JPH05320066A - 乳清由来の骨芽細胞増殖促進及び骨強化因子ならびに該因子を含有せしめた骨強化食品、医薬および飼料 - Google Patents

乳清由来の骨芽細胞増殖促進及び骨強化因子ならびに該因子を含有せしめた骨強化食品、医薬および飼料

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JPH05320066A
JPH05320066A JP4142170A JP14217092A JPH05320066A JP H05320066 A JPH05320066 A JP H05320066A JP 4142170 A JP4142170 A JP 4142170A JP 14217092 A JP14217092 A JP 14217092A JP H05320066 A JPH05320066 A JP H05320066A
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幸宏 高田
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  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 乳清あるいは乳清蛋白質に由来し、(i)乳清
由来の蛋白水溶液を80℃で10分間加熱しても沈澱を生ず
ることがなく、この上清から得られるか、(ii)乳清由来
の蛋白水溶液をpH1.5 〜3.5 にしてさらに食塩の最終濃
度を0.2M以上にすることによって沈澱を生じさせ、この
沈澱の水溶性画分を採取し、これを分画分子量3万以上
の限外濾過膜で処理して透過させることによって得られ
ること、あるいは (iii)乳清蛋白水溶液を分画分子量3
万以上の限外濾過膜で処理した画分を取り、これを前記
加熱または食塩処理して得られる食品、医薬、飼料。 【効果】 骨を強化し、骨関節疾患、特に骨粗鬆症の予
防あるいは治療に用いられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乳清由来の骨芽細胞増
殖促進及び骨強化因子に関する。本発明の因子は、飲食
品、医薬、動物飼料にその原料として加えて骨を強化し
骨関節疾患、特に骨粗鬆症の予防あるいは治療に有用で
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、高齢化に伴い、骨粗鬆症、骨折及
び腰痛等の各種骨疾患の患者が増加している。その原因
は次の様に解明されている。骨組織においては、たえず
骨の生成と分解吸収が営まれており若い時には骨生成と
分解吸収のバランスがとれているが、加齢に伴い種々の
原因でそのバランスが分解吸収に傾むく(アンカップリ
ングと呼ぶ)。このアンカップリングが長年にわたって
続くと骨組織がもろくなって前記の疾患を生じるとされ
る。従ってアンカップリングを防ぐことかできれば骨粗
鬆症、骨折、腰痛等を予防できることは判っている。従
来よりアンカップリングを防ぎ各種骨疾患の予防および
治療の方法として1)食事によるカルシウムの補給、
2)軽い運動、3)日光浴、4)薬物療法、の4種類が
行われてきた。食事によるカルシウムの補給には炭酸カ
ルシウム及び燐酸カルシウム等のカルシウム塩や牛骨
粉、卵殻及び魚骨粉等の天然カルシウム剤が使われてい
る。食品及び食品素材のこれまでの使用目的は全てカル
シウムの補給である。次に軽い運動についてはゲートボ
ールや30分程の散歩等が良いとされているが、体が弱っ
てくると軽い運動もやっかいなものである。まして寝た
きり老人になるとほとんど運動ができなくなる。3番目
の日光浴はビタミンD3 の補給という点で良いとされて
いるがこれだけでは不充分である。最後の薬物療法には
1α−ヒドロキシビタミンD3 、カルシトニン製剤等が
知られ、骨強化作用があるとされている。しかしこれら
は、化学物質を有効成分とする医薬品そのものであっ
て、食品素材として安全にしかも長期的にマイルドな条
件で摂取して骨を強化できる物質ではない。このように
食品素材に長期的にマイルドに安全に使われる骨強化作
用を有する物質についてその効力が確立されているもの
はまだ知られていない。
【0003】本発明者らはこのような物質を得るために
乳清蛋白中の骨強化因子の探索を続けてきた。すなわ
ち、乳、特に乳清の蛋白質画分を分画し、その画分から
骨を強化することのできる骨芽細胞増殖促進・骨強化画
分をえようと試みた。その結果、乳清蛋白の水溶性画分
から、逆浸透(PO)膜または電気透析(ED)等によ
り乳清由来の塩を除いた蛋白及びペプチド混合物に骨を
強化する作用があることを見いだした(特願平2-309504
号公報参照)。さらに本発明者らは、この乳清蛋白及び
ペプチド混合物(以下、乳清蛋白という)中の骨強化因
子の分画を試みた結果、エタノールで沈澱する画分、特
にその水溶性成分に骨芽細胞増殖因子及び骨強化因子が
存在することを見いだした(特願平3-356754号公報参
照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
乳清蛋白の分画の確立を続行し、さらに分画した、別の
面からみればより物性値が明らかになった画分に骨芽細
胞増殖促進・骨強化因子があることを見出し、本発明を
なすに至ったものである。従って、本発明の課題は、
乳、特に乳清から骨強化作用を有する画分を分離抽出
し、骨芽細胞増殖促進・骨強化因子を提供することにあ
る。さらに、本発明の課題は、このような因子を食品、
医薬、飼料に添加して骨を強化することのできる食品、
医薬及び飼料を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、乳清蛋白
の分画を前記のようにさらに試みたところ、次の画分に
骨芽細胞増殖促進及び骨強化因子が存在することを見出
した。すなわち、本発明は、次の特性を有する骨芽細胞
増殖促進及び骨強化因子に関する。
【0006】(1)乳清由来であること (2)乳清および/または乳清由来の蛋白水溶液を分画
分子量3万以上の限外濾過膜で限外濾過して透過させて
得られる水溶性画分に存在すること (3)分子量 5,000〜28,000ダルトン(SDS−ポリア
クリルアミドゲル電気泳動法による)の範囲にあること (4)等電点4〜9の範囲にあること
【0007】次の特性を有する骨芽細胞増殖促進および
骨強化因子 (1)乳清由来であること (2)乳清、乳清由来の蛋白水溶液および/またはこれ
らを分画分子量3万以上の限外濾過膜で限外濾過して透
過された水溶性画分を、80℃、10分間の加熱をしても沈
澱を生じることなく上澄み中に存在し、骨芽細胞増殖お
よび骨強化活性を有すること (3)分子量 5,000〜28,000ダルトン(SDS−ポリア
クリルアミドゲル電気泳動法による)の範囲にあること (4)等電点4〜9の範囲にあること
【0008】次の特性を有する骨芽細胞増殖促進および
骨強化因子 (1)乳清由来であること (2)乳清、乳清由来の蛋白水溶液および/またはこれ
を分画分子量3万以上の限外濾過膜で限外濾過して透過
された水溶性画分を、pH1.5 〜3.5 で食塩の最終濃度を
0.2M以上にして沈澱を生じさせ、この沈澱の水溶性画分
を採取することによって得ることができること (3)分子量 5,000〜28,000ダルトン(SDS−ポリア
クリルアミドゲル電気泳動法による)の範囲にあること (4)等電点4〜9の範囲にあること
【0009】次の特性を有する骨芽細胞増殖促進および
骨強化因子 (1)乳清由来であること (2)乳清、乳清由来の蛋白水溶液を80℃、10分間加熱
することによって沈澱を生ずることなく上澄み中に存在
し、この上澄み液を分画分子量3万以上の限外濾過膜で
限外濾過して透過させることによって得ることができる
こと (3)分子量 5,000〜28,000ダルトン(SDS−ポリア
クリルアミドゲル電気泳動法による)の範囲にあること (4)等電点4〜9の範囲にあること
【0010】次の特性を有する骨芽細胞増殖促進および
骨強化因子 (1)乳清由来であること (2)乳清および/または乳清由来の蛋白水溶液をpH1.
5 〜3.5 で食塩の最終濃度を0.2M以上にして沈澱を生じ
させ、この沈澱の水溶性画分を分画分子量3万以上の限
外濾過膜で限外濾過して透過させることによって得るこ
とができること (3)分子量 5,000〜28,000ダルトン(SDS−ポリア
クリルアミドゲル電気泳動法による)の範囲にあること (4)等電点4〜9の範囲にあること
【0011】請求項1〜5のいずれかに記載される骨芽
細胞増殖促進、骨強化因子を含有せしめてなる骨強化作
用を有する飲食品、医薬品及び飼料。
【0012】本発明の骨芽細胞増殖促進および骨強化因
子を製造するには、乳原料、特に乳清または乳清蛋白の
水溶液を80℃で10分間加熱させて生ずる沈澱を除き、得
られる上清を分画分子量30,000以上の限外濾過膜その他
の膜で処理して透過する画分を採取する。あるいは、乳
清または乳清蛋白質を酸性、特にpH1.5 〜3.5 にしてさ
らに食塩の最終濃度を0.2M以上とすることによって沈澱
を生じさせ、この沈澱の水溶性画分を採取し、これを分
画分子量3万以上の限外濾過膜その他の膜で処理して透
過する画分を採取する。または、乳清蛋白水溶液を分画
分子量3万以上の限外濾過膜で処理して透過した画分を
取り、これを加熱または食塩処理を行って採取する。得
られる画分は、分子量 5,000〜28,000ダルトン(SDS
−ポリアクリルアミドゲル電気泳動法による)等電点4
〜9の画分となっている。このような画分は、後で実施
例に示すように骨芽細胞増殖促進及び骨強化活性を有す
る。さらに、本発明は、このようにして得られた骨芽細
胞増殖促進及び骨強化因子を含有せしめた食品、医薬及
び飼料に関する。
【0013】本発明の骨芽細胞増殖及び骨強化因子の原
料は乳が用いられる。このようにな乳としては牛乳、人
乳、山羊乳、羊乳等の新鮮乳、粉乳、脱脂乳、還元乳等
が挙げられる。そして、これらの乳から乳清(ホエー)
を得、それから蛋白を採取した乳清蛋白を用いることが
望ましい。乳清は、乳または脱脂乳に酸を加えるかまた
は、レンネットを作用させて生じる凝固物を取り除いた
透明な黄緑色の液体であって、チーズまたはカゼイン製
造の副産物として通常得られている。また、乳清蛋白
は、この乳清を限外濾過、逆浸透法、クロマトグラフィ
ー、透析等によって処理することによって得られる蛋白
で、このなかには、乳糖を除去し蛋白含有量を高めた乳
清蛋白濃縮物も包含される。また蛋白はペプチドであっ
てもよい。また、蛋白を蛋白分解酵素で分解したもので
あってもよい。本発明の骨芽細胞増殖促進及び骨強化因
子は、このような乳清または乳清蛋白の水溶液を80℃で
10分間熱処理することによって生ずる沈澱を除き、上清
中に含有されている。またpH1.5 〜3.5 に調整して、さ
らに食塩の最終濃度を0.2M以上にすることによって沈澱
を生じさせ、この沈澱の水溶性画分中にも含有されてい
る。
【0014】本発明者らは、この乳清及び乳清蛋白を熱
処理し、その熱安定性を調べた。その結果80℃10分の処
理では、骨芽細胞増殖促進活性・骨強化活性は何等影響
を受けることがなかった。さらに90℃において約85%の
骨芽細胞増殖促進が残存し、95℃においても約70%の骨
芽細胞増殖活性が残存した。この熱安定性の性質を用い
ることにより、乳清中の他の成分から骨芽細胞増殖活性
・骨強化因子を分離することができる。すなわち、熱安
定性の悪い成分は熱処理を行うことによって沈澱として
除去できる。この熱処理時のpHは3.5 〜7.0 が効率よく
両者を分画できるpHである。本発明における食塩処理
は、pH1.5 〜pH3.5 で行うと有効である。食塩による分
画は各pHで沈澱形成に差があるが、pH3.0 〜pH3.5 の時
食塩の最終濃度が0.2M以上で沈澱する。また、この食塩
処理は、他のナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム
塩、リン酸塩、2価金属塩、などでも最適pH、濃度は食
塩とは異なるものの代用できる。また、本発明の骨芽細
胞増殖促進及び骨強化因子は、限外濾過においては分画
分子量3万以上の限外濾過膜を透過することが判った。
通常この水溶性画分は、凍結乾燥して粉末にする。この
水溶性画分は、SDS−ポリアクリルアミドゲル電気泳
動によると分子量5,000 〜28,000の範囲内に主要なバン
ドがみられた。また、得られた沈澱画分をペプシン、ト
リプシン、キモトリプシン等の蛋白分解酵素で限定分解
し、蛋白分解酵素限定分解物としても骨芽細胞増殖およ
び骨芽細胞増殖作用は残存した。
【0015】本発明では、このような骨芽細胞増殖促進
・骨強化因子を飲食品、飼料、薬品等(以下、食品等と
いう)に含有させることができる。本発明の乳清蛋白の
骨芽細胞増殖促進・骨強化因子を含有した食品等には、
吸収性の良いカルシウム塩を添加することがが望まし
い。このような吸収性のよいカルシウム塩には、塩化カ
ルシウム、炭酸カルシウム、乳酸カルシウム、卵殻ある
いは牛乳由来のカルシウムまたはその塩、これらの含有
物を例示することができる。また、さらに本発明の乳清
蛋白は、脱塩を行ってもよい。従って、本発明の食品等
は、乳清蛋白の分画物あるいはその脱塩画分、蛋白分解
画分またはそれらに吸収性の良いカルシウム塩を添加し
てなるもの等を含有するものである。本発明の骨芽細胞
増殖促進・骨強化因子を含有せしめて得られる食品等の
例を挙げると牛乳、ジュース、ゼリー、パン、麸、スー
プ、ソーセージ、錠剤等があり、飼料には飼料添加物、
その他の飼料が、さらに医薬として、経口的に投与でき
る錠剤、顆粒剤、液剤等が挙げられる。本発明の骨芽細
胞増殖促進及び骨強化因子は、これを100 〜500mg これ
らの飲食品等に添加含有することによって、骨を強化す
ることができる。
【0016】また、前記(3)は元来乳の成分であっ
て、ラットによる動物試験でも急性毒性は認められなか
った。
【0017】次に、本発明の乳清蛋白の製造法を実施例
をあげて説明する。
【実施例1】乳清タンパク濃縮物15kgを 100リットルに
なるように溶解し、pH4.5 に調整した後、80℃10分間蒸
気にて加温した。これを、5,000 ×g、10分間の遠心処
理で沈澱を除去し、80リットルの溶液を得た。この10リ
ットルを凍結乾燥し、530 gの凍結乾燥粉末を得た(画
分A)。残りの35リットルをpH3.0 にして、食塩濃度で
0.2Mにして生成する沈澱を15,000×g、10分間の遠心に
より除去した。この上清に食塩濃度で2.0Mになるように
調整し、生成する沈澱を15,000×g、10分間の遠心によ
り集めた。これを、20リットルの蒸留水に懸濁させ、そ
の10リットルを逆浸透(RO)にて脱塩して凍結乾燥を
行い、凍結乾燥粉末を得た(画分B)。残りの10リット
ルは分画分子量10万の限外濾過(UF)膜(DDS社
製)を用いて透過させ、透過液を分画分子量3万のUF
膜を透過させ、透過液を電気透析により脱塩し、さらに
これを凍結乾燥して凍結乾燥粉末を得た。(画分C)。
画分Bおよび画分Cの収量はそれぞれ、1227g、540 g
であった。
【0018】
【実施例2】乳清タンパク濃縮物7.5kg を50リットルに
なるように溶解し、pH4.5 に調整した後、80℃10分間蒸
気にて加温した。これを、分画分子量50万のUF膜(D
DS社製)を用いて透過させ、透過液60リットルの半分
をRO膜により脱塩し凍結乾燥して凍結乾燥粉末を得た
(画分D)。残りの30リットルをpH3.5 に調整し食塩を
最終濃度で0.3Mにして15,000×g、10分間の遠心を行っ
て生成する沈澱を除去した。この上清を食塩濃度が2.0M
になるように調整し15,000×g、10分間の遠心により沈
澱を生ぜしめ、これを集め、凍結乾燥して凍結乾燥粉末
を得た(画分E)。画分Dおよび画分Eの収量はそれぞ
れ、 632g、 235gであった。
【0019】
【実施例3】脱脂乳 200リットルに塩酸を加えてpH4.7
にしカゼインを沈澱させ、5,000 ×g、20分間の遠心に
より乳清 185リットルを得た。これを、分画分子量50万
のUF膜(DDS社製)でUF処理を行い、その透過液
をさらに分画分子量3万のUF膜でUF処理を行うこと
により脱塩とともに濃縮し、濃縮液を6リットル得た。
この内2リットルはそのまま凍結乾燥し(画分F)、2
リットルは、pH6.3 にて80℃10分間、加熱処理して5,00
0 ×g、10分間の遠心による上清を取りこれを凍結乾燥
した(画分G)。また残りの2リットルは、pH1.5 で食
塩濃度が3Mになるように調整し生成する沈澱を15,000×
g、10分間の遠心により集め、それを水に溶かした後電
気当節により脱塩し凍結乾燥した(画分H)。画分F,
H,Gのそれぞれの収量は、それぞれ 340g、 188g、
202gであった。
【0020】
【実施例4】乳清タンパク濃縮物5.0kg を50リットルの
水に溶解し、pHを3.5 に調整し、最終食塩濃度が3.0Mに
なるように調整した。ここで沈澱する画分を15,000×
g、10分間の遠心により回収し、これを10リットルの水
に溶解した。この2リットルを電気透析して凍結乾燥し
(画分I)、8リットルをpH4.5 に調整して80℃10分間
の熱処理を行った。この内半分を 5,000×g、10分間の
遠心により上清を取りこれを凍結乾燥した(画分J)。
また残りを分画分子量50万のUF膜処理を行い、その透
過液を逆浸透(RO)により脱塩して凍結乾燥した(画
分K)。画分I,J,Kの収量は、それぞれ 430g、 2
55g、 178gであった。
【0021】
【実施例5】乳清タンパク濃縮物2.5kg を50リットルの
水に溶解し、pHを3.0 に調整し、最終食塩濃度が3.0Mに
なるように調整した。ここで沈澱する画分を15,000×
g、10分間の遠心により回収し、これを10リットルの水
に溶解した。これを分画分子量50万のUF膜処理を行
い、その内半分の透過液をROにより脱塩して凍結乾燥
した(画分L)。残りの半分は80℃10分間の熱処理を行
い 5,000×g、10分間の遠心により上清を取りこれを凍
結乾燥した(画分M)。画分L,Mの収量は、それぞれ
216g、 175gであった。
【0022】
【実施例6】実施例1〜5て得られた画分A〜Mの凍結
滑剤粉末をSDS−ボリアクリルアミドゲル電気泳動に
より分画すると、分子量5,000 〜28,000の範囲内に主要
なバンドがみられた。また、等電点電気泳動を行った
所、等電点4〜9に主要なバンドがみられた。
【0023】
【実施例7】実施例1〜5で得られた画分A〜Mの骨芽
細胞増殖促進効果 培養骨芽細胞様株(MC3T3−E1)を96穴の平底
細胞培養プレートに撒き込み、0.3 %牛血清を含むα−
MEM培地(Flow Labolatories製)で培養した。培地 1
00μl に対して、実施例1〜5で得られた画分A〜Mを
最終濃度で5μg /ml、50μg /mlになるように添加
し、18時間培養した。その後、トリチウムでラベルした
チミジンを添加し、2時間後に細胞に取り込まれたチミ
ジンの放射活性によって骨芽細胞の増殖活性を測定し
た。試験結果を図1に示す。図1は、培地に実施例1〜
5で得られた画分A〜Mを加えなかったときの放射活性
を 100%としたときに、実施例1〜5で得られた画分A
〜Mを加えると何%の放射活性に相当するかによって細
胞増殖活性を示している。画分AからMを最終濃度で50
μg /mlで作用させると、培地のみで培養した時に比
べ、細胞増殖活性が 150%から 420%まで増加してい
た。また、5μg /mlで作用させても、細胞増殖活性が
みられた。このことから、実施例1〜5で得られた画分
A〜Mには骨芽細胞増殖作用があることがわかった。ま
た、培養骨芽細胞株UMR106 株においても同様な結果
が得られた。
【0024】
【実施例8】コラーゲン合成促進作用 骨芽細胞様株(MC3T3−E1)を、実施例7で用い
た培地に、実施例1〜5で得られた画分A〜Mを最終濃
度で50μg /mlになるように添加し、この培地で37℃、
3日間培養し、合成されたコラーゲンの量を調べた。合
成されたコラーゲンの量はハイドロキシプロリンを定量
することにより求めた。ハイドロキシプロリンの定量
は、細胞破砕液を6N−塩酸で含水し、p−ジメチルア
ミノベンズアルデヒドを用いることにより行った。この
結果を図2に示す。この結果、実施例1〜5で得られた
画分A〜Mを作用させると、培地のみで培養した時に比
べてハイドロキシプロリン量が増加し、骨芽細胞のコラ
ーゲン合成が促進されることが判明した。
【0025】
【実施例9】骨強化作用 実施例で得られた画分C,E,K,Mを表1に示すよう
にカゼインに置き換えて飼料に2%添加し、飼料を調製
した。飼料中のカルシウムとリンの量はともにすべての
群で飼料 100gあたり 300mgとなるように調整し、カル
シウム:リン比を1:1とした。動物は6週齢のSD系
雌性ラットを用いた。骨粗鬆症モデルラットは、1週間
予備飼育した後に卵巣摘出手術を施し低カルシウム食で
1ケ月間飼育することにより作製した。その時、擬似手
術を施し、卵巣を摘出しないシャムラットも7匹作製し
た。1試験群7匹で試験を行った。骨粗鬆症モデルラッ
トを、それぞれの被験飼料で1ケ月間飼育した。1ケ月
後に各実験群のラットの大腿骨を摘出し、破断特性測定
装置で骨強度を測定した。
【0026】
【表1】 試験に用いた飼料の組成(g/100g) ──────────────────────────────────── 対照(cont) シャム(Sham) 画分C 画分E 画分K 画分M ──────────────────────────────────── 蔗糖 49.3 49.3 49.3 49.3 49.3 49.3 カゼイン 20.0 20.0 18.0 18.0 18.0 18.0 コーンスターチ 15.0 15.0 15.0 15.0 15.0 15.0 セルロース 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 トウモロコシ油 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 ビタミン混合物 1.2 1.2 1.2 1.2 1.2 1.2 (コリン含む) ミネラル混合物 4.5 4.5 4.5 4.5 4.5 4.5 乳清分画物 画分C 2.0 E 2.0 K 2.0 M 2.0 ────────────────────────────────────
【0027】試験結果を図3及び図4に示す。図3に示
したように、大腿骨破断力は対照群(Cont) に比べて画
分C,E,K,M群で統計的に有意に高い値を示した。
図4で示した骨破断エネルギーも画分C,E,K,M群
で統計的に有意に高い値を示した。このことから、実施
例で得られた画分C,E,K,Mには骨強化作用がある
ことがわかった。
【0028】次に本発明の食品類について実施例を挙げ
て具体的に示す。
【実施例10】 上記成分を混合し容器に充填し、加熱殺菌して飲料を通
常の製造法にて製造した。
【0029】
【実施例11】 上記の成分を配合し、加圧成型して錠剤を通常の製造法
にて製造した。
【0030】
【発明の効果】本発明の骨芽細胞増殖促進及び骨強化因
子ならびにこれを含有させた食品類は、骨を強化する作
用を有することから各種の骨関節疾患、特に骨粗鬆症の
予防あるいは治療に有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例7の骨芽細胞増殖促進効果を示す。
【図2】実施例8のコラーゲン合成促進作用を示す。
【図3】実施例9の骨粗鬆症モデルラットの骨破断力を
示す。
【図4】実施例9の骨粗鬆症モデルラットの骨破断エネ
ルギーを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 37/24 8314−4C

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の特性を有する骨芽細胞増殖促進およ
    び骨強化因子 (1)乳清由来であること (2)乳清および/または乳清由来の蛋白水溶液を分画
    分子量3万以上の限外濾過膜で限外濾過して透過させて
    得られる水溶性画分に存在すること (3)分子量 5,000〜28,000ダルトン(SDS−ポリア
    クリルアミドゲル電気泳動法による)の範囲にあること (4)等電点4〜9の範囲にあること
  2. 【請求項2】 次の特性を有する骨芽細胞増殖促進およ
    び骨強化因子 (1)乳清由来であること (2)乳清、乳清由来の蛋白水溶液および/またはこれ
    らを分画分子量3万以上の限外濾過膜で限外濾過して透
    過された水溶性画分を、80℃、10分間の加熱をしても沈
    澱を生じることなく上澄み中に存在し、骨芽細胞増殖お
    よび骨強化活性を有すること (3)分子量 5,000〜28,000ダルトン(SDS−ポリア
    クリルアミドゲル電気泳動法による)の範囲にあること (4)等電点4〜9の範囲にあること
  3. 【請求項3】 次の特性を有する骨芽細胞増殖促進およ
    び骨強化因子 (1)乳清由来であること (2)乳清、乳清由来の蛋白水溶液および/またはこれ
    を分画分子量3万以上の限外濾過膜で限外濾過して透過
    された水溶性画分を、pH1.5 〜3.5 で食塩の最終濃度を
    0.2M以上にして沈澱を生じさせ、この沈澱の水溶性画分
    を採取することによって得ることができること (3)分子量 5,000〜28,000ダルトン(SDS−ポリア
    クリルアミドゲル電気泳動法による)の範囲にあること (4)等電点4〜9の範囲にあること
  4. 【請求項4】 次の特性を有する骨芽細胞増殖促進およ
    び骨強化因子(1)乳清由来であること (2)乳清、乳清由来の蛋白水溶液を80℃、10分間加熱
    することによって沈澱を生ずることなく上澄み中に存在
    し、この上澄み液を分画分子量3万以上の限外濾過膜で
    限外濾過して透過させることによって得ることができる
    こと (3)分子量 5,000〜28,000ダルトン(SDS−ポリア
    クリルアミドゲル電気泳動法による)の範囲にあること (4)等電点4〜9の範囲にあること
  5. 【請求項5】 次の特性を有する骨芽細胞増殖促進およ
    び骨強化因子 (1)乳清由来であること (2)乳清および/または乳清由来の蛋白水溶液をpH1.
    5 〜3.5 で食塩の最終濃度を0.2M以上にして沈澱を生じ
    させ、この沈澱の水溶性画分を分画分子量3万以上の限
    外濾過膜で限外濾過して透過させることによって得るこ
    とができること (3)分子量 5,000〜28,000ダルトン(SDS−ポリア
    クリルアミドゲル電気泳動法による)の範囲にあること (4)等電点4〜9の範囲にあること
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載される骨
    芽細胞増殖促進、骨強化因子を含有せしめてなる骨強化
    作用を有する飲食品、医薬品及び飼料
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