JP2008539211A - 置換されたピロロピリジン、置換されたピロロピリジンを含有する組成物、これらの製造方法及びこれらの使用 - Google Patents

置換されたピロロピリジン、置換されたピロロピリジンを含有する組成物、これらの製造方法及びこれらの使用 Download PDF

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Abstract

本発明は、置換されたピロロピリジン、これらを含有する組成物、これらの製造方法及びその使用に関する。本発明は、特に、ピロロピリジンの調製、これらを含有する組成物、それらの製造方法及び、医薬としての、特に抗癌剤としてのこれらの使用に関する。

Description

本発明は、特に、新規化学的化合物、具体的には、置換されたピロロピリジンに関し、これらを含有する組成物及び医薬としてこれらの使用に関する。
より具体的には、第一の態様によれば、本発明は、タンパク質、特にキナーゼの活性の調節を介して、抗癌活性を有する新規の特定の置換されたピロロピリジンに関する。
これまでのところ、化学療法において使用された市販の化合物の多くは、副作用及び患者の耐性という大きな問題を示している。使用する医薬が、健康な細胞を除外して、癌細胞に対して選択的に作用すれば、これらの副作用を制限することができる。従って、化学療法の有害な作用を制限するための解決策の1つは、主として癌細胞中で発現されており、健康な細胞中では僅かに発現されているか、又は発現されていない代謝経路又はこれらの経路の構成要素に対して作用する医薬を使用することに存し得る。
タンパク質キナーゼは、チロシン、セリン又はスレオニン残基などのタンパク質の特異的残基の水酸基のリン酸化を触媒する酵素のファミリーである。このようなリン酸化は、タンパク質の機能を大きく修飾することが可能であり、従って、タンパク質キナーゼは、特に、代謝、細胞増殖、細胞分化、細胞遊走又は細胞生存などの多様な細胞プロセスを制御する上で重要な役割を果たす。タンパク質キナーゼの活性が関与する様々な細胞機能のうち、ある種のプロセスは、癌疾患及びその他の疾患を治療するための魅力的な標的となる。
従って、本発明の目的の1つは、特に、キナーゼに関して作用することにより、抗癌活性を有する組成剤を提案することである。活性の調節が所望されるキナーゼのうち、KDR及びTie2が好ましい。
これらの生成物は、下式(I)に対応する。
Figure 2008539211
(式中、
1)A及びArは、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、シクロアルキル、置換されたアリール、置換されたヘテロアリール、置換されたヘテロシクリル、置換されたシクロアルキルからなる群から独立に選択され;
2)Lは、結合、CO、NH、CO−NH、NH−CO、NH−SONH−SO、SONH、NH−CH、CH−NHCH−CO−NHNH−CO−CH、NH−CH−CO、CO−CH−NH、NH−CO−NHNH−CS−NHNH−CO−OO−CO−NHからなる群から選択され:
3)Y及びZの中から得られる一方がN及びNOから選択され、並びにY及びZの中から得られる他方がC(R5)であり、並びにWがC(R6)であり:
4)R1、R5及びR6は、各々独立に、H、ハロゲン、R2、CNO(R2)、OC(O)(R2)、OC(O)N(R2)(R3)、OS(O)(R2)、N(R2)(R3)、N=C(R2)(R3)、N(R2)C(O)(R3)、N(R2)C(O)O(R3)、N(R4)C(O)N(R2)(R3)、N(R4)C(S)N(R2)(R3)、N(R2)S(O)(R3)、C(O)(R2)、C(O)O(R2)、C(O)N(R2)(R3)、C(=N(R3))(R2)、C(=N(OR3))(R2)、S(R2)、S(O)(R2)、S(O)(R2)、S(O)O(R2)、S(O)N(R2)(R3)からなる群から選択され;各R2、R3、R4は、H、アルキル、アルキレン、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクリル、置換されたアルキル、置換されたアルキレン、置換されたアルキニル、置換されたアリール、置換されたヘテロアリール、置換されたシクロアルキル、置換されたヘテロシクリル、アルキレン、置換されたアルキレン、置換されたアルキニルからなる群から独立に選択され;R2及びR3が、基R1、R5及びR6の1つの上に同時に存在する場合には、これらは、一緒に結合して環を形成することができ;
5)Raは、H、(C1−C4)アルキル及び(C3−C4)シクロアルキルからなる群から選択される。)
Raは、有利に、Hである。
R1、R5及びR6は、H、ハロゲン、OMe及びメチルから、好ましくは、H及びFから選択され、より好ましくは、R1、R5及びR6は、Hである。置換基の許容される組み合わせは、R1、R5及びR6がHであり、並びにY及びZのうちの一方がN及びNOから選択されるものが含まれる。
本発明における置換基Arは、R11(R11は、R5と同じ定義を有する。)で置換された、フェニル、ピリジル、チエニル、フリル及びピロリルから選択され得る。R11は、好ましくは、H、F、Cl、メチル、NH、OCF及びCONHからなる群から選択される。置換基Arは、好ましくは、置換されていないフェニルである。
本発明における置換基L−Aは、NH−CO−NH−A及びNH−SO−Aから、特にNH−CO−NH−Aから選択され得る。
本発明における置換基Aは、場合によって置換された、フェニル、ピリジル、ピリミジル、チエニル、フリル、ピロリル、オキサゾリル、チアゾリル、イソオキサゾリル、イソチアゾリル、ピラゾリル、イミダゾリル、インドリル、インダゾリル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾオキサゾリル及びベンゾチアゾリルからなる群から選択され得る。
好ましい置換基Aは、場合によって置換された、フェニル、ピラゾリル及びイソオキサゾリルから選択される。より好ましい置換基Aは、フェニルである。
Aは、有利には、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、アルキレン、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、O−アルキル、O−アリール、O−ヘテロアリール、S−アルキル、S−アリール及びS−ヘテロアリールからなる群から選択される第一の置換基で置換され、各々、(C1−C3)アルキル、ハロゲン、O−(C1−C3)アルキル、N(R8)(R9)から選択される置換基で、場合によって置換されており;R8及びR9は、H、(C1−C3)アルキル、(C1−C3)アルキルOH、(C1−C3)ハロアルキル、(C1−C3)アルキルNH、(C1−C3)アルキルCOOM、(C1−C3)アルキルSOMから独立に選択され;R8及びR9が、同時にH以外である場合には、R8及びR9は、結合されて、O、N及びSから選択される0〜3個の複素原子を含む5員〜7員環を形成することができ;Mは、Hであり、又はLi、Na及びKから選択されるアルカリ金属の陽イオンである。
さらに、Aは、有利には、F、Cl、Br、IOH、SH、SOM、COOM、CN、NO、CON(R8)(R9)、N(R8)CO(R9)、(C1−C3)アルキル−OH、(C1−C3)アルキル−N(R8)(R9)、(C1−C3)アルキル−(R10)、(C1−C3)アルキル−COOH、N(R8)(R9)からなる群から選択される第二の置換基でも置換されており;R8及びR9は、H、(C1−C3)アルキル、(C1−C3)アルキルOH、(C1−C3)ハロアルキル、(C1−C3)アルキルNH、(C1−C3)アルキルCOOM、(C1−C3)アルキルSOMから独立に選択され;R8及びR9が、同時にH以外である場合には、R8及びR9は、結合されて、O、N及びSから選択される0〜3個の複素原子を含む5員〜7員環を形成することができ;Mは、Hであり、又はLi、Na及びKから選択されるアルカリ金属の陽イオンであり;並びにR10は、Hであり、又は2〜7個の炭素原子と、及びN、O及びSから選択される1〜3個の複素原子と、を含有する。
Aが二置換されている場合には、2つの置換基は、一緒に結合されて、N、O及びSから選択される0〜3個の複素原子を含有する5員〜7員環を形成し得る。
1つの好ましい実施形態によれば、Aは、ハロゲン、(C1−C4)アルキル、(C1−C3)ハロアルキル、O−(C1−C4)アルキル、S−(C1−C4)アルキル、O−(C1−C4)ハロアルキル、S−(C1−C4)ハロアルキルから選択される少なくとも1つの基で置換された、フェニル、ピラゾリル又はイソオキサゾリルであり、Aが二置換されている場合には、2つの置換基は一緒に結合されて、N、O及びSから選択される0〜3個の複素原子を含有する5員〜7員環を形成することができる。
本発明の生成物は、
1)非キラル形態であるか、又は
2)ラセミ形態であるか、又は
3)1つの立体異性体が濃縮されているか、又は
4)1つの鏡像異性体が濃縮され得、
場合によって、塩状態であり得る。
本発明の生成物は、病的状態、特に癌を治療するのに有用である医薬の製造のために使用し得る。
本発明は、本発明の生成物を含む医薬に関し、及び選択される投与の様式に従って、医薬として許容される賦形剤と組み合わせた本発明の生成物を含む治療用組成物に関する。医薬組成物は、固体若しくは液体形態又はリポソームの形態であり得る。
挙げることができる固体組成物としては、粉末、ゲルカプセル及び錠剤がある。同じく含まれ得る経口形態としては、胃の酸性溶媒に関して保護された固体形態がある。固体形態に対して使用される支持体は、特に、無機質の支持体、たとえば、ホスファート若しくはカルボナート、又は有機質の支持体、例えば、ラクトース、セルロース、デンプン若しくはポリマーからなる。液体形態は、溶液、懸濁液又は分散液からなる。液体形態は、分散補助として、水若しくは有機溶媒(エタノール、NMPなど)又は界面活性剤と溶媒の混合物若しくは錯化剤と溶媒の混合物の何れかを含有する。
液体形態は、好ましくは、注射可能であり、その結果、このような用途のために許容される製剤を有する。
注射によって許容される投与の経路には、静脈内、腹腔内、筋肉内及び皮下経路が含まれ、通常、静脈内経路が好ましい。
本発明の化合物の投与される用量は、患者への投与の経路及び患者の症状の関数として、医療従事者によって適合される。
本発明の化合物は、単独で、又は他の抗癌剤との混合物として投与され得る。挙げることのできる可能な組み合わせとしては、
・アルキル化剤、特に、シクロホスファミド、メルファラン、イフォスファミド、クロラムブシル、ブサルファン、チオテパ、プレドニムスチン、カルムスチン、ロムスチン、セムスチン、ストレプトゾトシン、デカルバジン、テモゾロミド、プロカルバジン及びヘキサメチルメラミン
・特に、シスプラチン、カルボプラチン又はオキサリプラチンなどの白金誘導体
・特に、ブレオマイシン、マイトマイシン又はダクチノマイシンなどの抗生物質
・特に、ビンブラスチン、ビンクリスチン、ビンデシン、ビノレルビン及びタキソイド(パクリタキセル及びドセタキセル)などの抗微小管剤
・特に、ドキソルビシン、ダウノルビシン、イダルビシン、エピルビシン、ミトキサントロン及びロソキサントロンなどのアントラサイクリン
・エトポシド、テニポシド、アムサクリン、イリノテカン、トポテカン及びトムデックスなどの第I及びII群のトポイソメラーゼ阻害剤
・5−フルオロウラシル、UFT及びフロクスリジンなどのフルオロピリミジン
・5−アザシチジン、シタラビン、ゲムシタビン、6−メルカプトムリン及び6−チオグアニンなどのシチジン類縁体
・ペントスタチン、シタラビン又はフルダラビンホスファートなどのアデノシン類縁体
・メトトレキサート及びフォリン酸
・L−アスパラギナーゼ、ヒドロキシ尿素、トランス−レチノイン酸、スラミン、デクスラゾキサン、アミフォスチン及びヘルセプチン並びにエストロゲンベースのホルモン及び男性ホルモンなどの様々な酵素及び化合物
・コンブレタスタチン誘導体、例えば、CA4P、カルコン及びコルヒチン誘導体、例えば、ZD6126及びこれらのプロドラッグなどの抗血管剤がある。
本発明の化合物を、放射線治療と組み合わせることも可能である。これらの治療は、同時に、別個に又は順次に施し得る。治療は、治療されるべき患者の関数として、医療従事者によって適合される。
本発明の生成物は、キナーゼ、特に、FAK、KDR、Tie2、AuroraA、AuroraB及びCKD2によって触媒される反応の阻害剤として有用である。FAK、KDR及びTie2は、本発明の生成物が、阻害剤として特に有用なキナーゼである。
これらのキナーゼが選択される理由は、以下に記載されている。
FAK
FAKは、ヘテロ二量体の細胞接着受容体のファミリーであるインテグリンによって伝えられる信号の伝達において重要な役割を果たす細胞質チロシンキナーゼである。FAK及びインテグリンは、付着板として知られる膜周囲構造中に共存している。多くの細胞種で、FAKの活性化及びチロシン残基上のそのリン酸化、特にそのチロシン397の自己リン酸化は、インテグリンがそれらの細胞外リガンドに結合することに依存し、それゆえ、細胞接着の間に誘導されることが示されている[Kornberg L, et al., J. Biol. Chem. 267(33):23439−442(1992)]。FAKのチロシン397上での自己リン酸化は、そのSH2ドメインを介して、別のチロシンキナーゼであるSrcに対する結合部位となる[Schaller et al., Mol. Cell. Biol. 14:1680.1994;Xing et al., Mo. Cell. Biol. 5:413−421.1994]。Srcは、次いで、FAKのチロシン925をリン酸化し、これにより、アダプタータンパク質Grb2を動員し、ある種の細胞中で、細胞増殖の調節に関与するras及びMAPキナーゼ経路の活性化を誘導する[Schlaepfer et al., Nature;372:786−791.19994,;Schlaepfer et al., Prog.Bioph.Mol.Biol.71:435−478.1999;Schlaepfer and Hunter, J.Biol.Chem.272:13189−13195.1997]。FAKの活性化は、jun NH2末端キナーゼ(JNK)シグナル伝達経路も誘導することができ、細胞を細胞周期のG1期へ進行させることができる[Oktay et al., J.Cell.Biol. 145:1461−1469.1999]。ホスファチジルイノシトール−3−OHキナーゼ(PI3−キナーゼ)も、FAKのチロシン397に結合し、この相互作用はPI3−キナーゼの活性化に必要な場合があり得る[Chen and Guan, Proc.Nat.Acad.Sci.USA.91:10148−10152.1994;Ling et al., J.Cell.Biochem.73:533−544.1999]。FAK/Src複合体は、繊維芽細胞中で、様々な基質、例えば、パキシリン及びp130CASをリン酸化する[Vuori et al., Mol.Cell.Biol.16:2606−2613.1996]。
多くの研究の結果が、FAK阻害剤が癌の治療において有用であり得るという仮説を裏付けている。FAKがインビトロで細胞増殖及び/又は生存において重要な役割を果たしていることが、研究によって示唆されている。例えば、CHO細胞では、何人かの著者によって、p125FAKの過剰発現がG1からSへの移行を加速させることが実証されており、p125FAKが細胞増殖を促進させることを示唆している[Zhao J.−H et al., J.Cell.Biol.143:1997−2008.1998]。他の著者は、FAKアンチセンスオリゴヌクレオチドで処理された腫瘍細胞はそれらの接着性を喪失し、アポトーシスを開始することを示している(Xu et al, Cell Growth Differ.4:413−418.1996)。FAKはインビトロで細胞の遊走を促進することも実証されている。従って、FAKの発現を欠く繊維芽細胞(FAK「ノックアウト」マウス)は、丸い形態を示し、及び化学遊走シグナルに応じた細胞遊走が欠失しており、これらの欠失はFAKの再発現によって除去される[D.J. Sieg. et al., J.Cell Science.112:2677−91.1999]。FAK(FRNK)のC末端ドメインの過剰発現は、接着細胞の伸長を遮断し、インビトロで細胞の遊走を抑制する[Richardson A. and Parsons J.T. Nature.380:538−540.1996]。CHO若しくはCOS細胞又はヒト星状細胞腫細胞中でのFAKの過剰発現は、細胞の遊走を促進する。インビトロにおいて、多くの細胞種で細胞の増殖及び遊走を促進することにFAKが関与しているということは、腫瘍形成過程においてFAKが役割を果たしている可能性があることを示唆する。最近の研究は、ヒト星状細胞腫細胞中でFAKの発現を誘導した後、インビボで腫瘍細胞の増殖が増加することを効果的に実証した[Cary L.A. et al., J. Cell Sci. 109:1787−94.1996;Wang D et al., J. Cell Sci.113:4221−4230.2000]。さらに、ヒト生検の免疫組織学的研究は、FAKが、前立腺癌、乳癌、甲状腺癌、大腸癌、悪性黒色腫、脳腫瘍及び肺がんで過剰発現されており、FAKの発現のレベルは最も侵襲性の強い表現型を示す腫瘍と直接的に相関していることを実証した[Weiner TM, et al., Lancet.342(8878):1024−1025.1993;Owens et al., Cancer Research. 55:2752−2755.1995;Muang K. et al., Oncogene.18:6824−6828.1999;Wang D et al., J. Cell. Sci.113:4221−4230.2000]。
KDR
VEGF−R2(血管内皮増殖因子受容体2)としても知られるKDR(キナーゼ挿入ドメイン受容体;Kinase insert Domain Receptor)は、内皮細胞中のみに発現される。この受容体は、血管新生増殖因子VEGFに結合するので、その細胞内キナーゼドメインの活性化を介して、伝達シグナル媒介物質としての役割を果たす。VEGF−R2のキナーゼ活性を直接阻害することによって、外来VEGF(血管内皮増殖因子:Vascular Endothelial Growth Factor)の存在下で、血管新生の現象を抑制することが可能である(Strawn et al., Cancer Research,1996,vol.56,p.3540−3545)。このプロセスは、特にVEGF−R2変異体を用いて実証された(Millauer et al., Cancer Research, 1996, vol. 56, p.1615−1620)。VEGF−R2受容体は、VEGFの血管新生活性に関連する機能以外には、成体で他の機能を有していないようである。従って、VEGF−R2のキナーゼ活性の選択的阻害剤は、僅かな毒性を示すに過ぎないはずである。
動的な血管新生プロセスにおけるこの中心的な役割の他に、最近の結果は、VEGFの発現が化学療法及び放射線療法後の腫瘍細胞の生存に寄与していることを示唆しており、KDR阻害剤が他の因子と相乗効果を発揮し得る根拠を与えている(Lee et al., Cancer Research, 2000, vol.60, p.5565−5570)。
Tie2
Tie−2(TEK)は、内皮細胞に対して特異的なチロシンキナーゼ受容体のファミリーのメンバーである。Tie2は、受容体の自己リン酸化と細胞シグナル伝達を刺激するアゴニスト(アンギオポエチン1又はAng1)[S.Davis et al(1996)Cell 87,1161−1169]及びアンタゴニスト(アンギオポエチン2又はAng2)[P.C. Maisonpierre et al. (1997) Science 277,55−60]がともに公知である、チロシンキナーゼ活性を有する最初の受容体である。アンギオポエチン1は、血管新生の最終段階において、VEGFと相乗作用を発揮することができる[Asahara T. Circ. Res.(1998)233−240]。ノックアウト実験及びTie2発現又はAng1発現のトランスジェニック操作は、血管新生が欠損した動物をもたらす[D.J. Dumont et al(1994) Genes Dev.8,1897−1909 and C.Suri(1996) Cell 87,1171−1180]。Ang1のその受容体への結合は、血管新生並びに血管の動員及び周皮細胞及び平滑筋細胞との血管の相互作用にとって不可欠であるTie2のキナーゼドメインの自己リン酸化をもたらす。これらの現象は、新たに形成された血管の成熟及び安定性に寄与する[P.C.Maisonpierre et al (1997)Science 277,55−60]。「Lin et al(1997)J.Clin.Invest.100,8:2072−2078 and Lin P.(1998)PNAS 95,8829−8834」は、悪性黒色腫及び乳癌を異種移植されたモデルにおいて、アデノウイルスの感染中又はTie−2(Tek)の細胞外ドメインの注射中に、腫瘍増殖及び血管新生が阻害され、並びに肺転移が減少することを示した。
Tie2阻害剤は、血管新生が不適切に起こる状況(すなわち、糖尿病性網膜症、慢性的な炎症、乾癬、カポジ肉腫、黄斑変性症に起因する慢性的な血管新生、関節リウマチ、幼児血管腫(infantile hemoangioma)及び癌)で使用することができる。
細胞周期の進行は、しばしば、サイクリンファミリー(この活性化は基質のリン酸化をもたらし、最終的には細胞分裂をもたらす。)に属するタンパク質との相互作用によって活性化されるサイクリン依存性キナーゼ(CDK)によって支配される。さらに、活性化された、CDKの内在性阻害剤(INK4およびKIP/CIPファミリー)は、CDK活性を負に制御する。正常な細胞の増殖は、CDK活性化因子(サイクリン)及びCDKの内在性阻害剤間のバランスによる。癌の幾つかのタイプでは、これらの細胞周期制御物質の幾つかの異常な発現又は活性が記載されている。
サイクリンEは、キナーゼCdk2を活性化し、次いで、Cdk2キナーゼはタンパク質pRb(網膜芽細胞腫タンパク質)をリン酸化するように作用し、細胞分裂の不可逆的な発生とS期への移行をもたらす(P.L. Toogood, Medicinal Research Reviews(2001),21(6);487−498。キナーゼCDK2、及びおそらくはCDK3は、G1期への進行及びS期への移行に必要である。サイクリンEとの複合体の形成の間、それらは、G1期からS期への進行を助けるために、pRbの過剰リン酸化を維持する。サイクリンAとの複合体では、CDK2は、E2Fの不活性化において役割を果たし、S期を達成するために必要である(T.D. Davies et al.(2001) Structure 9, 389−3)。
CDK1/サイクリンB複合体は、G2期とM期の間の細胞周期の進行を制御する。CDK/サイクリンB複合体の負の制御は、G2期が正しく、完全に終了される前に、正常な細胞がS期に移行することを妨げる(K.K. Roy and E.A. Sausville Current Pharmaceutical Design, 2001,7,1669−1687)。
CDKの活性の制御のレベルが存在する。サイクリン依存性キナーゼ活性化因子(CAK)は、CDKに対して正の制御作用を有する。CAKは、標的酵素を完全に活性にするために、CDKのスレオニン残基をリン酸化する。
細胞周期に関与している分子に欠陥が存在すると、CDKの活性化と周期の進行をもたらす。癌細胞の細胞増殖を遮断するために、CDK酵素の活性を阻害することを望むのが通常である。
染色体分離及び紡錘体集合に関与する多くのタンパク質が、酵母及びショウジョウバエ(drosophila)で同定されている。これらのタンパク質の破壊は、染色体の不分離及び単極の紡錘体又は無秩序な紡錘体の不分離をもたらす。これらのタンパク質のうち、それぞれ、ショウジョウバエから及びS.セレビシアエに由来するAurora及びlpl1を含むある種のキナーゼは、染色体分離及び中心体の分離に必要である。酵母lpl1のヒト類縁体が、様々な研究室によって、最近クローニングされ、性質が決定されている。Aurora2、STK15又はBTAKとして知られるこのキナーゼは、セリン/スレオニンキナーゼファミリーに属する。Bischoffらは、Aurora2が発癌性であり、ヒトの結腸直腸癌中で増幅されていることを示した(EMBO J,1998,17,3052−3065)。これは、乳癌などの上皮性腫瘍を伴う癌においても示されている。
定義
「ハロゲン」という用語は、F、Cl、Br及びIから選択される元素を表す。
「アルキル」という用語は、1〜12個の炭素原子を含有する、直鎖又は分岐の飽和炭化水素ベースの置換基を表す。置換基メチル、エチル、プロピル、1−メチルエチル、ブチル、1−メチルプロピル、2−メチルプロピル、1,1−ジメチルエチル、ペンチル、1−メチルブチル、2−メチルブチル、3−メチルブチル、1,1−ジメチルプロピル、1,2−ジメチルプロピル、2,2−ジメチルプロピル、1−エチルプロピル、ヘキシル、1−メチルペンチル、2−メチルペンチル、1−エチルブチル、2−エチルブチル、3,3−ジメチルビチル、ヘプチル、1−エチルペンチル、オクチル、ノニル、デシル、ウンデシル及びドデシルは、アルキル置換基の例である。
「アルキレン」という用語は、1つ又はそれ以上の不飽和を含有し、及び2〜12個の炭素原子を含有する、直鎖又は分岐の炭化水素ベースの置換基を表す。置換基エチレニル、1−メチルエチレニル、プロプ−1−エニル、プロプ−2−エニル、Z−1−メチルプロプ−1−エニル、E−1−メチルプロプ−1−エニル、Z−1,2−ジメチル−プロプ−1−エニル、E−1,2−ジメチルプロプ−1−エニル、ブト−1,3−ジエニル、1−メチリデニルプロプ−2−エニル、Z−2−メチルブト−1,3−ジエニル、E−2−メチルブト−1,3−ジエニル、2−メチル−1−メチリデニルプロプ−2−エニル、ウンデク−1−エニル及びウンデク−10−エニルがアルキレン置換基の例である。
「アルキニル」という用語は、隣接する炭素原子の対によって有される少なくとも2つの不飽和を含有し、及び2〜12個の炭素原子を含有する、直鎖又は分岐の炭化水素ベースの置換基を表す。置換基エチニル、プロプ−1−イニル、プロプ−2−イニル及びブト−1−イニルが、アルキニル置換基の例である。
「アリール」という用語は、6〜14個の炭素原子を含有する、単環式又は多環式の芳香族置換基を表す。置換基フェニル、ナフト−1−イル、ナフト−2−イル、アントラセン−9−イル、1,2,3,4−テトラヒドロナフト−5−イル及び1,2,3,4−テトラヒドロナフト−6−イルが、アリール置換基の例である。
「ヘテロアリール」という用語は、1〜13個の炭素原子及び1から4個の複素原子を含有する、単環式又は多環式の複素芳香族置換基を表す。置換基ピロル−1−イル、ピロル−2−イル、ピロル−3−イル、フリル、チエニル、イミダゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、イソオキサゾリル、イソチアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、テトラゾリル、ピリジル、ピリミジル、ピラジニル、1,3,5−トリアジニル、インドリル、ベンゾ[b]フリル、ベンゾ[b]チエニル、インダゾリル、ベンゾイミダゾリル、アザインドリル、キノリル、イソキノリル、カルバゾリル及びアクリジルが、ヘテロアリール置換基の例である。
「複素原子」という用語は、本明細書において、炭素以外の少なくとも2価の原子を表す。N、O、S及びSeが複素原子の例である。
「シクロアルキル」という用語は、3〜12個の炭素原子を含有する、飽和又は部分的に不飽和の環状炭化水素ベースの置換基を表す。置換基シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロペンテニル、シクロペンタジエニル、シクロヘキシル、シクロヘキセニル、シクロヘプチル、ビシクロ[2.2.1]ヘプチル、シクロオクチル、ビシクロ[2.2.2]オクチル、アダマンチル及びペルヒドロナフチルは、シクロアルキル置換基の例である。
「ヘテロシクリル」という用語は、1〜13個の炭素原子及び1から4個の複素原子を含有する、飽和又は部分的に不飽和の環状炭化水素ベースの置換基を表す。好ましくは、飽和又は部分的に不飽和の環状炭化水素ベースの置換基は単環式であり、4又は5個の炭素原子及び1〜3個の複素原子を含有する。
「置換された」という用語は、H以外の1つ又はそれ以上の置換基、例えば、ハロゲン、アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アルキレン、アルキニル、OH、O−アルキル、O−アルキレン、O−アリール、O−ヘテロアリール、NH、NH−アルキル、NH−アリール、NH−ヘテロアリール、N−アルキル−アルキル’、SH、S−アルキル、S−アリール、S(O)H、S(O)−アルキル、S(O)−アリール、SOH、SO−アルキル、SO−アリール、CHO、C(O)−アルキル、C(O)−アリール、C(O)OH、C(O)O−アルキル、C(O)O−アリール、OC(O)−アルキル、OC(O)−アリール、C(O)NH、C(O)NH−アルキル、C(O)NH−アリール、NHCHO、NHC(O)−アルキル、NHC(O)−アリール、NH−シクロアルキル、NH−ヘテロシクリルを表す。
本発明の生成物は、有機化学の慣用法を用いて調製され得る。以下のスキーム1は、置換された6−アザ−インドールに関する実施例1の調製のために使用された方法を図解する。この点に関して、本スキームは、特許請求の範囲に記載されている化合物を調製するための方法について、本発明の範囲の限定を構成することはできない。3位において置換された6−アザ−インドール−2−カルボキサミド誘導体の調製:
Figure 2008539211
以下のスキーム2は、置換された7−アザ−インドールに関する実施例、特に実施例7を調製するために使用される方法を図解する。この点に関して、本スキームは、特許請求の範囲に記載されている化合物を調製するための方法について、本発明の範囲の限定を構成することはできない。3位において置換された7−アザ−インドール−2−カルボキサミド誘導体の調製:
Figure 2008539211
RaがH以外である一般式(I)の生成物は、当業者に公知の慣用法に従って、例えば、アミノ分解におけるアンモニアを、対応する一級アルキルアミンと置換することによって取得し得る。
本発明の主題は、以下の一般式(V)の生成物:
Figure 2008539211
が、
以下の工程:
a)3位のハロゲン化、次いで、
b)下記の一般式(III):
Figure 2008539211
の産物を取得するための3位におけるSuzukiカップリング、次いで、
c)下記の一般式(II)の生成物:
Figure 2008539211
を取得するための、2位におけるエステルのアミド化、次いで
d)3位におけるアミノフェニル基のアシル化、
を行うことを特徴とする、上記定義の式(I)の生成物を調製する方法でもある。
本発明の主題は、中間体生成物としての、以下の一般式(II):
Figure 2008539211
(Z、Y及びWは、一般式(I)の生成物の調製に対する上記定義のとおりである。)の化合物でもある。
LC/MS分析は、HP1100装置に接続されたMicromassの機器で実行した。200−600nmの波長域にわたって、HP G1315Aダイオードアレイ検出器及びSedex 65の光散乱検出器を使用して、生成物の存在量を測定した。質量スペクトルは、180から800の範囲にわたって取得された。前記データをMicromass社のMassLynxソフトウェアを使用して分析した。Hypersil BDS C18の3μm(50×4.6mm)カラム上で、1ml/分の流速で、3.5分にわたって、0.05%(v/v)トリフルオロ酢酸(TFA)を含有する水中に0.05%(v/v)TFAを含有する5〜90%のアセトニトリルの直線勾配で溶出することによって、分離を行なった。前記カラムの再平衡化時間を含む合計分析時間は7分である。
質量スペクトルは、PlatformII(Micromass)機上、電子スプレー(ES+)モードで取得された。観察された主要なイオンが記載されている。
融点は、2℃/分の温度上昇を用い、30℃〜300℃の範囲にわたり、Mettler FP62機上で、毛管によって測定された。
LC/MSによる精製:
Waters600グラジエントポンプ、Waters515再生ポンプ、Waters Reagent Manager希釈ポンプ、Waters2700自動注入器、2つのRheodyneLabProバルブ、Waters996ダイオードアレイ検出器、WatersZMD質量分析計、及びGilson204フラクションコレクタから構成されるWater FractionsLynxシステムを使用するLC/MSによって、前記生成物を精製し得る。前記システムは、Waters FractionLynxソフトウェアを使用して制御した。2つのWaters Symmetry(C18、5μM、19×50mm、カタログ参照186000210)カラム(一方のカラムは、0.07%(v/v)のトリフルオロ酢酸を含有する95/5(v/v)の水/アセトニトリル混合物で再生を行い、及び他方のカラムは分離に使用される。)上で、交互に分離を行った。流速10ml/分で、水中に0.07%(v/v)のトリフルオロ酢酸を含有する5〜95%のアセトニトリルの直線勾配を使用して、カラムを溶出した。分離カラムを出たらすぐに、LC Packing Accurateを使用して、流出物の1000分の1を分離し、0.5ml/分の流速で、メチルアルコールにより希釈し、ダイオードアレイ検出器に75%及び質量分析計に残りの25%の割合で、検出器に送った。流出物の残り(999/1000)は、予期される生成物の質量がFractionLynxソフトウェアによって検出されなければ、流れを破棄するフラクションコレクタに送る。予期される生成物の分子式は、検出される質量信号が[M+H]イオン及び/又は[M+Na]イオンに対応するときに、生成物の収集を惹起するFractionLynxソフトウェアに供給される。ある種の事例では、分析的なLC/MSの結果に応じて、[M+2H]++に対応する強力イオンが検出されると、計算された分子量の半分に対応する値(MW/2)も、FractionLynxソフトウェアに供給される。これらの状況下で、[M+2H]++及び/又は[M+Na+H]++イオンの質量信号が検出される場合にも、収集が惹起される。前記生成物は、風袋ガラス管中に収集した。収集後、Savant AES 2000又はGenevac HT8遠心蒸発器中で溶媒を蒸発させ、溶媒の蒸発後の管を秤量することによって、生成物の質量を測定した。
本発明の別の主題は、非限定的な様式で本発明を例示する以下の実施例の生成物に関する。
3−{4−[3−(2−フルオロ−5−トリフルオロメチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド
Figure 2008539211
テトラヒドロフラン5mL中の3−(4−アミノフェニル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド90mgの溶液へ、2−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニルイソシアナート50μLを滴下する。アルゴン雰囲気下において、反応混合物を室温で16時間攪拌し、次いで減圧下で濃縮する。ジクロロメタン2mL中で、取得した残留物を30分間攪拌する。懸濁された固体をろ別し、吸引によって排出する。40℃で真空乾燥後、3−{4−[3−(2−フルオロ−5−トリフルオロメチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド115mgを取得し、その特性は次のとおりである。
IR(KBr):3455、1661、1602、1542、1444、1341、1312、1127、1070及び819cm−1
H NMR:6.98(ブロードs,1H);7.39(ブロードm,1H);7.42〜7.56(m,4H);7.60(ブロードd,J=8.0Hz,2H);7.74(ブロードs,1H);8.17(d,J=6.9Hz,1H);8.65(ブロードd,J=7.5Hz,1H);8.82(s,1H);8.94(ブロードs,1H);9.31(s,1H);12.15(ブロードs,1H).
質量スペクトル(ES):m/z=458[M+H]
融点:286℃(Kofler)
3−(4−アミノフェニル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド:
メタノール中の3Nアンモニア溶液62mL中のエチル3−(4−アミノフェニル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキシラート600mgの溶液へ、22%アンモニア水溶液11mLを添加する。オートクレーブ内において、反応混合物を80℃で20時間攪拌し(12バール)、次いで減圧下で濃縮する。取得した残留物をメタノール100mL中に希釈し、カーボンブラックで処理して、30分間還流する。混合物を温かいままでセライトを通してろ過し、次いでメタノール2×10mLですすぐ。ろ液を減圧下で濃縮し、3−(4−アミノフェニル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド490mgを泡状物形態で取得し、その特性は次のとおりである。
質量スペクトル(EI)m/z=252[M]、m/z=235[M−NH
エチル3−(4−アミノフェニル)−1H―ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキシラート:
ジオキサン100mL中のエチル3−ブロモ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキシラート1gの溶液へ、水9mL中の4−アミノフェニルボロン酸ヒドロクロリド773mg及びフッ化カリウム1.1gを添加する。アルゴン雰囲気下において、反応混合物を15分間攪拌する。テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)425mg及びトリエチルアミン630μLを添加する。反応混合物を還流で17時間攪拌する。カーボンブラックで処理し、次いでCelite(R)を通してろ過した後、ろ液を減圧下で濃縮する。ジクロロメタン、メタノール及びアセトニトリル(体積比90/5/5)の混合物で溶出するシリカカラム上におけるフラッシュクロマトグラフィーにより(60、35−70μM)、残留物を精製する。エチル3−(4−アミノフェニル)−1H―ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキシラート600mgを取得し、その特性は次のとおりである。
質量スペクトル(EI)m/z=281[M]、m/z=235[M−OEt]
エチル3−ブロモ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキシラート:
ピリジン150mL中のエチル1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキシラート2.24gの溶液へ、5℃にて、ピリジン30mL中のピリジニウムトリブロミド3.53gの溶液を滴下する。次いで、反応混合物を20℃の領域温度で16時間攪拌し、続いて氷冷水500mLで洗浄する。懸濁液をろ過する。生じた固体を水で洗浄し、続いて、40℃にて、真空オーブン中で乾燥させる。エチル−3−ブロモ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−3−カルボキシラート1.97gを取得し、その特性は次のとおりである。
質量スペクトル(EI)m/z=269[M]、m/z=189[M−Br]、m/z=144[M−OEt]
エチル1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキシラート:
10%パラジウム炭素1.8gをオートクレーブンに投入し、次いで、その雰囲気をアルゴン気流で不活性にする。無水エタノール72mL中のエチル3−(3−ニトロ−4−ピリジル)−2−オキソプロピオナート6gの溶液を添加する。次いで、2バールの水素圧下において、反応媒体を20℃で3時間攪拌する。その後、混合物をCelite(R)を通してろ過する。ろ液を減圧下で濃縮し、40℃でオーブン乾燥させ、エチル1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキシラート4gを取得し、その特性は次のとおりである。
質量スペクトル(EI)m/z=190[M]、m/z=144[M−OEt]
エチル3−(3−ニトロ−4−ピリジル)−2−オキソプロピオナート:
無水エタノール50mL中のナトリウム930mgの溶液へ、シュウ酸ジエチル26mLを速やかに添加する。反応媒体を20℃で15分間攪拌する。次いで、無水エタノール50mL中の4−メチル−3−ニトロピリジン3.8gの溶液を1時間にわたり滴下する。反応媒体を20℃の領域温度で4時間攪拌し、その後、減圧下で濃縮する。残留物をエチルエーテル100mL中に取り出し、次いで、ろ過する。固体を5N塩酸40mLとともに攪拌し、続いてろ過し、水で洗浄し、40℃で真空乾燥させて、次の特性を有するエチル3−(3−ニトロ−4−ピリジル)−2−オキソプロピオナート6.2gを得る:
質量スペクトル(EI)m/z=238[M]
3−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド
Figure 2008539211
テトラヒドロフラン5mL中の3−(4−アミノフェニル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド100mgの溶液へ、2−メトキシ−5−メチルフェニルイソシアナート54.4μLを滴下する。アルゴン雰囲気下において、反応混合物を室温で16時間攪拌し、次いで減圧下で濃縮する。取得した残留物をジクロロメタン2mL中で30分間攪拌する。懸濁した固体をろ別し、水で洗浄して、吸引により排出する。40℃にて真空下で乾燥させた後、3−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド40mgを取得し、その特性は次のとおりである。
IR(KBr)3458、3331、1664、1595、1537、1315、1285、1213、1135、1033cm−1
H NMR:2.24(s,3H);3.86(s,3H);6.75(ブロードd,J=8.5Hz,1H);6.85〜6.95(m,2H);7.43(ブロードd,J=8.5Hz,2H);7.46(d,J=5.5Hz,1H);7.58(ブロードd,J=8.5Hz,2H);7.73(ブロードs,1H);8.02(ブロードs,1H);8.16(d,J=5.5Hz,1H);8.22(s,1H);8.82(s,1H);9.44(ブロードs,1H);12.1(ブロードs,1H).
質量スペクトル(EI)m/z=415[M
融点:227℃
3−{4−[3−(3−クロロフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミドトリフルオロアセタート
Figure 2008539211
テトラヒドロフラン5mL中の3−(4−アミノフェニル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド100mgの溶液へ、3−クロロフェニルイソシアナート45.2μLを滴下する。アルゴン雰囲気下において、反応混合物を室温で16時間攪拌し、次いで、減圧下で濃縮する。取得した残留物をジクロロメタン2mL中で30分間攪拌する。懸濁した固体をろ別し、水で洗浄して、吸引により排出する。分取LC/MSにより、最終精製を行い、40℃における真空下での乾燥後、3−{4−[3−(3−クロロフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド70mgをトリフルオロ酢酸塩の形態で取得し、その特性は次のとおりである。
IR(KBr):3390、1672、1592、1537、1483、1203、1138、836、722cm−1
H NMR:7.03(m,1H);7.26〜7.34(m,2H);7.42〜7.52(m,3H);7.63(ブロードd,J=8.5Hz,2H);7.74(ブロードs,1H);7.97(d,J=6.0Hz,1H);8.06(ブロードs,1H);8.31(d,J=6.0Hz,1H);9.03(ブロードs,2H);9.13(s,1H);13.35(ブロードm,1H).
質量スペクトル(ES)m/z=406[MH
融点:221℃
3−{4−[3−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミドトリフルオロアセタート
Figure 2008539211
テトラヒドロフラン5mL中の3−(4−アミノフェニル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド100mgの溶液へ、3−クロロ−4−フルオロフェニルイソシアナート46.2μLを滴下する。アルゴン雰囲気下において、反応混合物を室温で16時間攪拌し、次いで減圧下で濃縮する。取得した残留物をジクロロメタン2mL中で30分間攪拌する。懸濁した固体をろ別し、水で洗浄して、吸引により排出する。分取LC/MSにより、最終精製を行い、40℃における真空下の乾燥後、3−{4−[3−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド105mgをトリフルオロ酢酸塩の形態で取得し、その特性は次のとおりである。
IR(KBr):3452、1673、1601、1544、1500、1208、1143、836、803、722cm−1
H NMR:7.32〜7.38(m,2H);7.44〜7.54(m,3H);7.64(ブロードd,J=8.5Hz,2H);7.84(ブロードd,J=7.5Hz,1H);8.01(d,J=6.0Hz,1H);8.09(ブロードs,1H);8.32(d,J=6.0Hz,1H);9.10(ブロードs,2H);9.16(s,1H);13.4(ブロードm,1H).
質量スペクトル(ES)m/z=424[MH
融点:214℃
3−{4−[3−(2−フルオロ−5−メチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミドトリフルオロアセタート
Figure 2008539211
テトラヒドロフラン5mL中の3−(4−アミノフェニル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド100mgの溶液へ、2−フルオロ−5−メチルフェニルイソシアナート48.3μLを滴下する。アルゴン雰囲気下において、反応混合物を室温で16時間攪拌し、次いで減圧下で濃縮する。取得した残留物をジクロロメタン2mL中で30分間攪拌する。懸濁した固体をろ別し、水で洗浄して、吸引により排出する。分取LC/MSにより、最終精製を行い、40℃における真空下の乾燥後、3−{4−[3−(2−フルオロ−5−メチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミドをトリフルオロ酢酸塩の形態で取得し、その特性は次のとおりである。
IR(KBr):3452、1675、1603、1544、1314、1202、1144、836、805、722cm−1
H NMR:2.29(s,3H);6.82(m,1H);7.12(dd,J=8.5及び11.5Hz,1H);7.46〜7.51(m,3H);7.62(ブロードd,J=8.5Hz,2H);7.97〜8.03(m,2H);8.08(ブロードs,1H);8.32(d,J=6.5Hz,1H);8.54(ブロードd,J=2.5Hz,1H);9.15(s,1H);9.25(s,1H);13.4(ブロードm,1H).
質量スペクトル(ES)m/z=404[MH
融点:222℃
3−[4−(3−m−トリルウレイド)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミドトリフルオロアセタート
Figure 2008539211
テトラヒドロフラン5mL中の3−(4−アミノフェニル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド100mgの溶液へ、m−トリルイソシアナート47.8μLを滴下する。アルゴン雰囲気下において、反応混合物を室温で16時間攪拌し、次いで減圧下で濃縮する。取得した残留物をジクロロメタン2mL中で30分間攪拌する。懸濁した固体をろ別し、水で洗浄して、吸引により排出する。分取LC/MSにより、最終精製を行い、40℃における真空下の乾燥後、3−[4−(3−m−トリルウレイド)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド40mgをトリフルオロ酢酸塩の形態で取得し、その特性は次のとおりである。
IR(KBr):3408、1699、1595、1526、1203、1138、834、797、724cm−1
H NMR:2.29(s,3H);6.81(ブロードd,J=7.5Hz,1H);7.17(t,J=7.5Hz,1H);7.25(ブロードd,J=7.5Hz,1H);7.32(ブロードs,1H);7.44(ブロードs,1H);7.47(ブロードd,J=8.5Hz,2H);7.62(ブロードd,J=8.5Hz,2H);7.96(ブロードm,1H);8.06(ブロードs,1H);8.30(d,J=6.0Hz,1H);8.67(s,1H);8.86(s,1H);9.12(s,1H);13.3(ブロードm,1H).
質量スペクトル(ES)m/z=386[MH
3−{4−[3−(2−フルオロ−5−トリフルオロメチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
Figure 2008539211
テトラヒドロフラン5mL中の3−(4−アミノフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド130mgの溶液へ、2−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニルイソシアナート85μLを滴下する。次いで、アルゴン雰囲気下において、反応混合物を室温で16時間攪拌し、その後、減圧下で濃縮する。取得した残留物をシリカカラム上でクロマトグラフにかける(溶出剤:体積比9/1のジクロロメタン/メタノール)。所望の生成物を含有する画分を減圧下で濃縮する。3−{4−[3−(2−フルオロ−5−トリフルオロメチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド237mgを白い固体形態で取得し、その特性は次のとおりである。
IR(KBr):1659、1623、1542、1443、1339、1316、1119cm−1
H NMR:7.08(広幅のm,1H);7.14(dd,J=5.0及び8.0Hz,1H);7.40(m,1H);7.46(ブロードd,J=8.5Hz,2H);7.51(m,1H);7.57(ブロードd,J=8.5Hz,2H);7.55〜7.60(遮蔽したm,1H);7.92(ブロードd,J=8.0Hz,1H);8.38(ブロードd,J=5.0Hz,1H);8.64(ブロードd,J=7.5Hz,1H);9.01(ブロードs,1H);9.36(ブロードs,1H);12.1(ブロードs,1H).
質量スペクトル(ES):m/z=458[M+H
融点:232℃(Kofler)
3−(4−アミノフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド:
メタノール内のアンモニア7N溶液30mL中におけるメチル3−(4−アミノフェニル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキシラート260mgの溶液へ、22%アンモニア水溶液5mLを添加する。次いで、オートクレーブ内において、反応混合物を80℃で20時間攪拌し(12.6バール)、次いで減圧下で濃縮する。取得した残留物をシリカカラム上でクロマトグラフにかける(溶出剤:体積比9/1のジクロロメタン/メタノール)。所望の生成物を含有する画分を減圧下で濃縮する。3−(4−アミノフェニル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド140mgを薄黄色の固体形態で取得し、その特性は次のとおりである。
融点:139℃
メチル3−(4−アミノフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキシラート:
トルエン50mL及びメタノール50mL中のメチル3−ブロモ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキシラート0.64gの溶液ヘ、4−アミノフェニルボロン酸ヒドロクロリド1.08g及びトリエチルアミン0.9mLを添加する。次いで、アルゴン雰囲気下において、反応混合物を15分間攪拌する。テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)144mg、塩化リチウム0.3g、炭酸ナトリウム0.66g及び蒸留水7.5mLを連続して添加する。反応混合物を還流で8時間攪拌する。Celite(R)を通してろ過した後、ろ液を減圧下で濃縮する。酢酸エチル及びシクロヘキサン(体積比7/3)の混合物で溶出するシリカ上のカラムクロマトグラフィーにより、残留物を精製する。メチル3−(4−アミノフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキシラート400mgを黄色の固体形態で取得し、その特性は次のとおりである。
融点:236℃
メチル3−ブロモ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキシラート:
ピリジン165mL中のメチル1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキシラートヒドロクロリド3.2gの溶液へ、アルゴン雰囲気下において、0℃で、ピリジン35mL中のピリジニウムトリブロミド5.04gの溶液を滴下する。次いで、反応混合物を0℃で攪拌し、その後、砕氷250g及び蒸留水750mLの混合物上に注ぐ。懸濁液をろ過し、固体を蒸留水25mLで二回洗浄し、次いで、外気で乾燥させる。メチル3−ブロモ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキシラート0.87gをベージュ色の固体形態で取得し、その特性は次のとおりである。
質量スペクトル(ES)m/z=256[M+H
メチル1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキシラートヒドロクロリド:
メタノール100mL中の1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボン酸ヒドロクロリド4gの溶液へ、室温にて、塩化チオニル6mLを滴下する。次いで、反応混合物を室温で5時間攪拌し、その後、減圧下で濃縮する。取得した残留物をエチルエーテル50mL中で粉砕し、続いて、40℃にて、真空下で乾燥させる。メチル1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキシラートヒドロクロリド3.22gを淡黄色の固体形態で取得し、この固体を未処理のまま次の段階で使用する。
1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボン酸ヒドロクロリド
−70℃に冷却した無水THF75mL中の1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン6.03gの溶液へ、ヘキサン中のn−ブチルリチウムの1.6M溶液33mLを滴下する。−70℃で15分間攪拌した後、カルダイス(cardice)の塊20gを溶液へ添加する。次いで、混合物を室温に戻し、その後、減圧下で濃縮する。白い固体8.4gを取得し、この生成物をテトラヒドロフラン175mL中に溶解する。この溶液を−70℃に冷却し、その後、ヘキサン中のt−ブチルリチウムの1.5M溶液35mLを滴下する。−70℃で30分間攪拌した後、カルダイスの塊20gを溶液へ添加する。次いで、混合物を室温に戻し、その後、この反応混合物を0℃に冷却した蒸留水50mL中に注ぐ。テトラヒドロフランを減圧下で留去する。残留水溶液を蒸留水150mLで希釈し、ジクロロメタン100mLで二回洗浄して、5N塩酸水溶液30mLを添加することにより、pH1に酸性化し、次いで、減圧下で濃縮する。ペースト状の固体10.01gを取得し、この固体をメタノール50mLから再結晶化する。取得した固体を7N塩酸イソプロパノール50mL及びイソプロピルエーテル50mLの混合物で処理する。空気中で乾燥させた後、1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボン酸ヒドロクロリド5.71gをクリーム色の固体形態で取得する。
質量スペクトル(EI)m/z=162[M
3−{4−[3−(2−フルオロ−5−トリフルオロメチルフェニル)ウレイド]フェニル}−7−オキシ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
Figure 2008539211
0℃に維持したクロロホルム2mL中の3−{4−[3−(2−フルオロ−5−トリフルオロメチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド50mgの溶液へ、クロロホルム中におけるメタクロロ過安息香酸の0.7M溶液0.31mLを滴下する。溶液を0℃で4時間攪拌し、次いで室温で16時間攪拌する。反応混合物をジクロロメタン3mLで希釈し、No.4焼結式漏斗を通してろ過し、取得した固体をジクロロメタン3mLで二回洗浄して、その後、空気中で乾燥させる。3−{4−[3−(2−フルオロ−5−トリフルオロメチルフェニル)ウレイド]フェニル}−7−オキシ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド40mgを淡黄色の固体形態で取得し、その特性は次のとおりである。
IR(KBr):3352、1671、1609、1545、1442、1340、1315、1239、1119、1069及び885cm−1
H NMR:7.16(m,1H);7.35〜7.58(m,7H);7.63(ブロードm,1H);7.77(ブロードm,1H);8.31(ブロードd,J=6.0Hz,1H);8.65(ブロードd,J=8.5Hz,1H);8.94(ブロードs,1H);9.29(s,1H);12.5〜13.2(非常にブロードm,1H).
質量スペクトル(ES)m/z=474[M+H
融点:220℃(Kofler)
3−{4−[3−(2−フルオロフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]−ピリジン−2−カルボキサミド
Figure 2008539211
3−(4−アミノフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド及び2−フルオロフェニルイソシアナートで開始し、実施例7に記載のとおり、ベージュ色の固体の3−{4−[3−(2−フルオロフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド66.6mgを調製する。
融点:268.7℃(Buchi)
質量スペクトル(ES):[M+H]=390
保持時間(分):3.71
3−{4−[3−(2−メトキシフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]−ピリジン−2−カルボキサミド
Figure 2008539211
3−(4−アミノフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド及び2−メトキシフェニルイソシアナートで開始し、実施例7に記載のとおり、ベージュ色の固体の3−{4−[3−(2−メトキシフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド83.6mgを調製する。
融点:227.1℃(Buchi)
質量スペクトル(ES):[M+H]=402
保持時間(分):3.77
3−{4−[3−(4−トリフルオロメチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ−[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
Figure 2008539211
3−(4−アミノフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド及び4−トリフルオロメチルフェニルイソシアナートで開始し、実施例7に記載のとおり、白色の固体の3−{4−[3−(4−トリフルオロメチルフェニル)ウレイド]フェニル}1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド77.6mgを調製する。
融点:296.2℃(Buchi)
質量スペクトル(ES):[M+H]=440
保持時間(分):4.24
3−{4−[3−(2−クロロ−5−トリフルオロメチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
Figure 2008539211
3−(4−アミノフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド及び2−クロロ−5−トリフルオロメチルフェニルイソシアナートで開始し、実施例7に記載のとおり、白色の固体の3−{4−[3−(2−クロロ−5−トリフルオロメチルフェニル)ウレイド]−フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド40.56mgを調製する。
融点:188.3℃(Buchi)
質量スペクトル(ES):[M+H]=474
保持時間(分):4.51
3−{4−[3−(2−フルオロ−3−トリフルオロメチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
Figure 2008539211
3−(4−アミノフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド及び2−フルオロ−3−トリフルオロメチルフェニルイソシアナートで開始し、実施例7に記載のとおり、白色の固体の3−{4−[3−(2−フルオロ−3−トリフルオロメチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド79mgを調製する。
融点:265.4℃(Buchi)
質量スペクトル(ES):[M+H]=458
保持時間(分):4.24
3−{4−[3−(4−フルオロ−3−トリフルオロメチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
Figure 2008539211
3−(4−アミノフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド及び4−フルオロ−3−トリフルオロメチルフェニルイソシアナートで開始し、実施例7に記載のとおり、茶色の固体の3−{4−[3−(4−フルオロ−3−トリフルオロメチルフェニル)ウレイド]−フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド76.5mgを調製する。
融点:234.7℃(Buchi)
質量スペクトル(ES):[M+H]=458
保持時間(分):4.22
3−{4−[3−(3−フルオロ−5−トリフルオロメチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
Figure 2008539211
3−(4−アミノフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド及び3−フルオロ−5−トリフルオロメチルフェニルイソシアナートで開始し、実施例7に記載のとおり、ベージュ色の固体の3−{4−[3−(3−フルオロ−5−トリフルオロメチルフェニル)−ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド78.1mgを調製する。
融点:257.5℃(Buchi)
質量スペクトル(ES):[M+H]=458
保持時間(分):4.42
3−{4−[3−(4−トリフルオロメトキシフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
Figure 2008539211
3−(4−アミノフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド及び4−トリフルオロメトキシフェニルイソシアナートで開始し、実施例7に記載のとおり、茶色の粉末の3−{4−[3−(4−トリフルオロメトキシフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド92.3mgを調製する。
融点:258.9℃(Buchi)
質量スペクトル(ES):[M+H]=456
保持時間(分):4.29
3−{4−[3−(3,4−ジメトキシフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ−[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
Figure 2008539211
3−(4−アミノフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド及び3,4−ジメトキシフェニルイソシアナートで開始し、実施例7に記載のとおり、ベージュ色の固体の3−{4−[3−(3,4−ジメトキシフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド79mgを調製する。
融点:223.7℃(Buchi)
質量スペクトル(ES):[M+H]=432
保持時間(分):3.27
3−{4−[3−(2,5−ジメチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
Figure 2008539211
3−(4−アミノフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド及び2,5−ジメチルフェニルイソシアナートで開始し、実施例7に記載のとおり、白色の固体の3−{4−[3−(2,5−ジメチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド75.9mgを調製する。
融点:308.8℃(Buchi)
質量スペクトル(ES):[M+H]=400
保持時間(分):3.90
3−{4−[3−(3−メトキシフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]−ピリジン−2−カルボキサミド
Figure 2008539211
3−(4−アミノフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド及び3−メトキシフェニルイソシアナートで開始し、実施例7に記載のとおり、ベージュ色の固体の3−{4−[3−(3−メトキシフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド55.5mgを調製する。
融点:306.2℃(Buchi)
質量スペクトル(ES):[M+H]=402
保持時間(分):3.39
3−{4−[3−(3−トリフルオロメチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
Figure 2008539211
3−(4−アミノフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド及び3−トリフルオロメチルフェニルイソシアナートで開始し、実施例7に記載のとおり、白色の固体の3−{4−[3−(3−トリフルオロメチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド56.5mgを調製する。
融点:263.6℃(Buchi)
質量スペクトル(ES):[M+H]=440
保持時間(分):3.95
3−{4−[3−(3,4−ジメチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
Figure 2008539211
3−(4−アミノフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド及び3,4−ジメチルフェニルイソシアナートで開始し、実施例7に記載のとおり、白色の固体の3−{4−[3−(3,4−ジメチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド45.2mgを調製する。
融点:274.7℃(Buchi)
質量スペクトル(ES):[M+H]=400
保持時間(分):3.75
3−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
Figure 2008539211
3−(4−アミノフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド及び2−メトキシ−5−メチルフェニルイソシアナートで開始し、実施例7に記載のとおり、ベージュ色の固体の3−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチルフェニル)ウレイド]−フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド44.9mgを調製する。
融点:327.7℃(Buchi)
質量スペクトル(ES):[M+H]=416
保持時間(分):3.76
3−[4−(3−m−トリルウレイド)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
Figure 2008539211
3−(4−アミノフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド及びm−トリルイソシアナートで開始し、実施例7に記載のとおり、ベージュ色の固体の3−[4−(3−m−トリルウレイド)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド62.5mgを調製する。
融点:266℃(Buchi)
質量スペクトル(ES):[M+H]=386
保持時間(分):3.60
3−{4−[3−(4−フルオロフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
Figure 2008539211
3−(4−アミノフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド及び4−フルオロフェニルイソシアナートで開始し、実施例7に記載のとおり、ベージュ色の固体の3−{4−[3−(4−フルオロフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド49.7mgを調製する。
融点:299.9℃(Buchi)
質量スペクトル(ES):[M+H]=390
保持時間(分):3.45
3−[4−(3−p−トリルウレイド)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
Figure 2008539211
3−(4−アミノフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド及びp−トリルイソシアナートで開始し、実施例7に記載のとおり、ベージュ色の固体の3−[4−(3−p−トリルウレイド)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド68.4mgを調製する。
融点:293℃(Buchi)
質量スペクトル(ES):[M+H]=386
保持時間(分):3.58
3−{4−[3−(4−メチル−3−トリフルオロメチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
Figure 2008539211
3−(4−アミノフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド及び4−メチル−3−トリフルオロメチルフェニルイソシアナートで開始し、実施例7に記載のとおり、白色の固体の3−{4−[3−(4−メチル−3−トリフルオロメチルフェニル)ウレイド]−フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド47.1mgを調製する。
融点:285℃
質量スペクトル(ES):[M+H]=454
保持時間(分):4.10
3−{4−[3−(4−ジフルオロメトキシフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
Figure 2008539211
3−(4−アミノフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド及び4−ジフルオロメトキシフェニルイソシアナートで開始し、実施例7に記載のとおり、白色の固体の3−{4−[3−(4−ジトリフルオロメトキシフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド47.5mgを調製する。
融点:283.5℃(Buchi)
質量スペクトル(ES):[M+H]=438
保持時間(分):3.64
3−{4−[3−(3,5−ジメトキシフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ−[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
Figure 2008539211
3−(4−アミノフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド及び3,5−ジメトキシフェニルイソシアナートで開始し、実施例7に記載のとおり、ベージュ色の固体の3−{4−[3−(3,5−ジメトキシフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド59.2mgを調製する。
融点:266.5℃(Buchi)
質量スペクトル(ES):[M+H]=432
保持時間(分):3.45
3−{4−[3−(4−クロロ−3−トリフルオロメチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
Figure 2008539211
3−(4−アミノフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド及び4−クロロ−3−トリフルオロメチルフェニルイソシアナートで開始し、実施例7に記載のとおり、白色の固体の3−{4−[3−(4−クロロ−3−トリフルオロメチルフェニル)ウレイド]−フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド29.8mgを調製する。
融点:311.1℃(Buchi)
質量スペクトル(ES):[M+H]=474
保持時間(分):4.22
3−{4−[3−(2,5−ジメトキシフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
Figure 2008539211
3−(4−アミノフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド及び2,5−ジメトキシフェニルイソシアナートで開始し、実施例7に記載のとおり、黄色の凍結乾燥物の3−{4−[3−(2,5−ジメトキシフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド33.1mgを調製する。
質量スペクトル:LC−MS−DAD−ELSD:
432(+)=(M+H)(+)
430(−)=(M−H)(−)
保持時間(分):3.53
3−{4−[3−(3−フルオロフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
Figure 2008539211
3−(4−アミノフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド及び3−フルオロフェニルイソシアナートで開始し、実施例7に記載のとおり、白色の凍結乾燥物の3−{4−[3−(3−フルオロフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド31.5mgを調製する。
質量スペクトル:LC−MS−DAD−ELSD:
390(+)=(M+H)(+)
388(−)=(M−H)(−)
保持時間(分):3.55
3−{4−[3−(2−メトキシ−5−トリフルオロメチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
Figure 2008539211
3−(4−アミノフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド及び2−メトキシ−5−トリフルオロメチルフェニルイソシアナートで開始し、実施例7に記載のとおり、ベージュ色の固体の3−{4−[3−(2−メトキシ−5−トリフルオロメチルフェニル)−ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド50mgを調製する。
融点:221℃(Kofler−昇華)
質量スペクトル:LC−MS−DAD−ELSD:
470(+)=(M+H)(+)
468(−)=(M−H)(−)
3−{4−[3−(2−アセチルアミノ−5−トリフルオロメチルフェニル)ウレイド]−フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミドトリフルオロアセタート
Figure 2008539211
3−(4−アミノフェニル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド及び2−アセチルアミノ−5−トリフルオロメチルフェニルイソシアナートで開始し、実施例1に記載のとおり、黄色の固体の3−{4−[3−(2−アセチルアミノ−5−トリフルオロメチルフェニル)−ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド12mgを調製する。
質量スペクトル(ES):[M+H]=497
保持時間(分):2.63
3−{4−[3−(2−メトキシフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド
Figure 2008539211
3−(4−アミノフェニル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド及び2−メトキシフェニルイソシアナートで開始し、実施例1に記載のとおり、黄色の固体の3−{4−[3−(2−メトキシフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド25mgを調製する。
融点:216℃(Kofler)
質量スペクトル(ES):[M+H]=402
保持時間(分):3.06
3−{4−[3−(2−トリフルオロメチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド
Figure 2008539211
3−(4−アミノフェニル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド及び2−トリフルオロメチルイソシアナートで開始し、実施例1に記載のとおり、黄色の固体の3−{4−[3−(2−トリフルオロメチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミドの固体80mgを調製する。
融点:228℃(Kofler)
質量スペクトル(ES):[M+H]=440
保持時間(分):3.17
3−{4−[3−(3−トリフルオロメチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド
Figure 2008539211
3−(4−アミノフェニル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド及び3−トリフルオロメチルフェニルイソシアナートで開始し、実施例1に記載のとおり、黄色の固体の3−{4−[3−(3−トリフルオロメチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド77mgを調製する。
融点:256℃(Buchi B−545)
質量スペクトル(ES):[M+H]=440
保持時間(分):3.48
3−{4−[3−(4−フルオロフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド
Figure 2008539211
3−(4−アミノフェニル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド及び4−フルオロフェニルイソシアナートで開始し、実施例1に記載のとおり、黄色の固体の3−{4−[3−(4−フルオロフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド73mgを調製する。
融点:271℃(Buchi B−545)
質量スペクトル(ES):[M+H]=390
保持時間(分):2.93
3−{4−[3−(4−トリフルオロメチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド
Figure 2008539211
3−(4−アミノフェニル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド及び4−トリフルオロメチルフェニルイソシアナートで開始し、実施例1に記載のとおり、黄色の固体の3−{4−[3−(4−トリフルオロメチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド91mgを調製する。
融点:289℃
質量スペクトル(ES):[M+H]=440
保持時間(分):3.48
3−[4−(3−p−トリルウレイド)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド
Figure 2008539211
3−(4−アミノフェニル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド及びp−トリルイソシアナートで開始し、実施例1に記載のとおり、黄色の固体の3−[4−(3−p−トリルウレイド)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド76mgを調製する。
融点:277℃(Buchi B−545)
質量スペクトル(ES):[M+H]=386
保持時間(分):3.13
3−{4−[3−(4−クロロ−3−トリフルオロメチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド
Figure 2008539211
3−(4−アミノフェニル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド及び4−クロロ−3−トリフルオロメチルフェニルイソシアナートで開始し、実施例1に記載のとおり、黄色の固体の3−{4−[3−(4−クロロ−3−トリフルオロメチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド103mgを調製する。
融点:228℃(Buchi B−545)
質量スペクトル(ES):[M+H]=474
保持時間(分):3.64
3−{4−[3−(2−クロロ−5−トリフルオロメチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド
Figure 2008539211
3−(4−アミノフェニル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド及び2−クロロ−5−トリフルオロメチルフェニルイソシアナートで開始し、実施例1に記載のとおり、黄色の固体の3−{4−[3−(2−クロロ−5−トリフルオロメチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド76mgを調製する。
融点:243℃(Buchi B−545)
質量スペクトル(ES):[M+H]=474
保持時間(分):3.56
3−{4−[3−(4−トリフルオロメトキシフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド
Figure 2008539211
3−(4−アミノフェニル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド及び4−トリフルオロメトキシフェニルイソシアナートで開始し、実施例1に記載のとおり、黄色の固体の3−{4−[3−(4−トリフルオロメトキシフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド94mgを調製する。
融点:276℃(Buchi B−545)
質量スペクトル(ES):[M+H]=456
保持時間(分):3.63
3−{4−[3−(4−ジフルオロメトキシフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド
Figure 2008539211
3−(4−アミノフェニル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド及び4−ジフルオロメトキシフェニルイソシアナートで開始し、実施例1に記載のとおり、黄色の固体の3−{4−[3−(4−ジフルオロメトキシフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド87mgを調製する。
融点:257℃
質量スペクトル(ES):[M+H]=438
保持時間(分):3.23
3−{4−[3−(3,4−ジメチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド
Figure 2008539211
3−(4−アミノフェニル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド及び3,4−ジメチルフェニルイソシアナートで開始し、実施例1に記載のとおり、黄色の固体の3−{4−[3−(3,4−ジメチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド82mgを調製する。
融点:230℃(Buchi B−545)
質量スペクトル(ES):[M+H]=400
保持時間(分):3.32
3−{4−[3−(3,5−ジメトキシフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド
Figure 2008539211
3−(4−アミノフェニル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド及び3,5−ジメトキシフェニルイソシアナートで開始し、実施例1に記載のとおり、黄色の固体の3−{4−[3−(3,5−ジメトキシフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド87mgを調製する。
融点:225℃(Buchi B−545)
質量スペクトル(ES):[M+H]=432
保持時間(分):3.07
3−{4−[3−(2,5−ジメチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド
Figure 2008539211
3−(4−アミノフェニル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド及び2,5−ジメチルフェニルイソシアナートで開始し、実施例1に記載のとおり、黄色の固体の3−{4−[3−(2,5−ジメチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド87mgを調製する。
融点:261℃(Buchi B−545)
質量スペクトル(ES):[M+H]=400
保持時間(分):3.25
3−{4−[3−(2−フルオロフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド
Figure 2008539211
3−(4−アミノフェニル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド及び2−フルオロフェニルイソシアナートで開始し、実施例1に記載のとおり、淡黄色の固体の3−{4−[3−(2−フルオロフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド59mgを調製する。
融点:242℃(Buchi B−545)
質量スペクトル(ES):[M+H]=390
保持時間(分):2.41
3−{4−[3−(3−フルオロフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド
Figure 2008539211
3−(4−アミノフェニル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド及び3−フルオロフェニルイソシアナートで開始し、実施例1に記載のとおり、淡黄色の固体の3−{4−[3−(3−フルオロフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド63mgを調製する。
融点:252℃(Buchi B−545)
質量スペクトル(ES):[M+H]=390
保持時間(分):2.55
3−{4−[3−(2−フルオロ−3−トリフルオロメチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド
Figure 2008539211
3−(4−アミノフェニル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド及び2−フルオロ−3−トリフルオロメチルフェニルイソシアナートで開始し、実施例1に記載のとおり、淡黄色の固体の3−{4−[3−(2−フルオロ−3−トリフルオロメチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド69mgを調製する。
融点:240℃(Buchi B−545)
質量スペクトル(ES):[M+H]=458
保持時間(分):2.75
3−{4−[3−(3−フルオロ−5−トリフルオロメチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド
Figure 2008539211
3−(4−アミノフェニル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド及び3−フルオロ−5−トリフルオロメチルフェニルイソシアナートで開始し、実施例1に記載のとおり、淡黄色の固体の3−{4−[3−(3−フルオロ−5−トリフルオロメチルフェニル)ウレイド]−フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド69mgを調製する。
融点:261℃(Buchi B−545)
質量スペクトル(ES):[M+H]=458
保持時間(分):2.88
3−{4−[3−(4−フルオロ−3−トリフルオロメチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド
Figure 2008539211
3−(4−アミノフェニル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド及び4−フルオロ−3−トリフルオロメチルフェニルイソシアナートで開始し、実施例1に記載のとおり、淡黄色の固体の3−{4−[3−(4−フルオロ−3−トリフルオロメチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド56mgを調製する。
融点:201℃(Buchi B−545)
質量スペクトル(ES):[M+H]=458
保持時間(分):2.85
3−{4−[3−(4−メチル−3−トリフルオロメチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド
Figure 2008539211
3−(4−アミノフェニル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド及び4−メチル−3−トリフルオロメチルフェニルイソシアナートで開始し、実施例1に記載のとおり、淡黄色の固体の3−{4−[3−(4−メチル−3−トリフルオロメチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド61mgを調製する。
融点:199℃
質量スペクトル(ES):[M+H]=454
保持時間(分):2.84
3−{4−[3−(3−メトキシフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミドトリフルオロアセタート
Figure 2008539211
3−(4−アミノフェニル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド及び3−メトキシフェニルイソシアナートで開始し、実施例1に記載のとおり、黄色の凍結乾燥物の3−{4−[3−(3−メトキシフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミドトリフルオロアセタート33.3mgを調製する。
質量スペクトル(ES):[M+H]=402
保持時間(分):2.60
3−{4−[3−(3,4−ジメトキシフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミドトリフルオロアセタート
Figure 2008539211
3−(4−アミノフェニル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド及び3,4−ジメトキシフェニルイソシアナートで開始し、実施例1に記載のとおり、黄色の凍結乾燥物の3−{4−[3−(3,4−ジメトキシフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミドトリフルオロアセタート80.5mgを調製する。
質量スペクトル(ES):[M+H]=432
保持時間(分):2.27
3−{4−[3−(2,5−ジメトキシフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミドトリフルオロアセタート
Figure 2008539211
3−(4−アミノフェニル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド及び2,5−ジメトキシフェニルイソシアナートで開始し、実施例1に記載のとおり、黄色の凍結乾燥物の3−{4−[3−(2,5−ジメトキシフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミドトリフルオロアセタート90.7mgを調製する。
質量スペクトル(ES):[M+H]=432
保持時間(分):2.62
3−[4−(3−o−トリルウレイド)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド
Figure 2008539211
3−(4−アミノフェニル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド及びo−トリルイソシアナートで開始し、実施例1に記載のとおり、淡黄色の固体の3−[4−(3−o−トリルウレイド)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド75.3mgを調製する。
融点:270℃(Buchi B−545)
質量スペクトル(ES):[M+H]=386
保持時間(分):2.54
3−{4−[3−(4−メトキシフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド
Figure 2008539211
3−(4−アミノフェニル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド及び4−メトキシフェニルイソシアナートで開始し、実施例1に記載のとおり、淡黄色の固体の3−{4−[3−(4−メトキシフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド51.1mgを調製する。
融点:275℃(Buchi B−545)
質量スペクトル(ES):[M+H]=402
保持時間(分):2.28
3−{4−[3−(3−クロロ−4−ジフルオロメトキシフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド
Figure 2008539211
3−(4−アミノフェニル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド及び3−クロロ−4−ジフルオロメトキシフェニルイソシアナートで開始し、実施例1に記載のとおり、淡黄色の固体の3−{4−[3−(3−クロロ−4−ジフルオロメトキシフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド93mgを調製する。
融点:267℃(Buchi B−545)
質量スペクトル(ES):[M+H]=472
保持時間(分):2.90
3−{4−[3−(3,5−ジメチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド
Figure 2008539211
3−(4−アミノフェニル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド及び3,5−ジメチルフェニルイソシアナートで開始し、実施例1に記載のとおり、淡黄色の固体の3−{4−[3−(3,5−ジメチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド61mgを調製する。
融点:188℃(Buchi B−545)
質量スペクトル(ES):[M+H]=400
保持時間(分):2.68
3−{4−[3−(3−エチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド
Figure 2008539211
3−(4−アミノフェニル)−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド及び3−エチルフェニルイソシアナートで開始し、実施例1に記載のとおり、淡黄色の固体の3−{4−[3−(3−エチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド61mgを調製する。
融点:257℃(Buchi B−545)
質量スペクトル(ES):[M+H]=400
保持時間(分):2.97
3−{4−[3−(3−エチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
Figure 2008539211
3−(4−アミノフェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド及び3−エチルフェニルイソシアナートで開始し、実施例7に記載のとおり、白色の固体の3−{4−[3−(3−エチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド0.8mgを調製する。
融点:254℃(Buchi)
質量スペクトル(ES):[M+H]=400
保持時間(分):7.18
化合物の活性の測定−実験のプロトコール
1.FAK
時間分解蛍光試験(HTRF)を使用して酵素の自己リン酸化の阻害を測定することにより、FAKに対する化合物の阻害活性を測定する。
ヒトFAKの完全なcDNA(そのN末端は、ヒスチジンで標識されている。)、バキュロウイルス発現ベクターpFastBac HTc中にクローニングした。タンパク質を発現させ、約70%の均一状態まで精製した。
キナーゼ活性は、50mMHepes pH=7.2、10mMMgCl、100μmNaVO、15μMATP緩衝液中で、検査化合物の異なる濃度とともに、37℃で1時間、酵素(6.6μg/mL)を温置することによって測定する。0.4mMKF、133mMEDTA、0.1%BSAを含有するHepes pH=7.0緩衝液を添加することにより、酵素反応を停止させ、この緩衝液に、XL665で標識された抗ヒスチジン抗体及びユーロピウムクリプタート(Eu−K)に結合されたチロシンリン特異的モノクローナル抗体を添加することにより、室温で1〜2時間、標識化を行う。2つの蛍光物質の特性については、「G.Mathis et al.,Anticancer Research,1997,17,3011〜3014pages」に記載されている。励起ユーロピウムクリプタートから受容体XL665へのエネルギー転移は、FAKの自己リン酸化の程度に比例する。長時間持続する、XL665に対して特異的な信号を、Packard Discoveryプレートカウンタ中で測定する。全ての検査を2回実行し、2つの検査の平均値を算出する。本発明の化合物によるFAKの自己リン酸化活性の阻害は、対照(対照の活性は、検査化合物の不存在下で測定される。)に対する阻害パーセントとして表される。パーセント阻害を算出するために、[665nmの信号/620nmの信号]の比を検討する。
2.KDR
シンチレーション技術(96ウェルプレート、NEN)を用いた、酵素KDRによる基質のリン酸化のインビトロ検査において、化合物の阻害効果を測定する。
ヒトKDR酵素の細胞質ドメインを、バキュロウイルス発現ベクターpFastBac中にGST融合物の形態でクローニングした。SF21細胞中でタンパク質を発現させ、約60%の均質状態まで精製した。
10mM MgCl、100μM NaBO、1mM NaFの存在下、20mM MOPS、10mM MgCl、10mM MnCl、1mM DTT、2.5mM EGTA、10mM β−グリセロホスファート、pH=7.2、中で、KDRのキナーゼ活性を測定した。KDR酵素100ngを含有する、4℃のキナーゼ緩衝液70μLに、化合物10μLを添加する。基質2μg(GST融合タンパク質の形態で発現されたPLCγのSH2−SH3断片、γ33P[ATP]2μCi及び2μM冷ATPを含有する溶液20μLを添加することによって、反応を開始する。37℃での1時間の温置後、200mM EDTAの1容量(100μL)を添加することにより、反応を停止させる。温置緩衝液を除去し、PBS300μLで、ウェルを3回洗浄した。Top Court NXT放射能カウンタ(Packard)を使用して、各ウェル中の放射能を測定する。
放射性ATP及び基質のみを含有する4つの異なるウェル中の放射能を測定することにより、バックグラウンドノイズを測定する。
総活性対照は、全ての試薬(γ33P−[ATP]、KDR及び基質PLCγ)を含有するが、化合物が存在しない4つの異なるウェル中で測定する。
本発明の化合物によるKDR活性の阻害は、化合物の不存在下で測定された対照活性の阻害のパーセントとして表される。
阻害対照として、各プレート中に化合物SU5614(Calbiochem)(1μM)を含める。
3.Tie2
細胞内ドメイン776−1124のアミノ酸に反応するヒトTie2のコード配列を、ヒト胎盤から単離されたcDNAをモデルとして使用するPCRによって作製した。GST融合タンパク質の形態のpFastBacGTバキュロウイルス発現ベクター中に、この配列を導入した。
約80%の均質状態まで精製されたGST−Tie2の存在下での、Tie2によるPLCのリン酸化の検査において分子の阻害的効果を測定する。基質は、GST融合タンパク質の形態で発現されたPLCのSH2−SH3断片から構成される。
10mM MgCl、10mM MnCl、1mM DTT及び10mMのグリセロホスファートを含有する20mM MOPS緩衝液、pH 7.2中で、Tie2のキナーゼ活性を測定する。氷上に維持された96−FlashPlate中で、反応混合物を置き、反応混合物はウェル当りGST−Tie2酵素100ngを含有するキナーゼ緩衝液70μLから構成された。次に、10%の最高濃度までDMSO中に希釈された検査分子10μLを添加する。所定の濃度に対し、各測定は、4回実行される。GST−PLC2μg、冷ATP2μm及び33P[ATP]1μCiを含有する20μL溶液を添加することにより、反応を開始する。37℃での1時間の温置後、200mMEDTAの1容量(100μL)を添加することにより、反応を停止させる。温置緩衝液の除去後、PBS300μLで、ウェルを3回洗浄する。MicroBeta 1450Wallac で、放射能を測定する。
Tie2活性の阻害を計算し、化合物の不存在下で測定された対照活性に対する阻害のパーセントとして表す。
4.Aurora1及びAurora2
放射能検出を用いた酵素的検査を用いて、キナーゼAurora1及びAurora2に対する化合物の阻害的効果を測定する。
ニッケルキレートがマイクロプレートの表面に結合された96ウェルFlashplateプレートを用いて、放射標識されたATP([33P]ATP)の存在下で、基質Numa−ヒスチジンのリン酸化を介して、Aurora1及びAurora2のキナーゼ活性を評価する。NuMA基質中に取り込まれた33Pホスファートの量は、酵素Aurora1又はAurora2の活性に比例する。
タンパク質:
タンパク質は、Sanofi−Aventisグループのタンパク質作製研究室において作製する。
Aurora1:Aurora−B/INCENP−C3組換え複合体、約50%まで精製、そのAurora−BのN末端はヒスチジンで標識されている。
Aurora2:N末端ヒスチジン尾部を含む完全な組換えタンパク質を、E.コリ中で発現させ、82%超まで精製した。
NuMA(有糸分裂装置と合体する核タンパク質):424アミノ酸断片、E.コリ中で発現され、そのN末端はヒスチジンで標識されており、2つのAurora酵素に対する基質として使用した。
プロトコール:
使用したマイクロプレートは、96ウェルのFlash−Plateプレート、ニッケルキレート(Perkin−Elmer、モデルSMP107)である。
37℃において、Aurora1又はAurora2の10nM、50mMのトリス/HCl(pH7.5)、50mMのNaCl、5mMのMgCl(Aurora−B)又は10mMのMgCl(Aurora−A)及び1mMのDTTから構成される緩衝液中のNuMA基質500nMの存在下において、評価すべき生成物を、ウェル当り100μLの反応体積で温置する。
酵素/基質温置緩衝液80μLを各ウェル中に分配し、続いて、評価すべき生成物10μLを様々な濃度で分配する。[33P]ATP0.2μCi(10μL)を含有するATPの最終1μMを添加することにより、反応を開始する。30分の温置後、反応緩衝液を単に除去することによって、反応を停止し、各ウェルをトリス/HCl緩衝液300μLで二回洗浄する。次いで、PackardのTop−Countモデルシンチレーション機器を使用し、各ウェル中で放射能を測定する。
Auroraの対照酵素活性は、30分にわたって取得された、1分当りのカウント数からバックグラウンドノイズ(反応混合物が酵素を含有しない。)を引くことによって表される。様々な試験生成物の評価は、対照に対するAurora活性の阻害パーセントとして表される。
5.CDK2/サイクリンE:
IMAC(固定化金属アフィニティークロマトグラフィー)によるCDK2/サイクリンE−(His)複合体の精製:
CDK2及びサイクリンEをそれぞれコードするヒト配列を有する2つの組み換えバクロウィルスを使用して(後者はC末端ヘキサヒスチジンタグを有する。)、Sf21昆虫細胞を同時感染させる。同時感染の開始から2〜3日後、遠心分離によって細胞を収集し、次いで、使用時まで−40℃で保存する。細胞の解凍及び機械的溶解後、ニッケル上のアフィニティークロマトグラフィー(IMAC)により、溶解上清に存在する複合体を精製し、−80℃で保存する。
96ウェル形態におけるCDK2/サイクリンEのFlashplate試験
ストレプトアビジンで被覆された96ウェルプレートの形式を使用して、CDK2/サイクリンEのキナーゼ活性に対する化合物の活性を検査する。
この試験を実行するために、タンパク質pRbの断片のビオチン化ペプチド基質(ビオチニル−SACPLNLPLQNNHTAADMYLSPVRSPKKKGSTTR−OH)を、濃度1mMでキナーゼ緩衝液(ヘペス/NaOH50mM、NaCl1mM、MgCl5mM、pH7.5)中に溶解し、分取試料110μLの形態にて、−20℃で保存された原溶液を構成する。実験当日、この溶液の分取試料を解凍し、ジチオスレイトール1mMを含有するキナーゼ緩衝液中に希釈し、緩衝液へ直ちに添加して、14.3μMの濃度を得る。この溶液70μLをFlashplateの各ウェルへ添加し、100μLの反応溶媒の最終体積で行われる酵素反応中に、最終の基質濃度10μMを得る(下記を参照)。
別々の試験管において、10mMの原溶液から、様々な濃度の阻害物質(本発明の生成物)の中間希釈液をDMSO中に調製する。このようにして、1000μM、333.3μM、111.1μM、37.03μM、12.35μM、4.11μM及び1.37μMの希釈液を調製する。これらの各々の溶液1μL(又は対照については、DMSO1μL)を試験プレートのウェル中へ移す。
次いで、キナーゼ緩衝液中のアデノシントリホスファート(ATP)及びATPγ33Pの混合物の溶液19μLを、ATP5.26μM及び33P52.6μCi/mlの総濃度で、各ウェルに添加する。ジチオスレイトール1mMを含有するキナーゼ緩衝液中のCDK2/サイクリンEの200nM溶液10μL/ウェルを添加することにより(又はブランク反応に対してジチオスレイトール1mMを含有するキナーゼ緩衝液10μL)、酵素反応を開始する。
各試薬の添加後、各ウェルの最終体積は100μLであり、基質の最終濃度は10μMであり、最終の阻害剤濃度は10μM、3.33μM、1.11μM、0.37μM、0.123μM、0.041μM及び0.014μMであり(中間希釈液の濃度による)、最終のATP濃度は1μMであり、33Pの最終量は1μCi/ウェルであり、CDK2/サイクリンE複合体の最終濃度は20nMである。
全試薬を添加した後、650rpmにて回転振盪して、試験プレートを30℃で温置する。
温置完了時、プレートをPBS300μL/ウェル(リン酸緩衝生理食塩水、pH=7.4、カルシウム又はマグネシウムなし、参照10010−015、Gibco BRL)で三回洗浄する。Packard Topcount.NXTマシーンを用いたシンチレーション計数により、33Pのペプチドへの結合を数値化する。酵素活性を50%低下させる阻害濃度(IC50)を測定することにより、本発明の生成物の阻害活性を評価する。
Figure 2008539211

Claims (33)

  1. 下式(I)に対応する生成物。
    Figure 2008539211
    (式中、
    1)A及びArは、アリール、ヘテロアリール、置換されたアリール、置換されたヘテロアリール、シクロアルキル、置換されたシクロアルキルからなる群から独立に選択され;
    2)Lは、結合、CO、NH、CO−NH、NH−CO、NH−SONH−SO、SONH、NH−CH、CH−NHCH−CO−NHNH−CO−CH、NH−CH−CO、CO−CH−NH、NH−CO−NHNH−CS−NHNH−CO−OO−CO−NHからなる群から選択され:
    3)Y及びZの中から得られる一方がN及びNOから選択され、並びにY及びZの中から得られる他方がC(R5)であり、並びにWがC(R6)であり:
    4)R1、R5及びR6は、各々独立に、H、ハロゲン、R2、CNO(R2)、OC(O)(R2)、OC(O)N(R2)(R3)、OS(O)(R2)、N(R2)(R3)、N=C(R2)(R3)、N(R2)C(O)(R3)、N(R2)C(O)O(R3)、N(R4)C(O)N(R2)(R3)、N(R4)C(S)N(R2)(R3)、N(R2)S(O)(R3)、C(O)(R2)、C(O)O(R2)、C(O)N(R2)(R3)、C(=N(R3))(R2)、C(=N(OR3))(R2)、S(R2)、S(O)(R2)、S(O)(R2)、S(O)O(R2)、S(O)N(R2)(R3)からなる群から選択され;各R2、R3、R4は、H、アルキル、アルキレン、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクリル、置換されたアルキル、置換されたアルキレン、置換されたアルキニル、置換されたアリール、置換されたヘテロアリール、置換されたシクロアルキル、置換されたヘテロシクリル、アルキレン、置換されたアルキレン、置換されたアルキニルからなる群から独立に選択され;R2及びR3が、基R1、R5及びR6の1つの上に同時に存在する場合には、これらは、一緒に結合して環を形成することができ;
    5)Raは、H、(C1−C4)アルキル及び(C3−C4)シクロアルキルからなる群から選択される。)
  2. RaがHである、請求項1に記載の生成物。
  3. R1、R5及びR6がH、ハロゲン、OMe及びメチルから選択される、請求項1に記載の生成物。
  4. R1、R5及びR6がH及びFから選択される、請求項3に記載の生成物。
  5. R1、R5及びR6がHである、請求項4に記載の生成物。
  6. YがNである、請求項5に記載の生成物。
  7. YがNOである、請求項5に記載の生成物。
  8. ZがNである、請求項5に記載の生成物。
  9. ZがNOである、請求項5に記載の生成物。
  10. Arが、R11(R11は、R5と同じ定義を有する。)で置換された、フェニル、ピリジル、チエニル、フリル及びピロリルから選択される、請求項1に記載の生成物。
  11. R11がH、F、Cl、メチル、NH、OCF及びCONHからなる群から選択される、請求項10に記載の生成物。
  12. Arが置換されていないフェニルである、請求項10に記載の生成物。
  13. L−Aが、NH−CO−NH−A及びNH−SO−Aから選択される、請求項1から12の何れか1項に記載の生成物。
  14. L−AがNH−CO−NH−Aである、請求項13に記載の生成物。
  15. Aが、場合によって置換された、フェニル、ピリジル、ピリミジル、チエニル、フリル、ピロリル、オキサゾリル、チアゾリル、イソオキサゾリル、イソチアゾリル、ピラゾリル、イミダゾリル、インドリル、インダゾリル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾオキサゾリル及びベンゾチアゾリルからなる群から選択される、請求項1に記載の生成物。
  16. Aが、場合によって置換された、フェニル、ピラゾリル及びイソオキサゾリルから選択される、請求項15に記載の生成物。
  17. Aがフェニルである、請求項16に記載の生成物。
  18. Aが、アルキル、ハロアルキル、アルキレン、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、O−アルキル、O−アリール、O−ヘテロアリール、S−アルキル、S−アリール及びS−ヘテロアリールからなる群から選択される第一の置換基で置換され、これら置換基の各々は、(C1−C3)アルキル、ハロゲン及びO−(C1−C3)アルキルから選択される置換基で、場合によって置換されている、請求項13から17の何れか1項に記載の生成物。
  19. Aが、F、Cl、Br、IOH、SH、SOM、COOM、CN、NO、CON(R8)(R9)、N(R8)CO(R9)、(C1−C3)アルキル−OH、(C1−C3)アルキル−N(R8)(R9)、(C1−C3)アルキル−(R10)、(C1−C3)アルキル−COOH、N(R8)(R9)からなる群から選択される第二の置換基で置換されており;R8及びR9は、H、(C1−C3)アルキル、(C1−C3)アルキルOH、(C1−C3)ハロアルキル、(C1−C3)アルキルNH、(C1−C3)アルキルCOOM、(C1−C3)アルキルSOMから独立に選択され;R8及びR9が、同時にH以外である場合には、R8及びR9は、結合されて、O、N及びSから選択される0から3個の複素原子を含む5員から7員環を形成することができ;Mは、Hであり、又はLi、Na及びKから選択されるアルカリ金属の陽イオンであり;並びにR10は、Hであり、又は2から7個の炭素原子と、及びN、O及びSから選択される1から3個の複素原子とを含有する、場合によって置換された非芳香族複素環である、請求項13から18の何れか1項に記載の生成物。
  20. Aが、ハロゲン、(C1−C4)アルキル、(C1−C3)ハロアルキル、O−(C1−C4)アルキル、S−(C1−C4)アルキル、O−(C1−C4)ハロアルキル、S−(C1−C4)ハロアルキルで置換された、フェニル、ピラゾリル又はイソオキサゾリルであり、Aが二置換されている場合には、2つの置換基は一緒に結合されて、N、O及びSから選択される0から3個の複素原子を含有する5員から7員環を形成することができる、請求項13から19の何れか1項に記載の生成物。
  21. 1)非キラル形態又は
    2)ラセミ形態又は
    3)1つの立体異性体が濃縮されている、又は
    4)1つの鏡像異性体が濃縮されており、
    及び、場合によって塩状態とされている、
    ことを特徴とする、請求項1から20の何れか1項に記載の生成物。
  22. 3−{4−[3−(2−フルオロ−5−トリフルオロメチル−フェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−{4−[3−(2−フルオロフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−{4−[3−(2−メトキシフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−{4−[3−(4−トリフルオロメチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−{4−[3−(2−クロロ−5−トリフルオロメチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−{4−[3−(2−フルオロ−3−トリフルオロメチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−{4−[3−(4−フルオロ−3−トリフルオロメチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−{4−[3−(3−フルオロ−5−トリフルオロメチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−{4−[3−(4−トリフルオロメトキシフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−{4−[3−(3,4−ジメトキシフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−{4−[3−(2,5−ジメチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−{4−[3−(3−メトキシフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−{4−[3−(3−トリフルオロメチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−{4−[3−(3,4−ジメチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
    3−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−[4−(3−m−トリルウレイド)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−{4−[3−(4−フルオロフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−[4−(3−p−トリルウレイド)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−{4−[3−(4−メチル−3−トリフルオロメチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−{4−[3−(4−ジフルオロメトキシフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
    3−{4−[3−(3,5−ジメトキシフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−{4−[3−(4−クロロ−3−トリフルオロメチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−{4−[3−(2,5−ジメトキシフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−{4−[3−(3−フルオロフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−{4−[3−(2−メトキシ−5−トリフルオロメチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−{4−[3−(3−エチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド
    であることを特徴とする、請求項1から21の何れか1項に記載の生成物。
  23. 3−{4−[3−(2−フルオロ−5−トリフルオロメチルフェニル)ウレイド]フェニル}−7−オキシ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミドであることを特徴とする、請求項1から22の何れか1項に記載の生成物。
  24. 3−{4−[3−(2−フルオロ−5−トリフルオロメチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−{4−[3−(2−メトキシ−5−メチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−{4−[3−(3−クロロフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミドトリフルオロアセタート、
    3−{4−[3−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミドトリフルオロアセタート、
    3−{4−[3−(2−フルオロ−5−メチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミドトリフルオロアセタート、
    3−[4−(3−m−トリルウレイド)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミドトリフルオロアセタート、
    3−{4−[3−(2−アセチルアミノ−5−トリフルオロメチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミドトリフルオロアセタート、
    3−{4−[3−(2−メトキシフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−{4−[3−(2−トリフルオロメチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−{4−[3−(3−トリフルオロメチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド
    3−{4−[3−(4−フルオロフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−{4−[3−(4−トリフルオロメチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−[4−(3−p−トリルウレイド)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−{4−[3−(4−クロロ−3−トリフルオロメチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−{4−[3−(2−クロロ−5−トリフルオロメチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−{4−[3−(4−トリフルオロメトキシフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−{4−[3−(4−ジフルオロメトキシフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−{4−[3−(3,4−ジメチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−{4−[3−(3,5−ジメトキシフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド
    3−{4−[3−(2,5−ジメチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−{4−[3−(2−フルオロフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−{4−[3−(3−フルオロフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−{4−[3−(2−フルオロ−3−トリフルオロメチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−{4−[3−(3−フルオロ−5−トリフルオロメチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−{4−[3−(4−フルオロ−3−トリフルオロメチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−{4−[3−(4−メチル−3−トリフルオロメチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−{4−[3−(3−メトキシフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミドトリフルオロアセタート、
    3−{4−[3.4−(3−ジメトキシフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミドトリフルオロアセタート、
    3−{4−[3−(2,5−ジメトキシフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミドトリフルオロアセタート、
    3−[4−(3−o−トリルウレイド)フェニル]−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−{4−[3−(4−メトキシフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−{4−[3−(3−クロロ−4−ジフルオロメトキシフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−{4−[3−(3,5−ジメチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド、
    3−{4−[3−(3−エチルフェニル)ウレイド]フェニル}−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−2−カルボキサミド
    であることを特徴とする、請求項1から23の何れか1項に記載の生成物。
  25. 請求項1から24の何れか1項に記載の式(I)の生成物又は医薬として許容される酸との該化合物の付加塩、あるいは式Iの生成物の水和物若しくは溶媒和物を含むことを特徴とする、医薬。
  26. 医薬として許容される賦形剤と組み合わせた、請求項1から25の何れか1項に記載の生成物を含む医薬組成物。
  27. キナーゼによって触媒される反応を阻害するための薬剤としての、請求項1から24の何れか1項に記載の生成物の使用。
  28. キナーゼが、FAK、KDR、Tie2、AuroraA、AuroraB及びCDK2から選択される、請求項27に記載の使用。
  29. キナーゼが、KDR及びTie2から選択される、請求項28に記載の使用。
  30. 病的症状を治療するのに有用である医薬の製造のための、請求項1から24の何れか1項に記載の生成物の使用。
  31. 病的症状が癌であることを特徴とする、請求項30に記載の使用。
  32. 下記の一般式(V)の生成物:
    Figure 2008539211
    が、以下の工程:
    a)3位のハロゲン化、次いで、
    b)下記の一般式(III)の生成物:
    Figure 2008539211
    を取得するための、3位におけるSuzukiカップリング、次いで、
    c)下記の一般式(II)の生成物:
    Figure 2008539211
    を取得するための、2位におけるエステルのアミド化、次いで
    d)3位におけるアミノフェニル基のアシル化、
    に供せられることを特徴とする、請求項1に記載されている一般式(I)の生成物を調製する方法。
  33. 請求項1に記載されている一般式(I)の生成物の調製のための中間体生成物としての、下記の一般式(II):
    Figure 2008539211
    (R1、Ra、Z、Y及びWは上記定義のとおりである。)
    の化合物。
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