JP2008540689A - 哺乳動物の初乳又は乳汁由来の乳清分離分画を含む成長促進用食品組成物 - Google Patents

哺乳動物の初乳又は乳汁由来の乳清分離分画を含む成長促進用食品組成物 Download PDF

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Abstract

本発明は哺乳動物の初乳又は乳汁由来の乳清分離分画(fraction isolated from whey)を含む成長促進用食品組成物に関するものである。より具体的には本発明は哺乳動物の初乳又は乳汁由来の乳清から分離され、α−ラクトアルブミン及びβ−ラクトグロブリンが除去された1KD〜30KDの分子量を有する、乳清分離分画を含む成長促進用食品組成物、前記食品組成物を、それらを必要とする哺乳動物に有効量で投与することを含む成長促進方法及び前記成長促進用食品組成物を製造する為の乳清分離分画の用途に関するものである。
【選択図】図1

Description

本発明は哺乳動物の初乳又は乳汁由来の乳清分離分画を含む成長促進用食品組成物に関する。より具体的には本発明は哺乳動物の初乳又は乳汁由来の乳清から分離され、α−ラクトアルブミン及びβ−ラクトグロブリンが除去された1KD〜30KDの分子量を有する、乳清分離分画を含む成長促進用食品組成物、前記食品組成物を、それらを必要とする哺乳動物に投与することを含む、成長促進方法及び前記成長促進用食品組成物を製造する為の乳清分離分画の用途に関するものである。
最近の社会は持続的な経済成長と食習慣の西欧化、栄養状態の改善等により、小児及び青少年の成長発育が大きく増加する趨勢である。さらに、マスメディアを通じて背丈の高いことを選好する社会的雰囲気が形成されることにより、大部分の人達が成長に多くの関心を有している。
成長とは、人間の身体を成している細胞の数が増加し、細胞の大きさが大きくなりながら背丈が高くなることをいう。背丈が高くなるというのは小児及び青少年期にのみ存在する特別な組織である成長板内造骨細胞等の爆発的な分化、発達及び増殖による結果として、骨が伸び骨の周囲に筋肉が発達することをいう。特に、このような過程は成長ホルモンの作用により起る。
一方、今まで成長を促進する為の方法としては、成長ホルモン製剤投与法、イリジャノフ手術法及び健康補助食品服用法等が利用されてきた。しかしながら、前記成長ホルモン製剤投与法は、成長ホルモンが不足する人の場合には優れた効果を呈するものの、ホルモン分泌が正常な大多数の人達には末端肥大症、成長ホルモン抗体形成、全身性アレルギー反応、甲状腺機能低下症等の多くの副作用を引起こす問題点がある。さらに、イリジャノフ手術は、足の骨を切断して延ばす手術であり、患者の苦痛及び費用の面で一般人に適用するには多くの無理があり、成長促進用健康補助食品は科学的に検証されていない場合が大部分である。
乳清は哺乳動物の乳汁より分離されるものであり、主に、チーズやカゼイン製造の際収得される液状の副産物である。一般的に、チーズ製造の際原料乳の85〜90%が乳清として収得されることが知られている。前記乳清は乳加工業、特に、チーズ工業の発達により年々その生産量が漸次増加しているものの、一部が飼料として利用されるのみで産業的に活用度が微々たるもので、大部分が廃棄されているのが実情である。最近に至り乳清に蛋白質、乳糖、無機質及び水溶性ビタミンのような有用な成分等が含まれていることが知られるようになり、それを利用する為の多様な研究が進められている。つまり、乳清を含む飲料を製造したり、又は乳清チーズ、乳清バター、乳清粉末及び濃縮乳清等に製造して、製菓原料や発酵工業原料に利用しようとする研究がなされている。
しかしながら、このような努力にも拘らず前記乳清は加工に対する限界により、大部分が廃棄されているのが実情である。
発明の詳細な説明
ここに、本発明者等は副作用がなく成長を効果的に促進し得る活性を有する食品を開発する為に長年研究した結果、哺乳動物の初乳又は乳汁由来の乳清から分離した、1KD〜30KDの分子量を有する乳清分離分画が成長を促進させる活性を有することを確認することにより、本発明を完成した。
従って、本発明の目的は哺乳動物の乳清から分離された乳清分離分画を含む成長促進用食品組成物を提供することである。
さらに、本発明の他の目的は前記食品組成物を、それらを必要とする哺乳動物に投与することを含む成長促進方法を提供することである。
さらに、本発明の他の目的は前記成長促進用食品組成物を製造する為の、乳清分離分画の用途を提供することである。
前記のような本発明の目的を達成する為に、本発明は哺乳動物の乳清から分離された乳清分離分画を含む成長促進用食品組成物を提供する。
さらに、本発明は前記食品組成物を、それらを必要とする哺乳動物に投与することを含む成長促進方法を提供する。
さらに、本発明は前記成長促進用食品組成物を製造する為の、乳清分離分画の用途を提供する。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明による食品組成物に含まれる乳清分離分画は、哺乳動物の乳清から分離されたものであって、α−ラクトアルブミン及びβ−ラクトグロブリンが除去され、1KD〜30KDの分子量を有することを特徴とする。
好ましくは、本発明の組成物に含まれる乳清分離分画は、(a)哺乳動物の乳汁から脂肪とカゼインを除去して乳清を収得する段階;
(b)前記(a)段階の乳清からα−ラクトアルブミンとβ−ラクトグロブリンを除去する段階;及び
(c)前記(b)段階のα−ラクトアルブミン及びβ−ラクトグロブリンが除去された乳清から、1KD〜30KDの分子量を有する分画を分離して収得する段階を含む方法により製造できる。
前記(a)段階における哺乳動物とは、乳汁を分泌する全ての動物を意味し、例えば、ウシ、ヤギ、ヒツジ、ヒト等が含まれる。本発明では特にウシが好ましい。
さらに、前記(a)段階における乳汁は初乳が好ましい。前記初乳は哺乳動物が分娩後3日までの母体の乳腺を通じて分泌される乳汁成分をいう。
さらに、前記(a)段階は(i)哺乳動物の乳汁を遠心分離してクリーム層を除去することにより、脱脂乳を収得する段階;及び
(ii)前記(i)段階の脱脂乳のpHを4〜5に調整してカゼインを凝固させ、遠心分離して上澄液を収得する段階でなされたものが好ましい。
前記(b)段階でのα−ラクトアルブミン及びβ−ラクトグロブリンの除去は、当業界で公知の蛋白質の分離方法、好ましくは、蛋白質の等電点を利用した分離方法を利用して実施し得る。前記蛋白質の等電点を利用した分離方法としては、電気泳動法、塩析法及びイオン交換クロマトグラフィー法等がある。
前記電気泳動法は蛋白質分子の電荷を利用した分離・分析法である。蛋白質分子は一般的に、等電点以外のpHではプラス又はマイナスの電荷を有していて、一定したpHの緩衝液の中で直流電流を印加すると陽極又は陰極方向に移動する。つまり、前記電気泳動法はこのような原理を利用して、蛋白質分子の電荷量及び分子の大きさにより電場の中で移動する速度が異なる点を利用して、分離・分析する方法である。
前記塩析法は水に溶解し易い塩(硫酸アンモニウム等)を蛋白質混合液に加えて、イオン強度を増加させることにより蛋白質を沈澱させて分離する方法である。
前記イオン交換クロマトグラフィーは蛋白質が適当なpH条件下ではプラス又はマイナスの電荷を有する特徴を利用して、カラムに高分子電解質を充填剤として入れ、各種蛋白質の電荷量と充填剤とのイオン相互作用の差により、蛋白質を分画する方法である。
好ましくは、前記(b)段階でのα−ラクトアルブミン及びβ−ラクトグロブリンの除去は、塩析法を利用して行うことができ、より好ましくは、(i)前記(a)段階の脂肪とカゼインが除去された乳清のpHを5.0〜7.0に調整し、前記pHを再度2.5〜4.2に調整することにより、α−ラクトアルブミンを沈澱させ、上澄液を収得する段階;及び
(ii)前記(i)段階で収得した上澄液のpHを4.5〜7.0に調整し、β−ラクトグロブリンを沈澱させ、上澄液を収得する段階でなされた塩析法により行われる。
前記にてpHの調整は、塩基性化合物又は酸性化合物を添加することにより行われる。塩基性化合物としては、これに限定はされないものの、クエン酸一ナトリウム、クエン酸二ナトリウム、クエン酸三ナトリウム、水酸化ナトリウム及び水酸化カリウムからなる群より選ばれたものを使用できる。酸性化合物としてはこれに限定はされないものの、クエン酸、塩酸、硫酸及び硝酸からなる群より選ばれたものが使用できる。
上述した塩析法により、乳清分離分画を製造する場合、乳汁の中に一般的に、モノマーの形態で存在していたα−ラクトアルブミンとβ−ラクトグロブリンが重合体の形態に転換され、沈澱が形成されることにより乳清からα−ラクトアルブミンとβ−ラクトグロブリンを容易に除去できるようになる。
前記(c)段階で1KD〜30KDの分子量を有する乳清分離分画の分離は、当業界で公知の蛋白質の分子量の大きさによる分離方法を利用することができ、好ましくは、限外濾過又はゲル濾過方法を利用することもできる。
さらには、本発明の組成物に含まれる乳清分離分画は、前記(c)段階で収得した分画を乾燥して粉末化する段階を追加して行うことにより収得されるものでもあり得る。前記乾燥方法としては当業界で公知の方法を利用することができ、好ましくは、噴霧乾燥、熱風乾燥及び凍結乾燥からなる群より選ばれた方法が利用できる。
前記のような方法により製造された乳清分離分画は、成長を促進させる活性がある。より具体的には前記乳清分離分画は体重を増加させ、大腿骨の長さを伸長させ、血清内のインシュリン様成長因子−I及び成長ホルモンの生成を促進する活性がある。
前記インシュリン様成長因子(Insulin−like Growth Factor;IGF)は成長を促進する作用を有するペプチドであり、大別してIGF−IとIGF−IIの2つの群に分類される。前記IGF−Iは70個のアミノ酸からなるポリペプチドホルモンであり、ヒトの血漿に存在して成長ホルモンの成長促進作用を媒介する。前記IGF−Iは特に出生後の成長に重要な役割を担っている。IGF−IIは67個のアミノ酸からなるポリペプチドホルモンであり、長期的には分裂促進効果を有し、短期的には代謝促進効果を有している。
前記成長ホルモン(Growth hormone)は、脳の脳下垂体前葉において分泌されるホルモンであり、血液中に少量含有されながら肝臓において成長を促す因子に転換される。このような成長ホルモンは、骨の先で成長板の軟骨細胞分化を刺戟して、直接的に骨の成長を促進するのみならず、肝臓及び腎臓等に作用してインシュリン様成長因子等の生成を促進することにより、蛋白質の吸収を促進して筋肉を成長させ、軟骨細胞の増殖を刺激して骨の成長を促す。
本発明の一実験例では、一般食餌又は本発明の乳清分離分画が濃度別に含まれた実験食餌を成長期の白鼠に摂取させた後、体重(実験例<1−2>参照)及び大腿骨の長さの変化を測定した(実験例<1−3>参照)。その結果、本発明に伴う乳清分離分画を含む実験食餌を摂取させた白鼠の場合、一般食餌を摂取させた対照群に比べて体重が増加し(表2参照)、大腿骨の長さが伸長することが示された(表3及び図1参照)。
さらには、本発明の他の実験例では一般食餌又は本発明の乳清分離分画が濃度別に含まれた実験食餌を成長期の白鼠に摂取させ、血清内IGF−I(実験例<1−4>参照)及び成長ホルモンの濃度を測定した(実験例<1−5>参照)。その結果、本発明に伴う乳清分離分画を含む実験食餌を摂取させた白鼠の場合、一般食餌を摂取させた対照群に比べて血清内IGF−I濃度(表4及び図2参照)及び成長ホルモン濃度が増加したことが示された(表5及び図3参照)。
前記実験結果から本発明者等は本発明の乳清分離分画が成長を促進する活性を有することを確認できた。
従って、本発明は前記乳清分離分画を含む成長促進用食品組成物を提供する。好ましくは、本発明の食品組成物は成長期の幼小児及び青少年の成長及び骨格形成促進に効果的である。
前記本発明の食品組成物は機能性食品(functional food)、栄養補助剤(nutritional supplement)、健康食品(health food)及び食品添加剤(food additives)等の全ての形態を含む。前記類型の食品組成物は当業界で公知の通常的な方法により多様な形態で製造できる。
例えば、健康食品としては本発明の乳清分離分画自体を、お茶、ジュース及びドリンクの形態で製造して飲用に供するか、又はペースト化、顆粒化、カプセル化、錠剤化及び粉末化して摂取することができる。
さらに、前記乳清分離分画は粉末又は濃縮液形態で製造して、幼小児及び青少年の成長促進を目的とする食品に添加できる。例えば、飲料、果実及びその加工食品(例:果物缶詰、瓶詰、ジャム、マーマレード等)、魚類、肉類及びその加工食品(例:ハム、ソーセージ、コーンビーフ等)、パン類及び麺類(例:うどん、そば、ラーメン、スパゲッティ、マカロニ等)、果汁、各種ドリンク、クッキー、乳製品(例:バター、チーズ等)、食用植物油脂、マーガリン、植物性蛋白質、レトルト食品、冷凍食品、各種調味料(例:味噌、醤油、ソース等)等に添加できる。
本発明の食品組成物の内、乳清分離分画の含量は特に制限されるものではないものの、食品全体の重量を基準に0.01〜90%、好ましくは、0.1〜50%の比率で含まれ得る。さらには、本発明の食品組成物は乳清分離分画成分以外に、微量のミネラル、ビタミン、脂質、糖類及び公知の成長促進活性を有する成分等を追加して含め得る。
前記ミネラルはカルシウム、鉄等成長期に必要とする栄養成分が含まれ、ビタミンとしてはビタミンC、ビタミンE、ビタミンB、ビタミンB、ビタミンB等が含められる。脂質としてはアルコキシグリセロール又はレシチン等が含められ、糖類としては、プラクトオリゴ糖等が含まれる。
好ましくは、本発明の食品組成物は本発明の乳清分離分画0.1〜50重量%、食用乳清カルシウム0.5〜60重量%、アルコキシグリセロール粉末0.01〜30重量%、レシチン粉末0.1〜80重量%、乳蛋白加水分解物粉末0.01〜35重量%、クロレラ抽出物粉末0.01〜20重量%、フラクトオリゴ糖0.1〜50重量%、ヘム鉄0.01〜35重量%、ビタミン類0.001〜20重量%及び乳糖0.1〜99重量%からなる。
前記食用乳清カルシウムは牛乳乳清の内、主に無機質成分を濃縮したものにして、カルシウムの他にも水溶性ビタミン類や、非蛋白質形態の窒素化合物を含み、カルシウム供給と共に有用な微量栄養成分を提供する。
前記アルコキシグリセロール粉末は、鮫の肝油から抽出して製造されたものであり、ヒトの骨髄細胞を刺激して白血球、血小板等ヒトの免疫因子の生成を促進させる生体防御因子である。
前記レシチン粉末は複合脂質の一種であるリン脂質の主成分であり、大豆や卵黄から分離して製造されたものである。前記レシチンはコレステロールの主な機能である体内細胞膜を構成し、細胞信号伝達体系で重要な役割をする中性脂肪と共に、体内で最も多く使用される重要脂肪成分である。
前記乳蛋白加水分解物粉末は乳蛋白を酵素又は酸で加水分解し、食用に適するように加工したものであり、カルシウムの体内吸収を促進する、カゼインホスホペプチド(CPP)が含まれている。従って、本発明の組成物に前記乳蛋白加水分解物を添加して、本発明の乳清分離分画の成長促進効果が相乗作用を表すようにすることができる。
前記クロレラ抽出物粉末はクロレラを熱水抽出後遠心分離して、食餌繊維等のようなクロレラ菌体の不溶性物質を除去して有用物質である蛋白質、アミノ酸、糖類、水溶性ビタミン、無機塩類、核酸関連物質等を抽出して濃縮したものである。特に、前記クロレラ抽出物には、小児の成長促進効果を有するCGFという成長因子が含まれている。
前記ヘム鉄は、ウシ、ブタの血液を酵素等で処理して分離した、ヘム蛋白部分を食用に適するように精製して鉄分強化の目的で使用されるものである。
前記ビタミン類はビタミンC、ビタミンE、ニコチン酸アミド、ビタミンA、ビタミンB、ビタミンB、及びビオチンからなされたものであることもあり得、前記ビタミン類等は全てカルシウムの吸収を促進させる作用をする。
前記乳糖は、脱脂牛乳又は乳清から炭水化物成分のみを分離して粉末化したものをいう。
さらに、本発明は前記乳清分離分画を含む成長促進用食品組成物、又は乳清分離分画成分以外に微量のミネラル、ビタミン、脂質、糖類及び公知の成長促進活性を有する成分等を追加して含む食品組成物を、それらを必要とする哺乳動物に有効量で投与することを含む成長促進方法を提供する。
好ましくは、前記成長促進は体重増加、骨の長さの増加、内在性IGF−I水準の増加及び内在性成長ホルモン水準の増加によるものであることを特徴とする。
前記にて哺乳動物としては特に限定はされないものの、例えば、ヒト、ウシ、ウマ、ブタ、齧歯類、ヤギ等が挙げられる。好ましくは、前記哺乳動物はヒトである場合もあり得て、より好ましくは、成長期の健康な幼小児及び青少年の場合もあり得る。
前記有効量とは哺乳動物の成長が促進できる程度の量をいい、好ましくは、0.1mg/体重kg/day〜1000mg/体重kg/dayの場合もあり得る。
さらに、前記にて投与は経口投与が好ましい。
さらに、本発明は上述した成長促進用食品組成物を製造する為の哺乳動物の乳清から分離され、α−ラクトアルブミン及びβ−ラクトグロブリンが除去された1KD〜30KDの分子量を有する乳清分離分画の用途を提供する。
前記乳清分離分画は前記に記載されたような方法で製造することができる。
以下、本発明を実施例により詳細に説明する。
但し、下記実施例は本発明を例示するものにして、本発明の内容がこれに限定されるものではない。
<実施例1>
本発明の乳清分離分画の製造
分娩後48時間の間分泌されるウシの初乳を収集後遠心分離して、クリーム層を除去することにより、脂肪が除去された脱脂初乳を製造した。前記脱脂初乳に1N塩酸を添加してpHを4.6に調整することにより、カゼインを凝固させ、遠心分離して上澄液である初乳乳清を収得した。分離された乳清に1.5Mクエン酸三ナトリウム(trisodium citrate)を添加してpHを5.5に調整し、さらに、1.5Mクエン酸(citric acid)を添加してpHを3.9に調整して、35℃で150分間加熱し、α−ラクトアルブミンを沈澱させた。これを遠心分離してα−ラクトアルブミンを除去して上澄液を回収した。上澄液に1N NaOHを添加してpH4.5に調整することにより、β−ラクトグロブリンを沈澱させ遠心分離して上澄液を収得した。収得した上澄液を30KD限外濾過膜を通過させ、濾過液を得た後前記濾過液を再度1KD限外濾過膜を通過させて残留物を得た。前記残留物を凍結乾燥して粉末状態の1KD乃至30KDの分子量を有する乳清分離分画を収得した。
<実験例1>
動物モデルを利用した乳清分離分画の成長促進効果調査
<1−1>乳清分離分画の供給
成長期のSD(Sparague−Dawley)雄白鼠(3週齢、体重50〜65g)28匹を1週間の間適応させ、7匹ずつ4グループに分けて実験に使用した。実験の際、飼育条件としては、温度23±1℃、湿度40〜60%及び明暗周期を12時間とした。適応期間である1週間は一般食餌と水を制限なく供給し、実験期間である6週間は各実験群別に製造された食餌を水と共に制限なく供給した。
対照群には、食餌内蛋白質が20重量%含まれた一般食餌を供給し、蛋白質供給源としてはカゼインを用いた。実験群には食餌内総蛋白質含量が20重量%になるように、実施例1の乳清分離分画とカゼインを混合して供給した。つまり、一般食餌に蛋白質供給源として乳清分離分画0.05重量%とカゼイン19.95重量%(実験群1)、乳清分離分画0.5重量%とカゼイン19.5重量%(実験群2)及び乳清分離分画5重量%とカゼイン15重量%(実験群3)をそれぞれ混合して供給した(表1参照)。
1)210025 AIN−93G 無機質ミキス(mineral mix)
2)310025 AIN−VX ビタミンミキス(vitamin mix)
<1−2>乳清分離分画の摂取に伴う実験動物の体重変化
実験例<1−1>の各グループの食餌投与前体重と6週間食餌投与後、体重を測定した。測定値は統計処理して平均値と標準偏差を計算し、測定された体重から下記式を利用して体重増加量を計算した。
平均体重増加量=(実験完了時最終平均体重−実験開始時平均体重)
対照群と各実験群間の有意性検定はスチューデントT−テスト(Student T−test)を利用して統計処理した後、信頼区間(P value)が0.05より小さい場合、統計学的に有意な意味があるものと判定した。
実験結果は、本発明の乳清分離分画を摂取させた実験群の場合、対照群に比べて全て体重が増加していた。特に、乳清分離分画を5重量%含有した食餌を摂取させた実験群3の場合、対照群に比べて体重が有意に増加していた(表2参照)。
1)数値は平均±標準偏差を示したものである(n=7)。
**P<0.01において有意な差がある。
<1−3>乳清分離分画の摂取に伴う実験動物の大腿骨の長さの変化測定
前記実施例<1−1>で6週間の実験が完了した後、本発明の分離分画を摂取させた実験群及び対照群の左右大腿骨を摘出して、骨組織に付着している筋肉、脂肪、靭帯等を全て除去し、75℃の乾燥天火で3時間乾燥した後大腿骨の長さを測定した。
実験結果は、本発明の乳清分離分画を摂取させた実験群の場合、対照群に比べて摂取容量に依存的に大腿骨の長さが増加していた。特に、乳清分離分画0.5重量%と5重量%をそれぞれ含有した食餌を摂取させた実験群2及び実験群3の場合、実験動物の大腿骨の長さが対照群に比べて有意に増加していた(表3及び図1参照)。
1)数値は平均±標準偏差を示したものである(n=7)。
* P<0.05において有意な差がある。
** P<0.01において有意な差がある。
<1−4>乳清分離分画の摂取に伴う実験動物の血清内IGF−I濃度測定
本発明の乳清分離分画がIGF−Iの分泌を促進し、成長を促進させる効果があるか否かを確認する為に、前記実験例<1−1>において6週間の実験を完了した対照群及び実験群の血液を採取し、OCTEIA Rat IGF−1キット(IDS Co., USA)を使用して血清内IGF−Iの濃度を測定した。
つまり、試験管に血清25μLと放出試薬(Releasing reagent)100μLを入れ、18〜28℃で10分間反応させ、0.05%アジ化ナトリウム(sodium azide)を含むPBS(phospahte−buffered saline)1mLを入れて混合した。次に、96ウェルマイクロプレートに前記混合物を25μLずつ入れて、抗ラットIGF−1ビオチン(Anti−rat IGF−1 Biotin)100μLを添加し、18〜28℃で2時間マイクロプレート撹拌器(microplate shaker,500−700rpm)で反応させた。反応が完了した後、各ウェルを3回洗浄後酵素コンジュゲート(horseradish peroxidase)200μLを添加し、18〜28℃で30分間反応させて3回洗浄した。ここに、基質としてTMB(tetramethylbenzi dine)200μLを添加し、18〜28℃で30分間反応させてHCl 100μLを添加して反応を停止させ、マイクロプレートリーダー(ELx800, Bio−tec, USA)を利用して450nmで吸光度を測定した。
実験結果は、血清内IGF−Iの濃度は、本発明の乳清分離分画を摂取させた実験群の場合、対照群に比べて摂取容量に依存的に増加した。特に、乳清分離分画を0.5重量%及び5重量%の濃度で摂取させた実験群2及び実験群3の場合、血清内IGF−Iの濃度が対照群に比べて有意に高く表れた(表4及び図2参照)。
1)数値は平均±標準偏差を示したものである(n=7)。
* P<0.05において有意な差がある。
** P<0.01において有意な差がある。
<1−5>乳清分離分画の摂取に伴う実験動物の血清内成長ホルモン濃度測定
本発明の乳清分離分画が成長ホルモンの分泌を促進して成長を促進させる効果があるか否かを確認する為、前記実験例<1−1>で6週間の実験を完了した実験群及び対照群の血液を採取し、DSL−1900 ACTIVEキット(DSL Co.,USA)を利用して血清内成長ホルモン濃度をIRMA(immuno radio metric assay)法で測定した。
つまり、血清50μLを抗体がコーティングされたチューブに入れ、抗−hGH200μLを添加した。引続きチューブをカバーで覆い、室温で4時間、マイクロプレート撹拌器(180rpm)で反応させ、上澄液を除去して蒸留水を利用して3回洗浄した。その後γ−カウンター(COBRA5010、PACKARD、USA)を利用して1分間血清内成長ホルモンの濃度を測定した。
実験結果は、血清内成長ホルモンの濃度は本発明の乳清分離分画を摂取させた実験群の場合、対照群に比べて摂取容量に依存的に増加していた。特に、乳清分離分画を5重量%の量で摂取させた実験群3の場合、血清内成長ホルモンの濃度が対照群と比べて有意に高く表れた(表5及び図3参照)。
1)数値は平均±標準偏差を示したものである(n=7)。
** P<0.01において有意な差がある。
<実施例2>
乳清分離分画を含む成長促進用食品組成物の製造
実施例1で製造した乳清分離分画を含む成長促進用食品組成物を、下記表6のような組成比で配合して通常の方法により打錠及びコーティングして錠剤に製造した。
上述した通り、本発明の乳清分離分画は体重を増加させ、大腿骨の長さを伸長させ、インシュリン様成長因子−I及び成長ホルモンの生成を促進させる活性を有している。従って、前記乳清分離分画を含む食品組成物は成長期の幼小児及び青少年の成長を促進し得る。
図1は本発明の乳清分離分画の摂取に伴う実験動物の大腿骨の平均長さを測定した結果である。 実験群1:乳清分離分画0.05重量%を含む食餌を摂取させた群 実験群2:乳清分離分画0.5重量%を含む食餌を摂取させた群 実験群3:乳清分離分画5重量%を含む食餌を摂取させた群 図2は本発明の乳清分離分画の摂取に伴う実験動物の血清内IGF−Iの濃度を測定した結果である。 実験群1:乳清分離分画0.05重量%を含む食餌を摂取させた群 実験群2:乳清分離分画0.5重量%を含む食餌を摂取させた群 実験群3:乳清分離分画5重量%を含む食餌を摂取させた群 図3は本発明の乳清分離分画の摂取に伴う実験動物の血清内成長ホルモンの濃度を測定した結果である。 実験群1:乳清分離分画0.05重量%を含む食餌を摂取させた群 実験群2:乳清分離分画0.5重量%を含む食餌を摂取させた群 実験群3:乳清分離分画5重量%を含む食餌を摂取させた群

Claims (14)

  1. 哺乳動物の乳清から分離され、α−ラクトアルブミン及びβ−ラクトグロブリンが除去された1KD〜30KDの分子量を有する乳清分離分画を含む成長促進用食品組成物。
  2. 前記乳清分離分画が(a)哺乳動物の乳汁から脂肪とカゼインを除去して乳清を収得する段階;
    (b)前記(a)段階の乳清からα−ラクトアルブミンとβ−ラクトグロブリンを除去する段階;及び
    (c)前記(b)段階のα−ラクトアルブミン及びβ−ラクトグロブリンが除去された乳清から1KD〜30KDの分子量を有する分画を分離して収得する段階を含む方法により製造されたものであることを特徴とする第1項記載の食品組成物。
  3. 前記(a)段階が(i)乳汁を遠心分離し、クリーム層を除去して脱脂乳を収得する段階;及び
    (ii)前記(i)段階の脱脂乳のpHを4〜5に調整してカゼインを凝固させ、遠心分離して上澄液を収得する段階からなることを特徴とする第2項記載の食品組成物。
  4. 前記哺乳動物の乳汁がウシの初乳であることを特徴とする第2項又は第3項記載の食品組成物。
  5. 前記(b)段階のα−ラクトアルブミンとβ−ラクトグロブリンの除去が、電気泳動法、塩析法及びイオン交換クロマトグラフィー法からなる群より選ばれた方法により行われるものであることを特徴とする第2項記載の食品組成物。
  6. 前記(b)段階のα−ラクトアルブミンとβ−ラクトグロブリンの除去が、
    (i)前記(a)段階の脂肪とカゼインが除去された乳清のpHを5.0〜7.0に調整し、pHを再度2.5〜4.2に調整することにより、α−ラクトアルブミンを沈澱させ、上澄液を収得する段階;及び
    (ii)前記(i)段階の上澄液のpHを、4.5〜7.0に調整してβ−ラクトグロブリンを沈澱させ、上澄液を収得する段階からなる塩析法により行うことを特徴とする第2項記載の食品組成物。
  7. 前記(c)段階における1KD〜30KDの分子量を有する分画の分離が、限外濾過又はゲル濾過方法を利用して行うものであることを特徴とする第2項記載の食品組成物。
  8. 前記(c)段階で収得された1KD〜30KDの分子量を有する分画を乾燥して粉末化する段階を追加して含むことを特徴とする第2項記載の食品組成物。
  9. 第1項の乳清分離分画0.1〜50重量%、食用乳清カルシウム0.5〜60重量%、アルコキシグリセロール粉末0.01〜30重量%、レシチン粉末0.1〜80重量%、乳蛋白加水分解物粉末0.01〜35重量%、クロレラ抽出物粉末0.01〜20重量%、フラクトオリゴ糖0.1〜50重量%、ヘム鉄0.01〜35重量%、ビタミン類0.001〜20重量%及び乳糖0.1〜99重量%からなるものであることを特徴とする成長促進用食品組成物。
  10. 第1項の食品組成物を、それらを必要とする哺乳動物に有効量で投与することを含む成長促進方法。
  11. 前記成長促進が、体重増加、骨の長さ増加、内在性IGF−I水準の増加及び内在性成長ホルモン水準の増加によるものであることを特徴と第10項記載の方法。
  12. 前記投与が、経口投与であることを特徴とする第10項記載の方法。
  13. 前記哺乳動物が、ヒトであることを特徴とする第10項記載の方法。
  14. 第1項乃至第9項のいずれか1項に記載の成長促進用食品組成物を製造する為の、哺乳動物の乳清から分離され、α−ラクトアルブミン及びβ−ラクトグロブリンが除去された1KD〜30KDの分子量を有する乳清分離分画の用途。
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