JP2008542408A - 置換されたアゾールを調製するための方法 - Google Patents

置換されたアゾールを調製するための方法 Download PDF

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Abstract

置換されたアゾールを調製するための新規な方法により、一般式(I)
Figure 2008542408

[式中、置換基RおよびR、AおよびBは本明細書において定義されたものである]の化合物および/またはそれらの塩および/またはそれらの酸付加化合物を、良好な収率、かつ単純で経済的に好ましい方式で調製することが可能となる。

Description

本発明は、置換されたアゾール、特に置換された1H−テトラゾールおよび置換された1H−トリアゾールを調製するための新規な方法に関する。
アゾール、特に5−置換された1H−トリアゾールおよび−テトラゾールは、特に、医薬品における薬学的に有効な物質として使用されたり、あるいはたとえば、穀物の保護や、産業材料の保護における殺生物剤として適用されたりする。
5−置換された1H−トリアゾールおよび−テトラゾールを合成するための出発物質は通常、それに対応する5−H−置換された化合物である。それらは通常、極めて低い温度におけるリチオ化(lithiation)と、求電子試薬を用いた処理によって、対応する5−置換された誘導体へと転化される。以下の例において、最近の従来技術を説明する。
そこで、(非特許文献1)には、1−ベンジル−および1−p−メトキシベンジルテトラゾールの5位におけるリチオ化に適用するための方法が記載されている。n−ブチルリチウムとの反応に続けて、求電子試薬を用いて処理すると、5位が官能化された1−ベンジルテトラゾールが得られる。しかしながら、この方法では、極端な低温(−98℃)と、n−BuLiを使用するという事実の面で不利である。
まとめると、最新の従来技術としてのリチオ化は、たとえばハロゲンを用いて5位の誘導体化をさせるための方法の選択肢であるが、その大きな欠点は、低温や、空気に敏感で高価なメタレーション試薬たとえばn−BuLiを使用することであり、さらには特に、−78℃を超える温度であってさえも、そのメタレーション中間体が極めて不安定であるということが言えよう。
ヨシタカ・サトウ(Yoshitaka Satoh)およびニコラス・マルコプロス(Nicholas Marcopulos)、テトラヘドロン・レターズ(Tetrahedron Letters)、(1995)、36(11)、1759〜62
したがって、本発明の目的は、置換されたアゾールを調製するための改良された方法を提供することである。
意外なことには、本願発明者らは今や、置換されたアゾールを調製するための新規な方法を見出したのであって、それによれば、従来技術に記載されているようなリチオ化や低温における反応の実施を回避することが可能となる。
本発明は、一般式(I)
Figure 2008542408
[式中、
Aは、N、CH、またはCRを表し、
Bは、N、CH、またはCRを表すが、
ただし、AおよびB基の内の少なくとも一つはNを表し、
は、水素を表すか、またはそれぞれのケースにおいて場合によっては置換されたアルキル、アルケニル、アルキニルもしくはフェニルを表し、
は、F、Cl、Br、I、OH、SH、CN、SCNを表すか、または、それぞれのケースにおいて場合によっては置換されたアルキル、シクロアルキル、フェネチル、ベンジル、アシル、チオアシル、ヒドロキシメチレンもしくはメチレンチオールを表し、
は、それぞれのケースにおいて場合によっては置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、フェニルもしくはフェネチルを表し、そして
は、それぞれのケースにおいて場合によっては置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、フェニルもしくはフェネチルを表す]の置換されたアゾールおよび/またはそれらの塩および/またはそれらの酸付加化合物を調製するための方法を提供するが、
本方法は、式(II)
Figure 2008542408
[式中、
A、B、およびRは上述の式(I)で定義されたものである]の化合物および/またはそれらの塩および/またはそれらの酸付加化合物を、
少なくとも1種の求電子試薬と、0℃〜100℃の間の温度で、少なくとも1種の塩基の存在下、適切であれば相間移動触媒の存在下、さらに適切であれば1種の溶媒または溶媒混合物の存在下に反応させることによる。
本発明による方法は好ましくは、一般式(I)の化合物を調製するために使用されるが、ここで、
は、水素を表すか、または、それらのそれぞれが、場合によってはハロゲン;ニトロ;シアノ;ヒドロキシル;場合によっては同一もしくは異なったハロゲン置換基によってモノ−ないしノナ置換されたC〜C−アルコキシ;場合によっては同一もしくは異なったハロゲン置換基によってモノ−ないしノナ置換されたC〜C−アルキルチオ;アミノ;直鎖状もしくは分岐状のC〜C−アルキル基を有するモノアルキルアミノ;同一もしくは異なった直鎖状もしくは分岐状のC〜C−アルキル基を有するジアルキルアミノ;場合によっては、ハロゲン、ニトロ、シアノ、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アシル、アシルオキシ、(アルコキシ)カルボニル、カルボキシル、アミノ、モノアルキルアミノもしくはジアルキルアミノからなる群からの同一もしくは異なった置換基によりモノ−もしくはポリ置換されたフェニルからなる群からの同一もしくは異なった置換基によりモノ−もしくはポリ置換された直鎖状もしくは分岐状のC〜C−アルキル、C〜C−アルケニルもしくはC〜C−アルキニルを表すか、
または
は、場合によっては、ハロゲン、ニトロ、シアノ、ヒドロキシル、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アシル、アシルオキシ、アルコキシカルボニル、カルボキシル、アミノ、モノアルキルアミノ、ジアルキルアミノからなる群からの同一もしくは異なった置換基によりモノ−もしくはポリ置換されたフェニルを表し、
は、F、Cl、Br、I、OH、SH、CN、SCN、直鎖状もしくは分岐状のC〜C−アルキル、またはC〜C10−シクロアルキルを表すか、
または
それらのそれぞれが、場合によっては、ハロゲン;ニトロ;シアノ;ヒドロキシル;場合によっては同一もしくは異なったハロゲン置換基によってモノ−ないしノナ置換されたC〜C−アルコキシ;場合によっては同一もしくは異なったハロゲン置換基によってモノ−ないしノナ置換されたC〜C−アルキルチオ;アミノ;直鎖状もしくは分岐状のC〜C−アルキル基を有するモノアルキルアミノ;同一もしくは異なった直鎖状もしくは分岐状のC〜C−アルキル基を有するジアルキルアミノ;場合によっては、ハロゲン、ニトロ、シアノ、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アシル、アシルオキシ、アルコキシカルボニル、カルボキシル、アミノ、モノアルキルアミノもしくはジアルキルアミノからなる群からの同一もしくは異なった置換基によりモノ−もしくはポリ置換されたフェニルからなる群からの同一もしくは異なった置換基によってモノ−もしくはポリ置換されたフェネチルもしくはベンジルを表すか、
または
それらのそれぞれが、場合によっては、ヒドロキシル;チオヒドロキシル;場合によっては、ハロゲン、ニトロ、シアノ、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アシル、アシルオキシ、アルコキシカルボニル、カルボキシル、アミノ、モノアルキルアミノ、ジアルキルアミノからなる群からの同一もしくは異なった置換基によってモノ−ないしノナ置換された直鎖状もしくは分岐状のC〜C−アルキル;場合によっては、ハロゲン、ニトロ、シアノ、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アシル、アシルオキシ、アルコキシカルボニル、カルボキシル、アミノ、モノアルキルアミノ、ジアルキルアミノからなる群からの同一もしくは異なった置換基によってモノ−ないしノナ置換されたC〜C10−シクロアルキル;場合によっては、ハロゲン、ニトロ、シアノ、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アシル、アシルオキシ、(アルコキシ)カルボニル、カルボキシル、アミノ、モノアルキルアミノもしくはジアルキルアミノからなる群からの同一もしくは異なった置換基によりモノ−もしくはポリ置換されたフェニルにより置換されたアシルもしくはチオアシルを表すか、
または
場合によっては、それらのそれぞれが、場合によっては、ハロゲン、ニトロ、シアノ、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アシル、アシルオキシ、(アルコキシ)カルボニル、カルボキシル、アミノ、モノアルキルアミノ、ジアルキルアミノからなる群からの同一もしくは異なった置換基によってモノ−ないしノナ置換された、直鎖状もしくは分岐状のC〜C−アルキル;場合によっては、ハロゲン、ニトロ、シアノ、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アシル、アシルオキシ、アルコキシカルボニル、カルボキシル、アミノ、モノアルキルアミノ、ジアルキルアミノからなる群からの同一もしくは異なった置換基によってモノ−ないしノナ置換されたC〜C10−シクロアルキル;場合によっては、ハロゲン、ニトロ、シアノ、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アシル、アシルオキシ、(アルコキシ)カルボニル、カルボキシル、アミノ、モノアルキルアミノもしくはジアルキルアミノからなる群からの同一もしくは異なった置換基によりモノ−もしくはポリ置換されたフェニルによって置換された、ヒドロキシメチレンもしくはメチレンチオールを表し、
Aは、N、CH、またはCRを表すが、
ここで、
は、それらのそれぞれが、場合によっては、ハロゲン、ニトロ、シアノ、ヒドロキシル、アルキルチオ、アルコキシ、アミノからなる群からの同一もしくは異なった置換基によりモノ−もしくはポリ置換された直鎖状もしくは分岐状のC〜C−アルキル、C〜C−アルケニルもしくはC〜C−アルキニルを表し、そして
Bは、N、CH、またはCRを表すが、
ここで、
は、それらのそれぞれが、場合によっては、ハロゲン、ニトロ、シアノ、ヒドロキシル、アルキルチオ、アルコキシ、アミノからなる群からの同一もしくは異なった置換基によりモノ−もしくはポリ置換された直鎖状もしくは分岐状のC〜C−アルキル、C〜C−アルケニルもしくはC〜C−アルキニルを表すが、
ただし、AおよびB基の内の少なくとも一つはNを表す。
本発明による方法は特に好ましくは、一般式(I)の化合物を調製するために使用されるが、ここで、
は、水素を表すか、もしくはそれらのそれぞれが、場合によっては、フッ素;塩素;臭素;ニトロ;シアノ;ヒドロキシル;場合によっては、フッ素、塩素および臭素からなる群からの同一もしくは異なった置換基によってモノ−ないしペンタ−置換されたC〜C−アルコキシ;場合によっては、フッ素、塩素もしくは臭素からなる群からの同一もしくは異なった置換基によってモノ−ないしペンタ−置換されたC〜C−アルキルチオ;アミノ;直鎖状もしくは分岐状のC〜C−アルキル基を有するモノアルキルアミノ;同一もしくは異なった直鎖状もしくは分岐状のC〜C−アルキル基を有するジアルキルアミノ;場合によっては、フッ素、塩素、臭素、ニトロ、シアノ、ヒドロキシル、C〜C−アルキル、フッ素、塩素および臭素からなる群からの同一もしくは異なった置換基によってモノ−ないしペンタ−置換されたC〜C−ハロアルキル、C〜C−アルコキシ、フッ素、塩素および臭素からなる群からの同一もしくは異なった置換基によってモノ−ないしペンタ−置換されたC〜C−ハロアルコキシ、C〜C−アルキルチオ、フッ素、塩素および臭素からなる群からの同一もしくは異なった置換基によってモノ−ないしペンタ−置換されたC〜C−ハロアルキルチオ、C〜C−アシル、C〜C−アシルオキシ、C〜C−アルコキシカルボニル、カルボキシル、アミノ、直鎖状もしくは分岐状のC〜C−アルキル基を有するモノアルキルアミノ、もしくは、同一もしくは異なった直鎖状もしくは分岐状のC〜C−アルキル基を有するジアルキルアミノからなる群からの同一もしくは異なった置換基によってモノ−ないしテトラ−置換されたフェニルからなる群からの同一もしくは異なった置換基によってモノ−ないしテトラ−置換された直鎖状もしくは分岐状のC〜C−アルキル、C〜C−アルケニルもしくはC〜C−アルキニルを表すか
または
は、場合によっては、フッ素;塩素;臭素;ニトロ;シアノ;ヒドロキシル;C〜C−アルキル;フッ素、塩素および臭素からなる群からの同一もしくは異なった置換基によってモノ−ないしペンタ−置換されたC〜C−ハロアルキル;C〜C−アルコキシ;フッ素、塩素および臭素からなる群からの同一もしくは異なった置換基によってモノ−ないしペンタ−置換されたC〜C−ハロアルコキシ;C〜C−アルキルチオ;フッ素、塩素および臭素からなる群からの同一もしくは異なった置換基によってモノ−ないしペンタ−置換されたC〜C−ハロアルキルチオ;C〜C−アシル;C〜C−アシルオキシ;C〜C−アルコキシカルボニル;カルボキシル;アミノ;直鎖状もしくは分岐状のC〜C−アルキル基を有するモノアルキルアミノ、もしくは同一もしくは異なった直鎖状もしくは分岐状のC〜C−アルキル基を有するジアルキルアミノからなる群からの同一もしくは異なった置換基によってモノ−ないしテトラ−置換されたフェニルを表し、
は、F、Cl、Br、I、OH、SH、CN、SCN、直鎖状もしくは分岐状のC〜C10−アルキル、またはC〜C10−シクロアルキルを表すか、
または
場合によっては、ハロゲン、ニトロ、シアノ、ヒドロキシル、アルコキシ、アミノ、モノアルキルアミノおよびジアルキルアミノからなる群からの同一もしくは異なった置換基によってモノ−もしくはポリ置換されたベンジルを表すか、
または
場合によっては、それらのそれぞれが、場合によっては、ヒドロキシル;チオヒドロキシル;場合によっては、ハロゲン、ニトロ、シアノ、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アシル、アシルオキシ、アルコキシカルボニル、カルボキシル、アミノ、モノアルキルアミノ、およびジアルキルアミノからなる群からの同一もしくは異なった置換基によってモノ−ないしノナ置換された直鎖状もしくは分岐状のC〜Cアルキル;場合によっては、ハロゲン、ニトロ、シアノ、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アシル、アシルオキシ、アルコキシカルボニル、カルボキシル、アミノ、モノアルキルアミノ、およびジアルキルアミノからなる群からの同一もしくは異なった置換基によってモノ−ないしノナ置換されたC〜C10−シクロアルキル;もしくは場合によっては、ハロゲン、ニトロ、シアノ、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アシル、アシルオキシ、アルコキシカルボニル、カルボキシル、アミノ、モノアルキルアミノおよびジアルキルアミノからなる群からの同一もしくは異なった置換基によりモノ−もしくはポリ置換されたフェニルによって置換された、アシルもしくはチオアシルを表すか、
または
場合によっては、それらのそれぞれが、場合によっては、ハロゲン、ニトロ、シアノ、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アシル、アシルオキシ、アルコキシカルボニル、カルボキシル、アミノ、モノアルキルアミノ、およびジアルキルアミノからなる群からの同一もしくは異なった置換基によってモノ−ないしノナ置換された、直鎖状もしくは分岐状のC〜C−アルキル;場合によっては、ハロゲン、ニトロ、シアノ、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アシル、アシルオキシ、アルコキシカルボニル、カルボキシル、アミノ、モノアルキルアミノ、およびジアルキルアミノからなる群からの同一もしくは異なった置換基によってモノ−ないしノナ置換されたC〜C10−シクロアルキル;もしくは場合によっては、ハロゲン、ニトロ、シアノ、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アシル、アシルオキシ、アルコキシカルボニル、カルボキシル、アミノ、モノアルキルアミノおよびジアルキルアミノからなる群からの同一もしくは異なった置換基によりモノ−もしくはポリ置換されたフェニルによって置換された、ヒドロキシメチレンもしくはメチレンチオールを表し、
Aは、N、CH、またはCRを表すが、
ここで、
は、それらのそれぞれが、場合によっては、ハロゲン、ニトロ、シアノ、ヒドロキシル、アルキルチオ、アルコキシ、およびアミノからなる群からの同一もしくは異なった置換基によりモノ−もしくはポリ置換された直鎖状もしくは分岐状のC〜C−アルキル、C〜C−アルケニルもしくはC〜C−アルキニルを表し、
そして
Bは、N、CH、またはCRを表すが、
ここで、
は、それらのそれぞれが、場合によっては、ハロゲン、ニトロ、シアノ、ヒドロキシル、アルキルチオ、アルコキシ、およびアミノからなる群からの同一もしくは異なった置換基によりモノ−もしくはポリ置換された直鎖状もしくは分岐状のC〜C−アルキル、C〜C−アルケニルもしくはC〜C−アルキニルを表すが、
ただし、AおよびB基の内の少なくとも一つはNを表す。
本発明による方法は極めて特に好ましくは、一般式(I)の化合物を調製するために使用されるが、ここで、
は、水素、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、n−ヘプチル、n−オクチル、アリル、ビニル、プロパルギルを表すが、ここで上述のアルキル基は、それぞれのケースで、場合によっては、フッ素、塩素、臭素、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、tert−ブトキシ、トリフルオロメトキシ、メチルチオ、エチルチオ、n−プロピルチオ、イソプロピルチオ、トリフルオロメチルチオ、アミノ、メチルアミノ、エチルアミノ、n−プロピルアミノ、イソプロピルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、メチルエチルアミノ、ジ−n−プロピルアミノ、ジイソプロピルアミノからなる群からの同一もしくは異なった置換基によるか、あるいは、場合によっては、フッ素、塩素、臭素、ニトロ、シアノ、ヒドロキシル、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、s−ブチル、tert−ブチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、tert−ブトキシ、トリフルオロメトキシ、メチルチオ、エチルチオ、n−プロピルチオ、イソプロピルチオ、トリフルオロメチルチオ、ホルミル、アセチル、アセチルオキシ、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、カルボキシル、アミノ、メチルアミノ、エチルアミノ、n−プロピルアミノ、イソプロピルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、メチルエチルアミノ、ジ−n−プロピルアミノもしくはジイソプロピルアミノによってモノ−ないしトリ−置換されたフェニルによって、モノ−ないしテトラ−置換されているか、
または
は、場合によっては、フッ素、塩素、臭素、ニトロ、シアノ、ヒドロキシル、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、s−ブチル、tert−ブチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、tert−ブトキシ、トリフルオロメトキシ、メチルチオ、エチルチオ、n−プロピルチオ、イソプロピルチオ、トリフルオロメチルチオ、ホルミル、アセチル、アセチルオキシ、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、カルボキシル、アミノ、メチルアミノ、エチルアミノ、n−プロピルアミノ、イソプロピルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、メチルエチルアミノ、ジ−n−プロピルアミノ、ジイソプロピルアミノによってモノ−ないしトリ−置換されたフェニルを表し、
は、F、Cl、Br、I、OH、SH、CN、SCNを表すか、
または
ベンジル、ヒドロキシメチレンもしくはメチレンチオールを表すが、それらのそれぞれは、場合によっては、場合によっては、ハロゲン、ニトロ、シアノ、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アシル、アシルオキシ、アルコキシカルボニル、カルボキシル、アミノ、モノアルキルアミノ、ジアルキルアミノからなる群からの同一もしくは異なった置換基によってモノ−ないしノナ−置換された直鎖状もしくは分岐状のC〜C10−アルキル;場合によっては、ハロゲン、ニトロ、シアノ、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アシル、アシルオキシ、アルコキシカルボニル、カルボキシル、アミノ、モノアルキルアミノ、ジアルキルアミノからなる群からの同一もしくは異なった置換基によってモノ−ないしノナ−置換されたC〜C10−シクロアルキル;もしくは、場合によっては、ハロゲン、ニトロ、シアノ、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、ハロアルキルチオ、アシル、アシルオキシ、(アルコキシ)カルボニル、カルボキシル、アミノ、モノアルキルアミノおよびジアルキルアミノからなる群からの同一もしくは異なった置換基によりモノ−もしくはポリ置換されたフェニルにより置換されており、
Aは、NもしくはCHを表し、
そして
Bは、NもしくはCHを表すが、
ただし、AおよびB基の内の少なくとも一つはNを表す。
本発明による方法はさらに、式(I)の化合物の塩および/または酸付加化合物、たとえばそれらのヒドロハライド、ヒドロホスフェートもしくはヒドロスルフェートを調製するのにも役立つが、それはたとえば、式(II)の対応する塩および/または酸付加化合物を使用することも可能である。
本発明による方法を実施するには、式(II)の化合物を使用する。それらの、一般的な、好適な、特に好適な、そして極めて特に好適な意味合いに関して言えば、式(II)における置換基R、AおよびBが、上述のような、式(I)における置換基R、AおよびBの対応する意味合いに対応している。
本発明による方法を実施するのに好適な求電子試薬としては、たとえば、ハロゲンたとえばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素、アルデヒドたとえばベンズアルデヒド、シクロヘキサンカルブアルデヒド、ニトリルたとえばシクロヘキサンカルボニトリル、もしくはアミドたとえばワインレブ(Weinreb)アミドなどが挙げられる。求電子試薬として使用するのに好ましいのは、塩素、臭素、ヨウ素およびアルデヒド、またはそれらの混合物である。それらの求電子試薬は一般に、アゾール(II)を基準にして、0.5〜15当量の量で使用される。アゾールを基準にして好ましくは1〜5当量、特に好ましくは1.1〜3当量の求電子試薬とする。
本発明による方法は、一般的には0℃〜100℃の間、好ましくは15℃〜80℃の間、特に好ましくは20℃〜50℃の間の温度で実施する。
好適な溶媒としては、強い塩基性環境によっても影響を受けたり分解されたりすることがない慣用される各種の有機溶媒が挙げられるが、たとえば、石油エーテル、n−オクタン、n−ペンタン、n−ヘキサン、シクロヘキサン、トルエン、ベンゼン、THF、ジエチルエーテル、メチルt−ブチルエーテル、ジグライム、メタノール、エタノール、イソプロパノール、n−ブタノール、CHCl、CHClなどである。2種以上の溶媒の混合物もまた使用することができる。溶媒に応じて、単相または二相系が得られる。ある種のケースでは、有機溶媒をまったく添加することなく、基質によって有機相を形成させることにより反応を実施させることも可能である。トルエン、n−ヘキサン、シクロヘキサン、ジエチルエーテル、メチルt−ブチルエーテルまたはTHFを使用するのが好ましい。
本発明による方法を実施するのに好適な塩基は、たとえば、アルカリ金属の水酸化物、リン酸塩、アルコキシドおよび炭酸塩、ならびにそれらの混合物である。アルカリ金属水酸化物である、NaOHおよびKOHの群から、ならびに炭酸塩である、CsCO、CaCO、MgCOの群からのものが、特に好適である。極めて特に好ましいのはNaOHおよび/またはKOHの水溶液であって、好ましくは20%濃度〜60%濃度のNaOH水溶液、特に好ましくは30%濃度〜55%濃度のNaOH水溶液を使用する。塩基は、基質を基準にして過剰に、基質の1当量あたり好ましくは1〜100当量、特に好ましくは10〜60当量で使用する。
本発明による方法は、相間移動触媒またはその他の表面活性添加物の存在下に実施することができる。好適な相間移動触媒例としては、15−クラウン−5、18−クラウン−6、硫酸水素テトラブチルアンモニウム、臭化テトラブチルアンモニウム、塩化テトラブチルアンモニウム、臭化テトラオクチルアンモニウム、塩化テトラオクチルアンモニウム、塩化メチルトリデシルアンモニウム、塩化メチルトリオクチルアンモニウム(アリクアット(Aliquat)336)、および塩化メチルトリブチルアンモニウムが挙げられる。塩化メチルトリオクチルアンモニウム(アリクアット336)および塩化メチルトリブチルアンモニウムまたはそれらの混合物が好ましい。
表面活性添加物の例としては、モレキュラーシーブ、シリカゲルまたはアルミナ粉末が挙げられる。
相間移動触媒は、基質を基準にして、0.01〜5モル%、好ましくは0.3〜3モル%の量で使用することができる。
反応は、その反応物質が充分に混合できるような各種の撹拌速度で実施することができる。本明細書においては、たとえばウルトラ−ツラックス(Ultra−Turrax)を使用したときに得られるような10 000回転/分を超える撹拌速度であれば有利ではあるが、すべての場合にこのような速度が必要な訳ではない。
有利には、その反応を超音波浴の中で実施することも可能である。
出発物質の溶液または懸濁液を、ある時間かけて塩基性溶液と撹拌するのが有利であり、次いで(適切であれば、適当な溶媒中に分散させた)求電子試薬を適切な速度で計量仕込みし、その混合物をさらにある程度の時間撹拌する。最適な条件はその基質、その反応性、および溶解性に依存するので、それぞれの場合に応じて決めなければならないが、それらは通常、数分ないしは数時間の範囲である。
これまでに採用されてきた方法に比較すると、本発明による方法は、多くの利点を有している。それは、極めて安価な溶媒中で実施することができる。基質によっては、その反応は、冷却も加熱も必要としない。室温が最も好適な温度である場合も存在する。その反応は迅速に進行する。使用する塩基は極めて安価なもので、容易に入手することができる。使用する反応剤たとえば臭素またはヨウ素は、容易に入手可能である。その反応の調節と最適化は、反応物質を適切な量とし、溶媒を選択することにより可能となる。その反応は、より大きなスケールに容易に移すことができる。いくつかの例においては、反応生成物が高収率および純度で形成され、さらなる精製を必要としない。
以下に、説明のために本発明による例を挙げる。
[実施例]
1. 1−ベンジル−5−ヨード−1H−テトラゾールの合成
0.50gの1−ベンジル−1H−テトラゾールを10mLのヘキサンの中に懸濁させ、10mLの50%濃度の水酸化ナトリウム水溶液を添加し、その混合物を充分に撹拌する。10mLのテトラヒドロフランの中に溶解させた1.18gのヨウ素を、15分かけて滴下により加える。反応が終了した後で、その混合物を分液ロートに移し替え、酢酸エチルを用いてその水相を抽出し、有機相を合わせて水および塩水を用いて洗浄し、硫酸ナトリウムを用いて乾燥させる。溶媒を除去すると、ベージュ色の結晶物が得られるので、それをシリカゲルカラム(移動相:酢酸エチル/n−ヘキサン(35/65))上で精製すると、0.60gの純粋な反応生成物が得られる(融点:122℃、収率:67%)。
2. 1−ベンジル−5−ヨード−1H−テトラゾールの合成
10gの1−ベンジル−1H−テトラゾールを200mLのTHFの中に溶解させ、200mLの50%濃度の水酸化ナトリウム水溶液を添加し、その混合物を充分に撹拌する。テトラヒドロフラン中に溶解させた23gのヨウ素を、15分かけて滴下により加える。反応が終了した後で、その混合物を分液ロートに移し替え、酢酸エチルを用いてその水相を抽出し、有機相を合わせて水および塩水を用いて洗浄し、硫酸ナトリウムを用いて乾燥させる。溶媒を除去すると、ベージュ色の結晶物の、16.2gの純粋な反応生成物が得られる(融点:122℃、収率:91%)。
3. 1−ベンジル−5−ブロモ−1H−テトラゾールの合成
1.00gの1−ベンジル−1H−テトラゾールを10mLのトルエンの中に溶解させ、10mLの50%濃度の水酸化ナトリウム水溶液を添加し、その混合物を充分に撹拌する。10mLのトルエンの中に溶解させた2.37gの臭素を、15分かけて滴下により加える。反応が終了した後で、その混合物を分液ロートに移し替え、酢酸エチルを用いてその水相を抽出し、有機相を合わせて水および塩水を用いて洗浄し、硫酸ナトリウムを用いて乾燥させる。溶媒を除去し、シリカゲルカラム上で精製すると、1.09gの純粋な反応生成物が得られた(融点:54℃、収率:73%)。
4. 1−n−オクチル−5−ヨード−1H−テトラゾールの合成
0.50gのn−オクチル−1H−テトラゾールを10mLのTHFの中に溶解させ、10mLの50%濃度の水酸化ナトリウム水溶液を添加し、その混合物を充分に撹拌する。10mLのテトラヒドロフラン中に溶解させた1.04gのヨウ素を、15分かけて滴下により加え、その混合物をさらに1時間撹拌する。反応が終了した後で、その混合物を分液ロートに移し替え、酢酸エチルを用いてその水相を抽出し、有機相を合わせて水および塩水を用いて洗浄し、硫酸ナトリウムを用いて乾燥させる。精製により0.19gの純粋な反応生成物が得られたが、それは、静置すると結晶化する(融点:40℃、収率:22%)。
5. 1−n−オクチル−5−ヨード−1H−テトラゾールの合成
0.50gのn−オクチル−1H−テトラゾールを10mLのトルエンの中に溶解させ、10mLの50%濃度の水酸化ナトリウム水溶液を添加し、その混合物を充分に撹拌する。10mLのトルエン中に懸濁させた1.04gのヨウ素を、15分かけて滴下により加え、その混合物をさらに1時間撹拌する。反応が終了した後で、その混合物を分液ロートに移し替え、酢酸エチルを用いてその水相を抽出し、有機相を合わせて水および塩水を用いて洗浄し、硫酸ナトリウムを用いて乾燥させる。精製により0.17gの純粋な反応生成物が得られたが、それは、静置すると結晶化する(融点:40℃、収率:20%)。
6. 1−n−オクチル−5−ヨード−1H−テトラゾールの合成
0.50gのn−オクチル−1H−テトラゾールを10mLのトルエンの中に溶解させ、10mLの50%濃度の水酸化ナトリウム水溶液を添加し、0.02mLのアリクアット(Aliquat)を添加し、その混合物を充分に撹拌する。10mLのトルエン中に懸濁させた1.04gのヨウ素を、15分かけて滴下により加え、その混合物をさらに1時間撹拌する。反応が終了した後で、その混合物を分液ロートに移し替え、酢酸エチルを用いてその水相を抽出し、有機相を合わせて水および塩水を用いて洗浄し、硫酸ナトリウムを用いて乾燥させる。精製により0.30gの純粋な反応生成物が得られたが、それは、静置すると結晶化する(融点:40℃、収率:35%)。
7. (1−ベンジル−1H−テトラゾル−5−イル)(フェニル)メタノールの合成
1.00gの1−ベンジル−1H−テトラゾールを10mLのTHFの中に溶解させ、10mLの50%濃度の水酸化ナトリウム水溶液を添加し、その混合物を1時間充分に撹拌する。10mLのTHFに溶解させた0.944gのベンズアルデヒドを、15分かけて滴下により加える。反応が終了した後で、その混合物を分液ロートに移し替え、酢酸エチルを用いてその水相を抽出し、有機相を合わせて水および塩水を用いて洗浄し、硫酸ナトリウムを用いて乾燥させる。溶媒を除去し、シリカゲルカラム上で精製すると、0.60gの純粋な反応生成物が得られる(融点:81℃、収率:36%)。
8. (1−ベンジル−1H−テトラゾル−5−イル)(シクロヘキシル)メタノールの合成
5.6gの1−ベンジル−1H−テトラゾールを10mLのTHFの中に溶解させ、10mLの50%濃度の水酸化ナトリウム水溶液を添加し、その混合物を1時間充分に撹拌する。10mLのTHFに溶解させた5.6gのシクロヘキサンアルデヒドを、15分かけて滴下により加える。さらに20分間撹拌して反応が終了した後で、その混合物を分液ロートに移し替え、酢酸エチルを用いてその水相を抽出し、有機相を合わせて水および塩水を用いて洗浄し、硫酸ナトリウムを用いて乾燥させる。溶媒を除去し、シリカゲルカラム上で精製すると、3.0gの無色の粘稠な油状物が得られる(R:1.5056、収率:32%)。

Claims (7)

  1. 一般式(I)
    Figure 2008542408
    [式中、
    Aは、N、CH、またはCRを表し、
    Bは、N、CH、またはCRを表すが、
    ただし、AおよびB基の内の少なくとも一つはNを表し、
    は、水素を表すか、またはそれぞれのケースにおいて場合によっては置換されたアルキル、アルケニル、アルキニルもしくはフェニルを表し、
    は、F、Cl、Br、I、OH、SH、CN、SCNを表すか、または、それぞれのケースにおいて場合によっては置換されたアルキル、シクロアルキル、フェネチル、ベンジル、アシル、チオアシル、ヒドロキシメチレンもしくはメチレンチオールを表し、
    は、それぞれのケースにおいて場合によっては置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、フェニルもしくはフェネチルを表し、そして
    は、それぞれのケースにおいて場合によっては置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、フェニルもしくはフェネチルを表す]の置換されたアゾールおよび/またはそれらの塩および/またはそれらの酸付加化合物を調製するための方法であって、
    式(II)
    Figure 2008542408
    [式中、
    A、B、およびRは上述の式(I)で定義されたものである]の化合物および/またはそれらの塩および/またはそれらの酸付加化合物を、
    少なくとも1種の求電子試薬と、0℃〜100℃の間の温度で、少なくとも1種の塩基の存在下、適切であれば相間移動触媒もしくは表面活性添加物の存在下、さらに適切であれば1種の溶媒または溶媒混合物の存在下に反応させることによる方法。
  2. 使用される前記求電子試薬が、ハロゲン、アルデヒド、ニトリル、アミド、またはそれらの混合物の群からの化合物であることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 前記求電子試薬が、アゾール(II)を基準にして、0.5〜15当量の量で使用されることを特徴とする、請求項1および2のいずれか一項に記載の方法。
  4. 採用される前記塩基が、化合物(II)の1当量あたり1〜100当量の量の、アルカリ金属の水酸化物、リン酸塩、アルコキシドもしくは炭酸塩またはそれらの混合物であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 使用される前記相間移動触媒が、15−クラウン−5、18−クラウン−6、硫酸水素テトラブチルアンモニウム、臭化テトラブチルアンモニウム、塩化テトラブチルアンモニウム、臭化テトラオクチルアンモニウム、塩化テトラオクチルアンモニウム、塩化メチルトリデシルアンモニウム、塩化メチルトリオクチルアンモニウム(アリクアット336)、塩化メチルトリブチルアンモニウム、またはそれらの混合物からなる群からの化合物であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記相間移動触媒が、化合物(II)を基準にして、0.01〜5モル%の量で採用されることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 使用される前記溶媒が、トルエン、n−ヘキサン、シクロヘキサン、ジエチルエーテル、メチルt−ブチルエーテル、THF、またはそれらの混合物であることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
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