JP2008529397A - アナログテレビジョン及びディジタルテレビジョン双方の中間周波信号を処理するための中間周波処理装置 - Google Patents

アナログテレビジョン及びディジタルテレビジョン双方の中間周波信号を処理するための中間周波処理装置 Download PDF

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Abstract

映像中間周波信号成分及び音声中間周波信号成分を含むアナログテレビジョン中間周波信号及びディジタルテレビジョン中間周波信号の双方を処理する中間周波処理装置を開示する。中間周波処理装置は、ディジタル中間周波信号又はアナログ中間周波信号を受信する中間周波信号入力端と、前記中間周波信号入力端に結合され、中間周波信号を処理する処理段と、前記処理段にて処理される信号を出力する出力端とを備える。処理段は、前記中間周波信号入力端と接続される第1のバンドパスフィルタ(1,2,3)と、前記第1のバンドパスフィルタ(1,2,3)に並列に結合される少なくとも2つの並列な処理部(4,6a,7,19〜22,30〜40,42〜45;5,6b,8,18,23〜29,46)とを備え、前記処理部の各々は、同相直交処理手段(18,23;19,22)を有する。

Description

本発明は、映像中間周波信号成分及び音声中間周波信号成分を含む、アナログテレビジョン及びディジタルテレビジョン双方の中間周波信号を処理するための中間周波処理装置に関する。
アナログテレビジョン及びディジタルテレビジョンのフロントエンド用に設計される、現在のテレビジョン受信機のコンセプトでは、中間周波数(IF)の信号を処理するために種々の機能を組み合わせる必要がある。これらのマルチアプリケーションのコンセプトは、慣例のテレビジョンアプリケーションに用い得るだけでなく、ビデオ記録及びオーディオ記録、テレビジョン/ラジオ受信用のコンピュータボード、及びカーモバイルアプリケーション用のテレビジョン受信にも用いることができ、更にFMラジオ受信にも用いることができる。
このようなフロントエンドの設計は、設計尽力の節約及び要求される性能の故に、それらの設計が異なるように特定の設計目標に適合させている。その相違点は、主に、性能及びカバーする機能に基づいている。更に、用いられる中間周波フィルタの数や集積回路の数も異なる。
特に、アナログテレビジョンの復調及びディジタルテレビジョンのチューニングを含むグローバルなアプリケーションに対しては、多くの異なるテレビジョン標準構成があるので、多数のフィルタ機能を必要とする。例えば、アナログテレビジョンの音声処理には、2キャリア音声方式(two carrier sound)、NICAM(Near Instantaneously Companded Multiplex)、FM(Frequency Modulation)多重化及びAM(Amplitude Modulation)用の複数の多様な周波数構成がある。これには、フィルタ形状を相違させる必要があり、特にテレビジョン方式L(SECAM)は、専用のバンドパスフィルタを必要とする。
従来技術のカーモバイルの中間周波処理装置を、図1に示しており、これは、約30MHz〜40MHzの範囲でチューニングした中間周波入力信号を処理する。この中間周波信号は、第1中間周波信号1stIFと称され、テレビジョンフロントエンドの一部である中間周波処理装置に入力される。このようなテレビジョンフロントエンドは、アナログテレビジョン処理用及びディジタルテレビジョン処理用の2つの機能ブロックを含む。テレビジョンフロントエンドのアナログテレビジョン処理ブロックの機能は、アナログテレビジョンの映像キャリアのAM変調(ビデオ)を復調するとともに、更にFMモノラルテレビジョン音声又はAMモノラルテレビジョン音声のいずれかを復調するためのものである。それ故、この中間周波信号処理段の出力信号は、映像及びモノラルテレビジョン音声との合成信号である。更に、この中間周波信号処理段は、第2音声中間周波信号(2nd音声IF)の信号を出力し、この第2音声中間周波信号は、更なるテレビジョンステレオ音声処理(2キャリア方式、NICAM又はFM多重化)用のテレビジョン方式に関連する音声キャリアを含む。更に、映像キャリア包絡線検波器の出力信号を、アンテナダイバシティ用に供給する。
米国特許出願第2002/0008787(A1)号は、アナログテレビジョン放送及びディジタルテレビジョン放送を受信するテレビジョン受信装置を開示しており、その装置は、アナログテレビジョン放送信号及びディジタルテレビジョン放送信号の双方を受信し、受信信号から所望のキャリア周波数を有する信号を選択し、所望のキャリア周波数を有する選択した信号を中間周波信号に変換するチューナ手段と、アナログテレビジョン放送信号をビデオ信号に復調するアナログ復調手段と、ディジタルテレビジョン放送信号をベースバンド信号に復調するディジタル復調手段と、前記チューナ手段のダウンストリーム側に配置した第1フィルタ手段と、この第1フィルタ手段と前記アナログ復調手段との間に配置した第2フィルタ手段と、前記第1フィルタ手段と前記ディジタル復調手段との間に配置した第3フィルタ手段とを備えている。それ故、この慣例の装置は、アナログテレビジョンのインターキャリア音声処理を用いており、アナログ及びディジタルテレビジョン放送用のカスケードフィルタを備える。上述したアナログテレビジョンの復調は慣例のものであり、その映像及び音声処理は、例えばTDA9801にて行われるように現状のものである。
国際特許出願WO0064151(A1)号は、アナログ信号及びディジタル信号の双方を処理する中間周波処理装置を開示しており、その装置は、ディジタル又はアナログの中間周波信号を供給する信号源と、中間周波信号をフィルタリングするための、出力端を有する第1フィルタと、前記出力端に結合され、フィルタリングした中間周波信号を処理するためのディジタル信号処理回路と、前記出力端に結合され、フィルタリングしたアナログ信号のフィルタリングを含む、中間周波信号を処理するためのアナログ信号処理回路とを備えている。それ故、米国特許出願第2002/0008787(A1)号の装置と同様に、アナログテレビジョンの復調は慣例のものであり、この装置は、アナログ及びディジタルテレビジョン放送用のカスケードフィルタを有するが、アナログテレビジョン用の擬似スプリット音声処理を用いる。
米国特許第6,483,553(B1)号は、アナログ放送信号並びにディジタル放送信号を受信して処理する、一体型テレビジョン受信機を開示している。この一体型テレビジョン受信機は、ユーザが選択したチャネルがディジタル放送であるのか、アナログ放送であるのかを判定するコントローラを有している。このコントローラは、選択したチャネルの局選択データ及びその判定に関する制御信号を生成する。チューナは、アンテナを介して受信した信号から、その基地局選択データを受信して、選択したチャネルに関連付けられた放送信号にチューニングする。スイッチユニットは、チューナでチューニングした放送信号を、その制御信号に応じてアナログ放送プロセッサか又はディジタル放送プロセッサに転送する。自動利得コントローラは、アナログ放送プロセッサ又はディジタル放送プロセッサのいずれかから利得信号を受信して、チューナでチューニングした放送信号の信号利得を調整し、これによりアナログ信号及びディジタル信号の双方の受信を可能とする。それ故、この慣例の受信機のコンセプトによれば、そのチューナの出力信号は、スイッチユニットを介して、アナログテレビジョン処理か又はディジタルテレビジョン処理のいずれかに用いられる2つの別々の枝路へと分岐される。
米国特許第6,501,510(B1)号は、アナログ放送信号及びディジタル放送信号を受信し、且つディジタル放送信号処理及びアナログ放送信号処理に共通に用いられる信号処理ブロックを切り換えることにより、ビデオ/オーディオ信号を処理可能とするディジタル/アナログ放送信号処理ユニットを開示している。ディジタル/アナログ放送信号処理ユニットは、チューナによってチューニングしたディジタル放送信号を復調し、この復調したディジタル放送信号をビデオ信号及びオーディオ信号に逆多重化し、ビデオ信号及びオーディオ信号を復号するディジタル放送信号プロセッサを有している。チューナによってチューニングしたアナログ放送信号をアナログビデオ信号及びアナログオーディオ信号に逆多重化し、ビデオ信号及びオーディオ信号を復調するアナログ放送信号復調器が設けられている。オーディオ切換ユニットは、ディジタル放送信号プロセッサ及びアナログ放送信号復調器のうち少なくとも一方から出力されたオーディオ信号を受信し、一方の入力信号を選択する。ビデオ切換ユニットは、ディジタル放送信号プロセッサ及びアナログ放送信号復調器のうちの少なくとも1つから出力されたビデオ信号を受信し、1つの入力信号を選択する。オーディオ切換ユニットからの出力信号を受信し、そのオーディオ信号の特性を補償し、補償したオーディオ信号をスピーカで出力するオーディオ信号処理ブロックが設けられている。ビデオ切換ユニットの出力信号を受信し、そのビデオ信号の特性を補償し、この補償したビデオ信号を出力するビデオ信号処理ブロックが設けられている。ディジタル/アナログ放送信号処理ユニットは、更に、ディジタル放送信号が受信されるか否かを判定し、ディジタル放送信号の有無に従ってオーディオ切換ユニット及びビデオ切換ユニットのうちの一方の信号を選択する第1切換制御信号及び第2切換制御信号のうちの1つを生成するコントローラと、このコントローラに接続される、ユーザのキー入力による選択部を有している。それ故、この慣例の処理ユニットのコンセプトは、アナログ兼ディジタルテレビジョン用に別々のチューナ解決策を用いることにある。
米国特許第6,166,776(A)号は、複数の放送方式から受信した信号を復調するマルチ受信復調器を開示している。このマルチ受信復調器は、受信した信号の放送方式に対応するカラーサブキャリアを得るために、第1制御信号に従って、チューナからの中間周波出力を選択的にバンドパスフィルタリングする第1のバンドパスフィルタと、受信した信号の放送方式に対応するオーディオキャリアを得るために、第2制御信号に従って、チューナからの中間周波出力を選択的にバンドパスフィルタリングする第2のバンドパスフィルタとを備える。ビデオ復調部は、第1のバンドパスフィルタからのカラーサブキャリアを受信し、第1制御信号に従って、受信した信号の放送方式に対応するビデオ信号を選択的に復調する。オーディオ復調部は、第2のバンドパスフィルタからのオーディオキャリアを受信し、第2制御信号に従って、受信した信号の放送方式に対応するオーディオ信号を選択的に復調する。コントローラは、電源周波数及びチャネル選択データを検出し、その検出した電源周波数及びチャネル制御信号に従って、第1制御信号及び第2制御信号を第1のバンドパスフィルタ、第2のバンドパスフィルタ、ビデオ復調部及びオーディオ復調部に供給する。この従来技術は、マルチ標準テレビジョン中間周波信号処理として現状のアナログテレビジョンコンセプトを扱っており、例えばTDA3842及びTDA3856/66のように1988年頃に用いられ、或いは、例えばTDA2541及びTDA2545のように1978年頃でさえ部分的に用いられている。更に、この慣例の装置は、ビデオ及びオーディオの分岐のための大規模なフィルタ切り換えをも用いている。
前述から明らかなように、慣例の方式は、大多数の異なるアプリケーション特有のフィルタ及び関連した切換回路を用いる。しかしながら、アナログテレビジョン及びディジタルテレビジョン用の大多数の異なるフィルタ及び関連した切換回路の構成の故に、その装置の構造を極めて複雑化し、より高い生産コストを生じさせる。
本発明の目的は、従来技術の欠点、特にフィルタ及び関連した切換部の大規模な使用を避けることにある。
前述及び更なる目的を達成するために、本発明によれば、中間周波処理装置を提供するものとし、映像中間周波信号成分及び音声中間周波信号成分を含むアナログテレビジョン中間周波信号及びディジタルテレビジョン中間周波信号の双方を処理する中間周波処理装置は、ディジタル中間周波信号又はアナログ中間周波信号を受信する中間周波信号入力端と、前記中間周波信号入力端に結合され、中間周波信号を処理する処理段と、前記処理段で処理した信号を出力する出力端とを備え、前記処理段は、前記中間周波信号入力端に接続される第1のバンドパスフィルタと、前記第1のバンドパスフィルタに並列に結合される少なくとも2つの並列な処理部とを備え、前記並列な処理部の各々が同相直交処理手段を有している。
本発明によるアーキテクチャは、アナログテレビジョン及びディジタルテレビジョン用に、(ウィンドウのような周波数応答形状を有するフラット・バンドパスフィルタにより)第1のバンドパスフィルタの共用を可能とする。これは、第1のバンドパスフィルタを入力側に置き、第1のバンドパスフィルタに並列に結合される少なくとも2つの並列な処理部を設け、並列な処理部の各々が第1のバンドパスフィルタを共有した方法で使用することにより達成される。そして、並列な処理部の各々は同相直交処理手段を有している。それ故、並列な処理部は別々の信号処理チェーンを規定し、その同相直交処理の実現例は、とりわけアナログテレビジョン用には、慣例のコンセプトにて用いられるような表面弾性波フィルタのナイキスト形状の必要性を取って替えるように、アナログテレビジョン信号を復調し、更にはディジタルテレビジョン用のディジタル中間周波信号処理に追加バンドパスフィルタリングを用いる。更に、そのディジタル中間周波信号は、ディジタルビデオ放送(DVB)用に用いられる外部チャネルデコーダの全てに互換性を持たせるために、全ての既知の中間周波数モードに設定することができる。
統合フィルタ技法及び機能ブロックの共有化の故に、設計の尽力が低減するだけでなく、集積回路内のより高い集積度を達成するように、必要とされる回路基板スペースも減少させることができる。特に、アナログテレビジョン及びディジタルテレビジョン用に第1のバンドパスフィルタを共用化する故に、高い経済性を達成する。更に、外部コンポーネントのカスタム使用により、必要とされるアプリケーション分野に対して、より優れた性能適合性が可能となる。
これにより、本発明は、ディジタルテレビジョン受信機及びアナログテレビジョン受信機に対して簡素化したアプリケーション(特に“プラグアンドプレイ”)、製品のトータルコストの低減及びより高い柔軟性を生じさせるとともに、共通の第1のバンドパスフィルタを用いることによって、ワールドワイドのアナログテレビジョン中間周波数規格、ワールドワイドのDVB規格及びFMラジオの全てをサポートする、真のグローバルテレビジョン中間周波信号処理を提供する。
更なる有利な実施例は、独立請求項にて規定される。
特に、前記並列な処理部の一方は映像中間周波信号成分を処理するように適合させ、前記並列な処理部の他方は音声中間周波信号成分を処理するように適合させる。
並列な処理部は、それぞれ独立の信号処理チェーンを規定するために、互いに本質的に独立して動作するように設ける必要がある。
好適な実施例では、前記処理段は、前記第1のバンドパスフィルタのフィルタ特性を前記並列な処理部の信号処理に適合させるように、前記第1のバンドパスフィルタを設定する設定手段を更に有する。
例えば、ディジタルテレビジョン方式の中間周波信号処理は、第1のバンドパスフィルタとして、振幅特性であるフィルタ特性と、所望のテレビジョンチャネル帯域幅での通過帯域におけるフラット・グループディレイ及び所望のチャネル以外の信号の抑制とを必要とする。そのようなバンドパスフィルタ形状は、周波数上のウィンドウのようなものであり、それ故、“ウィンドウフィルタ”と称される。本発明のコンセプトは、アナログテレビジョン処理及びディジタルテレビジョン処理の双方のために、そのようなフィルタ特性を使用する。グローバル使用のフロントエンド設計の場合に、最小フィルタ帯域幅は、例えばATSC(Advanced Television Systems Committee−ディジタルテレビジョンの米国規格)用の約6MHzであり、それは全てのアナログテレビジョン方式用の映像キャリア復調に用いることができる。従って、アナログ及びディジタルテレビジョン方式用に多様のアプリケーション特有のフィルタを用いる従来技術のコンセプトの欠点は、本発明による第1のバンドパスフィルタの共用によって解消されている。
前述の実施例の変形例によれば、前記第1のバンドパスフィルタは、異なるフィルタ特性を有する複数のバンドパスフィルタを備え、前記設定手段は、少なくとも1つの前記処理部を前記バンドパスフィルタの1つに選択的に接続するスイッチを備え、特に、前記第1のバンドパスフィルタは、異なる固定フィルタ特性を各々有する3つのバンドパスフィルタを備える。それ故、そのスイッチは、その処理部の信号処理チェーンに対するフィルタの個別割り当てのために設けられる。第1のバンドパスフィルタの3つの固定入力フィルタのみを用いることにより、ワールドワイドのアナログテレビジョン中間周波数規格及びワールドワイドのDVB規格及びFMラジオの全てを本質的にサポートすることは確かめられている。
好適には、前記処理部の各々は、自動利得制御部を有し、一方の処理部の自動利得制御部は、他方の処理部の自動利得制御部から本質的に独立して動作するように適合させることができる。それ故、別々の利得制御増幅器及び、アナログ映像中間周波数及び音声中間周波数/ディジタル周波数のための更なる個別の変換の構成は、映像中間周波数/音声中間周波数の自動利得制御方式における異なるフィルタ形状、帯域幅及び個別のスプリットの使用を可能とする。
同相直交処理手段の出力端を自動利得制御部の入力端に接続することができ、それは、特にアナログテレビジョン方式用に好適であり、AMラジオ用にも好適である。
前記第1のバンドパスフィルタの出力端を自動利得制御部の入力端に接続することができ、且つ、前記利得制御増幅器の出力端を自動利得制御部の入力端に接続することができる。それは、特にFMラジオ用に好適である。
従って、アナログテレビジョン音声用に、独立して動作する2つの自動利得制御ループを構成することができる。第1利得制御ループは、第1のバンドパスフィルタの信号帯域幅に基づくものとし、第2音声インターキャリア変換の後の第2利得制御ループは、モノラルFM音声レベルのみに基づくものとすることができる。第2利得制御ループを通過させた後、全ての音声キャリアをレベル制御して出力用バッファステージへと通過させる。出力用バッファステージは、音声及びステレオ復号用の別々の装置に接続することができる。
更なる好適な実施例では、アナログ映像中間周波信号成分を処理するのに用いられる処理部は、3つの並列な経路を有し、復調のために設けられる第1経路は、前記同相直交処理手段を有し、キャリア再生のために設けられる第2経路は、周波数及び位相検波器のループ技法によって、あるキャリアにロックさせる電圧制御発振器を有し、キャリアのレベル検出のために設けられる第3経路は、包絡線検波器を有する。
上述した実施例の変形例によれば、前記3つの並列な経路の入力端を、自動利得制御部によって制御される利得制御増幅器の出力端に並列に結合させる。
更なる好適な実施例では、前記同相直交処理手段の出力端は、音声キャリア・トラップ部に結合するとともに、更に、前記音声キャリア・トラップ部に並列に接続されるバイパススイッチに結合させ、随意前記音声キャリア・トラップ部又はバイパススイッチを介して、前記同相直交処理手段の出力信号を通過させるようにし、ここで前記音声キャリア・トラップ部は、更に、グループディレイ・イコライザを有することができる。それ故、この実施例は、第1のバンドパスフィルタのフラット・グループディレイ応答及びテレビジョン送信器のグループディレイの前補正を容認して、全フラット・グループディレイ応答のためのテレビジョン規格に応じたイコライジング処理と組み合わせた、テレビジョン規格に応じた切換可能な音声キャリア・トラップ部のフィルタリングを使用する。
更なる好適な実施例では、前記処理部の1つは、更に、前記バンドパスフィルタの出力端に結合されるチューナ自動利得制御部を有し、前記チューナ自動利得制御部は、積分制御機能又は比例制御機能を随意有するように適合させている。それ故、積分制御ループ又は比例制御ループをチューナ自動利得制御ループに用いることができ、その際、必要とされる復調モードに従って、チューナ自動利得制御部のための出力スイッチ手段を設けることができる。
また更なる好適な実施例では、アナログ音声中間周波信号成分を処理するために用いられる処理部は、イメージ除去機能を有する周波数変換器、位相ロックループによって映像中間周波キャリアにロックさせる、第1発振信号を発生する第1発振器及び、シンセサイザベースである、第2発振信号を発生する第2発振器を備え、前記周波数変換器を制御する第1発振信号又は第2発振信号を随意用いるようにする。
上記の実施例の変形例によれば、前記周波数変換器は、同相直交乗算器を有する同相直交処理手段と、前記同相直交処理手段から出力される同相直交出力信号を処理するための受動の多層フィルタリング機能を有するイメージ除去フィルタと、前記イメージ除去フィルタが前記同相直交処理手段の入力信号のうちの前記第1発振信号又は前記第2発振信号のいずれかの周波数以上か、或いはその逆の入力信号を随意通過させるか又は除去するように、前記同相直交出力信号の極性を随意反転する側波帯選択制御部とを備える。それ故、周波数変換をイメージ除去とともに用い、それは、映像中間周波キャリアにロックさせるPLL(位相ロックループ)である発振信号を用いるか又は、シンセサイザベースの別の発振信号を用いることにより行なうことができる。
更なる好適な実施例では、アナログ音声中間周波信号成分を処理するために用いられる前記処理部の1つは、選択されるアナログテレビジョン音声方式の全てのキャリアを通過させるように適合させた第2のバンドパスフィルタを有し、前記第2のバンドパスフィルタは、異なるアナログテレビジョン音声方式に用いられるように、その中心周波数をシフトさせることができるように適合させることができ、及び/又は前記第2のバンドパスフィルタは、前記同相直交処理手段の出力端に結合させることができる。それ故、第2のバンドパスフィルタは、第2アナログテレビジョン・インターキャリア・音声・バンドパスフィルタリング用に用いられ、好適に、この音声・バンドパスフィルタの帯域幅を約1MHzにすることができるため、選択されるアナログテレビジョン音声方式(2キャリア音声方式又はNICAM)の全てのキャリアを通過させることができる。
更に、外部的な固定周波数の音声・バンドパスフィルタは、第2音声変換用のシンセサイザを用いることによって、全てのテレビジョン音声入力周波数又はFMラジオ用に随意用いることができる、第2モノラルアナログテレビジョン・音声・インターキャリア・フィルタリングのために設けることができる。
好適には、AM音声復調の場合には、第1のバンドパスフィルタの選択性に加え、更なる選択性が、イメージ除去フィルタ及び追加のバンドパスフィルタにより、或いは又、外部バンドパスフィルタにより提供され、更には単独型の自動利得制御方式を、平均AM音声キャリアレベルのみに基づいて、AM音声用に提供する。
更なる好適な実施例では、DVB中間周波信号処理に用いられる前記処理部の1つは、3つの動作モード間の切り換えを行なう制御部を備え、第1動作モードは、直接的な増幅を含み、第2動作モードは、前記同相直交処理手段を用いることによる低中間周波信号処理を含み、第3動作モードは、前記同相直交処理手段を用いることによってローパスフィルタリングしたI及びQの出力信号を供給するゼロ中間周波数変換処理を含む。それ故、このコンセプトは、チャネルデコーダの現在知られる全てのインタフェースを機能させる。
前述のまた更に好適な実施例によれば、前記処理部は、更に、前記同相直交処理手段に結合されるイメージ除去フィルタと第2のバンドパスフィルタとを備え、前記イメージ除去フィルタ及び前記第2のバンドパスフィルタの手段の双方は、前記第2動作モードにおけるイメージ除去処理及び追加バンドパスフィルタリングに用いるように適合させる。
また更に好適な実施例によれば、前記並列な処理部の一方は、アナログテレビジョン中間周波信号を復調するように適合させており、前記並列な処理部の他方は、DVB中間周波信号を処理するように適合させている。それ故、本発明のコンセプトは、アナログテレビジョン復調部分及びTVB中間周波数部分の並列処理を可能とする“デュアルモード”の使用を可能とする。これは、チューニングしたチャネルの適用される伝送方式の検出を再び可能とし、その検出の後に、“デュアルモード”を検出して適用される伝送方式モードに切り換える。
これにより、本発明のコンセプトは、更なるステレオ音声処理のために、標準の合成ビデオブランク信号出力、標準のモノラルオーディオ出力及び第2音声インターキャリア信号出力を有するアナログテレビジョンをサポートし、その際、統合した隣接音声の選択性は、ハイブリッド構造のチューナ帯域幅構成をサポートすることができ、その上、更にモノラルFMラジオを含めてサポートすることができる。
本発明の前述の目的及び他の態様は、以下の説明及び図面によって十分に理解されるであろう。
本発明の好適な実施例を、図面を参照して説明する。
図2は、本発明の好適な実施例による、映像中間周波信号成分及び音声中間周波信号成分を含む、アナログテレビジョン及びディジタルテレビジョン双方の信号を処理するための中間周波処理装置の基本的な概略ブロック図を示している。図3は、より詳細に、本装置の集積回路実現例の回路図を示している。
アンテナ(図示せず)からのRF(無線周波)入力信号は、チューナにより増幅されて、(約30MHz〜40MHzの)第1中間周波数(IF)に変換される。この第1中間周波信号 1stIFを、SAW(表面弾性波)フィルタ1〜3に供給する。
慣例のアナログTV(テレビジョン)受信の場合には、IF信号を音声処理部と映像処理部とに分ける。音声処理部は、SIF(音声中間周波数)/DIF(ディジタル中間周波数)/FMラジオ・スイッチ4によって選択され、ダブルバンドパスフィルタ1によりフィルタリングした入力(例えば、方式“M”を除く全てのアナログ界の規格用)又は、例えば6MHzバンドパスフィルタ2を介しての方式“M”の音声用の入力を得ることができる。VIF(映像中間周波)スイッチは、映像部も選択する。6MHzバンドパスフィルタ2は、アナログTV界の規格の全てのビデオ復調用に設けられる。
FMラジオ受信の場合には、IF信号を、SIF/DIF/FMラジオ・スイッチ4を介して信号処理部に通過させる。FMラジオには、TV音声用のダブルバンドパスフィルタ1の小帯域幅部分、又は例えば6MHzバンドパスフィルタ2又は8MHzバンドパスフィルタ3を用いることができる。VIFスイッチ5は、チューナの利得制御用のものと同一のフィルタ又は別のフィルタを選択するように設けられる。
DVB(ディジタルビデオ放送)受信の場合には、SIF/DIF/FMラジオ・スイッチ4は、ISDB(Integrated Services Digital Broadcasting−日本におけるディジタルテレビジョンの規格)又はATSC(Advanced Television Systems Committee−米国又は韓国のディジタルテレビジョンの規格)に用いられる6MHzの帯域幅、又は欧州のDVB方式に関する8MHz帯域幅を選択する。このアーキテクチャの統合フィルタリング又はチャネル復号化の統合フィルタリングを用いることは、7MHz帯域幅の方式の場合の、DVB規格用に8MHz帯域幅入力を用いることも可能にする。
アナログTV映像復調の場合には、VIFスイッチ5からの信号を、利得制御増幅器6bに通過させる。VIF AGC回路8で行われる自動利得制御部(AGC)によって、この増幅器6bの映像キャリア出力レベルを、一定の振幅に制御する。そして、利得制御増幅器6bの出力を、3つの経路に分ける。
第1経路は、キャリアレベル検出に用いられる。この経路信号は、包絡線検波器27に供給される。この包絡線検波器27は、アンテナダイバシティに用いることができ、例えば映像キャリアのバックポーチで超速ダイバシティスキャンをサポートする。包絡線検波器27の出力信号は、出力負荷(図示せず)を駆動する出力用バッファ50に供給させる。
第2経路は、回路17でのキャリア再生に用いられる。この回路17は、周波数及び位相の検出ループ制御技法によって、供給される映像キャリアにロックさせる電圧制御発振器(VCO)のVCO1(詳細には図示せず)を含む。広レンジの映像キャリア周波数に対処するために、回路17での周波数及び位相検出ループ(詳細には図示せず)に加えて、ディジタル制御ループも設けられる。このディジタル制御ループは、カウンタ技法によるVCO1周波数測定に基づくものであり、カウンタ(詳細には図示せず)が回路17に設けられるとともに、VCO1が供給される映像キャリアにロックされる場合に、映像キャリア周波数情報を提供する。この周波数情報は、適切な出力フォーマットに変換され、その情報は、自動周波数制御(AFC)用にディジタルフォーマットでのIICバスインタフェースに供給されるか、又はディジタルからアナログに変換して、AFC/AGCスイッチ49を介して出力用バッファ47に供給される。
第3経路は、復調に用いられる。乗算器回路18における2つの整合させた乗算器は、VIF入力信号の復調に用いられる。供給されるVIF入力信号は、回路17のキャリア再生ループからのVCO1信号と乗算される。第1乗算器は、映像キャリアに対する位相同期状態(同相)でVCO1信号を用い、第2乗算器の場合にはは、VCO1信号を映像キャリアに対して90°シフトする(直交)。乗算器の出力は、いわゆるI(同相)信号及びQ(直交)信号である。これらの出力信号は、同相直交プロセッサ23に供給される。そこで、それらの信号は、映像IF信号をAM変調(振幅変調)した残留側波帯の両側波帯部分及び単側波帯部分を組み合わせるように処理される。これは、通過させるための所望の側波帯を得て、不所望な側波帯を抑制するように、位相シフトによりI信号及びQ信号を加算して行うか、又は、多層フィルタリングによって行うことができる。同相直交処理は、VIF復調に用いられる乗算器の前段で、現状のナイキストフィルタリング(SAWフィルタにより行われる)に取って代わるものである。従って、同相直交処理を用いることにより、入力フィルタは、アナログTV復調にも使用する、ディジタルビデオ放送(DVB)用に必要とされるようなフラットな帯域通過特性を有することができる。
同相直交処理は、不所望な側波帯に現れる不所望な信号を追加的に抑制する。このような側波帯の抑制によって、SAWフィルタの高いストップバンド要件を低減させることができる。これは、SAWフィルタ設計のための尽力を削減し、現状のチューナ構成に用いられるような追加のノッチフィルタ(例えば、L/C回路)を不要にする。
乗算器回路18のQ出力は、極性で切り換えることができる。側波帯選択スイッチ(図示せず)によって生成される信号入力41は、Q出力極性の反転を随意制御することができる。この反転によって、同相直交処理は、復調用の上部単側波帯又は下部単側波帯を選択し、即ち抑制する不所望な側波帯を選択する。この切り換え機能は、特定のテレビジョン規格(仏国で用いられるTV方式のLバンドI)を扱うのに必要とされる。
同相直交プロセッサ23の出力信号は、VIF AGC回路8の自動利得制御機能の入力に用いられる。このアナログTV用の制御回路は、映像キャリアレベル検出のために、復調した映像信号の強さを用いる。このレベル情報は、積分制御ループの入力になる。この制御ループの出力は、VIF AGC回路8によって制御される増幅器6bの利得を変更する制御信号である。利得変更は、特定の映像レベルが同相直交プロセッサ23の出力に現れるときに終了する。
同相直交プロセッサ23の利得制御出力信号は、トラップ部バイパススイッチ29を介して映像出力用バッファ46に通過させるか又は、音声キャリア・トラップ部24に通過させる。バイパススイッチ29は、ユーザ特有のアプリケーション用に用いることができる。
音声キャリア・トラップ部24は、復調映像信号に重畳されるアナログTV音声キャリアを除去する。その重畳された音声キャリアは、使用するTV規格及び使用するSAWフィルタの帯域幅に依存して、極めて強いレベルとなり得る。従って、トラップフィルタのノッチは、極めて正確にする必要があるとともに、周波数で切換可能とする必要がある。これは、シンセサイザ兼VCO3のブロック26によって行われ、且つ制御される。更に、グループディレイ・イコライザ25を、アナログTV規格に応じた特性を用いる音声キャリア・トラップ部24に接続する。このイコライザ25は、入力SAWフィルタのフラット・グループディレイ応答、アナログTV規格に応じた送信機のグループディレイ前補正、及び音声キャリア・トラップ部24のノッチ特性のグループディレイを考慮に入れる。イコライザ25の出力は、全フラット・グループディレイ特性を有する。フラット・グループディレイ特性は、最適なパルス応答、カラー過渡性能及びクロミナンス/輝度性能を提供する。トラップ部バイパススイッチ29を介してフィルタリングした映像信号は、信号出力として映像出力用バッファ46に供給される。
第1のIF信号(SAWフィルタ入力信号)は、チューナの高入力信号の場合に利得制御する。この利得変更は、チューナの可変利得(図示せず)によって行われ、図3に示す2つの利用可能な検出回路のうち1つによって制御される。
チューナAGC1検出器10によるか、又はチューナAGC2検出器11によって、チューナの利得制御を行うことができる。AGCの選択は、チューナAGCスイッチ12により行なうことができる。
チューナAGC1の制御の場合には、VIFスイッチ5の出力信号は、調整可能な利得増幅器9の入力端に供給される。チューナAGC1は、ディジタルDVB IF、FMラジオ、及びアナログTV用に負変調したVIF信号の場合にチューナAGCを制御するのに用いるのが好適である。TOP(テイクオーバーポイント)1の調整素子15は、チューナAGC1の利得制御の開始レベルを設定する。チューナAGC1検出器10は、外部的なチューナAGCコンデンサ14を用いることによってチューナAGC電圧に変換されるシンク電流又はソース電流を生成する。
チューナAGC2制御の場合には、VIF AGC検出器8から出力されるVIF自動利得制御電圧は、比例動作するチューナAGC2検出器11に供給される。AGC2ループは、極めて高い時定数を必要とし、この時定数は、AGC2検出器11に接続される外部コンデンサ13によって達成される。チューナAGC2の開始レベルは、TOP(テイクオーバーポイント)2調整素子16によって調整される。チューナAGC2検出器11の出力は電圧源の機能を有するため、チューナAGCの出力端におけるコンデンサ14は利得制御で生成された出力電圧に直接追従し、利得制御における追加の遅延には寄与しなくなる。従って、その時定数はコンデンサ13のみによって決定される。チューナAGC2のループは、アナログTV方式L(仏国)用に用いるのが好適である。それは、予測不能に発生する映像ピークキャリアと組み合わされる高いAM音声キャリアが、チューナAGC1の積分ループを用いる時に、悪影響を及ぼすかもしれないからである。
アナログTV音声処理の場合には、フィルタリングした音声キャリア信号を、SIF/DIF/FMラジオ・スイッチ4によって選択し、可変利得増幅器6aにより処理する。FM変調した音声キャリアの場合には、その出力レベルを、レベル検出及び自動利得制御用のSIF AGC回路7に供給する。可変利得増幅器6aのピーク出力レベルに基づいて、その出力を、SIF AGC回路7によって特定の目標レベルに設定する。従って、可変利得増幅器6aの出力は、オーバードライブに対して保護され、且つ使用するSAW入力フィルタに基づいており、音声復調の最も良いレベル状態を自動的に選択する。
音声変換の場合には、乗算器回路19に含まれる2つの整合したSIF乗算器が用いられる。供給されるSIF入力信号は、回路17のキャリア再生ループからのVCO1信号で乗算されるか又は、シンセサイザ21のVCO2信号で乗算する。QSS(擬似のスプリット音声)/TSS(真のスプリット音声)・スイッチ20により、異なるVCO信号の選択を行う。第1乗算器は、選択されたVCO1信号又はVCO2信号を用い、第2乗算器は、90°位相シフトによる選択されたVCO1信号又はVCO2信号を用いる。VCO1の0°及び90°を有するVIF復調部の出力に従って、乗算器回路19のSIF乗算器からの出力信号は、それぞれI出力信号及びQ出力信号と称される。これらI/Q出力信号を、イメージ除去フィルタ22に供給し、受動の多層フィルタリングによって処理する。側波帯選択スイッチ(図示せず)によって生成される入力信号40は、乗算器回路19のSIF乗算器からのQ出力の極性の反転を随意制御できる。この側波帯選択スイッチ信号入力40に依存して、イメージ除去フィルタ22は、SIF乗算器からの出力信号を通過又は除去する。その出力信号は、前述のVCO1又はVCO2周波数のいずれかの周波数以上の信号か、或いはその逆の信号である。
このイメージ除去フィルタリングの故に、SIF入力スペクトラムの一部を、既にフィルタリングさせている。例えば、ダブルバンドパスSAWフィルタ1が用いられる場合には、2つの帯域通過のうちの1つを除去し、1つの帯域通過のみを有効とする。
イメージ除去フィルタ22からの出力信号IR−I及びIR−Qを、バンドパスフィルタ入力スイッチ30及び31を介して多層バンドパスフィルタ36に通過させる。アナログTV音声の場合には、このバンドパスフィルタ36は、IC PP BPモード(インターキャリア・多層バンドパス)で動作し、受信したアナログTV規格に従う通過帯域特性を提供する。従って、この通過帯域の帯域幅は、2つのキャリアTV音声方式及びNICAM伝送を含む全てのアナログTV界の規格用に、約1MHzである。ストップバンドは、異なるTV規格用のカラーキャリア抑制に適合させる。
バンドパスフィルタの中心周波数は、チューニング可能である。TV規格関連のロジックスイッチ制御(図示せず)は、規格に応じたバンドパスフィルタ中心周波数を設定する。シンセサイザ兼VCO3回路26によって生成されるシンセサイザベースの基準信号は、帯域通過の中心周波数を必要とされる確度にチューニングする。
バンドパスフィルタ36の出力は、出力B用セレクタ39又モノラル音声入力セレクタ33に供給される。これらセレクタ33,39は、スイッチロジック(図示せず)によって設定される。アナログTV音声用の多くの有用な組み合わせのうち1つは、バンドパスフィルタ36の出力信号を、モノラル音声入力セレクタ33を介してモノラル音声復調器32に通過させることである。
イメージ除去フィルタ22から出力されるIR−I信号は、バンドパスフィルタ入力スイッチ30によって選択され、固定利得増幅器35を介して外部デバイスによるモノラル音声フィルタリング用の出力ステージに付加的に分けられる。これは、例えばモノラル音声キャリアのみのための帯域通過特性を有する固体セラミック・バンドパスフィルタ34とできる。例えばシンセサイザ兼VCO2回路21が第2音声変換に用いられるときに、この任意のバンドパスフィルタを用いることができる。この任意のフィルタリングは、高い音声選択性が要求されるアプリケーション用にする。シンセサイザ兼VCO2回路21を用いることは、1つの固体外部フィルタデバイスの使用を可能とする。なぜなら、SIF/DIF/FMラジオ・スイッチ4の出力での異なる音声キャリア入力周波数を、シンセサイザ兼VCO2回路21の適合させた周波数によって、外部フィルタデバイスの中心周波数に補正することができるからである。シンセサイザを、固定周波数を有する外部フィルタデバイスに適合させるのに、500kHzの最低周波数ステップが必要である。このためのアプリケーション例は、FMラジオ又は車両用アナログTV、又は高いMPX(多重化)選択性を有するアナログTV方式Mである。
FM音声を有するアナログTV方式の場合には、供給されるFMキャリアは、回路32に含まれる狭帯域のPLLベースのFM復調器によりVCOロックさせる。FM復調器によるVCOロック範囲は、適用されるTV音声規格に従って、制御ロジックにより選択する。狭帯域PLLベースのFM復調器の入力は、FMモノラル音声キャリア用の自動利得制御部(AGC)を必要とする。このAGCループは、AGC検出器兼可変利得増幅器と関連してFMモノラル音声キャリアレベル検出により行う(FM PLLのロック用VCOを用いる同期検出器により行う)。この利得制御により、可変利得制御増幅器の出力は、モノラルFM音声キャリア用の規定の目標レベルを提供する。例えば2キャリア音声方式又はNICAM方式のために送信される他のキャリアレベルは、同一の利得変化量で変更する。それ故、これらのキャリアレベルは、FMモノラル音声キャリアに対するレベル比に従って保持される。この可変利得制御増幅器の出力は、出力B用セレクタ39に対して付加的に分岐する。従って、例えば2キャリア音声方式、NICAM及びMPXのために、別々の外部デバイスを用いることにより高度なステレオ音声処理用の信号を出力することが可能である。
復調の場合には、利得制御したFMモノラル音声キャリアは、ブロック32に含まれるFM狭帯域PLL(位相ロックループ)復調器に通過させる。復調して増幅したFM音声信号出力は、音声・雑音処理回路45に供給する。その音声・雑音処理は、切換可能な機能を有する。この機能がスイッチオフされる場合(バイパス)、音声信号を音声出力用バッファ44に直接通過させる。それは、外部コンデンサ52を用いることにより切り換え可能なデエンファシスを付加的に提供することになる。その雑音処理をスイッチオンする場合、雑音検出器により利得及び帯域幅について音声信号を制御する。弱信号下で雑音が検出される場合、雑音レベルに依存して、音声の利得及び帯域幅を低減させる。この機能は特に車両用TV受信又はFMラジオに必要となる。
モノラルTV音声用のAM変調を用いるアナログTV規格の場合には、AM音声キャリアはイメージ除去フィルタ22、統合バンドパスフィルタ36又は外部音声バンドパスフィルタ34によって提供されるキャリア選択性の利点の全てを用いて、FM音声キャリアと同様に基本的に処理する。しかしながら、異なる自動利得制御部が用いる。利得制御は、平均キャリアレベルに関連付ける必要があるとともに、AM音声自身によって引き起こされるキャリア変化による相互作用を防ぐ必要があり、そして最低可聴周波数より低くする必要がある。それ故、AM音声キャリアは、モノラル音声入力セレクタ33を通過し、ブロック32に含まれるモノラル音声復調器にも供給する。ブロック32のモノラル音声復調器内では、AMキャリアは、可変利得増幅器を用いずに、AMモノラル音声復調器に固定利得で直接供給する。復調した音声はキャリア振幅から取り出され、このキャリア振幅信号を、SIF AGC回路7に供給する。AM音声振幅制御の場合には、SIF AGC回路7は、規定の目標AM音声振幅に達するまで、可変利得増幅器6aの利得を変更する。復調したAM音声信号は、残余の高周波数信号を除去するためのローパスフィルタリングも提供する音声出力用バッファ44に供給する。AM音声復調に依存して、第2音声インターキャリア信号のNICAMキャリアを、出力スイッチ39を介して出力B用バッファ43に供給する。それは、別々の外部デバイスを用いて高度の音声処理(NICAMの復号化)を可能とする。
ディジタルビデオ放送の場合には、DVB信号はSIF/DIF/FMラジオ・スイッチ4により選択する。その選択は、ISDB方式(日本)又はATSC方式(USA、韓国)に用いられる6MHz帯域幅SAWフィルタ2、又は欧州のDVB方式に関する8MHz帯域幅SAWフィルタ3のいずれかである。このアーキテクチャの統合フィルタリングを用いること、又はチャネル復号化の統合フィルタリングを用いることは、7MHz方式帯域幅の場合にDVB規格の8MHz帯域幅入力を用いることも可能とする。
可変利得増幅器6aは、入力DVB信号を増幅し、その増幅器の利得制御はチャネル復号化に用いられる外部デバイス(図示せず)により生成される制御信号により行う。チャネル復号化に用いられる外部デバイスにより供給される制御信号の入力電圧は、SIF AGC回路7の外部入力に供給する。可変利得増幅器6aの出力は、周波数変換のための乗算器回路19に供給するか又は、出力A用信号セレクタ38の入力に直接供給する。
可変利得増幅器6aの出力信号を、チャネル復号化のための3つの異なるモードで処理することができる。それら異なるモードは、異なるチャネル復号器により用いられる全ての信号インタフェースをカバーするように設けられる。
フィルタリングした入力スペクトラムの周波数変換を用いないチャネル復号器の場合には、可変利得増幅器6aからの出力信号は、出力A用信号セレクタ38を介して供給する。ロジック制御(図示せず)により、信号を出力A用バッファ42の差動出力Aポートに切り換える。この直接的な増幅の周波数範囲は、60MHzまで動作させることができるように、その業界に用いられるDVB規格の全ての周波数範囲に適合させる。
周波数変換を用いる別のモードを、低中間周波数(lowIF)入力スペクトラムを許容できるチャネル復号器に利用可能である。この周波数変換は、統合バンドパスフィルタリング及びイメージ除去処理と組み合わせて、高性能化に適したモードとなる。更に、低IF出力信号は、容量性負荷及び伝導妨害に対して低感度である。従って、例えばDVB−T(T=テレストリアル)及びDVB−C(C=ケーブル)用のチャネル復号器を並列に用いるアプリケーションを、異なる出力Bポートを有する低IF出力B用バッファ43に接続される分岐した(及び長い)信号トラックで、容易に用いることができる。
低IF処理の場合には、可変利得増幅器6aの出力信号を乗算器回路19に供給する。
供給される(ディジタル中間周波数)DIF入力信号は、シンセサイザ兼VCO2信号回路21のVCO2信号で多重化する。従って、QSS/TSSスイッチ20は、VCO2信号の使用のために選択する。
回路19の第1乗算器は、VCO2信号を用い、回路19の第2乗算器は、90°位相シフトしたVCO2信号を用いる。VCO1の0°及び90°を有するVIF復調部の出力に従って、復調器回路19からの出力信号は、それぞれI及びQ出力信号と称される。これらI/Q出力信号を、イメージ除去フィルタ22に供給し、受動の多層フィルタリングにより処理する。側波帯選択スイッチ(図示せず)から供給される入力信号40は、乗算器回路19のQ出力の極性の反転を随意制御することができる。この側波帯選択スイッチ信号入力40に依存して、イメージ除去フィルタ22は、乗算器回路19からの出力信号を通過させ、又は除去する。その出力信号はVCO2周波数以上の信号であるか、又はその逆の信号である。DVBの低IF変換の場合には、好適な動作は、VCO2の下方の入力スペクトラムを用いることであり、従ってQ出力極性は、DIF入力信号をVCO2周波数の下方に抑制するように選択する。
更に、VCO2周波数とDIF入力中心周波数との関係は、入力帯域幅+1MHzで停止する間差として選択する。従って、低IFスペクトラムは、1MHzで開始して、1MHz+DIF帯域幅で終了する。例えば、欧州のDVB−Tの場合には(8MHzの帯域幅で伝送される)、低IFスペクトラムは1MHzで開始して、9MHzで終了する。このスペクトラムの更なるチャネル選択性の場合には、多層バンドパスフィルタを用いる。
それ故、イメージ除去フィルタ22の出力信号は、フィルタ入力スイッチ30及び31を介して多層バンドパスフィルタ36に通過させる。DVB低IFの場合には、このバンドパスフィルタは、LIF PP BB(低IF多層バンドパス)モードで動作し、受信したDVB帯域幅に従って帯域通過特性を提供する。従って、この帯域通過の帯域幅は、6MHz、7MHz又は8MHzである。DVB規格に関連するロジックスイッチ(図示せず)は、その帯域幅を制御する。また、シンセサイザ兼VCO3回路26からの基準周波数シンセサイザ信号を供給し、帯域通過の中心周波数を必要とされる確度でチューニングする。バンドパスフィルタ36の出力信号は、出力B用セレクタ39を介して信号出力用の出力B用バッファ43に供給される。
ゼロIF処理の場合には、その信号処理は乗算器回路19に提供され、低IFの場合と同様に処理する。しかしながら、VCO2周波数は入力信号の中心周波数に設定する。同相直交出力信号は、フィルタ入力スイッチ30及び31を介して直接バンドパスフィルタ36に供給する。このフィルタ36は、低域通過モードにおけるゼロIFとして動作する。特性上整合させているIチャネル及びQチャネルの各々に1つの低域通過がある。低域通過の帯域幅は、DVB帯域幅の半分に適合させる。ロジックスイッチ(図示せず)の制御により、その帯域幅は、6MHz、7MHz及び8MHzの対応する帯域幅に対して、3MHz、3.5MHz又は4MHzである。出力A用セレクタ38及び出力B用セレクタ39を介して、ローパスフィルタリングしたI信号及びQ信号は、I入力及びQ入力を有するチャネル復号器(図示せず)に出力するために、出力用バッファ42及び43に供給する。
完全なTVセットアプリケーションでは、前述したデバイスの出力信号は、アナログTV伝送又はDVB伝送を識別するように用いられ、チューナは、要求される入力周波数に設定するように用いる。このため、“デュアルモード”を提供する。このモードは、DVB(増幅器6aで開始する信号処理)及びアナログTV(増幅器6bで開始する信号処理)に利用可能な2つの信号チェーンを使用する。この信号処理の結果として、映像出力用バッファ46でアナログ伝送チャネルの存在の故に合成映像ブランキング信号(CVBS)を利用可能とし、又は、出力用バッファ42及び/又は43で有用なDVB信号(DVBモードのLIF(低中間周波数)/ZIF(ゼロ中間周波数)/直接的な増幅に依存する)を利用可能とする。伝送方式の識別―アナログTV又はDVB−の後に、デュアルモードをスイッチオフして、識別した伝送方式に従って動作モードを選択する。
ローカルに受信したTVチャネルを保持するエンドユーザ側で、TV設定を高速セットアップする利点として“デュアルモード”を用いることができる。このモードが無い場合には、TVバンドスキャンは2回行なわれていたためである(即ち、或るスキャンはアナログ伝送チャネルを検出するためであり、別のスキャンはDVB伝送を検出するためである)。
本発明を図面に示される例を参照して説明したが、本発明はそれに制限するものではなく、添付した請求の範囲内で多くの方法にて変形することができることは明らかである。
本発明を好適な例を参照して説明したが、本発明はそれに制限するものではなく、添付した請求の範囲内で多くの方法にて変形することができることは明らかである。
慣例の中間周波処理装置の概略的な基本ブロックを示す図である。 本発明の好適な実施例による中間周波処理装置の概略的な基本ブロック図である。 図2の装置の集積回路の実現例をより詳細に示す図である。

Claims (25)

  1. 映像及び音声の中間周波信号成分を含むアナログ及びディジタルテレビジョンの双方の中間周波信号を処理する中間周波処理装置であって、
    ディジタル又はアナログの中間周波信号を受信する中間周波信号入力端と、
    前記中間周波信号入力端と結合され、中間周波信号を処理する処理段と、
    前記処理段にて処理される信号を出力する出力端とを備え、
    前記処理段は、前記中間周波信号入力端に接続された第1のバンドパスフィルタと、前記第1のバンドパスフィルタに並列に結合される少なくとも2つの並列な処理部とを備え、
    前記処理部の各々は、同相直交処理手段を有する、中間周波処理装置。
  2. 前記並列な処理部のうちの一方は、映像中間周波信号成分を処理するように適合させ、前記並列な処理部の他方は、音声中間周波信号成分を処理するように適合させる、請求項1に記載の中間周波処理装置。
  3. 前記並列な処理部は、本質的に互いから独立して動作し得るようにする、請求項1に記載の中間周波処理装置。
  4. 前記処理段は、前記第1のバンドパスフィルタのフィルタ特性を前記処理部にて処理する信号に適合させるように、前記第1のバンドパスフィルタを設定する設定手段を更に有する、請求項1に記載の中間周波処理装置。
  5. 前記第1のバンドパスフィルタは、異なるフィルタ特性を有する複数のバンドパスフィルタを備え、前記設定手段は、前記処理部の少なくとも一方を前記第1のバンドパスフィルタの1つに選択的に接続するスイッチを備える、請求項4に記載の中間周波処理装置。
  6. 前記第1のバンドパスフィルタは、各々が異なる固定のフィルタ特性を有する3つのバンドパスフィルタを備える、請求項4に記載の中間周波処理装置。
  7. 前記処理部の各々は、自動利得制御部を有する、請求項1に記載の中間周波処理装置。
  8. 一方の処理部の自動利得制御部は、他方の処理部の自動利得制御部とは本質的に独立して動作するように適合させる、請求項3又は7に記載の中間周波処理装置。
  9. 同相直交処理手段の出力端を、自動利得制御部の入力端に接続する、請求項7に記載の中間周波処理装置。
  10. 前記第1のバンドパスフィルタの出力端は、利得制御増幅器の入力端に接続し、前記利得制御増幅器の出力端は、自動利得制御部の入力端に接続する、請求項7に記載の中間周波処理装置。
  11. アナログ映像中間周波信号成分を処理するのに用いられる処理部は、3つの並列な経路を備え、復調のために設けられる第1経路は、前記同相直交手段を有し、キャリア再生のために設けられる第2経路は、或るキャリアに周波数及び位相検出器ループ技法によってロックさせる電圧制御発振器を有し、キャリアレベル検出のために設けられる第3経路は、包絡線検波器を有する、請求項1に記載の中間周波処理装置。
  12. 前記3つの並列な経路の入力端は、自動利得制御部によって制御される利得制御増幅器の出力端に並列に結合させる、請求項11に記載の中間周波処理装置。
  13. 前記同相直交処理手段の出力端は、音声キャリア・トラップ部に結合するとともに、前記音声キャリア・トラップ部に並列に接続されるバイパススイッチにも結合して、前記同相直交処理手段の出力信号を、前記音声キャリア・トラップ部を介してか、又は前記バイパススイッチを介して、随意通過させるようにした、請求項1に記載の中間周波処理装置。
  14. 前記音声キャリア・トラップ部は、グループディレイ・イコライザを更に有する、請求項13に記載の中間周波処理装置。
  15. 前記処理部の1つは、前記バンドパスフィルタの出力端に結合されたチューナ自動利得制御部を更に有し、前記チューナ自動利得制御部は、積分制御機能又は比例制御機能を随意有するように適合させる、請求項1に記載の中間周波処理装置。
  16. アナログ音声中間周波信号成分を処理するのに用いられる処理部は、イメージ除去機能を有する周波数変換器と、位相ロックループにより映像中間周波キャリアにロックさせる第1発振信号を生成する第1発振器と、シンセサイザベースである第2発振信号を生成する第2発振器とを備え、前記周波数変換器を制御するために、前記第1発振信号又は前記第2発振信号を随意用いるようにした、請求項1に記載の中間周波処理装置。
  17. 前記周波数変換器は、同相直交乗算器を有する同相直交処理手段と、前記同相直交処理手段から出力された同相直交出力信号を処理するために受動の多層フィルタリング機能を有するイメージ除去フィルタと、前記イメージ除去フィルタが前記同相直交処理手段の入力信号のうちの前記第1発振信号又は前記第2発振信号のいずれかの周波数以上か、或いはその逆の入力信号を随意通過させるか又は除去するように、前記同相直交出力信号の極性を随意反転する側波帯選択制御部とを備える、請求項16に記載の中間周波処理装置。
  18. アナログ音声中間周波信号成分を処理するのに用いられる前記処理部の1つは、選択されるアナログテレビジョン音声方式の全てのキャリアを通過させるように適合させた第2のバンドパスフィルタを更に有する、請求項1に記載の中間周波処理装置。
  19. 前記第2のバンドパスフィルタは、その中心周波数をシフトさせて異なるアナログテレビジョン音声方式に用い得るように適合させる、請求項18に記載の中間周波処理装置。
  20. 前記第2のバンドパスフィルタは、前記同相直交処理手段の出力端に結合させる、請求項18に記載の中間周波処理装置。
  21. アナログ音声中間周波信号成分を処理するのに用いられる前記処理部の1つは、全てのテレビジョン音声入力周波数又はFMラジオに随意用いられるように、モノラルアナログテレビジョンインターキャリアを通過させるように適合させた、第3の外部的な固定周波数のバンドパスフィルタを更に有する、請求項1に記載の中間周波処理装置。
  22. 前記固定周波数の第3の外部バンドパスフィルタは、前記同相直交処理手段の同相又は直交の出力端に結合させる、請求項21に記載の中間周波処理装置。
  23. DVB中間周波信号処理に用いられる前記処理部の1つは、3つの動作モード間を切り換える制御部を備え、第1動作モードは、直接的な増幅を含み、第2動作モードは、前記同相直交処理手段を用いることによる低中間周波信号処理を含み、第3動作モードは、前記同相直交処理手段を用いることによりローパスフィルタリングしたI及びQ出力信号を供給するゼロ中間周波数変換を含む、請求項1に記載の中間周波処理装置。
  24. 前記処理部は、前記同相直交処理手段及び第2のバンドパスフィルタに結合されたイメージ除去フィルタを更に備え、前記イメージ除去フィルタ及び前記第2のバンドパスフィルタの双方は、前記第2動作モードにてイメージ除去及び追加のバンドパスフィルタリングに用いられるように適合させる、請求項23に記載の中間周波処理装置。
  25. 前記並列な処理部のうちの一方は、アナログテレビジョン中間周波信号を復調するように適合させ、前記並列な処理部のうちの他方は、DVB中間周波信号を処理するように適合させる、請求項1に記載の中間周波処理装置。
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