JP2008538140A5 - - Google Patents

Claims (22)

1. ハイレベル廃棄物を貯蔵するために、換気される垂直型のシステムであって、
   上部、底部および略垂直向きの軸を有するキャビティを形成する内側シェルと、
   前記内側シェルを取り囲む外側シェルであって、それによって内側シェルと外側シェル間の空間を形成するようにした外側シェルと、
   前記内側シェル内において前記キャビティの底部またはその近傍にある少なくとも１つの開口であって、前記空間と前記キャビティ間の通路を形成する開口と、
   前記内側シェルおよび前記外側シェルの上部に配置され、
   周囲の雰囲気と前記空間との間に通路を形成する少なくとも１つの吸入通気口と、
   キャビティと周囲の雰囲気との間に通路を形成する少なくとも１つの排出通気口と、を含む除去可能な蓋と、
   を備えたシステム。
2. 密閉され、ハイレベル廃棄物の乾燥貯蔵のために適合させられた封じ込め用キャニスタをさらに備え、
   当該封じ込め用キャニスタは前記キャビティ内に略垂直向きに配置され、前記キャビティの水平断面が前記キャニスタを１つのみ収容する、
   請求項１に記載されたシステム。
3. 前記キャビティを取り囲み、キャビティの上部またはその近傍からキャビティの底部またはその近傍まで延びている断熱材の層をさらに備えた、
   請求項２に記載されたシステム。
4. 前記内側シェルおよび前記外側シェルは略円柱形状であって、内側シェルと外側シェル間の前記空間は環状空間である、
   請求項１に記載されたシステム。
5. 前記外側シェルを取り囲む放射能吸収材をさらに備え、
   前記内側シェルおよび前記外側シェルの少なくとも大部分が地下にあって、
   前記放射能吸収材は、地表レベルを形成する自然の土壌材または処理済み充填物である、
   請求項１に記載されたシステム。
6. 前記内側および外側シェルが金属で構成されており、
   システムが金属製床板をさらに備え、前記内側シェルが当該金属製床板の上部に配置され、外側シェルが金属製床板に接続され、それによって、外側シェルの底部と金属製床板との間に密閉接続を形成する、
   請求項１に記載されたシステム。
7. 前記除去可能な蓋は、前記内側シェルおよび前記外側シェルの上部に配置され、それによって蓋−内側シェル間インタフェースおよび蓋−外側シェル間インタフェースを形成しており、蓋−内側シェル間インタフェースは空気流を防止するために適合させられている、
   請求項１に記載されたシステム。
8. 前記蓋−内側シェル間インタフェースにおいて前記除去可能な蓋と内側シェルとの間に配置される第１シールをさらに備えた、
   請求項７に記載されたシステム。
9. 密閉され、ハイレベル廃棄物の乾燥貯蔵のために適合させられた封じ込め用キャニスタをさらに備え、
   当該封じ込め用キャニスタは前記キャビティ内において略垂直向きに配置され、それによって、前記キャニスタと蓋との間に上部高圧空気領域が存在し、かつ、キャニスタとキャビティの床との間に底部高圧空気領域が存在し、
   内側シェル内の前記少なくとも１つの開口が前記空間と底部高圧空気領域との間の通路を形成し、
   前記少なくとも１つの排出通気口が上部高圧空気領域と周囲の雰囲気との間の通路を形成している、
   請求項１に記載されたシステム。
10. 前記蓋は、プラグ部と、そのプラグ部を取り囲むフランジ部とを備え、
    プラグ部は前記キャビティ内に延びており、フランジ部は前記内側および外側シェルの上部に置かれており、それによって蓋−内側シェル間インタフェースおよび蓋−外側シェル間インタフェースを形成する、
    請求項１に記載されたシステム。
11. 前記少なくとも１つの吸入通気口は、前記蓋の側壁の開口から前記空間に延びる通路であり、
    前記少なくとも１つの排出通気口は、前記蓋の底面の開口から蓋の上面の開口に延びる通路である、
    請求項１に記載されたシステム。
12. 密閉され、ハイレベル廃棄物の乾燥貯蔵のために適合させられた封じ込め用キャニスタをさらに備え、
    当該封じ込め用キャニスタは前記キャビティ内に略垂直向きに配置され、それによって封じ込め用キャニスタと前記内側シェルとの間に隙間が存在し、
    前記空間は約１〜６インチの範囲の幅を有する、
    請求項１に記載されたシステム。
13. 前記蓋は複数の前記吸入通気口を備え、各吸入通気口は前記蓋の側壁の開口から前記空間に延びており、複数の吸入通気口の開口は蓋の側壁に対して軸対称に配置され、
    前記内側シェルは前記キャビティの底部またはその近傍に複数の前記開口を備え、その開口が内側シェルの周りに軸対称で配置されている、
    請求項１に記載されたシステム。
14. 前記蓋は、凸面である上面と凹面である下面を有する第１湾曲板を備え、前記蓋はさらに、前記第１湾曲板の下方に間隔を空けて配置される第２湾曲板を備え、
    前記少なくとも１つの排出通気口は、第１湾曲板と第２湾曲板との間に形成される、
    請求項１に記載されたシステム。
15. 密閉され、ハイレベル廃棄物の乾燥貯蔵のために適合させられた封じ込め用キャニスタであって、当該封じ込め用キャニスタは前記キャビティ内において略垂直向きに配置され、それによって、前記キャニスタと蓋との間に上部高圧空気領域が存在し、かつ、キャニスタとキャビティの床との間に底部高圧空気領域が存在する、封じ込め用キャニスと、
    前記キャビティを取り囲み、キャビティの上部またはその近傍からキャビティの底部またはその近傍まで延びている断熱材の層と、
    をさらに備え、
    前記キャビティは、その水平断面が前記キャニスタを１つのみ収容し、
    前記除去可能な蓋は、前記内側シェルおよび前記外側シェルの上部に配置され、それによって蓋−内側シェル間インタフェースおよび蓋−外側シェル間インタフェースを形成しており、蓋−内側シェル間インタフェースは空気流を防止するために適合させられ、
    内側シェル内の前記少なくとも１つの開口が前記空間と底部高圧空気領域との間の通路を形成し、
    前記少なくとも１つの排出通気口が上部高圧空気領域と周囲の雰囲気との間の通路を形成している
    請求項１に記載されたシステム。
16. ハイレベル廃棄物を貯蔵するためのシステムであって、
    ハイレベル廃棄物を受け入れるためのキャビティであって、上部および底部を有するキャビティ、を形成する、金属で構成された円筒状内側シェルと、
    前記内側シェルを取り囲む外側シェルであって、それによって内側シェルと外側シェルとの間に環状空間を形成する、金属で構成された円筒状外側シェルと、
    前記外側シェルの底部に密閉して接続される金属製床板であって、前記内側シェルが当該金属製床板の上部に配置される、金属製床板と、
    前記内側シェル内において前記キャビティの底部またはその近傍にある少なくとも１つの開口であって、前記空間からキャビティへの通路を形成する開口と、
    密閉され、ハイレベル廃棄物の乾燥貯蔵のために適合させられた封じ込め用キャニスタであって、当該封じ込め用キャニスタは前記キャビティ内において略垂直向きに配置され、前記キャビティの水平断面が前記キャニスタを１つのみ収容する、封じ込め用キャニスタと、
    前記内側および外側シェルの上部に配置される蓋であって、それによって、密閉された蓋−内側シェル間インタフェースおよび蓋−外側シェル間インタフェースを形成しており、
    周囲の雰囲気から前記環状空間までの通路を形成する少なくとも１つの吸入通気口と、
    前記キャビティから周囲の雰囲気までの通路を形成する少なくとも１つの排出通気口と、を含む蓋と、
    を備えたシステム。
17. ハイレベル廃棄物を貯蔵するための方法であって、
    （ａ）上部および底部を有するキャビティを形成する内側シェルと、
    当該内側シェルを取り囲み、それによってその間に空間を形成する外側シェルと、
    前記内側シェル内において前記キャビティの底部またはその近傍にある少なくとも１つの開口であって、前記空間からキャビティへの通路を形成する開口と、
    を備えた貯蔵コンテナを提供し、
    （ｂ）密閉され、ハイレベル廃棄物を含むキャニスタを前記キャビティ内に配置し、
    （ｃ）少なくとも１つの吸入通気口と、少なくとも１つの排出通気口とを備えた除去可能な蓋を提供し、
    （ｄ）前記除去可能な蓋を前記内側および外側シェルの上部に配置し、それによって、少なくとも１つの吸入通気口が周囲の雰囲気から前記空間までの通路を形成し、少なくとも１つの排出通気口が前記キャビティから周囲の雰囲気までの通路を形成しており、さらに蓋がキャビティの上部を覆い、
    （ｅ）冷気が前記少なくとも１つの吸入通気口および前記空間を通してキャビティに進入し、その冷気がハイレベル廃棄物を有する前記キャニスタから生ずる熱によってキャビティ内で暖められ、その暖気がキャビティ内を上昇し、蓋内の前記少なくとも１つの排出通気口を通してキャビティから退出する、
    方法。
18. 前記（ａ）のステップはさらに、前記内側シェルおよび前記外側シェルの少なくとも大部分が地下にあり、かつ、前記貯蔵コンテナは略垂直向きで、地下の流体の浸入に対して密閉されているようにして、前記貯蔵コンテナを提供することを含み、
    前記蓋が地上に配置されている、
    請求項１７に記載された方法。
19. 前記（ｂ）のステップは、前記キャニスタ全体が地下にあるようにしてキャニスタを前記キャビティ内に沈めること、を含む、
    請求項１８に記載された方法。
20. 前記蓋は複数の前記吸入通気口を備え、各吸入通気口は前記蓋の側壁の開口から前記空間に延びており、複数の吸入通気口の開口は蓋の側壁に対して軸対称に配置され、
    前記内側シェルは前記キャビティの底部またはその近傍に複数の前記開口を備え、その開口が内側シェルの周りに軸対称で配置されている、
    請求項１９に記載された方法。
21. 前記（ｅ）のステップは純粋にパッシブ方式の冷却ステップであって、前記貯蔵コンテナが強制的な流体フローの装置を備えていない、
    請求項１７に記載された方法。
22. 前記内側シェルおよび前記外側シェルは円柱形状で、かつ、金属で構成されており、
    前記空間は環状空間であり、
    前記キャビティは、その水平断面が前記キャニスタを１つのみ収容し、
    前記貯蔵コンテナは断熱材の層をさらに備え、当該断熱材の層は、前記キャビティを取り囲み、キャビティの上部またはその近傍からキャビティの底部またはその近傍まで延びている、
    請求項１７に記載された方法。