中に任意に分散させてもよい。更に、表層コーティング業者が通常使用する添加物(例えばフロー/平坦化性能の改良、基材の湿潤化又は色素の湿潤化に使用するByk添加剤)を必要に応じて用いてもよい。
本発明は、コーティングが0.05重量%以上、20重量%未満の固形物含量となるように溶媒(特に水)で希釈される点を特徴とする。
表層の官能化を目的として、一部のアルコキシシランをフッ素化するか、又は親水性側鎖(特にポリエーテル)を含ませることも好適もある。
本発明では、当該金属アルコキシドは好ましくはアルミニウムアルコキシド及びジルコニウムアルコキシドである。
同様に、本発明では、当該塩基は第二級アミノ基を有するシランである。
当該コーティングにナノ粒子(具体的にはSiOナノ粒子)を含有させることも有効である。
本発明には、本発明に係るコーティングの製造方法も包含され、当該方法では、酸を添加してシランを加水分解し、触媒を加水分解の直後又は加水分解後1時間以内に添加する。
コーティング塗布は、ロールコーティング、フラッディング、スプレーペインティング、静電的スプレーイング、遠心コーティング、浸漬コーティング又はワイプコーティングにより行うことができる。
本発明は、コーティングの硬化が室温(RT)〜1,200℃で実施できることを特徴とする。
また、コーティングを最高3μmのコーティング厚のプライマー又は薄層として、コーティングしようとする目的物に塗布することもできる。
本発明の範囲には更に、金属、特に鋼及びクロミウム、金属化プラスチック、ポリマー、特にPVC及びポリエステル、ガラス、セラミック、ガラスセラミック、天然材料、特に革、ゴム、ジュート及び綿、並びに鉱物基材、特に石及びコンクリートへの、本発明のコーティングの使用が包含される。
同様に、本発明の範囲には、本発明のコーティングの、疎水性コーティング又は光触媒的活性粒子、並びにクロム表面、ステンレス鋼面、PVC又はポリエステル上への非剥離コーティング用のプライマーとしての使用が包含される。
本発明はまた、本発明のコーティングの、抗フィンガープリント、光触媒及び非剥離コーティング、マッティング剤、塗料色素及び流動性改良剤のベースシステムとしての使用、並びに織物、革及びペーパーの含浸におけるベースシステムとしての使用、又は表面コーティングシステム又はポリマー用の結合剤又は添加物としての使用を提供する。
本発明は最終的に、本発明のコーティングの家庭用陶器、家庭用機器、織物及び台所及び衛生器材(特にポット、パン)、すべての種類のハウジング、器具、カバー、トリム、ハンドタオルホルダ、ペーパーディスペンサー、ハンドドライヤー、ソープディスペンサ、シャワーヘッド、ミラーフレーム、バスタブ及び洗面器クローザー、シャワーレール、シャワーパネル、バスルーム家具、薄板及びPVCプロフィール(窓枠、ドア、温室)、正面部材、ローラー−シャッターボックス、日除け、織物(特に天幕、テント屋根及び防水シートのような産業用ファブリック又は(衣類)材料への使用の提供に関する。
本発明を以下の実施例で説明する。
<実施例1>
プライマー:20.8gのTEOSを、14.4gの0.1%のHSO(単一相)と1.5時間撹拌した。固形分をブチルグリコールで1%に希釈し、更に1.2gのN−メチルアミノプロピルトリメトキシシランを添加した。
官能化層:5gのドデシルトリメトキシシランを100gのイソプロパノール及び25gの1% HClと混合し、室温で1時間撹拌した。更に透明溶液を900gのイソプロパノールで希釈した。最初にプライマーを、洗浄したクロミウム面にスプレーした。5分(フラッシュオフ)後、機能性層をスプレーした。80℃で20分間硬化を行った。
結果:コーティング層は、顕著な水撥水性及び110°の水の接触角度を示した。コーティングにより、スケールの除去が著しく容易になった。沸騰した食器洗浄機溶液(10%のAlio溶液、pH11.5)で2時間浸漬した後でも当該コーティングは100°より大きい接触角度が維持され、スケール粘着力が弱かった。
<実施例2>
プライマー:20.8gのTEOSを、7.2gの1%のHSOと1時間撹拌した。固形分を純水で1%に希釈し、更に1.4gの3−アミノプロピルトリメトキシシランを添加した。
官能化層:5gのドデシルトリメトキシシランを1000gの1−ブタノールに溶解させ、20gの1%のHSOと混合した。最初にプライマーを、洗浄したクロミウム面にスプレーした。5分(フラッシュオフ)後、機能性層をスプレーした。室温で180分間硬化を行った。
結果:コーティングは、顕著な水撥水性及び105°の水の接触角度を示した。コーティングにより、スケールの除去が著しく容易になった。沸騰した食器洗浄機溶液(10%のAlio溶液、pH11.5)で1時間浸漬した後でも当該コーティングは100°より大きい接触角度が維持され、スケール粘着力が弱かった。
<実施例3>
20.0gのMTEOS、5.8gのTEOS及び6.8gの5%酢酸を24時間撹拌した。固形分を42.9gのブチルグリコールで10%に希釈した。1.3gのブチル酸ジルコニウム(n−ブタノール中80%)を1.8gのn−ブタノール中に溶解させ、撹拌しながら0.2gのアセチルアセトンと混合した。溶液は黄色に変化し、わずかに温度が上昇した。撹拌を1時間継続させた。ジルコニウム複合体を更に上記のMTEOS−TEOS加水分解物溶液中で撹拌した。洗浄したステンレス鋼シートを実施例3の溶液でスプレーコーティングし、220℃で1時間乾燥させた。
結果:コーティングされたステンレス鋼標本は、顕著な水撥水性及び90°超の水の接触角度を示した。コーティングされた標本はフィンガープリント抵抗性を示し、すなわち表面に残ったフィンガープリントが数時間後においてもいかなる視覚による近く可能な青い変色の痕跡も残さなかった。フィンガープリントは、ドライペーパー又はコットンクロスを用いて容易に除去できる。沸騰した水道水で8時間処理した後、コーティング層の明瞭な変化(混濁、分離など)が見られなかった。沸騰によって表面に残留したスケールは、酸性の界面活性剤を含有する洗浄剤で容易に除去できる。更に加速曝露試験を行い、標本を食器洗浄機用溶液(10%のAlio溶液、pH11.5)で8時間沸騰処理した。同時にコーティングされた標本を、プログラムされた300サイクルの間、家庭用食器洗浄機において標準な条件で洗浄した。2つの試験方法のいずれの場合にも、分離又はコーティングの損傷が観察されなかった。上記の抗フィンガープリント効果も同様に維持されていた。
<実施例4>
5.0gのLevasil 200Sシリカゾル(Bayer社製)を、5.0gの酢酸及び6gのN−ブチルアミノプロピルトリメトキシシランと混合し、室温で2時間撹拌した。更に溶液を100gのブチルグリコールで希釈した。平面PVC基材及びポリエステル塗布した金属パネルを当該溶液でスプレーコーティングし、10分間フラッシュし、更に循環式エアオーブンで、70℃で1時間乾燥させた。
いずれの場合も、コーティングは良好な粘着力及び浸水に対する抵抗性(室温で純水中に24時間浸漬し、その後粘着力試験において良好な結果)を示した。QUV−A試験において、500時間後、黄色への変化やいかなるコーティングの分離も観察できなかった。コーティングは、UVすなわち屋外の風化に対する良好な抵抗を示し、例えば、酸化チタンによる光触媒活性を有する自己洗浄コーティング層を塗布する際のバリアコーティングシステムとして使用できる。プロピルトリメトキシシランを上記の実施例4のN−ブチルアミノプロピルトリメトキシシランの代わりに用いる場合、プラスチック基板上において同様の良好な機械的及び化学的抵抗性を得るためには少なくとも130℃の硬化温度が必要である。

Claims (14)

  1. TEOS、MTEOS若しくは高分子鎖を有するアルキルシラン(ジ−、トリ−及びテトラ官能性シラン)、好ましくはTEOS、MTEOS又はそれらの混合物である加水分解性シランと、
    a)第二級若しくは第三級塩基(例えばアミノ、メルカプトシラン)及び/又は
    b)金属アルコキシド(例えばアルミニウムアルコキシド、ジルコニウムアルコキシド及びチタンアルコキシド)としてのルイス酸、
    とをベースとして形成される縮合触媒からなり、加水分解性シラン対縮合触媒の比率が99:1〜70:30(重量%)であるアルカリ耐性コーティング。
  2. 前記コーティングが固形物含量が0.05重量%以上、20重量%未満となるように溶媒、特に水で希釈されることを特徴とする、請求項1記載のアルカリ抵抗コーティング。
  3. 表層の官能化を目的として、一部のアルコキシシランがフッ素化されているか、又は親水性側鎖、特にポリエーテルが付与されている、請求項1記載のアルカリ抵抗コーティング。
  4. 前記金属アルコキシドが好ましくはアルミニウムアルコキシド及びジルコニウムアルコキシドである、請求項1記載のアルカリ耐性コーティング。
  5. 前記塩基が第2級アミノ基を有するシランである、請求項1記載のアルカリ耐性コーティング。
  6. 前記コーティングがナノ粒子、特にSiOナノ粒子を含有する、請求項1記載のアルカリ耐性コーティング。
  7. 酸を添加してシランを加水分解し、加水分解の直後又は加水分解後1時間以内に触媒を添加する、請求項1記載のコーティングの製造方法。
  8. 前記コーティングの塗布が、ロールコーティング、フラッディング、スプレーペインティング、静電的スプレーイング、遠心コーティング、浸漬コーティング又はワイプコーティングで行われる、請求項7記載の方法。
  9. 前記コーティングの硬化が室温(RT)〜1,200℃で実施される、請求項7記載の方法。
  10. 前記コーティングが、最高3μmのコーティング厚のプライマー又は薄層として、コーティングしようとする目的物に塗布される、請求項7記載の方法。
  11. 金属(特に鋼及びクロミウム)金属化プラスチック、ポリマー(特にPVC及びポリエステル)、ガラス、セラミック、ガラスセラミック、天然材料(特に革、ゴム、ジュート及び綿)、並びに鉱物基材(特に石及びコンクリート)への、請求項1から6のいずれか1項記載のコーティングの使用。
  12. 請求項1から6のいずれか1項記載のコーティングの、疎水性コーティング又は光触媒的活性粒子、並びにクロム表面、ステンレス鋼面、PVC又はポリエステル上への非剥離コーティング用のプライマーとしての使用。
  13. 請求項1から6のいずれか1項記載のコーティングの、抗フィンガープリント、光触媒及び非剥離コーティング、マッティング剤、塗料色素及び流動性改良剤のベースシステムとしての使用、並びに織物、革及びペーパーの含浸におけるベースシステムとしての使用、又は表面コーティングシステム又はポリマー用の結合剤又は添加物としての使用。
  14. 請求項1から6のいずれか1項記載のコーティングの家庭用陶器、家庭用機器、織物及び台所及び衛生器材(特にポット、パン)、全ての種類のハウジング、器具、カバー、トリム、ハンドタオルホルダ、ペーパーディスペンサー、ハンドドライヤー、ソープディスペンサ、シャワーヘッド、ミラーフレーム、バスタブ及び洗面器クローザー、シャワーレール、シャワーパネル、バスルーム家具、薄板及びPVCプロフィール(窓枠、ドア、温室)、正面部材、ローラー−シャッターボックス、日除け、織物(特に天幕、テント屋根及び防水シートなどの産業用ファブリック)又は衣類材料への使用。
JP2008516118A 2005-06-15 2006-06-12 アルカリ耐性ゾル−ゲルコーティング Pending JP2008543994A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102005027789A DE102005027789A1 (de) 2005-06-15 2005-06-15 Alkalistabile Sol-Gel-Beschichtung
PCT/DE2006/001002 WO2006133677A1 (de) 2005-06-15 2006-06-12 Alkalistabile sol-gel-bechichtung

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008543994A true JP2008543994A (ja) 2008-12-04

Family

ID=36954911

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008516118A Pending JP2008543994A (ja) 2005-06-15 2006-06-12 アルカリ耐性ゾル−ゲルコーティング

Country Status (8)

Country Link
US (1) US20090238986A1 (ja)
EP (1) EP1891176A1 (ja)
JP (1) JP2008543994A (ja)
KR (1) KR20080022577A (ja)
CN (1) CN101218317A (ja)
CA (1) CA2611868A1 (ja)
DE (1) DE102005027789A1 (ja)
WO (1) WO2006133677A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017098196A (ja) * 2015-11-27 2017-06-01 住友金属鉱山株式会社 非水系電解質二次電池用正極活物質とその製造方法、被覆液の製造方法
WO2017135561A1 (ko) * 2016-02-04 2017-08-10 세진산업 주식회사 내화학성 및 방수성이 우수한 맥반석 판재의 제조방법

Families Citing this family (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102007016946A1 (de) * 2007-04-05 2008-10-09 Nano-X Gmbh Beschichtungsmaterial mit einer katalytischen Aktivität und Verwendung des Beschichtungsmaterials
DE102007034633A1 (de) 2007-04-05 2009-01-29 Nano-X Gmbh Beschichtungsmaterial mit einer katalytischen Aktivität und Verwendung des Beschichtungsmaterials
FI20070497A0 (fi) * 2007-06-20 2007-06-20 Valtion Teknillinen Pinnoite ja menetelmä pinnoitteen valmistamiseksi
DE102007041856A1 (de) 2007-09-03 2009-03-05 Wacker Chemie Ag Vernetzbare Massen auf der Basis von Organosiliciumverbindungen
WO2009059798A2 (en) * 2007-11-08 2009-05-14 Corus Uk Limited A method for producing a coating on a metal substrate and a coating produced thereby
US8709545B2 (en) * 2009-01-30 2014-04-29 The Boeing Company Hybrid coatings and associated methods of application
DE102009008144A1 (de) 2009-02-09 2010-08-19 Nano-X Gmbh Verfahren zur Herstellung von Alkali- und Erdalkalilegierungen und Verwendung der Alkali- und Erdalkalilegierungen
CN101775124B (zh) * 2010-02-11 2012-07-25 东华大学 耐磨抗刮稳定透明聚酯涂料基体的制备方法
DE102011077021A1 (de) * 2011-06-07 2012-12-13 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Beschichtungsverfahren für ein Kolben- oder Lager-Bauteil
CN104395327B (zh) * 2012-07-05 2017-06-23 日本曹达株式会社 有机硅化合物、使用其的薄膜形成用组合物以及有机薄膜
CN105531337B (zh) 2013-09-16 2020-01-10 霍尼韦尔国际公司 含氟聚硅氧烷涂料
JP5724021B1 (ja) * 2014-06-25 2015-05-27 アイシン軽金属株式会社 高耐アルカリ性アルミニウム部材及びその製造方法
US20180298231A1 (en) * 2015-04-30 2018-10-18 Lintec Corporation Antifouling composition, antifouling sheet and method for producing antifouling sheet
ES2597749B1 (es) * 2015-07-20 2017-12-26 Bsh Electrodomésticos España, S.A. Componente de aparato doméstico que comprende un elemento base con un recubrimiento funcional
US10128388B2 (en) * 2015-11-17 2018-11-13 King Fahd University Of Petroleum And Minerals Methods for treating a polycarbonate glass surface and forming directed hierarchical nanopatterning and increasing hydrophobicity
FR3061724B1 (fr) * 2017-01-06 2021-07-16 Commissariat Energie Atomique Procede de revetement de materiaux textiles
ES2682687B1 (es) * 2017-03-21 2019-08-12 Bsh Electrodomesticos Espana Sa Método para recubrir un elemento base para un componente de aparato doméstico, y componente de aparato doméstico
CN110054986A (zh) * 2018-01-19 2019-07-26 四川铁创科技有限公司 一种高铁隧道排水暗管用防钙盐沉积涂料及其制备方法
CA3128950A1 (en) * 2019-02-13 2020-08-20 Chemetall Gmbh Improved method for applying silane-based coatings on solid surfaces, in particular on metal surfaces
GB202104385D0 (en) * 2020-11-27 2021-05-12 Milliery Manuel A sol-gel coating to give coated substrates barrier properties and method of applications thereof
WO2022139220A1 (ko) * 2020-12-23 2022-06-30 주식회사 엘지화학 광학 적층체 및 이를 포함하는 플렉서블 디스플레이 장치

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3925901C1 (ja) * 1989-08-04 1990-11-29 Fraunhofer-Gesellschaft Zur Foerderung Der Angewandten Forschung Ev, 8000 Muenchen, De
DE4025215C2 (de) * 1990-08-09 1994-03-10 Fraunhofer Ges Forschung Verfahren zur Herstellung eines Lacks und seine Verwendung zum Beschichten von Substraten mit einem alkalistabilen und abriebbeständigen Überzug
DE10151264A1 (de) * 2001-10-17 2003-04-30 Degussa Aminoalkylalkoxysiloxanhaltige Gemische, deren Herstellung und deren Verwendung
DE10212523A1 (de) * 2002-03-21 2003-10-02 Degussa Lufttrocknende, silanhaltige Beschichtungsmittel
DE10227759A1 (de) * 2002-06-21 2004-01-22 Koenig & Bauer Ag Verfahren zum Behandeln der Mantelflächen von Druckzylindern
DE10320765A1 (de) * 2003-05-09 2004-11-25 Degussa Ag Mittel zur Beschichtung von Metallen zum Schutz vor Korrosion
DE10321799A1 (de) * 2003-05-14 2004-12-16 Röhm GmbH & Co. KG Beschichtungsmittel und Kunststoffkörper mit Antigraffiti-Wirkung sowie Verfahren zur Herstellung
DE20308885U1 (de) * 2003-06-05 2003-08-14 Cofresco Frischhalteprodukte Beschichtungsmaterial, Beschichtung und Aluminiumfolie

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017098196A (ja) * 2015-11-27 2017-06-01 住友金属鉱山株式会社 非水系電解質二次電池用正極活物質とその製造方法、被覆液の製造方法
WO2017135561A1 (ko) * 2016-02-04 2017-08-10 세진산업 주식회사 내화학성 및 방수성이 우수한 맥반석 판재의 제조방법

Also Published As

Publication number Publication date
CN101218317A (zh) 2008-07-09
US20090238986A1 (en) 2009-09-24
DE102005027789A1 (de) 2006-12-21
CA2611868A1 (en) 2006-12-21
WO2006133677A1 (de) 2006-12-21
KR20080022577A (ko) 2008-03-11
EP1891176A1 (de) 2008-02-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008543994A (ja) アルカリ耐性ゾル−ゲルコーティング
EP1960482B1 (en) Storage-stable coating composition for abrasion-resistantly and weathering-stably providing smooth inorganic surfaces with easy-to-clean properties
KR100325530B1 (ko) 기능성도장품과그제조방법및용도
US8889812B2 (en) Aqueous silane systems based on tris(alkoxysilylalkyl)amines and the use thereof
EP1773917B1 (en) Block condensates of organofunctional siloxanes,their preparation and use, and their properties
CN101052667B (zh) 用于矿物和非矿物基底表面处理的液态含氟组合物
JP4469728B2 (ja) 金属上の耐蝕性被膜
CN108906557B (zh) 一种长效超亲水聚硅氮烷涂层及其制备方法
KR20030076926A (ko) 실란 및 금속 알콜레이트로부터 형성된 비-수성 코팅 조성물
KR100935808B1 (ko) 불연소재인 세라믹코팅제 및 불소수지를 이용한 초내후성 오염방지공법
CN101985250B (zh) 耐候自洁涂层与其形成方法
MXPA06013794A (es) Composiciones hidrofilicas, metodos para su produccion y substratos revestidos con dichas composiciones.
JP2000303027A (ja) 光触媒性親水性コーティング組成物
ES2359148T3 (es) Composición de revestimiento mecánicamente estable, fácil de limpiar, para superficies metálicas y método para revestir un substrato que ultiliza dicha composición.
JP2002338943A (ja) 防汚層、その形成方法及び塗布液
JP4119995B2 (ja) 成形体
JP2002320917A (ja) 光触媒性塗膜の製造方法、および光触媒性部材
JP2002356650A (ja) 光触媒性塗膜形成組成物およびそれを成膜した光触媒性部材
JP2002186900A (ja) 超低汚染性塗膜及びその製造方法
JP4643997B2 (ja) 瓦用コーティング剤組成物
JP2003139698A (ja) シリカ膜の評価方法及びシリカ被覆された成形体
JP2000044885A (ja) 吸水性を有する組成物及び吸水性を有する複合材料
JP5000199B2 (ja) 硬質膜の製造方法
MX2010014244A (es) Composicion de recubrimiento y proceso para preparala.
JPH11320750A (ja) 光触媒性親水性複合材料

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110308

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110809