JPH05229975A - シクロペンテノール誘導体 - Google Patents
シクロペンテノール誘導体Info
- Publication number
- JPH05229975A JPH05229975A JP4089569A JP8956992A JPH05229975A JP H05229975 A JPH05229975 A JP H05229975A JP 4089569 A JP4089569 A JP 4089569A JP 8956992 A JP8956992 A JP 8956992A JP H05229975 A JPH05229975 A JP H05229975A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- formula
- hydrogen atom
- cyclopentenol
- methyl
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/55—Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups
Landscapes
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Epoxy Compounds (AREA)
- Pyrane Compounds (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】本発明は、新規な式(1)および式(2)で表
されるシクロペンテノール誘導体、および該誘導体を製
造するための新規な式(3)〜(6)で表される合成中
間体に関する。 【効果】式(1)および式(2)で表されるシクロペン
テノール誘導体はネオカルチノスタチンのクロモフォア
部分の近縁化合物であって、臨床上の使用における制約
が少なく、安定であり、かつ抗菌活性および抗腫瘍活性
を有しているので、抗菌剤または制ガン剤として有用で
ある。また該式(1)および式(2)で表されるシクロ
ペンテノール誘導体は本発明の新規なシクロペンテノー
ル誘導体(式(3)〜式(6)で表わされる化合物)を
中間体として用いることにより製造される。
されるシクロペンテノール誘導体、および該誘導体を製
造するための新規な式(3)〜(6)で表される合成中
間体に関する。 【効果】式(1)および式(2)で表されるシクロペン
テノール誘導体はネオカルチノスタチンのクロモフォア
部分の近縁化合物であって、臨床上の使用における制約
が少なく、安定であり、かつ抗菌活性および抗腫瘍活性
を有しているので、抗菌剤または制ガン剤として有用で
ある。また該式(1)および式(2)で表されるシクロ
ペンテノール誘導体は本発明の新規なシクロペンテノー
ル誘導体(式(3)〜式(6)で表わされる化合物)を
中間体として用いることにより製造される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規なシクロペンテノー
ル誘導体に関する。本発明によって提供されるシクロペ
ンテノール誘導体は、抗菌剤または制ガン剤として有用
である。
ル誘導体に関する。本発明によって提供されるシクロペ
ンテノール誘導体は、抗菌剤または制ガン剤として有用
である。
【0002】
【従来の技術】側鎖にエンジイン構造を有するシクロペ
ンテン誘導体をクロモフォアとして含有するネオカルチ
ノスタチンは、制癌剤として臨床的に使用されており、
抗菌活性を有することも知られている〔テトラヘドロン
・レターズ(Tetrahedron Letter
s)、第29巻、第909頁(1988年)参照)〕。
ンテン誘導体をクロモフォアとして含有するネオカルチ
ノスタチンは、制癌剤として臨床的に使用されており、
抗菌活性を有することも知られている〔テトラヘドロン
・レターズ(Tetrahedron Letter
s)、第29巻、第909頁(1988年)参照)〕。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のネオカルチノス
タチンは、蛋白複合体であるため、臨床上の使用に際し
て、投与経路が血管(静脈および動脈)内投与に限られ
るという制約を受ける。またネオカルチノスタチンの活
性本体であるとされているクロモフォア部分は、包接蛋
白が存在しない状態では極めて不安定であるため、活性
を維持した状態で該クロモフォア部分を取り出すことは
容易ではない。従って、上記のネオカルチノスタチンの
クロモフォア部分の近縁化合物であって、臨床上の使用
における制約が少なく、安定であり、かつ高活性である
化合物の開発が望まれているのが現状である。
タチンは、蛋白複合体であるため、臨床上の使用に際し
て、投与経路が血管(静脈および動脈)内投与に限られ
るという制約を受ける。またネオカルチノスタチンの活
性本体であるとされているクロモフォア部分は、包接蛋
白が存在しない状態では極めて不安定であるため、活性
を維持した状態で該クロモフォア部分を取り出すことは
容易ではない。従って、上記のネオカルチノスタチンの
クロモフォア部分の近縁化合物であって、臨床上の使用
における制約が少なく、安定であり、かつ高活性である
化合物の開発が望まれているのが現状である。
【0004】しかして、本発明の目的は、上記のネオカ
ルチノスタチンのクロモフォア部分の基本骨格である
〔7,3,0〕−ドデカ−3,7−ジイン骨格を有し、
安定であり、かつ抗菌活性および抗腫瘍活性を有する新
規なシクロペンテノール誘導体を提供することにある。
ルチノスタチンのクロモフォア部分の基本骨格である
〔7,3,0〕−ドデカ−3,7−ジイン骨格を有し、
安定であり、かつ抗菌活性および抗腫瘍活性を有する新
規なシクロペンテノール誘導体を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは前記課題を
解決するために鋭意検討した結果、本発明に到達した。
即ち、本発明は、 (1) 式(1)
解決するために鋭意検討した結果、本発明に到達した。
即ち、本発明は、 (1) 式(1)
【化7】 (式中、R1 は水素原子または低級アルキル基を表し、
R2 、R3 、R4 およびR5 はそれぞれ水素原子または
水酸基の保護基を表す。またR5 は水溶性官能基で置換
されたアシル基を表してもよい。)で示されるシクロペ
ンテノール誘導体、 (2) 式(2)
R2 、R3 、R4 およびR5 はそれぞれ水素原子または
水酸基の保護基を表す。またR5 は水溶性官能基で置換
されたアシル基を表してもよい。)で示されるシクロペ
ンテノール誘導体、 (2) 式(2)
【化8】 (式中、R1 は水素原子または低級アルキル基を表し、
R2 、R3 、R4 およびR5 はそれぞれ水素原子または
水酸基の保護基を表す。またR5 は水溶性官能基で置換
されたアシル基を表してもよい。)で示されるシクロペ
ンテノール誘導体、ならびに、上記の式(1)および式
(2)で示されるシクロペンテノール誘導体の合成中間
体である、 (3) 式(3)
R2 、R3 、R4 およびR5 はそれぞれ水素原子または
水酸基の保護基を表す。またR5 は水溶性官能基で置換
されたアシル基を表してもよい。)で示されるシクロペ
ンテノール誘導体、ならびに、上記の式(1)および式
(2)で示されるシクロペンテノール誘導体の合成中間
体である、 (3) 式(3)
【化9】 (式中、R1 は水素原子または低級アルキル基を表し、
R2 、R3 およびR4 はそれぞれ水素原子または水酸基
の保護基を表す。)で示されるシクロペンテノール誘導
体、 (4) 式(4)
R2 、R3 およびR4 はそれぞれ水素原子または水酸基
の保護基を表す。)で示されるシクロペンテノール誘導
体、 (4) 式(4)
【化10】 (式中、R1 は水素原子または低級アルキル基を表し、
R2 、R3 およびR4 はそれぞれ水素原子または水酸基
の保護基を表し、Xは−OR6 基またはハロゲン原子を
表し、Yは水素原子、−CH2 OR7 基または−CH2
Z基を表す。但し、R6 およびR7 はそれぞれ水素原
子、有機スルホニル基または水酸基の保護基を表し、Z
はハロゲン原子を表す。)で示されるシクロペンテノー
ル誘導体、 (5) 式(5)
R2 、R3 およびR4 はそれぞれ水素原子または水酸基
の保護基を表し、Xは−OR6 基またはハロゲン原子を
表し、Yは水素原子、−CH2 OR7 基または−CH2
Z基を表す。但し、R6 およびR7 はそれぞれ水素原
子、有機スルホニル基または水酸基の保護基を表し、Z
はハロゲン原子を表す。)で示されるシクロペンテノー
ル誘導体、 (5) 式(5)
【化11】 (式中、R1 は水素原子または低級アルキル基を表し、
R2 、R3 およびR8 はそれぞれ水素原子または水酸基
の保護基を表し、Aは水素原子を表し、かつBは−OR
9 基を表すか、またはAとBは一緒になってオキソ基を
表す。但し、R9は水素原子または水酸基の保護基を表
す。)で示されるシクロペンテノール誘導体、および (6) 式(6)
R2 、R3 およびR8 はそれぞれ水素原子または水酸基
の保護基を表し、Aは水素原子を表し、かつBは−OR
9 基を表すか、またはAとBは一緒になってオキソ基を
表す。但し、R9は水素原子または水酸基の保護基を表
す。)で示されるシクロペンテノール誘導体、および (6) 式(6)
【化12】 (式中、R1 は水素原子または低級アルキル基を表し、
R2 およびR8 はそれぞれ水素原子または水酸基の保護
基を表す。)で示されるシクロペンテノール誘導体に関
する。
R2 およびR8 はそれぞれ水素原子または水酸基の保護
基を表す。)で示されるシクロペンテノール誘導体に関
する。
【0006】上記の各一般式におけるR1 、R2 、
R3 、R4 、R5 、R6 、R7 、R8 およびR9 が表す
基を以下に詳しく説明する。R1 が表す低級アルキル基
としては、直鎖状、分枝状のいずれでもよく、例えばメ
チル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチ
ル基、イソブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、ヘ
キシル基などを挙げることができる。R2 、R3 、
R4 、R5 、R6 、R7 、R8 およびR9 が表す水酸基
の保護基としては、通常用いられる水酸基の保護の役割
を果たす基であればどのようなものであってもよく、例
えば、ホルミル基、アセチル基、プロピオニル基、ブチ
リル基、イソブチリル基、バレリル基、イソバレリル
基、ピバロイル基、カプロイル基、ベンゾイル基、トリ
フルオロアセチル基などのアシル基;メトキシカルボニ
ル基、エトキシカルボニル基、プロポキシカルボニル
基、イソプロポキシカルボニル基、アリルオキシカルボ
ニル基、ベンジルオキシカルボニル基などのアルコキシ
カルボニル基;トリメチルシリル基、トリエチルシリル
基、トリイソプロピルシリル基、tert−ブチルジメチル
シリル基、tert−ブチルジフェニルシリル基などの三置
換シリル基;メトキシメチル基、メトキシエトキシメチ
ル基、1−(エトキシ)エチル基、メトキシイソプロピ
ル基などの1−(アルコキシ)アルキル基;テトラヒド
ロフラニル基、テトラヒドロピラニル基などの2−オキ
サシクロアルキル基などを挙げることができる。また、
R5 は水溶性官能基で置換された炭素数1〜10のアシ
ル基を表してもよい。かかる水溶性官能基としてはカル
ボキシル基、ヒドロキシル基、置換または非置換のアミ
ノ基、置換または非置換のアンモニウム基などを挙げる
ことができる。
R3 、R4 、R5 、R6 、R7 、R8 およびR9 が表す
基を以下に詳しく説明する。R1 が表す低級アルキル基
としては、直鎖状、分枝状のいずれでもよく、例えばメ
チル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチ
ル基、イソブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、ヘ
キシル基などを挙げることができる。R2 、R3 、
R4 、R5 、R6 、R7 、R8 およびR9 が表す水酸基
の保護基としては、通常用いられる水酸基の保護の役割
を果たす基であればどのようなものであってもよく、例
えば、ホルミル基、アセチル基、プロピオニル基、ブチ
リル基、イソブチリル基、バレリル基、イソバレリル
基、ピバロイル基、カプロイル基、ベンゾイル基、トリ
フルオロアセチル基などのアシル基;メトキシカルボニ
ル基、エトキシカルボニル基、プロポキシカルボニル
基、イソプロポキシカルボニル基、アリルオキシカルボ
ニル基、ベンジルオキシカルボニル基などのアルコキシ
カルボニル基;トリメチルシリル基、トリエチルシリル
基、トリイソプロピルシリル基、tert−ブチルジメチル
シリル基、tert−ブチルジフェニルシリル基などの三置
換シリル基;メトキシメチル基、メトキシエトキシメチ
ル基、1−(エトキシ)エチル基、メトキシイソプロピ
ル基などの1−(アルコキシ)アルキル基;テトラヒド
ロフラニル基、テトラヒドロピラニル基などの2−オキ
サシクロアルキル基などを挙げることができる。また、
R5 は水溶性官能基で置換された炭素数1〜10のアシ
ル基を表してもよい。かかる水溶性官能基としてはカル
ボキシル基、ヒドロキシル基、置換または非置換のアミ
ノ基、置換または非置換のアンモニウム基などを挙げる
ことができる。
【0007】R6 およびR7 が表す有機スルホニル基と
しては、メタンスルホニル基などのアルカンスルホニル
基およびベンゼンスルホニル基、p−トルエンスルホニ
ル基などのアレーンスルホニル基を挙げることができ
る。
しては、メタンスルホニル基などのアルカンスルホニル
基およびベンゼンスルホニル基、p−トルエンスルホニ
ル基などのアレーンスルホニル基を挙げることができ
る。
【0008】また、XおよびZが表すハロゲン原子とし
ては、フッ素、塩素、臭素または沃素を挙げることがで
きる。
ては、フッ素、塩素、臭素または沃素を挙げることがで
きる。
【0009】本発明の化合物は、以下に示すスキーム1
に従って製造することができる。
に従って製造することができる。
【0010】
【化13】
【0011】上記のスキーム1に従って得られる式
(1)および式(2)で示されるシクロペンテノール誘
導体は新規化合物である。またその合成中間体である式
(3)〜式(6)で示されるシクロペンテノール誘導体
も新規化合物である。
(1)および式(2)で示されるシクロペンテノール誘
導体は新規化合物である。またその合成中間体である式
(3)〜式(6)で示されるシクロペンテノール誘導体
も新規化合物である。
【0012】上記スキーム1の各工程について以下に詳
しく説明する。公知の化合物である水酸基を保護した4
−オキソ−2−シクロペンテノール誘導体(a)を、四
級アンモニウム塩などの相間移動触媒の存在下または不
存在下、次亜塩素酸ナトリウム、塩基性過酸化水素水な
どの酸化剤で酸化することにより、水酸基を保護した4
−オキソ−2,3−エポキシシクロペンタノール誘導体
(b)を得る。次いで、該シクロペンタノール誘導体
(b)に、水酸基を保護した3−置換−2−ペンテン−
4−イン−1−オール誘導体とブチルリチウム、メチル
リチウム、フェニルリチウム、塩化エチルマグネシウ
ム、臭化メチルマグネシウムなどの塩基から得られるア
セチリドを反応させ、1−置換−2,3−エポキシシク
ロペンタン−1,4−ジオール誘導体(c)を得る。さ
らに、該シクロペンタン−1,4−ジオール誘導体
(c)にルチジン、ピリジン、キノリン、ジアザビシク
ロノナン、ジアザビシクロウンデカンなどの塩基の存在
下、無水トリフルオロメタンスルホン酸、塩化チオニル
などを作用させ脱水することにより、本発明の式(6)
で表されるシクロペンテノール誘導体を得ることができ
る。
しく説明する。公知の化合物である水酸基を保護した4
−オキソ−2−シクロペンテノール誘導体(a)を、四
級アンモニウム塩などの相間移動触媒の存在下または不
存在下、次亜塩素酸ナトリウム、塩基性過酸化水素水な
どの酸化剤で酸化することにより、水酸基を保護した4
−オキソ−2,3−エポキシシクロペンタノール誘導体
(b)を得る。次いで、該シクロペンタノール誘導体
(b)に、水酸基を保護した3−置換−2−ペンテン−
4−イン−1−オール誘導体とブチルリチウム、メチル
リチウム、フェニルリチウム、塩化エチルマグネシウ
ム、臭化メチルマグネシウムなどの塩基から得られるア
セチリドを反応させ、1−置換−2,3−エポキシシク
ロペンタン−1,4−ジオール誘導体(c)を得る。さ
らに、該シクロペンタン−1,4−ジオール誘導体
(c)にルチジン、ピリジン、キノリン、ジアザビシク
ロノナン、ジアザビシクロウンデカンなどの塩基の存在
下、無水トリフルオロメタンスルホン酸、塩化チオニル
などを作用させ脱水することにより、本発明の式(6)
で表されるシクロペンテノール誘導体を得ることができ
る。
【0013】式(6)で表されるシクロペンテノール誘
導体をパラジウム触媒の存在下、安息香酸、p−メトキ
シ安息香酸などのカルボン酸と反応させ、必要に応じ脱
保護、酸化することにより、本発明の式(5)で表され
るシクロペンテノール誘導体を得ることができる。
導体をパラジウム触媒の存在下、安息香酸、p−メトキ
シ安息香酸などのカルボン酸と反応させ、必要に応じ脱
保護、酸化することにより、本発明の式(5)で表され
るシクロペンテノール誘導体を得ることができる。
【0014】式(5)で表されるシクロペンテノール誘
導体に臭化プロパルギルマグネシウムなどのプロパルギ
ル化剤を反応させ、必要に応じその末端アセチレンをメ
チロール化し、さらに必要に応じ水酸基の保護、脱保
護、水酸基の有機スルホニル化、ハロゲン化を行うこと
により、本発明の式(4)で表されるシクロペンテノー
ル誘導体を得ることができる。
導体に臭化プロパルギルマグネシウムなどのプロパルギ
ル化剤を反応させ、必要に応じその末端アセチレンをメ
チロール化し、さらに必要に応じ水酸基の保護、脱保
護、水酸基の有機スルホニル化、ハロゲン化を行うこと
により、本発明の式(4)で表されるシクロペンテノー
ル誘導体を得ることができる。
【0015】式(4)で表されるシクロペンテノール誘
導体のうち、末端水酸基の一方がハロゲン原子で置換さ
れているか、または有機スルホニル化された化合物は、
テトラヒドロフラン、1,2−ジメトキシエタン、ジメ
チルスルホキシド、N,N−ジメチルホルムアミド、ヘ
キサメチルリン酸トリアミドなどの不活性溶媒中で核シ
クロペンテノール誘導体に対して約1〜2当量の水素化
ナトリウム、水素化カリウム、t−ブトキシカリウム、
ブチルリチウム、フェニルリチウムなどの強塩基と約0
〜80℃で反応させることにより、本発明の式(3)で
表されるシクロペンテノール誘導体に変換することがで
きる。また、末端水酸基の一方がハロゲン原子で置換さ
れておらず、また有機スルホニル化されていない化合物
は、常法により末端水酸基の一方をハロゲン原子で置換
するか、または有機スルホニル化したのち、上記と同様
にして本発明の式(3)で表されるシクロペンテノール
誘導体に変換する。
導体のうち、末端水酸基の一方がハロゲン原子で置換さ
れているか、または有機スルホニル化された化合物は、
テトラヒドロフラン、1,2−ジメトキシエタン、ジメ
チルスルホキシド、N,N−ジメチルホルムアミド、ヘ
キサメチルリン酸トリアミドなどの不活性溶媒中で核シ
クロペンテノール誘導体に対して約1〜2当量の水素化
ナトリウム、水素化カリウム、t−ブトキシカリウム、
ブチルリチウム、フェニルリチウムなどの強塩基と約0
〜80℃で反応させることにより、本発明の式(3)で
表されるシクロペンテノール誘導体に変換することがで
きる。また、末端水酸基の一方がハロゲン原子で置換さ
れておらず、また有機スルホニル化されていない化合物
は、常法により末端水酸基の一方をハロゲン原子で置換
するか、または有機スルホニル化したのち、上記と同様
にして本発明の式(3)で表されるシクロペンテノール
誘導体に変換する。
【0016】式(3)で表されるシクロペンテノール誘
導体は、テトラヒドロフラン、1,2−ジメトキシエタ
ン、ジメチルスルホキシド、N,N−ジメチルホルムア
ミド、ヘキサメチルリン酸トリアミドなどの不活性溶媒
中で該シクロペンテノール誘導体に対して約1〜2当量
のブチルリチウム、t−ブチルリチウム、メチルリチウ
ム、リチウムジイソプロピルアミドなどの塩基を約−1
00℃〜約0℃の範囲内の温度で作用させることによ
り、本発明の式(1)および式(2)で表されるシクロ
ペンテノール誘導体へと変換することができる。
導体は、テトラヒドロフラン、1,2−ジメトキシエタ
ン、ジメチルスルホキシド、N,N−ジメチルホルムア
ミド、ヘキサメチルリン酸トリアミドなどの不活性溶媒
中で該シクロペンテノール誘導体に対して約1〜2当量
のブチルリチウム、t−ブチルリチウム、メチルリチウ
ム、リチウムジイソプロピルアミドなどの塩基を約−1
00℃〜約0℃の範囲内の温度で作用させることによ
り、本発明の式(1)および式(2)で表されるシクロ
ペンテノール誘導体へと変換することができる。
【0017】このようにして得られた本発明の式(1)
〜式(6)で表されるシクロペンテノール誘導体の反応
混合物からの単離・精製は、一般に有機化合物を反応混
合物から単離・精製するに際して用いられている方法と
同様の方法により行われる。例えば、反応混合物を氷水
にあけ、シエチルエーテルなどの有機溶媒で抽出し、抽
出液を冷希塩酸、重曹水、食塩水などで順次洗浄し、乾
燥後、濃縮して粗生成物を得、該粗生成物を必要に応じ
て再結晶、クロマトグラフィなどにより精製し、本発明
の式(1)〜式(6)で表されるシクロペンテノール誘
導体を得ることができる。
〜式(6)で表されるシクロペンテノール誘導体の反応
混合物からの単離・精製は、一般に有機化合物を反応混
合物から単離・精製するに際して用いられている方法と
同様の方法により行われる。例えば、反応混合物を氷水
にあけ、シエチルエーテルなどの有機溶媒で抽出し、抽
出液を冷希塩酸、重曹水、食塩水などで順次洗浄し、乾
燥後、濃縮して粗生成物を得、該粗生成物を必要に応じ
て再結晶、クロマトグラフィなどにより精製し、本発明
の式(1)〜式(6)で表されるシクロペンテノール誘
導体を得ることができる。
【0018】本発明の式(1)および式(2)で示され
るシクロペンテノール誘導体は、抗菌活性および抗腫瘍
活性を有しており、抗菌剤または制ガン剤として有用で
ある。
るシクロペンテノール誘導体は、抗菌活性および抗腫瘍
活性を有しており、抗菌剤または制ガン剤として有用で
ある。
【0019】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明を説明する
が、これらの実施例により本発明は何ら制限されるもの
ではない。
が、これらの実施例により本発明は何ら制限されるもの
ではない。
【0020】参考例1 (1) 4−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−2
−シクロペンテノン(前記の(a)に相当)13.4g
のジクロロメタン溶液200mlに、硫酸水素テトラブ
チルアンモニウム1.3gを加えて混合したのち、次亜
塩素酸ナトリウムの10%水溶液33mlを0℃で加え
た。次いで得られた反応液を24時間室温で撹拌したの
ち、飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液にあけた。得られた
水層をジエチルエーテルで抽出し、有機層を飽和塩化ア
ンモニウム水溶液と食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥したのち、これより溶媒を留去した。得られ
た残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィで精製する
ことにより、下記の物性を有する rel−(2S,3S,
4R)−4−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−
2,3−エポキシシクロペンタノン(前記の(b)に相
当)10.3gを得た(収率71%)。
−シクロペンテノン(前記の(a)に相当)13.4g
のジクロロメタン溶液200mlに、硫酸水素テトラブ
チルアンモニウム1.3gを加えて混合したのち、次亜
塩素酸ナトリウムの10%水溶液33mlを0℃で加え
た。次いで得られた反応液を24時間室温で撹拌したの
ち、飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液にあけた。得られた
水層をジエチルエーテルで抽出し、有機層を飽和塩化ア
ンモニウム水溶液と食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥したのち、これより溶媒を留去した。得られ
た残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィで精製する
ことにより、下記の物性を有する rel−(2S,3S,
4R)−4−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−
2,3−エポキシシクロペンタノン(前記の(b)に相
当)10.3gを得た(収率71%)。
【0021】NMRスペクトル(90MHz,CDCl
3 )δ:4.60(brd,1H,J=5,7Hz),
3.79(d,1H,J=2,1Hz),3.40(b
rd,1H,J=2,1Hz),2.61(dd,1
H,J=18.0,5.7Hz),1.93(dd,1
H,J=18.0Hz),0.89(s,9H),0.
12(s,6H) IRスペクトル(neat) cm-1:2930,28
56,1756,1470,1396,1347,12
58,1161,1084,1006,977,90
2,782,669,432
3 )δ:4.60(brd,1H,J=5,7Hz),
3.79(d,1H,J=2,1Hz),3.40(b
rd,1H,J=2,1Hz),2.61(dd,1
H,J=18.0,5.7Hz),1.93(dd,1
H,J=18.0Hz),0.89(s,9H),0.
12(s,6H) IRスペクトル(neat) cm-1:2930,28
56,1756,1470,1396,1347,12
58,1161,1084,1006,977,90
2,782,669,432
【0022】(2) 次に、(Z)−1−(テトラヒド
ロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)−3−メチル−2
−ペンテン−4−イン1.04gのテトラヒドロフラン
溶液20mlに−78℃でブチルリチウムのヘキサン溶
液(1.84N,2.9ml)を滴下した。次いで1時
間撹拌した後、反応液に上記により得られた rel−(2
S,3S,4R)−4−(t−ブチルジメチルシリルオ
キシ)−2,3−エポキシシクロペンタノン(前記の
(b)に相当)1.01gのテトラヒドロフラン溶液1
0mlを滴下し、徐々に−50℃に昇温した。得られた
反応液を飽和塩化アンモニウム水溶性にあけ、ジエチル
エーテルで抽出した。得られた有機層を食塩水で洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥したのち、これより溶
媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィで精製することにより、下記の物性を有する
rel−(2S,3S,4R)−4−(t−ブチルジメチ
ルシリルオキシ)−1−[(Z)−5−(テトラヒドロ
−2H−ピラン−2−イルオキシ)−3−メチル−3−
ペンテン−1−イン−1−イル]−2,3−エポキシシ
クロペンタノール(前記の(c)に相当)1.37gを
得た(収率75%)。
ロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)−3−メチル−2
−ペンテン−4−イン1.04gのテトラヒドロフラン
溶液20mlに−78℃でブチルリチウムのヘキサン溶
液(1.84N,2.9ml)を滴下した。次いで1時
間撹拌した後、反応液に上記により得られた rel−(2
S,3S,4R)−4−(t−ブチルジメチルシリルオ
キシ)−2,3−エポキシシクロペンタノン(前記の
(b)に相当)1.01gのテトラヒドロフラン溶液1
0mlを滴下し、徐々に−50℃に昇温した。得られた
反応液を飽和塩化アンモニウム水溶性にあけ、ジエチル
エーテルで抽出した。得られた有機層を食塩水で洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥したのち、これより溶
媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィで精製することにより、下記の物性を有する
rel−(2S,3S,4R)−4−(t−ブチルジメチ
ルシリルオキシ)−1−[(Z)−5−(テトラヒドロ
−2H−ピラン−2−イルオキシ)−3−メチル−3−
ペンテン−1−イン−1−イル]−2,3−エポキシシ
クロペンタノール(前記の(c)に相当)1.37gを
得た(収率75%)。
【0023】NMRスペクトル(200MHz,CDC
l3 )δ:5.83(dd,1H,J=7.41,6.
59Hz),4.69(m,1H),4.45(d,1
H,J=5.29Hz),4.28(d,1H,J=
7.41Hz),4.25(m,1H),3.79〜
3.93(m,1H),3.56(d,1H,J=2.
36Hz),3.44〜3.58(m,1H),3.3
8(dd,1H,J=2.36Hz),2.06(d,
1H,J=13.9Hz),1.89(dd,1H,J
=13.9,5.29Hz),1.83(s,3H),
1.4〜1.8(m,6H) 0.845(s,9H),0.04(s,6H) IRスペクトル(neat) cm-1:3422,29
46,2242,1632,1384,1253,11
21,1020,908,838,733,429
l3 )δ:5.83(dd,1H,J=7.41,6.
59Hz),4.69(m,1H),4.45(d,1
H,J=5.29Hz),4.28(d,1H,J=
7.41Hz),4.25(m,1H),3.79〜
3.93(m,1H),3.56(d,1H,J=2.
36Hz),3.44〜3.58(m,1H),3.3
8(dd,1H,J=2.36Hz),2.06(d,
1H,J=13.9Hz),1.89(dd,1H,J
=13.9,5.29Hz),1.83(s,3H),
1.4〜1.8(m,6H) 0.845(s,9H),0.04(s,6H) IRスペクトル(neat) cm-1:3422,29
46,2242,1632,1384,1253,11
21,1020,908,838,733,429
【0024】実施例1 rel−(2S,3S,4R)−4−(t−ブチルジメチ
ルシリルオキシ)−1−[(Z)−5−(テトラヒドロ
−2H−ピラン−2−イルオキシ)−3−メチル−3−
ペンテン−1−イン−1−イル]−2,3−エポキシシ
クロペンタノール(前記の(c)に相当)1.53gの
ジクロロメタン溶液30mlに、2,6−ルチジン1.
30mlとトリフルオロメタンスルホン酸無水物0.6
3mlを−78℃で滴下した。次いで同温度で20分間
撹拌したのち、得られた反応液を水にあけ、ジエチルエ
ーテルで抽出した。得られた有機層を飽和硫酸銅水溶
液、重曹水、食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウム
で乾燥したのち、これより溶媒を留去した。得られた残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィで精製すること
により、下記の物性を有する rel−(3R,4S,5
R)−3−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−
[(Z)−5−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イ
ルオキシ)−3−メチル−3−ペンテン−1−イン−1
−イル]−4,5−エポキシ−1−シクロペンテン(本
発明の式(6)で表される化合物に相当)786mgを
得た(収率54%)。
ルシリルオキシ)−1−[(Z)−5−(テトラヒドロ
−2H−ピラン−2−イルオキシ)−3−メチル−3−
ペンテン−1−イン−1−イル]−2,3−エポキシシ
クロペンタノール(前記の(c)に相当)1.53gの
ジクロロメタン溶液30mlに、2,6−ルチジン1.
30mlとトリフルオロメタンスルホン酸無水物0.6
3mlを−78℃で滴下した。次いで同温度で20分間
撹拌したのち、得られた反応液を水にあけ、ジエチルエ
ーテルで抽出した。得られた有機層を飽和硫酸銅水溶
液、重曹水、食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウム
で乾燥したのち、これより溶媒を留去した。得られた残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィで精製すること
により、下記の物性を有する rel−(3R,4S,5
R)−3−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−
[(Z)−5−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イ
ルオキシ)−3−メチル−3−ペンテン−1−イン−1
−イル]−4,5−エポキシ−1−シクロペンテン(本
発明の式(6)で表される化合物に相当)786mgを
得た(収率54%)。
【0025】NMRスペクトル(200MHz,CDC
l3 )δ:6.12(m,1H,d),6.10(m,
1H),4.61(m,2H),4.34〜4.10
(m,2H),3.94〜3.78(m,3H),3.
44〜3.58(m,1H),1.85(m,3H),
0.90(m,9H),0.12(m,6H) IRスペクトル(neat) cm-1:2948,21
92,1632,1593,1460,1202,10
24,834,671
l3 )δ:6.12(m,1H,d),6.10(m,
1H),4.61(m,2H),4.34〜4.10
(m,2H),3.94〜3.78(m,3H),3.
44〜3.58(m,1H),1.85(m,3H),
0.90(m,9H),0.12(m,6H) IRスペクトル(neat) cm-1:2948,21
92,1632,1593,1460,1202,10
24,834,671
【0026】実施例2 酢酸パラジウム50.6mg、トリフェニルホスフィン
237mgおよび安息香酸415.3mgを室温で1時
間撹拌した。この混合物に実施例1により得られた rel
−(3R,4S,5R)−3−(t−ブチルジメチルシ
リルオキシ)−1−[(Z)−5−(テトラヒドロ−2
H−ピラン−2−イルオキシ)−3−メチル−3−ペン
テン−1−イン−1−イル]−4,5−エポキシ−1−
シクロペンテン442.6mgのテトラヒドロフラン溶
液5mlを0℃で滴下した。次いで室温で24時間撹拌
したのち、得られた反応混合液をセライトを通して濾過
し、セライト層をヘキサンで洗浄した。得られた濾液を
飽和重曹水、食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥したのち、これより溶媒を留去した。得られた
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィで精製するこ
とにより、下記の物性を有する rel−(1S,2S,3
R)−2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−5−
[(Z)−5−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イ
ルオキシ)−3−メチル−3−ペンテン−1−イン−1
−イル]−3−ヒドロキシ−4−シクロペンテニル ベ
ンゾエート(本発明の式(5)で表される化合物に相
当)515mgを得た(収率89%)。
237mgおよび安息香酸415.3mgを室温で1時
間撹拌した。この混合物に実施例1により得られた rel
−(3R,4S,5R)−3−(t−ブチルジメチルシ
リルオキシ)−1−[(Z)−5−(テトラヒドロ−2
H−ピラン−2−イルオキシ)−3−メチル−3−ペン
テン−1−イン−1−イル]−4,5−エポキシ−1−
シクロペンテン442.6mgのテトラヒドロフラン溶
液5mlを0℃で滴下した。次いで室温で24時間撹拌
したのち、得られた反応混合液をセライトを通して濾過
し、セライト層をヘキサンで洗浄した。得られた濾液を
飽和重曹水、食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥したのち、これより溶媒を留去した。得られた
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィで精製するこ
とにより、下記の物性を有する rel−(1S,2S,3
R)−2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−5−
[(Z)−5−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イ
ルオキシ)−3−メチル−3−ペンテン−1−イン−1
−イル]−3−ヒドロキシ−4−シクロペンテニル ベ
ンゾエート(本発明の式(5)で表される化合物に相
当)515mgを得た(収率89%)。
【0027】NMRスペクトル(90MHz,CDCl
3 )δ:8.31〜7.26(m,5H),6.21
(m,1H),5.85(m,2H),4.79(m,
1H),4.70〜4.40(m,2H),4.30〜
3.20(m,2H),1.70(m,3H),2.0
〜1.2(m,6H),0.86(m,9H),0.0
5(m,6H)
3 )δ:8.31〜7.26(m,5H),6.21
(m,1H),5.85(m,2H),4.79(m,
1H),4.70〜4.40(m,2H),4.30〜
3.20(m,2H),1.70(m,3H),2.0
〜1.2(m,6H),0.86(m,9H),0.0
5(m,6H)
【0028】実施例3 実施例2により得られた rel−(1S,2S,3R)−
2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−5−
[(Z)−5−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イ
ルオキシ)−3−メチル−3−ペンテン−1−イン−1
−イル]−3−ヒドロキシ−4−シクロペンテニル ベ
ンゾエート837mgとジヒドロピラン0.22mlを
ジクロロメタン10mlに溶解し、得られた溶液に触媒
量のp−トルエンスルホン酸を0℃で加えた。次いで得
られた反応液を室温で20分間撹拌し、これに大過剰の
トリエチルアミンを加え、減圧下に濃縮し、下記の物性
を有するrel−(1S,2S,3R)−2−(t−ブチ
ルジメチルシリルオキシ)−5−[(Z)−5−(テト
ラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)−3−メチ
ル−3−ペンテン−1−イン−1−イル]−3−(テト
ラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)−4−シク
ロペンテニル ベンゾエート(本発明の式(5)で表さ
れる化合物に相当)980mgを得た。 FD質量スペクトル 〔M〕+ 596
2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−5−
[(Z)−5−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イ
ルオキシ)−3−メチル−3−ペンテン−1−イン−1
−イル]−3−ヒドロキシ−4−シクロペンテニル ベ
ンゾエート837mgとジヒドロピラン0.22mlを
ジクロロメタン10mlに溶解し、得られた溶液に触媒
量のp−トルエンスルホン酸を0℃で加えた。次いで得
られた反応液を室温で20分間撹拌し、これに大過剰の
トリエチルアミンを加え、減圧下に濃縮し、下記の物性
を有するrel−(1S,2S,3R)−2−(t−ブチ
ルジメチルシリルオキシ)−5−[(Z)−5−(テト
ラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)−3−メチ
ル−3−ペンテン−1−イン−1−イル]−3−(テト
ラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)−4−シク
ロペンテニル ベンゾエート(本発明の式(5)で表さ
れる化合物に相当)980mgを得た。 FD質量スペクトル 〔M〕+ 596
【0029】実施例4 実施例3により得られた rel−(1S,2S,3R)−
2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−5−
[(Z)−5−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イ
ルオキシ)−3−メチル−3−ペンテン−1−イン−1
−イル]−3−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イ
ルオキシ)−4−シクロペンテニル ベンゾエート98
0mgのメタノール溶液20mlに、室温で炭酸カリウ
ム2.0gを加えた。次いで室温で24時間撹拌した
後、反応液をセライトを通して濾過し、セライト層をヘ
キサンで洗浄した。得られた濾液を食塩水で洗浄したの
ち、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。次いでこれより
減圧下に溶媒を留去することにより、下記の物性を有す
る rel−(1S,2S,3R)−2−(t−ブチルジメ
チルシリルオキシ)−3−(テトラヒドロ−2H−ピラ
ン−2−イルオキシ)−5−[(Z)−5−(テトラヒ
ドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)−3−メチル−
3−ペンテン−1−イン−1−イル]−4−シクロペン
テノール(本発明の式(5)で表される化合物に相当)
800mgを得た。 FD質量スペクトル 〔M〕+ 492
2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−5−
[(Z)−5−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イ
ルオキシ)−3−メチル−3−ペンテン−1−イン−1
−イル]−3−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イ
ルオキシ)−4−シクロペンテニル ベンゾエート98
0mgのメタノール溶液20mlに、室温で炭酸カリウ
ム2.0gを加えた。次いで室温で24時間撹拌した
後、反応液をセライトを通して濾過し、セライト層をヘ
キサンで洗浄した。得られた濾液を食塩水で洗浄したの
ち、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。次いでこれより
減圧下に溶媒を留去することにより、下記の物性を有す
る rel−(1S,2S,3R)−2−(t−ブチルジメ
チルシリルオキシ)−3−(テトラヒドロ−2H−ピラ
ン−2−イルオキシ)−5−[(Z)−5−(テトラヒ
ドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)−3−メチル−
3−ペンテン−1−イン−1−イル]−4−シクロペン
テノール(本発明の式(5)で表される化合物に相当)
800mgを得た。 FD質量スペクトル 〔M〕+ 492
【0030】実施例5 実施例4により得られた rel−(1S,2S,3R)−
2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−3−(テト
ラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)−5−
[(Z)−5−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イ
ルオキシ)−3−メチル−3−ペンテン−1−イン−1
−イル]−4−シクロペンテノールのジクロロメタン溶
液15mlに、ピリジニウム クロロクロメート1.0
5gを室温で加えた。次いで室温で8時間撹拌したの
ち、反応液をジクロロメタンで希釈し、フロリジルを通
して濾過した。得られた濾液を飽和重曹水、食塩水で順
次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥したのち、これ
より溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィで精製することにより、下記の物性を
有する rel−(2S,3R)−2−(t−ブチルジメチ
ルシリルオキシ)−3−(テトラヒドロ−2H−ピラン
−2−イルオキシ)−5−[(Z)−5−(テトラヒド
ロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)−3−メチル−3
−ペンテン−1−イン−1−イル]−4−シクロペンテ
ノン(本発明の式(5)で表される化合物に相当)46
3mgを得た。
2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−3−(テト
ラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)−5−
[(Z)−5−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イ
ルオキシ)−3−メチル−3−ペンテン−1−イン−1
−イル]−4−シクロペンテノールのジクロロメタン溶
液15mlに、ピリジニウム クロロクロメート1.0
5gを室温で加えた。次いで室温で8時間撹拌したの
ち、反応液をジクロロメタンで希釈し、フロリジルを通
して濾過した。得られた濾液を飽和重曹水、食塩水で順
次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥したのち、これ
より溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィで精製することにより、下記の物性を
有する rel−(2S,3R)−2−(t−ブチルジメチ
ルシリルオキシ)−3−(テトラヒドロ−2H−ピラン
−2−イルオキシ)−5−[(Z)−5−(テトラヒド
ロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)−3−メチル−3
−ペンテン−1−イン−1−イル]−4−シクロペンテ
ノン(本発明の式(5)で表される化合物に相当)46
3mgを得た。
【0031】NMRスペクトル(90MHz,CDCl
3 )δ:7.44(d,1H,J=2.2Hz),4.
86(m,1H),3.4〜5.0(m,10H),
1.91(d,3H,J=1.1Hz),1.2〜2.
0(m,6H),0.91(m,9H),0.17
(m,6H) IRスペクトル(neat) cm-1:3456,29
32,2202,1738,1463,1256,11
20,1033,839,782,783
3 )δ:7.44(d,1H,J=2.2Hz),4.
86(m,1H),3.4〜5.0(m,10H),
1.91(d,3H,J=1.1Hz),1.2〜2.
0(m,6H),0.91(m,9H),0.17
(m,6H) IRスペクトル(neat) cm-1:3456,29
32,2202,1738,1463,1256,11
20,1033,839,782,783
【0032】実施例6 実施例5により得られた rel−(2S,3R)−2−
(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−3−(テトラヒ
ドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)−5−[(Z)
−5−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキ
シ)−3−メチル−3−ペンテン−1−イン−1−イ
ル]−4−シクロペンテノン45.1mgのジエチルエ
ーテル溶液2mlに、臭化プロパルギルマグネシウムの
エチルエーテル溶液(1,2N,0.20ml)を0℃
で滴下した。次いで0℃で1時間撹拌したのち、反応液
を氷冷した飽和塩化アンモニウム水溶液に激しく撹拌し
ながら加えた。水層をジエチルエーテルで抽出し、得ら
れた抽出液と有機層とを合わせて食塩水で洗浄し、無水
硫酸マグネシウムで乾燥したのち、これより溶媒を留去
した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィで精製することにより、下記の物性を有する rel−
(2S,3R)−2−(t−ブチルジメチルシリルオキ
シ)−1−(2−プロピン−1−イル)−3−(テトラ
ヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)−5−
[(Z)−5−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イ
ルオキシ)−3−メチル−3−ペンテン−1−イン−1
−イル]−4−シクロペンテノール(本発明の式(4)
で表される化合物に相当)39.0mgを得た(収率8
0%)。
(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−3−(テトラヒ
ドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)−5−[(Z)
−5−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキ
シ)−3−メチル−3−ペンテン−1−イン−1−イ
ル]−4−シクロペンテノン45.1mgのジエチルエ
ーテル溶液2mlに、臭化プロパルギルマグネシウムの
エチルエーテル溶液(1,2N,0.20ml)を0℃
で滴下した。次いで0℃で1時間撹拌したのち、反応液
を氷冷した飽和塩化アンモニウム水溶液に激しく撹拌し
ながら加えた。水層をジエチルエーテルで抽出し、得ら
れた抽出液と有機層とを合わせて食塩水で洗浄し、無水
硫酸マグネシウムで乾燥したのち、これより溶媒を留去
した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィで精製することにより、下記の物性を有する rel−
(2S,3R)−2−(t−ブチルジメチルシリルオキ
シ)−1−(2−プロピン−1−イル)−3−(テトラ
ヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)−5−
[(Z)−5−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イ
ルオキシ)−3−メチル−3−ペンテン−1−イン−1
−イル]−4−シクロペンテノール(本発明の式(4)
で表される化合物に相当)39.0mgを得た(収率8
0%)。
【0033】NMRスペクトル(90MHz,CDCl
3 )δ:6.17(m,1H),6.02(m,1
H),4.0〜4.8(m,6H),3.4〜4.0
(m,4H),2.5(m,2H),2.0(m,1
H),1.85(m,3H),1.4〜2.0(m,1
2H),0.93(m,9H),0.17(m,6H)
3 )δ:6.17(m,1H),6.02(m,1
H),4.0〜4.8(m,6H),3.4〜4.0
(m,4H),2.5(m,2H),2.0(m,1
H),1.85(m,3H),1.4〜2.0(m,1
2H),0.93(m,9H),0.17(m,6H)
【0034】実施例7 実施例6により得られた rel−(2S,3R)−2−
(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(2−プロ
ピン−1−イル)−3−(テトラヒドロ−2H−ピラン
−2−イルオキシ)−5−[(Z)−5−(テトラヒド
ロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)−3−メチル−3
−ペンテン−1−イン−1−イル]−4−シクロペンテ
ノール880mgを乾燥したジエチルエーテル20ml
に溶解し、得られた溶液に−78℃にてブチルリチウム
(1.61N,2.05ml)を滴下した。−40℃で
1時間攪拌したのち、−78℃に冷却した。パラホルム
アルデヒド5.0gを熱分解して発生させたホルムアル
デヒドガスを、反応液に−78℃で30分かけて吹き込
んだ。得られた反応液を水にあけ、ジエチルエーテルで
抽出した。抽出液を食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥したのち、これより溶媒を留去した。得られ
た残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィで精製する
ことにより、下記の物性を有する rel−(2S,3R)
−2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4
−ヒドロキシ−2−ブチン−1−イル)−3−(テトラ
ヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)−5−
[(Z)−5−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イ
ルオキシ)−3−メチル−3−ペンテン−1−イン−1
−イル]−4−シクロペンテノール(本発明の式(4)
で表される化合物に相当)323mgを得た(収率37
%)。
(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(2−プロ
ピン−1−イル)−3−(テトラヒドロ−2H−ピラン
−2−イルオキシ)−5−[(Z)−5−(テトラヒド
ロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)−3−メチル−3
−ペンテン−1−イン−1−イル]−4−シクロペンテ
ノール880mgを乾燥したジエチルエーテル20ml
に溶解し、得られた溶液に−78℃にてブチルリチウム
(1.61N,2.05ml)を滴下した。−40℃で
1時間攪拌したのち、−78℃に冷却した。パラホルム
アルデヒド5.0gを熱分解して発生させたホルムアル
デヒドガスを、反応液に−78℃で30分かけて吹き込
んだ。得られた反応液を水にあけ、ジエチルエーテルで
抽出した。抽出液を食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥したのち、これより溶媒を留去した。得られ
た残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィで精製する
ことにより、下記の物性を有する rel−(2S,3R)
−2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4
−ヒドロキシ−2−ブチン−1−イル)−3−(テトラ
ヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)−5−
[(Z)−5−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イ
ルオキシ)−3−メチル−3−ペンテン−1−イン−1
−イル]−4−シクロペンテノール(本発明の式(4)
で表される化合物に相当)323mgを得た(収率37
%)。
【0035】NMRスペクトル(90MHz,CDCl
3 )δ:5.8〜6.2(m,2H),3.3〜4.9
(m,10H),4.16(brs,2H),2.2〜
2.8(m,2H),1.84(brs,3H),1.
3〜1.8(m,12H),0.90(s,9H),
0.15(s,3H),0.12(s,3H)
3 )δ:5.8〜6.2(m,2H),3.3〜4.9
(m,10H),4.16(brs,2H),2.2〜
2.8(m,2H),1.84(brs,3H),1.
3〜1.8(m,12H),0.90(s,9H),
0.15(s,3H),0.12(s,3H)
【0036】実施例8 実施例7により得られた rel−(2S,3R)−2−
(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−ヒド
ロキシ−2−ブチン−1−イル)−3−(テトラヒドロ
−2H−ピラン−2−イルオキシ)−5−[(Z)−5
−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)−
3−メチル−3−ペンテン−1−イン−1−イル]−4
−シクロペンテノール305mg、トリエチルアミン
0.12mlおよびテトラヒドロフラン5mlからなる
溶液に、−20℃で塩化メタンスルホニル0.063m
lを加え、1時間攪拌した。反応液に臭化リチウム14
2mgを加え、室温で3時間攪拌した。得られた反応液
を水にあけ、ジエチルエーテルで抽出した。抽出液を飽
和硫酸銅水溶液、重曹水、食塩水で順次洗浄し、無水硫
酸マグネシウムで乾燥したのち、これより溶媒を留去し
た。得られた残渣をメタノール10mlに溶解し、得ら
れた溶液に触媒量のピリジニウムp−トルエンスルホナ
ートを加え、室温で16時間攪拌した。反応液を飽和重
曹水にあけ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を食塩水で
洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥したのち、これよ
り溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィで精製することにより、下記の物性を有
する rel−(2S,3R)−2−(t−ブチルジメチル
シリルオキシ)−1−(4−ブロモ−2−ブチン−1−
イル)−5−[(Z)−5−ヒドロキシ−3−メチル−
3−ペンテン−1−イン−1−イル]−4−シクロペン
テン−1,3−ジオール(本発明の式(4)で表される
化合物に相当)74mgを得た(収率30%)。
(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−ヒド
ロキシ−2−ブチン−1−イル)−3−(テトラヒドロ
−2H−ピラン−2−イルオキシ)−5−[(Z)−5
−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)−
3−メチル−3−ペンテン−1−イン−1−イル]−4
−シクロペンテノール305mg、トリエチルアミン
0.12mlおよびテトラヒドロフラン5mlからなる
溶液に、−20℃で塩化メタンスルホニル0.063m
lを加え、1時間攪拌した。反応液に臭化リチウム14
2mgを加え、室温で3時間攪拌した。得られた反応液
を水にあけ、ジエチルエーテルで抽出した。抽出液を飽
和硫酸銅水溶液、重曹水、食塩水で順次洗浄し、無水硫
酸マグネシウムで乾燥したのち、これより溶媒を留去し
た。得られた残渣をメタノール10mlに溶解し、得ら
れた溶液に触媒量のピリジニウムp−トルエンスルホナ
ートを加え、室温で16時間攪拌した。反応液を飽和重
曹水にあけ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を食塩水で
洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥したのち、これよ
り溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィで精製することにより、下記の物性を有
する rel−(2S,3R)−2−(t−ブチルジメチル
シリルオキシ)−1−(4−ブロモ−2−ブチン−1−
イル)−5−[(Z)−5−ヒドロキシ−3−メチル−
3−ペンテン−1−イン−1−イル]−4−シクロペン
テン−1,3−ジオール(本発明の式(4)で表される
化合物に相当)74mgを得た(収率30%)。
【0037】NMRスペクトル(90MHz,CDCl
3 )δ:5.8〜6.1(m,2H),3.4〜4.8
(m,4H),3.84(brs,2H),2.52
(dt,1H,J=10.2,2.3Hz),2.48
(dt,1H,J=10.2,2.0Hz),1.87
(brs,3H),0.94(s,9H),0.16
(s,6H)
3 )δ:5.8〜6.1(m,2H),3.4〜4.8
(m,4H),3.84(brs,2H),2.52
(dt,1H,J=10.2,2.3Hz),2.48
(dt,1H,J=10.2,2.0Hz),1.87
(brs,3H),0.94(s,9H),0.16
(s,6H)
【0038】実施例9 水素化ナトリウム58mgをヘキサンで洗浄し、テトラ
ヒドロフラン20mlに懸濁させ、ヘキサメチルリン酸
トリアミド0.2mlおよびエタノール0.02mlを
加え、室温で30分攪拌した。得られた混合液に実施例
8により得られた rel−(2S,3R)−2−(t−ブ
チルジメチルシリルオキシ)−1−(4−ブロモ−2−
ブチン−1−イル)−5−[(Z)−5−ヒドロキシ−
3−メチル−3−ペンテン−1−イン−1−イル]−4
−シクロペンテン−1,3−ジオール20mgのテトラ
ヒドロフラン溶液(20ml)を25−30℃にて10
時間かけて徐々に滴下した。滴下後、同温度で1時間攪
拌し、得られた反応液を飽和塩化アンモニウム水溶液に
あけ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を食塩水で洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥したのち、これより溶
媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィで精製することにより、下記の物性を有する
rel−(14R,15S)−15−(t−ブチルジメチ
ルシリルオキシ)−9−メチル−6−オキサビシクロ−
〔10,3,0〕−ペンタデカ−8,12−ジエン−
3,10−ジイン−1,14−ジオール(本発明の式
(3)で表される化合物に相当)を7mg得た。
ヒドロフラン20mlに懸濁させ、ヘキサメチルリン酸
トリアミド0.2mlおよびエタノール0.02mlを
加え、室温で30分攪拌した。得られた混合液に実施例
8により得られた rel−(2S,3R)−2−(t−ブ
チルジメチルシリルオキシ)−1−(4−ブロモ−2−
ブチン−1−イル)−5−[(Z)−5−ヒドロキシ−
3−メチル−3−ペンテン−1−イン−1−イル]−4
−シクロペンテン−1,3−ジオール20mgのテトラ
ヒドロフラン溶液(20ml)を25−30℃にて10
時間かけて徐々に滴下した。滴下後、同温度で1時間攪
拌し、得られた反応液を飽和塩化アンモニウム水溶液に
あけ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を食塩水で洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥したのち、これより溶
媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィで精製することにより、下記の物性を有する
rel−(14R,15S)−15−(t−ブチルジメチ
ルシリルオキシ)−9−メチル−6−オキサビシクロ−
〔10,3,0〕−ペンタデカ−8,12−ジエン−
3,10−ジイン−1,14−ジオール(本発明の式
(3)で表される化合物に相当)を7mg得た。
【0039】NMRスペクトル(300MHz,CDC
l3 )δ:6.02(d,1H,J=2.0Hz),
5.94(brt,1H,J=7.0Hz),4.3〜
4.42(m,2H),4.18〜4.23(m,1
H),4.17(dt,1H,J=16.2,2.0H
z) 4.13(dt,1H,J=16.2,2.4Hz) 4.03(d,1H,J=5.7Hz),2.87(d
t,1H,J=17.2,2.0Hz) 2.25(dt,1H,J=17.2,2.4Hz) 1.96(d,3H,J=0.4Hz),0.93
(s,9H),0.15(s,6H)
l3 )δ:6.02(d,1H,J=2.0Hz),
5.94(brt,1H,J=7.0Hz),4.3〜
4.42(m,2H),4.18〜4.23(m,1
H),4.17(dt,1H,J=16.2,2.0H
z) 4.13(dt,1H,J=16.2,2.4Hz) 4.03(d,1H,J=5.7Hz),2.87(d
t,1H,J=17.2,2.0Hz) 2.25(dt,1H,J=17.2,2.4Hz) 1.96(d,3H,J=0.4Hz),0.93
(s,9H),0.15(s,6H)
【0040】実施例10 実施例2により得られた rel−(1S,2S,3R)−
2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−5−
[(Z)−5−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イ
ルオキシ)−3−メチル−3−ペンテン−1−イン−1
−イル]−3−ヒドロキシ−4−シクロペンテニル ベ
ンゾエート6.3gをジメチルホルムアミド30mlに
溶解し、得られた溶液にイミダゾール3.0gおよびt
−ブチルジメチルシリルクロリド3.3gを0℃で加え
た。次いで得られた反応液を室温で5時間攪拌した後、
反応混合物を1N塩酸中にあけ、エーテルで抽出した。
抽出液を、飽和重曹水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水
硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去することによ
り、下記の物性を有する rel−(1S,2S,3R)−
2,3−ジ(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−5−
[(Z)−5−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イ
ルオキシ)−3−メチル−3−ペンテン−1−イン−1
−イル]−4−シクロペンテニル ベンゾエート(本発
明の式(5)で表される化合物に相当)11.2gを得
た。 FD質量スペクトル 〔M〕+ 626
2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−5−
[(Z)−5−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イ
ルオキシ)−3−メチル−3−ペンテン−1−イン−1
−イル]−3−ヒドロキシ−4−シクロペンテニル ベ
ンゾエート6.3gをジメチルホルムアミド30mlに
溶解し、得られた溶液にイミダゾール3.0gおよびt
−ブチルジメチルシリルクロリド3.3gを0℃で加え
た。次いで得られた反応液を室温で5時間攪拌した後、
反応混合物を1N塩酸中にあけ、エーテルで抽出した。
抽出液を、飽和重曹水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水
硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去することによ
り、下記の物性を有する rel−(1S,2S,3R)−
2,3−ジ(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−5−
[(Z)−5−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イ
ルオキシ)−3−メチル−3−ペンテン−1−イン−1
−イル]−4−シクロペンテニル ベンゾエート(本発
明の式(5)で表される化合物に相当)11.2gを得
た。 FD質量スペクトル 〔M〕+ 626
【0041】実施例11 実施例10により得られた rel−(1S,2S,3R)
−2,3−ジ(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−5
−[(Z)−5−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−
イルオキシ)−3−メチル−3−ペンテン−1−イン−
1−イル]−4−シクロペンテニル ベンゾエートのメ
タノール溶液200mlに、室温で炭酸カリウム24.
7gを加えた。次いで室温で15時間撹拌した後、反応
液を1N塩酸中にあけ、酢酸エチルで抽出した。抽出液
を飽和重曹水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥したのち、これより溶媒を留去した。得
られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィで精製
することにより、下記の物性を有する rel−(1S,2
S,3R)−2,3−ジ(t−ブチルジメチルシリルオ
キシ)−5−[(Z)−5−(テトラヒドロ−2H−ピ
ラン−2−イルオキシ)−3−メチル−3−ペンテン−
1−イン−1−イル]−4−シクロペンテノール(本発
明の式(5)で表される化合物に相当)5.4gを得
た。 FD質量スペクトル 〔M〕+ 522
−2,3−ジ(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−5
−[(Z)−5−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−
イルオキシ)−3−メチル−3−ペンテン−1−イン−
1−イル]−4−シクロペンテニル ベンゾエートのメ
タノール溶液200mlに、室温で炭酸カリウム24.
7gを加えた。次いで室温で15時間撹拌した後、反応
液を1N塩酸中にあけ、酢酸エチルで抽出した。抽出液
を飽和重曹水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥したのち、これより溶媒を留去した。得
られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィで精製
することにより、下記の物性を有する rel−(1S,2
S,3R)−2,3−ジ(t−ブチルジメチルシリルオ
キシ)−5−[(Z)−5−(テトラヒドロ−2H−ピ
ラン−2−イルオキシ)−3−メチル−3−ペンテン−
1−イン−1−イル]−4−シクロペンテノール(本発
明の式(5)で表される化合物に相当)5.4gを得
た。 FD質量スペクトル 〔M〕+ 522
【0042】実施例12 実施例11により得られた rel−(1S,2S,3R)
−2,3−ジ(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−5
−[(Z)−5−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−
イルオキシ)−3−メチル−3−ペンテン−1−イン−
1−イル]−4−シクロペンテノール5.4gのジクロ
ロメタン溶液60mlに、酢酸ナトリウム4.2gおよ
びピリジニウム クロロクロメート6.6gを室温にて
加えた。次いで室温で15時間撹拌したのち、反応混合
物に硫酸マグネシウム1gとジエチルエーテル60ml
を加え、さらに5分間攪拌し、得られた反応液をセライ
トを通して濾過した。得られた濾液を飽和重曹水、食塩
水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥したの
ち、これより溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィで精製することにより、下記
の物性を有する rel−(2S,3R)−2,3−ジ(t
−ブチルジメチルシリルオキシ)−5−[(Z)−5−
(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)−3
−メチル−3−ペンテン−1−イン−1−イル]−4−
シクロペンテノン(本発明の式(5)で表される化合物
に相当)4.0gを得た(収率74%)。
−2,3−ジ(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−5
−[(Z)−5−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−
イルオキシ)−3−メチル−3−ペンテン−1−イン−
1−イル]−4−シクロペンテノール5.4gのジクロ
ロメタン溶液60mlに、酢酸ナトリウム4.2gおよ
びピリジニウム クロロクロメート6.6gを室温にて
加えた。次いで室温で15時間撹拌したのち、反応混合
物に硫酸マグネシウム1gとジエチルエーテル60ml
を加え、さらに5分間攪拌し、得られた反応液をセライ
トを通して濾過した。得られた濾液を飽和重曹水、食塩
水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥したの
ち、これより溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィで精製することにより、下記
の物性を有する rel−(2S,3R)−2,3−ジ(t
−ブチルジメチルシリルオキシ)−5−[(Z)−5−
(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)−3
−メチル−3−ペンテン−1−イン−1−イル]−4−
シクロペンテノン(本発明の式(5)で表される化合物
に相当)4.0gを得た(収率74%)。
【0043】NMRスペクトル(300MHz,CDC
l3 )δ:7.21(d,1H,J=2.1Hz),
6.10(dd,1H,J=6.0,7.0Hz),
4.68(dd,1H,J=2.1,3.0Hz),
4.61〜4.63(m,1H),4.28(dd,1
H,J=14.0,6.0Hz),4.18(d,1
H,J=3.0Hz),4.13(dd,1H,J=1
4.0,7.0Hz),3.80〜3.90(m,1
H),3.45〜3.55(m,1H),1.87
(s,3H),1.50〜1.80(m,6H),0.
96(s,18H),0.19(s,3H),0.16
(s,3H),0.15(s,3H),0.14(s,
3H), IRスペクトル(neat) cm-1:3032,29
26,2854,2202,1740
l3 )δ:7.21(d,1H,J=2.1Hz),
6.10(dd,1H,J=6.0,7.0Hz),
4.68(dd,1H,J=2.1,3.0Hz),
4.61〜4.63(m,1H),4.28(dd,1
H,J=14.0,6.0Hz),4.18(d,1
H,J=3.0Hz),4.13(dd,1H,J=1
4.0,7.0Hz),3.80〜3.90(m,1
H),3.45〜3.55(m,1H),1.87
(s,3H),1.50〜1.80(m,6H),0.
96(s,18H),0.19(s,3H),0.16
(s,3H),0.15(s,3H),0.14(s,
3H), IRスペクトル(neat) cm-1:3032,29
26,2854,2202,1740
【0044】実施例13 実施例12により得られた rel−(2S,3R)−2,
3−ジ(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−5−
[(Z)−5−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イ
ルオキシ)−3−メチル−3−ペンテン−1−イン−1
−イル]−4−シクロペンテノン1.58g(3.04
mmol)のジエチルエーテル溶液30mlを−78℃
に冷却し、臭化プロパルギルマグネシウムのエチルエー
テル溶液(1.2N,3.8ml)を−78℃にてゆっ
くり滴下した。次いで−78℃で10分撹拌したのち、
反応液を飽和塩化アンモニウム水溶液100mlに激し
く攪拌しながら加えた。水層をジエチルエーテルで抽出
し、得られた抽出液と有機層とを合わせて飽和食塩水で
洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥したのち、これよ
り溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィで精製することにより、下記の物性を有
する rel−(2S,3R)−2,3−ジ(t−ブチルジ
メチルシリルオキシ)−1−(2−プロピン−1−イ
ル)−5−[(Z)−5−(テトラヒドロ−2H−ピラ
ン−2−イルオキシ)−3−メチル−3−ペンテン−1
−イン−1−イル]−4−シクロペンテノール(本発明
の式(4)で表される化合物に相当)3.4gを得た
(収率81%)。
3−ジ(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−5−
[(Z)−5−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イ
ルオキシ)−3−メチル−3−ペンテン−1−イン−1
−イル]−4−シクロペンテノン1.58g(3.04
mmol)のジエチルエーテル溶液30mlを−78℃
に冷却し、臭化プロパルギルマグネシウムのエチルエー
テル溶液(1.2N,3.8ml)を−78℃にてゆっ
くり滴下した。次いで−78℃で10分撹拌したのち、
反応液を飽和塩化アンモニウム水溶液100mlに激し
く攪拌しながら加えた。水層をジエチルエーテルで抽出
し、得られた抽出液と有機層とを合わせて飽和食塩水で
洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥したのち、これよ
り溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィで精製することにより、下記の物性を有
する rel−(2S,3R)−2,3−ジ(t−ブチルジ
メチルシリルオキシ)−1−(2−プロピン−1−イ
ル)−5−[(Z)−5−(テトラヒドロ−2H−ピラ
ン−2−イルオキシ)−3−メチル−3−ペンテン−1
−イン−1−イル]−4−シクロペンテノール(本発明
の式(4)で表される化合物に相当)3.4gを得た
(収率81%)。
【0045】NMRスペクトル(90MHz,CDCl
3 )δ:5.90〜6.00(m,1H),5.95
(d,1H,J=2.0Hz),4.51(brs,1
H),4.45(dd,1H,J=2.0,5.0H
z),4.11(t,2H,J=5.2Hz),4.0
0(d,1H,J=5.0Hz),3.60〜4.00
(m,2H),2.55(d,2H,J=2.0H
z),2.02(t,1H,J=2.0Hz),2.0
5(t,2H,J=2.0Hz),1.84(brs,
3H),1.00〜2.00(m,6H),0.92
(s,9H),0.88(s,9H),0.14(s,
3H),0.11(s,3H),0.07(s,3
H),0.33(s,3H), IRスペクトル(neat) cm-1:3414,29
24,2194,2118,1632,1468,11
34,779
3 )δ:5.90〜6.00(m,1H),5.95
(d,1H,J=2.0Hz),4.51(brs,1
H),4.45(dd,1H,J=2.0,5.0H
z),4.11(t,2H,J=5.2Hz),4.0
0(d,1H,J=5.0Hz),3.60〜4.00
(m,2H),2.55(d,2H,J=2.0H
z),2.02(t,1H,J=2.0Hz),2.0
5(t,2H,J=2.0Hz),1.84(brs,
3H),1.00〜2.00(m,6H),0.92
(s,9H),0.88(s,9H),0.14(s,
3H),0.11(s,3H),0.07(s,3
H),0.33(s,3H), IRスペクトル(neat) cm-1:3414,29
24,2194,2118,1632,1468,11
34,779
【0046】実施例14 実施例13により得られた rel−(2S,3R)−2,
3−ジ(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(2
−プロピン−1−イル)−5−[(Z)−5−(テトラ
ヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)−3−メチル
−3−ペンテン−1−イン−1−イル]−4−シクロペ
ンテノール1.30gをアルゴン雰囲気下に乾燥したテ
トラヒドロフラン35mlに溶解し、ヘキサメチルリン
酸トリアミド1.21mlを加え、−78℃に冷却し
た。得られた溶液にブチルリチウム(1.73N,3.
35ml)を−78℃にて滴下し、同温度で20分間攪
拌した。次いでジメチルホルムアミド0.54mlを乾
燥テトラヒドロフラン10mlに溶かした溶液を加え、
−10℃で20分間攪拌した。得られた反応液を飽和塩
化アンモニウム水溶液にあけ、ジエチルエーテルで抽出
した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥したのち、これより溶媒を留去した。得られ
た残渣をメタノール50mlに溶解し、−10℃に冷却
した。得られた溶液に塩化セリウム・7水和物1.30
gと水素化ホウ素ナトリウム110mgを加え、−10
℃で15分間攪拌した。次いで1N塩酸20mlを加
え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥したのち、これより溶
媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィで精製することにより、下記の物性を有する
rel−(2S,3R)−2,3−ジ(t−ブチルジメチ
ルシリルオキシ)−1−(4−ヒドロキシ−2−ブチン
−1−イル)−5−[(Z)−5−(テトラヒドロ−2
H−ピラン−2−イルオキシ)−3−メチル−3−ペン
テン−1−イン−1−イル]−4−シクロペンテノール
(本発明の式(4)で表される化合物に相当)552m
gを得た(収率40%)。
3−ジ(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(2
−プロピン−1−イル)−5−[(Z)−5−(テトラ
ヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)−3−メチル
−3−ペンテン−1−イン−1−イル]−4−シクロペ
ンテノール1.30gをアルゴン雰囲気下に乾燥したテ
トラヒドロフラン35mlに溶解し、ヘキサメチルリン
酸トリアミド1.21mlを加え、−78℃に冷却し
た。得られた溶液にブチルリチウム(1.73N,3.
35ml)を−78℃にて滴下し、同温度で20分間攪
拌した。次いでジメチルホルムアミド0.54mlを乾
燥テトラヒドロフラン10mlに溶かした溶液を加え、
−10℃で20分間攪拌した。得られた反応液を飽和塩
化アンモニウム水溶液にあけ、ジエチルエーテルで抽出
した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥したのち、これより溶媒を留去した。得られ
た残渣をメタノール50mlに溶解し、−10℃に冷却
した。得られた溶液に塩化セリウム・7水和物1.30
gと水素化ホウ素ナトリウム110mgを加え、−10
℃で15分間攪拌した。次いで1N塩酸20mlを加
え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥したのち、これより溶
媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィで精製することにより、下記の物性を有する
rel−(2S,3R)−2,3−ジ(t−ブチルジメチ
ルシリルオキシ)−1−(4−ヒドロキシ−2−ブチン
−1−イル)−5−[(Z)−5−(テトラヒドロ−2
H−ピラン−2−イルオキシ)−3−メチル−3−ペン
テン−1−イン−1−イル]−4−シクロペンテノール
(本発明の式(4)で表される化合物に相当)552m
gを得た(収率40%)。
【0047】NMRスペクトル(90MHz,CDCl
3 )δ:5.8〜6.2(m,2H),3.3〜4.9
(m,7H),4.16(brs,2H),2.2〜
2.8(m,2H),1.84(brs,3H),1.
3〜1.8(m,6H),0.92(s,9H),0.
88(s,9H),0.14(s,3H),0.11
(s,3H),0.07(s,3H),0.33(s,
3H) IRスペクトル(neat) cm-1:3402,29
28,2224,1670,1463,1120,10
22,838,757
3 )δ:5.8〜6.2(m,2H),3.3〜4.9
(m,7H),4.16(brs,2H),2.2〜
2.8(m,2H),1.84(brs,3H),1.
3〜1.8(m,6H),0.92(s,9H),0.
88(s,9H),0.14(s,3H),0.11
(s,3H),0.07(s,3H),0.33(s,
3H) IRスペクトル(neat) cm-1:3402,29
28,2224,1670,1463,1120,10
22,838,757
【0048】実施例15 実施例14により得られた rel−(2S,3R)−2,
3−ジ(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4
−ヒドロキシ−2−ブチン−1−イル)−5−[(Z)
−5−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキ
シ)−3−メチル−3−ペンテン−1−イン−1−イ
ル]−4−シクロペンテノール1.56gおよびトリエ
チルアミン0.74mlをアルゴン雰囲気下に乾燥した
ジクロロメタン50mlに溶解し、−78℃に冷却し
た。得られた溶液に塩化メタンスルホニル0.31ml
を加え、−78℃で10分間攪拌した。得られた反応混
合物を水にあけ、ジエチルエーテルで抽出した。抽出液
を飽和重曹水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥したのち、これより溶媒を留去した。得
られた残渣をテトラヒドロフラン30mlに溶解し、得
られた溶液に臭化リチウム703mgを加え、室温で3
時間攪拌した。反応混合物を水100mlにあけ、ジエ
チルエーテルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥したのち、これより溶
媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィで精製することにより、下記の物性を有する
rel−(2S,3R)−2,3−ジ(t−ブチルジメチ
ルシリルオキシ)−1−(4−ブロモ−2−ブチン−1
−イル)−5−[(Z)−5−(テトラヒドロ−2H−
ピラン−2−イルオキシ)−3−メチル−3−ペンテン
−1−イン−1−イル]−4−シクロペンテノール(本
発明の式(4)で表される化合物に相当)1.15gを
得た(収率67%)。 FD質量スペクトル 〔M〕+ 652,654
3−ジ(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4
−ヒドロキシ−2−ブチン−1−イル)−5−[(Z)
−5−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキ
シ)−3−メチル−3−ペンテン−1−イン−1−イ
ル]−4−シクロペンテノール1.56gおよびトリエ
チルアミン0.74mlをアルゴン雰囲気下に乾燥した
ジクロロメタン50mlに溶解し、−78℃に冷却し
た。得られた溶液に塩化メタンスルホニル0.31ml
を加え、−78℃で10分間攪拌した。得られた反応混
合物を水にあけ、ジエチルエーテルで抽出した。抽出液
を飽和重曹水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥したのち、これより溶媒を留去した。得
られた残渣をテトラヒドロフラン30mlに溶解し、得
られた溶液に臭化リチウム703mgを加え、室温で3
時間攪拌した。反応混合物を水100mlにあけ、ジエ
チルエーテルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥したのち、これより溶
媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィで精製することにより、下記の物性を有する
rel−(2S,3R)−2,3−ジ(t−ブチルジメチ
ルシリルオキシ)−1−(4−ブロモ−2−ブチン−1
−イル)−5−[(Z)−5−(テトラヒドロ−2H−
ピラン−2−イルオキシ)−3−メチル−3−ペンテン
−1−イン−1−イル]−4−シクロペンテノール(本
発明の式(4)で表される化合物に相当)1.15gを
得た(収率67%)。 FD質量スペクトル 〔M〕+ 652,654
【0049】実施例16 実施例15により得られた rel−(2S,3R)−2,
3−ジ(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4
−ブロモ−2−ブチン−1−イル)−5−[(Z)−5
−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)−
3−メチル−3−ペンテン−1−イン−1−イル]−4
−シクロペンテノールをテトラヒドロフラン:酢酸:水
(1:4:1)の混合溶媒30mlに溶解し、室温で1
5時間攪拌した。得られた反応液を飽和重曹水にあけ、
酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和重曹水、飽和食塩
水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥したの
ち、これより溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィで精製することにより、下記
の物性を有する rel−(2S,3R)−2,3−ジ(t
−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−ブロモ−
2−ブチン−1−イル)−5−[(Z)−5−ヒドロキ
シ−3−メチル−3−ペンテン−1−イン−1−イル]
−4−シクロペンテノール(本発明の式(4)で表され
る化合物に相当)560mgを得た(収率56%)。
3−ジ(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4
−ブロモ−2−ブチン−1−イル)−5−[(Z)−5
−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)−
3−メチル−3−ペンテン−1−イン−1−イル]−4
−シクロペンテノールをテトラヒドロフラン:酢酸:水
(1:4:1)の混合溶媒30mlに溶解し、室温で1
5時間攪拌した。得られた反応液を飽和重曹水にあけ、
酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和重曹水、飽和食塩
水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥したの
ち、これより溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィで精製することにより、下記
の物性を有する rel−(2S,3R)−2,3−ジ(t
−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−ブロモ−
2−ブチン−1−イル)−5−[(Z)−5−ヒドロキ
シ−3−メチル−3−ペンテン−1−イン−1−イル]
−4−シクロペンテノール(本発明の式(4)で表され
る化合物に相当)560mgを得た(収率56%)。
【0050】NMRスペクトル(90MHz,CDCl
3 )δ:5.8〜6.1(m,2H),3.4〜4.8
(m,4H),3.84(brs,2H),2.56
(dt,1H,J=10.2,2.3Hz),2.48
(dt,1H,J=10.2,2.0Hz),1.87
(brs,3H),0.92(s,9H),0.88
(s,9H),0.14(s,3H),0.11(s,
3H),0.07(s,3H),0.33(s,3H)
3 )δ:5.8〜6.1(m,2H),3.4〜4.8
(m,4H),3.84(brs,2H),2.56
(dt,1H,J=10.2,2.3Hz),2.48
(dt,1H,J=10.2,2.0Hz),1.87
(brs,3H),0.92(s,9H),0.88
(s,9H),0.14(s,3H),0.11(s,
3H),0.07(s,3H),0.33(s,3H)
【0051】実施例17 水素化ナトリウム50mgをヘキサンで洗浄し、テトラ
ヒドロフラン5mlに懸濁させ、ヘキサメチルリン酸ト
リアミド0.03mlおよびエタノール0.03mlを
加え、室温で30分攪拌した。得られた混合液に、実施
例16により得られた rel−(2S,3R)−2,3−
ジ(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−ブ
ロモ−2−ブチン−1−イル)−5−[(Z)−5−ヒ
ドロキシ−3−メチル−3−ペンテン−1−イン−1−
イル]−4−シクロペンテノール25mgのテトラヒド
ロフラン溶液(5ml)を室温にて1時間かけて徐々に
滴下した。滴下後、室温で1時間攪拌し、得られた反応
液を飽和塩化アンモニウム水溶液にあけ、酢酸エチルで
抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥したのち、これより溶媒を留去した。得
られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィで精製
することにより、下記の物性を有する rel−(14R,
15S)−1−ヒドロキシ−14,15−ジ(t−ブチ
ルジメチルシリルオキシ)−9−メチル−6−オキサビ
シクロ−〔10,3,0〕−ペンタデカ−8,12−ジ
エン−3,10−ジイン(本発明の式(3)で表される
化合物に相当)11mgを得た(収率52%)。
ヒドロフラン5mlに懸濁させ、ヘキサメチルリン酸ト
リアミド0.03mlおよびエタノール0.03mlを
加え、室温で30分攪拌した。得られた混合液に、実施
例16により得られた rel−(2S,3R)−2,3−
ジ(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−ブ
ロモ−2−ブチン−1−イル)−5−[(Z)−5−ヒ
ドロキシ−3−メチル−3−ペンテン−1−イン−1−
イル]−4−シクロペンテノール25mgのテトラヒド
ロフラン溶液(5ml)を室温にて1時間かけて徐々に
滴下した。滴下後、室温で1時間攪拌し、得られた反応
液を飽和塩化アンモニウム水溶液にあけ、酢酸エチルで
抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥したのち、これより溶媒を留去した。得
られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィで精製
することにより、下記の物性を有する rel−(14R,
15S)−1−ヒドロキシ−14,15−ジ(t−ブチ
ルジメチルシリルオキシ)−9−メチル−6−オキサビ
シクロ−〔10,3,0〕−ペンタデカ−8,12−ジ
エン−3,10−ジイン(本発明の式(3)で表される
化合物に相当)11mgを得た(収率52%)。
【0052】NMRスペクトル(300MHz,CDC
l3 )δ:6.02(d,1H,J=2.0Hz),
5.94(t,1H,J=7.0Hz),4.30〜
4.42(m,2H),4.18〜4.23(m,1
H),4.17(dt,1H,J=16.2,2.0H
z) 4.13(dt,1H,J=16.2,2.4Hz) 4.03(d,1H,J=5.7Hz),2.87(d
t,1H,J=17.2,2.0Hz) 2.25(dt,1H,J=17.2,2.4Hz) 1.96(d,3H,J=0.4Hz),0.92
(s,9H),0.88(s,9H),0.14(s,
3H),0.11(s,3H),0.07(s,3
H),0.33(s,3H)
l3 )δ:6.02(d,1H,J=2.0Hz),
5.94(t,1H,J=7.0Hz),4.30〜
4.42(m,2H),4.18〜4.23(m,1
H),4.17(dt,1H,J=16.2,2.0H
z) 4.13(dt,1H,J=16.2,2.4Hz) 4.03(d,1H,J=5.7Hz),2.87(d
t,1H,J=17.2,2.0Hz) 2.25(dt,1H,J=17.2,2.4Hz) 1.96(d,3H,J=0.4Hz),0.92
(s,9H),0.88(s,9H),0.14(s,
3H),0.11(s,3H),0.07(s,3
H),0.33(s,3H)
【0053】実施例18 実施例17により得られた rel-(14R,15S)−1
−ヒドロキシ−14,15−ジ(t−ブチルジメチルシ
リルオキシ)−9−メチル−6−オキサビシクロ−〔1
0,3,0〕−ペンタデカ−8,12−ジエン−3,1
0−ジイン46mgのジクロロメタン溶液10mlにト
リエチルアミン0.07mlを加え、0℃に冷却した。
得られた溶液にトリメチルシリルトリフレート0.04
mlを0℃にて滴下し、次いで、同温度で5分間攪拌し
た。得られた反応液を飽和重曹水にあけ、エーテルで抽
出した。抽出液を食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥したのち、これより溶媒を留去した。得られた
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィで精製するこ
とにより、下記の物性を有する rel-(14R,15S)
−1−トリメチルシリルオキシ−14,15−ジ(t−
ブチルジメチルシリルオキシ)−9−メチル−6−オキ
サビシクロ−〔10,3,0〕−ペンタデカ−8,12
−ジエン−3,10−ジイン(本発明の式(3)で表さ
れる化合物に相当)47mgを得た(収率89%)。 FD質量スペクトル 〔M〕+ 560
−ヒドロキシ−14,15−ジ(t−ブチルジメチルシ
リルオキシ)−9−メチル−6−オキサビシクロ−〔1
0,3,0〕−ペンタデカ−8,12−ジエン−3,1
0−ジイン46mgのジクロロメタン溶液10mlにト
リエチルアミン0.07mlを加え、0℃に冷却した。
得られた溶液にトリメチルシリルトリフレート0.04
mlを0℃にて滴下し、次いで、同温度で5分間攪拌し
た。得られた反応液を飽和重曹水にあけ、エーテルで抽
出した。抽出液を食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥したのち、これより溶媒を留去した。得られた
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィで精製するこ
とにより、下記の物性を有する rel-(14R,15S)
−1−トリメチルシリルオキシ−14,15−ジ(t−
ブチルジメチルシリルオキシ)−9−メチル−6−オキ
サビシクロ−〔10,3,0〕−ペンタデカ−8,12
−ジエン−3,10−ジイン(本発明の式(3)で表さ
れる化合物に相当)47mgを得た(収率89%)。 FD質量スペクトル 〔M〕+ 560
【0054】実施例19 参考例1−(2)において、(Z)−1−(テトラヒド
ロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)−3−メチル−2
−ペンテン−4−インの代わりに(Z)−1−(テトラ
ヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)−2−ペンテ
ン−4−インを用いた以外は同様にして、反応および分
離精製を行うことにより、 rel−(2S,3S,4R)
−4−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−
[(Z)−5−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イ
ルオキシ)−3−ペンテン−1−イン−1−イル]−
2,3−エポキシシクロペンタノールを得た。このよう
にして得た該シクロペンタノールを原料として実施例1
〜8に準じて反応および分離精製を行うことにより、 r
el−(14R,15S)−15−(t−ブチルジメチル
シリルオキシ)−6−オキサビシクロ−〔10,3,
0〕−ペンタデカ−8,12−ジエン−3,10−ジイ
ン−1,14−ジオール(本発明の式(3)で表される
化合物に相当)を得た。 FD質量スペクトル 〔M〕+ 360
ロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)−3−メチル−2
−ペンテン−4−インの代わりに(Z)−1−(テトラ
ヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)−2−ペンテ
ン−4−インを用いた以外は同様にして、反応および分
離精製を行うことにより、 rel−(2S,3S,4R)
−4−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−
[(Z)−5−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イ
ルオキシ)−3−ペンテン−1−イン−1−イル]−
2,3−エポキシシクロペンタノールを得た。このよう
にして得た該シクロペンタノールを原料として実施例1
〜8に準じて反応および分離精製を行うことにより、 r
el−(14R,15S)−15−(t−ブチルジメチル
シリルオキシ)−6−オキサビシクロ−〔10,3,
0〕−ペンタデカ−8,12−ジエン−3,10−ジイ
ン−1,14−ジオール(本発明の式(3)で表される
化合物に相当)を得た。 FD質量スペクトル 〔M〕+ 360
【0055】実施例20 実施例18により得られた rel-(14R,15S)−1
−トリメチルシリルオキシ−14,15−ジ(t−ブチ
ルジメチルシリルオキシ)−9−メチル−6−オキサビ
シクロ−〔10,3,0〕−ペンタデカ−8,12−ジ
エン−3,10−ジイン47mgのテトラヒドロフラン
溶液10mlにt−ブチルリチウム(1.62N,0.
1ml)を−100℃にて滴下した。次いで、同温度で
40分間攪拌した後、飽和塩化アンモニウム水溶液3m
lを加え、さらに室温で10分間攪拌した。得られた反
応液をエーテルで希釈し、食塩水で洗浄し、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥したのち、これより溶媒を留去した。得
られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィで精製
することにより、下記の物性を有する(11R,12
S)−1−トリメチルシリルオキシ−11,12−ジ
(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−6−メチル−6
−ビニルビシクロ−〔7,3,0〕−ドデカ−9−エン
−3,7−ジイン−5−オール(化合物A)(本発明の
式(1)で表される化合物に相当)および下記の物性を
有する(13R,14S)−1−トリメチルシリルオキ
シ−13,14−ジ(t−ブチルジメチルシリルオキ
シ)−8−メチルビシクロ−〔9,3,0〕−テトラデ
カ−7,11−ジエン−−3,9−ジイン−5−オール
(化合物B)(本発明の式(2)で表される化合物に相
当)の混合物29mgを得た(収率62%)。両者を高
速液体クロマトグラフィーにて分離した。
−トリメチルシリルオキシ−14,15−ジ(t−ブチ
ルジメチルシリルオキシ)−9−メチル−6−オキサビ
シクロ−〔10,3,0〕−ペンタデカ−8,12−ジ
エン−3,10−ジイン47mgのテトラヒドロフラン
溶液10mlにt−ブチルリチウム(1.62N,0.
1ml)を−100℃にて滴下した。次いで、同温度で
40分間攪拌した後、飽和塩化アンモニウム水溶液3m
lを加え、さらに室温で10分間攪拌した。得られた反
応液をエーテルで希釈し、食塩水で洗浄し、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥したのち、これより溶媒を留去した。得
られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィで精製
することにより、下記の物性を有する(11R,12
S)−1−トリメチルシリルオキシ−11,12−ジ
(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−6−メチル−6
−ビニルビシクロ−〔7,3,0〕−ドデカ−9−エン
−3,7−ジイン−5−オール(化合物A)(本発明の
式(1)で表される化合物に相当)および下記の物性を
有する(13R,14S)−1−トリメチルシリルオキ
シ−13,14−ジ(t−ブチルジメチルシリルオキ
シ)−8−メチルビシクロ−〔9,3,0〕−テトラデ
カ−7,11−ジエン−−3,9−ジイン−5−オール
(化合物B)(本発明の式(2)で表される化合物に相
当)の混合物29mgを得た(収率62%)。両者を高
速液体クロマトグラフィーにて分離した。
【0056】化合物AのNMRスペクトル(300MH
z,CDCl3 )δ:5.85(dd,1H,J=1
6.0,11.0Hz),5.80(d,1H,J=
2.0Hz),5.44(d,1H,J=16.0H
z),5.22(d,1H,J=11.0Hz),4.
34(dd,1H,J=4.0,2.0Hz),4.2
1(d,1H,J=4.0Hz),4.05(d,1
H,J=10.0Hz),2.26,2.60(AB
q,2H,J=16.0Hz) 1.84(d,1H,J=10.0Hz),1.34
(s,3H),0.89(s,18H),0.05〜
0.20(m,21H)
z,CDCl3 )δ:5.85(dd,1H,J=1
6.0,11.0Hz),5.80(d,1H,J=
2.0Hz),5.44(d,1H,J=16.0H
z),5.22(d,1H,J=11.0Hz),4.
34(dd,1H,J=4.0,2.0Hz),4.2
1(d,1H,J=4.0Hz),4.05(d,1
H,J=10.0Hz),2.26,2.60(AB
q,2H,J=16.0Hz) 1.84(d,1H,J=10.0Hz),1.34
(s,3H),0.89(s,18H),0.05〜
0.20(m,21H)
【0057】化合物BのNMRスペクトル(300MH
z,CDCl3 )δ:5.88(s,1H),5.82
(t,1H),4.1〜4.3(m,3H),2.72
(d,1H),2.50(brs,1H),1.12
(d,1H),1.9(s,3H),1.7〜1.9
(m,2H),0.9(s,18H),0.05〜0.
25(m,21H)
z,CDCl3 )δ:5.88(s,1H),5.82
(t,1H),4.1〜4.3(m,3H),2.72
(d,1H),2.50(brs,1H),1.12
(d,1H),1.9(s,3H),1.7〜1.9
(m,2H),0.9(s,18H),0.05〜0.
25(m,21H)
【0058】実施例21 実施例20により得れた rel-(11R,12S)−1−
トリメチルシリルオキシ−11,12−ジ(t−ブチル
ジメチルシリルオキシ)−6−メチル−6−ビニルビシ
クロ−〔7,3,0〕−ドデカ−9−エン−3,7−ジ
イン−5−オール(化合物A)8mgのピリジン溶液
0.2mlに無水フタル酸26mgと4−ジメチルアミ
ノピリジン1mgを加えた。得られた溶液を室温で2時
間攪拌した後、クロロホルム30mlで希釈し、1N塩
酸、食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した
後、これより溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィで精製するこにより、下記の
物性を有する(11R,12S)−1−トリメチルシリ
ルオキシ−11,12−ジ(t−ブチルジメチルシリル
オキシ)−6−メチル−6−ビニルビシクロ−〔7,
3,0〕−ドデカ−9−エン−3,7−ジイン−5−イ
ル−o−カルボキシベンゾエート(本発明の式(1)で
表される化合物に相当)10mgを得た(収率83
%)。
トリメチルシリルオキシ−11,12−ジ(t−ブチル
ジメチルシリルオキシ)−6−メチル−6−ビニルビシ
クロ−〔7,3,0〕−ドデカ−9−エン−3,7−ジ
イン−5−オール(化合物A)8mgのピリジン溶液
0.2mlに無水フタル酸26mgと4−ジメチルアミ
ノピリジン1mgを加えた。得られた溶液を室温で2時
間攪拌した後、クロロホルム30mlで希釈し、1N塩
酸、食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した
後、これより溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィで精製するこにより、下記の
物性を有する(11R,12S)−1−トリメチルシリ
ルオキシ−11,12−ジ(t−ブチルジメチルシリル
オキシ)−6−メチル−6−ビニルビシクロ−〔7,
3,0〕−ドデカ−9−エン−3,7−ジイン−5−イ
ル−o−カルボキシベンゾエート(本発明の式(1)で
表される化合物に相当)10mgを得た(収率83
%)。
【0059】NMRスペクトル(300MHz,CDC
l3 )δ:5.81(d,1H,J=3.0Hz),
5.80(dd,1H,J=10.0,19.0H
z),5.47(s,1H),5.46(d,1H,J
=19.0Hz),5.15(d,1H,J=10.0
Hz),4.32〜4.34(m,1H),4.17
(d,1H,J=3.0Hz),2.60,2.32
(ABq,2H,J=17.0Hz),1.47(s,
1H),0.89(s,18H),0.07〜0.21
(m,21H)
l3 )δ:5.81(d,1H,J=3.0Hz),
5.80(dd,1H,J=10.0,19.0H
z),5.47(s,1H),5.46(d,1H,J
=19.0Hz),5.15(d,1H,J=10.0
Hz),4.32〜4.34(m,1H),4.17
(d,1H,J=3.0Hz),2.60,2.32
(ABq,2H,J=17.0Hz),1.47(s,
1H),0.89(s,18H),0.07〜0.21
(m,21H)
【0060】実施例22 実施例21により得られた rel-(11R,12S)−1
−トリメチルシリルオキシ−11,12−ジ(t−ブチ
ルジメチルシリルオキシ)−6−メチル−6−ビニルビ
シクロ−〔7,3,0〕−ドデカ−9−エン−3,7−
ジイン−5−イル−o−カルボキシベンゾエート10m
gを、アセトニトリル1.9mlと40%フッ化水素酸
0.5mlの混合溶液に溶解し、室温で4時間攪拌し
た。得られた反応液に純水10mlを加え、凍結乾燥す
ることにより、下記の物性を有するrel-(11R,12
S)−1,11,12−トリヒドロキシ−6−メチル−
6−ビニルビシクロ−〔7,3,0〕−ドデカ−9−エ
ン−3,7−ジイン−5−イル−o−カルボキシベンゾ
エートを得た。 NMRスペクトル(300MHz,CDCl3 )δ:
7.5〜8.1(m,4H),5.8〜6.0(m,2
H),5.2〜5.4(m,2H),5.0〜5.2
(m,1H)
−トリメチルシリルオキシ−11,12−ジ(t−ブチ
ルジメチルシリルオキシ)−6−メチル−6−ビニルビ
シクロ−〔7,3,0〕−ドデカ−9−エン−3,7−
ジイン−5−イル−o−カルボキシベンゾエート10m
gを、アセトニトリル1.9mlと40%フッ化水素酸
0.5mlの混合溶液に溶解し、室温で4時間攪拌し
た。得られた反応液に純水10mlを加え、凍結乾燥す
ることにより、下記の物性を有するrel-(11R,12
S)−1,11,12−トリヒドロキシ−6−メチル−
6−ビニルビシクロ−〔7,3,0〕−ドデカ−9−エ
ン−3,7−ジイン−5−イル−o−カルボキシベンゾ
エートを得た。 NMRスペクトル(300MHz,CDCl3 )δ:
7.5〜8.1(m,4H),5.8〜6.0(m,2
H),5.2〜5.4(m,2H),5.0〜5.2
(m,1H)
【0061】
【発明の効果】本発明によれば、ネオカルチノスタチン
のクロモフォア部分の近縁化合物であって、臨床上の使
用における制約が少なく、安定であり、かつ抗菌活性お
よび抗腫瘍活性を有する式(1)および式(2)で表さ
れるシクロペンテノール誘導体が提供される。これらの
シクロペンテノール誘導体は抗菌剤または制ガン剤とし
て有用である。また該式(1)および式(2)で表され
るシクロペンテノール誘導体を合成するために有用な新
規な中間体(式(3)〜式(6)で表わされるシクロペ
ンテノール誘導体)が提供される。
のクロモフォア部分の近縁化合物であって、臨床上の使
用における制約が少なく、安定であり、かつ抗菌活性お
よび抗腫瘍活性を有する式(1)および式(2)で表さ
れるシクロペンテノール誘導体が提供される。これらの
シクロペンテノール誘導体は抗菌剤または制ガン剤とし
て有用である。また該式(1)および式(2)で表され
るシクロペンテノール誘導体を合成するために有用な新
規な中間体(式(3)〜式(6)で表わされるシクロペ
ンテノール誘導体)が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 49/743 A 6917−4H 49/753 B 6917−4H C07D 303/14 313/00 7729−4C
Claims (6)
- 【請求項1】式(1) 【化1】 (式中、R1 は水素原子または低級アルキル基を表し、
R2 、R3 、R4 およびR5 はそれぞれ水素原子または
水酸基の保護基を表す。またR5 は水溶性官能基で置換
されたアシル基を表してもよい。)で示されるシクロペ
ンテノール誘導体。 - 【請求項2】式(2) 【化2】 (式中、R1 は水素原子または低級アルキル基を表し、
R2 、R3 、R4 およびR5 はそれぞれ水素原子または
水酸基の保護基を表す。またR5 は水溶性官能基で置換
されたアシル基を表してもよい。)で示されるシクロペ
ンテノール誘導体。 - 【請求項3】式(3) 【化3】 (式中、R1 は水素原子または低級アルキル基を表し、
R2 、R3 およびR4 はそれぞれ水素原子または水酸基
の保護基を表す。)で示されるシクロペンテノール誘導
体。 - 【請求項4】式(4) 【化4】 (式中、R1 は水素原子または低級アルキル基を表し、
R2 、R3 およびR4 はそれぞれ水素原子または水酸基
の保護基を表し、Xは−OR6 基またはハロゲン原子を
表し、Yは水素原子、−CH2 OR7 基または−CH2
Z基を表す。但し、R6 およびR7 はそれぞれ水素原
子、有機スルホニル基または水酸基の保護基を表し、Z
はハロゲン原子を表す。)で示されるシクロペンテノー
ル誘導体。 - 【請求項5】式(5) 【化5】 (式中、R1 は水素原子または低級アルキル基を表し、
R2 、R3 およびR8 はそれぞれ水素原子または水酸基
の保護基を表し、Aは水素原子を表し、かつBは−OR
9 基を表すか、またはAとBは一緒になってオキソ基を
表す。但し、R9は水素原子または水酸基の保護基を表
す。)で示されるシクロペンテノール誘導体。 - 【請求項6】式(6) 【化6】 (式中、R1 は水素原子または低級アルキル基を表し、
R2 およびR8 はそれぞれ水素原子または水酸基の保護
基を表す。)で示されるシクロペンテノール誘導体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4089569A JP3035658B2 (ja) | 1991-03-13 | 1992-03-13 | シクロペンテノール誘導体 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3-74818 | 1991-03-13 | ||
JP7481891 | 1991-03-13 | ||
JP4089569A JP3035658B2 (ja) | 1991-03-13 | 1992-03-13 | シクロペンテノール誘導体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05229975A true JPH05229975A (ja) | 1993-09-07 |
JP3035658B2 JP3035658B2 (ja) | 2000-04-24 |
Family
ID=26415994
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4089569A Expired - Fee Related JP3035658B2 (ja) | 1991-03-13 | 1992-03-13 | シクロペンテノール誘導体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3035658B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112661604A (zh) * | 2019-10-16 | 2021-04-16 | 中国石油化工股份有限公司 | 基于镍系负载型催化剂的环戊醇的制备方法 |
US11134676B2 (en) | 2017-08-30 | 2021-10-05 | Nobio Ltd. | Anti-microbial particles and methods of use thereof |
US11178867B2 (en) | 2016-02-25 | 2021-11-23 | Nobio Ltd. | Micro and nanoparticulate compositions comprising anti-microbially active groups |
-
1992
- 1992-03-13 JP JP4089569A patent/JP3035658B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11178867B2 (en) | 2016-02-25 | 2021-11-23 | Nobio Ltd. | Micro and nanoparticulate compositions comprising anti-microbially active groups |
US11134676B2 (en) | 2017-08-30 | 2021-10-05 | Nobio Ltd. | Anti-microbial particles and methods of use thereof |
CN112661604A (zh) * | 2019-10-16 | 2021-04-16 | 中国石油化工股份有限公司 | 基于镍系负载型催化剂的环戊醇的制备方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3035658B2 (ja) | 2000-04-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2836556B2 (ja) | 5,6,7−トリノル−4,8−インタ−m−フェニレンPGl2誘導体の中間体の製造方法 | |
JP3035658B2 (ja) | シクロペンテノール誘導体 | |
US4788319A (en) | Novel isocarbacyclins and processes for production thereof | |
US4940797A (en) | Process for synthesis of FK-506 C10-C18 intermediates | |
JP4598429B2 (ja) | ジハロゲン化プロスタサイクリン類 | |
JP4399885B2 (ja) | 4−メチルテトラフルオロベンジルアルコール誘導体の製造法 | |
HU190996B (en) | Process for preparing prostaglandin e down 1 compounds | |
JP2004505963A (ja) | ディスコデルモライドとその類似物の製造方法 | |
JP3410492B2 (ja) | 7−オクチン−1−エン誘導体およびその製造方法 | |
JPH0220616B2 (ja) | ||
JP2860506B2 (ja) | ハロゲノアリルアルコール誘導体 | |
JPS6244533B2 (ja) | ||
JP3446225B2 (ja) | シクロペンタン誘導体及びその製造方法 | |
JPS61100538A (ja) | 新規なシクロペンテンアルコ−ル類およびその製造法 | |
JP3249847B2 (ja) | Z−シクロヘキシリデン酢酸誘導体の製造方法 | |
JP2022022960A (ja) | 6-イソプロペニル-3-メチル-9-デセニル=アセテートの製造方法及びその中間体 | |
JPH0798796B2 (ja) | イソカルバサイクリン類の製造方法 | |
JP3473053B2 (ja) | アセチレンアルコール類の製造法 | |
JPH0859607A (ja) | プロスタグランジンe1 類の製造法、及びその合成中間体 | |
JPH0455422B2 (ja) | ||
JPH0141145B2 (ja) | ||
JPH0660155B2 (ja) | イソカルバサイクリン類 | |
JPH03255051A (ja) | 11―エピイソカルバサイクリン類およびその製造法 | |
JPH0662600B2 (ja) | プロスタサイクリン類の製造法 | |
JPH0822830B2 (ja) | 2(z)−ペンテニル置換シクロペンタン類およびその新規中間体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |