JP2008543275A - 手持作業機械 - Google Patents
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Abstract
Description
このロック機構は手持ちの作業機械が停止状態または、作業ユニットが駆動されていないときのみ解除される。これはロック機構がロック状態のときのみガスレバーが操作できるような安全機構が設けられているためである。
このため、ガスレバーは延長部側の端部に弓形部材を有し、ガスレバーが回動する際の弓形部材の運動軌道はロック爪(ロック楔)の上部制限面に重なっている。これにより、ガスレバーとロック爪が同時に操作されることを防止することができる。
そこで、本発明は、この課題を解決するため、作業機械本体の駆動動力源を制御する制御レバーを作動することで、後部ハンドグリップをロックし、後部ハンドグリップの回転を禁止し、制御レバーを開放することで、後部ハンドグリップのロックを解除し、回転を可能にするようにする。
なお、シャフトにはさらに環状の突起部を有していて、顎部6と共に、軸方向の移動を規制している。
すなわち、図3に示すように、前記スロットルレバー4の一端4aに長孔4dを形成し、この長孔4dにスロットルワイヤ9の先端に設けた抜止部材9aが、長孔4dの中でスライドができ、かつ、ここから引き抜けないように、係止される。
このような構成のため、前記スロットルレバー4の他端部4bが、顎部6の前記切欠7と対向したときに、スロットルレバー4の操作が可能となる。スロットルレバー4を引き始めると、長孔4dの中で、抜止部材9aがスライドしている分だけ遊びが吸収されてゆき、他端部4bが切欠7に確実に嵌入すると、スロットルワイヤ9が引っ張られて、エンジン12の回転が上がるようになる。なお、リブ4eが前記長孔4dのまわりに形成される。
このロックレバー11は、後部ハンドグリップ3を握った指の一部を伸ばして、それを指掛部11fに引っ掛けて引くだけで、手を離さず、ロックレバー11のロック状態を解除でき、作業性に優れている上、更に、後部ハンドグリップ3のフレーム3aの内側にロックレバー11が納まっているので、これに草木や小枝等が引っ掛かり難く、また、作業者の利き手に影響されず作業性が変わらない。
また、後部ハンドグリップ3には前記スロットルレバー4のロック部材17が設けられており、このロック部材17を押すと、ロック解除になり、スロットルレバー4が操作可能になる。また、後部ハンドグリップ3にはエンジン12を停止させるスイッチ18が設けられている。
前記スロットルレバー4は支軸8を介して後部ハンドグリップ3に回動可能に支持され、また、前記ロックレバー11は支軸10を介して後部ハンドグリップ3に回動可能に支持されている。
上記実施例において、後部ハンドグリップ3は内部スペースを有するフレーム3aを含む。スロットルレバー4はレバー部4fをこの内部スペースに有する。ロックレバー11はこの内部スペースに延伸する。ロックレバー11が開放のためにアクセスされるとき、スロットルレバー4とロックレバー11は、その手をはなさないで、同じ指でアクセス可能な距離であるように配置される。レバー部4fは制御操作に応答して、支持軸8のまわりを第1の回転方向に回転し、ロックレバー11は、開放操作に応答し、支持軸10のまわりを第2の回転方向に回転する。ここで、第2の回転方向は第1の回転方向と同じである。また、ロックレバー11は、フレーム3aの内側方向に引かれる。
この第2の実施の形態が、前記第1の実施の形態と相違する点は、後部ハンドグリップ3を所望する回転位置に回動すると、ロックレバー11′の先端部11aが前記顎部6の向かい側の切欠7’に嵌合して、後部ハンドグリップ3の回動がロックするロックレバー11′を後部ハンドグリップ3に備え、スロットルレバー4′を操作すると、このスロットルレバー4′によってロックレバー11′の指掛部11bが、指を掛けられないように覆われ(当接され)て、ロックレバー11′の解除操作ができなくなるように構成したことである。
スロットルレバー104は支持軸8から下方に一端4aまで延伸する延伸部と、この延伸部から後ハンドグリップ3の回転軸AXに沿って水平に、作業機械本体1に向かって延伸している突起レバー105を有している。
同じ支軸8上にロックアーム106が配置され初め回転軸AXに沿って伸び、次に下方に曲がって切欠7付近まで延伸している。
底板106cを含むロックアーム106の端部は突起レバー105により、スロットルレバー104により下方に作動され、突起レバー105を介して、図14に示されるように、切欠7の1つに開放可能に嵌入される。作業者がスロットルレバー104を開放すると、スプリングによる負荷のため、図13に示されるように、突起レバー105は静止(当初の)位置にもどる。
この図13に示される状態で、作業者がスロットルレバー104を指で引いて、作動すると、スロットルレバー104の一端4aがスロットルワイヤ9を引くと共に、突起レバー105は、ロックアーム106の端部を図14における下方に押し、1つの切欠7に嵌入する。これにより、ロックレバー11に加え、後部ハンドグリップ3をロックする。従って、図15に示されるように、ロックレバー11が他の指等で無理やり作動されて、ロックレバー11が開放されても、ロックアーム106の端部は切欠7の1つに留まり、これが後部ハンドグリップ3をロックする。作業者がスロットルレバー104を開放すると、スロットルレバー104とロックアーム106は図13に示されるように、当初の位置に、それぞれ、戻る。
しかしながら、もし、作業者が図15に示されるように、ロックレバー11を他の指等で無理やり作動し、ロックレバー11を開放し、さらに後部ハンドグリップ3を回転しようとすると、ロックアーム106の端部は切欠7の1つに留まり、これが後部ハンドグリップ3をロックする。ここで、スロットルレバー104を開放すれば、スロットルレバー104のみが元の位置に戻り、アイドリング状態になる。より詳しくは、ロックアーム106の端部が図17に示されるよう、この切欠7の壁7aに捉えられる、これにより、後部ハンドグリップ3をロックし、作業者が後部ハンドグリップ3を回転するのを禁止する。この状態においても、突起レバー105の端部とロックアーム106間の隙間が残ることにより、突起レバー105の端部は平行板106b間のスペースから開放可能である。
この状態(図17)において、もし、作業者が後部ハンドグリップ3を反対方向に回転させると、捕足されていたロックアーム106の端部は、曲がった端部が戻されことから、開放され、ロックアーム106の端部も、静止位置に戻る。
第4の実施の形態において、各切欠7は2つの位置で、ロックアーム106とロックレバー11と共通に使用されている。これは、軸AXから同じ半径方向の距離に位置していることによる。
本発明は前部ハンドグリップと回転可能な後部グリップを有するある所定の機能を果たすための手持作業機械に適用可能である。
Claims (8)
- 所定の作業に使用される駆動動力を発生する駆動動力源(12)を有する作業機械本体(1)と、前記作業機械本体に固定された前部ハンドグリップ(2)と、前記駆動動力源に連結され、前記駆動動力源の出力を制御する制御レバー部材(4、4’、4’’、104)を有する後部ハンドグリップ(3)と、前記作業機械本体に対し回転可能に前記後部ハンドグリップを支持する支持手段(5)と、前記後部ハンドグリップおよび前記作業機械本体に備えられ、前記後部ハンドグリップを前記作業機械本体に対し前記軸の所定の回転位置(7)の1つにロックするためのロック手段(4b、7、105、106)と、前記ロック手段が前記後部ハンドグリップをロックすると、前記制御レバー部材が前記駆動動力源の出力の制御が可能となる制御手段とを有する手持作業機械。
- 前記ロック手段は前記制御レバー部材によって作動され、前記後部ハンドグリップを前記作業機械本体に対しロックすることを特徴とする請求項1に記載の手持作業機械。
- 前記制御手段は制御レバー部材に長孔(4d)を有し、前記長孔に前記駆動動力源にワイヤ(9)で連結された抜止部材(9a)が、前記長孔の中でスライドができ、かつ、引き抜けないように係止し、これにより、前記ロック手段が前記作業機械本体に対し前記後部ハンドグリップをロックする際、前記制御レバー部材が前記駆動動力源の出力を制御可能としたことを特徴とする請求項2に記載の手持作業機械。
- 前記支持手段はシャフトを有し、前記ロック手段が前記シャフトの端部に複数の回転位置を定める所定角度間隔の複数の切欠(7)と、前記制御レバー部材に応答し、前記制御レバー部材に可動であり、一端(106c)で前記切欠の1つに開放可能に嵌入するロックアーム(106)とを有することを特徴とする請求項2に記載の手持作業機械。
- 突起レバー(105)が前記制御レバー部材に設けられ、前記ロックアームがその中に前記突起レバーを収納するための空間を有し、前記ロックアームの前記一端が前記切欠の1つに面するとき、前記ロックアームの前記一端が前記制御レバー部材によって作動され、前記突起レバーの一端(105a)により前記ロックアームの一端が押されると、前記ロックアームの一端が前記切欠の1つに開放可能に嵌入されることを特徴とする請求項4の手持作業機械。
- 前記切欠の他の1つ(7’)に嵌入して、前記回転位置の1つに前記作業機械本体をロックするロックレバー(11)をさらに有することを特徴とする請求項4の手持作業機械。
- 前記支持手段が前記作業機械本体と前記後部ハンドグリップとの間で、軸(AX)周りに前記後部ハンドグリップを支持し、前記ロックアームが前記軸に向かって、前記切欠の1つに嵌入すると共に、前記ロックレバーが前記軸に向かって、前記切欠の他の一つに嵌入することを特徴とする請求項6の手持作業機械。
- 前記制御レバー手段がレバー部(4a’)を有し、前記ロック手段が後部ハンドグリップに前記所定の回転位置の1つから前記作業機械本体を開放するための開放レバー(11’、11’’)を有し、前記レバー部(4a’)が前記制御レバー部から前記開放レバーに向かって延伸した突起部(4a’’、4c)を有し、作業者が前記制御レバー部材を作動する間、前記突起部と前記開放レバーの間の空間に侵入することを禁止することを特徴とする請求項1の手持作業機械。
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