JP2008537533A - ダイズタンパク質単離物およびその製造方法 - Google Patents

ダイズタンパク質単離物およびその製造方法 Download PDF

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Abstract

ダイズタンパク質単離物およびその調製方法が開示される。新規ダイズタンパク質単離物は、優れた懸濁安定性および風味を有する。ダイズタンパク質単離物を生成するのに使用される方法には酵素加水分解法が含まれ、得られたダイズタンパク質単離物は酸性飲料調合物中で使用できる。

Description

本発明は、一般に、ダイズタンパク質単離物およびその製造方法に関する。より詳しくは、本発明は、酸性飲料などの製品に組み込むと、優れた懸濁安定性および風味を示す酵素的に改質されたダイズタンパク質単離物に関する。
ダイズタンパク質の利点については、文書で十分に立証されている。栄養学的研究に従って、ダイズタンパク質に富んだ食餌は、ヒトにおいて血清コレステロールレベルを低下させることができる。ダイズタンパク質消費が、骨粗鬆症、大腸癌、および前立腺癌などの病気および障害のリスク低下をもたらすことも提案されている。したがってダイズタンパク質およびダイズタンパク質を含む製品は、顕著な健康上の利点を提供する。
多くの食物および飲料は、ダイズに由来する補助タンパク質で強化される。しかしダイズに由来する天然タンパク質材料は、酸性飲料などのその中で栄養強化が望ましい特定の飲料および食物組成物において、栄養補給剤として効果的に使用できない。例示的な酸性飲料としては、炭酸および非炭酸清涼飲料、ジュース、およびスポーツドリンクが挙げられる。これらの酸性飲料は一般に、非改質ダイズタンパク質材料が実質的に不溶性であるpHレベルを有する。
非改質ダイズタンパク質材料を酸性飲料に添加することは、典型的に混濁および沈降分離をもたらす。その結果は、食料品店の陳列棚または消費者の冷蔵庫または食料貯などで一定期間静置した後に、望ましくない外観を有する消費者製品である。さらに消費者は、その中に含有されるダイズタンパク質材料を再懸濁または最溶解するために、消費に先だって製品を振盪または他のやり方で撹拌することが求められる。顕著な撹拌によってさえも、飲料中の全てのダイズタンパク質材料は、製品中に再懸濁または再溶解しないかもしれない。したがって消費者は、容器の底や側面に付着する沈殿物を飲むことができないので、飲料中に存在するダイズタンパク質の十分な利益を受けていないと感じるかもしれない。
ダイズタンパク質を加水分解することでダイズタンパク質材料を改質することは、技術分野で一般に知られている。ダイズタンパク質加水分解産物は、酸性水溶液中で非改質ダイズタンパク質よりも比較的より可溶性が高いので、栄養酸性飲料を形成するのにダイズタンパク質加水分解産物が一般的に使用される。ダイズタンパク質材料は、酵素がダイズタンパク質を中間長ペプチドに加水分解する条件下で、タンパク分解酵素による処理によって加水分解されることが多い。これらの中間長ペプチドは、酸性溶液中で非改質ダイズタンパク質材料よりも可溶性が比較的より高く、酸性飲料などの一般消費者向け用途で栄養補給剤として頻繁に使用されている。例えばヨコツカ(Yokotsuka)らに付与された米国特許公報(特許文献1)は、ダイズタンパク質を含有する酸性飲料を提供する方法について述べ、そこではダイズタンパク質材料からスラリーを形成し、スラリーを加圧下で蒸気によって加熱して、スラリー中のダイズタンパク質を変性させ、スラリー濾液中の全窒素に対するホルモル状態窒素の比率が20%未満になるようにダイズタンパク質をpH2.5〜6.0で酸プロテアーゼにより加水分解することで、ダイズタンパク質材料の過分解を防止する。次にヨコツカ(Yokotsuka)らは、スラリーの透明な部分を濾過してそれを酸性飲料に添加する。
良好な懸濁安定性を保有するのに加えて、ダイズタンパク質を含有する食物または飲料用途は、良好な風味を有さなくてはならない。一般に、ダイズタンパク質の中間長ペプチドへの加水分解が好ましい。これはダイズタンパク質が典型的に酸性溶液中で可溶性がより高いという事実、そしてまた短鎖ペプチドの存在が苦くて望ましくない風味のダイズタンパク質製品をもたらすことが多いためである。例えばヘンペニアス(Hempenius)らに付与された米国特許公報(特許文献2)は、ダイズタンパク質材料のスラリーをタンパク分解酵素で好ましくは中性pHにおいて加水分解し、それによってそれが顕著な量の苦味生成物を生じる点に達する前に方法を終結させる方法について述べる。次にヘンペニアス(Hempenius)らは、加水分解ダイズタンパク質スラリーから沈殿物を除去して、酸性飲料を調製するのに使用する透明なダイズタンパク質溶液を得る。
上記から分かるように、食物および飲料用途、特に酸性飲料で使用するのに適した、良好な懸濁安定性および風味を有するダイズタンパク質単離物に対する必要性がある。
米国特許第3,897,570号明細書 米国特許第3,846,560号明細書 米国特許第5,097,017号明細書 米国特許第3,897,574号明細書 「ダイズからの油の抽出(Extraction of Oil from Soybeans)」、J.Am.Oil Chem.Soc.、58、157頁(1981年) 「ダイズの溶剤抽出(Solvent Extraction of Soybeans)」J.Am.Oil Chem.Soc.、55、754頁(1978年) メイルガード(Meilgaard),M.ら著、「感覚評価技術(Sensory Evaluation Techniques)」、第I:85巻および第II:83巻、CRC Press,Inc.,Boca Raton,FL(1987年)
本発明の様々な態様の一つは、酸性媒質中で長期間にわたって優れた風味および懸濁安定性および均一性などの望ましい特性を有する、ダイズタンパク質単離物を生成する方法である。本方法は酵素加水分解処理ステップを使用してダイズタンパク質を加水分解し、ダイズタンパク質単離物を作り出す。
したがって簡単に述べると、本発明は、ダイズタンパク質単離物に関するものである。ダイズタンパク質単離物は、約12,000ダルトン〜約18,000ダルトンの平均分子量、および約50 STNBS〜約70 STNBSの加水分解度を有するダイズタンパク質材料を含んでなる。ダイズタンパク質単離物は、pH約7.0〜約7.8で約80%〜約100%の可溶性固形物指数、約15μM〜約60μMの平均粒度、pH約7.0〜約7.8の水中で30分後に99%を超える均一性、およびpH約7.0〜約7.8の水中で2時間後に90%を超える均一性を有する。
本発明は、さらに、ダイズタンパク質単離物を含んでなるインスタント酸性飲料に関するものである。ダイズタンパク質単離物は、約12,000ダルトン〜約18,000ダルトンの平均分子量、および約50 STNBS〜約70 STNBSの加水分解度を有するダイズタンパク質材料を含んでなる。ダイズタンパク質単離物は約15μM〜約60μMの平均粒度を有する。
本発明はまた、ダイズタンパク質単離物を生成する方法に関するものである。この方法は、ダイズから生成された白色フレークを液体中に分散してダイズタンパク質抽出物を生成するステップと、ダイズタンパク質抽出物から不溶性材料を分離して可溶性ダイズタンパク質抽出物を生成するステップとを含んでなる。次に可溶性ダイズタンパク質抽出物のpHを酸でダイズタンパク質の等電点前後に調節して、沈殿ダイズタンパク質混合物を形成する。次に沈殿ダイズタンパク質混合物を遠心分離して、得られたダイズタンパク質カードから上清をデカントする。ダイズタンパク質カードが形成したら、本発明の方法は、ダイズタンパク質カードを水で希釈してダイズタンパク質スラリーを形成するステップと、ダイズタンパク質スラリーのpHを適切な塩基で調節するステップと、pHレベルを維持することなく、ダイズタンパク質スラリーを加熱して酵素と反応させて酵素加水分解ダイズタンパク質混合物を形成するステップとをさらに含んでなり、酵素加水分解ダイズタンパク質混合物がダイズタンパク質単離物である。
その他の目的および特徴は一部明らかであり、下文において一部指摘される。
本発明に従って、ダイズタンパク質単離物およびダイズタンパク質単離物を生成する方法が開示される。ここで述べられる新規方法によって生成するダイズタンパク質単離物は、酸性飲料中で長期間にわたり優れた溶解性、懸濁安定性、および均一性を有する。さらにそして意外にもこれらのダイズタンパク質単離物は、酸性飲料などの消費者製品中で利用すると、優れた風味特性も有することが分かった。
本発明のダイズタンパク質単離物を生成する方法は、一般に、沈殿ダイズタンパク質カードを形成するステップと、沈殿ダイズタンパク質カードを酵素で加水分解するステップとを含んでなる。より具体的には、本発明のダイズタンパク質単離物を生成する方法は、最初にダイズから生成された白色フレークを液体中に分散して、ダイズタンパク質抽出物を生成するステップを含んでなる。次にダイズタンパク質抽出物から不溶性材料を分離して、可溶性ダイズタンパク質抽出物を形成する。次に可溶性ダイズタンパク質抽出物のpHを適切な酸でダイズタンパク質の等電点(約pH4.5)前後に調節し、沈殿ダイズタンパク質カード混合物を形成する。沈殿ダイズタンパク質カード混合物を遠心分離して、得られたダイズタンパク質カードから上清をデカントする。ダイズタンパク質カードが形成したら、本発明の方法は、ダイズタンパク質カードを水で希釈してダイズタンパク質スラリーを形成するステップをさらに含んでなる。次にダイズタンパク質スラリーのpHを適切な塩基でアルカリ性pHに調節して、pH調節されたダイズタンパク質スラリーを加熱する。次に加熱したpH調節されたダイズタンパク質スラリーを酵素と反応させて、酵素加水分解ダイズタンパク質混合物を形成する。得られた酵素加水分解ダイズタンパク質混合物のpHを適切な酸でpH約7.0〜約7.6に調節し、得られるpH調節された酵素加水分解ダイズタンパク質混合物がダイズタンパク質単離物である。
さらなる任意のステップとしては、pH調節された酵素加水分解ダイズタンパク質混合物を加熱するステップと、pH調節された酵素加水分解ダイズタンパク質混合物を冷却するステップと、pH調節された酵素加水分解ダイズタンパク質混合物を噴霧乾燥して乾燥ダイズタンパク質単離物を形成するステップが挙げられる。
(沈殿ダイズタンパク質カードの形成)
具体的には、沈殿ダイズタンパク質カードの形成のための方法は、ダイズから白色フレークを生成するステップに始まる。一般に全ダイズから白色フレークを生成する従来の方法は、1)全ダイズを脱皮するステップと、2)脱皮ダイズを圧扁するステップと、3)ヘキサンなどの溶剤によって圧扁ダイズからダイズ油を抽出するステップと、4)高温加熱またはトーストすることなしに脱脂ダイズを溶剤除去して白色フレークを生成するステップとを含んでなる。白色フレークはまた、任意に粉砕してダイズ穀粉を生成できる。ダイズ穀粉は単に粉砕された白色フレークであるので、本発明の目的では「白色フレーク」という用語は、ダイズ穀粉を含むと考察される。本発明の方法で使用される全ダイズは、標準的、商品化されたダイズ、何らかの様式で遺伝子改変(GM)されたダイズ、または非GM同一性保持ダイズであってもよいこともまたさらに考察される。
上述のステップ1から4の一般手順は良く理解されている。それぞれその開示を参照によって本願明細書に引用する、それぞれ本発明の譲受人に譲渡された、コンウィンスキ(Konwinski)に付与された米国特許公報(特許文献3)、およびパス(Pass)に付与された米国特許公報(特許文献4)を参照されたい。また(非特許文献1)および(非特許文献2)も参照されたい。
上述のステップによってダイズから生成された白色フレークを沈殿ダイズタンパク質カード形成方法における出発原料として利用する。白色フレークを液体中に分散して、それらからダイズタンパク質を抽出する。本発明の一実施態様では、白色フレークをpH約6.4〜約7.5の水中に分散して、それらからダイズタンパク質を抽出する。好ましくは白色フレークをpH約6.4〜約6.8の水中に分散してそれらからダイズタンパク質を抽出し、より好ましくは水のpHは約6.7である。本発明の代案の実施態様では、白色フレークをpH約9.5〜約10.0のアルカリ性溶液に分散して、それらからダイズタンパク質を抽出する。好ましくは白色フレークをpHで約9.6〜約9.8のアルカリ性溶液に分散して、それらからダイズタンパク質を抽出し、より好ましくはアルカリ性溶液のpHは約9.7である。好ましくはアルカリ性溶液は、水酸化ナトリウム、水酸化カルシウム、およびそれらの混合物からなる群から選択されるアルカリ性材料を含んでなる。液体中に見られる可溶性ダイズタンパク質抽出物は、好ましくは濾過によっておよび/またはダイズタンパク質抽出物の遠心処理によって、そして可溶性ダイズタンパク質抽出物を望ましくない不溶性の材料からデカントして、ダイズ繊維およびセルロースなどの不溶性材料から分離される。
次に可溶性ダイズタンパク質抽出物に適切な酸を添加してpHをダイズタンパク質の等電点前後に調節し、ダイズタンパク質を沈殿させて沈殿ダイズタンパク質カード混合物を形成する。好ましくは可溶性ダイズタンパク質抽出物のpHはpH約4.0〜約5.0、より好ましくはpH約4.4〜約4.6に調節される。好ましくはpHは、塩酸、リン酸、またはそれらの混合物で調節される。次に沈殿ダイズタンパク質カード混合物を遠心分離して、上清をデカントし廃棄する。残留物質が沈殿ダイズタンパク質カードである。
好ましくは上述の方法によって生成される沈殿ダイズタンパク質カードは、約7.5%ダイズタンパク質(乾燥重量基準)〜約16.9%ダイズタンパク質(乾燥重量基準)を含んでなる。なおもより好ましくは沈殿ダイズタンパク質カードは、約9.5%ダイズタンパク質(乾燥重量基準)〜約15.0%ダイズタンパク質(乾燥重量基準)を含んでなる。最も好ましくは沈殿ダイズタンパク質カードは、約11.3%ダイズタンパク質(乾燥重量基準)〜約13.2%ダイズタンパク質(乾燥重量基準)を含んでなる。
沈殿ダイズタンパク質カードはまた、好ましくは約82%〜約92%の分を含んでなる。なおもより好ましくは沈殿ダイズタンパク質カードは約84%〜約90%の水分を含んでなる。最も好ましくは沈殿ダイズタンパク質カードは、約86%〜約88%の水分を含んでなる。
さらに沈殿ダイズタンパク質カードは、好ましくは約0.36%〜約0.8%の灰分(乾燥重量基準)を含んでなる。なおもより好ましくは沈殿ダイズタンパク質カードは、約0.45%〜約0.75%の灰分(乾燥重量基準)を含んでなる。最も好ましくは、沈殿ダイズタンパク質カードは、約0.55%〜約0.65%の灰分(乾燥重量基準)を含んでなる。
(沈殿ダイズタンパク質カードの酵素加水分解)
一般に沈殿ダイズタンパク質カードの酵素加水分解のための方法は、沈殿ダイズタンパク質カードを水で希釈してダイズタンパク質スラリーを形成するステップと、ダイズタンパク質スラリーのpHを適切な塩基でアルカリ性pHに調節するステップとを含んでなる。これにpH調節されたダイズタンパク質スラリーの加熱が続き、pHレベルを維持することなく、pH調節されたダイズタンパク質スラリーと酵素を反応させて、酵素加水分解ダイズタンパク質混合物を形成する。得られる酵素加水分解ダイズタンパク質混合物がダイズタンパク質単離物である。任意の追加的ステップについては、下でより詳しく述べる。
上述の第1のステップでは、ダイズタンパク質カードを水で希釈してダイズタンパク質スラリーを形成する。好ましくはダイズタンパク質カードを水で希釈して、重量基準で約8%〜約18%固形物のダイズタンパク質スラリーを生成する。なおもより好ましくはダイズタンパク質スラリーは、重量基準で約10%〜約16%固形物である。最も好ましくはダイズタンパク質スラリーは、重量基準で約12%〜約14%固形物である。
次にダイズタンパク質スラリーのpHを適切な塩基でpH約9.5〜約10.5に調節する。より好ましくはダイズタンパク質スラリーのpHを約9.8〜約10.2、最も好ましくは〜約10.0に調節する。適切な塩基としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、およびそれらの混合物が挙げられる。好ましくはダイズタンパク質スラリーのpHは水酸化ナトリウムで調節される。
次にpH調節されたダイズタンパク質スラリーを加熱して、酵素の添加および反応中に温度を維持する。この加熱ステップは、より効果的で完全な酵素加水分解法を提供する。好ましくはpH調節されたダイズタンパク質スラリーを約48℃〜約58℃の温度に加熱する。なおもより好ましくはpH調節されたダイズタンパク質スラリーを約48℃〜約55℃の温度に加熱し、最も好ましくはpH調節されたダイズタンパク質スラリーを約51℃〜約53℃の温度に加熱する。好ましい加熱方法としては、蒸気による直接または間接的加熱が挙げられる。
pH調節されたダイズタンパク質スラリー中に含有されるダイズタンパク質材料が加熱された後、pH調節されたダイズタンパク質スラリーに酵素を添加する。好ましい酵素はアルカリ性プロテアーゼである。pH調節されたダイズタンパク質スラリーに添加されるアルカリ性プロテアーゼの量は、pH調節に先だつダイズタンパク質カードの重量に対応する。好ましくはpH調節されたダイズタンパク質スラリーに添加されるアルカリ性プロテアーゼの重量は、pH調節に先だつダイズタンパク質カード重量の約0.3%〜約0.5%である。アルカリ性pHにおけるダイズタンパク質材料の酵素加水分解は、pH調節されたダイズタンパク質スラリーの2つの反応を容易にする。1つの反応では、無傷のダイズタンパク質材料の長鎖ペプチドがペプチド加水分解によって分解する。もう1つの反応は、グルタミンのアミド基(−NH3)およびアルカリ性溶液の水酸基間の脱アミド反応である。酵素加水分解の程度は、下でさらに詳しく述べるSTNBS法および平均分子量分布によって判定される。
本発明の方法で使用するのに適した代表的なアルカリ性プロテアーゼとしては、デンマークのノボ・ノルディスクA/S(Novo Nordisk A/S(Denmark))からのアルカラーゼ(Alcalase)(登録商標)、インディアナ州サウスベンドのバリー・リサーチ(Valley Research(SouthBend,Indiana))からのアルカリ性プロテアーゼコンセントレート(Concentrate)、およびカリフォルニア州パロアルトのジェネンコアからのプロテックス(Protex)(商標)6L(Genencor(Palo Alto,California))が挙げられる。好ましくは酵素はアルカラーゼ(Alcalase)(登録商標)である。
ダイズタンパク質材料の効果的な酵素加水分解に必要な時間は、典型的に約30分〜約60分である。なおもより好ましくは酵素加水分解を約30分〜約50分進行させ、最も好ましくは酵素加水分解を約35〜約45分進行させる。
アルカリ性プロテアーゼ酵素とダイズタンパク質スラリーとの反応中に、pHは特定のレベルに維持されない。むしろそれはアルカリ性プロテアーゼ酵素のpH、およびpH調節されたダイズタンパク質スラリー中に含有されるダイズタンパク質材料の加水分解中に生じる化学プロセスに従って変動するままにされる。典型的に、得られる酵素加水分解ダイズタンパク質混合物のpHは、約9.5〜10.5から約8.0〜9.0に移動する。しかし酵素加水分解が完了するのに必要な時間の後、酵素加水分解ダイズタンパク質混合物のpHは、適切な酸によってpH約7.0〜約7.6に調節される。より好ましくは酵素加水分解ダイズタンパク質混合物のpHは、適切な酸によって約7.2に調節される。適切な酸としては、塩酸、リン酸、クエン酸、およびそれらの混合物が挙げられる。酵素加水分解ダイズタンパク質混合物のpHは、酸性飲料調合物などの消費者製品中での本発明のダイズタンパク質単離物の使用を容易にするために調節される。
本発明の一実施態様では、pH調節された酵素加水分解ダイズタンパク質混合物がダイズタンパク質単離物である。代案の本発明の実施態様では、pH調節された酵素加水分解ダイズタンパク質混合物は任意に加熱され、冷却され、噴霧乾燥されて乾燥製品を形成する。好ましくはpH調節された酵素加水分解ダイズタンパク質混合物を約146℃〜約157℃の温度に約5秒間〜約15秒間、より好ましくは約149℃〜約154℃の温度に約7秒間〜約12秒間、最も好ましくは約150℃〜約153℃に約8〜約10秒間加熱する。この任意の熱処理は製品を滅菌または低温殺菌する役目をし、細菌の生育を低下させる。
この加熱ステップに続いて、真空フラッシングなどの適切な方法によって、pH調節された酵素加水分解ダイズタンパク質混合物を約48℃〜約58℃の温度、より好ましくは約49℃〜約55℃の温度に冷却する。最も好ましくはpH調節された酵素加水分解ダイズタンパク質混合物を約51℃〜約53℃の温度に冷却する。冷却の長さは好ましくは約10分〜約20分である。なおもより好ましくは冷却の長さは約12分〜約18分である。最も好ましくは冷却の長さは約14分〜約16分である。この冷却ステップに続いて、次にダイズタンパク質単離物であるpH調節された酵素加水分解ダイズタンパク質混合物を任意に、あらゆる従来法で許容可能な手段によって噴霧乾燥させてもよい。
(ダイズタンパク質単離物の特性)
本発明はまた、上述のような方法によって形成されたダイズタンパク質単離物に関するものである。ダイズタンパク質単離物は、約12,000ダルトン〜約18,000ダルトンの平均分子量、および約50 STNBS〜約70 STNBSの加水分解度を有するダイズタンパク質材料を含んでなる。ダイズタンパク質単離物は、約7.0〜約7.8のpHで約80%〜約100%の可溶性固形物指数、約15μM〜約60μMの平均粒度、pH約7.0〜約7.8の水中で30分後に99%を超える均一性、およびのpH約7.0〜約7.8の水中で2時間後に90%を超える均一性を有する。上のパラメーターの説明、測定方法、およびその例について下でさらに詳しく述べられる。
(ダイズタンパク質材料の平均分子量測定)
ダイズタンパク質材料の平均分子量が低下すると、インスタント酸性飲料などの消費者用途におけるダイズタンパク質単離物の溶解性は増大する。したがってダイズタンパク質材料平均の分子量がより低い場合、酸性飲料中にはより少ない沈殿物がある。しかし平均分子量が低下するにつれて、ダイズタンパク質単離物の風味は悪くなる。理想的にはダイズタンパク質単離物は高溶解性および良好な風味の双方を有する。
ダイズタンパク質単離物中のダイズタンパク質材料の平均分子量プロフィールを判定する一方法は、高性能液体クロマトグラフィーシステム上の粒径排除クロマトグラフィー(「SEC」)による。SECは典型的に、1,000ダルトンを超える分子量の大型化合物の分離のために使用される。SEC法は、これらの大型溶質粒子をそれらの実際のサイズによって分離する。
使用されるカラム内に位置する固定相粒子は、その中にいくつかの溶質粒子が拡散できる均一孔がある網目状組織を有する。孔よりも大きい分子は排除され、すなわち保持されないのに対し、孔よりも小さい分子は固定相内に保持される。孔内の滞留時間は溶質のサイズに左右され、より大きい分子は比較的短時間を孔内で過ごし、したがって最も保持されにくい。より小さな分子は比較的長時間保持される。保持は、化学相互作用とは対照的にこの物理的障害のみに基づくので、SECにおいて移動相は重要な役割を持たない。
本発明のダイズタンパク質単離物を構成するダイズタンパク質材料の平均分子量プロフィールは、例えば高性能液体クロマトグラフィーシステム上の、カリフォルニア州パロアルトのアジレントテクノロジーズ(Agilent Technologies(Palo Alto,California))からのゾルバックス(ZORBAX)−GF−250(9.4×250mm)粒径排除カラム(カタログ番号884973−901)を使用して判定できる。移動相は、最初に56.6gのリン酸水素二カリウムおよび3.5gのリン酸二水素一カリウムを1Lの水に溶解し、それに続いて573.18gのグアニジンHClを添加して調製する。次に移動相を10N水酸化カリウムによってpH7.6〜7.8に調節する。既知の分子量のタンパク質を使用してカラムを較正して各ランで標準曲線を構築し、それによってダイズタンパク質単離物サンプル中のダイズタンパク質材料の平均分子量を評価できるようにする。表1は標準タンパク質、適切使用量、およびそれらの分子量の一覧を含む。
Figure 2008537533
100mLの移動相溶液あたり0.3gのDL−ジチオスレイトール(DTT)(シグマ(Sigma)D−0632)を混合して、粒径排除カラムへの注入のために、標準およびダイズタンパク質単離物サンプルを調製する。移動相/DTT混合物を標準バイアル2〜4(5mL)、およびダイズタンパク質単離物サンプル(10mL)に入れる。標準バイアル1を除いて、全ての標準バイアルおよびダイズタンパク質単離物サンプルを65℃の振盪機(100回の振盪/分)水浴内で3時間加熱する。シリンジを通して標準バイアルおよびダイズタンパク質単離物サンプルを濾過し、分析のために粒径排除カラムに注入する。
好ましくは本発明のダイズタンパク質単離物は、約12,000ダルトン〜約18,000ダルトンの平均分子量を有するダイズタンパク質材料を含んでなる。より好ましくはダイズタンパク質材料の平均分子量は、約13,000ダルトン〜約17,000ダルトンである。なおもより好ましくはダイズタンパク質材料の平均分子量は、約14,500ダルトン〜約15,500ダルトンである。最も好ましくはダイズタンパク質材料の平均分子量は、約14,000ダルトン〜約15,000ダルトンである。
ダイズタンパク質材料の加水分解度の測定
高加水分解度を有するダイズタンパク質材料は、典型的により低い平均分子量もまた有する。したがって高加水分解度を有するダイズタンパク質材料を含んでなるダイズタンパク質単離物は、インスタント酸性飲料などの消費者用途においてより良い懸濁特性を有するが、より望ましくない風味を有する。高度に加水分解されたダイズタンパク質材料の加水分解度を判定する一方法は、簡易化トリニトロベンゼンスルホン酸(STNBS)法を使用することである。
一級アミンは、アミノ末端基として、およびリシル残基のアミノ基としてダイズタンパク質材料中に存在する。酵素的加水分解法はダイズタンパク質材料のペプチド鎖構造を分割し、鎖中の新しい破断毎に1個の新しいアミノ末端基を生じる。トリニトロベンゼンスルホン酸(TNBS)はこれらの一級アミンと反応して、420nmで吸光する発色団を生成する。TNBS−アミン反応から発現する色の強さはアミノ末端基の総数に比例するので、ダイズタンパク質サンプルの加水分解度の指標である。
ダイズタンパク質単離物を含んでなるダイズタンパク質材料の加水分解度を判定するために、0.1gのダイズタンパク質単離物サンプルを100mLの0.025N NaOHに添加する。サンプル混合物を10分間撹拌し、ワットマン(Whatman)4号濾紙を通して濾過する。次にサンプル混合物の2mLの部分を0.05Mホウ酸ナトリウム緩衝液(pH9.5)で10mLに希釈する。0.025N NaOHの2mLのブランクもまた、0.05Mホウ酸ナトリウム緩衝液(pH9.5)で10mLに希釈する。次にサンプル混合物(2mL)およびブランク(2mL)のアリコートを別々の試験管に入れる。グリシン標準溶液(0.005M)の二つ組の2mLのサンプルもまた別々の試験管に入れる。次に0.3MTNBS(0.1〜0.2mL)を各試験管に添加して、試験管を5秒間ボルテックスする。TNBSを各ダイズタンパク質単離物サンプル、ブランク、および標準と15分反応させる。各試験管に4mLのリン酸−亜硫酸溶液(1%の0.1M Na2SO3、99%の0.1M NaH2PO4・H20)を添加し、5秒間ボルテックして反応を終結する。リン酸−亜硫酸溶液添加の20分以内に、全てのダイズタンパク質単離物サンプル、ブランク、および標準の吸光度を脱イオン水に対して記録する。
次にNH2モル/105gタンパク質の尺度であるSTNBS値を以下の式を使用して計算する。
STNBS=(As420−Ab420)×(8.073)×(1/W)×(F)(100/P)
(式中、As420は420nmでのサンプル溶液のTNBS吸光度であり、Ab420は420nmでのブランクのTNBS吸光度であり、8.073は吸光係数で、手順における希釈/単位変換因数であり、Wはダイズタンパク質単離物サンプルの重量であり、Fは希釈比であり、Pはケルダール、ケル−フォス(Kjel−Foss)、またはLECO燃焼手順を使用して測定されるサンプルの%タンパク質含量である。)
所定のダイズタンパク質単離物サンプル中のダイズタンパク質材料のSTNBS値が判定されると、所望ならば以下の式によって%加水分解度を判定できる。
加水分解度(%)=((STNBS値サンプル−24)/885)(100)
(式中、24は非加水分解単離ダイズタンパク質のリシルアミノ基に対するTNBS補正であり、885は完全な単離ダイズタンパク質加水分解産物に対する理論的な全TNBS値である(単離ダイズタンパク質の全アミノ酸プロフィールに由来する))。
好ましくは本発明のダイズタンパク質単離物は、約50 STNBS〜約70 STNBSの加水分解度を有するダイズタンパク質材料を含んでなる。より好ましくはダイズタンパク質材料は、約54〜約65 STNBSの加水分解度を有する。なおもより好ましくはダイズタンパク質材料は、約55 STNBS〜約62 STNBSの加水分解度を有する。
ダイズタンパク質単離物の可溶性固形物指数の測定
一部ダイズタンパク質単離物を含んでなるインスタント酸性飲料は、ダイズタンパク質単離物がより高い溶解性および/またはより高い懸濁性を有すればより少ない沈殿物を有するであろう。現在、溶解性を判定するための1つを超える手順が利用できる。高速溶解性(「HSS」)法は、45,500×gで20分の遠心分離によって、不溶性タンパク質を分離するのに対し、窒素溶解性指数(「NSI」)法は、500×gで10分間操作される。ビウレット、ケルダール、またはLECO燃焼手順などの時間がかかる方法によって全タンパク質および可溶性タンパク質が測定されるので、HSSおよびNSI方法の双方から結果を得るには比較的長時間かかる。
したがって代案の方法である可溶性固形物指数(「SSI」)方法が、ダイズタンパク質単離物の溶解性を判定するための迅速な方法として開発された。SSI方法を使用して、溶解性は、全タンパク質および可溶性タンパク質とは対照的に、固形物に基づいて測定される。ダイズタンパク質単離物ではSSI値はNSI値に相関するので、プロセス処理によってまたは貯蔵中に影響されるダイズタンパク質溶解性をモニタリングするためにNSI値と同程度に役立つ。
SSIを計算するために、12.5gの本発明のダイズタンパク質単離物を秤量ボート内で秤量した。次に脱イオン水(487.5g)をブレンダージャーに入れる。脱泡剤(2〜3滴、ダウコーニング(Dow Corning)消泡剤Bエマルジョン1:1 H2O)を水に添加する。撹拌速度が中程度のボルテックスを生じるように、ブレンダー加減抵抗器を調節した(およそ14,000rpm)。ボルテックス発生の30秒以内にダイズタンパク質単離物サンプルを添加して60秒間混合する。次にダイズタンパク質単離物サンプルスラリーを500mLビーカーに移し、ビーカーを覆って中程度の速度で30分撹拌する。次にダイズタンパク質単離物サンプルスラリーの2つの200gの部分を2本の遠心分離ボトルに移す。残る部分を全固形物計算のために保存する。ダイズタンパク質単離物サンプルスラリーを含有する遠心分離ボトルを500×gで10分間遠心分離する。上清(50mL)を遠心分離ボトルから抜き取って、プラスチックカップに入れる。可溶性固形物上清(5.0g)および全固形物残部(5.0g)の等量を130℃で2時間乾燥させて、秤量して可溶性固形物および全固形物をそれぞれ判定する。次に以下の式を使用してSSIを計算する。
SSI(%)=(可溶性固形物/全固形物)×100
次に2つの上清サンプルからの平均を計算して報告されたSSIを値を判定する。
好ましくは本発明のダイズタンパク質単離物の可溶性固形物指数は、pH約7.0〜約7.8で約80%〜約100%である。より好ましくはダイズタンパク質単離物の可溶性固形物指数は、pH約7.0〜約7.8で約85%〜約100%である。なおもより好ましくはダイズタンパク質単離物の可溶性固形物指数は、pH約7.4で90%を超える。
(ダイズタンパク質単離物の均一性測定)
均一性は、インスタント酸性飲料などの消費者用途において分散されたときに、ダイズタンパク質単離物がその懸濁安定性を経時的にいかに良好に保つかを測定する。より大きな均一性があるダイズタンパク質単離物は沈降分離および混濁がより少ない酸性飲料用途をもたらすので、消費者にとってより望ましいであろう。
均一性を判定する一方法は、最小の混合で調製されたダイズタンパク質単離物分散体の分離を測定する。この方法はまた、懸濁不良製品の代案の性質を判定する上でのガイダンスのために、懸濁液の外観を判定する手段も提供する。懸濁特性は懸濁材料の客観的測定、および懸濁液外観の主観的評価に基づく。
本発明のダイズタンパク質単離物の水中での均一性を計算するために、10gのダイズタンパク質単離物サンプルを秤量する。次に脱イオン水(200mL)をブレンダージャーに添加する。脱泡剤(3〜5滴、ペゴスパース(Pegosperse)200ML)を水に添加する。染料(3〜6滴、1% FD & Cブルー#1)もまた任意に添加する。ダイズタンパク質単離物サンプルをブレンダーに移し、ブレンダーを最低設定で10秒間操作する。次に得られた分散体を250mLメスシリンダーに移す。分散体を一定時間静置した後、必要ならば高輝度ランプを使用して層を区別して、全容積、浮遊物層容積、沈殿物層容積、および沈殿物外観(もしあれば)を計算する。目に見えるラインがなく、明らかな沈殿物層があれば、沈殿物の最高点と沈殿物がよりはっきりする点との間を平均して沈殿物層の推定をする。
懸濁特性は、懸濁物(浮遊物)および沈殿物層の客観的測定に基づく。次の計算を使用して、本発明のダイズタンパク質単離物の%全懸濁物、または均一性を判定する。
浮遊物(%)=(浮遊物容積/全容積)×100
沈殿物(%)=(全沈殿物容積/全容積)×100
浮遊物(%)および沈殿物(%)が計算されると、次の式を使用して%全懸濁物または均一性を判定できる。
均一性(%)=100−(浮遊物(%)+沈殿物(%))
本発明のダイズタンパク質単離物の均一性は、さまざまな期間にわたり変動する。例えば本発明のダイズタンパク質単離物は、pH約7.0〜約7.8の水中で約30分〜約2時間の期間にわたり80%を超える、90%を超える、95%を超える、99%を超える、および100%の均一性を有するかもしれない。さらに別の例として、本発明のダイズタンパク質単離物は、pH約7.0〜約7.8の水中で2時間よりも長い期間にわたり80%を超える、90%を超える、95%を超える、99%を超える、および100%の均一性を有するかもしれない。好ましくは本発明のダイズタンパク質単離物は、pH約7.0〜約7.8の水中で約30分後に99%を超える均一性を有し、pH約7.0〜約7.8の水中で約2時間後に90%を超える均一性を有する。より好ましくはダイズタンパク質単離物は、pH約7.4の水中で約30分後に99%を超える均一性を有し、pH約7.4の水中で約2時間後に90%を超える均一性を有する。
(ダイズタンパク質単離物の粒度測定)
既知の物理特性がある一貫した製品を製造するためには、ダイズタンパク質単離物の平均粒度分布を測定しなくてはならない。異なる粒度は、口当たり、濃度、溶解性、および分散性などの多数の製品特性に影響できる。粒度はまた、ダイズタンパク質単離物の水和および懸濁安定性にも影響できる。ダイズタンパク質単離物を酸性飲料中で利用する場合、粒度が細かすぎるダイズタンパク質単離物は、中間範囲の粒度のものほど懸濁性でないことが示されている。特定の理論には拘束されないが、分散ダイズタンパク質単離物粒子は、一般的に酸性飲料で使用されるペクチンなどのいくつかの構成要素の安定化機序に関与しているように見える。
例えば英国のマルバーン・インストゥルメンツ(Malvern Instruments(United Kingdom))からのシロッコ(Scirocco)乾燥粉末供給装置と連結された、英国のマルバーン・インストゥルメンツ(Malvern Instruments(United Kingdom))からのマスターサイザー(Mastersizer)2000粒度分析器によって、ダイズタンパク質単離物サンプルの粒度を分析できる。およそ大さじ1杯の乾燥させたダイズタンパク質単離物サンプルを乾燥粉末供給トレーに入れて、マスターサイザー(Mastersizer)2000によって粒度を分析する。各乾燥ダイズタンパク質単離物サンプルを3連で測定し、平均粒度を計算する。
好ましくは本発明のダイズタンパク質単離物の平均粒度は、約15μM〜約60μMである。なおもより好ましくはダイズタンパク質単離物の平均粒度は、約18μM〜約50μMである。最も好ましくはダイズタンパク質単離物の平均粒度は、約20μM〜約40μMである。これらの範囲内で、本発明のダイズタンパク質単離物は酸性飲料中で優れた溶解性および懸濁性を有する。
(ダイズタンパク質単離物の苦味の感覚測定)
ダイズタンパク質材料のタンパク分解加水分解は、苦味ペプチドの形成をもたらすことができる。強い苦味は飲料などの食物系の感覚特性に影響できるであろう。したがって苦味があるダイズタンパク質加水分解産物は、使用可能性が限定される。苦さの程度を判定する一技術は、ペアワイズ順位和および規模推定法の2つの感覚評価技術の使用を通じたものである((非特許文献3)参照)。ペアワイズ順位和法はより苦いサンプルを判定するのを助け、規模推定は苦さの規模を判定するのを助ける。
ペアワイズ順位和法を使用して、いくつかのサンプルを苦さなどの単一属性について比較できる。この方法はサンプルを属性強度に従って配列して、サンプル間の違いおよび違いの有意さの数値表示を提供する。規模推定は、相対強度を示唆するためのパネリストによる数の自由割り当てを伴うスケーリング技術である。判断は、試験サンプルの苦さが参照サンプルと比べて測定されるように、第1のまたは参照サンプルに関してなされる。
ダイズタンパク質単離物の苦さは、例えば評価者パネルによって測定できる。12人の健康な公平なパネルメンバーに、評価前に少なくとも20分間飲食または喫煙しないように指示する。パネルメンバーを化学物質または煙草の煙などの臭気材料がない換気の良い明るい部屋に入れる。
3%ダイズタンパク質単離物(重量/重量)と水の混合物を作って、試験サンプルを調製する。サンプルを少なくとも30分間十分に分散させ、30mLを各サンプルカップに移す。2つの参照標準もまた調製する。参照標準1は、ミズーリ州セントルイスのソラエ社(The Solae Company(St.Louis,Missouri))からの3%スープロ(SUPRO)500Eを水中に含有する、苦くない非酵素処理ダイズタンパク質単離物である。参照標準2は、3%スープロ(SUPRO)500Eと800ppmのカフェインを含有する苦味標準である。各サンプルを無作為数、または文字でコード化し、各パネリストは各自の一揃いのサンプルを受け取る。
パネリストは、サンプルをカップの中で回転させて蓋を取り、およそ10〜20mLを口の中に5〜10秒間含むように指示される。サンプルを口の後部と口蓋上部に回して、次に吐き出す。各サンプルの味見の間に、パネリストは水で口をすすぐように指示され、サンプルの後味を打ち消すために食べる無塩クラッカーを提供される。好ましくは一度に6個以下であるサンプルが、苦さについて評価される。
ペアワイズ順位和感覚法では、パネリストは、より苦いサンプルおよび相対カテゴリー尺度をスコアシートに示すように指示される。規模推定感覚法では、パネリストは、参照標準2と比べてサンプルの苦さ強度を判定し、強度をスコアシートに記録するように指示される。スコアシートは0から130超にわたって増大する「苦さ」の水平番号付きスケールである。参照標準1はスケール「0」とされ、参照標準2はスケール「100」とされる。パネリストがスケールの2つの参照標準に比べてサンプルの苦さを示唆すると、その数に8を乗じて、参照標準2の800ppmカフェイン同等物と比べたサンプルの苦さを計算する。
(ダイズタンパク質単離物を含有するインスタント酸性飲料の調製およびその懸濁安定性の測定)
単離されたダイズタンパク質の非溶解性のために、漿液および/または沈殿物の形成は、ダイズタンパク質で強化されたインスタント酸性飲料の一般的な問題である。漿液および沈殿物の量は、使用するダイズタンパク質材料のタイプおよび量、プロセス管理、および飲料配合に左右される。漿液および沈殿物形成はダイズタンパク質飲料において欠陥と見なされ、消費者にとって望ましくない製品をもたらす。
本発明のダイズタンパク質単離物を含んでなるインスタント酸性飲料が調合できる。好ましくはインスタント酸性飲料は、約0.5%〜約10%のダイズタンパク質単離物を含んでなる。なおもより好ましくはインスタント酸性飲料は、約0.5%〜約5%のダイズタンパク質単離物を含んでなる。インスタント酸性飲料に添加されてもよい追加的成分としては、水、ペクチン、プロピレングリコールアルギン酸塩、糖、リンゴ果汁濃縮物、ビタミン、リン酸、クエン酸、アスコルビン酸、および人工着色料が挙げられるが、これに限定されるものではない。
本発明のダイズタンパク質単離物を含有するインスタント酸性飲料の懸濁安定性を測定する一方法は、サンプル溶液をナルジェン(Nalgene)からの透明250mL角形メディアボトル(カタログ番号2019−0250)に入れて一定期間貯蔵し、次に特定時間間隔後の沈降物%を測定することである。これらの特定の時間間隔で、物差しを使用して全液体層(T)を測定し、ならびに各層について漿液(T1)、凝固(T2)、綿状沈殿(T3)、および沈殿物(T4)として記述する。漿液レベル(T1)は、メディアボトル最上部の透明な水っぽい層と見なされる。2つ以上の小滴が共に融合して単一のより大きな小滴を形成する場合に凝固レベル(T2)と見なされる。2つ以上の小滴が付着して凝集を形成し、その中で小滴が個々の一体性を保持する場合に綿状沈殿レベル(T3)と見なされる。沈殿物層(T4)は、メディアボトルの底に沈む粒子と見なされる。周囲の液体と比べたそれらのより高い濃度のために、小滴または粒子は重力の結果として下方に動く。沈殿物層は四隅および四面で測定でき、これらの値の平均を取ることができる。
測定がなされると、以下の式を使用して、各層の百分率を計算して全懸濁量を計算する。
漿液(%)=(T1/T)(100)
凝固(%)=(T2/T)(100)
綿状沈殿(%)=(T3/T)(100)
沈殿物(%)=(T4/T)(100)
全懸濁量(%)=(T−(T1+T2+T3+T4))(100)
好ましくは、本発明のダイズタンパク質単離物を含んでなるインスタント酸性飲料は、1ヶ月後に約1.5%以下である沈降物%を有し、6ヶ月後に約2.5%以下である沈降物%を有する。より好ましくは本発明のダイズタンパク質単離物を含んでなるインスタント酸性飲料は、1ヶ月後に約1.0%以下である沈降物%を有し、6ヶ月後に約1.5%以下である沈降物%を有する。
本発明について詳細に述べたが、添付の特許請求の範囲で定義される本発明の範囲を逸脱することなく、修正およびバリエーションが可能なことは明らかである。さらに本開示中の全ての実施例は、制限を意図しない例を提供するものと理解される。
(実施例1)
この実施例では、本発明の方法を使用してダイズタンパク質単離物を生成する。ダイズから生成された白色フレーク(16:1重量比)を水(約pH6.7)に添加して、ダイズタンパク質抽出物を生成する。白色フレークおよび水を10〜20分間混合し、可溶性ダイズタンパク質抽出物から不溶性の材料を分離して廃棄する。次に可溶性ダイズタンパク質抽出物のpHを約15Nの塩酸でダイズタンパク質の等電点(約pH4.5)前後に調節する。次に沈殿したダイズタンパク質抽出物を遠心分離して、上清をデカントして廃棄する。残留物質がダイズタンパク質カードである。ダイズタンパク質カードを水で希釈して、約12〜14%の固形物含量を有するダイズタンパク質スラリーを作り出す。次にダイズタンパク質スラリーを水酸化ナトリウムでpH10.0に調節して、48〜55℃に加熱する。
熱処理に続いて、pH調節されたダイズタンパク質スラリーに、40分間の良好な撹拌の下で、デンマークのノボ・ノルディスクA/S(Novo Nordisk A/S(Denmark))からのアルカラーゼ(Alcalase)(登録商標)を添加する(ダイズタンパク質カード重量の0.3%)。この40分の間に、ダイズタンパク質スラリーおよび酵素混合物のpHは制御または調節されない。40分間の後、酵素加水分解ダイズタンパク質スラリーを塩酸(約2N〜3N)でpH7.2に調節する。次に得られたダイズタンパク質単離物を152℃に加熱して52℃に真空フラッシュ冷却し、噴霧乾燥して約10〜15ポンドのダイズタンパク質単離物を生じる。
(実施例2)
この実施例では、水酸化カルシウム含有するアルカリ性溶液中でダイズタンパク質抽出物をpH9.7で生成すること以外は、実施例1の方法を使用してダイズタンパク質単離物を生成する。
(実施例3)
この実施例では、実施例1および2生成されたダイズタンパク質単離物の様々な特性を市販のダイズタンパク質単離物、ミズーリ州セントルイスのソラエ社(The Solae Company(St.Louis,Missouri))からのFXP950、およびミズーリ州セントルイスのソラエ社(The Solae Company(St.Louis,Missouri))からのスープロ(SUPRO)XT40と比較する。具体的には評価された特性は、(1)平均分子量、(2)STNBS、(3)可溶性固形物指数、(4)平均粒度、(5)均一性、(6)苦さ、および(7)3gの即席飲料酸性(インスタント−A)飲料モデル中の1ヶ月後の沈殿物量である。上述の試験方法を使用して、これらの特性を評価する。比較結果を表2に示す。
Figure 2008537533
表2に見られるように、本発明の方法によって生成されたダイズタンパク質単離物は、既知のダイズタンパク質単離物と比べて、優れた懸濁安定性および優れた風味の双方を有する。
(実施例4)
この実施例では、2つの即席飲料酸性(インスタント−A)飲料を調合する。1つは実施例1または実施例2ダイズタンパク質単離物を含んでなり、1つは市販ダイズタンパク質単離物、ミズーリ州セントルイスのソラエ社(The Solae Company(St.Louis,Missouri))からのスープロ(SUPRO)XT40を含んでなる。
(実験1)
最初にダイズタンパク質単離物(3gの実施例1のダイズタンパク質単離物および3gのスープロ(SUPRO)XT40)を水道水にそれぞれ分散して、スラリーを形成する。5分後、スラリーを約65.6℃に約10分間加熱する。同時にペクチンと水で別のスラリーを形成し、次に約65.6℃〜約76.7℃の温度に5分間加熱する。次に2つのスラリーを撹拌しながら合わせる。追加的成分を下の表3で述べられる百分率でスラリーに添加して、全ての成分が良く混和するまでスラリーを混合する。次に第1段階2500psiおよび第2段階500psiで、飲料を均質化する。均質化に続いて飲料を約102℃で約42秒間低温殺菌して約85℃に冷却し、熱安定化ボトルに入れる。充填されたボトルに蓋をして反転し、氷水浴中で約4.4℃に冷却する前に約3分間保持する。
次にインスタント酸性飲料を周囲温度で6ヶ月間貯蔵する。1ヶ月および6ヶ月の時点で、沈降物%を測定する。スープロ(SUPRO)XT40を含有するインスタント酸性飲料では沈降物%は1ヶ月後に2.1%であり、6ヶ月後に4.3%である。実施例1のダイズタンパク質単離物を含有するインスタント酸性飲料では沈降物%は1ヶ月後に0.5%未満であり、6ヶ月後に1.5%である。
Figure 2008537533
(実験2)
この実験では、ダイズタンパク質単離物(3gの実施例2のダイズタンパク質単離物および3gのスープロ(SUPRO)XT40)を水道水にそれぞれ分散して、スラリーを形成する。5分後、スラリーを約65.6℃に約10分間加熱する。同時にペクチンと水で別のスラリーを形成し、次に約65.6℃〜約76.7℃の温度に5分間加熱する。次に2つのスラリーを撹拌しながら合わせる。追加的成分を下の表4で述べられる百分率でスラリーに添加して、全ての成分が良く混和するまでスラリーを混合する。次に第1段階2500psiおよび第2段階500psiで、飲料を均質化する。均質化に続いて飲料を約102℃で約42秒間低温殺菌して約85℃に冷却し、熱安定化ボトルに入れる。充填されたボトルに蓋をして反転し、氷水浴中で約4.4℃に冷却する前に約3分間保持する。
次にインスタント酸性飲料を周囲温度で6ヶ月間貯蔵する。1ヶ月および6ヶ月の時点で、沈降物%を測定する。スープロ(SUPRO)XT40を含有するインスタント酸性飲料では沈降物%は1ヶ月後に1%であり、6ヶ月後に4.3%である。実施例2のダイズタンパク質単離物を含有するインスタント酸性飲料では沈降物%は1ヶ月後に0.5%未満であり、6ヶ月後に0.5%である。
Figure 2008537533
(実験3)
この実験では、ダイズタンパク質単離物(6.5gの実施例2のダイズタンパク質単離物および6.5gのスープロ(SUPRO)XT40)を水道水にそれぞれ分散して、スラリーを形成する。5分後、スラリーを約65.6℃に約10分間加熱する。同時にペクチンと水で別のスラリーを形成し、次に約65.6℃〜約76.7℃の温度に5分間加熱する。次に2つのスラリーを撹拌しながら合わせる。追加的成分を下の表5で述べられる百分率でスラリーに添加して、全ての成分が良く混和するまでスラリーを混合する。次に第1段階2500psiおよび第2段階500psiで、飲料を均質化する。均質化に続いて飲料を約107℃で約7秒間低温殺菌して約85℃に冷却し、熱安定化ボトルに入れる。充填されたボトルに蓋をして反転し、氷水浴中で約4.4℃に冷却する前に約3分間保持する。
次にインスタント酸性飲料を周囲温度で6ヶ月間貯蔵する。1ヶ月および6ヶ月の時点で、沈降物%を測定する。スープロ(SUPRO)XT40を含有するインスタント酸性飲料では沈降物%は1ヶ月後に8.7%であり、6ヶ月後に10%を超える。実施例2のダイズタンパク質単離物を含有するインスタント酸性飲料では沈降物%は1ヶ月後に1%であり、6ヶ月後に1.5%である。
Figure 2008537533
(実験4)
この実験では、ダイズタンパク質単離物(1gの実施例1のダイズタンパク質単離物および1gのスープロ(SUPRO)XT40)を水道水にそれぞれ分散して、スラリーを形成する。5分後、スラリーを約65.6℃に約10分間加熱する。同時にペクチンと水で別のスラリーを形成し、次に約65.6℃〜約76.7℃の温度に5分間加熱する。次に2つのスラリーを撹拌しながら合わせる。追加的成分を下の表6で述べられる百分率でスラリーに添加して、全ての成分が良く混和するまでスラリーを混合する。次に第1段階2500psiおよび第2段階500psiで、飲料を均質化する。均質化に続いて飲料を約107℃で約7秒間低温殺菌して約85℃に冷却し、熱安定化ボトルに入れる。充填されたボトルに蓋をして反転し、氷水浴中で約4.4℃に冷却する前に約3分間保持する。
次にインスタント酸性飲料を周囲温度で6ヶ月間貯蔵する。1ヶ月および2ヶ月の時点で、沈降物%を測定する。スープロ(SUPRO)XT40を含有するインスタント酸性飲料では沈降物%は1ヶ月後に1.0%であり、2ヶ月後に3.1%を超える。実施例1のダイズタンパク質単離物を含有するインスタント酸性飲料では沈降物%は1ヶ月後に0.5%未満であり、2ヶ月後に0.5%である。
Figure 2008537533
本発明をその好ましい実施態様に関して述べたが、その様々な修正は、当業者には説明を読むことで明らになるものと理解される。したがって本願明細書で開示される本発明は、添付の特許請求の範囲の範疇である修正をカバーすることを意図するものと理解される。

Claims (24)

  1. 約12,000ダルトン〜約18,000ダルトンの平均分子量、および約50 STNBS〜約70 STNBSの加水分解度を有するダイズタンパク質材料を含んでなり、pH約7.0〜約7.8で約80%〜約100%の可溶性固形物指数、約15μM〜約60μMの平均粒度、およびpH約7.0〜約7.8の水中で30分後に99%を超える均一性を有し、pH約7.0〜約7.8の水中で2時間後に90%を超える均一性を有することを特徴とする、ダイズタンパク質単離物。
  2. ダイズタンパク質材料が約14,000ダルトン〜約15,000ダルトンの平均分子量を有することを特徴とする、請求項1に記載のダイズタンパク質単離物。
  3. ダイズタンパク質材料が約55 STNBS〜約62 STNBSの加水分解度を有することを特徴とする、請求項1に記載のダイズタンパク質単離物。
  4. ダイズタンパク質単離物がpH約7.0〜約7.8で約85%〜約100%の可溶性固形物指数を有することを特徴とする、請求項1に記載のダイズタンパク質単離物。
  5. ダイズタンパク質単離物がpH約7.4の水中で約30分後に99%を超える均一性を有し、pH約7.4の水中で約2時間後に90%を超える均一性を有することを特徴とする、請求項1に記載のダイズタンパク質単離物。
  6. ダイズタンパク質単離物が約20μM〜約40μMの平均粒度を有することを特徴とする、請求項1に記載のダイズタンパク質単離物。
  7. 約12,000ダルトン〜約18,000ダルトンの平均分子量、および約50 STNBS〜約70 STNBSの加水分解度を有するダイズタンパク質材料を含み約15μM〜約60μMの平均粒度を有するダイズタンパク質単離物を含んでなることを特徴とする、インスタント(ready−to−drink)酸性飲料。
  8. 約0.5%〜約5%のダイズタンパク質単離物を含んでなることを特徴とする、請求項7に記載のインスタント酸性飲料。
  9. 1ヶ月後の沈降物%が約1.0%以下であることを特徴とする、請求項7に記載のインスタント酸性飲料。
  10. 6ヶ月後の沈降物%が約1.5%以下であることを特徴とする、請求項7に記載のインスタント酸性飲料。
  11. ダイズから生成された白色フレークを液体中に分散してダイズタンパク質抽出物を製造するステップと、
    ダイズタンパク質抽出物から不溶性の材料を分離して可溶性ダイズタンパク質抽出物を形成するステップと、
    可溶性ダイズタンパク質抽出物のpHを酸でダイズタンパク質の等電点前後に調節して沈殿ダイズタンパク質混合物を形成するステップと、
    沈殿ダイズタンパク質混合物を遠心処理し、上清をデカントしてダイズタンパク質カードを形成するステップと、
    ダイズタンパク質カードを水で希釈してダイズタンパク質スラリーを形成するステップと、
    ダイズタンパク質スラリーのpHを塩基でpH約9.5〜約10.5に調節し、pH調節されたダイズタンパク質スラリーを形成するステップと、
    pHレベルを維持することなく、pH調節されたダイズタンパク質スラリーを加熱して酵素と反応させ、酵素加水分解ダイズタンパク質混合物を形成するステップと、
    酵素加水分解ダイズタンパク質混合物のpHを酸でpH約7.0〜約7.6に調節するステップとを含んでなり、
    酵素加水分解ダイズタンパク質混合物がダイズタンパク質単離物であることを特徴とする、ダイズタンパク質単離物の製造方法。
  12. pH調節された酵素加水分解ダイズタンパク質混合物を加熱するステップと、pH調節された酵素加水分解ダイズタンパク質混合物を冷却するステップと、pH調節された酵素加水分解ダイズタンパク質混合物を噴霧乾燥するステップとをさらに含んでなることを特徴とする、請求項11に記載の方法。
  13. 白色フレークがpH約6.4〜約7.5の水中に分散されることを特徴とする、請求項11に記載の方法。
  14. 白色フレークがpH約9.5〜約10.0のアルカリ性溶液中に分散されることを特徴とする、請求項11に記載の方法。
  15. ダイズタンパク質カードが、約7.5%〜約16.9%のダイズタンパク質(乾燥重量基準)、約82%〜約92%の水分、および約0.36%〜約0.8%の灰分(乾燥重量基準)を含んでなることを特徴とする、請求項11に記載の方法。
  16. ダイズタンパク質スラリーが約8重量%〜約18重量%の固形物を含んでなることを特徴とする、請求項11に記載の方法。
  17. ダイズタンパク質スラリーのpHが水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、およびそれらの混合物からなる群から選択される塩基でpH約9.5〜約10.5に調節されることを特徴とする、請求項11に記載の方法。
  18. pH調節されたダイズタンパク質スラリーが約48℃〜約58℃の温度に加熱されることを特徴とする、請求項11に記載の方法。
  19. pH調節されたダイズタンパク質スラリーが蒸気で直接または間接に加熱されることを特徴とする、請求項11に記載の方法。
  20. 酵素がアルカリ性プロテアーゼであることを特徴とする、請求項11に記載の方法。
  21. pH調節されたダイズタンパク質スラリーが、酵素と約30分〜約60分間反応して、酵素加水分解ダイズタンパク質混合物を形成することを特徴とする、請求項11に記載の方法。
  22. 酵素加水分解ダイズタンパク質混合物のpHが、塩酸、リン酸、クエン酸、およびそれらの混合物からなる群から選択される酸でpH約7.0〜約7.6に調節されることを特徴とする、請求項11に記載の方法。
  23. 酵素加水分解ダイズタンパク質混合物のpHが約7.2に調節されることを特徴とする、請求項11に記載の方法。
  24. 酵素加水分解ダイズタンパク質混合物のpHが塩酸で調節されることを特徴とする、請求項11に記載の方法。
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