JP2008511831A - 圧力測定システムおよび方法 - Google Patents

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Abstract

圧力測定システムおよびその方法は、圧力測定システムを容易に製造する特徴を備える。一般的な態様として、圧力測定システムを製造する工程は、ステムと、圧力検出器と、第1回路基板とを備えるアセンブリを準備する工程を備える。前記圧力検出器は、前記ステムを介して導入された圧力に基づき信号を生成するように作動可能であり、前記回路基板は前記信号を調整するよう作動可能である。さらに、前記製造工程は、前記アセンブリを補正する工程と、前記アセンブリを備えることになる圧力測定システムに対応する信号出力形式を決定する工程と、前記補正に実質的に影響を与えることなく前記信号出力形式を生成する第2回路基板を設置する工程と、を備える。

Description

本願は、2004年8月27日に出願された米国出願第10/928644号の利益を主張し、その全体を参照することによりここに引用する。
本発明は、プロセス管理に関し、より詳しくは圧力測定に関する。
圧力センサは、一般に多様な商業的および工業的な用途において使用されている。圧力センサは、その用途が広範囲にわたるため、多様な環境下で、また多様な他部品とともに作動する。この作動環境および部品により、圧力センサに対して多様な作動制限がかかることがある。
例えば、圧力センサは所定の方法で(例えば、所定の深さおよびピッチを有するネジ山によって)配管と連結しなければならない、所定の圧力範囲(例えば、0〜100psi、0〜1,000psiまたは0〜10,000psiなど)でしなければならない、および/または所定の形式の出力(例えば、0.5〜4.5Vレシオメトリック、0.5〜4.5V非レシオメトリック、x−y電圧または4〜20mA)を提供しなければならない、などが挙げられる。
残念ながら、多様な作動制限に対して作動可能な圧力センサを製造することは、寸法、スペース、温度および/または経済的な観点から難しいということが判明している。したがって、通常圧力センサは、一定の用途の作動制限が全てではないにしてもほとんどわかったとき製造される。
圧力測定のシステムおよび方法は、多様な作動制限に対して適用可能な圧力測定システムを提供する。本発明の一般的な態様において、圧力測定システムの製造工程は、ステムと圧力検出器と第1回路基板とを含むアセンブリを準備する工程を備え、前記圧力検出器は前記ステムを介して導入される圧力に基づいた信号を生成するように作動可能であり、前記回路基板は前記信号を調整するように作動可能である。さらに、前記製造工程は、前記アセンブリを補正する工程と、前記アセンブリを備えることになる圧力測定システムに対応する信号出力形式を決定する工程と、前記補正に実質的に影響を与えることなく前記信号出力形式を生成する第2回路基板を設置する工程とを備える。
アセンブリを準備する工程は、前記ステムと前記圧力検出器と前記第1回路基板とを組み立てる工程を含む。この組み立ては、前記圧力検出器を前記ステムに接続し、前記第1回路基板を前記圧力検出器に電気的に接続させることにより達成される。
前記アセンブリを補正する工程は、所定の圧力範囲および所定の温度範囲における所定の出力に対する前記アセンブリの出力の偏差を判断する工程と、前記偏差に対して前記アセンブリの出力を調節する工程とを備える。圧力測定システムに対応する信号出力形式を決定する工程は、前記圧力測定システムを接続可能な外部装置を判断する工程を備える。
一定の実施において、前記圧力測定システムに対応する電気コネクタアセンブリ形式を判断する工程を備えてもよい。この判断をすると、適切な電気コネクタアセンブリの設置が可能となる。この電気コネクタアセンブリは、前記信号出力を伝達するように構成可能である。前記ステムに接続され、前記ステムと連結することで前記圧力検出器と前記第1回路基板と前記第2回路基板とを内包する筐体をさらに設置してもよい。
特定の実施において、前記圧力測定システム用の配管継手形式を決定する工程と、前記配管継手に対応させるために前記アセンブリを変更する工程とを備えてもよい。前記アセンブリを変更する工程は、前記ステムを前記配管継手を備えた圧力導入継手に接続させる工程を備えてもよい。また、前記ステムはブランク圧力導入継手の一部であってもよく、前記アセンブリを変更する工程は、前記配管継手に対応させるために前記圧力導入継手を変更する工程を備えてもよい。
本発明の他の態様において、圧力測定システムはステムと圧力検出器と第1回路基板と第2回路基板とを備えることを特徴とする。前記圧力検出器は、前記ステムに接続され、前記ステムを介して導入された圧力に基づいた信号を生成するように作動可能である。前記第1回路基板は、前記圧力検出器に電気的に接続され、前記信号を調整するように作動可能である。前記ステムと前記圧力検出器と前記回路基板は補正される。補正として、所定の圧力範囲および所定の温度範囲における所定の出力に対する前記アセンブリの出力の偏差に対して前記アセンブリの出力を調節する工程を備えてもよい。第2回路基板は、前記第1回路基板に電気的に接続され、前記補正に実質的に影響を与えることなく所定の信号出力形式を生成するように作動可能である。
特定の実施において、第1回路基板および/または電気コネクタアセンブリ用の筐体を備えてもよい。前記筐体は、前記回路基板と係合し、さらに前記ステムに接続可能である。前記電気コネクタアセンブリは、前記第2回路基板に電気的に接続され、前記信号出力を伝達するように構成されていてもよい。
一定の実施において、前記ステムはブランク圧力導入継手の一部であってもよい。また、配管継手を備えた圧力導入継手を前記ステムに接続してもよい。筐体は、前記圧力導入継手に接続され、前記圧力導入継手に連結することで前記圧力検出器と第1回路基板と第2回路基板とを内包してもよい。
特定の態様において、圧力測定システムの製造工程は、ブランク圧力導入継手と圧力検出器と第1回路基板とを備えるアセンブリを準備する工程を備え、前記圧力検出器は前記圧力導入継手を介して導入される圧力に基づいた信号を生成するように作動可能であり、前記回路基板は前記信号を調整するように作動可能であることを特徴とする。
前記製造工程はさらに、所定の圧力範囲および所定の温度範囲における所定の出力に対する前記アセンブリの出力の偏差を判断する工程と、前記偏差に対して前記アセンブリの出力を補正する工程と、前記アセンブリを備えることになる圧力測定システムに対応する信号出力形式を決定する工程とを備える。
前記工程はさらに、前記補正に実質的に影響を与えることなく前記信号出力形式を生成する第2回路基板を設置する工程と、前記圧力測定システムに対応する電気コネクタアセンブリ形式を決定する工程と、適切な電気コネクタアセンブリを設置する工程と、を備え、前記電気コネクタアセンブリは前記信号出力を伝達するように構成されている。
前記製造工程はさらに、前記圧力導入継手に接続され、前記圧力導入継手に連結することで前記圧力検出器と、前記第1回路基板と前記第2回路基板とを内包する筐体を設置する工程を備える。前記製造工程はまた、前記圧力測定システム用の配管継手を決定する工程と、前記配管継手に対応させるように前記圧力導入継手を変更する工程と、を備える。
多様な実施は、1つ以上の特徴を有し得る。一例として、信号変換回路基板は、ステム/圧力検出器/信号調整回路基板のアセンブリを補正した後に設置することができるため、システムに適した出力を適時に達成させることができる。よって、圧力測定システムは、適切な信号出力が決定された後に容易に組み立てることができる。他の例として、信号変換回路基板は多様な出力のうちの1つをサポートすることができ、さらにステムは多様な配管継手のうちの1つを構成するよう変更することができるため、使用範囲のより広い圧力測定システムが実現できる。したがって、予測されたニーズに基づいた圧力センサの無駄な過剰生産や在庫を大幅に減らすことができる。
1つ以上の実施は、添付された図面と下記の説明において詳述される。他の特徴、目的および効果は、説明、図面および請求の範囲から明白になるであろう。
圧力測定システムおよび方法は、検出された圧力を表す電気信号を生成可能な圧力測定システムを提供する。特定の実施において、システムおよび方法は、圧力検出器および信号調整回路が補正された後、この補正に実質的な影響を与えることなく信号変換回路の設置を可能とする。よって、その結果得られる圧力測定システムの信号出力は、補正中には特定されず、さらに圧力測定システムはその補正を維持しつつ作動制限を満たすよう容易に組み立てることができる。しかし、他の実施はこの他の多様な特徴を有する。
図1Aおよび1Bは、圧力測定システム100の一例を示す。図示されるように、圧力測定システム100は圧力センサである。圧力測定システム100は、適切な流体(例えば、液体および/または気体など)であれば圧力を測定することができる。
圧力測定システム100は、圧力導入継手110と、圧力検出器120と、信号調整回路基板130と、を備える。一定の実施においてソケットでもよい圧力導入継手110は、この圧力導入継手110と圧力検出器120とにより形成されたチャンバ116まで延びる通路114を画定するステム112(例えば、六角ステムなど)を備える。
圧力導入継手110は、例えば、高い機械強度と耐腐食性を有するステンレス鋼により構成されてもよい。一定の実施において、圧力導入継手110は、システム100を圧力測定の対象となる配管へ固定するためのねじ山を備えてもよい。
圧力検出器120は、ダイアフラム122および歪みゲージアセンブリ124を備える。ダイアフラム122は、略円筒状の底部を有した金属製の薄膜で構成し得る。歪みゲージアセンブリ124はダイアフラム122の流体導入側とは反対の表面に接続される。特定の実施において、歪みゲージは複数箇所に設けられ(例えば4箇所)ブリッジ回路を形成し、電気信号を出力する。ダイアフラムにおける流体導入側の反対側は、真空に引かせてもよく、大気から遮断させてもよく、または大気に連通させてもよい。
圧力検出器120は、圧力導入継手110に(例えば溶接により)接続(例えば、固定や密閉など)される。
信号調整回路基板130は、圧力検出器120に電気的に(例えばワイヤボンディングなどで)接続され、圧力検出器が生成した圧力を表す信号を調整する。
特定の実施において、信号調整回路基板130は、圧力検出器120に接合されるフレキシブル導体片を備えてもよい。信号調整回路基板130は、圧力検出器120からの圧力を表す信号を調整する(例えば、フィルタリング、正規化、温度補正する)プロセッサ132と、調整された信号を伝達するピンアセンブリ138をそなえる。
プロセッサ132には、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA:Field Programmable Gate Array)や、特定用途向け集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)や、マイクロプロセッサや、論理的な方法により情報を制御する他のいずれの形式の装置を適用できる。特定の実施において、プロセッサ132は負の直線性のみを補正してもよい。これらの実施において、見かけ上の負の非直線性を変更するために正の非直線性をプロセッサに付加してもよい。多様な寸法の圧力検出器120をステム112および信号調整回路基板130とともに用いることができる。
圧力測定システム100はさらに、信号調整回路基板130に係合する回路基板ハウジング140(例えばシールドケースなど)を備える。
この実施において、回路基板ハウジング140は略円筒状であり、大径部142および小径部144を有し、この小径部は圧力導入継手110に接続される。小径部144は、複数個所において圧力導入継手110に(例えば、抵抗溶接やレーザー溶接により)接続される。
後に詳細に説明するが、大径部142は、信号調整回路基板130やこの部品の全てがこの大径部内に配置される必要はないものの、信号調整回路基板130に接続されるよう構成される。特定の実施において、回路基板ハウジング140は信号調整回路基板130のグランドラインに電気的に接続され、この回路基板に、より高いノイズ抵抗を与える。
圧力測定システム100は、信号変換回路基板150と電気コネクタ160と電気配置変換器170とシステムハウジング180とシールリング190とを備える。信号変換回路基板150は、回路基板ハウジング140に係合され、この信号変換回路基板を信号調整回路基板130に電気的に接続させるピン受けアセンブリ152を備える。信号変換回路基板150はさらに、ピンアセンブリ154を備える。
特定の実施において、特に回路基板130が回路基板ハウジング140の頂部もしくはその近辺に設置される場合、回路基板130と回路基板150との間にスペーサを挿入し得る。電気コネクタ160もまた回路基板ハウジング140に係合される。電気コネクタ160は、ピンアセンブリ164を備え、さらに筐体140を密閉するためのガスケットを備え得る。
電気配置変換器170は、ピン受けアセンブリ172を備え、これにより信号変換回路基板150が電気コネクタ160に電気的に接続される。図示されるように、ピンアセンブリ164はパッカード仕様である。他の構成としては、ドイチュ(Deutsch)、ヒルシュマン(Hirshmann)、DINのForm A、ケーブリングなどが使用できる。変換器170の構成が異なると、これらの異なるピンの構成に変更される。構成によっては、ピンの数(例えば2つや4つなど)の変更までも必要になるかもしれない。しかし、接続の種類によっては、ピンの数を減らしても実施可能である。例えば、3−コネクタ接続を使用して、うち1つのコネクタをグランドに接続させることにより、4−コネクタ接続を実施することができる。
電気配置変換器170はピンアセンブリ154の配置をピンアセンブリ164の配置に変換する。変換器170はデュポンのカプトン(R)ポリイミドフィルムなどのフレキシブルポリイミドにトレースを施したものや、回路基板または導電性配置パターンを備えた他の対応物で構成可能である。システムハウジング180は、(例えば溶接、カシメ、接着および/またはコーキングにより)圧力導入継手110に接続され、ピンアセンブリ164を筐体180に貫通させることにより電気コネクタ160と係合する。
特定の実施において、電気コネクタ160およびシステムハウジング180は、(例えば成形プラスチックなどの)絶縁材料により構成し得る。一定の実施において、電気コネクタ160はシステムハウジング180と一体化させ得る。
システムハウジング180は、圧力導入継手110と連結して回路基板ハウジング140を内包する。一定の実施において、筐体180は、電気コネクタ160により可変である。シールリング190は、例えばガスケット、Oリングまたはシーリング材などであり、システムハウジング180および圧力導入継手110と接し、水分や埃の浸入を防ぐためのものである。
製造の一様態においては、圧力導入継手110は圧力検出器120に接続され、信号調整回路基板130は回路基板ハウジング140に挿入されこれに係合される。回路基板ハウジング140はさらに圧力導入継手110と係合される一方で、回路基板130を圧力検出器120と整列させる。
回路基板ハウジング140は圧力導入継手110に接続され、回路基板130は圧力検出器120に電気的に接続される。そして、圧力導入継手と圧力検出器と信号調整回路基板と回路基板ハウジングとのアセンブリは、所定の圧力範囲および/または所定の温度範囲で補正される。例えば、アセンブリは(信号調整回路基板からの出力が最小出力から最大出力まで直線的となるように)較正され、(適用温度の変化による誤差が減少するように)温度補正される。
その後アセンブリは、圧力測定システムに仕上げられるか、もしくは後の仕上げのために保管される。仕上げは、例えばこのアセンブリを備えることになる圧力測定システムに対する適切な出力信号が決定されると、実施することができる。圧力測定システムへ仕上げられる際には、このアセンブリにふさわしい多種類の信号変換回路基板のうちの1つである信号変換回路基板150が回路基板ハウジング140に係合され、図示された実施においては、ピンアセンブリ138およびピン受けアセンブリ152を介して信号調整回路基板130に電気的に接続される。
電気コネクタ160は、回路基板ハウジング140に係合され、図示された実施においてはピンアセンブリ154および電気配置変換器170を介して信号変換回路基板150に電気的に接続される。そして、筐体180は電気コネクタ160と係合され、工程中でシールリング190をはめ込んだ状態で圧力導入継手110に接続される。
なお、システム100の製造の一様態を説明したが、他の様態においては、より少ない、追加的な、さらに/または異なる作業の構成としてもよい。例えば、圧力導入継手は圧力検出器および信号調整回路と組み立てられた時はブランクであってもよい。その後、圧力測定システムのプロセス適用が決定されると、圧力導入継手はこの配管と連結させるために適宜加工してもよい。また、初期のアセンブリとしては圧力導入継手のステム部のみ備え、仕上げに際してこのステムを適切なソケットに接続してもよい。ステムのソケットへの接続は、レーザー溶接またはガスタングステンアーク溶接により達成できる。
一定の実施において、これらの技術により、一定のサイズ(例えば、1.06インチ(27mm))未満であれば、いずれのスタイルの圧力導入継手も達成することができる。他の例として、信号調整回路基板は、あらかじめ信号を適切な出力形式(例えば、0.5〜4.5VDCレシオメトリックなど)に調整してもよい。これにより、その出力形式が後に取り付けられる圧力測定システムに対して適切だと決定されると、信号変換回路基板が不要になる。このような状況において、信号調整回路基板は使用されなくてもよく、電気コネクタ160を180°回転させ、ピンアセンブリ138に(例えば、はんだ付けなどで)電気的に接続させてもよい。
一実施例として、圧力導入継手110は、(例えば、螺合や密閉により)圧力測定の対象となる配管へ接続され、流体の圧力が通路114に導入されチャンバ116に到達するように構成される。チャンバ116内の圧力に基づいて、ダイアフラム122が変形し、歪みゲージ124(訳注;正しくは「歪みゲージアセンブリ124」)が歪みとして圧力を検出してこの圧力を電気信号に変換し、この信号が信号調整回路基板130に伝達される。
信号調整回路基板130は、この電気信号を調整する(例えば、フィルタリング、増幅、直線化など)。調整された信号は、多様な出力信号への変換が可能な公称信号(例えば、0〜1V)となる。そして、調整された信号は、信号変換回路基板150に伝達され、ここで調整された信号が適切な出力信号(例えば、0.5〜4.5Vレシオメトリック、0.5〜4.5V非レシオメトリック、x−y電圧または4〜20mAなど)に変換される。信号変換回路基板150は1つ以上の出力信号形式をサポートする。出力信号は電気コネクタ160に伝達され、ここで信号はシステムハウジング180の外部に伝達されることにより、遠隔装置に供給される。
システム100は多様な特徴を有する。
一例として、信号変換回路基板150は、ステム/圧力検出器/信号調整回路基板のアセンブリを補正した後に設置することができるため、システムに適した出力を適時に達成させることができる。例えば、圧力センサを特定の出力に(バッチ)補正するには、通常12時間ないし24時間かかる。しかし、システム100のアセンブリは事前補正が可能なため、適切な出力が決定されると、容易に組み立て可能となる。
また、補正の間アセンブリは数点の部品のみを備えているため、補正が簡素化され、これにより安定したインターフェースを提供することができる。
さらに、商業上および工業上の厳しい規格を満たしつつも、更なる補正を避けることができる。例えば、特定の実施において、−20〜85℃の温度範囲において、出力値への変更は入出力範囲の0.40%未満とすることができる。一定の実施において、該変更は0.1%未満とすることができる。
他の例として、信号変換回路基板150は多様な出力のうちの1つをサポートできるため、システム100の使用範囲が広がった。よって、予測されるニーズに基づいた圧力センサの無駄な過剰生産や在庫を大幅に減らすことができる。
さらに、電気コネクタ160はピンアセンブリ164に3本のピンを有しているため、信号変換回路基板150は、このピン構成に対して出力を提供でき、効率的である。
さらに他の例として、電気コネクタ160は多様な出力形式(例えば、3線式や2線式など)に対して適切な出力を提供することができる。たとえば、3線式出力では、ワイヤのうちの2本を電力に、残りの1本をデータ用に使うことができ、この際データ信号はより低い電力線を基準にする。
一方、2線式出力では、信号は、供給電力、電流信号(例えば、4〜20mA)またはデジタルデータK−LineCANバスと同じ2本のワイヤを使用する。4線式は異なる信号コネクタ構成を必要とする場合がある。
さらに他の例として、電気コネクタ160は、他のピン構成を持つ電気コネクタと容易に交換することができる(例えば、パッカード規格からヒルシュマン規格への変更など)。よって、特定の出力カプラ形式が容易に達成できる。さらに他の例として、信号調整回路基板は安定した出力インターフェースを備えているため、1種のデータ取得システムが補正に使用でき、工程のばらつき、設備費用、複雑性、補正システムのトレーニングおよび修理の減少につながる。
図2Aおよび2Bは、回路基板ハウジング140の一例、回路基板ハウジング200を示す。
回路基板ハウジング200は大径部202および小径部204を備える。
回路基板ハウジング200は、圧力導入継手に適した錫めっきされた軟鋼やステンレス鋼、容易に形成できる軟鋼、優れた電気的特性を有する銅ベースの金属または他の適切な材料で構成される。特定の実施において、この材料はEMI/RFIシールド特性を備えていてもよい。小径部204は圧力導入継手に係合され、複数箇所で(例えば、スポット溶接などで)接続される。
回路基板ハウジング200はさらに3つのコラム部210を備える。
コラム部210は略半円形の断面を有し、小径部204から大径部202に向かって延出する。コラム部は回路用筐体の長手方向軸に略平行である。他の実施において、コラム部210は他の適切な形状や向きを有してもよい。
各コラム部210は、突起214を有するカバー212を備える。カバー212は回路基板を支持し、この回路基板に1つ以上の突起214が接続される。また、1つ以上の突起214は回路基板のグランドラインに電気的に接続される。電気的に接続された突起は、回路基板から圧力導入継手までの電気通路の一部として機能してもよい。
特定の実施において、回路基板ハウジングは通路の一部であってもよく、グランドラインは、直流電力線に付加された交流成分が地面に放出されるようにコンデンサおよび/またはバリスタを介して突起に接続されてもよい。この通路は回路基板のノイズの低減を補助することができる。特定の実施において、突起は不均等な間隔で筐体の周りに配置される。
一実施例において、回路基板はカバー212上に設置され、支持される。
そして回路基板は突起214に接続される。回路基板に突起214を固定する際、この突起が回路基板上のグランドパッドに対して押圧され、その上で曲がって係合される。しかし、一定の実施においては、よりすぐれた信頼性を得るためにはんだ付けによる接合が好ましい。そして回路基板ハウジング200は圧力導入継手に接続される。
図2Aおよび2Bは、回路基板ハウジングの一実施を示すが、他の実施においては、より少ない、追加的な、および/または異なる部品の構成としてもよい。例えば、回路基板ハウジングは第2回路基板に係合してもよい。また、回路基板ハウジングは径の異なる部分を備えなくてもよい。さらに、回路基板ハウジングの断面は円形でなくてもよい。
図3は、それぞれシステム100の圧力検出器120および信号調整回路基板130と同様の、圧力検出器310および回路基板320に係合された回路基板ハウジング200を示す。
図示されるように、回路基板320は回路基板ハウジング200に突起214により接続され、圧力検出器310の歪みゲージの配置312の電極はワイヤボンディング314により回路基板320の電極に電気的に接続される。図示された実施においては、圧力検出器はワイヤボンディングにより直接回路基板に接続されているが、圧力検出器がリードフレームを介して回路基板に接続される構成であってもよい。
回路基板320はさらにプロセッサ322と、コンデンサ324と、入出力アセンブリ328と、を備える。作動において、圧力検出器310によって生成された電気信号は回路基板320によって調整される(例えば、増幅、フィルタリング、直線化など)。プロセッサ322は、該調整を補助することができる。調整された信号は入出力アセンブリ328に提供され、ここから信号は外部装置用の電気コネクタにリレーボードを介して送られる。入出力アセンブリ328は多様な電気出力の基準として機能する(例えば、0.5〜4.5Vレシオメトリック、0〜5V非レシオメトリック、x−yVDC、または4〜20mA)。
回路基板ハウジング200は多様な特徴を有する。一例として、回路基板が回路基板ハウジングに(例えば、はんだ付けなどにより)しっかりと接続され、回路基板ハウジングは圧力検出器が固定された圧力導入継手にしっかりと接続されている場合、回路基板の固定部は破損の影響を受けにくくなる。これにより、優れた信頼性の圧力測定システムが得られる。
他の例として、回路基板のグランド端子が圧力導入継手に接続されてもよく、これによりノイズ抵抗の向上が可能となる。この電気接続は、はんだ付けおよび溶接により実現することができ、接続の信頼性を向上させ、時間の経過に伴い起こり得る構造上の変化を減少させ、これによりノイズ抵抗特性の長時間維持が可能となる。
さらに他の例として、回路基板ハウジングをスポット溶接により圧力導入継手に固定することで、強度の増加が実現できる。これにより、振動や衝撃が起こりうる環境下においても作動を維持できる圧力測定システムを供給でき、よって信頼性が向上する。
さらに他の例として、回路基板が回路基板ハウジングの大径部に接続され、筐体は回路基板の全周を支持しないため、回路基板の背面上の部品を搭載する範囲が広がる。また、部材搭載範囲が確保されると、回路基板の径を増加させる必要がないため、圧力センサの径も増加させる必要がない。さらに、カバー212(図2A)の高さを管理することにより、回路基板の高さも容易に管理することができる。
他の例として、コラム部210(図2A)が小径部から大径部まで回路基板ハウジングの長手方向軸に平行して配置されているため、プレス加工による作製が簡単に行える。つまり、垂直方向の処理に追加して水平方向にプレス加工をする手間を省略することができる。これにより、構造安定性の向上は言うまでもなく、金型の構造の複雑性が低減するだけでなく、金型の維持が容易になり、プレス加工速度が増加する。突起の場合においても、プレス方向を長手方向にすることができるため、圧力測定システムを容易に製造することができる。加工作業を簡素化することにより、回路基板ハウジングを低コストの部材で製造することができる。
さらに他の例として、回路基板は回路基板ハウジングを介して圧力導入継手に接続され、これにより圧力導入継手に確実に接続される。これにより特に回転方向において回路基板の適切な位置決めが可能となり、特に、高い静的または動的熱および/または負荷環境において、接続のより長い維持が可能となる。回路基板が圧力導入継手から外れた場合は、回路基板を圧力検出器に電気的に接続するワイヤの切断が起こりうる。
さらに他の例として、回路基板ハウジングは導電材料から構成してもよい。これにより、回路基板ハウジングの信頼性および/または熱膨張係数間の差異の減少による回路基板ハウジングと圧力導入継手との間のインターフェースの信頼性を向上させることができる。
図4は、回路基板ハウジング400と圧力導入継手410とを接続するための技術を示す。図示されるように、回路基板ハウジング400と圧力導入継手410とはスポット溶接を用いて複数個所の溶接部420で接続される(図中は1箇所のみ表示)。スポット溶接が溶接部420で行われると、回路基板ハウジング400はこの溶接部においてわずかに内側に変形する。この特長により、力Fが回路基板ハウジングに加えられると、溶接部全体でこの力を受け、その結果、応力が溶接部に集中しない。これにより、溶接部は破壊に耐えることができる。
図5は、信号変換回路500の一例を示す。信号変換回路500は、例えば、信号変換回路基板150(図1AおよびB)の一部となりうる。
回路500は、カプラ51(訳注;正しくは「カプラ510」)と電力低減器520と電力レギュレータ530とカプラ540とを備える。カプラ510は、供給電力を受け取り、変換後の圧力を表す信号を伝達する。
カプラ510は供給電力を受け取って変換後の圧力を表す信号を伝達するための1つ以上のコネクタ(例えば、ピンなど)を備えてもよい。特定の実施において、カプラは外部電気コネクタから供給電力を受け取り、変換後の圧力を表す信号を外部電気コネクタへ伝達する。電力低減器520は、供給電力を特定の範囲(例えば、0〜5V)に制限する。
特定の実施において、電力低減器520は供給電力の電力を吸収するためのトランジスタを備えてもよい。制限された信号は電力レギュレータ530に伝達され、確実に制御された供給電力が提供される。
特定の実施において、電力レギュレータ530は電圧調整器であってもよい。制御後の信号はカプラ540に伝達される。カプラ540は供給電力を伝達して変換後の圧力を表す信号を受け取るための1つ以上のコネクタ(例えば、ピンなど)を備えてもよい。
特定の実施において、このカプラは外部電気コネクタへレギュレートした供給電力を伝達し、外部電気コネクタから圧力を表す信号を受け取ることができる。
回路500はさらに信号バイアス器550、信号スパン調節器560および信号形式調節器570を備える。信号バイアス器550はオフセットを圧力を表す信号に挿入する。例えば、信号バイアス器500(訳注;正しくは「550」)は、信号に5Vのオフセットを付加する。
特定の実施において、信号バイアス器はレジスタディバイダを介してオフセットを提供することができる。そして、信号スパン調節器560によってオフセットされた圧力を表す信号に利得を与えることができる。例えば、信号スパン調節器560は信号のスパンを倍増させることができる(例えば、5Vから10Vなど)。
特定の実施において、信号スパン調節器は増幅器を備えてもよい。そして、スケーリングされオフセットされた圧力を表す信号は、信号形式調節器570により他のフォーマットに変換可能である。たとえば、電圧は電流、可変周波数信号、スイッチ出力信号、パルス幅変調信号、パルス計数信号、デジタル信号、無線信号、または他の情報伝達に適切なフォーマットへと変換可能である。そして、変換された圧力を表す信号はカプラ510により回路500の外部に伝達される。
回路500は、信号調整回路基板150(訳注;正しくは「130」)の圧力を表す信号を変換するために使用してもよい。
特定の実施において、圧力を表す信号は、5Vレシオメトリックの信号の10%〜90%である。回路500はまた、温度測定システム、湿度測定システム、またはその他の適切な形式のトランスデューサーシステムなどの他のシステムの信号の変換に使用してもよい。一般的に、回路500は、適切な形式の物理的または電気的な可変測定システムに使用可能である。
図5は、信号変換回路の一実施を示しているが、他の実施においては、より少ない、追加的な、および/または異なる部品の構成としてもよい。一例として、信号変換回路は、特に供給電力が適切に制御されている場合、電力低減器および/または電力レギュレータを備えなくてもよい。
他の例として、圧力を表す信号と変換後の圧力を表す信号との間の差異によっては、信号変換回路は信号バイアス器、信号スパン調節器および/または信号形式調節器を備えなくてもよい。例えば、圧力を表す信号がバイアスのみを必要とする場合、回路は信号スパン調節器または信号形式調節器を備えなくてもよい。しかし、一定の実施において、不要な部材はスイッチを切ってもよいし、側路を設けてもよい。
さらに他の例として、電力レギュレータ530からのレギュレートした供給電力は、信号バイアス器550や信号スパン調節器560などの回路500の他の部品へと供給することができる。さらに他の例として、回路500の多様な部品は選択可能な特徴を備えても良い。例えば、信号バイアス器は2つ以上の信号にバイアスをかけてもよいし、信号スパン調節器は2つ以上の信号をスケーリングしてもよい。
図6は、圧力変換回路600の一例を示す。回路600は、圧力変換回路500(訳注;正しくは「信号変換回路500」)の他の一様態である。600は、例えば、信号変換回路基板150(図1AおよびB)の一部である。
一般的に、回路600は入出力カプラ610と、回路プロテクタ620と、減圧器630と、電圧調整器640と、入出力カプラ650と、信号バイアス器660と、信号スパン調節器670と、を備える。後に詳述するが、回路600は限られた状況下では50VDCまで作動可能であるが、9〜36VDCまでの制御されない電圧入力に対応するよう設計されている。しかし、この回路は適切な部品により、他の入力電圧範囲(例えば、1〜240VacまたはVDCなど)に対応するように容易に変更可能である。回路はさらに、0〜5VDCの信号または0〜10VDCの信号を出力可能である。特定の実施において、他の電圧(例えば、4.096Vなど)も可能であるが、回路は5Vで作動する。
入出力カプラ610は、回路600へおよび回路600からの信号伝達を可能とするコネクタ612および導体614(例えば、ピンなど)を備える。図示された実施において、入力された供給電圧は導体614aに到達し、一般信号(例えば、グランドなど)は導体614cに到達する。導体614bは回路から変換後の圧力を表す信号を伝達するのに使用される。前述したように、導体614aを通る電圧は制御されていなくてもよい。
回路プロテクタ620は、カプラ610に接続され、入力された供給電圧中の不適切な信号、過渡スパイク、ノイズなどから回路600を保護する。図示された実施において、回路プロテクタ620は、ダイオード622およびコンデンサ624を備える。ダイオード622極性は、入力された供給電圧を保護し、コンデンサ624はこの入力された供給電圧を分離する。
特定の実施において、ダイオード622はショットキーダイオードであり、コンデンサ624は0.1μFの電気容量を有する。
入力された信号の電圧範囲に対応させるため、減圧器630は入力電圧を所定の範囲(例えば、0〜5V)に制限する。減圧された電圧は、電圧調整器640に伝達される。減圧器630はトランジスタ632を備え、これにより電圧の大半が吸収される。
特定の実施において、トランジスタ632はNチャンネルまたはPチャンネルの強化金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ(MOSFET: Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)である。
減圧器630はさらにレジスタ634およびダイオード636を備える。レジスタ634はダイオード636にバイアス電流を供給し、次いでトランジスタ632をバイアスする。
一定の実施において、トランジスタ632はバイアスされ線形動作をする。電圧調整器640への入力がその出力を超える所定の値(例えば、2V)を下回るまで、トランジスタ632はレジスタ634およびダイオード636にバイアスされうる。
特定の実施において、ダイオード636は約10VDCでバイアスされたトランジスタ632のゲートを維持し、これにより電圧調整器640への入力を約8Vに維持する。特定の実施において、レジスタ632は、100Kオームの抵抗を有してもよく、ダイオード636はツェナーダイオードであってもよい。
電圧調整器640は、減圧器630からの供給電圧に基づいて、調整後の供給電圧を生成する。電圧調整器640は、調整器642およびコンデンサ646を備える。図示された実施において、調整器642は5つの入出力コネクタ644を有する。減圧された電圧は、コネクタ644aを介して受けとられ、コネクタ644bを介してフィードバックされる。調整後の供給電圧は、きわめて安定しており、回路レール602に接続されたコネクタ644eを介して入出力カプラ650に供給される。
特定の実施において、調整器640は、精度0.2%および低熱ドリフトのLM4120などの精密5VDC調整器であり5mAをソース可能である。コンデンサ646は出力信号を安定させ分離させる。コンデンサ646は0.022μFの電気容量を有する。
入出力カプラ650は、レール602を介して電圧調整器640に接続され、コネクタ654(訳注;正しくは「652」)および導体654を備える。入出力カプラ650は調整後の電圧を導体654aを介して信号調整回路基板に提供する。この信号は、この回路基板が圧力を表す信号を生成するように励起する。この圧力を表す信号は導体654bを介して受け取られる。特定の実施において、圧力を表す信号は、0〜5Vの信号に対してスパンの10%〜90%(例えば、0.5〜4.5V)に及んで直線的であることが期待される。
信号バイアス器660もまたレール602に接続され、レールを分割し基準電圧を出力ステージ(例えば、信号スパン調節器670など)に提供する分圧器662を備える。この基準電圧はレールに対してレシオメトリックである。このようにすることにより、分圧器662は入出力カプラ650のコネクタ654bを介して受け取った圧力を表す信号に対してオフセットを設定する。
この実施において、分圧器662は温度係数の一致したレジスタ663を備える。特定の実施において、レジスタ663aは、453Kオームの抵抗を有し、レジスタ663bは90.9Kオームの抵抗を有する。レジスタ663は、必須ではないが、精密レジスタでもよい(例えば、偏差0.1%、熱ドリフト25ppm)。
信号バイアス器660はさらにオフセット選択器664を備える。オフセット選択器664により、信号バイアス器660のオフセットが選択可能となる。図示されるように、オフセット選択器664はレジスタ665およびスイッチ666を備える。
特定の実施において、レジスタ665は75Kオームの抵抗を有してもよい。スイッチ666が開の時は、信号バイアス器660は信号に2.5Vのバイアスをかけることができる。スイッチ666が閉の時は、レジスタ665は分圧器662の一部とみなすことができる。入力が5Vの10%に等しいとき、スイッチ666を閉じることにより出力電圧を0VDCに設定することができる。
信号バイアス器660はさらにバッファ668を備え、これによりオフセット電圧を緩衝する。バッファ668は演算増幅器669を備え、これは特定の実施において、TS27L2AIDである。演算増幅器669は、スイッチ666が閉の時にレジスタ663bの平行値が含まれる場合を含み、分圧器662を緩衝するための電圧フォロワとして機能する。
信号スパン調節器670は、カプラ650に接続され、導体654bを介して受け取られた圧力を表す信号を受け取る。信号スパン調節器670は圧力を表す信号を適切な範囲にスケーリングする(例えば、5V〜10Vなど)。図示された実施において、スパン調節器670は圧力を表す信号の電圧を安定基準電圧と比較してシングルエンド(グランドリファレンス)の出力電圧に精密な差動利得を供給する差動増幅器として機能する。
信号スパン調節器670は分圧器672と、演算増幅器674と、スイッチ676と、を備える。分圧器672は温度係数の一致したレジスタ673を備える。レジスタ673は多様な技術により一致させられる。特定の実施において、各レジスタ673は150Kオームの抵抗を有する。この実施において、スイッチ6706(訳注;正しくは「676」)が開の時は、信号スパン調節器670は通常モード増幅器(特に非反転)として機能し、スイッチ676が閉の時は、信号スパン調節器670は差動増幅器として機能する。一定の実施において、信号スパン調節器670は信号のスパンを倍増させる。
信号スパン調節器670の出力は、別の分圧器678を介してフィードバックされ、バッファ668の出力も受け取る。分圧器678は温度係数の一致したレジスタ679を備える。特定の実施において、レジスタ679は150Kオームの抵抗を有する。レジスタ679の温度係数は、レジスタ673の温度係数に対応しなくてもよい。
分圧器678は、演算増幅器674の電圧を、スパン調節と組み合わされることで入力が0.5Vの時に出力を0Vとする非ゼロ電圧オフセットに追従させる。
一実施例において、スイッチ666およびスイッチ676が閉の時、回路600は0〜5Vの出力信号を生成する。導体654bを介して受け取った電圧信号が0.5VDCとすると、150Kオームのレジスタを有する分圧器672は、演算増幅器674の非反転入力を0.250VDCに設定する。
演算増幅器669の出力はレール602から分圧器662により設定された緩衝電圧であり、+5Vである。この緩衝電圧は、この時スイッチ666が閉の状態で0.416VDCであり、レジスタ677とレジスタ679bの並列連結は100Kオームである(つまり、(300*150)/(300+150))。下記の数式において、これはレジスタ679a’とする。出力式は下記の通りである。
Vout=Vin/(R673a+R673b)*R673b*(l+(R679b/R679a’))−(Voffset*(R679b/R679a’)),
この式において、Rは関連するレジスタの抵抗、Voutは演算増幅器674の出力である。上述の実施において、これは下記の通り変換される:
Vout=Vin/(150+150)*150*(1+(l50/100))−(0.416*(150/100))
したがって、
Vin=0.5VDCのときVout=0.001VDC;そして
Vin=4.5VDCのときVout=5.001VDC
0〜10VDC出力用に回路を変更するには、スイッチ666およびスイッチ676を開く。スイッチ676を開くことにより、回路はオフセットを有するフォロアに変わる。よって、分圧器672を効果的に省略する。
オフセットの変化を補正するためにもまた、スイッチ666を開き、これにより緩衝オフセットを0.835VDCに変更する。
ここで、出力式は下記の通りである:
Vout=Vin*(1+(R679b/R679a’))−(R679b/R679a’)*Voffset
上述の実施において、これは下記の式を生成する:
Vout=Vin*(1+150/100))−(150/100)*0.835;
Vin=0.5VDCの時、Vout=−0.002VDC;そして
Vin=4.5VDCのときVout=9.998VDC
したがって、回路600は外部装置(例えば、信号調整回路基板130など)からのレシオメトリック入力電圧を0〜5VDCまたは0〜10VDCの出力に変換可能である。
演算増幅器674が0V側へ(または0Vをこえて)スイングするためには、わずかに負の内部供給レールを生成することが必要かもしれない。これは電圧調整器680により達成可能である。電圧調整器680は、調整器682およびコンデンサ684を備え、負の電圧を生成する。調整器682は、例えば、チャージポンプ式の変圧器である。コンデンサ686はその結果得られる−5VDCをフィルタリングする。コンデンサ684およびコンデンサ686はそれぞれ1μFの電気容量を有する。
特定の実施において、回路600は1つ以上の過渡電圧サプレッサ、ブロッキングダイオード、チョークおよびデカップリングコンデンサを備え、これによりミスワイヤリングおよび短絡から保護し、出力電流制限を設け、過渡信号スパイクをブロックし、EMI、ESDおよび過渡ノイズを最小限に抑える。特定の実施において、出力電圧は、より広い出力スイングを提供し、短絡防止、出力電流制限、ミスワイヤリング防止および大容量駆動が可能な複合トランジスタトーテムポール回路により完成される。
一実施例において、信号調整回路基板により受け取られた出力は、ある範囲(例えば、調整後の電圧の10%(ゼロ圧力)〜調整後の電圧の90%(フルスケール圧力))におよび直線であることが期待される。よって、回路利得を固定した状態で、スパン確度は回路の固定利得およびレール602上の電圧の制御に依存する。出力精度は、少なくとも部分的には、回路600のオフセットにより決まる。よって、精密レジスタは回路のオフセットステージを設定するのに使用可能である。出力オフセット熱性能は、オフセットレジスタと演算増幅器の入力オフセットの温度係数一致により決まる。出力スパン熱性能は、利得レジスタとの温度係数一致と電圧調整器640の熱ドリフトにより決めてもよい。
一定の実施において、調整後の電圧は、信号調整回路内の公称駆動回路電圧に一致させられうる。例えば、信号調整回路内の公称駆動回路電圧が5Vであれば、調整後の電圧は5VDCとすることができる。しかし、他の適切な電圧を使用してもよい。例えば、4.096Vを使用することにより、駆動回路の電流需要を低下させる効果が得られ、これは4〜20mAの2線式出力に対して、4mA未満で作動する際に重要である。
安定したオフセットおよび温度係数を維持するために、オフセットレジスタの許容誤差および温度係数は厳しく制御されてもよく、可能であれば一致させる。特定の実施において、許容誤差が0.1%以下であり、抵抗温度係数が25ppm以下であれば、一致は必ずしも必要でない。
安定したスパンおよび温度係数を維持するために、利得設定レジスタの許容誤差および温度係数を制御してもよい。特定の実施において、50ppmの許容誤差で5ppmに一致された温度係数のレジスタを備えた抵抗回路網(ペア)が使用可能である。
回路600の一様態について説明したが、他の実施も可能である。1つのアプローチとしては、厚膜形式もしくは薄膜形式の(セラミック基板または能動部品が実装されたハイブリッド上に)プリントされたレジスタを使用してもよい。これは、プリント式のレジスタが一致した抵抗温度係数を有するためである。必要な場合は、同様のレジスタを基板メーカーによってレーザトリミングまたは研磨トリミングし、利得やオフセットを較正することができる。
他のアプローチとしては、デジタルトリミングされた電位差計を用いてオフセットや利得を設定してもよい。デジタルトリミングされた電位差計は、一般的に高いエンドツーエンド抵抗温度係数を有しているが、電位差モードにて使用した場合、適切に一致させた抵抗温度係数を有する傾向にあり、よって熱運動は低い。このアプローチの障害としては、コストが比較的高いこと、分解能が低いこと、サイズが比較的大きいことなどが挙げられるが、これらは将来的には改良が期待される。デジタル制御されたデジタル/アナログ変換器(DACs: Digital-to-Analog Converters)も同様の目的に使用可能である。
回路600は多様な特徴を有する。例えば、回路600は可変の入力電圧を所定の電圧(例えば、5VDC)に制限可能である。電圧調整器への電圧供給を減らすことにより、電圧調整器により発散されるパワー量を減らすことができ、これにより内部温度が低下し、したがって熱運動(例えば、誤差の発生など)が低下する。また、このことにより、回路の入力電圧範囲が広がり、電圧調整器が通常扱える電圧よりも高い電圧の入力が可能となる。さらに、調整後の電圧は検出回路(例えば、信号調整回路基板130)に供給されてもよい。
他の例として、回路600は2つの異なる出力信号(例えば、一方が0〜5Vの間で他方が0〜10Vの間)を供給可能である。よって、回路600は2つの作動制限を満たすことができる。さらに他の例として、回路600は、著しいオフセット誤差、利得誤差、オフセット温度誤差または利得温度誤差を追加せずに、10%〜90%5Vレシオメトリック信号と比例する出力信号を生成可能である。例えば、特定の実施において、−20〜85℃の温度範囲において、出力値への変更は入出力範囲の0.40%未満であってもよい。
さらに、回路600は、その設置においてトリミングを必要としない一定で精密な伝達関数であってもよい。
図7は、圧力変換回路700を示す。
回路700は、圧力変換回路500(訳注;正しくは「信号変換回路500」)の他の一様態である。
回路700は、例えば、信号変換回路基板150の一部となりうる。
一般的に、回路700は入出力カプラ710と、回路プロテクタ720と、減圧器730と、電圧調整器740と、入出力カプラ750と、信号バイアス器760と、信号スパン調節器770と、を備える。これらの部品は、回路600の部品と同様でよい。後に詳述するが、回路700は限られた状況下では50VDCまで作動可能であるが、9〜36VDCまでの制御されない電圧入力に対応するよう設計されている。しかし、この回路は適切な部品により、他の入力電圧(例えば、1から240VacまたはVDCなど)に対応するように容易に変更可能である。回路はさらに、1〜5VDCの信号または1〜6VDCの信号を出力可能である。特定の実施において、他の電圧(例えば、4.096Vなど)も可能であるが、回路は5Vで作動し、これが他の回路に供給される。
入出力カプラ710は、回路700へおよび回路700からの信号伝達を可能とするコネクタ712および導体714(例えば、ピンなど)を備える。図示された実施において、入力された供給電圧は導体714aに到達し、一般信号(例えば、グランドなど)は導体714cに到達する。導体714bは回路から変換後の圧力を表す信号を伝達するのに使用される。
回路プロテクタ720は、入出力カプラ710に接続され、入力された供給電圧中の不適切な信号、過渡スパイク、ノイズなどから回路700を保護する。図示された実施において、回路プロテクタ720は、ダイオード722およびコンデンサ724を備える。
ダイオード722極性は、入力された供給電圧を保護し、コンデンサ724はこの入力された供給電圧を分離する。
入力された信号の電圧範囲に対応させるため、減圧器730は入力電圧を所定の範囲(例えば、0〜5V)に制限する。減圧された電圧は、電圧調整器740に伝達される。減圧器730はトランジスタ732を備え、これにより電圧の大半が吸収される。減圧器730はさらにレジスタ734およびダイオード736を備える。レジスタ734はダイオード736にバイアス電流を供給し、次いでトランジスタ732をバイアスする。一定の実施において、トランジスタ732はバイアスされ線形動作をする。電圧調整器740への入力がその出力以上である所定の値(例えば、2V)を下回るまで、トランジスタ732は、レジスタ734およびダイオード736によりバイアスされる。特定の実施において、ダイオード736は約10VDCにバイアスされたトランジスタ732のゲートを維持し、これにより電圧調整器740への入力を約8Vに維持する。
電圧調整器740は、減圧器730からの供給電圧に基づいて、調整後の供給電圧を生成する。電圧調整器740は、調整器742およびコンデンサ746を備える。図示された実施において、調整器742は5つの入出力コネクタ744を有する。減圧された電圧は、コネクタ744aを介して受けとられ、コネクタ744bを介してフィードバックされる。調整後の供給電圧は、きわめて安定しており、回路レール702に接続されるコネクタ744eを介して入出力カプラ750に供給される。コンデンサ746は制御後の出力信号を安定させ分離させる。
入出力カプラ750は、レール702を介して電圧調整器740に接続され、コネクタ752および導体754を備える。入出力カプラ750は調整後の供給電圧を導体754aを介して信号調整回路基板に提供する。この信号は、この回路基板が圧力を表す信号を生成するように励起してもよい。この圧力を表す信号は導体754bを介して受け取られる。
信号バイアス器760もまたレール702に接続され、レールを分割し基準電圧を出力ステージ(例えば、信号スパン調節器770など)に提供する分圧器762を備える。この基準電圧はレールに対してレシオメトリックである。このようにすることにより、分圧器762は入出力カプラ750のコネクタ754bを介して受け取った圧力を表す信号に対してオフセットを設定する。
この実施において、分圧器762は温度係数の一致したレジスタ763を備える。特定の実施において、レジスタ763aは、332Kオームの抵抗を有してもよく、レジスタ763bは60.4Kオームの抵抗を有してもよい。レジスタ763は、必須ではないが、精密レジスタでもよい(例えば、偏差0.1%、熱ドリフト25ppm)。
信号バイアス器760はさらにバッファ768を備え、これによりオフセット電圧を緩衝する。
バッファ768は演算増幅器769を備える。
演算増幅器769は、分圧器762を緩衝するための電圧フォロワとして機能する。
信号スパン調節器770は、カプラ750に接続され、導体754bを介して受け取られた圧力を表す信号を受け取る。信号スパン調節器770は圧力を表す信号を適切な範囲にスケーリングする(例えば、5V〜6Vなど)。図示された実施において、スパン調節器770は圧力を表す信号の電圧を安定基準電圧と比較してシングルエンド(グランドリファレンス)の出力電圧に正確な差動利得を供給する差動増幅器として機能する。
信号スパン調節器700(訳注;正しくは「770」)は分圧器772と、演算増幅器774と、ダイオード775と、を備える。分圧器772は温度係数の一致したレジスタ773を備える。特定の実施において、各レジスタ773は150Kオームの抵抗を有する。ダイオード775は、バンドギャップ電圧リファレンスを提供し、これにより入力電流に係らず較正された電圧の維持が可能となる。ダイオード775は、温度誤差が低く精度のよい1.2VDCリファレンスを提供可能である。特定の実施において、ダイオード775はパーフェクトツェナーダイオードとして機能する集積回路として実施される。
信号スパン調節器770はさらに、スイッチ776と、分圧器777と、レジスタ779と、を備える。信号スパン調節器770の出力は分圧器777を介してフィードバックされ、バッファ768の出力を受け取る。分圧器777は温度係数の一致したレジスタ778を備える。特定の実施において、レジスタ778は150Kオームの抵抗を有する。分圧器777は、演算増幅器774の電圧を、スパン調節と組み合わされることで入力が0.5Vの場合に出力を1Vとする非ゼロ電圧オフセットに追従させる。
一実施例において、スイッチ776が開の時、回路700は1〜5Vの出力信号を生成する。導体754bを介して受け取った電圧信号が0.5VDCとすると、150Kオームの抵抗を有する分圧器772は、演算増幅器774の非反転入力を0.8625VDCに設定する。レジスタ779はダイオード775をバイアスする。演算増幅器769の出力は分圧器762により設定されたレール702からの緩衝電圧であり、+5Vである。したがって緩衝電圧は、レジスタ763aが332Kオームの抵抗を有し、レジスタ763bが60.3オームの抵抗を有するとき、0.77VDCであり、出力式は下記の通りである:
Vout=(1.225V−(1.225−Vin)/(R773a+R773b)*R773b)+(((1.225V−(1.225V−Vin)/(R773a+R773b)*R773b)−0.77)/R778a*R778b)
上述の実施において、これは下記の通り変換される:
Vout=(1.225V−(1.225−Vin)/(150+l50)*150)+(((1.225V−(1.225V−Vin)/(150+150)*150)−0.77)/150*150)
よって、(ゼロ圧力で)0.5VDCを分圧器772に入力すると、演算増幅器774の出力は0.955VDCとなる。この偏差は、(例えば、第2スイッチなどで)変更可能であるが、一定の実施において、固定のオフセット調整は許容し得るとみなされる。入力を4.5VDCとすると、分圧器772は演算増幅器774の非反転入力を2.8625に設定する。
したがって、演算増幅器774の出力は2.8625V+(2.8625VDC−0.77VDC)または(4.000VDCのスパンに対して)4.955VDCとなる。
1〜6VDC出力に用に回路を変更するには、スイッチ776を閉じる。スイッチ776を閉じることにより、分圧器777の比率を変更し、これにより信号スパン調節器770が信号のスパンを20%増加させる。オフセット電圧はこの利得に対して最適化してもよい。レジスタ778aおよびレジスタ779の並列連結は100Kオーム(例えば、(300*150)/(300+150))である。下記の数式において、これはレジスタ778a’とする。ここで、出力式は下記の通りである:
Vout=(1.225V−(1.225−Vin)/(R773a+R773b)*R773b)+(((1.225V−(1.225V−Vin)/(R773a+R773b)*R773b)−0.77)/R778a’*R778b)
上述の実施において、これは下記の式を生成する:
Vout=(1.225V−(1.225−Vin)/(150+l50)*150)+(((1.225V−(1.225V−Vin)/(150+150)*150)−0.77)/100*150);
Vin=0.5VDCのとき、Vout=1.001VDC;そして
Vin=4.5VDCのとき、Vout=6.001VDC
したがって、回路700は外部装置(例えば、信号調整回路基板130など)からのレシオメトリック入力電圧を1〜5VDCまたは1〜6VDCの出力に変換可能である。
回路700は多様な特徴を有する。例えば、回路700は可変の入力電圧を所定の電圧(例えば、5VDC)に制限可能である。電圧調整器への電圧供給を減らすことにより、電圧調整器により発散される電力量を減らすことができ、これにより内部温度が低下し、したがって熱運動(例えば、誤差の発生など)が低下する。また、このことにより、回路の入力電圧範囲が広がり、電圧調整器が通常扱える電圧よりも高い電圧の入力が可能となる。さらに、調整後の電圧は検出回路(例えば、信号調整回路基板130)に供給される。他の例として、回路700は2つの異なる出力信号(例えば、一方が1〜5Vの間で他方が1〜6Vの間)を供給可能である。よって、回路700は2つの作動制限を満たすことができる。
さらに他の例として、回路700は、著しいオフセット誤差、利得誤差、オフセット温度誤差または利得温度誤差を追加せずに、10%〜90%5Vのレシオメトリック信号の信号調整が可能である。さらに、回路700は、その設定においてトリミングを必要としない一定で精密な伝達関数としてもよい。
図8は、圧力変換回路800を示す。
回路800は、圧力変換回路500(訳注;正しくは「信号変換回路500」)の他の一様態である。
回路800は、例えば、信号変換回路基板150の一部である。
一般的に、回路800は入出力カプラ810と、回路プロテクタ820と、減圧器830と、電圧調整器840と、入出力カプラ850と、信号バイアス器860と、信号スパン調節器870と、を備える。これらの部品は、回路600の部品と同様でよい。
回路800はさらに、信号形式調節器880を備える。後に詳述するが、回路800は限られた状況下では50VDCまで作動可能であるが、9〜36VDCまでの制御されない電圧入力に対応するよう設計されている。しかし、この回路は適切な部品により、他の入力電圧(例えば、1から240VacまたはVDCなど)に対応するように容易に変更可能である。この回路は、4〜20mAの信号も出力可能で、これは電圧入力から取り出すことができる。
特定の実施において、他の電圧(例えば、4.096Vなど)も可能であるが、回路は5Vで作動し、これが他の回路に供給される。
入出力カプラ810は、回路800へおよび回路800からの信号伝達を可能とするコネクタ812および導体814(例えば、ピンなど)を備える。図示された実施において、入力された供給電圧は導体814aに到達し、一般信号(例えば、グランドなど)は導体814cに結合される導体814bに到達する。導体814は回路からの変換後の圧力を表す信号を伝達するのに使用される。
回路プロテクタ820は、入出力カプラ810に接続され、入力された供給電圧中の不適切な信号、過渡スパイク、ノイズなどから回路800を保護する。図示された実施において、回路プロテクタ820は、ダイオード822およびコンデンサ824を備える。
ダイオード822極性は、入力された供給電圧を保護し、コンデンサ824はこの入力された供給電圧を分離する。
入力された信号の電圧範囲に対応させるため、減圧器830は入力電圧を所定の範囲(例えば、0〜5V)に制限する。減圧された電圧は、電圧調整器840に伝達される。減圧器830はトランジスタ832を備え、これにより電圧の大半が吸収される。減圧器830はさらにレジスタ834およびダイオード836を備える。レジスタ834はダイオード836にバイアス電流を供給し、次いでトランジスタ832をバイアスする。一定の実施において、トランジスタ832はバイアスされ線形動作をする。電圧調整器840への入力がその出力以上である所定の値(例えば、2V)を下回るまで、トランジスタ832は、レジスタ834およびダイオード836によりバイアスされる。特定の実施において、ダイオード836は約10VDCにバイアスされたトランジスタ832のゲートを維持し、これにより電圧調整器840への入力を約8Vに維持する。
電圧調整器840は、減圧器830からの供給電圧に基づいて、調整後の供給電圧を生成する。電圧調整器840は、調整器842およびコンデンサ846を備える。図示された実施において、調整器842は5つの入出力コネクタ844を有する。減圧された供給電圧は、コネクタ844aを介して受けとられ、コネクタ844bを介してフィードバックされる。調整後の供給電圧は、きわめて安定しており、回路レール802に接続されるコネクタ844eを介して入出力カプラ850に供給される。コンデンサ846は制御後の出力信号を安定させ分離させる。
入出力カプラ850は、レール802を介して電圧調整器840に接続され、コネクタ852および導体854を備える。入出力カプラ850は調整後の供給電圧を導体854aを介して信号調整回路基板に提供する。この信号は、この回路基板が圧力を表す信号を生成するように励起してもよい。この圧力を表す信号は導体854bを介して受け取られる。
信号バイアス器860もまたレール802に接続され、レールを分割し基準電圧を相互導体ンスステージ(例えば、信号スパン調節器870および信号形式調節器880)に提供する分圧器862を備える。この基準電圧はレールに対してレシオメトリックである。
このようにすることにより、分圧器862は入出力カプラ850のコネクタ854bを介して受け取った圧力を表す信号に対してオフセットを設定する。
この実施において、分圧器862は温度係数の一致したレジスタ863を備える。特定の実施において、レジスタ863aは、200Kオームの抵抗を有してもよく、レジスタ863bは300Kオームの抵抗を有してもよい。レジスタ863は、必須ではないが、精密レジスタでもよい(例えば、偏差0.1%、熱ドリフト25ppm)。
信号バイアス器860はさらにバッファ868を備え、これによりオフセット電圧を緩衝する。バッファ868は演算増幅器869を備える。
演算増幅器869は、分圧器862を緩衝するための電圧フォロワとして機能する。
信号スパン調節器870は、カプラ850に接続され、導体854bを介して受け取られた圧力を表す信号を受け取る。信号スパン調節器870は圧力を表す信号を適切な範囲(例えば、4mA〜16mAなど)にスケーリングする。図示された実施において、スパン調節器870は圧力を表す信号の電圧を安定基準電圧と比較してシングルエンド(グランドリファレンス)の出力電圧に正確な差動利得を供給する差動増幅器として機能する。
信号スパン調節器870は分圧器872と、演算増幅器874と、レジスタ875と、レジスタ876と、を備える。分圧器872は温度係数の一致したレジスタ873を備える。特定の実施において、レジスタ873aは、100Kオームの抵抗を有し、レジスタ873bは20Kオームの抵抗を有する。レジスタ875およびレジスタ876はレール802に接続され、最小出力電流の供給を容易にする。特定の実施において、レジスタ875は、1.91Kオームの抵抗を有してもよく、レジスタ876は127Kオームの抵抗を有してもよい。一定の実施において、レジスタ876が精密レジスタであってよく、レジスタ875の非精密性をカバーしてもよい。
信号スパン調節器870はさらに分圧器877を備える。信号形式調節器880の出力は分圧器877を介してフィードバックされ、また、バッファ868の出力も受け取る。演算増幅器869の出力は分圧器877により分圧され、一括されて演算増幅器874の反転入力となる。分圧器877は温度係数の一致したレジスタ878を備える。特定の実施において、レジスタ878aは、100Kオームの抵抗を有し、レジスタ878bは20Kオームの抵抗を有する。分圧器877は、演算増幅器874の電圧を、スパン調節と組み合わされることで入力が0.5Vの時に出力を1Vとする非ゼロ電圧オフセットを追従させる。
信号形式調節器880は信号スパン調節器870に接続される。信号形式調節器880は、レジスタ882と、トランジスタ884と、レジスタ885と、レジスタ886と、を備える。レジスタ882は電流をトランジスタ884のベースに制限し、レジスタ885は最大出力信号を制限する電流制限レジスタであり、レジスタ886は電流検出レジスタとして機能する。すなわち、レジスタ886は電流検出用フィードバック要素である。レジスタ886を通る電圧は全回路電流に比例する出力信号自体であり、この電圧は演算増幅器874にフィードバックされる。回路600の性能精度もまたレジスタ886の影響を受ける。
演算増幅器874は、NPNパワートランジスタにより構成され得るトランジスタ884を駆動させて制御された電流を一般信号へ誘導することにより、差動ゲインを供給し、レジスタ886を通る電圧を発生させる特定の実施において、レジスタ882は4.99Kオームの抵抗を有し、レジスタ884は10オームの抵抗を有し、レジスタ886は50オームの抵抗を有する。
一定の実施において、レジスタ886は一対の並列レジスタであり、変動性を低減可能である。
信号形式調節器880はさらに、コンデンサ887と、コンデンサ888と、を備える。コンデンサ887は、高周波数で利得を減少させることにより演算増幅器874を安定化させる。コンデンサ888は、回路800の周波数応答をロールオフする。
特定の実施において、コンデンサ887は0.01μFの容量を有し、コンデンサ888は0.1μFの容量を有する。
一実施例において、演算増幅器869の出力は、分圧器877によって分圧され、一括されて演算増幅器874の反転入力となり、この演算増幅器への反転入力を0.5VDCに設定する。よって、(ゼロ圧力において)分圧器872における入力が0.5VDCの時、分圧器には電流が流れない。しかし、レジスタ875およびレジスタ876は、4mAの全電流引き込みを誘発するのに十分な電流をレジスタ873bに駆動する。これは、入力平衡を0.5VDCに維持するようトランジスタ884をバイアスする演算増幅器874により達成される。
入力平衡が4.5VDCに上げられると、演算増幅器874と、トランジスタ882(訳注;正しくは「884」)と、レジスタ886とが協働し非反転入力を0.5VDCに維持する。フルスケールで4.5VDCの入力信号において、これはレジスタ873bを通る4VDCへのドロッピング(4.5VDC−0.5VDC)に等しく、これによりレジスタ873bが20Kオームの抵抗を有する場合、20mAが生成される。
したがって、回路800は外部装置(例えば、信号調整回路基板130など)からのレシオメトリック入力電圧を4〜20mAの出力に変換可能である。
回路800は多様な特徴を有する。例えば、回路800は可変の入力電圧を所定の電圧(例えば、5VDC)に制限可能である。電圧調整器への電圧供給を減らすことにより、電圧調整器により発散される電力量を減らすことができ、これにより内部温度が低下し、したがって熱運動(例えば、誤差の発生など)が低下する。また、このことにより、回路の入力電圧範囲が広がり、電圧調整器が通常扱える電圧よりも高い電圧の入力が可能となる。さらに、調整後の電圧は検出回路(例えば、信号調整回路基板130)に供給される。
他の例として、設計による本質的な低温度係数により、回路は4〜20mA出力の低熱自己加熱を備えてもよい。4〜20mAの装置は、本質的に熱を生成し、これにより圧力センサアセンブリに自己加熱誤差が生じる。これらのアセンブリの設計が小型化されることにより、一般的にこの問題は悪化する。しかし、回路800では、低熱運動の部品のみを使用するため、発生した熱はこの回路自体にほとんど影響を与えない。利点としては、アセンブリ全体において自己加熱効果が低く、温度に弱い部品(信号調整回路および圧力検出器)を容易に熱から守ることができる。
他の例として、回路800は信号のフォーマットを変換可能であり、作動制限を満たす補助をする。さらに他の例として、回路800は、著しいオフセット誤差、利得誤差、オフセット温度誤差または利得温度誤差を追加せずに、10%〜90%5Vのレシオメトリック信号の信号調整が可能である。さらに、回路800は、その設定においてトリミングを必要としない一定で精密な伝達関数としてもよい。
図9は、圧力変換回路900を示す。
回路900は、圧力変換回路500(訳注;正しくは「信号変換回路500」)の他の一様態である。
回路900は、例えば、信号変換回路基板150の一部である。
一般的に、回路900は入出力カプラ910と、回路プロテクタ920と、減圧器930と、電圧調整器940と、入出力カプラ950と、信号バイアス器960と、信号スパン調節器970と、を備える。
後に詳述するが、回路900は限られた状況下では50VDCまで作動可能であるが、9〜36VDCまでの制御されない電圧入力に対応するよう設計されている。しかし、この回路は適切な部品により、他の入力電圧(例えば、1から240VacまたはVDCなど)に対応するように容易に変更可能である。回路はさらに、0〜5VDCの信号または0〜10VDCの信号を出力することができる。特定の実施において、他の電圧(例えば、4.096Vなど)も可能であるが、回路は5Vで作動する。
入出力カプラ910は、回路900へおよび回路900からの信号伝達を可能とするコネクタ912および導体914(例えば、ピンなど)を備える。図示された実施において、入力された供給電圧は導体914aに到達し、一般信号(例えば、グランドなど)は導体914cに到達する。導体914bは回路から変換後の圧力を表す信号を伝達するのに使用される。
回路プロテクタ920は、カプラ910に接続され、入力された供給電圧中の不適切な信号、過渡スパイク、ノイズなどから回路900を保護する。図示された実施において、回路プロテクタ920は、ダイオード922およびコンデンサ924を備える。ダイオード922極性は、入力された供給電圧を保護し、コンデンサ924はこの入力された供給電圧を分離する。
入力された信号の電圧範囲に対応させるため、減圧器930は入力電圧を所定の範囲(例えば、0〜5V)に制限する。減圧された電圧は、電圧調整器940に伝達される。減圧器930はトランジスタ932を備え、これにより電圧の大半が吸収される。減圧器930はさらにレジスタ934およびダイオード936を備える。レジスタ934はダイオード936にバイアス電流を供給し、次いでトランジスタ932をバイアスする。
一定の実施において、トランジスタ932はバイアスされ線形動作をする。電圧調整器940への入力がその出力を上回る所定の値(例えば、2V)を下回るまで、トランジスタ932はレジスタ934およびダイオード936にバイアスされる。
特定の実施において、ダイオード936は約10VDCにバイアスされたトランジスタ932のゲートを維持し、これにより電圧調整器940への入力を約8Vに維持する。
電圧調整器940は、減圧器930からの供給電圧に基づいて、調整後の供給電圧を生成する。電圧調整器940は、調整器942およびコンデンサ946を備える。図示された実施において、調整器942は5つの入出力コネクタ944を有する。減圧された電圧は、コネクタ944aを介して受けとられ、コネクタ944bを介してフィードバックされる。調整後の供給電圧は、きわめて安定しており、回路レール902に接続されるコネクタ944eを介して入出力カプラ950に供給される。コンデンサ946は出力信号を安定させ分離させる。
入出力カプラ950は、レール902を介して電圧調整器940に接続され、コネクタ952および導体954を備える。入出力カプラ950は調整後の電圧を導体954aを介して信号調整回路基板に提供する。この信号は、この回路基板が圧力を表す信号を生成するように励起してもよい。この圧力を表す信号は導体954bを介して受け取られる。特定の実施において、圧力を表す信号は、0〜5Vの信号に対してスパンの10%〜90%(例えば、0.5〜4.5V)におよび直線的であることが期待される。
信号バイアス器960もまたレール902に接続され、レールを分割し基準電圧を出力ステージ(例えば、信号スパン調節器970など)に提供する分圧器962を備える。この基準電圧はレールに対してレシオメトリックである。このようにすることにより、分圧器962は入出力カプラ950のコネクタ954bを介して受け取った圧力を表す信号に対してオフセットを設定する。
この実施において、分圧器962は温度係数の一致したレジスタ963を備える。特定の実施において、レジスタ963aは、100Kオームの抵抗を有してもよく、レジスタ963bは11Kオームの抵抗を有してもよい。レジスタ963は、必須ではないが、精密レジスタでもよい(例えば、偏差0.1%、熱ドリフト25ppm)。
信号バイアス器960はさらにバッファ968を備え、これによりオフセット電圧を緩衝する。バッファ968は演算増幅器969を備える。
演算増幅器969は、分圧器962を緩衝するための電圧フォロワとして機能する。
信号スパン調節器970は、カプラ950に接続され、導体954bを介して受け取られた圧力を表す信号を受け取る。信号スパン調節器970は圧力を表す信号を適切な範囲にスケーリングする(例えば、5V〜10Vなど)。図示された実施において、信号スパン調節器970は圧力を表す信号の電圧を安定基準電圧と比較してシングルエンド(グランドリファレンス)の出力電圧に正確な差動利得を供給する差動増幅器として機能する。
信号スパン調節器970は分圧器971と、スイッチ973と、演算増幅器974と、を備える。分圧器971は温度係数の一致したレジスタ972を備える。
特定の実施において、レジスタ972aは40Kオームの抵抗を有し、レジスタ972bは50Kオームの抵抗を有し、レジスタ972cは40Kオームの抵抗を有する。
信号スパン調節器970の出力は分圧器976を介してフィードバックされ、バッファ968の出力を受け取る。分圧器976は温度係数の一致したレジスタ977を備える。特定の実施において、レジスタ977aは40Kオームの抵抗を有し、レジスタ977bは50Kオームの抵抗を有し、レジスタ977cは40Kオームの抵抗を有す。分圧器976は、演算増幅器974の電圧を、スパン調節と組み合わされることで入力が0.5Vの時に出力を0Vとする非ゼロ電圧オフセットに追従させる。
信号スパン調節器970はさらにスイッチ978を備える。特定の実施において、スイッチ973およびスイッチ978は、平衡的な方法で利得を差動およびフィードバック側に変更する。
一実施例において、スイッチ973およびスイッチ978が開の時、回路900は0〜5Vの出力信号を生成する。導体954bを介して受け取った電圧信号が0.5VDCとすると、前述の抵抗を有する分圧器971は、演算増幅器974の非反転入力を0.5VDCに設定する。演算増幅器969の出力はレール902から分圧器962により設定された緩衝電圧であり、+5Vである。緩衝電圧はこの時0.5VDCであり、これにより圧力を表す信号が0.5VDCのとき、VinとVoffsetとの間の差動は0VDCになる。出力は、乗算された利得に、このVinとVoffset電圧との間の差を利得に掛けたものである。
分圧器971および分圧器976が一致した抵抗値を使用すると仮定すると、出力は下記の通りである。
Vout=(Vin−Voffset)*(R977b/977a))
よって、前述の実施において:
Vout=(Vin−0.5VDC)*(50/40);
Vin=0.5VDCのとき、Vout=0.000VDC;そして
Vin=4.5VDCのときVout=5.000VDC
0〜10VDC出力用に回路900を変更するには、スイッチ973およびスイッチ978を閉じる。レジスタ972cをレジスタ972aと平行して配置することにより、分圧器971の比率が50/40から50/20に変更される。
分圧器976の場合にも同じことが言える。
したがって、出力は下記の通りである:
Vout=(Vin−Voffset)*(R977b/977a’))
よって、前述の実施において:
Vout=(Vin−0.5VDC)*(50/20);
Vin=0.5VDCのとき、Vout=0.000VDC;そして
Vin=4.5VDCのとき、Vout=10.000VDC
したがって、回路900は外部装置(例えば、信号調整回路基板130など)からのレシオメトリック入力電圧を0〜5VDCまたは0〜10VDCの出力に変換可能である。
演算増幅器974が0V側へ(または0Vをこえて)スイングするためには、わずかに負の内部供給レールを生成することが必要かもしれない。これは電圧調整器980により達成可能である。電圧調整器980は、調整器982およびコンデンサ984を備え、負の電圧を生成する。調整器982は、例えば、チャージポンプ式の変圧器である。コンデンサ986はその結果得られる−5VDCをフィルタリングする。
回路900は多様な特徴を有する。例えば、回路900は可変の入力電圧を所定の電圧(例えば、5VDC)に制限可能である。電圧調整器への電圧供給を減らすことにより、電圧調整器により発散される電力量を減らすことができ、これにより内部温度が低下し、したがって熱運動(例えば、誤差の発生など)が低下する。また、このことにより、回路の入力電圧範囲が広がり、電圧調整器が通常扱える電圧よりも高い電圧の入力が可能となる。
さらに、調整後の電圧は検出回路(例えば、信号調整回路基板130)に供給される。他の例として、回路900は2つの異なる出力信号(例えば、一方が0〜5Vの間で他方が0〜10Vの間)を供給可能である。よって、回路900は2つの作動制限を満たすことができる。さらに他の例として、回路900は、著しいオフセット誤差、利得誤差、オフセット温度誤差または利得誤差を追加せずに、10%〜90%5Vレシオメトリック信号と比例する出力信号を生成可能である。さらに、回路900は、その設定においてトリミングを必要としない一定で精密な伝達関数としてもよい。また、この実施では、共通モードの高い除去率などの望ましい特徴を備えた平衡差動段が実現されるので、電磁妨害(EMI)および/または無線周波妨害(RFI)の影響をより受けにくくなる。
図10は、圧力測定の工程1000を示す。工程1000は、例えば、圧力測定システム100の製造工程を表す。
工程1000は、ステムと圧力検出器と信号調整回路基板のアセンブリを準備する工程から始まる(作業1004)。特定の実施において、ステムはソケットの一部(訳注;正しくは「継手の一部」)でもよく、圧力検出器は歪みゲージが接続された金属ダイアフラムでもよく、回路基板は圧力検出器からの圧力を表す信号を増幅してもよい。アセンブリを準備する工程は、アセンブリを取得する工程またはアセンブリの部品を組み立てる工程を備えてもよい。圧力検出器はステムに接続可能で、回路基板は圧力検出器に電気的に接続可能である。
アセンブリが得られると、そのアセンブリは補正される(作業1008)。特定の実施において、アセンブリは圧力範囲(例えば、0〜100psi、0〜500psiまたは0〜1,000psi)および温度範囲(0〜100℃、5〜35℃または‐20〜85℃)に対して補正される。一般的に、アセンブリは多様な圧力範囲および温度範囲で使用可能である。アセンブリを較正する工程は、アセンブリの出力の期待される出力に対する偏差を決定する工程と、アセンブリの出力を偏差に対して補正する工程と、を備える。
次に、このアセンブリを備えることになる圧力測定システムに対応する信号出力形式を決定する工程に移る(作業1012)。信号出力形式を決定する工程は、例えば、前記圧力測定システムを接続可能な外部装置を判断する工程を備える。圧力測定システムに対応する信号出力形式を決定すると、次の工程として、この出力信号を生成する回路基板を実質的に前記較正に影響を与えることなく設置する工程に移る(作業1016)。
この回路基板は、例えば、信号調整回路基板からの信号を他の形式の信号に変換可能である(例えば、0.5〜4.5Vから4〜20mAへの変更)。較正への影響を回避するために、回路基板は低い電力消費で高精度のものであってもよい。信号変換回路基板の設置は、例えば、回路基板を信号調整回路基板ハウジングに係合させ、各回路基板どうしを電気的に接続することで達成されてもよい。
次に、このアセンブリを備えることになる圧力測定システムに対応する電気コネクタアセンブリ形式を決定する工程に移る(作業1020)。電気コネクタアセンブリ形式を決定する工程は、例えば、前記圧力測定システムを接続可能な外部装置を判断する工程を備える。圧力測定システムに対応する電気コネクタアセンブリ形式を決定すると、適切な電気コネクタアセンブリが設置される(作業1024)。
この電気コネクタアセンブリは、前記信号出力を外部装置に伝達するように構成されている。例えば、この電気コネクタアセンブリは第1のピン構成から第2のピン構成へ(例えば、直線形から三角形など)変換してもよい。
電気コネクタの設置は、例えば、このコネクタを信号調整回路基板ハウジングに係合させ、このコネクタを信号変換回路基板に電気的に接続することで達成可能である。
次に、筐体を設置する工程に移る(作業1028)。この筐体は、適切な材料および遠隔装置との接続を可能にする適切な形状で構成しうる。特定の実施において、筐体は電気コネクタアセンブリの形式により決定されればよい。筐体を設置する工程は、この筐体をステムに接続する工程を備える。筐体は、ステムに接続された状態で、圧力検出器と、信号調整回路基板と、信号変換回路基板と、を内包する。
工程1000は、アセンブリを備えることになる圧力測定システムに対応する配管継手を決定する工程に移る(作業1032)。配管継手を決定する工程は、例えば、アセンブリが接続可能なプロセスを決定する工程を備えてもよい。配管継手を決定すると、アセンブリはこの配管継手に対応するように変更することができる(作業1036)。
アセンブリを変更する工程は、例えば、ステムを一部として含むソケットを加工し配管継手を備える(例えば、ねじ山など)ようにする工程か、または配管継手を含むソケットにステムを接続させる工程を備える。
図10は、圧力測定工程の一様態を示しているが、他の様態においては、より少ない、追加的な、および/または異なる作業の構成としてもよい。例えば、配管継手に対応するようにアセンブリを変更する工程が行われるのは、信号変換回路基板を設置する工程、電気コネクタアセンブリを設置する工程および/または筐体を設置する工程の前でも後でもよい。さらに、特定の実施において、この工程は、例えばステムが既に配管継手を備えている場合などは、完全に省略されてもよい。
他の例として、決定する工程はいずれの順序で行われてもよい。さらに、2つ以上の決定する工程が同時に行われてもよい。さらに他の例として、電気コネクタアセンブリ形式や配管継手形式を決定する工程が工程に含まれなくてもよい。さらに他の例として、信号変換回路基板は信号調整回路基板からの出力が既に適切であれば、設置されなくてもよい。
図11は、圧力測定の工程1100を示す。工程1100は、例えば、圧力測定システム100の作動工程を表す。
工程1100は、電力の供給を待機する工程から始まる(作動1104)。電力は、ローカルソースまたはリモートソースから供給されればよい。電力が供給されると、次に、供給電力を所定のレベルに低下させる工程に移る(作動1108)。特定の実施において、例えば、9〜36VDCの信号は0〜5VDCに低下させてもよい。次に、レギュレートした供給電力を生成する工程に移る(作動1112)。レギュレートした供給電力は、例えば、低下後の供給電力と同じ電圧範囲を使用する。
次に、レギュレートした供給電力を出力する工程に移る(作動1116)。レギュレートした供給電力は、例えば、信号調整回路基板に伝達され、これにより信号が回路基板を励起可能とする。次に、圧力を表す信号の受け取りを待機する工程に移る(作動1120)。
圧力を表す信号を受け取ると、次に、信号がバイアスされるべきか否かを決定する工程に移る(作動1124)。信号をバイアスするか否かは、例えば、出力される信号の形式やあらかじめ選択されたスイッチ位置に基づいて決定される。圧力を表す信号がバイアスされるべきである場合、この信号はバイアスされる(作動1128)。
圧力を表す信号がバイアスされると、または圧力を表す信号がバイアスされなくてもよい場合は、次に、信号のスパンが調節されるべきか否かを決定する工程に移る(作動1132)。スパンを調節するか否かは、例えば、出力される信号の形式やあらかじめ選択されたスイッチ位置に基づいて決定される。圧力を表す信号のスパンが調節されるべきである場合、この信号のスパンは調節される(作動1136)。
圧力を表す信号のスパンが調節されると、または圧力を表す信号のスパンが調節されなくてもよい場合は、次に、圧力を表す信号のフォーマットが変換されるべきか否かを決定する工程に移る(作動1140)。信号のフォーマットを変換するか否かは、例えば、出力される信号の形式やあらかじめ選択されたスイッチ位置に基づいて判断される。圧力を表す信号のフォーマットが変換されるべきである場合、この信号のフォーマットは変換される(作動1144)。
圧力を表す信号のフォーマットが変換されると、または圧力を表す信号のフォーマットが変換されなくてもよい場合は、次に、変換後の圧力を表す信号を出力する工程に続く(作動1148)。その後、電力の供給を待機する工程に戻る。
図11は、圧力測定工程の一実施を示しているが、他の実施においては、より少ない、追加的な、および/または異なる作動の構成としてもよい。例えば、供給電力を低下させなくてもよく、さらに/または、特に供給電力が良く制御されている場合に、レギュレートした供給電力を生成しなくてもよい。
他の例として、圧力を表す信号と変換後の圧力を表す信号との間の差によっては、圧力を表す信号はバイアス、スパン調節、および/またはフォーマット調節をされなくてもよい。例えば、圧力を表す信号がバイアスされることだけを必要とする場合、スパン調節およびフォーマット調節は削除してもよい。
さらに他の例として、圧力を表す信号はスパン調節後にバイアスしてもよく、信号のフォーマット調節はバイアスかスパン調節を適用する前に行ってもよい。さらに他の例として、レギュレートした供給電力は回路実施工程1100の部品に供給されてもよい。
他の例として、多様な作動が選択可能な特徴を備えてもよい。例えば、信号のバイアスにおいて、2つ以上の信号にバイアスをかけてもよく、信号スパン調節において2つ以上信号をスケーリングしてもよい。
さらに他の例として、例えば、圧力を表す信号と変換後の圧力を表す信号とが一定である場合、圧力を表す信号に関する判断は行われなくてもよい。
多くの実施について説明したが、他の多様な実施についても言及または提案されている。さらに、圧力測定を実現可能な限り、多様な追加、省略、代替および/または改良を行ってもよい。これらの理由により、本発明は添付の請求の範囲により評価されるべきであり、1つまたはそれ以上の実施を含んでもよい。
圧力測定システムの一例を示す分解図である。 圧力測定システムの一例を示す断面図である。 図1のシステムにおける回路基板ハウジングの一例を示す斜視図である。 図1のシステムにおける回路基板ハウジングの一例を示す垂直断面図である。 図2Aおよび図2Bの前記回路基板ハウジングの一例を示す水平断面図であり、圧力検出器と信号調整回路基板との関係を示す。 前記回路基板ハウジングと圧力導入継手との接続部分を示す垂直断面図である。 信号変換回路の一例を示すブロック図である。 信号変換回路の一例を示す模式図である。 信号変換回路の一例を示す他の模式図である。 信号変換回路の一例を示すさらに他の模式図である。 信号変換回路の一例を示すさらに他の模式図である。 圧力測定システムの製造工程の一例を示すフローチャートである。 圧力測定システムの作動工程の一例を説明するフローチャートである。 各図面において、同じ部品を同じ符号で示す。
符号の説明
100 圧力測定システム
110 圧力導入継手
120 圧力検出器
130 信号調整回路基板
140 回路基板ハウジング
150 信号変換回路基板
160 電気コネクタ
170 電気配置変換器
180 システムハウジング
190 シールリング
200 回路基板ハウジング
310 圧力検出器
320 回路基板
400 回路基板ハウジング
410 圧力導入継手
420 溶接部
500 信号変換回路
510,540 カプラ
520 電力低減器
530 電力レギュレータ
570,880 信号形式調節器
600,700,800,900 圧力変換回路
620,720,820,920 回路プロテクタ
630,730,830,930 減圧器
640,680,740,840,940,980 電圧調整器
650,710,750,850,910,950 入出力カプラ
550,660,760,860,960 信号バイアス器
560,670,770,870,970 信号スパン調節器

Claims (19)

  1. 圧力測定システムの製造方法であって、
    ステムと、圧力検出器と、第1回路基板とを備え、前記圧力検出器は前記ステムを介して導入される圧力に基づいて信号を生成するように作動可能であり、前記回路基板は前記信号を調整するように作動可能であるアセンブリを準備する工程と、
    前記アセンブリを補正する工程と、
    前記アセンブリを備えることになる圧力測定システムに対応する信号出力形式を決定する工程と、
    前記補正に実質的に影響を与えることなく前記信号出力形式を生成する第2回路基板を設置する工程と、を備えたことを特徴とする製造方法。
  2. 請求項1に記載の製造方法において、
    アセンブリを準備する工程は、前記ステムと、前記圧力検出器と、前記第1回路基板とを組み立てる工程を備えたことを特徴とする製造方法。
  3. 請求項2に記載の製造方法において、
    前記ステムと、前記圧力検出器と、前記第1回路基板とを組み立てる工程は、
    前記圧力検出器を前記ステムに接続させる工程と、
    前記第1回路基板を前記圧力検出器に電気的に接続させる工程と、を備えたことを特徴とする製造方法。
  4. 請求項1に記載の製造方法において、
    前記アセンブリを補正する工程は、
    所定の圧力範囲および所定の温度範囲における所定の出力に対する前記アセンブリの出力の偏差を判断する工程と、
    前記偏差に対して前記アセンブリの出力を調節する工程と、を備えたことを特徴とする製造方法。
  5. 請求項1に記載の製造方法において、
    圧力測定システムの信号出力形式を決定する工程は、前記圧力測定システムを接続可能な外部装置を判断する工程を備えたことを特徴とする製造方法。
  6. 請求項1に記載の製造方法において、
    前記圧力測定システムに対応する電気コネクタアセンブリ形式を決定する工程をさらに備えたことを特徴とする製造方法。
  7. 請求項6に記載の製造方法において、
    前記信号出力を伝達するように構成された適切な電気コネクタアセンブリを設置する工程をさらに備えたことを特徴とする製造方法。
  8. 請求項1に記載の製造方法において、
    前記ステムに接続され、前記ステムと連結することで前記圧力検出器と、前記第1回路基板と、前記第2回路基板とを内包する筐体を設置する工程をさらに備えたことを特徴とする製造方法。
  9. 請求項1に記載の製造方法において、
    前記圧力測定システム用の配管継手形式を決定する工程と、
    前記配管継手に対応させるために前記アセンブリを変更する工程と、をさらに備えたことを特徴とする製造方法。
  10. 請求項9に記載の製造方法において、
    前記アセンブリを変更する工程は、前記ステムを前記配管継手を備えた圧力導入継手に接続させる工程を備えたことを特徴とする製造方法。
  11. 請求項9に記載の製造方法において、
    前記ステムはブランク圧力導入継手の一部であり、
    前記アセンブリを変更する工程は、前記配管継手に対応させるために前記圧力導入継手を変更する工程を備えたことを特徴とする製造方法。
  12. 圧力測定システムであって、
    ステムと、
    前記ステムに接続され、前記ステムを介して導入された圧力に基づき信号を生成させるよう作動可能な圧力検出器と、
    前記圧力検出器に電気的に接続され、前記信号を調整するように作動可能な第1回路基板と、
    前記第1回路基板に電気的に接続される第2回路基板と、を備え、
    前記ステムと、前記圧力検出器と、前記第1回路基板は補正されており、
    前記第2回路基板は前記補正に実質的に影響を与えることなく所定の信号出力形式を生成するように作動可能であることを特徴とする圧力測定システム。
  13. 請求項12に記載のシステムにおいて、
    前記第1回路基板用であり、前記回路基板に係合し前記ステムに接続する筐体をさらに備えたことを特徴とするシステム。
  14. 請求項12に記載のシステムにおいて、
    前記第2回路基板に電気的に接続され、前記信号出力を伝達するように構成された電気コネクタアセンブリをさらに備えたことを特徴とするシステム。
  15. 請求項12に記載のシステムにおいて、
    前記ステムはブランク圧力導入継手の一部であることを特徴とするシステム。
  16. 請求項12に記載のシステムにおいて、
    前記ステムに接続され、配管継手を備えた圧力導入継手をさらに備えたことを特徴とするシステム。
  17. 請求項16に記載のシステムにおいて、
    前記圧力導入継手に接続され、前記圧力導入継手と連結することで前記圧力検出器と、第1回路基板と、第2回路基板とを内包する筐体をさらに備えたことを特徴とするシステム。
  18. 請求項12に記載のシステムにおいて、
    前記補正は、所定の圧力範囲および所定の温度範囲における所定の出力との偏差に対して前記アセンブリの出力を調節することを特徴とするシステム。
  19. 圧力測定システムの製造方法であって、
    ブランク圧力導入継手と、圧力検出器と、第1回路基板とを備えたアセンブリであり、前記圧力検出器は前記圧力導入継手を介して導入された圧力に基づいて信号を生成するように作動可能であり、前記回路基板は前記信号を調整するように作動可能であるアセンブリを準備する工程と、
    所定の圧力範囲および所定の温度範囲における所定の出力に対する前記アセンブリの出力の偏差を判断する工程と、
    前記偏差に対して前記アセンブリの出力を補正する工程と、
    前記アセンブリを備えることになる圧力測定システムに対応する信号出力形式を決定する工程と、
    前記補正に実質的に影響を与えることなく前記信号出力形式を生成する第2回路基板を設置する工程と、
    前記圧力測定システム用の電気コネクタアセンブリ形式を決定する工程と
    前記信号出力を伝達するように構成された適切な電気コネクタアセンブリを設置する工程と、
    前記圧力導入継手に接続され、前記圧力導入継手と連結することで前記圧力検出器と、前記第1回路基板と前記第2回路基板とを内包する筐体を設置する工程と、
    前記圧力測定システム用の配管継手を決定する工程と、
    前記配管継手に対応させるように前記圧力導入継手を変更する工程と、を備えたことを特徴とする製造方法。
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