JP2008535998A - ラテックスコンパウンドを硬化するための組成物および方法 - Google Patents

ラテックスコンパウンドを硬化するための組成物および方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、天然ゴムまたは合成ゴム材料および有機過酸化物を有する硬化系を含むラテックスコンパウンドに関する。また、本発明は、天然ゴムまたは合成ゴム材料および有機過酸化物を有する硬化系を含むラテックスコンパウンドからフィルムを形成する工程、ならびに硬化天然ゴムまたは合成ゴム材料を得るためにフィルムを加熱する工程を含む、ラテックスフィルムの硬化方法に関する。

Description

本発明は、ラテックスフィルムを架橋する有機過酸化物を含む組成物に関する。本発明はさらに、この組成物を含むラテックスコンパウンドに関する。
ラテックスコンパウンドは、硫黄、金属酸化物活性化剤、例えば、酸化亜鉛等、および促進剤の組合せを添加することにより通常硬化される。工業で使用される最も一般的な促進剤は、チウラム、チアゾールおよびジチオカルバメートである。ラテックス製品において普通に見出される促進剤に対する皮膚過敏症を発症する人間が増加している。したがって、従来の系で硬化されるラテックス製品の使用は、またタイプIVアレルギーとしても知られている遅延型皮膚過敏症の増加をもたらしている。タイプIVアレルギーは、身体が、皮膚反応につながる炎症および毒性物質を放出する特定のTリンパ球と相互作用する抗原としてラテックス製品の残留化学物質を知覚する場合に起こす。タイプIVアレルギーの経験者は、一般的にタイプIラテックスアレルギーを発症する危険性が高い。
タイプIV反応は危険性が高いので、ラテックス製品を硬化するための選択的手段が当技術分野において追求されている。従来の促進剤、例えば、チウラム、チアゾールおよびジチオカルバメート等なしで硬化することのできるラテックスコンパウンドが特に必要とされる。有機過酸化物は、当技術分野においては、金属酸化物と共に硬化剤として検討されている。当技術分野における有機過酸化物硬化系は、しかしながら、特別の加工処理条件、例えば、溶融塩浴、もしくはその他の液体浴の使用または高エネルギー放射線の使用等を必要とする可能性がある。従来の有機過酸化物系は、ラテックスコンパウンドが外部環境、例えば、加熱室(オーブン)の内側または周囲条件等に暴露されながら硬化する系であるオープンエア方式では十分に機能しない。
別途特定しない限り、全ての部およびパーセンテージは重量当たりの重量を基準とする。また、別途特定しない限り、100のゴム当たりの部(「phr」)の基準で設定される全ての部およびパーセンテージは乾燥重量基準によるものである。
本発明は、有機過酸化物、ならびに場合により界面活性剤および/または抗酸化剤を含む、ラテックスコンパウンドを硬化するための系である。この硬化系は天然ゴムおよび合成ラテックス組成物と組み合わせることができる、換言すれば、その他の促進剤、例えば、従来の硬化系で使用される促進剤および活性化剤等の使用なしで硬化できる(即ち架橋できる)ラテックスコンパウンドを作製するためのゴム材料と組み合わせることができる。
この硬化系を含むラテックスコンパウンドは、オープンエア環境または密閉方式で硬化することができる。オープンエア硬化中に、ラテックスコンパウンドは粘ったり、または有効なオープンエア硬化を不可能にする粘着性の水準に達したりはしない。したがって、本明細書に記載されている硬化系を含むラテックスコンパウンドは特別の硬化条件、例えば、溶融塩浴、またはその他の液体浴を必要とせず、あるいは放射線の適用の様な特別の硬化系により硬化させることが必要とされることもない。
本発明はラテックスコンパウンドのための硬化系に関する。この硬化系は、有機過酸化物、好ましくは有機過酸化物エマルジョンまたは分散体、ならびに場合により界面活性剤および抗酸化剤を含む。さらに、この硬化系は、架橋助剤、およびまた加工助剤、例えばpH調整のための化学物質、増粘剤およびその他の材料等、例えば粘着低減材料等を含んでもよい。有機過酸化物、界面活性剤および抗酸化剤の1つまたは複数を包含する、これらから本質的になる、あるいは、これらからなる硬化系は本発明の範囲内である。
有機過酸化物は、単結合で有機化学基に結合した少なくとも2つの酸素原子を含む分子である。有機過酸化物の例は以下で表される:
Figure 2008535998
結合される基によって、酸素−酸素結合は、加熱された場合、各酸素において1つの不対電子または遊離基を残して壊れるように設計される。これらの遊離基はある種の化学反応、例えば、重合、熱硬化性樹脂の硬化、およびエラストマーの架橋等を促進することができる。有機過酸化物が分解すると、これらは遊離基を発生し、これは取りも直さず、ポリマー基盤上に活性部位を創生する。有機過酸化物がラテックスコンパウンドを硬化するのに使用される場合は、この活性部位間の反応が、ラテックスにおけるポリマー鎖間に強い炭素−炭素結合を生成し、これは取りも直さず、望ましい機械的性質、特に優れた耐熱性を有するポリマーネットワークへとつながる。
有機過酸化物の1つまたは組合せは本発明で使用されてもよい。ジアルキルペルオキシドおよびペルオキシケタール等の有機過酸化物が使用されてもよい。ジアルキルペルオキシドの例としては、ジクミルペルオキシド(Hercules Incorporated、Wilmington、Delaware、USAから、DICUP Rの商品名で入手可能なもの等)、2,5−ジメチル−ジ−(t−ブチルペルオキシ)ヘキサン、ジ−t−ブチルペルオキシド、t−ブチルクミルペルオキシド、ビス(t−ブチルペルオキシイソプロピル)ベンゼン、ブチル4,4−ビス(t−ブチルペルオキシ)バレレート、2,5−ビス(t−ブチルペルオキシ)−2,5−ジメチルヘキサン、2,5−ビス(t−ブチルペルオキシ)−2,5−ジメチル−3−ヘキシン、t−ブチル3−イソプロペニルクミルペルオキシド、ビス(3−イソプロペニルクミル)ペルオキシド、1,1−ビス(t−ブチルペルオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、t−ブチルペルオキシベンゾエート、およびビス(2,4−ジクロロベンゾイル)ペルオキシドからなる群から選択されるものが挙げられる。本発明において使用されてもよい有機過酸化物の例としては、全てR.T.Vanderbilt Co.Inc.、Norwalk、Connecticut、USA(「Vanderbilt」)から入手可能な、VAROX(登録商標)231、VAROX(登録商標)DBPH、VAROX(登録商標)130およびVAROX(登録商標)DCPが挙げられる。
有機過酸化物は、水とのエマルジョン(液体有機過酸化物に対して)または分散体(固体有機過酸化物に対して)で存在してもよい。有機過酸化物エマルジョンまたは分散体は、有機過酸化物および水を含み、有機過酸化物および水から本質的になり、またはこれらからなることができる。一般的に、エマルジョンまたは分散体は、約10%〜約90%の有機過酸化物および約10%〜約90%の水を含み、例えば、約25%〜約75%の有機過酸化物および約25%〜約75%の水を含んでもよい。有機過酸化物エマルジョンまたは分散体は、例えば、約40%〜約60%の有機過酸化物および約40%〜約60%の水を含んでもよい。
本発明で有用な界面活性剤としては、ラウリル硫酸ナトリウム(Vanderbilt社のDARVAN(登録商標)WAQ)、t−オクチルフェノキシポリエトキシエタノール(Union Carbide Corporation、Danbury、Connecticut、USAのTRITON(登録商標)X−100)および硫酸化オレイン酸メチル(Vanderbilt社のDARVAN(登録商標)SMO)が挙げられる。アルキルリン酸のアンモニウム塩、例えば、Vanderbilt社のDARVAN(登録商標)Lは、また界面活性剤として使用されてもよい。界面活性剤の組合せが使用できる。界面活性剤は、また、本明細書に記載されている硬化系を含むラテックスコンパウンドのオープンエア硬化中に表面粘着を減少する助けとなる。
硬化系は、場合により、抗酸化剤、例えば、アミン、ジチオカルバメート、ヒドロキノン、フェノール、またはトルイミダゾール抗酸化剤等を含む。本発明で有用な抗酸化剤としては、Vanderbilt社から、AGERITE(登録商標)STALITE(登録商標)、AGERITE(登録商標)STALITE(登録商標)S、AGERITE(登録商標)SUPERFLEX(登録商標)液体、VANOX(登録商標)AM粉末、VANOX(登録商標)HT、VANOX(登録商標)12、VANOX(登録商標)CDPA、VANOX(登録商標)1001、BUTYL ZIMATE(登録商標)粉末、AGERITE(登録商標)MA香剤、AGERITE(登録商標)RESIN D(登録商標)香剤、AGERITE SUPERLITE(登録商標)、VANOX GT粉末、VANOX(登録商標)L粉末、VANOX(登録商標)MBPC、VANOX(登録商標)13、VANOX(登録商標)1290、VANOX(登録商標)MTI、VANOX(登録商標)ZMTIおよびVANOX(登録商標)SPLスラリーの商品名で入手可能なものが挙げられる。抗酸化剤の組合せが使用できる。
硬化系は、ラテックスコンパウンドを架橋するための1つまたは複数の架橋助剤を含んでもよい。例えば、硬化系は、トリアリルイソシアヌレート(「TAIC」)、例えば、DIAK(登録商標)7等および/またはVANAX(登録商標)MBM(1H−ピロール−2−5−ジオン、1,1’(1,3−フェニレン)ビス−)の様なm−フェニレンジマレイミド(共に、Vanderbilt社から入手可能)、またはトリアリルシアヌレート(Sartomer、Exton、Pennsylvania、USAのSR 507(TAC))をさらに含んでもよい。本発明で有用なその他の架橋助剤としては、全てSartomer社から入手可能な、二官能液体メタクリレート(SR 297(BGDMA))、三官能液体メタクリレート(SR 350(TMPTMA))、スコーチ遅延型液体ジメタクリレート(SARET(登録商標)SR 516)、スコーチ遅延型液体トリメタクリレート(SARET(登録商標)SR)、スコーチ遅延型液体トリアクリレート(SARET(登録商標)SR 519)、スコーチ遅延型液体ジメタクリレート(SARET(登録商標)SR 521)、スコーチ遅延型固体ジアクリレート(SARET(登録商標)SR 522)、スコーチ遅延型金属ジアクリレート(SARET(登録商標)75 EPM 2A(75%の活性分散体)、SARET(登録商標)SR 633)およびスコーチ遅延型金属ジメタクリレート(SARET(登録商標)SR 634またはSARET(登録商標)75 EPM 2M(75%の活性分散体))が挙げられる。架橋助剤の組合せが使用されてもよい。
硬化系は、その他の材料をさらに含んでもよい。水酸化物、例えば、水酸化カリウム等は、硬化系を含むラテックスコンパウンドのpH等のpHを調節するために含むことができる。増粘剤、例えば、Para−Chem、Simpsonville、South Carolina、USAのParagum−231の様なナトリウムポリアクリレート等が硬化系において使用されてもよい。また、亜鉛2−メルカプトトルイミダゾール(「ZMTI」)、例えば、Vanderbilt社のVANOX(登録商標)ZMTIは、粘着低減、およびさらなる抗酸化保護のために組成物に含まれてもよい。
本発明は、硬化系を含むラテックスコンパウンドを包含する。本発明のこの実施形態においては、ラテックスコンパウンドは、少なくとも、有機過酸化物および熱硬化性天然または合成ゴムタイプの材料、換言すれば、ゴム材料、ならびに場合により界面活性剤および/または抗酸化剤を含む。ラテックスコンパウンドは、天然ゴム、ポリイソプレン、ポリクロロプレン、アクリロニトリル、スチレン−ブタジエン、硫黄硬化ブチル等、およびこれらの組合せからなる群から選択される材料(熱硬化性天然または合成ゴム)の1つまたは複数を含んでもよい。本発明の一態様においては、ゴム材料は、ポリクロロプレン、アクリロニトリル、スチレン−ブタジエンおよび硫黄硬化ブチルからなる群から選択されるもの、特に、ポリクロロプレンおよびアクリロニトリルの群から選択されるもの等の合成材料である。有用なポリイソプレン材料としては、Houston、Texas、USAに事務所を持つKRATON(登録商標)Polymers Group of CompaniesのKRATON(登録商標)ポリマー、例えば、KRATON(登録商標)IR−401等が挙げられる。DuPont Performance Elastomers、Wilmington、Delaware、USAのポリクロロプレン、即ちネオプレン液体分散体が使用されてもよい。有用なアクリロニトリルとしては、Dow−Reichhold Specialty Latex、LLC、Research Triangle Park、North Carolina、USAのTYLAC(登録商標)68073等のカルボキシル化ブタジエン−アクリロニトリルラテックスが挙げられる。NOVEON(登録商標)、Inc.、Cleveland、Ohio、USAから入手可能なHYCAR(登録商標)アクリル系エマルジョンもラテックスコンパウンドにおいて使用されてもよい。天然ゴムラテックスは、Getahindus(M)Sdn Bdh、Selangor Darul Ehsan、Malaysiaから、およびFirestone Polymers、Akron、Ohio、USAからも入手可能である。
本発明の一実施形態においては、ラテックスコンパウンドは、約0.1〜約5.0phrの有機過酸化物、約5.0phrまで、例えば、約0.1phr〜約5phrの界面活性剤および約5.0phrまで、例えば、約0.1phr〜約5phrの抗酸化剤を含む。さらに、ラテックスコンパウンドは、約5.0phrまで、例えば、約0.1phr〜約5phrのZMTIを含んでもよい。ラテックスコンパウンドは、約0.1〜約3phr、好ましくは約0.5phr〜2phrの有機過酸化物を含んでもよい。有機過酸化物は、水とのエマルジョンまたは分散体においてラテックスコンパウンドに添加されてもよい。架橋助剤、例えば、TAICおよびm−フェニレンジマレイミドは、約5phrまで、例えば、約0.75phr〜約3.75phrの量で使用されてもよい。本発明の一態様においては、ラテックスコンパウンドは、金属酸化物、例えば酸化亜鉛等の使用なしで配合され硬化される。
ラテックスコンパウンドにおける少量の硫黄は、硬化系においてまたは硬化系と一緒に、例えば、約0.05phr〜約1phr、好ましくは約0.1phr〜約0.5phrの硫黄が使用されてもよい。硫黄は、粘着低減にさらに寄与することが分かった。
本発明は、また、硬化系、即ち、少なくとも有機過酸化物、ならびに場合により界面活性剤および/または抗酸化剤を含むラテックスコンパウンドからフィルムを形成する工程、ならびにフィルムを一定時間加熱する工程を含む、本発明のラテックスコンパウンドからラテックスフィルムを硬化する方法に関する。フィルムは過酸化物の半減期時間および温度により硬化されるべきである。過酸化物の半減期時間とは、過酸化物の50%が分解する時間または温度を意味する。本発明においては、ラテックスコンパウンドのフィルムは、硬化サイクルにおいて、過酸化物の約97%〜約100%、例えば、約98.4%〜約99.9%が分解し終わる様に、ラテックスコンパウンドを有効に硬化または架橋するために約6過酸化物半減期から約10過酸化物半減期の間硬化されてもよい。例えば、ラテックスコンパウンドは、約90℃〜約180℃で約5分〜約50分間、例えば、約100℃〜約175℃で約10分〜約40分間硬化されてもよい。本発明の一実施形態においては、フィルムは、約130℃〜約160℃、好ましくは約140℃〜約150℃で約10分〜約30分間硬化される。
ラテックスは、オープンエア方式で好ましくは硬化され、即ち、硬化は、ラテックスが硬化されるときに空気に暴露されているように起こる。界面活性剤、特にラウリル硫酸ナトリウムおよび硫酸化オレイン酸メチルを伴い、ZMTIと組み合わされた有機過酸化物は、オープンエア硬化サイクル中に粘着性を最小化するのに有益であることが分かったが、本発明の範囲内のコンパウンドのその他の組合せもオープンエアサイクルにおいて粘着性を最小化する。
硬化方法においては、有機過酸化物は、ラテックスコンパウンドにおける個々のポリマー鎖間に炭素−炭素結合を形成する。炭素−炭素結合は、元素硫黄加硫により形成される硫黄−硫黄結合よりも強力でありかつ熱安定性である。ラテックスコンパウンドを硬化するための硫黄ドナー系の使用は炭素−硫黄タイプの結合を主として形成し、この熱安定性は、硫黄−硫黄および炭素−炭素結合の間に入る。有機過酸化物での硬化により得られる共有炭素−炭素結合ネットワークの高い強度は、本発明による有機過酸化物で硬化されるラテックスコンパウンドから作製される硬化ラテックス製品にとって有益である硬化ラテックスコンパウンドに最適な熱安定性をもたらす。本発明の一態様は、硬化ラテックスコンパウンドにおいて任意の炭素−硫黄または硫黄−硫黄架橋を確立することなく炭素−炭素架橋結合を創り出す硬化系である。
ラテックスコンパウンドは種々の硬化ラテックス製品を作製するのに使用することができる。本発明のラテックスコンパウンドで作製されてもよい製品の例は、グローブ、コンドーム、カーペットの裏地、糸および接着剤である。
実施例において、種々のラテックスコンパウンドで作製されたフィルムの表面粘着(即ち、粘着性)の程度が決定された。試験は、人が硬化したフィルムに触れ、次いで、1〜5のスライド目盛を基準にした表面粘着の程度を評価することを含むものであった。スライド目盛に対する判定基準は次の通りであった:1は、粘着なしまたは従来の硫黄硬化に掛けられた製品で一般的に見られる表面粘着の程度を示し、3は、粘り気はあるがフィルムを使用できなくすることはない表面粘着の程度を示し、5は、フィルムを使用できなくする表面粘着の程度を示す。表面粘着の程度は各実施例において以下で示される。
(実施例1A、1B、1C)
表1で示される組成を有する合成カルボキシル化ブタジエン−アクリロニトリルラテックスコンパウンドを、当技術分野において知られている方法により配合した。表1で示される全ての成分はphrとして報告される。これらの実施例(即ち、水が添加された後)の湿潤配合物は、2.84phr(湿潤)の量で増粘剤(Para−Chem社のParagum−231)を含む。水酸化カリウムは、Mallinckrodt Chemicals of Mallinckrodt Baker、Inc.(「Mallinckrodt」)、Phillipsburg、New Jersey、USAのものであった。
実施例1Aおよび1Bのラテックスコンパウンドで作製したフィルムを、室温で乾燥後に120℃で30分間硬化し、1Cのラテックスコンパウンドで作製したフィルムを120℃で40分間硬化した。硬化フィルムの1つまたは複数のサンプルの最大荷重での引張り、最大荷重での歪、300%弾性率および500%弾性率を、その全体が参照として本明細書に組み込まれるASTM試験方法D412−98a(2002年)e1「加硫ゴムおよび熱可塑性エラストマーのための標準試験方法−引張り」により試験した。平均の試験結果は表2で示される。また、表面粘着の程度は上述の手順により決定され、これらの結果は表2で示される。

Figure 2008535998

Figure 2008535998
(実施例1D)
表1Aで示される組成を有する合成カルボキシル化ブタジエン−アクリロニトリルラテックスコンパウンドを、当技術分野において知られている方法により配合した。表1Aで示される全ての成分はphrとして報告される。この実施例(即ち、水が添加された後の)の湿潤配合物は、2.84phr(湿潤)の量でParagum−231の増粘剤を含む。
実施例1Dのラテックスコンパウンドで作製したフィルムを、室温で乾燥後に120℃で30分間硬化した。硬化フィルムの1つまたは複数のサンプルの最大荷重での引張り、最大荷重での歪、300%弾性率および500%弾性率を、ASTM試験方法D412−98a(2002年)e1により試験した。平均の試験結果は表2Aで示される。また、表面粘着の程度は上で示される手順により決定され、結果は表2Aで示される。

Figure 2008535998

Figure 2008535998
(実施例1E)
表1Bで示される組成を有する合成カルボキシル化ブタジエン−アクリロニトリルラテックスコンパウンドを、当技術分野において知られている方法により配合した。表1Bで示される全ての成分はphrとして報告される。この実施例(即ち、水が添加された後の)の湿潤配合物は、2.84phr(湿潤)の量でParagum−231の増粘剤を含む。
実施例1Eのラテックスコンパウンドで作製したフィルムを、室温で乾燥後に140℃で30分間硬化した。硬化フィルムの1つまたは複数のサンプルの最大荷重での引張り、最大荷重での歪、300%弾性率および500%弾性率を、ASTM試験方法D412−98a(2002年)e1により試験した。平均の試験結果は表2Bで示される。また、表面粘着の程度は上で示される手順により決定され、結果は表2Bで示される。

Figure 2008535998

Figure 2008535998
(実施例1F)
表1Cで示される組成を有する合成カルボキシル化ブタジエン−アクリロニトリルラテックスコンパウンドを、当技術分野において知られている方法により配合した。表1Cで示される全ての成分はphrとして報告される。この実施例(即ち、水が添加された後の)の湿潤配合物は、2.84phr(湿潤)の量でParagum−231の増粘剤を含む。
実施例1Fのラテックスコンパウンドで作製したフィルムを、室温で乾燥後に150℃で15分間硬化した。硬化フィルムの1つまたは複数のサンプルの最大荷重での引張り、最大荷重での歪、300%弾性率および500%弾性率を、ASTM試験方法D412−98a(2002年)e1により試験した。平均の試験結果は表2Cで示される。また、表面粘着の程度は上で示される手順により決定され、結果は表2Cで示される。

Figure 2008535998

Figure 2008535998
(実施例2および3)
表3で示される組成を有する天然ラテックスゴムコンパウンドを、当技術分野において知られている方法により配合した。表3で示される全ての成分はphrとして報告される。実施例3は、硬化系として硫黄、酸化亜鉛および亜鉛ジブチルジチオカルバメートを含む比較例である。酸化亜鉛は、一般的に、Zinc Corporation of America、Monaca、Pennsylvania、USAから入手可能であり、硫黄は、一般的に、R.E.Carroll Inc.、Trenton、New Jersey、USAから入手可能である。
約10ミル〜約40ミルの厚さを有するフィルムを、実施例2および3のコンパウンドから作製した。これらのラテックスコンパウンドから作製したフィルムを、150℃で10分間硬化し、実施例2で作製したフィルムを、100℃で20分間硬化した。それぞれの硬化フィルムの1つまたは複数のサンプルの引張り強度、最大荷重での引張り、伸び、最大荷重での歪、300%弾性率および500%弾性率の幾つかまたは全てを、ASTM試験方法D412−98a(2002年)e1を適用して試験した。平均の試験結果は表4で示される。また、表面粘着の程度は上で示される手順により決定され、結果は表4で示される。

Figure 2008535998

Figure 2008535998
(実施例4〜6)
表5で示される組成を有する天然ラテックスゴムコンパウンドを、当技術分野において知られている方法により配合した。表5で示される全ての成分はphrとして報告される。
実施例4〜6のコンパウンドから作製した約10ミル〜約40ミルの厚さを有するフィルムを、150℃で10分間硬化した。それぞれの硬化フィルムの1つまたは複数のサンプルの引張り強度、最大荷重での引張り、伸び、最大荷重での歪、300%弾性率および500%弾性率の幾つかまたは全てを、ASTM試験方法D412−98a(2002年)e1を適用して試験した。平均の試験結果は表6で示される。また、表面粘着の程度は上で示される手順により決定され、結果は表6で示される。

Figure 2008535998

Figure 2008535998
(実施例7〜11)
表7で示される組成を有するネオプレン750液体分散体コンパウンドを、当技術分野において知られている方法により配合した。表7で示される全ての成分はphrとして報告される。これらの実施例(即ち、水が添加された後の)の湿潤配合物は、2.3phr(湿潤)の量でParagum−231の増粘剤を含む。
実施例7〜11のコンパウンドから作製した約10ミル〜約40ミルの厚さを有するフィルムを、150℃で10分間硬化した。それぞれの硬化フィルムの1つまたは複数のサンプルの引張り強度、最大荷重での引張り、伸び、最大荷重での歪、300%弾性率および500%弾性率を、ASTM試験方法D412−98a(2002年)e1を適用して試験した。平均の試験結果は表8で示される。また、表面粘着の程度は上で示される手順により決定され、結果は表8で示される。

Figure 2008535998

Figure 2008535998
(実施例12〜16)
表9で示される組成を有するネオプレン750液体分散体のラテックスコンパウンドを、当技術分野において知られている方法により配合した。表9で示される全ての成分はphrとして報告される。これらの実施例(即ち、水が添加された後の)の湿潤配合物は、2.3phr(湿潤)の量でParagum−231の増粘剤を含む。
実施例12〜16のコンパウンドから作製した約10ミル〜約40ミルの厚さを有するフィルムを、2つの別々の硬化条件に掛けた。フィルムのサンプルを150℃で10分間硬化し、フィルムのその他のサンプルを140℃で30分間硬化した。2つの条件下で硬化したそれぞれのフィルムの1つまたは複数のサンプルの引張り強度、最大荷重での引張り、伸び、最大荷重での歪、300%弾性率および500%弾性率を、ASTM試験方法D412−98a(2002年)e1を適用して試験した。150℃で10分間硬化したサンプルの平均の試験結果は表10で示され、140℃で30分間硬化したサンプルの平均の試験結果は表11で示される。また、表面粘着の程度は上で示される手順により決定され、結果は表10および11で示される。

Figure 2008535998

Figure 2008535998

Figure 2008535998
(実施例17〜21)
表12で示される組成を有するネオプレン750液体分散体のラテックスコンパウンドを、当技術分野において知られている方法により配合した。表12で示される全ての成分はphrとして報告される。これらの実施例(即ち、水が添加された後の)の湿潤配合物は、2.3phr(湿潤)の量でParagum−231の増粘剤を含む。
実施例17〜21のコンパウンドから作製した約10ミル〜約40ミルの厚さを有するフィルムを、2つの別々の硬化条件に掛けた。フィルムのサンプルを150℃で10分間硬化し、フィルムのその他のサンプルを140℃で30分間硬化した。2つの条件下で硬化したそれぞれのフィルムの1つまたは複数のサンプルの最大荷重での引張り、最大荷重での歪、300%弾性率および500%弾性率を、ASTM試験方法D412−98a(2002年)e1を適用して試験した。150℃で10分間硬化したサンプルの平均の試験結果は表13で示され、140℃で30分間硬化したサンプルの平均の試験結果は表14で示される。また、表面粘着の程度は上で示される手順により決定され、結果は表13および14で示される。

Figure 2008535998

Figure 2008535998

Figure 2008535998
(実施例22〜26)
表15で示される組成を有するネオプレン750液体分散体のコンパウンドを、当技術分野において知られている方法により配合した。表15で示される全ての成分はphrとして報告される。これらの実施例(即ち、水が添加された後の)の湿潤配合物は、2.3phr(湿潤)の量でParagum−231の増粘剤を含む。
実施例22〜26のコンパウンドから作製した約10ミル〜約40ミルの厚さを有するフィルムを、175℃で15分間硬化した。それぞれの硬化フィルムの1つまたは複数のサンプルの最大荷重での引張り、最大荷重での歪、300%弾性率および500%弾性率を、ASTM試験方法D412−98a(2002年)e1を適用して試験した。平均の試験結果は表16で示される。また、表面粘着の程度は上で示される手順により決定され、結果は表16で示される。

Figure 2008535998

Figure 2008535998
(実施例27〜28)
表17で示される組成を有する天然ラテックスゴムコンパウンドを、当技術分野において知られている方法により配合した。表17で示される全ての成分はphrとして報告される。
実施例27〜28のコンパウンドから作製した約10ミル〜約40ミルの厚さを有するフィルムを、150℃で12分間硬化した。それぞれの硬化フィルムの1つまたは複数のサンプルの最大荷重での引張り、最大荷重での歪、300%弾性率および500%弾性率を、ASTM試験方法D412−98a(2002年)e1を適用して試験した。平均の試験結果は表18で示される。また、表面粘着の程度は上で示される手順により決定され、結果は表18で示される。

Figure 2008535998

Figure 2008535998

Claims (23)

  1. ゴム材料ならびに約10%〜約90%の有機過酸化物および約10%〜約90%の水を含むエマルジョンまたは分散体を有する硬化系を含むラテックスコンパウンド。
  2. 前記有機過酸化物が、ジクミルペルオキシド、2,5−ジメチル−ジ−(t−ブチルペルオキシ)ヘキサン、ジ−t−ブチルペルオキシド、t−ブチルクミルペルオキシド、ビス(t−ブチルペルオキシイソプロピル)ベンゼン、ブチル4,4−ビス(t−ブチルペルオキシ)バレレート、2,5−ビス(t−ブチルペルオキシ)−2,5−ジメチルヘキサン、2,5−ビス(t−ブチルペルオキシ)−2,5−ジメチル−3−ヘキシン、t−ブチル3−イソプロペニルクミルペルオキシド、ビス(3−イソプロペニルクミル)ペルオキシド、1,1−ビス(t−ブチルペルオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、t−ブチルペルオキシベンゾエート、およびビス(2,4−ジクロロベンゾイル)ペルオキシドからなる群から選択される、請求項1に記載のラテックスコンパウンド。
  3. 前記ゴム材料が、天然ゴム、ポリイソプレン、ポリクロロプレン、アクリロニトリル、スチレン−ブタジエン、硫黄硬化ブチル、およびこれらの組合せからなる群から選択される、請求項1に記載のラテックスコンパウンド。
  4. 前記ゴム材料が、ポリクロロプレン、アクリロニトリル、スチレン−ブタジエンおよび硫黄硬化ブチルからなる群から選択される、請求項1に記載のラテックスコンパウンド。
  5. 界面活性剤をさらに含む、請求項1に記載のラテックスコンパウンド。
  6. 前記界面活性剤が、ラウリル硫酸ナトリウム、硫酸化オレイン酸メチル、t−オクチルフェノキシポリエトキシエタノール、アルキルリン酸のアンモニウム塩およびこれらの組合せからなる群から選択される、請求項5に記載のラテックスコンパウンド。
  7. 亜鉛2−メルカプトトルイミダゾールをさらに含む、請求項6に記載のラテックスコンパウンド。
  8. 前記ラテックスコンパウンドが抗酸化剤をさらに含む、請求項1に記載のラテックスコンパウンド。
  9. 硫黄をさらに含む、請求項1に記載のラテックスコンパウンド。
  10. 請求項1に記載のラテックスコンパウンドを硬化することにより得られる硬化ゴム材料。
  11. ゴム材料ならびに有機過酸化物および界面活性剤を有する硬化系を含むラテックスコンパウンド。
  12. 抗酸化剤をさらに含む、請求項11に記載のラテックスコンパウンド。
  13. 前記界面活性剤が、ラウリル硫酸ナトリウム、硫酸化オレイン酸メチル、t−オクチルフェノキシポリエトキシエタノール、アルキルリン酸のアンモニウム塩およびこれらの組合せからなる群から選択される、請求項11に記載のラテックスコンパウンド。
  14. 亜鉛2−メルカプトトルイミダゾールをさらに含む、請求項13に記載のラテックスコンパウンド。
  15. 前記ゴム材料が、天然ゴム、ポリイソプレン、ポリクロロプレン、アクリロニトリル、スチレン−ブタジエン、硫黄硬化ブチル、およびこれらの組合せからなる群から選択される、請求項11に記載のラテックスコンパウンド。
  16. 前記ゴム材料が、ポリクロロプレン、アクリロニトリル、スチレン−ブタジエンおよび硫黄硬化ブチルからなる群から選択される、請求項11に記載のラテックスコンパウンド。
  17. 硫黄をさらに含む、請求項11に記載のラテックスコンパウンド。
  18. 請求項11に記載のラテックスコンパウンドを硬化することにより得られる硬化ゴム材料。
  19. ゴム材料および有機過酸化物を含む硬化系を有するラテックスコンパウンドからフィルムを形成する工程、ならびに前記フィルムを約6過酸化物半減期から約10過酸化物半減期の間加熱する工程を含む、ラテックスフィルムの硬化方法。
  20. 前記硬化系が、約10%〜約90%の有機過酸化物および約10%〜約90%の水を含む、水中の有機過酸化物のエマルジョンまたは分散体である、請求項19に記載の方法。
  21. 前記ラテックスコンパウンドが界面活性剤をさらに含む、請求項19に記載の方法。
  22. 前記ゴム材料が、ポリクロロプレン、アクリロニトリル、スチレン−ブタジエンおよび硫黄硬化ブチルからなる群から選択される、請求項19に記載の方法。
  23. 前記フィルムがオープンエア方式で加熱される、請求項19に記載の方法。
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