JP2008508470A - 燃料噴射システム - Google Patents

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Abstract

本発明は、燃料噴射システム特にコモンレールシステムであって、低圧領域を有しており、該低圧領域から燃料が高圧ポンプ(4)によって高圧で負荷されて、高圧燃料蓄圧器(12)に供給され、該高圧燃料蓄圧器(12)から複数のインジェクタ(15)に燃料が供給され、これらのインジェクタに、高圧で負荷された燃料が内燃機関の燃焼室内に噴射され、高圧ポンプ(4)と高圧燃料蓄圧器(12)とインジェクタ(15)とが高圧領域に対応配置されている形式のものに関する。
内燃機関の始動時における不都合な遅延を避けるために、低圧領域と高圧領域との間に逆止弁装置が介在されていて、これによって、高圧領域内に負圧が形成されると燃料が低圧領域から高圧領域に達するようになっている。

Description

本発明は、燃料噴射システム特にコモンレールシステムであって、低圧領域を有しており、該低圧領域から燃料が高圧ポンプによって高圧で負荷されて、高圧燃料蓄圧器に供給され、該高圧燃料蓄圧器から複数のインジェクタに燃料が供給され、これらのインジェクタによって、高圧で負荷された燃料が内燃機関の燃焼室内に噴射され、高圧ポンプと高圧燃料蓄圧器とインジェクタとが高圧領域に対応配置されている形式のものに関する。
従来技術
従来形式の燃料噴射システムは、構造に基づいて非気密性を有している。例えばインジェクタは漏れ箇所を有している。漏れ量によって、システム内に存在する燃料容積の温度に基づく縮小が補償される。特別な燃料噴射システムにおいては、内燃機関の始動時に不都合な遅延が発生する。
本発明の課題は、燃料噴射システム特にコモンレールシステムで、低圧領域を有しており、該低圧領域から燃料が高圧ポンプによって高圧で負荷されて、高圧燃料蓄圧器に供給され、該高圧燃料蓄圧器からインジェクタに燃料が供給され、高圧で負荷された燃料が内燃機関の燃焼室内に噴射され、高圧ポンプと高圧燃料蓄圧器とインジェクタとが高圧領域に対応配置されている形式のものを改良して、内燃機関の始動時における不都合な遅延が避けられるようなものを提供することである。
発明の利点
前記課題は本発明によれば、燃料噴射システム特にコモンレールシステムで、低圧領域を有しており、該低圧領域から燃料が高圧ポンプによって高圧で負荷されて、高圧燃料蓄圧器に供給され、該高圧燃料蓄圧器から複数のインジェクタに燃料が供給され、これらのインジェクタによって、高圧で負荷された燃料が内燃機関の燃焼室内に噴射され、高圧ポンプと高圧燃料蓄圧器とインジェクタとが高圧領域に対応配置されている形式のものにおいて、低圧領域と高圧領域との間に逆止弁装置が介在されており、それによって、高圧領域内に負圧が形成されると燃料が低圧領域から高圧領域に達するようになっていることによって解決された。特別な燃料噴射システムにおいては、漏れが生じないように構成されたインジェクタが使用される。これによって、燃料噴射システムは内燃機関の停止状態で完全な気密状態が維持される。
内燃機関の停止と新たな始動との間の温度差が非常に大きい場合には、高圧領域のシール性に基づいて、及び高圧領域内に存在する燃料容積の温度に依存する減少に基づいて、燃料に溶け込んだ空気が排出される。排出された空気は始動時に、前述したような始動の遅延を生ぜしめる。本発明の逆止弁装置によって、高圧領域と低圧領域との間で所定の接続が形成され、この接続によって、場合によって高圧領域内に形成された負圧が解消される。
本発明による燃料噴射システムの有利な実施例によれば、逆止弁装置が、高圧入口と高圧出口と低圧接続部とを有している。2つの高圧接続部と1つの低圧接続部とを有する構成によって、存在する構成部分を変えることなしに、存在する燃料噴射システム内に組み込むことができるアダプタが形成される。このアダプタ若しくは逆止弁装置は、高圧ポンプのケーシング内、高圧ポンプと高圧燃料蓄圧器との間の管路内、又は高圧燃料蓄圧器の入口に取り付けることができる。アダプタ若しくは逆止弁装置は、高圧燃料蓄圧器の出口に、又は高圧燃料蓄圧器とインジェクタとの間の高圧管路内に設けてもよい。
燃料噴射システムの別の有利な実施例によれば、逆止弁装置が、高圧貫通孔を備えたアダプタケーシングを有していて、高圧貫通孔がアダプタケーシングの一端部に拡張された区分を有していて、該拡張された区分内に弁ブシュが配置されている。弁ブシュは有利な形式で高圧貫通孔を有しており、該高圧貫通孔は、アダプタケーシング内に形成された高圧貫通孔の延長部内に配置されている。高圧貫通孔の一端部には、例えば高圧ポンプ又は高圧燃料蓄圧器のための高圧接続部が設けられている。高圧貫通孔の他端部には、例えば高圧燃料蓄圧器又はインジェクタのための別の高圧接続部が設けられている。
燃料噴射システムの別の有利な実施例によれば、弁ブシュが盲孔を有していて、該盲孔内に弁ばねが配置されており、該弁ばねによって、弁球が低圧貫通孔の一端部に押し付けられ、該低圧貫通孔の他端部に低圧接続部が設けられている。低圧貫通孔及び弁球の形状及び寸法は、弁球が低圧貫通孔に当接した時に、弁球が低圧貫通孔の一端部を閉鎖するように設計されている。
燃料噴射システムの別の有利な実施例によれば、弁ブシュ内に接続溝が設けられており、該接続溝が前記盲孔を高圧貫通孔に接続するようになっている。高圧貫通孔内に負圧が形成されると、低圧貫通孔内の圧力は、ばね付勢された弁球が低圧貫通孔から持ち上がり、それによって燃料が低圧領域から低圧貫通孔及び接続溝を通って高圧貫通孔内に逆流するように作用する。
燃料噴射システムの別の有利な実施例によれば、弁ブシュが、半径方向に延在する貫通孔を有しており、該貫通孔が高圧貫通孔に接続されていて、弁スリーブ内に配置されており、該弁スリーブが、低圧領域に通じる開口と、高圧貫通孔に通じる開口とを有している。弁スリーブの2つの開口を介して、低圧領域と高圧領域との間の接続が形成されるようになっている。
燃料噴射システムの別の実施例によれば、高圧貫通孔に通じる弁スリーブの開口に弁球が当接している。開口及び弁球の形状及び寸法は、弁球が開口に当接すると開口が閉鎖されるように、設計されている。
燃料噴射システムの別の実施例によれば、弁球が弁ばねによって、高圧貫通孔に通じる弁スリーブの開口に当接保持されるようになっている。高圧貫流孔内に負圧が発生すると、低圧領域内の圧力は、弁球が弁ばねのプリロード力に抗して開口から持ち上がり、それによって燃料が低圧領域から高圧領域に逆流するように働く。
燃料噴射システムの別の有利な実施例によれば、弁ばねと弁球とが、弁スリーブの、高圧貫通孔内に突入する延長された区分内に配置されていて、該延長された区分が高圧貫通孔に向かって開放されている。これによって、逆止弁装置の組み付けが簡略化される。弁ばねと弁球とは、弁スリーブ内に予め組み込むことができる。これによって、予め組み込まれた弁スリーブを、弁ブシュ内に押し込むだけでよい。
燃料噴射システムの別の有利な実施例によれば、逆止弁装置が、高圧燃料蓄圧器の付加的な接続部内に組み込まれている。付加的な接続部は、低圧領域に通じる接続部を形成する。
燃料噴射システムの別の有利な実施例によれば、低圧接続部がインジェクタの戻し管路に接続されている。これによって管路長さを節約することができる。
本発明のその他の利点、特徴及び詳細は、以下に幾つかの実施例を用いて詳細が説明されている。この場合、請求項及び実施例の説明に記載された特徴は、それぞれ個別でも、又は任意の組み合わせでも本発明の必須要件をなしている。
図面
図1は、燃料噴射システムの概略図、
図2は、第1実施例による逆止弁装置の概略的な断面図、
図3は、第2実施例による逆止弁装置の概略的な断面図、
図4は、第3実施例による逆止弁装置の概略的な断面図である。
実施例の説明
図1には、コモンレール燃料噴射システムが概略的に示されている。燃料タンクとして示されている低圧容器1から、燃料フィードポンプ2によって燃料が接続管路3を介して高圧ポンプ4に供給される。接続管路3内にオーバーフロー弁6が配置されている。低圧容器1と燃料フィードポンプ2と接続管路3とは、低圧で負荷されており、従って低圧領域に対応配置されている。
高圧ポンプ4には圧力調整弁8が取り付けられており、この圧力調整弁8は、管路9を介して低圧容器1に接続されている。しかも高圧ポンプ4から高圧管路10が延在しており、この低圧管路10は、高圧で負荷された燃料を、コモンレールとも称呼されている高圧燃料蓄圧器12に供給する。高圧燃料蓄圧器12から、貫流制限器13を介在して高圧管路14が延在している。この高圧管路14は、高圧で負荷された燃料を高圧燃料蓄圧器12から複数の噴射弁15に供給する。これらの噴射弁15は、インジェクタとも称呼され、図面を見やすくするために図1には、これらの噴射弁15のうちの1つだけが示されている。従って、高圧管路10と高圧燃料蓄圧器12と高圧管路14と燃料噴射弁15とは、燃料噴射システムの高圧領域に対応配置されている。
燃料噴射弁14から、2つの区分16と17とを有している戻し管路が低圧容器1に延びている。戻し管路の2つの区分16と17との間に圧力保持弁18が接続されている。圧力保持弁18は戻し管路の区分16内において、燃料噴射システムの運転状態とは無関係に、燃料噴射弁15内における制御弁部材とピエゾアクチュエータとの間の連結室を充填できる約10barの最小圧力を維持するために用いられる。燃料噴射システムの運転は、電子式の制御器19によって制御される。高圧燃料蓄圧器12には圧力制限弁20が設けられており、この圧力制限弁20は戻し管路に接続されている。高圧燃料蓄圧器12内の圧力が所定の最大値を超えると、圧力制限弁20が開放し、高圧燃料蓄圧器12内の超過圧力が低圧領域内で解消される。
図1に示したコモンレールシステムにおいては、構造的な構成に基づいて漏れのないインジェクタを使用することができる。これによって、システムは停止状態において完全に気密であることが保証される。エンジン停止と再始動との間の温度差が非常に大きい場合に、高圧領域のシール性及び高圧領域内に位置する燃料容積の減少に基づいて、燃料内に溶け込んだ空気が排出される。排出された空気は、再始動時に容認できない始動時間の遅延を生ぜしめる。
不都合な始動時間遅延の原因となる、高圧システム内の低圧形成を避けるために、本発明によれば、高圧領域と低圧領域との間の所定の接続部が形成され、しかもこの場合、漏れによって運転中にシステム効率が劣化することはない。
本発明によれば、逆止弁装置によって、高圧領域と低圧領域との間の所定の接続部が形成される。逆止弁装置によって、システムの冷却中、例えばシステム停止時に、低圧領域と高圧領域との間の接続部が開放され、これによって燃料が低圧領域から高圧領域に逆流する。
図2には、本発明による逆止弁装置の実施例が概略的な断面図で示されている。高圧燃料蓄圧器12には、付加的な接続スリーブ21が溶接されている。接続スリーブ21は貫通孔22を有しており、この貫通孔22は、燃料高圧蓄圧器12内に開口し、外方に向かって深座ぐり24内に移行している。深座ぐり24内には弁ばね25が配置されており、この弁ばね25は弁球26に向かってプリロード(予備荷重)をかけられている。弁球26は、弁ばね25によって、接続部材28の漏斗状の開口部に気密な状態で保持される。接続部材28には、(図示していない)低圧接続管路が接続されている。
接続部材28は、キャップナット29によって接続スリーブ21に組み付けられている。燃料噴射システムの通常運転状態において、弁球26は、高圧で負荷された燃料が高圧燃料蓄圧器12から接続部材28を介して低圧領域内に達しないように、漏斗状の開口部27に当接している。高圧燃料蓄圧器12内に負圧が形成されると、弁球26は漏斗状の開口部27から持ち上がり、それによって燃料が低圧領域から接続部28及び貫通孔22を通って高圧燃料蓄圧器12内に達する。接続部材28は有利な形式でインジェクタの戻し管路に接続されている。
図3には、第2実施例による逆止弁装置の断面図が示されている。この逆止弁装置はアダプタケーシング31内に設けられており、このアダプタケーシング31は、ほぼ円筒形の形状を有している。アダプタケーシング31内で中央に高圧貫通孔が設けられており、この高圧貫通孔を通って、矢印で示されているように、高圧で負荷された燃料が高圧入口から高圧出口にガイドされる。高圧入口には例えば高圧ポンプ又は高圧燃料蓄圧器が接続されている。高圧出口には例えば高圧燃料蓄圧器又はインジェクタが接続されている。
中央の高圧貫通孔32の一端部は拡張された区分33に移行しており、この拡張された区分33に、弁ブシュ34が押し込まれているか若しくはねじ固定されている。弁ブシュ34は中央の高圧貫通孔35を有しており、この高圧貫通孔35は、前記高圧貫通孔32の延長部内に配置されている。アダプタケーシング31内に配置された、弁ブシュ34の端面に盲孔36が切欠き形成されている。この盲孔36内に弁ばね37と弁球38とが配置されている。弁ばね37は、弁球38が低圧貫通孔39の一端部に当接保持されるように、弁球38に対してプリロード(予備荷重)がかけられている。この低圧貫通孔39は、アダプタケーシング31内内において高圧貫通孔32に対して軸方向で平行に延在している。低圧貫通孔39の、弁球38とは反対側の端部には低圧接続部40が設けられている。弁ブシュ34内に設けられた盲孔36は、半径方向に延在する弁溝41を介して高圧貫通孔32に接続されている。この弁溝41は弁ブシュ34に切欠き形成されている。
燃料噴射システムの通常の運転中に高圧貫通孔32内に、低圧貫通孔39内よりも高い圧力が形成される。従って弁球38は、圧力差に基づいて、及び弁ばね37のプリロード力によって、低圧貫通孔39の内側端部に当接保持されるので、高圧で負荷された燃料が高圧貫通孔32から低圧貫通孔39に達することはない。高圧貫通孔32内に温度に基づいて低圧が生じると、弁球38が弁ばね37のプリロード力に抗して低圧貫通孔39の内側端部から持ち上がるので、燃料が、低圧領域から低圧貫通孔39及び弁溝41を通って高圧貫通孔32内に逆流する。
図4には、本発明による逆止弁装置の別の実施例の断面図が示されている。逆止弁装置は、ほぼ円筒形のアダプタケーシング44内に収容されている。アダプタケーシング44は、中央の高圧貫通孔45を有しており、この高圧貫通孔45の両端部にそれぞれ1つの高圧接続部が配置されている。アダプタケーシング44は、図3に示したアダプタケーシング31と同様に、高圧ポンプのケーシングにも、また高圧ポンプと高圧燃料蓄圧器との間の管路内、若しくは高圧燃料蓄圧器の入口にも取り付けることができる。このアダプタケーシングは、管路長さを相応に適応させることによって、高圧管路内にも取り付けることができる。
アダプタケーシング45内の中央の高圧貫通孔45は、一端部で拡張された区分46内に移行しており、この区分46内に、弁ブシュ47が押し込まれているか若しくはねじ固定されている。弁ブシュ47も中央の高圧貫通孔48を有しており、この弁ブシュ47の高圧貫通孔48は、前記アダプタケーシング44の高圧貫通孔45の延長部に配置されている。弁ブシュ47の中央の高圧貫通孔48の直径49は、アダプタケーシング44の中央の高圧貫通孔45の直径と同じである。また、弁ブシュ47内に半径方向の貫通孔51が設けられており、この貫通孔51は、中央の高圧貫通孔48から延びていて、半径方向の貫通孔50と同軸的に合致してアダプタケーシング44内に配置されている。
半径方向の貫通孔51内に弁スリーブ52が押し込まれており、この弁スリーブ52は、両端部が閉じられている円筒形周壁の形状を有している。弁スリーブ52の一端部は、アダプタケーシング44の外周面と面一に(同一面を成して)配置されている。弁スリーブ52の他端部は中央の高圧貫通孔48内に突入している。弁スリーブ52は、高圧貫通孔48の内径49よりも著しく小さい内径53を有している。
高圧貫通孔48内に突入する、弁スリーブ52の端部には、延長された区分55が取り付けられており、この区分55は穿孔されている。弁スリーブ52の延長された区分55内には、弁球57と弁ばね56とが配置されている。弁球57は、プリロードのかけられた弁ばね56によって弁スリーブ52内の開口部58に当接保持されている。また、弁スリーブ52は開口部61を有しており、この開口部61は、弁スリーブ52の内室と低圧貫通孔63との間の接続部を形成する。この低圧貫通孔63は、高圧貫通孔45に対して軸方向に平行に弁ブシュ47及びアダプタケーシング44を通って延在している。低圧貫通孔63の外側端部に低圧接続部65が設けられている。
燃料噴射システムの通常運転中は、高圧貫通孔45内に低圧貫通孔63内におけるよりも高い圧力が形成される。この圧力差と、弁ばね56のプリロード力とによって、弁球57は、高圧領域と低圧領域との接続が形成されないように、弁スリーブ52の開口58に当接保持される。高圧孔45内に負圧が形成されないと、弁球57は開口58から持ち上がるので、燃料は低圧領域から低圧貫通孔63及び弁スリーブ52を通って高圧貫通孔45内に逆流する。
燃料噴射システムの概略図である。 第1実施例による逆止弁装置の概略的な断面図である。 第2実施例による逆止弁装置の概略的な断面図である。 第3実施例による逆止弁装置の概略的な断面図である。

Claims (11)

  1. 燃料噴射システム殊にコモンレールシステムであって、低圧領域を有しており、該低圧領域から燃料が高圧ポンプ(4)によって高圧で負荷されて、高圧燃料蓄圧器(12)に供給され、該高圧燃料蓄圧器(12)から複数のインジェクタ(15)に燃料が供給され、これらのインジェクタによって、高圧で負荷された燃料が内燃機関の燃焼室内に噴射され、高圧ポンプ(4)と高圧燃料蓄圧器(12)とインジェクタ(15)とが高圧領域に対応配置されている形式のものにおいて、
    低圧領域と高圧領域との間に逆止弁装置が介在されていて、それによって、高圧領域内に負圧が形成されると燃料が低圧領域から高圧領域に達するようになっていることを特徴とする、燃料噴射システム。
  2. 前記逆止弁装置が、高圧入口と高圧出口と低圧接続部(40;65)とを有している、請求項1記載の燃料噴射システム。
  3. 前記逆止弁装置が、高圧貫通孔(32;45)を備えたアダプタケーシング(31;44)を有していて、高圧貫通孔(32;45)がアダプタケーシングの一端部に拡張された区分(33;46)を有していて、該拡張された区分(33;46)内に弁ブシュ(34;47)が配置されている、請求項2記載の燃料噴射システム。
  4. 弁ブシュ(34)が盲孔(36)を有していて、該盲孔(36)内に弁ばね(37)が配置されており、該弁ばね(37)によって、弁球(38)が低圧貫通孔(39)の一端部に押し付けられ、該低圧貫通孔(39)の他端部に低圧接続部(40)が設けられている、請求項3記載の燃料噴射システム。
  5. 前記弁ブシュ(34)内に接続溝(41)が設けられており、該接続溝(41)が前記盲孔(36)を高圧貫通孔(32)に接続する、請求項4記載の燃料噴射システム。
  6. 弁ブシュ(47)が、半径方向に延在する貫通孔(51)を有しており、該貫通孔(51)が高圧貫通孔(45)に接続されていて、弁スリーブ(52)内に配置されており、該弁スリーブ(52)が、低圧領域に通じる開口(61)と、高圧貫通孔(45)に通じる開口(58)とを有している、請求項3記載の燃料噴射システム。
  7. 高圧貫通孔(45)に通じる弁スリーブ(52)の開口(58)に弁球(57)が当接している、請求項6記載の燃料噴射システム。
  8. 弁球(57)が弁ばね(56)によって、高圧貫通孔(45)に通じる弁スリーブ(52)の開口(58)に当接保持される、請求項7記載の燃料噴射システム。
  9. 弁ばね(56)と弁球(57)とが、弁スリーブ(52)の、高圧貫通孔(45)内に突入する延長された区分(55)内に配置されていて、該延長された区分(55)が高圧貫通孔(45)に向かって開放されている、請求項8記載の燃料噴射システム。
  10. 前記逆止弁装置が、高圧燃料蓄圧器(12)の付加的な接続部(21)内に組み込まれている、請求項1記載の燃料噴射システム。
  11. 低圧接続部(28;40;65)がインジェクタの戻し管路に接続されている、請求項1から10までのいずれか1項記載の燃料噴射システム。
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