JP2008512372A - パーソナルケアのためのペプチドベースの体表面試薬 - Google Patents
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Abstract
Description
[式中、
a)BSBPは体表面結合ペプチドであり、
b)BAは利点付与剤であり、そして
c)nは1〜約10,000の範囲である]
を有するジブロックのペプチドベース体表面試薬を提供する。
[式中、
a)BSBPは体表面結合ペプチドであり、
b)BAは利点付与剤であり、
c)Sはスペーサーであり、
d)mは1〜約50の範囲であり、そして
e)nは1〜約10,000の範囲である]
を有するトリブロックのペプチドベース体表面試薬を提供する。
[式中、
a)HBPは毛髪結合ペプチドであり、
b)HCAは毛髪コンディショナーであり、そして
c)nは1〜約1000の範囲である]
を有する、ジブロックのペプチドベース毛髪コンディショナーを提供する。
[式中、
a)SBPは皮膚結合ペプチドであり、
b)SCAは皮膚コンディショナーであり、そして
c)nは1〜約1000の範囲である]
を有する、ジブロックのペプチドベース皮膚コンディショナーを提供する。
[式中、
a)HBPは毛髪結合ペプチドであり、
b)Cは着色剤であり、そして
c)nは1〜約10,000の範囲である]
を有する、ジブロックのペプチドベース毛髪着色剤を提供する。
[式中、
a)NBPは爪結合ペプチドであり、
b)Cは着色剤であり、そして
c)nは1〜約10,000の範囲である]
を有する、ジブロックのペプチドベース爪着色剤を提供する。
[式中、
a)SBPは皮膚結合ペプチドであり、
b)Cは着色剤であり、そして
c)nは1〜約10,000の範囲である]
を有する、ジブロックのペプチドベースの皮膚着色剤を提供する。
[式中、
a)HBPは毛髪結合ペプチドであり、
b)HCAは毛髪コンディショナーであり、
c)Sはスペーサーであり、
d)mは1〜約50の範囲であり、そして
e)nは1〜約1000の範囲である]
を有する、トリブロックのペプチドベース毛髪コンディショナーを提供する。
[式中、
a)SBPは毛髪結合ペプチドであり、
b)SCAは皮膚コンディショナーであり、
c)Sはスペーサーであり、
d)mは1〜約50の範囲であり、そして
e)nは1〜約1000の範囲である]
を有する、トリブロックのペプチドベース皮膚コンディショナーを提供する。
[式中、
a)HBPは毛髪結合ペプチドであり、
b)Cは着色剤であり、
c)Sはスペーサーであり、
d)mは1〜約50の範囲であり、そして
e)nは1〜約10,000の範囲である]
を有する、トリブロックのペプチドベース毛髪着色剤を提供する。
[式中、
a)NBPは毛髪結合ペプチドであり、
b)Cは着色剤であり、
c)Sはスペーサーであり、
d)mは1〜約50の範囲であり、そして
e)nは1〜約10,000の範囲である]
を有する、トリブロックのペプチドベース爪着色剤を提供する。
[式中、
a)SBPは毛髪結合ペプチドであり、
b)Cは着色剤であり、
c)Sはスペーサーであり、
d)mは1〜約50の範囲であり、そして
e)nは1〜約10,000の範囲である]
を有する、トリブロックのペプチドベースの皮膚着色剤を提供する。
[式中、
a)OBPは口腔表面結合ペプチドであり、
b)OBAは口腔ケア利点付与剤であり、
c)nは1〜約10,000の範囲である]
を有する、ジブロックのペプチドベース口腔ケア試薬を提供する。
[式中、
a)OBPは口腔表面結合ペプチドであり、
b)OBAは口腔ケア利点付与剤であり、
c)Sはスペーサーであり、
d)mは1〜約50の範囲であり、そして
e)nは1〜約10,000の範囲である]
を有するトリブロックのペプチドベース口腔ケア試薬を提供する。
a)コンビナトリアルで創製されたファージ−ペプチドのライブラリーを準備するステップと、
b)(a)のライブラリーを体表面サンプルと接触させて、
(i)ファージ−ペプチド−体表面サンプル複合体、
(ii)非結合体表面サンプル、および
(iii)非複合ペプチド
を含んでなる反応溶液を形成せしめるステップと、
c)(b)のファージ−ペプチド−体表面サンプル複合体を単離するステップと、
d)弱く結合したファージ−ペプチドを(c)の単離されたファージ−ペプチド複合体から溶出させるステップと、
e)ステップ(d)の後に残ったファージ−ペプチド−体表面サンプル複合体を細菌宿主細胞に直接感染させるステップと、
f)ステップ(e)の感染した細胞を適切な増殖培地中で生育させるステップと、
g)体表面に対して高結合親和力を有するファージ−ペプチドをステップ(f)の生育細胞から単離し同定するステップと
を含んでなる、高親和力体表面結合−ペプチドの創製方法を提供する。
a)i)(HBP)n−C、および
ii)[(HBP)m−S]k−C
[式中、
1)HBPは毛髪結合ペプチドであり、
2)Cは着色剤であり、
3)nは1〜約10,000の範囲であり、
4)Sはスペーサーであり、
5)mは1〜約50の範囲であり、そして
6)kは1〜約10,000の範囲である]
よりなる群から選択される毛髪着色剤を含んでなる髪染め組成物を準備し、
ここで、毛髪結合ペプチドが、
A)コンビナトリアルで創製されたファージ−ペプチドのライブラリーを準備し、
B)(A)のライブラリーを毛髪サンプルと接触させて、
(i)ファージ−ペプチド−毛髪複合体、
(ii)非結合毛髪、および
(iii)非複合ペプチド
を含んでなる反応溶液を形成せしめ、
C)(B)のファージ−ペプチド−毛髪複合体を単離し、
D)(C)の単離されたペプチド複合体から弱く結合したペプチドを溶出するステップと、
E)ステップ(D)の後に残存するファージ−ペプチド−毛髪複合体にポリメラーゼ連鎖反応を直接使用するか、あるいはステップ(D)の後に残存するファージ−ペプチド−毛髪複合体を細菌宿主細胞に直接感染させ、感染した細胞を適切な生育培地中で生育させ、生育した細胞からファージ−ペプチドを単離し同定するかのいずれかによって残存する結合したファージ−ペプチドを同定する
ことを含んでなり、
ここで、ファージ−ペプチドが約7〜約25個のアミノ酸であり、MB50として測定して10−5Mに等しいかそれより小さい毛髪に対する結合親和力を有する方法によって選択されるステップと、
b)(a)の毛髪着色剤をペプチドベースの着色剤が毛髪、眉または睫毛に結合するのに十分な時間にわたり、毛髪、眉または睫毛に適用するステップ
を含んでなる毛髪、眉または睫毛の着色方法を提供する。
a)i)(HBP)n−HCA、および
ii)[(HBP)m−S]k−HCA
[式中、
1)HBPは毛髪結合ペプチドであり、
2)HCAは毛髪コンディショナーであり、
3)nは1〜約1,000の範囲であり、
4)Sはスペーサーであり、
5)mは1〜約50の範囲であり、そして
6)kは1〜約1,000の範囲である]
よりなる群から選択される毛髪コンディショナーを含んでなる毛髪ケア組成物を準備し、
ここで、毛髪結合ペプチドが、
A)コンビナトリアルで創製されたファージ−ペプチドのライブラリーを準備するステップと、
B)(A)のライブラリーを毛髪サンプルと接触させて、
(i)ファージ−ペプチド−毛髪複合体、
(ii)非結合毛髪、および
(iii)非複合ペプチド
を含んでなる反応溶液を形成せしめるステップと、
C)(B)のファージ−ペプチド−毛髪複合体を単離するステップと、
D)(C)の単離されたペプチド複合体から弱く結合したペプチドを溶出させるステップと、
E)ステップ(D)の後に残存するファージ−ペプチド−毛髪複合体にポリメラーゼ連鎖反応を直接使用するか、またはステップ(D)の後に残存するファージ−ペプチド−毛髪複合体を細菌宿主細胞に直接感染させ、感染した細胞を適切な生育培地中で生育させ、生育した細胞からファージ−ペプチドを単離し、残存する結合したファージ−ペプチドを同定するかのいずれかによって同定するステップ
を含んでなり、ここで、ファージ−ペプチドが約7〜約25個のアミノ酸であり、MB50として測定すると10−5Mに等しいかそれより小さい毛髪に対する結合親和力を有する方法によって選択するステップと、
b)(a)の毛髪コンディショナーを毛髪に適用して前記保護層を形成せしめるステップ
を含んでなる髪の上にペプチドベースコンディショナーの保護層を形成する方法を提供する。
a)i)(SBP)n−SCA、および
ii)[(SBP)m−S]k−SCA
[式中、
1)SBPは皮膚結合ペプチドであり、
2)SCAは皮膚コンディショナーであり、
3)nは1〜約1,000の範囲であり、
4)Sはスペーサーであり、
5)mは1〜約50の範囲であり、そして
6)kは1〜約1,000の範囲である]
よりなる群から選択される皮膚コンディショナーを含んでなる、皮膚ケア組成物を準備するステップと、
ここで、皮膚結合ペプチドが、
A)コンビナトリアルで創製されたファージ−ペプチドのライブラリーを準備するステップと、
B)(A)のライブラリーを皮膚サンプルと接触させて、
(i)ファージ−ペプチド−皮膚複合体、
(ii)非結合皮膚、および
(iii)非複合ペプチド
を含んでなる反応溶液を形成せしめるステップと、
C)(B)のファージ−ペプチド−皮膚複合体を単離するステップと、
D)(C)の単離されたペプチド複合体から弱く結合したペプチドを溶出するステップと、
E)ステップ(D)の後に残存するファージ−ペプチド−皮膚複合体にポリメラーゼ連鎖反応を直接使用するか、あるいはステップ(D)の後に残存するファージ−ペプチド−皮膚複合体を細菌宿主細胞に直接感染させ、感染した細胞を適切な生育培地中で生育させ、生育した細胞からファージ−ペプチドを単離し、残存する結合したファージ−ペプチドを同定するかのいずれかによって同定し、
ここで、ファージ−ペプチドが約7〜約25個のアミノ酸であり、MB50として測定すると10−5Mに等しいかそれより小さい皮膚に対する結合親和力を有する方法によって選択されるステップと、
b)(a)の皮膚コンディショナーを皮膚または口唇に適用して前記保護層を形成させる
ステップ
を含んでなる保護層を皮膚または口唇に形成する方法を提供する。
。
a)i)(SBP)n−C、および
ii)[(SBP)m−S]k−C
[式中、
1)SBPは皮膚結合ペプチドであり、
2)Cは着色剤であり、
3)nは1〜約10,000の範囲であり、
4)Sはスペーサーであり、
5)mは1〜約50の範囲であり、そして
6)kは1〜約10,000の範囲である]
よりなる群から選択される皮膚着色剤を含んでなる化粧料組成物を準備し、
ここで、皮膚結合ペプチドが、
A)コンビナトリアルで創製されたファージ−ペプチドのライブラリーを準備するステップと、
B)(A)のライブラリーを皮膚サンプルと接触させて、
(i)ファージ−ペプチド−皮膚複合体、
(ii)非結合皮膚、および
(iii)非複合ペプチド
を含んでなる反応溶液を形成せしめるステップと、
C)(B)のファージ−ペプチド−皮膚複合体を単離するステップと、
D)(C)の単離されたペプチド複合体から弱く結合したペプチドを溶出させるステップと、
E)ステップ(D)の後に残存するファージ−ペプチド−皮膚複合体にポリメラーゼ連鎖反応を直接使用するか、またはステップ(D)の後に残存するファージ−ペプチド−皮膚複合体を細菌宿主細胞に直接感染させ、感染した細胞を適切な生育培地中で生育させ、生育した細胞からファージ−ペプチドを単離し、残存する結合したファージ−ペプチドを同定するかのいずれかによって同定するステップ
を含んでなり、
ここで、ファージ−ペプチドが約7〜約25個のアミノ酸であり、かつMB50として測定して、10−5Mに等しいかそれより小さい皮膚に対する結合親和力を有する方法によって選択されるステップと、
b)(a)の皮膚着色剤を皮膚または口唇に適用するステップ
を含んでなる皮膚または口唇の着色方法を提供する。
a)i)(NBP)n−C、および
ii)[(NBP)m−S]k−C
[式中、
1)NBPは爪結合ペプチドであり、
2)Cは着色剤であり、
3)nは1〜約10,000の範囲であり、
4)Sはスペーサーであり、
5)mは1〜約50の範囲であり、そして
6)kは1〜約10,000の範囲である]
よりなる群から選択される爪着色剤を含んでなる、マニキュア組成物を準備するステップと、
ここで爪結合ペプチドが、
A)コンビナトリアルで創製されたファージ−ペプチドのライブラリーを準備するステップと、
B)(A)のライブラリーを爪サンプルと接触させて、
(i)ファージ−ペプチド−爪複合体、
(ii)非結合爪、および
(iii)非複合ペプチド
を含んでなる反応溶液を形成せしめるステップと、
C)(B)のファージ−ペプチド−爪複合体を単離するステップと、
D)弱く結合したペプチドを(C)の単離されたペプチド複合体から溶出させるステップと、
E)ステップ(D)の後に残存するファージ−ペプチド−爪複合体にポリメラーゼ連鎖反応を直接使用するか、またはステップ(D)の後に残存するファージ−ペプチド−爪複合体を細菌宿主細胞に直接感染させ、感染した細胞を適切な生育培地中で生育させ、生育した細胞からファージ−ペプチドを単離し同定するかのいずれかによって残存する結合したファージ−ペプチドを同定するステップ
を含んでなり、
ここで、ファージ−ペプチドが約7〜約25個のアミノ酸であり、かつMB50として測定して、10−5Mに等しいかそれより小さい爪に対する結合親和力を有する方法によって選択されるステップと、
b)(a)の爪着色剤を爪に適用するステップ
を含んでなる爪の着色方法を提供する。
a)i)(OBP)n−OBAおよび
ii)[(OBP)m−S]k−OBA
[式中、
1)OBPは口腔表面結合ペプチドであり、
2)OBAは口腔ケア利点付与剤であり、
3)nは1〜約10,000の範囲であり、
4)Sはスペーサーであり、
5)mは1〜約50の範囲であり、そして
6)kは1〜約10,000の範囲である]
よりなる群から選択される口腔ケア試薬を提供するステップと、
ここで、口腔表面結合ペプチドは、
A)コンビナトリアルで創製されたファージ−ペプチドのライブラリーを準備するステップと、
B)(A)のライブラリーと口腔表面サンプルとを接触させて、
(i)ファージ−ペプチド−口腔表面サンプル複合体、
(ii)非結合口腔表面サンプル、および
(iii)非複合ペプチド
を含んでなる反応溶液を形成せしめるステップと、
C)(B)のファージ−ペプチド−口腔表面サンプル複合体を単離するステップと、
D)弱く結合したペプチドを(C)の単離されたペプチド複合体から溶出させるステップと、
E)残留結合ファージ−ペプチドをステップ(D)の後に残留するファージ−ペプチド−口腔表面サンプル複合体にポリメラーゼ連鎖反応を直接使用するか、またはステップ(D)の後に残留するファージ−ペプチド−口腔表面サンプル複合体を細菌宿主細胞に直接感染させて、感染した細胞を適切な増殖培地中で生育させ、そしてファージペプチドを生育細胞から単離し同定するかのいずれかによって同定するステップと
ここで、ファージ−ペプチドは約7〜約25個のアミノ酸であり、かつMB50として測定して、10−5Mに等しいかそれより小さい口腔表面サンプルに対する結合親和力を有する方法によって選択されるステップと
b)(a)の口腔ケア利点付与剤をペプチドベースの口腔ケア剤が口腔表面に結合するのに十分な時間にわたり、口腔表面に適用するステップと
を含んでなる口腔ケア利点試薬を口腔表面に適用する方法を提供する。
本願明細書の部分を形成する以下の詳細な説明、図、および添付の配列説明から、本発明をより完全に理解できる。
本発明の体表面は、結合ペプチドの基質の役割を果たすヒト身体上のあらゆる表面である。典型的な体表面としては、髪、皮膚、爪、歯、歯茎、角膜組織、および口腔組織が挙げられるが、これに限定されるものではない。多くの場合、本発明の体表面は空気に露出するが、場合によっては、例えば口腔などは表面が内部にある。したがって体表面は、上皮ならびに内皮細胞双方の層を含むことができる。
体表面結合ペプチドは、ここでは、例えば髪、皮膚、爪、歯、舌、頬、口唇、歯茎、角膜組織、および口腔組織をはじめとするが、これに限定されるものではない特異的体表面に、高親和力で特異的に結合するペプチド配列として定義される。本発明の体表面結合ペプチドは、約7個のアミノ酸〜約45個のアミノ酸であり、より好ましくは約7個のアミノ酸〜約20個のアミノ酸である。本発明の結合ペプチドは、MB50値により測定して、約10−2Mに等しいかそれより小さい、約10−3Mに等しいかそれより小さい、約10−4Mに等しいかそれより小さい、約10−5Mに等しいかそれより小さい、好ましくは約10−6Mに等しいかそれより小さい、より好ましくは約10−7Mに等しいかそれより小さいそれらの各基質に対する結合親和力を有する。
本発明の結合ペプチドは、当技術分野でよく知られている標準ペプチド合成法を使用して調製されてもよい(例えばスチュアート(Stewart)ら「固体相ペプチド合成(Solid Phase Peptide Synthesis)」Pierce Chemical Co.、ロックフォード(Rockford)、イリノイ州(IL)、1984;ボダンスキー(Bodanszky)「ペプチド合成の原理(Principles of Peptide Synthesis)」Springer−Verlag、ニューヨーク(New York)、1984;およびペニングトン(Pennington)ら「ペプチド合成プロトコル(Peptide Synthesis Protocols)」Humana Press、トトワ(Totowa)、ニュージャージー州(NJ)、1994を参照されたい)。さらに多くの会社が、カスタムペプチド合成サービスを提供している。
本発明のペプチドベース毛髪コンディショナーは、毛髪結合ペプチド(HBP)と毛髪コンディショナー(HCA)とをカップリングさせて形成される。コンディショナーの毛髪結合ペプチド部分は毛髪に強力に結合するので、持続的コンディショナー効果のためにコンディショナーを毛髪に付着させたままにする。毛髪結合ペプチドとしては、配列番号3〜59、64、66、69、および70によって示される本発明の毛髪結合ペプチド配列をはじめとする上述のスクリーニング法によって選択される毛髪結合ペプチド、最も好ましくは毛髪に強力に結合するが皮膚には結合しない、配列番号46および配列番号66によって示されるペプチドが挙げられるが、これに限定されるものではない。さらにどちらも参照によって本書に援用されるジャンセン(Janssen)らに付与された米国特許出願公報第2003/0152976号、およびジャンセン(Janssen)らの国際公開第04048399号パンフレットでそれぞれ述べられる、配列番号1、および配列番号76〜98をはじめとするが、これに限定されるものではない、あらゆる既知の毛髪結合ペプチドを使用してもよい。漂白毛髪のためには、配列番号60として示される手指爪結合ペプチドもまた使用してよい。
R1はH、または−SO3Na、−NO2、または−Brなどの置換基基であり、R2は−CH2CH2(エチル)、−(CH2)3(プロピル)、または−(CH2)3C6H5(プロピルフェニル)などのスペーサーである)の構造を有する化合物が挙げられるが、これに限定されるものではない。このようなヘテロ二官能性架橋剤の例は、3−マレイミドプロピオン酸N−ヒドロキシスクシンイミドエステルである。これらの試薬のN−ヒドロキシスクシンイミドエステル基は、コンディショナー上のアミンまたはアルコール基と反応するのに対し、マレイミド基はペプチド上に存在するチオール基と反応する。チオール基は、結合ペプチド配列(少なくともC末端またはN末端)の少なくとも1端にシステイン基を付加して、ペプチドに組み込んでもよい。グリシンなどのいくつかのスペーサーアミノ酸残基を結合ペプチド配列と末端システインの間に組み込んで、反応するチオール基を結合配列から隔ててもよい。
本発明のペプチドベース皮膚コンディショナーは、皮膚結合ペプチド(SBP)と皮膚コンディショナー(SCA)とをカップリングして形成される。コンディショナーの皮膚結合ペプチド部分は皮膚に強力に結合するので、持続的コンディショナー効果のために、コンディショナーが皮膚に付着したままになる。皮膚結合ペプチドとしては、配列番号61として示される本発明の皮膚結合ペプチド配列をはじめとする、上述のスクリーニング法によって選択される皮膚結合ペプチドが挙げられるが、これに限定されるものではない。さらにジャンセン(Janssen)らに付与された米国特許出願公報第2003/0152976号、およびジャンセン(Janssen)らの国際公開第04048399号パンフレットでそれぞれ述べられる、配列番号2、および配列番号99〜104をはじめとするが、これに限定されるものではない、あらゆる知られている皮膚結合ペプチドを使用してもよい。
本発明のペプチドベース毛髪着色剤は、毛髪結合ペプチド(HBP)と着色剤(C)とをカップリングさせて形成される。ペプチドベース毛髪着色剤の毛髪結合ペプチド部分は毛髪に強力に結合するので、着色剤が持続的髪染め効果のために毛髪に付着したままになる。毛髪結合ペプチドとしては、配列番号3〜59、64、66、69、および70によって示される本発明の毛髪結合ペプチド配列、最も好ましくは、毛髪に強力に結合するが皮膚には結合しない配列番号46および配列番号66によって示されるペプチドをはじめとする、上述のスクリーニング法によって選択される毛髪結合ペプチドが挙げられるが、これに限定されるものではない。さらにジャンセン(Janssen)らに付与された米国特許出願公報第2003/0152976号明細書、およびジャンセン(Janssen)らの国際公開第04048399号パンフレットでそれぞれ述べられる、配列番号1、および配列番号76〜98をはじめとするが、これに限定されるものではない、あらゆる既知の皮膚結合ペプチドを使用してもよい。漂白毛髪のためには、配列番号60として示される手指爪結合ペプチドもまた使用してよい。
本発明のペプチドベース爪着色剤は、爪結合ペプチド(NBP)を着色剤(C)にカップリングして形成される。ペプチドベース爪着色剤の爪結合ペプチド部分は、手指爪または足指爪に強力に結合することで、着色剤が持続的着色効果のために爪に付着したままになる。爪結合ペプチドとしては、配列番号53および60によって示される本発明の爪結合ペプチド配列、最も好ましくは配列番号60によって示されるペプチドをはじめとする、上述のスクリーニング法によって選択される爪結合ペプチドが挙げられるが、これに限定されるものではない。さらに配列番号7、8、19〜27、38、39、40、43〜45、47、57、58、および59として示される漂白毛髪結合ペプチドを使用してもよい。
本発明のペプチドベースの皮膚着色剤は、皮膚結合ペプチド(SBP)と着色剤(C)とをカップリングさせて形成される。ペプチドベースの皮膚着色剤の皮膚結合ペプチド部分は皮膚に強力に結合するので、着色剤が持続的皮膚着色効果のために皮膚に付着したままになる。皮膚結合ペプチドとしては、配列番号61として示される本発明の皮膚結合ペプチド配列をはじめとする、上述のスクリーニング法によって選択される皮膚結合ペプチドが挙げられるが、これに限定されるものではない。さらにジャンセン(Janssen)らに付与された米国特許出願公開第2003/0152976号明細書、およびジャンセン(Janssen)らの国際公開第04048399号パンフレットでそれぞれ述べられる、配列番号2、および配列番号99〜104をはじめとするが、これに限定されるものではない、あらゆる既知の皮膚結合ペプチドを使用してもよい。
本発明のペプチドベースの口腔ケア試薬は口腔表面結合ペプチド(OBP)と口腔ケア利点付与剤(OBA)とをカップリングして形成される。口腔表面結合ペプチドとしては、歯結合ペプチド(TBP)、皮膚結合ペプチド(SBP)、歯茎、頬、および舌結合ペプチドが挙げられるが、これに限定されるものではない。ペプチドベースの口腔ケア剤のペプチド部分は、歯、歯茎、頬、舌、または口腔のその他の表面に強力に結合するので、きする効果を長く持続させるために利点付与剤を付着したままにする。上述の皮膚結合ペプチドは、歯茎、頬、または舌への付着のために有用かもしれない。好ましくは関心のある特異的口腔表面のための結合ペプチドは、上述のスクリーニング法を使用して同定される。
別の実施態様では、本発明のペプチドベースのコンディショナーおよび着色剤で、毛髪、皮膚、および爪を処置するための方法が提供される。具体的には本発明は、有効量のペプチドベース皮膚コンディショナーまたはペプチドベース毛髪コンディショナーを含んでなる上述の組成物の1つを皮膚、毛髪、または口唇に適用し、保護膜を形成させることで、皮膚、毛髪、または口唇上にペプチドベースのコンディショナーの保護膜を形成する方法もまた含んでなる。本発明の組成物は、スプレー、ブラッシング、および手による適用をはじめとするが、これに限定されるものではない、様々な手段によって皮膚、毛髪、または口唇に適用してもよい。ペプチドベースのコンディショナー組成物は、保護膜を形成するのに十分な時間にわたり、好ましくは少なくとも約0.1〜60分間、皮膚、毛髪、または口唇と接触したままになる。
実施例で使用される標準組換えDNAおよび分子クローン化技術は当技術分野で良く知られており、サムブルック(Sambrook)J.、フリッチュ(Fritsch)E.F.、およびマニアティス(Maniatis)T.「分子クローン化:実験室マニュアル(Molecular Cloning:A Laboratory Manual)」;Cold Spring Harbor Laboratory Press:コールドスプリングハーバー(Cold Spring Harbor)、ニューヨーク(N.Y.)、1989、およびT.J.シルハビー(Silhavy)、M.L.ベンナン(Bennan)およびL.W.エンクイスト(Enquist)「遺伝子融合実験(Experiments with Gene Fusions)」Cold Spring Harbor Laboratory、コールドスプリングハーバー(Cold Spring Harbor)、ニューヨーク(N.Y.)(1984);およびオースベル(Ausubel)F.M.ら「分子生物学現代プロトコル(Current Protocols in Molecular Biology)」Greene Publishing Assoc.and Wiley−Interscience、ニューヨーク(N.Y.)による出版(1987)で述べられている。
標準バイオパニング(biopanning)を使用した毛髪結合ファージペプチド選択
この実施例の目的は、標準ファージディスプレイバイオパニングを使用して、標準的毛髪および漂白毛髪に結合する毛髪結合ファージペプチドを同定することであった。
本発明使用したファージライブラリーであるPh.D.−12TMファージディスプレイペプチドライブラリーキットおよびPh.D.−7TMファージディスプレイライブラリーキットは、マサチューセッツ州のニューイングランドバイオラブズ(New England BioLabs(Beverly、MA))から購入した。これらのキットは、M13ファージのマイナーコートタンパク質(pIII)に融合したランダムペプチド7または12−merのコンビナトリアルライブラリーに基づく。ディスプレイされるペプチドは、シグナルペプチドが切断された後に、外被タンパク質の第1の残基がディスプレイされるペプチドの第1の残基になるように、pIIIのN−末端に発現する。Ph.D.−7およびPh.D.−12ライブラリーは、それぞれおよそ2.8×109および2.7×109個の配列からなる。10μLの容積は、各ペプチド配列の約55個のコピーを含有する。結果にバイヤスが入り込むのを避けるために、製造元が提供するオリジナルのライブラリーを使用して、実験の各1回目を実施した。
標準的毛髪として使用したサンプルは、ニューヨーク州ベルロースのインターナショナル・ヘア・インポーツ・アンド・プロダクツ(International Hair Importers and Products(Bellerose、NY))から得られた6−インチ中程度のブラウンのヒト毛髪であった。毛髪を90%イソプロパノールに室温で30min入れて、次に10minずつ5回脱イオン水で洗浄した。毛髪を一晩室温で風乾させた。
修正法を使用した高親和力毛髪結合ファージペプチドの選択
この実施例の目的は、より高い結合親和力を有する毛髪結合ファージペプチドを同定することであった。
高親和力手指爪結合ファージペプチドの選択
この実施例の目的は、手指爪に対する高結合親和力を有するファージペプチドを同定することであった。実施例2で述べた修正バイオパニング法を使用して、高親和力の手指爪結合ファージ−ペプチドクローンを同定した。
高親和力皮膚結合ファージペプチドの選択
この実施例の目的は、皮膚への高結合親和力を有するファージペプチドを同定することであった。実施例2および4で述べた修正バイオパニング法を使用して、高親和力の皮膚結合ファージ−ペプチドクローンを同定した。ブタ皮膚がプロセスにおけるヒト皮膚モデルとしての役割をした。
毛髪結合ファージクローンの結合親和力の定量的特性決定
この実施例の目的は、力価測定およびELISAによって、ファージクローン結合親和力を定量することであった。
特異的ペプチドをディスプレイするファージクローンを使用して、異なるペプチド配列の結合特性を比較した。力価ベースのアッセイを使用して、ファージ結合を定量化した。このアッセイでは、103〜104の信号雑音比を有する10mgの毛髪表面によって保持される出力pfuを測定した。全てのファージクローンへの入力は1014pfuであった。このアッセイがペプチド結合でなく、むしろペプチド発現ファージ粒子を測定することを強調しなくてはならない。
酵素結合抗体免疫吸着アッセイ(ELISA)を使用して、選択したファージ−ペプチドクローンの毛髪結合特異性を評価した。無作為に選択した対照G−F9、KHGPDLLRSAPR(配列番号63として示される)と共に、実施例1および2で同定したファージ−ペプチドクローンを増幅した。あらかじめブロックした毛髪表面に、1014pfuを超えるファージを添加した。毛髪結合特異性を実証する対照として、あらかじめブロックしたブタ皮膚表面にも同一量のファージを添加した。
ペプチド結合特異性および親和力の確認
この実施例の目的は、競合ELISAを使用して、毛髪結合ペプチドD21のペプチド結合部位の特異性および親和力を試験することである。ELISAアッセイは、毛髪表面に結合したままであるファージ粒子のみを検出する。したがって合成ペプチドがファージ粒子と毛髪表面の同一結合部位を得るために競合する場合、ペプチド競合のために、合成ペプチドのELISAシステムへの添加はELISA結果を顕著に低下させる。
バイオパニングを使用した洗髪抵抗性毛髪結合ファージ−ペプチドの選択
この実施例の目的は、シャンプー洗浄と共にバイオパニングを使用して、洗髪抵抗性毛髪結合ファージ−ペプチドを選択することである。
PCRを使用した洗髪抵抗性毛髪結合ファージ−ペプチドの選択
この実施例の目的は、PCR法を使用して洗髪抵抗性毛髪結合ファージ−ペプチドを選択し、ファージへのシャンプー誘発性損傷問題を回避することである。このPCR法の原理は、ファージの生死にかかわらず、ファージ粒子内部のDNA断片がPCRを使用して回収でき、次に毛髪結合ペプチド配列に対応する回収されたDNA断片をファージベクター内に再度クローンして、健康なファージ粒子にパッケージングできることである。
毛髪結合および皮膚結合ペプチドの親和力判定
この実施例の目的は、ELISAアッセイを使用して、MB50値として測定される、毛髪結合および皮膚結合ペプチドのそれぞれの基質に対する親和力を判定することであった。
ペプチドベースのカーボンブラック毛髪着色剤の調製
この実施例の目的は、カーボンブラック粒子表面に、配列番号46として示される毛髪結合ペプチドD21を共有結合的に結合することで、ペプチドベースのカーボンブラック毛髪着色剤を調製することであった。2,2’−アゾビス(2メチルプロピオンアミド)−二塩酸塩との反応によって、カーボンブラック粒子表面に官能性付与して遊離アミノ基を導入した。次に官能性付与カーボンブラック粒子を特異的毛髪結合ペプチドと共有結合的に結合した。
ニュージャージー州アレンデールのデグサ(Degussa(Allendale、NJ))からの2.0gのカーボンブラック(ニペックス(Nipex)(登録商標)160−IQ)、およびウィスコンシン州ミルウォーキーのアルドリッチ(Aldrich(Milwaukee、WI)からの1.0gの2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオンアミド)二塩酸塩を100mL丸底フラスコに入れ、30mLのジオキサンを添加した。フラスコを窒素で5minパージした。次にフラスコをゴム隔壁で密封し、反応混合物を65℃で14h撹拌した。その後、アイオワ州デュビュクのバーンステッド/サーモライン(Barnstead/Thermolyne(Dubuque、IA))、からのナノピュア(Nanopure)浄水システムで調製した50mLの脱イオン水を混合物に添加した。希釈溶液を遠心分離して官能性付与カーボンブラック粒子を収集し、有機溶剤および未反応試薬を除去した。カーボンブラック粒子を脱イオン水で洗浄し、遠心分離した。この洗浄および遠心処置プロセスをさらに2回反復した。次に凍結乾燥によって官能性付与カーボンブラック粒子を乾燥させた。
この反応の目的は、毛髪結合ペプチドのアミノ末端基を保護することであった。25mL丸底フラスコ内で、カリフォルニア州ダブリンのシンペップ(Synpep(Dublin、CA))から得られた、配列番号46として示されるファージクローンD21(0.25g)からの毛髪結合ペプチド(純度95%)を2.5mLの脱イオン水と混合し、次に、20mgのNaOHおよび0.25mLのt−ブチルアルコールを添加した。混合物を2min撹拌した後、アルドリッチ(Aldrich)からの0.12gのジ−tert−ブチル二炭酸(t−Boc無水物)を滴下して添加した。フラスコをゴム隔壁で密封し、反応混合物を室温で一晩撹拌した。反応混合物は、反応開始時には透明であったのが濁り、次に1h後に沈殿した。水(10mL)を添加すると、反応混合物は乳白色のエマルジョンを形成し、次にそれを1回当たり5mLの塩化メチレンで3回抽出した。有機層を1回当たり5mLの脱イオン水で2回洗浄した。透明な水層を全て合わせ、凍結乾燥によって乾燥させて0.20gの綿毛様白色粉末(収率80%)を得た。生成物を液体クロマトグラフィー−質量分析法(LC−MS)によって分析したところ、純度が90重量%で1323g/モルの分子量を有することが分かった。
アミノ官能性付与カーボンブラック(87mg)、t−Boc−D21−ペプチド(80mg)、およびジシクロヘキシルカルボジイミド(22mg)を3mLのテトラヒドロフラン(THF)に添加した。この混合物を撹拌しながら、数滴のTHF中のジメチルアミノピリジン(17μL)溶液を滴下して添加した。得られた暗色の懸濁液を撹拌しながら40℃で6h加熱して、続いて室温で一晩撹拌した。生成物にトリフルオロ酢酸(0.6mL)を添加し、混合物をさらに6h撹拌した。次に5mLの脱イオン水を反応混合物に添加した。混合物を3,500rpmで2min遠心分離し、上清をデカントした。遠心管内に残存する固形物を脱イオン水で洗浄し、再度遠心分離した。上清のpHがおよそ6.0に達するまで、この洗浄を反復した。次に凍結乾燥機を使用して暗色の残留物を2日間乾燥させ、暗色の粉末を得た。
ペプチドベースのカーボンブラック毛髪着色剤を使用した毛染め
この実施例の目的は、実施例10で調製したペプチドベースのカーボンブラック毛髪着色剤を使用して、天然の白毛のサンプルを着色することである。
ペプチドベース毛髪コンディショナーの調製
この実施例の目的は、カルボジイミドカップリングを使用して、配列番号46として示される毛髪結合D21ペプチドとベヘニルアルコールを共有結合的に結合することで、ペプチドベース毛髪コンディショナーを調製することであった。
ペプチドベース毛髪コンディショナーの調製
この実施例の目的は、ヘテロ二官能性架橋剤3−マレイミドプロピオン酸N−ヒドロキシスクシンイミドエステルを使用して、配列番号64として示される毛髪結合システイン付加D21ペプチドとオクチルアミンを共有結合的に結合することでペプチドベース毛髪コンディショナーを調製することであった。
ペプチドベースのカーボンブラック毛髪着色剤の調製
この実施例の目的は、エタノールアミンで官能性付与されたカーボンブラックを使用して、ペプチドベースのカーボンブラック毛髪着色剤を調製することであった。カーボンブラック表面に付加したペプチド数は、化学的分析から推定できた。
1,000mLのビーカー内に、デグサ(Degussa)からの25.5gのカーボンブラック(Nipex−160−IQ)、アルドリッチ(Aldrich)からの100gのアンモニウム過硫酸塩[(NH4)2S2O8](98%)、およびEMDケミカルズ(EMD Chemicals)からの333mLの1.0M H2SO4(98%、GR等級)水性溶液を入れた。混合物を磁気撹拌プレートで24h室温で撹拌した。その後、反応混合物を500mLのプラスティック遠心管に移し、8,500rpmで20min遠心分離した。上清は透明になり、除去された。遠心分離を使用して生成物を脱イオン水で6回洗浄し、各洗浄後に生成物を収集した。最終生成物は中性(pH=6.0)であり、凍結乾燥によって24h乾燥させた。ペンシルベニア州モンゴメリービルのマイクロトラックからの(Microtrac Inc.(Montgomeryville、PA)からの粒度分析器(マイクロトラック・ウルトラファイン・パーティクル・アナライザー(Microtrac Ultrafine Particle Analyzer))を使用して測定した、官能性付与カーボンブラック粒子の平均サイズは、100nmであった。
2gの乾燥させた酸官能性付与カーボンブラック、アルドリッチ(Aldrich)からの25mLのエタノールアミン(99%)、およびEMDケミカルズ(EMD Chemicals)からの1mLの濃H2SO4(98%、GR等級)を100mL丸底フラスコ内で混合した。混合物を磁気撹拌機で迅速に撹拌し、6h還流した。混合物を室温に冷却した後、EMDケミカルズ(EMD Chemicals)からの十分な量の水酸化アンモニウム(28.0〜30.0%のNH3)を混合物添加して、中和した。次に実施例6で述べたようにして混合物を遠心分離し、水で洗浄した。最終生成物は中性(pH=6.0)で、凍結乾燥により24h乾燥させた。乾燥させたアミノ官能性付与カーボンブラックは、容易に水に分散した。
次にアミノ官能性付与カーボンブラック粒子と配列番号46として示される特異的毛髪結合ペプチドD21とを共有結合的に結合した。t−Boc保護されたD21ペプチドは、実施例10で述べたようにして合成される。次にアミノ官能性付与カーボンブラック(87mg)、t−Boc−D21−ペプチド(80mg)、およびジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)(22mg)を3mLのテトラヒドロフラン(THF)に添加した。この混合物を撹拌しながら、数滴のTHF中のジメチルアミノピリジン(DMAP)(17μL)溶液を滴下して添加した。得られた暗色の懸濁液を撹拌しながら40℃で6h加熱して、続いて室温で一晩撹拌した。D21ペプチドからt−Boc保護基を除去するために、生成物にトリフルオロ酢酸(TFA)(0.6mL)を添加して、混合物をさらに6h撹拌した。次に反応混合物に5mLの脱イオン水を添加した。混合物を3,500rpmで2min遠心分離し、上清をデカントした。遠心管内に残存する固形物を脱イオン水で洗浄し、再度遠心分離した。上清のpHがおよそ6.0に達するまで、この洗浄を反復した。次に凍結乾燥機を使用して暗色の残留物を2日間乾燥させ、暗色の粉末を得た。
ペプチドベースのカーボンブラック毛髪着色剤の特異性
この実施例の目的は、D21ペプチド−カーボンブラック毛髪着色剤の特異性を実証することであった。
ペプチド−ポリシロキサン毛髪コンディショナーの調製
この実施例の目的は、D21ペプチド−ポリシロキサン毛髪コンディショナーを合成することである。配列番号46として示されるD21ペプチドの反応性側鎖官能基は、ポリシロキサンとの反応がペプチドのC−末端基だけで進行するように、完全に保護された。さらにグリシン残基からなるトリペプチドスペーサーを結合配列のC−末端に付加した。
ペプチドベース毛髪コンディショナーの有効性
この実施例の目的は、ヒト毛髪繊維中の摩擦力を低下させる上でのペプチドベース毛髪コンディショナーの有効性を実証して、その性能を市販されるコンディショナーと比較することであった。繊維摩擦は、毛髪繊維アセンブリー(すなわち複数の繊維)を櫛でとかしたときの動態の顕著な要因である。単一毛髪繊維の摩擦力特性は、毛髪アセンブリーを櫛でとかしたときの動態と関連づけることができる。繊維内摩擦試験では、コンディショナー適用による毛髪表面に対する改善を例示する。繊維間摩擦が低いほど、毛髪は見かけと手触りがより滑らかになり、櫛でとかすのがより容易になる。この実施例で用いた繊維間摩擦測定法は、確かな定量的データを与えるいくつかの毛髪繊維試験の1つであり、概して産業界で受け入れられている。
ペプチドベースの染髪剤の調製
この実施例の目的は、D21髪結合ペプチド(配列番号46)をディスパースオレンジ3染料に共有結合的に付着させて、ペプチドベースの染髪剤を調製することであった。染料を最初にイソシアネートで官能性付与し、次にD21ペプチドと反応させた。
乾燥した箱の中で、アルドリッチ(Aldrich)からの14.25gのディスパースオレンジ3を添加漏斗中の400mLの乾燥THF中に懸濁した。磁気撹拌棒を含有する、ニューヨーク州コーニングのコーニング社(Corning Inc.(Corning,NY))からの2L四つ口反応フラスコ(品番1533−12)に、200mLの乾燥トルエンを装入した。フラスコにコーニング社(Corning Inc.)からのコールドフィンガー冷却器(品番1209−04)と、添加漏斗に第2のコールドフィンガー冷却器を装着して排気フード内の油浴に入れた。
上述のように調製したイソシアネート官能性付与ディスパースオレンジ3[(2−(4−イソシアントフェニル)−1−(4−ニトロフェニル)ジアゼン](16mg)を5mLのDMFに溶解して、10mLのDMFに溶解されたシンペップ(SynPep)から得られた75mgの非保護D21ペプチド(配列番号46)を含有する溶液に添加した。溶液を室温で24時間撹拌した。溶剤を蒸発させて、91mgの紫がかった粉末を得た。生成物をMALDI質量分析法によって分析し、ペプチドへの染料分子の共有結合と一致する1766g/モルの分子量を有することが分かった。
バイオパニングを使用した歯結合ペプチドの選択
この机上の実施例の目的は、歯に高親和力で結合するファージペプチドをいかにして同定するかを述べることである。
ペプチドベースの歯白化剤の調製
この机上の実施例の目的は、歯結合ペプチドと白色顔料二酸化チタンとのカップリングによってペプチドベースの歯白化剤をいかにして調製するかを述べることである。
Claims (88)
- 配列番号5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、64、66、69、および70よりなる群から選択される髪結合ペプチド。
- 配列番号60に記載の爪結合ペプチド。
- 配列番号61に記載の皮膚結合ペプチド。
- 一般構造式(BSBP)n−BA
[式中、
a)BSBPは体表面結合ペプチドであり、
b)BAは利点付与剤(benefit agent)であり、そして
c)nは1〜約10,000の範囲である]
を有するジブロックのペプチドベース体表面試薬。 - 一般構造式[(BSBP)m−S]n−BA
[式中、
a)BSBPは体表面結合ペプチドであり、
b)BAは利点付与剤であり、
c)Sはスペーサーであり、
d)mは1〜約50の範囲であり、そして
e)nは1〜約10,000の範囲である]
を有するトリブロックのペプチドベース体表面試薬。 - 体表面結合ペプチドが髪、爪、歯、歯茎、皮膚、角膜組織、および口腔組織よりなる群から選択される体表面に結合する請求項4または5のいずれか一項に記載の体表面試薬。
- 体表面が上皮細胞層を含んでなる請求項6に記載の体表面試薬。
- 体表面が内皮細胞層を含んでなる請求項6に記載の体表面試薬。
- 利点付与剤が着色剤およびコンディショナーよりなる群から選択される請求項4または5のいずれかに記載の体表面試薬。
- コンディショナーがヘアスタイリング剤、縮毛矯正剤、毛髪強化剤、毛髪ボリューム付与剤、収斂剤、角質除去剤、皮膚軟化剤、保湿剤、および閉塞剤よりなる群から選択される請求項9に記載の体表面試薬。
- コンディショナーがカチオン性ポリマー、カチオン性界面活性剤、脂肪アルコール、脂肪アミン、非イオン性ポリマー、シリコーン、シロキサン、ポリマーエマルジョン、およびナノ粒子よりなる群から選択される毛髪コンディショナーである請求項9に記載の体表面試薬。
- コンディショナーがα−ヒドロキシ酸、β−ヒドロキシ酸、ポリオール、ヒアルロン酸、D,L−パンテノール、ポリサリチレート、パルミチン酸ビタミンA、酢酸ビタミンE、グリセリン、ソルビトール、シリコーン、シリコーン誘導体、ラノリン、天然油およびトリグリセリドエステルよりなる群から選択される皮膚コンディショナーである請求項9に記載の体表面試薬。
- 着色剤が染料、顔料および着色微小球よりなる群から選択される染髪剤である請求項9に記載の体表面試薬。
- 染料が4−ヒドロキシプロピルアミノ−3−ニトロフェノール、4−アミノ−3−ニトロフェノール、2−アミノ−6−クロロ−4−ニトロフェノール、2−ニトロ−パラフェニレンジアミン、N,N−ヒドロキシエチル−2−ニトロ−フェニレンジアミン、4−ニトロ−インドール、ヘンナ、HCブルー1、HCブルー2、HCイエロー4、HCレッド3、HCレッド5、ディスパースバイオレット4、ディスパースブラック9、HCブルー7、HCブルー12、HCイエロー2、HCイエロー6、HCイエロー8、HCイエロー12、HCブラウン2、D&Cイエロー1、D&Cイエロー3、D&Cブルー1、ディスパースブルー3、ディスパースバイオレット1、エオシン誘導体、およびハロゲン化フルオレセイン誘導体よりなる群から選択される請求項13に記載の体表面試薬。
- 顔料がD&Cレッド36号、D&Cオレンジ17号、D&Cレッド7、11、31、および34号のカルシウムレーキ、D&Cレッド12号のバリウムレーキ、D&Cレッド13号のストロンチウムレーキ、FD&Cイエロー5号、FD&Cイエロー6号、D&Cレッド27号、D&Cレッド21号およびFD&Cブルー1号のアルミニウムレーキ、酸化鉄、マンガンバイオレット、酸化クロム、二酸化チタン、二酸化チタンナノ粒子、酸化亜鉛、酸化バリウム、群青、クエン酸ビスマス、ならびにカーボンブラック粒子よりなる群から選択される請求項13に記載の体表面試薬。
- 微小球がポリスチレン、ポリメチルメタクリレート、ポリビニルトルエン、スチレン/ブタジエン共重合体、およびラテックスよりなる群から選択される材料を含んでなる請求項13に記載の体表面試薬。
- 利点付与剤が白色着色剤、白化剤、酵素、抗プラーク剤、抗汚染剤、抗微生物剤、抗齲蝕剤、着香剤、冷却剤、および唾液分泌剤よりなる群から選択される口腔利点付与剤である請求項4または5のいずれか一項に記載の体表面試薬。
- 一般構造式(HBP)n−HCA
[式中、
a)HBPは毛髪結合ペプチドであり、
b)HCAは毛髪コンディショナーであり、そして
c)nは1〜約1,000の範囲である]
を有するジブロックのペプチドベース毛髪コンディショナー。 - 一般構造式(SBP)n−SCA
[式中、
a)SBPは皮膚結合ペプチドであり、
b)SCAは皮膚コンディショナーであり、そして
c)nは1〜約1,000の範囲である]
を有するジブロックのペプチドベース皮膚コンディショナー。 - 一般構造式(HBP)n−C
[式中、
a)HBPは毛髪結合ペプチドであり、
b)Cは着色剤であり、そして
c)nは1〜約10,000の範囲である]
を有するジブロックのペプチドベース毛髪着色剤。 - 一般構造式(NBP)n−C
[式中、
a)NBPは爪結合ペプチドであり、
b)Cは着色剤であり、そして
c)nは1〜約10,000の範囲である]
を有するジブロックのペプチドベース爪着色剤。 - 一般構造式(SBP)n−C
[式中、
a)SBPは皮膚結合ペプチドであり、
b)Cは着色剤であり、そして
c)nは1〜約10,000の範囲である]
を有するジブロックのペプチドベース皮膚着色剤。 - 一般構造式[(HBP)m−S]n−HCA
[式中、
a)HBPは毛髪結合ペプチドであり、
b)HCAは毛髪コンディショナーであり、
c)Sはスペーサーであり、
d)mは1〜約50の範囲であり、そして
e)nは1〜約1,000の範囲である]
を有するトリブロックのペプチドベース毛髪コンディショナー。 - 一般構造式[(SBP)m−S]n−SCA
[式中、
a)SBPは毛髪結合ペプチドであり、
b)SCAは皮膚コンディショナーであり、
c)Sはスペーサーであり、
d)mは1〜約50の範囲であり、そして
e)nは1〜約1,000の範囲である]
を有するトリブロックのペプチドベース皮膚コンディショナー。 - 一般構造式[(HBP)m−S]n−C
[式中、
a)HBPは毛髪結合ペプチドであり、
b)Cは着色剤であり、
c)Sはスペーサーであり、
d)mは1〜約50の範囲であり、そして
e)nは1〜約10,000の範囲である]
を有するトリブロックのペプチドベース毛髪着色剤。 - 一般構造式[(NBP)m−S]n−C
[式中、
a)NBPは毛髪結合ペプチドであり、
b)Cは着色剤であり、
c)Sはスペーサーであり、
d)mは1〜約50の範囲であり、そして
e)nは1〜約10,000の範囲である]
を有するトリブロックのペプチドベース爪着色剤。 - 一般構造式[(SBP)m−S]n−C
[式中、
a)SBPは毛髪結合ペプチドであり、
b)Cは着色剤であり、
c)Sはスペーサーであり、
d)mは1〜約50の範囲であり、そして
e)nは1〜約10,000の範囲である]
を有するトリブロックのペプチドベース皮膚着色剤。 - 一般構造式(OBP)n−OBA
[式中、
a)OBPは口腔表面結合ペプチドであり、
b)OBAは口腔ケア利点付与剤であり、そして
c)nは1〜約10,000の範囲である]
を有するジブロックのペプチドベース口腔ケア試薬。 - 一般構造式[(OBP)m−S]n−OBA
[式中、
a)OBPは口腔表面結合ペプチドであり、
b)OBAは口腔ケア利点付与剤であり、
c)Sはスペーサーであり、
d)mは1〜約50の範囲であり、そして
e)nは1〜約10,000の範囲である]
を有するトリブロックのペプチドベース口腔ケア試薬。 - 口腔表面結合ペプチドが歯結合ペプチドである請求項28または29のいずれか一項に記載のペプチドベースの口腔ケア試薬。
- 髪結合ペプチドが約7〜約25個のアミノ酸であり、MB50として測定して、10−5Mに等しいかそれより小さい髪に対する結合親和力を有する請求項18、20、23、または25のいずれか一項に記載のコンディショナーまたは着色剤。
- 皮膚結合ペプチドが約7〜約25個のアミノ酸であり、MB50として測定して、10−5Mに等しいかそれより小さい皮膚に対する結合親和力を有する請求項19、22、24、または27のいずれか一項に記載のコンディショナーまたは着色剤。
- 爪結合ペプチドが約7〜約25個のアミノ酸であり、MB50として測定して、10−5Mに等しいかそれより小さい爪に対する結合親和力を有する請求項21または26のいずれか一項に記載の着色剤。
- 口腔表面結合ペプチドが約7〜約25個のアミノ酸であり、MB50として測定して、10−5Mに等しいかそれより小さい口腔表面に対する結合親和力を有する請求項28または29のいずれか一項に記載の口腔ケア試薬。
- 髪結合ペプチドが、
(i)コンビナトリアルで創製されたファージ−ペプチドのライブラリーを準備するステップと、
(ii)(i)のライブラリーを髪サンプルと接触させて
A)ファージ−ペプチド−髪複合体、
B)非結合髪、および
C)非複合ペプチド
を含んでなる反応溶液を形成せしめるステップと、
(iii)(ii)のファージ−ペプチド−髪複合体を単離するステップと、
(iv)弱く結合したペプチドを(iii)の単離されたペプチド複合体から溶出させるステップと、
(v)残留結合ファージ−ペプチドをステップ(iv)の後に残留するファージ−ペプチド−髪複合体にポリメラーゼ連鎖反応を直接使用するか、またはステップ(iv)の後に残留するファージ−ペプチド−髪複合体を細菌宿主細胞に直接感染させて、感染した細胞を適切な増殖培地中で生育させ、そしてファージペプチドを生育細胞から単離し同定するかのいずれかによって同定するステップと
を含んでなるプロセスによって単離される請求項31に記載のコンディショナーまたは着色剤。 - 皮膚結合ペプチドが、
(i)コンビナトリアルで創製されたファージ−ペプチドのライブラリーを準備するステップと、
(ii)(i)のライブラリーと皮膚サンプルとを接触させて
A)ファージ−ペプチド−皮膚複合体、
B)非結合皮膚、および
C)非複合ペプチド
を含んでなる反応溶液を形成せしめるステップと、
(iii)(ii)のァージ−ペプチド−皮膚複合体を単離するステップと、
(iv)弱く結合したペプチドを(iii)の単離されたペプチド複合体から溶出させるステップと、
(v)残留結合ファージ−ペプチドをステップ(iv)の後に残留するファージ−ペプチド−皮膚サンプル複合体にポリメラーゼ連鎖反応を直接使用するか、またはステップ(iv)の後に残留するファージ−ペプチド−皮膚サンプル複合体を細菌宿主細胞に直接感染させて、感染した細胞を適切な増殖培地中で生育させ、そしてファージペプチドを生育細胞から単離し同定するかのいずれかによって同定するステップと
を含んでなるプロセスによって単離される請求項32に記載のコンディショナーまたは着色剤。 - 爪結合ペプチドが、
(i)コンビナトリアルで創製されたファージ−ペプチドのライブラリーを準備するステップと、
(ii)(i)のライブラリーと爪サンプルとを接触させて、
(A)ファージ−ペプチド−爪複合体、
(B)非結合爪、および
(C)非複合ペプチド
を含んでなる反応溶液を形成せしめるステップと、
(iii)(ii)のファージ−ペプチド−爪複合体を単離するステップと、
(iv)(iii)の単離されたペプチド複合体から弱く結合したペプチドを溶出するステップと、
(v)ステップ(iv)の後に残存するファージ−ペプチド−爪複合体にポリメラーゼ連鎖反応を直接使用するか、またはステップ(iv)の後に残存するファージ−ペプチド−爪複合体を細菌宿主細胞に直接感染させて、感染した細胞を適切な生育培地中で生育させ、生育した細胞からファージ−ペプチドを単離し同定するかのいずれかによって残存する結合したファージ−ペプチドを同定するステップと
を含んでなるプロセスによって単離される請求項33に記載の着色剤。 - 口腔表面結合ペプチドが、
(i)コンビナトリアルで創製されたファージ−ペプチドのライブラリーを準備するステップと、
(ii)(i)のライブラリーと口腔表面サンプルとを接触させて
A)ファージ−ペプチド−口腔表面サンプル複合体、
B)非結合口腔表面サンプル、および
C)非複合ペプチド
を含んでなる反応溶液を形成せしめるステップと、
(iii)(ii)のファージ−ペプチド−口腔表面サンプル複合体を単離するステップと、
(iv)弱く結合したペプチドを(iii)の単離されたペプチド複合体から溶出させるステップと、
(v)残留結合ファージ−ペプチドをステップ(iv)の後に残留するファージ−ペプチド−口腔表面サンプル複合体にポリメラーゼ連鎖反応を直接使用するか、またはステップ(iv)の後に残留するファージ−ペプチド−口腔表面サンプル複合体を細菌宿主細胞に直接感染させて、感染した細胞を適切な増殖培地中で生育させ、そしてファージペプチドを生育細胞から単離し同定するかのいずれかによって同定するステップと
を含んでなるプロセスによって単離される請求項34に記載の口腔ケア試薬。 - ペプチドが約7〜約45個のアミノ酸である請求項18〜29のいずれか一項に記載のペプチドベースのコンディショナー、着色剤または口腔ケア試薬。
- ペプチドが約7〜約20個のアミノ酸である請求項18〜29のいずれか一項に記載のペプチドベースのコンディショナー、着色剤または口腔ケア試薬。
- ペプチドがペプチド配列の少なくとも1つの末端上にシステイン残基をさらに含んでなる請求項18〜29のいずれか一項に記載のペプチドベースのコンディショナー、着色剤または口腔ケア試薬。
- 毛髪結合ペプチドが配列番号1、3〜59、64、66、69、70、76〜97および98よりなる群から選択されるアミノ酸配列を有する請求項18、20、23または25に記載のペプチドベース毛髪コンディショナーまたはペプチドベース毛髪着色剤。
- 皮膚結合ペプチドが配列番号2、61、99〜103、および104よりなる群から選択されるアミノ酸配列を有する請求項19、22、24または27に記載のペプチドベース皮膚コンディショナーまたはペプチドベースの皮膚着色剤。
- 爪結合ペプチドが配列番号7、8、19〜27、38〜40、43〜45、47、53、57、58、59および60よりなる群から選択されるアミノ酸配列を有する請求項21または26に記載のペプチドベース爪着色剤。
- 毛髪コンディショナーがオクチルアミン、ステアリルアミン、ベヘニルアルコール、ビニル基末端シロキサン、ビニル基末端シリコーン、ビニル基末端メチルビニルシロキサン、ビニル基末端メチルビニルシリコーン、ヒドロキシル末端シロキサン、ヒドロキシル末端シリコーン、アミノ−変性シリコーン誘導体、[(アミノエチル)アミノ]プロピルヒドロキシルジメチルシロキサン、[(アミノエチル)アミノ]プロピルヒドロキシルジメチルシリコーン、α−トリデシル−ω−ヒドロキシ−ポリ(オキシ−1,2−エタンジイル)、アモジメチコン、およびナノ粒子よりなる群から選択される請求項18または23に記載のペプチドベースの毛髪コンディショナー。
- 皮膚コンディショナーがポリサリチレート、プロピレングリコール、グリセリン、グリコール酸、乳酸、リンゴ酸、クエン酸、酒石酸、グルカル酸、ガラクタル酸、3−ヒドロキシ吉草酸、サリチル酸、二酸化チタンナノ粒子、および1,3−プロパンジオールよりなる群から選択される請求項19または24に記載のペプチドベース皮膚コンディショナー。
- 着色剤がD&Cイエロー1、D&Cイエロー3、HCイエロー6、HCイエロー8、D&Cブルー1、HCブルー1、HCブラウン2、HCレッド5、2−ニトロ−パラフェニレンジアミン、N,N−ヒドロキシエチル−2−ニトロ−フェニレンジアミン、4−ニトロ−インドール、カーボンブラック、金属ナノ粒子、および半導体ナノ粒子よりなる群から選択される請求項20または25に記載のペプチドベース毛髪着色剤。
- 着色剤が、D&Cレッド8、10、30、36号、D&Cレッド6、9、12号のバリウムレーキ、D&Cレッド7、11、31、34号のカルシウムレーキ、D&Cレッド30号のストロンチウムレーキ、D&Cオレンジ17号のストロンチウムレーキおよびD&Cブルー6号のストロンチウムレーキよりなる群から選択される請求項21または26に記載のペプチドベース爪着色剤。
- 着色剤がD&Cレッド21号、D&Cレッド27号、D&Cレッドオレンジ5号、D&Cレッド21号、D&Cオレンジ10号、二酸化チタン、酸化亜鉛、D&Cレッド36号、D&Cオレンジ17号、D&Cレッド7、11、31、34号のカルシウムレーキ、D&Cレッド12号のバリウムレーキ、D&Cレッド13号のストロンチウムレーキ、FD&Cイエロー5号のアルミニウムレーキ、FD&Cイエロー6号のアルミニウムレーキ、D&Cレッド27号のアルミニウムレーキ、D&Cレッド21号のアルミニウムレーキ、FD&Cブルー1号のアルミニウムレーキ、酸化鉄、二酸化チタンナノ粒子、マンガンバイオレット、酸化クロム、ウルトラマリンブルー、カーボンブラック、およびジヒドロキシアセトンよりなる群から選択される請求項22または27に記載のペプチドベースの皮膚着色剤。
- スペーサーがエタノールアミン、エチレングリコール、鎖長が炭素原子6個のポリエチレン、3〜6個の反復単位を持つポリエチレングリコール、フェノキシエタノール、プロパノールアミド、ブチレングリコール、ブチレングリコールアミド、プロピルフェニル鎖、エチルアルキル鎖、プロピルアルキル鎖、ヘキシルアルキル鎖、ステリルアルキル鎖、セチルアルキル鎖、およびパルミトイルアルキル鎖よりなる群から選択される請求項23、24、25、26、27、または29に記載のペプチドベースのコンディショナー、着色剤または口腔ケア試薬。
- スペーサーがグリシン、アラニン、セリン、およびそれらの混合物よりなる群から選択されるアミノ酸を含んでなるペプチドである請求項23、24、25、26、27、29に記載のペプチドベースのコンディショナー、着色剤または口腔ケア試薬。
- 利点付与剤が白色着色剤、白化剤、酵素、抗プラーク剤、抗汚染剤、抗微生物剤、抗齲蝕剤、着香剤、冷却剤、および唾液分泌剤よりなる群から選択される請求項28または29に記載のペプチド−ベースの口腔ケア試薬。
- 白色着色剤または白化剤がヒドロキシアパタイト、ケイ酸ジルコニウム、二酸化チタン、および二酸化チタンナノ粒子よりなる群から選択される請求項52に記載のペプチド−ベースの口腔ケア試薬。
- 酵素がオキシダーゼ、ペルオキシダーゼ、プロテアーゼ、リパーゼ、グリコシダーゼ、エステラーゼ、および多糖類加水分解酵素よりなる群から選択される請求項52に記載のペプチド−ベースの口腔ケア試薬。
- 抗プラーク剤がフッ化物イオン源および抗微生物剤よりなる群から選択される請求項52に記載のペプチド−ベースの口腔ケア試薬。
- 着香剤がウインターグリーン油、ハッカ油、スペアミント油、メントール、メチルサリチレート、ユーカリプトール、およびバニリンよりなる群から選択される請求項52に記載のペプチド−ベースの口腔ケア試薬。
- スペーサーが配列番号65に記載のアミノ酸配列を含んでなるペプチドである請求項23、24、25、26、27、または29に記載のペプチドベースのコンディショナー、着色剤、または口腔ケア試薬。
- 請求項18または23に記載のペプチドベース毛髪コンディショナーの有効量を含んでなる毛髪ケア組成物。
- 請求項19または24に記載のペプチドベース皮膚コンディショナーの有効量を含んでなる皮膚ケア組成物。
- 請求項20または25に記載のペプチドベース毛髪着色剤の有効量を含んでなる髪染め組成物。
- 請求項20または25に記載のペプチドベース毛髪着色剤の有効量を含んでなる化粧料組成物。
- 請求項21または26に記載のペプチドベース爪着色剤の有効量を含んでなるマニキュア組成物。
- 請求項22または27に記載のペプチドベースの皮膚着色剤の有効量を含んでなる化粧料組成物。
- 請求項18または23に記載のペプチドベース毛髪コンディショナーの有効量を含んでなる髪染め組成物。
- 請求項28または29に記載のペプチドベースの口腔ケア試薬の有効量を含んでなる口腔ケア試薬組成物。
- 練り歯磨き、歯科用クリーム、ゲルまたは歯磨き粉、うがい液、口臭防止剤、およびデンタルフロスよりなる群から選択される請求項65に記載の口腔ケア試薬組成物。
- 組成物が場合により、研磨材、界面活性剤、キレート剤、フッ化物源、増粘剤、緩衝剤、溶剤、保湿剤、キャリア、および充填剤(bulking agengt)よりなる群から選択される試薬を含んでなる請求項66に記載の口腔ケア試薬組成物。
- a)コンビナトリアルで創製されたファージ−ペプチドのライブラリーを準備し、
b)(a)のライブラリーを体表面サンプルと接触させて、
(i)ファージ−ペプチド−体表面サンプル複合体、
(ii)非結合体表面サンプル、および
(iii)非複合ペプチド
を含んでなる反応溶液を形成せしめ、
c)(b)のファージ−ペプチド−体表面サンプル複合体を単離し、
d)弱く結合したファージ−ペプチドを(c)の単離されたファージ−ペプチド複合体から溶出させ、
e)細菌宿主細胞をステップ(d)の後に残ったファージ−ペプチド−体表面サンプル複合体で直接に感染させ、
f)ステップ(e)の感染した細胞を適切な生育培地中で生育させ、
g)体表面に対して高結合親和力を有するファージ−ペプチドをステップ(f)の生育細胞から単離し同定すること
を含んでなる高親和力体表面結合−ペプチドの創製方法。 - 体表面結合ペプチドおよび利点付与剤を体表面結合ペプチドが体表面に接着する条件下の体表面と共に、含んでなる、請求項4または5のいずれか一項に記載のペプチドベースの体表面試薬を体表面に接触させることを含んでなる利点付与剤を体表面に適用する方法。
- 請求項58に記載の組成物を毛髪に適用し、保護層を形成させることを含んでなる、毛髪上にペプチドベースのコンディショナーの保護層を形成する方法。
- 請求項59に記載の組成物を皮膚または口唇に適用し、保護層を形成させることを含んでなる、皮膚または口唇上にペプチドベースのコンディショナーの保護層を形成する方法。
- 請求項60に記載の髪染め組成物を毛髪の着色を引き起こすのに十分な時間の間毛髪に適用することを含んでなる毛髪の着色方法。
- 組成物を約5秒〜約50分間にわたり髪に適用する請求項72に記載の方法。
- 組成物を約5秒〜約60秒間にわたり髪に適用する請求項73に記載の方法。
- 請求項62に記載のマニキュア組成物を爪に適用することを含んでなる爪の着色方法。
- 組成物を約5秒〜約60秒間にわたり爪に適用する請求項75に記載の方法。
- 請求項63の化粧料組成物を皮膚または口唇に適用することを含んでなる皮膚または口唇の着色方法。
- 組成物を皮膚または口唇に約5秒〜約60秒間にわたり適用する請求項77に記載の方法。
- 請求項61に記載の化粧料組成物を眉または睫毛に適用することを含んでなる眉または睫毛の着色方法。
- 組成物を約5秒〜約60秒間にわたり眉毛または睫毛に適用する請求項79に記載の方法。
- a)i)(HBP)n−C、および
ii)[(HBP)m−S]k−C
[式中、
1)HBPは毛髪結合ペプチドであり、
2)Cは着色剤であり、
3)nは1〜約10,000の範囲であり、
4)Sはスペーサーであり、
5)mは1〜約50の範囲であり、そして
6)kは1〜約10,000の範囲である]
よりなる群から選択される毛髪着色剤を含んでなる髪染め組成物を準備し、
ここで、毛髪結合ペプチドが、
A)コンビナトリアルで創製されたファージ−ペプチドのライブラリーを準備するステップと、
B)(A)のライブラリーを毛髪サンプルと接触させて、
(i)ファージ−ペプチド−毛髪複合体、
(ii)非結合毛髪、および
(iii)非複合ペプチド
を含んでなる反応溶液を形成せしめるステップと、
C)(B)のファージ−ペプチド−毛髪複合体を単離するステップと、
D)(C)の単離されたペプチド複合体から弱く結合したペプチドを溶出するステップと、
E)ステップ(D)の後に残存するファージ−ペプチド−毛髪複合体にポリメラーゼ連鎖反応を直接使用するか、あるいはステップ(D)の後に残存するファージ−ペプチド−毛髪複合体を細菌宿主細胞に直接感染させ、感染した細胞を適切な生育培地中で生育させ、生育した細胞からファージ−ペプチドを単離し同定することによって残存する結合したファージ−ペプチドを同定するステップ
を含んでなり、ここで、ファージ−ペプチドが約7〜約25個のアミノ酸でありかつMB50として測定して、10−5Mに等しいかそれより小さい毛髪に対する結合親和力を有する方法によって選択されるステップと、
b)(a)の毛髪着色剤をペプチドベースの着色剤が毛髪、眉または睫毛に結合するのに十分な時間にわたり、毛髪、眉または睫毛に適用するステップ
を含んでなる毛髪、眉または睫毛の着色方法。 - a)i)(HBP)n−HCA、および
ii)[(HBP)m−S]k−HCA
[式中、
1)HBPは髪結合ペプチドであり、
2)HCAは毛髪コンディショナーであり、
3)nは1〜約1,000の範囲であり、
4)Sはスペーサーであり、
5)mは1〜約50の範囲であり、そして
6)kは1〜約1,000の範囲である]
よりなる群から選択される毛髪コンディショナーを含んでなるヘアケア組成物を準備し、
ここで、髪結合ペプチドが、
A)コンビナトリアルで創製されたファージ−ペプチドのライブラリーを準備するステップと、
B)(A)のライブラリーを髪サンプルと接触させて、
(i)ファージ−ペプチド−髪複合体、
(ii)非結合髪、および
(iii)非複合ペプチド
を含んでなる反応溶液を形成せしめるステップと、
C)(B)のファージ−ペプチド−髪複合体を単離するステップと、
D)弱く結合したペプチドを(C)の単離されたペプチド複合体から溶出させるステップと、
E)残留結合ファージ−ペプチドをステップ(D)の後に残留するファージ−ペプチド−髪複合体にポリメラーゼ連鎖反応を直接使用するか、またはステップ(D)の後に残留するファージ−ペプチド−髪複合体を細菌宿主細胞に直接感染させ、感染した細胞を適切な増殖培地中で生育させ、そしてファージペプチドを生育細胞から単離し同定するかのいずれかによって同定するステップ
を含んでなり、ここで、ファージ−ペプチドが約7〜約25個のアミノ酸でありかつMB50として測定して、10−5Mに等しいかそれより小さい髪に対する結合親和力を有する方法によって選択されるステップと、
b)(a)の毛髪コンディショナーを髪に適用して保護層を形成せしめるステップ
を含んでなる髪の上にペプチドベースのコンディショナーの保護層を形成する方法。 - a)i)(SBP)n−SCA、および
ii)[(SBP)m−S]k−SCA
[式中、
1)SBPは皮膚結合ペプチドであり、
2)SCAは皮膚コンディショナーであり、
3)nは1〜約1,000の範囲であり、
4)Sはスペーサーであり、
5)mは1〜約50の範囲であり、そして
6)kは1〜約1,000の範囲である]
よりなる群から選択される皮膚コンディショナーを含んでなるヘアケア組成物を準備し、
ここで、皮膚結合ペプチドが、
A)コンビナトリアルで創製されたファージ−ペプチドのライブラリーを準備するステップと、
B)(A)のライブラリーと皮膚サンプルとを接触させて、
(i)ファージ−ペプチド−皮膚複合体、
(ii)非結合皮膚、および
(iii)非複合ペプチド
を含んでなる反応溶液を形成せしめるステップと、
C)(B)のファージ−ペプチド−皮膚複合体を単離するステップと、
D)弱く結合したペプチドを(C)の単離されたペプチド複合体から溶出させるステップと、
E)残留結合ファージ−ペプチドをステップ(D)の後に残留するファージ−ペプチド−皮膚複合体にポリメラーゼ連鎖反応を直接使用するか、またはステップ(D)の後に残留するファージ−ペプチド−皮膚複合体を細菌宿主細胞に直接感染させ、感染した細胞を適切な増殖培地中で生育させ、そしてファージペプチドを生育細胞から単離し同定するかのいずれかによって同定し、ここで、ファージ−ペプチドが約7〜約25個のアミノ酸でありかつMB50として測定して、10−5Mに等しいかそれより小さい皮膚に対する結合親和力を有するステップ
を含んでなる方法によって選択するステップと、
b)(a)の皮膚コンディショナーを皮膚または口唇に適用して保護層を形成せしめるステップ
を含んでなる皮膚または口唇の上に保護層を形成する方法。 - a)i)(SBP)n−Cおよび
ii)[(SBP)m−S]k−C
[式中、
1)SBPは皮膚結合ペプチドであり、
2)Cは着色剤であり、
3)nは1〜約10,000の範囲であり、
4)Sはスペーサーであり、
5)mは1〜約50の範囲であり、
6)kは1〜約10,000の範囲である]
よりなる群から選択される皮膚着色剤を含んでなる化粧料組成物を準備し、
ここで、皮膚結合ペプチドが、
A)コンビナトリアルで創製されたファージ−ペプチドのライブラリーを準備するステップと、
B)(A)のライブラリーと皮膚サンプルとを接触させて、
(i)ファージ−ペプチド−皮膚複合体、
(ii)非結合皮膚、および
(iii)非複合ペプチド
を含んでなる反応溶液を形成せしめるステップと、
C)(B)のファージ−ペプチド−皮膚複合体を単離するステップと、
D)弱く結合したペプチドを(C)の単離されたペプチド複合体から溶出させるステップと、
E)残留結合ファージ−ペプチドをステップ(D)の後に残留するファージ−ペプチド−皮膚複合体にポリメラーゼ連鎖反応を直接使用するか、またはステップ(D)の後に残留するファージ−ペプチド−皮膚複合体を細菌宿主細胞に直接感染させ、感染した細胞を適切な増殖培地中で生育させ、そしてファージペプチドを生育細胞から単離し同定するかのいずれかによって同定するステップ
を含んでなり、ここで、ファージ−ペプチドが約7〜約25個のアミノ酸でありかつMB50として測定して、10−5Mに等しいかそれより小さい皮膚に対する結合親和力を有する方法によって選択するステップと、
b)(a)の皮膚着色剤を皮膚または口唇に適用するステップ
を含んでなる皮膚または口唇の着色方法。 - a)i)(NBP)n−C、および
ii)[(NBP)m−S]k−C
[式中、
1)NBPは爪結合ペプチドであり、
2)Cは着色剤であり、
3)nは1〜約10,000の範囲であり、
4)Sはスペーサーであり、
5)mは1〜約50の範囲であり、そして
6)kは1〜約10,000の範囲である]
よりなる群から選択される爪着色剤を含んでなるマニキュア組成物を準備し、
ここで、爪結合ペプチドが、
A)コンビナトリアルで創製されたファージ−ペプチドのライブラリーを準備するステップと、
B)(A)のライブラリーと爪サンプルとを接触させて、
(i)ファージ−ペプチド−爪複合体、
(ii)非結合爪、および
(iii)非複合ペプチド
を含んでなる反応溶液を形成せしめるステップと、
C)(B)のファージ−ペプチド−爪複合体を単離するステップと、
D)弱く結合したペプチドを(C)の単離されたペプチド複合体から溶出させるステップと、
E)残留結合ファージ−ペプチドをステップ(D)の後に残留するファージ−ペプチド−爪複合体にポリメラーゼ連鎖反応を直接使用するか、またはステップ(D)の後に残留するファージ−ペプチド−爪複合体を細菌宿主細胞に直接感染させ、感染した細胞を適切な増殖培地中で生育させ、そしてファージペプチドを生育細胞から単離し同定するかのいずれかによって同定するステップ
を含んでなり、ここで、ファージ−ペプチドが約7〜約25個のアミノ酸でありかつMB50として測定して、10−5Mに等しいかそれより小さい爪に対する結合親和力を有する方法によって選択するステップと、
b)(a)の爪着色剤を爪に適用するステップ
を含んでなる爪の着色方法。 - a)i)(OBP)n−OBA、および
ii)[(OBP)m−S]k−OBA
[式中、
1)OBPは口腔表面結合ペプチドであり、
2)OBAは口腔ケア利点付与剤であり、
3)nは1〜約10,000の範囲であり、
4)Sはスペーサーであり、
5)mは1〜約50の範囲であり、そして
6)kは1〜約10,000の範囲である]
よりなる群から選択される口腔ケア試薬を準備し、
ここで、口腔表面結合ペプチドが、
A)コンビナトリアルで創製されたファージ−ペプチドのライブラリーを準備するステップと、
B)(A)のライブラリーと口腔表面サンプルとを接触させて、
(i)ファージ−ペプチド−口腔表面サンプル複合体、
(ii)非結合口腔表面サンプル、および
(iii)非複合ペプチド
を含んでなる反応溶液を形成せしめるステップと、
C)(B)のファージ−ペプチド−口腔表面サンプル複合体を単離するステップと、
D)弱く結合したペプチドを(C)の単離されたペプチド複合体から溶出させるステップと、
E)残留結合ファージ−ペプチドをステップ(D)の後に残留するファージ−ペプチド−口腔表面サンプル複合体にポリメラーゼ連鎖反応を直接使用するか、またはステップ(D)の後に残留するファージ−ペプチド−口腔表面サンプル複合体を細菌宿主細胞に直接感染させ、感染した細胞を適切な増殖培地中で生育させ、そしてファージペプチドを生育細胞から単離し同定するかのいずれかによって同定するステップ
を含んでなり、ここで、ファージ−ペプチドが約7〜約25個のアミノ酸でありかつMB50として測定して、10−5Mに等しいかそれより小さい口腔表面サンプルに対する結合親和力を有する方法によって選択するステップと、
b)(a)の口腔ケア利点付与剤をペプチドベースの口腔ケア剤が口腔表面に結合するのに十分な時間にわたり口腔表面に適用するステップ
を含んでなる口腔ケア利点試薬を口腔表面に適用する方法。 - 水性環境内で実施する請求項68〜86のいずれか一項に記載の方法。
- コンビナトリアルで創製されたファージ−ペプチドのライブラリーがPh.D.−12ファージディスプレイライブラリーおよびPh.D.−7ファージディスプレイライブラリーよりなる群から選択される請求項81〜86のいずれか一項に記載の方法。
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