JP2008543457A - 外科ねじ容器 - Google Patents

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Abstract

受容部と前記受け部に可動式に被嵌された閉鎖部とを含む外科ねじ容器であって、前記受け部は少なくとも2つの骨ねじを収容するための少なくとも2つのねじ受容部を有し、前記閉鎖部は前記ねじ容器からのねじの紛失が実際にいっさい生じないようにするため、前記受け部に対して、骨ねじを導入又は取り出すためのいずれのねじ受容部にも接近不能な少なくとも1つの閉鎖位置に、相対移動し得るように形成された外科ねじ容器を改良するため、前記閉鎖部は前記少なくとも1つの閉鎖位置から少なくとも2つの取り出し位置へ相対移動可能であって、前記それぞれの取り出し位置では1つの骨ねじを挿入又は取り出すために1つのねじ受容部にのみ接近し得るようにすることが提案される。

Description

本発明は、次のような外科ねじ容器に関する。即ち、受け部と、前記受け部に可動式に載置された閉鎖部とを含む外科ねじ容器であって、前記受け部が、少なくとも2つの骨ねじを収容するための少なくとも2つのねじ受容部を有すると共に、前記閉鎖部が、前記受け部に対して少なくとも1つの閉鎖位置にもたらされることができ、かつ、前記ねじ受容部のいずれにも骨ねじを挿入又は取り出すために接近することができないもの、である。
に関する。
外科手術では、小さい平らな骨プレート(例えば、セルフカッティングねじやセルフボーリングねじで骨に固定される)が、特に、頭蓋域で骨片又は人工骨蓋を固定するために使用される。このために使用される骨ねじは一般に非常に小さく、従って、扱いが難しく、また紛失し易い。それ故、これらのねじは普通、冒頭に述べた類の外科ねじ容器に入れて術用に供される。
既知のねじ容器の場合、上記閉鎖部を取り除くと全てのねじ受容部に自由に接近し得るとの事実が不利であることが判明してる。これによると、ねじ容器内に見出される全てのねじに同時に接近し得るが、例えばねじ容器が傾くと、これらのねじがねじ容器から落下し得るとの危険もある。更に、外科手術の間、如何なる器具が使用されたか、場合によっては、如何なるインプラントが使用されたかに関して正確な記録が保持されなければならないため、その間、紛失した骨ねじがあればそれが再び発見されるまで探すことが必要である。こうした場合にのみ、患者の体内に如何なる器具又はインプラント部分も無意識のうちに残されることがないようにすることが可能となる。
WO 01/62136 A2 EP 0 578 778 B1 (US 5,150,788) EP 1 258 437 A1 (US 7,007,798 B) DE 203 18 732 U1 DE 20 2004 017 593 U1 (US 2007/0150057 A1) CH 68 48 20 A5 (US 5,445,641) US 5,690,223 US 2,835,377 US 5,732,821 WO 01/62136 A2 DE 203 18 732 U1 BE 1 005 149 A6 US 6,328,746
従って、本発明の目的は、冒頭で述べた類の外科ねじ容器を、ねじ容器からのねじの紛失が一切排除され得るよう改良することである。
この目的は、冒頭で述べた類の外科ねじ容器において、本発明に従い、次のようにすることで達成される。即ち、前記閉鎖部が、前記閉鎖位置から少なくとも2つの取り出し位置へともたらされることができ、かつ、前記取り出し位置の各々では、1つの骨ねじを挿入又は取り出すために1つのねじ受容部にのみ接近することができること、である。
本発明による外科ねじ容器は、それぞれの取り出し位置において1つのねじ受容部のみに自由に接近し得ることを保証する。前記ねじが前記ねじ容器から取り出し得るよう、前記閉鎖部は、まず第一に、前記受け部に対し、前記少なくとも1つの閉鎖位置(即ち、1つ又は複数の閉鎖位置)から1つ又は複数の取り出し位置へともたらされなければならない。この場合にのみ、前記少なくとも2つのねじ受容部の1つに接近することが可能となる。もっとも、他の全ての前記ねじ受容部へは接近することができない。このため、他の前記ねじ受容部に収容される前記ねじのいずれも、前記ねじ容器から落ちることがない。更に、前記外科ねじ容器は、他の固定要素又はツール(例えば、外科縫合針又は挿入ツール、いわゆる「ビット」)を収容するために用いることも可能であることに留意すべきである。
前記ねじ受容部が挿通穴又は盲穴の形で前記受け部の基本部材に設計される場合、前記ねじ容器の構成及び製造はとりわけ簡単になる。前記ねじは、特に、雄ねじ付きのねじ本体を先にして前記挿通穴又は盲穴に挿入し、前記ねじの頭がこれらの孔から飛び出るようにすることができる。
前記閉鎖部が回転軸を中心に回転し得るよう前記受け部に載置される場合、前記少なくとも1つの閉鎖位置から前記少なくとも1つの取り出し位置への移動、又はその逆の移動はとりわけ容易になる。
前記ねじ受容部の長手方向軸が前記回転軸と平行に走る場合、前記ねじ容器の構成は更に簡単なものとなる。
前記少なくとも2つのねじ受容部が前記回転軸を中心として同心円状に配置される場合、1つのねじ受容部への個々の接近は容易になる。
前記少なくとも2つのねじ受容部が、前記回転軸を中心とした少なくとも2つの同心円上に配置されると有利である。これにより、前記回転軸と同心を成す1つの円にのみ前記ねじ受容部を配置し得る場合に比べ、かなり多くのねじ受容部を前記ねじ容器に設けることができる。
前記閉鎖部を前記受け部に確実に接続し、場合によっては、前記閉鎖部を前記受け部から再び容易に取り外し得るようにするため、前記閉鎖部が、前記受け部に可動式に載置されるよう、スナップ係止によってこの受け部に接続可能であると好適である。スナップ係止接続は、更に、次のような利点を有する。即ち、受け部と閉鎖部との接続位置がとられているとの事実が、一般に、手術者によって感じ取られるか音で判別され得るとの利点を有する。
本発明の好ましい実施形態によれば、前記受け部及び前記閉鎖部が、それぞれ、互いの上に可動式に載置するための結合要素を担持するようにされてよく、これらの結合要素は互いに係合可能とされる。前記2つの結合要素により、前記受け部と前記閉鎖部との接続を簡単な方法で実現することができる。
前記閉鎖部及び前記受け部を結合位置に確保し、互いに対してかつ互いの上で簡単に移動し得るようにするため、前記2つの結合要素が結合位置において互いに対し回転可能でありかつスナップ係止によって互いの上に保持されると有利である。
前記2つの結合要素の1つが結合ピンであり、かつ他方の前記結合要素が前記結合ピンに対応するピン受容部である場合、前記ねじ容器及びその部品の構成は更に簡単なものとなる。
前記結合ピンが前記回転軸を規定する場合、特に好適である。そうすると、前記結合ピンは、一方で、前記受け部を前記閉鎖部に対して接続するために用いられ、他方で、ベアリング軸も形成する。
前記取り出し位置の1つにおいて前記ねじ容器からねじを簡単に取り出し得るようにするため、前記閉鎖部が少なくとも1つの取り出し開口を有し、かつ、前記少なくとも1つの取り出し開口が前記少なくとも2つの取り出し位置それぞれの少なくとも1つにおいて1つのねじ受容部を開放する場合、特に好適である。例えば、2つ又はそれ以上の取り出し開口を設けることも可能である。もっとも、この場合、各々の取り出し位置それぞれにおいて、1つのねじ受容部にのみ自由に接近することができる。
前記閉鎖部が前記ねじ受容部を少なくとも部分的に覆うためのカバープレートを有し、かつ前記少なくとも1つの取り出し開口が前記カバープレートに通路の形態で設計される場合、前記閉鎖部の構成及び製造は簡単なものとなる。前記通路の形状は、特に、前記ねじ受容部の前記形状に適合及び/又は類似させることが可能である。円形又は円筒形のねじ容器の場合、前記カバープレートはフラットディスクの形態を有することができる。
前記通路が孔である場合、前記閉鎖部の製造は特に簡単になる。
前記少なくとも1つの取り出し開口が前記回転軸を中心に同心円状に配置される場合、とりわけ簡単に複数の取り出し位置をとることができる。この場合、前記受け部に対して前記閉鎖部を回転させることにより、1つ及び複数の取り出し位置及び/又は閉鎖位置の間を簡単に移動することができる。
原理的には、前記ねじ受容部の長手方向軸を前記回転軸の直交方向に配置することも考えられる。もっとも、前記複数の取り出し位置の各々において、1つの取り出し開口のみが前記ねじ受容部それぞれの1つと同軸的に配列される場合、前記ねじ容器をかなり一層コンパクトに設計することができる。特に、前記回転軸と平行に配列されるねじ受容部の場合、これらねじ受容部の全てをその長手方向軸と平行な前記ねじ容器内に収納し得ると共に、前記軸と平行な挿入及び/又は取り出しも可能である。
複数の位置決め部材を含む位置決め機構が少なくとも1つの閉鎖位置及び/又は少なくとも1つの取り出し位置への前記閉鎖部の前記所定の位置決め用に設けられ、前記位置決め部材の少なくとも一方が前記受け部に設けられ、前記一方の部材に対応する少なくとも1つの位置決め部材が前記閉鎖部に設けられ、前記閉鎖部と前記受け部とに設けられた互いに対応する少なくとも2つの位置決め部材が、前記閉鎖部の少なくとも1つの取り出し開口が前記少なくとも1つの取り出し位置において1つのねじ受容部を開放する際に、互いに係合すれば有利である。こうして、前記位置決めデバイスによって、前記閉鎖部が規定の方途で前記受け部に対して取り出し位置及び/又は閉鎖位置を占めることが容易に保証される。例えば、前記位置決め機構は、閉鎖位置及び/又は取り出し位置が占められると手術者がそのことを感じ取ることができるのみならず、音によっても知ることができるように、スナップ係止機構の形で設計することができる。
前記位置決め部材は好ましくは位置決め突起と位置決め凹部とを含む。こうして、前記ねじ部材の前記構成を更に簡素化することができる。
前記位置決め部材が前記回転軸を中心にして同心円状に配置されていれば、前記ねじ容器の構成を更に特にコンパクトにすることが可能である。例えば、前記ねじ受容部それ自体を、対応する突起が係合する位置決め部材として使用することができよう。
前記ねじ容器ができるだけ多くのねじ又は挿入ツールを収容できるようにするため、前記位置決め部材は前記回転軸周りに同一角度距離で配置されるのが好ましい。換言すれば、前記位置決め部材は外周方向に均等に分配されると言ってもよいであろう。このようにして、更に、前記ねじ容器の非常に対称的な構成を実現することができる。
本発明の好ましい実施形態において、更に、前記受け部は前記閉鎖部の方向を向いた環状縁を有し、前記環状縁は前記受け部に設けられた前記位置決め部材を担持するように形成されている。前記環状縁は一方で前記閉鎖部のための停止部として機能し得ると共に、他方で前記位置決め部材を担持することができる。少なくとも一方の位置決め部材が前記受け部の方向を向いた前記閉鎖部の下面に配置されていれば、前記閉鎖部の前記位置決め部材は前記受け部の前記位置決め部材と特に容易に係合可能である。例えば、このようにして配置された位置決め部材によって、前記受け部の縁に配置された前記位置決め部材を備えた位置決め機構を形成することができる。
前記位置決め受容部の個数は2の累乗に等しく、設けられた前記位置決め突起の個数は最も多くて前記位置決め受容部の個数に等しく、前記位置決め受容部間の前記角度距離は360°と前記位置決め受容部の個数との商に等しいのが有利である。例えば、4,8,16又は32個の位置決め受容部とせいぜい同数の位置決め突起とを設けることが可能であり、その場合、前記位置決め受容部間の角度距離はそれぞれ90°、45°、22.5°及び11.25°である。
前記外科ねじ容器の構成をできるだけ簡素なものに保ち、それにもかかわらず、前記容器にできるだけ多くのねじ又は挿入器具を収容し得るようにするには、前記回転軸から発する少なくとも2つの放射線上に配置された少なくとも2つの取り出し開口が設けられ、前記少なくとも2つの放射線の間に回動角度が形成されているのが好ましい。前記回動角度を適宜に選択し又は前記ねじ受容部を適宜に配置することにより、それぞれの取り出し位置において1つのねじ受容部にのみ自由に接近してねじを挿入及び/又は取り出し得るようにすることが保証される。
前記回動角度は有利には前記閉鎖部及び/又は前記受け部上の前記位置決め部材間の前記角度距離の整数倍に等しい。結果として、例えば、前記2要素に配置された前記位置決め部材を前記受け部に対して前記閉鎖部を前記角度距離だけ相対回動させた位置ごとに又は前記角度距離の2倍だけ相対回動させた位置ごとに係合させて、取り出し位置及び/又は閉鎖位置が所定の方途で達成されるようにすることが可能である。
少なくとも2つの取り出し開口が設けられ、前記2つの取り出し開口は前記回転軸から異なる距離に位置し、前記放射線によって形成される前記回動角度は45°であるのが好ましく、前記放射線には前記取り出し開口が配置される。2本以上の放射線上に配置された2つ以上の取り出し開口が設けられる場合には、形成される前記回動角度も45°未満であってよい。形成される前記回動角度は好ましくは2つの位置決め部材間の角度距離の2倍に等しい。
基本的には、前記ねじ容器をそのものとして単独で使用することが考えられよう。ただし、前記ねじ容器を異なるサイズのねじ用の付加的なねじ容器と共に1つの共通のねじ容器収納デバイス内に配置することも考えられよう。ねじ容器が前記ねじ容器収納デバイスから勝手に抜け落ちることがないようにするため、前記ねじ容器と少なくとも1つの外科ねじ容器用の前記外科ねじ容器収納デバイスとの嵌脱式結合のために少なくとも1つの収納デバイス結合部材が前記ねじ容器に設けられるのが好ましい。このようにして、ねじ容器を前記ねじ容器収納デバイスに結合して、前記容器が前記ねじ容器収納デバイスから勝手に抜け落ちるリスクがないようにすることができる。更に、例えば外科手術にもっと大きなねじ又は異なるタイプのねじが必要とされる場合に、容易にねじ容器を交換することが可能である。
前記ねじ容器の前記構成は、前記少なくとも1つの収納デバイス結合部材が前記ねじ容器収納デバイスの対応するスナップ係止要素と係合するスナップ係止要素を含んでいれば、特に簡素になる。
前記ねじ容器が種々異なる位置でもねじ容器収納デバイスと嵌脱式に結合可能であるようにするため、前記ねじ容器の周縁全体にわたって均等に分散配置された幾つかの収納デバイス結合部材が設けられるのが好ましい。例えば、全体として4つの対称部分を有するねじ容器に前記容器の周縁全体にわたって90°の角度距離で分散配置された4つの収納デバイス結合部材を設けることができる。
前記ねじ容器は、互いに反対方向に張り出して、少なくとも1つの外科ねじ容器を収容し得る外科ねじ容器収納デバイスの少なくとも1つのねじ容器受容部に設けられた互いに対向する2つの平行な溝に対応するように設計された少なくとも2つの結合突起を担持して、前記ねじ容器は前記溝に挿入可能であるのが有利である。こうして、前記ねじ容器が前記ねじ容器収納デバイスに確実に保持されるようにすることが可能である。前記ねじ容器の前記ねじ容器収納デバイスに対する相対運動は設けられた前記溝により自由度の運動に制限される。
前記ねじ容器の前記構成は、前記少なくとも2つの結合突起が、1つの面内に配置され、互いに円周方向に離間された舌によって形成されていれば、特に簡素になる。例えば、4つの舌を設け、それらを更にクローバの葉の形に設計、配置することが可能である。
前記ねじ容器を前記ねじ容器収納デバイスに前記結合突起で確実に固定して、前記ねじ容器収納デバイス内で少なくとも一時的に不動とし得るためには、前記ねじ容器の収納デバイス結合部材がそれぞれ2つの結合突起の間に配置されるのが好ましい。これによって、前記ねじ容器を種々異なる位置でも前記ねじ容器受容部に挿入し、こうして種々異なる位置で前記ねじ容器収納デバイスと嵌脱式に結合することも可能である。
4つの結合突起と4つの収納デバイス結合部材とが設けられ、前記結合突起の外側輪郭が前記回転軸と同心的に設計されていれば、前記ねじ容器とねじ容器収納デバイスとの間に4つの異なる結合位置が実現可能である。
前記ねじ容器が前記ねじ容器収納デバイスの溝内で回動し得ないようにするには、互いに離間された2つの結合突起に接する接線と前記回転軸との間の距離が前記結合突起の前記同心外側輪郭と前記回転軸との間の距離よりも小さいのが好ましい。これは、さもなければ全体としてディスク状の外側輪郭を形成する前記結合突起にいわば前記結合突起が相互に離間している結果として割線が形成され、前記溝の溝底間の距離が前記接線と前記回転軸との間の距離の2倍よりも大きいが、前記結合突起の前記同心外側輪郭の外径よりも小さければ、前記割線によって前記ねじ容器収納デバイスの溝内での前記ねじ容器の回動が阻止されることを意味している。
前記閉鎖部は好ましくは洗浄開口を有する。これにより、外科手術の後に、不使用のねじを前記ねじ容器から取り出さずに、再び前記ねじ容器を使用に向けて準備することが可能である。
前記閉鎖部の製造を簡易化するため、前記洗浄開口は前記カバープレートに設けられている。
前記ねじ容器の洗浄のみならず、同所に収納されているねじ又は挿入器具の洗浄をも改善するには、前記受け部が、長手方向を定めるスリーブ状基本部材と、前記長手方向に対して直角方向に前記基本部材を貫通して前記少なくとも2つのねじ受容部を担持する少なくとも1つのリブとを含むのが有利である。前記スリーブ状基本部材は特に、前記基本部材の長手方向軸と交わる1又は2つのリブを有する中空円筒状のリングの形に設計することができる。
互いに交差する少なくとも2つのリブが設けられ、前記ピン受容部は前記2つのリブの交点に配置されるのが有利である。結果として、一方で、前記ねじ容器の安定性が向上し、他方で、特に前記ピン受容部に対応する結合ピンを前記閉鎖部に設けることにより、前記受け部を前記閉鎖部と容易に結合する可能性がつくり出される。
ねじ又は挿入器具を収容するために前記ねじ容器の容積を可能な限り最大限に使用し得るようにするため、前記結合突起は好ましくは前記スリーブ状基本部材からフランジ様に半径方向外側に張り出している。
前記ねじ容器の構成だけでなく、ねじ容器収納デバイスの構成もできるだけコンパクトに保つには、前記収納デバイス結合部材が前記スリーブ状基本部材からフランジ様に半径方向外側に突き出ているのが有利である。
基本的には、前記受け部に対して前記閉鎖部を手で相対運動させることが考えられよう。ただし、外科手術中に外科医によって使用損耗された手術用手袋に対するダメージをできるだけ回避するため、前記閉鎖部は前記受け部に対して前記閉鎖部を相対回動させるための作動ツール用の少なくとも1つのツール結合部材を担持しているのが好ましい。もし、例えば、前記受け部が結合突起と、場合により更に、収納デバイス結合部材があれば前記部材とによって、ねじ容器収納デバイスのねじ容器受容部に挿入固定されていれば、前記閉鎖部は前記作動ツールによって前記受け部に対して容易に回動させることができる。
前記ねじ容器の構成は、前記少なくとも1つのツール結合部材が前記閉鎖部の前記カバープレートから突き出した突起であれば、特に簡素になる。他方、この種の突起は前記受け部に対して前記閉鎖部を手で回動させることができるようにする係止点としても機能する。
前記少なくとも1つのツール結合部材が所定の方途で前記作動ツールと係合するように保証するには、2つのツール結合部材が設けられているのが好ましく、前記2つのツール結合部材は、前記回転軸に対して互いに直径方向反対側に位置する。結果として、トルクを前記閉鎖部に対称的に伝達することができる。
前記ねじ容器を同所に収容されたねじと共に準備、特に滅菌処理し得るようにするには、前記ねじ容器は滅菌可能なプラスチックから製造されているのが好ましい。
前記ねじ容器の何個のねじ受容部がねじで満たされているか、どのねじ受容部がねじで満たされているかが即座に判明するように、前記閉鎖部は透明な材料から製造されているのが有利である。
骨ねじは好ましくは各々のねじ受容部に配置される。従って、前記ねじ容器は更に前記ねじ受容部に収容された前記骨ねじ又は挿入ツールを含む。
冒頭に述べた目的は更に、少なくとも1つの上述した前記外科ねじ容器用の外科ねじ容器収納デバイスにより、即ち、前記ねじ容器収納デバイスが少なくとも1つのねじ容器受容部を有することによって達成され、ねじ容器受容部は前記少なくとも1つのねじ容器を少なくとも部分的に挿入することができる。これにより、1つ又はそれ以上のねじ容器、例えば、異なるサイズのねじを備えた一連のねじ容器を組合わせることが可能である。結果として、異なるサイズのねじを外科手術に供することができ、その際、上述した前記ねじ容器の有利な発展態様により、1つのねじ又は挿入器具を前記ねじ容器からそれぞれ取り出すことが可能である。ただしこれはまた1つのねじ又は挿入器具を幾つかのねじ容器を有するねじ容器収納デバイス全体からそれぞれ取り出すことができることも意味している。更にこれはすでに取り出されたねじ又は挿入器具をそのために設けられた前記ねじ容器に戻すことができるとの利点、つまり、一旦所望された前記ねじ容器が前記ねじを収容するために設けられた前記ねじ受容部の所要の取り出し位置にもたらされるとの利点を有する。
前記少なくとも1つのねじ容器が前記ねじ容器受容部に押入可能であれば、ねじ容器は前記ねじ容器収納デバイスに特に容易に結合可能である。
前記外科ねじ容器収納デバイスは好ましくは本発明による上述した少なくとも1つの前記ねじ容器を含む。従って、前記ねじ容器収納デバイスと前記少なくとも1つのねじ容器とは一つのユニットを形成する。従って、例えば、前記ねじ容器収納デバイスは1つ又は幾つかのねじ容器と共に既に容易に外科使用に供することができる。
前記少なくとも1つの外科ねじ容器は前記ねじ容器収納デバイスとスナップ係止式に結合することができれば有利である。これにより、前記ねじ容器の構成だけでなく前記ねじ容器収納デバイスの構成も簡素化される。特に、両者をプラスチック材料から射出成形によって製造することが考えられる。
1又は複数のねじ容器が前記ねじ容器収納デバイスから勝手に抜け落ちることがないことを保証するため、前記少なくとも1つの外科ねじ容器が収納位置において前記ねじ容器収納デバイスに結合されているのが好ましく、収納位置は前記少なくとも1つのねじ容器が前記ねじ容器受容部に完全に挿入されている。
前記ねじ容器は特に前記ねじ容器収納デバイスから再び取り出し、前記収納位置から取り出すことも可能である。
前記ねじ容器と前記ねじ容器収納デバイスとが前記収納位置で容易に結合可能であるようにするため、前記少なくとも1つのねじ容器と前記ねじ容器収納デバイスとがそれぞれ収納デバイス結合部材を担持し、これらの部材が前記収納位置において相互に係合するのが有利である。従って、前記収納位置において、つまり、前記それぞれの収納デバイス結合部材が係合することにより、前記ねじ容器と前記ねじ容器収納デバイスとの間の結合が生ずる。
前記ねじ容器と前記ねじ容器収納デバイスとの間の嵌脱式結合を容易に実現するには、前記2つの収納デバイス結合部材の一方が柔軟なスナップ係止ノーズの形のスナップ係止要素として設計され、他方の収納デバイス結合部材が前記スナップ係止ノーズと作用連携する凹部の形のスナップ係止要素として形成されているのが好ましい。前記凹部は例えば穴の形で設計されていてもよく、穴は前記スナップ係止ノーズが前記収納位置において完全に又は部分的に係合することができる。
前記ねじ容器が各々のねじ容器受容部において前記収納位置に確実に保持されるようにするため、前記ねじ容器収納デバイスの収納デバイス結合部材は有利には各々のねじ容器受容部に対応している。
前記ねじ容器受容部が互いに対向するそれぞれ2つの平行な溝の形の結合溝を含み、前記少なくとも1つのねじ容器の対応する結合突起が前記溝に差込み可能であれば、ねじ容器は容易かつ確実に前記ねじ容器収納デバイスに結合可能である。また、前記平行溝が互いに反対方向を向き、前記少なくとも1つのねじ容器の対応する収納デバイス結合部材が前記ねじ容器受容部周りに少なくとも部分的に係合するようにすることも考えられよう。
冒頭に述べた目的は本発明により、更に、外科インプラント及び/又は器具及び/又は手術器具を収容するための幾つかの区画を含む外科インプラント及び/又は手術器具用の外科サプライボックスであって、本発明による上述した1つの前記ねじ容器収納デバイスを収容するために少なくとも1つの区画が設けられている外科サプライボックスによって達成される。従って、本発明に記載の前記ねじ容器収納デバイスは、外科手術に要される器具、ツール及び/又はインプラントの全て又は幾つかが含まれた外科サプライボックスの一部を形成する。これにより、外科手術の準備に必要とされる全てのパーツを前記外科サプライボックスに配置することが可能である。前記収納デバイスは好ましくは滅菌可能であり、その結果、準備され整えられた前記サプライボックスを手術に先立って滅菌することができる。
前記ねじ容器を前記少なくとも1つの閉鎖位置から少なくとも1つの取り出し位置にもたらすことができるようにするため、前記サプライボックスはねじ回し及び/又はねじ回しハンドル用の少なくとも1収納区画を有するのが好ましい。これらのツールにより、一方で骨ねじが例えば骨にねじ込まれ、他方で、前記閉鎖部が適切に形成されたハンドル端で前記受け部に対して相対回動されることができる。
前記サプライボックスは好ましくは、上述した前記1つのねじ容器の前記閉鎖部に設けられたツール結合部材と係合するためのツール受容部を担持する近位端を有する少なくとも1つのねじ回し及び/又はねじ回しハンドルを含む。前記少なくとも1つの閉鎖位置から前記少なくとも1つの取り出し位置に前記閉鎖部を移動させて、前記ねじ容器からねじ又は挿入器具を取り出すため、前記閉鎖部は前記ねじ回し又は前記ねじ回しハンドルで前記受け部に対して簡単に移動させることができる。
前記ツール受容部は好ましくは互いに直径方向反対側に位置して近位方向を向いた少なくとも2つの凹部を含む。この収容部によって、前記ねじ容器の前記回転軸に対して互いに直径方向反対側に位置した2つのツール結合部材を収容し、こうして前記閉鎖部を前記受け部に対して相対回動させることが可能である。
外科手術のために所望の器具、ツール及び/又はインプラントを正しく使用し得るようにすると共に、それらを容易に取り出すことができるようにするため、前記区画の少なくとも幾つかは同所に収容される前記インプラント、器具、ツール又はねじ容器収納デバイスの外側輪郭に基本的に合わせて設計されているのが有利である。
本発明を更に詳しく説明するため、図面を参照しつつ、本発明の好ましい実施形態を以下に説明する。
図1には、全体として参照番号10を付した外科サプライボックスが示されており、このサプライボックスは次のような容器トレイ12を含む。即ち、略平行六面体の形状であり、図1において例示的に参照番号14,15,16,17,18,19,20を付した異なる形状の複数の区画を有する。
例示された区画14〜20は、次のように成形される。即ち、外科器具(例えば、全体として参照番号22を付した鉗子又は全体として参照番号24を付したハサミ)が各区画に(例えば、鉗子22が区画19に或いはハサミ24が区画17に)収納可能であり、かつ簡単に取り出し可能なように成形される。更に、ねじ回し26及びねじ回しハンドル28(必要に応じて、骨ねじ用の様々なねじ挿入部を装備することができる)が区画14に配置される。更に、サプライボックス10は、様々な収納デバイス、例えば、区画15に配置されかつ穴の開いた取り出し式カバー32を有する小部品用の収納デバイス30を含む。区画16及び18は、次のようなねじ容器収納デバイス34を収容するために用いられる。即ち、略同一に設計された8つのねじ容器受容部36であって、それぞれ缶状のねじ容器38を収容するためのものを有するねじ容器収納デバイス34である。
以下、図2〜4を参照しつつ、ねじ容器収納デバイス34を更に詳しく説明する。ねじ容器収納デバイス34は、互いに直角に交差する2つの対称面40,42を中心に鏡面対称を成すよう設計される。このデバイスは、次のものを備えた縦長の矩形フレーム44を含む。即ち、対称面42を含んだ中央長手方向リブ46、前記リブに対し対称的に配置された側方リブ48、並びに、対称面40を含んだ中央リブ49、中央リブ49に対し対称的に配置された外側横方向リブ50、中央リブ49と横方向リブ50との間に配置されかつこれらリブと平行に走る分離リブ58を有する。長手方向リブ46と中央リブ49との交点において、保持ピン54が、上方に向けて、対称面40と42との交線の方向に突き出ている。略平行六面体の形状のスペーサ56はフレーム44の角、即ち側方リブ48と横方向リブ50との交点で同じく上方に向けて突き出ている。
ねじ容器受容部36は、それぞれ、分離リブ52と、長手方向リブ46と、側方リブ48と、中央リブ49又は横方向リブ50の一方とによって画されている。各ねじ容器受容部36は2つの平行な溝58,60を含み、溝の溝底は互いの方を向きかつ対称面40と平行に設計される。溝58,60の溝側壁は対称面40だけでなく対称面42に対しても直角を成す面を規定する。溝58はそれぞれ横方向リブ50並びに中央リブ49に配置され、溝60は中央リブ49に配置される。溝58,60はそれぞれ、側方リブ48の外縁を起点に、リブ(溝が配置される)の自由長の約3分の2に亘り延伸する。
略平行六面体の形状の突起62が、側方リブ48へと向かう方向に長手方向リブ46の両側から突き出ており、対称面40,42の交線と平行な方向に短冊穴64により貫かれている。図3に示すと共に、以下においてねじ容器38の詳細な説明に関連して説明する通り、短冊穴64は、ねじ容器収納デバイスとねじ容器38とを嵌脱自在に接続するための、凹状収納デバイス結合部材を形成している。
図1〜4及び9に示したねじ容器38について、以下、図6〜8bを参照しつつ詳しく述べる。
ねじ容器38は、二体式に設計され、参照番号66を付した受け部と、閉鎖部を形成するカバー68とを含む。受け部66は、次のような端縁72を備えた、円筒状スリーブ部の形態を成す基本部材70を含む。即ち、上方を向くと共に、受け部66の位置決め部材を形成しかつその外周全体に亘って均等に配置された16個の凹部74を有する端縁72である。これらの凹部は、それぞれ、前記基本部材の長手方向軸78を起点とする放射線76上に配置され、360°と凹部74の個数との商から計算された22.5°に達する角度80だけオフセットされる。
2つのリブ82が長手方向軸78で交差する。これらのリブは長手方向軸78の直交方向に基本部材70を通る。ピン受容部を形成する孔84がリブ82の交点に、長手方向軸78と同軸的に配置される。更に、孔84と基本部材70との間において、各リブに、ねじ受容部86を形成する2つの孔が設けられる。これら孔の長手方向軸は長手方向軸78と平行に走り、これら孔の直径は孔84の直径よりも幾分小さい。
スナップ係止式の突起90が、基本部材70から半径方向外側に向け、受け部66の下縁88から各リブ82の延伸方向に突き出ている。その幅はリブ82の概ね半分である。スナップ係止突起90は、その下面に、上方から短冊穴64に係合するスナップ係止ノーズ92を担持する。スナップ係止突起90はスナップ係止ノーズ92と共に、ねじ容器38の収納デバイス結合部材を形成する。
半径方向外側に突き出た、円弧状の外側輪郭96を有する結合突起94が、2つのスナップ係止突起90それぞれの間を、これら突起から離間して延伸する。外側輪郭96は図6に鎖線で示されている。更に、結合突起94は、スナップ係止突起90に接する接線98も同時に結合突起94の境界線を形成するよう構成される。2つの平行な接線98それぞれの間の距離100は、ねじ容器受容部36の互いに関連する溝58,60から互いの方を向いた溝底間の距離102に一致する。このため、長手方向軸78から接線98までの距離104は、外側輪郭96によって規定される半径106よりも小さい。これにより、ねじ容器38を、容器のリブ82の1つと平行に、ねじ容器受容部36に導入することが可能となる。ここで、各スナップ係止突起90は互いに反対の方向を指し、接線98に接する結合突起94の領域は溝58,60にそれぞれ係合し、同所を案内される。その結果、ねじ容器38は、長手方向リブ46へと向かう方向に、収納位置に達するまで変位することができる。この収納位置において、挿入中は突起62上をスライドするスナップ係止ノーズ92は、スナップ係止突起90が弾性戻りすることにより短冊穴64に係合する。これは例えば図3から明らかである。
ねじ受容部86は骨ねじ108を収容するために用いられる。このうち2本を図3に例示的に表す。骨ねじ108のねじ頭の外径は、ねじ受容部86を形成する穴の直径よりも幾分大きく、骨ねじ108のねじ本体はねじ受容部に導入可能であるが、このねじ受容部の縁は骨ねじ108のねじ頭用の停止部を形成する。
ねじ受容部86に挿入された骨ねじ108がねじ受容部86から意図せず落ちることのないよう、カバー68が設けられる。このカバーは、ディスク状のカバープレート110と、前記カバープレートから突き出ていてかつ内径が基本部材70の外径よりも幾分大きな中空円筒状の環状壁112とを含む。こうして、まずは、カバー68を環状壁112と共に、受け部66に上方から押し付けることができる。
結合ピン114がカバー68と受け部66との接続に用いられる。結合ピン114は、カバープレート110の下面にて突き出ており、半径方向外側に突き出たスナップ係止ノーズ118を自由端に担持する4つのスナップ係止突起116によって形成される。まず、結合ピン114は、スナップ係止ノーズ118と共に、孔84に導入することができる。これにより、スナップ係止突起116は、結合ピン114の長手方向軸へと向かう方向に旋回され、スナップ係止ノーズ118が孔84から突き出て孔の背後で横方向に係合すると、図8に示す基本位置へと弾性的に戻る。これは図3から明らかである。カバー68及び受け部66の設計により、これら2つの部品を、それぞれ長手方向軸78,120を中心に、互いに回動させることができる。
受け部66に対するカバー68の規定の回転位置は、位置決め部材122(半球状であり、カバープレート110の下面から突き出ている)が16個の凹部74の1つに係合する際に設定されてもよい。これにより、上記受け部に対するカバー68の16個の所定の角度位置を実現することができる。カバーが所定の角度位置から動かされると、位置決め部材122は端縁72上をスライドし、隣接する凹部74に係合し得るまでカバー68の一時的な変形を起こす。こうして、位置決め部材122は、凹部74と連携して位置決め機構を形成する。
カバー68は、更に、次のような2つの取り出し開口124,126を備える。即ち、孔により形成され、45°の角度132を間に形成する放射線128,130それぞれの上に各々配置される取り出し開口である。取り出し開口124は、孔84に近接して配置されるねじ受容部86と同心円状に重なり得るよう、長手方向軸120から距離を空けて配置される。長手方向軸120から取り出し開口126までの距離は、取り出し開口126が基本部材70に近接して配置されるねじ受容部86と同心円状に重なり得るよう選択される。
カバー68は、更に、短冊穴状の洗浄開口134,136を有する。ここで、3つの洗浄開口134は長手方向軸120を中心に同心円状に配置され、かつ、その半径方向における幅はねじ受容部86の内径よりも小さく、かつ、長手方向軸120からの距離は、長手方向軸120から取り出し開口124の中心までの距離に略一致する。短冊穴状の5つの洗浄開口136も同様に、長手方向軸120を囲みつつ同心円状に設けられ、長手方向軸120からの距離は長手方向軸120から取り出し開口126の中心までの距離に略一致する。
半径方向を向いた、互いに直径方向反対側に位置する2つのツール結合部材138が、カバー68の外側に配置される。これらの部材は、例えば手又はねじ回し26又はねじ回しハンドル28によりカバー68を受け部66に対して回動させるために、回動補助手段として用いられる。図9には、次のようなねじ回しハンドル28が示されている。即ち、その近位端140に、近位方向を向きかつツール結合部材138がそれぞれに係合可能なツール受容部142を有するねじ回しハンドル28である。従って、ねじ回しハンドル28は、その近位端によってカバー68に押し付けることができ、受け部66が、例えば、収納位置でねじ容器受容部36に位置する際にしっかり保持されると、カバー68は、その長手方向軸を中心に回転することで受け部66に対して回動されることができる。
ねじ容器38の特別な設計により、2つの取り出し開口124,126それぞれの一方のみが、骨ねじ108を導入又は取り出すために接近し得るよう、正確に1つのねじ受容部86と重なることができる。これは次のような理由により可能である。即ち、2つの取り出し開口124,126が円周方向に角度132だけオフセットされるよう配置され、他方、長手方向軸78から異なる距離にある上記ねじ受容部が同一の放射線上に配置される、という理由である。勿論、逆に、上記取り出し開口が同一の放射線上に配置され、長手方向軸78から異なる距離にあるねじ受容部86が角度132だけオフセットされた放射線上に配置されるようにすることも可能である。
上述した位置決め機構により、カバー68を、受け部66に対する16個の規定の位置にもたらすことができる。ここで、これらの位置のうち8つはいわゆる取り出し位置を規定し、この取り出し位置では2つの取り出し開口124,126の一方が前記8つのねじ受容部それぞれのうちの1つを正確に開放する。他の8つの規定の位置はいわゆる閉鎖位置を規定する。この閉鎖位置では、取り出し開口124,126が、それぞれ、次のようになるようねじ受容部86の1つと部分的にのみオーバラップする。即ち、通路は残るものの骨ねじ108のねじ頭が通過するには狭すぎる、ということである。これにより、特にねじ容器が逆さまにされても、骨ねじ108は8つの閉鎖位置でねじ容器38にしっかり保持される。
図9に示すねじ容器38は、取り出し位置を占める。この取り出し位置では、取り出し開口124がねじ受容部86を開放する。カバー68が受け部66に対して22.5°だけ回動されると、位置決め部材122は再び凹部74に係合するものの、2つの取り出し開口124,126のいずれも、それぞれ、ねじ受容部とそれぞれ完全にオーバラップしない。このため、ねじ容器38は閉鎖位置を占める。他方、カバー68が同じ方向に更に22.5°だけ回動されると、取り出し開口126はねじ受容部86とオーバラップする。更なる22.5°の回動により、ねじ容器38は取り出し位置から再び閉鎖位置に移動する。この特別な位置決め機構のために、カバー68の回転中、取り出し位置と閉鎖位置とが交互に通過される。ここで、最終的には、90°回動されると同一の各位置が占められる結果となり、例えば図9に示すようなねじ容器38の位置が再度もたらされる。
カバー68は、骨ねじ108がいずれのねじ受容部86に収容されているかが即座に明らかとなるよう、好ましくは透明な材料から作られる。結合突起94上に配置され、例えばレーザマーキングによって作られるねじコード144が、ねじ容器38に収容される骨ねじ108を識別するために用いられる。
多数の開口を含むねじ容器38の構成により、同所に収容される骨ねじ108がねじ容器38と共に滅菌可能であることが保証される。これは特に次のような場合にも可能である。即ち、ねじ容器38がねじ容器収納デバイス34に配置されるか、他方で、この収納デバイスがサプライボックス10に収容される場合である。
ねじ容器38の特別な設計により、個々の骨ねじ108を選択的に取り出し、不要であれば、ねじ容器38に挿入して戻すことが可能となる。ねじ容器38が滅菌可能であることから、手術が成功した後、不要な骨ねじ108をねじ容器38と共に再び滅菌し、次の手術に利用できるようにすることができる。必要に応じ、ねじ容器38を個々の骨ねじ108で再び満たすことも可能である。
器具を収容した外科サプライボックスの斜視図。 ねじ容器を収納位置に備えたねじ容器収納デバイスの平面図。 図2の3−3線に沿った断面図。 図2に示すねじ容器収納デバイスの矢印Aの方向における側面図。 図2の領域Bの拡大図。 ねじ容器の受容部の平面図。 ねじ容器の閉鎖部を下から見た図。 図6の8a−8a線に沿った断面図。 図7の8b−8b線に沿った断面図。 ねじ容器及びねじ回しハンドルの斜視図。

Claims (60)

  1. 受け部(66)と、前記受け部に可動式に載置された閉鎖部(68)とを含む外科ねじ容器(38)であって、
    前記受け部(66)が、少なくとも2つの骨ねじ(108)を収容するための少なくとも2つのねじ受容部(86)を有すると共に、
    前記閉鎖部(68)が、前記受け部(66)に対して少なくとも1つの閉鎖位置にもたらされるよう適合され、かつ、前記閉鎖位置では、前記ねじ受容部(86)のいずれにも骨ねじ(108)を挿入又は取り出すために接近することができないものにおいて、
    前記閉鎖部(68)が、前記少なくとも1つの閉鎖位置から少なくとも2つの取り出し位置へともたらされるよう適合されており、かつ、前記取り出し位置の各々では、1つの骨ねじ(108)を挿入又は取り出すために1つのねじ受容部(86)にのみ接近することができること、を特徴とする外科ねじ容器。
  2. 請求項1に記載の外科ねじ容器において、前記ねじ受容部(86)が、前記受け部(66)の基本部材に、挿通穴又は盲穴の形態で設計されることを特徴とするもの。
  3. 先行する請求項のいずれか1項に記載の外科ねじ容器において、前記閉鎖部(68)が、回転軸(78)を中心に回転可能なよう前記受け部(66)に載置されることを特徴とするもの。
  4. 請求項3に記載の外科ねじ容器において、前記ねじ受容部(86)の長手方向軸が前記回転軸(78)と平行に延伸することを特徴とするもの。
  5. 請求項3又は4のいずれか1項に記載の外科ねじ容器において、前記少なくとも2つのねじ受容部(86)が前記回転軸(78)を中心に同心円状に配置されることを特徴とするもの。
  6. 請求項3〜5のいずれか1項に記載の外科ねじ容器において、前記少なくとも2つのねじ受容部(86)が、前記回転軸(78)を中心として、少なくとも2つの同心円上に配置されることを特徴とするもの。
  7. 先行する請求項のいずれか1項に記載の外科ねじ容器において、前記閉鎖部(68)が、前記受け部(66)に可動式に載置されるために、スナップ係止によって該受け部(66)に接続されるよう適合されることを特徴とするもの。
  8. 先行する請求項のいずれか1項に記載の外科ねじ容器において、前記受け部(66)及び前記閉鎖部(68)が、それぞれ、互いの上に可動式に載置するための結合要素(84,114)を有し、かつ、前記結合要素が互いに係合するよう適合されることを特徴とするもの。
  9. 請求項8に記載の外科ねじ容器において、前記2つの結合要素(84,114)が、結合位置にて互いに対し回転可能であり、かつスナップ係止接続によって互いに保持されることを特徴とするもの。
  10. 請求項8又は9のいずれか1項に記載の外科ねじ容器において、前記2つの結合要素(84,114)の一方が結合ピン(114)であり、他方の前記結合要素(84)が前記結合ピンに対応するピン受容部(84)であることを特徴とするもの。
  11. 請求項10に記載の外科ねじ容器において、前記結合ピン(114)が前記回転軸(78)を規定することを特徴とするもの。
  12. 先行する請求項のいずれか1項に記載の外科ねじ容器において、
    前記閉鎖部(68)が、少なくとも1つの取り出し開口(124,126)を有すること、及び
    前記少なくとも1つの取り出し開口(124,126)が、前記少なくとも2つの取り出し位置それぞれの少なくとも1つにて、1つのねじ受容部(84)を開放すること、
    を特徴とするもの。
  13. 請求項12に記載の外科ねじ容器において、
    前記閉鎖部(68)が、前記ねじ受容部(86)を少なくとも部分的に覆うためのカバープレート(110)を有すること、及び
    前記少なくとも1つの取り出し開口(124,126)が、前記カバープレート(110)に通路(124,126)の形態で設計されること、
    を特徴とするもの。
  14. 請求項13に記載の外科ねじ容器において、前記通路(124,126)が孔(124,126)であることを特徴とするもの。
  15. 請求項12〜14のいずれか1項に記載の外科ねじ容器において、前記少なくとも1つの取り出し開口(124,126)が前記回転軸(78)を中心に同心円状に配置されることを特徴とするもの。
  16. 請求項12〜15のいずれか1項に記載の外科ねじ容器において、前記複数の取り出し位置の各々において、1つの取り出し開口(124,126)のみが前記ねじ受容部(86)それぞれの1つと同軸的に並べられるよう適合されることを特徴とするもの。
  17. 先行する請求項のいずれか1項に記載の外科ねじ容器において、
    複数の位置決め部材(74,122)を含む位置決め機構(74,122)が、少なくとも1つの閉鎖位置及び/又は少なくとも1つの取り出し位置に前記閉鎖部(68)を規定の通りに位置決めするために設けられること、
    前記位置決め部材の少なくとも1つ(74)が前記受け部(66)に設けられ、かつ、該位置決め部材に対応する少なくとも1つの位置決め部材(122)が前記閉鎖部(68)に設けられること、及び
    前記閉鎖部(68)の少なくとも1つの取り出し開口(124,126)が前記少なくとも1つの取り出し位置において1つのねじ受容部(86)を開放する際、前記閉鎖部(68)及び前記受け部(66)上の少なくとも2つの位置決め部材(74,122)であって互いに対応する部材が互いに係合すること、
    を特徴とするもの。
  18. 請求項17に記載の外科ねじ容器において、前記位置決め部材(74,122)が位置決め突起(122)と位置決め受容部(74)とを含むことを特徴とするもの。
  19. 請求項17又は18のいずれか1項に記載の外科ねじ容器において、前記位置決め部材(74,122)が前記回転軸(78)を中心に同心円状に配置されることを特徴とするもの。
  20. 請求項17〜19のいずれか1項に記載の外科ねじ容器において、前記位置決め部材(74,122)が、前記回転軸(78)を中心に、等しい角度距離(80)を空けて配置されることを特徴とするもの。
  21. 請求項17〜20のいずれか1項に記載の外科ねじ容器において、
    前記受け部(66)が、前記閉鎖部(68)へと向かう方向を指向する環状縁(72)を有すること、及び
    前記縁(72)が、前記受け部(66)に設けられた前記位置決め部材(74)を担持すること、
    を特徴とするもの。
  22. 請求項17〜21のいずれか1項に記載の外科ねじ容器において、少なくとも1つの位置決め部材(122)が、前記受け部(66)へと向かう方向を指向する前記閉鎖部(68)の下面に配置されることを特徴とするもの。
  23. 請求項17〜22のいずれか1項に記載の外科ねじ容器において、
    位置決め受容部(74)の個数が2の累乗に等しいこと、
    設けられた位置決め突起(122)の個数が、最も多い場合で、位置決め受容部(74)の個数と同じであること、及び
    前記位置決め受容部(74)間の角度距離(80)が、360°と位置決め受容部(74)の個数との商に等しいこと、
    を特徴とするもの。
  24. 請求項12〜23のいずれか1項に記載の外科ねじ容器において、
    少なくとも2つの取り出し開口(124,126)が設けられ、前記開口が前記回転軸(78)を起点とする少なくとも2つの放射線(128,130)上に配置されること、及び
    前記少なくとも2つの放射線(128,130)が、その間に回動角度(132)を形成すること、
    を特徴とするもの。
  25. 請求項24に記載の外科ねじ容器において、前記回動角度(132)が、前記閉鎖部(68)及び/又は前記受け部(66)上の前記位置決め部材(74,122)間の前記角度距離(80)の整数倍に等しいことを特徴とするもの。
  26. 請求項24又は25のいずれか1項に記載の外科ねじ容器において、
    前記回転軸(78)から異なる距離にある少なくとも2つの取り出し開口(124,126)が設けられること、及び
    前記放射線(128,130)によって形成される前記回動角度が45°であり、かつ、前記取り出し開口(124,126)が前記放射線上に配置されること、
    を特徴とするもの。
  27. 先行する請求項のいずれか1項に記載の外科ねじ容器において、前記ねじ容器(38)と、少なくとも1つの外科ねじ容器(38)用の外科ねじ容器収納デバイス(34)との嵌脱式結合のために、少なくとも1つの収納デバイス結合部材(90,92)が前記ねじ容器(38)に設けられることを特徴とするもの。
  28. 請求項27に記載の外科ねじ容器において、前記少なくとも1つの収納デバイス結合部材(90,92)が、前記ねじ容器収納デバイス(34)の対応するスナップ係止要素(64)との係合のためのスナップ係止要素(92)を含むことを特徴とするもの。
  29. 請求項27又は28のいずれか1項に記載の外科ねじ容器において、複数の収納デバイス結合部材(90,92)が設けられ、かつ、前記結合部材が前記ねじ容器(38)の外周に均等に分配されることを特徴とするもの。
  30. 先行する請求項のいずれか1項に記載の外科ねじ容器において、
    前記ねじ容器(38)が、反対方向に突き出た少なくとも2つの結合突起(94)を担持すること、
    前記突起が、外科ねじ容器収納デバイス(34)の少なくとも1つのねじ容器受容部(36)の2つの平行な溝(58,60)に対応するよう設計され、かつ前記溝(58,60)中に挿入可能であること、
    前記溝が互いに対向すること、及び
    前記ねじ容器収納デバイスが、少なくとも1つの外科ねじ容器(38)を収容することができること、
    を特徴とするもの。
  31. 請求項30に記載の外科ねじ容器において、前記少なくとも2つの結合突起(94)が、1つの面内に設けられかつ互いから円周方向に離間された舌(94)によって形成されることを特徴とするもの。
  32. 請求項30又は31のいずれか1項に記載の外科ねじ容器において、前記ねじ容器(38)の収納デバイス結合部材(90,92)が、2つの結合突起(94)それぞれの間に配置されることを特徴とするもの。
  33. 請求項30〜32のいずれか1項に記載の外科ねじ容器において、
    4つの結合突起(94)及び4つの収納デバイス結合部材(90,92)が設けられること、及び
    前記結合突起(94)の外側輪郭(96)が、前記回転軸(78)と同心的に設計されること、
    を特徴とするもの。
  34. 請求項30〜33のいずれか1項に記載の外科ねじ容器において、2つの離間された結合突起(94)に接する接線(98)と前記回転軸(78)との距離(104)が、前記結合突起(94)の前記同心外側輪郭(96)と前記回転軸(78)との距離(106)よりも小さいことを特徴とするもの。
  35. 先行する請求項のいずれか1項に記載の外科ねじ容器において、前記閉鎖部(68)が洗浄開口(134,136)を有することを特徴とするもの。
  36. 請求項35に記載の外科ねじ容器において、前記洗浄開口(134,136)が前記カバープレート(110)に設けられることを特徴とするもの。
  37. 先行する請求項のいずれか1項に記載の外科ねじ容器において、前記受け部(66)が、長手方向(78)を規定するスリーブ状基本部材(70)と、前記長手方向の直交方向に前記基本部材(70)を貫きかつ前記少なくとも2つのねじ受容部(86)を担持する少なくとも1つのリブ(82)とを含むことを特徴とするもの。
  38. 請求項37に記載の外科ねじ容器において、
    少なくとも2つの交差するリブ(82)が設けられること、及び
    前記ピン受容部(84)が、前記2つのリブ(82)の交点に配置されること、
    を特徴とするもの。
  39. 請求項37又は38のいずれか1項に記載の外科ねじ容器において、前記結合突起(94)が、フランジ様に、前記スリーブ状基本部材(70)から半径方向外側に突き出ていることを特徴とするもの。
  40. 請求項37〜39のいずれか1項に記載の外科ねじ容器において、前記収納デバイス結合部材(90,92)が、フランジ様に、前記スリーブ状基本部材(70)から半径方向外側に突き出ていることを特徴とするもの。
  41. 先行する請求項のいずれか1項に記載の外科ねじ容器において、前記閉鎖部(68)が、前記受け部(66)に対し前記閉鎖部(68)を回動させるための作動ツール(26,28)用の少なくとも1つのツール結合部材(138)を有することを特徴とするもの。
  42. 請求項41に記載の外科ねじ容器において、前記少なくとも1つのツール結合部材(138)が、前記閉鎖部(68)の前記カバープレート(110)から突き出た突起(138)であることを特徴とするもの。
  43. 請求項41又は42のいずれか1項に記載の外科ねじ容器において、前記回転軸(78)に関して互いに直径方向反対側に位置する2つのツール結合部材(138)が設けられることを特徴とするもの。
  44. 先行する請求項のいずれか1項に記載の外科ねじ容器において、前記ねじ容器(38)が滅菌可能なプラスチックから作られることを特徴とするもの。
  45. 先行する請求項のいずれか1項に記載の外科ねじ容器において、前記閉鎖部(68)が透明な材料から作られることを特徴とするもの。
  46. 先行する請求項のいずれか1項に記載の外科ねじ容器において、骨ねじ(108)が各々のねじ受容部(86)に配置されることを特徴とするもの。
  47. 先行する請求項のいずれか1項に記載の少なくとも1つの外科ねじ容器(38)用の外科ねじ容器収納デバイス(34)であって、
    前記ねじ容器収納デバイス(34)が少なくとも1つのねじ容器受容部(36)を有し、かつ、前記少なくとも1つのねじ容器(38)が前記受容部に少なくとも部分的に挿入可能であることを特徴とするデバイス。
  48. 請求項47に記載の外科ねじ容器収納デバイスにおいて、前記少なくとも1つのねじ容器(38)が、前記ねじ容器受容部(36)に押し入れ可能なように適合されることを特徴とするもの。
  49. 請求項47又は48のいずれか1項に記載の外科ねじ容器収納デバイスにおいて、前記ねじ容器収納デバイス(34)が、請求項1〜39のいずれか1項に記載のねじ容器(38)を少なくとも1つ含むことを特徴とするもの。
  50. 請求項49に記載の外科ねじ容器収納デバイスにおいて、前記少なくとも1つの外科ねじ容器(38)が、前記ねじ容器収納デバイス(34)にスナップ係止式に接続可能であることを特徴とするもの。
  51. 請求項50に記載の外科ねじ容器収納デバイスにおいて、前記少なくとも1つの外科ねじ容器(38)が、収納位置で前記ねじ容器収納デバイス(34)に結合されており、かつ、該収納位置において、前記少なくとも1つのねじ容器(38)が前記ねじ容器受容部(36)に完全に導入されることを特徴とするもの。
  52. 請求項51に記載の外科ねじ容器収納デバイスにおいて、前記少なくとも1つのねじ容器(38)及び前記ねじ容器収納デバイス(34)が、それぞれ、収納デバイス結合部材を担持し、かつ、前記収納位置において前記結合部材が係合していることを特徴とするもの。
  53. 請求項52に記載の外科ねじ容器収納デバイスにおいて、
    前記2つの収納デバイス結合部材(64,90,92)の1つが、可撓的に載置されるスナップ係止ノーズ(92)の形態を成すスナップ係止要素(92)として設計されること、及び
    他方の前記収納デバイス結合部材(62)が、前記スナップ係止ノーズと相互に作用する凹部(64)の形態を成すスナップ係止要素(64)として設計されること、
    を特徴とするもの。
  54. 請求項52又は53のいずれか1項に記載の外科ねじ容器収納デバイスにおいて、前記ねじ容器収納デバイス(34)の収納デバイス結合部材(64)が、各々のねじ容器受容部(36)に関連付けられることを特徴とするもの。
  55. 請求項47〜54のいずれか1項に記載の外科ねじ容器収納デバイスにおいて、前記ねじ容器受容部(36)が、互いに対向する2つの平行な溝(58,60)の形態を成す結合受容部(58,60)を含み、かつ、前記少なくとも1つのねじ容器(38)の対応する結合突起(94)が前記溝に差し込み可能であることを特徴とするもの。
  56. 外科インプラント及び/又は外科ツール(22,24,26,28)用の外科サプライボックス(10)であって、外科インプラント及び/又は器具(22,24,26,28)及び/又は外科ツールを収容するための複数の区画を含むものにおいて、
    請求項47〜55のいずれか1項に記載のねじ容器収納デバイス(34)を収容するために、少なくとも1つの区画(16,18)が設けられることを特徴とする外科サプライボックス。
  57. 請求項56に記載の外科サプライボックスにおいて、前記サプライボックス(10)がねじ回し(26)及び/又はねじ回しハンドル(28)のための少なくとも1つの受容部を有することを特徴とするもの。
  58. 請求項56又は57のいずれか1項に記載の外科サプライボックスにおいて、
    前記サプライボックス(10)が、近位端(140)を有する、少なくとも1つのねじ回し(26)及び/又はねじ回しハンドル(28)を含むこと、及び
    前記近位端(140)が、請求項1〜46のいずれか1項に記載のねじ容器(38)の前記閉鎖部(68)のツール結合部材(138)と係合するためのツール受容部(142)を担持すること、
    を特徴とするもの。
  59. 請求項58に記載の外科サプライボックスにおいて、前記ツール受容部(142)が、互いに直径方向反対側に位置しかつ近位方向を向いた少なくとも2つの凹部(142)を含むことを特徴とするもの。
  60. 請求項56〜59のいずれか1項に記載の外科サプライボックスにおいて、前記区画(14,15,16,17,18,19,20)の少なくとも幾つかが、該区画に収納される前記インプラント、器具(26,28)、ツール(22,24)又はねじ容器収納デバイス(34)の外側輪郭にほぼ対応するよう設計されることを特徴とするもの。
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