JP2008524272A - チオフェングリコシド誘導体の製造方法 - Google Patents

チオフェングリコシド誘導体の製造方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、一般式(I)のチオフェングルコシド誘導体の製造方法に関し、ここで、Yは、水素又はアルキルを表し;R1は、アルキル、ここで、水素は、フッ素により置換することができ、又はアリール、そして、アリールは、また、ヘテロ原子を含むことができ、そして、R2は、水素、Cl、Br及びIを表す。
【化1】

Description

本発明は、一般式(I)のチオフェン−グリコシド誘導体の製造方法に関する。
Figure 2008524272
チオフェン−グリコシド誘導体は、特に、1型及び2型糖尿病の予防及び治療に、使用可能性のある生物学的活性を示す。
WO第2004/007517号は、とりわけ、一般式(I)のチオフェン−グリコシド誘導体を製造するための種々の方法を記載している。しかしながら、最も効率的で、そして、最も短い方法(B)は、工業的変換に関して様々な欠点を有する。それ故、生成物は、主として、クロマトグラフィーにより精製される。その上、収率が低い場合、前駆体及び副生成物の除去が、生成物の単純な単離を妨げる。原子経済に関して、如何なる最適化も企てられていない。更に、シアノボロヒドリドの様な高度に毒性のある化合物又はジメチルスルフィドの様な非常に強い臭気を持つ物質の使用は、工業的方法においてはその使用を損なう。
上記で述べた欠点及び問題点に関して、これらの欠点及び問題点を避け、そして、その上、大きな複雑性を加えることなく、単純な方式で実行し、そして、所望の生成物を、高い変換性及び高い選択性を有して高収率で得ることが必要である。高収率は、特に、製造方法において求められる中心的な要求事項である。
この目的は、驚いたことには、一般式(I)の化合物を製造する方法によって達成され:
Figure 2008524272
ここで、
Yは、H、(C1−C10)−アルキルであり;
R1は、(C1−C8)−アルキルで、ここで、1つ、1つ以上、又は、全ての水素原子が、フッ素により置換されていても良いものであるか;(C5−C10)−アリールで、ここで、アリールは、また、O、N、Sシリーズからの1〜3個のヘテロ原子を含んでいても良いものであり;
R2は、H、Cl、Br、Iである;
を意味し、
以下の多段階方法を適用することを含む。
A.ヒドロキシケトンの製造
A.1. 式(II)のチオフェン成分を:
Figure 2008524272
ここで、Yは、上記で定義した通りであり、そして、
Xは、O−(C1−C8)−アルキル、又は、O−(C5−C10)−アリール であり、ここで、アリールは、また、O、N、Sシリーズからのヘテロ原子1〜3個を含んでいても良い;
式(III)の成分と反応させ、
Figure 2008524272
ここで、
R1及びR2は、上記で定義した通りであり、そして
R3は、Cl、Br、Iである;
0.1〜10当量、好ましくは、0.8〜1.5当量の、1つ又はそれ以上の酸−1つの酸が好ましく−、好ましくは、SnCl4、AlCl3、TiCl4、BF3、FeCl3、ZnCl2、MgCl2、ZnBr2、MgBr2などのルイス酸、また、CF3SO3H、H2SO4、トルエンスルホン酸などのブレンステッド酸、特に好ましくは、SnCl4、又は、AlCl3などのルイス酸の存在下で、適切な溶媒中で、好ましくは、例えば、ジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化溶媒中、−50℃〜+150℃において、好ましくは、−20℃〜+80℃、特に好ましくは、5℃〜25℃で、式(IV)の化合物を得て:
Figure 2008524272
ここで、X、Y、R1及びR2は、上記で定義した通りである;そして
式(IV)の化合物を、0.1〜10当量、好ましくは、0.8〜1.5当量の、1つ又は
それ以上の酸−1つの酸が好ましく−好ましくは、BBr3、BCl3、BF3、AlCl3、SnCl4、TiCl4などのルイス酸の存在下、−50℃〜+150℃において、好ましくは、−20℃〜+80℃において、特に好ましくは、0℃〜25℃において、式(IVa)の化合物に変換させ:
Figure 2008524272
ここで、Y、R1及びR2は、上記で定義した通りである;
又は、
A.2. 式(II)のチオフェン成分を:
Figure 2008524272
ここで、X及びYは上記A.1.で定義した通りである;
式(III)の化合物と:
Figure 2008524272
ここで、R1、R2及びR3は、上記A.1.で定義した通りである;
0.1〜10当量、好ましくは、0.8〜1.5当量の1つ又はそれ以上の酸−1つの酸が好ましく−好ましくは、SnCl4、AlCl3、TiCl4、BF3、FeCl3、ZnCl2、MgCl2、ZnBr2、MgBr2などのルイス酸、また、CF3SO3H、H2SO4、トルエンスルホン酸などのブレンステッド酸、特に好ましくは、SnCl4、又は、AlCl3などのルイス酸の存在下で、適切な溶媒中、好ましくは、例えば、ジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化溶媒中、−50℃〜+150℃において、好ましくは、−20℃〜+80℃、特に好ましくは、60℃〜75℃で反応させ、式(IV)の化合物を得て:
Figure 2008524272
ここで、X、Y、R1及びR2は、上記で定義した通りである;そして
後者を、直接、上記で定義した通りの酸の存在下で、0〜200℃で、好ましくは、20℃〜120℃、特に好ましくは、80℃〜90℃において、更に反応させ、式(IVa)の化合物を得て:
Figure 2008524272
ここで、Y、R1及びR2は、上記で定義した通りである;
又は、
A.3. 式(II)のチオフェン成分を:
Figure 2008524272
ここで、X及びYは上記で定義した通りである;
1つ又はそれ以上の、Mが、Li、Na、K、Zn、Mg、CaであるM−(C1−C8)−アルキル、MH、M−O−(C1−C8)−アルキル、又は、M−N((C1−C8)−アルキル)2、シリーズからの有機金属試剤と、非プロトン性溶媒中、例えば、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジブチルエーテル、ジヘキシルエーテル及びメチルtert−ブチルエーテルのなどのエーテル中で、−20℃〜45℃の温度で、好ましくは、15℃〜35℃、特に好ましくは30℃〜35℃で反応させ、式(V)の反応性中間体を得て:
Figure 2008524272
ここで、X、Y及びMは、上記で定義した通りである;
そして、後者を、更に、式(IIIa)の化合物と反応させ:
Figure 2008524272
ここで、R1及びR2は、上記で定義した通りであり;そして
R3’は、Cl、Br、I、NH−(C1−C8)−アルキル、NH−O−(C1−C8)−アルキル、N((C1−C8)−アルキル)2、N−(C1−C8)−アルキル−O−(C1−C8)−アルキル、N(C3−C8)−シクロアルキル、ここで、アルキル環は、N、O、Sシリーズからの1つ又はそれ以上のヘテロ原子を有していても良く;N((C6−C10)−アリール)−(C1−C8)−アルキル、N((C3−C8)−シクロアルキル)−(C3−C8)−アリール、N((C6−C10)−アリール)2、ここで、芳香族系及びシクロアルカンは、N、O、Sシリーズからの1つ又はそれ以上のヘテロ原子を有していても良い;
式(IV)の化合物を得て:
Figure 2008524272
ここで、X、Y、R1及びR2は、上記で定義した通りであり;
−20℃〜+30℃の温度、好ましくは、−5℃から+5℃で、A.1.において記載した通りに反応させ;
次いで、式(IV)のこの化合物を、BBr3、AlCl3、SnCl4、TiCl4などのルイス酸の存在下、0℃〜30℃で、好ましくは、5℃〜15℃において、式(IVa)の化合物に変換させ:
Figure 2008524272
ここで、Y、R1及びR2は、上記で定義した通りである;
次いで、必要に応じて、式(IVa)の化合物を、結晶化、蒸留又はクロマトグラフィーなどの従来の精製方法で、好ましくは、アルカン、芳香族化合物、ハロゲン化溶媒、エーテル、ケトン、エステル、アルコール又は水などの、1つの溶媒、又は、複数の溶媒の混合物からの結晶化、特に好ましくは、メタノールから、又は、ジクロロメタン/ヘプタンから、又は、メタノール/水の混合物からの結晶化により、又は、ナトリウム塩によって、及び−中性化後−水からの結晶化により精製し;
次いで
B.アセトグルコケトンの製造
式(IVa)の化合物を、
Figure 2008524272
0.5〜10当量、好ましくは、1〜4当量、特に好ましくは、1.5〜2.0当量の、式(VI)の糖誘導体と反応させ:
Figure 2008524272
ここで、PGは、例えば、メチル、メトキシメチル(MOM)、メチルチオメチル(MTM)、フェニルジメチルシリルメトキシメチル(SMOM)、ベンジルオキシメチル(BOM)、p−メトキシベンジルオキシメチル(PMBM)、t−ブトキシメチル、4−ペンテニルオキシメチル、2−メトキシエトキシメチル(MEM)、2−トリメチルシリルエトキシメチル(SEM)、トリメチルシリル(TMS)、tert−ブチルジメチルシリル(TBDMS)、tert−ブチルジフェニルシリル(TBDPS)、トリイソプロピルシリル(TIPS)などのOH保護基、、又は、同様のシリル保護基、1−メチル−1−メトキシエチル(MIP)、アリル、ベンジル、アセチル、トリフルオロアセチル、Fmoc、THP、そして、好ましくは、アセチルである;
1〜15当量、好ましくは、3〜6当量の有機又は無機塩基、好ましくは、炭酸カリウムの存在下で、そして、0.01〜5当量、好ましくは、0.1〜1当量、特に好ましくは、0.3〜0.6当量の相転移触媒、好ましくは、テトラブチルアンモニウムブロミド、若しくは、クロリド、又は、ベンジルトリブチルアンモニウムクロリド、若しくは、ブロミドを、有機溶媒の混合物中で、好ましくは、メチレンクロリド又は2−メチルテトラヒドロフラン、及び、水と、10000:1〜1:1、好ましくは、500:1〜10:1、特に非常に好ましくは、200:1〜50:1の比率で、−20℃〜+80℃で、好ましくは、5℃〜40℃で、特に好ましくは、20℃〜30℃の条件で、式(VII)の化合物を得て、
Figure 2008524272
ここで、PG、Y、R1及びR2は、上記で定義した通りである;
次いで
C.アセトグルコメチレンの製造
上記で記載した式(VII)の化合物を、例えば、ジクロロメタン、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミド、DMSO及びクロロホルムなどの適切な有機溶媒中、好ましくは、アセトニトリル中で、1〜15当量、好ましくは、2〜6当量の、1つ、又は、それ以上のヒドリドドナー、例えば、カリウムボロヒドリド、ナトリウムボロヒドリド、ナトリウムシアノボロヒドリド、トリエチルシラン、トリアセトキシボロヒドリド、好ましくは、ナトリウムシアノボロヒドリド、又は、ナトリウムボロヒドリド、特に好ましくは、ナトリウムボロヒドリド、及び、0.1〜5当量の、好ましくは、0.5〜1.5当量の、1つ又はそれ以上の、塩化リチウム、臭素、臭化ナトリウム、又は、臭化カリウム、ヨウ素、ヨウ化ナトリウム、又は、ヨウ化カリウム、三ヨウ化ナトリウム、又は、三ヨウ化カリウムのグループから選択される活性化剤、好ましくは、ヨウ素と、及び、1〜25当量の、好ましくは、3〜10当量の、1つ又はそれ以上の酸、ルイス酸、又は、酸等価体、例えば、トリフルオロ酢酸、塩化水素、BF3、ハロシラン、好ましくは、クロロシラン、特に好ましくは、トリメチルシリルクロリドと、−100℃〜+100℃、好ましくは、−40℃〜+40℃、特に好ましくは、−15℃〜+15℃において反応させ、式(VIII)の化合物を得て:
Figure 2008524272
ここで、PG、Y、R1及びR2は上記で定義した通りである;
次いで、
D.チオフェン−グリコシド誘導体の製造
保護基は、塩基性又は酸性条件下で、酸化又は還元により、又は、フッ化物を用いて公知の方法で、例えば、T.W.Greene, P. Wuts, Protective Groups in Organic Synthesis 1999, Wiley, New Yorkに記載の方法に従って脱離させ;
好ましくは、PG=アセチルで上記に記載の方法の通りに、0.01〜25当量、好ましくは、0.05〜5当量、特に好ましくは、0.1〜0.5当量の、有機又は無機塩基、好ましくは、例えば、ナトリウムメタノーラート、又は、カリウムメタノーノラート、水酸化ナトリウム、又は、水酸化カリウム、好ましくは、ナトリウムメタノーラートの存在下で、適切な溶媒中、好ましくは、メタノール中で、−50℃〜+150℃、好ましくは、−20℃〜+80℃、特に好ましくは、0〜50℃において脱離させ;
次いで、
式(I)の化合物に変換させ;

Figure 2008524272
ここで、Y、R1及びR2は上記で定義した通りである;
次いで、式(I)の化合物は、結晶化、又は、クロマトグラフィーなどの従来の精製方法で、好ましくは、アルカン、芳香族化合物、ハロゲン化溶媒、エーテル、ケトン、エステル、アルコール、又は、水などの、単一の溶媒又は複数の溶媒の混合物からの結晶化により、特に好ましくは、アルコール又はアルコール/水の混合物から結晶化、非常に特に好ましくは、メタノール/水からの結晶化によリ精製される。
式(I)の化合物を製造する多段階方法において、工程A.ヒドロキシケトンの製造は、上記で説明したA2又はA3変形からなる場合が好ましい:
一般式(I)の化合物を製造する方法:
Figure 2008524272
ここで、
Yは、H、(C1−C10)−アルキルであり;
R1は、(C1−C8)−アルキルであり、ここで、1つ、1つ以上、又は、全ての水素が、フッ素により置換されていても良いものであるか;(C5−C10)−アリールで、ここで、アリールは、また、O、N、Sシリーズからの1〜3個のヘテロ原子を 含んでいても良いものであり;
R2は、H、Cl、Br、Iである;
を意味し、
そしてこの方法は以下の方法を含む;
A.ヒドロキシケトンンの製造
A.2. 式(II)の化合物を:
Figure 2008524272
ここで、Yは、上記で定義した通りであり、そして、
Xは、O−(C1−C8)−アルキル、又は、O−(C5−C10)−アリールであり、ここで、アリールは、O、N、Sシリーズからの、1〜3個のヘテロ原子を含んでいても良い;
式(III)の化合物と:
Figure 2008524272
ここで、
R1及びR2は、上記で定義した通りであり;そして
R3は、Cl、Br、Iである;
0.1〜10当量の、1つ、又は、それ以上の酸の存在下、適切な溶媒中、−50〜+150℃で反応させ、式(IV)の化合物を得て:
Figure 2008524272
ここで、X、Y、R1及びR2は、上記で定義した通りである;そして
後者を、上記で定義した酸の存在下、0〜200℃において、式(IVa)の化合物に直接変換して:
Figure 2008524272
ここで、Y、R1及びR2は上記で定義した通りである;
又は、
A.3. 式(II)のチオフェン成分を:
Figure 2008524272
ここで、X及びYは上記で定義した通りである;
1つ、又は、それ以上の、M−(C1−C8)−アルキル、MH、M−O−(C1−C8)−アルキル、又は、M−N((C1−C8)−アルキル)2、ここで、Mは、Li、Na、K、Zn、Mg、Caであり;シリーズからの有機金属試剤と、非極性溶媒中、−20〜45℃の温度で反応させ、式(V)反応性中間体(V)を得て:
Figure 2008524272
ここで、X、Y及びMは、上記で定義した通りである;
そして、後者を、更に、式(IIIa)の化合物と反応させ:
Figure 2008524272
ここで、R1及びR2は、上記で定義した通りであり;そして
R3’は、Cl、Br、I、NH−(C1−C8)−アルキル、NH−O−(C1−C8)−アルキル、N((C1−C8)−アルキル)2、N−(C1−C8)−アルキル−O−(C1−C8)−アルキル、N(C3−C8)−シクロアルキル、ここで、アルキル環は、N、O、Sシリーズからの1つ又はそれ以上のヘテロ原子を有していても良く;N((C6−C10)−アリール)−(C1−C8)−アルキル、N((C3−C8)−シクロアルキル)−(C3−C8)−アリール、N((C6−C10)−アリール)2、ここで、芳香族系及び環状アルカンは、N、O、Sシリーズからのヘテロ原子を含んでいても良い;
式(IV)の化合物を得て:
Figure 2008524272
ここで、X、Y、R1及びR2は、上記で定義した通りであり;−20℃〜+30℃の温度で、A.2.において記載した通りである;
次いで、式(IV)のこの化合物を、ルイス酸の存在下、式(IVa)に変換する:
Figure 2008524272
ここで、Y、R1及びR2は、上記で定義した通りであり、そして、必要に応じて、式(IVa)の化合物を、従来の精製方法で精製して;
次いで、
B.アセトグルコケトンの製造
式(IVa)の化合物を:
Figure 2008524272
0.5〜10当量の式(VI)の糖誘導体と反応させ:
Figure 2008524272
ここで、PGはOH保護基である;
1〜15当量の有機又は無機塩基、及び、0.01〜5当量の相転移触媒の存在下、10000:1〜1:1の比率での有機溶媒及び水の混合物中、−20℃〜+80℃の温度で、式(VII)の化合物を得て:
Figure 2008524272
ここで、PG、Y、R1及びR2は上記で定義した通りである;
次いで、
C.アセトグルコメチレンの製造
上記で記載した式(VII)の化合物を、適切な有機溶媒中、1〜15当量の、1つ、若しくは、それ以上のヒドリドドナー、及び、0.1〜5当量の1つ、若しくは、それ以上の、塩化リチウム、臭素、臭化ナトリウム、又は、臭化カリウム、ヨウ素、ヨウ化ナトリウム、又は、ヨウ化カリウム、三ヨウ化ナトリウム、又は、三ヨウ化カリウムグループから選択される活性化剤、好ましくは、ヨウ素、及び、1〜25当量の、1つ、又は、それ以上の酸と、−100℃〜+100℃において反応させ、式(VIII)の化合物を得て:
Figure 2008524272
ここで、PG、Y、R1及びR2は、上記で定義した通りである化合物を得て;
次いで、
D.チオフェン−グリコシド誘導体の製造
保護基を塩基性又は酸性条件下で、酸化又は還元により、又は、フッ素化物を用いて、公知の方法に従い、0.01〜25当量の有機又は無機塩基の存在下、適切な溶媒中、−50℃〜+150℃において脱離し、次いで、
式(I)の化合物に変換し:
Figure 2008524272
ここで、Y、R1及びR2は上記で定義した通りである;
次いで、式(I)の化合物を、従来の精製方法で精製する。
本発明は、また、式(VIII)の中間体化合物を製造する方法に関するものであり、ここで、式(VII)の化合物を:
Figure 2008524272
ここで、
PGは、OHの保護基であり;
Yは、H、(C1−C10)−アルキルであり;
R1は、(C1−C8)−アルキルであり、ここで、1つ、1つ以上、又は、全ての水素が、フッ素で置換されていても良いものであるか;(C5−C10)−アリールで、ここで、アリールは、O、N、Sシリーズからの1〜3個のヘテロ原子を含んでいても良いものであり;
R2は、H、Cl、Br、Iである;
適当な有機溶媒中、1〜15当量の1つ、又は、それ以上のヒドリドドナー、及び、0.1〜5当量の、1つ、又は、それ以上の、塩化リチウム、臭素、臭化ナトリウム、又は、臭化カリウム、ヨウ素、ヨウ化ナトリウム、又は、ヨウ化カリウム、三ヨウ化ナトリウム、又は、三ヨウ化カリウムグループから選択される活性化剤、及び、1〜25当量の、1つ、又は、それ以上の更なる酸を用いて、−100℃〜+100℃において反応させ、式(VIII)の化合物を得る:
Figure 2008524272
ここで、PG、Y、R1及びR2は上記で定義した通りである。
式(VIII)の中間体化合物を製造するための好ましい方法は、ヨウ素を活性化剤として使用することである。
更なる好ましい態様は、式(I)の化合物を製造する方法であり、その式(I)において
Yは、Hであり;
R1は、(C1−C4)−アルキル、ここで、1つ、1つ以上、又は、全ての水素がフッ素で置換されていても良く、好ましくは、CH3、C25、CF3であり;
R2は、Hである;
を意味する。
本発明は、式(I)の化合物で、ラセミ体、ラセミ体混合物及び純粋なエナンチオマー、それらのジアステレオマー及びそれらの混合物及びアルカリ金属、アルカリ土塁金属、アンモニウム、鉄及び類似の薬学的に許容可能なそれらの塩に関する。
置換基R1、R3’、X、Y及びMにおける、アルコキシ、アルケニル及びアルキニルを含むアルキル基は、直鎖又は分枝鎖のいずれであっても良い。
式(I)の化合物における糖の残基は、例えば、アロース、アルトロース、グルコース、マンノース、グロース、イドース、ガラクトース、タロースなどの、アルファ(α)及びベータ(β)体、におけるL‐及びD−体の両者を表す。好ましいものとして挙げられるものは、D−グルコース、D−ガラクトース、D−アロース及びD−マンノースであり、特に好ましいものは、β−D−グルコース及びβ−D−ガラクトース、非常に特に好ましいものは、β−D−グルコースである。
本発明の方法は、チオフェン−グリコシド誘導体を、高収率で工業的に実現可能な手段を構築することに、特に意義がある。式(IV)を製造するための代替方法は、数多くの酸又は塩基に対して反応性の前駆体を採用する選択肢を提供するものである。
次の実施例は、本法を限定するものではない方法を例示する。
Figure 2008524272
a)(4−メトキシフェニル)(3−メトキシチオフェン−2−イル)メタノン(A1変形法)
四塩化すず(24.4重量部)を、反応容器中のジクロロメタン(300容量部)に溶解し、そして、5〜10℃の内部温度で、p−アニソイルクロリド(15.0重量部)を加えた。その後、3−メトキシチオフェン(9.56重量部)を、内部温度5〜10℃で加えた。そして、反応混合物を20〜25℃で、3〜5時間撹拌した。変換が完結した後(変換のチェック)、水(135容量部)を反応混合物に加えた。その後、それを30%強度の塩酸(25容量部)で洗浄した。有機相及び水相を分離し、そして、有機相を水(100容量部)、8%強度の重炭酸ナトリウム(100容量部)溶液及び水(100容量部)で洗浄した。有機相を蒸留により、40容量部まで濃縮し、そして、40℃で、ヘプタン(210容量部)を計り入れた。懸濁液を0℃に冷却し、そして、固体を溶媒から分離した。その後、薄黄色の固体を乾燥した。生成物を94%収率で得た。融点:98−99℃;1H−NMR(CDCl3):d=8.37(d,J=6.3Hz,1H),7.96(d,J=6.9Hz,2H),6.96(d,J=6.9Hz,2H),6.37(d,J=6.3Hz,1H),3.91,3.88(s,6H)ppm。
b)(3−ヒドロキシチオフェン−2−イル−(4−メトキシフェニル)メタノン
三臭化ボロン(1.86重量部)を、(4−メトキシフェニル)(3−メトキシチオフェン−2−イル)メタノン(1.84重量部)のジクロロメタン(25容量部)溶液に、0〜5℃の温度で加え、そして、混合物を5〜15℃で60分間撹拌した。その後、20℃〜25℃で、更に、3時間撹拌し、メタノール(1.0容量部)及び水(12容量部)を加えた。33%強度の水酸化ナトリウム溶液(約1.4容量部)を用いて、pHを8に調整した。相を分離させ、そして、有機相を2度、それぞれ、水(10容量部)で洗浄した。有機相を減圧下で濃縮し、そして、残留物をメタノール(20容量部)に取り込んだ。溶液を60℃に加熱し、水(4容量部)を加えた。0℃に冷却した後、沈殿した固体を分離し、そして乾燥した。生成物を暗灰色固体として91%収率で得た。融点:86−87℃;1H−NMR(DMSO−d6):δ=11.85(s,1H,OH),7.96(d,J=5.4Hz,1H),7.89(d,J=8.8Hz,2H),7.09(d,J=8.8Hz,2H),6.91(d,J=5.4Hz,1H),3.85(s,3H)ppm。
(3−ヒドロキシチオフェン−2−イル)(4−トリフルオロメトキシフェニル)メタノン(A2変形法)
4−トリフルオロメトキシベンゾイルクロリド(0.86重量部)を、四塩化すず(1.0重量部)の、1,2−ジクロロエタン(10.8容量部)溶液に加えた。溶液を68〜70℃に加熱し、そして、この温度で、3−メトキシチオフェン(0.4重量部)を、2時間にわたって加えた。反応混合物を70℃で3時間還流し((IV)への変換のチェック)、そして、更に8時間(80℃〜85℃、(IV)への変換のチェック)還流した。25℃において、水(3.7重量部)及び30%強度の塩酸(6.3容量部)を加えた。ヘプタン(24容量部)を加えた後、相を分離させ、そして、有機相を脱イオン水(10容量部)で洗浄した。溶媒を、16容量部まで濃縮した。濾過、及び、ヘプタンでの洗浄を行った。濾液を、0.8%強度の水酸化ナトリウム(25容量部)溶液を用いて撹拌し、そして、相を分離させた。水相をヘプタンで洗浄した。7.5%強度の塩酸を用いてpHを9.0に調整した後、直ちに、生成物を再沈殿した。生成物を吸引濾過し、洗浄し、そして、乾燥した。(3−ヒドロキシチオフェン−2−イル)(4−トリフルオロメトキシフェニル)メタノンを茶色から黄色がかった固体として、収率53%で単離した。融点:67−70℃;1H−NMR(DMSO−d6):δ=11.45(brs,1H,OH),7.97(d,J=5.4Hz,1H),7.93(d,J=8.7Hz,2H),7.51(d,J=8.7Hz,2H),6.87(d,J=5.4Hz,1H)ppm。
a)(4−トリフルオロメトキシフェニル)−(3−メトキシチオフェン−2−イル)メタノン(A3変形法)
n−BuLi(1.6M/ヘキサン)(8容量部)を、ジエチルエーテル(150容量部)中の3−メトキシチオフェン(7容量部)に、20〜25℃おいて、保護ガス雰囲気下で加え、そして、溶液を40℃、30分間加熱した。反応混合物を、氷で冷却した(0〜5℃)、N−メトキシ−N−メチル−4−トリフルオロメトキシベンズアミド(8.3重量部)のジエチルエーテル(100容量部)溶液に加えた。混合物を、その後、室温で、1時間撹拌した(変換のチェック)。水(50容量部)を加え、相を分離させ、そして水相をジクロロメタンで3回抽出し、集めた有機相をNa2SO4で乾燥し、そして、溶媒を減圧下で除去した。生成物(76%)を、黄色がかった油として単離した。1H−NMR(DMSO−d6):δ=8.04(d,J=5.5Hz,1H),7.82(d,J=8.6Hz,2H),7.45(d,J=8.6Hz,2H),7.19(d,J=5.5Hz,1H),3.79(s,3H)ppm。
b)(3−ヒドロキシチオフェン−2−イル)(4−トリフルオロメトキシフェニル)メタノン
ジクロロメタン(100容量部)中の、(3−メトキシチオフェン−2−イル)(4−トリフルオロメトキシフェニル)−メタノン(7.56重量部)を BBr3×DMS(8.2重量部)のジクロロメタン(500容量部)溶液に、20〜25℃で、ゆっくりと加えた。暗色の溶液を20〜27℃で7時間撹拌し(変換のチェック)、その後、飽和の重炭酸ナトリウム溶液(80容量部)を一度に加えた。相を分離させ、有機相を水(100容量部)で洗浄し、乾燥し、溶媒を減圧下で除去した。固体をメタノール中で再結晶し、薄黄色の固体(86%)を得た。
4,5−ジアセトキシ−6−アセトキシメチル−2−[2−(4−メトキシベンゾイル)チオフェン−3−イルオキシ]テトラヒドロ−ピラン−3−イルアセテート
ベンジルトリブチルアンモニウムクロリド(3.9重量部)、炭酸カリウム(19.4重量部)及び水(2.6容量部)を、(3−ヒドロキシチオフェン−2−イル)(4−メトキシフェニル)メタノン(7.3重量部)のジクロロメタン(280容量部)溶液に、20〜25℃で加えた。2時間経過した後、2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−α−D−グルコピラノシルブロミド(22.5重量部)を加えた。反応混合物を20〜25℃で16時間撹拌し(変換のチェック)、固体を除去し、そして、有機相を水で3回洗浄した。有機相を濃縮し、メタノール(95容量部)中に取り込んだ。結晶化の後、溶液を0℃に冷却した。固体を分離し、乾燥した。生成物(81%)を無色の固体として得た。融点:149−151℃,1H−NMR(DMSO−d6):δ=8.0(d,1H),7.7(d,2H),7.1(d,2H),7.0(d,1H),5.6(d,1H),5.3(dd,1H),4.9(m,1H),4.7(dd,1H),4.2(m,2H),4.1(m,1H),3.8.(s,3H,O−CH3),2.05,2.00,1.90,1.85(s,12H,アセチル−CH3)ppm。
4,5−ジアセトキシ−6−アセトキシメチル−2−[2−(4−トリフルオロメトキシベンゾイル)チオフェン−3−イルオキシ]−テトラヒドロピラン−3−イルアセテート
ベンジルトリブチルアンモニウムクロリド(3.5重量部)、炭酸カリウム(15.3重量部)、及び、水(2.5容量部)を、(3−ヒドロキシチオフェン−2−イル)(4−トリフルオロメトキシフェニル)メタノン(7.1重量部)のジクロロメタン(250容量部)溶液に、20〜25℃において加えた。2時間経過した後、2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−α−D−グルコピラノシルブロミド(18.7重量部)を加えた。反応混合物を20〜25℃で、16時間撹拌し(変換のチェック)、固体を除去し、そして、有機相を水で3回洗浄した。有機相を濃縮し、イソプロパノール(100容量部)中に取り込んだ。40〜45℃において、水(75容量部)を加え、そして、溶液0℃に冷却した。固体を分離し、乾燥した。生成物(90%)を無色の固体として得た。融点:90−93℃,1H−NMR(DMSO−d6):δ=8.09(d,J=5.5Hz,1H),7.78(d,J=6.7Hz,2H),7.43(d,J=6.7Hz,2H),7.13(d,J=5.5Hz,1H),5.60(d,J=7.9Hz,1H),5.27(dd,J=9.5/9.5Hz,1H),4.94−4.90(m,1H),4.63(dd,J=9.6/9.5Hz,1H),4.21−4.17(m,2H),4.06−4.04(m,1H),2.02,1.99,1.90,1.84(s,12H,アセチル−CH3)ppm。
4,5−ジアセトキシ−6−アセトキシメチル−2−[2−(4−メトキシベンジル)チオフェン−3−イルオキシ]テトラヒドロ−ピラン−3−イルアセテート
ヨウ素(4.5重量部)及びナトリウムボロヒドリド(2.1重量部)(60分間に亘って加えた)、そして、トリメチルシリルクロリド(11.5重量部)(45分間に亘って加えた)を、4,5−ジアセトキシ−6−アセトキシメチル−2−[2−(4−メトキシベンゾイル)チオフェン−3−イルオキシ]テトラヒドロピラン−3−イルアセテート(10.3重量部)のアセトニトリル(57重量部)溶液に、−10〜0℃において加えた。0℃で90分間撹拌した後、反応混合物をジクロロメタン(75容量部)で希釈し、そして、冷却中、水(75容量部)を滴下しながら加えた。水で数回洗浄した後、溶媒を減圧下で除去し、そして、メタノール(51容量部)中の残留物を得た。粗生成物を50〜60℃において再結晶化し、その後、−5℃で吸引濾過した。無色の固体を乾燥し、数率83%で得た。融点:116−118℃;1H−NMR(DMSO−d6):δ=7.29(d,J=5.5Hz,1H),7.09(d,J=6.7Hz,2H),6.87(d,J=5.5Hz,1H),6.84(d,J=6.7Hz,2H),5.41−5.33(m,2H),5.07−4.97(m,2H),4.21−4.17(m,2H),4.09(d,J=9.7Hz,1H),3.91−3.79(m,2H),3.71(s,3H),2.00,1.99,1.96,1.95(s,12H,アセチル−CH3)ppm。
4,5−ジアセトキシ−6−アセトキシメチル−2−[2−(4−トリフルオロメトキシベンジル)チオフェン−3−イルオキシ]−テトラヒドロピラン−3−イルアセテート
ヨウ素(3.24重量部)及びナトリウムボロヒドリド(2.0重量部) (60分間に亘って加えた)、及び、トリメチルシリルクロリド(11.1重量部)(45分間に亘って加えた)を、4,5−ジアセトキシ−6−アセトキシメチル−2−[2−(4−トリフルオロメトキシベンゾイル)チオフェン−3−イルオキシ]テトラヒドロピラン−3−イルアセテート(7.98重量部)のアセトニトリル(41.6重量部)溶液に、−10〜0℃において加えた。0℃で90分間撹拌した後、反応混合物をジクロロメタン(77容量部)で希釈し、そして、冷却中、水(77容量部)を滴下しながら加えた。水で数回洗浄した後、溶媒を減圧下で除去し、そして、残留物をメタノール(35容量部)に取り込んだ。粗生成物を40〜50℃において再結晶化し、その後、−10℃で吸引濾過した。無色の固体を乾燥し、無色の固体を収率81%で得た。融点:113−114℃;1H−NMR(DMSO−d6):δ=7.47(d,J=8.1Hz,2H),7.40(d,J=5.5Hz,1H),7.30(d,J=8.1Hz,2H),6.86(d,J=5.5Hz,1H),5.89(d,J=3.6Hz,1H),5.45(dd,J=9.8/9.3Hz,1H),5.38(d,J=8.0Hz,1H),5.11(dd,J=8.0/9.8Hz,1H),5.04(dd,J=9.3/9.3Hz,1H),4.21−4.17(m,2H),4.10(dd,J=5.0/9.8Hz,1H),3.33(s,2H),2.09,2.01,2.00,1.99(s,12H,アセチル−CH313C−NMR(DMSO−d6):δ=170.0,169.6,169.3,169.3,148.9,147.2,144.1,129.5,127.4,123.8,120.7,118.9,99.6,71.8,70.9,70.8,68.1,66.1,61.7,20.4,20.4,20.3,20.3ppm。
2−ヒドロキシメチル−6−[2−(4−メトキシベンジル)チオフェン−3−イルオキシ]テトラヒドロピラン−3,4,5−トリオール
ナトリウムメタノラート(30%/メタノール)(0.97重量部)を、4,5−ジアセトキシ−6−アセトキシメチル−2−[2−(4−メトキシベンジル)チオフェン−3−イルオキシ]テトラヒドロピラン−3−イルアセテート(14.5重量部)のメタノール(91重量部)懸濁液に0℃で加えた。反応混合物を0℃で、90分間撹拌し、その後、酢酸(0.76重量部)で、pHを7に調整した。生成物を、水を加えて沈殿させ、0℃で吸引濾過した。無色の固体を乾燥し、収率83%で得た。融点:154−155℃;1H−NMR(DMSO−d6):δ=7.16−7.14(m,3H),6.91(d,J=5.5Hz,1H),6.80(d,J=8.6Hz,2H),5.35(s,1H),5.05(s,1H),4.99(s,1H),4.63−4.53(m,2H),4.01−3.97(m,2H),3.71(s,3H),3.66(s,1H),3.49−3.44(m,1H),3.32−3.05(m,4H)ppm。
2−ヒドロキシメチル−6−[2−(4−トリフルオロメトキシベンジル)チオフェン−3−イルオキシ]テトラヒドロピラン−3,4,5−トリオール
ナトリウムメタノラート(30%/メタノール)(1.5重量部)を、4,5−ジアセトキシ−6−アセトキシメチル−2−[2−(4−トリフルオロメトキシベンジル)チオフェン−3−イルオキシ]テトラヒドロ−ピラン−3−イルアセテート(12.3重量部)のメタノール(83.2重量部)懸濁液に0℃で加えた。反応混合物を10℃で、90分間撹拌し、その後、酢酸(1.58重量部)で、pHを7に調整した。生成物を、水を加えて沈殿させ、0℃で吸引濾過した。無色の固体を乾燥し、収率89%で得た。融点:144−145℃;1H−NMR(DMSO−d6):δ=7.41(d,J=8.5Hz,2H),7.27(d,J=8.5Hz,2H),7.24(d,J=5.5Hz,1H),6.97(d,J=5.5Hz,1H),5.37(d,J=4.9Hz,1H),5.05(d,J=4.5Hz,1H),4.98(d,J=5.3Hz,1H),4.64(d,J=7.3Hz,1H),4.56(dd,J=5.7/5.7Hz,1H),4.12−4.04(m,2H),3.72−3.68(m,1H),3.51−3.47(m,1H),3.32−3.12(m,4H);19F−NMR(DMSO−d6):δ=56.8ppm。

Claims (6)

  1. 一般式(I):
    Figure 2008524272
    (ここで、
    Yは、H、(C1−C10)−アルキルであり;
    R1は、(C1−C8)−アルキルであり、ここで、1つ、1つ以上、又は、全ての水素をフッ素で置換していても良いものであるか;(C5−C10)−アリールで、ここで、アリールは、また、O、N、Sシリーズからの1個から3個のヘテロ原子を含んでいても良いものであり;
    R2は、H、Cl、Br、Iである
    を意味する)
    の化合物を製造する方法であって、その方法は、
    A.ヒドロキシケトンの製造
    A.1. 式(II):
    Figure 2008524272
    (ここで、Yは、上記で定義した通りであり;そして
    Xは、O−(C1−C8)−アルキル、又は、O−(C5−C10)−アリールであり、ここで、アリールは、また、O、N、Sシリーズからの1〜3個のヘテロ原子を含んでいても良い)
    のチオフェン成分を、式(III):
    Figure 2008524272
    (ここで、
    R1及びR2は、上記で定義した通りであり;そして
    R3は、Cl、Br、Iである)
    の化合物と0.1〜10当量の、1つ、又は、それ以上の酸の存在下で、適切な溶媒中、−50〜+150℃において反応させ、式(IV):
    Figure 2008524272
    (ここで、X、Y、R1及びR2は、上記で定義した通りである)
    の化合物を得て、そして
    式(IV)のこの化合物を、0.1〜10当量の、1つ、又は、それ以上の酸の存在下、−50〜+150℃において、式(IVa):
    Figure 2008524272
    (ここで、Y、R1及びR2は、上記で定義した通りである)
    の化合物に変換させる;
    又は、
    A.2. 式(II):
    Figure 2008524272
    (ここで、X及びYは、A.1.において、定義した通りである)
    のチオフェン成分を、式(III):
    Figure 2008524272
    (ここで、 R1、R2及びR3は、A.1.において、定義した通りである)
    の化合物と、0.1〜10当量の、1つ又はそれ以上の酸の存在下、適切な溶媒中、−50℃〜+150℃において反応させ、式(IV):
    Figure 2008524272
    (ここで、X、Y、R1及びR2は、上記で定義した通りである)
    の化合物を得て、そして
    後者を、上記で定義した酸の存在下、0〜200℃において、更に、直接反応させ、式(IVa):
    Figure 2008524272
    (ここで、Y、R1及びR2は、上記で定義した通りである)
    の化合物を得る;
    又は、
    A.3. 式(II):
    Figure 2008524272
    (ここで、X及びYは、上記で定義した通りである)
    のチオフェン成分を、M−(C1−C8)−アルキル、MH、M−O−(C1−C8)−アルキル、又は、M−N((C1−C8)−アルキル)2シリーズからの1つ又はそれ以上の有機金属試剤(ここで、Mは、Li、Na、K、Zn、Mg、Caである)と非極性溶媒中、−20℃〜45℃の温度において反応させ、式(V);
    Figure 2008524272
    (ここで、X、Y及びMは、上記で定義した通りである)
    の反応性中間体を得て、
    そして、後者を、更に、式(IIIa):
    Figure 2008524272
    (ここで、R1及びR2は、上記で定義した通りであり;そして
    R3’は、Cl、Br,I、NH−(C1−C8)−アルキル、NH−O−(C1−C8)−アルキル、N((C1−C8)−アルキル)2、N−(C1−C8)−アルキル−O−(C1−C8)−アルキル、N(C3−C8)−シクロアルキル、ここで、アルキル環は、N、O、Sシリーズからの1つ又はそれ以上のヘテロ原子を含んでいても良く、N((C6−C10)−アリール)−(C1−C8)−アルキル、N((C3−C8)−シクロアルキル)−(C3−C8)−アリール、N((C6−C10)−アリール)2、ここで、芳香族系及び環状アルカンは、N、O、Sシリーズからの1つ又はそれ以上のヘテロ原子を含んでいても良い)
    の化合物と、A.1.において記載したように、−20℃〜+30℃の温度で更に反応させ、式(IV);
    Figure 2008524272
    (ここで、X、Y、R1及びR2は、上記で定義した通りである)
    の化合物を得て、
    次いで、式(IV)のこの化合物を、ルイス酸の存在下で、式(IVa):
    Figure 2008524272
    (ここで、Y、R1及びR2は、上記で定義した通りである)
    の化合物に変換し、そして、次いで必要に応じて、式(IVa)の化合物を、従来の精製方法で精製し、
    次いで、
    B.アセトグルコケトンの製造
    式(IVa):
    Figure 2008524272
    の化合物を、0.5〜10当量の式(VI):
    Figure 2008524272
    (ここで、PGは、OH保護基である)
    の糖誘導体と1〜15当量の有機又は無機塩基、及び、0.01〜5当量の相転移触媒の存在下、10000:1〜1:1の比率での有機溶媒及び水の混合物中、−20℃〜+80℃において反応させ、式(VII):
    Figure 2008524272
    (ここで、PG、Y、R1及びR2は、上記で定義した通りである)
    の化合物を得て、
    次いで、
    C.アセトグルコメチレンの製造
    上記で記載した式(VII)の化合物を、有機の適切な溶媒中、1〜15当量の、1つ又はそれ以上のヒドリドドナー、及び、塩化リチウム、臭素、臭化ナトリウム、又は、臭化カリウム、ヨウ素、ヨウ化ナトリウム、又は、ヨウ化カリウム、三ヨウ化ナトリウム、又は、三ヨウ化カリウムのグループから選択される、0.1〜5当量の、1つ又はそれ以上の活性化剤、及び、1〜25当量の、1つ又はそれ以上の酸を用いて、−100℃〜+100℃において反応させ、式(VIII):
    Figure 2008524272
    (ここで、PG、Y、R1及びR2は、上記で定義した通りである)
    の化合物を得て、
    次いで、
    D.チオフェン−グリコシド誘導体の製造
    保護基を、塩基性または酸性条件下、酸化又は還元により、又は、フッ素化物を用いて、公知の方法に基づき、0.01〜25当量の有機又は無機塩基の存在下、適切な溶媒中、−50℃〜+150℃において脱離し、次いで
    式(I):
    Figure 2008524272
    (ここで、Y、R1及びR2は、上記で定義した通りである)
    の化合物に変換し、
    そして、次いで、式(I)の化合物を従来の精製方法で精製する、
    ことを含む、一般式(I)の化合物の製造方法。
  2. 一般式(I):
    Figure 2008524272
    (ここで、
    Yは、H、(C1−C10)−アルキルであり;
    R1は、(C1−C8)−アルキルで、ここで、1つ、1つ以上、又は、全ての水素を、フッ素で置換していても良いものであるか;(C5−C10)−アリールで、ここで、アリールは、また、O、N、Sシリーズからの1〜3個のヘテロ原子を含んでいても良いものであり;
    R2は、H、Cl、Br、Iである;
    を意味する)
    の化合物を製造する方法であって、その方法は、
    A.ヒドロキシケトンの製造
    A.2. 式(II):
    Figure 2008524272
    (ここで、Yは、上記で定義した通りであり;
    Xは、O−(C1−C8)−アルキル、又は、O−(C5−C10)−アリールであり、ここでアリールは、また、O、N、Sシリーズからの1〜3個のヘテロ原子を含んでいても良い)
    のチオフェン成分を、式(III):
    Figure 2008524272
    (ここで、
    R1及びR2は、上記で定義した通りであり;そして
    R3は、Cl、Br、Iである)
    の化合物と、0.1〜10当量の1つ又はそれ以上の酸の存在下、適切な溶媒中、−50〜+150℃において反応させ、式(IV):
    Figure 2008524272
    (ここで、X、Y、R1及びR2は、上記で定義した通りである)
    の化合物を得て、そして
    後者を、上記で定義した酸の存在下、0〜200℃において、直接、更に、式(IVa):
    Figure 2008524272
    (ここで、Y、R1及びR2は、上記で定義した通りである)
    の化合物に変換させ;
    又は、
    A.3. 式(II):
    Figure 2008524272
    (ここで、X及びYは、上記で定義した通りである)
    のチオフェン成分を、M−(C1−C8)−アルキル、MH、M−O−(C1−C8)−アルキル、又は、M−N((C1−C8)−アルキル)2(ここで、Mは、Li、Na、K、Zn、Mg、Caである)シリーズから選択される、1つ又はそれ以上の有機金属試剤と、非極性溶媒中、−20℃〜45℃の温度で反応させ、式(V):
    Figure 2008524272
    (ここで、X、Y及びMは、上記で定義した通りである)
    の反応性中間体を得て、
    そして、後者を、式(IIIa):
    Figure 2008524272
    (ここで、R1及びR2は、上記で定義した通りであり;そして
    R3’は、Cl、Br、I、NH−(C1−C8)−アルキル、NH−O−(C1−C8)−アルキル、N((C1−C8)−アルキル)2、N−(C1−C8)−アルキル−O−(C1−C8)−アルキル、N(C3−C8)−シクロアルキル、ここで、アルキル環は、N、O、Sシリーズからの1つ又はそれ以上のヘテロ原子を含んでいても良く、N((C6−C10)−アリール)−(C1−C8)−アルキル、N((C3−C8)−シクロアルキル)−(C3−C8)−アリール、N((C6−C10)−アリール)2、ここで、芳香族系及び環状アルカンは、N、O、Sシリーズからの1つ又はそれ以上のヘテロ原子を含んでいても良い)
    の化合物と、A.2.において記載したように、−20℃〜+30℃の温度で更に反応させ、式(IV);
    Figure 2008524272
    (ここで、X、Y、R1及びR2は、上記で定義した通りである)
    の化合物を得て、
    次いで、式(IV)のこの化合物をルイス酸の存在下、式(IVa):
    Figure 2008524272
    (ここで、Y、R1及びR2は、上記で定義した通りである)
    の化合物に変換させ、
    そして、必要に応じて、次いで式(IVa)の化合物を従来の精製方法で精製し、
    次いで
    B.アセトグルコケトンの製造
    式(IVa):
    Figure 2008524272
    の化合物を、0.5〜10当量の式(VI):
    Figure 2008524272

    (ここで、PGはOH保護基である)
    の糖誘導体と、1〜15当量の有機又は無機塩基、及び、0.01〜5当量の相転移触媒の存在下、有機溶媒及び水の、10000:1〜1:1の比率での混合物中、−20℃〜+80℃において反応させ、式(VII):
    Figure 2008524272
    (ここで、PG、Y、R1及びR2は、上記で定義した通りである)
    の化合物を得て、
    次いで、
    C.アセトグルコメチレンの製造
    上記で記載した式(VII)の化合物を、適切な有機溶媒中、1〜15当量の1つ又はそれ以上のヒドリドドナー、及び、0.1〜5当量の1つ又はそれ以上の、塩化リチウム、臭素、臭化ナトリウム、又は、臭化カリウム、ヨウ素、ヨウ化ナトリウム、又は、ヨウ化カリウム、三ヨウ化ナトリウム、又は、三ヨウ化カリウムのグループから選択される活性化剤、及び、1〜25当量の1つ又はそれ以上の更なる酸の存在下、−100℃〜+100℃において反応させ、式(VIII):
    Figure 2008524272
    (ここで、PG、Y、R1及びR2は、上記で定義した通りである)
    の化合物を得て、
    次いで、
    D.チオフェン−グリコシド誘導体の製造
    保護基を、塩基性または酸性条件下、酸化又は還元により、又は、フッ素化物を用いて、公知の方法に基づき、0.01〜25当量の有機又は無機塩基の存在下、適切な溶媒中、−50℃〜+150℃において脱離し;次いで
    式(I):
    Figure 2008524272
    (ここで、Y、R1及びR2は、上記で定義した通りである)
    の化合物に変換して、
    そして、次いで、式(I)の化合物を従来の精製方法で精製する、
    ことを含む、一般式(I)の化合物の製造方法。
  3. 工程Cのアセトグルコメチレンの製造において、活性化剤がヨウ素である請求項1又は2記載の式(I)の化合物の製造方法。
  4. 式(VIII)の中間体化合物の製造方法であって、式(VII):
    Figure 2008524272
    (ここで、
    PGは、OH保護基であり;
    Yは、H、(C1−C10)−アルキルであり;
    R1は、(C1−C8)−アルキル、ここで、1つ、1つ以上、又は、全ての水素を、フッ素により置換していても良く;(C5−C10)−アリール、ここで、アリールは、また、O、N、Sシリーズからの1〜3個のヘテロ原子を含んでいても良く;
    R2は、H、Cl、Br、Iである)
    の化合物を、適切な有機溶媒中、1〜15当量の1つ又はそれ以上のヒドリドドナー、及び、0.1〜5当量の1つ又はそれ以上の、塩化リチウム、臭素、臭化ナトリウム、又は、臭化カリウム、ヨウ素、ヨウ化ナトリウム、又は、ヨウ化カリウム、三ヨウ化ナトリウム、又は、三ヨウ化カリウムのグループから選択される活性化剤、及び、1〜25当量の1つ又はそれ以上の更なる酸の存在下、−100℃〜+100℃において反応させ、式(VIII):
    Figure 2008524272

    (ここで、PG、Y、R1及びR2は、上記で定義した通りである)
    の化合物を得る、
    ことを含む、式(VIII)の中間体化合物の製造方法。
  5. 活性化剤がヨウ素である請求項4記載の式(VIII)の中間体化合物を製造する方法。
  6. 請求項1〜3に記載の式(I)の化合物において、
    YがHであり;
    R1が(C1−C4)−アルキルであり、ここで、1つ、1つ以上、又は、全ての水素がフッ素で置換され;そして
    R2がHである;
    を意味を有する式(I)の化合物の製造方法。
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