JPH09181661A - Fm放送ダイバーシティ受信機 - Google Patents
Fm放送ダイバーシティ受信機Info
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- JPH09181661A JPH09181661A JP7338582A JP33858295A JPH09181661A JP H09181661 A JPH09181661 A JP H09181661A JP 7338582 A JP7338582 A JP 7338582A JP 33858295 A JP33858295 A JP 33858295A JP H09181661 A JPH09181661 A JP H09181661A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】FM多重放送電波のマルチパス妨害を低減する
ダイバーシティ受信機を実現する。 【解決手段】FM多重放送の受信に、複数のアンテナを
切換えて用いるFM放送ダイバーシティ受信機におい
て、FM多重放送信号の中に含まれる多重副搬送波を摘
出し、その副搬送波帯の信号を検波する副搬送波検波部
と、該副搬送波検波部の出力信号成分の中でマルチパス
等によって発生する異常成分を検出する異常成分検出部
と、該異常成分検出部の出力に基づき前記アンテナを選
択制御するダイバーシティ制御部を備えることを特徴と
する。
ダイバーシティ受信機を実現する。 【解決手段】FM多重放送の受信に、複数のアンテナを
切換えて用いるFM放送ダイバーシティ受信機におい
て、FM多重放送信号の中に含まれる多重副搬送波を摘
出し、その副搬送波帯の信号を検波する副搬送波検波部
と、該副搬送波検波部の出力信号成分の中でマルチパス
等によって発生する異常成分を検出する異常成分検出部
と、該異常成分検出部の出力に基づき前記アンテナを選
択制御するダイバーシティ制御部を備えることを特徴と
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のアンテナを
用い、これを自動選択してFM多重放送を受信するFM
多重ダイバーシティ受信機に関する。
用い、これを自動選択してFM多重放送を受信するFM
多重ダイバーシティ受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】図15は従来の車載用FM多重ダイバー
シティ受信機の主要構成と動作を示すブロックダイヤグ
ラムである。1はアンテナ選択スイッチで、アンテナA
NT1、ANT2から入力されたRF信号を選択通過す
る各ゲートとして、PINダイオード等とLCフィルタ
から構成されている。
シティ受信機の主要構成と動作を示すブロックダイヤグ
ラムである。1はアンテナ選択スイッチで、アンテナA
NT1、ANT2から入力されたRF信号を選択通過す
る各ゲートとして、PINダイオード等とLCフィルタ
から構成されている。
【0003】2はチューナで、FMラジオ受信機の基本
的受信回路部分であり、電子同調方式のRF増幅、周波
数変換、そしてIF増幅、IF信号レベル検波(Sメー
タ)、リミッタ、FM検波、ノイズブランカ、およびF
Mステレオ復調等の各回路により構成されていて、FM
放送のRF信号から各種の信号処理を経て、FM復調検
波出力であるコンポジット信号出力(全ベースバンド信
号)とオーディオ信号出力(L、R信号等)とを出力す
る手段を備えたチューナである。
的受信回路部分であり、電子同調方式のRF増幅、周波
数変換、そしてIF増幅、IF信号レベル検波(Sメー
タ)、リミッタ、FM検波、ノイズブランカ、およびF
Mステレオ復調等の各回路により構成されていて、FM
放送のRF信号から各種の信号処理を経て、FM復調検
波出力であるコンポジット信号出力(全ベースバンド信
号)とオーディオ信号出力(L、R信号等)とを出力す
る手段を備えたチューナである。
【0004】3はダイバーシティ制御部で、アンテナを
切換えるもので、例えばアンテナ選択スイッチ1のPI
Nダイオードにバイアス電圧を与えるトランジスタとL
Cフィルタ等や、あるいはマイクロコンピュータ等から
構成されている。4はオーディオ系マルチパス検出部
で、コンポジット信号に含まれたパイロット信号の大き
さを検出する19kHzのバンドパスフィルタや包絡線
検波等を用いた19KHzレベル検波回路22と、この
検波出力の異常成分を検出する異常成分帯域の信号を通
過させるフィルタとそのフィルタ出力のレベルを所定レ
ベルと比較するレベル比較器等を用いた異常成分検出回
路23と、から構成されている。
切換えるもので、例えばアンテナ選択スイッチ1のPI
Nダイオードにバイアス電圧を与えるトランジスタとL
Cフィルタ等や、あるいはマイクロコンピュータ等から
構成されている。4はオーディオ系マルチパス検出部
で、コンポジット信号に含まれたパイロット信号の大き
さを検出する19kHzのバンドパスフィルタや包絡線
検波等を用いた19KHzレベル検波回路22と、この
検波出力の異常成分を検出する異常成分帯域の信号を通
過させるフィルタとそのフィルタ出力のレベルを所定レ
ベルと比較するレベル比較器等を用いた異常成分検出回
路23と、から構成されている。
【0005】5はFM多重受信部で、データが重畳され
た副搬送波である76kHzを中心とするバンドパスフ
ィルタ(BPF)16と、振幅をレベルコントロールさ
れている前記副搬送波重畳信号を平準化し、一定振幅化
されたMSK信号を出力するリミッタ17と、MSK
(Minimum Shift Keying) 復調回路18と、復調された
ベースバンド信号に対し誤り訂正により元のデータを復
号するデコード回路19から構成され、データ出力とク
ロック出力等を出力する手段を備えている。
た副搬送波である76kHzを中心とするバンドパスフ
ィルタ(BPF)16と、振幅をレベルコントロールさ
れている前記副搬送波重畳信号を平準化し、一定振幅化
されたMSK信号を出力するリミッタ17と、MSK
(Minimum Shift Keying) 復調回路18と、復調された
ベースバンド信号に対し誤り訂正により元のデータを復
号するデコード回路19から構成され、データ出力とク
ロック出力等を出力する手段を備えている。
【0006】6はデータ処理部で、前記デコード回路の
出力を処理するマイクロコンピュータ等から構成され、
受信したデータで表示器7に表示する等の処理を行う。
7は表示器で、LCD、CRT等を用い、FM多重放送
の目的である文字や画像等の情報を表示する。8はチュ
ーナからのオーディオ信号を増幅するオーディオ電力増
幅器、9は音声出力を行うスピーカである。
出力を処理するマイクロコンピュータ等から構成され、
受信したデータで表示器7に表示する等の処理を行う。
7は表示器で、LCD、CRT等を用い、FM多重放送
の目的である文字や画像等の情報を表示する。8はチュ
ーナからのオーディオ信号を増幅するオーディオ電力増
幅器、9は音声出力を行うスピーカである。
【0007】次に動作について説明する。先ず、FM放
送の音声受信の動作について説明する。スペースダイバ
ーシティ用として車輌の離れた場所や異なった向きに配
置された2つのアンテナの中、ANT1かANT2のい
づれか1つが選択スイッチ1により選択され、アンテナ
ANT1、ANT2のいづれかにより受信されたたRF
信号は、チューナ2に入力される。
送の音声受信の動作について説明する。スペースダイバ
ーシティ用として車輌の離れた場所や異なった向きに配
置された2つのアンテナの中、ANT1かANT2のい
づれか1つが選択スイッチ1により選択され、アンテナ
ANT1、ANT2のいづれかにより受信されたたRF
信号は、チューナ2に入力される。
【0008】チューナ2はRF信号を同調、復調処理
し、オーディオの信号出力としてオーディオ電力増幅器
8に出力する。そして、オーディオ信号は、電力増幅器
8で増幅されスピーカ9より、FM放送の音声として出
力される。一方、FM多重放送の文字や画像を受信する
動作について説明する。
し、オーディオの信号出力としてオーディオ電力増幅器
8に出力する。そして、オーディオ信号は、電力増幅器
8で増幅されスピーカ9より、FM放送の音声として出
力される。一方、FM多重放送の文字や画像を受信する
動作について説明する。
【0009】チューナ2より出力されるコンポジット信
号は分岐されてFM多重受信部5に入力される。FM多
重受信部5では、BPF16でデータが重畳された76
kHz帯の副搬送波信号が濾過され、この振幅をレベル
コントロールされているデータ用副搬送波信号はリミッ
タ17で平準化され、一定振幅化される。
号は分岐されてFM多重受信部5に入力される。FM多
重受信部5では、BPF16でデータが重畳された76
kHz帯の副搬送波信号が濾過され、この振幅をレベル
コントロールされているデータ用副搬送波信号はリミッ
タ17で平準化され、一定振幅化される。
【0010】そして、この副搬送波信号はMSK復調回
路18でデジタルデータとして復調され、更に誤り訂正
により元のデータを復号するデコード回路19に入力さ
れ、デコーダ19で復号されて、文字等のデータ出力と
同期用のクロック出力等の信号となり、データ処理部6
に入力される。そして、データ処理部6でデータの演算
処理等が行われ、表示器7にFM多重放送の文字や画像
が表示される。
路18でデジタルデータとして復調され、更に誤り訂正
により元のデータを復号するデコード回路19に入力さ
れ、デコーダ19で復号されて、文字等のデータ出力と
同期用のクロック出力等の信号となり、データ処理部6
に入力される。そして、データ処理部6でデータの演算
処理等が行われ、表示器7にFM多重放送の文字や画像
が表示される。
【0011】次に、ダイバーシティアンテナの選択、切
換え動作について説明する。チューナ2より出力される
FM放送波の変調成分(ベースバンド)であるコンポジ
ット信号は、分岐されてマルチパス検出部4に入力され
る。そしてコンポジット信号に重畳されたFMステレオ
のパイロット信号の大きさを検出する19KHzレベル
検波回路から、FM放送波の正常な伝播による19kH
z成分と、FM放送波の異常伝播であるマルチパス伝播
による19KHzの歪成分と、イグニション等のパルス
性ノイズ成分とが、重畳して出力され、これが次段の異
常成分検出部に入力される。
換え動作について説明する。チューナ2より出力される
FM放送波の変調成分(ベースバンド)であるコンポジ
ット信号は、分岐されてマルチパス検出部4に入力され
る。そしてコンポジット信号に重畳されたFMステレオ
のパイロット信号の大きさを検出する19KHzレベル
検波回路から、FM放送波の正常な伝播による19kH
z成分と、FM放送波の異常伝播であるマルチパス伝播
による19KHzの歪成分と、イグニション等のパルス
性ノイズ成分とが、重畳して出力され、これが次段の異
常成分検出部に入力される。
【0012】この異常成分検出部はFM放送波の正常な
伝搬による19KHz成分に応じた基準電圧発生手段を
備え、この基準電圧とマルチパス伝搬による19KHz
の歪成分と前記ノイズとが比較器で比較され、この比較
結果が異常成分の有無として、つまりマルチパス検出信
号として出力される。このマルチパス検出信号がダイバ
ーシティ制御部3に入力される。
伝搬による19KHz成分に応じた基準電圧発生手段を
備え、この基準電圧とマルチパス伝搬による19KHz
の歪成分と前記ノイズとが比較器で比較され、この比較
結果が異常成分の有無として、つまりマルチパス検出信
号として出力される。このマルチパス検出信号がダイバ
ーシティ制御部3に入力される。
【0013】このダイバーシティ制御部3は前記マルチ
パス検出信号の入力により起動し、アンテナ選択スイッ
チ1を駆動する(切換える)駆動信号を出力することに
より、もう一方の側のアンテナを選択制御する。そし
て、この新たに選択されたアンテナを通して受信した信
号に基づき、再び前記同様にマルチパス検出信号がダイ
バーシティ制御部3に入力されると、アンテナ選択スイ
ッチ1は再び他の側のアンテナを選択する。
パス検出信号の入力により起動し、アンテナ選択スイッ
チ1を駆動する(切換える)駆動信号を出力することに
より、もう一方の側のアンテナを選択制御する。そし
て、この新たに選択されたアンテナを通して受信した信
号に基づき、再び前記同様にマルチパス検出信号がダイ
バーシティ制御部3に入力されると、アンテナ選択スイ
ッチ1は再び他の側のアンテナを選択する。
【0014】以上のように、2つのアンテナを自動的に
交互に切り換えることによって、マルチパスによる受信
障害である音声の歪や雑音、および表示不可能(もしく
は誤表示)となる不具合の機会が低減できるので、自動
車等の移動体への搭載に適するFMダイバーシティ受信
機が実現されている。
交互に切り換えることによって、マルチパスによる受信
障害である音声の歪や雑音、および表示不可能(もしく
は誤表示)となる不具合の機会が低減できるので、自動
車等の移動体への搭載に適するFMダイバーシティ受信
機が実現されている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のFM多
重ダイバーシティ受信機では、マルチパス歪は少ないが
高変調されたオーディオ信号や、多重信号成分に影響が
ないようなマルチパス歪等にも反応して、アンテナを切
り換えてしまうことがあり、多重によるデータ受信に関
しては必ずしも適切な制御が行われているとは言えなか
った。
重ダイバーシティ受信機では、マルチパス歪は少ないが
高変調されたオーディオ信号や、多重信号成分に影響が
ないようなマルチパス歪等にも反応して、アンテナを切
り換えてしまうことがあり、多重によるデータ受信に関
しては必ずしも適切な制御が行われているとは言えなか
った。
【0016】このような好ましくない動作を防止し、ダ
イバーシティアンテナの効果を更に高めるために、FM
多重放送電波のマルチパス歪と、より相関性の高い回路
構成が必要である。本発明はこのような問題を解決しよ
うとするものである。
イバーシティアンテナの効果を更に高めるために、FM
多重放送電波のマルチパス歪と、より相関性の高い回路
構成が必要である。本発明はこのような問題を解決しよ
うとするものである。
【0017】
【課題が解決するための手段】本発明は、FM多重放送
の受信に、複数のアンテナを切換えて用いるFM放送ダ
イバーシティ受信機において、FM多重放送信号の中に
含まれる多重副搬送波を摘出し、その副搬送波帯の信号
を検波する副搬送波検波部と、該副搬送波検波部の出力
信号成分の中でマルチパス等によって発生する異常成分
を検出する異常成分検出部と、該異常成分検出部の出力
に基づき前記アンテナを選択制御するダイバーシティ制
御部を備えることを特徴とする。
の受信に、複数のアンテナを切換えて用いるFM放送ダ
イバーシティ受信機において、FM多重放送信号の中に
含まれる多重副搬送波を摘出し、その副搬送波帯の信号
を検波する副搬送波検波部と、該副搬送波検波部の出力
信号成分の中でマルチパス等によって発生する異常成分
を検出する異常成分検出部と、該異常成分検出部の出力
に基づき前記アンテナを選択制御するダイバーシティ制
御部を備えることを特徴とする。
【0018】また、前記副搬送波検波部は、複同調回路
からなり、入力信号を移相する移相器と、入力信号と該
移相器の出力を乗算する乗算器と、該乗算器出力を濾波
するローパスフィルタと、からなることを特徴とする。
また、前記乗算器は排他的論理和回路から構成されてい
ることを特徴とする。また、前記乗算器は、比較器から
構成されていることを特徴とする。
からなり、入力信号を移相する移相器と、入力信号と該
移相器の出力を乗算する乗算器と、該乗算器出力を濾波
するローパスフィルタと、からなることを特徴とする。
また、前記乗算器は排他的論理和回路から構成されてい
ることを特徴とする。また、前記乗算器は、比較器から
構成されていることを特徴とする。
【0019】また、前記副搬送波検波部と前記異常成分
検出部は、入力信号を移相する移相器と、入力信号と該
移相器の出力を乗算する乗算器と、該乗算器出力を濾波
する複数のフィルタと、該複数のフィルタの出力信号レ
ベルを比較する複数の比較器と、該複数の比較器の出力
を論理演算する論理演算回路からなることを特徴とす
る。
検出部は、入力信号を移相する移相器と、入力信号と該
移相器の出力を乗算する乗算器と、該乗算器出力を濾波
する複数のフィルタと、該複数のフィルタの出力信号レ
ベルを比較する複数の比較器と、該複数の比較器の出力
を論理演算する論理演算回路からなることを特徴とす
る。
【0020】また、受信局が弱電界の場合に、前記多重
副搬送波の異常成分に基づくアンテナ選択制御を停止す
る停止回路を有することを特徴とする。また、FM多重
放送におけるオーディオ信号系の異常成分に基づきアン
テナを選択制御するオーディオ系制御部と、FM多重放
送におけるデータ受信の同期信号を検出する同期信号検
出部と、同期信号が検出されている時には、前記多重副
搬送波の異常成分に基づくアンテナ選択を行い、同期信
号が検出されていない時には、前記オーディオ系制御部
による制御を行うよう制御する制御切換部からなるるこ
とを特徴とする。
副搬送波の異常成分に基づくアンテナ選択制御を停止す
る停止回路を有することを特徴とする。また、FM多重
放送におけるオーディオ信号系の異常成分に基づきアン
テナを選択制御するオーディオ系制御部と、FM多重放
送におけるデータ受信の同期信号を検出する同期信号検
出部と、同期信号が検出されている時には、前記多重副
搬送波の異常成分に基づくアンテナ選択を行い、同期信
号が検出されていない時には、前記オーディオ系制御部
による制御を行うよう制御する制御切換部からなるるこ
とを特徴とする。
【0021】また、前記FM多重放送におけるオーディ
オ信号系の異常成分に基づきアンテナを選択制御するオ
ーディオ系制御部と、包絡線検波器と、該包絡線検波器
の出力を所定レベルと比較する比較器と、該比較器によ
り前記包絡線検波器の出力レベルが所定レベルを越える
時には、前記多重副搬送波の異常成分に基づくアンテナ
選択を行い、前記包絡線検波器の出力レベルが所定レベ
ル以下の時には、前記オーディオ系制御部による制御を
行うよう制御する制御切換部からなることを特徴とす
る。
オ信号系の異常成分に基づきアンテナを選択制御するオ
ーディオ系制御部と、包絡線検波器と、該包絡線検波器
の出力を所定レベルと比較する比較器と、該比較器によ
り前記包絡線検波器の出力レベルが所定レベルを越える
時には、前記多重副搬送波の異常成分に基づくアンテナ
選択を行い、前記包絡線検波器の出力レベルが所定レベ
ル以下の時には、前記オーディオ系制御部による制御を
行うよう制御する制御切換部からなることを特徴とす
る。
【0022】また、前記FM放送におけるオーディオ信
号系の異常成分に基づきアンテナを選択制御するオーデ
ィオ系制御部と、前記多重副搬送波の異常成分に基づく
アンテナ選択制御と、前記オーディオ系制御部による制
御とを切換える手動の切換スイッチからなることを特徴
とする。
号系の異常成分に基づきアンテナを選択制御するオーデ
ィオ系制御部と、前記多重副搬送波の異常成分に基づく
アンテナ選択制御と、前記オーディオ系制御部による制
御とを切換える手動の切換スイッチからなることを特徴
とする。
【0023】
【実施例】次に本発明の実施例について説明する、図1
は本発明の一実施例を示すブロックダイヤグラムであ
る。なお図15に示した従来のFM放送ダイバーシティ
受信機と同様のブロックダイヤグラム構成については、
同一の番号を付し、説明を省略する。
は本発明の一実施例を示すブロックダイヤグラムであ
る。なお図15に示した従来のFM放送ダイバーシティ
受信機と同様のブロックダイヤグラム構成については、
同一の番号を付し、説明を省略する。
【0024】10はFM多重放送の副搬送波を利用して
マルチパス等の異常を検出するFM多重マルチパス検出
部で、多重副搬送波の76kHz帯のFM検波回路から
なるFM検波部20と、FM検波部20のFM検波出力
レベルが所定レベルを越えた時にFM多重マルチパス歪
を検出したと判断する異常成分検出部21と、から構成
されており、マルチパス検出時にダイバーシティ制御部
3にマルチパス検出信号を出力する。
マルチパス等の異常を検出するFM多重マルチパス検出
部で、多重副搬送波の76kHz帯のFM検波回路から
なるFM検波部20と、FM検波部20のFM検波出力
レベルが所定レベルを越えた時にFM多重マルチパス歪
を検出したと判断する異常成分検出部21と、から構成
されており、マルチパス検出時にダイバーシティ制御部
3にマルチパス検出信号を出力する。
【0025】次に動作について説明する。基本動作(音
声の受信、文字や画像の受信、およびダイバーシティア
ンテナの自動選択)については、図15に示した従来の
FM多重ダイバーシティ受信機と同様の動作であるの
で、説明を省略し、本発明部分の動作について、以下詳
細に説明する。
声の受信、文字や画像の受信、およびダイバーシティア
ンテナの自動選択)については、図15に示した従来の
FM多重ダイバーシティ受信機と同様の動作であるの
で、説明を省略し、本発明部分の動作について、以下詳
細に説明する。
【0026】チューナ2から出力されたコンポジット信
号は、FM多重受信部5の入力段の76kHzBPF1
6に入力され、ステレオサブ信号(L−R信号)の変調
度に応じた4%から10%のような低い変調度の多重副
搬送波信号が濾過され、次段のリミッタ17に入力され
る。このリミッタ17では変調度4%から10%でレベ
ルコントロールされている多重副搬送波信号の振幅に対
して、比較回路等により入力信号は振幅が平準化され、
次段のMSK復調回路18へ及びFM多重マルチパス検
出部10のFM検波部20に出力される。
号は、FM多重受信部5の入力段の76kHzBPF1
6に入力され、ステレオサブ信号(L−R信号)の変調
度に応じた4%から10%のような低い変調度の多重副
搬送波信号が濾過され、次段のリミッタ17に入力され
る。このリミッタ17では変調度4%から10%でレベ
ルコントロールされている多重副搬送波信号の振幅に対
して、比較回路等により入力信号は振幅が平準化され、
次段のMSK復調回路18へ及びFM多重マルチパス検
出部10のFM検波部20に出力される。
【0027】このリミッタ出力信号は、76kHz帯の
FM検波部20で検波され、この検波出力は異常成分検
出部21に出力される。そして異常成分検出部21で検
波出力を基にFM多重放送のマルチパス伝搬によるマル
チパス歪が検出され、マルチパス発生時に検波出力を基
にマルチパス検出信号が出力される。
FM検波部20で検波され、この検波出力は異常成分検
出部21に出力される。そして異常成分検出部21で検
波出力を基にFM多重放送のマルチパス伝搬によるマル
チパス歪が検出され、マルチパス発生時に検波出力を基
にマルチパス検出信号が出力される。
【0028】そして、このマルチパス検出信号によりダ
イバーシティ制御部3が起動し、アンテナANT1、A
NT2が切換えられる。ここで、図2はマルチパス検出
方法を説明するための波形図で、76kHz帯のFM検
波部20の出力波形の一例を示す。小刻みな波形は通常
の多重信号で略一定の変調度に従う振幅である。
イバーシティ制御部3が起動し、アンテナANT1、A
NT2が切換えられる。ここで、図2はマルチパス検出
方法を説明するための波形図で、76kHz帯のFM検
波部20の出力波形の一例を示す。小刻みな波形は通常
の多重信号で略一定の変調度に従う振幅である。
【0029】一方、中央の大きな山状の波形はマルチパ
スによる歪を受けた多重データ信号で、マルチパスの状
況に応じて、振幅、周期そして波形が大幅に変化する。
そしてこの中央の大きな山を電圧Vref (比較基準電
圧)と比較することにより検出し、これをマルチパス検
出信号として出力する。なおVref レベルは多重副搬送
波における最大変調時の検波レベルよりも僅かに高いレ
ベルに設定し、通常の多重データ信号の変調ではマルチ
パス検出が行われないように設定されている。
スによる歪を受けた多重データ信号で、マルチパスの状
況に応じて、振幅、周期そして波形が大幅に変化する。
そしてこの中央の大きな山を電圧Vref (比較基準電
圧)と比較することにより検出し、これをマルチパス検
出信号として出力する。なおVref レベルは多重副搬送
波における最大変調時の検波レベルよりも僅かに高いレ
ベルに設定し、通常の多重データ信号の変調ではマルチ
パス検出が行われないように設定されている。
【0030】以上のように、本実施例によれば、76k
Hz帯のFM多重信号に基づきマルチパスを検出するの
で、伝送データに対するダイバーシティアンテナの効果
を更に高め、FM多重放送電波のマルチパス歪と、相関
性の高いFM多重ダイバーシティ受信機が実現できる。
次に、図3は、図1に示したFM検波部20の回路例を
示す回路図である。
Hz帯のFM多重信号に基づきマルチパスを検出するの
で、伝送データに対するダイバーシティアンテナの効果
を更に高め、FM多重放送電波のマルチパス歪と、相関
性の高いFM多重ダイバーシティ受信機が実現できる。
次に、図3は、図1に示したFM検波部20の回路例を
示す回路図である。
【0031】32は入力されたリミッタ17出力の位相
を移す移相器で、コイル、コンデンサ、抵抗器からなる
76kHzの複同調回路が用いられている。31はリミ
ッタ17出力と移相器32出力を乗算処理する乗算器で
ある。33は乗算器31の出力を低域濾波(積分処理)
するローパスフィルタ(LPF)である。
を移す移相器で、コイル、コンデンサ、抵抗器からなる
76kHzの複同調回路が用いられている。31はリミ
ッタ17出力と移相器32出力を乗算処理する乗算器で
ある。33は乗算器31の出力を低域濾波(積分処理)
するローパスフィルタ(LPF)である。
【0032】このFM検波部の検波特性は、図4(a)
に示すように、密結合された複同調の振幅周波数特性の
結果、図4(b)に示すような位相周波数特性が得られ
る。この位相周波数特性によれば、76kHzを中心
に、上下それぞれ約4kHzまでは位相が平坦であり、
この範囲で変調される殆どのMSK変調成分は検波出力
されず、マルチパスによつて更に大きく位相が変化した
マルチパス成分のみ(厳密にはノイズを含む)が検波出
力として、出力されるので、MSK変調成分等による誤
動作がなく、マルチパス成分検出が精度よく行える。
に示すように、密結合された複同調の振幅周波数特性の
結果、図4(b)に示すような位相周波数特性が得られ
る。この位相周波数特性によれば、76kHzを中心
に、上下それぞれ約4kHzまでは位相が平坦であり、
この範囲で変調される殆どのMSK変調成分は検波出力
されず、マルチパスによつて更に大きく位相が変化した
マルチパス成分のみ(厳密にはノイズを含む)が検波出
力として、出力されるので、MSK変調成分等による誤
動作がなく、マルチパス成分検出が精度よく行える。
【0033】なお、前記複同調回路はコイル、コンデン
サ、抵抗器によるC結合の構成例であるがM結合や、ア
クティブフィルタによる複同調回路の構成も可能であ
る。次に、図5は、図1に示したFM検波部20の他の
例を示した回路図である。51は、入力されたリミッタ
17出力の位相を移す移相器て、図3に示したような複
同調回路や単同調回路等により構成される。52は、移
相器51出力の振幅制限を行うリミッタで出力レベルの
調整を行う。53は、リミッタ17出力とリミッタ52
出力を入力とする排他的論理和回路(Ex−Or回路)
である。54は、Ex−Or回路53の出力を低域濾波
(積分処理)するLPFである。そしてこの回路は、図
6に示すFM検波特性を備え、FM検波出力は0から常
にプラス側に出力される、所謂折り返し形の検波特性で
ある。
サ、抵抗器によるC結合の構成例であるがM結合や、ア
クティブフィルタによる複同調回路の構成も可能であ
る。次に、図5は、図1に示したFM検波部20の他の
例を示した回路図である。51は、入力されたリミッタ
17出力の位相を移す移相器て、図3に示したような複
同調回路や単同調回路等により構成される。52は、移
相器51出力の振幅制限を行うリミッタで出力レベルの
調整を行う。53は、リミッタ17出力とリミッタ52
出力を入力とする排他的論理和回路(Ex−Or回路)
である。54は、Ex−Or回路53の出力を低域濾波
(積分処理)するLPFである。そしてこの回路は、図
6に示すFM検波特性を備え、FM検波出力は0から常
にプラス側に出力される、所謂折り返し形の検波特性で
ある。
【0034】従って、異常成分検出器21の入力がプラ
ス側となるため、片側(0からプラスのみでマイナス成
分がない)信号比較となり、両側信号比較(プラス側と
マイナス側を含む信号群の比較)に比べて、絶対値回路
が不要となる等、比較器の構成が簡単となる利点があ
る。次に、図7は、図1に示したFM検波部20の更に
他の例を示した回路図である。
ス側となるため、片側(0からプラスのみでマイナス成
分がない)信号比較となり、両側信号比較(プラス側と
マイナス側を含む信号群の比較)に比べて、絶対値回路
が不要となる等、比較器の構成が簡単となる利点があ
る。次に、図7は、図1に示したFM検波部20の更に
他の例を示した回路図である。
【0035】71は、入力されたリミッタ17出力の位
相を移す移相器で図3に示したような複同調回路や単同
調回路等により構成される。72は、リミッタ17出力
と移相器71出力を入力とする比較回路で、必要により
入力端子にはオフセット(バイアス)電圧が印加され
る。73は、比較器72出力を低域濾波(積分)するL
PFである。
相を移す移相器で図3に示したような複同調回路や単同
調回路等により構成される。72は、リミッタ17出力
と移相器71出力を入力とする比較回路で、必要により
入力端子にはオフセット(バイアス)電圧が印加され
る。73は、比較器72出力を低域濾波(積分)するL
PFである。
【0036】本実施例の場合、図5と比較して、振幅調
整用のリミッタを省略することができるので、FM検波
部20の回路構成が簡素化する利点がある。次に、図8
は、図1に示したFM多重マルチパス検出部10の一例
を示す。81は、入力されたリミッタ17出力の位相を
移す移相器で、図3に示すような複同調回路や単同調回
路等から構成される。82は、リミッタ17出力と移相
器81出力を乗算処理する乗算器である。83、84、
85は、乗算器82の出力を低域濾波する(積分処理)
するLPFで、カットオフ周波数がLPF83、85、
84の順で高く設定されている。86、87は、LPF
83、84、85出力を入力とする比較器で、比較器8
6の非反転入力はLPF83に、反転入力はLPF84
に接続され、また比較器87の非反転入力はLPF85
に反転入力はLPF84に接続されている。88は論理
積(AND)回路で、比較器86、87出力の論理積演
算を行い、この出力がダイバーシティ制御部3にマルチ
パス検出出力として出力される。
整用のリミッタを省略することができるので、FM検波
部20の回路構成が簡素化する利点がある。次に、図8
は、図1に示したFM多重マルチパス検出部10の一例
を示す。81は、入力されたリミッタ17出力の位相を
移す移相器で、図3に示すような複同調回路や単同調回
路等から構成される。82は、リミッタ17出力と移相
器81出力を乗算処理する乗算器である。83、84、
85は、乗算器82の出力を低域濾波する(積分処理)
するLPFで、カットオフ周波数がLPF83、85、
84の順で高く設定されている。86、87は、LPF
83、84、85出力を入力とする比較器で、比較器8
6の非反転入力はLPF83に、反転入力はLPF84
に接続され、また比較器87の非反転入力はLPF85
に反転入力はLPF84に接続されている。88は論理
積(AND)回路で、比較器86、87出力の論理積演
算を行い、この出力がダイバーシティ制御部3にマルチ
パス検出出力として出力される。
【0037】回路の動作を図10の波形図を用いて説明
する。FM検波器の部分である乗算器82の出力には、
異常成分(マルチパス)の他に音声のサブキャリヤの高
調波、多重副搬送波信号の漏洩部分、そしてイグニショ
ンノイズや各種の外来ノイズ、放送波の隣接波妨害や複
数波の相互変調妨害等によるノイズがしばしば重畳され
ている。
する。FM検波器の部分である乗算器82の出力には、
異常成分(マルチパス)の他に音声のサブキャリヤの高
調波、多重副搬送波信号の漏洩部分、そしてイグニショ
ンノイズや各種の外来ノイズ、放送波の隣接波妨害や複
数波の相互変調妨害等によるノイズがしばしば重畳され
ている。
【0038】そして、マルチパスによる異常波は図10
(a)に示すように、全体のレベルが1次的に緩やかに
上昇すると共にスパイク状のノイズが加わった形状とな
る。そこで、本実施例では、LPF84の特性でマルチ
パスによる異常成分のスペクトラムの特徴に準じた周波
数帯域(スパイク状ノイズは遮断するが、全体的なレベ
ルの1次的に緩やかな上昇は通過する特性)を持たせい
る。
(a)に示すように、全体のレベルが1次的に緩やかに
上昇すると共にスパイク状のノイズが加わった形状とな
る。そこで、本実施例では、LPF84の特性でマルチ
パスによる異常成分のスペクトラムの特徴に準じた周波
数帯域(スパイク状ノイズは遮断するが、全体的なレベ
ルの1次的に緩やかな上昇は通過する特性)を持たせい
る。
【0039】また、LPF84の出力レベルはゲイン的
に他のLPF83、85出力レベルとの差をつけた設定
となっており、比較器86、87の比較用信号電圧(各
反転入力)として入力される。つまり、マルチパスと、
それ以外のノイズのレベル変動に特徴があり、マルチパ
スの変動の大きさに応じて、異常信号(マルチパス)が
変化するので、この変化に追従した電圧により、比較器
86、87の動作開始の閾値として用い、より正確な異
常信号が出力される。一方、LPF83にはスパイク状
ノイズも通過する周波数特性を持たせ、またLPF85
にはスパイク状のやや幅の広いノイズも通過する周波数
特性を持たせている。
に他のLPF83、85出力レベルとの差をつけた設定
となっており、比較器86、87の比較用信号電圧(各
反転入力)として入力される。つまり、マルチパスと、
それ以外のノイズのレベル変動に特徴があり、マルチパ
スの変動の大きさに応じて、異常信号(マルチパス)が
変化するので、この変化に追従した電圧により、比較器
86、87の動作開始の閾値として用い、より正確な異
常信号が出力される。一方、LPF83にはスパイク状
ノイズも通過する周波数特性を持たせ、またLPF85
にはスパイク状のやや幅の広いノイズも通過する周波数
特性を持たせている。
【0040】従って、比較器86の出力は図(b)に示
すように急峻なスパイク状ノイズ迄も応答する出力とな
り、また比較器87の出力は図(c)に示すように、や
や幅の広いスパイク状ノイズまでも応答する出力とな
る。そして、これら比較器86、87の論理積がAND
回路でなされ、結局マルチパスによる異常信号がその波
形の特徴から検出されることになる。
すように急峻なスパイク状ノイズ迄も応答する出力とな
り、また比較器87の出力は図(c)に示すように、や
や幅の広いスパイク状ノイズまでも応答する出力とな
る。そして、これら比較器86、87の論理積がAND
回路でなされ、結局マルチパスによる異常信号がその波
形の特徴から検出されることになる。
【0041】尚、比較器86、87の各反転入力及び非
反転入力レベルは必要に応じて、その閾値(DCバイア
ス電圧)を可変して設定することにより、マルチパスに
よる異常信号の検出感度を調整することもできる。この
ように、本実施例によれば、前記各種ノイズ成分と、マ
ルチパスによる異常信号とが区別して検出されるので、
アンテナ切換えに対する誤動作を低減することができ
る。
反転入力レベルは必要に応じて、その閾値(DCバイア
ス電圧)を可変して設定することにより、マルチパスに
よる異常信号の検出感度を調整することもできる。この
ように、本実施例によれば、前記各種ノイズ成分と、マ
ルチパスによる異常信号とが区別して検出されるので、
アンテナ切換えに対する誤動作を低減することができ
る。
【0042】なお、LPF83、84、85の接続配置
は、図8示した構成に限らず、図9(a)、(b)に示
すように直列接続及び直列接続と並列接続の組合せでも
実現でき、またLPFのみでなく、バンドパスフィルタ
(BPF)も必要に応じて用いることができる。次に、
本発明の他の実施例について説明する。図11は、本実
施例の回路構成を示す図で、図1に示したFM多重マル
チパス検出部10の変形例を示すもので、同様の構成に
ついては同一の番号を付し、その説明を省略する。
は、図8示した構成に限らず、図9(a)、(b)に示
すように直列接続及び直列接続と並列接続の組合せでも
実現でき、またLPFのみでなく、バンドパスフィルタ
(BPF)も必要に応じて用いることができる。次に、
本発明の他の実施例について説明する。図11は、本実
施例の回路構成を示す図で、図1に示したFM多重マル
チパス検出部10の変形例を示すもので、同様の構成に
ついては同一の番号を付し、その説明を省略する。
【0043】61は、異常成分検出部21からダイバー
シティ制御部3へのマルチパス検出出力を接断するスイ
ッチで、スイッチングトランジスタ等により構成され
る。62は、受信波のシグナルレベル(Sレベル)と基
準電圧Vref を比較する比較器で、受信波の電界強度レ
ベルが低い時に、その出力によりスイッチ61を遮断状
態にする。尚、比較器62の入力信号のSレベルは電界
を検出する回路、例えばチューナ2のIF増幅段に併設
された信号レベル検波回路から供給されている。
シティ制御部3へのマルチパス検出出力を接断するスイ
ッチで、スイッチングトランジスタ等により構成され
る。62は、受信波のシグナルレベル(Sレベル)と基
準電圧Vref を比較する比較器で、受信波の電界強度レ
ベルが低い時に、その出力によりスイッチ61を遮断状
態にする。尚、比較器62の入力信号のSレベルは電界
を検出する回路、例えばチューナ2のIF増幅段に併設
された信号レベル検波回路から供給されている。
【0044】動作を説明する。比較器62の一方の入力
の基準電圧Vref は、予め検出したい弱電界レベルに対
応した電圧が選択設定されているので、受信電界強度が
予め設定されたレベル以下のときは、比較器62の出力
が低電圧レベルとなり、スイッチ61が遮断状態とな
る。従って、ダイバーシティ制御部3は、アンテナ切換
スイッチ1を切換える制御を行わない。
の基準電圧Vref は、予め検出したい弱電界レベルに対
応した電圧が選択設定されているので、受信電界強度が
予め設定されたレベル以下のときは、比較器62の出力
が低電圧レベルとなり、スイッチ61が遮断状態とな
る。従って、ダイバーシティ制御部3は、アンテナ切換
スイッチ1を切換える制御を行わない。
【0045】このような動作により、弱電界においては
各種のノイズにより、マルチパス検出の信頼性が低いの
で、自動的にマルチパス検出信号出力を停止し、無意味
な、そして場合によっては逆効果となるような、アンテ
ナ切換えをしないようにすることができる。次に、他の
実施例を説明する。
各種のノイズにより、マルチパス検出の信頼性が低いの
で、自動的にマルチパス検出信号出力を停止し、無意味
な、そして場合によっては逆効果となるような、アンテ
ナ切換えをしないようにすることができる。次に、他の
実施例を説明する。
【0046】図12は、本発明に係わる更なる別の実施
例を示す構成図である。尚、図1、図15に示した構成
図と同様の構成については同一の符号を付し、その説明
を省略する。11は、ダイバーシティ制御部3と、多重
系の異常成分検出部10及びオーディオ系の異常成分検
出部とを選択的に接続する選択スイッチで、ダイバーシ
ティ制御部3が多重系及びオーディオ系のどちらの異常
成分検出部の出力により動作するかを切換えるスイッチ
である。そして、この切換えスイッチ11はスイッチン
グトランジスタ等で構成されており、データ処理部6か
らの制御信号により、多重放送によるデータ受信時に
は、多重系の異常成分検出部21がダイバーシティ制御
部3に接続されるよう、また多重放送によるデータを受
信していない時にはオーディオ系の異常成分検出部23
がダイバーシティ制御部3に接続されるようになってい
る。
例を示す構成図である。尚、図1、図15に示した構成
図と同様の構成については同一の符号を付し、その説明
を省略する。11は、ダイバーシティ制御部3と、多重
系の異常成分検出部10及びオーディオ系の異常成分検
出部とを選択的に接続する選択スイッチで、ダイバーシ
ティ制御部3が多重系及びオーディオ系のどちらの異常
成分検出部の出力により動作するかを切換えるスイッチ
である。そして、この切換えスイッチ11はスイッチン
グトランジスタ等で構成されており、データ処理部6か
らの制御信号により、多重放送によるデータ受信時に
は、多重系の異常成分検出部21がダイバーシティ制御
部3に接続されるよう、また多重放送によるデータを受
信していない時にはオーディオ系の異常成分検出部23
がダイバーシティ制御部3に接続されるようになってい
る。
【0047】動作を説明する。尚、FM放送が多重放送
の場合と、多重でなく、単にステレオ放送の場合につい
て説明する。多重放送の場合は、データ処理部がデコー
ダ19からの出力に基づきデータを受信していることを
判断し、そして、この判断に応じた駆動信号を選択スイ
ッチ11に出力する。従って、多重放送によるデータ受
信時にはFM多重系マルチパス検出部10の出力側がダ
イバーシティ制御部3に入力されアンテナANT1、A
NT2はFM多重マルチパス検出部10出力に応じて切
換わる。
の場合と、多重でなく、単にステレオ放送の場合につい
て説明する。多重放送の場合は、データ処理部がデコー
ダ19からの出力に基づきデータを受信していることを
判断し、そして、この判断に応じた駆動信号を選択スイ
ッチ11に出力する。従って、多重放送によるデータ受
信時にはFM多重系マルチパス検出部10の出力側がダ
イバーシティ制御部3に入力されアンテナANT1、A
NT2はFM多重マルチパス検出部10出力に応じて切
換わる。
【0048】また、単にステレオ放送の場合は、デコー
ダ19からデータ出力されないので、データ処理部6は
それに基づき多重放送によるデータ受信を行っていない
と判断し、そしてこの判断に応じた駆動信号を選択スイ
ッチ11に出力する。従って単なるステレオ放送受信時
には選択スイッチ11はオーディオ系マルチパス検出部
4の出力側がダイバーシティ制御部3に入力され、アン
テナANT1、ANT2はオーディオ系マルチパス検出
部4出力に応じて切換わる。
ダ19からデータ出力されないので、データ処理部6は
それに基づき多重放送によるデータ受信を行っていない
と判断し、そしてこの判断に応じた駆動信号を選択スイ
ッチ11に出力する。従って単なるステレオ放送受信時
には選択スイッチ11はオーディオ系マルチパス検出部
4の出力側がダイバーシティ制御部3に入力され、アン
テナANT1、ANT2はオーディオ系マルチパス検出
部4出力に応じて切換わる。
【0049】このように本実施例によれば、FM多重系
マルチパス検出部10とオーディオ系マルチパス検出部
4との2系統の検出部を備え、受信中の放送方式に応じ
たマルチパス検出部を自動的に選択接続することによ
り、受信している放送に適したアンテナ切換制御を行う
ことができる。なお、FM多重放送受信中か否かの判断
は、ブロック同期、フレーム同期等の同期信号の検出
(何回か連続して同期信号の有無が反転すれば判断を反
転する等)により行えば、処理を簡単にでき、回路規模
あるいはプログラム容量が小さくなる利点がある。
マルチパス検出部10とオーディオ系マルチパス検出部
4との2系統の検出部を備え、受信中の放送方式に応じ
たマルチパス検出部を自動的に選択接続することによ
り、受信している放送に適したアンテナ切換制御を行う
ことができる。なお、FM多重放送受信中か否かの判断
は、ブロック同期、フレーム同期等の同期信号の検出
(何回か連続して同期信号の有無が反転すれば判断を反
転する等)により行えば、処理を簡単にでき、回路規模
あるいはプログラム容量が小さくなる利点がある。
【0050】次に、他の実施例を説明する。図13は、
本発明の更に他の実施例の構成を示す構成図である。
尚、図1、図12、図15等と同様の構成については、
同一の符号を付し、説明を省略する。12は、ダイバー
シティ制御部3と、多重系の異常検出部10及びオーデ
ィオ系の異常検出部4とを選択的に接続する選択スイッ
チで、スイッチングトランジスタ等により構成される。
13は、受信中の放送波がFM多重放送か否かを検出す
るFM多重局検出部で、包絡線検波器を用いた76kH
z帯レベル検波回路24と、比較器を用いた76kHz
帯の副搬送波の変調度が4%以下であるかどうかを検出
する変調度検出回路25から構成されている。
本発明の更に他の実施例の構成を示す構成図である。
尚、図1、図12、図15等と同様の構成については、
同一の符号を付し、説明を省略する。12は、ダイバー
シティ制御部3と、多重系の異常検出部10及びオーデ
ィオ系の異常検出部4とを選択的に接続する選択スイッ
チで、スイッチングトランジスタ等により構成される。
13は、受信中の放送波がFM多重放送か否かを検出す
るFM多重局検出部で、包絡線検波器を用いた76kH
z帯レベル検波回路24と、比較器を用いた76kHz
帯の副搬送波の変調度が4%以下であるかどうかを検出
する変調度検出回路25から構成されている。
【0051】つまり、受信信号の変調度がFM多重放送
におけるFM多重信号の最低変調度(4%)以下である
かどうかにより、FM多重放送受信中か否かを検出する
ように構成されている。次に動作を説明する。FM多重
放送受信中は、76kHz帯の副搬送波の変調度が4%
以上であるので、FM多重局検出部13はFM多重放送
受信中であることを検出し、ダイバーシティ制御部3と
多重系の異常成分検出部21とを接続するように選択ス
イッチ12に制御信号が出力される。従って、ダイバー
シティ制御部3は多重系の異常成分検出部の出力により
制御され、アンテナANT1、ANT2が切換わる。
におけるFM多重信号の最低変調度(4%)以下である
かどうかにより、FM多重放送受信中か否かを検出する
ように構成されている。次に動作を説明する。FM多重
放送受信中は、76kHz帯の副搬送波の変調度が4%
以上であるので、FM多重局検出部13はFM多重放送
受信中であることを検出し、ダイバーシティ制御部3と
多重系の異常成分検出部21とを接続するように選択ス
イッチ12に制御信号が出力される。従って、ダイバー
シティ制御部3は多重系の異常成分検出部の出力により
制御され、アンテナANT1、ANT2が切換わる。
【0052】FM多重放送を受信していない時は、76
kHz帯の副搬送波の変調度が4%以下であるので、F
M多重局検出部13はFM多重放送を受信中でないこと
を検出し、ダイバーシティ制御部3とオーディオ系の異
常成分検出部23とを接続するように選択スイッチ12
に制御信号が出力される。従って、ダイバーシティ制御
部はオーディオ系の異常成分検出部23出力により制御
され、アンテナANT1、ANT2が切換わる。
kHz帯の副搬送波の変調度が4%以下であるので、F
M多重局検出部13はFM多重放送を受信中でないこと
を検出し、ダイバーシティ制御部3とオーディオ系の異
常成分検出部23とを接続するように選択スイッチ12
に制御信号が出力される。従って、ダイバーシティ制御
部はオーディオ系の異常成分検出部23出力により制御
され、アンテナANT1、ANT2が切換わる。
【0053】以上のように、本実施例によれば、受信中
の放送方式に応じたマルチパス検出部が自動的に選択接
続され、受信中の放送に応じたアンテナ切換えが行われ
る。次に、更に他の実施例を説明する。図14は、本発
明に係わる更なる実施例の構成を示す構成図である。
尚、図1、図12、図13、図15等と同様の構成につ
いては、同一の符号を付し、その説明を省略する。
の放送方式に応じたマルチパス検出部が自動的に選択接
続され、受信中の放送に応じたアンテナ切換えが行われ
る。次に、更に他の実施例を説明する。図14は、本発
明に係わる更なる実施例の構成を示す構成図である。
尚、図1、図12、図13、図15等と同様の構成につ
いては、同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0054】14は、ダイバーシティ制御部3とFM多
重系の異常成分検出部21及びオーディオ系の異常成分
検出部23とを選択的に接続する選択スイッチで、スイ
ッチングトランジスタ等により構成される。15は、手
動操作スイッチで、電源(+B)に抵抗器と直列に接続
され、その操作状態により、選択スイッチ14に高低電
圧レベルの制御信号が出力されるようになっている。つ
まり、操作スイッチ15を接続状態にすると、低電圧レ
ベルの信号が選択スイッチ14に入力され、操作スイッ
チ15を遮断状態にすると、高電圧レベルの信号が選択
スイッチ14に入力される。
重系の異常成分検出部21及びオーディオ系の異常成分
検出部23とを選択的に接続する選択スイッチで、スイ
ッチングトランジスタ等により構成される。15は、手
動操作スイッチで、電源(+B)に抵抗器と直列に接続
され、その操作状態により、選択スイッチ14に高低電
圧レベルの制御信号が出力されるようになっている。つ
まり、操作スイッチ15を接続状態にすると、低電圧レ
ベルの信号が選択スイッチ14に入力され、操作スイッ
チ15を遮断状態にすると、高電圧レベルの信号が選択
スイッチ14に入力される。
【0055】これに従い、ダイバーシティ制御部3は、
FM多重系マルチパス検出部10とオーディオ系マルチ
パス検出部4のいずれかと接続され、接続されたマルチ
パス検出部の出力に応じてアンテナANT1、ANT2
の切換制御が行われる。このように、本実施例では、ア
ンテナ切換えの条件を自動ではなく、受信機の使用者の
意志による手動操作により実現している。つまり、FM
多重放送の受信に対しては、各個人の嗜好により、デー
タ受信優先あるいは音質優先の考え方があるが、本実施
例では、この各個人の嗜好に応じてダイバーシティ動作
を適切なものとすることができる。
FM多重系マルチパス検出部10とオーディオ系マルチ
パス検出部4のいずれかと接続され、接続されたマルチ
パス検出部の出力に応じてアンテナANT1、ANT2
の切換制御が行われる。このように、本実施例では、ア
ンテナ切換えの条件を自動ではなく、受信機の使用者の
意志による手動操作により実現している。つまり、FM
多重放送の受信に対しては、各個人の嗜好により、デー
タ受信優先あるいは音質優先の考え方があるが、本実施
例では、この各個人の嗜好に応じてダイバーシティ動作
を適切なものとすることができる。
【0056】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、FM多重放送電波のマルチパス歪と相関したダイバ
ーシティアンテナの自動切り換えができるので、FM多
重放送電波のマルチパス妨害が少ないFM放送ダイバー
シティ受信機を実現することができる。
ば、FM多重放送電波のマルチパス歪と相関したダイバ
ーシティアンテナの自動切り換えができるので、FM多
重放送電波のマルチパス妨害が少ないFM放送ダイバー
シティ受信機を実現することができる。
【図1】本発明の一実施例の構成を示す構成図。
【図2】76kHz帯信号のFM検波出力波形図。
【図3】FM検波部20の一例を示す回路図。
【図4】複同調回路の特性を示す特性図。
【図5】FM検波部20の一例を示す回路図。
【図6】Ex−or回路を用いたFM検波部の検波特性
を示す特性図。
を示す特性図。
【図7】FM検波部20の一例を示す回路図。
【図8】FM多重マルチパス検出部10の一例を示す回
路。
路。
【図9】LPFの接続配置例を示す配置図。
【図10】マルチパス検出状態を示す波形図。
【図11】FM多重マルチパス検出部10の一例を示す
回路図。
回路図。
【図12】本発明の一実施例の構成を示す構成図。
【図13】本発明の一実施例の構成を示す構成図。
【図14】本発明の一実施例の構成を示す構成図。
【図15】従来のFM多重ダイバーシティ受信機の構成
図。
図。
1・・・・・アンテナ選択スイッチ 2・・・・・チューナ 3・・・・・ダイバーシティ制御部 4・・・・・オーディオ系マルチパス検出部 5・・・・・FM多重受信部 6・・・・・データ処理部 7・・・・・表示器 8・・・・・オーディオ電力増幅部 9・・・・・スピーカ 10・・・・FM多重マルチパス検出部 11・・・・マルチパス検出信号選択スイッチ 12・・・・マルチパス検出信号選択スイッチ 13・・・・FM多重局検出部 14・・・・マルチパス検出信号選択スイッチ 15・・・・手動選択スイッチ 16・・・・76kHzバンドパスフィルタ(BPF) 17・・・・リミッタ 18・・・・MSK復調回路 19・・・・デコード回路 20・・・・76kHz帯FM検波部 21・・・・異常成分検出部 22・・・・19kHzレベル検波部 23・・・・異常成分検出部 24・・・・76kHz帯レベル検波部 25・・・・76kHz帯変調度検出部 31・・・・乗算器 32・・・・複同調回路 33・・・・ローパスフィルタ(LPF) 51・・・・移相器 52・・・・リミッタ 53・・・・Ex−or回路 54・・・・ローパスフィルタ(LPF) 61・・・・マルチパス検出々力遮断スイッチ 62・・・・比較器 71・・・・移相器 72・・・・比較器 73・・・・ローパスフィルタ(LPF) 81・・・・移相器 82・・・・乗算器 83・・・・ローパスフィルタ(LPF) 84・・・・ローパスフィルタ(LPF) 85・・・・ローパスフィルタ(LPF) 86・・・・比較器 87・・・・比較器 88・・・・AND回路
Claims (9)
- 【請求項1】 FM多重放送の受信に、複数のアンテナ
を切換えて用いるFM放送ダイバーシティ受信機におい
て、 FM多重放送信号の中に含まれる多重副搬送波を摘出
し、その副搬送波帯の信号を検波する副搬送波検波部
と、 該副搬送波検波部の出力信号成分の中でマルチパス等に
よって発生する異常成分を検出する異常成分検出部と、 該異常成分検出部の出力に基づき前記アンテナを選択制
御するダイバーシティ制御部を備えることを特徴とする
FM放送ダイバーシティ受信機。 - 【請求項2】 前記副搬送波検波部は、複同調回路から
なり、 入力信号を移相する移相器と、 入力信号と該移相器の出力を乗算する乗算器と、 該乗算器出力を濾波するローパスフィルタと、からなる
ことを特徴とする請求項1記載のFM放送ダイバーシテ
ィ受信機。 - 【請求項3】 前記乗算器は排他的論理和回路から構成
されていることを特徴とする請求項2記載のFM放送ダ
イバーシティ受信機。 - 【請求項4】 前記乗算器は、比較器から構成されてい
ることを特徴とする請求項2記載のFM放送ダイバーシ
ティ受信機。 - 【請求項5】 前記副搬送波検波部と前記異常成分検出
部は、 入力信号を移相する移相器と、 入力信号と該移相器の出力を乗算する乗算器と、 該乗算器出力を濾波する複数のフィルタと、 該複数のフィルタの出力信号レベルを比較する複数の比
較器と、 該複数の比較器の出力を論理演算する論理演算回路と、
からなることを特徴とする請求項1記載のFM放送ダイ
バーシティ受信機。 - 【請求項6】 受信局が弱電界の場合に、前記多重副搬
送波の異常成分に基づくアンテナ選択制御を停止する停
止回路を有することを特徴とする請求項1記載のFM放
送ダイバーシティ受信機。 - 【請求項7】 FM多重放送におけるオーディオ信号系
の異常成分に基づきアンテナを選択制御するオーディオ
系制御部と、 FM多重放送におけるデータ受信の同期信号を検出する
同期信号検出部と、 同期信号が検出されている時には、前記多重副搬送波の
異常成分に基づくアンテナ選択を行い、同期信号が検出
されていない時には、前記オーディオ系制御部による制
御を行うよう制御する制御切換部からなることを特徴と
する請求項1記載のFM放送ダイバーシティ受信機。 - 【請求項8】 前記FM多重放送におけるオーディオ信
号系の異常成分に基づきアンテナを選択制御するオーデ
ィオ系制御部と、 包絡線検波器と、 該包絡線検波器の出力を所定レベルと比較する比較器
と、 該比較器により前記包絡線検波器の出力レベルが所定レ
ベルを越える時には、前記多重副搬送波の異常成分に基
づくアンテナ選択を行い、前記包絡線検波器の出力レベ
ルが所定レベル以下の時には、前記オーディオ系制御部
による制御を行うよう制御する制御切換部からなること
を特徴とする請求項1記載のFM放送ダイバーシティ受
信機。 - 【請求項9】 前記FM放送におけるオーディオ信号系
の異常成分に基づきアンテナを選択制御するオーディオ
系制御部と、 前記多重副搬送波の異常成分に基づくアンテナ選択制御
と、前記オーディオ系制御部による制御とを切換える手
動の切換スイッチからなることを特徴とする請求項1記
載のFM放送ダイバーシティ受信機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7338582A JPH09181661A (ja) | 1995-12-26 | 1995-12-26 | Fm放送ダイバーシティ受信機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7338582A JPH09181661A (ja) | 1995-12-26 | 1995-12-26 | Fm放送ダイバーシティ受信機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09181661A true JPH09181661A (ja) | 1997-07-11 |
Family
ID=18319538
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7338582A Pending JPH09181661A (ja) | 1995-12-26 | 1995-12-26 | Fm放送ダイバーシティ受信機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09181661A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4832707B2 (ja) * | 2000-08-25 | 2011-12-07 | アールエフ・コード・インコーポレーテッド | 多重信号組み合わせを用いた識別装置検出 |
-
1995
- 1995-12-26 JP JP7338582A patent/JPH09181661A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4832707B2 (ja) * | 2000-08-25 | 2011-12-07 | アールエフ・コード・インコーポレーテッド | 多重信号組み合わせを用いた識別装置検出 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20000912 |